ミセスモデルの武東由美が26日に自身のアメブロを更新。愛車の警告灯が点灯して約1か月が経過し不安な心境をつづった。この日、武東はゴルフのレッスンで「プロに『武東さんシャツのボタンあいています!』」と指摘されたことを報告。「急いでお着替え!気をつけなきゃ!」と自撮りショットとともにつづった。続けて更新した「心配になる車のマーク」と題したブログでは「このオレンジマークついてから1ケ月は過ぎる?」とエンジン警告灯が点灯した愛車のメーター周りの写真を公開。「車屋さんにすぐにみてもらい 部品をとりよせてもらっています」と明かし「クーラー部分らしいですが さすがに不安になる!」と心配そうにつづり、ブログを締めくくった。
2024年04月26日SPAC-静岡県舞台芸術センターが毎年ゴールデンウィークに開催している「ふじのくに⇄せかい演劇祭」。「ふじのくに(静岡県)と世界は演劇を通してダイレクトにつながっている」というメッセージを込めたこの演劇祭は、前身となるイベントから数えて20年以上も続く、静岡で世界中のアーティストが出会う機会。今年も4月27日(土)〜5月6日(月・休) の10日間にわたって、さまざまな芝居が上演される。『友達』24年3月稽古より(C)Hirao Masashi舞台芸術公園では鳥取市を拠点に活動する劇団「鳥の公園」の中島諒人が演出を務め、SPACと鳥の劇場との共同制作で安部公房の『友達』が上演される(4月27・28日)。かつてSPACに在籍していた中島が、野外劇場に凱旋するかたちだ。『友達』作:安部公房演出:中島諒人|ふじのくに⇄せかい演劇祭2024また、映画やドラマの脚本も手掛けるミナモザ主宰の瀬戸山美咲は深沢七郎の『楢山節考(ならやまぶしこう)』を上演(4月27~29日)。こちらは2023年に富山県・利賀芸術公園「利賀山房」にて初演されたもので、今回は楕円堂という漆黒の舞台をもつ空間で上演。『楢山節考』SPAC芸術監督である宮城聰は駿府城公園の特設会場で『白虎伝』を(5月3~6日)。また、ドイツの演出家、トーマス・オスターマイアーが率いるシャウビューネはチェーホフの『かもめ』を上演する(5月3~6日)。「ベルリンでは、象徴的な大木がそびえ立ち客席を覆うように葉が茂っていたが、今回は大木のかわりに雄大な景色が目の前で描かれてゆくスペシャル版」だという。SPAC『白狐伝』チラシ『つばめ』より(C)Gianmarco Bresadolaいずれも、東京では見られない作品ばかり。とくに野外劇では、目の前で繰り広げられる演劇空間が、ゴールデンウィークの静岡のちょうどよい気候から、日が暮れるにつれて少しずつ涼しくなる体感とともに忘れられない記憶となるだろう。「ストレンジシード静岡2024」で上演される BONG n JOULE 『The Road to Heaven』「ストレンジシード静岡2024」では三浦直之(ロロ)が街を舞台に市民参加劇を創作するオムニバス・ストーリーズ・プロジェクト『パレードとレモネード』も上演(撮影:阿部章仁)5月4〜6日は、静岡駅周辺で「ストレンジシード静岡」も同時開催される。この時期は、静岡の街を歩いていると演劇やパフォーマンスに遭遇するという、演劇ファンにとってこのうえなく贅沢な時間を過ごすことができる。文:釣木文恵★ラインアップ発表会見の模様はこちら()ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイトストレンジシード静岡 公式サイト
2024年04月25日『島ぜんぶでおーきな祭第16回沖縄国際映画祭』が、20・21日の2日間にわたって開催される。今年の映画上映会場は、那覇市・那覇文化芸術劇場なはーとがメイン会場となり、県内外・国外から31作品を上映する。映画上映のほかにも、21日午後6時からは、なはーと大劇場で『Laugh&PeaceLIVE supported by セブン‐イレブン・沖縄』を開催。宮沢和史、かりゆし58といったメンバーが、沖縄への愛がつまった音楽で映画祭をしめくくる。また、「那覇文化芸術劇場なはーと」ロビーでは、20日にお笑いコンビ・ココリコの田中直樹が紙芝居を実演する、「再発見!みっけばなし」×島ぜんぶでおーきな祭スペシャルコラボ企画を1日4回開催。さらに、なはーとロビーでは、20日午後5時30分~、21日午後2時~でガレッジセール・ゴリが応援サポーターを務める『大宜味村青切りシークヮーサー』販売会に、ゴリが出演。商品を購入した人と写真撮影会も行う。【ガレッジセールコメント】ゴリ:きた!常夏!楽園!沖縄映画祭!!!気分はリゾート。素肌を出して行列ができている。あの映画が観たい!あの芸人に会いたい!笑顔の群衆が目の前にいる!今日明日2日間、我々と一緒に沖縄国際映画祭を楽しみましょう!川田:いよいよ、第16回島ぜんぶでおーきな祭沖縄国際映画祭が開催されました!映画上映はもちろん、レッドカーペットやお笑いイベントなど盛りだくさん!16年続いた映画祭も今回で最後になるので、皆さん是非遊びに来て下さい!ラスト、思いっきり楽しみましょう!!
2024年04月20日京都市西京区に鎮座する松尾大社(まつのおたいしゃ)は、渡来系氏族である秦(はた)氏が創建に関わった神社。平安京遷都以後は、都の守護神のひとつとして崇められると同時に、酒・醸造の神として全国の酒造会社の崇敬も集めてきた。その松尾大社の神宝を紹介する展覧会が、4月27日(土)から6月23日(日)まで、京都市の京都文化博物館で開催される。同展の見どころは、日本最古級の神像彫刻として国の重要文化財に指定されている御神像をはじめ、松尾大社の神宝の数々が初めて大規模に公開されること。初公開となる源頼朝や織田信長などの朱印状をはじめ、歴代の権力者が発した中世の古文書を一挙に公開すると同時に、同大社の歴史や酒造りについての史資料なども展観する。出品作品108件のうち、なんと約9割が初公開となる。源頼朝書状 6月17日 松尾大社蔵とりわけ注目されるのは、平安時代前期の作と考えられる三神像がそろって登場し、御神宝とともに紹介されることだろう。厳しいお顔の老年の男神像は、同社の祭神の1柱である大山咋神(おおやまくいのかみ)に、また壮年の男神像はその御子神に、そして女神像は祭神のもう1柱である市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)に、それぞれ比定されている。重要文化財《女神像》平安時代 9世紀 松尾大社蔵同展では、こうした神々の系譜や縁起を紐解き、長い歴史のなかでどのような神がどのように信仰されてきたのか、また神事がどのように営まれてきたのかなど、様々な面から松尾大社に対する人々の信仰のありかたをたどっていく。大山咋神が醸造の神でもあることから、お酒をはじめ、味噌や醤油など醸造に関わる人々から篤い信仰を受けてきた松尾大社はまた、武家からは武神として敬われ、歴代の将軍家や天下人からも篤い崇敬を受けてきたという。そうした信仰の広がりが、作品や史資料を通じて目の当たりにできるのも興味深いところだ。今回はまた、境内をデータ測量して制作した松尾大社の3D映像も初公開されるほか、小説家・浅葉なつによる注目のシリーズ小説『神様の御用人』とのコラボ企画も予定されており、色々なかたちで松尾大社の魅力にふれられる展覧会となっている。<開催概要>『松尾大社展みやこの西の守護神』会期:2024年4月27日(土)~6月23日(日)会場:京都文化博物館4・3階展示室時間:10:00~18:00、金曜は19:30まで(入場は閉室30分前まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)料金:一般1,600円、大高1,000円、中小500円公式サイト:チケット情報:()
2024年04月19日シアターコクーンの芸術監督である松尾スズキが、就任時から構想していた若手のための学び場COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』がいよいよ始動!新しい年度が始まった4月1日、オーディションを勝ち抜いた18歳から28歳の総勢24名が揃い、第1期生の開講式が行われた。地方から夢を抱いて上京してきた者、小劇場の劇団員、元市役所職員などなど、受講生のバックグラウンドはさまざま。中には三代続く家業の跡取りだった……という男性もいて、人生いろいろ、各々の思いを胸に、全員が初々しく晴れがましい表情を見せていた。これから1年間、シアターコクーンとゆかりの深い演劇人を講師とし、基礎と創作と発表を組み合わせたレッスンに励む。開講式では常任講師一人ひとりから歓迎の温かい言葉が送られ、受講生たちが真剣に聞き入る場面も見られた。講師のコメントは以下。■松尾スズキ(主任/演技基礎)僕がシアターコクーンの芸術監督に就任する条件のひとつとして、「スクールをやらせてほしい」という約束がありました。ただ初年にコロナ禍が始まり、ようやく収まってきたところで劇場自体が休館となり……結果こんなタイミングになりましたが、やっとスタートできます。一言お伝えしておきたいのは、決して劇場が休み中の穴埋め企画ではありません!何年も準備、構想していた企画に一流の講師の方が集まってくださり、1年間通して学べる機会は、とても刺激的で恵まれたことです。皆さんもったいないので、どうぞ休まないでください。■杉原邦生(演技基礎)僕は大学で演劇を始めました。そこには個性の強い演劇人の皆さんが揃っていて、一見全く統一感のない授業を受けて……当時はすごく頭がぐちゃぐちゃになったんです(笑)。でもそうした選択肢の幅が広い環境だったからこそ、自分がやりたいこと、表現したいことを見つけられた気がしています。ですから皆さんもぐちゃぐちゃになりながら、何かを見つける1年にしてください。年度末の卒業公演では演出も手掛けます。なんと松尾スズキさんの書き下ろし新作。僕自身が興奮しています。みんなで頑張りましょう。■オクイシュージ(演技基礎)僕は皆さんに、演劇で使える身体のキレを叩き込みたいと思っています。あと重要なのが、演劇における笑い。ここを正面から教える俳優養成所ってなかなかないんです。自分もかつては養成所に通っていましたが、50人程いた同期で、今も活躍しているのは平田敦子さんぐらい。そのくらい狭い門なんです。俳優は声がかからなかったら無職状態。どうぞ皆さん、たくさんの演出家、制作陣から信頼される、声がかかる俳優になってください。■ノゾエ征爾(演技基礎)僕は大学を卒業後にENBUゼミ第1期「松尾スズキクラス」を受け、松尾さんのもとで1年間学びました。その卒業公演の稽古で松尾さんがボソッと「君たちよりも俺は演劇を愛している」と仰った一言にズンときたんですね。そこから26年を経て、松尾さんが当時仰っていた「愛している」に僕は到達できているんだろうか?こうしてそばにいると、「まだ到底追いつけていないんじゃないか?」と考えたりもします。まだまだ僕も「これから次世代を担いたい」と思っていますので、一緒に頑張りましょう。■藤間貴雅(日本舞踊・所作指導)皆さんと同じ年頃、大学1年の時に下北沢ザ・スズナリで松尾さんの『ふくすけ』と出会い、それ以降大学の先輩たちの芝居が全部つまらなく感じるほどの衝撃を受けました。それから何十年も経て仕事でご一緒した際、松尾さんが「所作って大事だよね」と仰ってくださった嬉しさ!こうしてクラスに組み込んでくださったことを、古典芸能の人間として感謝しております。光を当てていただく貴重な機会をいただくわけですから、その効果を皆さんに実感いただけるアドバイスができればと思っております。■振付稼業air:man(ダンス指導)皆さんみたいに上手にお喋りできないので、一言だけ。こうして皆さんは、チャンスを掴みました。これを生かすも殺すも皆さん次第です。さまざまな講師の皆様がいらっしゃいますし、われわれ「振付稼業air:man」のメンバーもたくさんいます。レッスンのたびに講師が変わります。しかも、あらゆるジャンルの踊りを学んでもらいたいと考えています。どうぞ心して準備しておいてください。■蔵田みどり(発声・歌唱指導)料理の「さしすせそ」のように、皆さんには表現力を豊かにするための「ほかほか」という言葉を心に留めていただきたいです。「ほ=褒める(自分ができたことを褒める)」「か=書く(習ったこと、感じたことを日記のように日々記す)」「ほ=ほかす(こだわり、頑なさ、プライドを捨て、次のステップに進みやすくする)」「か=可愛がる(いい音を聞く、美味しいものを味わうなど五感を可愛がってエネルギーチャージし、直感を得やすくする)」……こうしたことを実践しながら、たくさんの楽しい経験をし、成長したと実感できる1年を過ごしましょう。なお上記の常任講師に加え、ゲスト講師として、井上芳雄(俳優論)、岩崎う大(コメディ)、鵜山仁(演技メソッド)、大根仁(映像演技)、黒田育世(身体表現)、茂山逸平(狂言)、友枝雄人(能)、ジャパンアクションエンタープライズ(殺陣、アクション)といった、演劇界の第一線で活躍する豪華な面々も迎え、各ジャンルの特別ワークショップも開催予定。その他、受講生はコクーンプロデュース公演の制作現場を見学、さらには出演するチャンスが与えられる。1年間の総決算である発表公演(有観客)は2025年3月。松尾が書き下ろす最新作を、杉原邦生が演出。松尾が若者の集団にどんな作品を書くのか、その内容にも注目だ。演劇界の未来を担う新たなスター誕生に、早くも期待が膨らんでいる。文:川添史子撮影:宮川舞子<企画概要>COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』【常任講師】松尾スズキ(主任/演技基礎)杉原邦生(演技基礎)、オクイシュージ(演技基礎)、ノゾエ征爾(演技基礎)藤間貴雅(日本舞踊・所作)、振付稼業air:man(ダンス)、蔵田みどり(発声・歌唱)【ゲスト講師】(五十音順)井上芳雄(俳優論)、岩崎う大(コメディ)、鵜山仁(演劇メソッド)、大根仁(映像演技)、黒田育世(身体表現)、茂山逸平(狂言)、友枝雄人(能)、ジャパンアクションエンタープライズ(殺陣・アクション)【第1期生 活動期間】2024年4月1日~2025年3月31日【発表公演】(タイトル・詳細未定)脚本:松尾スズキ演出:杉原邦生出演:コクーン アクターズ スタジオ第1期生日程:2025年3月中下旬(予定)場所:Bunkamuraシアターコクーン公式サイト:
2024年04月11日大人計画主宰、シアターコクーンの芸術監督も務める松尾スズキ(61)が4月1日、COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』開講式に登壇した。Bunkamuraは新たに取り組むチャレンジの一つに“次世代の担い手の育成プログラム”を掲げ、きょう4月1日からシアターコクーンで初となる演劇人のための学び場、COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』を開講する。“若手を対象とする演劇人の養成所”を通し、演劇界の未来を担う新たなスター誕生を目指す同校では、スタジオの主任を務める松尾が演技基礎指導を行うほか、杉原邦生、オクイシュージ、ノゾエ征爾、日本舞踊・所作指導は藤間貴雅、ダンス指導は振付稼業air:man、発声・歌唱指導は蔵田みどりが担当。さらに特別ワークショップではゲスト講師に俳優・井上芳雄、お笑い芸人・岩崎う大(かもめんたる)、演出家・鵜山仁、映画監督・大根仁、舞踏家/振付家・黒田育世、能楽師・茂山逸平、友枝雄人、殺陣・ジャパンアクションエンタープライズを迎え、多種多様な現場での活躍を目指していく実践的なレッスンを行う。また、受講生には、コクーンプロデュース公演の制作現場を見学、さらには出演するチャンスが与えられる。そして、1年間の成長を発揮する場として、松尾が新作を書き下ろし、杉原演出により、2025年3月に有観客の発表公演を予定している。松尾は約6年前からシアターコクーンの芸術監督を務めているが、その条件の一つとして、スクールを開きたいというのが条件だったそう。しかし、就任した年にコロナになり「身動きが取れない状況が結構続きました。さらにコクーンシアターそのものも閉めることになったが、そのタイミングでスクールをスタートさせることができた」といい、続けて「これは声を大にして言いたいんですが、することがなくて始めたんじゃないです(笑)。6年くらい前からずっと画策していました」と明かした。また、「不安が一つだけあって、私が主任なんですが、松尾色の俳優ってどうなんだと思うんですよね」と苦笑い。「だからこそのバラバラな個性の演出家が(講師に)いて、1年間で学べるのはすごく貴重なことです。もったいないから休まないでください(笑)。みなさんがんばりましょう!」と激励した。開講式には24人の受講生たちのほか、ノゾエ征爾、杉原邦生、松尾スズキ、オクイシュージ、藤間貴雅、蔵田みどり、air:manの振付師ら講師陣も参加した。
2024年04月01日バイオリニストでタレントの松尾依里佳(40)が1日、自身のインスタグラムを更新し、4月からホリプロに移籍することを発表した。松尾は「いつも応援してくださっている皆さま」と題し、「ご報告させていただきます。この度、ホリプロに移籍することになりました」とコメント。「これまで私が15年以上、お世話になりましたエクステンションの皆さまには、多くの貴重な経験をさせていただき、心から感謝しております」と述べた。「これからも音楽家として、そして二児の母として、日々成長できますよう精進を続け、ホリプロのみなさまにお支えいただきながら、活動に努めてまいります」とし、「今後とも応援していただけますと大変嬉しいです。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます」と締めくくった。
2024年04月01日天幕劇場深海洋燈主催、『燈のあたらない川に流れるペンギン』が2024年5月3日 (金・祝) ~2024年5月12日 (日)に多摩センター三角広場内特設テント(予定)(東京都多摩市落合一丁目46-2)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 日本の演劇界に新たなテント集団、深海洋燈改め「天幕劇場深海洋燈」が誕生します!深海洋燈が結成時より目標としてきた「野外テント公演」を実現する運びとなりました。全て自らの手で一から演劇空間を創りテント劇場を立ち上げます。作品あらすじゴミで氾濫するドブ川が流れる失われた街。その街のはずれにある長屋の端と端に住んでいた少年と少女。十数年後、青年は何気なく立ち寄ったドブ川で死んだはずの少女と再会する。二人は、時代と時空を超えながら旅をする。実話を元にしたハートフル・スラプスティックコメディタッチの不条理演劇である。劇中歌:ゴミたちの葬列・百鬼夜行放された水子 何想う紅掛空に駆ける現し身子白い煙を掻き分けてまた逢おうと指切りげんまん夢の浮橋かかうるか月魄降り立つその川辺呱々でにぎわう夜去方星の出入り頬かすめもう逢えないと身を知る雨涙流れど地獄川暗く放された少女 何想うごみの百鬼夜行と何処どこへ公演概要天幕劇場深海洋燈『燈のあたらない川に流れるペンギン』公演期間:2024年5月3日 (金・祝) ~2024年5月12日 (日)会場:多摩センター三角広場内特設テント(予定)(東京都多摩市落合一丁目46-2)■出演者申大樹傳田圭菜小林由尚史椛穂武田治香(以上、深海洋燈)気田睦(田んぼのシャーマン)荻野貴継(O 企画)松本麻実オクトウミユ高橋孝衣水上ゆか光木麻美(劇団 1980)井口香後藤晴香段隆作天宮来来来瑠花阿部ぽてと(THE☆JACABAL’S)寺門祐介油絵博士(劇団ゴキブリコンビナート)山形敏之(劇団銅鑼)Sena(Colorpointe)水野ちえりSoran(Colorpointe)松田優フラワー・メグ■スタッフ作・演出:申大樹音響・劇中音楽作曲:加藤一博照明:宮崎絵美子美術・衣装プラン:野村直子衣装製作:前田和美舞台美術:深海洋燈+野村直子振付・ステージング:史椛穂舞台監督:深海洋燈特殊小道具製作:(有)ウレタンを工夫工房映像撮影・編集:コラボニクス宣伝美術:野村直子/森永理科(PSYCHOSIS)広報協力:森永理科(PSYCHOSIS)制作:傳田圭菜制作協力・当日制作:揖斐圭子/PSYCHOSIS公演企画・製作:一般社団法人深海洋燈主催:ガーデンシティ多摩センターこどもまつり実行委員会/一般社団法人深海洋燈※本公演は「多摩センターこどもまつり」のアトラクションとして参加します。協力:株式会社太陽テント/スタジオメガネ/古着屋SAJI/有限会社RISE激嬢ユニットバス/Kakuriyo男子企画/月をノミマショウ/PSYCHOSIS田んぼのシャーマン/O企画/乙女会歌劇団/oKUJoらんたん/劇団1980THE☆JACABAL’S/劇団銅鑼/(有)ウレタンを工夫工房/Colorpointe株式会社ピュアハーツ/株式会社トレジャーハート/有限会社ワイルドシング株式会社root snumber2/株式会社1カラット/蓮根駅前劇場Sunny32清水修平/塚原希代/清水美帆子/福田朱菜/高玉琳/孫悦■公演スケジュール5月3日(金・祝) 18:005月4日(土・祝) 18:005月5日(日・祝) 18:005月6日(月・祝) 18:005月7日(火) 18:005月8日(水) 18:005月9日(木) 18:005月10日(金) 18:005月11日(土) 18:005月12日(日) 18:00※受付開始 17:00(※入場順整理券配布)※開場は開演の30分前※上演時間 約 2 時間 30 分(休憩含)■チケット料金[前売]一般:4,500円/学生:3,000円[劇団予約当日精算]一般:4,800円/学生:3,000円[当日券]一般:5,000円/学生:3,000円(全席自由・税込)深海洋燈舞台写真深海洋燈メンバー申 大樹申 大樹大阪芸術大学短期学部在学中に維新派、上京後はつかこうへい劇団 16期生として活動。その後10年以上新宿梁山泊で活動。2020年に深海洋燈を立ち上げ、脚本・翻案・構成・演出・出演を担当。独特な目線で作品や物事を切り取り、ダイナミック且つ繊細な演出に定評がある。エンターテイメント性もふんだんに取り入れ2022年『熱海殺人事件~売春捜査官~』『戦争で死ねなかったお父さんのために』(作:つかこうへい)の2作品では"奇才"と言われる。2023年若手演出家コンクール優秀賞次点。傳田圭菜傳田圭菜桐朋学園芸術短期大学芸術科演劇専攻卒業。2007年在学中に舞台デビュー。小劇場、坂上忍脚本演出作品、演劇女子部ミュージカル、大手プロデュース公演、オーストラリアのカンパニーに客演し、全編英語で上演するなど、国内外を問わず数々の舞台で活躍。2014年に、激しいお嬢(=女優)からなる、プロデュースユニット『激嬢ユニットバス」を旗揚げ。2023年より主宰となる。2020年深海洋燈のメンバーとなり、女優業と並行して舞台制作プロデュースも手掛ける。また、CM、ドラマ等の映像作品にも数多く参加し、幅広く活動している。小林由尚小林由尚岩手県出身日本映画学校(現日本映画大学)卒業日本映画学校卒業後、殺陣集団武人会にかかわり、その関係でテント公演、海外公演などに参加。2020年旗揚げより、深海洋燈のメンバーとしてすべての作品に携わる。代表の申大樹と共に数々の劇団の舞台セット・美術を手がける。俳優として評価も高く、他劇団での主役を多数務める。武田治香武田治香深海洋燈『天井桟敷の人々』『小鳥の水浴』『戦争で死ねなかったお父さんのために』激嬢ユニットバスNake.D公演『花魁珍道中』や劇団ドガドガプラスなど、様々な舞台、ドラマ、映画、企業PV、ナレーション等に出演中。有名テーマパークにてキャストリーダーを経験し、キャスト内オーディションでは300人中10人の選抜メンバーに抜擢。深海洋燈では役者をはじめ、衣装・小道具制作の補佐や様々なスタッフ業務をこなす。史椛穂史椛穂二歳よりモダンバレエを開始し、様々なジャンルを取り入れた独自の身体表現を確立。子役時代から数々の舞台、ミュージカル、TV、CM、アーティストビデオ、アーティストバックダンス、映画など多数出演、振付。日本女子体育大学舞踊科第一期生として卒業。その後、海外派遣生としてロンドンへ留学。パリオペラ座にて優秀作品賞受賞した際に、海外のドキュメンタリー番組でも取り上げられ”独自の表現世界を持つ小さなモンスター”と評された。芸術実験空間『月をノミマショウ』主催。深海洋燈作品のすべてのステージング・振り付けを担当。加藤一博加藤一博父と母の影響から幼少期よりバイオリンを習い始め、様々な楽器に触れる。舞台・演劇での作曲・音響スタッフとして活動し、様々な舞台作品の作曲・選曲を手掛け、作曲数は500曲を越える。ジャンルを超え、多様な楽器を使い、人の息のような不規則であるようで自然的な"間"のある曲が特徴。また、父が亡き母の為に設立したコンサートサロンALKASを手伝う。母の夢だった音楽ホールが未来の子供たちの輝きの場となるよう、また地域の貢献となるよう夢見ている。新たな野外劇集団の誕生にあたり、クラウドファンディングを実施中です。 X(旧Twitter) YouTube instagram 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月01日●さまざまな問題で大きく揺れたエンタメ業界に危機感エンターテインメントや政治・社会問題などについて自身の考えを述べ、その発言がたびたび注目を集めている音楽プロデューサー・松尾潔氏。2023年、旧ジャニーズ事務所や宝塚歌劇団の問題などで大きく揺れたエンタメ業界に危機感を抱き、クリーンな世界に変えていくために今、膿を全部出しきるべきだと考えている。「大好きな音楽の仕事を続けていくためにも、クリーンな世界にしていきたい」。松尾氏に今の思いを聞いた。昨年、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、疑惑を放置するべきではないと、いち早く声を上げた松尾氏。今年1月には、日刊ゲンダイでの連載「メロウな木曜日」、RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』での発言に加え、今の自身の思いを書き下ろした著書『おれの歌を止めるなジャニーズ問題とエンターテインメントの未来』を出版。「1冊の本にして世の中に対して提言とか問題提起ができたら」と思いを明かす。昨年はエンタメ業界のさまざまな問題が明るみに。松尾氏は「エンターテインメントの未来を考えるにあたって、2023年はのちのち大きな節目と言われるんじゃないかという実感がありました」と語る。「ジャニーズ、宝塚、歌舞伎など、エンターテインメントの老舗が抱えていた非常に根の深い問題……セクシャルハラスメントやパワーハラスメントといったハラスメントが顕在化し、表に出たときにはかなり根腐れを起こしていた。似たようなことがいろんなところで起こっているのではないかと想像するのは自然なことですよね」そして、「ジャニーズも宝塚も歌舞伎も別の話なのでそれぞれ検証しなきゃいけない」とするも、「問題の構図はどこか似ているところがある」と感じているという。「エンターテインメントは文化ですがビジネスでもある。利潤追求を優先するあまり、モラルやマナーをないがしろにしたのではないかなというのが、すべての問題に共通しているように思います。さらにもっと言うと、その根本にあるこの国の在り方……政治や経済にも目を向けて正すべきところは正していかないといけないと思います」○誰もが自由に意見を言える社会に変わらなければいけないまた、何か疑問を感じたときに誰もが意見を言える社会に変わらなければいけないと、その必要性を強調する。「おかしいと思っても口に出せない空気があるからこそ、何か問題があっても表に出なかったり、なかなか問題が解決できないのではないかなと。我々は今、そういう反省をしなければいけないと思っています」自身も、ゆるくではあるが同調圧力のようなものを感じることがあったという。「『いいエンタメとは、いいショービジネスとはこういうものである』『こういうときはこうするべき。空気を読めよ』というような同調圧力が、ギュッと締め付けるのではなくふわっとした感じで、そういった空気が蔓延している気がします」日本を代表するアーティストの楽曲を手掛けてきた松尾氏だからこそ、関わってきたアーティストへの影響も考えざるを得ない。「2015年の安保法制のときに、デモに参加したミュージシャンの方もいました。僕は日本のエンタメのど真ん中にいる人たちと仕事をしているので、例えば僕がそういったデモに参加したり、業界や社会に関して何かアクションを起こすと、その人たちに迷惑がかかるのではないかと。そういう思いをずっと抱えていました」だが、ジャニー喜多川氏の性加害問題が明るみに出て、「これは声を上げなければいけない」という思いに。「この問題の本質は人権蹂躙であり、被害を受けているのが子供、もしくは、かつて子供だった大人たち。僕は特別正義感が強いわけでもないですが、これはあり得ないと思ったんです」そして、音楽を愛しているからこそ、クリーンな業界にしていきたいという思いがある。「おかしいと思うことを放置し、視界が曇ってしまうのが嫌なので、最初は手動のワイパーかもしれませんが、一生懸命、視界をクリアにしていきたいなと。ハラスメントのない労働環境であるべきだし、人権が尊重されるべき。せっかく楽しいと思える音楽の仕事ができているので、長く続けるためにも健全化させていきたいという思いです」だが一連の発言がきっかけとなって、スマイルカンパニーとの業務委託契約が終了となり、昨年7月に公式Xで「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です」と報告した松尾氏。契約終了は全くの想定外だったと振り返る。「ジャニーズ事務所とスマイルカンパニーの関係が近いとはいえ、まさかこの件で契約終了になるとは思ってなかったので本当にびっくりしました。むしろ賛同してくれると思っていて、山下達郎さん(スマイルカンパニー所属)も『よく言った』と言ってくれるかなと。おめでたいんでしょうね、僕は……」●僕の声の上げ方が間違っていたのかなと自問自答することも2023年をきっかけに声を上げやすい社会に変わっていくことに期待を寄せる松尾氏だが、そう簡単には変わらないということも痛感。「ジャニーズ問題に関して僕は、ジャーナリストという立場ではなく、エンタメ業界の内部から最初に声を上げた人になると思っていました。でも続けて発言される方があまりいなくて」と語る。続けて、「僕の声の上げ方が間違っていたのかなと自問自答するときもあります」と吐露する松尾氏。「松尾みたいに声を上げるといろんな不利益を被ると感じてしまって、僕が声を上げたばかりに逆にみんなの警戒心を高めることになってしまったのだとしたら、それは全く僕の意図するところではないので。みんなで声を上げようよと言いたいですが、なかなか……。この本を『読みましたよ』と言ってくれる方は業界の内外問わず多いのですが、『僕もSNSで発言します』とおっしゃる方は少なくとも業界内からは出てこないですね。僕のペンの力が弱いのかな」さらに、「皆さん『生活もあるし』と言いますが、本質的な意味での豊かな生活を考えたら発言したほうがいいと思うんです。僕はこの数年、特にこの1年、すごく心豊かに過ごせているので」と力説。想定外の展開にはなったものの、言うべきことを言ったことで「心の豊かさを失わずに済んでいる」と語る。「僕はもともとメロウなR&Bが好きで、柔らかなラブソングをたくさん作ってきました。その柔らかさを守るためにも、言うべきところではハードエッジなことも言わなきゃいけないんだなと感じています」目指すは、純粋に音楽が好きな人たちが、権力などによって嫌な思いをすることなく、好きな音楽を届けられる世界。そして、音楽を生み出す人自身の人権意識も十分でなければ、その音楽も台無しになってしまうと松尾氏は言う。「もちろん、聖人君子であれとまで求めるつもりはありません。ただ、せっかく弱者への眼差しを音楽などで表現しても、その人自身がそういうことを大切にしていなかったら、表現は著しく説得力を欠いてしまう。どんなに生み出しているものが素晴らしくても、その人がそうでなければ響かないというシビアさはあると思います」○「ラブソングを作り続けたい」 音楽プロデューサーのやりがいも語る音楽業界、そしてエンタメの未来を思って行動を起こした松尾氏。「この半年ぐらい『松尾さん出馬するんですか?』とよく聞かれますが、全くそんなこと考えていませんよ」と笑う。「政治や社会について話すと、すぐそういう風に思う方がいますが、皆さん政治や社会というものを神棚に置きすぎだと思います。全部地続きの発言ですよ。エンタメのことも政治のことも同じ口で言っていいじゃないですか」ちなみに、子供の頃から好奇心旺盛だったそうで、「何でも分解したい子供で、父親の腕時計をバラバラにして大目玉を食らったことも(笑)。好奇心や探求心はあるほうだと思うので、いろんなことが気になるというのが根底にあるのかもしれません」と自己分析する。今後について尋ねると「ラブソングを作り続けたい」と願う。「ポップミュージックを大きく2つに分けるならば、ラブソングかライフミュージックだと思っていて、人生の素晴らしさや人の優しさを歌ったものがライフミュージックだとすると、さまざまな恋愛について歌ったものがラブソング。ですが、恋愛はポップミュージックの尺だと2人ないしは3人ぐらいの中での人間関係を濃密に描いたものであり、優れたラブソングはそれ自体がライフミュージックにもなると思っているので、僕はラブソングという多機能性を備えた形態を好んでいるのだと思います」そして、「自分で歌うことに強い興味はなく、優れた歌唱力を持っている歌手、魅力的な声の持ち主に、僕がデッサンした絵を色付けしてもらうという作業が大好きなんです。作ったものがいろんな人の手に渡って価値が高まっていくのもうれしいですし、物語の起点に立って展開を見守ることを楽しんできました」と音楽プロデューサーのやりがいを語る。さらに、「僕には子供がいますが、父親が変な仕事をしていると思われたくないという気持ちもあるんです」と思いを告白。「子供がエンターテインメントの世界を目指したいと言ったときに、『それだけはやめておけ』とは言いたくない。素晴らしいことを仕事に選んでいるのだと、胸を張っていられる世界にしたいと思っているので、そのためにできることをやっていきたいと思います」と力を込めた。■松尾潔1968年1月4日生まれ、福岡県福岡市出身の音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。早稲田大学卒業。SPEED、MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。その後、プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、東方神起、三代目J SOUL BROTHERS、JUJU等を成功に導く。これまで提供した楽曲の累計セールス枚数は3000万枚を超す。日本レコード大賞「大賞」(EXILE「Ti Amo」)など受賞歴多数。
2024年03月31日「第13回逗子海岸映画祭」が4月26日(金)より開催されることが決定した。“Play with the Earth”をコンセプトに、世界を旅する「CINEMA CARAVAN」が創るGWに逗子の砂浜に現れる蜃気楼「逗子海岸映画祭」。今年のテーマは、“Community Revolution”。逗子、三浦半島のローカルをはじめ、インドネシアやアフリカなど、世界のコミュニティとの活動を通して、世界にうねりを起こす様々なムーブメントを体感できる。日中は、縁ある人たちによる日替りのフードやアクティビティ、そして黄昏に染まる日没とともに始まる海辺での映画体験が楽しめる。上映作品は、生演奏とコラボする「CINEMA CARAVAN」オリジナル映像作品や、日本初公開、劇場未上映作品、名作からドキュメンタリーまで、魅力的なラインアップとなっている。おすすめは、10年で26か国を巡り、250曲を越す音楽を収録し、世界の音楽文化を映像ライブラリーとして綴ってきた「LISTEN.」(プロデュース:山口智子・GARRY BASSIN/監督:GARRY BASSIN)。最初の5年の出会いをまとめた、音で地球を感じる旅。世界を旅して集めた膨大な映像素材を再編集し、新たな発信を目指す「LISTEN.」プロジェクトの第1弾、映画版が日本初上映。また、アフロビートの創始者として、黒人解放運動家として尊敬されるフェラ・クティの生涯を描くドキュメンタリー『Finding Fela』が特別上映(※英語上映、日本語字幕なし)。「CINEMA CARAVAN」代表・志津野雷が、世界を旅して切り取った記録を紡いだ、終わりなき映像『PWTE2024 -documenta 15を超えて-』が、音楽家たちの生演奏と共に上映される。「第13回逗子海岸映画祭」開催概要会場:神奈川県逗子海岸日程:4月26日(金)~5月6日(日)(雨天開催・荒天中止)開場:4月26日(金)15時~22時/4月27日(土)~5月6日(日)13時~22時映画上映:19時~内容:国内外映画上映/ライブ・トークショー入場料金:一般 ¥2,500/逗子市民 ¥1,500(※要身分証明証)/中学生以下無料(※中学生は要学生証)※5月6日(月)最終日のみ一般 ¥3,000/逗子市民 ¥2,000(※要身分証明証)/中学生以下無料チケット:前売り券/3月30日10時よりオンライン販売当日券/逗子市民割引チケットのみ枚数限定にて会場販売※要身分証明証(シネマカフェ編集部)
2024年03月31日1980年代から、40年以上もの長きにわたって「いまの演劇」を発信し続けてきた東京・目黒区の「こまばアゴラ劇場」が、2024年5月に閉館する。「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」として、3公演が予定されている。4月5日(金)〜22日(月)に第99回公演『S高原から』、4月25日(木)〜29日(月・祝)には第100回公演『銀河鉄道の夜』、5月8日(水)〜15日(水)には第101回公演『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』を上演。いずれもこまばアゴラ劇場の芸術監督であり、青年団の代表を務める平田オリザが作・演出を務める。『S高原から』は青年団の代表作のひとつであり、平田が20代で書いた作品。高原のサナトリウムを舞台に、そこで静養する人や面会に訪れる人などが交わり、それぞれが死と向き合う時間を描く。1991年の初演以来、日本のみならず世界でも幾度となく上演された。『S高原から』(2022年江原河畔劇場公演より)撮影:igaki photo studio『銀河鉄道の夜』は言わずと知れた宮沢賢治の名作を舞台化した、子供向けの演出作品。映画『幕が上がる』の劇中劇としても取り上げられた。アゴラ劇場での上演は2019年以来5年ぶり。『銀河鉄道の夜』そして最後の公演となる『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』は、2作品を同じセットで連続上演するもの。『阿房列車』は内田百閒の原作をもとに1991年に平田が「元祖演劇乃素いき座」へ書き下ろしたのが最初。2023年の常磐線舞台芸術祭で青年団のために書き直し、平田自身が演出を務めた。『思い出せない夢のいくつか』は『阿房列車』のセルフカバーであり、『銀河鉄道の夜』がモチーフとなっている。『阿房列車』(2023)撮影:冨田了平『思い出せない夢のいくつか』(2023)撮影:冨田了平3公演で上演される4作品に共通するのは、生と死がそこにあるということだ。直接的にではなく、気配としてそこに横たわっている。こまばアゴラ劇場が最期を迎えるそのときに、いつものように淡々と過ごしながら、終わりを迎えようとする人々の物語が上演される。あの空間で繰り返し上演された青年団作品の思い出を胸に、最期の上演を見届けたい。あの細い階段を登った先に、果てしない世界が広がっていたこまばアゴラ劇場では、いまも胸に残るいくつもの名作を観た。「日本ではまだそうはなっていないが、欧米では劇場に観客がついている」と聞いて、いつも思い浮かべるのは、こまばアゴラ劇場のことだった。アゴラに行けば、面白いものが観られる。幕が上がるまでどんな作品かわからず、ゆえに当たり外れが多い演劇というジャンル、とくに小劇場ファンにとって、こまばアゴラ劇場はとても大きな存在だった。私が演劇を見始めた2000年代、すでにアゴラは特別な場所だった。渋谷から二駅だけ電車に乗り、東大生たちと逆の出口を出て歩く劇場までの道を一歩一歩進むごとに、これから観られるものへの期待が膨らんでいった。あの細い階段を登った先に、どんなに詰めても60〜70人入ればいっぱいのあの場所に、果てしない世界が広がっていた。下手にある地下につながる穴や奥にあるエレベーターも、作品によってどんどん姿を変えた。2017年の山下澄人と飴屋法水によるHEADZ『を待ちながら』のときは、一度も通ったことのなかったルートを通って、ふだんとは違う場所にしつらえられた客席に向かった。あんなに何度も行った場所なのに、全然違って見えた。高校演劇サミットで、すぐそばの筑波大学附属駒場高校の作品に度肝を抜かれたのもここだった。ロロ、鳥公園、贅沢貧乏、庭劇団ペニノ、ままごと、ハイバイ、ニッポンの河川、玉田企画、ゆうめい、そしてもちろん青年団……。挙げはじめたらきりがない。いい芝居を観た後は、興奮して落ち着かなくて、あるいはじっくりと余韻を味わいたくて、渋谷までの道を電車に乗らず、歩いて帰ることも多くあった。いくつもの挑戦的な作品が観られた背景には、2003年度からこまばアゴラ劇場が貸館をやめ、すべての作品を劇場主催の「こまばアゴラ劇場プロデュース」公演にしたという状況があった。芸術監督の平田オリザをはじめとする劇場側が上演作品を選定していた、その目がずば抜けていたのだろう。劇場使用料が無料であった分、若い団体にも等しくチャンスがあった。本来であれば公共劇場が担うべき役割だったとも感じるが、個人が運営しているからこそできたことも多くあったのだろうとも思う。ただただ、わたしたちは本当に貴重な場を喪ってしまった。この先は、平田がいま拠点としている兵庫・豊岡での活動を含め、新たな息吹を期待したい。文:釣木文恵<公演情報>こまばアゴラ劇場サヨナラ公演青年団第99回公演『S高原から』作・演出:平田オリザ2024年4月5日(金)~4月22日(月)青年団第100回公演こまばアゴラ劇場地域貢献公演『銀河鉄道の夜』原作:宮沢賢治作・演出:平田オリザ2024年4月25日(木) ~4月29日(月・祝)青年団第101回公演『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』『阿房列車』原作:内田百閒作・演出:平田オリザ『思い出せない夢のいくつか』作・演出:平田オリザ2024年5月8日(水) ~5月15日(水)<こまばアゴラ劇場のあゆみ>■1984年こまばアゴラ劇場開館■1986年平田オリザが支配人に就任:この年より劇団「青年団」はこまばアゴラ劇場を拠点に活動開始■1988年(~2000年)「大世紀末演劇展」を開催:地方劇団の連続上演企画としてスタート■1990年道路劇場「風のマント」バヌアツ公演をサポート■1993年「日韓ダンスフェスティバル」を開催:日韓両国で活発に活動する30代を中心とした舞踏家を集めたダンスフェスティバル。1993年から2000年まで平田オリザがフェスティバルコーディネーターを務めた■2001年(~2010年)舞台芸術フェスティバル「サミット」を開催:演劇の可能性を模索するアーティストと観客が劇場で出会い、演劇の次なる領域を共に探っていくことを理念とし、年に冬と夏2回開催。岡田利規や杉原邦生がサミットディレクターを務めた■2003年通常の貸し小屋業務を停止し、全ての演目を芸術監督とプログラムオフィサーによって選定。全公演を「こまばアゴラ劇場プロデュース」として劇場主催にし、劇場費を無料に。こまばアゴラ劇場支援会員制度を開始■2011年(~2012年)主催演劇祭「サマーフェスティバル<汎-PAN->」開催:矢内原美邦がフェスティバルディレクターを務めた■2013年(~2018年)こまばアゴラ演劇学校“無隣館”を開校■2015年京都のアトリエ劇研との包括提携を結び、劇場支援会員の連携を開始■2024年5月閉館公式サイト:
2024年03月30日被告人を「死刑」にするか、それとも「死刑回避」か。観客一人ひとりに被告人の命が委ねられます。一般社団法人リーガルパーク主催の参加型裁判演劇「極刑」横浜公演が、2024年6月1日(土)に横浜 人形の家「あかいくつ劇場」にて開催されます。昨年1月と9月に東京で開催された公演の好評に伴い、初の東京以外での開催となります。11月16日(土)には、松本公演(長野県)でも開催を予定しております。横浜公演のチケットは、カンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 参加型裁判演劇とは?参加型裁判演劇とは、参加された観客全員で判決を考えていただく、日本初の体験型演劇です。裁判所から裁判員候補者として呼出されたという設定なので、会場にお越しいただいた時からすでに演劇に参加しているのです。開演後に行われるくじ引きで6名の裁判員が選出され、裁判官と並んだ席に座り、被告人や証人に直接質問。審理終結後、別室に移り評議して判決を下してもらいます。選出されなかった観客の皆様も、スマホから質問、評議、評決を投票します。まさに裁判員裁判をリアルに体験していただきます。その日の参加者、そして誰が裁判員に選出されるかによって、毎回毎回、裁判の進行と判決が変わります。裁判員制度とは?裁判員制度は、平成21 年5 月21 日に始まりました。この制度は、司法に市民が参加するものとして、国民の中から選ばれる裁判員が重大な刑事裁判に参加する制度です。裁判員は,法廷で行われる審理に立ち会い、裁判官とともに被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にはどのような刑にするのかを判断します。そして、制度開始から15年目を迎えた令和5年から、18歳の高校生も裁判員対象者となりました。そこで、改めて裁判員制度の意義を問うとともに、裁判員に選ばれたときの心構えを持ってもらおうと、この参加型裁判演劇を企画しました。「極刑」のここが面白い!◆観客のあなたは、全員1裁判員として裁判に参加します!リアルな裁判に沿って劇は進行し、実際に自ら判決を判断していただくため、日常の生活ではなかなか体験できない空間に誘います。◆裁判員に選出された観客は、舞台上の被告人や証人に直接質問する機会があります!劇中の裁判の流れが、あなたの質問によって大きく変わる可能性も!その日参観した観客により、毎回裁判の進行や判決が変わる。それが参加型裁判演劇「極刑」の特徴の1つです。◆演劇の間、観客の皆さまは自身のスマホで専用のチャットに投稿できます。粛々と進行する裁判の傍らで、リアルタイムで質問や意見交換を行っていただきます。自分と違う様々な意見や感想に触れながら、自分の考えを形成していく経験ができる。これが参加型裁判演劇「極刑」の最も大きな魅力です。◆将来、いつ裁判員に選ばれるのかわからないなか、実際に選ばれて裁判に参加したときにどのような思考になりまた感情を持つのか。そういった経験をする貴重な機会になります。昨年公演の感想◆死刑や命について真剣に向き合う時間だった。自分は「死刑」やむなしと投稿ボタンを押したが、その後ズンと重くなる、恐怖のような感覚に陥った。(30代会社員)◆目の前で繰り広げられる裁判を見ながら、スマホにリアルタイムで流れてくる沢山のチャットを見られるのがすごく面白かった。(20代学生)◆たまたま選ばれた裁判員のメンバーがどんな考えを持っているのか。それによって判決が変わるということに、人が人を裁く制度の危うさと責任の重さを感じました。(40代主婦)◆自分がいつ裁判員候補者に選ばれるかわからないなか、この様に裁判員裁判を体験し、事件の判決について考える機会を得られたのは本当によかったと思います。もっと沢山の人に体験して欲しいと思いました。(50代自営業)ストーリー横浜市鶴見区で起きた強盗殺人事件被告人の佐瀬研一は、借金に追われ、かつて勤務していたホリカワ機械を訪れて経営者の堀川秀男に借金を申し込んだものの、拒絶された。被告人は、事務所の机の中にはいつも数万円の現金が置かれていることを思い出し、それを盗もうと決意した。深夜、ホリカワ機械の事務所に侵入し、金を探したが、秀男に見つけられた。被告人は、持っていたナイフで秀男を刺し殺し、さらに、物音に気付いて事務所にやってきた秀男の妻良子にも見つけられ、良子まで刺し殺した。この後、被告人は、引き出しにあった12万円入りの封筒を奪って逃走した。裁判において、検察官は死刑を求刑。弁護人は死刑を回避すべきと主張した。被告人、被害者それぞれがもつ背景。あなたなら、どう裁きますか。総合演出:弁護士 今井秀智元検察官、大学教員、(一社)リーガルパーク代表理事、法教育授業を行う傍ら、ドラマ等の法律監修を務める。公演概要参加型裁判演劇『極刑』参加型裁判演劇『極刑』-私が法廷に!?- 横浜公演公演日時:2024年6月1日 (土) 12:30 / 17:00※開場は、開廷の30分前です。会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」(神奈川県横浜市中区山下町18)■出演者検察官: 三咲 順子弁護人: 秋葉 陽司被告人: 東 虎之丞 / 井上 翔太被害者娘: 小口 ふみか被告人母: 真行寺 君枝裁判長:四宮 啓 / 今井 秀智■チケット料金前売 一般:5,000円、学生:3,000円当日 一般:6,000円、学生:4,000円(全席自由・税込)※ご来場の際、学生証等の提示をお願いします。■関係団体主催:一般社団法人リーガルパーク共催:株式会社アゴラ・ステーション協力:株式会社タイプ・アール、株式会社アスコ後援:神奈川県教育委員会臨床法学教育学会、法と教育学会、龍谷大学犯罪学研究センター、一般社団法人刑事司法未来(CJF)、株式会社TKC、刑事弁護OASIS一般社団法人リーガルパークについて法やルールの意義を考える「法教育」に関する事業に特化した団体です。 全国学⽣法教育連合会(USLE)と連携し、⼤学⽣・法科⼤学院⽣を引き連れて、全国の⼩・中・⾼校で模擬裁判や模擬投票等の法教育授業を展開しています。「憲法マップ」等の教材開発や、講演会・セミナーも手がけております。【法人概要】一般社団法人リーガルパーク本社所在地:東京都渋谷区東3丁目25番3号 203号室代表理事:今井秀智事業内容:■学校教育事業(⼩・中・⾼校)■企業・法人向け事業■教材・商品開発■法律監修事業HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月27日劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』のキービジュアルと予告映像が公開された。Cygamesが展開するクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』は、実在する競走馬の名前と魂を受け継ぐ「ウマ娘」たちが、仲間やトレーナーたちと学園生活を送りながら<トゥインクル・シリーズ>制覇を目指す物語。シリーズ初の劇場版となる今回は、トゥインクル・シリーズで最強を目指すジャングルポケットが主人公となり、同世代のライバルたちと切磋琢磨する新たな物語が描かれる。公開された映像には、ジャングルポケットの初めての敗北と挫折の一端が映し出されている。アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ダンツフレームらウマ娘たちがそれぞれの想いを胸に駆け抜ける姿や、そこに立ちはだかる絶対王者テイエムオペラオー、そしてラストには伝説のジャングルポケットの雄叫びも収められている。また、シンガーソングライターの大石昌良が作詞作曲を手がけた主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」も聞くことができる。さらに、限定サポートカードなどが手に入るローソン限定のバンドル前売券販売と、ゲームアイテムと交換できるシリアルコード付きの劇場入場者プレゼントの配布が決定した。劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』予告映像<作品情報>劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』5月24日(金) 公開公式サイト: 劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」製作委員会
2024年03月22日静岡市内の各所でゴールデンウィーク中に開催される「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」のプレス発表会が3月15日に開催され、主催の「SPAC-静岡県舞台芸術センター」の芸術総監督を務める宮城聰らが出席し、今年のラインナップの詳細が発表された。「ふじのくに(静岡県)と世界は演劇を通じてダイレクトに繋がっている」というコンセプトの下、国内外の舞台芸術を届けてきた同演劇祭。今年も国内外の先進的な演劇作品、パフォーマンスアートがプログラムされている。鳥取市を拠点に活動する劇団「鳥の劇場」とSPACの初の共同制作による作品では、生誕100年を迎える安部公房が1967年に発表し、自ら“黒い喜劇”と呼んだ『友達』を上演。隣人愛を盾に近づいてくる集団に飲み込まれていく青年を描く本作について、演出を務める「鳥の劇場」の中島諒人は、現代の日本社会を覆う「息苦しさ」に言及しつつ「何でこんなに集団やコミュニティが苦しいものになってしまったのか? 中にいるとわからないけど、芝居を通じて外から見ると、現在の社会の課題、時代について考えられるのではないか?」といま、上演することの意味を語る。「鳥の劇場」中島諒人(中央)(撮影:F4.5牧田奈津美)また、瀬戸山美咲が演出と上演台本を手がけ、昨年、利賀芸術公園「利賀山房」で創作初演された「楢山節考」を、舞台芸術公園内の屋内ホール「楕円堂」にて上演。姥捨て山の物語=棄老伝説を瀬戸山が独自の解釈でエネルギッシュに描いた本作だが、今回、3人の俳優に加え、チェリストの五十嵐あさかによる生演奏も加わる。2018年の同演劇祭にて「民衆の敵」を上演し、観客を魅了した演出家トーマス・オスターマイアーと彼が率いる「シャウビューネ」は今回、チェーホフの「かもめ」を上演する。ベルリンでの上演では、象徴的な大木が舞台美術として客席にそびえ立っていたというが、今回は大木の代わりに、オスターマイアー自身の発案により、雄大な景色を観客の目の前で描いていくというスペシャル版演出で上演する。SPAC『白狐伝』チラシSPACの新作公演では、日本およびアジアの美を世界に知らしめた智の巨人・岡倉天心が晩年に英語で執筆したオペラ台本『THE WHITE FOX』を宮城が新たに台本化し「白狐伝」として上演。白狐と人間が織りなす幻想的な愛の物語だが、宮城はこの作品について「天心の近代への絶望がにじみ出ているんですが、本当に絶望していたなら、こんな戯曲は書かない――死後何十年か先への“希望”が埋め込まれている」と語る。このほか、カメルーン生まれで、パリで大人気のダンサー・振付家のメルラン・ニヤカムが、アフリカの神話にもとづく摩訶不思議な世界を肉体で表現する「マミ・ワタと大きな瓢箪」、誰もが知る童話「カチカチ山」を、観客が参加する“回遊型”の間食付きツアーパフォーマンスとして描く「カチカチ山の台所」など、創意工夫に富んだ多様な企画が盛りだくさんとなっている。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督・宮城聰(撮影:F4.5牧田奈津美)宮城は会見で最近、気になることとして「日本の人たちが自己完結型となり、他者との関係に興味を持たず、期待もしない――『人はどうせ変わらない』という意識でいる」と指摘。「関係の中で成長していくというイメージを信用しなくなった風潮の中で、演劇はそれでもなお人は変わりうる、成長しうるということを実感させてくれるもの」と語り、「目の前の利益をとりあえず確保する、5年先に損しないようにする…という意識ではなく、『20年後を考えて、いまこっちをチョイスしていく』という意識、20年後の物差しをもうひとつのポケットに入れること提唱したい」と演劇の意義、そして演劇祭を通して訴えたい思いを語った。「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」は4月27日(土)より5月6日(月・休)まで静岡市内各所で開催。取材・文:黒豆直樹ふじのくに⇄せかい演劇祭2024 上演全ラインアップ■『友達』[SPAC×鳥の劇場]共同制作ジャンル / 製作都市(国):演劇 / 静岡・鳥取(日本)演出:中島諒人作:安部公房2024年4月27日(土) 〜4月28日(日)会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」『友達』■『楢山節考(ならやまぶしこう)』演劇 / 富山(日本)上演台本・演出:瀬戸山美咲作:深沢七郎2024年4月27日(土)〜4月29日(月・祝)会場:屋内ホール「楕円堂」『楢山節考』■間食付きツアーパフォーマンス『かちかち山の台所』回遊型演劇 / 静岡(日本)演出:石神夏希2024年4月27日(土)〜4月29日(月・祝)会場:舞台芸術公園ほか『かちかち山の台所』■『かもめ』※日本初演演劇 / ベルリン(ドイツ)演出:トーマス・オスターマイアー作:アントン・チェーホフ2024年5月3日(金・祝)〜5月6日(月・休)会場:静岡芸術劇場『かもめ』 ©︎ Gianmarco Bresadola■『マミ・ワタと大きな瓢箪(ひょうたん)』※日本初演ダンス / パリ(フランス)演出・振付・出演:メルラン・ニヤカム〜グランシップこどものくに連携事業〜2024年5月5 日(日・祝)会場:グランシップ 交流ホール『マミ・ワタと大きな瓢箪』 ©︎ Peggy Riess<駿府城公園で同時開催>ふじのくに野外芸術フェスタ 2024 静岡■『白狐伝(びゃっこでん)』※SPAC新作演劇 / 静岡(日本)演出・台本:宮城聰作:岡倉天心(『THE WHITE FOX』)音楽:棚川寛子2024年5月3日(金・祝)〜6日(月・休)会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場同時開催:ストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡2024」ストレンジシード静岡に初参加する三浦直之(ロロ)(右端)(撮影:F4.5 牧田奈津美)<コアプログラム>ストレンジシード静岡がプロデュースする作品を含む、まさにフェスティバルのコアとなるプログラム。■オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト『パレードとレモネード』※新作演劇 / 静岡(日本)テキスト・演出:三浦直之(ロロ)2024年5月4日(土・祝)~5月6日(月・休)会場:青葉シンボルロード B3(野外上演)移動型パフォーマンス■『The Road to Heaven』※新作インターナショナルコーディネーター:チョ・ヨンスン2024年5月4日(土•祝)〜5月6日(月・休)会場:静岡県庁前〜駿府城公園<オフィシャルプログラム>ストレンジシード静岡とタッグを組んだアーティストが、ストリートシアターの魅力を最大限に引き出す作品を上演するプログラム。■サファリ・P『おちゃのじかん』パフォーマンス・ダンス / 京都(日本)■劇団 短距離男道ミサイル『オチャー・ウォーズ エピソード4/新たなる茶坊 OCHA WARS -EPISODE Ⅳ A NEW HOPE-』演劇 / 宮城(日本)■ワワフラミンゴ『タヌキのへそくり』演劇 / 東京(日本)■お寿司『にぎにぎしく逃逃』パフォーマンス / 京都(日本)<オープンコールプログラム>公募により選ばれた、ストリートシアターの可能性に挑戦するアーティストによるプログラム。■ほころびオーケストラ『恋するロボット』演劇 / 東京(日本)■鈴木ユキオプロジェクト『風景とともに』ダンス / 東京・山梨(日本)■浅川奏瑛×演劇空間ロッカクナット『ビトゥイーンズ・パーティー』パフォーマンス / 福岡・埼玉・東京(日本)■のあんじー『待たない!』演劇 / 東京(日本)■第二次谷杉 ≒ ミミトメ『すべての主人公はこの通りで』演劇インスタレーション / 東京(日本)■Co.SCOoPP『まちなかサバイバル!』パフォーマンス / 京都(日本)他、演劇祭期間中は関連企画も開催。関連企画の詳細や各公演の最新情報は、公式特設サイトにてご確認ください。◆ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイト:◆ストレンジシード静岡 公式サイト:◆SPAC公式サイト:
2024年03月19日富田望生主演映画『港に灯がともる』の主な出演者が決定し、3月21日(木)に神戸でクランクインすることが決定した。阪神淡路大震災の1か月後に長田で生まれた、在日韓国人三世の金子灯。家族は震災後、長田を離れて仮設住宅に移り、その後復興住宅で暮らす。震災で家も仕事も失い、家族の生活は荒廃。幼い頃から家族との確執を抱え、家を飛び出すことばかり考えてきた。なぜこの家族に生まれてきたのか。家族と私、国籍と私。双極性障害を発症し、回復を目指していく中で希望を探し続ける日々。新しい職場で長田区にある丸五市場の再開発計画と関わることに――。阪神淡路大震災から30年の節目の年、2025年1月に公開を目指して製作される本作。神戸を舞台にした本作は、2013年から2025年、高校卒業から12年間に及ぶ、主人公・灯の模索の日々を繊細に紡いでいく物語。今回新たに、結婚を見据え、帰化手続きを進める灯の姉・美悠役で伊藤万理華、灯の弟・滉一役で青木柚、灯の唯一無二の親友・綾部寿美花役で山之内すず、灯と同じクリニックに通う林洋太役で田村健太郎。伊藤万理華設計事務所の先輩・桃生紀枝役で中川わさ美、長田を愛する在日ベトナム人のグエン・ヴァン・フォン役でMC NAM、長田・丸五市場にあるそば焼き屋の主・平良夕役で土村芳、灯を受け入れ、回復へと導いていく精神科医・富川和泉役で渡辺真起子、設計士・青山勝智役で山中崇、灯の両親・一雄&栄美子役で甲本雅裕と麻生祐未が出演する。麻生祐未キャストコメント・伊藤万理華このお話をいただいた時、主演の富田望生ちゃんと初共演した際に「お芝居またやってよ」とかけてくれた一言を思い出しました。数年後に再会を果たし、また必ず、と思っていました。今作品で家族として、姉として携われること、とても光栄に思います。お芝居を続けていて良かったです。名前のない孤独感、不透明にゆらめく蓄積された心の傷と向き合うことは勇気がいる、苦しいかもしれません。この作品が少しの希望に、あたたかい光になることを願っています。・青木柚想像することしかできない気持ちの輪郭や、“自分が産まれる前のこと”としての印象が強い記憶。今の世界まで地続きに描くこの作品を通して、より温度感をもって自分と結びつけていく時間にしたいです。信頼するチームの皆さま、ご縁ある共演者の方々と共に、街の呼吸を大切に感じながら撮影に臨めたらと思います。・山之内すず生まれ育った神戸でこの素晴らしい作品の一員として生きられる事、とても光栄に思います。私が演じさせていただく綾部寿美花は様々な問題を抱える灯にとって少しだけ気が抜けるような、大切な時間を作れる子です。2人の時間を、ベーやんの前でしか見せない灯の表情を目一杯楽しみます。・田村健太郎普段平然としている人も、本当に大丈夫だからそう見えるのではなく、必死で平然を装っているのかもしれない。台本を読みながらそんな当たり前のことを改めて考えさせられました。台本を閉じた今も、大丈夫であれるよう、自分の居場所をつくろうとジタバタしていた主人公の灯(あかり)の姿を、東京の自分の街にもついつい探してしまいます。どうぞお楽しみに!・中川わさ美桃生紀枝役の中川わさ美です。今、この時代だからこそ創り出せる、様々な方々の想いや願いが込められた「港に灯がともる」という作品の一味になれる事がとても嬉しいです。安達もじり監督の元、作品に携わる全ての皆様と一緒に桃生役を全うしたいと思います。・MC NAM震災に関わる作品に参加できる事を光栄に思います。作品を通して、阪神淡路大震災後30年という時間が経過し、人々の心境の変化と在日外国人が抱える複雑な気持ちを表現する事を楽しみに思います。多くの人々の心の支えや、増え続ける被災地や被災者の応援になりたいです。・土村芳安達監督はじめ、私がまだ右も左も分からない頃お世話になった方々がいらっしゃる作品に、こうして携わることができてとても嬉しく思っています。この物語に強く引き込まれ、とても素敵な出演者の皆さんとご一緒させていただけることに今からドキドキしています。私も作品に携わる1人として精一杯頑張りたいと思います。・渡辺真起子心の傷を癒すこと。簡単に道筋は見えずとも、どうにか少しでも明るい未来に辿り着きたい、たどり着いて欲しいと思います。どうすれば良いのか答えは簡単に出ませんが、今作に関わりながら、生涯、何度でも考えていきたいと思います。・山中崇自分の歩幅を確かめるように、少しずつ前を向いて歩いていく人々の姿を思い浮かべました。演じる青山もそのひとり。共にその道を歩んでいきたいと思います。この作品が、数歩先をやさしく照らしてくれることを信じて。・麻生祐未日本に住む限り、地震は避けて通れない課題です。被災しても、していなくても、心の傷に気がつかず、生きづらいまま生活している人も多いと思います。このストーリーに出てくる人達も、家族、人間関係、地域との関わりなど、更に問題を抱えたまま毎日を生きています。誰とも関わらずに生きる事は不可能に近い事ですが、私はヒロインの家族として、一緒に立ち向かっていこうと思います。そしてNHK朝ドラ、「カーネーション」などでご一緒した、尊敬する安達もじり監督と作るこの映画、今から楽しみでなりません。・甲本雅裕連絡テレビ小説カーネーション、カムカムエヴリバディでお世話になったスタッフの方々と映画!?…最高です!役者として何をするかは勿論のこと、誰とするかが重要なんです。もう迷うことは何もありません、ただただ役に没頭するだけです。楽しみじゃな~。・富田望生灯ちゃんの人生に深く関わる人々を演じられる方々が発表になりました。もじり監督からゆっくりと、おひとり…おひとりの名前を伝えられました。初めましての方、信頼を寄せる方…聞く度に、勝手ながら大きな安心に包まれました。まもなく身を灯し合う時間を迎えることに、引き締まる思いです。“はやく会いたい”この言葉に尽きます。(シネマカフェ編集部)■関連作品:港に灯がともる 2025年1月公開予定
2024年03月18日料理の味を引き立ててくれるニンニクは、私たちにとって身近な食材です。とはいえ、ニンニク入り料理を食べた後は、口臭が気になってしまいます。できるだけ素早く消すためにはどうすればよいのでしょうか。東京電力エナジーパートナーの運営サイト『くらひろ』より、ニンニクのにおいを消す方法を紹介します。食べ物・飲み物で手軽にケアしようニンニクを食べた後は、きつい口臭が約3時間、体臭が約48時間も持続するといわれています。さまざまな料理に使われているニンニクを、完全に避けるのは難しいもの。においを気にするべき場面では、食べ物・飲み物で手軽にケアするのがおすすめです。『くらひろ』によると、食前には緑茶や牛乳、食事中にはコーヒーやチーズ、食後にはリンゴ・ウーロン茶・チョコレートがおすすめとのこと。タイミングに合わせて、適切な飲み物・食べ物を選んでみてください。食事を終えた後にニンニクのにおいに気付いた場合は、特にリンゴを使ってケアするのがおすすめです。ニンニクのにおい対策になるポリフェノールは、食後に摂取することでもニンニクのにおいを抑えられます。ポリフェノールが豊富に含まれた食材の代表が、リンゴです。リンゴにはリンゴポリフェノールと呼ばれる成分が、特に皮に多く含まれています。ニンニクを食べた後は、リンゴを皮ごと食べるか、リンゴジュースを飲むとよいでしょう。くらひろ(東京電力エナジーパートナー)ーより引用デザートや食後のドリンクには、ぜひリンゴを選んでみてください。そのほかの対処法も組み合わせて消臭をより入念な消臭対策をしたい時には、別のお手入れを組み合わせるのもおすすめです。『くらひろ』では、以下の方法もおすすめしています。・ていねいな口腔内ブラッシング・マウスウォッシュによる口腔内の洗浄・有酸素運動をする・お風呂やサウナに入る食後の口腔ケアは、口の中に残った汚れを取り除くのに効果的です。特にマウスウォッシュは外出先でも実践しやすいので、小型のボトルを持ち歩くのもよいでしょう。有酸素運動やお風呂、サウナは、代謝をよくして汗を流すことが目的です。ニンニクのにおいは汗を流すことで軽減できるため、お風呂やサウナに入るのもおすすめです。お風呂で汗を流す場合は、お湯の温度を40℃前後にし、かつ15分を目安にゆっくり入浴しましょう。くらひろ(東京電力エナジーパートナー)ーより引用ただしニンニク料理とともにアルコールを摂取していた場合、運動やお風呂・サウナによって血液のめぐりがよくなり、一気に酔いが回ってしまう可能性も。身体に負担がかかって危険なため、入浴やサウナによるケアは控えてください。ニンニクのにおいを消す方法を知っていれば、おいしい料理をより気軽に楽しめるのではないでしょうか。誰でも手軽に実践できるケアで、ニンニクのにおいを素早く消すことは可能です。自分に合った方法を組み合わせて、徹底ケアしましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年03月16日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が13日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで行われた映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(3月29日公開)の極寒レッドカーペットイベントに出席した。『ゴーストバスターズ』シリーズ最新作となる本作の舞台は、太陽が降り注ぐ真夏のニューヨーク。すべてを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト“ガラッカ”の襲来で、ニューヨークに史上最大の危機が訪れる。本作の世界観を再現するために、アイススケートリンクという異例の会場でイベントを開催。日本では初の試みとなるスケートリンク上のレッドカーペットが出現し、吹き替え声優を務めた上白石萌歌、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、本田真凜が出席した。長田はゴーストバスターズ仕様のつなぎ衣装を着用。松尾は『ゴーストバスターズ』シリーズの象徴である“ノーゴースト”マークのコスプレで登場した。松尾は2022年に行われた前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のイベントでも“ノーゴースト”マークのコスプレを披露しており、「まさかもう1回できると思わなかったです。うれしいです」と喜び、「今回は、ばってんのところが凍っています。特別仕様です」と本作バージョンになっていることをアピールした。長田は、ゴースト研究所で働くエリート研究員役を担当。松尾が演じたキャラクターは、劇場公開までシークレットということで、「何の役かはまだ言えないんです。見てからのお楽しみということで」と話していた。
2024年03月13日2024年4月に開講する、Bunkamura主催の演劇の学び場『コクーン アクターズ スタジオ』。Bunkamuraシアターコクーン芸術監督の松尾スズキをはじめとした7名の常任講師によるレッスンの他に、豪華なゲスト講師を迎えた多彩なジャンルの〈特別ワークショップ〉が行われる。演劇に関わる各ジャンルのエキスパートを講師として迎え、発声や身体表現、台本の読み解き方などを学ぶ基礎授業と創作・発表の実践を組み合わせたカリキュラムで多種多様なスキルを磨く場を創出する本企画では、1年間の成長を発揮する場として、2025年3月に有観客の発表公演を予定されているほか、受講生には、コクーンプロデュース公演の制作現場を見学、さらには出演するチャンスが待っている。昨年12月のゲスト講師第一弾発表では、井上芳雄、鵜山仁、黒田育世、茂山逸平、友枝雄人(五十音順)の5名が名を連ねたが、この度、岩崎う大(かもめんたる)、大根仁、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)が追加講師として発表された。岩崎う大は、キングオブコント2013のチャンピオンであり、芸人の枠にとらわれず舞台の作・演出や漫画家としても活躍中の劇団かもめんたる主宰。岩崎う大大根仁は、映画監督デビュー作である『モテキ』にて日本アカデミー賞を受賞、シアターコクーンでは『マシーン日記』(2021年/作・松尾スズキ)の演出を務めるなど、映像・舞台など多くの話題作を手掛けてきた。大根仁JAEからは、数々の映画・テレビ・舞台などで殺陣やアクションの指導を行ってきた、現役で活躍中のアクションディレクターが参加する。総勢8名のバラエティ豊かなゲスト講師により、俳優として様々な現場で役立つスキルを学ぶ。JAE常任講師およびゲスト講師による授業レポートなども随時公開予定となっており、2025年3月には第1期生による有観客の発表公演をシアターコクーンにて実施予定。今後の『コクーン アクターズ スタジオ』の動向にぜひ注目したい。■第一弾発表のゲスト講師(五十音順)ミュージカルのみならずストレートプレイや映像作品などで俳優として数多くの作品に出演する井上芳雄井上芳雄芸術選奨文部科学大臣賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞などの数々の賞を受賞、舞台芸術学院学長を務める演出家の鵜山仁鵜山仁アターコクーンで2023年3月に上演した再演譚vol.2『波と暮らして』『ラストパイ』が記憶に新しい、日本のコンテンポラリーダンス界を代表する黒田育世黒田育世古典はもちろん映画やテレビドラマなど現代劇でも活躍しながら、狂言と他ジャンルの数々のコラボレーションを手掛ける能楽師狂言方大蔵流の茂山逸平茂山逸平次世代の若手能楽師にスポットをあてた『渋谷能』に立ち上げ時から携わる、能楽師シテ方喜多流の友枝雄人友枝雄人<開催情報>COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』【常任講師】主任:松尾スズキ演技基礎:杉原邦生、オクイシュージ、ノゾエ征爾日本舞踊・所作:藤間貴雅ダンス:振付稼業air:man発声・歌唱:蔵田みどり【特別ワークショップ ゲスト講師】(50音順)井上芳雄、岩崎う大、鵜山仁、大根仁、黒田育世、JAE、茂山逸平、友枝雄人詳細はこちら:
2024年03月08日現在、オーチャードホールを除き休館中のBunkamura館内で、西野達、evalaが新作インスタレーションを展開する期間限定の特別なアート展が開催される。1989年の開館から、渋谷の地で複合文化施設として多くの文化・芸術を発信してきたBunkamura。再開発にともない2027年度中まで休館中だが、「渋谷ファッションウイーク2024 春」の一環として「Bunkamuraの未来を照らす新しいアート体験」と題し開催される今回のイベントは、休館中の館内で展開される期間限定の特別プログラムだ。Bunkamura建築のシンボルともいえる地下1階に広がる吹き抜けでは、国内外で活躍するアーティスト西野達が、Bunkamuraで実際に使用されてきた家具や備品を使った大型インスタレーション「ミラーボールファニチャー(仮タイトル)」を展開。また、さまざまな音楽家から愛されてきた旧Bunkamura Studioでは、新たな聴覚体験を創出するサウンドアーティストevalaが、新作のサウンドインスタレーションを展示する。さらに、旧Book Shopでは、「9 days Book Store & Art Market」を開催。クリエイターやアート系ブックストアから出品された書籍や作品を販売し、売り上げの一部は令和6年能登半島地震の被災地へ寄付される。西野達evalaphoto by Susumu Kunisaki<開催概要>SHIBUYA FASHION WEEK 2024 Spring × Bunkamura「Bunkamuraの未来を照らす新しいアート体験」会期:2024年3月16日(土)~3月24日(日)会場:Bunkamura 地下1階時間:13:00~20:00※最終日は~18:00料金:無料イベント詳細:
2024年03月08日新国立劇場2024/2025シーズン演劇のラインアップが発表された。2月28日に実施された説明会には新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子が登壇し、上演作品や新たな取り組みについて説明した。ロシアのウクライナ侵攻が始まった頃にプランを立てた作品が多いと話す小川。「失ったり、不安になったり、傷ついたり、恐怖を感じたり、その中でもなんとか生きて未来への希望を見出したいと葛藤する人々を丁寧に描く物語が、多く集まったと思います」と述べたうえで、各作品の説明に移った。■『ピローマン』(2024年10月8日〜27日)(左から)成河、亀田佳明作:マーティン・マクドナー翻訳・演出:小川絵梨子出演:成河、亀田佳明、斉藤直樹、松田慎也、大滝寛、那須佐代子イギリスの劇作家、映画監督であるマーティン・マクドナーの人気作が登場。日本でも人気の高い作品だ。翻訳・演出は小川絵梨子が手がける。「10年ほど前、新国立劇場ではないところで一度演出していますが、キャストやコンセプトなどを一新した形でのお届けになると思います。ある架空の国で、非常に理不尽な状況などがある中で、ある作家を中心に描かれる物語です。理不尽な世の中で、物語を生み出す作り手の意義、そして責任、物語が紡ぎ出していくべき希望について問う作品になればと考えています」(小川)。■『テーバイ』(2024年11月7日〜24日、新作)(上段 左から)植本純米、加藤理恵、今井朋彦(下段 左から)久保酎吉、池田有希子、木戸邑弥原作:ソポクレス『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』『アンティゴネ』翻訳:高津春繁(『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』)、呉 茂一(『アンティゴネ』)による構成・上演台本・演出:船岩祐太出演:植本純米、加藤理恵、今井朋彦、久保酎吉、池田有希子、木戸邑弥 ほか新国立劇場初登場となる船岩祐太が構成、上演台本、演出を担う。ソポクレスの『オイディプス王』、『コロノスのオイディプス』、『アンティゴネ』を下敷きとした物語だ。「私の任期に始まり、続けている“こつこつプロジェクト”から上がってきた作品です。既に1年以上の“こつこつ”を続け、さらに稽古をしての上演となります。オイディプスの運命や、クレオンが権力者になっていくまでの、そこでの葛藤と、人間のもつ不安、迷い、ある種の自己欺瞞などによる苦難、困難を体験しながら、テーバイの土地で生きていこうとする人々、為政者を描く物語です」(小川)。■『白衛軍 The White Guard』(2024年12月3日〜22日、日本初演)(上段 左から)村井良大、前田亜季(下段 左から)上山竜治、大場泰正、大鷹明良作:ミハイル・ブルガーコフ英語台本:アンドリュー・アプトン翻訳:小田島創志演出:上村聡史出演:村井良大、前田亜季、上山竜治、大場泰正、大鷹明良 ほかブルガーコフの小説を、オーストラリアの作家アンドリュー・アプトンが戯曲化。「ロシア革命直後、ソビエト政権が誕生したときのキーウにいたある一家の物語を描いています。戦争、侵略という、あらゆる正義の名のもとに行われている破壊活動は、人々の人生、家族の生き方、個人の思い、そしてもちろん命というものを潰していってしまう。まさしくいまに繋がっている物語かと思います」(小川)。演出は上村聡史が担当する。■こつこつプロジェクト Studio公演『夜の道づれ』(2025年4月)(上段 左から)石橋徹郎、金子岳憲(下段 左から)林田航平、峰 一作、滝沢花野作:三好十郎演出:柳沼昭徳出演:石橋徹郎、金子岳憲、林田航平、峰一作、滝沢花野三好十郎作品を、新国立劇場初登場の柳沼昭徳が演出する。「元々ラジオドラマとして書かれ、三好さんの作品の中でもあまり上演されていない作品だと思います。主人公のふたりはまさしくこの、(新国立劇場が面している)甲州街道沿いをずっと歩いている。戦後の日本で、夜中の甲州街道をふたりで歩きながら、日本がそれまでどのように歩んできたのか、そしてどのような道を進む選択して歩んでいくべきかというのを問いかける作品です」(小川)。『テーバイ』と同じく第2期こつこつプロジェクトからの作品で、通常より小規模かつ簡素に上演する試演という位置付けとなる。これまでクローズドで展開してきた“こつこつプロジェクト”だが、小川は「料金をなるべく低価格にして、たくさんのお客さまに観ていただき、お客さまとのトークセッションなどを実施し、さらに作品の強度を上げる、“こつこつプロジェクト”の延長の形という新しい試みを始めます」と意欲的だ。登場人物がほぼ家族のみという作品を通して、いまの日本、世界、社会のありさまを映し出すシリーズ「光景─ここから先へと─」■Vol.1『母』(2025年5月〜6月、海外招聘公演)『母』舞台写真提供:ブルノ国立劇場作:カレル・チャペック演出・上演台本:シュチェパーン・パーツル字幕翻訳:広田敦郎出演:ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー■Vol.2『ザ・ヒューマンズ─人間たち』(2025年6月、日本初演)作:スティーヴン・キャラム翻訳:広田敦郎演出:桑原裕子■Vol.3『消えていくなら朝』(2025年7月、フルオーディション7)作・演出:蓬莱竜太登場人物がほぼ家族のみという作品を取り上げるシリーズ。「社会の最小単位ともいわれる家族。さまざまな家族が織りなす光景として、いまの日本、世界、社会のありさまを映し出し、それを手がかりに皆で考えたり、もう一度出会ったりしていこうということを意図とし、お届けするシリーズです」と小川は語る。1作目の『母』は、カレル・チャペックの『母』。日本初演となる。チェコの共和国のブルノ国立劇場を迎えての招聘公演だ。小川自身がチェコを訪れ、演出家や芸術監督と直接話をしてきたという。「それは有意義なことでした。ブルノ国立劇場はレパートリーシステムをとっており、この作品もそのレパートリーのひとつ。近年、テルアビブでも上演し、大きな評判をよんだそうです。演出家、芸術監督もいらっしゃる予定なので、そこでいろんなお話を聞くという国際交流も必ず、やりたいと思っています」(小川)。『ザ・ヒューマンズ─人間たち』も日本初演作品。アメリカ出身のスティーヴン・キャラムによる戯曲を、桑原裕子の演出で上演。「とても不思議な作品で、家族の日常の会話が描かれてはいるけれど、家族であろうと共有し得ない、もしくは打ち明けられない、という人たちが抱えている、そこはかとない不安、果てしないある種の恐怖みたいなものが、会話の中からこぼれ出していくよう」と小川。近年映画化され、高い評価を得ている。3つ目の『消えていくなら朝』は、蓬莱竜太が2018年に新国立劇場のために書き下ろした作品。蓬莱自身の演出、またフルオーディション企画の第7弾として上演する。「いままさに、稽古場で第2次オーディションが行われており、たくさんの役者さん方のご協力を得ながら進めている。当時でも十分に切実だった宗教2世の問題に切り込んでいる作品。2020年代となった今、さらに鮮明な、そして身近な物語として我々に響いていくのではないかと考えます」(小川)。■こつこつプロジェクト─ディベロップメント─ギャラリープロジェクト「作り手が通常の1カ月の稽古ではできないことを試し、作り、壊して、また作る場にしたい」という小川の思いから始まった「こつこつプロジェクト」第3期がスタートする。演出家は第2期から参加の柳沼昭徳に加え、栗原崇、鈴木アツトが新たに参加する。また、一般の人々を対象としたトークセッションやワークショップなどを実施するギャラリープロジェクトも引き続き展開。さらに小川は「視聴覚に困難を持たれている方にも作品を楽しんでいただけるような公演も、積み重ねていきたい」と意欲を示した。また、新しい作り手、若手の登用のほか、力を入れたいと語ったのが、これまでも実施してきたプレビュー公演だ。「全部の公演ではないのですが、2日間のプレビュー公演を行い、お客さまのアンケートをいただき、3日間ほど劇場を閉める、さらに稽古を積み重ね、デザイナーの方々には作品とのマッチをさらに磨き上げていただく。客観的な目を通したうえで初日を迎えるためのプレビュー公演ですが、様々な演劇の作り方、創造の場を、さらに模索、開拓していくことも積み重ねていきたい」、また、世界の国立劇場とのつながり、国際交流について積極的に繋いでいきたいとも述べた。説明会の後に実施された懇談会でも、小川は記者から寄せられる様々な質問にひとつずつ丁寧に答え、ブルノ国立劇場での出会い、経験について、フルオーディション企画の手応えなどに触れた。あらためて質問が寄せられたプレビュー公演については、「作っていると、どんどん主観に入っていってしまう。プレビューというのは、観客の新しい視点を組み入れながら作品を立ち上げていくシステム。プレビューをすることがどういうことなのか、劇場側の我々も体験をして、その意義をこの先も問うていきたい」と、力を込めて語った。実施にあたっては日程調整の難しさがつきまとうが、2024年10月の『ピローマン』では既にプレビュー公演実施が決定。こうした様々な取り組みを通して、多くの人の心に響く、より力強い舞台が実現されることを期待したい。取材・文 加藤智子
2024年03月08日無限のネコ定理(主宰:西覚)、無限のネコ定理第3回公演『演劇を考察してみよう!』が2024年4月17日 (水) ~2024年4月21日 (日)に王子小劇場(東京都北区王子1-14-4佐藤電機ビル王子佐藤ハイムB1F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 無限のネコ定理公式ホームページ 無限のネコ定理X(旧:Twitter) あらすじやっほー!おひさ!元気してる?!?!?!実は今年の4月に『演劇を考察してみよう!』っていう舞台に出るんだけど予定が合えば是非!!!!どんな舞台かっていうとー音楽とか、映画とか、なんかその辺と演劇を比べる演劇だよ!チケット料金はね、3000円なんだけどコレはね、うん正直安いと思う!実はこれチケット一枚売ると300円私に入るの…今月クレカの支払いがヤバくてさぁ、最近稽古で全然バイ…もっと見る深海「ちょっと待って全然ダメ!あらすじ!あらすじだからこれ!ちゃんとして!?」順川(不服そうに)「劇団第7ターミナルに所属する順川は、もう演劇を辞めようとしていた。身支度も済ませ、就職先も探し、はい、オサラバ。止めてくれるな友よ、止めてくれるな、止め・・・止め、ちょ、マジで・・・」ゴッ!! ガガッ!! ガシャーン!!順川「はぁ、はぁ・・・うん。未練はないが、最後に1本、作品を描こうと思った。書いて、これで終わりにしようと。・・・終わりにすることなんて、誰でもできる。」こうして、演劇を信頼し、ほかのどの芸術分野にも出せない答えを出すために、順川は自分自身との闘い、或いは 全てのカルチャーと向き合う日々が始まっていくのだった。 「死守せよ、だが軽やかに手放せ。命を削って全力で挑め!さぁ!演劇を考察してみよう!」アフタートークについて今回のアフタートークでは演劇だけでなく様々なジャンルの方を交えてのトークを予定しております。 現段階では演出家から、第57回岸田國士戯曲賞受賞作家である岩井秀人氏 (ハイバイ)、 お笑い芸人から、R1グランプリ2014ファイリストであるTAIGA氏(サンミュージック)など、素晴らしい方々の参加が決定しています。※追加ゲストの可能性があり後日発表予定。 アフタートークでは様々な角度からこの作品、並びに娯楽、芸術分野全体の可能性についてトークできたらと思っております。本公演および無限のネコ定理について2022年、コロナ禍に旗揚げされた「無限のネコ定理」は平均年齢25歳。メンバー全員が学生時代から劇作を学んでおり、役者もできるという稀有なユニットです。今回はメンバー内のすやまあきらが脚本、松尾元勢が演出を務めることになりました。脚本・すやまあきらのコメント本作の見どころは 《演劇を考察する話を、演劇という媒体で上演するところ》です。 SNS社会になり、世の中には〈娯楽の数〉が増えすぎました。サブスクの発展もすごいですよね。僕らは所謂Z世代なので、普通に生活してる分には、まあこんなもんかって感じですが、演劇界からしたら大打撃!ただでさえ客足が遠のいてるのに一体この先どうなっちゃうんだい!?っていう。 僕はこれまで必死に演劇を勉強してきましたが、 蓋を開けてみれば音楽には相当こだわりがあるし、映画大好き、お笑い大好き、ラジオ大好き人間です。筋トレなんかも結構ガチでやってます。なので趣味に没頭してると「演劇なんて...」と思うことが死ぬほどあります。 しかし僕の夢は演劇で食う事です。 その矛盾が今回の作品を生み出しました。 「別れる別れる」騒いでるくせにいつまでも別れないカップルとか夫婦いるじゃないですか。 僕にとって演劇ってそんな感じ。 僕と演劇のこの距離が、今作品になりました。たくさんの人に観てほしいです。演出・松尾元勢のコメントなぜ演劇を戦わせるのか。 「演劇は演劇じゃん」なんて言われてしまえばそれまでなんですが、逃げてばっかじゃ前進まないんです。戦うと傷付くんです。でもその傷から何か生まれるものがあるのではないかと模索している、そんな作品です。 きっと傷付く人がいます。是非劇場にお越しください。旗揚げ公演『ハコブネ』第2回公演『ロケット・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・シガレット』公演概要無限のネコ定理第3回公演『演劇を考察してみよう!』公演期間:2024年4月17日 (水) ~2024年4月21日 (日)会場:王子小劇場(東京都北区王子1-14-4佐藤電機ビル王子佐藤ハイムB1F)■出演者西覚浅野悠那(以上、無限のネコ定理)上野陽立(Prelude)宇野雷蔵大数みほ四木ひかり鉄男南木春香松本征樹(劇団俳優座)吉本穂果(TOKYO ハンバーグ)■スタッフ脚本 すやまあきら演出/美術 松尾元勢照明 中西美樹音響 HARLY舞台監督 横山朋也映像 宇野雷蔵映像操作 櫻井れな宣伝美術 梶原慎平/鈴木花実 (印税生活社)制作 阿部将生助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]主催/企画/製作 無限のネコ定理■公演スケジュール4/17(水) 18:004/18(木) 13:00 18:004/19(金) 13:00 18:004/20(土) 13:00 18:004/21(日) 13:00■チケット料金一般:3,000円U-18:1,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月06日Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では、スタジオジブリ映画『海がきこえる』を限定上映する。東京の大学に進学した杜崎拓は、吉祥寺駅の反対側ホームにある人影を見た。中央線下り列車に姿を消したその人影は確かに武藤里伽子に見えた。だが、里伽子は高知の大学に行ったのではなかったのか。高知へと向かう飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻っていった。里伽子は、勉強もスポーツも万能の美人。その里伽子に、親友の松野が惹かれていることを知った拓の心境は複雑だった。拓にとって里伽子は親友の片想いの相手という、ただそれだけの存在だった。それだけで終わるはずだった。高校3年のハワイの修学旅行までは…。本作は、作家・氷室冴子の小説を当時のスタジオジブリ若手スタッフが映画化し、TVスペシャルとして放映、ファンから深く愛される名作だ。モノローグとフラッシュバックを用いながら、平熱感覚をキーワードとして製作された本作の持つ繊細さ、美しく描かれたロケーション、10代の終わりを迎える3人が、ゆるやかに自分たちの心と向き合う物語の魅力は、時を経てもみずみずしさを失わず、いまも新たなファンを増やし続けている。そんな本作は、これまで映画館での上映機会は少なく、今回も貴重な上映となる。なお、オーチャードホールを除き、長期休館中のBunkamura。上映されるBunkamuraル・シネマは、渋谷駅前 東映プラザ内に移転して営業中だ。『海がきこえる』は3月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて限定上映。(シネマカフェ編集部)
2024年02月29日きっと誰もが使ったことがある消しゴム。実は消しゴムには『正しい使い方』があるのをご存じでしょうか。それを知ることで、さまざまな作業が効率的に進む可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。消しゴムの上手な使い方鉛筆やシャーペンで書いた字を消すために使う『消しゴム』。子供の頃から当たり前のように使っているものなので、特に使い方を気にしていないかもしれません。しかし、実は上手な使うコツがあるのです。きれいに消すための消しゴムの上手な使い方を解説しているのは、トンボ鉛筆の公式サイトです。初めから強く擦ると、芯の粉が紙面の奥に入り込んだり、粉を他の部分にまで広げてしまいます。初めは少し軽めに擦り、徐々に力を入れていくときれいに消せます。トンボ鉛筆ーより引用消しゴムをこする時は、つい力を入れてしまいがち。しかしそのやり方では、逆に芯の粉が紙の奥に入り込んだり、広がったりしてしまいます。初めは軽めにこすり、少しずつ力を入れていくときれいに消すことができるそうです。消しゴムは使っているうちに形がいびつになってくるものですが、消したいものに合わせて角を使ったり面を使ったり使い分けができると、よりスピーディに消すことができるでしょう。一部分だけ消したい時は一部分だけ消したい場合は、「字消し板」というものを使うと消したい部分だけきれいに消せます。字消し板はさまざまな形の穴が空いた薄いステンレスの板です。消したいものの上に字消し板の穴を合わせて上から消しゴムをかけると、周りの文字を消さずに、対象だけをきれいに消すことができます。こする時の注意点薄い紙や弱い紙の場合、消しゴムで消している時に紙が破れたりシワができたりしてしまうことがあります。この場合は、紙の押さえ方に気を付けましょう。消しゴムの多くが、押し付けた力と紙をずらす方向に働く力がほぼ同じなので、押さえている側から押さえていない側へ一方通行でこするようにしましょう。また、押さえている側の手の親指と人差し指で三角形を作り、その三角形の中で優しくこすると、安定して紙に負担をかけずに消すことができます。消しゴムの中には、値段が高めで機能性の優れたものありますが、正しい使い方を知らないと、その機能を十分発揮させることができません。正しく使えていれば、普通の消しゴムでも十分きれいに消すことができます。トンボ鉛筆の公式サイトで教えてくれているテクニックを、試してみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年02月27日SPAC-静岡県舞台芸術センターで、今年もゴールデンウィーク(2024年4月27日〜5月6日)に「ふじのくに⇄せかい演劇祭 2024」が開催される。「ふじのくに⇄せかい演劇祭」は、 “ふじのくに(静岡県)と世界は演劇を通じてダイレクトに繋がっている”というコンセプトのもと、国内外の最先端の舞台芸術を静岡で広く体験できるイベント。前半は舞台芸術公園で、初の[SPAC×鳥の劇場]共同制作となる『友達』を野外劇場で上演。後半は、トーマス・オスターマイアーが率いるベルリン・シャウビューネの最新作『かもめ』が静岡芸術劇場に堂々登場。駿府城公園では SPAC 芸術総監督・宮城聰が岡倉天心の幻のオペラを今に蘇らせる新作『白狐伝』が野外上演される。また、ストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡 2024」では、三浦直之(ロロ)が街を舞台に市民参加劇を創作。劇場で、公園で、街で、パフォーマンスに「心みひらく7日間」となる。現在発表されているラインナップは以下。今後、3月上旬に、この他のラインナップが解禁される予定。<ふじのくに⇄せかい演劇祭 2024 上演ラインアップ [一部]>■『かもめ』※日本初演ジャンル / 製作都市(国):演劇 / ベルリン(ドイツ)演出:トーマス・オスターマイアー作:アントン・チェーホフ2024年5月3日(金・祝)〜5月6日(月・休)会場:静岡芸術劇場『かもめ』 ©︎ Gianmarco Bresadola■『友達』[SPAC×鳥の劇場]共同制作演劇 / 静岡・鳥取(日本)演出:中島諒人作:安部公房2024年4月27日(土) 〜4月28日(日)会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」『友達』■『マミ・ワタと大きな瓢箪(ひょうたん)』※日本初演ダンス / パリ(フランス)演出・振付・出演:メルラン・ニヤカム〜グランシップこどものくに連携事業〜2024年5月5 日(日・祝)会場:グランシップ 交流ホール『マミ・ワタと大きな瓢箪』 ©︎ Peggy Riess<駿府城公園で同時開催>ふじのくに野外芸術フェスタ 2024 静岡■『白狐伝(びゃっこでん)』※SPAC新作演劇 / 静岡(日本)演出・台本:宮城聰作:岡倉天心(『THE WHITE FOX』)音楽:棚川寛子2024年5月3日(金・祝)〜6日(月・休)会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場ストレンジシード静岡 2024 コアプログラム■オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト『パレードとレモネード』(仮)※新作演劇 / 静岡(日本)テキスト・演出:三浦直之(ロロ)2024年5月4日(土・祝)~6日(月・休)会場:青葉シンボルロード B3移動型パフォーマンス■『The Road to Heaven』※新作インターナショナルコーディネーター:チョ・ヨンスン2024年5月4日(土•祝)〜6日(月・休)会場:静岡県庁前〜駿府城公園他、ストレンジシード静岡 2024 オフィシャルプログラムではサファリ・P、劇団 短距離男道ミサイル、ワワフラミンゴ、お寿司の作品を上演。公募により選ばれた、ストリートシアターの可能性に挑戦するアーティストによるプログラム「オープンコールプログラム」では、ほころびオーケストラ、鈴木ユキオプロジェクト、浅川奏瑛×演劇空間ロッカクナット、のあんじー、第二次谷杉≒ミミトメ、Co.SCOoPPが出演する。あわせて、SPACの2024年度年間上演ラインアップも発表された。宮城聰構成・演出の『イナバとナバホの白兎』、別役実の『象』をEMMA(旧・豊永純子)が演出する新作、今井朋彦演出の『メナム河の日本人』ほかの上演を予定している。※最新情報は、公式特設サイトにてご確認ください。◆ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイト:◆ストレンジシード静岡 公式サイト:◆SPAC公式サイト:
2024年02月22日TBS収蔵の貴重なドキュメンタリーフィルムをデジタル修復して劇場公開する『TBSレトロスペクティブ映画祭』が、4月26日(金) よりMorc阿佐ヶ谷にて開催されることが決定した。第1回目は昭和の鬼才・寺山修司の特集。TBSの社員であり映画監督としても活躍する佐井大紀によるセレクションで、寺山の軌跡を辿る5番組、そしてその影響を色濃く受けた佐井監督作のドキュメンタリー2作品も上映する。併せて、本特集の予告編とポスタービジュアル、場面写真も公開された。<上映作品ラインナップ(作品解説:佐井大紀)>『あなたは•••••』デジタル修復版(1966年11月20日放送)■メディア史に燦燦と輝くテレビドキュメンタリーの伝説的傑作「あなたにとって幸福とは何ですか?」ハンドマイク一つしか持たない素人の女子大生が、まるで機械のように、決められた17の質問を町ゆく人にぶつけていく。フランスの映画監督・人類学者ジャン・ルーシュの「シネマ・ヴェリテ」に影響されたディレクター萩元晴彦が、盟友・寺山と仕掛けた記念碑的作品。デモ隊の先頭、挙式中の花嫁、在日米兵など取材対象は様々。しかしなぜだろう、それらの問いは、観客である我々自身に向けられている気がしてならない。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦音楽:武満徹『日の丸』HDリマスター版(1967年2月9日放送)■“偏向番組だ”として政府がTBSを調査、タブー化された問題作建国記念の日が初めて施行される2日前、寺山と萩元は『あなたは•••••』と同じ手法を用いて「愛国心」をテーマに制作したのが本作。「日の丸といったらまず何を思い浮かべますか?」「家庭と祖国のどちらを愛していますか?」といった質問を矢継ぎ早に投げかけていく。放送後には“偏向番組だ”として郵政省がTBSに事情聴取を行った。入社して受けた新人研修で本作に衝撃を受けた私は、拙作『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』を監督するに至る。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦『中⻄太 背番号6』デジタル修復版(1964年7月14日放送)■詩的なナレーションが光るスポーツドキュメンタリーの先駆的作品若くして⻄鉄ライオンズの監督となった天才野球選手、中⻄太。1964年6月7日、福岡県平和台球場で行われた⻄鉄ライオンズ対東映フライヤーズ第15回戦の実況中継に、貧困から這い上がった中⻄の栄光と孤独に満ちた半生を絡ませていく。「プロ野球のスカウトというのは今様の人買いであり、プロ野球の球場は、買われた若者たちの人生を懸けた孤独な劇場なのである」この冒頭ナレーションだけでもう、寺山の仕事だとわかってしまう。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦『サラブレッドーわが愛―大障碍の記録―』HDリマスター版(1964年10月13日放送)■競馬を愛する寺山が手がけた躍動感あふれる意欲作1964年10月11日、千葉県中山競馬場で行われた大障碍レース。フジノオーとタカライジンの対決を軸に、騎手、調教師、厩務員、そしてサラブレッドの人生を描く。リマスターされた映像を観た私は、得も言われぬ感動に打ち震えた。馬の毛並みの美しさ、山本直純が手掛ける劇伴の艶やかさ、そして熾烈なレースを繰り広げるクライマックスの、一切ピントを狂わすことなく競走馬を捉え続けるカメラワークの超絶技巧に。これらのディテールこそが、本作の真価を謡いあげている。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦音楽:山本直純『勝敗 第一部・第二部』デジタル修復版(1965年10月5日・12日放送)■寺山の文学性とテレビメディア論がぶつかり合った隠れた傑作萩元がテレビの“中継性”を見出したという『第一部』。坂田栄寿名人と林海峯八段の第四期囲碁名人戦の模様を4台のカメラと同時録音で収録。最小限のナレーションと両者の表情・手つき・呟きなどから、緊張感漂う現場の時間そのものを伝える。しかし翌週放送された『第二部』は一変、物語は思いもよらない展開を見せ、THE寺山作品へと変貌していく。ヒッチコック『サイコ』のような巧みな構成に貴方も翻弄されるがいい。構成:寺山修司ディレクター:萩元晴彦音楽:武満徹『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』(2023年2月24日公開 配給:KADOKAWA)■TBSドキュメンタリー史上最大の問題作が、半世紀の時を経て現代に甦る『日の丸』放送から50年後の2017年、 新人研修で本作に出会った私は、メディア論的な実験精神と社会に切り込む挑発性を持った作風に強い衝撃を受けた。「現代に同じ質問をしたら……?」二つの時代を対比させ「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせようと、私は自ら街頭に立った。様々な実験がなされていた60年代をノスタルジックに振り返るのではなく、その普遍的な新しさを後継しテレビが成熟しきった現代に一石を投じる作品を目指した。監督・編集:佐井大紀出演:金子怜史、安藤紘平、シュミット村木眞寿美、今野勉語り:堀井美香、喜入友浩(TBSテレビ)イラスト制作:臼田ルリ『カリスマ〜国葬・拳銃・宗教〜』(2023年3月17日公開)■「あなたの人生の主役は誰ですか?」取材対象を追わない反ドキュメンタリーへの挑戦当初は『エキストラ』というタイトルだった本作だが、“エキストラ”の観察とは不在の“主役”の強調を意味していた。両者のイメージが観客の脳内で共存したとき、自ずと社会構造が立ち上がる。“国葬”をテーマに山上徹也と永山則夫、統一教会とイエスの方舟を比較。一見関係ないモチーフを追うことで本当に追いたい対象を想起させるこの手法こそ、“情報伝達”というジャーナリズムの呪縛から解放された新しいドキュメンタリーの文法であり、寺山的アプローチの後継でもあると信じたい。監督・編集:佐井大紀構成:寺坂直毅出演:千石まさ子、千石恵イラスト制作:臼田ルリ<TBSレトロスペクティブ映画祭の企画について>■映画監督 佐井大紀昨今「テレビはオワコンだ」とよく聞くが、かく言う貴方は本当の“テレビ”を知っているのか?TBSではテレビ黎明期から現在に至るまで、メディア論を根本から問う名作ドキュメンタリーが数多く制作されてきた。しかしそれらの多くは、放送後ほとんど視聴の機会に恵まれず、暗く冷たいテープ倉庫の中で今も静かに眠ったままなのだ。そこで私は独断と偏見でいくつかのフィルムを取り出し、デジタル修復して世に再発表する『TBSレトロスペクティブ映画祭』を企画した。第1回は、拙作『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』の原型である『日の丸』を手掛けた巨人・寺山修司特集。フィルムの保存状態によって修復に限界があった作品も少なくないが、作品そのものが持つ熱量と説得力は今でも我々の胸に迫ってくる。故きを温ね新しきを知る……そうこれこそが、自由で可能性に満ちた“テレビ”の本来の姿なのだ!第2回、第3回の作品選定の合間を縫い、私も大画面のスクリーンで堪能したいと思う。<上映情報>『TBSレトロスペクティブ映画祭』4月26日(金) Morc阿佐ヶ谷ほか全国順次ロードショー『TBSレトロスペクティブ映画祭』予告編公式HP:
2024年02月15日■前回のあらすじ別れを決意したパチ美が、部屋にあったイケメン彼氏・イケ杉の荷物を本人に返すと、「マジでありえねぇよ」と激怒。かと思いきや、「これはパチちゃんと仲良くなるきかけのために買ったから、捨ててもいいよ」と大泣き。しかし次の瞬間、再び「お前の写真をバラまいてる」とブチ切れたりと、イケ杉は百面相を披露する。その姿に恐怖を感じながら、パチ美は1時間以上かけてイケ杉を説得。渋々受け入れたイケ杉は、「荷物は捨てていい」としょんぼりと帰ろうとする。しかしパチ美は、そんなイケ杉を「私の写真、全部消して」と引き止めて…。舌打ちされようと拒まれようと、そこはさすが負けられませんよね。ひどい言葉を言われたものの、写真を消してもらえたので、とりあえずは一安心。もちろん、ペンちゃんグッズはすべて処分したそうです。こうして無事に(?)別れ話も済んで一件落着…と思いきや!?次回に続く「ヤバすぎるイケメン彼氏と縁切り神社で縁切った話」(全43話)は22時更新!
2024年02月14日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪以下の3つの方法で蛍光灯を処分することができます。それぞれのメリットとデメリットを考え、自分の地域の処分方法を確認してみましょう。1. 不燃ゴミとして捨てる蛍光灯はガラス製で割れやすく、処分時に注意が必要です。自治体によっては蛍光灯を不燃ゴミとして受けつけていますが、割れた蛍光灯がゴミ収集スタッフに怪我をさせてしまう可能性があります。したがって、新聞紙で包んだり、箱に入れたり、蛍光灯を入れた袋に「キケン」と書いて処分するよう指示がされています。自分の自治体のホームページや問い合わせ先で詳細を確認しましょう。ただし、蛍光灯には有害物質である水銀が含まれているため、環境汚染のリスクもあります。環境に配慮するなら、他の処分方法を選びましょう。2. 資源回収してもらう蛍光灯には再利用できる資源が含まれています。自治体によっては蛍光灯を資源回収してもらうことができます。資源回収によって水銀を適切に処理したり、ガラスやアルミを再利用したりすることができます。蛍光灯を資源回収する場合も、割れないように新聞紙で包んだり、袋や箱に「蛍光灯」と書いたりしましょう。回収場所や方法は自治体によって異なるため、ホームページや問い合わせ先で確認しましょう。3. 有害物として捨てる蛍光灯に含まれる水銀は有害物質です。一部の自治体では蛍光灯を有害物として回収しています。処分の際には、不燃ゴミとは別の袋に入れて「有害」と書いて出すよう指示があります。詳細な処分方法については自治体の情報を確認しましょう。まとめ蛍光灯を処分する方法としては「不燃ゴミとして捨てる」「資源回収してもらう」「有害物として捨てる」という3つがあります。多くの自治体では不燃ゴミとして回収されていますが、環境に配慮するなら他の方法を選ぶことをおすすめします。どの方法を選ぶにしても、蛍光灯が割れて怪我をしないように注意しましょう。自分の自治体の処分方法を確認して、蛍光灯を適切に処分しましょう。この記事を参考にして、蛍光灯を正しく処分しましょう!明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月13日アニメ「マクロス」シリーズの劇場版作品とライブ映像作品を一挙上映する映画上映イベント「マクロス超時空フェスティバル プレミアム映画祭 at109シネマズプレミアム新宿」が、2024年2月23日(金・祝)から4月7日(日)までの期間で開催される。「マクロス超時空フェスティバル プレミアム映画祭」一般的なシネコンの最大約2.3倍の大きさのプレミアムシートや、故・坂本龍一が監修した音響システム「サイオン(SAION) -SR EDITION-」など、他にはない上質な設備を数多く導入したプレミアムシアター「109シネマズプレミアム新宿」。今回はアニメ「マクロス」シリーズの世界観を楽しめる体験型イベント「マクロス超時空フェスティバル」と連動する形で、同シリーズの映画・映像作品を映画館の大スクリーンで楽しめる。「マクロス」全シリーズの劇場作品を上映中でも特に注目したいのは、シリーズ初の劇場版作品である名作『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』と、OVAシリーズを再編集し新作カットを加えた劇場版『マクロスプラス MOVIE EDITION』。この2作品については、国内でも対応する劇場が数少ない35mmフィルムでの特別上映が行われる予定で、フィルム上映ならではの質感と公開当時の空気感にも注目してほしい。このほか、『劇場版マクロス 7 銀河がオレを呼んでいる!』や『劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜』、『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』、『劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!/劇場短編マクロス F 〜時の迷宮〜』など、シリーズ全ての劇場作品が上映予定だ。開催概要「マクロス超時空フェスティバル プレミアム映画祭 at109シネマズプレミアム新宿」開催期間:2024年2月23日(金・祝)〜4月7日(日)場所:109シネマズプレミアム新宿料金:■劇場版作品CLASSS 6,500円(シネマポイント会員6,000円)CLASSA 4,500円(シネマポイント会員4,000円) ※通常料金での案内■ライブ映像作品CLASSS 7,500円(シネマポイント会員7,000円)CLASSA 5,500円(シネマポイント会員5,000円)販売スケジュール:各上映日の3日前0:00より、109シネマズプレミアム新宿公式WEBサイトにて販売開始<上映作品>■劇場版作品『超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか』(35mmフィルムでの上映も予定)『マクロスプラス-MOVIEEDITION-』(35mmフィルムでの上映も予定)『劇場版マクロス 7 銀河がオレを呼んでいる!』『マクロス FB7 オレノウタヲキケ!』『劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜』『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』『劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!/劇場短編マクロス F 〜時の迷宮〜』■ライブ映像作品「マクロス F ギャラクシーライブ 2021[リベンジ]〜まだまだふたりはこれから!私たちの歌を聴け!!〜」「ワルキューレ LIVE 2022 ~Walküre Reborn!~ at 幕張メッセ」「ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~ at 東京有明アリーナ(Day1)」「ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~ at 幕張メッセ国際展示場(Day6)」
2024年02月11日2024年度下北沢演劇祭参加作品で、福谷圭祐(匿名劇壇)による新作ブラックコメディ、舞台「笑わせんな」が本多劇場で開幕した。「笑わせんな」は、関西演劇界で注目を浴びる福谷圭祐(匿名劇壇)による新作で、大人計画の松尾スズキ氏の他、数多くのキャスト・スタッフから絶大な信頼を寄せられる怪優・オクイシュージが演出を担当。「くすぐり」「くすぐられる」為に集う人間たちの、満たされる事の無い、愚かで哀しい心の暗部を、ポップな笑いの刃で軽やかに切り出す珠玉のブラックコメディ作品に仕上がった。主演には浜中文一を迎え、山下リオ、鳥越裕貴、松島庄汰、岐洲匠、佐藤日向、松原由希子、福井夏といった気鋭の若手キャストと、辻本耕志、久ヶ沢徹、入江雅人の百戦錬磨のベテラン陣が集結。浜中演じる藤原をはじめ、それぞれのキャラクターが非常に個性的で、随所に笑いが散りばめられている。かと思えば、ふと多くの現代人に通ずる悩みが見え隠れするなど、””怪優”と言われるオクイならではの演出にぜひ注目してほしい。開幕にあたり、演出のオクイシュージ、そして浜中文一、山下リオ、鳥越裕貴、松島庄汰、岐洲匠、佐藤日向からコメントが到着!演出:オクイシュージコメント「何だこの奇妙な物語は」それが脚本を読んだ第一印象でした。これをいかに楽しく展開し、いかに着地させればいいのか。なんか試されてる?そんな惑いを3〜4枚羽織りながら浜中文一、山下リオ、鳥越裕貴を中心とした皆と試行錯誤苦悶苦闘の末、1枚づつ羽織りを脱ぎ捨て辿りつきました。脱ぎ過ぎて今はみんな丸裸です。あとはお客様からの生の反応で暖を取らせてもらえれば完成となります。仕上げるのはお客様。どうぞ前のめりに楽しく、好きなだけ食べ散らかして仕上げて下さいまし。任せました。浜中文一コメント遂に、舞台「笑わせんな」の初日を迎える事ができました。稽古場の雰囲気もずーっと良かった!一回もどんよりする事なかった!それくらい、演出のオクイさんを筆頭にキャスト、スタッフさんが本当に頑張ってたし、楽しんでました。そんな作品なので、きっと面白いでしょう。それはご覧になった人次第か。ですが最後まで一所懸命気を抜かず楽しみたいと思います。山下リオコメント福谷さんの言葉の綾を、オクイさんが巧みに遊んでいるような作品だなと思います。とにかく私は悪戦苦闘しましたが、稽古場初日から先輩方の本気の遊びをたくさん観させていただき、日々の変化を全力で楽しませていただいてます。これは、ブラックコメディという枠にハマらないのでは。。。お客様と作る空間がどうなっていくのか、とても楽しみです。鳥越裕貴コメントいよいよ本多劇場にて舞台「笑わせんな」始まります。1ヶ月間みっちり稽古をしてきました。もう公演が折り返したんじゃないか?と思ってしまう程、濃い稽古の日々でした。稽古中に何度も共演者の方々に"笑わせんな"と思ってしまった事があります。この世界観に入り込むと気が狂います。笑集中を途切らさず、2月18日までこの独特な世界観を山田として生き抜きたいと思います。松島庄汰コメントまず誰一人欠ける事なく、無事に初日を迎えられそうで幸せに感じております。コメディと銘打っておりますし、役者も自由に動き回れる人達が揃ってますので、毎公演全く違う感触があるんだろうなと思います。正常な人はいません、どこか変な人達の趣味趣向を曝け出した美容院で起こる物語です。是非覗きに来て下さいませ、劇場でお待ちしております。岐洲匠コメント自分にとって、ブラックコメディというジャンルが初めてだったので、不安も多く、手探りだらけの稽古期間中でしたが、今は、自分の中でモヤモヤしていた事が少しづつ繋がってきている感覚です。何度も通し稽古ができたので、稽古を重ねるごとにやれる事、感じられることが増えていきました。キャスト、スタッフ全員で協力して、アイディアを出し合ってできた作品です。自分としては、手練れの先輩方の中、ついて行くのに必死でしたが、演出のオクイさんが粘り強く見ていて下さったことで、安心感がありました。自信を持って、自分がやれる事をやるしかないと思っています。本番を通して、新しい何かが生まれることを信じて、全力で楽しもうと思います。佐藤日向コメント本作で私が演じる田中みゆちゃんは、喜怒哀楽が卓球の如くポンポンと切り替わっていくので、一瞬でも気を抜くと追いつけなくなってしまう。そんな作品です。観劇後に、人には言えない癖ややめられないことが自分の中にあるのだろうかと思わず考えてしまうと思います。舞台「笑わせんな」、皆様のご来場をお待ちしております。撮影:堀川高志【あらすじ】とある美容室で開催されている社会人サークル。そこでは、閉ざされた空間でのみ鬱屈した願望を満たすことを赦された人々が集っていた。それは、「くすぐり、くすぐられる」ことで快楽を得るという癖。その主催者である藤原(浜中文一)は、パートナー比嘉(山下リオ)との別れによって美容師として致命的なイップスを発症し、途方にくれていた。その最中、店の客であった山田(鳥越裕貴)から猛烈なアプローチを受ける。山田の手助けによりオーナー松本(入江雅人)からのクビ宣告は回避した藤原だったが、人間的なややこしさに満ち溢れたサークルメンバー、望まれない来訪者、外部からの風説がより藤原を追い詰めて行く。そして発覚する、裏切り行為。疑心暗鬼と混迷を深めて行く人間たちの仮面パーティーの果て、藤原は誰とどんな顔をしているのか。物語の結末は、いつだって悲劇的な喜劇だ。■タイトル:「笑わせんな」※2024年度下北沢演劇祭参加作品■脚本:福谷圭祐■演出:オクイシュージ■出演者:浜中文一山下リオ鳥越裕貴松島庄汰岐洲匠佐藤日向松原由希子福井夏/辻本耕志久ヶ沢徹入江雅人■劇場:本多劇場(〒155-0031東京都世田谷区北沢2-10-15)■公演日程2月8日(木)18:30〜2月9日(金)18:30〜2月10日(土) 12:00〜/17:00〜2月11日(日) 12:00〜2月12日(月祝) 12:00〜2月13日(火) 休演2月14日(水) 13:30〜/18:30〜2月15日(木) 13:30〜/18:30〜2月16日(金) 13:30〜2月17日(土) 12:00〜/17:00〜2月18日(日) 12:00〜■チケット一般:¥9,800(税込)U-25チケット:¥6,500(税込)■公式サイト: ■SNS:@warawasenna_24■企画製作:メディアミックス・ジャパン 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月09日株式会社東急エージェンシー(本社:東京都港区 代表取締役 社長執行役員:高坂 俊之)は、このたび新刊『文化・芸術のマーケティング Bunkamuraも実践する“満足”を生み出すチャレンジ』を2024年2月9日(金)に発売いたしましたので下記のとおりお知らせいたします。定価2,200円(税込み)文化・芸術をもっと日常に、そしてファンのすそ野を拡げたい。そう願う著者と志を同じくするチームメンバーが、マーケティングの視点を取り入れることで、文化・芸術のすそ野を拡げ、「市場」を作り出すにはどうすればよいか、また文化・芸術と教育現場をつなげることで次世代の感受性や表現力を高めたり、街おこしや地域振興を結びつけることで文化事業の可能性を拡げられるのではないかといったテーマで議論を重ねた内容や、実務を通じて培った経験から得られたことを一冊にまとめた書籍です。文化施設の存在意義やその機能を俯瞰し、主として「公演」を対象に鑑賞者の満足を生み出すため、データ分析ツールを活用した基本戦略から人材育成についての実践的事例も紹介。さらにそれらに必要なマーケティング戦略や今後の指針を、Bunkamuraを例に、広告会社でマーケティング経験の豊富な著者が解説しています。慶應義塾大学 文学部教授 中尾 知彦先生も推薦!“今や文化事業にも不可欠のマーケティング文化施設関係者や学生にも必読の書”■著者 荒木 久一郎1962年生まれ 東京都出身。1985年 明治大学経営学部卒業。大学卒業後、広告会社にて主にマーケティング・プランニング業務を中心に消費財などのブランディングや商品開発、地域振興など数多くのクライアント業務に携わる。2016年より株式会社東急文化村にてチケット販売、広報業務を担当しており、現在、執行役員マーケティング部部長。日本アートマネジメント学会 会員。■目次1章 文化施設について第1節 文化施設の公共性第2節 「文化」「芸術」そして「経済」第3節 事業としての文化施設第2章 文化施設のマーケティング戦略第1節 文化事業の歴史第2節 文化施設がめざすもの第3節 鑑賞者の“満足”を生み出すためのマーケティング戦略第4節 マーケティング活動を支える人材育成第3章 “満足”を生み出すマーケティング活動第1節 提供価値と顧客理解第2節 販売部門の活動第3節 広報部門第4章 その先の“満足”へ第1節 ファスト化する鑑賞スタイルへの対応第2節 文化施設と学校教育との融合第3節 文化施設と地域社会とのかかわり<巻末資料>Bunkamuraの概要■書籍概要書籍名:『文化・芸術のマーケティングBunkamuraも実践する“満足”を生み出すチャレンジ』著者 :荒木 久一郎 文化・芸術マーケティングラボ体裁 :四六判 並製 164ページ発売日:2月9日(金)価格 :2,200円(本体2,000+税)販売 :全国の書店、オンラインにて発売ISBN :978-4-88497-138-0/C0034 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月09日