新制作のウラジーミル・ブルメイステル版『白鳥の湖』上演を半月後に控える東京バレエ団が1月15日、公開リハーサルおよび記者懇親会を開催。斎藤友佳理芸術監督はじめ指導陣と、日替わりで主演する3組のダンサーたちが、作品の魅力、舞台への意気込みを語った。東京バレエ団 ブルメイステル版『白鳥の湖』 チケット情報リハーサルで采配を振った斎藤は、昨年8月に芸術監督に就任したばかり。今回の新たなヴァージョンでの『白鳥の湖』上演は、就任後初のビッグプロジェクトとして注目される。稽古場ではロシアから招いた指導者、モスクワ音楽劇場の元ソリストで、民族舞踊をベースとしたキャラクターダンスの名手として知られたマルガリータ・ルアノ、元ボリショイ・バレエのプリンシパル、ニコライ・フョードロフの姿も。昨年秋にはモスクワ音楽劇場バレエマスター、アルカージー・ニコラエフも来日しており、初演にむけての指導体制の充実ぶりが目を引いた。ブルメイステル版『白鳥の湖』は、1953年にモスクワ音楽劇場で初演、現在も同劇場で上演され続け、パリ・オペラ座やミラノ・スカラ座でもレパートリーとなっている傑作。斎藤にとっても「ロシアで初めて観た時、心を動かされた」という思い出深い作品だ。ドラマティックな演出で知られ、とくに各国の踊りが次々と登場する第3幕が特徴的。指導者ルアノも、「第3幕はドラマティックな要素がとても強い。ダンサーたちは皆、ただ自分を美しく見せるためだけに出てくるのではなく、悪の力によって、王子の意識を虜にするために登場するのです」と、熱く語った。初日にオデット/オディール役で登場するプリンシパルの上野水香は、「新芸術監督のもとでの初めてのブルメイステル版、新鮮な気持ちで取り組んでいる」という。ジークフリート王子役の柄本弾も、「先生方の教えをすべて吸収し、素晴らしい舞台にしたい」と意欲的だ。2日目の主演は、その透明感ある美しさが目を引く渡辺理恵と、ロシアのバレエ団で活躍ののち昨年8月に入団した秋元康臣のペア。3日目には今伸び盛りの川島麻実子と岸本秀雄のフレッシュなふたりが登場する。オデット/オディール役のダンサーたちを「皆、私にとって大切なバレリーナ」と紹介する斎藤。自身のダンサーとしての経験、知識をもって全力で指導に打ち込む姿が印象的だ。王子役を指導するフョードロフも、「自分らしい、“ハンドメイド”の王子を演じてほしい」と彼らにエールをおくった。公演は2月5日(金)から7日(日)、東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年01月19日NTTドコモは、代表取締役社長である加藤薫氏の年頭所感を発表した。内容は以下のとおり。○加藤薫氏の年頭所感謹んで新年のご挨拶を申し上げます。振り返りますと、昨年は競争ステージを「サービスによる付加価値競争のステージ」へ変えていくため、邁進した1年でした。まずサービスでは、3月に「ドコモ光」の提供を開始し、簡単・おトク・便利をキーワードに、屋内で最大1Gbpsの高速通信をワンストップで提供するとともに、主に屋外でご利用いただくスマートフォンや携帯電話と合わせて、おトクにご利用いただけるような環境を整えました。「ドコモ光」は昨年12月21日に契約数が100万を超えて、順調に推移しております。また、4月にはパートナー企業の皆様との協創により、新たな価値を創造する「+d」の取り組みを発表しました。小売、医療・健康、教育・学習、農業、IoTなど様々な分野における取り組みを加速させております。さらに、12月から、日本最大級のポイントサービスである「dポイント」を開始いたしました。これまで主にドコモのサービスを中心にご利用いただいていたポイントが、街のお店やネットのお買い物などで、貯めたり、ご利用いただけるようになりました。また、「DCMXカード」も「dカード」に名称を変えるとともに、よりポイントが貯まりやすくいたしました。今後も「通信」、「dカード(決済)」、「dポイント」の3つを三位一体で拡大してまいります。dマーケットも着実に成長を続けており、約1400万のお客様にご利用いただいております。5月に「dグルメ」を追加し、60万を超えるお客様にお楽しみいただいている他、「dマガジン」については1年3カ月で250万契約を超えるなどご好評いただいております。その他「すきじかん」や「ギフトコ」などの多様なサービスも展開してまいりました。ネットワークでは、昨年10月から、「PREMIUM 4G」で国内最速となる受信時最大300Mbpsを実現し、東名阪のドコモラウンジ等では337.5Mbpsの通信を可能とするなど、お客様に快適に通信いただける環境を整えるとともに、エリアの「広さ」「速さ」および「快適さ」をさらに実感いただけるよう取り組みました。お客様満足度では、国際的な満足度調査の専門機関である株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックのお客様満足度調査で満足度No.1を受賞しました。今後もより多くのお客様からご愛顧いただけるよう、より一層努力してまいります。今年は、昨年に引き続き、競争ステージを変えるため、様々な取り組みを行ってまいります。当社は、一昨年6月に新料金プランを導入し、あわせて過度なキャッシュバック等の販売方法の是正にも取り組んでまいりました。これからも行き過ぎた販売方法について、さらに段階的に見直しを図るとともに、料金についてもお客様の多様なニーズにお応えできるよう、順次見直しを図ってまいります。「ドコモ光」では、お客様の生活をより便利で楽しくするため、サービスを充実させていきます。また「+d」の取り組みについては、「オープン&コラボレーション」でさらに強力に推進します。パートナー企業の皆様とともに、IoT、社会的な課題の解決、地方創生、2020といったテーマに沿って新たな価値の協創に取り組んでまいります。さらにネットワークでは、お客様に「最高の快適さ」をお届けするため、10月には「PREMIUM 4G」で受信時最大370Mbpsを提供する予定です。第5世代移動通信方式の実証実験や標準化の活動においても、2020年度以降を見据え、世界中のパートナーと協力しながら積極的に取り組みを進めてまいります。また、中期目標を着実に達成するため、昨年に引き続き一層の事業の効率化を図り、経営体質を更に強化してまいります。ドコモは、企業の基本使命である「お客様サービスの向上」と「企業の持続的発展」の両面から、今年も取り組んでまいります。
2016年01月05日演劇界の金字塔、つかこうへい作の不朽の名作『熱海殺人事件』が、1980年代に同作品で強烈な印象を残した黄金コンビ、平田満と風間杜夫の出演、劇団☆新感線のいのうえひでのりの演出で鮮やかに復活。初日の幕が開いた12月8日、出演者たちが公演への思いを語った。舞台『熱海殺人事件』チケット情報『熱海殺人事件』の初演は1973年。平田満は熊田留吉役のオリジナル・キャストで、その後木村伝兵衛役に配された風間杜夫とは、1980年から3年間コンビを組んだ。この作品でのふたりの共演は、33年ぶりだという。風間との共演を「良かった。これがひとりだったら浮いていると思うので(笑)」と笑顔の平田。その役柄は新米刑事で30歳、風間の部長刑事は40歳との設定だが、「バレバレですけれど(笑)、シラを切ってやる」(風間)と、実年齢とのギャップを楽しんでもいる。さらに平田は、「いのうえさんが、つかさんの演出をリスペクトし、尊重すると言ってくださった。もちろん、いのうえさん流に変えたところもありますが、昔のままのところも。それがとても感慨深く、稽古の最初の頃は震えました」。風間も「つかさんが亡くなった後、『熱海』をやりたいといろんな人に声をかけていた。それがいのうえさんの演出で、つかさんのお嬢さんと一緒にできるなんて……」と感無量の様子。つかの愛娘、元宝塚歌劇団トップ娘役の愛原実花が婦人警官役を演じるとは、ふたりにとって “奇跡”のような巡り合わせだろう。初めて父の作品に取り組むという愛原。つかについて聞かれると「見守ってくれているんじゃないかなと思う。甘えは許されない、という強い思いでお稽古に入りました」と謙虚に話す。犯人の大山金太郎役を演じる若手実力派の中尾明慶も、役作りのために頭を丸刈りにし、気合い十分。「つかさんが生きてらしたら『お前はもう帰れ』と言われそうですが(笑)、この役をしっかり自分のものにしたい」と抱負を語った。東京公演は、同作のホームグラウンドともいえる紀伊國屋ホールでの上演だ。70年代、80年代の、連日満席の熱気溢れる劇場の様子が偲ばれる。「つかさんはこの作品をいろんなバージョンで上演されましたが、僕には、『熱海』は僕たちがやったものが正解だという変な自負心、ちょっとした嫉妬心もあって、その後はあまり観ていなかったんです。この劇場でやれて、感慨もひとしおです」(風間)。12月26日(木)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。2016年1月から2月に全国9都市で上演予定。チケットは全公演完売、各日若干枚の当日券を発売。取材・文:加藤智子
2015年12月10日「NEWS」の加藤シゲアキ・著の短編小説集を、主演に桐山漣を迎え映像化する土ドラ「傘をもたない蟻たちは」。原作者の加藤さん自身もドラマに出演することで注目を集める本作の主題歌に「NEWS」の新曲「ヒカリノシズク」が決定した。原作「傘をもたない蟻たちは」は、“生と性”をテーマに幅広いジャンルの物語が全6編で紡がれた、加藤さんの4作目にして初の短編小説集。ドラマ化するにあたり、原作から「恋愛小説(仮)」、「インターセプト」、「にべもなく、よるべもなく」という全く異なる魅力を持つ3編を取り上げ、小説の世界感を損なうことなく、それぞれの物語をいわば“因数分解”した上で再構築し、原作とは一味違うエンターテインメント作品に仕上げ4週連続で放送される。第1話は、桐山さん演じる橋本純の物語。橋本ジュンのペンネームで小説を書く若手SF作家の彼は、作家とは名ばかりで唯一の連載が終わり貯金とバイトで食いつなぐ日々を送っていた。そんなジュンに担当編集者の館山(坂田マサノブ)は、恋愛小説を書くように勧める。締め切りが迫るなか、行き詰っていたジュンの前に、ひとりの男(加藤シゲアキ)が現れる。突然家を訪ねてきたその男は、橋本純が生まれ育った那珂湊の幼なじみだった。10年以上ぶりの再会を喜びつつ、小説のアイデアが浮かばずに苦戦していることを話すジュンに、幼なじみは過去にジュンが経験したある事件の話題を持ち出してきた。ジュンはその事件をヒントに、小説「インターセプト」を書き始めるが――。今回、主題歌に決定した「ヒカリノシズク」は、「NEWS」にとっては2016年第1弾シングルとなる新曲。若者の葛藤や迷いにそっと光を当てるような応援歌となっており、歌詞には雨や傘、そして涙といった原作のイメージが散りばめられ、ドラマのエンディングテーマとして聴く者が希望を持てる楽曲に仕上がっているという。原作者として、出演役者として、さらに主題歌を提供するアーティストとしてひとり3役をこなす加藤さんの活躍ぶりに期待したい。「ヒカリノシズク」は2016年1月20日(水)よりリリース。土ドラ「傘をもたない蟻たち」は2016年1月9日(土)23時40分よりフジテレビにて放送(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日一昨年、惜しまれつつ解散したFUNKY MONKEY BABYSのリーダー、ファンキー加藤。昨年2月にソロデビューし、ファンモンの加藤からソロアーティストに。いま、その魅力をさらに増している。「いよいよ立ち止まれなくなったというか、ソロとして走り始めたので、なりふり構わず、ただ前を見て突っ走っています。今年は39か所・44公演をツアーで回り、出会いや再会がありました。一人になってもこんなに応援してくれるのかと感じ、それが新たな原動力になっています」加藤さん自身、ソロでやっていくことを宣言したものの、“3分の1”からのスタートには、実は不安がつきまとっていたと言う。「オレの性格もあるんですが、根がネガティブというか、一つ不安を解消しても、また次の不安が出てくるんです。ツアー中もファンモン解散の傷が癒えてない皆さんが、ソロの加藤を受け入れてくれるか、ずっとモヤモヤしていました。でもライブを観て、良かった、応援するよ、という声を聞き、大きな勇気をもらいました。今まで以上に真っすぐな応援歌を聴いてもらいたい、その気持ちに自信が持てました」ニューシングル『MUSIC MAGIC』は、彼についてきてくれるファンへの思いを、直球で書いた熱いナンバーだ。「ツアー前に、みんなに聴かせたくて作った曲です。お客さんが来てくれるかな、体力持つかなぁ…とか、いつものように心の中がモヤモヤしているとき、その不安を吐き出したくて、思いのたけをノートに書き出し、そのまま歌にしました。歌詞はパーソナルな内容ですが、目の前にいる人に伝えたい思いが、ギュッと込められている曲。ライブの各会場でも、すごく盛り上がりました」後日、この曲をシングルにしたい、とスタッフから請われ、驚くと同時に嬉しかったとか。カップリング曲「少年の声」も、加藤さんの内面に深く切り込んだ異色のナンバーだ。「過去の自分と向き合ってできた曲です。誰でも大なり小なり、悩み多き10代を過ごしていると思うけど、オレは高校3年間、暗黒だったんですよ。人生で最も大切な3年間なのに何も思い出がない。だから、その青春時代を今なお取り戻そうとしているのかもしれない。いま必死で頑張ることで、あの空白にピースを埋めている、そんな気がするんです。オレと同じような日々を送っている若い子たちが、この歌を聴いて、悲観することないぜ、未来はまだまだ可能性あるから、ってメッセージを感じ取ってくれたら嬉しいですね」そして加藤さんの新しいチャレンジも進行中。映画『サブイボマスク』の主役に抜擢されたのだ。役柄は人々に笑顔や希望を取り戻す“暑苦しいほどの熱血漢”だとか。「監督さんがオレの武道館のライブを観て、さらに熱いキャラに脚本を変えたそうです(笑)。俳優はやりたいことのひとつでしたが、まさか主演なんて…。でも引き受けた以上は、全力投球で臨みました。別の人生を疑似体験できる仕事というのかな、こんなに楽しくて刺激的なことはないと感じました。撮影は終わりましたが、嬉しいことに主題歌と挿入歌も任されたので、現場の風景や肌で感じたことを組み込みながら、自分らしい曲を書きたいです」◇ふぁんきー・かとう昨年2月『My VOICE』でソロデビュー。2日連続の武道館公演、全国ツアーも大成功を収めた。俳優として来年の初夏公開の映画『サブイボマスク』で初主演を果たした。◇4th Single『MUSIC MAGIC』【初回生産限定盤CD+DVD】¥1,667 カップリング曲は「つながるから」と「少年の声」。特典DVDはタイトル曲のMVやライブダイジェスト映像を収録。通常盤CD¥1,000(DREAMUSIC)※『anan』2015年11月11日号より。写真・土佐麻理子文・北條尚子
2015年11月10日竹中直人と生瀬勝久による演劇ユニット、竹生企画の舞台『ブロッケンの妖怪』が10月30日、開幕した。初日前日、舞台稽古が公開されるとともに、竹中、生瀬と、今回が初舞台となる佐々木希が開幕直前の心境を語った。舞台『ブロッケンの妖怪』チケット情報4年振り、第2弾となる竹中、生瀬の顔合わせのために書き下ろされたのは、人気劇作家、倉持裕作・演出によるホラーコメディ。物語の舞台は、竹中演じる絵本作家の打越とその担当編集者、生瀬演じる黒柳が取材に訪れた、小さな孤島にぽつんと建つ洋館だ。ふたりの目的は、霧の濃い日、その霧に洋館の影が映り、海の上にもうひとつの洋館が現れるという「ブロッケン現象」の取材。冒頭、洋館に到着した打越と黒柳の台詞の応酬が、観る者を一気に倉持ワールドへといざなう。そこへ、洋館に住む娘・小真代とその母、虹子らが登場。今回が初舞台、フレッシュな魅力に輝く佐々木希と、気品溢れる優美さをまとう高橋惠子が、母娘の間に漂う不穏な空気を醸すなか、物語はどんどんホラーへと突き進む──。舞台稽古後、初日直前の独特の緊張感とともに取材陣の前に登場した竹中、生瀬と佐々木。初舞台ながら「すごく度胸がある」(生瀬)、「舞台に登場した瞬間から、華がある。すごく真面目で、倉持さんの何度も繰り返す稽古にも全然へこたれない」(竹中)とふたりに言わしめた佐々木は、「おふたりの掛け合いが本当に面白い。毎回違ってくるので、一度だけでなく、二度、三度と観ていただきたい」と話す。稽古場ではふたりの先輩から貴重なアドバイスをたくさんもらったとも。「生瀬さんは本当に学校の先生みたいで、タイミングや間についても細かく教えてくださいました」。では竹中さんは?とふられると、すかさず「僕が教えたのはメールアドレスくらい」と笑いをとる竹中だが、生瀬からは「僕は竹中さんに憧れてこの世界に入ったので、夢がかなった。同じ板の上で、先輩にどんとぶつかっていきます」と敬意をこめたコメントが。「怖いですよ。どーんと来ますから!ものすごいエネルギーです」と竹中が応えるとおり、ふたりの個性のぶつかり合いは、この舞台の大きな見どころ。「基本的にはコメディですが、それがどうホラーに展開していくか──。倉持さんは本当によくできた作品を書いてくださった」(生瀬)と倉持も本領発揮、緊迫感に満ちたドラマとなっている。12月5日(土)まで全国各都市で上演。11月12日(木)から29日(日)までは東京・シアタークリエで上演。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2015年11月04日12月1日は世界エイズデー。エイズ啓発運動の一環として、毎年全国各地でAAA(アクト・アゲインスト・エイズ)の催しが行われるが、なかでも異色の存在といえるのが、今年で7回目となるAct Against AIDS 2015「浅草寄席」だ。その中心人物、小倉久寛に話を聞いた。Act Against AIDS 2015 「浅草寄席」 Vol.7 チケット情報「もう7年でしたか!」と、満面笑顔の小倉。渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰、山口良一らと、メンバーは初回からほぼ変わることなく続く、毎年恒例となった寄席。「毎回温かないい雰囲気でやっています。舞台やテレビでなんとなく知っている人たちが喋るわけですから、落語を知らないというお客さんも凄く楽しまれています」7年前の「浅草寄席」のスタート時を振り返ると「当時、アミューズミュージアムが出来たタイミングで、そこをいい形で利用できないかという話に。ちょうど、落語やりたい!とブームになっていた時期で(笑)、そういえば周りに落語好きな人が何人もいたな、と皆に電話してみたら、直前だったのに『その日空いてる、出る出る!』って(笑)。あの忙しい人たち全員がですよ。こりゃもう奇跡だって思いましたよ」初回以来、毎年全員が12月1日のスケジュールを空けて待っているという。出演者にとっても外せない、楽しみな一日なのだ。「落語、楽しいですよ!覚えるのが大変で、それはもうこの上ない“苦しみ”だけど(笑)。10年くらい前、初の落語で『時そば』をやった時は、うなされました。でも、当日は本当に楽しい。お客さんが僕の話を聞いて笑ってくれていると思うとね。今回やるのは『反対車』。落語で一生懸命“お芝居”します」全員が芝居、コントで長年実績を誇る笑いの達人だけに、各々の持ち味が炸裂。落語の枠を超えた独特の笑いが期待される。「落語には素敵な人情噺がいろいろありますけど、そういうのは一切やらない(笑)。皆、プロとは違ったアプローチをするだろうし、プロならやってはいけないようなことも平気でやっているかも。多分、渡辺さんはそういうことを凄くやっていると思うし(笑)、マクラも飛び抜けて面白いんですよ。僕はね、柳家小三治師匠の『船徳』が大好きで、いつか力がついたら『船徳』をやりたいと思っていて……。この寄席、ずっと続けていきたいですね」ウクレレ漫談のウクレレえいじ、ひとりコントで知られるオオタスセリ、司会には劇団スーパー・エキセントリック・シアターの良田麻美が出演。寄席らしい、賑やかな笑いに溢れたひと時となるだろう。公演は12月1日(火)、アミューズミュージアム 6F イベントスペースにて。チケットは10月25日までインターネット抽選先行プレリザーブを受付中。取材・文:加藤智子
2015年10月23日個性派俳優、竹中直人と生瀬勝久のふたりによる“竹生企画”第二弾の舞台『ブロッケンの妖怪』の稽古が進行中。開幕まで3週間あまりとなった10月上旬、その稽古場が公開された。【チケット詳細はこちら】4年前の竹生企画第一弾と同じく、人気劇作家の倉持裕が作・演出を手がけるこの舞台。“ホラーコメディ”と銘打たれるだけに、笑いと怪奇が交錯する倉持ワールドと、竹中、生瀬らの無類の個性がいかに絡み合うのか、期待は自ずと高まっていく。静やかな緊張感が漂う稽古場。竹中、生瀬両氏がその通る声で場の空気を牽引しながら、同作が初舞台となる佐々木希を気遣い、さりげなく手引きする場面も見受けられた。舞台は孤島にぽつんと一軒建つ、大きな洋館。竹中演じる絵本作家の打越と、生瀬演じる編集者の黒柳、打越の恋人の桃(安藤聖)は、この島の“ブロッケン現象”──霧の濃い日に洋館の影が霧に映り、海の上にもうひとつの洋館が現れる現象を取材に来た。ここに暮らすのは、高橋惠子、佐々木希が演じる虹子と小真代という母娘。そこに使用人の稲井(大貫勇輔)と生活必需品を運ぶ船乗りの泊(田口浩正)が加わり、役者が揃う。洋館の一室にまず現れたのは竹中と佐々木。見慣れぬ光景に好奇心いっぱいの竹中と、何か秘密がありそうな佐々木。お互いの正体を探りながらの、可笑しなやりとりがひとしきり続く。「会話をするなかで、だんだんに」と、ふたりの接近を促したり、きっかけを定めたりと、倉持の緻密な指示で徐々に物語の焦点が明白に。いっぽうで、互いに一歩もひかない生瀬と安藤の激しい台詞の応酬に、ぐいぐいと引き込まれる。そして高橋が登場、ドラマは一気に動き出す。美しく上品ながら、何か隠しごとがありそうな彼女、良好とは言えない母娘関係、亡き夫のこと、小真代に対する稲井の使用人らしからぬ強気な態度、そして、霧の中に現れたもうひとつの洋館──と、ホラーへと突き進む要素が次々と示される。場面変わって外は嵐に。暴風雨の中、必死に進もうとする大貫の体当たりのダンスでコメディ感は高まるも、打越の行方不明が発覚。虹子は彼らの滞在が約束の期限を過ぎていると苛立ちを見せ、緊迫感は徐々に増していく。黒柳が彼女を問い詰めるも、謎は深まるばかり。打越はどこへ?霧の中に現れるもう一軒の洋館の秘密とは──。実力派強力タッグが紡ぎ出す、手に汗握る展開が期待される。10月30日(金)より11月1日(日)まで東京・シアター1010にて。その後全国各都市で上演予定。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2015年10月21日注目のイットガールが登場する新連載。第7回のゲストは、人気沸騰中のモデル、野崎智子さん。9万人超えというインスタグラムのフォロワー数からも、注目度の高さがうかがえる。「ここ1年で急激に増えて、自分でもびっくりしています。モデルになるのは子供の頃からの夢だったので、いろんな雑誌で自分を表現できる今が、本当に幸せ。かわいくもかっこよくもなれる、振り幅の広いモデルになるのが次なる目標です」。個性的なスタイルも人気の秘密。「ひと昔前の映画を参考にすることが多いです。この髪型のイメージは、’90年代のウィノナ・ライダー!」◇のざき・ともこ1993年生まれ。スペインやフィリピンの血を引くハーフ。一昨年デビュー。現在『NYLON JAPAN』や『mini』などで活躍中。インスタグラムのアカウントは@tomoconozaki◇外食も好きだけど、最近は自炊も楽しい。「アイスが好きで毎日食べちゃうので、栄養を摂れる料理を作ります」◇コーヒーが大好き。毎日飲んでいます!「行きつけのコーヒースタンド、『Bubbles Chill』のラテがすっごくgood」◇直線的なラインがお気に入り。「最近髪をボブにしたの。気に入ったので、しばらくはこれでいくよ♪」※『anan』2015年6月24日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2015年06月23日6月4日、ナタリヤ・マカロワ振付・演出『ラ・バヤデール』の公演を直前に控えた東京バレエ団が、記者懇親会を開催、同作の指導にあたっているオルガ・エヴレイノフと、主演ダンサーの上野水香、柄本弾が、作品への思いを語った。東京バレエ団『ラ・バヤデール』チケット情報マカロワ作品の指導で世界的に知られるエヴレイノフだが、「1988年からこの作品を指導しています。マカロワ版は、魔法のクオリティをもっていて、ピュアな踊り、美しいライン、ほかとは違う何かがある。そのフレージング、ムーヴメントはとても優雅。だからこそ、私は彼女の作品に惹かれたのでしょう」という。1877年、サンクトペテルブルクで初演された『ラ・バヤデール』は、古代インドが舞台のエキゾティックな雰囲気が魅力のバレエ。禁断の恋をめぐる愛憎劇、“影の王国”の場での女性の群舞など見どころが多く、とくにこのマカロワ版は、アメリカン・バレエ・シアターはじめ世界の著名バレエ団が上演する名ヴァージョンだ。「ロシアで上演されていた版と最も違う点は、失われていた終幕を新たに創り直し、登場人物3人のストーリーをしっかりと終わらせて見せていること。近年上演されている多くのヴァージョンはマカロワ版を基本としていると言えますが、この版の力強さゆえでしょう」。2009年以来、上演のたびに東京バレエ団で指導を手がけているエヴレイノフ。東京バレエ団について尋ねられると、「パーフェクト!コール・ド・バレエが本当に素晴らしい。他の国ではこれほどのコール・ドを観ることはできませんよ」。懇親会に先立って行われた公開リハーサルでも、“影の王国”の女性群舞が、エヴレイノフの声に応えながら見事なアンサンブルを創り上げていた。本公演では、海外からのゲスト、アリーナ・コジョカルとウラジーミル・シクリャローフの主演も予定されているが、主役については「これまで培ってきたものすべてを出さなければいけない」と、その難しさを指摘。3度目の挑戦となる上野は、「ニキヤ役は初演の時から踊らせていただいていますが、踊るたびに、どんどん大切な役になっている。より深く、よりクオリティの高い踊りを目指したい」。ソロル役の柄本は「昨年8月、東京バレエ団50周年〈祝祭ガラ〉で“影の王国”を踊る機会に恵まれました。全幕では今回が初ですが、指導していただいていることを忠実にできるよう、日々努めています」と、魅力ある新ソロル誕生を期待させる。公演は、6月11日(木)から13日(土)まで、東京文化会館 大ホールにて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2015年06月08日バレエ、JAZZ、STREET、コンテンポラリーと、様々なジャンルで活躍する男性ダンサーたちによるダンスエンターテインメント、GQが4年振りに公演を行う。GQ2015 GABBYという名のもと、振付を手がける新上裕也を中心にリハーサルが始動した5月初旬、出演ダンサー6人が舞台の魅力を語った。GQ2015『GABBY』チケット情報「とにかくよく回る、高く跳ぶ、柔らかい!」と稽古場での皆の様子を語るのは、辻本知彦。シルク・ドゥ・ソレイユ出演のほか、多彩な活動を展開する彼も、「よくこれだけ集まった。伝説となるようなキャスティング」と話す。出演者19人は、内外の権威あるコンクールに入賞、海外の舞台で活躍するなど、実力派ばかり。振付も手がける辻本は、「ストーリーに寄り添い、ダンサーたちを、素材をよく見て料理する。厳しくやっています」と意欲的だ。ミュージカル『キャッツ』への出演で知られ、“よく回る”という形容がぴったりの蔡暁強は、「すでにドキドキしている」と興奮気味、ストリートダンスのJOEY BENIも、「本番はよりすごい化学反応があるはず。客席で観たいくらいです(笑)!」。一方、バレエダンサーの吉本真悟は「踊り方は違っても、何か通じるものがある」。また「“全力以上”を出し切らないと、見破られてしまう」と話すのは、バレエ界の若手注目株、西岡憲吾だ。熊川哲也 Kバレエ カンパニーや海外での実績も多い清水健太は、「様々なジャンルのダンサーが、全員でひとつのものを創る──。その空気感が、とても心地よい」。実際、稽古場の空気はすこぶる熱い。ストリートダンスのキレのいい回転技に目を奪われた次の瞬間、佐々木大、横関雄一郎ら凄腕バレエダンサーたちのダイナミックな跳躍が空間を埋め尽くす。皆がパワー全開。そのエネルギーに、圧倒される。さらに、米国からバレエ界のヒーロー、ラスタ・トーマスがここに加わる。ジャクソン国際バレエコンクールの金賞受賞者だ。同じコンクールのジュニアの部で入賞した吉本は、彼の踊りに「一体何なんだ!!」と衝撃を受けたそう。「そんな相手に対峙する──さあ、どうなるんだ!?というワクワク感があります」。そうした優れた男性ダンサーが集結してこそ表現されうる、極上の舞台が実現するというわけだ。公演は6月10日(水)から14日(日)まで東京・EX THEATER ROPPONGI、6月19日(金)から20日(土)まで福岡・キャナルシティ劇場、7月4日(土)から5日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2015年05月14日1976年以来3年に一度のペースで催され、その規模、出演者の華やかな顔ぶれで知られるバレエの祝祭、世界バレエフェスティバルの開催が、今年8月に迫り、開幕を待ち望むムードが一気に高まっている。第14回世界バレエフェスティバル チケット情報39年前の第1回で、当時世界三大バレリーナとして名を馳せた、マイヤ・プリセツカヤ、マーゴ・フォンテイン、アリシア・アロンソが同じ舞台に立つ“歴史的事件”で世界を驚嘆させたというこのフェスティバル。その後も、『ボレロ』で一躍世界的スターとなったジョルジュ・ドン、パリ・オペラ座の風雲児パトリック・デュポン、百年にひとりの天才と讃えられたシルヴィ・ギエムなど、時代を代表する数々のスターたちが出演。幾つもの伝説的舞台がここで生まれ、毎回、その目撃者たらんと多くの観客が劇場に詰めかけた。上演作品も、古典から20世紀を代表する振付家の作品、より現代的、先鋭的な作品までと実に多彩、バレエの現在の、その全体像を見渡すまたとない機会にもなっている。14回目となる今回もAプロ、Bプロとふたつのプログラムが組まれ、参加ダンサーは現時点で38名と史上最大規模に。皆、世界トップクラスのダンサーばかりという豪華さだ。パリ・オペラ座エトワールとして気品溢れる舞台で世界を魅了、現在はウィーン国立バレエ団を率いるマニュエル・ルグリや、世界のプリンスとして知られるウラジーミル・マラーホフの参加をはじめ、昨年のパリ・オペラ座バレエ団日本公演『椿姫』での感動が記憶に残るオレリー・デュポン、同じくオペラ座の美しき貴公子マチュー・ガニオ、イングリッシュ・ナショナル・バレエからは芸術監督として活躍中のタマラ・ロホ、近年は現代作品等で新境地を見せるアリーナ・コジョカル、シュツットガルト・バレエ団を代表するプリンス、フリーデマン・フォーゲル、ロシア勢ではボリショイ・バレエのプリマ、マリーヤ・アレクサンドロワ、マリインスキー・バレエのウリヤーナ・ロパートキナにディアナ・ヴィシニョーワ、ノヴォシビルスク・バレエ他で芸術監督を務めるイーゴリ・ゼレンスキーらの名が連なる。こうした経験豊富なダンサーから、将来楽しみな注目ダンサーまでがずらりと勢揃い、このフェスティバルならではの高水準の、熱気に溢れた、ゴージャスな競演が期待されている。公演は8月1日(土)から13日(木)まで東京文化会館にて。チケットの一般発売はは4月18日(土)午前10時より。取材・文:加藤智子
2015年04月14日2月13日、東京バレエ団プリンシパルの斎藤友佳理が8月1日に同団の芸術監督に就任することが発表され、バレエ団を運営する公益財団法人日本舞台芸術振興会の高橋典夫事務局長、現芸術監督の飯田宗孝、斎藤友佳理が出席し、記者会見が行われた。東京バレエ団 チケット情報創立50周年記念を迎えた東京バレエ団は、一昨年12月より創立50周年記念シリーズを展開。その一環として、稀代の貴公子ダンサー、ウラジーミル・マラーホフをアーティスティック・アドバイザーに迎え、充実の活動を続けている。高橋事務局長は「50周年事業の最後の仕上げとして、斎藤友佳理を芸術監督に迎えたいと当初から考えていた」とコメント、彼女のプリマ・バレリーナとしての活躍や、モスクワでも指導したという『ラ・シルフィード』等での指導者としての実績を紹介。飯田現芸術監督も「これからの時代の指導者として最も相応しい人材」とし、自身はバレエ団総監督佐々木忠次の補佐として、団長という肩書きで東京バレエ団、東京バレエ学校を監督すると述べた。斎藤は「愛する東京バレエ団をさらに大きく飛躍させる一助になればと、周囲の勧めもあり、お引き受けしました」と穏やかに語り出すも「指導体制の統一」を目指し、さらなるレベルアップに挑むと力強く述べた。また、「最初の最も大きな仕事は、来年2月に予定されている『白鳥の湖』。これは、ブルメイステル版を上演することが決まりました。版権を所有するブルメイステル氏のお嬢さんとようやく交渉できたのです。1953年初演の、演劇性の高い『白鳥の湖』です」また、8月には新制作の“子どものためのバレエ『ドン・キホーテ』”上演、11月・12月のシルヴィ・ギエム ラスト・ツアーで、東京バレエ団はウィリアム・フォーサイス振付『イン・ザミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』バレエ団初演、イリ・キリアンの『ドリームタイム』を上演。今後は、『ザ・カブキ』をはじめとするオリジナル作品、ベジャールの『ボレロ』『春の祭典』等、限られたバレエ団でしか上演されない作品の上演を継続していくほか、「これから先は、レパートリーの選択が重要なカギ」と指摘、20世紀の傑作や新作にも取り組みたいという。さらには、指導することの喜びに触れ、「これが、自分が求めていたことだったのだと確信した。覚悟はできています」と決意をのぞかせた。斎藤友佳理芸術監督就任を控えた東京バレエ団は、6月に同団の代表作のひとつ『ラ・バヤデール』公演を予定している。公演は6月11日(木)から13日(土)まで、東京文化会館 大ホールにて。チケットの一般発売は2月21日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を実施中、2月18日(水)午後11時59分まで受付。取材・文:加藤智子
2015年02月17日横浜DeNAベイスターズは1月16日、現取締役オーナーの春田 真氏に代わり、ディー・エヌ・エー 取締役で創業者の南場 智子氏が新オーナーとなることを発表した。横浜DeNAベイスターズは、2012年よりDeNA傘下。2011年まで4年連続最下位になるなど低迷していたが、親会社変更後は2013年と2014年に5位となるなどチーム状態の改善が見られ、観客動員数も増加している。南場 智子氏は1999年にディー・エヌ・エーを設立。2011年6月、家族の看病を理由に代表取締役兼CEOを退任し、取締役となっていた。今回の就任で、プロ野球界初となる女性オーナーとなった。南場 智子氏はオーナー就任について以下のコメントを発表している。「DeNAがプロ野球界に参入してから3年間が経ち、いろいろな感動のあるシーズンを経験できました。この3年間でチームは少しずつ強くなり、来場者数も4割以上増え、どんどんいい球団になっていると感じています。より強く、より楽しく。ファンのみなさまにもっともっと楽しんでいただける球団にしていきたいと思っています。これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします」なお、現オーナーの春田 真氏は6月に開催するディー・エヌ・エー定時株主総会をもって任期満了となり、取締役を退任するとしている。
2015年01月17日伊勢丹新宿店本館5階アートギャラリーでは、2015年1月2日から6日まで「中原亜梨沙・宝居智子 華やぎの色 日本画二人展」を開催する。また、同会場では「浅香弘能の彫刻展 -華BUKIMON- 」も行われる他、同館6階催物場では若手アーティストによる作品展(5日まで)も開催。同店では正月、新春にふさわしいアート作品を随所でフォーカスする。中原亜梨沙と宝居智子による日本画展は、同年齢の2人が新春をイメージした華やかで麗しい作品を制作、両名とも約10点ずつ新作を発表する。中原が描く作品『はじまりの朝』(23×27.3cm/17万円)は、雲肌麻紙(くもはだまし)という福井県越前市で生産される和紙に、岩絵具や水干絵具などで描き、華やかな和装ながらも、凛とした眼差しの女性の顔が描かれる。この他、正面を見つめた女性の目元が美しい印象の『とばり』(3号サイズ/12万円)も販売。中原は1984年生まれで、東京藝術大学大学院修了後、三菱アートゲートプログラムに入選。現在は生活の友社の『アートコレクターズ(ART collectors’)』(2014年4月号)や『美術の窓』(2013年6月号)の表紙などを手掛けた。宝居が描く作品『扇面紅白梅図』(38×45.5cm/18万円)は、雲肌麻紙に金箔や金泥、白金泥なども画材に取り入れ、琳派(りんぱ)の要素も感じられる華やかな紅白梅図だ。『牡丹の乙女』(3号サイズ/10万円)は、絹本(けんぽん)着色という絹に色彩をつけて描く技法で女性の横顔を描いた。宝居も1984年生まれで、女子美術大学卒業後、2011年には第22回 臥龍桜日本画大賞展に桜入選。現在は日本の美しさをテーマに美人画や動植物を中心に作品を制作している。両氏は、1月2日から4日まで、各日11時から17時まで来場する。また、同会場で開催される浅香弘能の彫刻展では、刀や手裏剣などの古武器が大理石や御影石で制作され、素材特有の質感に加え、細部にまで施される彫りなどを表現。同氏のモダンで斬新な和の世界を見ることができる。会場では、黒御影石や白大理石を始め、プラチナ箔まで施される薙刀(なぎなた)の「華BUKIMON -昇炎龍- 」(230×45×125cm/220万円)、太刀(105×15×27cm/88万円)や小刀(70×15×25cm/68万円)まで販売される。同館6階催物場では「アートのチカラ -若手アーティストのWA- 」と題し、現役美大生から現在活躍中の作家まで、次世代アーティスト90名の絵画や立体作品、約400点を一堂に紹介するイベントが行われる。同イベントでは、新年の干支“未(ひつじ)”と“縁起”をテーマに、参加アーティスト全員が1人1点ずつ制作した作品と絵馬も紹介。各アーティストの作品を購入した客には、そのアーティストが制作したオリジナル年賀状がプレゼントされる特典もあるという。
2014年12月26日加藤ミリヤが2015年3月20日(金)千葉・市原市市民会館より過去最大規模の全国ツアーを開催する事が決定した。同ツアーは、加藤ミリヤが今年デビュー10周年を迎えた事を記念して開催。6月21日(日)神奈川・横浜アリーナまで、27公演が予定されている。また、同ツアーに先立って、10月29日(水)に10周年記念アルバム『MUSE』を発売。同作には『YOU... feat. 仲宗根泉(HY)』、中島美嘉×加藤ミリヤでリリースされた『Fighter / Gift』のシングル曲のほか、AI、青山テルマ、JASMINE、SUGAR SOULとの共演楽曲が収められている。なお、チケットの一般発売に先がけて、モバイル会員限定先行を実施中。受付は10月7日(火) 午後11時59分まで。■加藤ミリヤ 10th Anniversary "A MUSE" Tour 20153月20日(金)市原市市民会館大ホール(千葉県)3月27日(金)オリックス劇場(大阪府)3月28日(土)オリックス劇場(大阪府)4月4日(土)長良川国際会議場メインホール(岐阜県)4月5日(日)四日市市文化会館(三重県)4月18日(土)ホクト文化ホール大ホール(長野県)4月21日(火)渋谷公会堂(東京都)4月22日(水)渋谷公会堂(東京都)4月28日(火)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県)4月30日(木)アクトシティ浜松大ホール(静岡県)5月1日(金)神戸国際会館こくさいホール(兵庫県)5月5日(火・祝)島根県民会館大ホール(島根県)5月6日(水・祝)倉敷市民会館(岡山県)5月8日(金)広島文化学園HBGホール(広島県)5月10日(日)アルファあなぶきホール大ホール(香川県)5月16日(土)旭川市民文化会館大ホール(北海道)5月17日(日)ニトリ文化ホール(北海道)5月19日(火)リンクステーションホール青森(青森県)5月21日(木)仙台サンプラザホール(宮城県)5月22日(金)郡山市民文化センター大ホール(福島県)5月27日(水)本多の森ホール(石川県)5月29日(金)新潟県民会館(新潟県)6月9日(火)鹿児島市民文化ホール第一(鹿児島県)6月10日(水)宮崎市民文化ホール(宮崎県)6月12日(金)福岡サンパレス(福岡県)6月13日(土)福岡サンパレス(福岡県)6月21日(日)横浜アリーナ(神奈川県)
2014年10月02日今年創立50周年を迎え、多彩なプログラムによる記念公演シリーズを展開している東京バレエ団。そのハイライトともいえる11月の公演、モーリス・ベジャール振付『第九交響曲』のリハーサルのために、モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督ジル・ロマンが来日、3月10日、彼を囲んでの記者懇親会が行われた。この公演は、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団との共同制作によるもの。「私たちのカンパニーと東京バレエ団には、とても深い繋がりがあり、以前(2010年)にも『春の祭典』を共同プロジェクトで上演しました。そしていま、この時代に『第九交響曲』を上演することは非常に重要なことだと思います。この作品のテーマは、博愛。これは、現代においてとくに重要なテーマだと思われるのです」と話す。『第九交響曲』は故モーリス・ベジャールが1964年にベートーヴェンの交響曲第9番に振付けたバレエ。ダンサーとオーケストラ、独唱者、合唱団、と総勢350人及ぶアーティストたちが一体となって織りなす壮大なスペクタクルは、日本では1999年にパリ・オペラ座バレエ団が上演、そのスケール感と当時のオペラ座スターたちの華やかな競演が話題に。数々の傑作を遺したベジャールだが、「モーリスはこの作品を、“ダンスによるコンサート”だと言っていました。ここには特別なドラマトゥルギーやドラマ性は反映されません。モーリスの作品の中で、これは、音楽に奉仕するバレエ、音楽的な作品として位置づけられるものです」と説く。東京バレエ団がまず取り組んでいるのは、第一楽章。“闘争”がテーマというこの楽章をまず東京バレエ団が踊り、「その後、すべての楽章で、私たちのカンパニーと東京バレエ団を融合させていきたい。11月の公演までまだ時間があるので、それぞれのダンサーの適性を見極めながら、最終的に、作品の中にふたつのカンパニーをより融和させた形にもっていけたら、と考えています」。今回の公演では、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団、さらにズービン・メータ指揮によるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏という、稀に見る豪華共演が実現する。メータについては「とても尊敬しています。ベジャール作品に深い理解を持たれていたことがとても印象的で、その音楽性を賞賛されていました」。世界的マエストロとバレエの、またとないコラボレーションに期待が高まる。11月の東京での公演ののち、上海公演のほか、来年にはヨーロッパツアーの計画が進行中という。公演は11月8日(土)・9日(日)、東京・NHKホールにて。チケットは7月発売予定。取材・文:加藤智子
2014年03月12日昨年のアルバム『M BEST』ツアーのステージに若旦那をゲストに迎えて久々に聴かせた「LALALA」に会場が熱狂していたことが記憶に新しい加藤ミリヤ。二人で向き合って「LALALA」というひとつの作品を生みだしてから5年の月日を経て、10代だったミリヤは今、24歳の大人の女性となっている。そんな今の彼女と、プロデューサーとしても様々なアーティストとのコラボで表現の幅を広げる若旦那が再びタッグを組んで届ける「LOVERS partⅡ feat.若旦那」。若旦那が男ゴコロを描く「LOVERS」と対になる今作で、ミリヤが聴かせたかった女ゴコロとは…。久しぶりのコラボレーション楽曲制作中の二人の様子や、24歳の今の恋愛観など、彼女を直撃した。●若旦那とお互いの恋愛観の共通点を探して歌詞に反映したExcite:「LOVERS partⅡ」は久しぶりの若旦那との1曲。「LALALA」以降も若旦那とは交流は続いていたんですね?ミリヤ:そうですね、一緒にライヴをしたり。昨年の私の『M BEST』のツアーに若旦那に参加してもらって、久しぶりに「LALALA」を何回かやらせてもらったんです。その時に若旦那も私も「LALALA」という曲に対して改めて手応えを感じて。ファンのコたちも「LALALA」は今でも好きな曲だし、しかも私が10代の時の曲なので、また今の自分として何かやれたらいいなってことはツアーの間も思っていて。そうしたら若旦那の方から“やらない?”ってお話をいただいたんです。Excite:1組のカップルの物語を、同じ時間軸で切り取って双方から描くという作り方は新鮮ですよね。アンサーソングではなく同時発売で。ミリヤ:どんなやり方がいちばん面白いかなって考えていくうちに、一つの“LOVERS”というプロジェクトにして、「LOVERS feat.加藤ミリヤ」は若旦那名義の曲としてあって、私名義の方は「LOVERS partⅡ feat.若旦那」という形で2パターンを出そうってことになったんですけど、最初のアイディアを出す時には本当にいろいろと話をしましたね。Excite:たとえばどんな話?ミリヤ:歌詞について、いちばん深く話し合いました。若旦那も歌詞に対してメッセージ性をすごく大切にしている方なので、歌詞は重要だねって話になって。最初は若旦那が「オレはこういうのがいいと思うんだよね」って言っていた内容があったんですよ。「もう考えてあるんだよね」って。ただ、ラブソングにしようっていうのはあったんですけど、その若旦那の方向性というのに、私は全く共感できなくて(笑)。若旦那と私は世代も違うので、まずはお互いの恋愛観の共通点を探しましょうってことで話を進めていったんです。Excite:最初の提案はどんな内容だったの?ミリヤ:私くらいの年齢の女のコが、すごく年上の年齢の男の人と付き合っていて。その男性はバツイチで…って設定がすごく細かいんですよ(笑)。そのバツイチの男の人と付き合っている20代前半の女のコは、結婚をしたいと思っていて、彼の方は1回失敗しているから彼女のことをすごく好きなんだけど、再婚の1歩に踏み出せなくて。そうして気持ちがスレ違ってしまってる…というのはどう? って。でも私はそういう経験をしたことがないので、多分歌詞を書けないし…。本当にブレストレベルなんですけど。Excite:却下されて若旦那は?ミリヤ:「いいと思ったのになぁ~…」って言ってました(笑)。そこからはお互いの恋愛観みたいなものをすり合わせていく形でいろいろと話をしてまとまっていって今の形になりました。●求めるだけではなく、ありのままのあなたを受け入れる女神的要素Excite:時代、時代で等身大の女性像を描いているだけに「LALALA」の時と今とに違いはあった?ミリヤ:それはあると思います。「LALALA」の頃とは、自分も変わってきたとも思うし、若旦那の方でも、恋愛観は変わってきてるって話をしていて。昔は「黙ってオレについて来い」っていうのが男性像だとすると、今ってそうではなくて、自分は逆に3歩後ろから女の人を見守るっていう恋愛観で、それが理想の恋愛像だと思っているっておっしゃっていて。そこをお互いが共感して、曲のテーマが決まっていった感じですね。Excite:そんな今回の「LOVERS partⅡ feat.若旦那」を書くにあたって、いちばん意識した女のコ像というと?ミリヤ:女神的要素ですね。Excite:女神的要素?ミリヤ:受け入れるってことです。100%。昔は「こうだったらいい」っていう自分の理想の男性像や、こういう関係性がいいっていう理想があって、そこに対してちょっとでも「あれ?」って思うことがあるとガッカリしたり、「この人じゃないんじゃないか」って恋愛を見ていて。でも今は多少、違うなって思ったとしても、それはその人の個性として100%受け入れられるようになっている自分がいて。逆にそれも楽しめるというか。何それって思っても「こういう人もいるんだな」とか「彼はこうだから」っていう風に、どんなあなたも受け入れるってことができるようになったんです。そうなったことで、ちゃんとその相手の人のことを好きになっているんだなって自分では感じていて、それを伝えたかったんです。Excite:懐が大きい感じがします。ミリヤ:求めているだけじゃない。ありのままのあなたを受け入れているっていうところを。キャラクターとしては自分の中で書いてきた人物像としても新しいタイプだったなと思います。●歌が前に出てくる曲を自分が求めているExcite:そんな今作ですが、若旦那のバージョンを聴いた感想は?ミリヤ:最初に若旦那版の方を作ったんですけど、それが本当にカッコよかったんですよね。トラックとか若旦那の方はけっこうラップっていう感じだし、そういうヴァースにもなっているので、逆に私の方はすごく柔らかい世界観の曲にしようっていうのがあったし、改めて若旦那の書いている歌詞はすごく刺さるなとも感じましたね。多分、男の人はこういうことを言ってほしいんだろうなって思うような曲でした。Excite:完成したからこそ言える、若旦那バージョンの“ここにグッと来た”というポイントは?ミリヤ:歌詞がいいですよね。1回聴けば覚えられる。自分にはない、メロディーのキャッチーさみたいなものはヴァースの中ですごくあるなって思います。そこが好きです。Excite:実際にこの“LOVERS”の二人はどうなっていくと思う?ミリヤ:ずっと一緒にいると思います。そう想像しながら書きましたから。恋人たちってみんなスレ違っているけど、それって本当に些細なところですれ違っているだけ。本来はお互いに大切に想い合っているんだけど、自分の経験からしても、本当に好きなのに、微妙にスレ違っていたり、ずっとスレ違ったままだったりすることって多いなって思うんです。だからこの曲は、ちょっとスレ違う恋人たちのための曲だと思っています。Excite:対する「無口のうた」はビックリするくらいにシンプル。ミリヤ:全部、生楽器で録って。自分の声も1本で全部録っています。Excite:ミリヤちゃんの歌としても今までにない感じが…。ミリヤ:する! 歌い方も全然変えているし、曲の構成もこれまでにない。サビがないという感覚なんです。学校の校歌みたいな作りの曲にしたいなっていうのはあって。それを音数少なく。自分の声とギターとパーカッションとピアノだけの、本当に4人だけで作っている曲っていう感じも入れたかった。Excite:ミリヤちゃん自身からトラックのアイディアを発信していくだけに、いつも頭の中では音楽が鳴っている、という話を前に伺いましたが、24歳になってすごくシンプルになってきたのかなっていうのを感じます。ミリヤ:それはあるかもしれない。明確になってきたというか。年々楽曲のイメージが具体的になっていくし、それが最近はすごくシンプルになっている。歌が前に出てくる曲っていうのを自分が求めているとは思います。Excite:これからどんな楽曲が出てくるのか楽しみです。ミリヤ:今、アルバムを作っているので、いろんなものをまだまだ届けていく予定です。ヤル気がすごくあるので、自分でもどんな作品が出来ていくのか、楽しみです。(えびさわなち)●作品情報『LOVERS partⅡfeat.若旦那』発売日:2012/10/17 初回生産限定盤 ¥1,575 / 通常版 ¥1,223加藤ミリヤ: 公式サイト
2012年10月16日“ロンバケ”から16年10月スタートのフジテレビ系ドラマ(タイトル未定)の阿部寛主演で放送される作品に、女優の山口智子が出演することが分かった。火曜夜10:00~放送のドラマ枠で、2人が夫婦役を演じる。一大社会現象ともいえる人気作品となった「ロングバケーション」(1996年)以来16年ぶりの連ドラ出演となる彼女。ふたたびフジテレビのドラマでその魅力を輝かせる。巨匠監督とタッグも豪華監督・脚本は、これが連続ドラマ初挑戦となる、是枝裕和監督。映画監督としては、「誰も知らない」を手がけ、2004年のカンヌ国際映画祭最優秀男優賞(柳楽優弥)を獲得するなど、各所で高い評価を受け、世界で活躍を続けている。阿部、山口、是枝監督という豪華なタッグでおくられるドラマ。笑って泣ける「ホームドラマ」として、現代をあたたかく、ときにほろ苦く描き出す作品となるそうだ。ナチュラルで輝きを失わない、理想的な年の重ね方をしている彼女だからこそ、久々の連ドラもおおいにハマり役となりそう。オンエアをぜひ期待して待ちたい。元の記事を読む
2012年06月03日加藤ミリヤ新曲「AIAIAI」着うた(R)スタート。新曲にちなんだ「愛の十戒」企画も実施!6月6日にリリースとなる加藤ミリヤの新曲「AIAIAI」の着うた(R)先行配信がスタートした。海外ドラマ『ザ・ファーム 法律事務所』のエンディング・テーマ曲ともなっている今回の新曲は、ミリヤ節炸裂の意欲作となっており、<ふたつ返事でやさしい声でいつも話しかけて><他の誰かと比べないで>と、1~10までミリヤ流の十戎を展開。<その気になればいつでも貴方を手放せるんだから>と言いながらも<男なら泪見せないで 君の代わりに泣くから><私が最後に愛する人は君だけ>と、時に揺れ動く、飾りのない女心を赤裸々に綴った楽曲になっている。この楽曲のテーマに沿って、オフィシャルホームページ特設サイトでは、「彼にしてほしいこと」「彼にしてほしくないこと」をTwitterで募集。集まったファンのつぶやきは特設サイト内で常時表示される他、ウーマンエキサイトにて記事になることも決定している。また、レコチョクでは「恋人同士のルール」を募集。特に応募が多かったものや印象に残った10つのルールを「恋人同士の10カ条」として、通常は楽曲のキャッチコピーが表示されるレコチョクフルのTOPページにて日替わりで掲載される。楽曲とともに、こちらの企画もぜひチェックしていただきたい。リリース情報New Single『AIAIAI』2012.06.06リリース※5/16~着うた(R)配信スタート【初回生産限定盤】CD+DVDSRCL-7984~5/¥1,575(税込)【通常盤】CDSRCL-7986 /¥1,223(税込)・ 加藤ミリヤ オフィシャルサイト ・ 加藤ミリヤ シングル『AIAIAI』特設サイト
2012年05月17日アーティスト加藤ミリヤの世界観を体感できるセレクト『M SELECT』が、ソフトバンクモバイルの「スマセレ」に登場。(スマセレ=スマートセレクト。スマートフォンを簡単操作で、自分好みにカスタマイズできるサービス。)『M SELECT』では、特別に撮りおろした加藤ミリヤのビジュアルを背景に設定することができる。また、加藤ミリヤのスマートフォンサイトにすぐにアクセスできるブックマークアプリの他、音楽やおしゃれが大好きな女の子の生活にハッピーを提供してくれるアプリがたくさん。加藤ミリヤは、現在全国ツアー『KAWI JAMELE presents 加藤ミリヤ MBEST TOUR 2011』を開催中。また、2011年12月14日に待望のニュー・シングル『ROMAN』をリリースするので、合わせてチェック。
2011年11月22日加藤清史郎が主演を、三池崇史氏が監督を務める映画『忍たま乱太郎』が23日(土)から全国公開されるのを記念して、以前より“大の阪神ファン”を公言していた加藤が、13日に兵庫県にある阪神甲子園球場で始球式を行った。その他の写真憧れのタイガースの本拠地・甲子園で人生初の始球式に挑んだ加藤は、猛練習を重ね、当日も室内練習場で本番直前までピッチング練習を行った。本番前にはバックヤードで阪神の桧山進次郎選手から激励を受け、加藤の緊張は最高潮に。しかし、“忍たま”姿でマウンドにあがった加藤は、18メートル先のバッターボックスに向けて見事な投球を披露し、集まった約4万人の観衆をわかせた。始球式後に加藤は、「すごく楽しかったです。マウンドからキャッチャーまでが思った以上に遠くて緊張しました」と述べ、当日の投球については「98点!ストライクをとるために力を抜きすぎで、少しワンバウンドになってしまったのでマイナス2点です」と採点。好きな阪神の選手について質問されると「みんなすごい選手だから全員好きです」と回答した。『忍たま乱太郎』は、忍術学園に通う少年・乱太郎(加藤)が、教師・山田伝蔵(寺島進)らの指導を受けながら仲間たちと修行を積み、エリート忍者を目指す姿を描く。『忍たま乱太郎』7月23日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2011年07月14日