時代に流されず、日常生活にやさしくなじむフィンランドのデザイン製品。1月30日(日)までBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル』は、フィンランドがデザイン大国になったあゆみをたどる展覧会だ。フィンランドは1917年にロシアから独立。新しい国造りの一環としてデザインの発展に注力し、「デザイン大国」として世界中に知られるようになっていった。同展では、日本でも広く愛されているフィンランドデザインの誕生と発展を、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクなど50名以上のデザイナーやアーティストの作品と関係資料をもって紹介していく。アルヴァ・アアルト(左)《「サヴォイ」花瓶》1936年、(右の2点)《「サヴォイ」花瓶と木型》第一章「オーガニックなイメージ」では、「自然」を発想源としたプロダクトを紹介する。森と湖に囲まれたフィンランドは、人々は常に自然とともに暮らし、その有り様をデザインのモチーフに取り入れていった。フィンランドを代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトの《「サヴォイ」花瓶》や《アームチェア・パイミオ》などもその一つ。器や家具で描かれた有機的な曲線は、フィンランドに多くある森や、湖のほとりの曲線のようにも見える。(写真左から)アルヴァ・アアルト《アームチェア・パイミオ》1940年代《キャンチレバーチェア31(現:42 アームチェア)/パイミオサナトリウム竣工時のオリジナル製品》1931年《スツール60》1940年代イルマリ・タピオヴァーラ《ドムスチェア》1946年第一章展示風景よりその一方で、実用的で大量生産可能、シンプルで使いやすい製品を作り出すこともフィンランドでは重視された。食器などはスタッキングができることなど、これまでにない機能性も考慮されるようになっていく。第二章「機能的なフォルム」では、シンプルなフォルムと色のプロダクトを紹介していく。第二章展示風景より(左2つの棚)アイノ・アアルト《ボルゲブリック》シリーズ 1932年(右の棚)サーラ・ホベア《グラス1718》 1954年、《ピッチャー1618》1954年カイ・フランクの《BA キルタ》は、絵付けをせず釉薬だけが唯一の装飾となったシンプルな食器シリーズ。器のデザインだけでなく、必要なアイテムを必要な分だけ組み合わせて購入できるスタイルが当時のディナーセットの概念を覆した。カイ・フランク《BA キルタ》シリーズ 1952〜75年当時の製品ポスター いずれも1954年独自の進化を始めたフィンランドのデザインを、国は積極的に支援。ミラノトリエンナーレで好評を得るなど、フィンランドデザインは国内のみならず、世界中の人々を魅了するようになった。第三章「モダニズムのアイコン」では、黄金時代と評価され、「デザイン大国」と位置づけられるようになった1950年代のフィンランドのガラス製品や陶磁器を中心に紹介する。展示風景より展示風景よりルート・ブリュックはアラビア製陶所で主に陶板作品に取り組んでいたアーティスト。日本では一昨年から昨年にかけて回顧展が開催され、注目を集めるようになっている。ルート・ブリュック(左)《孤独》1967年(中)《青い雲》1967年(右)《老いた木》1967年国の支援だけでなく、フィンランド国民のライフスタイルも、フィンランドデザインの発展に大きく寄与している。第二次世界大戦後、フィンランドの中産階級はその暮らしをより楽しむため、インテリアにいっそう気を配るようになった。冬場は長く留まる室内に明るさを求め、色鮮やかなテキスタイルを好んで取り入れるようになっていく。第4章「絵画のように」では、日本でも強く支持されているマリメッコ社のファブリックなど多様なテキスタイルデザインを取り上げ、布地の持つ可能性と魅力に迫っていく。展示風景より展示風景より展示はこのほか、1960年代に生まれたフィンランドデザインや、世界的キャラクターとなったムーミンや、作者のトーベ・ヤンソンの世界などにも触れ、フィンランドデザインをより深く知り、そして親しめる流れとなっている。まったく古びることなく、現代の暮らしにもすぐに取り入れることができるフィンランドデザイン。かわいらしく美しいフィンランドデザインの世界に入り込める、心おどる展覧会だ。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル』12月7日(火)~1月30日(日)、Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催※会期中の全ての土日祝、1月24日(月)~30日(日)はオンラインによる入場日時予約が必要。
2021年12月10日新国立劇場の演劇『あーぶくたった、にいたった』が12月7日に公演初日を迎えた。本作を生んだ「こつこつプロジェクト」は、時間に追われない稽古の中で、作り手の全員が問題意識を共有し、作品への理解を深め、舞台芸術の奥深い豊かさをひとりでも多くの観客の方々に伝えられる公演となることを目標とする。そして1年間かけて試演を重ね、その都度、演出家と芸術監督、制作スタッフが協議し、上演作品がどの方向に育っていくのか、またその方向性が妥当なのか、そしてその先の展望にどのような可能性が待っているのかを見極めて製作してきた。本企画の第1期は2019年3月から20年3月まで行われた。演出家の・西沢栄治はプロジェクトがスタートした「令和」という新たな時代に「昭和」という時代とそこに生きた名もなき人々について思いを馳せ、別役実がさまざまなかたちで描き続けた「小市民」シリーズ、なかでもこの『あーぶくたった、にいたった』に惹かれたという。ネット上での承認欲求、自己発信だらけの現代において、もはや絶滅危惧種となった「小市民」の有様を見つめ捉えなおすことで、生活者レベルの日本人論にたどり着きたいという西沢。本作は別役戯曲を鮮やかに立体化し、次世代にその魅力を伝える。<演出:西沢栄治・コメント>まさかここまで長い付き合いになるとは。こつこつプロジェクトは1年間の試みでしたが、企画立ち上げから数えれば足掛け3年!いまではすっかり別役実のとりこです。そうして時間をかけた愛着のある芝居がやっと御披露目になるのですが、早く観てほしいのと同時に、いつまでも稽古していたいような、なんとも不思議な感覚です。あぁ、これが「こつこつ」の効能なのか。共に歩んでくれたキャスト・スタッフには本当に感謝。舞台の上には彼らとチャレンジを続けた成果があります。あぁ、やはり早く観てほしい。不条理劇? いやいや、そんなふうに難しく考えず、クスクス笑いながら別役さんの風に身をまかせてみてください。『あーぶくたった、にいたった』上演は東京・初台の新国立劇場 小劇場にて、12月19日(日)まで。■公演情報演劇『あーぶくたった、にいたった』12月7日(火)~19日(日)会場:新国立劇場小劇場作:別役実演出:西沢栄治芸術監督:小川絵梨子主催:新国立劇場出演:山森大輔浅野令子木下藤次郎稲川実代子龍 昇
2021年12月09日舞台『広島ジャンゴ2022』が、2022年4月5日(火)から4月30日(土)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで、5月6日(金)から5月16日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。天海祐希と鈴木亮平がW主演を務め、演出は蓬莱竜太が担当する。舞台『広島ジャンゴ2022』作・演出に蓬莱竜太『広島ジャンゴ』は、劇作家・演出家の蓬莱竜太が広島の劇作家と共作した戯曲。人間の価値観や限られた社会での常識など現代に通じる様々な不条理を問いかけた作品で、2017年に初演された。今回は、『広島ジャンゴ』のフィクション・エンタテイメント性を高めた『広島ジャンゴ2022』として、蓬莱竜太が脚本をリニューアル&演出・美術・音楽を一新する。舞台『広島ジャンゴ2022』あらすじ舞台は現代の広島の牡蠣工場。周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)に、シフト担当の木村(鈴木亮平)は、手を焼いていた。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町「ヒロシマ」だった!山本は、子連れガンマンの「ジャンゴ」として現れ、木村はなぜかジャンゴの愛馬「ディカプリオ」として、わけもわからぬまま、ともにこの町の騒動に巻き込まれていく―――!天海祐希&鈴木亮平W主演そんな“異色の西部劇エンタテイメント”『広島ジャンゴ2022』には、豪華なキャストが集結。現代の世界ではシングルマザー、西部の町ではお尋ね者の凄腕ガンマン“ジャンゴ”というユニークな役柄には天海祐希を起用。工場のシフト担当のはずなのに、ジャンゴの愛馬“ディカプリオ”には鈴木亮平を抜擢した。さらに、野村周平、中村ゆり、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルら映像や舞台作品で活躍する個性豊かな俳優陣も出演する。公演概要COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希、鈴木亮平、野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生悠、北香那、辰巳智秋、本折最強さとし、江原パジャマ、川面千晶、エリザベス・マリー、小野寺ずる、筑波竜一、木山廉彬、林大貴、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)、河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~4月30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1チケット発売日:2022年2月20日(日)10:00~※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席11,000円、A席9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定)※コクーンシートは、特に見えづらい席となる。※未就学児童の入場不可。プレイガイド:<オンラインチケット>・MY Bunkamura公式サイト(システム利用料無料/座席選択可)<Bunkamuraチケットセンター>(オペレーター対応/10:00~17:00)・発売日初日特電:TEL 03-3477-9912・2月21日(月)以降:TEL 03-3477-9999<Bunkamuraチケットカウンター>・2月21日(月)以降:Bunkamura1F 10:00~18:00<東急シアターオーブチケットカウンター>・2月21日(月)以降:渋谷ヒカリエ2F 11:00~18:00<チケットぴあ>・公式サイト(座席選択可)Pコード:509-535・2月21日(月)以降:セブン-イレブン(24時間 毎週火・水曜日の1:30~5:30を除く)<イープラス>・公式サイト(座席選択可)・2月21日(月)以降:ファミリーマート店内Famiポート<ローソンチケット>・公式サイト(座席選択可)・2月21日(月)以降:ローソン・ミニストップ店内Loppi(Lコード:31678)チケットに関する問い合わせ先:BunkamuraチケットセンターTEL 03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関する問い合わせ先:Bunkamura TEL 03-3477-3244(10:00~18:00)■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~5月16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日)10:00~会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5■ライブ配信配信対象公演:2022年4月13日(水)18:30の回 開場17:45/開演18:30※途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、巻き戻しての再生はできない。※4月14日(木)23:59までアーカイブ(見逃し配信)あり。※アーカイブ配信は準備が整い次第視聴可能。期間中は何度でも視聴できる。販売期間:2022年3月5日(土)10:00~4月14日(木)20:00配信チケット料金:視聴券 3,800円、プログラム付き視聴券 5,800円(プログラム送料無料)※プログラム付き視聴券はオンラインチケットMY Bunkamuraのみ取扱い。備考:・チケットは、1人1枚のみ購入が可能。・ライブ配信チケット1枚につき閲覧できる端末は1台となる。・第三者への譲渡・転売はできない。・チケットの購入は必ず視聴する本人が行う。配信チケット取扱い:・Bunkamura STREAMING(オンラインチケットMY Bunkamura)
2021年12月06日2022年4月に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、蓬莱竜太作・演出、天海祐希、鈴木亮平ダブル主演でCOCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』が上演されることが決定した。Bunkamuraシアターコクーンが、かねてからクリエイションを熱望していた劇作家・演出家の蓬莱竜太を迎え、『広島ジャンゴ2022』を上演する。1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務めてきた蓬莱。2019年には『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。外部公演も手掛け、数多くの演劇賞を受賞する他、映画の脚本や、人形劇ムービーで初監督を務めるなど、活躍の幅を広げている。『広島ジャンゴ』は、公益財団法人広島市文化財団による、演劇創造を通じて広島と他の地域が“互いに引き合う”ような関係性作りを目指す「演劇引力廣島」プロジェクトの一環として、蓬莱が広島の劇作家と共作し、2017年にJMSアステールプラザにて上演された。人間の価値観や限られた社会での常識、世間体、シングルマザーなど、現代に通ずる様々な不条理を問いかけた本作。今現在、誰もが想像しえなかったヘビーな現実に日々立ち向かう観客に向けて、「明日が少し元気になるように」、フィクション・エンタテイメント性を高め『広島ジャンゴ2022』と題し、脚本をリニューアル、演出・美術・音楽を一新、豪華出演者にて作品を再構築して上演する。広島の牡蠣工場で働く山本のはずなのに、子連れガンマン「ジャンゴ」。工場のシフト担当・木村のはずなのに、ジャンゴの愛馬「ディカプリオ」。ふたりは、ワンマンな町長が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」で、理不尽がはびこる旧態依然とした、男社会で奮闘することになる。“山本”役と、何らかの罪で追われる凄腕ガンマンの“ジャンゴ”役を演じるのは、天海祐希。“木村”役と、ジャンゴの愛馬であり、馬でありながら喋れる上にラップも出来る“ディカプリオ”役を演じるのは鈴木亮平。これまでに、ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で確固たる演技力を人々の目に焼き付けてきたふたりが、2009年の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来13年ぶりの共演でW主演を務める。さらに、映像を中心に活躍し、舞台は2015年の「禁断の裸体」以来の出演となる若手実力派俳優・野村周平、透明感の中に芯の強さが混在する独特の空気感で様々な役を演じ分ける中村ゆり、舞台を軸に様々な作品に出演し、近年はフィジカルシアター的要素を持つ作品でも活動する宮下今日子、大人計画に所属し、映像でも個性豊かな存在感を放つ池津祥子、芸人としてはもちろん俳優としても多彩な藤井隆、そして、シアターコクーンには「プレイヤー」以来5年ぶり、年齢と共に役の幅が広がり魅力が増すベテラン・仲村トオルが出演。他に、着実に活躍の場を広げる注目の若手、土居志央梨、芋生悠、北香那など、幅広い層からこれ以上ない豪華キャストが顔を揃えた。以下、演出の蓬莱とW主演を務める天海、鈴木の2名からコメントが届いている。<コメント>■作・演出:蓬莱竜太上京し、演劇の専門学校で学んでいた20数年前。シアターコクーンは「いつか辿り着けたら素晴らしい場所」でした。お話をいただいた時は、素直に「演劇を続けてきて良かった」と感激し、自分が年を取ったことを実感した次第です(笑)。今は心地よい緊張感と共に、劇場に見合うスケールの大きな演劇的遊びを天海祐希さん、鈴木亮平さんら素晴らしい俳優陣といかに繰り広げられるかと、うずうずしている最中です。天海さんは劇団公演を観てくださっていたうえ、“広島が舞台の西部劇”という設定を面白がり、参加を決めてくださいました。エンタテイメントの第一線で活躍し続ける豊富な経験から、僕が教えていただくことも多いと思っています。鈴木さんとは2019年に舞台でご一緒しており、出身や年齢が近いせいか、最初からなんでもフラットに話せた。真っ直ぐに役と作品に取り組む姿勢が信頼でき、一緒に稽古することが今回も非常に楽しみです。今作は縁あって長く関わっている広島の劇場の、地元演劇人を育成する事業の中で生まれました。劇団作品でもそうですが、僕は戯曲が必要とされる限りは更新し、上演の機会を探りたいと考え、実践してきた。今回も新たな座組と劇場で、『広島ジャンゴ』を生み直したいと考えています。困難の多い時代。それでも諦めずに闘う人々を力一杯応援したいという願いを、僕はいつも作品に込めています。今回ご覧いただくお客様にも、その願いが届けられたら何よりの喜びです。■天海祐希日本中の方々が忍耐と努力を重ね、ようやく劇場に100%のお客様を迎えられるようになった今。3年ぶりの舞台に自分が立てることに心から感謝しています。蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。広島を舞台にしたウエスタンで女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見出す物語を紡ぐ方。お客様を存分に楽しませたうえ、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。■鈴木亮平「また蓬莱さんと舞台でご一緒できれば」と密かに考えていたところ、思いのほか早く機会が巡って来ました。人間の暗部にまで視線を注ぐ深い洞察力、独特のユーモア、重い設定を最終的にはエンタテイメントに仕上げる手腕。蓬莱さんの、お客様を楽しませようという強い想いは俳優としてとても魅力を感じますし、世代も近く、作品づくりを一緒に突き詰めながら楽しめる貴重な劇作・演出家だと思っています。西部劇、しかも「馬」も演じるのは初めてのこと。劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客様にしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨 芋生 悠北 香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林 大貴宮下今日子池津祥子藤井 隆仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーンチケット発売日:2022年2月20日(日) 10:00~ ※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席 11,000円、A席 9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定・税込)※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。 ※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。チケットに関するお問合せ:Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関するお問合せ:Bunkamura03-3477-3244(10:00〜18:00) 主催 / 企画・製作:Bunkamura※各営業時間は変更となる可能性がございます。詳しくはホームページにてご確認ください。■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日) 10:00~会場:森ノ宮ピロティホール主催:サンライズプロモーション大阪
2021年12月03日松下洸平主演、白洲迅、木下晴香が共演する新作音楽劇「夜来香(イエライシャン)ラプソディ」が、来年3月よりBunkamuraシアターコクーンを皮切りに、名古屋、大阪、長岡で上演されることが決定した。1945年、日本で人気作曲家であった服部良一は、軍から召集を受け、上海に渡っていた。そこでは、中国人作曲家・黎錦光や人気女優で歌手でもある李香蘭と知り合い、とある人物の計らいで彼らを中心に人種や思想を超えた人々が集まり、大規模な西洋式コンサートを開催する計画が持ち上がる。しかし、そのコンサートの実現には、日本軍や中国国内の政治勢力、また上海の裏社会の思惑が絡み合い、多くの困難が待ち受けていた――。株式会社キューブの創立25周年記念作品となる本作は、音楽劇「魔都夜曲」に続く、魔都・上海を舞台としたドラマティックな群像劇。第二次世界大戦末期、人種やイデオロギーの壁を乗り越え、コンサートを開催しようとした人々の物語だ。日本軍の支配下にも関わらず、租界という名の治外法権が存在し、嵐の中の台風の目のように様々な国の文化が行き交い育まれていた上海。同時に、日本軍に対抗する中国国内の政治勢力の思惑も蠢き、魔都とも称される都市だった。その上海にやってきた「蘇州夜曲」や「別れのブルース」などのヒット曲を世に送り出した新進気鋭の作曲家・服部良一を中心に、音楽を通じて絆を結び合う人々の葛藤と夢を描く。現在放送中の「最愛」に出演し話題の松下さんが演じるのは、人気作曲家・服部良一。また、名曲「夜来香」を作曲した黎錦光を、「私の夫は冷凍庫に眠っている」「どうせもう逃げられない」の白洲さん。絶世の歌姫・李香蘭を木下さんが演じる。松下洸平演出を手掛けるのは、華やかさの中に毒を含む独特な演出で多彩な作品を生み出し、演劇ファンの信頼も厚い河原雅彦。「魔都夜曲」に続き、上海歴史劇に挑む。音楽もまた、「魔都夜曲」に続き本間昭光が担当し、至極の服部メロディーをはじめ、オリジナル曲も加えたエンターテインメント性豊かな日本オリジナルの音楽劇を誕生させる。なお、本公演のチケット一般発売は、来年2月を予定している。▼キャストコメント松下洸平5年前、所属事務所キューブの20周年記念公演である音楽劇『魔都夜曲』に参加させて頂き、5年経て再び25周年企画に出演することが出来て非常に嬉しいです。『魔都夜曲』の時も、役名は違いましたが服部良一さんをモデルにした役を演じさせて頂き、その役がさらに広がるように今回の『夜来香ラプソディ』で再び服部良一さんを再び演じることができる事が凄く光栄ですし、何か責任を感じます。調べれば調べる程、服部さんは本当に魅力的で素敵な方だったんだなと実感します。そのイメージや服部さんが創り上げて来たものを僕が壊さないようにしっかり演じていかねばならないなと、今ちょっとドキドキしております。今は無事に舞台初日を開け千秋楽まで終えること自体も難しいご時世でありますが、まずは我々も日々しっかりと感染対策しながら稽古し本番に臨んでいきたいと思います。お客様が全力で楽しんで頂ける、明るくて楽しくて、そして笑って泣ける音楽劇になると思いますので、是非劇場に足を運んで頂けたらと思います。白洲迅僕にとっては久しぶりの舞台、そして音楽劇、来るべき時に大きな挑戦が来たと思っています。来年でちょうど30歳になりますので、この舞台を大きな節目に出来たら良いなと思います。そして今回、黎錦光(れいきんこう)という実在する中国の音楽家を演じさせて頂きますが、時代背景的にも厳しい時代、第二次世界大戦終戦間近の上海で、日本と中国間の複雑な状況の中にあって、音楽というものを見つめ突きつめてゆくことは、どれだけ大変だっただろうかと思います。そういう時代背景も含めて、これからしっかりと勉強し掘り下げて、実在する人物を演じるという大変さと楽しさと、色々なものを味わいたいと思っています。木下晴香李香蘭役を演じさせて頂くにあたり、実際の映像なども拝見し、哀愁や色気など歌声に詰まっていらっしゃる方だと思いました。日本でも中国でも活躍された大スターですので、その説得力を持たせられるよう、私の歌声に私なりの表現を乗せ、良い歌をお届けできるよう頑張りたいと思います。現代は様々なツールで世界中の音楽を聴くことが出来、“音楽には国境が無い”という言葉にも実感を持つことが出来ますが、李香蘭の生きた時代は戦時下であり、複雑で難しい環境に置かれている中でも、音楽の力を信じて真っ直ぐ歩もうとする主人公たちの姿に、音楽を通じて生まれる人と人の繋がりやエネルギーを感じて頂けるのでは思います。cube 25th presents音楽劇「夜来香ラプソディ」は2022年3月、Bunkamuraシアターコクーンにて上演予定。4月上旬~中旬、名古屋、大阪、長岡にてツアー予定。(cinemacafe.net)
2021年12月03日新作音楽劇『夜来香(イエライシャン)ラプソディ』が、2022年3月、Bunkamuraシアターコクーンを皮切りに上演されることが決定した。本作は、第2次世界大戦末期の上海を舞台に、人種やイデオロギーの壁を乗り越えコンサートを開催しようとした人々を描く物語。日本軍の支配下にも関わらず、租界という名の治外法権が存在し、嵐の中の台風の目のように様々な国の文化が行き交い育まれていた当時の上海、同時に日本軍に対抗する中国国内の政治勢力の思惑も蠢き、“魔都”とも称される都市だった。その上海にやってきた『蘇州夜曲』や『別れのブルース』などのヒット曲を世に送り出した新進気鋭の作曲家・服部良一を中心に、音楽を通じて絆を結び合う人々の葛藤と夢を描くドラマとなる。演出は、華やかさの中に毒を含む独特な演出で多彩な作品を生み出し、演劇ファンの信頼も厚い演出家・河原雅彦。2017年に上演された音楽劇『魔都夜曲』に続き上海歴史劇に挑む。音楽もまた『魔都夜曲』に続き、J-POP屈指のプロデューサー・作曲家の本間昭光が担当。至極の服部メロディーをはじめ、オリジナル曲も加えた、エンタテインメント性豊かな日本オリジナルの音楽劇が誕生した。主演の服部良一役には、TVドラマ『最愛』でも話題、CDデビューも果たし、音楽・映像・舞台問わず飛躍的に活躍中の松下洸平。名曲『夜来香』を作曲した黎錦光(れいきんこう)役には、ドラマ、映画、バラエティ等など幅広く活躍の場を広げる白洲迅。絶世の歌姫・李香蘭(りこうらん)役には、魅力的な歌声と品のある佇まいのミュージカル界の若きプリンセス木下晴香。人気と実力を兼ね備えたキャストが名を連ねた。さらに控える豪華キャストの発表にも目が離せない。また公演は名古屋、大阪、長岡でも開催、チケットの一般発売は2月予定となっている。主催者チケット先行についてや公演情報詳細などは、キューブオフィシャルサイト( )で確認しよう。松下洸平、白洲迅、木下晴香からのコメントは以下の通り。<松下洸平>5年前、所属事務所キューブの20周年記念公演である音楽劇『魔都夜曲』に参加させて頂き、5年経て再び25周年企画に出演することが出来て非常に嬉しいです。『魔都夜曲』の時も、役名は違いましたが服部良一さんをモデルにした役を演じさせて頂き、その役がさらに広がるように今回の『夜来香ラプソディ』で再び服部良一さんを再び演じることができる事が凄く光栄ですし、何か責任を感じます。調べれば調べる程、服部さんは本当に魅力的で素敵な方だったんだなと実感します。そのイメージや服部さんが創り上げて来たものを僕が壊さないようにしっかり演じていかねばならないなと、今ちょっとドキドキしております。今は無事に舞台初日を開け千秋楽まで終えること自体も難しいご時世でありますが、まずは我々も日々しっかりと感染対策しながら稽古し本番に臨んでいきたいと思います。お客様が全力で楽しんで頂ける、明るくて楽しくて、そして笑って泣ける音楽劇になると思いますので、是非劇場に足を運んで頂けたらと思います。<白洲迅>僕にとっては久しぶりの舞台、そして音楽劇、来るべき時に大きな挑戦が来たと思っています。来年でちょうど30歳になりますので、この舞台を大きな節目に出来たら良いなと思います。そして今回、黎錦光(れいきんこう)という実在する中国の音楽家を演じさせて頂きますが、時代背景的にも厳しい時代、第二次世界大戦終戦間近の上海で、日本と中国間の複雑な状況の中にあって、音楽というものを見つめ突きつめてゆくことは、どれだけ大変だっただろうかと思います。そういう時代背景も含めて、これからしっかりと勉強し掘り下げて、実在する人物を演じるという大変さと楽しさと、色々なものを味わいたいと思っています。<木下晴香>李香蘭役を演じさせて頂くにあたり、実際の映像なども拝見し、哀愁や色気など歌声に詰まっていらっしゃる方だと思いました。日本でも中国でも活躍された大スターですので、その説得力を持たせられるよう、私の歌声に私なりの表現を乗せ、良い歌をお届けできるよう頑張りたいと思います。現代は様々なツールで世界中の音楽を聴くことが出来、“音楽には国境が無い”という言葉にも実感を持つことが出来ますが、李香蘭の生きた時代は戦時下であり、複雑で難しい環境に置かれている中でも、音楽の力を信じて真っ直ぐ歩もうとする主人公たちの姿に、音楽を通じて生まれる人と人の繋がりやエネルギーを感じて頂けるのでは思います。■公演情報cube 25th presents音楽劇『夜来香ラプソディ』2022年3月:東京・Bunkamuraシアターコクーン2022年4月上旬〜中旬:名古屋、大阪、長岡にてツアー予定チケット一般発売予定:2022年2月
2021年12月03日毛利亘宏(少年社中)が新たに立ち上げた演劇ユニット、「演劇の毛利さんThe Entertainment Theater」の本格始動となるvol.1『天使は桜に舞い降りて』の出演者が決定。2022年1月、東京・サンシャイン劇場を皮切りに行われる公演の概要も発表された。今年1月にVol.0と称して『星の飛行士』を上演してから約1年、本作が「演劇の毛利さんThe Entertainment Theater」本格始動となる。『桜』の物語から生まれる『再生』をテーマにした作品という本作を彩る出演者は、荒木宏文、夢咲ねね、三津谷亮、伊崎龍次郎、大薮丘、星元裕月、相澤莉多、エリザベス・マリー、ザンヨウコ、川本裕之、井俣太良、山本亨。儚く、そして、切ない、繰り返される“絶望”と“再生”の物語を描く。2022年1月6日(木)~16日(日)東京・サンシャイン劇場、1月22日(土)・23日(日)愛知・名古屋市公会堂 大ホール 、1月28日(金)~30日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。【公演概要】演劇の毛利さん The Entertainment Theater Vol.1『天使は桜に舞い降りて』脚本・ 演出:毛利亘宏(少年社中)出演:荒木宏文夢咲 ねね三津谷亮伊崎龍次郎大薮丘星元裕月相澤莉多エリザベス・マリーザンヨウコ川本裕之井俣太良山本亨<東京公演>2022年1月6日(木)~2022年1月16日(日)・サンシャイン劇場<愛知公演>2022年1月22日(土)・23日(日)・名古屋市公会堂 大ホール<大阪公演>2022年1月28日(金)~2022年1月30日(日)・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ公演特設HP: 公演Twitter:
2021年11月22日新国立劇場における2021 / 2022シーズン演劇「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」の『アンチポデス』、『ロビー・ヒーロー』、『貴婦人の来訪』3作品の出演者が決定した。小川絵梨子芸術監督による4年目のシリーズ企画は「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」。対面を避け言葉だけのコミュニケーションとそのツールを手に入れた現代人が一方的に投げつける、あるいは、投げつけられる言葉。その多くは時に正論のようでただの批判になっていないだろうか、極論をぶつけるだけで議論として成立さえしていないのではないか、相手を傷つけることが目的になっていないか。直接耳に届く声と、内なる声に耳を傾け、そこから始まる議論や対話を描く作品が並ぶ。第1弾は『フリック』で 2014年ピューリッツァー賞も受賞したアニー・ベイカーによる演劇『アンチポデス』。「地球の裏側」を意味するタイトルを冠した戯曲に登場するのは、閉ざされた部屋で物語を作り出す、という作業をしている8人の男女。「人に渡す言葉の在り方を、他者との関係性を、今一度、立ち止まって考えたい」というテーマのもとおくる「ものがたりを紡ぐ“言葉”にまつわる物語」。危機に陥った世界にとって「ものがたり」がどのような価値を持つのか、観客と一緒に考えたいと、小川絵梨子自らが演出を務める。出演は白井晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達暁、富岡晃一郎、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香。シリーズ第2弾は、2017年アカデミー賞脚本賞受賞で話題となった映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケネス・ロナーガンが執筆した『ロビー・ヒーロー』。自分のやりたいことを見いだせずロビーの警備員として過ごしている若者が、おもわず口を滑らせてしまったことから起きるトラブルとその顛末を描く。ジェンダーや上司と部下、人種など、さまざまな格差のレイヤーがある中で、彼なりに考えて起こした行動は、果たして正義なのか、正論とはいったい何なのか。自己承認欲求がSNSであふれ出す現在、さまざまな角度から考えられ身近に感じる戯曲となっている。2001年にオフ・ブロードウェイ初演、翌年にはウエストエンドで上演、18年にはブロードウェイでリバイバル上演された本作を、新国立劇場初登場の桑原裕子を演出に迎え、日本初演で立ち上げる。出演は中村蒼、岡本玲、板橋駿谷、瑞木健太郎。第3弾は、フリードリッヒ・デュレンマットの代表作『貴婦人の来訪』だ。1956年に初演された本作は、全体主義へと傾倒していった社会への痛烈なアンチテーゼとして話題を呼び、その後は世界各国で多くの演出家の手によって上演。舞台のみならず、映画やオペラ、ミュージカルとしても上演され続けている名作である。議論を重ねた上での他者との対話が、人間関係にどのような影響を及ぼし、どのような社会を形成するのか。演出に、新国立劇場では『どん底』での大胆でユニークな演出も記憶に新しい五戸真理枝を迎えて届けるシリーズ最終作。出演は秋山菜津子、相島一之、山野史人、加藤佳男、外山誠二、福本伸一、津田真澄、山本郁子、斉藤範子、高田賢一、清田智彦、谷山知宏、髙倉直人、福本鴻介、田村真央ほか。魅力的なラインナップが揃った「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」。第1弾『アンチポデス』は2022年4月8日より上演予定。■公演情報「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.1『アンチポデス』2022年4月8日(金)~24日(日)<プレビュー公演:4月3日(日)・4日(月)>会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年3月13日(日)料金:A席7,700 円 / B席3,300円(税込)<プレビュー公演:A席5,500円 / B席2,200円(税込)>公演詳細: 出演:白井晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達暁、富岡晃一郎、亀田佳明、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.2『ロビー・ヒーロー』2022年5月6日(金)~22日(日)<プレビュー公演:5月1日(日) ・ 2日(月)>会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年4月10日(日)料金:本公演A席7,700円 / B席 3,300円(税込)<プレビュー公演:A席 5,500円 / B席2,200円(税込)>公演詳細: 出演:中村蒼、岡本玲、板橋駿谷、瑞木健太郎「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.3『貴婦人の来訪』2022年6月1日(水)~19日(日)会場:新国立劇場 小劇場一般発売日:2022年5月7日(土)料金:A席7,700円 / B席3,300円(税込)公演詳細: 出演:秋山菜津子、相島一之山野史人、加藤佳男、外山誠二、福本伸一、津田真澄、山本郁子、斉藤範子、高田賢一、清田智彦、谷山知宏、髙倉直人、福本鴻介、田村真央 ほか<シリーズ「声」演劇3作品通し券>20,700円(正価23,100円のところ、10%オフ)※購入特典として「プラスワンチケット 10%割引きクーポン」をもれなくプレゼント!詳細:
2021年11月10日TOHOシネマズによる劇場イベント「10万分の1秒の音響映画祭」が、17日より大阪・TOHOシネマズ セブンパーク天美 プレミアムシアターで開催される。同映画祭は、10月に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催され、多くの映画ファンが集まり、大盛況のうちに幕を閉じたイベントの第2弾。音を『10万分の1秒』単位までこだわり抜いた、TOHOシネマズのハイエンドシアターである「プレミアムシアター」で、音響で注目された邦画・洋画・ジャパンアニメなど、様々なジャンルの作品を鑑賞できる。オープニング作品は。音楽コミックの伝説的傑作を映画化した『ミュジコフィリア』、特別招待作品として、ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーが、各作品に主演するショートフィルム制作プロジェクト『昨日より赤く明日より青く CINEMA FIGHTERS project』などを上映。当日はメンバーの片寄涼太、中務裕太がゲスト出演する。またプレミアム・ミュージック作品としてLOVE PSYCHEDELICOをゲストに迎え、昨年、映画館で行ったライブの模様を収録した『LOVE PSYCHEDELICO LIVE THE GREATEST HITS 2020』を上映する。そのほか『ラ・ラ・ランド』や『ボヘミアン・ラプソディー』、『映画 少年たち』などのミュージカル映画から、『竜とそばかすの姫』『映画 えんとつ町のプペル』のアニメ作品まで、期間中は様々なジャンルの作品が25本上映される。また、『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』『LOVE PSYCHEDELICO「LIVE THE GREATEST HITS 2020」』の2作品は9日(10:00~)から、「ぴあ」アプリ限定で先行販売が開始されている。
2021年11月09日宣伝ポスターはキュートなヒグチユウコさんのイラスト。松尾スズキさんの次なる舞台『パ・ラパパンパン』はファンタジー!?藤本有紀作ミステリー・コメディ。緻密な演出に挑戦中。「ホンがあがったときに、19世紀のイギリスが舞台になっていて、僕にはなじみがなくて少し戸惑いました。日本でいえば江戸時代。当時の風俗などをいま調べたりしています」新作『パ・ラパパンパン』は、ドラマ『花より男子』や連続テレビ小説『ちりとてちん』などを手がけた藤本有紀さんが脚本を担当。松尾さんとは5年前にNHKの時代劇『ちかえもん』で主演と脚本家という形でタッグを組んだ。甘えた声でスランプを嘆く中年作家・近松門左衛門を“劇作家・松尾スズキ”が演じる妙味が評判を呼んだ。「藤本さんはすごくいいセリフを書かれるし、コメディセンスもある。『ちかえもん』のあとにも『みをつくし料理帖』で僕がこれまでやったことのない役を書いてくれたりして、藤本さんのホンだったらやってみたいと舞台の脚本をお願いしました」『パ・ラパパンパン』も作家が主人公。流れで不慣れなミステリーに手を出してしまったティーン向けの小説家が、編集者と共に「クリスマス・キャロル」を舞台にした殺人事件を書く。やがて現実と物語が交差していくというファンタジックなミステリー・コメディ。松尾さんは、これまでも野田秀樹作の『農業少女』やミュージカル『キャバレー』など、他の作家の戯曲を演出してきたが、新作を演出するのは初めて。「一から構築する大変さを感じています。現実と物語の世界が不思議に絡み合っていく複雑なお話なんですよね。そこをうまく表現できたら面白いと思うんですが…。自分が書くときは、俳優の立ち位置や着替えの時間などを考慮しながら書き進めますけど、そういうこと一切おまかせになってるから(笑)、挑戦を受けているんだと思って頑張ってます」藤本さんには「ミステリーであり、コメディ。ゴージャス感のあるエンターテインメントを」とオーダーしたのだそうだ。「いつもの大人計画のように、細かいふざけを入れていったら、犯人の動機もわからなくなってしまうので、きちんとセリフを置いていかないといけないんです。テレビドラマのイメージで、藤本さんだからもう少し整理されたお話を書いてくださるのかと思ったら、思い切りはっちゃけていて、最後のほうはカオス。だいぶ僕の演出に寄せてきた感じ(笑)」主人公の作家を演じるのは松たか子さん。松尾さんの監督作品『ジヌよさらば~かむろば村へ~』に出演しているが、初めて舞台で松尾演出を受ける。「松さんは表現が的確。本読みのあとに稽古場に立った、その瞬間から完成されています。大胆でいて、やりすぎず品がいい。一流の女優というのはこういう人のことを言うんだろうと毎度思います。松さんにはぜひ歌っていただきたいねと、藤本さんと早い段階から話していました」松さん演じる小説家にはどんな編集者がいいだろう?と白羽の矢が立ったのが神木隆之介さん。松尾さん作・演出の『キレイ-神様と待ち合わせした女-』で2年前に初舞台を踏んだばかりだ。「『キレイ』ではずっとボケ続けている役だったので、今回はガラリと変えて知的な役をやっていただいて、松さんに延々突っ込み続ける(笑)。神木くんも松さん同様、特別な俳優だと思います。人前に立つことが特別じゃない人たちの居方でいるというか、構えがない。歌もうまい!」確かな演技、笑いのできる俳優を集めて本物のエンターテインメントを作りたいと松尾さんは考えている。「ベタを恐れないというか、きちんと感動させたいし、きちんと笑わせたい。小ざかしくふざけることにもう興味がなくなってきたんですよね。やればやるほど、エンターテインメントを作る難しさがわかってきました。でも、難しいことにチャレンジしていきたくなるんです。やんちゃな子なのでね(笑)」COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』勢いでミステリーを書くことになったティーン向けの小説家。19世紀イギリスを舞台にミステリーを書き上げるが、真犯人が違うことに気づいてしまう。現実と物語が交差するなか、作家は真相究明に走る。11月3日(水)~28日(日)渋谷・Bunkamura シアターコクーン演出/松尾スズキ作/藤本有紀出演/松たか子、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世S席1万1000円A席9000円コクーンシート5500円Bunkamura TEL:03・3477・3244(10:00~18:00)大阪公演あり。最新刊『人生の謎について』で新境地に。深淵なるものが詰め込まれた渾身エッセイ。「書くことの興味の対象が移り変わってきたんですよね」と松尾さん。以前は文章で笑わせることを核としていたが、最新エッセイは肚にずしりとくる内容。夢破れた青春時代から劇団創世記、家族に対する複雑な思い、コロナ禍の閉塞感など、ヘビーな事象も物語のような、独特の抒情を醸し出している。「自分の見た目が津川雅彦みたいになっちゃったので、ふざけた文章が似合わないと思ったんです」。人生の味わい深さが沁みる一冊。『人生の謎について』重厚感ある自身のポートレートがカバーの、哲学書のような装丁。縦長でペーパーバックのような軽さもある。坂本千明さんの挿画が利いている。小社刊1760円まつお・すずき1962年12月15日生まれ、福岡県出身。’88年に「大人計画」を旗揚げ、多数の作・演出を務める。2019年『命、ギガ長ス』で読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。’20年よりBunkamura シアターコクーン芸術監督に。スーツ¥95,700(ビームスエフ)ネクタイ¥17,600(フランコバッシ)シャツ¥41,800(ルイジボレッリ)チーフ¥8,800(ロワドゥラック) 以上ビームス 六本木ヒルズ TEL:03・5775・1623※『anan』2021年11月10日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)スタイリスト・安野ともこヘア&メイク・鹿島結花(APREA)インタビュー、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年11月08日12月4日(土) ・5日(日)の二日間にわたり、群馬・高崎芸術劇場 大劇場で開催される G-FREAK FACTORY主宰のロックフェス『山人音楽祭2021 LOCAL×RHYTHM』にROGUEが出演することが決定した。1982年結成、1992年に解散するも、ボーカル奥野敦士の不慮の事故を乗り越え、2013年の再結成。現在は地元群馬を中心に精力的に活動をしているROGUE。ボーカルの奥野は、東京パラリンピックの閉会式には映像で登場し、ルイ・アームストロング「この素晴らしき世界(ホワット・ア・ワンダフル・ワールド)」を歌い上げたことも記憶に新しい。ROGUEの出演が決定した『上州事変』は、G-FREAK FACTORY、FOMARE、LACCO TOWER、ROGUEといった群馬出身の4バンドが集う、まさに地元に根差した特別公演となる。<公演情報>山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~会場:高崎芸術劇場 大劇場『山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~』告知画像■『上州事変』12月4日(土) 開場 16:30 / 開演 17:30出演:G-FREAK FACTORY / FOMARE / LACCO TOWER / ROGUE■『関東事変』12月5日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00出演:OAU / G-FREAK FACTORY / HAWAIIAN6 / MONOEYES【チケット料金】指定席:各日6,000円(税込)※通し券の販売はございません。※3歳以上要チケット。3歳未満のお子様は1名まで保護者の膝上で鑑賞いただけます。3歳未満でもお席の必要な場合はチケットをお買い求め下さい。■チケット一般発売:11月6日(土)10:00~『山人音楽祭2021』オフィシャルグッズ受付URL:『山人音楽祭2021』公式サイト:
2021年11月05日大人計画の主宰であり、Bunkamuraシアターコクーンの芸術監督でもある松尾スズキ。そんな松尾は今回COCOON PRODUCTION2021+大人計画『パ・ラパパンパン』では演出に専念するという。では作品を書くのは…!?「パ・ラパパンパン」チケット情報タッグを組むのはNHKの時代劇『ちかえもん』で出会った藤本有紀。コメディセンスと洗練されたストーリーテリング、そしてセリフの面白さに松尾をして「これは勝てない」と思った作家が脚本を担当する。「精密なミステリー劇というか、一幕ものを想像していましたが、(脚本を読むと)現実世界と小説の世界を登場人物が行きつ戻りつ展開する混沌とした作品。そこには演劇的な自由さを感じます。その上トリックと伏線が最後には、見事に回収されていく。演劇とドラマが合わさった不思議な魅力に満ちた作品です」(松尾)泣かず飛ばずのティーン向け小説家が、つい雰囲気に流され「本格ミステリーを書く!」と宣言したことから物語は始まる。作家が無理矢理ひねり出したのはディケンズの『クリスマス・キャロル』を模した19世紀イギリスが舞台の物語。このままでは……と編集者が諌める中、傑作が書けたと安堵する作家。しかしあることに気づき慌てて編集者に連絡をとろうとする。そこから現実と小説の世界がないまぜになり…。作家・てまりを松たか子、そして“相方”となる編集者に神木隆之介。『クリスマス・キャロル』の登場人物でもあるスクルージを小日向文世らが演じる。「てまりという作家の頭の中の登場人物たちが実際の舞台で動く。演じるのは大変かと思いますが、遊びと楽しさが詰まった舞台になると思います」(松)。「歌や声に注目が集まりがちですが、松さんは動きに無駄がない。笑いは間と動きで決まります。無駄な動きが入ると間が崩れるんです。「笑い」ができる役者ですね、松さんは」(松尾)。果たして本作はどんな笑いの先に感動を与えてくれるのか。「クリスマスの魔法が奇跡のように思わぬ広がりを見せる、舞台上の二日間を楽しんでいただければと」(松)。「わずか二日間の物語ですが“作家が作った小説の世界観”と“作家のいる現実”。そのふたつの間で起こる出来事を解決していく推理ドラマは、私がうまく演出できたら楽しい作品になるはずです(笑)!」(松尾)。ファンタジックなミステリーコメディをぜひ劇場で。公演は11月3日(水・祝)から28日(日)まで東京・シアターコクーン、12月4日(土)から12日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。大阪公演のチケットは11月7日(日)一般発売。取材・文:安藤善隆
2021年11月04日2021年11月3日(水・祝)より、Bunkamuraシアターコクーンにて『パ・ラパパンパン』が開幕。この度、11月10日(水)18:00の回のライブ配信の詳細が決定し、併せて舞台写真とキャストコメントが到着した。2020年1月にシアターコクーンの芸術監督に就任した松尾スズキが新たに演出を手掛けるのは、現実と物語が交錯するファンタジックなミステリーコメディ。次々とオリジナル作・演出作品を発表し続けてきた松尾が、今回初めて、シアターコクーンで自作以外の戯曲演出に挑戦。脚本を担当するのは、2016年に松尾が主演を務めたNHK木曜時代劇『ちかえもん』で第34回向田邦子賞を受賞し、現在、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』が放送開始したばかりの脚本家・藤本有紀だ。ある日、雰囲気に流されて、「次は本格ミステリーを書く!」と宣言してしまった鳴かず飛ばずのティーン向け小説家。無理やりひねり出したのは、19世紀イギリスのクリスマス・イブを舞台にした欠陥だらけの物語だった。本人はアガサ・クリスティーばりの傑作が書けたと満悦しワインを飲みながらリラックスしていたところハタと気づいて飛び上がり、現実と小説の世界が交差しながら物語が進んでいく中、作家自らが事件の真相を突き止めるため、そして“彼女自身の物語”を完結させるために奔走し始める。主演のティーン向け小説家の来栖てまり役を、圧倒的主演女優・松たか子。あらゆる演出家の作品で輝き続けてきた彼女が、意外にも松尾演出の舞台に初めて挑む。そのティーン向け小説家に振り回される担当編集者の浅見鏡太郎役には、2度目の舞台出演となる俳優・神木隆之介。物語の中に登場する極悪非道の守銭奴と名高い貸金業者・スクルージ役には、独特の雰囲気を持つ個性派俳優・小日向文世。それに加え、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀と総勢16名の豪華絢爛なエンターテイナーが大集結した。一流のエンタテインメントを堪能し、そして謎解きを楽しんでほしいと語る松尾スズキと、初の松尾演出で歌唱も披露する松たか子。劇場、そしてお家でのライブ配信にて、2021年の掉尾を飾る極上のエンタテインメントを楽しんでほしい。<コメント>●演出:松尾スズキ別に慣れたくもないわけですが、コロナ対策にもどこか慣れ、でも、どこか違和感を感じつつ、マスク越しの稽古で劇場入り前まですごしておりました。しかし、劇場で、ようやく衣装やメイクを施した俳優たちの100%の表情を見ることができて、違和感が吹き飛びました。演劇は顔が見えてなんぼのものです。そして、実感できました。こんな表情をしていたのか。なら、おもしろいものになると。この芝居はミステリー劇です。さまざまな仕掛けを俳優たちの表情から、華美な衣装や美術セットから読み取っていただけれると、気づくことの多い自由で豊かな芝居であることがわかると思います。今年の暮は、渋谷のエンターテイメントでよろしくお願いします。●松たか子ご一緒する皆さんが魅力的で面白くて、稽古は、笑っている間にあっという間に過ぎていきました。今度は、お客様に笑っていただかなくては。松尾さんの芝居、劇場への愛であふれている舞台です。劇場でお待ちしております!●神木隆之介僕の初舞台を松尾さんの作品で体験させていただきました。今回も松尾さんの作品に参加することができ本当に幸せです。今回僕のキャラクターは全体を見ながら発言をしていく役なのですごく難しいですし、苦労しています。ただ、松さんを始めすごく素敵な優しくて楽しいキャストの方々に支えていただきながら稽古が出来ています。作品も皆様が今までに見たことないような作品になっていると思います!ぜひ楽しみにして欲しいです。緊張していますが、よろしくお願いします。●小日向文世3年半ぶりのシアターコクーン、その舞台に立つ事に今ワクワクしています。松尾演出にどこまで応えられるのか、そして楽しめるのか、ずっと自問自答しながら稽古を続けて来ました。とにかくキャスト、スタッフ誰一人休む事なく元気に此処までやって来られた事に感謝です。お客様に明るい気持ちになって頂けますよう願っています。【開催情報】COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』演出:松尾スズキ作:藤本有紀 宣伝イラスト:ヒグチユウコ出演:松たか子、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世企画・製作:・Bunkamura ・大人計画 ■東京公演2021年11月3日(水・祝)~11月28日(日)会場: Bunkamuraシアターコクーンチケット料金(全席指定・税込):S席11,000円 / A席9,000円 / コクーンシート5,500円※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。主催:Bunkamura / 大人計画<お問合せ>・Bunkamura 03-3477-3244(10:00~18:00) ・大人計画 <当日券情報>下記の方法で、各公演日前日に「購入予約整理番号」の電話受付を行います。受付電話番号:03-3477-9993(Bunkamura購入予約整理番号 受付専用ダイヤル)受付時間:各公演(昼公演・夜公演ともに)公演日前日の15:00~17:00※電話予約は先着順です。受付予定枚数に達した時点で受付を終了し『キャンセル待ち』の受付を行います。※昼・夜両公演のチケットをご希望される場合は1公演ごとに電話をおかけ直しください。※受付枚数は公演日時により異なります。枚数についてのお問合せにはお答えできません。販売券種:S席11,000円※車椅子スペースは定員に達している為、車椅子のまま観劇をご希望のご予約は承れません。予めご理解、ご了承くださいますようお願いいたします。※枚数制限:お一人様1枚のみ。※詳しくは公式ホームページをご覧ください。■大阪公演2021年12月4日(土)〜12月12日(日)会場:森ノ宮ピロティホールチケット料金(全席指定・税込):11,500円主催:サンライズプロモーション大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00/日曜・祝日は休業) ◆ライブ配信詳細◆ライブ配信対象公演:2021年11月10日(水)18:00の回開場17:15/ 開演18:00※途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、巻き戻しての再生はできません。※アーカイブ(見逃し配信)はございません。<視聴チケット取扱い>・MY Bunkamura「Bunkamura STREAMING」 ※MY Bunkamuraにて配信視聴チケットをご購入、ご応募いただいた方の中から抽選で100名様に<COCOON PRODUCTION オリジナルグッズ>をプレゼントいたします。▼ご応募はこちら: ※MY Bunkamuraマイページよりお申込みくださいご視聴に関するお問合せ:MY Bunkamura 購入・視聴ガイド ・WOWOWオンデマンドでの配信について配信日時:11月10日(水)18:00開演配信場所:WOWOWオンデマンドにてライブ配信※アーカイブ(見逃し配信)はございません。視聴料金:WOWOWにご加入中の方は無料 ※詳しくはこちら
2021年11月04日2021年ナナオプロデュース公演!南大塚SHOW劇場コロナに負けるな!ビックイベント4連発!『南大塚SHOW劇場スペシャルナナオIZMお笑い編VOL.4』が2021年12⽉28日 (火)に南大塚ホール(東京都豊島区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて11月1日(月)よりチケット発売開始しました。カンフェティで11月1日(月)よりチケット発売開始 公式ホームページ 《南大塚SHOW劇場》 ナナオIZM お笑い編 VOL.4年忘れ 爆笑納め2021年スペシャル企画第4弾は、今年の集大成として、笑いと感動に拘った内容で南大塚SHOW劇場の存続・存在を大々的にアピールV字回復を目指し2022年に繋げて行く。実力派ものまね芸人や、実力派お笑い芸人、実力派パフォーマー等ナナオが厳選した強力なラインナップに加え出演場所やPRチャンスが激減した若手芸人の実力NO1コンテスト決勝を企画コーナーとし10月20日に行われた予選会を見事に通過した、マリア・芸人Theブラスト2組により優勝を決める。賞金10万円予選会から本選の審査委員長を演芸会の重鎮、青空うれし師匠にお願いし、他の審査員も当日出演の実力派芸人に参加していただく事で、本公演の内容が更に色濃くなる。更に本公演は爆笑に拘った爆笑内容をお約束。関東漫才界の大ベテランおぼん・こぼん両師が大トリを飾り、2021年を締めくくる。ものまね界からは、人気実力◎の坂本冬休み、漫才は東京漫才の4天王からロケット団と宮田陽・昇。変面&イリュージョンマジックは見応え満点とむやむくん。総合的に今年の南大塚SHOW劇場全4公演は若手・ベテラン共に来年以降のエンタメ界、復活の起爆剤となる事間違いなし。南大塚SHOW劇場南大塚SHOW劇場は、数多くの公演をプロデュースし、自らも司会者・漫談家として7000ステージを超える舞台に携わってきた芸人【ナナオ】が、その芸能経験と多方面にわたる人脈から企画・構成・演出・出演等を手掛けるライフワークとエンタメ活性化事業である。この事業を始めるきっかけは、プロデュース力に着目下さった公益財団法人としま未来文化財団様より南大塚ホールの知名度アップと稼働率向上、特に「豊島区民がより身近に色々なジャンルの芸能を親しんで頂ける文化の発信施設にしたい」と、ご依頼を受け2012年より試行錯誤しながら、本来の予算等では実施できないナナオならではのオリジナル公演を共催名目条件に、旧事業名【南大塚笑劇場】現事業名【南大塚SHOW劇場】として開催。基本は毎月開催が理想であるが、企画・キャスティング・集客・社会状況等の理由により開催出来ない月が、あり現実は2ヶ月に1回のペースで開催している。また、ナナオより絶対的な信頼のある団体とのタイアップも提携。若手育成事業としても様々な公演を行っている事業です。ここ数年は、実際に南大塚ホールの稼働率も上がり豊島区民や区外の方達にも、様々なジャンルの芸能を親しんで頂ける文化発信施設へと活性していたのですが、2020年初めからのコロナ禍により稼働率も激減。南大塚SHOW劇場の開催回数も少なくなりました。しかし、プロアーティストやスタッフの仕事の壊滅的状況を何とか打破しコロナ禍でも技術維持や芸の向上を視野に開催は出来ないかと、収益度外視のトライアル公演を2020年8月9月10月12月に開催。感染対策を万全に、入場制限・無観客公演等を開催し無事に関係者・お客様からの感染報告も無く未来に繋げる継続が出来ました。未来の実演エンターテイメントV字回復の為にも、ナナオプロデュース南大塚SHOW劇場は、絶やしてはならない事業と更なる構想を練っている現在です。《一言》コロナ禍でのストレスを壊滅させる為には、楽しみを見つけて下さい。そのきっかけになる様な、お客様が大満足の公演をこれからも企画致します。どうぞ皆様、大いに笑い、大いに感動し、人生に潤いを与えながら楽しく生きましょうね。今日と云う日は、残りの人生の初日です。だからこそ!今日と云う日を大切に楽しみましょう。一期一笑ナナオ開催概要2021年ナナオプロデュース公演!南大塚SHOW劇場コロナに負けるな!ビックイベント4連発! 「南大塚SHOW劇場スペシャルナナオIZMお笑い編VOL.4」公演日:2021年12月28日 (火)18:00~20:00会場:南大塚ホール(東京都豊島区南大塚2-36-1)■出演おぼん・こぼん / 坂本冬休み / ロケット団 / 宮田陽・昇 / とむやむくん / MCナナオ / マリア・芸人Theブラスト / 他 / 特別トーク: 青空うれし■スタッフ株式会社ソニック■チケット料金全席自由:4,000円(税込) → カンフェティ席3,000円! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月03日1961年7月30日に公開された『モスラ』が、12月より「午前十時の映画祭11」にて上映される。『モスラ』は、「ゴジラ」「ラドン」「宇宙大戦争」と日本のみならず、全世界に絶賛の嵐を呼ぶ東宝特殊技術陣がその総力を結集し、構想3年、撮影日数200日間、総製作費2億円(当時)の巨額を投じて製作された、空想科学超スペクタクル巨編。日本映画では史上初となる全世界同時公開がされた作品としても、邦画史にその名を刻んでいる。その後、モスラは『モスラ対ゴジラ』(1964年)はじめ、数々のゴジラ映画を中心にアニメからハリウッド版ゴジラ『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)までの15作品に登場し、ゴジラと並ぶ日本の代表的キャラクターだ。既報の通り、『モスラ』(1961年)が初めて4Kデジタルリマスター版として、12月10日(金)より「午前十時の映画祭11」にて全国の映画館で上映されることが決定しており、映画ファンの間で期待が高まっている。そして、今回4Kデジタルリマスター化作業を行うにあたり、1961年の公開当時、ステレオ版の上映劇場であった僅か11劇場でのみ本編の前に流れていたモスラの『序曲』(1分6秒)が発見された。この『序曲』は初公開当時の一部劇場にて上映された“4チャンネル多元磁気立体音響版”=“ステレオ版”にて採用されたもの。今回の4Kデジタルリマスター作業は、その“ステレオ版”をデジタルリマスターしたものとなるため、公開当時の製作者達の意図を尊重し、初公開から60年振りに、モスラの『序曲』を本編前に編成する形での上映が決定した。この歴史的発見と60年ぶりの上映決定に対し、映画監督の樋口真嗣氏が『あの時代の大作には必ずついていた「序曲」!「アラビアのロレンス」「マイ・フェア・レディ」「ベン・ハー」「サウンド・オブ・ミュージック」。これから始まる映画の期待を高めるのに欠かせなかった儀式。公開当時にしか付いていなかったのだから私は一度も見たことのないロストフッテージが六十余年ぶりの復活です!』と興奮冷めやらぬコメントを寄せた。この『序曲』は、サウンドトラックへの収録こそありましたが、DVDやブルーレイディスクといったパッケージへの収録はなく、公開以後の映画館での上映もなかったため、ファン待望の復活となる。また、『モスラ』4K化の作業に密着したドキュメンタリー「『モスラ』4K復活プロジェクト」は、11月3日(水・祝)12:00からYouTube LIVEにて無料配信される『ゴジラ・フェス2021』内でも紹介する。「序曲」復活の過程にも言及していますので、そちらも是非楽しんでほしい。<樋口真嗣(映画監督)コメント>奇跡は昔のことでしょうか。神秘は言葉だけのものでしょうか。イイエ、奇跡はいまでもあります。神秘も夢ではありません。現代の奇跡、現代の神秘。東京は調布の東京現像所で発見しました驚くべきバージョンを紹介しましょう!1961年の公開当時、本編巻頭に付けられていた大作映画のシンボル、序曲〜Overture〜!あの時代の大作には必ずついていた「序曲」!「アラビアのロレンス」「マイ・フェア・レディ」「ベン・ハー」「サウンド・オブ・ミュージック」これから始まる映画の期待を高めるのに欠かせなかった儀式。公開当時にしか付いていなかったのだから私は一度も見たことのないロストフッテージが六十余年ぶりの復活です!破格の予算がかけられ、米国コロンビア映画で配給も決まっていた超大作としてどのくらい期待されていたのか、が古関裕而さんの名曲と共に体験できます。現代の奇跡をお楽しみに!「午前十時の映画祭11」上映情報上映日程:2週上映2021年12月10日(金)~2021年12月23日(木):グループB2021年12月24日(金)~2022年1月6日(木):グループA※詳細の上映劇場や上映時間は下記「午前十時の映画祭11」公式ホームページからご確認ください。「午前十時の映画祭11」公式ホームページ・公式ツイッター公式ホームページ: 公式ツイッター: 「ゴジラ・フェス2021」11月3日(水・祝)12:00~からYouTube LIVEにて無料配信公式ホームページ: 「『モスラ』4K復活プロジェクト」予告編※アーカイブ期間:11月4日(木)12:00~11月10日(木)23:59まで12月10日(金)より『モスラ』4Kデジタルリマスター版上映開始
2021年11月02日女優の小芝風花が1日、都内で行われた警備ロボット「ugo TSシリーズ」事業戦略・新CM発表会に、お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)とともに出席した。小芝と同社の社員が挨拶をする様子が描かれた「ugo TSシリーズ」の新CMに出演する小芝は、キャラクターに就任した心境を求められると「"カタい社名で、じゆうな発想。"というユニークな名前(キャッチフレーズ)がついているのもすごく素敵だなと思いましたし、いろんなものに縛られずに挑戦している大成さんに起用していただけて嬉しく思っております」と喜びを口にし、完成したCMを見ての感想については「固さとユニークさが融合された、すごく楽しいCMになっているなと思いましたし、ugo君がエレベーターをボタンを押すという起用さなど、いいところがギュッと詰まったCMになっていて、すごく嬉しいです」と満足げな表情を浮かべた。また、CM内で注目してほしいポイントを聞かれた小芝は「やっぱり(ugoが)エレベーターを押すところですかね。撮影中に、ロボットが正確に階を押せることに感動して、表情が豊かでかわいくて親しみやすさもあるので、ぜひugo君に注目していただきたいです」とアピール。さらに、小芝にはサプライズで、世界で1台しかない小芝の声を発するロボットが登場し、小芝の声で『こんにちは。みなさんの安心安全を守ります』と発すると、小芝は「嬉しいー!事前に声の収録はさせていただいていたんですけど、こうやってugo君から発せられると、嬉しいのと気恥ずかしいのと…(笑)」と照れ笑いを浮かべ、「自分の声と掛け合いできることはないので不思議な感覚なんですけど、世界に1台しかない特別なugo君なので本当にうれしいです」と声を弾ませた。イベントでは、"大成兄弟"としてゲスト出演したチョコレートプラネットと小芝が、同ロボットのボイスキャストをかけたクイズ大会が行われ、小芝が全問正解し見事勝利を収めた。そして、締めのコメントを求められると、松尾は「4年前に、家に泥棒が入りそうになったことがありますので、ぜひ(ugoに)家にきてほしいです」と告白し、詳細を追求されると「ベランダから男が入ろうとしていたところを2階から見るという。Ugo君がいれば大丈夫なので早く出会いたかったです」とコメント。これに小芝は「えっ…こわーい!!」と震え上がっていた。イベント後の代表質問に応じた3人は、2021年を振り返っての感想を聞かれると、長田は「もう2カ月しかないんですね。あっという間で体感では20日くらいな感じでした。でもいろんな体験をさせていただいて、駆け抜けた感じですね」と充実した表情を浮かべ、松尾は「あと2ヶ月ということで、2021年はまだまだここからだと思っています。年末に向けてもっと頑張って、もっと売れたいと思います。ジャスティン・ビーバーと同じくらい(売れたい)」と闘志を燃やしたが、長田から「こいつはネタも何も考えてないんですけど、よくこんなこと言えるな」と突っ込まれて笑いを誘った。同じ質問に、小芝は「ドタバタでしたね。オリンピックもありましたし、本当にあっという間で、オリンピックでずっと2020だったので、2021年感がまだなくて、ずっと2020年にいたんじゃないかって(笑)。だから、あと2ヶ月で2021年を満喫したいです(笑)。巻き返します」と力を込め、2022年の抱負を尋ねられると「大成さんの"カタい社名で、じゆうな発想。"というキャッチフレーズがすごく好きなので、私もいろいろ縛られる中で自由な発想を忘れないで、伸び伸びと楽しくお仕事ができたらいいなと思いました」と目を輝かせた。
2021年11月01日東急文化村では10月27日(水)より、文化芸術の動画コンテンツ企画・制作からチケット販売までを行う「Bunkamura STREAMING(ブンカムラ ストリーミング)」をスタートさせた。ライブ配信の第1弾として、松尾スズキ演出のファンタジックなミステリーコメディ「パ・ラパパンパン」を配信する。「Bunkamura STREAMING」は“文化芸術は非日常ではなく、日々の暮らしのなかで日常的に触れるべきもの、豊かなライフスタイルを実現する価値観を養うためのもの”との思いで、約1年間の開発期間を経て始動したオリジナルのプラットフォームとなる動画ストリーミングサービス。上演中の作品のライブ配信をはじめとしたBunkamuraならではの作品の配信に加え、音楽、演劇、美術、文学など、幅広い分野での文化芸術コンテンツを随時配信していく予定という。松尾スズキ×松たか子&神木隆之介&小日向文世「パ・ラパパンパン」シアターコクーンの芸術監督・松尾スズキが、「念願の夢」と語る藤本有紀の脚本を初演出。松尾さん演出作品に初出演となる主演の松たか子をはじめ、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世と、総勢16名の豪華&実力派キャストが大集結。現実と物語が交錯しながら、ふたつの世界で起きる事件の真相を突き止める極上のエンターテインメント作品。ライブ配信第2弾、宮沢りえ×磯村勇斗「泥人魚」唐十郎の傑作戯曲初演以来18年ぶりの上演となる、演劇史に残る傑作の演出を務めるのは、唐十郎、蜷川幸雄の両虎を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた劇団「新宿 梁山泊」主宰の金守珍。現代のアングラ演劇界のミューズ・宮沢りえ、唐作品初参加の磯村勇斗、愛希れいか、そして風間杜夫など豪華キャストが集結。オンデマンド配信「物語なき、この世界。」7月にシアターコクーンで上演された、鬼才・三浦大輔が作・演出を手掛けた作品。新宿・歌舞伎町を舞台に、岡田将生、 峯田和伸、寺島しのぶら、個性豊かな俳優陣が集結。人生に“物語”を求める人間のエゴをあぶり出し、新たな新境地を開拓した話題作のオンデマンド配信が決定。(text:cinemacafe.net)
2021年10月27日11月にシアターコクーンにて上演されるCOCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』が、11月10日(水)にWOWOWオンデマンドでライブ配信されることが決定した。シアターコクーンの芸術監督である松尾スズキが、 シアターコクーンで自作以外の戯曲演出に初挑戦。2016年に松尾が主演を務めた時代劇『ちかえもん』で第34回向田邦子賞を受賞した脚本家の藤本有紀が、“演出家と作家”として松尾と初タッグを組み、ファンタジックなミステリーコメディを届ける。主演のティーン向け小説家役を、松たか子。あらゆる演出家の作品で輝き続けてきた彼女が意外にも松尾スズキの舞台に初挑戦となる。また、そのティーン向け小説家に振り回される担当編集者役には、松尾作品には2度目の出演となる神木隆之介。物語の中に登場する極悪非道の守銭奴と名高い貸金業者・スクルージ役には、個性派俳優の小日向文世が17年ぶりに松尾作品に出演する。総勢16名の豪華絢爛なエンターテイナーが大集結して送るミステリーコメディ『パ・ラパパンパン』。松尾スズキ×藤本有紀が手掛ける至極のエンタテインメントに注目してほしい。【配信情報】COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』11月10日(水)18:00よりWOWOWオンデマンドにて配信※WOWOWオンデマンドでは無料トライアル実施中演出:松尾スズキ作:藤本有紀出演:松たか子、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世番組URL:
2021年10月27日有名無名を問わず実力勝負で選ばれた10劇団が舞台を披露する『関西演劇祭2021』が2021年11月20日(土)からクールジャパンパーク大阪SSホール(大阪市中央区)で開幕する。1980〜90年代に日本中を席巻した関西小劇場ブームは、現在のエンタテインメント界を率いるクリエイターや役者を輩出。そんな彼らに続く新たな才能を、再び関西から発信しようと立ち上がった「関西演劇祭」。2019年9月にスタートし、今回で3回目となる。開幕まで1ヶ月を切った10月23日(土)、都内で記者会見が行われ、この日実行委員長就任が発表された吉岡里帆をはじめ、フェスティバル・ディレクターの板尾創路、スペシャルサポーター(審査員)の西田シャトナー、行定勲、一色隆司が登壇した。吉岡里帆は実行委員長という肩書について「荷が重い」と話しつつも、「大人の文化祭のようで本当に楽しい演劇祭になりそう。演劇の面白さはもちろん、今回新しく決まったメンバーの方も大勢いらっしゃると聞いているので、新しい魅力を発信して、演劇を心から楽しむということを努めていきたい」と挨拶。吉岡自身、観劇体験が俳優を志すきっかけだったという。「初めて見た演劇が素晴らしい演劇で、まさに人生の転機となる日だった。劇場がどんなサイズであれ、幕が上がると、世界がうわっと広がっていく感覚を初めて体験して。なんてパワーのあるジャンル、空間づくりなんだろうと感動したことを今でも鮮明に思い出せる」と話す。その上で、演劇の魅力については「まずその場でしか見られないという生ものの貴重さや、そこにいた人だけが共有できる価値みたいなものが演劇の魅力。なので、自分も演劇に携わって、とても面白いものだなといつも思うが、まだ演劇の面白さを知らない方にもその魅力をぜひ知っていただきたい」と語った。そして、「演者が発しているエネルギーに劇場で出会ったときにすごく感動するので、剥き出しで作品と向き合っている方と出会いたい。真剣勝負が一番楽しみ」と期待を寄せた。コロナ禍で多くの演劇が中止や延期に追い込まれた。そうした現状について吉岡は「心が痛い」というが、一方で「自分は演劇が好きで、やっていくんだと強い意思を持つようになった」とも話していた。公演は11月28日(日)まで(※25日は休演日)。出場劇団は、劇想からまわりえっちゃん(東京)、劇団不労社(大阪)、劇団5454(東京)、劇団レトルト内閣(大阪)、試験管ベビー(愛知)、創造Street(大阪)、project真夏の太陽ガールズ(大阪)、メガネニカナウ(大阪)、猟奇的ピンク(大阪)、笑の内閣(京都)。関西演劇祭はクラウドファンディングに挑戦中( )。集まった資金は、より多くのの人々に演劇を楽しんでもらうための映像作成費などに活用されるという。取材・文・撮影:五月女菜穂
2021年10月25日今年も「関西演劇祭」が開催される。“つなぐ”をテーマに、2019年から劇団・お客様・審査員やスタッフなど、参加するすべての人をさまざまなカタチでつないできた演劇祭。3回目となる今年も、有名無名問わず、厳選された10劇団が参加するという。審査員として、2019年・2020年同様、フェスティバル・ディレクターとして板尾創路、スペシャルサポーターとして西田シャトナー、行定勲、初参加となる一色隆司が参加。そして実行委員長を、関西小劇場出身の吉岡里帆が務める。板尾と吉岡に話を聞いた。「“参加したい”という劇団が増えている、心地いいお祭りなんやなと」(板尾)――「関西演劇祭」、3回目の開催となります。立ち上げから参加されている板尾さんはどのようなお気持ちですか?板尾2年間やってきてすごく手応えがあります。去年も、コロナ禍だったにも関わらず、とてもいい演劇祭になりました。今年も去年にも増して盛り上がりそうで、すごく楽しみですね。――手応えというのは?板尾「参加したい」という劇団が増えているんです。これは、僕らも告知はしていますが、それ以上に、今まで参加した劇団さんから広まっていることで。一度出てくれた人も、「また出たい」と言ってくれていますし、「ああ、心地いいお祭りなんやな」と。それがなによりです。そうやってどんどん広がっていっている感じはすごく嬉しいですね。――吉岡さんは今回、実行委員長として初めて参加されますが、いかがですか?吉岡私は関西出身で、関西の演劇にすごく背中を押されて今この仕事をしているので、面白い世界なんだということは一番感じていますし、あの世界とまだ出会ったことのない人には知ってほしいという気持ちがあります。だから今回、「実行委員長」という肩書は重いですが(笑)、参加できることはとても光栄です。私自身、東京で仕事をするようになって何年も経つので、当時の関西と今とで変わっている部分もたくさんあるでしょうし、新しい気持ちで新鮮に踏み込んでいくことができそうです。――吉岡さんが小劇場に立たれていた頃の関西は、どんな印象がありますか?吉岡私は京都にいたのですが、劇場が多かった印象があります。「演劇の街」と言われていて、公演を打てる場所もたくさんあって、新しい演劇が生まれる仕組みのようなものができてたように思いますし、演劇に対して街が温かかった。今は当時より劇場が少なくなったと聞いているので、そういう意味でもこういう演劇祭があること……自分たちの公演を打つこともそうですし、演劇というものをより知ってもらうための場があることは、すごくいいなと思いますね。それにちょっとうらやましいです。当時の私もきっと「出てみたい」と思っていたでしょうし。だって板尾さんに見てもらえるんですよ?板尾ははは!吉岡自分たちの演劇を板尾さんに見てもらえたら、めっちゃ嬉しいです。私だったらめちゃくちゃテンション上がります。もちろん今も見てほしいですけど(笑)。板尾観に行きます(笑)。吉岡これからもっと活躍していきたいと思っている人にとっては、きっかけの日になったりもするのかなと思います。何が転機になるかわからないので。こういう日に自分も一緒に関われるということは、とても嬉しいです。観客・審査員とともに対等な感覚で意見を交わす刺激的な空間――この演劇祭では、1コマ2劇団がそれぞれ45分の公演を行い、各公演後に“ティーチン”という時間が設けられています。“ティーチン”では、板尾さんや西田シャトナーさん、行定勲さん、一色隆司さんというサポーター(審査員)と観客が、今観た芝居に対して質問をできる。これがすごく特徴的で面白いなと思います。吉岡面白いですよね。しかも褒めるだけじゃなくてダメ出しもしてくれるのがとてもいいなと思いました。審査員の皆さんも、上からいくのではなく、もっと対等な感覚で、本当に思ったことをおっしゃっている感じ。そういう時間は面白いし、刺激的ですよね。板尾「あれはこういう意味でよかったの?」とか聞いてみると、意外と違ったりもするんですよ。それを聞いてお客さんも「なるほど」と思うし。なんか、お芝居の見方として、あり得ない感じですよね(笑)。他ではなかなか。吉岡すごいと思います。行定さんが「フェスっぽい一面もある」とおっしゃっていたのですが、でも、フェスでライブして、そのあと観客に「どうだった?」って……板尾ははは!吉岡それで観客も「あそこの音が」とか「もっとできたでしょ!」とか言うフェス、聞いたことないですよね(笑)。でもだから3年目があるんだなとも思います。板尾今改めて思いますけど、お客さんには“見せて”いるんだけど、“さらして”いる部分もすごくある。通常のちゃんとした演劇公演にはない何かがありますね。この面白さって人に説明しにくいんですよ。「こうだから面白いよ!」とハッキリ当てはまるようなことがない。だからやっぱり観に来ていただかないと、もしくは出ていただかないと、なかなかわかりにくいところがありますね。――公の場所でダメ出しされるってなかなかのことだと思うのですが、それでも毎年出たい劇団が増えているというのが、この演劇祭の魅力を証明しているのだろうなと思います。板尾いい刺激も悪い刺激もあるんでしょうけど、でもやっぱり参加したことで充実感はあったんでしょうね。吉岡いや絶対そうですよ。絶対アドレナリン出ますもん。皆さんに「こうしたほうがよかったんじゃないか」とか言ってもらえたら。板尾しかも各劇団公演が3回できるっていうのがね。吉岡それ大きいですよね。「ダメ出しを次の回に反映していい」っていうルールもいいなって思います。――そうなると3回観たくなりますよね。板尾そう、お客さんとして3回同じ劇団を見続けるっていうことも、それをした人だけの達成感みたいなものもあるでしょうね。(1コマ2劇団なので)劇団の組み合わせによってお互い刺激になって、ちょっと見え方が変わったりもするし。関西演劇祭は「こうあるべき」がない場所――これまでで特に印象的だったことはありますか?板尾「観客賞」というのがあって、それは観客の方が良かった劇団に投票して、最終的な数で決まるんですけど。その結果は僕たちも読めないんですよ。そういうところで、僕たちが感じてないこともお客様が感じていたりするんだなとわかる。しかも数字になっているので認めざるを得ないですしね。――お客様から得る刺激というのもあるんですね。板尾ティーチンで、お客さんからの質問を聞いて「ああ、お客さんはこういうことが聞きたいんや」ってこともありますしね。本当に不思議な演劇祭です。賞レースでもないし。――最後に、今おふたりが「関西演劇祭」で楽しみにしていることを聞かせてください。板尾もうね、行われるだけで十分楽しいんですけど(笑)。なんやろうな。これは僕の好みだけの話かもわかんないですけど、うまい!っていうんじゃないけど、なんかこの劇団いいよねっていう。ヘタウマというか、「なんか魅力的やな、この劇団、この俳優さん」と思えるような相手と、ひと劇団でも多く、ひとりでも多く、出会えることが楽しみです。吉岡昨今は「こうあるべき」ということが言われる時代なのかなと思うのですが、この「関西演劇祭」は「こうあるべき」がない場所だと思うんです。自由で、なにをしてもいい。だからこそ強烈な個性に出会えることへの期待感がすごく強いです。私も「なんだこの人は!」とか「なんだこの劇団は!」というような感動に出会いたいです。楽しみです。取材・文:中川實穗撮影:源賀津己『関西演劇祭2021』2021年11月20日(土)~2021年11月28日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール出場劇団:劇想からまわりえっちゃん、劇団不労社、劇団5454、劇団レトルト内閣、試験管ベビー、創造Street、project真夏の太陽ガールズ、メガネニカナウ、猟奇的ピンク、笑の内閣チケット情報
2021年10月23日12月4日・5日に群馬・高崎芸術劇場 大劇場で開催される『山人音楽祭2021 LOCAL×RHYTHM』の全出演アーティストが発表された。『山人音楽祭2021』は群馬出身・在住のロックバンド・G-FREAK FACTORYが主宰するロックフェスで、初日は『上州事変』として地元群馬出身バンド・FOMARE、LACCO TOWER、2日目は『関東事変』としてOAU、HAWAIIAN6、MONOEYESを迎えて行われる。なおG-FREAK FACTORYは両日ともに出演する。チケットは10月24日23時59分までオフィシャル先行受付を実施中。また『山人音楽祭2021』のオフィシャルグッズ情報も公開され、10月31日までに申し込むと公演日までにグッズが届く通販受付も行われている。<公演情報>山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~会場:高崎芸術劇場 大劇場『山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~』メインビジュアル■『上州事変』12月4日(土) 開場 16:30 / 開演 17:30出演:G-FREAK FACTORY / FOMARE / LACCO TOWER■『関東事変』12月5日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00出演:OAU / G-FREAK FACTORY / HAWAIIAN6 / MONOEYES【チケット料金】指定席:各日6,000円(税込)※通し券の販売はございません。※3歳以上要チケット。3歳未満のお子様は1名まで保護者の膝上で鑑賞いただけます。3歳未満でもお席の必要な場合はチケットをお買い求め下さい。■チケットオフィシャル先行(抽選)受付期間:10月18日(月) 12:00~10月24日(日) 23:59受付URL:■チケット一般発売:11月6日(土)10:00~『山人音楽祭2021』オフィシャルグッズ受付URL:『山人音楽祭2021』公式サイト:
2021年10月21日11月のBunkamuraシアターコクーンに登場するのは、COCOON PRODUCTION2021+大人計画『パ・ラパパンパン』。数々のヒットドラマを手掛ける脚本家の藤本有紀が、芸術監督・松尾スズキのラブコールを受けて書き下ろした、ファンタジックなミステリーコメディだ。さらなる注目は主演・松たか子と演出・松尾の舞台における初タッグ。今こそ直球のエンタメを!と意志を同じくするふたりに話を聞いた。藤本有紀さんの脚本に惚れこんで――芸術監督を務めるシアターコクーンにおいては、松尾さんが自作以外の戯曲を演出するのは初めてだそうですね。松尾作者の藤本有紀さんとは、NHKの『ちかえもん』という時代劇で初めてご一緒したんですね。僕は近松門左衛門の役で、最初はどんなふうに展開するのかわからなかったんですが、とにかく台詞が面白くて。回を重ねるごとに話がどんどんミステリー仕立てになっていって、最後に謎を解き明かす……といった展開に。人形浄瑠璃が入ったり、歌のコーナーがあったり、コントみたいな内容もあって、最後にはしっかりと伏線が回収された上質のエンターテインメントになっていた。その脚本にすごく惚れちゃったから、藤本さんにお友達になってもらったんです。何度か食事をするうちに、「小劇場に何本か、書き下ろしたことがある」って話を聞き出しまして。それで、僕はあまり他人が書いた新作を演出する機会がないので、ぜひ藤本さんにお願いしようと。ちょっと残念なのは、自分が演出席にいたり、また俳優として立って稽古場をウロウロすることは、感染対策を考えると懸念があったんですね。それで最初の思惑とは違ってしまったけれど、自分が出ることは辞退して演出に専念することになったと。そういう経緯ですね。松私は、藤本さんとのお仕事は今回が初めてです。松尾さんの演出の舞台に出るのも初めてですし、松尾さんが藤本さんにホンを依頼したお芝居ということで、そのチャレンジに呼んでいただけたことにすごくワクワクしました。――今回の物語は“ファンタジックなミステリーコメディ”と伺っています。松尾台本については話し合いの末に、ものすごく長いプロットが上がってきたんです。そこにディケンズの小説『クリスマス・キャロル』という僕のまったく馴染みのない物語が入っていて、ちょっと面食らったところはありました(笑)。この物語を題材とするなら、しっかりとした予習が必要だなと。でも、現実の世界と、『クリスマス・キャロル』の世界を行き来しながら、ミステリーを解き明かしていく……といった斬新な構成になっていて、そこは意外だったし、面白いなと思いましたね。松私も台本を読んで、『クリスマス・キャロル』かあ!とびっくりして。松尾フフフ。松松尾さんにこういうアイデアがあるんだ〜と思って。最初に台本を読んだ時は、現実の世界にいる私の役よりも、『クリスマス・キャロル』の物語の中にいる人たちのほうが大変そうだな〜って印象でしたね。今稽古が始まってみて、どんどん面白い部分が見えてきて、楽しい稽古場です。テンポの合うふたり――松さんが演じる、現実の世界に登場するキャラクターは“本格ミステリーを書く羽目になった、鳴かず飛ばずのティーン向け小説家”だそうですが、どんな人物でしょうか?松稽古の最初に、松尾さんが「堪え性のない女」とおっしゃって。ああ、堪え性のない女ってあんまり言われたことないな……と新鮮に思いましたね。私にもそういうところがあるような気もして(笑)。堪え性のない女として2、3時間い続けることが、怖くもあるけど、どんどん楽しくなってきて、割とストレスなくやらせていただいています。『クリスマス・キャロル』の物語の中にも踏み込んでいったりするので、妄想好きな人にはたまらないキャラクターじゃないかな〜なんて思いながら稽古しています。松尾まあ、堪え性のない女ってだけじゃあないですけど(笑)。過去のトラウマを抱えていたりね。松そうそう!それも言われました。松尾過去のトラウマにとらわれている作家で、堪え性もない……というダメな要素の多い女なんですけど、そのトラウマが物語の核に関わってくる。そこが面白いところで、松さんには深く演じてほしいと思っています。“堪え性のない女”という一面的な人物ではないってことは、声を大にして言いたいです。(一同笑)――過去に幾つかの作品でご一緒されていると思っていたので、松尾さんの演出舞台に松さんが初登場と伺い、意外に感じました。松さんの印象や、期待するところを教えてください。松尾松さんは本当に、昔から憧れの女優さんでね。最初の出会いは映画『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』(2007年、松岡錠司監督作品)で、シナリオライターと女優として、でしたね。その時、出てもらって本当に嬉しくて、それ以来、大ファンであることを隠してお会いしたりしていますけど。松フフフフ。松尾僕が監督した『ジヌよさらばかむろば村へ』(2015年)という映画にも出てもらいました。松さんは、「さあ、ここから演技するぞ!エンターテインメントの世界に入るぞ!」っていう切り替えがすごく早いんですよね。堪え性がない……じゃないですけど(笑)、モタモタしないんですよ。衣装合わせの時も、衣装に着替えるところに飛んで入って着替える、みたいな。松ハハハハ!松尾そうした俊敏さって、やっぱり幼い頃からいろんな習い事をしていたり、伝統芸能の世界にドンと踏み込んで、次から次へ様々な役柄をこなしていくお父さん、お兄さんの姿を見て育ったからなのかな、なんて思いますけど。演技することや歌うことに対して「とにかくやってみる」といった潔いところがすごく好きですね。松私も今回、やっと松尾さんの舞台に出演できて嬉しいです。大人計画の方々は素敵な人たちばかりで、憧れだったので、そこに混ぜていただけることが本当に光栄ですし。今、稽古場で松尾さんを見ていて、何て言うか……松尾さんって早い!というイメージが。松尾フフフ。松考えるスピードとか、物事の切り替えとか、早い人だな〜と思いました。そして上品で、謙虚で……、それは大人計画の俳優さん、皆さんにも通じることですけど、本当に誠実な人たちで大好きだなと。とても居心地がいいです。松尾いや〜嬉しいですねえ。松さんも早い人です(笑)。松私は無駄に早いんです(笑)。――テンポの合うおふたりなんですね。稽古に入ってみての新たな発見は?松尾松さん、意外と笑かすのが好きなんだなあって。松それは松尾さんがいろいろ指示をされるからじゃないですか(笑)。松尾何でも積極的にやってくれますね。また、身のこなしがすごく素敵だな〜と思って見ています。普通、最初の本読みをやった後に立ち稽古に入る時って、モジモジされる方もいるんですよ。身の置き所がない、という感じで。松さんは、自分の立ち位置をパッと見つけて、そこに行って、ちゃんと立って、しゃべる。正しい、絵になる姿勢で。すでに成立しているんですよね。ウチの少路(勇介)とか気がついたら人の後ろにいたりする、そういうやっちゃダメなことをやる人が大人計画には多いんですよ。(一同笑)目指すは“死角がないエンタメ”――松さんは、稽古に入って見えてきた作品の魅力など、気づいた点はありますか?松作品の魅力については探っている最中で(笑)、まあコツコツやっていけば、魅力的な舞台になるかな〜と期待してやっています。でも私としては毎日、演出家の松尾さんに会っている、という喜びを感じていて。あらためて、松尾さん、演出家なんだなあ!って。松尾フフフフフ。松最初に脚本家として出会って、次に監督として、共演者として……というのを経て今、稽古場で演出してもらっていることが、本当に面白いです。今回の共演の方々もいろんな方がいて、でもまだ皆、胸の中に何かを抱えているように感じるから(笑)、とにかく私が「バカだなあ…」って思ってもらえることをいっぱいやっていけば、どんどん面白くなっていくんじゃないかと。本当に楽しいし、稽古が出来ることが幸せです。――稽古が始まったばかりですが、本番の舞台で何が起き、どんなミステリーを味わえるのか、開幕を心待ちにしています。松尾松さんのほかにも神木隆之介くんや大東俊介さん、早見あかりさん、それに小日向文世さんや筒井真理子さん、坂井真紀さんなど、結構ベテランの方々が揃っていて、そうした一流の人たちが一丸となって作り出す、あんまり深く考えなくていいエンタメ作品です(笑)。今のこの時代、シリアスに考え込むようなものを僕はあんまり観たくないから、幸か不幸かそのタイミングには合っているかなと。鬱屈した今の現実から少しでも解放されて、劇場でファンタジックな時間に酔いしれていただければいいな〜なんて思っていますね。松私も台本を読んで、あ、松尾さん、藤本さんはこれをやろうとしているのか!と思った時に、とても嬉しくなったんですよね。皆が難しい顔をして社会に斬り込む……というものとは違う(笑)、正真正銘のエンターテインメントで。これをやるからには、相当なパワーと覚悟が必要だなと思いました。お客様が何も考えずに楽しめる、そんなひとときになることを願って、劇場でお待ちしたいなと思います。松尾難しいことを言うことより、真正面からエンタメを作ることのほうが難しいと思うんですよね。松そうですね、本当に。松尾目指すは“死角がないエンタメ”、そういったものを作りたいなと思っています。取材・文上野紀子撮影:源賀津己COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』【東京公演】2021年11月3日(水)~2021年11月28日(日)会場:Bunkamuraシアターコクーン【大阪公演】2021年12月4日(水)~2021年12月12日(日)会場:森ノ宮ピロティホール
2021年10月20日展覧会「101灯のあかり展」が、2021年10月16日(土)から12月5日(日)までの期間、兵庫県神戸市のアクタス・六甲店にて開催される。バイヤーが選ぶ“101灯の照明”が一堂に集結明かりを灯すというシンプルな機能と、最低限電球の大きさだけあれば成立する“照明”は、インテリアの中でもデザインの自由度が高いアイテム。シンプルな佇まいのものから、オブジェのような煌びやかなものまで無数のデザインの“照明”が存在する。今回開催する「101灯のあかり展」では、そんな“照明”にフォーカス。ペンダント、フロアランプ、デスクランプからポータブルランプ、LEDを使用したアートのような製品など、インテリアショップのアクタスのバイヤーがセレクトした101灯の“照明”を紹介する。定番から復刻品、最新人気まで様々な照明が登場展示する製品は、半世紀以上に渡り世界中で愛される定番の灯りをはじめ、イタリア・ミラノサローネなど海外のデザインイベントで注目を集めた話題作、モダンな機能性とデザインが融合したもの、初登場の新作まで様々。中でも注目の展示製品の一つとなるのが、デンマーク・ルイスポールセン社のテーブルランプ 「PH2/2 The Question Mark」。高いデザイン性を持ち合わせながらも1950年代半ば以降製造が中止されていた逸品が、限定復刻する形で会場に登場する。また、細い棒の上に球体の照明を乗せた名作、フロス(Flos)の「アイシー ライト S2(IC LIGHT S2)」も見逃せない展示製品だ。さらに、オブジェとしても存在感があり、近年さらに人気が急上昇している、ポータブル照明にも注目。海外で注目を浴びる日本人デザイナー・田村奈穂など数々の著名デザイナーが手掛けるユニークなランプをたちをバリエーション豊富に展示する。詳細101灯のあかり展開催期間:2021年10月16日(土)~12月5日(日)開催時間:11:00~19:00会場:アクタス・六甲店住所:兵庫県神戸市灘区新在家1-2-1 サザンモール六甲内入場料金:無料【問い合わせ先】アクタス・六甲店TEL:078-854-1351
2021年10月18日劇場を「ひらく」アクションとして、“ワンコインで観劇することが出来る高品質な演劇”をコンセプトとして上演してきた東京芸術祭の野外劇。今年はその野外劇のコンセプトが新型コロナウイルス感染拡大につながる恐れがあるとし、当初予定していたGLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)での上演から、東京芸術劇場プレイハウスに会場を移しての開催となった。東京芸術祭の野外劇、4年目となる今年は、シェイクスピア作・松岡和子訳の『ロミオとジュリエット』を、バラエティに富んだ作風に定評のある青木豪を演出に迎え、総応募者945名のフルキャストオーディションで選ばれた阿久津仁愛(ジュリエット役)、川原琴響(ロミオ役)をはじめとする出演者14名とともに、「女系一家・モンタギューvs 男系一家・キャピュレット」をコンセプトに構築する。開幕に際し、演出の青木豪からコメントが到着。急遽会場が変更になったなかで、「舞台の外に“野外のような拡がり”を感じさせること」を心がけたという。「“一目惚れ”を扱った中で世界一有名なこの芝居を、今回の演出でご覧になった皆様が、何かしらの解放感を感じて下さったら幸いであります」と綴った。『野外劇 ロミオとジュリエット イン プレイハウス』の上演は10月17日(日)まで。上演時間は約2時間、休憩なし。【青木豪(演出)コメント全文】「野外劇」として準備していたものが、急遽プレイハウスでの上演となったので、演出として心がけているのは、舞台の外に「野外のような拡がり」を感じさせることです。また、今回はロミオのいるモンタギュー家を、ほぼほぼ女性キャストが。ジュリエットのいるキャピュレット家を、ほぼほぼ男性キャストが演じます。「男女の分断が進み、性を自ら選び取るようになった近未来の池袋」という設定です。「一目惚れ」を扱った中で世界一有名なこの芝居を、今回の演出でご覧になった皆様が、何かしらの解放感を感じて下さったら幸いであります。『野外劇 ロミオとジュリエット イン プレイハウス』2021年10月15日(金)~10月17日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス
2021年10月15日舞台・COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』のオンライン取材会が15日に行われ、松たか子、松尾スズキが登場した。演出を松尾、脚本を藤本有紀氏が担当する同作。鳴かず飛ばずのティーン向け小説家(松)が、雰囲気に流されて、書き方も分からない「本格ミステリーを書く!」と宣言。担当編集者(神木隆之介)は呆れながらも構想を尋ねると、どれも見事にアガサ・クリスティーの超有名なミステリーのパクリや犯人が一瞬で分かる設定で、あれこれ修正すると逆ギレする始末だ。仕方なく編集者は構想を手伝うことにする。小説家は壮大なイメージだけは描いており、世間はクリスマスシーズンという思いつきから『クリスマス・キャロル』の世界を舞台にし、そこに登場する極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向文世)が殺されるというミステリーを考え始める。やっと書き終えたと安心して寝ようとした瞬間、「彼は犯人じゃない!」と気づいてしまう。書き直しをしようと慌てて編集者に連絡を取ろうとしたその時、現実でも事件が起きる――。同作について、松は「推理、トリック、アリバイ、色々な情報が出てくるし、一つの場面に出る人物も多くなったり、ギュッと少なくなったり、すごく激しいので、なかなかパワーがいるなっていうのが印象」と述べる。続けて「ふと自分がうるさすぎないか不安になった時は、皆川(猿時)さんに『大丈夫ですかね?』って聞いてます(笑)」と明かすと、松尾から「一番うるさい人に(聞いてる)」とツッコミを入れられていた。また、自身が演じる小説家を通し「(スクルージが殺されるというミステリーは)彼女の容量を上回った想像力で作った物語なのかもしれないけど、基本的に彼女は自分の身の丈と向き合いながら生きてきたように感じて。でも、物語が思わぬ奇跡の広がりを見せる。どんな人にでも細やかな奇跡は起こるのかなっていう彼女の2日間だと思う」と作品の魅力を伝えると、松尾は「すごい。うまいね」と感心した。松尾が手掛ける舞台には今回が初出演となる松。舞台で共演する大人計画のメンバーの印象を聞かれると、「皆川さんとはこれまでにも共演したことがあって、すごく信頼している」と言い、他のメンバーに関しても「すごく素敵です。松尾さんにまっすぐ向いている皆さんの姿を見ていると、本当に勉強になる。なんであんなに純粋なんだろう?って思う。どうにか(芝居を)収めようというのがない。本当に気持ちがいい」と語っていた。舞台『パ・ラパパンパン』の東京公演はBunkamura シアターコクーンにて11月3日〜28日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて12月4日〜12日に上演。公演は11月10日(18:00〜)の回にてライブ配信も実施される。撮影:引地信彦
2021年10月15日舞台・COCOON PRODUCTION 2021+大人計画『パ・ラパパンパン』のオンライン取材会が15日に行われ、松たか子、松尾スズキが登場した。演出を松尾、脚本を藤本有紀氏が担当し、松、神木隆之介、小日向文世らが出演する同作。藤本氏は『ちりとてちん』に続き、2021年後期放送予定の『カムカムエヴリバディ』で2度目のNHK連続テレビ小説の脚本を手掛けるなど、テレビドラマを中心に活躍する脚本家である。そのため、松尾は「ドラマの脚本家の方なので、精密なミステリー劇が上がってくるのかなと思っていたら、すごく混沌としていて」と驚きつつ、「でも伏線、トリックがちゃんとあって、最終的に回収されていくという演劇とドラマが合わさった不思議な作品になっています」と感想を述べた。また、松と神木が掛け合いを見せる舞台冒頭のシーンについて「二人のメジャー感、ポップさは、今まで自分が作ってきた芝居と180度違う感じで新鮮」と伝え、「そのシーンばかり稽古してますね」と笑いを誘う松尾。「元々、松さんとご一緒したくて、以前から何度もオファーをしていたのですが、断られ続けて(笑)。今回、僕以外の人が書いた脚本でやると(オファーを受けてもらった)」「たまたま今回は松さんのバイブスが合致したんでしょうね」などと冗談めかして打ち明けると、松は「違います(笑)!」「そんなことないです!」と首を何度も横に振った。さらに松尾は「松さんの動きが面白いんですよね。無駄がないって言うか。笑いの間って言うのは動きによって決まるのですが、止まるところは止まる、動くところは動くっていうのができている人は笑いができていると思う」と言い、「(稽古の段階で)期待はもう上回っている」と絶賛。また今回、松の歌唱シーンがあることについても「僕は松さんの歌声が大好きで、初めからそれありきということでお願いさせていただきました」と話していた。舞台『パ・ラパパンパン』の東京公演はBunkamura シアターコクーンにて11月3日〜28日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて12月4日〜12日に上演。公演は11月10日(18:00〜)の回にてライブ配信も実施される。撮影:引地信彦
2021年10月15日渋谷・コクーン歌舞伎 第十八弾『天日坊(てんにちぼう)』が、2022年2月に東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンにて上演される。チケットの発売は2021年12月を予定している。宮藤官九郎×串田和美の『天日坊』再び演出家・串田和美と十八世中村勘三郎がタッグを組み1994年に誕生した“渋谷・コクーン歌舞伎”。古典歌舞伎を一から読み直し、現代に重ね合わせて新しい角度から演出する斬新な手法で、『東海道四谷怪談』や『夏祭浪花鑑』など次々と話題作を生んできた。中でも、2012年に宮藤官九郎の脚本、串田和美の演出・美術により初演から145年の時を超えて上演された『天日坊』は、自らの運命を探し求めて邁進する主人公・天日坊の姿が観客の胸を打ち、大きな反響を呼んだ。そんな人気作品『天日坊』が10年ぶりに再演され、大河ドラマ『いだてん』の脚本も記憶に新しい宮藤官九郎と演出家・串田和美が再びタッグを組むことに。中村勘九郎、中村七之助、中村獅童が続投キャストには、前回に続き中村勘九郎、中村七之助、中村獅童が名を連ね、疾走感溢れる作品を舞台上から観客に届ける。『天日坊』あらすじふとしたきっかけから将軍頼朝の落胤になりすまし鎌倉を目指す法策(後の天日坊)。旅の途中で盗賊・地雷太郎とその妻お六と出会い、思いもよらぬ自分の運命を知る・・・「俺は誰だあっ!」狙うは天下!若者たちは壮大な野望と純粋な希いを胸に疾駆する。彼らの人生を賭けた大勝負がはじまるー。公演概要渋谷・コクーン歌舞伎 第十八弾『天日坊』上演時期:2022年2月チケット発売:2021年12月予定会場:Bunkamura シアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1原作:河竹黙阿弥「五十三次天日坊」演出・美術:串田和美脚本:宮藤官九郎出演:中村勘九郎、中村七之助、中村獅童、ほか
2021年10月15日TOHOシネマズによる劇場イベント「10万分の1秒の音響映画祭」が、26日よりTOHOシネマズ日比谷 プレミアムシアターで開催される。同映画祭は、音を「10万分の1秒」単位までこだわり抜いた、TOHOシネマズのハイエンドシアターである「プレミアムシアター」で、音響で注目された邦画・洋画・ジャパンアニメなど、様々なジャンルの作品を鑑賞できるイベント。オープニング作品は音楽コミックの伝説的傑作を映画化した『ミュジコフィリア』、特別招待作品としてジェニファー・ハドソンがアレサ・フランクリンを演じる『リスペクト』を上映。またプレミアム・ミュージック作品としてLOVE PSYCHEDELICOをゲストに迎え、昨年、映画館で行ったライブの模様を収録した『LOVE PSYCHEDELICO LIVE THE GREATEST HITS 2020』を上映する。また、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』などのミュージカル映画から、『竜とそばかすの姫』『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のアニメ作品まで、期間中は様々なジャンルの作品が上映される。同映画祭は、一般1,900円、auスマートパスプレミアム会員・シネマイレージ会員1,200円で鑑賞できる。LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIが、TOHOシネマズ立川立飛の同シアターで音響チューニングを担当したの際のコメントは以下の通り。■LOVE PSYCHEDELICO NAOKI僕達の住むこの世界には、普段人間が気付くことのない無数の「音」が存在します。人間の耳ではとらえにくいと言われている12kHzより上の高音域は普段無音のように感じますが、実はこの高い周波数帯域にこそ、森林浴などで感じることの出来る、木々がさえずるような癒しの音の成分や、自然界で聞ける雨、風の澄み渡った音の奥行きの成分が含まれています。僕達人間が感じている「静寂」は、実は無音ではなくて「音」なんです。この劇場では、今まで映画館では不要とされてきた高い周波数帯域の「静寂」を、切り捨てることなくサウンドとして表現しています。セリフの後ろに埋もれていた背景の静けさや、劇中伴奏のオーケストラの演奏空間の広がりまで全てをよりリアルに体感することが出来ます。また、これまで映画館のような大劇場では、無数のスピーカーが同時に音を奏でることによる「音のズレ」が常に音響技術の課題となってきましたが、この劇場では、音楽界のレコーディング技術のノウハウを導入することによりスピーカー同士の音の遅延を極限まで解消しています。「音」は秒速340メートル。複数のスピーカーからの客席までの距離が34センチ違えば千分の1秒の「音のズレ」が発生して音が滲む原因となります。これまでの映画館の音響調整でも、千分の1秒単位の公式を当てはめたデジタル処理とスピーカー位置の距離計算による音の遅延補正は行われてきましたが、この劇場では、「人の耳」による調整により「音のズレ」は10万分の1秒以内抑えられています。これにより、大劇場であっても、上映中全ての音が目の前でピタリと止まり、繊細な音はより繊細に、力強い音はよりいっそうの迫力をもって皆さんの耳に届くようになりました。自然界の音に近い「自然な音」と、映画製作者の表現したかった音により近い滲むことのない「忠実な音」で、次世代の映画音響をお楽しみください。皆さんと同じ映画ファンとして、このプロジェクトに関われたことを光栄に思います。
2021年10月14日『関西演劇祭2021』が11月20日(土)~28日(日)、COOL JAPAN PARK SSホールで開催される。2019年9月にスタートした「関西演劇祭」。“つなぐ”をテーマに、劇団・観客・審査員やスタッフなど、参加するすべての人をさまざまな形でつなぐ演劇祭として開催されている。何もかもを手作りでスタートさせた2019年の第1回は劇団・クリエイター・観客・演劇関係者やあらゆる媒体をつなぎ、関西から情報発信していく演劇祭として全力を注いできた。第2回となる昨年はコロナ禍の開催で満足できる内容とはならず、参加劇団やスタッフ全員が悔しい思いをしたという。第3回となる今年は“劇団や、スタッフが全力で臨める環境を作りたい”という強い思いから、クラウドファンディングを実施。来年度以降も関西演劇祭を継続し、全国の劇団とメディアなどの橋渡しの常態化を目指す。■イベント情報『関西演劇祭2021』11月20日(土)~28日(日)会場:クールジャパンパーク大阪 SSホール参加劇団:劇想からまわりえっちゃん/劇団不労社 / 劇団5454 / 劇団レトルト内閣 / 試験管ベビー / 創造Street project真夏の太陽ガールズ / メガネニカナウ / 猟奇的ピンク / 笑の内閣フェスティバル・ディレクター:板尾創路スペシャルサポーター:西田シャトナー(劇作家・演出家・俳優・折紙作家)、行定勲(映画監督)、一色隆司(NHKエンタープライズ 制作本部ドラマ番組エグゼクティブ・ディレクター)公式ページ: <関西演劇祭2021クラウドファンディング>プラットフォーム:FANY Crowdfunding( )10月14日(木) 18:00~ スタートリターン内容(一部抜粋):●「1,000円 関西演劇祭を応援!!」関西演劇祭を応援したい!という気持ちで手軽に購入できるリターン。事務局からお礼のメッセージが届く。●4,000円 公演チケット1枚(関西演劇祭2021パンフレット付)公演観劇チケットが一般発売前に購入可能。会場限定パンフレットを贈呈。●1万円 オンラインチケット1枚+演劇祭メモリアルDVD(関西演劇祭2021パンフレット付)会場限定パンフレット、配信公演観劇オンラインチケット、関西演劇祭2021の思い出が沢山つまったDVDをお届け。また、配信番組内での名前紹介、パンフレットには名前を掲載。●10万円 審査員と共に、一般審査員として作品を審査名だたる審査員と共に “一般審査員”として作品を審査、審査終了後は記念写真も撮影・プレゼント。●25万円 全出演者へのお弁当差し入れ新型コロナ感染防止のため差し入れはお断りしている状況だが、全出演者へのお弁当の差し入れを代行。リターンご購入者には、出演者よりお礼動画メッセージをお届け。●100万円 フェスティバルディレクター板尾創路があなたの思い出を映像化!板尾創路が監督を務め、関西演劇祭2021の受賞者が参加し、あなたの思い出を10分の映像作品としてお届け。
2021年10月14日TVドラマで描かれたあの“交換殺人ゲーム”が始まらなかったら…という、もしもの世界の物語『あなたの番です 劇場版』より、新たな予告編とキャスト36名勢揃いのポスタービジュアルが公開された。予告編では、船上ウェディングパーティーを開催する幸せいっぱいの菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)の姿が映し出されるも、叫び声と共に、緊迫したシーンがたたみかける。船という逃れられない状況で連続殺人が起こり、犯人を見つけようとする翔太。しかし、菜奈と翔太が招待したマンションの住人たちは、疑心暗鬼にかられ、次々と常軌を逸した行動をとり始める。また映像ラストでは、菜奈の信じられない姿も一瞬、登場している。さらに今作の主題歌を、Aimerが手掛けることも決定。ドラマオープニング曲の「STAND ALONE」が象徴的だったが、映画のために書き下ろされた新曲「ONE AND LAST」は、「STAND ALONE」の合わせ鏡のような楽曲となっており、ドラマと“もしも…の世界”が描かれた映画の関係性が秘められているという。『あなたの番です 劇場版』予告映像そして新ポスタービジュアルでは、キャスト総勢36名が勢揃い。様々な表情を浮かべる登場人物たちに、赤い印や数字、縄、意味深な手が添えられ、より謎が深まるビジュアルとなった。また、各劇場にて掲出予定の“菜奈と翔太の結婚式風”の大型バナービジュアルもお披露目された。▼Aimerコメント『あなたの番です 劇場版』主題歌を担当させていただきます。Aimerです。ドラマに続いてまたこの作品に音楽で関われることが、本当に光栄で幸せです。劇場版で描かれるのは“もしも…の世界”。主題歌も「STAND ALONE」の合わせ鏡となるような楽曲を、と楽しみながら制作しました。「ONE AND LAST」がみなさんを再び「あな番」の世界へ、より強い力で引きずり込めたら嬉しいです。『あなたの番です 劇場版』は12月10日(金)より全国にて公開。Aimerdigital single「ONE AND LAST」は12月10日(金)配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:あなたの番です 劇場版 2021年12月10日より全国東宝系にて公開©2021『あなたの番です劇場版』製作委員会
2021年10月14日