真っ暗な中で布団に横になっていると、気になるのがトクン、トクンという心臓の音。もしかしたら自分は不整脈かもしれない、なんて思うことはありませんか?睡眠中の動悸、不整脈突然ですが、「睡眠時不整脈」という病気をご存知ですか?これは睡眠中に動悸がして眠れなくなってしまう病気です。不整脈とは、通常であれば定期的に発せられる心臓の電気信号が乱れて、異常なリズムになってしまうというもの。とくに、夜にベッドで横になったりすると、心臓の鼓動を感じやすくなるため、不整脈や動悸などをより敏感に感じ取るようになります。それによって、精神的な不安が大きくなり、不眠が引き起こされるというわけです。不整脈の多くは治療の必要がないと言われていますが、突然の不整脈で死に至ることもあるため、病院で検査をしてもらうようにしましょう。ポックリ病の原因とは?睡眠中に不整脈が起きるのは睡眠時不整脈だけではありません。最近まで原因不明のため「ポックリ病」と呼ばれていた病気、「ブルガダ症候群」もその1つです。これは主に若年~中年の男性に起こりやすいと言われている病気で、睡眠中や横になっているときに突然、不整脈を発生し、死に至ることもあるというもの。この病気の原因がわかったのは1992年。ブルガダという人が心室細動に原因があることをつきとめたと言われています。この病気の患者は普段から特徴的な心電図の波形を示すことがわかっているそうです。当てはまる人はすぐに病院へ!不整脈で悩んでいる人は、まずは速やかに病院へ行きましょう。現在はホルタ―心電図検査といって、簡易的な心電図記録検査装置を借りて、自宅でも検査をすることができます。不整脈を感じた方で以下に当てはまる方は、早めにお医者さんに相談したほうがよいでしょう。・過去に心臓の病気を患ったことがある人・過去に意識を失うような発作を経験したことがある人・1分間に120回を超える脈拍が数時間以上続いている人心配のある方は自分で勝手な判断をせずに、とにかく病院へ行くようにしましょうね!Photo by Colton Witt
2014年10月23日