「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」が10月29日(金)から、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに開催される。この度、本映画祭より『ロスト・ボディ~消失~』の予告編と場面写真が解禁となった。1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されている映画祭。SFやホラー、サスペンスなどのジャンル映画を特化して扱う「世界3大ファンタスティック映画祭」のひとつだ。その名前を冠した「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。これまで2012年、13年、14年、15年まで開催され、2018年に日本のホラーファンから復活を求める声が多数集まり、3年振りに完全復活した。今年もホラーコメディからシチュエーションスリラー、オカルトホラーまで、観客を恐怖の奈落へと引きずり込む、個性豊かなラインナップになっている。名作といわれる映画『ロスト・ボディ』は日本においては「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2013」の1作として公開された。死体安置所から女性の遺体が消えるという不可解な現象をきっかけにしたスリラーは、観客を惑わすようなニューロティックなテイストとラストに訪れるトリッキーかつ秀逸な展開で、2018年には韓国でリメイクもされるなど話題を集めた。それを思わせる、まさかの展開が持ち味の1作が『ロスト・ボディ~消失~』。2011年シッチェス映画祭のオープニングを飾った『EVA〈エヴァ〉』でゴヤ賞の新人監督賞に輝いたキケ・マイーヨが、アメリ・ノートンのベストセラー小説を映画化したスリラーとなっている。物語の主人公は大きな成功を収めた建築家のジェレミー。彼は講演会から土砂降りの中をタクシーで空港に向かう途中、ずぶ濡れの女性テセルに呼び止められ相乗りすることに。搭乗時刻に遅れてしまったジェレミーは別の便を取りVIPラウンジでつかの間の時を過ごす。皮肉にもその空港はかつて彼自身が設計した作品だった。そこへテセルも飛行機に乗り遅れたと姿を現し、ジェレミーは彼女の殺しや犯罪にまつわる奇妙な話に耳を傾けることに。そして彼女の打ち明ける話は、建築家の秘密へと迫っていく。解禁となった予告編は、講演会で拍手喝采を浴びていかにも成功者のジェレミーがテセルの話によって徐々に動揺していく様子や、不気味な笑い声を上げるテセルの姿など、謎が謎を呼ぶ内容だ。テセルが語るのは真実なのか空想なのか、そしてテセルの本当の目的とは。■イベント情報「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」10月29日(金)~11月11日(木)会場:ヒューマントラストシネマ渋谷11月開催会場:シネマスコーレ10月29日(金)~11月18日(木)会場:シネ・リーブル梅田11月19日(金)~会場:アップリンク京都料金:当日一般:1,600円 / 専門・大学生、シニア:1,200円 / 高校生以下:1,000円公式サイト:
2021年10月01日Bunkamura ザ・ミュージアムにて、11月23日(火・祝)まで開催されている『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』。印象派のモネやルノワール、フォーヴィスムのマティスやヴラマンク、エコール・ド・パリのシャガールやモディリアーニなど、19世紀後半から20世紀にかけてパリで活躍した28名の画家の作品が紹介される。ポーラ美術館は箱根・仙石原に、2002年に開館した美術館。約1万点に及ぶコレクションのなかでも、特に西洋絵画は印象派からポスト印象派を経て20世紀絵画にいたるまで体系的に収集されており、国内でも屈指の内容と評価も高い。本展はこのポーラ美術館の西洋絵画コレクションから特に人気の高いフランスで活躍した画家28名を選出。「時代を映す、輝く女性像」、「画家たちが愛したパリ」、「フランス各地への旅」という3つのテーマに基づいた74点の作品を、時系列に沿って4章仕立てで紹介するものだ。展示風景より第1章は「都市と自然」。急速に近代化が進み、人々の価値観が大きく変化していた19世紀後半のフランス。パリを中心に鉄道が敷設されると、人々の活動範囲が大きく広がり、画家たちの風景画にも変化が現れていった。モネやルノワール、ピサロら印象派の画家たちは、当時の最先端のファッションに身を包む女性や、煙がたなびく工場を描きこんだ風景画など、19世紀後半の「いま」をつぶさに描き出している。(左):クロード・モネ《グランド・ジャット島》1878年(右):クロード・モネ《セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイユ》1872年(左):ピエール・オーギュスト・ルノワール《髪かざり》1888年(右):ウェブスター社 銀製化粧セット1900〜1905年続く第2章は「日常の輝き」と題し、印象派の表現手法を研究しさらに発展させていった、19世紀末の「ポスト印象派」の画家たち、セザンヌやゴッホ、ボナール、シニャックらを紹介する。彼らは、それぞれに理想の美を追求し、独自の表現を獲得していった。(左):ピエール・ボナール《ミモザのある階段》1946年頃(中央):ピエール・ボナール《地中海の庭》1917-18年(右):ポール・セザンヌ《プロヴァンスの風景》1879-82年この当時、点描技法でその名を知られたスーラの画風に強く影響を受け、シニャックやクロス、プティジャンなど多くの画家たちが点描技法に取り組んでいた。本展で展示される点描作品を通してみると、画家により点描の大きさや描き方に個性が出てくることなどにも気づくことができる。第2章展示風景よりそして展示は20世紀へと進む。第3章「新しさを求めて」は、20世紀になって勃興した強烈な色彩のフォーヴィスム、ブラックやピカソによって確立されたキュビスムを、第4章「芸術の都」は、モディリアーニやヴラマンク、パスキンなど第一次世界大戦後に世界各地からパリにやってきた画家たち、いわゆるエコール・ド・パリの画家に焦点を当てる。アンリ・マティス 《襟巻の女》1936年本展の見どころは、絵画作品に加えてもう一つ。ポーラ美術館が収蔵するアール・ヌーヴォー、アール・デコの化粧道具12件だ。当時の化粧道具を絵画作品とともに鑑賞することで、当時の女性たちの装いの意識や、画家たちの社会風俗をどのように見ていたのかも推察することができるのが楽しい。(左):アルフレッド・シスレー《ロワン河畔、朝》1891年(右):エミール・ガレ《女神文香水瓶》1884年(左):エナメル金彩バラ文香水瓶 19世紀後半(右):ピエール・オーギュスト・ルノワール《レースの帽子の少女》1891年展覧会タイトル「甘美なるフランス(La douce France)」とは、豊かなフランスとその文化の賛美するために古くから使われてきた表現だ。ぜひ、展覧会でこの「甘美なるフランス」をたっぷりと堪能してほしい。構成・文:浦島茂世【開催情報】『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』2021年9月18日(土)~ 11月23日(火・祝)、Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催※会期中の土日祝日および11月15日(月)~11月23日(火・祝)はオンラインによる入場日時予約が必要。
2021年09月28日新国立劇場で上演される『イロアセル』(作・演出:倉持裕)と『あーぶくたった、にいたった』(作:別役実/演出:西沢栄治)の合同取材会が開催され、新国立劇場芸術監督の小川絵梨子、倉持、西沢の3名が出席。『イロアセル』は「フルオーディション企画」の第4弾、『あーぶくたった、にいたった』は「こつこつプロジェクト─ディベロップメント─」第一期から生まれた作品で、ともに小川が芸術監督就任の際に打ち出した三つの柱の一つ、「演劇システムの実験と開拓」を実践する企画だ。3名がこの2つの企画について語った。2018年に新国立劇場の演劇芸術監督に就任した小川だが、フルオーディションによるキャスティング、1年間を通して少しずつ作品を育てていく「こつこつプロジェクト」は、どちらも「(芸術監督への)就任の理由」と語るほどの強い思いをもって、進めてきた企画である。小川絵梨子小川自身、アメリカで演劇を学んだこともあって「(欧米では)オーディションが日常茶飯事。『やりたい』と思った方が受けて、作り手は作品に合った方と作ることができる。シンプルで健康的なものの作り方だと思います」と、演じる側、作り手双方にとってのメリットを強調。実際に進めていく中で「試行錯誤の連続です」と語りつつも、「稽古が始まると稽古場が非常にフラットで、気後れや遠慮がなく、風通しが良いし、よいチーム感がすぐに立ち上がる感じがしています。贅沢で豊かな、創造性の高い現場を作れていることを実感しています」と手応えを明かす。役を役者に寄せるのではなく、役者が役に寄っていく作り方『イロアセル』作・演出の倉持は、現状の商業演劇におけるキャスティングが「知名度や集客力」という基準で行われていることが多いとし、「でも、そういう方法に偏ってしまうと、その時に旬な俳優を選ぶことになるので、結果、(どの作品も)似た俳優ばかりになってしまう」と指摘。元々、フルオーディションに興味を持っていたという倉持は、フルオーディション企画の第1弾として新国立劇場で上演された『かもめ』を鑑賞し、「役を役者に寄せるのではなく、役者が役に寄っていく作り方をしているのを感じました。余計なことを考えず、フラットに作品を観ることができて、それは当たり前のことなんだけど、新鮮に感じました。普段、有名な役者の芝居を観ることが多くて、(自身が)役者への批評みたいな目線で見ることが多かったと気づきました」と自省を込めつつ、フルオーディションだからこその“作品本位”による作り方のメリットを口にする。倉持裕一方で、実際のオーディションでは選考に頭を悩ませる部分も多かったよう。「やってみたら大変でした(苦笑)。死ぬ気で役を獲りに来ている人間のエネルギーはすごいです。普段は頭の中で決めるんですが、オーディションだと役者が発信してくれるので、想定外のことがたくさん起こって楽しい経験でした。最終審査になるにつれて、甲乙つけがたい役者が増えて、『どっちもいい。でもどっちか決めないと……』となってくる。この人を選ぶなら、(こっちの役は)この人も……という組み合わせが出てきて、作品の方向性をオーディションの段階で決めないといけなくなるんですね」とつらい決断を振り返った。『イロアセル』チラシ(4種類)物語の舞台はある島。そこで暮らす人々が発する言葉には独自の“色”がついており、誰が何を話したかがすぐに特定されてしまう。ところが、島民たちが自分の言葉に色がつかない手段を手に入れたことで、これまで覆い隠されてきた人々の本音や人間性が露わになっていくさまが描き出される。10年前に新国立劇場での上演のために倉持が書き下ろした戯曲であり(※10年前は鵜山仁が演出を担当)、SNSをはじめとする匿名の書き込みが持つ特異性を鋭く問う本作。倉持は「(初演から)10年が経って、コロナもあって匿名の言葉が塊になって一方向にドンと進んだりして、偏りがすごいし、“敵”を見つけたらそこを攻めていくという現象も激しくなっている。権力の側も、その匿名の言葉の塊を利用するようになっているのを肌で感じますし、これはいま、やることで感じることがあるんじゃないかと思いました」と物語が持つ“現代性”についても言及した。演劇という文化の未来のために、公共劇場だからこそできること「こつこつプロジェクト」は「作り手が、通常の1か月の稽古ではできないことを試し、作り、壊して、また作る場にしたい。」という小川の意を受けて発足した、1年を通して作品を育てていくというプロジェクト。第一期として『あーぶくたった、にいたった』、『スペインの戯曲』(演出:大澤遊)、『リチャード三世』(構成・演出:西悟志)の3作が2019年3月にスタートし、リーディング公演、1st試演会、2nd試演会、3rd試演会と、途中でコロナ禍の影響を受けつつも、1年にわたってトライ&エラーを積み重ねてきた。『あーぶくたった、にいたった』2020年3月3rd試演会より小川は「通常、プロデュース公演の場合、(稽古期間が)約1か月という制約があり、どうしても『何とか初日を迎えるために』という意識になっているんじゃないか? と思っていました。1年を通して稽古を積み重ねていくことで、作品の強度や豊かさを高めていくという作業は贅沢ですが、そこから学ぶこと、知ることが多く、作品への理解度が圧倒的に変わっていくんです」と時間をかけて、作品を作っていくことの意義を語る。西沢栄治西沢は実際に1年にわたってひとつの作品に取り組み、「稽古と発表を重ねていくうちに芝居の強度が上がっていくし、毎回発見もあり、1回目の発表ではわからなかったところに到達できた気がします」と充実した表情を見せる。今回、その成果を観客の前で上演することになったが、もし新国立劇場で上演することができなかったとしても「絶対に別の場所で上演していたと思います」と語り、公共の劇場だからこそ可能な同プロジェクトであるが、「新国立劇場だけに還元されるのではなく、演劇界全体に幅広く貢献していくことになると思う」と目先の利益にとらわれず、じっくりと作品を作り上げていく、こうした企画の必要性を訴えた。小川は西沢の言葉に深くうなずき、演劇という文化の未来のために、「場所」「空間」「時間」「お金」をきちんと提供することの重要性を改めて強調。「すぐに成果につながらないと難しいのはわかるんですけど、焦り過ぎて失うものもたくさんあります」と語った。『あーぶくたった、にいたった』チラシ『あーぶくたった、にいたった』は、別役実が昭和の“小市民”の姿を鮮やかに描写した傑作。西沢は今回の企画で初めて同戯曲に触れ、「不条理と言われるけど、アクロバティックな迷宮が潜んでいて、これは迷い甲斐があるなと思いました。『風が出てきた』『運動会が終ったんだよ』というセリフがあるんですが、オリンピック、パラリンピックが終わって、我々は何を見るのか? 何を置き去りにしてきたのか? 僕なりの“日本人論”みたいなものにたどり着けたらと思っております」と本格的な稽古の開始を前にしての意気込みを口にした。取材・撮影(会見写真)・文:黒豆直樹■『イロアセル』作・演出:倉持裕出演:伊藤正之東風万智子高木 稟永岡 佑永田 凜西ノ園達大箱田暁史福原稚菜山崎清介山下容莉枝2021年11月7日(日)プレビュー公演2021年11月11日(日)~2021年11月28日(木)会場:東京・新国立劇場 小劇場★9月26日(日)10:00よりチケット先行発売!■『あーぶくたった、にいたった』作:別役実演出:西沢栄治出演:山森大輔浅野令子木下藤次郎稲川実代子龍 昇2021年12月7日(火)~2021年12月19日(日)会場:東京・新国立劇場 小劇場チケット情報
2021年09月24日「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」にて公開されるホラーコメディ『キラー・ジーンズ』より、予告編と場面写真が解禁となった。シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」。日本のホラーファンからの熱狂的な支持を集めてきたシッチェス映画祭公認の映画祭で、今年で8回目を迎える。『キラー・ジーンズ』のほか、少女とネオナチの攻防を描く『BECKY ベッキー』、眠ってはいけない実験に強制参加させられる女性の恐怖『スリープレス・ビューティー 戦慄の美女監禁実験』、『屋敷女』監督コンビによる『呪術召喚/カンディシャ』などが上映される。このたび予告編が解禁された『キラー・ジーンズ』は、文明崩壊後の世界を、BMXにまたがり生きのびる青年の活躍を血みどろゴア描写満載に描いた『ターボ キッド』の製作陣が手掛けた、モノによる人間襲撃系ホラー最新作。これまで、トマトや、タイヤ、ソファなど思いもよらぬモノが人間に襲いかかってきたファンタ系ホラー映画の系譜を継いでおり、タイトルの通り、「ジーンズが人間に襲いかかる!」というワンアイディアで押し切ってしまう作品だ。とあるアパレルメーカーが開発した誰にでもフィットする魔法のようなジーンズ「スーパーシェイパーズ」。新アイテムの発売に向けて、店舗で従業員たちが忙しなく準備をしている中、ジーンズはひとりでに動き出し、次から次へと人々を血祭りにあげていく…。予告編では、履いた人間の足をあらぬ方向にバキッと曲げてしまったかと思えば、首に巻きついてそのまま締め殺したり、ファスナーを巧みに使って指を切断したりと、ジーンズの特徴を存分に活かした豊富な殺戮パターンを見せつけてくれる。また、なぜかボリウッドの音楽に合わせて踊ったり、血を美味しそう(?)にすすったりと生き生きとした姿も披露。人間のありとあらゆるパーツを木っ端微塵にしていく人喰いジーンズは、果たしてどれだけの犠牲者を出してしまうのか!?ファストファッションや消費文化の弊害をテーマに据えるなど、思いの外社会派な怪作。ホラーファンならずとも必見だ。『キラー・ジーンズ』は10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田ほかにて開催の「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キラー・ジーンズ 2021年10月29日よりヒューマントラストシネマ渋谷「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」ほか全国にて公開© 10619248 CANADA INC. / EMAFILMS 2019
2021年09月15日『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション』に選出されたホラー映画『キラー・ジーンズ』の予告編が公開された。1968年に創設され、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されているシッチェス映画祭。SF、ホラー、サスペンスなどのジャンル映画に特化した「世界三大ファンタスティック映画祭」の1つであるとともに、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の世界でも権威のある国際映画祭だ。『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション』は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。今年で8回目を迎え、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)、シネマスコーレ(名古屋)、シネ・リーブル梅田(大阪)、アップリンク京都(京都)にて、10月より開催される。これまでトマトや、タイヤ、ソファなど思いもよらぬモノが、人間に襲いかかってきたファンタ系ホラー映画。その系譜を継ぐ最新作として今回ラインナップされているのが『キラー・ジーンズ』である。タイトルの通り、「ジーンズが人間に襲いかかる!」というワンアイディアで押し切ってしまう作品だ。とあるアパレルメーカーが開発した誰にでもフィットする魔法のようなジーンズ『スーパーシェイパーズ』。新アイテムの発売に向けて、店舗で従業員たちが忙しなく準備をしている中、ジーンズはひとりでに動き出し、次から次へと人々を血祭りにあげていく。文明崩壊後の世界を、BMXにまたがり生きのびる青年の活躍を血みどろゴア描写満載に描いた『ターボキッド』の製作陣による『キラー・ジーンズ』もまた、スプラッターシーンの出血大サービス。予告編からも分かるように、履いた人間の足をあらぬ方向にバキッと曲げてしまったかと思えば、首に巻きついてそのまま締め殺したり、ファスナーを巧みに使って指を切断したりと、ジーンズの特徴を存分に活かした豊富な殺しのパターンを見せつけてくれる。また、なぜかボリウッドの音楽に合わせて踊ったり、血を美味しそう(?)にすすったりと生き生きとした姿も披露。人間のありとあらゆるパーツを木っ端微塵にしていく人喰いジーンズは、果たしてどれだけの犠牲者を出してしまうのか。ぜひ、劇場で本作を楽しんでほしい。『キラー・ジーンズ』予告編【開催情報】「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」会期・会場:・10月29日(金)~11月11日(木) @ヒューマントラストシネマ渋谷・11月開催 @シネマスコーレ・10月29日(金)~11月18日(木) @シネ・リーブル梅田・11月19日(金)~ @アップリンク京都料金:当日一般 1,600円 / 専門・大学生、シニア 1,200円 / 高校生以下 1,000円公式サイト:
2021年09月15日メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のボーカリストであるタカシが、自身の本名・松尾太陽名義で初のフルアルバム『ものがたり』をリリースした。松尾は超特急で唯一のボーカル・タカシとして様々な挑戦を続けている一方、個人名義の松尾太陽として2019年からはソロアーティストとしても活動し、ワンマンライブ・ミニアルバム発売・YouTuberでのカバー曲発表などを行っている。パワフルに多様なフィールドで精力的に活動を続けている松尾がソロデビュー1周年を迎えるにあたり発売するアルバムは、松尾の音楽への想いやこだわり、ストイックなアーティストとしての気質が凝縮された1枚となっている。今回は松尾にインタビューし、「アルバムを通しで聴く事」にこだわった理由から、アルバム内に散りばめられたギミックやメッセージ、そうした話から派生して出てきた松尾の持つ「音楽」への愛情とこだわり、アーティストとしてのストイックな姿勢など、アーティスト・松尾太陽の“今”について話を聞いた。○■アーティスト自身を表現する「作品」として、「アルバム」を大切にしたい。——今回どういったアルバムになっているのかお聞かせください。今回のアルバムは、CD1枚ではなく、作品として作り上げたいという想いがありました。コンセプトは「1つ1つの曲が点となって、全てが揃った時に線となり、様々なものがたりを紡いでいく」というものです。音楽が大好きで、様々な年代の作品を聴いていますが、アルバムのジャケットなどアートワークにこだわりがあるものや、ブックレットや小説が同梱されているものなど、コンセプトをしっかり作り込んだ“作品”に近いアルバムは、どれもすごく素敵だなと思っていたので、自分もアルバムを出せる時が来たら、そういったものを作りたいと考えていました。最近はアルバムというパッケージ自体を手に取ってもらいづらい状況もあります。ただそうした中でも、様々な角度から作り込まれているアルバムもあって、そこにはアーティストさんの自分らしさやこだわり、サービス精神を感じ取れて、とても素敵だなと思ったんです。僕個人の考えですが、パッケージを作ることは、アーティストにとって“儀式”だと思っています。とても大切な節目のイベントでもあるので、アルバムを出す際には、こだわって作り込もうと思っていました。○■自分の主戦場ではない世界観を敢えて用意し、その中へ没入していく。——今回コラボしたアーティストについてについてお伺いします。OHTORA、カメレオン・ライム・ウーピーパイ、THREE1989、BIALYSTOCKS、macicoら多彩なアーティストと組んでいますが、一緒に音楽作りに取り組んだ感想をお聞かせください。今回コラボさせていただいたアーティストの方々とのレコーディングは、刺激しかないものでした。まず楽曲自体にアーティストさんの個性や要素がふんだんに盛り込まれています。これは敢えて、僕に寄せていただくのではなく、皆さんらしさを出していただきたいと最初にお願いをさせていただいたからです。皆さんには惜しげもなくご自身の世界観を楽曲に出していただけたことに、とても感謝をしています。——アーティスト側からしたら自分の主戦場ではない楽曲や世界観も出てくると思います。なぜ敢えてこうした楽曲提供の方向性を選んだのでしょうか。高いハードルがあることはすごく嬉しいことでもあるんです。自分をこれまで以上にジャンプアップできる機会でもありますし、今の自分がやりやすいものだけで固めてしまうのは、自分にとって良くないことだなと思っています。その高いハードルを跳び超えることができるか、乗り越えられないかは、自分次第。何事も物怖じせずに挑みたいと常に考えていますが、今回もそうした気持ちで取り組ませていただいています。提供いただいたどの曲も、これまで経験したことがないような世界観や楽曲ばかりで、入り込めば入り込むほど、味わえば味わうほど、新たな魅力や面白さにどんどん気が付いて、それらが濃くなっていくんです。用意していただいた楽曲の世界観が50%だとしたら、残り半分は僕が色を付けて100%の楽曲へと完成をさせていく。今回いただいた曲は、そうした作業を行いながら作り上げていきました。どの楽曲も自分らしさをベースにしつつも、アーティストさんの世界観と僕自身をどこまで出して融合させるかは、色々と試行錯誤をしています。例えば「Time Machine」のように、自分の色を出すか、THREEさん(THREE1989)のテイストで行くか迷って、結局どちらにも寄せないという折衷案をとった楽曲もありました。——今回コラボした曲を聴いていると、歌っているのは松尾さん自身なのですが、楽曲中の世界観に合わせて色々なキャラクターを鮮やかに行き来しているような印象がありました。表現する上で大切にしていることは色々とあるのですが、声や歌い方の中でアクティング(演技)をして、曲の世界観やその歌詞の人物に没入していくという方法を採ることもあります。あと先ほど「楽曲に深く入り込んで魅力を知る」と話しましたが、元々僕自身が楽曲や作品の世界観や人物に没入していく作業が好きなので、そうした面も出ているのかもしれません。——今回のアルバムは各曲を楽しむほか、「通しで聴く事を楽しむ」という聴き方も1つの特徴となっていますが、そうした手法を取った理由はあるのでしょうか。僕は、アルバムは料理に例えるなら「コース料理」だと思うんです。コース料理は料理人が全体の流れやバランスを考えつつ、それぞれの料理を味わう。アルバムも同じだと思っていて、今回のアルバムも「この流れで聴いて欲しい」という想いをもって、セットリストやストーリー性などの組み立てを行いました。例えば1日の始まりから、昼・夜・深夜を経て、また朝に繋がる……というような、通しで聴く事で気付ける時間の流れや、想い、メッセージなども織り込まれています。○■ジャンルレスな楽曲を敢えて集める事で表現した、松尾の「これまでの道のり」——今お話をいただいた「メッセージ」や「想い」がどういうものなのか、お聞かせください。今回のアルバム制作には色々な想いをもって取り組みましたが、曲の組み合わせもこれまで自分が「音楽」と共に歩んできた道のりを表しています。例えば全く異なるジャンル曲を1つのアルバムに敢えて不規則に集めているのも「決して真っすぐで平坦なものばかりではなかった」ことを表しています。最後の曲「起承転々」の歌詞の通り、つまずいたり転んだり、たまには立ち止まってみたりして、順調な毎日じゃなかったかもしれないけど、そうした日々があったからこそ今があるし、これからもタイトルにある「ものがたり」は続いていく。自分の「ものがたり」は誰かに作られるものではなくて、自分で作っていくんだという歌詞があるんですが、これは僕自身がそのように考えていることでもあります。あと音楽的にも色々なジャンルを織り交ぜることで、通しで聴いた時に飽きずに聴き続けられる、という側面もあります。コーヒーを飲んで、チョコレート食べて、またコーヒーを飲んで……を続けるみたいな(笑)今回のアルバムの中には、綺麗に洗練された美しい「ものがたり」ばかりではなく、リアルな現実や、風刺、社会的要素など人生におけるビターな要素も織り込まれています。聴いていただいた方には良い意味で、何か心に引っかかるものがあると嬉しいなと思っています。今後もそうしたビターな要素のあるクリエイティブも、ポジティブなメッセージと併せて発信していきたいと思っていますし、色々な側面を出していけたら良いなと思っています。——最後に、松尾太陽として目指したいアーティスト像をお聞かせください。実はアーティストの方のルーツを分解するというか、「何でこういう曲が好きなんだろう」「こういう曲を作っているんだろう」という事を妄想しながら音楽を聴くことが好きなんです。そうして聴いている中で、親しみやすいけど、唯一無二の世界観を持った楽曲を数多く生み出す星野源さんの音楽の向き合い方は、僕の中で目標としていることの1つです。僕個人の見解ですが、影響を受けたであろう色々な音楽カルチャーを、ものすごい「我流」で星野さん流に噛み砕いて、音楽や世界観に反映しているように見えるんです。そうした音楽の咀嚼の仕方が、ものすごいカッコ良いな、と思っています。あとは、色々なことができて、色々な楽曲を送り出せるようにはなりたいと思いつつ、最終的にグループ(超特急)に得てきたものを還元できるようにしたい、という想いはデビュー当初から今も変わりはありません。
2021年09月14日「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」が10月29日(金)から、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに開催される。この度、本映画祭より『BECKY ベッキー』の予告編が公開された。1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されている映画祭。SFやホラー、サスペンスなどのジャンル映画を特化して扱う「世界3大ファンタスティック映画祭」のひとつだ。その名前を冠した「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。これまで2012年、13年、14年、15年まで開催され、2018年に日本のホラーファンから復活を求める声が多数集まり、3年振りに完全復活した。今年もホラーコメディからシチュエーションスリラー、オカルトホラーまで、観客を恐怖の奈落へと引きずり込む、個性豊かなラインナップになっている。その中でも目玉と言えるのが、13歳の少女vsネオナチという異色バトルが繰り広げられ、全米興行2週連続1位に輝いたヒット作『BECKY ベッキー』。“地下鉄降りたら即戦場”なアクション『ブッシュウィック 武装都市』(17年)、“ナゲット食ったら即ゾンビ”のホラーコメディ『ゾンビスクール!』(14年)といったジャンル映画で手腕を発揮してきたジョナサン・ミロ、カリー・マーニオンの監督コンビによる本作は、“別荘ついたら即ネオナチ”というユニークな設定が光るアクションホラーである。母親を亡くした13歳の少女ベッキーは絶賛、思春期中。山の中の別荘で、父から再婚相手を紹介されるも、反抗心からその場を飛び出してしまう。しかし、その直後に刑務所から脱獄したネオナチ凶悪犯4人組が別荘に押し入り、ベッキー以外を人質に。窮地に立たされる彼女だが、恐るべきスキルと思春期特有の複雑な感情がスパークして生み出されたありあまるパワーを駆使して、ネオナチたちに反撃を開始する。公開された予告編でも『アナベル 死霊人形の誕生』(17年)の子役ルル・ウィルソン演じるベッキーのバイオレンスぶりが炸裂。父親を拷問され怒り狂うベッキーは、動物をあしらったニット帽を目深に被って臨戦態勢に入ると、キラキラなラメがキュートな色鉛筆や古びた桟橋の板、天糸など身の回りのものを使い、森中にトラップを張り巡らせていく。さらには「捕まえてみな〜」と敵を挑発したり、木の上からお手製アスレチックを駆使して奇襲をかけたりと、『ホームアローン』も真っ青のDIY 精神と大胆な行動で、屈強な男たちを翻弄。彼女の勢いにビビったネオナチ男が「傷つけたくない」と休戦を持ちけてもなお「私は傷つけたい」とかますタフさは最高だ。男たちを頭脳と狂気で追い詰めていく『キックアス』も顔負けの、やりすぎな戦いぶりに注目だ。■イベント情報「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」10月29日(金)~11月11日(木)会場:ヒューマントラストシネマ渋谷11月開催会場:シネマスコーレ10月29日(金)~11月18日(木)会場:シネ・リーブル梅田11月19日(金)~会場:アップリンク京都料金:当日一般:1,600円 / 専門・大学生、シニア:1,200円 / 高校生以下:1,000円公式サイト:
2021年09月09日トロント国際映画祭が現地時間9日から開催される。昨年は圧倒的にヴァーチャル中心で、劇場での上映はドライブインシアターに限られていたが、ワクチン接種が進んだ今年はヴァーチャルと並行しての実施だ。オープニング作品は、世界プレミアとなるスティーブン・チョボスキー監督の『Dear Evan Hansen』。ミュージカル劇の映画化で、ベン・プラット、エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーアらが出演する。クロージング作品はチャン・イーモウ監督の『One Second』。こちらは北米プレミアとなる。世界プレミアとなる上映作には、ジェシカ・チャステイン主演の『The Eyes of Tammy Feye』、メラニー・ロランが監督と主演を兼任する『The Mad Women’s Ball』、バリー・レビンソン監督の『The Survivor』、アントワン・フークア監督、ジェイク・ギレンホール主演の『The Guilty』、セオドア・メルフィ監督、メリッサ・マッカーシー主演の『The Startling』、フィリップ・ノイス監督、ナオミ・ワッツ主演の『Lakewood』、アラニス・モリセットのドキュメンタリー『Jagged』などがある。すでにほかの映画祭で上映された作品には、エドガー・ライト監督の『ラストナイト・イン・ソーホー』、ジェーン・カンピオン監督の『The Power of the Dog』、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『The Electrical Life of Louis Wain』、ケネス・ブラナー監督の『Belfast』、オクタヴィア・スペンサーとリズ・アーメッドが出演する『Encounter』、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演の『DUNE/デューン 砂の惑星』、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』などが含まれている。トロント映画祭では一般人もチケットを購入すれば映画を見られるのが魅力。ヴァーチャルであれば、世界のどこにいても参加できる。しかし、注目作の多くはカナダに住む人のみのアクセスに限定されており、『Dear Evan Hansen』や『ラストナイト・イン・ソーホー』のように、いっさいデジタルはやらない作品もあるのがやや残念だ。映画祭は18日まで。文=猿渡由紀
2021年09月09日リドリー・スコットが製作総指揮、昨年のSXSW映画祭で絶賛された全米の“ドーナツ王”に迫った驚きのドキュメンタリー『ドーナツキング』の予告編が解禁された。アメリカ国内約2万5000店以上のドーナツ店のうち5000店舗があるカリフォルニア州。そこに住む人々の朝の車通勤の定番は、「ドーナツ2個と1杯のコーヒー」。そんなアメリカ人が愛してやまないドーナツ店の経営を始めて資産2千万ドル(日本円で約22億円)をも所有する“ドーナツ王”となったカンボジア人男性テッド・ノイ。誰もがうらやむアメリカンドリームを掴んだ彼は、なぜアメリカに渡り、いかにして現在も脈々と継がれるドーナツ店経営に至ったのか?そんな彼の人生は、カンボジア内戦、難民問題、大手チェーン店VS個人経営店の最新ドーナツ事情まで、幾多の困難にあふれていた。映画はそれらを乗り越えながら、思いもよらぬ方向へ転がる人生と数奇なエピソードが紡がれる。監督は、新進気鋭のアリス・グー。昨年のSXSWでその才能を絶賛された注目の女性監督だ。このたび解禁された予告編では、冒頭からテッドさんが焼き上げた沢山のドーナツがお目見え。胸が躍る何種類ものカラフルなドーナツが登場し、テッドさんを知る人々の証言が少しずつ積み重ねられていく。「大金持ち」「カンボジア難民にチャンスを与えた人物」「命の恩人」「お金のためなら何でもやる」「失望した」…果たして何が本当の彼の顔なのか。祖国カンボジアから自由の国アメリカへ渡り、生き抜くためにドーナツに全てを捧げた彼の人生に興味が掻き立てられる映像となっている。併せて、本作の舞台であるアメリカ・カリフォルニア州在住の映画評論家の町山智浩氏から本作へ熱いコメントが寄せられた。「ポルポトの虐殺から逃れ、難民としてアメリカに渡り、無一文からドーナツ王へとのし上がり、故郷の同胞を救うカンボジアのシンドラーになるが‥‥‥1分先が予想つかないジェットコースター人生!抜群の面白さ!」ピンクの箱に詰められた誰もが大好きなドーナツにまつわる、誰も知らない驚愕の真実。全米“ドーナツ王”の甘いだけではない人生を味わえる、格別のドキュメンタリーだ。『ドーナツキング』は11月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドーナツキング 2021年11月12日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020- TDK Documentary, LLC. All Rights Reserved.
2021年09月08日松尾太陽がファーストアルバム「ものがたり」を9月8日(水)にリリースする。メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のボーカル・タカシとして活躍する一方で2020年9月にはミニアルバム「うたうたい」でソロデビューを果たした。2021年1月には全編英詞のR&Bダンスチューン「Magic」、3人組ピアノバンド・Omoinotake提供曲のラブバラード「体温」、自身が作詞作曲を手掛けた「ハルの花」を3ヶ月連続配信リリースし、改めてその音楽性の豊かさを示した。そんな松尾の「今」が詰め込まれた「ものがたり」。より深く、より真摯に、成長を続ける彼の歌と音楽への向き合い方について聞いた。音楽に触れる機会が増えたことで生まれた歌への貪欲さ――まずは、アルバム「ものがたり」発売にあたって今のお気持ちをお聞かせください。初めてのフルアルバムなので、こうやって無事にリリースできてよかったです。今回、タイトルが「ものがたり」ということもあるので、いろんな曲を踏まえた上で、自分のこれまで描いてきた人生だったり、これからの明るい未来につながるような、そんな1枚になっているんじゃないかと思います。――アルバムの制作の過程で、歌への意識が変わったということはありましたか?歌に対しての姿勢がまた変わってきましたね。「もっとこんなふうにやってみたい」という気持ちが強く出てきたかな、と思っています。――具体的にどういったことにチャレンジしたいと……?レコーディングでとにかくいろんな手数を多く出してみるとかもそうですし、あと、定期的にボイストレーニングに通っているんですけど、何かしら歌だったり、音楽だったりに触れる機会は増えてきています。歌に対して貪欲になってきているのかな、と思うと、ちょっと嬉しい気持ちではありますね。さまざまな世界観が編み出す「ものがたり」――アルバムのタイトルが「ものがたり」ということで、歌詞や曲を聴いていても、ひとつひとつが短編小説のような雰囲気があるように感じたんですが、歌に出てくる人物像で自分に近いな、と思う曲はありますか?ほとんど僕自身の歌の表現でやらせてもらっている感じはありますね。ただ「マンションA棟」は歌詞が女性目線なので、そこはわりとキャラクターになりきって歌っています。――なるほど。自分に価値観が近いな、という部分だとどの曲になるんでしょうか。THREE1989さんが作ってくださった「Time Machine」です。ご本人からお聞きした話なんですけど、この曲はボーカルのShoheyさんの実体験が生かされていて、今の自分と過去の自分に問いかけるという歌詞の世界観なんです。学生のころからアーティストになりたいと思っていたそうなんですけど、周りからは「なれるわけないでしょ」って言われたり。歌詞の「チームメイトの笑い声恋した子の視線さえも」とか、そこにいるみんなは笑っているけど、俺は笑えてないよ、というときもあったけれど、「大丈夫、今の自分はしっかりその夢に向けて走っていけてるし、その夢を実現できているから、今持っている気持ちをどうか諦めずに進んでいいんだよ、自分らしくあっていいんだよ」ということを語り掛けているんですよね。そういったところで、どのアーティストさんもたくさんの葛藤があった中で今の時代を生きていらっしゃるんだな、というところに勝手ながら親近感が湧きました。――逆に、理解するのに時間がかかった、という曲はありますか?「マンションA棟」ですね。探れば探るほどギミックがおもしろいんです。マンションで始まってマンションで終わる曲なんですけど、例えば、「上の階ではしゃいでる子供たちは世界のリズム刻んで革命起こす前」って普通に考えたら上の部屋の子どもがはしゃいでるな、となります。でも、このマンションが地球だとしたら、世界だとしたら、「上の階って国の偉い人?」とか「世界のリズム刻むって、リズム作っているのは誰なんだ?」と。いろいろ考えたり、推測したりすることに特化している曲なのかな、と思います。普段の生活がそのまま歌につながっている――ご自身も作詞をされるということで、作詞をされる環境とか、制作過程についてもお聞きしたいです。基本的に家でやることが多いんですけど、ヒントを得るのは外が多いです。仕事の前に少し早く家を出て散歩してその時に感じた風や景色をメモして、帰ってきてから文章にして。おかしいところがあれば組み替えて、また組み替えて……って少しずつ自分の求めている詞に近づけていきます。――「ものがたり」に収録されている「ハルの花」も言葉のチョイスが優しいものが多かったり、歌い方も寄り添う優しさだったり包み込む優しさだったり……とご本人の人柄が出ているように感じられますが、松尾さんが感じる優しさってなんだと思われますか?うーん……。いろんな優しさがあると思うんですけど、どれだけ周りに視線を向けられているかということと、何事も労をねぎらうこと、でしょうか。自分のことばっかり考えていると、周りが見えなくなる。そういうときに見落としている部分ってすごくたくさんあると思うんです。で、周りを見て、自分がその人に対してどういうアクションが取れるのか、って考えるのが優しさなのかな。だからあえて何も触れないっていう場合もある。別に触れるのが全てじゃないから。やっぱり、自分自身のことで精いっぱいになっている人ってそういうのが出てこない。僕がそうなんですよね、余裕がない。――そういうふうに考えるようになったきっかけってあるんですか?今、通っているボイストレーニングの先生に注意されたことですかね。――へえ!自分のことしか考えていなくて、すぐに視界が狭くなるんですよね、僕の場合。もっと全方位を見なさい、労をねぎらいなさい、って言われて。――ボイトレでそういうことも指摘されるんですね。その先生が「心技体」をすごく大切にしていらっしゃる方なので、心の余裕がどれだけあるかが歌声にも響く、って。僕自身、それはすごく分かるんです。昔、地方のライブで寝坊して新幹線を乗り過ごしてしまったことがあるんですけど、本当に気持ちがブルーになってしまって。怒られるのもそうだし、とにかくもう申し訳なくって。その日のライブの歌は上手くいきませんでした。そういう経験があったので先生の話には「そうだな」と思って。立ち位置や歌詞を間違えるのって、絶対に余裕がないときなんですよね。どれだけ余裕がある状態にしておくかもそうなんですけど、自分のことを考えすぎるのもよくないですね。――余裕が持てるように、気をつけていることってあるんですか?歌う前に気をつけているのは、とにかく焦らないこと。レコーディングの日は、そのあとに仕事は特に入れないので、とにかくいいものを作ろうという一心ですね。あと、私生活においては、締め切りとか、迫ってくるようなものはなるべく早く片付けるようにしています。例えば公共料金の支払いとか(笑)――そういうのって地味にストレスになりますよね(笑)そう、期限がギリギリになると、結局行けなかったってときに大変じゃないですか。「どうしよ、出る予定ないわ、今からコンビニ行くんか、めんどくさ」ってなるから、だから極力早くやってくとか。別にそれに限らずなんですけど(笑)、思い立ったときにやるようにしています。あとはものがめっちゃ増えるので定期的に断捨離しています。――何が増えるんですか?服ですね。上京したてのころが一番散らかってました。服をクローゼットに入れずに置いたままにしちゃったり、ということがあったので。今はがんばって保っているほうなんですけど、収拾がつかなくなってきたら、断捨離をするとか、入れ替えを定期的にやっていますね。――頭の中の整理にもなりそうですよね。そうなんですよ。これがボイトレの話にもつながってきて。部屋のきれいさは心のきれいさってよく言われてて、部屋が汚ければ汚いほど、心が汚くなる。だから余裕がないときなんですよね。部屋を片付けると、「あ、自分の部屋ってこんなにいい部屋やったっけ」って感じて、達成感も解放感もあるし、心も浄化される。だから、歌をよくするには部屋を片付けなさいとも言われて。――すごい先生ですね。「いま部屋汚い?」とか聞かれます。ああ、たしかに今リビングがちょっと……って(笑)新しい挑戦がしんどいのは当然のこと――ご自身で気をつけていらっしゃることはたくさんあると思うんですけど、人に対してしないように、と心がけていらっしゃることはありますか?人の意見を絶対に拒否しない、ですね。どんなことも一回飲み込む。飲み込んで考えてみたときに「これはよくないかも」って思ったら一回提示をしてみます。「いま考えてみたんやけど」って。――アルバム制作の現場もいろんな方が関わって作っていくと思うんですけど、意見が合わなかったときはどういう提案をされたんですか?そういうときは実際に自分が思うものをやってみて、「提案があるんですけど、今のやってみたテイクと今から歌うテイクで聴き比べてみてください」と伝えます。それでも元のほうがいいという場合は、その世界観のほうがしっかり構築されているからこそなんだ、と思うので、納得できます。とりあえず、出すだけ出してみるっていう。あと少し考える時間をいただくこともありますね。――そういう意味で苦戦された曲ってあります?そうですね……「デジャヴの夜」、「Smile Game」あたりは苦戦しましたね。でも新しい挑戦でもあったから、その苦戦がしんどいというものではなく、当然だな、と思っていました。そういうのもありきで、たくさんのアーティストの方に楽曲をお願いしたいので、むしろぶつかっていきたかったです。――いろんなアーティストの方の曲をひとつにまとめるってすごく大変そうだな、と。大変ですね、やっぱり。アルバム自体は7月末ぐらいにできたんですけど、ちょうどグループ活動のほうもいろいろ平行してやっていて。――大変そう……そうですね、今考えるとどういうスケジューリングで考えてたんだろう、と思うんですけど、そのときはあんまり考えないんですよね、そういうこと。――意識して超特急とソロを切り替えたりとかもなく?例えば、「コント超特急」のリハのあとにレコーディングというスケジュールのときもあって、差がすごかったんですけど、移動している時間で勝手に切り替えられていました。基本的に超特急の現場に松尾太陽を持っていくことはないし、松尾太陽の現場に超特急を持ってくることはまずないんです。最初は「松尾太陽」と「超特急のタカシ」でキャラクターを変えようかな、って思ったんですけど、演技みたいになるのが嫌で。だからそのまんまでいこうと思ってやってみたら、無理なくできるようになりましたね。「ものがたり」で「松尾太陽」を深掘りしてほしい――お話をお聞きしていると、今の松尾さんがギュッとアルバムに詰まっている感じがしますよね。そうですね。前回のアルバムの「うたうたい」が僕の好きなものに特化したものだったんですけど、今回は割と松尾太陽の中身に触れてもらえる1枚かな、と思います。――松尾さんの中身って自分でアルバムを作って見えてきたものってあるんですか?自分ってこういう人間だったのかなあ、って。シティポップスも好きなんですけど、ジャズやR&Bとかそういったものがルーツになっている部分があるし、得意なわけじゃないんですけどラップも好きなんです。そういったものも「デジャヴの夜」に入っていたりだとか。「デジャヴの夜」は実は好きなものがふんだんに入っているんです。ラップもそうだし、オートチューンも初めてのことでやってみたかったし、曲のベースはジャズなんですよ。ハイハットの感じとか。あと、小説ではミステリーが好きなんですけど、そういう面では「マンションA棟」が当てはまったり、「起承転々」や「ハルの花」は自分らしさをけっこう押し出してもらえてるし、「Time Machine」も暗いところから明るいところにあがっていくっていう感情の起伏もすごい人間らしくていいな、って思ったり。――松尾さんが私の中であんまり感情のアップダウンがあるイメージではないので、歌で聴けるっていうのは新鮮ですね。深掘りしていくと僕という人間の奥の方まで理解できるような、そんな1枚ですかね。――最後に、アルバムを聞いてくださる方へのメッセージをお願いします。いまは1曲1曲を手軽に聴ける便利な世の中ですけど、アルバムやシングルって決められた曲の順番があるじゃないですか。一度、このアルバムの曲順のままで通して聴いてみてほしいですね。ひとつの点と点が線でつながっていって、ひとつのものがたりになっていく、点と点を線にするときのつなぎ目が今回は特に重要だと思うんです。たぶん、聞いてすぐに線が繋がるというわけではないと思うので、聴けば聴くほど理解が深まる曲がたくさんあると思います。あとはいろんなシーンに合わせて好きな曲を見つけてもらって聴いてもらえると嬉しいです。これだけ、いろんな曲があるから、何かしらハマる曲があると思うので、ぜひ何度でも聴いてみてください!ファーストアルバム「ものがたり」は9月8日(水)発売松尾太陽さんのサイン入りポラを2名様にプレゼント!ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント松尾太陽さんのサイン入りポラを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/鬼澤礼門、取材・文/ふくだりょうこ
2021年09月07日心が和むキッチンアイテム!松尾ミユキのかやふきん部屋に飾る一枚の絵を選ぶように、暮らしの中にプラスして、心が華やぎ楽しくなるインテリア雑貨をご紹介しています。今回は、松尾ミユキのかやふきんをご紹介します。ぜひチェックしてみてください♪松尾ミユキ かやふきんinstagram(@kakko_kakko)キッチンにお気に入りのアイテムがあるだけでテンション上がりますよね。instagram(@kakko_kakko)ごはんの仕込みにお皿洗い、ちょっとコーヒーを淹れたり。キッチンに立つ時間は意外と長いのかもしれません。instagram(@kakko_kakko)そんなとき、松尾ミユキさんのイラストが目に入ると心が和みます。instagram(@kakko_kakko)かやふきんは吸水性・速乾性に優れており、汚れも落ちやすいので使い勝手も◎です。
2021年09月02日「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」が10月29日(金)から、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに開催される。この度、本映画祭の予告編が公開された。1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されている映画祭。SFやホラー、サスペンスなどのジャンル映画を特化して扱う「世界3大ファンタスティック映画祭」のひとつだ。その名前を冠した「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。これまで2012年、13年、14年、15年まで開催され、2018年に日本のホラーファンから復活を求める声が多数集まり、3年振りに完全復活した。そして好評の昨年に続き今年も『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021』の開催が決定。8回目となる今回も、観客を恐怖のどん底へ叩き落す強力なラインナップで楽しませてくれるはずだ。映像初解禁となる当予告篇は“さあ、目を覚ませ”という呼びかけから始まり、待ち受ける新作6本への期待感を高める。そして目玉作品『BECKY ベッキー』の少女による脱獄犯への復讐バトルが幕開け。続く『呪術召喚/カンディシャ』は、少女たちが呼び覚ました邪悪な存在により窮地に追い込まれる姿を予見させる。さらに命を宿した新作ジーンズが人間を襲撃する『キラー・ジーンズ』、ゾンビで溢れかえり地獄と化した国会を描く『ゾンビ・プレジデント』、突然人体実験に巻き込まれた女性が狂気に目覚める『スリープレス・ビューティー 戦慄の美女監禁実験』、空港で出会った男女が喚き、叫び、衝突する『ロスト・ボディ ~消失~』と、刺激的な映像が連なる。ラストには“すべてはこれから”という言葉が映し出され、人々の隠された欲望を剝き出しにする予告篇に仕上がった。■イベント情報「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」10月29日(金)~11月11日(木)会場:ヒューマントラストシネマ渋谷11月開催会場:シネマスコーレ10月29日(金)~11月18日(木)会場:シネ・リーブル梅田11月19日(金)~会場:アップリンク京都料金:当日一般:1,600円 / 専門・大学生、シニア:1,200円 / 高校生以下:1,000円公式サイト:
2021年08月27日舞台『泥人魚(どろにんぎょ)』が、2021年12月6日(月)から12月29日(水)まで渋谷・Bunkamura シアターコクーンで上演される。宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、風間杜夫らが出演する。唐十郎の傑作戯曲『泥人魚』『泥人魚』は、2003年4月に唐十郎が「劇団 唐組」で初演し、第五十五回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞や第三十八回紀伊國屋演劇賞 個人賞に輝くなど演劇界を席巻した作品。人形劇『ひょっこりひょうたん島』をはじめ、数々の名作を残した井上ひさしが、「独特の詩情と叙情とユーモア。すぐれた劇詩人で舞台の魔術師、唐十郎の集大成」と絶賛した傑作戯曲でもある。ヒロインに宮沢りえ、磯村勇斗&愛希れいかも出演そんな『泥人魚』が、唐十郎と蜷川幸雄を師とする金守珍の演出により、初演以来18年ぶりに上演されることに。ヒロイン・やすみ役には、『下谷万年町物語』『盲導犬』『ビニールの城』に続き、舞台では本作が4作目の唐十郎作品出演となる宮沢りえを起用した。また、人気ドラマ『サ道 2021』や映画『東京リベンジャーズ』に出演し、劇場版『きのう何食べた?』の公開が控える磯村勇斗、宝塚歌劇団月組トップ娘役として人気を博し、退団後は舞台を中心に活躍する愛希れいかも出演。さらに風間杜夫、岡田義徳、大鶴美仁音、渡会久美子、広島光、島本和人、八代定治、宮原奨伍、板倉武志、奈良原大泰、キンタカオ、趙博、石井愃一、金守珍、六平直政もキャストに名を連ねる。舞台『泥人魚』あらすじ港の町を去って、今は都会の片隅にあるブリキ店で暮らす蛍一(磯村勇斗)。店主の静雄(風間杜夫)は 、 まだらボケの詩人だ。陽が落ちると急にダンディな夜の詩人と化す。ある時店に現れたのは、詩人を「先生」と呼ぶ男、しらない二郎(岡田義徳)。二郎は詩人静雄の元門下生であり、蛍一とは、長崎の諫早漁港で共に働いた仲だった。干拓事業の賛否に揺れる漁港では、湾を分断する「ギロチン堤防」が内側の調整池の水を腐らせ不漁が続き、池の埋め立てに反対だった仲間の漁師が、次々と土建屋に鞍替えしていく。そんな現実に絶望した蛍一は、港の町を去ったのだ。一方の二郎は、実は港に派遣された「さぐり屋」だった。依頼主は、月の裏側を熟知しているとのたまう女、月影小夜子(愛希れいか)。二郎の裏切りを蛍一がなじっていると、蛍一を探して、やすみ(宮沢りえ)という女が現れる。少女時代 、ガンさんという漁師に海で助けられ、その養女となった娘だ。「ヒトか魚か分からぬコ」と呼ばれるやすみは、ある約束を果たしに来たと言う。「人の海の貯水池で、言ったとおりの人魚になれ」と。蛍一の前で見せた片方の足には、一条のきらめくものがはりついていて──。<登場人物>やすみ(宮沢りえ)…「しゃっぱ漁港」から蛍一をさがして上京してきた娘。少女時代、ガンさんという漁師に、海で助けられ、そこの養女となる。海に漂う前は、椿という名でもあった浦上蛍一(磯村勇斗)…海の町を去って、今は都会の隅にあるブリキ加工店で暮らす月影小夜子(愛希れいか)…月の裏側を熟知していると、のたまう女性。しらない二郎を長崎に使いに行かした…。とある会社の秘書室長伊藤静雄(風間杜夫)…まだら呆けの詩人で、ブリキ店の店主作品詳細COCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』作:唐十郎演出:金守珍出演:宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、岡田義徳、大鶴美仁音、渡会久美子、広島光、島本和人、八代定治、宮原奨伍、板倉武志、奈良原大泰、キンタカオ、趙博、石井愃一 、金守珍、六平直政、風間杜夫音楽:大貫誉美術:大塚聡照明:泉次雄音響:友部秋一衣装:伊藤佐智子ヘアメイク:新井健生映像:大鹿奈穂、石原澄礼殺陣:佐藤正行美術助手:岩本三玲演出助手:加藤由紀子舞台監督:幸光順平宣伝美術:榎本太郎宣伝写真:江森康之宣伝衣装:伊藤佐智子宣伝ヘアメイク:稲垣亮弐宣伝広報:ディップス・プラネット■公演スケジュール公演期間:2021年12月6日(月)~12月29日(水)全28回会場:Bunkamura シアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1チケット発売日:2021年10月17日(日)10:00~チケット料金:S席 11,000円、A席 9,900円、コクーンシート 5,500円(全席指定)※コクーンシートは特に見づらい席となっている。■プレイガイド・Bunkamura チケットセンター(オペレーター対応/10:00~17:00)10月17日(日)発売日初日特電:TEL 03-3477-991210月18日(月)以降:TEL 03-3477-9999・オンラインチケット MY Bunkamura(システム利用料無料 PC・スマホ共通/座席選択可能)・Bunkamura チケットカウンター:10月18日(月)以降 Bunkamura1F 10:00~18:00・東急シアターオーブチケットカウンター:10月18日(月)以降(渋谷ヒカリエ 2F 11:00~18:00)・チケットぴあ10月17日(日)発売日初日特電:TEL 0570-02-9923(Pコード不要 10:00~23:59)10月18日(月)以降:TEL 0570-02-9999(Pコード:507-689)24時間・音声自動応答公式サイト:PC ・スマホ共通/座席選択可能セブン イレブン(24時間対応/毎週火曜日・水曜日の1:30~5:30を除く)※一般発売初日 10月17日(日)の取扱いは10:00~・イープラス公式サイト:PC・スマホ共通/座席選択可能ファミリーマート各店舗(店内Famiポート直接購入/座席選択可能)・ローソンチケット公式サイト:PC ・スマホ共通/座席選択可能ローソン・ミニストップ各店舗(店内Loppi直接購入/Lコード:32885)・楽天チケット:公式サイト(PC・スマホ共通/座席選択可能)※本公演は政府の判断によるイベント収容率に基づき、販売座席を決定する。※公演中止または、主催者がやむを得ないと判断する場合以外のチケットの払い戻しはしない。※発売初日のみ1回の受付につき4枚までの枚数制限がある。※10月18日(月)以降は残席がある場合のみ取扱う。※未就学児童の入場はできない。※チケット購入時に登録の氏名・緊急連絡先は公的機関からの要請により提供する場合がある。※車椅子スペース(S席相当)には限りがある。車椅子での観劇希望者は、座席指定券を購入のうえ、早めにBunkamuraへ連絡する。S席以外の座席指定券購入者は、差額を支払う。また、座席で観劇する場合も公演日前日までに購入席番をBunkamuraに連絡する。※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は禁止。※各営業時間は変更になる可能性がある。詳細はホームページを要確認。【問い合わせ先】・チケットに関する問い合わせ先Bunkamura チケットセンター:TEL 03-3477-9999(10:00~17:00)・公演に関する問い合わせ先Bunkamura:TEL 03-3477-3244(10:00~18:00)
2021年08月21日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。同じ年で気心が知れた仲だが初共演となる2人は、よくプライベートで食事にも行き「いつか外部の舞台とか一緒にやれたらいいね」と話していたという。戸塚は「スイッチが入る内を1番の特等席で見れる。やっぱり内って、圧倒的主役感があるんですよね」と絶賛し、内は「やめろやめろ! ハードル上げるな」とツッコミ。「もうハムレットにしか見えない!」と続ける戸塚に、内は「やめろ、終わってからにしてくれ!」と要請したが、戸塚は「内って結構『やめてくださいよ』みたいにぼやいたりもするんですけど、ちゃんとやるんですよね。そこが好きなんです」と明かした。内は戸塚の芝居について「錦さん(錦織一清)イズムも継いでるなと感じ、見てるとちょっと錦さんに見えてきたり」と表す。その流れで錦織から贈られた楽屋のれんの話になった内は「すごいかっこよくて、真っ白で『錦織一清より』と書いてるんですけど、僕の名前書いてないんですよ。錦さんらしいでしょ?」と説明。一方の戸塚は「今回、シアターコクーンさんからお借りしました。特にないです、誰かからとか」と驚きの発言。戸塚は「(今回演じる)武年は端役なので、絶対(楽屋のれんを)持ってないです。デニーロ・アプローチでやってるので」と役作りにかける意気込みを見せた。また、演出の中屋敷からは「この4名に関しては、元々大ファンというか、もう好きなので、どうしたらこの4人からいい油が採れるかなとずっと考えています」とキャスト陣についての話も。「戸塚くんは絞れば絞るほど、いい油が出るんですよ、俳優の油が。だから戸塚くんのごま油をたくさん出す。内くんはオリーブオイルをたくさん」と独特の表現で周囲を感心させる。そんな中屋敷に内は「僕は、稽古に入ったとき、とっつーと中屋敷さんがデキてると思ってたから。仲が良すぎて」と爆弾発言。「好きだからね」と納得する中屋敷に、内からは「『次の日来れない』という日に、稽古場でとっつーと抱き合ってるのを見てる。2人で抱き合ってて、あれ、これチューするんじゃないか? と思ったけど、さすがにチューはしなかった」と目撃談も飛び出す。しかし戸塚は「(チューは)できないですね。そこはやっぱり五関晃一がいるんで……」と、複雑な人間関係のようだった。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。矢島は稽古での出来事について「納谷さんが誕生日を迎えられたときに、(戸塚と内)お2人でサプライズで喧嘩をし出したんですよ。『こんなんで初日迎えられない!』みたいなのを2人でバチバチやり始めて、本当に恐ろしくなっちゃって、泣いちゃいました」と告白。能條も「私も本当にびっくりした」と驚きを表す。戸塚は「納谷くんのバースデーだったので、何かできないかということで、1回落胆させてからめちゃくちゃ喜ばせるというのをやりたくて」と説明し、内が「2人で打ち合わせして『じゃあ、ドッキリで2人で喧嘩するか?』と。稽古が終わったあとにとっつーが中屋敷さんに対して『俺、全然違うと思います。納谷が全然出来てないですよ』みたいな入りをして、それを僕が『とっつー、やめとけよ』と止める。そしたらとっつーが『内は黙っとけよ!』と言って、俺もスイッチ入って『なんだとてめえこの野郎!』と言って喧嘩が始まるというドッキリをしたら、想像以上に皆が引いちゃった」と苦笑。内が「電気を消して『ハッピーバースデー』と歌ったんだけど、誰も歌っていなかった」と振り返ると、能條が「なんなら納谷さん、泣いてましたよ」と指摘し、内は「結果的にバースデーを歌ってたのは2人だけだった。ちょっとやりすぎちゃったのかなあって」、戸塚は「次は気をつけよう」と反省していた。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日舞台『フォーティンブラス』の公開ゲネプロが19日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて行われ、戸塚祥太、能條愛未、矢島舞美、内博貴、中屋敷法仁(演出)が取材に応じた。横内謙介が1990年に書き下ろした同作は、劇団善人会議(現:扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれてきた。「フォーティンブラス」とはシェークスピアの代表作『ハムレット』の中に登場するノルウェーの王子の名前で、長いハムレットの物語の中で2回だけ登場するこの「脇役」にスポットライトを当てた物語となる。取材に登場した4名のキャストのほか富岡晃一郎、納谷健、吉田美佳子、新原武、吉田智則らが出演している。ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川さんの姉で同社名誉会長の藤島メリー泰子さんの死去が17日に発表され、戸塚は故人について「自分が間違ったことをした時には本当に愛のあるお叱りをしてくださった」と振り返る。「まだジャニーズJr.に入ったばかりの小さい頃に先輩のバックで踊っていたら、褒めてくれたこともあったりして。踊りを踊ってたら『あの子がいいよ』と言ってくれた。『メリーさんに褒められた』と言われて、『ありがとうございます!』とすごく勇気づけられ、それを励みに頑張れた時もあった」と感謝する。「数少ない場面だったり言葉だったりしますけど、自分の中で大切にして、これからも精進したいなと思いますし、天国でジャニーさんと一緒に、僕たちのことを見守っていてほしいです」と追悼した。訃報を聞いて「すごく驚きました」という内は、「昔よくメリーさんに食事に連れて行って、その頃から『ジャニーさんの言うことは聞いておきなさいよ』と言われていました。本当にお寿司だったり和食屋さんだったり焼肉だったりいろんなところに連れて行ってもらいました」と明かす。「焼肉の日はメリーさんがすごい量のお肉を頼んでくれるんですけど、良いお肉ってそんなに何枚も食べれないじゃないですか。子供に対しての『たくさん食べなさい』という愛情だと思うんですけど、こんな山盛りやつをそのままギャンって(鉄板に全て乗せて)焼いて、焼きというか"蒸し"みたいな……だから焼肉に行く日は結構準備をしてから行っていたのを覚えてます」と苦笑した。内はさらに「焼き肉に行った日もやっぱり『ちゃんと見てくれてるからね』とジャニーさんの話になるし、叱られる時は叱られますし。僕は大阪の人間なんですけど、本当に東京のお母さんみたいな存在でした」としみじみ。「昨日ちょっと目を怪我しちゃって赤くなったんですけど、これで済んだのは、もしかしたらメリーさんが守ってくれたのかなぁと思ったりもして。とっつーとも言っていました」と語った。公演はBunkamura シアターコクーンにて8月19日~29日。
2021年08月20日映画祭「世界の秀作アニメーション 2021 秋編」が8月31日(火)より東京都写真美術館にて開催されることが決定。上映ラインナップも発表された。同映画祭は、世界の秀作アニメーション15作品以上を一堂に集めたイベント。今回上映される作品には、ディズニーの名作『ファンタジア』をはじめ、アヌシー国際アニメーション映画祭・観客賞、東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)グランプリを受賞した『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』や中国アニメ『羅小黒戦記』。飛行機事故で島に不時着した少年が、様々な土地をオートバイで駆け抜けるロードムービー『Away』。ひとりの女性の半生と共に、現代台湾の大きなうねりを追う『幸福路のチー』。ポール・マッカートニーがエンディング曲を書き下ろした、戦争を描くアニメーション映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』。ベル・エポックと呼ばれた19世紀末から20世紀初頭の美しいパリの物語『ディリリとパリの時間旅行』、ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映などがラインナップされている。なお期間中は、日本未公開作のスニーク・プレビュー(作品名を明かさない覆面試写会)や、『カラミティ』応援団決起試写会など特別企画も予定している。「世界の秀作アニメーション 2021 秋編」は8月31日(火)~9月17日(水)東京都写真美術館にて開催。※期間中9/6,13は休館のため休映(cinemacafe.net)
2021年08月11日COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』が11月3日(水・祝)~11月28日(日)、Bunkamuraシアターコクーンにて上演される。この度、本作より待望のメインビジュアルと公演情報が解禁となった。本作は2020年1月にシアターコクーンの芸術監督に就任した松尾スズキが新たに演出を手掛ける、現実と物語が交錯するゴージャスでファンタジックなミステリーコメディ。2000年上演のミュージカル『キレイ-神様と待ち合わせした女-』でシアターコクーンに衝撃的な登場し『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』や『ニンゲン御破算』、『フリムンシスターズ』など、次々とオリジナル作・演出作品を発表してきた松尾が、主演ドラマ『ちかえもん』でコメディセンスの冴えを見せた藤本有紀の脚本でミステリーをとラブコール。初めて、シアターコクーンで自作以外の戯曲演出に挑戦する。キャストは主演の松たか子を筆頭に神木隆之介や大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世、と実力派揃いの錚々たるエンターテイナーが集結。発表されたメインビジュアルは、可愛さとダークさが混在した童話風の絵柄が特徴で動植物や少女を細密に描き、特に擬人化した猫をモチーフとした画風で女性を中心に圧倒的な人気を誇る画家・絵本作家のヒグチユウコが描き下ろしている。ヒグチユウコは、ホルベイン画材、資生堂、GUCCI、ユニクロ、MELANTRICK HEMLIGHET など企業・ブランドとのコラボレーションも多く、2015年には自身のオリジナルブランド「Gustave」(ギュスターヴ)を立ち上げ、全国各地で展示会を行うなど人気の作家だ。今回のコラボは以前よりヒグチユウコファンを公言していた松尾スズキたっての希望が実現し完成。主人公のティーン向け小説家(松たか子)と、その担当編集者(神木隆之介)、極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向文世)が、19世紀ロンドンを思わせる衣裳で描かれており、ヒグチの描く人気キャラクターひとつめちゃんと、黒猫も描かれている。また公演情報としては、開演時間を含む公演スケジュールやチケット販売の詳細などが発表となった。■公演情報COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』【東京公演】11月3日(水・祝)~11月28日(日)上演会場:Bunkamuraシアターコクーン東京公演チケット一般発売:9月12日(日)10:00~【大阪公演】11月4日(土)〜12月12日(日)会場:森ノ宮ピロティホール大阪公演チケット一般発売:11月7日(日)10:00~演出:松尾スズキ作:藤本有紀宣伝イラスト:ヒグチユウコ出演:松たか子、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世公式サイト
2021年08月06日バリアフリーと多言語に特化したオンライン型劇場「THEATRE for ALL」が、よりお得に活用できる月額制の“月額会員”プランを開始。これにより演劇や映画、ダンス、メディア芸術に加え、解説動画など60本以上が見放題となり、今後も話題作の配信を予定。さらに会員制コミュニティへの参加など、THEATRE for ALLをたっぷり楽しめるプランとなっている。メンバーシッププログラム“月額会員”月額1,800円(税込)で、演劇や映画、ダンス、メディア芸術、ドキュメンタリー作品に加え、解説動画など60本以上の定額見放題対象の作品(無料会員も利用可能)が見放題にくわえ、THEATRE for ALL LAB会員制コミュニティ&イベントに参加できるプラン。毎月約2本の新規配信を予定している。会費の一部は作品のバリアフリー化の資金やイベントのアクセシビリティ対応の費用に充当される。新作情報【ドキュメンタリー映画】『ヴァンサンへの手紙』友人のヴァンサンが突然に命を絶った。彼の不在を埋めるかのように、レティシア・カートン監督はろうコミュニティでカメラを回しはじめる。美しく豊かな手話と、優しく力強いろう文化。それは彼が教えてくれた、もう一つの世界。共に手話を生き、喜びや痛みをわかちあう中で、レティシア監督はろう者たちの内面に、ヴァンサンが抱えていたのと同じ、複雑な感情が閉じ込められていることを見出す。通常価格:1000円(税込)※月額制メンバーシップ対象作品 アクセシビリティ:バリアフリー日本語字幕【ドキュメンタリー演劇】True Colors DIALOGUE「私がこれまでに体験したセックスのすべて」ママリアン・ダイビング・リフレックス、ダレン・オドネルが手がける、シニアたちが語る笑って泣けるセックスと人生の物語。若者たちへエールを送るドキュメンタリー演劇。2021年4月にTrue Colors Festivalで上演された話題作のダイジェスト映像(日英字幕付き)を公開。通常価格:無料※月額制メンバーシップ対象作品 アクセシビリティ:日本語字幕、英語字幕月額制メンバーシッププログラム“月額会員”、今後は?Palabra Pickup:映画や芸術作品の字幕や音声ガイド制作を手がけてきた「Palabra」がこれまで出会いの中から、いま改めて語り合いたくなる作品を中心にご紹介。ソーシャルインクルージョンや我々を取り巻く社会について、視野を広げたり考えを深めるきっかけとなるかもしれません。Precog Pickup:先進的な舞台作品の上演映像の中から、多言語対応・バリアフリー対応した旧新作を、演劇・パフォーミングアーツの企画制作会社「Precog」よりご紹介。現代社会をアーティストの視点から読み解いてみよう。Takeshi Otaka Pickup:様々な映画をはじめとしたクリエイティブなプロジェクトを実現してきたクラウドファンディングサービス「Motion Gallery」の 代表・大高健志氏がキュレーションする映画をバリアフリー対応してお届け。THEATRE for ALL Grant:アワードを通じて作品を募集し、バリアフリー・多言語アクセシビリティ対応費用をTHEATRE for ALL が負担して公開(一部/全額)などを予定。手話特集「見える言語・動く言語ー手話で感じる世界の見え方ー」特集企画の第1弾として手話やろう文化について理解を深める特集企画「見える言語・動く言語ー手話で感じる世界の見え方ー」を8月27日(金)まで開催、『ヴァンサンへの手紙』などの配信スタート、手話で御覧いただける作品のご紹介など、「手話ってどんな言語なんだろう?」というテーマに異なる切り口で迫る。手話特集にあわせ、お笑いを通じて「手話」の魅力と「ろう文化」をユーモア交え発信しているろうお笑いコンビのデフWがTHEATRE for ALL オフィシャルナビゲーターに就任。新たに考案した「THEATRE for ALL」の手話をYouTubeで紹介するなど活動をスタートする。手話特集「見える言語・動く言語ー手話で感じる世界の見え方ー」期間:実施中~8月27日(金)THEATRE for ALLの手話決定手話はろう者のコミュニティの中で自然と生まれていくもので、固有名詞の手話は新たに考案する必要があります。「THEATRE for ALL」の手話を新たに考案し、デフWのお二人に動画で紹介いただきました。ろうお笑いコンビ「デフW」が配信作品をナビゲートデフWさんの鑑賞体験を手話で発信していただきます。THEATRE for ALLでは、手話に対応した動画がおよそ30点公開されていますが、果たしてどんな感想をいただけるかお楽しみに。ブックレビュー企画THEATRE for ALLには、手話が第一言語の方、身近に手話がある方、手話やろう文化にあまり馴染みのない方、様々な方が集っています。共通のテーマをもとにおすすめの本を一冊紹介していただくこの企画では、レビューを通して、直接に手話について語る中では発見しきれない、皆さんの視点や発想の種を探ります(後日詳細公開)。手話つき動画の視聴モニター募集バリアフリーについてフィードバックをいただく視聴モニターを募集します。THEATRE for ALLでは、様々な当事者の方々に配信作品を無料でご鑑賞いただき、サービスや作品のバリアフリーについてフィードバックをいただく視聴モニターを募集します。下記3作品が対象となります(後日募集開始)。・佐藤雅彦オンライン授業~NHK・Eテレ教育番組『ピタゴラスイッチ』『0655・2355』などをはじめとする様々な映像を制作してきた、東京藝術大学大学院映像研究科教授・佐藤雅彦によるオンライン授業。・「サンライズ・ヴァイブレーション」|太田信吾~新型コロナウイルスによる外出自粛により運動不足や精神的不調を訴える人が増加するなか、「肛門日光浴」を実践するミュージシャンの男性が、その一風変わったアクションで人々を勇気付けてゆく物語。・「hesheit」|ウィスット ポンニミット~バンコク出身のマンガ家ウィスット ポンニミットの作品「hesheit」を作家自身の手でアニメ化。ウィスット初期の魅力が詰まったアニメーション集。(text:cinemacafe.net)
2021年08月01日女優の沢口靖子が主演を務める、映画『科捜研の女-劇場版-』(9月3日公開)の予告編が22日、公開された。同作は1999年の放送開始から、安定的な人気を誇るテレビ朝日の人気シリーズ。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心に、所長・日野和正(斉藤暁)、化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)、映像データ担当・涌田亜美(山本ひかる)、物理研究員・橋口呂太(渡部秀)など、 ひと癖もふた癖もある研究員たちが、それぞれの専門技術を武器に科学的な見地から事件の真相解明に挑む姿を描く超人気科学ミステリードラマとなっている。解禁となった予告編は、舞い落ちる紅葉と不安げなマリコ(沢口靖子)の表情、そして「助けて」と言いながら高所から自ら飛び降りる京都、ロンドン、トロントの事件「世界同時多発“科学者”不審死事件」から幕を開ける。京都で起きた2つの事件は、犯罪につながる物的証拠が出ずに自殺として処理されようとしていたが、被害者たちの「助けて」という死の間際の一言に違和感を覚えたマリコたち科学捜査のスペシャリスト「京都府警科学捜査研究所」のメンバーと捜査一課の土門刑事(内藤剛志)は強引に捜査を進めていた。2人の被害者が科学者で研究テーマが類似していたこと、さらに2人の衣服から見つかった“未知の細菌”から、世界的な発見で脚光を浴びている天才科学者・加賀野亘(佐々木蔵之介)へとたどり着く。加賀野が研究しているのは、人間の遺伝子をも凌駕し、適正体重へと導く腸内細菌、通称『ダイエット菌』で、双子の一人に医学的に感染させる(=感作させる)という禁断の実験を行っていた。ダイエット菌と今回の事件の関係性に目を付けたマリコは、加賀野を追い詰めようとするも「直接的な証拠は一切ないのに、逮捕できると思っているのか」と一蹴されてしまう。絶体絶命の窮地に陥るマリコたちだが、父である榊伊知郎、元科捜研所長・宮前守、元夫・倉橋拓也、そして元科捜研物理研究員・相馬涼たち歴代レギュラーメンバーの力も借りて、事件解明に向けて動き出す。しかし、マリコにも未知の細菌の魔の手が襲い掛かる衝撃的なラストで予告編は終わる。あわせて公開された本ポスターには、劇中で鍵となる加賀野の近未来的な実験室を背に、20年以上続くシリーズの歴代レギュラーキャストと今回のゲストの合計21名が集結。主題歌は新進気鋭の女性シンガー・遥海が担当し、本作のために描き下ろされた。主人公マリコのいろいろな声に耳を傾け真実を求め続けるまっすぐな女性像にインスパイアされ「どんなに迷ったり悩んだりつらい時があっても、決して一人じゃないみんながいるよ」というメッセージを込めたバラードに仕上がっている。○遥海 コメント20年以上も続く、歴史の長い素晴らしい作品に携われてとても光栄に思います。沢山の方々に愛されてるからこそ、責任を持って、そして、心を込めて大事に「声」を歌わせて頂きました。この曲が、映画をご覧になる皆さん、聴いていただける皆さんの心に響いたら嬉しいです。○沢口靖子 コメント記念すべき集大成「科捜研の女 -劇場版-」を、力強くのびやかな遥海さんの歌声が盛り上げて下さいます。光、新しい今日、見上げた空。。。何度やっても結果が出ない。でも決してあきらめず真実に辿りつこうと試みる…そんなマリコの精神と重なり、遥海さんの言葉が胸に響きました。○兼﨑涼介監督 コメントマリコたちが様々な「声」を感じ取り、自分たちの「声」で答えを導き出す。『科捜研の女』の根幹にあるものを再認識させられる楽曲でした。私が撮影する際に意識していた「優しさを持ったエンターテイメント」を体現してもらっていると感じています。曲を聴いた後「雲の隙間から一筋の光」そんな映像を思い浮かべて勝手に幸せな気持ちになっています。○関拓也(テレビ朝日・ゼネラルプロデューサー) コメント2019年にSony Music新人コンベンションライブにご招待いただき、その中でデビュー前の遥海さんの歌声を聞きました。圧倒的かつ透明感のある歌声は、出演者の中でも群を抜いていて、その後もずっと心に残っており、いつかお仕事でご一緒させていただきたいと思っておりました。「科捜研の女」初となる映画の主題歌をどなたにオファーするか考えている際に、マリコの芯があり、何事にも真摯に向き合う姿を歌でも表現して欲しいと考えたときに遥海さんのパフォーマンスを思い出し、今回オファーさせていただきました。完成した楽曲は、悩んだり迷ったりしたときに優しく包み込んでくれる道標のようなマリコの暖かさを感じました。映画の世界をより広げてくれていて本当に感謝しております。(c)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
2021年07月22日「鬼滅の刃」TVアニメ第2期<遊郭編>の放送局がフジテレビ系に決定。さらに、大ヒットとなった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が9月25日(土)、土曜プレミアムにて初放送されることも分かった。単行本全23巻で累計発行部数が1億5000万部を突破した漫画「鬼滅の刃」。これを原作としたTVアニメが2019年4月より放送を開始し、大きな反響を呼んだ。TVアニメは、家族を鬼に殺された炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、鬼殺隊へ入隊することから始まった。そして、昨年公開された劇場版は、炭治郎たちの新たなる任務が描かれ、歴代興行収入1位を獲得した。今回フジテレビが放送する<遊郭編>では、劇場版のその後を描き出す。さらに、制作会社ufotableが描き下ろした第1弾のキービジュアルも公開。炭治郎や禰豆子に加え、本作の主要キャストとなる音柱・宇髄天元らの姿も描かれている。また土曜プレミアム枠では、話題の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を、地上波、衛星、配信を含めどこよりも早い世界最速で初放送が決定。全編完全ノーカットで放送され、放送後には<遊郭編>の新情報やキービジュアルに描かれている新キャスト発表なども予定しているという。「鬼滅の刃」遊郭編は2021年、フジテレビにて放送予定。土曜プレミアム『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は9月25日(土)21時~フジテレビにて放送。※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 2020年10月16日より全国にて公開©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2021年07月14日8月19日(木)〜29日(日)にBunkamuraシアターコクーンにて上演される、舞台『フォーティンブラス』のオールキャストが発表された。主人公フォーティンブラス役を演じるのが、A.B.C-Zの戸塚祥太。対立するハムレット役を内博貴が演じることが伝えられていた。この度、新たに発表されたキャストは、かつて乃木坂46メンバーとして活動し、近年は女優として読売演劇大賞作品賞を受賞した『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』や、『ポーの一族』などの好演が光る能條愛未。そして、ハロー!プロジェクトを卒業後、映画『初恋』出演や舞台『フラガール - dance for smile -』ほかの活躍で、女優としての実績を着実に積み重ねている矢島舞美。さらに劇団「ベッド&メイキングス」を主宰し、映画、テレビでも活躍する富岡晃一郎、舞台『刀剣乱舞』の小夜左文字役で注目され、劇団Patchメンバーとしても活躍する納谷健、本作の作者・横内謙介作品に数多く出演する吉田美佳子、同じく横内主宰の扉座メンバーとして劇団をけん引する新原武、『飛竜伝2020』など数々の話題作に出演するベテラン俳優の吉田智則が脇を固める。『フォーティンブラス』作・横内謙介演出・中屋敷法仁出演・戸塚祥太(A.B.C-Z)/ 能條愛未矢島舞美 / 富岡晃一郎納谷 健吉田美佳子新原 武吉田智則 / 内 博貴2021年8月19日(木)〜29日(日) Bunkamuraシアターコクーン会場 Bunkamura シアターコクーンチケット料金 S席10,500円A席8,500円コクーンシート5,500円パンフレット付きチケットS席12,500円A席10,500円コクーンシート7,500円※パンフレットは当日会場にてお渡し※全席指定・税込※コクーンシートはご覧になりにくい席オフィシャル抽選先行 受付期間:7月11日(日)12:00〜7月12日(月)23:59一般発売日 2021年7月31日(土)10:00〜チケット発売窓口【チケットぴあ】 ※PC/スマートフォン共通(Pコード:507-646)【Bunkamura】 Bunkamuraチケットセンター:03-3477-9999※オペレーター対応Bunkamuraチケットカウンター(Bunkamura1F)※8/1(日)以降、残席がある場合のみ取り扱い東急シアターオーブカウンター(渋谷ヒカリエ2F)※8/1(日)以降、残席がある場合のみ取り扱い
2021年07月12日7月11日(日)よりBunkamuraシアターコクーンにてCOCOON PRODUCTION 2021『物語なき、この世界。』が開幕した。この度、本舞台の作・演出の三浦大輔、出演者の岡田将生、峯田和伸、寺島しのぶのコメントと舞台写真が公開された。本舞台に登場するのは、ドラマの主人公に憧れる売れない俳優と、人生にドラマを求める売れないミュージシャン。新宿歌舞伎町のうらぶれた風俗店で10年ぶりに邂逅するふたりが、人間のエゴをさらけ出していく。売れない俳優・菅原裕一役には岡田。売れないミュージシャンで菅原の田舎の高校の同級生、今井伸二役にはロックバンド銀杏BOYZの峯田。そして、今井のバイト先の後輩でフリーターの田村修役には柄本時生。菅原の彼女でOLの鈴木里美役を内田理央が務める。そのほか、キーマンとなる橋本浩二役に星田英利、本作品の鍵を握る歌舞伎町のスナックのママ、橋本智子役に寺島。さらに、宮崎吐夢、米村亮太朗など個性豊かな俳優陣が脇を固める。三浦大輔と出演者のコメントは以下の通り。■三浦大輔コメント稽古中はマスク着用で何とかやってきました。難しいテーマでしたので、舞台として成立するのか手探りでしたが、良いものをお届けしたいと皆で一緒に意見交換しながら協力しあってこの世界感を作り上げました。(キャスト・スタッフの皆さんには)感謝しています。いよいよお客様にお見せ出来るので、反応が楽しみです。■岡田将生コメント感染対策を徹底的に行いながら稽古をやってきました。この作品は疲れれば疲れるほど良くなってプラスになっていき疲労感イコール気持ちよくなってきて、とても充実した稽古ができました。やっとお客様の前で最高の芝居を届けられるのが嬉しいです。ひとつひとつのシーンを大切に演じていきます。■峯田和伸コメント稽古場ではマスク着用でしたので目だけの情報だけで稽古をしていましたが、劇場に入ってマスクを外してお芝居ができるのでやっと一緒にお芝居ができているな、と実感がつかめた感じがしました。本場が楽しみです。舞台は同じ設定で同じセリフを話しますがそこに楽しみを見出したいと思っています。これが最期になってもよいという覚悟で、自分がやらなくてはいけない事をやるだけです。頑張ります。■寺島しのぶコメント三浦さんの舞台は『禁断の裸体』以来で、その時も子供が生まれて2年経った時で煙草の火がつけられない程緊張したのを覚えています。今回も2年振りに舞台へ引き戻してもらい縁を感じています。三浦さんのグサッと刺さるセリフを理屈っぽくなくいかにサラッとメッセンジャーとして伝えるためにどう身体に入れるのか戦っています。稽古の始め、三浦さんに“岡田さんは風俗に通う体形をしていない”と言われていましたが、今では風俗に通う身体が形成されていて、その変わっていく姿を近くで見られたのはお宝でした。COCOON PRODUCTION 2021『物語なき、この世界。』■作・演出三浦大輔■出演岡田将生、峯田和伸、柄本時生、内田理央、宮崎吐夢、米村亮太朗、星田英利、寺島しのぶ日高ボブ美、増澤璃凜子、仁科咲姫、有希【東京公演】2021年7月11日(日)~8月3日(火) Bunkamuraシアターコクーン■チケット料金(税込):S席11,000円A席9,000円コクーンシート5,500円※コクーンシートはご覧になりづらいお席となります。■問合せ:Bunkamura 03-3477-3244 (10:00~18:00)www.bunkamura.co.jp【京都公演】2021年8月7日(土)~8月11日(水)京都劇場■チケット料金(税込): 11,500円(全席指定・税込)■京都公演主催:読売テレビ、サンライズプロモーション大阪■問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888 11:00~16:00/日曜・祝日は休業
2021年07月12日舞台・COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』が2021年11月3日(水・祝)から28日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで、12月4日(土)から12日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。演出は松尾スズキ、作は藤本有紀が担当し、松たか子、神木隆之介、小日向文世らが出演する。松尾スズキ×藤本有紀のミステリーコメディ『パ・ラパパンパン』劇団『大人計画』を主宰し、多数の作品で作・演出・出演を務める松尾スズキ。「シアターコクーン」には、2000年に上演されたミュージカル『キレイ-神様と待ち合わせした女-』で初登場して以来、『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』『ニンゲン御破算』『フリムンシスターズ』など、ユニークなオリジナル作・演出作品を発表し続けてきた。また、2020年1月には同劇場の芸術監督に就任した。今回上演される舞台『パ・ラパパンパン』では、松尾が「シアターコクーン」において初めて自作以外の戯曲演出に挑戦。脚本は、2016年に松尾が主演を務めたNHK木曜時代劇「ちかえもん」で第34回向田邦子賞を受賞した藤本有紀が担当する。ドラマ「花より男子」や映画『居眠り磐音』など数々の話題作品を手掛けてきた藤本が、『パ・ラパパンパン』ではティーン向け小説家が主人公の“ゴージャスでファンタジック”なミステリーコメディを描く。<『パ・ラパパンパン』あらすじ>鳴かず飛ばずのティーン向け小説家(松たか子)は困っていた。つい雰囲気に流されて、書き方も分からない「本格ミステリーを書く!」と宣言してしまったのだ。担当編集者(神木隆之介)は呆れながらも構想を尋ねると、どれも見事にアガサ・クリスティーの超有名なミステリーのパクリや犯人が一瞬で分かる設定。あれこれ修正すると作家は逆ギレする始末。仕方なく編集者は構想を手伝うことにする。作家は壮大なイメージだけは描いており、世間はクリスマスシーズンという思い付きから「クリスマス・キャロル」の世界を舞台にし、そこに登場する極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向文)が殺されるというミステリーを考え始める。やっと書き終えたと安心して寝ようとした瞬間、「彼は犯人じゃない!!!」と気づいてしまう。書き直しをしようと慌てて編集者に連絡を取ろうとしたその時、現実でも事件が起きる――。小説家役に松たか子、担当編集者役に神木隆之介『パ・ラパパンパン』は、豪華なキャストも見どころの一つ。主演のティーン向け小説家役には、人気ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」での好演が記憶に新しい松たか子を起用。また、ティーン向け小説家に振り回される担当編集者役は神木隆之介が、極悪非道の守銭奴と名高い貸金業者・スクルージ役は個性派俳優・小日向文世が演じる。さらに、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀と総勢16名の実力派俳優も勢揃いする。作品詳細COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』演出:松尾スズキ作:藤本有紀出演:松たか子、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世企画・製作:Bunkamura大人計画<東京公演>期間:2021年11月3日(水・祝)~11月28日(日)会場:Bunkamuraシアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1チケット一般発売:2021年9月12日(日)主催:Bunkamura大人計画<大阪公演>期間:2021年12月4日(土)~12月12日(日)会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5チケット一般発売2021年11月7日(日)主催:サンライズプロモーション大阪
2021年07月12日お笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿が7日、YouTube公式チャンネル『チョコレートプラネット チャンネル』に出演。16年間で8回も引っ越したワケを明かした。この日公開された動画「チョコプラのラ#192『松尾が引っ越ししすぎなのか』」で、長田庄平に「すごい引っ越すよね?」とツッコまれた松尾。「もう次の引っ越しも考えてる。本当にボケなしでマジで考えてる」と言い、上京してから16年で8回も引っ越す状況について、「なんか、“ここで良いのかな?”って常に思ってる」という心境を吐露した。松尾は、約2年に1回引っ越している計算になるが、「色々とやむなく。泥棒パターンもあるし、家賃滞納パターンもあるし。あと、収納なくなってきたパターンとか」とその理由を説明。最近引っ越した新しい家も、「結構収納あると思ったんだけど、引っ越した時点で全然足りてない。もういっぱいだった」そうで、「俺も奥さんもモノを捨てられない人だから。これ以上は無理ってくらい捨ててもまだ……」と、モノを捨てられない性分を告白。特に、松尾の妻は、コレクション癖があるようで、「めちゃくちゃおもちゃ持ってる。前の家なんて、壁に棚をくっつけて、めちゃくちゃおもちゃ飾ってたもん。トイレとかすごかったよ。マジでおもちゃ屋みたいだった。だから、子供が来るとずっとトイレにいたがるの」と苦笑い。見かねた長田が、「マジで捨てた方がいいよ」と助言するも、「何かない限り無理だね。法律で取り締まってもらわないと。“荷物持ちすぎ法案”みたいな(笑)」と、諦めモードだった。
2021年07月10日東京・渋谷の映画館、Bunkamuraル・シネマによるオンライン映画館「APARTMENT by Bunkamura LE CINEMA(以下APARTMENT)」が8月オープンすることが決定。メインビジュアル、上映作品と各予告編を公開した。「APARTMENT」は、1989年のオープン以来ミニシアターブームをけん引してきたBunkamuraル・シネマが、独自に権利を取得した日本初公開作品を中心にオンラインで配信上映するサービス。劇場本体で上映される作品とは異なるラインナップ編成を行う。オープニングを飾るのは、2021年英国アカデミー賞で『ノマドランド』の7部門を上回る最多8部門でノミネートされ、「最もパワフルなシスターフッド映画」と評された『Rocks/ロックス』(サラ・ガヴロン監督)。そして、リレーションシップ、ロマンス、そもそも映画を観ることについて、『恋人たちの予感』から『ブリジット・ジョーンズの日記』『ゴッズ・オウン・カントリー』まで幾多の恋愛映画の名場面を引用しつつ、その魅力とこれからについて語り合うフィルム・エッセイ『Romantic Comedy/ロマンティック・コメディ』(エリザベス・サンキー監督)の2本。月額などを支払うサブスクリプション形式ではなく、1本ごとに買い切りの有料鑑賞となる。「APARTMENT」の名称は、「ひとりでも、親しい誰かとでも、ひとりひとりに寄り添う映画を、よりパーソナルな空間で心地よい孤独とともに楽しむ空間」というコンセプトに由来。メインビジュアルはこのコンセプトを象徴する、イラストレーター・ototoiによるイラストを掲載、併せてオープニング作品の日本語字幕付き予告編も公開した。『Rocks/ロックス』英国アカデミー賞で最大のサプライズメイクアップ・アーティストになることを夢見る、イースト・ロンドンの公営住宅で暮らす15歳の少女ロックスが主人公。混じり合うロンドンの公営住宅=カウンシル・エステートを舞台に、社会問題と思春期の少女の心の動きを、真摯な眼差しと力強い手触りでリンクさせた。『ファーザー』『ミナリ』『ノマドランド』と、錚々たる話題作が肩を並べた2021年の英国アカデミー賞で、ノミネーション発表の段階で最大のサプライズとして迎えられたのが、本作『ROCKS/ロックス』。ほぼ全てのキャストがプロの俳優ではなく無名、作品知名度の圧倒的な差にもかかわらず、監督賞・主演/助演女優賞の主要部門、公募部門のライジング・スター賞を含め『ノマドランド』を上回る最多8部門ノミネートを果たし、主役のロックスを演じたブッキー・バックレイは見事ライジング・スター賞を受賞。その快挙はオーディエンスに鮮烈な感動をもたらした。「最もパワフルなシスターフッド」と評され、「ガーディアン」「エンパイア」「テレグラフ」など多くのメディアで最高評価の5つ星を記録、ロッテン・トマトでも97%フレッシュをキープする本作の監督は、20世紀初頭のロンドンで女性の参政権を求め闘う「サフラジェット」を描き絶賛された『未来を花束にして』のサラ・ガヴロン。撮影には『17歳の瞳に映る世界』『幸福なラザロ』『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』のエレーヌ・ルヴァール、英国アカデミー賞を受賞したキャスティング担当には『アメリカン・ハニー』『フィッシュ・タンク』『アタック・ザ・ブロック』のルーシー・パーディーと、確かな腕を持つスタッフが集結。さらに、ロンドンの演劇シーンでデビュー直後から注目を集めるテレサ・イココ、TVシリーズで高評価を得たクレア・ウィルソン、ふたりの新星が脚本に息吹を吹き込み、Ray Blk、Jorja Smith、Little Simzらの楽曲がサウンドトラックで映画を彩る。『Romantic Comedy/ロマンティック・コメディ』名作が続々登場ティーンエイジャーの頃、私はロマコメ映画に狂おしいほど恋をしていた。ロマコメ映画は孤独への不安を和らげ、甘美な人生が待っていると約束してくれた。大人になった今はいろいろなことを考えてしまう。なぜ『プラダを着た悪魔』でアンディはネイトの誕生日に怒られるの?マグノリアのカップケーキじゃだめ?ブリジット・ジョーンズが57kgでオーバーウェイトだとバカにされるなら、私はどうなるのだろう。ロマコメ映画ではなぜ、キャリアウーマンはみんな惨めに描かれるの?みなが白人で、異性愛者で、誰もが結婚を望む、非現実なおとぎ話の世界。なのに、なんで私はまだロマコメ映画を観てしまうのだろう。何度も、何度も。あなたはどう思う?ロマコメ映画のこと――。多くの人々に深く愛されている一方で、本格的な分析はほとんどなされてこなかったロマコメ映画。本作は幾多の名作映画の実際のシーン映像を抜粋し、「あの映画を観たときの高揚」を観客とともに追体験しながら、「ロマコメ映画とは?愛とは?」というテーマを探求し、自己発見の旅に出るフィルム・エッセイ。監督はインディポップ・バンド「Summer Camp」として活動し、本作と同様のスタイルで青春映画について語ったドキュメンタリー『ビヨンド・クルーレス』のサントラも勤めたエリザベス・サンキー。『ラブ・アクチュアリー』『(500) 日のサマー』『恋人たちの予感』『プリティ・ウーマン』『プラダを着た悪魔』『メリーに首ったけ』『ブリジット・ジョーンズの日記』などなど、膨大な数の名シーンを巧みに切り取り、自らのボイスオーバーで個人的な想いを重ねつつ、サウンドトラックも手掛ける。監督以外の「声」として、「このサイテーな世界の終わり」『ロブスター』で注目を集めるジェシカ・バーデン、前述の『ビヨンド・クルーレス』の監督チャーリー・ラインをはじめとして、「Pitchfork」「NME」「Rolling Stone」等のカルチャーメディアで活躍する批評家やライターたちが集結。多様な視点からロマコメ映画について語り尽くす。「APARTMENT by Bunkamura LE CINEMA」は8月サービス開始予定。(text:cinemacafe.net)
2021年07月09日東京・渋谷の映画館であるBunkamuraル・シネマが、オンライン映画館「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA(以下、APARTMENT)」を8月に開設することを発表した。それに伴い、ティザーサイトとメインビジュアル、上映作品、各予告編が公開されている。APARTMENTは、1989年のオープン以来ミニシアターブームをけん引してきたBunkamuraル・シネマが、独自に権利を取得した日本初公開作品を中心にオンラインで配信上映するサービス。渋谷の劇場で上映される作品とは異なるラインナップ編成を行ってきた。オンライン上映のオープニングを飾るのは、2021年英国アカデミー賞で最多8部門にノミネートされ「最もパワフルなシスターフッド映画」と評される『Rocks / ロックス』(サラ・ガヴロン監督)と、幾多のロマコメ映画の名場面を引用しつつ、その魅力とこれからについて語り合うフィルム・エッセイ『Romantic Comedy / ロマンティック・コメディ』(エリザベス・サンキー監督)の2本。月額等を支払うサブスクリプション形式ではなく、1本ごとに買い切りの有料鑑賞となる。「APARTMEN」という名称は「ひとりでも、親しい誰かとでも、ひとりひとりに寄り添う映画を、よりパーソナルな空間で心地よい孤独とともに楽しむ空間」というコンセプトに由来。ティザーサイトにはコンセプトを象徴するメインビジュアルとして、イラストレーターのototoiによるイラストを掲載、あわせてオープニング作品の日本語字幕付き予告編も公開されているのでチェックしてほしい。■サービス概要APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA(読み方:アパートメント・バイ・ブンカムラ・ル・シネマ)8月サービス開始予定URL:
2021年07月09日Bunkamuraシアターコクーンの芸術監督・松尾スズキ演出による、COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』が、2021年11月3日(水・祝)~11月28日(日)、シアターコクーンにて上演されることが決定した。この度、キャスト、スタッフのコメントが発表された。『パ・ラパパンパン』は、現実と物語が交錯する、ファンタジックなミステリーコメディ。鳴かず飛ばずのティーン向け小説家が無理やりひねり出した19世紀イギリスのクリスマス・イブを舞台にした欠陥だらけのミステリー小説と現実の世界が交差していくという物語だ。主演のティーン向け小説家役を演じるのは、最終回を迎えたばかりのドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』でコミカルな演技が注目を浴びた松たか子。松尾の舞台への出演は初となる。その小説家に振り回される担当編集者役には神木隆之介。物語の中に登場する極悪非道の守銭奴と名高い貸金業者・スクルージ役には小日向文世、さらに、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀と総勢16名の俳優陣が集結した。2000年上演のミュージカル『キレイ-神様と待ち合わせした女-』でシアターコクーンに登場し、『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』『ニンゲン御破算』など、オリジナル作・演出作品を発表し続けてきた松尾。自作以外の戯曲演出を、シアターコクーンで初めて手がける。2016年に松尾が主演を務めたNHK木曜時代劇『ちかえもん』で第34回向田邦子賞を受賞した藤本有紀が脚本を担当する。キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。■松たか子コメント「松尾スズキさんの舞台に、初めて出演させていただくことになりました。横文字の登場人物達、有名なクリスマスソング、二重構造の物語……。その中に自分がいることが許されるのか、まだドキドキしています。『リトル・ドラマー・ボーイ』を頭の中で鳴らしながら、ただただ稽古、本番に向けて、突き進んでいきたいと思います。どんな芝居になるのかまだ誰も、松尾さん以外?わかりません。でも、きっと、必ずや……。頑張ります」■神木隆之介コメント「人生2回目の舞台です。そして、松尾さんの作る作品にまた携われることが、この上なく光栄です。前回参加させてもらった『キレイ-神様と待ち合わせした女-』では、とんでもなく緊張していましたが、松尾さんがリードしてくださり、やり切ることができました。今回2回目。やはり今から緊張しています。松尾さん、そしてキャストの皆様の胸をお借りする思いで、全力で挑みたいと思います。ひたすら頑張ります」■小日向文世コメント「初めて松尾君の作・演出の舞台に参加してから17年が経ちました。50歳の時でした。人生経験を重ねればすこしは楽になるのかなと期待してたけど、舞台の厳しさと大変さは今も変わらない……。不安はますます膨らみます。でもとにかく楽しみたい。ワクワクしながらシアターコクーンの舞台に立てますように。松尾君、藤本さん早く台本ください!!」■松尾スズキコメント「数年前に藤本さんと初めてテレビで仕事をさせていただき、そのコメディセンスと洗練されたストーリーテリングに、これは勝てないと感動し、お友達になっていただきました。それ以来、俳優として出演ばかりしている関係でしたが、このたび、初めて藤本さんの戯曲を演出するという長年の夢がかなうのです。出演者も松さん、神木くん、小日向さんを初め、盤石とも言えるつわ者が一同に介し、僕がこれまで作ってきたものとは趣を変えた、一大エンターテインメント作品が立ち上がる予感、それしかしていません。コロナの時代だからこそ、困難に明るく立ち向かいたいものです」■藤本有紀コメント「松尾さんから与えられた最初のキーワードは“ゴージャス”でした。ゴージャスなミステリーをつくりたい。極上のエンターテインメントにしたい。でも一番大事なことは、それがコメディであること。エンターテインメント精神に満ちた、ゴージャスなミステリーコメディ……なんですかそれ。そんな芝居があったら観たいです。でも、そんな芝居を書けたなら幸せです。いえ、私はとっくに、この上なく幸せです。松尾スズキにコメディの脚本を依頼されたのですから。キャストをご覧いただければおわかりのように、すでにゴージャスです。絢爛豪華なエンターテイナーがそろっています。目標の半分は達成されたも同然です。残りの半分“ミステリーコメディ”に“ファンタジー”をつけ加えて書いてみました。クリスマスの近づくころ、みなさまに楽しんでいただけましたら幸いです」COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』東京公演:2021年11月3日(水・祝)~11月28日(日)Bunkamuraシアターコクーンチケット一般発売: 2021年9月12日(日)大阪公演:2021年12月4日(土)~12日(日)森ノ宮ピロティホールチケット一般発売: 2021年11月7日(日)
2021年07月05日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が1日、東京・千代田区の法務省で催された「第71回社会を明るくする運動~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~キックオフイベント『コント芸人が法務省とコント作りに挑む!』」に出席。犯罪更生の仕組みを知り、松尾は「僕が何か犯罪してもすぐ更生できる」などと語った。同運動は、法務省と吉本が、犯罪や非行のない社会を築くための運動の広報啓発活動として行う取り組み。チョコレートプラネット、ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)、シソンヌ(じろう、長谷川忍)、3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)の4組は、「更生保護ボランティア」を題材としたコント動画を、1日より各種YouTubeチャンネルで順次公開する。チョコレートプラネットの2人は、犯罪再犯を防止する「協力雇用主」、左官業の三上工業に取材を敢行。長田は「犯罪を犯してしまっても、もう一度世の中に復帰できる、すばらしい世の中になればいいなとコントを通じて伝えたい」と真面目にコメント。「もし相方が犯罪を犯してしまっても、そういうのがあるのは助かる」と述べた。松尾も同調し、「僕が犯罪を犯しても三上工業さんがある。三上工業さん、実は僕の実家の近く。だから僕が何か犯罪してもすぐ更生できる」と安堵。「(協力雇用主という)そういう方がいると分かった。僕は安心して間違いを犯せる」と言い、笑いを誘った。ジャルジャルは、犯罪や非行に走った人を更生する民間ボランティア「保護司(ほごし)」を取材。保護司をテーマにコントを考えることに。後藤は同テーマについて「難しいと言えば難しい。でも難しいほうが逆に、面白いコントは生まれやすいのでは」と語るも、福徳は「本当は、一回撮ったんです。お笑いに走りすぎてボツになった。『笑かすことばっかり考えてるじゃん!』となった」と暴露。後藤も「『こんな動画出せない』となった」と心境を明かした。
2021年07月01日1995年に放送され、社会現象を巻き起こしたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、2021年6月現在、興行収入90億円を突破する大ヒット作品となっています。今回の劇場版シリーズ3作目である、2021年に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が、新たなディティールとなってBlu-rayで登場します。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が4K Ultra HD Blu-ray化!同年8月25日に発売されるBlu-rayは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333』。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の本編全カットを再撮影し、高解像度の技術で4K Ultra HD Blu-ray化を果たします。©カラーなんと、当時は表現できなかったより高精細な映像化を実現。再撮影に伴い一部リテイクも実施され、更に進化を遂げているのだとか。©カラー©カラー©カラー©カラー©カラー同時発売される期間限定版は、4K Ultra HD Blu-rayが1枚付属した豪華2枚組。また、期間限定版と通常版どちらにも、特典としてAR台本やメイキング映像、ブックレットなどが封入予定です。法人別オリジナル特典も用意されているため、絶対に手に入れたい人はチェックです!【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333 YOU CAN (NOT) REDO.】発売日:2021年8月25日価格:期間限定版8580円(税込)、通常版5500円(税込)映像特典:AR台本・メイキング映像他(予定)封入特典:ブックレット※商品の内容、仕様等は予告なく変更になる場合があります。[文・構成/grape編集部]
2021年06月20日