今回の「やさしいママのヒミツ」は特別編、2度目のパパの登場です。大きな猫マイロと息子さんとの日々を写真で綴った人気の写真集、『ハルタとマイロ 男の子と猫はいつも仲よし』の著者、鈴木賢一さんです。地元群馬県でグラフィックデザイナーとして、自宅で仕事をしている鈴木さん。ほとんどの時間を家族と一緒にいるという鈴木さんに、子育てのこと、猫との暮らしについてお話を伺いました。鈴木賢一 さん万由実さん、晴太くん(4歳)、マイロくん(9歳)の3人と一匹の家族群馬県在住。デザイン会社経営。登山と猫が好き。インスタグラムに投稿した息子と愛猫の成長記録が人気となり、晴太くんが3歳のときに、 『ハルタとマイロ 男の子と猫はいつも仲よし』 (辰巳出版)を出版。WEBメディアで猫と息子の成長記録を綴る連載も執筆。ウーマンエキサイト特集 「いぬねこ うちのこ。」 にも登場。Instagram: @wise01 職場を自宅に移し、積極的に子育て早速、鈴木さん家族の平日のスケジュールを教えていただきました。 6:30 : ママ起床 7:00 : パパ、晴太くん起床 7:30 : 朝ごはん 8:30 : 幼稚園に登園(晴太くんの気分で、パパかママのどちらかが見送り) 9:00 : パパ仕事スタート 12:00 : 夫婦で話しながら昼食 16:30 : ママが幼稚園にお迎え、公園で遊ぶ 17:00 : 帰宅、晴太くんはパパの隣で絵をかいたりアニメを見たり。ママは夕食の準備 18:00 : 家族揃って夕食。晴太くんと遊ぶ 20:00 : お風呂 21:00 : 晴太くん、ママと就寝。パパは仕事再開 23:00 : 就寝愛猫マイロと息子の晴太くんの成長記録を綴った、インスタグラムが人気の鈴木さん。自宅に会社を構え、グラフィックデザイナーとして働いています。もともと保育士だった奥さまは、出産を機に休職。今は鈴木さんの仕事の手伝いをしているため、ほとんど一緒に過ごしているのだそう。「先月までは14:30に迎えに行き、遅くても16時までに家に帰ってきていたので、家族ずっと一緒の生活。妻が夕食の準備をしている間は、仕事をする僕の横にいて、今日の出来事などを話しながら絵を描いたり、パソコンでアニメを観たりしています。週末は息子と二人で公園に行ったり、僕がアウトドア好きなので年に数回はキャンプに行ったりしています。普通のご家庭よりも、父親の僕が子どもと過ごす時間は長いかもしれませんね」リビングには、晴太くんの描いた絵や鈴木さんが撮った写真がたくさん。もともと高校で同じ部活の先輩・後輩だったという鈴木さん夫妻は、とても仲がいいといいます。「家で仕事をしていることもありますが、我が家の場合、夫婦の会話は多いほうだと思います。お互いに時間があるときは、いつも子どものことを話しあって、コミュニケーションをとっているので『子育ての悩み』も共有できているかなと。家事分担では、炊事洗濯は妻、掃除は僕が担当。といっても、週に一回掃除機と平日少しモップがけをするくらいですが(笑)4月からは妻も職場復帰して生活のスタイルが変わるので、今後はもう少し家事もやっていきたいと思っています」愛猫と撮り続けることで、息子の成長を確認愛猫のマイロは、鈴木さんが独身のころから飼っている、8キロを超える大きな体が愛らしい猫。晴太くんが赤ちゃんの頃から、一緒に並んで寝ている様子を撮り続けています。その “パパのやさしい目線” が、鈴木さんのインスタグラムの人気の理由です。「マイロは知人の家で産まれた、里親を探している猫たちの一匹で、兄弟猫たちに次々と里親が見つかる中、一番最後まで残っていたのがマイロでした。インスタグラムを始めた2012年頃から、マイロの写真をアップするように。少しずつ猫好きのフォロワーさんが増えていったのですが、息子が誕生して二人が一緒に寝ている写真をアップしたところ、フォロワーさんが一気に増えて、いまでは海外の方からもコメントをいただくことも。多くのフォロワーさんに二人の成長を見守ってもらっていますね。ありがたいことです。二人の写真が人気なので、最近では自分のプライベートは載せずに、二人の日常だけ載せるようにしています。父親が昼間に子どもの写真が撮れるという環境は珍しいかもしれないです。本が出版できたのも、マイロのおかげですね」二人が並ぶ様子を定点観測的に写真に収めることで、晴太くんの成長を確認する目的もある、と話す鈴木さん。マイロのことが大好きな晴太くんは、いつもマイロと一緒なのだそう。「最初から仲良しだったわけではありません。妻は里帰り出産をしていたので、マイロと息子が初めて会ったのは生後1ヶ月の頃。息子が来る前に、マイロには弟が来るんだよと話したので、多分わかってくれたんじゃないかなと思います。でも、しばらくの間は息子が泣くのが怖かったみたいで、逃げて少し遠くから様子を見ていました。二人が一緒に遊ぶようになったのは、息子が1歳になった頃から。マイロはとても穏やかな性格なので、息子が尻尾をつかんだりしても、一度も怒ったりしたことはなく、側にいてくれます。弟を見守るような感じなのかもしれないですね」インスタグラムに投稿する写真は、一眼レフとミラーレスカメラの2台で撮影。すぐに写真が撮れるように、リビングのある2階と、仕事場のある1階に置いているそう。「マイロは比較的じっとしているので、毎日撮っています。息子は最近昼寝をしなくなったので、マイロと一緒にごはんを食べたり、座っている写真が増えてきました」鈴木さんの著書『ハルタとマイロ』(辰巳出版)。鈴木さんのインスタグラム @wise01 は日本のみならず、海外のファンも多い。「子どもと猫の写真を撮るコツは、とにかくたくさん撮ること。かわいいなと思う瞬間を撮れないことも多いので、逃さないようにたくさんシャッターを押しています。日々の写真をインスタグラムにあげて残していくことで、息子が大人になったとき、父親がどんな目線で息子の成長を見守っていたか、伝わったらいいなと思っています」もうすぐ10歳になるマイロの健康管理ここ一年くらい、ストレスのせいなのか、お腹の毛を舐めすぎてなくなってきてしまったマイロ。その理由をずっと探っているのだとか。「複数の病院で診てもらったのですが『太っているからお腹の血行が悪くなって、舐めるのかも』や『太っている猫にはよくあるからあまり心配しなくてもいいよ』と言われたりと、はっきりとした理由がわかりません。舐めないようにプラスチック製のエリザベスカラーをしたら嫌がってしまい、腹巻きはかわいいのですがすぐに外れてしまうので、今はソフトタイプのエリザベスカラーをしています」自身も子どもの頃から、猫と過ごすのが当たり前だったという鈴木さん。保護したり、譲ってもらったりした猫たちとずっと一緒に過ごしてきました。「猫はもう生活の一部。仕事をしているときも隣で見守ってくれたり、いつもそばにいます。マイロは僕の相棒、大切な家族の一員ですね。一度、マイロが尿結石になったことがあるので、食事には気をつけています。あまり動かない猫で、猫じゃらしで遊ぼうとしても手だけ出して動かないんです(笑)。息子は、マイロと遊ぶというか抱きついたりしていますね。動物と暮らしていると、初めて見る猫や犬も怖がらないし、やさしい気持ちも芽生えているなと感じます。マイロはもうすぐ10歳。あと何年一緒にいられるか、いつも考えてしまいます」晴太くんはマイロにおやつをあげたり、猫用のローラーでマッサージしてあげたり、お世話するのが大好き。マイロも気持ちが良さそうです。鈴木さんが陶芸をしている友人に習って作った、マイロのお水入れ。「陶器に入れるとお水をたくさん飲んでくれると聞いて。尿結石が怖いので、水だけはたくさんあげるようにしています」猫にも、家族にもやさしい洗剤選び鈴木家では、食後のお皿の片づけは鈴木さんが、食器洗いは万由実さんが担当し、夫婦仲良く片付けているのだそう。これまでは “油汚れがすぐ落ちる” と言われている食器用洗剤を使っていて、マイロの食器も同じ洗剤で洗っていました。いつも手荒れしてしまうので、洗った直後はハンドクリームが欠かせなかったといいます。そこで鈴木さんご夫婦に、環境や手肌だけでなく動物たちにもやさしいサラヤの「ヤシノミシリーズ」を試していただきました。サラヤのヤシノミシリーズはすべて無香料、無着色。右から「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。売上の1%は原料の産地であるマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動に利用されています。「ヤシノミ洗剤を使い始めたところ、ハンドクリームを塗り忘れてしまうくらい手荒れしなくなったことに驚きました。洗い心地もとてもよかったです。無香料なのでニオイ残りもなく、マイロの器にも安心して使えますね」(万由実さん)洗浄成分濃度を16%にすることにより、手肌へのやさしさと洗浄力を実現。洗った後の排水は微生物によってすばやく分解され、地球に還ります。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き500ml/400円)、詰め替え(480ml) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 企業の想いや商品のコンセプトを伝える「グラフィックデザイン」を仕事とする鈴木さんは、ヤシノミシリーズの “デザインの良さ” も気に入ったのだそう。「食器用洗剤は派手なパッケージが多いなかで、シンプルで中身も透明で素敵だなと感じました。また、売上の1%が環境保全に使われるという、サラヤの環境保全活動、企業理念にも共感しますね」汚れが落ちやすくなるよう「ため置き洗い」をしているという万由実さん。洗剤を入れてしばらくしてから洗うと、汚れがさらに落ちやすくなります。まず、キッチンペーパーなどで油汚れをふき取ってから洗う。“油を排水に流さない”ことが洗剤や水の節約になり、環境を守ることにつながります。洗たく洗剤は、晴太くんが赤ちゃんのときは赤ちゃん用の洗剤を使い、大人と別に洗っていたものの、現在は一緒に洗っているのだそう。実家で使っていた馴染みのものや、店頭で大きく宣伝されていたものを何気なく選んでいたのだとか。「今回、無香料のヤシノミ洗たく洗剤を試してみて、今までの洗剤を再び使ったときに『こんなにも香りがしていたんだ』と驚きました。今までだって、香りがきつくないものを選んでいたつもりだったし、あまり気にもなっていなかったのですが、無香料の洗剤のよさをあらためて実感しました」「家族みんな花粉症で、この時期は洗濯物を外に干せません。臭いの原因になる菌も除去できる点もいいですね。あと、乾燥肌なのか晴太は服を着るとかゆがることが多くて、わが家では肌ざわりをやわらかくしてくれる柔軟剤は必須なんです。ヤシノミ柔軟剤も無香料なのが嬉しいですね」(万由実さん)繊維に残りにくい洗浄成分に加え、肌刺激の恐れのある合成香料、着色料、抗菌剤などが無添加。植物性洗浄成分“ツインパワーノニオン”が臭いの原因となる菌を99.9%除去し、洗濯後の生乾き臭を残しません。右から「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」(380ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「今まで、無香料の洗剤をあまり意識していなかったせいか、『ヤシノミシリーズ』のこと、猫が人間の何万倍も香りに敏感だということも、今回あらためて知りました。肌の弱い晴太やマイロのためにも、これからも無香料のヤシノミシリーズを使ってみたいなと思います」(鈴木さん)猫の存在が、日々の癒しに2年前に自宅を増築し、仕事場を設けた鈴木さん。自宅で仕事をするようになってから、家族と過ごす時間が長くなりました。家族とずっと一緒の生活のなか、できるだけ奥さまが一人でいられる時間を作れるよう心がけているのだそう。「息子が生まれた当時は外に事務所を構えていたので、妻は大変だったと思います。自宅で仕事するようになって夫婦間のコミュニケーションが増えたことで、妻の負担が減って “育児をがんばりすぎて息子を怒る” ということがなくなったようです。妻の実家は少し遠くて、友達も近所に少ないので妻は出かけることがあまりない。だから『4月から外で少し働いてみたら?』と僕から提案したんです。もともと一人暮らしが長く、出産前は妻より帰宅が早かったので夕食は作っていました。今後も積極的に家事のサポートをしていきたいと思っています」子育てにおいて心がけているのは、どちらかが子どもに注意して叱っているとき、もう一人は味方になってあげるということ。「二人で一緒に怒ってしまったら、子どもがかわいそうだと思うんです。また、ストレスをあまり与えたくないのでなるべく短時間で。怒った後は『お互いに“ごめんね”を伝える』ということも夫婦で決めています。息子には人にも動物にもやさしい子になってほしいと思っています。マイロと過ごすことで、それはある程度できているのかもしれませんね」鈴木さん自身が家族にやさしいパパでいるために、マイロの存在はとても大きいのだとか。「子どもに対しては、怒るときはちゃんと怒りますが、基本的にとてもかわいいと思って接しているので、とにかく一緒に過ごす時間が楽しいんです。みんなで過ごしていて妻が息子と遊んでいるときは、僕がマイロをずっと抱っこしています。1階で仕事しているとき、2階で妻と子が楽しく遊んでいる声を聞くとすごく幸せを感じます。仕事しながらニヤニヤしてしまうほど。隣ではマイロがスヤスヤいびきをかいて寝ているし最高です。子どもができたのと同時に会社を独立した僕に、マイロはやさしく寄り添って癒してくれました。マイロといると心が休まる。僕ら家族にとって、欠かせない存在です」子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2020年03月12日滝藤賢一、広瀬アリス、水野美紀が出演する「探偵が早すぎる」のスペシャル版が先週と今週の2週にわたり放送中。その後編が12月19日(木)今夜放送される。本作は井上真偽による原作をドラマ化したもので、犯人が目論んでいる完全犯罪のトリックを類まれなる洞察力と推理力によって見破り、事件そのものを未然に防いでしまう「早すぎる」探偵が活躍する異色ミステリー。「グッドワイフ」では信念のもと、命を賭ける検察官を、「東京独身男子」ではあえて結婚しないアラフォー越え独身男性を、先日公開された『決算!忠臣蔵』も好評だった滝藤さんが些細な違和感を察知し、事件を未然に解決するという能力を持つ探偵・千曲川光役に。『氷菓』『旅猫リポート』などの映画や「正義のセ」、月9「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」などに出演、本作でコメディのセンスを開花させた広瀬さんが、亡くなった父親が遺した5兆円という途方もない額の遺産を相続したことで命を狙われる一華(いちか)役。「黒い十人の女」「奪い愛、冬」「FINAL CUT」などで独特の存在感を放つ女優としての評価を確立。連続テレビ小説「スカーレット」も話題の水野さんが、一華を秘かに守りながら厳しく育ててきたツンデレなドS家政婦・橋田政子を演じ、2018年夏に連続ドラマ化した本作。多数の“続編希望”の声に応えて今回スペシャル版として帰ってきた。5兆円の遺産を相続した一華に、かつて一華を殺そうとした大陀羅グループと緊密な関係にあった東前門グループのトップ・東前門丈一郎の魔の手が迫る。東前門(大和田伸也)は一華の父が行きつけにしていたクラブのママだった景子(小林涼子)と、その娘・麗華(野澤しおり)を利用して、一華が相続した5兆円を奪おうとしていた。東前門に雇われたマジシャン・圭介(田辺誠一)は、千曲川の目の前で一華を連れ去る。千曲川が圭介に与えられた手がかりから導き出した場所へ向かうと、圭介と捕らわれた一華が待っていた。圭介は「3つの殺人マジックを未然に防げば、一華の命は助ける」と告げるが、千曲川は、頑丈なガラスの密室に閉じ込められてしまう…というのが今回のストーリー。「探偵が早すぎる スペシャル 後編」は12月19日(木)今夜24時09分~日本テレビで放送。(笠緒)
2019年12月19日滝藤賢一が犯罪が起きる前に防いでしまう“早すぎる探偵”を、広瀬アリスが“5兆円の遺産を継いだ美女”を、水野美紀が“ツンデレ家政婦”を演じて人気となったドラマ「探偵が早すぎる」。そのスペシャル版が2週にわたり放送され、前編が12月12日(木)今夜オンエアされる。誰も死なない。事件を起こさせない。ほんのささいな“違和感”を察知し、犯人を先回り。犯人がまだ仕掛けていないトリックを解き明かして阻止することで“犯罪防御率100%”を誇る史上最速の探偵・千曲川光を滝藤さんが演じ、千曲川が広瀬さん演じる5兆円の遺産を継いだ女子大生・十川一華を守るというストーリーが話題を呼んだ新感覚痛快コメディ・ミステリーである本作。2018年夏に連続ドラマ第1弾が放送されると、滝藤さんの“濃すぎる”芝居と、広瀬さんのコメディエンヌぶり、水野さんの変幻自在な演技で大きな評判を呼んだ。その待望の続編がスペシャルとして放送される。家政婦・橋田(水野さん)の依頼で5兆円の遺産を相続した一華を再び守ることになった千曲川。5兆円を手に入れようとする何者かがまたしても一華の命を狙っていたのだ。橋田は自分が一華の命を狙う人物とその理由を探ると言い、千曲川に一華を守ってほしいと頼む。一華の命を狙うのは、かつて一華を殺そうとした大陀羅グループと緊密な関係にあった東前門グループのトップ・東前門丈一郎だった。東前門は、世界的マジシャン・圭介を刺客に雇い、一華から遺産を奪おうと画策する――というのが今回のストーリー。今回、一華を守る刺客となる圭介を演じるのは『斉木楠雄のΨ難』『雪の華』などの映画や今年1月クールの「3年A組-今から皆さんは、人質です-」も話題を呼んだ田辺誠一。圭介を裏で操る東前門丈一郎には『50回目のファーストキス』や話題沸騰中の「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」など数々の作品で知られる大和田伸也を迎える。また一華が一目ぼれするイケメン銀行員役で「ラジエーションハウス」で広瀬さんとの共演経験もある矢野聖人、存在が発覚した一華の義妹の母親役で小林涼子も出演する。「探偵が早すぎる スペシャル 前編」は12月12日(木)今夜24時09分~日本テレビで放送。(笠緒)
2019年12月12日滝藤賢一演じる犯罪防御率100%の“史上最速探偵”と、広瀬アリス演じる“5兆円の遺産を継いだ美女”、そして水野美紀演じる“ツンデレ家政婦”という最強トリオが帰ってくる「探偵が早すぎるスペシャル」。この度、Hulu版のゲストとして浜野謙太が出演することが決定した。読売テレビ(ytv)が制作した本作の連続ドラマ第1弾は2018年7月期、日本テレビ系の木曜ドラマF枠で放送。W主演の滝藤さん&広瀬さん、水野さんが織りなす変幻自在な芝居と、脚本家・宇田学の緻密なトリックが話題を呼び、視聴者からも“続編希望”の声が多数寄せられた。そんな中、Huluオリジナルストーリー「探偵が早すぎるスペシャル史上最速の探偵VS史上最強の窃盗団」で浜野さんが演じるのは、滝藤さん演じる探偵・千曲川の弟子に志願する尾藤タツキ。滝藤さんと“秒単位で思わず笑ってしまう珍妙なやりとり”を展開し、強烈な個性をフル発揮する。浜野さんといえば、映画『婚前特急』やドラマ「BORDER」、大河ドラマ「西郷どん」、月9「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」など多数の出演作で何ともクセになる芝居&存在感を放ち、現在放送中の「モトカレマニア」にも出演中。“最強トリオ”の変幻自在ワールドに、さらなる猛烈スパイスをふりかける。さらに、地上波版にも出演するイケメン銀行員役の矢野聖人はHulu版にも引き続き登場。広瀬さん演じる一華との恋の行方も気になる。また、Hulu版では一華の遺産5兆円を盗む詐欺師集団のメンバーとして、いま大注目の若手女優・田辺桃子や石井正則、チャド・マレーンといった個性派キャストたちが早すぎる探偵に挑む!決め手は金!? 滝藤賢一が浜野謙太を弟子に採用! 強烈&珍妙な新コンビが誕生全国区の人気者になり、顔が知れ渡ってしまった千曲川は、探偵稼業を滞りなく続行するため、自分に似た人間を増やして隠れ蓑にしようと画策。「私と同じ格好が似合う人」を条件に助手を公募するが、面接会場にやって来るのは微妙な人ばかり…。結局、“自分とそっくり”だけど、なんだかヤバくてポンコツな尾藤タツキに大金を積まれ、あっさり雇ってしまうのだ。なんと浜野さんは千曲川=滝藤さんとお揃いの“くるくるパーマ”をかけて見参。外見だけにとどまらず、滝藤と“秒単位で思わず笑ってしまう珍妙なやりとり”を展開し、強烈な個性をフル発揮。見ているそばからニヤニヤが止まらない強烈新コンビ――その絶妙なコンビネーションは必見だ。「ぶっ飛んだドラマという認知だったので、このゲストということは生半可なぶっ飛びじゃいかんな、と覚悟してかかりました」と浜野さん。それでも「監督に『ヤベー奴』と言っていただけたのは勲章だと思ってます」と言う。滝藤さん、広瀬さんとも共演経験があり、「2人とも大好き」だそうで、「絶対に現場は楽しくなっちゃうんですが、タツキは異物なのでちょっと我慢しました(笑)。いや、できてなかったかも、はしゃいじゃってたかも…」とふり返る。水野さんも含め4人になるシーンの際にも「本当に楽しくて。タツキがヤバければヤバいほど拾ってもらえるのが嬉しくて、フルパワーで演じてしまい、台本に書かれてない動きをしたところ、気付いたら足の親指の爪が剥がれてました。あの時は皆さん、本当にごめんなさい!」と秘話も明かしてくれた。どうなる!?Huluオリジナルストーリー「探偵が早すぎるスペシャル」浜野さんをゲストに迎えたHuluオリジナルストーリー「探偵が早すぎるスペシャル」は、「史上最速の探偵vs史上最強の窃盗団」をテーマに全4話を展開。劇中ではあろうことか、万全のセキュリティーを誇る一華(広瀬さん)の貸し金庫から、遺産の5兆円が消えてしまう事件が発生。千曲川は助手の尾藤と共に、奪われた遺産を取り戻すために動き始めるが、やがて一華が命の危機にさらされてしまい…! どうする、千曲川!? どうなる、5兆円!?見始めたらもう先が気になって仕方のない物語が、怒涛の勢いで繰り広げられていく。放送終了から1年余りの最速スピードで、木曜ドラマF枠初の続編となる本作。地上波のytvと、オンライン動画サービス「Hulu」、そして「GYAO!」の3社でそれぞれ、新作オリジナルストーリーを展開する。「探偵が早すぎるスペシャル」は前編:12月12日(木)24時09分~、後編:12月19日(木)24時09分~読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマF枠(全国ネット)にて2週連続放送。Hulu版は12月19日(木)地上波放送終了後から第1話配信スタート、毎週木曜最新話配信(全4話)。GYAO!にて12月配信予定。(text:cinemacafe.net)
2019年11月21日古舘寛治と滝藤賢一がW主演し、「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が描く愛すべきダメおやじ2人の人間賛歌コメディドラマ「コタキ兄弟と四苦八苦」が来年1月期に放送決定した。兄・一路は予備校の英語講師だったが、現在は無職でつつましい暮らしをしている。楽しみと言えば、喫茶シャバダバに通うこと。可愛いアルバイト店員のさっちゃんに話しかけようと試みるが、いつもうまく行かず空振りに終わっている。そんなある日、兄の家に突然転がり込んできた弟・二路。兄弟の再会は8年ぶりで、兄が弟に勘当を言い渡して以来のことだ。突然の来訪をいぶかる兄だが、弟が来る直前に事故を起こしていたことを知り、慌てて現場へ。そこで出会った被害者の男・ムラタから、自分の代わりに待ち合わせ場所へ行ってほしいと頼まれる。待ち合わせ場所に現れた女を見て、兄弟は絶句する――。「逃げるは恥だが役に立つ」「獣になれない私たち」「アンナチュラル」など数々の人気作品を手掛けた野木氏のオリジナルドラマ、テレビ東京作品初参加となる本作は、真面目すぎてうまく生きられない兄とちゃらんぽらんにしか生きられなくなった弟が、ひょんなことから“レンタルおやじ”を始めることに。依頼内容はどれもひとクセある案件ばかり。生きるのが下手な兄弟が、レンタルおやじを通して孤独な依頼人たちと関わり、様々な無茶ぶりに“四苦八苦”しながらも、どうにか生きていく様を描いていく。そんな兄弟を演じるのが、名バイプレイヤーの古舘さんと滝藤さん。コタキ兄弟の兄を「リーガルハイ」「宮本から君へ」の古舘さん、弟を「探偵が早すぎる」「東京独身男子」の滝藤さんが演じ、正反対な性格の兄弟の絶妙な掛け合いが本作の見どころのひとつだ。今回の企画は、2人が「自分たちがW主演のドラマを立ち上げよう!」と意気投合したところからスタートし、3年近い月日を経てようやく日の目を見たプロジェクトだそう。古舘さんは「こんな夢のようなことはないのです。自分が主演!ありえない!しかも滝藤くんという素晴らしい売れっ子俳優とのダブル主演!その上に今や飛ぶ鳥を落とす勢いの野木亜紀子さんがこれ以上ない素晴らしいオリジナル脚本を書いてくださり」と喜びを爆発させ、「これはもう必死にやるしかありません。なんとしてもスゴオモな(すごく面白い!)作品にするのです。みんなで!どうかドッキリでありませんように~!」と意気込み。そして「本当に夢のようです(泣)」と語った滝藤さんは、「脚本の野木亜紀子さんとは【重版出来!】でご一緒して以来2度目。毎回あがってくる台本が信じがたい面白さ。お見事でございます!しかも当て書き…もはや、言い訳のしようもありません(汗)」とコメントしている。なお、監督は『苦役列車』『味園ユニバース』の山下敦弘が務める。ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」は2020年1月、毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送予定(※テレビ大阪のみ、翌週月曜0時12分放送)。毎週地上波放送終了後、ひかりTV&Paraviにて配信。(cinemacafe.net)
2019年11月06日伊集院静原作の映画『駅までの道をおしえて』から、夫婦役で初共演となった坂井真紀と滝藤賢一、そして娘役の新津ちせという家族を映し出した本編映像がシネマカフェに到着した。本作で大切な存在をなくしてしまい、虚無感を抱えて日々を過ごす主人公の少女サヤカ(新津さん)を陰で支えるのは、坂井さんと滝藤さんが演じるサヤカの両親だ。今回到着した親子3人が揃った本編映像は、ペットショップで出会った白柴のルーが「誰にも売れなかったらお払い箱になってしまう」と聞いたサヤカが、ルーを飼いたいと両親に懇願する場面。簡単に命を引き取ることはできないと、まっすぐサヤカを見つめ優しく教える父と、自身の幼少期をふり返りそのときの思いを伝える母…。きっとどこの家庭でも同じようなやり取りが行われているであろう、この普遍的な家族の会話。本シーンの撮影に入る前は、監督から3人だけで過ごす時間が設けられ、ゲームなどをしてゆっくりと距離を縮めていったという。そんなおかげか映像からは、本物の家族のような自然さが感じられるようだ。『駅までの道をおしえて』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:駅までの道をおしえて 2019年10月18日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2019 映画『駅までの道をおしえて』production committe
2019年10月18日谷賢一率いるDULL-COLORED POPが現在「福島三部作」を東京芸術劇場 シアターイーストで上演中だ。谷が丁寧な現地取材を重ね、“福島”と“原発”の歴史と問題を真正面からすくい上げた意欲作。8月8日に開幕した第二部『1986年:メビウスの輪』、8月14日に開幕した第三部『2011年:語られたがる言葉たち』に続き、8月23日には第一部『1961年:夜に昇る太陽』が開幕。全3部の一挙上演も始まり、この一大プロジェクトにじわじわと注目が集まっている。福島県双葉町が原発誘致を決定するまでの数日間を描く第一部を中心にレポートする。【チケット情報はこちら】2011年の東日本大震災、それに伴う原発事故で、原発の安全性の問題が一気に表面化したのは記憶に新しい。だが、そもそも危険な原発をなぜ福島の双葉町は誘致したのか? 第一部『1961年:夜に昇る太陽』ではその発端を描き出す。貧しい地方都市にとって原発が落とす“原発マネー”は大きなものであったことは想像に難くない。だが谷の鋭い筆は他の地方都市との競争意識や様々な自治体のエゴ、さらには広島・長崎の原爆による心の傷――原爆によって大きな傷を負った日本だからこそ、原子力をプラスのものとして使いこなしたいという複雑な心理まで及ぶ、根深いものだと暴き出す。躊躇する町民と、推し進めたい政治家との丁々発止の会話劇は小気味よく、エンタテインメントとして昇華しながらも、描き出される内容は圧倒的なリアリティを持つ。誰もがその危険性に目をつぶり、あるいは安全だと騙されたふりをして、気付けば止まれなくなっていた。この道の先に2011年の事故があると知りながら観る身としては……、何をどうすれば、あの事故は防げたのかと考えても、途方にくれるばかり。それほど複雑に絡み合った歴史の真実と重みを谷は舞台上に創出した。福島出身の母親と原発で働く技術者だった父親を持つ谷は、自分の中に被害者側の血筋と加害者側の血筋、両方が流れていると言う。その谷だからこそ描けた到達点なのだろう。2011年の原発事故で16万人超が避難を余儀なくされ、今なお4万人近くが避難先にとどまっているという。だが震災から8年がたち原発事故について話題に上がることも少なくなった。しかし何も問題は解決していないということを改めて突きつけられた気持ちだ。続く第二部では福島第一原発稼動から15年後、かつて原発反対派のリーダーだった男が“原発賛成派”として町長選挙に出馬、そんな中チェルノブイリ原発事故が発生し、あげく「日本の原発は安全です」と明言するに至るまでを描き、第三部では東日本大震災・福島原発事故のさなかのマスコミの姿を描く。谷は第一部では人形劇やアングラ演劇的手法を、第二部ではミュージカルや死者(しかも動物)の視点など、多彩な演劇的表現を巧みに取り入れている。その意味でも谷の力を注ぎ込んだ渾身の連作であることが伝わる。ぜひ一見を。東京公演は8月28日(水)まで同劇場にて。8月31日(土)からは大阪・in→dependent theatre 2ndでも上演される。
2019年08月27日高橋一生、斎藤工、滝藤賢一という人気俳優3人が“あえて(A)結婚しない(K)”=AK男子を演じ、早くも話題騒然となっている「東京独身男子」。この度、第2話で登場する“AK男子in温泉”の撮影現場の模様と、高橋さんらキャスト陣の生の声が到着した。メガバンク勤務の石橋太郎(高橋さん)と、バツイチの審美歯科クリニック院長・三好玲也(斎藤さん)、大手弁護士事務所のボス弁・岩倉和彦(滝藤さん)という“最高峰独身男子”が恋愛、結婚、人生に七転八倒する様を描くラブコメディーとなる本作。第2話では、高橋さんら“AK男子”たちは癒しを求めて温泉地へ。キャストとスタッフたちは東京を離れ、2泊3日のスケジュールで現地に滞在し、ロケを行った。AK男子3人はもちろん、三好かずな(仲里依紗)も登場、さらに早紀(仁科あい)、理子(内藤理沙)のレギュラー陣が一堂に会した。そんな中、今回潜入したのは、太郎たちが旅館で卓球をするシーン。浴衣を着たキャストが卓球場に勢ぞろい。高橋さんはなかなかの腕前で、ほかのキャストたちを相手に、撮影の合間にも白熱したラリーを繰り広げつつ、本番に備えて熱心に練習していた。だが気になるのは、第1話から早くも様々な出来事に見舞われた男3人が、旅に出るに至った経緯。なぜ太郎たちは、有名温泉地にある大人の隠れ宿に、わざわざ男子だけで来たのだろうか!?第2話の展開に注目だ。高橋一生「僕以外のみなさんのサービス回です」高橋さんは「2話目にして、いきなり舞台がまったく違う場所へ飛ぶ展開は面白いと思いました。今回はサービス回です(笑)滝藤さんと工さんはダブルでお風呂に入り、メアリーさんも入り…」と告白、「2話にして一気にギアが上がる感じも面白い(笑)。脚本の金子(ありさ)さんに何か思惑があるんでしょうか?別の場所に行くことで、関係性が深まることってあると思うんです。3人がかもし出すテイストは変わらずに、加速していく感じがある。その面白味を味わってもらいたい」と期待を煽った。さらに、「もとから仲はいいので、今まで通り自然と接している感じですが、より親密になっているかもしれない」と斎藤さん、滝藤さんとの共演を語り、「何が来るか分からない部分もあるんですが、それを返せることに喜びを感じられる。この感覚は、あの2人ならではかな」と、このトリオに自信を覗かせている。斎藤工「少年に戻る瞬間が多々ありました」「温泉宿というシチュエーションで、さらに深みが出たんじゃないでしょうか。前にもこの3人で旅したことがあるんじゃないかな、と思うくらい」と、斎藤さんも3人の密度の濃い関係性に触れる。「修学旅行じゃないですが、こういう旅館で、普段と違う環境で夜、3人で布団を並べて、本音を語り合って深まる。僕と一生さんの取っ組み合いみたいなじゃれ合いみたいな感じのシーンも(笑)。良い意味で悪ノリみたいな…」と明かしつつ、大人の男たちのドラマでありながら、少年に戻る瞬間がこのロケでは多々ありました。わいわいしながら、男同士で心を開き合う状況が、通常のドラマよりも多かったんじゃないでしょうか」とふり返っている。滝藤賢一「弟が色んなことをやっているのを、微笑ましく見ているのが良いのかな」「毎回刺激的ですよ」という滝藤さんは「改めて、芝居は相手の為にやると認識させられました。始まる前は楽しもうと思っていたんですが、集中してないと、置いてきぼりですよ」と、2人との共演に圧倒されている様子も。温泉ロケに際して、「どんと構えて、お2人の弟が色んなことをやっているのを、微笑ましく見ているのが良いのかな」と感じたという。そして見どころを尋ねると、「高橋一生君と斎藤工さんの風呂のシーンじゃないですか(笑)。敢えて、俺の口から言わせてくれ、お風呂のシーンです!」と力を込めている。仲里依紗「太郎ちゃんの周りは、えーっと…何角関係なんだろう?」「登場人物たちが、大集合するところなので、楽しいですよね」と話すのは、玲也(斎藤さん)の妹で太郎(高橋さん)にずっと想いを寄せてきた三好かずな役の仲さん。「太郎ちゃんの周りは、えーっと…何角関係なんだろう?ちょっと分からなくなるくらい、複雑に入り組んでます」と明かし、「かずなも複雑な気持ちを抱え、女心を押し殺しながら太郎ちゃんを応援する――“可愛い”、“けなげ”を通り越して、“かわいそう”、“せつない”、という役なので、女性には共感してもらえると思います!」とアピールした。第2話あらすじ太郎(高橋一生)は、結婚まで考えた元恋人・舞衣(高橋メアリージュン)と再会。かつての気持ちが再燃し、電話でプロポーズ!直接会って話したいという舞衣の答えに太郎は好感触。だが岩倉(滝藤賢一)と三好(斎藤工)は思いとどまるよう忠告する。かずな(仲里依紗)も反対するが、太郎の決意は変わらない。約束の日、太郎と舞衣は、互いの気持ちをゆっくり確かめあうが、途中、舞衣の元婚約者・糸井立樹が、「人の女に手ぇだしてんじゃねえよ」と怒鳴りこみ! やむなく舞衣は、また今度と言い残して糸井を連れて行く。結局、太郎は舞衣の本心を聞けないままで…。その頃、岩倉は介護ベッドと共に豪華マンションに転がり込んできた父・和雄(小野武彦)に手を焼き、すでにうんざり。片や“アイデンティティー”に不安を感じていた三好には、希望の光が差す。喜び勇んで透子(桜井ユキ)をデートに誘い、順調に関係を深めて、いよいよ…。だがそのタイミングで、とんでもない出来事が!一方、太郎は舞衣から「太郎君。突然だけど、温泉行かない?」とメッセージを受け取り…!?「東京独身男子」第2話は4月20日(土)23時15分よりテレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年04月15日高橋一生、斎藤工、滝藤賢一という人気、実力とも申し分ない俳優3人が、“あえて結婚しない”男子=AK男子を演じる土曜ナイトドラマ「東京独身男子」がクランクイン。彼らから早くも手応えを感じさせるコメントが到着した。没頭できる仕事・趣味を持ち、家事能力も高く、友達と充実した日々を過ごすAK男子を取り上げ、いままでにない恋愛・結婚観でアラフォー独身男性の本音を体現していく本作。今回、クランクインに合わせ、AK男子を演じる高橋さん、斎藤さん、滝藤さんの3人が撮影初日の感想や、このドラマにかける意気込みなどを語った。■撮影初日から最強アラフォートリオが勢ぞろい!撮影初日には、3人の “あえて結婚しない男子”=AK男子を演じる石橋太郎役の高橋さん、三好玲也役の斎藤さん、岩倉和也役の滝藤さんが勢ぞろい。スタッフから紹介を受けたキャストたちは大きな拍手で迎えられ、さっそく撮影に臨んだ。記念すべき3人がそろったファースト・テイクの舞台は、第1話で登場する都心のお洒落なバー。それぞれの仕事終わり、行きつけの店で仲間と戯れながら、美味しいお酒と癒しのひとときを過ごしているのかと思いきや…。アラフォー世代でもある、3人のAK男子たちの前に立ちはだかった世知辛い現実を前に、思わず赤裸々な本音がこぼれ落ちる――。そんな「東京独身男子」らしい1シーンからスタート。撮影初日を迎えた感想として高橋さんは、「違和感なくスムーズにできました。それはきっと2人のおかげだろうなと思いながらお芝居をしていました」と話し、これから「さらにどんどん楽しくなりそう!」と嬉しそう。斎藤さんも、「いつになっても初日はそわそわしてしまうんですが、2人がいてくれる安堵感は大きい。これからの撮影にわくわくしています」と言う。また、滝藤さんは「やっぱり初日は緊張感がある」ものの「2人の顔を見ながらやっていたら救われたというか、この2人が僕を助けてくれるんだな、この先もずっと(笑)」と、冗談を交えながら語った。■「バランスが絶妙」「台本が2倍にも3倍にも」「スクラムが組まれている」この“最強アラフォー”ともいえる3人での共演について、高橋さんは「この3人でのバランスが絶妙」と言い、滝藤さんは「台本を2倍にも3倍にもできる」とコメント。斎藤さんは「スクラムが組まれている感じがとても心強い」と話す。さらに「カメラが回っていない時の2人の話がとても自然で、本当に興味深い方たちなんです」という斎藤さんの言葉の通り、撮影の合間には終始カウンターで穏やかに談笑する3人の姿が!そこにはすでに、“大人男子”だからこそ、の絶妙な連帯感が体現されている。加えて「僕は普段、毎日が男子会のように過ごしているので」という高橋さんは、「撮影現場で大っぴらにわちゃわちゃ話している感じも新鮮で面白いです」とコメント。実生活では結婚している滝藤さんは「普段あまりできない男子会を、このドラマの撮影では楽しみたい」とも語ってくれた。とはいえ、ドラマ本編は決して楽しく、素敵なだけでは終わらない!?愛しくも、ちょっぴりこじらせたAK男子たち3人の七転八倒のラブコメディが堪能できるという。なお、放送に先駆け、本作の公式Twitter(@AKDanshi)とインスタグラム(@akdanshi)が開設されており、キャスト陣からのメッセージやオフショットなどが続々と公開されているのでチェックしてみて。■第1話あらすじ「独身生活、幸せです」メガバンクに勤務する石橋太郎(38歳)、審美歯科クリニック院長の三好玲也(37歳)、法律事務所のボス弁・岩倉和彦(45歳)は仕事も私生活も充実しており、何でも1人で事足りる“AK(あえて結婚しない)男子”。結婚しないことに不安も不満もない。3人で夜な夜な太郎の部屋に集っては、ああでもないこうでもない、と肩を寄せて語りあい「いまのままで十分。独身生活、幸せです」と自由な独身生活を謳歌している。だがある日、太郎は、かつてプロポーズまで考えた元恋人の舞衣と偶然にも再会。3年前、海外へ旅立つ彼女と別れてしまったことに後悔を覚える。同じ頃、三好は彼のアイデンティティに関わる問題に直面して不安を感じ、岩倉は、郷里の父に病で倒れられ…。それぞれの身に起きた出来事が3人の気持ちを動かす。そして彼らは、結婚を強く意識することに。順風満帆な独身人生から一転、人生の岐路に立たされたAK男子たちだが、その先に待ちうけていたのは、とんでもない“難婚ワールド”だった!土曜ナイトドラマ「東京独身男子」は4月、毎週土曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年03月16日主演・高橋一生、斎藤工と滝藤賢一を共演に迎えたドラマ「東京独身男子」が4月より放送スタート。“あえて結婚しない男子”(=AK男子)という、独身男子3人のラブコメディを描く。ストーリーメガバンクに勤務する石橋太郎(38)、審美歯科クリニック院長の三好玲也(37)、法律事務所のボス弁・岩倉和彦(45)は仕事も私生活も充実しており、何でも1人で事足りる「AK(あえて結婚しない)男子」。だがある日、太郎はかつてプロポーズまで考えた元恋人の舞衣と偶然にも再会。彼女と別れてしまったことに後悔を覚える。同じ頃、三好は彼のアイデンティティーに関わる問題に直面して不安を感じ、岩倉は郷里の父が病で倒れ…。それぞれの身に起きた出来事が3人の気持ちを動かす。そして彼らは、結婚を強く意識することに…。高橋一生&斎藤工&滝藤賢一、アラフォー独身男性の本音を体現!仕事も私生活も充実、何でも1人で事足りてしまう“AK男子”を演じるのは、TVドラマや映画などで活躍中の高橋一生、斎藤工、滝藤賢一の3人。高橋さんが演じるのは、メガバンク勤務の石橋太郎。分析力と洞察力に長けるが、恋愛はスムーズにいかない。また、結婚にはメリットを感じず、一方で計算が先立ち、恋も素直に楽しむことができない…。太郎の“独身仲間”でバツイチの審美歯科クリニック院長・三好玲也を演じるのは、斎藤さん。容姿端麗だが、予想の斜め上をいく超個性派。そして、太郎と三好にとっては“よき兄貴”的な存在、大手弁護士事務所のボス弁・岩倉和彦を滝藤さんが演じる。政財界にも知り合いが多く、年収は未だ右肩上がりで仕事は絶好調。また年下の彼女もおり、全てにおいて成功者だ。“あえて結婚しない”彼らだが…太郎の部屋に集っては不毛なお喋りに花を咲かせ、固い絆で結ばれた3人のAK男子たち。独身ライフを謳歌中、いまのままで十分だったはずが、転機が訪れる!太郎は別れた恋人と再会し、“結婚”への未練を秘かに感じ始め、三好はめでたく離婚を果たしたのに、彼のアイデンティティに関わる重大な問題に直面して不安を覚え、岩倉は郷里の父が病に倒れ…と、重大な岐路に立たされてしまう。しかし、その先に待っていたのはとんでもない難婚ワールド。カルチャーギャップやせちがらい現実、プライドを賭けた攻防など、様々な困難が押し寄せる中、トンチンカンな会議をしながら、改めて恋愛・結婚を考えていく。キャストコメント高橋一生「男性は、ある意味では滑稽で愛らしい生き物なんです」本作のあえて結婚しない独身男性というテーマについて「現代を生きる僕たちの、リアリティーの一側面だと思います」と語る高橋さん。「僕は俳優という仕事柄、結婚を急かされることはありません。けれど同世代の友人の多くは結婚している。世間的にはそういうものだと、今回、改めて感じました」と話し、「結婚しようと行動を起こす男を演じられるのは、僕にとって良い体験です」とコメント。また今回の役柄については「地に足をつけた人物を演じるのは久しぶりなので、ちょっと新鮮で嬉しい」と喜び、「男性は、ある意味では滑稽で愛らしい生き物なんです。それを見て下さる皆さんに分かってほしい。それさえ認めれば、分かちあえるものも沢山あって『これでいいよな』と男性にも思ってもらえる。そんな作品にしたいです」と意気込みを語っている。斎藤工「自分自身も視聴者として楽しみ」物語自体に突き刺さるものがあると語る斎藤さんは「僕自身、姉や身近な既婚者たちを見て、結婚を“疑似体験”し、“大変さを味わった気でいる”。だから結婚とは距離を感じているんです。今、結婚に消極的な人が多い理由には、人との摩擦を避けたい気持ちもあるのではないでしょうか。そういう、まさに現代を、この作品はとらえていると思います」とコメント。また、共演の高橋さんと滝藤さんについては“尊敬の先にいる方々”だと言い、「僕がダメだとこの作品に迷惑をかけてしまうので、襟を正す思いです。2人は、何に関しても好奇心旺盛で、探求心もあって、研究者のように詳しい。聞いたこともないような謎の虫の話をされていたり(笑)。どう転んでも、お芝居を展開させていくことができる高橋さんと滝藤さん。2人と一緒に、脚本を超える瞬間が生まれたらうれしいです。自分自身も視聴者として楽しみな作品になると思います!」と期待した。滝藤賢一「色気のある役に憧れ」本作のテーマについて「自分の為だけに多くの時間を使えるのは、とてもうらやましい」と語りつつ、既婚者である滝藤さんは「僕自身は、所帯を持つ人生の方が魅力を感じたんですよね。人それぞれだと思います」と意見。これまで様々な役柄を演じてきた滝藤さんだが、今回の岩倉役については「セクシーな男なんですよ」と明かし、「僕は常々、色気のある役に憧れていましたから。セクシーな役やりたーい!って。でも、いざ実現したらちょっと尻込みしてるんですよね。本気で心配して、プロデューサーに『僕で大丈夫ですか?』と確認したくらいです(笑)キャスト、スタッフに身をゆだねて、岩倉という男を存分に楽しみたいです」と念願の“セクシーポジション”だと語っている。AK男子たちを取り囲む女性たちほかにも、兄の審美歯科を取り仕切る影の立役者、三好の妹・かずな、岩倉の事務所に所属する美貌のやり手弁護士・日比野透子、太郎の元恋人・竹嶋舞衣と、女性キャラクターも個性豊か。誰が演じるのか、ぜひ続報に期待していて。土曜ナイトドラマ「東京独身男子」は4月、毎週土曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年02月19日今夏スタートする、滝藤賢一と広瀬アリスのW主演で贈る読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「探偵が早すぎる」のチェインストーリーが、「GYAO!」にて独占無料配信されることが決定した。本作は、第51回メフィスト賞を受賞し、ミステリー界から高い評価を受けている井上真偽の同名小説を原作に、ほんの些細な違和感を察知し、“事件を未然に解決する”という全く新しいタイプの探偵・千曲川光の活躍を描く、1話完結型ドラマ。滝藤さん扮する千曲川は、父親の遺産5兆円を相続し、悪党たちから命を狙われる女子大生・十川一華(広瀬さん)を守るという依頼を受けることに。そして今回、そんな本作がテレビ放送とインターネット配信を連動させた企画を共同展開。本企画では、ドラマ本編のテレビ放送を軸に、ドラマ本編につながる重要な物語を描く“チェインストーリー”を配信するほか、見逃し配信も行う。1話と2話をつなぐチェインストーリー1.5話では、広瀬さん演じる一華のプライベートや、一華の父親、さらに悪党たちの素性をより深く描き、本編を観る前でも観た後でも楽しめる内容になっているという。さらに「GYAO!」では、本作品の監督関連作であり、一華の家政婦・橋田政子役の水野美紀の出演作である「黒い十人の女」も無料配信する。「探偵が早すぎる」は7月19日(木)より毎週木曜日23:59~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年06月22日7月19日からスタートする木曜ドラマ「探偵が早すぎる」に水野美紀が出演することがわかった。滝藤賢一と広瀬アリスがW主演を務めるこのドラマ。“何も事件が起こらない”異色のミステリーとしても話題を呼んでいる。■あらすじ些細な違和感を察知し、事件を未然に解決するという能力を持つ探偵・千曲川光(滝藤さん)。彼の元に舞い込んできたのは、5兆円もの遺産を相続するという女子大生・十川一華(広瀬さん)の護衛だった。巨額の遺産を奪うため悪党から狙われ続ける一華、果たして千曲川は彼女を守りきることができるのか!?■水野美紀がドS家政婦に!?1話完結で進む「探偵が早すぎる」は、事件が起こる前に解決してしまう、という新しいタイプの異色のミステリー。謎解きモノならではのミステリー要素に加え、登場人物たちのコミカルなやりとりも楽しめる、コメディードラマでもある。そんな本作で水野さんが演じるのは、家政婦・橋田政子。広瀬さん演じる一華を厳しく育ててきたツンデレなドS家政婦という役どころで、両親のいない一華にマナーや振る舞いを日々叩き込んでいる。橋田は身の危険が危ない一華を守るようにと滝藤さん演じる千曲川を雇う張本人でもあり、いくつもの資格や免許を所持する才色兼備な一面も持つ。■橋田政子役・水野さんからコメントが到着!そんな“クセが強すぎる”ドSな家政婦・橋田を演じることになった水野さんは、「初共演の滝藤さんはじめ一癖も二癖もあるキャラクターにぴったりハマるキャストの皆様と一緒に作品を創る事がとても嬉しく、楽しみでなりません!」と喜びのコメント。すでに役作りもばっちりで、「まずは外見。小説の表紙に描かれた橋田のビジュアルにできる限り寄せました。内面は、潔癖。そして常に感情を抑え込んで冷静でいる人。本性が見えない人です。動きを最小限に抑えて演じようと思います」と、橋田を分析してかなり作りこんでいる様子。一方、初共演となる滝藤さんと広瀬さんの印象はというと、「滝藤さんはずっと気になる俳優さんでした。年齢不詳で変幻自在」「広瀬さんは笑顔が印象的でオープンな人。どこか吹っ切れている印象のある役者さん。どんな役でも面白がって演じそうな方」とのこと。この2人が演じる偏屈な探偵・千曲川と5兆円を相続する令嬢の一華に、水野さん演じる橋田がどう絡み、どんなやり取りを見せてくれるのか期待が高まる。木曜ドラマF「探偵が早すぎる」は7月19日(木)23:59~読売テレビ、日本テレビ系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年06月11日滝藤賢一と広瀬アリスが7月クールのドラマ「探偵が早すぎる」(読売テレビ)にW主演することが決定! 従来の探偵作品とは一線を画した、誰も死なず、犯罪さえ起きない異色のミステリーで、偏屈な名探偵と5兆円の遺産を受け継いだ美女を演じることが明らかになった。原作は井上真偽による同名の異色ミステリーだが、タイトル通り、探偵がとにかく「早すぎる」のが本作の大きな特徴。犯人が考え、実行に移そうと目論んでいる完全犯罪のトリックを、探偵がその類まれなる洞察力と推理力によって見破ってしまい、事件そのものを未然に防いでしまう。よって、ミステリーであるにもかかわらず、誰も死なず、事件さえ起きないという全く新しい探偵ドラマとなっている。物語は1話完結で進んでいく。22歳の美女・一華(いちか)が、亡くなった父親が遺した5兆円という途方もない額の遺産を相続することになるが、父親の姉妹兄弟たちは、遺産を狙い、一華の殺害を企てる。彼女を守るために、名探偵・千曲川光が雇われ、放たれた刺客たちが犯罪を実行に移す前に、彼が未然に犯罪を防いでいく。前代未聞の名探偵・千曲川を演じるのが、現在放送中の朝ドラ「半分、青い」、「花のち晴れ~花男 Next Season~」ほか、今年も映画、ドラマで存在感を発揮している滝藤さん。千曲川はミステリアスで神出鬼没。犯罪防御率100%を誇る凄腕の一方で、性格は偏屈という設定。殺害計画を実行に移す前に暴かれ、慌てふためく犯人に対し、犯人と同じトリックをお見舞いするという、やられる前にやり返す(?)のが彼の流儀で、痛快な“トリック返し”が毎話、繰り広げられる。広瀬さんが演じる一華は天然美女。彼女の殺害を目論み、複数の刺客が送り込まれてくるのだが、千曲川が毎回、事件を未然に防いでしまうため、彼女自身は自分の周りでそんな恐ろしい計画が実行されんとしていたこと、探偵から命を守られていることにさえ気づかない…。ちなみに、彼女が小さなアパートで一緒に暮らすのは、謎に満ちたツンデレの家政婦で、そもそも千曲川に一華の警護を依頼したのもこの家政婦。一華と家政婦のコミカルなやり取りも本作の見どころとなっており、誰がこの家政婦を演じることになるのか?続報を待ちたい。話が進む中で、なぜ一華はこの家政婦と暮らすことになったのか?など一華、家政婦の過去に関する様々な秘密も明らかになっていく。また5兆円を狙う亡き父親の姉妹兄弟たちも個性的過ぎる強烈な面々ばかり! 強欲な彼らは、一華を最初に殺した者が5兆円すべてを独り占めできるという協定を結んでおり、事故死、自然死、自殺など毎回、凝ったアイディアの一華殺害計画が展開することに。脚本を手掛けるのは、松本潤主演の「99.9-刑事専門弁護士-」やNHKの「4号警備」(窪田正孝主演)などの宇田学。名探偵に天然美女、ツンデレ家政婦に恐るべき刺客、そして“起こらない”完全犯罪…。これまでにないタイプの探偵ミステリーが始まる!「探偵が早すぎる」は7月19日(木)より読売テレビ、日本テレビ系列で放送。(text:cinemacafe.net)
2018年05月30日犬や猫と暮らしながら、子育てをしているファミリーをご紹介する「いぬねこ うちのこ。」。第10回目は、2歳の男の子と猫と暮らすパパ、鈴木賢一さんです。あいさつの鼻チュッ。少し大きな猫マイロと、息子の晴太くんの成長記録をインスタグラムに綴っている鈴木さん。パパがカメラを通して見つめる、2人が遊ぶ姿や寝顔の写真は微笑ましく、ファンも多いです。そんな鈴木さんにうちのこのベストショット、猫と暮らしながらする子育てについて、お話を伺いました。鈴木賢一さん プロフィール群馬県在住。デザイン会社経営。猫好きで登山が趣味。Instagramに息子と猫の成長記録を載せている。「コモドライフ」で連載中。Instagram: @wise01 連載: 「猫と息子の成長記録を撮り続けるパパコラム」 ■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!・晴太くん 2歳8ヶ月・マイロくん 7歳11ヶ月マイロとお話し中。晴太は、新幹線と工事現場で働く車が大好きな、2歳8ヶ月の男の子。最近は会話が成立するようになり、たくさんのことをお話ししてくれて、僕たちを笑顔にさせてくれます。マイロは7歳の雑種で、8.2キロの大きな猫です。今までに怒ったところをほとんど見たこともないくらい、おっとりとした、とても穏やかな猫です。【パパに質問!】 1:愛猫たちとは、いつから一緒に暮らしていますか?生後3ヶ月の晴太と。晴太とマイロが初めて会ったのは、息子が産まれて1ヶ月ほどたった頃でした。最初マイロは、少し遠くから晴太の様子を見ていました。しばらくの間マイロは、息子が泣いたりするのが怖いみたいで、僕が息子を抱っこしているときにだけ覗きにきてくれるくらいでした。でも晴太が叩いたり、尻尾をつかんだりしても、マイロは1度も怒ったりしたことはありませんでした(たまに甘噛みしますが)。2人で遊ぶようになったのは、晴太が産まれて1年くらいたってから。僕がいなくても、マイロは晴太と一緒にいるようになりました。【パパに質問!】2:愛猫たちに「寂しい思いをさせている」と感じたことはありますか?見守り保育。やはり寂しい思いは、すごくさせていると思います。ある日、マイロがトイレではないところで粗相してしまったことがあり、僕が遊んでくれないのを抗議しているのだと思いました。甘えん坊のマイロ。そのことで、以前よりマイロとのふれあいが少なくなったことに気づきました。今まではいつも何も言わず僕たちのそばにいてくれたマイロも、晴太がいることにより僕たちに近寄りづらくなってしまっていて、とても寂しかったのだと思います。それ以降は自ら意識してマイロと接するようにしています。【パパに質問!】3:猫のお世話で、子どもにさせていることはありますか?幼児の寝相の悪さにも動じないマイロ。晴太が2歳になってから、マイロのご飯係に任命しました。僕と一緒にマイロのドライフードが入った袋から適量をすくいあげ、息子が「たくさん食べて」とお皿に出します。食事のときには毎回「たくさん食べてね」と言ったり、僕たちが見ていないところで何か話しかけていることもあり、「何しているの?」と聞くと、「マイロとお話ししてるの」と言っていました。お菓子をおすそわけ。まったく怒らない猫ですが、やはり叩かれたり尻尾を引っ張られたりするのは痛いと思うので、そんな時は「自分もやられたら痛いでしょ、そんなことしてはダメだよ」と教えます。これはこれから大きくなり、友達ができてからもずっと同じことだと思うので、しっかりと教えました。【パパに質問!】4:猫と暮らすことで、お子さんたちにどんな影響があると思いますか?外出先で小さい猫を見つけて笑顔。初めて見る猫や犬を怖がらないで、やさしく接することもできるようになりました。最近マイロが調子悪く、ご飯を吐いてしまったことがあり、晴太も「マイロ大丈夫?」と心配していました。その後、僕の膝の上で寝ているマイロを晴太がギュッっと抱きしめて、鼻にチュッとキスをして、体をよしよしと撫でているのを見て、弱いものをいたわるという気持ちがもうあるのだなぁと感心、感動しました。【パパに質問!】5:猫と暮らしながら子育てをすることのメリットは、ズバリ何でしょうか?生後1歳3ヶ月の晴太と。マイロと同じくらいの大きさになってきました。猫と一緒に子育てすることのメリットは、よく言われる「子どもがやさしく育つ」などがありますが、僕たち夫婦にとってもメリットがありました。初めての育児は思っていたより大変なことばかりで、僕たちは仕事のこと育児のこと、実家や地元から遠いので頼れる人のいない不安と、ぶつけどころのないストレスでお互い毎日イライラしていました。まんまるのマイロ。そんなときマイロは、どんなときもそばにいてくれて、膝の上に乗ってきては僕の顔をペロペロ、いつも大きなお腹を出して寝転がっているので、僕たちをいつも笑顔にさせてくれるので、家族仲良く暮らすことができました。息子はマイロと毎日一緒に生活して、動物にやさしく接することができるようになってきました。これから先マイロが旅立たなければならなくなったとき、彼にとってもすごく悲しくつらいことだと思います。動物と一緒に生活するとういうことは、良いことも悪いことも含め、僕たち親だけでは教えてあげられないことも沢山学べるのではないかなぁと思っています。【パパに質問!】猫と暮らしたい! と考えているパパ・ママさんに伝えたいこと添い寝。僕はインスタグラムやっていますが、世界中には同じくらいの子どもや、猫と暮らす人が本当にたくさんいました。みんな楽しそうに子育てしているのを見て励みになりますし、いろいろな方たちからたくさんのメッセージをいただいたりします。僕たちが子どもの頃は、知らない方たちからメッセージをもらうなんてありえなかったので、こういうコミュニケーションの取り方も、今の子育てのうちのひとつだと考えると、たくさんの人たちと繋がれるこの時代の子育ては、とても嬉しいことだなぁと感じます。▼愛すべき「うちのこ」たちに伝えたい! パパ・ママからのメッセージ「二人とも本当にありがとう。君たちのおかげで、僕たち家族は、毎日笑顔でいられます」 パパとママより鈴木賢一さん、ありがとうございました!
2018年03月23日滝藤賢一が「恋愛工学」のエキスパート、堀井新太が“非モテ男”を演じる12月28日放送の深夜ドラマ「ぼくは愛を証明しようと思う。」。このほど、彼らのターゲットとなり、次々にオトされていく(!?)美女たちに、内田理央、佐津川愛美、筧美和子ら女性キャストが発表された。滝藤さんが演じるのは、意中の相手を落とす“魔法の方程式”=「恋愛工学」を完ぺきに操るモテモテの永沢圭一。堀井さんは、そんな永沢に「恋愛工学」を学びながらモテ男を目指す、典型的な経験不足の非モテ男のサラリーマン・渡辺正樹を演じる本作。原作者の藤沢数希氏が「僕が人生で出会った中で、いちばん美しい女性たち。正直に白状すれば、彼女たちの前では恋愛工学も無力かもしれませんね」と降参気味のコメントを寄せる注目の顔ぶれは、内田さん、佐津川さん、筧さんに加え、真凛、おのののか、入来茉里、間宮夕貴、小山真由、真崎かれん、永島聖羅、椿原愛、藤崎里菜などなど。なかでも、内田さんはS級の人気モデル役、佐津川さんはクールなバーテンダー役で登場し、「恋愛工学」の実地に励む堀井さん演じる渡辺の成長物語を華やかに彩っていく。渡辺の最終目標は、ずばり彼女たちとの「ベッドイン」!だが、彼はこの中の何人を、「恋愛工学」でオトすことができるのだろうか!?内田理央「まんまと好きになると思います」!?「台本を読んで、素直に勉強になりました。女の子ってこうやって落ちるんだなぁと、教科書のように読んでしまいました」というのは、内田さん。演じる宮田理紗は「S級“モグラ”女子。モグラというのは、モデルもグラビアもやっている女の子のことで、それに関しては私も両方やらせてもらっているので共通しているんですが、“S級”という部分にはプレッシャーを感じました!」と明かす。そんな理紗は、滝藤さん演じる永沢が示す「恋愛工学」によって、堀井さん演じる渡辺さんに心を開いていくというが、「まんまと好きになると思います!(笑)女の子はみんな嫌な気はしないんじゃないかな?好きになったり、友達として仲良くなったり、距離が縮まると思います。『恋愛テクノロジー』本当にすごいです!感動しています!」とその効用に太鼓判!?視聴者にも「男性は、かなり恋愛の勉強になると思います。女性は、こんな男性に気をつけた方がいいよ!というのがわかると思います」とメッセージを贈っている。佐津川愛美、「恋愛工学」のアプローチに「気づかないかも(笑)」佐津川さんが演じるのは、バーテンダーの藤森直子。「少し冷めているところがあって、恋愛にも積極的ではない女の子。主演の男性2人を俯瞰で見るようなポジションにいるんですが、私も若いときは輪の中心で話したりはせず、みんなの恋愛話を俯瞰して聞いているタイプだったので、そこは似ているかもしれません」と明かす。まさに「恋愛テクノロジー」でどんどん変わっていく渡辺さんを第三者的に見ているが、もし実際に佐津川さんがこのテクノロジーを使ってアプローチされたら…?「テクニックを使われていることに気づくのかなぁ…?相手が使っているってことが分かったら、楽しめそうですけど、気づかないかもしれませんね(笑)」とコメント。そんな恋愛テクノロジーの「心理学的なところ」がすごいと感じたそうで、「警戒心を持たせないとか、時間を設定するとか、なるほどな! と思いました」とも語り、「もしかしたらいまの恋愛に活かせる学びもあるかもしれません」と期待を寄せている。恋愛に尻込みする者たちへ「恋愛工学」の提唱者が贈る本ドラマの原作者・藤沢氏は、恋愛工学の伝道師である永沢役を演じる滝藤さんについて、「どんな役を演じようとも、自分の世界を創り出してしまう滝藤さんが、永沢をいったいどう演じるのか。いまから楽しみで仕方がありません」とコメント、そして「これからスターダムに駆け上がろうとしている堀井新太さんは、まさに永沢さんに導かれ恋愛のファーストトラックに飛び乗っていく渡辺くんと重なります。誰よりも愛深きゆえに愛を(一度は)捨ててしまう渡辺くん。とんでもなくロマンチックでワイルドに成長していく渡辺くんを僕たちに見せてくれることでしょう」と、展開が気になるコメントを寄せている。さらに、2人たちが手に入れようとする女性キャスト陣についても、「彼女たちは単にルックスがいいだけではありません。演じることに情熱を持ち、これまでの人生を愛に生きてきた、内面から滲み出る真の魅力の持ち主なのです」と、女心をくすぐるかのようにべた褒め。さすがエキスパート!といったところだが、「いま多くの若者たちが恋愛に対して尻込みしてしまっているようです。だからこそ、恋愛工学を学び、すこしでも上手く立ち回ろうと思うのかもしれません」とも分析。「でも、本当は違うんです。ドラマで伝えてもらいたいのは、むしろ逆で、みんな失敗してもいいんだよ、と挑戦する人たちを励ましてあげることなんです。ちょっとだけ勇気を与え、背中を押してあげる。男性だけでなく女性にも見ていただいて、『こうしたら上手くいく』ではなく、むしろ『こうやって失敗してもいいんだよ』というメッセージを受け取ってもらえたら」と思いを込めている。「ぼくは愛を証明しようと思う。」は12月28日(木)深夜0時20分~テレビ朝日にて放送(text:cinemacafe.net)
2017年12月12日しっとりとした大人の雰囲気六本木の「808TOKYO(ハチマルハチトウキョウ)」は和食を提供するお店とは思えないくらい、モダンで落ち着いた空間。店内の間接照明も心地良く、佇寂が感じられる雰囲気です。料理だけでなく、店内すべてのものが熟練の職人の手によって作られており、見る人を楽しませてくれるでしょう。料理を味わうだけでなく、美しいものに囲まれて和食を味わう時間は、極上の時間となることまちがいなしです。お店のものすべてにこだわりを訪れた人の五感を刺激し、新しい食の楽しみ方を提供してくれるお店。料理だけではなく、店内に置かれたものすべてがこだわりを持って作られています。お店の土壁は左官職人である南雲賢一さんによって作られた作品。壁面を飾る大きな花のオブジェは、アーティストでフラワーデザイナーとしても活躍している木村亜津さんの作品です。器も、職人が作り出すものをひとつひとつ厳選してお店に出しています。目の前で削られる追いトリュフに五感が刺激されるこのお店の名物とも言える「黒鶏追いトリュフ土鍋ご飯」。土鍋ご飯は、毎月季節のおまかせとして登場しますが、「黒鶏追いトリュフ土鍋ご飯」は定番メニューとして楽しめます。丁寧に炊きあげられた土鍋のご飯だけでも十分堪能できますが、目の前で削られる追いトリュフは目と耳を刺激し更に満足感を得られます。なかなか味わうことの出来ない大人のための逸品です。美しい演出と共に旬の鱧を贅沢に味わえる一品「鱧の焼き霜造り 大葉のスモーク」を注文すると、テーブルの前ではドキドキするような演出が待っています。透明な蓋がかぶせられた容器を外すと、白い煙と共に美しい鱧が現れるのです。鱧はバーナーで丁寧に炙られ、最高の食感。鱧のお出汁とお酢のソースでさっぱりと食べれます。味覚だけではなく、視覚、嗅覚など五感すべてを刺激する特別な演出でお客さんを楽しませてくれるでしょう。何度訪れても足りない!毎月違うコースメニュー食材の旬を活かしてメニューが考えられているため、コースの内容は毎月変わります。お店に足を運ぶたびに、味だけではなく見た目でも新しい発見が見つかるでしょう。ただ、新しいものを作りたいという思いで奇抜な料理が作られているわけではありません。和食の文化や歴史を重んじて、そこに時代のエッセンスが加えられた、新しい和食を目指しているのです。東京メトロ日比谷線の六本木駅から徒歩3分ほどあるお店「808TOKYO」。駅からのアクセスも良く、仕事関係の人との食事会や女子会でも気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです。洗練された大人の空間で、最高の料理とおもてなしを堪能してみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:808TOKYO住所:東京都港区西麻布1-1-1 エッジビル 2F電話番号:050-5593-8616
2017年08月09日4月29日(土・祝)放送の「世にも奇妙な物語‘17春の特別編」に、俳優の滝藤賢一が出演することがこのほど決定。すでに、菅田将暉主演の「カメレオン俳優」、遠藤憲一主演の「妻の記憶」が放送されることが発表されているが、これに続きショートショートのラインナップが明らかになった。いま最も忙しい俳優のひとり、滝藤さんが主演するのは、漫画家・江口寿史の短編ギャグ漫画「江口寿史の爆発ディナーショー」から、「しりとり家族」「しりとり家族ふたたび」をドラマ化。4月スタートの月9ドラマ「貴族探偵」で、運転手かつボディーガード・佐藤役を演じることでも話題となっている滝藤さんが今回演じるのは、どこにでもいそうなちょっとトホホな父親役だ。さらに妻役には、ドラマや映画、朗読劇など様々なジャンルで活躍する内山理名、娘役には「咲-Saki-」や『君の膵臓をたべたい』『亜人』などに出演するいま注目の若手女優・浜辺美波、息子役に中川翼が出演し、普通の4人家族が食卓で「しりとり」する様をひたすら描くという、シュールなコメディーながら心温まる作品となっている。そのほか、「赤」「ノック」が放送。お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーが出演するショートショート「赤」は、新商品「宇宙一赤いトマトジュース」の発売イベントに呼ばれたカズレーザーさんが、赤だらけのイベント会場で突然、具合が悪くなってしまい…というストーリー。赤い衣装でお馴染みのカズレーザーさんならではの企画に、“本人役”で登場。そして相方・安藤なつも出演する。また「ノック」には、2014年度「第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ファイナリストで、「動物戦隊ジュウオウジャー」ジュウオウエレファント/タスク役の渡邉剣が参加する。「世にも奇妙な物語‘17春の特別編」は4月29日(土・祝)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年04月12日滝藤賢一が主演を務める、テレビ東京のスペシャルドラマ「ハノイ発夜行バス、南下してベトナム1800キロ縦断旅」が、2月26日(日)16時から放送される。このほど、滝藤さんの奮闘ぶりがよく分かる劇中写真とともに、本人からコメントが到着した。勤続17年のサラリーマン・鈴木広太(滝藤賢一)が、40歳にしてもらった10日間の有給休暇。家族で旅行しようと思ったら、妻は仕事、子どもはお稽古ごとで忙しい。「あなた1人でいってらっしゃい」「僕1人で大丈夫か…」。そこで出かけた初めての海外1人旅。ベトナムの首都ハノイからホーチミンまで、長距離バスと鉄道を使い1,800キロを縦断する。訪れた時期は旧正月“テト”。休みの少ないベトナムの人にとって家族と過ごせる一番幸せな時間。日本と違う金銭感覚に頭を抱え、ベトナム戦争の傷跡を知り、昔ながらの漁村で南シナ海の海の幸を食べる…。40男のサラリーマンがベトナムからもらったものとは…。ベトナムで暮らすリアルな人々が出演し、現在のベトナムをとらえる虚実ないまぜの不思議な本ドラマ。主演を務めるのは、堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」での熱演で一躍注目を浴び、『るろうに剣心』『テラフォーマーズ』と話題作に立て続けて出演、2017年は4月期フジテレビ月9ドラマ「貴族探偵」出演や岡田准一主演『関ヶ原』で豊臣秀吉を演じるなど、いまもっとも注目を集める実力派俳優・滝藤さんが、現地の人々を巻き込みながらリアルにベトナムを縦断する。「“ベトナム縦断?絶対やります!”」と「1秒で返事しました」という滝藤さん。「主役は無条件で受けさせていただく私ですが、ベトナムを縦断できるなんて…まるでご褒美をいただいた気分。仕事という意識が皆無な自分が恐ろしいです(笑) 危ない危ない…」と出演決定時をふり返る。「ベトナムならではのトラブルがありながらも(出演者のドタキャン、予定どおりに出発しない、到着しないなど)全てがいい方向に向くという奇跡の連続!最小限の人数で巡ったベトナム縦断は、とても素敵なチームで、ドラマかドキュメンタリーか、ただのプライベートな旅なのか錯覚するほどでした。楽し過ぎて未だに、ベトナムの余韻が抜けません」と語り、「今後も、主人公の鈴木公太が世界中を旅することを切に切に願っています!」と続編を希望するほど気に入った様子。プロデューサーを務めた瀧川治水(テレビ東京制作局制作番組部)は「素顔なのか、芝居なのか、わからない微妙な表現をしてくださる滝藤賢一さんの鈴木広太という40男の本音が全編にほとばしっています」と自信たっぷりにコメントを寄せている。「ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン-ベトナム1800キロ縦断旅」は2月26日(日)16時~テレビ東京系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月26日女優の小雪が主演を務めるフジテレビ系ドラマ『大貧乏』(来年1月8日スタート、毎週日曜21:00~21:54)に、成田凌、神山智洋(ジャニーズWEST)、滝藤賢一、奥田瑛二らが出演することが9日、明らかになった。このドラマは、勤務先の人材派遣会社・DOHの倒産で"大貧乏"に転落してしまった小雪演じるシングルマザー・七草ゆず子が、暴れん坊な息子とおてんば盛りの娘を抱えながら、理不尽な社会に立ち向かうというストーリー。彼女を支えるエリート弁護士・柿原新一を、伊藤淳史が演じる。成田は、DOH営業部の若きエース・加瀬春木役。敏腕な営業マンだが、真面目な優秀タイプでなく、若くして人間の嫌な部分を知り尽くしているというキャラクターで、成田は「役としては、どこかつかめない緊張感や親近感が出せればと思っています」と語る。神山は、柿原法律事務所の新人弁護士・木暮祐人役で登場。洞察力に長け、柿原が求めることを瞬時に察知できるという優秀な男だ。滝藤は、DOHの経理部長・浅岡礼司役。倒産をめぐって次々と襲いかかる波乱の展開の鍵をにぎる人物で、「座長の小雪さんを中心に、一丸となって痛快なドラマを日曜日の夜に皆さまにお届けできるよう頑張ります!」と意気込む。そして奥田は、DOH社長の天満利章役で出演。シングルマザーのゆず子が働きやすい環境を整えてくれた恩人という役どころで、「話の展開の中で自分の役がどう転がりどう表現するのか、これには自身、強くワクワクしています」と期待を語っている。
2016年12月09日写真週刊誌で、芸能&事件班とグラビア班を取り仕切る副編集長にして、次の編集長の座を狙うライバル同士。吉田羊と滝藤賢一がこの役を演じると聞いただけで、よく知りもしない写真週刊誌の編集部の様子がなぜかリアルにイメージできてしまう。校了前の“戦場”と化した編集部で、大声を張り上げ、互いのやり方を認めずに丁々発止の激論をぶつけ合う。実は若いときからなぜか対抗意識を持っていて…そんな、時間を超えたドラマ性まで妙にリアリティをもって想像させてしまうのは、この2人の演技力の高さ、絶妙な存在感ゆえである。この数年、次々と話題の作品に出演して注目を浴び、いまや日本映画界に欠かせない引っ張りだこの人気俳優となったという点でも共通している2人が、映画『SCOOP!』および、お互いについて、知られざる、とっておきの特ダネも…?――普段は、パパラッチに狙われる側であるお二人が本作では狙う側の写真週刊誌の副編集長を演じられていますね。滝藤:僕なんて狙われたことないよ!――いやいや、きっと虎視眈々とパパラッチが狙ってますよ(笑)。滝藤:そうなの(笑)?吉田:演じてみて「こういう風に(スクープの撮影を)やっているのか!」と興味深かったですね。実際、本物の張り込みの現場の様子の映像なども見せていただいたんですけど「こんなに手の内を見せていいのかな?」となぜか心配までしつつ(笑)。――写真週刊誌に対してイメージは変わりましたか?吉田:最初は二階堂ふみちゃんが演じた野火と一緒で「こんな仕事…」とか思ってたんですけど、演じる中で「なにがなんでもスクープ撮ってやるぞ!」って気持ちになってくるし、世間の反応を見て「自分は世の役に立っているんだ」なんて正義感まで芽生えてくる。それが原動力であり、大義名分にさえなってくるんですよね。映画の撮影が終わる頃には、私自身の感覚がちょっとすり替わっているのに気づいて怖くなりましたね。――お金とか部数増加のためではなく…吉田:お金に関係なく、自分がやったことが世の中を動かしたり、世間をあっと言わせたりする快感や興奮があるんでしょうね。理解したくないけど、ちょっと理解をしてしまったり…(苦笑)。滝藤:そりゃ、撮られるよりも撮る側の方がいいですよね。吉田:世間の「知りたい」という欲って底知れないもので、どんなに撮っても「その次が見たい!」ってなるんですよね。滝藤:僕はそこまで図太くないから無理だなと思いました。本人を前に直撃したりなんてできない!繊細ですから(笑)。だから僕は、グラビア班でよかった…。――グラビアといえば、映画の中でも“袋とじ”グラビアが出てきますね。滝藤:夢があっていいのかなぁ…(笑)?僕は破らずに、こうやって(隙間からのぞくように)見ます。吉田:そこで袋とじを破るか?破らないかの差、一線を超えるかどうかの基準って何?好きなタレントかどうか?――さすが芸能・事件班担当の副編集長!切り込みますね(笑)。滝藤:いや、破ったら見たってわかっちゃうでしょ?跡を残したくないんですよ。奥さんに知られるのはいいけど、僕の楽屋に置いてあった週刊誌の袋とじが破れていたら「滝藤賢一が袋とじを見た」ってなるわけでしょ。吉田:滝藤さん的には見たい欲求はあるけど、周りにどう見られるかを意識して…(笑)?滝藤:そう。僕は他人に対する壁が高いというか、シャットアウトしようとする気持ちが強いんでしょうね。――週刊誌の繰り出す芸能ネタに熱狂する人々の気持ちは理解できますか? 「見たい人がいるから、撮る人がいる」という論理もありますが…。滝藤:欲求はあるでしょうね。ただ、僕は常に「逆を問う」ことを大事にしています。「こういうニュアンスで書かれているけど、本当なのか?もしかしたら逆だったり、都合よく切り取られたりしてるだけなんじゃないか?」と。全てを鵜呑みにするんじゃなくて。――もしご自分に関する記事が出たら、どう受け止めますか?滝藤:僕の記事ですか?もし真実ならば、しょうがないですよね。でもそうじゃないなら…反論したくなるなぁ。吉田:しますか?滝藤:しないでしょうね。反論したらしたで、それがまたニュースになって…。そうならないように努力するしかないのかな?だいたい、そんな努力する必要あるのかな?僕の場合、そんなこと意識したのは「半沢直樹」直後だけでしたよ。――いまでは、もしも何かあれば一斉に飛びつきますよ(笑)!滝藤:何かあればね。何もないもん。吉田:うまくやっているから(笑)?滝藤:違う(笑)!家族がいるし、仕事しかないから!結局、そこでリスクを冒してまで、仕事の運気を変えたくないんです。僕は自分のことが大好き人間だから(笑)。――今回、お二人が演じたのは、同じ雑誌内でライバル関係にある定子と馬場という副編集長でした。お互い、これまで共演経験も多くて互いをよく知っていらっしゃるとは思いますが…。吉田:実は、そんなに以前から何回も共演経験があるわけではないんですよね。しっかりとお芝居で絡めたのはこの映画とWOWOWの「コールドケース」くらい?ただ、もともと、舞台出身ということで、似たようなスタンスでこの世界を生きている仲間意識、同じニオイのする同族意識があるのかな?滝藤:嬉しいですね。僕は勝手に“ライバル”だと思っているから(笑)。吉田:そうなの?滝藤:同じようにずっとやってきて「なんで売れないんだ?」って思ってた。自分のことも、羊さんのことも。だから『HERO』で羊さんがガツンと来たときは「ほら来た!」って(笑)。僕だけでなく、周りで見てきた俳優さんはみんなそう思ってたと思いますよ。――お互いを「似ている」「同族」と思うのはどういった部分で…?吉田:何でしょうね…どこかで「自分は何かを成し遂げられるかもしれない」って根拠のない自信を持っているところ…ありません?滝藤:あります(笑)。あとは、ひたすら現場で腕を磨いてきたっていうところ。小さな役でもひとつひとつ、積み重ねてきた自負がある。一作一作が勝負なんです。映画『八日目の蝉』でも、羊さんはラストだけだったでしょ?でもあれ見て「やっぱりすげーな!」って思ったもん。吉田:そういえば「傍聴マニア」もありましたね!滝藤:検事と被告人の関係でしたね。吉田:この時点で、私の中では『クライマーズ・ハイ』の印象があったんですよね。滝藤さんといえば、出る作品ごとに存在感を示していて、しかもいい作品ばっかり出てる!この人みたいになりたいなって憧れていました。「傍聴マニア」で共演したとき、私のアドリブにこれ以上ないっていうくらいのベストな返しをしてくださって、これだけ柔軟で、対応力があるからこそ求められているんだなって肌で感じました。――お二人とも様々な作品に出てこられましたが、世間的な意味で“全国区”の知名度を得たのはこの数年ですね。お話を伺っていると、売れる以前と以降でやっていること自体は変わってないように思えますが、売れる・売れないの差はどこにあるんでしょうか?滝藤:(指でこちらを指しながら)運!そうじゃないかなぁ?だって、うまくても埋もれている人もいっぱいいますし。発見してもらえなければ、世間に出てこられない。努力はしていて当たり前だし、才能がある人なんてゴロゴロいる。あとは運とか巡り合わせじゃないかしら?吉田:タイミングとか巡り合わせはあるよね。滝藤:自分がタイミング合わずにお断りした役で、別の俳優さんが助演男優賞を獲ったこともありますし(苦笑)。いつ何があるかわからないから、常に準備をしておく――結局、一作ずつを大切にしていくしかないんですよ。全てをチャンスと思ってやっておかないと、誰が何を見てくれているかわからない。積み重ねがなければチャンスすら来ないですしね。(無名塾時代の恩師の)仲代達矢さんは「チャンスは人生で3度来る」っておっしゃっていました。――そんなお二人から見て、今回の主演の福山雅治さんの存在は…?滝藤:僕とは見てきた世界が全く違う。持って生まれたもの、運命もあるんだろうし…カッコいいですよ。こちらが真似のしようのないお芝居をされますよね。吉田:でも、いい意味で変わらない方ですよねオンもオフも。「俺は福山だから」ってところがないんですよ。今回、特にカッコ悪い役ですけど、そこでカッコよく見せようって意識や欲が全くないのがカッコいい。私が見てきた、第一線で走ってきた人たちに共通することでもあります。自分ならカッコよく見せようとしちゃう気がします(笑)。滝藤:福山さんは気さくに話しかけてくださるんですけど、こっちは緊張しますよ、どこかでやはり…。吉田:わかる!わかる(笑)!やっぱりみんな、福山雅治のファンなんだもん!――お二人の中で福山雅治といえば…吉田&滝藤:チイ兄ちゃん(「ひとつ屋根の下」)!滝藤:「何なら、店ごと買い占めるか」ってしびれましたよ!(※妹の小梅がキャバクラに乗り込んでのセリフ)。吉田:あった!あった(笑)!!テレビ見ながら叫んでました。滝藤:あの福山雅治さんと共演しているって…いまだに不思議な気分です(笑)。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年09月30日俳優の滝藤賢一が7月1日(金)公開の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の日本語版で、物語のカギを握る新キャラクター“タイム”の声を演じることが発表になった。その他の画像本作は『アリス・イン・ワンダーランド』のその後を描く作品で、アリスが親友マッドハッターの危機を救うために、再びワンダーランドに戻り、時間をさかのぼる冒険を繰り広げるが、時が正しく流れ、過去が改変されないように見張っている番人が“タイム”だ。「ついにハリウッドデビューか!と嬉しかったです。やっとこの日が来たかって(笑)」と喜ぶ滝藤は「ジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターと共演している気持ちにさせていただける素敵な現場だったと思います。勘違いしてしまいそうでした(笑)」とコメントした。滝藤は徹底的に準備を重ねて現場に臨むことで知られているが、彼がワンダーランドの番人にして、どこかコミカルな面も持つ“タイム”の声をどう演じるのか気になるところだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』7月1日(金) 全国ロードショー
2016年06月24日俳優の滝藤賢一が、映画『アリス・イン・ワンダーランド』の6年ぶりとなる新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(7月1日公開)で新キャラクターの時間の番人"タイム"の日本語版声優を務めることが23日、わかった。映画声優初挑戦となる。滝藤が演じる時間の番人"タイム"は、誰もが敵に回したくはないと恐れている人物。無限の空間にそびえる永遠の城に棲む、"時間"の化身で万物にパワーをもたらす万物の大時計を守り続けており、その大時計とシンクロする時計仕掛けの心臓を持つ、半身人間、半身機械という摩訶不思議な存在だ。おどろおどろしい姿とは裏腹に、自信家で間抜けという愛嬌のある一面も持つ。オーディションを受けて決定したという滝藤は、「ついにハリウッドデビューか!とうれしかったです。やっとこの日が来たかって(笑)」と声優が決まった時の喜びをコメント。アフレコについて「声だけで表現することは難しく、大変でした」と振り返り、「ジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターと共演している気持ちにさせていただける素敵な現場だったと思います。勘違いしてしまいそうでした(笑)」と冗談交じりに語った。本作は、前作から3年後の世界を舞台に、悲しい過去に心を奪われ帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャー。白の女王役の深田恭子をはじめ、マッドハッタ―役の平田広明、アリス役の安藤瞳、赤の女王役の朴ロ美(ロは王へんに路)の日本語版声優の続投も先日発表された。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年06月24日映画『アドバンスト・スタイルそのファッションが、人生』の公開にあわせて下北沢B&Bで行われた、BEAMSクリエイティブディレクター・青野賢一さん×『東京を生きる』を執筆されたライター・雨宮まみさんのトークイベントのレポート記事をお送りします。第一回の対談記事<人の言いなりになっていたら明日死ぬかもしれない>第二回の対談記事<人は歳をとると自分自身を受け入れる。私は私どうにもならない>はこちら上質なものを長く使うのは無理…かもしれない雨宮まみさん(以下敬称略):上質なものを一生使う、という傾向が最近はありますよね。でも、クローゼットの中が上質で飽きがこないものだけで構成されてたら、私はちょっと息苦しいんです。これをずっと大切に、ずっと使わないとっていうプレッシャーを感じてしまって。いくつかは、飽きたら捨ててもいい、買い換えてもいい、というものもあって欲しいなって気持ちがあります。そのときの気分で、着たいものも変わりますし。青野賢一さん(以下敬称略):僕もお店で販売スタッフやってた頃、お客さんによく言ってたのが、「一生モノなんてほんとないですから」で(笑)ほんとにないんですよ。年齢も変わるし、メンタルもかわるし、環境も変わるし。そういうことを考えると口がさけてもいえない。でもメディアはそういうこといっていかなきゃいけないのでね。でも一生モノなんてないなってずっと思ってました。雨宮:誠実に言うとしたら、5~6年は着れますよ、ってくらいですよね(笑)。青野:そうですね(笑)結果的に一生だったらいいんですけどね。気がついたらそのくらい長く使ってるって位がちょうどいいかなと。スタイルを持つという到達点雨宮:この映画では、スタイルを持つということが一つの到達点となっていますよね。それってずっとみんなが目指していることのような気がするんです。自己啓発書を読んでも「スタイルを持つことが重要だ」と何百回も言われるけど、なかなか持てないなと感じます。青野:そもそもスタイルってどういうものなんでしょうね?流行という意味でファッションを考えるとその時その時とっかえひっかえしても、ファッショナブルだけど、それはあなたが着なくても、トレンドが担保されている状態ってことですよね。それを繰り返していくと疲れていくだけじゃない?ってことはわかるんですけどね。雨宮:そうすると、逆に「この服は私が着なかったら誰が着るんだろう?」っていうのを選ぶのはありですね。青野:なんか、服に呼ばれることってないですか?お店に行って、あれ?って。雨宮:あります。パッと見かけて「あれだ!」と思うこともありますし、プレセールで見て、さらにセールの終わりかけの頃に、何回も値札を貼り直されて70%offとかになってるどうしようもない服を、「これは私が着ないと誰も着ないかもしれない」と思って買ってきちゃうこともあります(笑)。妙に愛おしくなっちゃったりして。青野:ありますよね!お店に入って見回したら、なんかあの色のあれが気になるなって。あるんですよね。で着てみたら、やっぱりよかったって。この人しか着られないとか、着てあげないと…というのはいわゆる流行、ファッションとは違うレベルの感覚ですよね。お直しして着る服青野:あと、今年は着られなさそうな、前シーズンのものを直して着ることはありますか?雨宮:祖母が洋裁ができるので、袖を切ってもらったり、ワンピースを巻きスカートに直してもらったりはありますね。でも身近にできる人がいなければ、なかなか難しいかもしれません。自分ではせいぜい裾上げ程度かな。青野:でも、それ、すごくいいなあと思うんですよね。『アドバンスト~』のなかでもカスタマイズする人も結構いて。自分の髪の毛でつけまつげを作ったりする人とか。自分でどんどん手を入れて、ちょっと形を直せば今シーズンも着られる、服って直せるんだよってことはもっと知ってほしいですね。雨宮:そうですね、丈は直しやすいですし、ボタンを変えるのも簡単ですね。青野:ボタンは効果ありますね!雨宮:あと、アクセサリーも簡単なものなら、今はすごく作りやすくなってますね。パーツ屋さんが増えて、イメージに近いものを作りやすい。そういう工夫はしやすいですね。青野:それが、既製服をより自分の方に引き寄せることになりますよね。それこそがファッションがスタイルになっていく、一つの契機だってことはあると思います。正解が狭まる怖さ青野:これってどういうふうに着るんですか、何に使うんですか?っていう質問はお店でもよくあるんですが、そんなの好きにやればいいじゃん、って僕は思ってしまうんです。どう使えるかっていうよりは、これこういう風に使えるじゃんとか、柄が気に入った布があったとしたら、シャツ、ワンピ、カーテン、テーブルクロスでも、色々できるんですよね。でも、「これはどういうもの?」と聞いてしまうと、物の可能性をどんどん消していってしまってもったいないなって。雨宮:正解が欲しいんですよね。「あの人、テーブルクロス巻いてるんじゃない?」とか「後ろ前を逆に着てるんじゃない?」と思われたくないって気持ちが強い(笑)。誰が見ても、「あの着方で正しいんだな」っていう答えが欲しいなという気持ちは、私にもあります。青野:なるほど。今親切な世の中だから、これはこうしてください、とだまってても何でも進んでいくということはすごく多いと思うんですけど、そこで失ってきてしまった視点の多様性っていうものも復権するとよさそうだなと思います。雨宮:そうですね、自分にとって少し謎なものに挑戦したりするのも重要ですね。私、最近大きい花瓶を買ったんですけど、ハイビスカスの模様がついてるんですよ。 これ、どうしようと思って。ハイビスカスを活けるのも変な気がするし、ハイビスカス以外は合うのかな?とも思うし。どうしろっていうんだろうと(笑)。でも意外に使うのが楽しいんです。私の場合はこうやって使った、ということでいいんだろうなと。うまくいくと嬉しいんですよ。失敗しても、部屋の中のことですし。青野:服の着方も結構似ていますね。僕、よくやるのが、家から近所のスーパーにいくときに、この組み合わせやってないけどやってみようって10分だけその恰好でいくんです。それで、歩いてて嫌な気分じゃなければ、これいけんのかな?ってなります。電車乗っちゃうと最後って感じするじゃないですか。雨宮:(笑)。そうですね、気心の知れてる人がいるときに着ていったりするのもいいですね。変だったら容赦なくツッコまれるような関係の人たちとの飲み会とか、実験の場にはちょうどいい。人との関係性の中で楽しむ服雨宮:私は、すごく派手な格好をすることに少し怖さを感じてるところがあるんです。でも、私のように「できない」と感じてる人が多いからこそ、こういう本(『アドバンスト・スタイル』)が何度でも世の中に出てきてくれるんだなと思います。青野:特に日本だとロールモデルみたいなのが求められるじゃないですか。だから、単純に憧れをもって、めざすものがあるのは必ずしも悪いことじゃないなって。最後にですが、今、せっかく服が好きで好きなように着られるんだったら、憧れを持つのもいいし、シンプルに楽しんで制約なく服を着れたらいいなあって思います。僕は誰と会うとかってことを大事にしているので、派手な方向に振り切ることは中々ないんですが、人との関係性の中でファッションを楽しみたいですね。雨宮:コミュニケーションとしての服ですよね。私もそういう風にも楽しんでいけたらいいなと思っています。―それでは、今日はありがとうございました。
2015年09月02日映画『アドバンスト・スタイルそのファッションが、人生』の公開にあわせて下北沢B&Bで行われた、BEAMSクリエイティブディレクター・青野賢一さん×『東京を生きる』を執筆されたライター・雨宮まみさんのトークイベントのレポート記事をお送りします。第一回の対談記事<人の言いなりになっていたら明日死ぬかもしれない>はこちら路上で知らない者同士がとるコミュニケーション青野賢一さん(以下敬称略):東京は、全然知らないもの同士が路上でコミュニケーションすることって、スナップ撮らせてください、位しかないですよね。雨宮まみさん(以下敬称略):海外だと、すれ違うときに普通に「その服素敵ね」とか言う人、いますよね。日本ではあんまりないですが、たまにお歳を召した方に「その帽子いいわね、どこで買ったの?」とか、普通に訊かれることもあったりして。そういうの、言えるといいなあと思うんです。自分も素敵な人に「素敵ですね」とただ言いたいときがあるんですが、不審者と思われるのが怖くて。青野:ガードが固い感じですよね。街を歩いている時でも、なるべくそういうものを遠ざけたいというか、面倒くさいものを避けたい気持ちは確実にありますよね。雨宮:ただ一言、賞賛したいだけなんですけどね。でも、そういう声のかけ方に慣れてないので、どうしても不自然になりそうです…。青野:そこで、うまく伝わればいいんですけどね。なんて一言目にしようとか考えちゃう(笑)。『東京を生きる』著者:雨宮まみ(大和書房)雨宮:『東京を生きる』でも書いてるんですけど、たまに本当に素敵な人を見かけることがあって、そのコーディネートやその人の佇まいをしっかり見たくて、しばらくそっと追いかけちゃったりすることがあります。ほんとは写真撮りたいくらいなんですけど…。我慢して、目に焼き付けてます。青野:本の話が出ましたね。今、雨宮さんが目に焼き付けるといいましたが、ぼくは『東京を生きる』を読んで、あなたの目線の強さというか、見る力がすごいなと思って読んでいたんです。なんでもない景色に関するディテールの言及の仕方とか、人の姿を見る視点がすごいなと。だから僕も今日気が抜けない感じで(笑)。それは自意識過剰かもしれないけど、そう思ってしまうほど、目の力が凝縮されている本だなって。雨宮:見るのは確かに好きなんですよね。でも、自分の見たものの中からいいものを選べるかというとそうでもなくて、たくさん見ていると、どれもいいと思ってしまうんです。東京って、本当に色んなスタイルがあって、家具や服、全てにいい物があるから、高いものも安いものも、北欧もアンティークもいいなとか思っちゃって。でも、それぞれはセンスのいいものでも、ごちゃごちゃに置いて合うわけじゃないんですよね。ふと振り返ると、だいたいごちゃごちゃになっているので、『人生ががときめく片付けの魔法』を再読しては、捨てに捨てまくったりしてます(笑)。そういう人、すごく多いと思います。日本の褒め言葉「かわいい」の相容れなさ雨宮:『アドバンスト・スタイル』のような世界観が、東京で成立しない理由のひとつとして、『女の子よ銃を取れ』という本でも書いたんですが、日本では「かわいい」っていう褒め言葉がすごく強いんですよね。「かわいい」って、年齢を重ねていくこととは相容れないじゃないですか。「かわいいおばあちゃん」みたいな言い方もあるけど、ちょっとバカにしてるところがある気がして、私はあまり好きじゃないんです。かわいいかかわいくないかしかないのかな、と思ってたときに、「ティムガンのファッションチェック」という、素人が変身していく番組を見たんです。そしたら褒め言葉がすごく豊富で。「存在感がある」「すごくシックだね」「ゴージャスだよ」とか…。「かわいい」とか「きれいだね」はほとんどなかった。こんなにたくさんの褒め言葉があるのに、なぜ「かわいい」だけになってしまうんだろうって、褒め言葉の貧しさを感じてしまいました。「かわいい」以外にも、自信を持たせてくれる言葉はたくさんあるのに。青野:かわいいといっときゃ、何か伝わっている気がするみたいなのはありますね。雨宮:どんなに褒められても、「かわいい」と言われないと不安になる気持ちも正直あります。「かわいい」と言われることが好意の証、みたいに思っちゃうんですよね。青野:すごくレンジが広い言葉ですよね。なので、便利な言葉というところはあるかもしれません。雨宮:ちょっと褒める時に、ほとんどその言葉でまかなえるので、豊かな言葉ではあるんですけど、歳を取るとやっぱりかわいいと縁を切らなきゃならなくなるっていうことがすごく恐怖で。でも『アドバンスト~』のこういう形で美しく着飾っている人を見ると、かわいいとかにこだわってる場合じゃないよなって。元気付けられます。力強いですね。青野:パワフルですよね。白いフリルのついた傘が映画に出てくるんですけど、可愛いという言葉で表現されるような小物でも、たとえば違うスタイリングをしたら、また違う存在感や価値を与えられる。どういう風に組み合わせるか、ということで「かわいい」ではなく、スタイルが生まれるってことはありますね。必ず読み返す『エレガンス』という本雨宮:『エレガンス』というイギリスの小説があるんですが、美から遠ざかっていたアメリカの女性がイギリスに移住して変わっていくというお話なんです。元気がないとき、必ず読み返す本で。ある時、彼女がアスコット競馬に行くための帽子を買うことになって、他の人たちと同じような、ツバの大きい派手なものを買おうとするんですけど、そこへ通りがかった素敵なマダムが「あなたにはそれお似合いにならないわ。もっと小さくてベールのついた帽子が似合うわ」と言うんです。彼女には本当にその帽子が似合ってしまう。でも、「周りから自分は浮くのではないか?」と不安を口にすると、「溶け込むのは女学生まで。人と違うことは罪ではないのよ、財産です」と言われる。まるで日本のようなシチュエーションだなと思ったんですが、イギリスでもこういうことはあるんだなと。文化の違いはあるでしょうけど、特に『アドバンスト~』の映画を観ていると、ニューヨークだからみんなが自由に生きてるって訳ではなくて、やっぱり戦って得てきた自由であり、個性なんだなと感じました。青野:素敵な本ですね。似合うでいうと、歳を重ねたからこそ似合ってきたものってあったりしますか?雨宮:シンプルな服ですかね。似合うというか、昔はとにかく飾りがついているものがおしゃれだと信じてたので、シンプルなのが着れなかったんです(笑)。あと、失敗を繰り返してきた分、似合うものはわかってきたのですが、似合うものも少しずつ変わっていくので、安全圏から半歩出るようなものを選びたいなと。青野:やっぱりそういう積み重ねみたいなものがありますよね。映画に出てくる方々って私たちよりもっと積み重ねがある方ですから、ただ、自分が着心地が良いとか似合うだけじゃなくて、さっきおっしゃったように半歩でて、少しづつアップグレードしてこられた感じが、服だけじゃなく、発言からも感じられますよね。雨宮:そうですね、センスは別に最初からあるものじゃなくて、磨いていけるものだっていうセリフも映画内でありましたもんね。青野:やっぱり突然変異でここにはやってこないですよね。僕は今47歳なんですけど、昔はベージュが似合わなくて全然着られなかったんです。でも今は髪が結構白くなってきて、そうなってくると、突然着られるようになってくる。そういう体験があるので、この歳になってから着られないものって当然あるんですけど、この歳になったから、着られるものもあるんだなぁって。雨宮:歳をとって自分の見た目がフレッシュさを失った時こそ、派手な服を着ると、明るさが足されていい感じになったりしますよね。若い頃に着たら過剰だった服が、歳を取ると以外に似合ったり。青野:若い人がパンとしてて派手なのは、まぶしくて見てられないことはありますね。雨宮:まぶしくて見てられないって(笑)。私、「人は歳をとると自分自身を受け入れるようになるわ、私は私、どうにもならないでしょ」っていうセリフがすごく好きで。私自身、自分を受け入れるのに時間がかかったタイプで、やっと受け入れることができても「今朝のこのほうれい線は受け入れられない…」とか思ったりして(笑)。受け入れないといけないものはどんどん増えていくんですよね、でも同時に、受け入れるとどんどん軽くなる気がしています。【次回に続きます。お楽しみに!】
2015年08月27日今回は、映画『アドバンスト・スタイルそのファッションが、人生』の公開にあわせて下北沢B&Bで行われた、BEAMSクリエイティブディレクター・青野賢一さん×『東京を生きる』を執筆されたライター・雨宮まみさんのトークイベントのレポート記事をお送りします。映画『アドバンスト・スタイルそのファッションが、人生』とは?NYの街角を闊歩する、over 60のおしゃれな女性たちを紹介したファッション・ブログ「Advanced Style」。このブログからはじまった写真集は世界中でベストセラーとなり、ついには映画公開となりました。ブログにも登場するエレガントな七人を四年間にわたって密着した、素敵なドキュメンタリー映画です。人のいいなりになっていたら明日死ぬかもしれない青野賢一さん(以下敬称略):そもそも僕らはなぜここにいるのか、の話からしましょうか。雨宮まみさん(以下敬称略):私は、Numéroという雑誌で、『アドバンスト・スタイルそのファッションが、人生』に関して、一ページ映画評を書かせていただいたんですよね。青野:僕は、劇場用パンフレットにエッセイを書いたり、雑誌『装苑』でやはり映画にまつわるエッセイを書かせていただいたり。そういうことで私たちは座ってます。まずは、『アドバンスト・スタイル』に対する率直な感想としては、「いくつになってもファッションっていいよね」っていう当たり前の話は大前提として、出演者が歳を取っていくことに関するシークエンスが印象的でした。雨宮:そうですね。本当に生きること、装うことが戦いというか、今、人のいいなりになっていたら明日死ぬかもしれない、という切実さが感じられました。そういうことが老いを通じて伝わってくるように描かれていましたね。青野:舞台であるニューヨークと日本を置き換えるとまた違うところがあるかもしれませんね。ファッションと自分の関係性というか、ニューヨークだからこそ成立することもあります。雨宮:ありますね。出演者の有名ファッションブロガーが歩いているときに、「あなた有名人でしょ!知ってる!一緒に写真撮ってー!」って気軽に声かけるノリは、東京じゃあまりないなと。あと、『アドバンスト・スタイル』はブログから出発していますが、そういう新しいものが出てきたときに、認められるスピードもとても速いですよね。私は『アドバンスト~』の写真集を知った頃に、ちょうどL’idéalというブログを見つけたんです。まさに『アドバンスト~』の日本版のような感じで、本当に素敵で。皆さん、奇抜すぎず上品で、本人にとても似合った服装をしてらっしゃるし、パーフェクトだからどこにいても違和感がないんです。かといって周りには埋没していなくて。打ち破る人の価値雨宮:私の祖母もこの『L’idéal』を写真集(『Over60 Street Snapいくつになっても憧れの女性』)で見ていて、とても喜んでましたね。祖母は福岡に住んでいて、おしゃれで、マリメッコとかも好きなんです。でも、「こんな派手な花柄のバッグ持ってたら、ついにボケたと思われるから」と言って買わなかったり、コムデギャルソンの金色の財布を持ってるんですけど『カラスに襲われる』とか言って、滅多に使わなかったり。私が銀色のクラッチを持ってたら『そんな目立つバッグ持ってたらひったくられるから、エコバッグに入れなさい』とか言うんですよね(笑)。やっぱり上の世代の方は打ち破るのが大変なんだなと思います。だからこそ打ち破ってる人の姿には価値があるなって、L’idéalをみて感じました。福岡といってもうちは田舎のほうですし、もっと都会のほうだったり、関西のように違う文化圏だとまた違ったりするんでしょうけどね。青野:そうですね。ちょっと失礼ですけど、「大阪のおばちゃんの代名詞はヒョウ柄」みたいな言い方されますよね。ビームスで89年頃に大きな店が大阪にできたんです。その時の商品の配分を思い出すと、同じブランドの中でも、やっぱり大阪用はめっちゃ派手な服ばっかりで(笑)。もちろんちゃんとそういうのが売れるお店とお客さんの関係性っていうのがあるんですが。雨宮:大阪に行くと、派手なものに対して躊躇しない姿勢が気持ちよく感じるんです。むしろ、地味で目立たないものなんか買っても意味ないじゃん、ぐらいの感覚がありますよね。でも、東京では目立つものに手を出すのに躊躇しちゃう。自分も人も、他人の視線に怯えてるな、って感じることはあります。青野:特にリアルな場面とか、対面する場だと過剰にそういうのがありますね。ただ一方で、インスタグラムとかであれば逆に個性を全面に出していく。そのアンビバレントなところの面白さは現代にあるなと感じます。埋没しないファッションって?『東京を生きる』著者:雨宮まみ(大和書房)雨宮:青野さんはお仕事柄、ファッションには気を遣われていると思いますが、埋没しないようにとか、逆に浮かないようにとか、そういうことは考えます?青野:僕はそんなに考えてないかも。一番重要なのは今日誰と、どんな場所で、ってことかなあ。人は特に大切ですね。 短パンはないだろうとか。今日だったら、この作品に出てくる人と派手さで同じ土俵には立てないし。だから落ち着いたカラーかな、でもネクタイはちょっと下北沢の場所的に違うかな、じゃあドットのスカーフでも垂らそうかな、とかそういうのが楽しめるタイプなので、それは考えます。埋没、溶け込むかとかは考えないかな。雨宮さんはどうですか?雨宮:例えばですけど、オープニングパーティ、レセプションパーティー、とか言われるともう身構えますね(笑)。「パーティー」って、みんなどれくらいのテンションでキメキメで来るのか教えて欲しいんです。行き慣れてないと、わからない。青野:ああいうのは一番難しいですね。大体、和装でくる方は何人かいますよね。鉄板だし別の世界にいってる感じもあるし。でも、あれはあれでずるいなと僕は思っちゃうんですけど(笑)。雨宮:和装は逃げ…!(笑)私の研究によると、文化系の女性には和装逃げに走る人と、チャイナ逃げに走る人がいるんですよね。私はチャイナ逃げ派なんですが…。知性もありつつ個性も見せつつ、なおかつ格式もあるというのが可能かなあ、と自分では思っているんですが…(笑)。アイコニックなものは落ち着けない青野:ファッション系の催しだと、特に女性はハイブランドの人も多いですよね。あえてそっちに突っ込んでいったりすることもありますか?雨宮:正真正銘のハイブランドは、正直買えないです。でも確かに、試写会なんかでもファッション誌の方はすぐわかりますね。最新のアイコン的なものを必ず一つは身につけていらっしゃるので、これがファッション誌の世界なんだなぁとはよく感じます。青野:でも、そういうところでいうと、ぼくはアイコニックなものは敬遠してしまうタイプかもしれません。悟られたくない気持ちが、少しあって。そういう感じで服を着るのって自分に関していえば全然落ち着けないんですよね。ロゴが入っているものも興味ないですし…。ロゴものを、本気で着てるとちょっときついじゃないですか。雨宮:(笑)。 本気で着てるかどうかの区別は、仲良しじゃないとわからないですもんね。この人は洒落で着てるんだなぁとか、友達はわかってくれても、知らない人が見ればただのロゴ好きな人に見えちゃう。青野:ロゴものは難しいところですよね。わかりやすいんですけど、逆にそれが足かせとなってしまったりして、どっちもどっちみたいなところがあるかなと思います。【次回に続きます。お楽しみに!】
2015年08月19日公開中の映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』に素顔を隠して登場する、人気キャラクター・南雲しのぶを演じた人物が明らかになった。南雲のキャストについては、誰が演じるのかを巡って、公開前からファンの間でも大きな話題に。元・特車二課第一小隊長である南雲は、原作でも重要なキャラクターとして描かれ、上層部からの非難をかわしながら部下の独断専行を抑える役どころだった。しかし、『機動警察パトレイバー2 the Movie』(1993年)ではテロ首謀者・柘植と公私にわたる関係にあったことが判明。事件後には警視庁を去ったものの、劇中ではひそかに後藤田と接触する姿が重要なシーンとして描かれていた。劇中で南雲を演じていたことが発表されたのは、女優の渋谷亜希。劇作家のつかこうへいに見い出され、舞台を中心に活躍した経験を持ち、テレビドラマや映画にも数多く出演。現在は、NHKが全世界に向けて発信する"NHKワールドTV"内で放送されている『NEWSROOM TOKYO』にメインニュースキャスターとして出演している。南雲のキャスティングには、押井守総監督も並々ならぬこだわりを見せており、一時は役選びは難航していたが、厳しいオーディションの末に渋谷に決定したという。アニメシリーズから南雲の声を担当している声優の榊原良子も彼女の演技を絶賛。映画では声を榊原が担当、姿を渋谷が演じ、強さと弱さを併せ持った実写版の南雲しのぶを見事に完成させている。『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、これまでTVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版など幅広い展開を続けてきた『機動警察パトレイバー』シリーズ初の実写作品。初期OVAや劇場版1・2を手がけた押井総監督が新たな世代の"特車二課"の物語を全7章と長編劇場版を完全新作で構成。5月1日より公開されている長編劇場版は、総監督である押井氏が監督・脚本を務め、最新鋭4Kカメラで撮影された高精細映像と、日本映画初となるドルビーアトモスによるサラウンド音響で制作されている。1,000万人を人質に東京を蹂躙するテロリスト集団を相手に、特車二課の隊員たちが立ち向かっていく物語が描かれ、現実の国際政治上も緊張状態の続く東アジア情勢も背景に、日本映画の枠に収まらない壮大なスケールの作品に仕上がっている。『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は、全国公開中。(C)2015 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION –PATLABOR-」製作委員会
2015年05月19日作家・演出家・翻訳家の谷賢一が立ち上げたユニット「テアトル・ド・アナール」は、これまで、第1回公演で“脳科学”を、第2回公演で“哲学”を素材にしてきた。第3回公演の『トーキョー・スラム・エンジェルス』で、谷が俎上にするのは、“資本主義経済”。南果歩を主演に迎え、そのテーマはどんな演劇に立ち上がっていくのだろうか。テアトル・ド・アナール チケット情報第3回公演で“資本主義経済”を選び、南果歩を迎えることになった経緯を、谷賢一はまずこう語る。「世界のほとんどの国が資本主義をベストな形態だと思って動いてきたけれども、ここ5年ぐらい、そのひずみが見えてきた。日本でもたとえば格差が広がってますよね。じゃあ、自分は何のために働き、その経済活動はどういう意味を持っているんだろうと、経済に興味が湧いてきて。そのときに、“女の金儲け”という言葉が浮かんできたんですが(笑)、女性から見たお金という価値観が入ると、お話が膨らむなと思ったんです」。それに対し、証券会社で成功を手に入れた女性を演じることになる南もこう応える。「女性には男性よりも、家庭のこととか、仕事以外に自分を引っ張るものがある。だから、証券会社で“女の金儲け”をしてたとしても(笑)、男性とは違うお金との関係が描かれるんじゃないかなと、楽しみにしているんです」。物語の舞台となるのは、2020年の東京オリンピック景気も過ぎ去った、少し未来の日本。スラム化が始まりつつある東京の一角に住む低所得者層と、南演じる高所得者層の異なる世界が描かれる。「オリンピックが決まってから、みんな2020年を目標に生きているところがあるなか、その先を見ようとしている谷さんはやっぱりおかしい(笑)」と笑う南だが、その谷の視点と、「演者に1対1で対峙して情熱を注ぐ濃い稽古」に信頼を置いているそうだ。谷にとっても南は、「自分から何でもやろうとし、役作りも自分で研究して、きちんと演劇をやろうとしている頼りになる人」である。この取材でも、谷の話をしきりにメモしていた南の姿があった。その誠実さは、経済というテーマを実像に落とし込む困難な作業にあたっても、力となるだろう。「経済というと堅苦しく思えますが、青山円形劇場という客席とステージが近い場所で演じることで、それが人間の営みであり、人の喜怒哀楽や愛情や失望に結びついているということが、息遣いで伝わるんじゃないかなと思ってるんです」と谷。その目論みの成就が早くも浮かぶ。公演は11月14日(金)から24日(月・祝)まで東京・青山円形劇場にて。チケットの一般発売は10月4日(土)午前10時より。なおチケットぴあではインターネット先行抽選を実施中、10月2日(木)午前11時まで受付。取材・文:大内弓子
2014年09月29日一夜の乱交パーティの模様を描いた映画として注目を浴びる『愛の渦』の完成披露試写会が2月18日(火)に開催。主演の池松荘亮、門脇麦に滝藤賢一、柄本時生、三浦大輔監督らが作品の魅力を語った。三浦監督が舞台で上演した自らの戯曲を映画化。ただセックスだけを目的に集まった男女のむき出しの人間模様を描き出していく。123分の本編中、着衣時間はわずか18分という過激さが話題となっているが、池松さんは見どころを問われると「卑猥なことしか思い浮かばない!」と苦笑いしつつ、「女性陣の体じゃないでしょうか(笑)?」とストレートに語る。昨年のドラマ「半沢直樹」で人気が急上昇した滝藤さんは、開口一番「4月クールのドラマの主役が決まりました!だからなんだって…(笑)?」と映画と全く関係ないアピールで笑いを誘い、作品について「金メダルの羽生(結弦)くんのような美しさがあり、銅メダルのラージヒル日本チームのようにチームワークの良かった作品です。僕たちにとっては間違いなく金メダル」とソチ五輪にちなんだノリノリのコメント。これから映画を鑑賞する観客に「ムラムラすると思うけど、ここでヘンなコトするとヘンなコトになるので(笑)、家に帰ってから自分で処理してください!」と映画開始前から卑猥な言葉で会場を沸かせていた。柄本さんはまだ完成した映画を観ていないと前置きしつつ、「女の人たち(三津谷葉子&中村映里子)が裸で罵り合ってるのを予告編で見ました。バカみたいで笑えそう」と楽しそうに語っていた。ぽっちゃり体型の信江勇は見どころとして「男性キャストとスタッフを魅了した私のヌード!」と自信満々に語り喝采を浴びる。三浦監督は映画について「『テラスハウス』みたいな映画ですって言えと言われてるんですが…(苦笑)」と明かし、「過激な言われ方をしてますが、人が本質的に持ってる“スケベ心”を描いただけ。デートムービーと思ってます。ちょっとでもこの作品が爪跡を残すことができれば、面白いことになるなと思ってます」と観客の反応を心待ちにしていた。最後に、マイクを握った門脇さんは「撮影が終わった後、私も乱交パーティに参加していたかのような変な感じがありました。ドキュメンタリーのようにみんな、むき出しになっていき、乱交パーティを覗いたり、参加したりしているような気持ちで見られる面白さがあると思います」としっかりと作品の魅力を訴えた。『愛の渦』は3月1日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛の渦 2014年3月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014映画「愛の渦」製作委員会
2014年02月18日映画『バイロケーション』の完成披露試写会が14日、都内で行われ、キャストの水川あさみ、滝藤賢一、酒井若菜、浅利陽介と安里麻里監督が出席した。法条遥の同名小説が原作の同作は、"もう1人の自分"であるバイロケーションに命を狙われるサスペンス・ホラー作品。覚えのない偽札使用の容疑をかけられた桐村忍(水川)は、刑事の加納(滝藤)からバイロケーションの存在について聞かされる。突如現れ凶暴化していくバイロケーションに、忍たちは追い詰められていく――というストーリーで、映画はエンディングが異なる2作品("表"は18日~、"裏"は2月1日~)が全国公開される。オリジナルとバイロケーションの2役を演じた主演の水川は、「1人の役を演じ分けるので、私が私と対峙する時も、1人でやらなきゃいけない。複雑だったけど、貴重な体験でした」と初体験に刺激を受けた様子。また、狂気じみた役を熱演している滝藤は、「普段は3人の親なのでとても穏やかなんです」と釈明しつつ、「(狂気を)見るのも演じるのも好きなので、とても楽しくやらせてもらいました」と満足げに語った。イベントでは、「痩せすぎ!」と水川に突っ込まれた滝藤が、「病気じゃない。役づくりだから心配しないで!」と返して笑いを誘い、巨大なマイクに「ツボにはまっちゃった」と笑いが止まらない酒井につられて水川も爆笑するなど、和気あいあい。最後は、集まった観客の多数決で"表"と"裏"のどちらかを上映するという企画も行われ、「観終わった後の気分が全然違う。個人的には"表"が大好き」(安里監督)、「終わってもモヤッとする"表"が好き」(水川)というアピールによって、試写会では"表"が上映された。
2014年01月15日