産前は、やさしくて気づかいのできる義母が大好きで、毎月お互いの家を行き来するほど関係は良好でした。しかし、産後は義母の孫フィーバーが炸裂。初めてのお宮参りが、まさか義母のせいで苦い思い出になるとは……。 相談なくお宮参りを勝手に仕切る義母コロナ禍での出産だったため、夫と義両親を子どもに会わせてあげることができたのは退院日でした。やっと夫にも会えてほっとしたのも束の間、義母の放った言葉に衝撃を受けました。 義母は孫を抱っこしながら唐突に「お宮参りは〇〇日にして、〇〇神社にしようね! 子どもの衣装は何でもいいよね? 私のお友だちに衣装を借りといたから嫁ちゃんは準備しなくていいよ!」と……。義母は私に何の相談もなくすべて決めてしまっていたのです。 初めてのお宮参りを楽しみにしていたこともあり、義母の行動に怒りが湧きました。いろいろと言いたいことはありましたが、そのときは義母の言葉に頷くことしかできなかったのでした。 夫に義母の暴走を止めてもらう義両親が帰宅後、義母の行動に納得がいかず夫へ相談。今後の関係も考え、角が立たないよう夫から義母にお宮参りについて4つのことを伝えてもらいました。 1.夫が仕事で忙しいため、義母が指定した日はお宮参りに行けない。日程はこちらで決める。 2.産院から長距離の移動は避けるように言われているため、義母が指定した神社(車で片道1時間)には行けない。わが家の近くでお宮参りをする。 3.前撮りをする予定の写真館から無料で衣装を借りることができるため、義母の知人から借りなくていい。 4.新型コロナの影響でご祈祷ができるのは実両親と子ども限定のため、お宮参りは家族3人で行く。夫の話を義母は理解してくれたようでしたが、どうしてもお宮参りには一緒に行きたいと言うのです。結局、私たち3人がご祈祷をしている間、義両親は神社の外で待機してもらうということで話がまとまりました。 お宮参り当日、義母の行動にモヤモヤ夫が義母を説得してくれたおかげで、日程や神社、衣装もこちらで選ぶことができ、無事にお宮参り当日を迎えました。家族3人でご祈祷を済ませ、神社の外で待っていてくれた義両親と合流。義母に子どもを抱っこさせ、みんなで記念撮影というとき、義母が義父にカメラを、私にスマホを渡して「写真撮ってちょうだい」と頼んできたのです。 義母が子どもと夫と3人で撮影するのはいいのですが、おなかを痛めて死に物狂いで産んだのは私なのに、なぜひたすらカメラマンのような扱いをされているんだろうとモヤモヤ……。カメラに向かって決め顔をする義母と、この状況に何も言わない夫に腹が立ちました。しかし、何も言えなかった私は歯を食いしばり3人の写真を撮影したのでした。 今考えると義母は産後で疲れている私に気をつかって、いろいろと準備してくれたのかもしれません。その後、息子の行事に参加してもらう際は、事前に「私が〇〇を準備するのでお義母さんは何も用意しなくて大丈夫ですよ」など具体的に伝えています。そうすることで、今は義母の行き過ぎた気づかいを回避することができ、お互い程よい距離感を保っています。 作画/キヨ著者:米久 熊代0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2021年11月09日この漫画は書籍『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』(著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか)の内容から一部を掲載しています(全15話)。 ■前回のあらすじお互いの家族で驚いたことを発表していくうちに、とあることが分かっていきました。その内容とは…。夫婦会議によってさまざまなすれ違いや問題を解決してきたふたり。今度起こったのは、長女ミトちゃんの「お宮参り」についての問題のようで…。「家族」というあやふやな定義。「自分たちと子どもだけ」と考えるダイチさんと、「自分の両親、兄弟も含めて家族」と考えるコトミさん。平行線をたどりそうな難しい問題に、ふたりの出した結論は…。次回に続く(全15話)「夫婦のミゾが埋まらない」連載は8時更新! 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか(KADOKAWA) ¥1,265(税込) \ この後どうなる!? /書籍「夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学」はこちら 子どもだけでなく、家族が幸せであるためには、夫婦間でのすれ違いを解消することが必要不可欠。著者が実体験を通じて考え、学び、たくさんのファミリーの悩みを解決して確立した、さまざまな家族の問題を乗り越えるための「夫婦のパートナーシップ学」。人気の漫画を無料で試し読み!
2021年08月27日子供の記念写真は、親にとって一生の宝物です。また、子供が大きくなった時に見返すのも楽しいものでしょう。お宮参りの記念写真が話題に赤ちゃんが生まれてからおよそ1か月後に、近所の氏神様に初めてお参りする、『初宮参り』。めんた(@mentatata_)さんは、娘さんの初宮参りでの記念写真をTwitterに公開します。すると「笑いすぎて変な声が出た」「かわいすぎる」などの声が上がり、多くの人が笑顔になりました。写真を見返しためんたさんが「自分、めっちゃおもろい子を産んだやん」と笑ってしまった4枚がこちら!うちの子のお宮参りスタジオ写真見て〜自分めっちゃおもろい子産んだやんって思って毎日楽しかった(笑)表情がさ、生後1ヶ月の赤ちゃんじゃないんだよな(笑) pic.twitter.com/uV4PExUmpc — めんた1y (@mentatata_) August 17, 2021 写真には、眉間にシワを寄せて拳を握り、とても渋い表情で写る娘さんが!きっと初めての経験に緊張してしまったのでしょう。写真からあふれ出る、『重鎮感』はまさか生後1か月とは思えないですね…!ネット上では娘さんの写真を見て、吹き出してしまう人が続出しています。・かわいすぎる…!ベテラン演歌歌手みたいで、声を出して笑いました!・ガッツポーズをしてる姿、原監督かな?1か月とは思えない貫禄!・1、2枚目で笑いをギリギリこらえたけど、3、4枚目でもうダメでした!・かわいくて疲れが吹き飛びました。背景とのギャップがすごい!かわいらしい娘さんの写真。数年後、写真を見返して笑い合う家族の姿が目に浮かびますね![文・構成/grape編集部]
2021年08月19日わが家の娘のお宮参りは、とても寒い2月におこないました。私たち夫婦にとって退院後に初めておめかしをして、娘と一緒におでかけをする機会ということもあって、寒くてもお宮参りを満喫したいという思いがありました。お宮参りを満喫するため、私たちが実践した3つのことをお話しします。 早朝からのお参りで混雑を避ける私には、お宮参りのときは神社で撮影をしたい! という夢があったので、出張サービスのカメラマンに写真撮影の依頼をしました。すると、神社での撮影は人の写り込みが多く、それを防ぐために早朝からの参拝のほうが良いとカメラマンから言われました。 はじめは早朝からのお宮参りなんて寒くて娘もかわいそうかなと不安でしたが、早朝からにして大正解でした。 お宮参りをした神社は有名な観光地のため年中参拝客が多く、駐車場に車を停めるのもひと苦労……。ところが、早朝にしたため本堂の近くまで車で行くことができ、さらに人も少なかったので、私たちのペースでお参りと撮影を満喫することができました。 両親と義両親にも協力を要請 私はお宮参りに色留袖を着て参拝しました。そのため、抱っこがしにくくて大変でした。しかし、当日は私たち夫婦のほか、両家の両親が一緒で大人が6人もいたので、交代しながら抱っこをすることで乗り切ることができました。 娘が人見知りしないようにと、出産してから両実家へ頻繁に帰省していたので、娘も嫌がることなくスムーズに抱っこを交代してもらえたのでよかったです。おじいちゃん、おばあちゃんたちも喜んでくれたので、お願いしやすかったです。 家族みんなで防寒対策当日は凍えるように寒い日だったので、防寒対策はたくさんしていきました。お宮参りのあとにはレストランに行く予定だったので、娘の服装は温度調節がしやすいように重ね着を心がけました。セレモニードレスを上に着せるので、目立たない色の薄手の肌着を3枚、白い靴下を2枚、さらに白いレッグウォーマーも履かせました。 おくるみも抱っこひも用かつ、裏がボアになっていて後ろでひもを結んで固定できるものを持って行ったので便利でした。おくるみがずれてこないように母と義母が押さえておいてくれたので、極寒でしたが何とか乗り切ることができたのです。 お宮参りをするにあたり、ママになったばかりの時期で赤ちゃん連れの外出にも慣れていなかったので、心配事もたくさんありました。でも家族そろってでのおでかけだったので心強かったです。寒いなかでのお宮参りでどうなることかと思いましたが、きれいな写真もたくさん撮れて、いい思い出になりました。 ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出の際には自分だけではなく周りの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO著者:河井あやの1児の母。営業職をしていたが出産を機に離職。現在は家事・育児の合間に英語教室を開催。自身の体験をもとに、主に家事、育児、教育に関する記事を執筆している。
2020年12月10日赤ちゃんが誕生してから最初に迎える行事が「お宮参り」です。赤ちゃんのすこやかな成長を祝って氏神様にお参りに行ってから、食事会を開くのが一般的です。女の子のお宮参りの時期やその流れ、適した服装について詳しく紹介していきます。まずはお宮参りについて知ろう子どもが産まれると、さまざまなイベントがあります。お宮参りは、生後1ヶ月くらいの時期に行う行事です。女の子のお宮参りをするときに適した時期や、お宮参りの目的について理解しておきましょう。女の子のお宮参りの時期男の子は『生後31日目』、女の子は『生後32日目』にお宮参りをするのが一般的だといわれています。だからといって、必ずしもその日に行わなければいけないわけではありません。実際に、ピッタリ生後32日目にお宮参りを行うのは難しい人がほとんどでしょう。時期によっては暑すぎたり寒すぎたりすることもあるので、無理にお宮参りを行うことで、赤ちゃんや出席者の方に負担がかからないように気をつけたいものです。また、お互いの祖父母を招待したり、パパママの休みの都合に合わせたりすることを考えると、土日祝日になってしまうご家庭が多いようです。厳密な日程にこだわるよりも、皆が集まりやすく過ごしやすい日を選んだ方が、赤ちゃんも出席される方も楽しく過ごせるでしょう。お宮参りの目的お宮参りは、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたことの感謝と、すこやかな成長を願うために行います。お宮参りは地域の氏神様に参拝するので、ママやパパの地元や現在住んでいるところの神社を選ぶのが一般的です。近年は、地域にこだわらず、自分たちで好きな神社を選んで参拝するケースも多いようです。そもそもお宮参りは何をするの?お宮参りは、赤ちゃんが産まれてから行うイベントであり、パパママの両親や親戚を招いてのお披露目を兼ねていることもあります。お宮参りをスムーズに進行するためにも、その流れや参列者などについて詳しく見ていきましょう!お宮参りの流れお宮参りをするときは、事前に参拝する神社を決めて予約を取っておくことをおすすめします。併せて、祈祷のお礼に当たる『初穂料』も確認しておきます。神社に連絡をするときに混雑状況・控え室や授乳室の有無・祈祷の時間などを聞いておくと、赤ちゃんや参列者の負担を少なくできるでしょう。当日は、時間になったら神社の社務所に出向いてから初穂料を収め祈祷をしてもらいます。祈祷後は、そのままレストランや料亭などに出向いて食事会を開くご家庭が多いようです。赤ちゃん連れでもOKで、場所や時間、また過ごしやすいお店を見つけて、事前に予約しておくと安心です。赤ちゃんの準備に時間がかかることも考えられるので、時間に余裕を持ってスケジュールを組むようにしておくと、慌てずに済みますよ。お宮参りに参列する人は?昔は、赤ちゃんとパパと父方の祖父母が、お宮参りの正式な参列者だといわれていました。ですが、現代ではママ・パパ・両家の祖父母が参加するのが一般的です。しかし、地域や祖父母の考え方によっては、昔からの習わしに従って行いたいという要望もあるかもしれません。場合によっては、祖父母の考えなども事前に聞いておくことで、当日スムーズにお参りができるでしょう。ただしパパ・ママ、共に実家が遠方である場合やママとパパと赤ちゃんだけでお宮参りを行うこともあります。お宮参りの参加者などは、赤ちゃんである両親の考え方を大事にしながら、祖父母や親戚の参加をパパ、ママ合意の上で決めていくことをおすすめします。簡易的なお宮参りもあるお宮参りに出かけるからといって、どうしても祈祷が必要というわけではありません。パパとママ・赤ちゃんだけで近所の神社でお参りする簡易的なお宮参りもあります。お互いの祖父母の考え方と食い違うこともあるので、事前に両家にはお伺いを立てておきましょう。そのうえで、パパとママならではのお宮参りのスタイルを選んでいきましょう。服装はどんな物を着ればよい?お宮参りには適した服装があるので、マナーに合わせた服装で出かけることが大切です。ママ・パパ・赤ちゃん、それぞれがお宮参りで身に着ける服装のポイントについて、理解しておきましょう。赤ちゃんはベビードレスに祝い着が一般的白絹で作られた赤ちゃん用の産着を掛けるのが正式な祝い着で、女の子は赤系の色・花や手毬模様が施されているタイプが一般的です。しかし、赤ちゃん用の正装は高価でその後身に着ける機会も少ないので、ベビードレスだけを着せるケースが増えてきています。また、ベビードレスの上から祝い着を羽織るスタイルも多く見かけます。祝い着を着せる場合も、レンタルやお下がりを活用しているママやパパがたくさんいますよ!【産着・祝着レンタル4点セット】商品名:女児産着(祝着)・子供着物 レンタル価格:3,980円 (税込) 産着・祝着レンタル詳細はこちら(楽天) 【お宮参りセレモニー用ベビードレス】商品名:お宮参りセレモニー用ベビードレス お帽子付き2点セット価格:¥3,132 セレモニー用ベビードレス詳細はこちら(Amazon) 【お宮参り用袴カバーオール】商品名:Sweet Mommy 袴 ロンパース ベビー 着物 カバーオール参考価格:¥7,344 お宮参り用袴カバーオール詳細はこちら(Amazon) ママパパはスーツ・洋装でOKママやパパの服装はスーツなどの洋装が一般的です。パパの場合、冠婚葬祭で使うブラックフォーマルか、ダークグレーやブラックといった普段用のスーツで大丈夫です。ママは授乳のしやすさや産後の体形カバーを考えて、ワンピースを選ぶ人が多いようです。ワンピースも、子どもの入園式などに使える物を選べば長く愛用できますね。【ママ用授乳ワンピース】商品名:Milk tea 授乳服 フォーマル ワンピ価格:¥7,420 フォーマルワンピース詳細はこちら(Amazon) 本格的にしたいなら着物赤ちゃんに祝い着を着せるときは、ママも合わせて着物を着用することがあります。お宮参りはあくまでも赤ちゃんが主役なので、ママは落ち着いた色合いの訪問着や色留袖を選ぶのがおすすめです。着物は着付けやヘアスタイルに時間がかかり、授乳もやりづらいので無理のない範囲で身に着けるようにしましょう。【ママお宮参り用レンタル着物】商品名:桂由美ブランド ハイクラス訪問着 レンタル価格:24,800円 (税込) ママお宮参り用レンタル着物詳細はこちら(楽天) 事前準備をしっかりとして当日を楽しんで初めてのお宮参りのときは、何から手を付けてよいのかわからず不安になるでしょう。お宮参りは赤ちゃんのすこやかな成長と誕生を祝うイベントなので、神社選びや予約、服装のマナーなど、事前に理解しておきたいポイントを押さえることが大切です。準備をしっかりとやっておくとトラブルも起こりにくくなり、何かあっても冷静に対応できるようになりますよ。赤ちゃんが産まれてから初めて迎えるイベントなので、当日はママもパパも一緒になって楽しみましょう!
2019年09月23日「赤ちゃんがこれから元気にすくすくと成長していきますように」。そんな願いを込めて行われるお宮参り。多くの人が人生で何回もあるイベントではないので、わからないことだらけなのではないでしょうか。そこで今回は、お宮参りのときの赤ちゃんや家族の服装について解説していきます。■お宮参りのときの服装ってどうすればいいの?お宮参りは、赤ちゃんや家族にとって大切なイベント。ママやパパ、祖父母の服装も悩みどころですよね。神様にご挨拶する日でもあるので、普段よりも少しかしこまった、背筋の伸びるような服装を意識して選びましょう。▼和装か洋装かそろえると◎服装に悩んだときは、家族の印象がバラバラにならないように和装か洋装、どちらかで統一するのがおすすめです。統一しておくことで、家族の足並みがそろった印象がありますよね。赤ちゃんに祝い着を着せるなら、和装で統一するのもいいでしょう。赤ちゃんの祝い着の艶やかさを引き立たせるためにも、女性はシンプルな色留袖や訪問着、色無地を選んでみてはいかがでしょうか。赤ちゃんやママが和装でも、パパはスーツというスタイルが多いようです。もし、男性も和装で統一するなら、一つ紋や三つ紋入りの羽織り袴を選ぶのがポイントです。洋装では、お祝い事にふさわしいパステルカラーがおすすめ。フォーマルスーツやワンピースで、爽やかにお宮参りを楽しみましょう。▼季節による寒暖にも注意赤ちゃんの夏の服装は、通気性があって汗を吸い取りやすいものをチョイスしてください。冬の服装の注意点は、足元。足元は冷えやすいので、衣類でガードしてあげましょう。肌着もはだけてしまいがちなので、冷たい風が入らないようにしっかりと留めておいてくださいね。お宮参りの季節が真夏・真冬にさしかかる場合には、無理な計画をせず、時期をずらしたほうが安心です。大人でも体温調節が難しい季節ですから、赤ちゃんが気温や湿度に順応できない可能性があります。■お宮参りの服装:赤ちゃんお宮参りの赤ちゃんの服装は、肌着の上にベビードレスを着せ、その上から祝い着をかけるのが一般的になっています。しかし正式なお宮参りの服装は、肌着の上に白羽二重の内着を着せ、その上から紋入りの祝い着をかけるのが伝統的な着せ方。男の子の祝い着は、「のし目模様」の鷹や兜などの柄が多く、黒色や紺色・灰色・白色が主流。女の子の祝い着は、「友禅模様」の蝶や手毬・花の柄などの柄で赤や桃色が定番のようです。祝い着やベビードレスは、購入派やレンタル派、おさがり派など、さまざま。自分たちに最適な方法でそろえられるといいですね。■お宮参りの服装:母親赤ちゃんにとってもママにとっても、お宮参りは大切な日。美しい服装で写真を撮影して、思い出として形に残しておきたいものですよね。赤ちゃんの祝い着に合わせて、和装にするのもすてき。ワンピースやブラウスなどの洋装でお宮参りをする人も増えていますよ。赤ちゃんの服装や、産後の肥立ちの経過、季節などを考慮して、ママの服装も決めてくださいね。無理に正装にこだわらず、臨機応変に選びましょう。▼和装お宮参りで着物を着るママは、思ったほど多くはありません。あえて和装を選び、しきたりを重んじ日本文化を大切にしている女性は、凛としてすてきですよね。お宮参りで赤ちゃんと同じ着物の着用を考えている方は、主役の赤ちゃんより派手な着物を着用しないことが暗黙のルールです。ゴージャスで目立つ着物は避けましょう。淡い色合いで、上半身が無地、裾におめでたい柄が入ったものが色留袖。訪問着になると、肩から裾にかけて模様が入っています。いずれも無地の部分が多く、カラーも控えめなものが多いので、お祝いの席にはどこにでも着ていけますよ。1着持っておくと、今後も使えるでしょう。普段から着物を着慣れていないと、草履の歩きにくさや着物の動きにくさで、疲労感がドッと押し寄せます。また、帯でおなかを締め付けるので、体調が悪いときには注意が必要です。▼洋装お宮参りの服装で人気なのがワンピースです。ストンとしていて、産後のデリケートなおなかを圧迫しないのがメリット。季節によって素材をチョイスできるのも、特徴のひとつですよ。夏にも涼しく最適です。子どもが誕生すると、宮参りをはじめ、七五三、入園・入学式と、お祝いの席が増えます。長く着られるように、飽きのこないデザインを選ぶことも大切。ジャケットとセットのものを選んでおけば使いまわせますね。また、スーツを着る場合は、シャツを着用するのでフロント部分が開けられます。シャツのボタンを開けるだけで、手軽に授乳できますよ。黒や紺などのダークカラーが基本ですが、トップスかボトムス、いずれかがダークカラーであれば問題ありません。▼授乳はどうする?母乳で育児を進めている方は、和装やワンピースにしてしまうと、授乳が難しい状態になってしまいます。そこで、あらかじめ哺乳瓶に慣れさせておくと、ミルクで対応できますね。ワンピースには、授乳口が付いているタイプのものが販売されていますので、利用してみるのもいいでしょう。スーツなら、授乳ケープを利用して場所を選ばず授乳が可能です。用意しておくことをおすすめします。お宮参りの日に参拝以外の予定(食事や記念撮影)がある場合には、母乳パッドや搾乳機も準備をしておくといいでしょう。授乳の負担が少なく、洋服を汚す心配もありません。■お宮参りの服装:父親パパのお宮参りの服装は、スーツが一般的です。正装ではブラックのフォーマルスーツが望ましいですが、完全にブラックではなくても問題ありません。ただ、やはり無難なダーク系にしておくのがおすすめです。ブラックスーツの場合には、ネクタイはシルバーやホワイト系を選びます。ビジネススーツの場合には、明るめの爽やかな色で祝いの日を演出してみてくださいね。ブラックスーツで注意したいのが、光沢感やデザインです。ストライプなどの模様が入っているものはNG。和装にする男性は少ないですが、選ぶなら一つ紋や三つ紋付きの羽織り袴を選びましょう。神様に誕生の報告をして、赤ちゃんの成長を願う神聖な日なので、父親らしくビシッと決めてくださいね。■お宮参りの服装:祖父母お宮参りに祖父母が一緒だと、とても心強いもの。家族で服装を統一したい場合は、祖母へ服装の相談をしておいた方がいいでしょう。特に父方の祖母が赤ちゃんを抱っこして、お参りをする風習がありますので、赤ちゃんが正式な祝い着の場合には、祖母も訪問着や色留袖、紋付の羽織といった和装で揃えるとバランスが整うでしょう。洋装の場合は、祖父母とも黒や紺などの落ち着いた色のスーツが定番です。事前にお宮参りの日取りが決まったら、当日の服装について相談しておきましょう。家族ですから、同じグレードの服装を意識してくださいね。ママはしっかり正装なのに、祖父母だけ略礼装では、祖父母の立場がありません。■お宮参りの服装:兄弟・姉妹上の子の服装に頭を悩ますママも多いようです。兄弟・姉妹の衣装も祖父母同様にほかの家族と同じグレードの服装を意識し、家族全体のバランスを配慮します。女の子なら白襟付きの紺のワンピース、男の子なら白シャツにセーター、黒のズボンなど入園式などの行事でも使えるようなフォーマルな服装を選ぶとよいでしょう。■お宮参りに衣装をレンタルする場合は?最近ではネットでも簡単に赤ちゃんの祝い着をレンタルすることができます。安いところで5000円以内で借りられるレンタルサービスもありますが、1万台前半が相場のようです。レンタルする場合は、帽子やお守り袋、よだれかけなど、小物付きのセット料金なのかも事前に確認しておくと安心ですよ。■お宮参りでNGな服装とは?お宮参りで注意したい服装とは、どのようなものがあるのでしょうか。特に、こういった服装はダメといったルールがあるわけではありませんが、例えば、肌の露出が多いものや、カジュアル過ぎる服装は、場違いになってしまうようです。▼お宮参りのNG:女性の生足ワンピースやスーツなどを着用する場合、生足は厳禁。裸足で靴をはいたり、靴下の着用は避け、必ずストッキングをはきましょう。夏の時期だと、暑さからストッキングの着用を嫌がる人がいます。しかし、汗でスカートの生地が肌にまとわりついてしまうので、ストッキングなしも不快感がありますよ。神社では、肌の露出を避けることもマナーのひとつです。生足は避けるようにしましょう。▼お宮参りのNG:肌の露出お宮参りに着用するワンピースやスーツのスカート。丈が極端に短くはありませんか? 服装を選ぶ際には、スカート丈もしっかりとチェックしましょう。また、いくら暑い季節だからといっても、胸元が大きく開いて、谷間が見えるような服装はNGです。薄い素材で透け感のあるものも好ましくありません。出産後に体型が変化してしまうと、膝丈だったはずのスカートが上に上がってきてしまうこともありますよね。出産前に愛用していたものを着るときには、現段階でもサイズが合っているのかを確認してくださいね。▼お宮参りのNG:ジーンズなどカジュアル着お宮参りでは、正装とされる和装(男性は黒のスーツ)以外の服装はすべてカジュアルとなります。ママが着用するワンピースも、正装ではなくカジュアルとなります。そのため、ジーンズやTシャツなどの普段着をお宮参りで着るのは、もってのほかといえますね。▼お宮参りのNG:スニーカーなどカジュアルな足元お宮参りにいく神社には、砂利や小石が敷いてあって、滑りやすく歩きにくい場所もあるでしょう。だからといってスニーカーなど、足元をカジュアルにするのはNGです。和装では草履、洋装ではパンプスなどを選びましょう。装いにあった履物を選ぶことも、お宮参りの服装マナーのひとつ。産後で足元に気を付けたいときは、ヒール部分がフラットに近いパンプスも数多く販売されているので、そういったものを選びましょう。■お宮参りの時期お宮参りは、赤ちゃんが生まれてから約30日後に行うものとされています。しかし、実は明確な時期は設定されていません。赤ちゃんの体調やママの産後の肥立ち、祖父母や夫の予定をみながら、家族にとってベストな日を選ぶようにしましょう。一般的には、100日祝いの前までに参拝することが理想ですが、あくまで目安として覚えておきましょう。せっかくのお宮参りですから、日柄のいい大安や先勝、先負に祈祷の予約をする方が多いようです。七五三などと違って、時期が集中して混雑するということはありませんが、休日で日柄の良い日は混雑することも。早めの予約で余裕をもった日程を立てたほうが、焦らなくていいですね。■お宮参りの場所お宮参りは、基本的に地元の身近な神社へ参拝して、赤ちゃんの今後の健康や成長を祈願するものです。特別な理由がない限りは、家からアクセスしやすい神社をチョイスしてくださいね。お宮参りの日に、写真撮影や食事会などを一緒に検討している方も多いでしょう。写真館や食事処も近くにある場所なら、スムーズにスケジュールを進行できますよ。■お宮参りの初穂料について初穂料とは、神社への奉納金です。別名、玉串料とも呼ばれていて、祝いののし袋に包んで準備します。平均的な金額は5,000円~10,000円ですが、お住まいのエリアによって相場が違いますから、事前にチェックしておいてもいいでしょう。最低価格は3,000円からのところが多くなっています。祈祷を申し込まれる方は、事前に問い合わせしてみるといいかもしれません。■お宮参り後の食事についてお宮参りのあとにお祝いの食事会をする家庭もあります。赤ちゃんのことを考えると、座敷のあるお店がおすすめです。おむつ替えにも便利ですし、赤ちゃんを安定した場所で寝かせてあげることもできます。座敷のあるお店で個室を予約しておけば、授乳の際も他人の目を気にせずにすみますね。ほかのお客さんのテーブルとは区切られた個室なら、赤ちゃんの泣き声も「迷惑になってしまう…」と気にしすぎることもありません。ママの服装によっては、授乳ケープなども用意して、義両親の視線を気にせず授乳できるようにしておきましょう。■楽しい服装で楽しいお宮参りを主に、お宮参りの服装についてご紹介してきました。本記事を参考にして、準備を進めてくださいね。なによりも大切なのは、授乳でゆっくり眠れなかったり、産後の体調不良だったりが残っている時期に、無理してお宮参りを計画しないこと。お宮参りに食事会と、長丁場の外出になるので、ママがいちばんラクできる服装を選ぶことも大切です。すてきな服装で、笑顔があふれるお宮参りになることをお祈りしています!参考サイト: ・ウーマンエキサイト「お宮参りのマナーやしきたりすべての疑問を解決!」 ・お宮参りガイド ・お宮参りの輪「お宮参りの服装!父親の定番スーツの選び方とネクタイ・シャツのマナー」 ・晴れ着のアレコレ「お宮参りの時、赤ちゃんや両親はどんな着物を着るの?」
2018年09月27日お宮参りが生まれたばかりの赤ちゃんとの初めての外出という人もいるのではないでしょうか。「初めての外出、どんな準備をすればいいの?」「お宮参りって何の意味があって、どんなことをするの?」。両家の両親とのお付き合いやマナーなど知りたいことがたくさんあることと思います。今回はママの不安や疑問を解消する項目をまとめました。■お宮参りとは?基本情報「お宮参り」とは赤ちゃんの誕生をお祝いし、生まれて初めて神社に参拝することです。「初宮参り」や「初宮詣」とも呼ばれます。一般的に男の子は生後31~32日目、女の子は生後32~33日目に行うものとされていますが、北海道・東北地方・北陸地方などでは生後100~120日目とされており、地域によって行うべき時期には違いがあるので確認してみてください。お宮参りでは、神社で祝詞(のりと)をあげておはらいしてもらうことができます。ここではお宮参りの意味、神社の選び方、時期やかかる費用、誰が参加するのかなど、基本情報をご紹介します。▼お宮参りをする意味お宮参りは、赤ちゃんが健やかにすくすく成長することを祈願して行われるお祝いの儀式です。氏神様(その土地の神様)に赤ちゃんの誕生を奉告し、地域の一員として認めてもらうという意味もあり、お宮参りをするとその神社の神様に一生涯見守られるといわれています。ある調査によると、8割以上の人がお宮参りを実施しているということですが、必ずしも行わなければならない行事ではありません。赤ちゃんやお母さんの体調、家族や親族の希望や都合を含めて総合的に行うかどうかの判断ができると良いですね。赤ちゃんが生まれると、それまでとは生活がガラッと変わります。常に自分のことよりも赤ちゃんを優先させなければならず、分からないことだらけで不安になることも多いでしょう。お宮参りを、赤ちゃんだけでなく、最初の1カ月を無事に乗り切った家族全員のお祝いととらえてみるのはいかがでしょうか。▼お宮参りをする神社の選び方しきたりからすると氏神様がまつられている神社にお参りするのが良いでしょう。お宮参りには赤ちゃんの誕生をお祝いし、神様に奉告する意味がありますので、安産祈願をされた方は同じ神社が良いかもしれません。しかし、古くからの慣習の意味合いは薄れてきており、お宮参りをする神社は都合に合わせて自由に選んでも問題ありません。生まれたばかりの赤ちゃんとのお出かけは、想像以上に大変です。駅から近い、駐車場から歩く距離が少ないなど、赤ちゃんとご自身の都合に合わせて候補を出してみてください。神社によって記念品を授与されたり、境内で写真を撮影できたり、祝い着を貸してくれたり、さまざまな特徴があり、これらも神社を選ぶ際の基準になります。▼お宮参りに予約は必要なのかホームページを持っているか・お宮参りの情報が詳しく載っているか、予約ができるか、ネット上で予約が完結するか。これらは神社によって大きく異なります。事前にホームページで調べてみて、欲しい情報がなければ電話で確認するのが早くて確実です。予約ができる神社とできない神社は半々という印象です。祭事とぶつかると待つ可能性があるので、可能なら予約した方が確実。予約ができない神社でも、行事の予定を確認しておくと良いでしょう。祈祷の始まる時間が決まっている神社もあれば、時間が決まっておらず集まり次第始めるという神社もあります。何組か合同で行われたり、混雑時を除いて一組ずつ行われたり、祈祷のしかたもさまざまです。▼お宮参りの時期はいつかお宮参りは通年行うことができます。時期は前述の通り生後30日(地域によって異なります)頃とされていますが、必ずしもこの日付ぴったりに行わなければならない、というわけではありません。赤ちゃんや両親の体調、お天気、お日柄、参加者の都合を考慮して日を決めると良いでしょう。赤ちゃんは生まれたばかりで外出にはまだ慣れていない時期ですので、体調を優先してください。祈祷の時間は、9:00~16:30頃が一般的です。神社によって8:30開始や17:00終了など、受け付け時間にばらつきがあります。受け付け時間は通年変わらない神社が多いですが、寒冷地では夏季と冬季で時間が変わることもあります。▼お宮参りにかかる費用・お金神社に払うお金は初穂料または玉串料と呼ばれ、5,000円~10,000円が相場です。記念撮影の相場は30,000円前後。セット内容やどのような商品を選ぶかによって、値段は大幅に変わります。データで納品だったり、フォトブックを作成したり、希望と予算を考えながら決めましょう。衣装はベビードレスを購入するなら10,000円前後。祝い着は、フォトスタジオや神社で無料で貸してくれるところもあります。これ以外の一般のレンタルだと10,000円~30,000円。祝い着の購入は10,000円台から100,000円台までと値段の幅はかなり広くなっています。お宮参りの後のお食事会は外食する場合、ランチで3,000円~8,000円、ディナーで5,000円~15,000円。おじいちゃんやおばあちゃんからお祝いをもらっていたり、神社への支払いをしてもらったりした場合、お食事会はお父さんお母さんが負担すると良いでしょう。これらの費用を誰が払うのか、マナーや決まりはありません。お祝いの行事ですので参加者同士で話し合い、みんなが気持ちよく過ごせる時間になるといいですね。■初穂料・玉串料祈祷の際に支払うお金を、初穂料または玉串料といいます。相場は5,000円から10,000円の間。金額が決められており、下は3,000円から上は30,000円まで幅広く設定されていたり、金額を自由に自分で決められたり、神社によってさまざまです。授与品が用意されている神社も多く、金額の設定がたくさんある場合は、支払う額によってその内容が変わることが多いようです。ご祝儀袋に入れて納めるよう書かれているサイトもありますが、いくつかの神社に直接問い合わせたところ、必ずしもご祝儀袋は使う必要はなく、お財布から直接支払っても問題ないとのことです。▼お宮参りには誰が参加者したらいい?お父さん、お母さん、赤ちゃんだけでお宮参りをする人は少なくありません。他の参加者としては母方のおじいちゃん、おばあちゃん、または父方のおじいちゃん、おばあちゃんいずれかだったり、両家のおじいちゃん、おばあちゃんが全員そろって参加したりします。お宮参りでは父方のおばあちゃんが赤ちゃんを抱くという風習がありますが、絶対ではありません。お宮参りには実施するかどうかも含め絶対の決まりはないので、両家のおじいちゃん、おばあちゃんと話し合い、参加者を決めるといいでしょう。■お宮参りの流れ一日の流れは、まずお宮参りを行い、その後に記念撮影やお食事会を開催するのが一般的です。といっても赤ちゃんも家族もまだ長時間の外出に慣れていない時期ですので、一日に全て行う必要はありません。様子を見ながら無理のない計画を立てましょう。赤ちゃんがいると、物事は計画通りに進まないことの方が多くなるかもしれません。突然の体調不良で日付をずらさなければならなくなったり、お食事会を行う予定だったのにキャンセルしなければならなくなったりすることもあるでしょう。「せっかく日付を決めたのに」「せっかくレストランの予約をしたのに」と思うかもしれませんが、主役は赤ちゃんです。赤ちゃんの体調を一番に考えてくださいね。▼お宮参りの後は家族での食事会家族の食事会をするのかしないのか、正解はありません。両家のおじいちゃん、おばあちゃんと話し合って決めましょう。記念の席なので神社の祈祷には参加できないけれど、食事会には参加したいという人もいるかもしれませんね。ただ赤ちゃんは生まれたばかりであまり外出には慣れていない頃です。赤ちゃんやお母さんの体調を一番に考えて決めてください。生後100日にはお食い初めという儀式もありますので、お食事会はお食い初めに合わせて開催するという人もいます。▼出張撮影・フォトスタジオでの記念撮影お宮参りの記念写真は、撮影されることを強くおすすめします。生まれたばかりの赤ちゃんは一日ごとに顔がどんどん変わっていきますので、この頃の姿を残しておけるのは貴重なチャンス。出張撮影かフォトスタジオでの撮影か、どちらも行う必要はないので好きな方を選ぶと良いでしょう。出張撮影のメリットは、神社で撮影してもらえるので、雰囲気たっぷりの臨場感がある写真になることです。また移動の必要がないので負担が少ないのもポイント。デメリットは、屋外での撮影なので、天気が悪いと撮影が大変になってしまうことです。スタジオでの撮影のメリットは、ゆっくりと撮影できること。カメラマンやスタッフの方が赤ちゃんの気分を盛り上げ、良い表情を引き出してくれます。天候に左右されることもありません。デメリットは、神社からスタジオまで移動しなければならないことや、神社の雰囲気が写真に反映されないことが挙げられます。■お宮参りのパパ・ママの服装、祝い着お宮参りの服装、気になりますよね。ここで詳しく述べていきます。パパは、ほとんどの方がスーツで参加します。ママは着物、スーツ、ワンピースなどさまざま。赤ちゃんには祝い着と呼ばれる衣装(産着、初着、掛け着とも)やベビードレスを着せるのが一般的です。いずれにしても神様に失礼のない服装で参加するのがマナーです。▼お宮参りの赤ちゃんの服装白羽二重に祝い着がしきたりですが、現在はベビードレスの上に祝い着を着せたり、ベビードレスのみで参加したりすることが多いようです。祝い着は暑いので、夏場は薄手のベビードレスを選択する人も増えてきました。産着・祝い着祝い着は着せるというよりも、赤ちゃんを抱き、抱いた人の上から掛けて使用するものです。赤ちゃんの首の後ろに掛け、抱いた人の肩と脇にひもを通して首の後ろで結びます。この祝い着は、フォトスタジオでレンタルできますよ。その他貸衣装や、新品を購入(お直しして七五三で着ることも可能)、両親のお下がりを利用するという人もいます。男の子の祝い着の色は黒、グレー、青、白。柄は鷹や兜、龍が一般的。鷹は千里眼を持つことから広く先を見通し、物事の本質を見極める力、力強い爪からは幸運をしっかりにぎって離さないことを表しています。兜には悪いことから赤ちゃんを守り、元気な成長を願う気持ちが込められています。龍は強くたくましくという想いとともに、天に向かって上っていくことから出世・飛躍という意味があります。女の子の祝い着の色はピンク・赤・黄色・水色で、柄は鞠や鈴、花車がおすすめです。蹴鞠は貴族の遊びだったことから、高貴さや品の良さを表しています。鈴はその音が敵を追い払うお守りであるとともに、味方や神を呼び寄せるものとされています。花車は車に花を飾った柄です。車は貴族の乗り物なので高貴な模様とされており、花はお祝いを象徴したモチーフです。▼お宮参りの両親・祖父母の服装お宮参りは赤ちゃんのお祝いなので、赤ちゃんの衣装に気をとられてしまいがちですが、大人の服装にも気を使いましょう。服装にも厳格な決まりはありませんが、赤ちゃんの服装の格に合わせ、神様に失礼のない服装を選んでください。祖父母の服装は普段着でも良いとされていますが、Tシャツやジーパンなどのラフな服装は避けるべきです。着物赤ちゃんに祝い着を着せるのなら、やはり大人も着物で合わせたいところ。色が多くなるとごちゃごちゃしてしまい、記念撮影ではうるさい印象になってしまいます。そのため、男女ともに全体的にまとまった色味のほうが、すっきりした印象になるのでおすすめです。派手な装飾品は避けたほうが無難。お母さんの体は出産したばかりで回復の途中なので、締め付けるのは心配です。授乳しているお母さんも多いため、無理に着物を着る必要はありません。体調を一番に考えて服装を決めてください。ワンピース体に負担をかけず、着心地が良くて見栄えにもこだわりたいならワンピースが良いでしょう。七五三や入園式など、さまざまなシーンで使い回しのきく落ち着いたデザインが人気です。お宮参りは赤ちゃんが主役のお祝いの行事なので、赤ちゃんが引き立つようおさえた色味のものが良さそうです。授乳しているお母さんには授乳口がついたタイプや、ワンピースに見えるセットアップがおすすめ。産後すぐは体型がまだ元に戻っていないので、産前のものを着る予定があれば事前に着てサイズを確認してください。スーツスーツで参加する場合も、落ち着いた色味のものを選んでください。ブラックやダークカラーがおすすめです。下はパンツでもスカートでも、着ていて楽なものが良いでしょう。出産前のスーツを着る予定の人は、事前にサイズの確認が必要です。スーツでなくても、上にフォーマルなジャケットを羽織るだけでずいぶん印象が変わりますよ。男性はスーツで参加する人が圧倒的に多くいます。▼お宮参りの季節別の注意点生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、季節や体調に合った服装を選ぶことが重要です。ここからは夏の暑さ対策、冬の寒さ対策についてお伝えします。しきたりにこだわりすぎず、赤ちゃんが気持ち良く参加できることを一番に考えてあげられるといいですね。夏は暑さ対策赤ちゃんにとって、汗をかきやすく真夏の暑い時期は負担が大きいもの。そのため、生後30日にとらわれすぎず、涼しくなってから実施するのもおすすめです。赤ちゃんには祝い着を着せるのが一般的ですが、祝い着は暑いので夏はそれを避け、薄いベビードレスを選ぶ人も多いようです。しかし、祝い着にも夏用の涼しい素材(絽)でできたものもあります。絽は透け感があり絹よりもさらっとした生地です。祈祷の最中はクーラーがきいて寒いこともあるので、暑さ対策だけに気を使うのではなく、タオルや羽織物などどんな気温でも対応できるように用意しましょう。冬は寒さ対策寒い時期は風邪をひきやすくなるので、夏と同様に真冬の一番寒い時期は避けた方が良いかもしれません。服装は、厚着をさせるよりも体温調節が簡単にできるようなものが良いでしょう。外は寒くても屋内は暖房がきいて暑いということもあるので、脱ぎ着しやすいカーディガンのようなものを何枚か用意したり、おくるみやケープを持参したりするのがおすすめです。レッグウォーマーやスヌードも防寒には効果的です。また、記念撮影は寒いときに屋外でするのは、赤ちゃんにも大人にも負担になります。スタジオでの撮影の方が良いでしょう。■お宮参りの食事お宮参りの後は食事会をする人も多いようです。お食事会は必ず開かなければならないなどの決まりはありませんので、参加者どうしで話し合って決めましょう。生後100日のお祝いの行事、お食い初めを兼ねてお食事会を開く人もいます。生まれたばかりの赤ちゃんとの外食は意外と気をつかうもの。マナーが気になり気疲れしてしまう人もいるので、お食事会を開くなら場所を探して予約するなど、事前に準備をしておいた方が安心できます。▼お宮参りの食事をとるレストランの注意点お宮参りの後、お食事会を開く場合のレストラン選びのポイントをお伝えします。和室の個室が予約できて、授乳室やオムツ替えスペースのあるレストランがベストです。レストラン側が「子どもの入店は可能」と案内していても、赤ちゃんとの外出に慣れていないこの時期は「泣いたら他のお客さんの迷惑になるのでは」と心配になることも多いでしょう。レストランの雰囲気を知るために、下見ができると安心ですね。まだ離乳食も始まっていない時期なので、赤ちゃんのアレルギーに神経質になることはありません。しかし、参加者の中にアレルギーを持っている人がいないか、レストランでアレルギー対応してもらえるのかは事前に確認しておきましょう。和室があると赤ちゃんを寝かせやすい生後1~3カ月ではまだ首がすわっていない赤ちゃんがほとんどなので、赤ちゃんを寝かせられる和室のあるレストランがおすすめです。寝返り前なら和室以外でも、大きめのソファなどを使って寝かせられます。寝かせる場所がないと誰かがずっと抱いていなければならないので、「赤ちゃんを寝かせる場所があるか」は重要なポイントですよ。和室やソファがなくても、ハイローチェアなど赤ちゃんが休める場所を用意してくれるレストランもあります。授乳室やオムツ替えスペースがあるかこの頃の赤ちゃん連れが一番気になるのは、授乳室やおむつ替えのスペースがあるかどうか。この問題は、その施設が子どもを歓迎しているかどうかを判断する一つのポイントにもなります。特に、オムツ替えスペースがないとオムツを替えることができないので、必ず確認しましょう。授乳に関しては授乳ケープで対応できます。個室であればそこまでマナーや人目を気にすることもないでしょう。個室だと赤ちゃんが泣いても安心子連れOKのレストランでも、赤ちゃんが泣いてしまうと「他のお客さんに迷惑をかけていないか」と気になってしまいますよね。その点、個室なら赤ちゃんが泣いても安心ですし、多少動いても問題ありません。大人もゆったりとした気分でお食事できるので、追加料金を払っても個室の利用をおすすめします。▼お宮参りの食事の予算レストランのタイプやメニューによって幅広いので一概には言えませんが、ランチでは3,000円~8,000円、ディナーは5,000円~15,000円の間が一般的。お食事代金の他に、個室使用料やサービス料金がかかるレストランもあります。値段も大事ですが、せっかくのお食事会なので、前述のように赤ちゃんや大人にとってゆったりとお食事を楽しめるかどうかも重要です。総合的に判断して、お祝いにふさわしい良い時間になるようセッティングできるといいですね。▼お宮参りの食事は誰が払うのか決まりはありません。おじいちゃんやおばあちゃんが払ってくれるなら、甘えてしまうのも良いでしょう。お祝いごとですから、無下に断るのはよくありません。お返しは必要ありませんが、お礼の気持ちを表したいときは、メッセージカードや小さな贈り物を送るのはいかがでしょうか。■シーンに合わせたお宮参りの準備を外出に慣れていない時期に加えて、参拝だけでなく記念撮影やお食事会もするとなると、決めることも多くて大変です。事前に準備できることはできるだけやっておきましょう。地域によってお宮参りを行う時期が異なっていたり、季節によって用意も変わってきたりしますので、それらを考慮するのを忘れずに。お宮参りは、赤ちゃんとの初めての外出となるかもしれない貴重な機会です。良い思い出を作れますように。
2018年07月30日出産後初めての外での行事、お宮参り。お宮参りを迎えられることに嬉しさを感じる反面、長時間外出して赤ちゃんの体調は大丈夫?赤ちゃんの授乳はどうするの?おっぱいが張らない?!などママにとってドキドキなこともたくさんですよね。今回は、わが家のお宮参りについてレポートしたいと思います。みなさんの参考にしていただけることがあればうれしいです!①お宮参りってどんなもの?お宮参りとは、その土地の守り神に赤ちゃんが無事に生まれたことを報告し、今後の成長を祈念するための行事です。▶︎日どりは?地方により、お宮参りの時期をいつ行うかは様々ですが、一般的には「男の子では生後31・32日目」「女の子では32・33日目」が良いとされています。目安は産後1ヶ月ですが、最近では参拝時期にこだわるよりも、赤ちゃんとママの体調や天気をみながら日取りを決めることが多いようです。▶︎参加者は?昔のお宮参りは、赤ちゃん・父親・父方の祖父母だけで行い、赤ちゃんを抱っこするのは父方の祖母というのが習わしでした。それは、お宮参りには出産の「けがれを祓う、忌明け」という意味があり、母親はまだ忌明けがすんでいないという考えに基づくもの。しかし、お宮参りの儀式自体も簡略化されており、習わしにこだわる必要もなくなってきています。現代では、赤ちゃん、両親、父方と母方の両祖父母が参加して行うのが一般的なスタイル。母方祖母やママが抱っこしても問題ありません。▶︎服装は?お宮参りの赤ちゃんの衣装は、和装の場合、白羽二重の着物を着せた上から、紋付きの祝い着をかける形が正式な服装です。最近は、白いベビードレスの上に祝い着をかける着せ方が主流に。付き添いの家族の服装は、赤ちゃんの服装に合わせるのが基本。赤ちゃんに祝い着をかけるのなら、紋付の礼装、無地の着物や訪問着といった略礼装、赤ちゃんがベビードレスなら、スーツやワンピースの洋装にします。最近は、赤ちゃんが和装でも付き添いの家族は洋装で参加する人が多くみられます。実際、お宮参り当日に見かけたご家族は、スーツ姿の両親が和装の赤ちゃんを抱っこしていたり、ご祈祷中ママが祝い着をかけた赤ちゃんを抱っこしていたりと様々でした。▶︎初穂料は?お宮参りの祈祷料のことは、初穂料(はつほりょう)や玉串料(たまぐしりょう)と呼びます。もし値段の設定が無い場合は任意のお金を包みますが、5000円から1万円ぐらいが一般的な金額の目安です。②当日までの準備は?生後間もない時期の行事ではありますが、しっかりした下調べや準備も大事。ママも産後なので、パパをはじめ、家族などからの協力もお願いできればいいですね。▶︎両家の両親に相談お宮参りの場所だけでなく、赤ちゃんや家族の当日の服装はどうするか、会食や写真撮りはどうするか、を両親と義両親に相談しながら、夫婦で決めました。 事前に相談しておくと、当日イメージと違った、ということもなくスムーズにお参りができて良かったと思います。我が家は、結婚式を挙げた明治神宮に決めました。両親、義両親が参加、赤ちゃんは和装で私の両親が用意、女性陣は和装、男性陣はスーツに。写真撮りや会食もすることにしました。▶︎会場の下調べ当日の流れをイメージするために、会場に問い合わせて以下の内容を確認しておきました。・駐車場の確認荷物を持ち、和装で長距離を歩くのはかなり大変。会場に一番近い駐車場や駐車場から会場までの所要時間を確認しておくと安心です。・荷物を預けておく場所はあるか当日は赤ちゃんの荷物や女性陣の着替えなど荷物がたくさん。コインロッカーやクロークなど、荷物を預けておける場所があるとかなり助かります。明治神宮はコインロッカーがあったので、預けることに。スーツケースが入る大きさのものも完備されていました。・授乳室、オムツ替えスペース、更衣室があるか明治神宮では、授乳室、オムツ替えスペース、更衣室すべて完備されていました。授乳室がない場合は、車内での授乳やミルクで代用もいいかもしれません。・祈祷予約の必要の有無やタイムスケジュール明治神宮は祈祷予約の必要はなく、当日現地で申し込みでした。・写真やレストランの予約有無写真は当日申し込みでOK。会食は神宮内のレストランでアラカルト予約しました。▶︎ヘアセットや着付けの予約神宮近くの美容室も考えましたが、予約時間が読みづらいこと、駐車スペースが空いてるか心配だったことから、実家近くの美容院を予約しました。▶︎母乳外来予約和装だとおっぱいをかなり圧迫することに。もともと産後1ヶ月くらいはおっぱいの出が不安定で母乳外来を利用していたので、ケアのためにお宮参り後も予約しておきました。③赤ちゃんの荷物準備は、こんなもの初めての大掛かりな行事なので、備えあれば憂いなし。いろいろ想定して、多めに持参しました。・ミルク、哺乳瓶、お湯私は混合なので持参しました。外出時は粉ではなくキューブタイプのミルクだと便利♪哺乳瓶は、写真撮りの際、スタッフの方の提案で赤ちゃんをあやすアイテムとしても使いました。お湯は神社によっては用意されていることもあるので神社に確認してみてもいいかもしれません。明治神宮は用意がありました。・赤ちゃんの着替え・オムツ、おしりふき、使用済みオムツ袋・おくるみやバスタオル赤ちゃんを寝かすときに敷いたりかけたり何かと便利です。私は持って行きませんでしたが、授乳室がない場合は授乳ケープも必要だと思います。④当日はこんな流れでした朝からドキドキの1日。実際の流れはこんな感じでした。・8:00授乳後、実家の近所でヘアセット&着付け産後1ヶ月半は実家に滞在していたので、赤ちゃんは私の父親に見てもらっていました。・10:00実家から車で出発・11:00明治神宮到着 主人、義両親と待ち合わせ、ロッカーに荷物を預ける・11:30お宮参り ご祈祷・12:15写真撮り・13:00更衣室で女性陣着替え男性陣には赤ちゃんを抱っこして座って待っていてもらいました・13:30授乳・14:00会食ベビーベッドがあり寝かせておけてよかったです。・16:00解散⑤やってよかったこと、やっておくとよかったことママの服装は、記念になる和装でよかった!授乳やおっぱいの張りが心配で和装を迷ったのですが、終わってみると記念になってよかったかなと思います。途中で洋服に着替えられたのはかなり楽でした!タイムスケジュールは余裕をもって赤ちゃんの様子や会場の混み具合によってなかなか時間通りにはいかないもの。時間の余裕を持ったタイムスケジュールで予約をしたり、「だいたいこの位の時間」と予定を考えておくことで、当日焦りすぎずにすみました。記念になる写真は、撮り忘れのないように!実は写真撮り時、赤ちゃんはお腹が空いているところに無理矢理起こされて、ギャン泣きに!そんなこともあったと今では良い思い出ですが、写真撮りの前にミルクをあげてご機嫌にしてあげられるとよかったなぁと思いました。また、当日予定をこなすことに気持ちがいってしまい、祝い着をかけた状態の赤ちゃんと夫婦で携帯写真を撮ることをうっかり忘れてしまいました。撮っておくと記念になったかなと思いますが、そんなトラブルも今はいい思い出です。赤ちゃんの一生に一度の行事、お宮参り。事前に準備することで、当日少しでも気持ちの余裕を持って、安心して赤ちゃんの健やかな成長をお参りしましょう♡くれぐれも赤ちゃんとママの体調を第一優先に考えてくださいね!
2018年05月08日初めてのお宮参りで、お母さんとお父さんが知っておきたい知識とマナーをご紹介します。生まれたばかりのお子さんの健康をお祈りする大切なお宮参りには、聞き慣れない用語も多く、まだ知らないことがたくさんあるのではないでしょうか。当日までにしっかりと準備をするために、ぜひ参考にしてみてください。お宮参りとは赤ちゃんが生まれたことを神様へ報告しに神社へ赴く「お宮参り」。主役である子どもにとっては初めての神社への参拝となり、「初参り」と呼ばれることもあるイベントです。お宮参りではご自宅からもっとも近い神社へ足を運びますが、これには子どもが生まれた一族や土地の神様を参拝し、新たな一員として認めていただくという意味合いがあります。このような一族の守り神は「氏神(うじがみ)」、土地の守り神は「産土神(うぶすながみ)」と呼ばれ、神様に守っていただく者のことを「氏子(うじこ)」や「産子(うぶこ)」と呼びます。とはいえ、昨今では必ずしも地方の氏神様へお参りに行かなければならないと決められているわけではありません。都合によっては家族との会食ができる神社や、記念撮影ができる神社、あるいは信仰している教会や寺院へ足を運ぶことも可能です。出産前に安産祈願をした神社がある場合には、神様へのお礼参りを兼ねて足を運び、お守りを返納するのが一般的です。安産で参拝をする方の多い水天宮をはじめ、出産前にお世話になった神社があれば、お宮参りを通してお礼の気持ちを伝えましょう。お宮参りの作法お宮参りの基本的な作法についてお伝えします。お宮参りの時期お宮参りをする時期は、男の子で生後30~31日、女の子で生後31~33日がよいと言われています。日取りは大安でなくても構いません。地方によっては、生後7日や100日に訪れるところもありますから、お住まいの地域のしきたりに従って参拝しましょう。なお、お宮参りをする時期の気候が暑すぎたり寒すぎたりして子どもの体調に差し支えるときは、無理のないように時期をずらしても問題ありません。お宮参りの準備お宮参りでは、神社で祝詞(のりと)をあげてお祓いをしてもらうことができます。その際は事前に神社へ問い合わせをするとともに、予約が必要かどうかを確認しておきましょう。お祓いを受けるのであれば、受付時に初穂料(はつほりょう)と呼ばれるお金をおさめる用意してください。紅白花結びの水引がついた祝儀袋にお札を入れ、上段中央に「御初穂料」と表書きをするとともに、下段中央に子どもの名前を記入してください。初穂料の相場は3,000~10,000円です。神社によって金額が異なりますから、こちらも併せて事前に確認しておくと安心です。お宮参りは、地域によって独自のしきたりが存在します。関西の場合は紐銭(ひもせん)と呼ばれるお金を用意することがあります。子どもがお金に困らないようにと願いを込め、かつては硬貨に紐をつけていた紐銭。現在ではご祝儀袋にお札を入れて、袋ごと子どもの祝着に紐で結びつけます。当日までに用意しておきましょう。また、お宮参りでは父方の祖母(父親の母)が参列し、子どもを抱く役割を果たします。昨今では両親だけでお宮参りをする家族も珍しくありませんが、祖父母に参列してもらうときは事前に連絡をして予定をあけてもらってください。お宮参りの服装お宮参りをするとき子どもの服装は、祝着(いわいぎ)です。男の子が和装する場合は鷹・松・兜・鶴、女の子の場合は蝶・手鞠・御所車・花車といったお祝いにふさわしい柄を選びましょう。祝い着は子どもの上にかけて、子どもを抱き抱える方の首に紐を結んで使います。祝着として洋装のベビードレスを選ぶこともできます。記念撮影をする方は、スタジオで着替えをして衣装を借りてもよいでしょう。大人の服装は、子どもに合わせてフォーマルにするのが適切です。男性はブラックスーツ、女性は黒留め袖か、あるいは紋付・訪問着・付下げ・江戸小紋を選びます。レンタルの着物を利用すると、返却する際にクリーニングなどの清掃が不要となるため、お手入れの手間がかかりません。必要に応じて利用してみてはいかがでしょうか。授乳中の女性は必ずしも着物を身につける必要はありません。スーツやワンピースを選ぶか、あるいはお宮参りのときだけミルクをあげるようにしましょう。お宮参りの流れ当日は社務所や授与所で受付を行い、後に20分程度の祈祷という流れになります。儀式の最中には撮影および録音が禁止されている神社がほとんどですから、マナーを守って静かにお祓いを受けてください。参拝のみであれば、通常のお参りと同じように足を運びます。お宮参りを終えたら、その後は家族で食事会をしたり、記念写真を撮影したりします。お宮参り後の食事会や記念撮影についてお宮参りの後には、家族で食事会を開いたり、記念撮影をしたりします。会食をするときは、午前中にお宮参りを済ませてから、個室のあるお店で昼食をとりましょう。子どもがいるため和室を選ぶと安心です。食事代は祖父母が支払うケースと、夫婦で支払うケースがあります。特に決まりはありませんが、祖父母からお宮参りのお祝いをいただいたときは、内祝いとして食事会に招待するとよいでしょう。お宮参りの記念撮影は、プロのカメラマンに出張撮影をしてもらうか、あるいはフォトスタジオへ足を運ぶ形になります。出張撮影の料金は20,000円以上、フォトスタジオは30,000円以上がかかり、これらにアルバム代が追加されることもあります。天候に左右されずに撮影できるフォトスタジオか、現地の雰囲気を写真に収められるプロのカメラマンか、お好みのほうをお選びください。まとめお子さんが生まれたばかりのお母さんとお父さんには、忙しい中でお宮参りの準備をしなければならない苦労があるでしょう。しかし、当日は子どもの成長の節目をひとつ迎えて、きっと思い出深い1日となるはずです。お宮参りは、子どもが健康に育つようにお祈りをする大切なイベント。準備不足で慌ててしまうことがないように、周囲の方と協力しながら当日までに必要なものを手配しておきましょう。
2017年11月30日息子の生後1カ月を祝って、お宮参りに出かけることになった。そもそもお宮参りとは、その土地の守り神にこどもの誕生を報告し、健やかな成長を願うためのもの。せっかくの機会なので、わたしたち夫婦が結婚式を挙げた歴史ある東京の某神社でお宮参りをすることにした。振り返れば結婚、妊娠と、今の住まいに引っ越してから大きな変化があった。息子の成長をこの土地の神様に見守ってもらえたらありがたい。お宮参り当日、天気も良好。両家の家族が集まり、それぞれおしゃれをして、息子を囲む。息子には親戚がお祝いでくれた、可愛い刺繍の入ったベビー服を着せた。家族全員、終始笑顔が絶えない。あぁ、なんと幸せな日なんだろう。息子が誕生して一カ月が経ったのと同時に、わたしも母親になり一カ月。今日まで体調も良く、しっかり大きく成長してよかった。親バカだけれど、もうそれだけで親孝行な子だと言ってもいい。お世話になった宮司さんに挨拶を済ませ、受け付けへ。御初穂料をお渡しすると「こちらにお子さまのお名前をお書きください」と言われたので、お父さんになって、これまた一カ月の夫が気合いを入れて一筆書くことになった。受け付けが終わり、しばらく待っていると、、「あれ? 何か違和感が…」名前を見直すと、これはびっくり!息子の名前は、「歓」。しかし、受け付けには「勧」と書いてあるではないか…!「ちょっと! ちょっと! 間違えてるよ!!」と、激しく夫にツッコミを入れる。「はははははは…、本当すみません」。申し訳なさそうな顔でわたしの両親に詫びを入れる夫。まだ書き慣れていない息子の名前とはいえ、間違えるなんて相当な天然である。大事なお宮参りにこんな珍事件を起こすなんて、さすがわたしの夫だ。宮司さんも苦笑いをしながら「はは…、新しくお持ちしましょうか。」と快く差し替えてくれた。子どもの名前を間違えるとは、あぁ、なんと恥ずかしい。もう一度、今度は間違いのないように綺麗に一筆、「歓」と書いた。これで一安心。しばらくして、わたしたちの番になり、本殿の中で祝詞をあげてもらう。ドンドンドン!! と、太鼓の音が響き渡り、息子の名前が読み上げられるとさっきまで静かにしていた息子が目を丸くして「おぎゃ~わ~わ~わ~」と声をあげて泣き出した。まるで神様と会話をしているようで、その声を聞きながらわたしは心の中で「この子が生涯にわたって健康でありますように」と願った。これから先、育児に悩むことがきっと出てくるだろう。そんな時はここに戻って来て、今日のことを思い出すんだ。わたしはきっと、生涯にわたって、ずっとこの子の健康を願うだろう…。(Boojil)つづく次回は「あいたたた…悶絶!骨盤矯正」をお送りします。
2015年12月24日産後初めてのイベント・お宮参りや、子どもの健やかな成長を願う七五三など、ママになると意外とセレモニー用の服を着る機会が多くなります。とはいえ、実際どんなスタイルで行ったらいいのでしょう。そんなママの疑問の声に答えるべく、今回はセレモニーファッションのポイントをご紹介したいと思います。■セレモニー服のポイントは、清潔感とシンプルさお宮参りや七五三は神社へ参拝するので、スーツで行くパパやママも多いでしょう。しかし、特にママの場合、「いかにも」なスーツでは、使用頻度が限られます。そうしたスーツであれば、あえて買うという選択をする必要はありません。きっちりしたスーツでなくても、きれい目のシャツやニット+スカート、落ち着いた色のワンピースなどで、十分清潔感やきちんと感を出すことはできます。クローゼットの中をもう一度見直してみるといいかもしれません。意外と使えそうな洋服が出てくるものです。■靴選びはセレモニー服の重要ポイントセレモニー服の一番のポイントは、なんといっても靴選びです。子ども連れなので、あまり高いヒールを履く必要はありませんが、ブラックやネイビー、グレーなどの落ち着いたパンプスをチョイスして、きちんと感を出しましょう。ただし、オープントゥのパンプスはNG。冠婚葬祭でも履かないルールのアイテムなので、こういったイベントでも控えたほうがベターです。■迷った時は、冠婚葬祭のルールにならう私がセレモニー服のコーディネートをする時に意識しているのは、冠婚葬祭のルールです。先ほどの例のようにオープントゥは履かない、ファー小物は使わない、あくまで子どもが主役なので派手すぎるものは着ないなどのポイントを参考にしています。ほかの人を不快にさせないファッションというのを意識しつつ、迷った時は冠婚葬祭のルールにならうと失敗しないでしょう。家族の記念になるイベントでは、家族写真を撮影するという人も多いでしょう。パパとママの雰囲気を合わせると、写真映えがしますよ。清潔感のあるファッションで、素敵なセレモニーにしてくださいね。
2014年11月01日