「古川慎」について知りたいことや今話題の「古川慎」についての記事をチェック! (1/6)
俳優の古川雄大が28日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】古川雄大、ミュージカルのキービジュアルを公開!ビジュアルの美しさにファンもうっとり「大阪公演千秋楽、無事終了。」と綴り、最新ショットを公開。自身がWキャストで主演を務める、ミュージカル「モーツァルト!」の大阪公演が無事終了したことをファンに報告した。 この投稿をInstagramで見る 古川雄大(@yuta_furukawa_official)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「感動をありがとうございます!」「大阪梅芸千秋楽おめでとうございます」といった声や多くのいいねが寄せられた。
2024年10月29日タレントのおのののかと夫で水泳選手の塩浦慎理が2歳の長女と共に24日、東京・よみうりランドで開かれた『よみうりランド ジュエルミネーション 2024 LIGHT is LOVE~ダイヤモンド60セレブレーション~』点灯式に出席した。夫婦としてイベントに一緒に出演することについて、おのは「初めて、ですかね。うれしいことに初めてです」と笑顔。さらに2歳の長女との参加も「もちろん初めて」だと言い、おのから「初めてだよね?」と尋ねられた長女は「はじめて」とかわいく返事していた。家族として参加できることについて、おのは「幸せです。まだ2歳になる娘なので、ずっと覚えてくれてたらうれしいです」とにっこり笑顔。結婚して5年目を迎える2人は「後、55年でダイヤモンド婚ですね」という話題に2人は「楽しく、続けていけたらいいなと思います」とはにかんだ。きょう24日から2025年4月6日に開催される『よみうりランド ジュエルミネーション 2024』は、今年はよみうりランド開園60周年、結婚60周年を祝うダイヤモンド婚にちなみ、「 LIGHT is LOVE~ダイヤモンド60セレブレーション~」がテーマ。プロデュースは証明デザイナーの石井幹子氏。正面入口すぐの太陽の広場とその周辺は新色「ダイヤモンド・ジュエリーカラー」による特別なイルミネーションで、訪れる人たちを迎える。開園60周年を記念して新設する観覧車「Sky-Go-LAND」と1980年のオープン以降親しまれてきた「大観覧車」が2期同時にライトアップ。柔らかな光で演出された全長180mの並木道「セレブレーション・プロムナード」や、光のトンネル「クリスタル・パサージュ」などさまざまなライトアップが観客を楽しませる。「波のプールエリア」で催される噴水ショーは高さ15mの巨大リングのウォータースクリーン映像や238本の噴水、レーザーと炎による演出で圧倒的なスケールで大迫力なショーになっている。「よみうりランド ジュエルミネーション 2024」には、風力などの自然エネルギーによって発電されたグリーン電力が使用されている。イベントにはよみうりランド代表取締役社長の溝口烈氏、石井氏、川崎市副市長の加藤順一氏、稲城市教育委員会委員長の杉本真紀子氏も出席した。
2024年10月24日来月公開予定の映画『室井慎次生き続ける者』の先行上映、「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」の地上波放送が決定した。1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」という“青島と室井の約束”から27年の時を経て、「踊るプロジェクト」が再始動し、2部作のうちの前編『室井慎次敗れざる者』が現在公開中。10月11日~14日の4日間で観客動員数は34万人、興行収入は4億8000万人を突破。リピーターも多く、2週連続で週末観客動員No.1を記録(※10/11~13、10/18~20興行通信社調べ)。23日までの公開13日間で観客動員数69万人を超え、興行収入9.6億円を突破した。そして今回、観客の期待の声に応える形で、後編の『室井慎次生き続ける者』が公開に先駆けて、11月8日(金)より3日間、『室井慎次敗れざる者』上映館で先行上映が決定。さらに、2012年9月1日に放送した「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」のプロデューサーカット版、ノーカット完全版の放送も行われる。『室井慎次生き続ける者』は11月15日(金)より全国にて公開。※11月8日(金)・9日(土)・10日(日)『室井慎次敗れざる者』上映の全国381館で先行上映「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」プロデューサーカット版は11月10日(日)19時~フジテレビ系にて放送。ノーカット完全版は11月16日(土)19時~BSフジにて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年10月24日体操男子日本代表選手の岡慎之助が20日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】パリ五輪3冠岡慎之助試合とは違った世界レベルの体操演技に、「楽しかったです」「みんなのお茶目な一面も」などファンから歓喜のコメント続々!!!「間近で見ることのできない練習を約2000人の方々にお見せすることができ自分自身も貴重な時間を過ごせました!もっと体操に興味を持っていただけたら嬉しいですまたイベントがある時は是非足を運んでください」と綴り写真をアップした。パリ五輪3冠を獲得した岡の演技は「もはや芸術✨」と歓喜を綴り、参加したファンが撮影した動画もストーリーに公開されている。公式戦よりも間近で見ることができる大変貴重なイベントだ! この投稿をInstagramで見る Shinnosuke Oka / 岡 慎之助(@shinnosuke_1031)がシェアした投稿 この投稿に多くのいいねの他、「練習見れて嬉しかったです〜!また会えるまで楽しみにしています」「たくさんの人ですごい熱気でしたね✨こんな間近で…とドキドキしちゃいました…素敵な機会を頂けて感謝です…これからも応援しています!!」などのコメントが寄せられている。
2024年10月21日10月11日(金)、12日(土)、13日(日) の全国映画動員ランキングは、『室井慎次敗れざる者』が初登場1位を獲得した。社会現象となった『踊る大捜査線』シリーズの映画化・第7弾の第1部。定年前に組織を退き、東北の山奥で暮らしていた室井慎次が、かつて因縁のあった殺人犯の娘と対峙する。本広克行監督ら、歴代シリーズを手がけたスタッフが再集結する。 主演は柳葉敏郎。共演は福本莉子、齋藤潤、筧利夫、木場勝己、飯島直子、稲森いずみ、いしだあゆみら。2位も初登場の『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』がランクイン。とある心優しき男が徐々に悪のカリスマとなっていく様子を描いた『ジョーカー』の続編。前作から2年後を舞台に、理不尽な世の中の代弁者となったアーサーが、謎の女性リーと出会ったことで世界を狂気へ陥れる。監督はトッド・フィリップス。出演はホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナーら。公開8週目の『ラストマイル』は3位へと後退した。先週1位だった『シビル・ウォーアメリカ最後の日』は、3ランクダウンで4位に。公開2週目の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』もひとつ順位を下げ5位となった。特筆すべきは、『侍タイムスリッパー』が公開9週目にして初のランキング入り。池袋シネマ・ロサ単館での公開だったが、口コミで評判が広まり100館を超える拡大上映となった。時代劇で活躍する山口馬木也が、長編映画初主演を務めるチャンバラ活劇。時代劇の撮影所にタイムスリップした幕末の侍が、斬られ役として第2の人生を歩もうとする姿をコメディタッチで描く。監督は、『拳銃と目玉焼』などのインディーズ作品を手がけた安田淳一。ロケは東映京都撮影所で行われた。共演は冨家ノリマサ、沙倉ゆうの、峰蘭太郎ら。今週は『ソウX』『まる』『ボルテスV レガシー』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『室井慎次敗れざる者』2位『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』3位『ラストマイル』4位『シビル・ウォーアメリカ最後の日』5位『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』6位『JUNG KOOK: I AM STILL』7位『侍タイムスリッパー』8位『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ ゲームの世界で大冒険!』9位『スオミの話をしよう』10位『ふれる。』
2024年10月15日「踊る」シリーズ最新作『室井慎次 生き続ける者』より新たなキャストと最新劇場予告、ポスタービジュアルが解禁された。1997年より放送されヒットとなった連続ドラマ「踊る大捜査線」。新たに「踊るプロジェクト」が再始動し、10月11日に『室井慎次 敗れざる者』が公開された。観客からは「踊るの要素も散りばめられており、楽しい作品!」や「室井さんの胸にある熱いものが乗り移って、気持ちが上がる映画だった」といった声が寄せられている。この度新キャストとして、小泉今日子演じる猟奇殺人犯・日向真奈美が再登場することが明らかに。また、加藤浩次が室井(柳葉敏郎)が気に掛ける少年リクの父親として出演する。解禁された最新予告では、室井慎次が再び事件に巻き込まれる姿が描かれ、物語は新たな局面を迎える。最新ポスタービジュアルでは、室井慎次の表情が印象的に描かれている。様々な事件を捜査してきた警察時代の自分と、本作で絡むたくさんの人物が取り囲う。「そして、君たちを、信じる。」というコピーにある「君たち」とは、誰なのか…?室井慎次がこの言葉に乗せた思いとは…?物語の展開がますます気になる1枚となっている。『室井慎次 生き続ける者』は11月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年10月15日11月15日(金) より公開される映画『室井慎次 生き続ける者』の最新予告と本ポスターが公開された。1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。2024年3月18日に「踊るプロジェクト」の再始動が発表され、室井慎次(柳葉敏郎)を主人公とした新作映画『室井慎次 敗れざる者』が現在公開中、『室井慎次 生き続ける者』が11月15日(金) に公開される。公開された予告では、「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」という想いで、少年たちと穏やかに暮らしている室井の姿が。しかし、他殺と思われる死体の第一発見者となる。その死体は、かつて室井が捜査副本部長として担当したレインボーブリッジ事件の犯人だった。「これは室井さんの事件でもある」「室井よ、警察に戻ってこい……」警察を辞めた室井を、事件が追いかける。そして、『室井慎次 敗れざる者』で明らかになったリクの父親・柳町明楽(加藤浩次)。刑期を終えて出所した柳町に、里親・室井が凄まじい勢いで詰め寄っていく。全てはリクを守るため。雪の中、ふたりの親が険しい表情で対峙する。さらに、不気味な笑顔を浮かべ、怪しい動きを見せていた日向杏(福本莉子)が、最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯、日向真奈美(小泉今日子)とガラス越しに対面する場面も。映像の後半では、事件の喧騒から一転、人生の先輩として子どもたちに生き方を説く室井の姿が映し出される。併せて公開されたポスターでは、ついに室井慎次の顔が公開。「そして、君たちを、信じる。」のコピーとともに穏やかとも険しいとも取れる、達観したような表情を見せる室井慎次を、様々な事件を捜査してきた警察時代の自分と、本作で絡むたくさんの人物が取り囲うビジュアルとなっている。『室井慎次 生き続ける者』予告『室井慎次 生き続ける者』特報<作品情報>『室井慎次 敗れざる者』公開中『室井慎次 生き続ける者』11月15日(金) 公開公式サイト:フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年10月15日’90年代後半に大ヒットしたドラマ『踊る大捜査線』で、監督として一躍注目を浴びる存在となった本広克行さん。その「踊る」プロジェクトが再始動。映画『室井慎次敗れざる者』の公開を前に、映画への想いを伺った。取材の部屋に、なんだか所在なさげな笑顔で入ってきた本広克行監督。自分に向けられたカメラに終始困惑。しかしインタビューの中で好きな映画の話になった途端、キラキラした瞳で楽しそうに語り出す。実写邦画興行成績歴代1位の記録を持ちながら、今も映画に憧れ映画に恋する少年のまま。それがあの壮大なエンターテインメントを生み出しているのかもしれない。――『踊る大捜査線』といえば、1997年に連続ドラマとして放送がスタートして社会現象を巻き起こしたヒット作です。今回の映画『室井慎次敗れざる者』は、2012年の映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』から10年以上を経てのシリーズ新作。今後公開を控えている『室井慎次生き続ける者』と2作連続の上映となります。本作を企画したのは、共にドラマ時代から「踊る」に携わってきたプロデューサーの亀山千広さんと脚本家の君塚良一さんだそうですが、この企画を聞いたときに、監督としてはどう思われましたか?正直、最初はモチベーションが上がらなかったんです(笑)。湾岸署が舞台でもないし、室井さんも警察を辞めているし…って、文句ばっかり言ってたんですけど、亀山さんや君塚さんの想いを聞いて、これは引き受けなきゃという気持ちになりました。そこからだんだん具体的なものが見えてきて、僕が演出するんだったらもっとアクティブな作品にしてほしいですとお願いしました。――アクティブ、とは?最初にいただいた台本では、室井さんがずっと農業をやっているお話だったんですよ。「今日はレタスが採れたな」なんて言ってるのを面白くできるんだろうかって思ったんです。でも、そこから亀山さんが事件を入れようと言ったんだけど、それでも僕があまりノッてこないものだから「ヘリコプターが出てこないからだ」って(笑)。僕は組織のメカニックなものが大好きなんですよね。それで、じゃあパトカーもバンバン走らせよう、とか徐々になっていった感じです。――そもそもおふたりのどんな言葉に動かされたのでしょう?君塚さんの想いは、めちゃくちゃ重たいんですよ。後半の完全なネタバレになるので…言えるところだと、柳葉(敏郎)さんはこの室井という役のために、いろんなことを犠牲にしているんですよね。反社の役だったり、役でオールバックにしたり、スーツを着る役も断っていたらしくて。君塚さんは、柳葉さんがそこまでして室井役に取り組んでくれていたことを知って、室井さんのサラリーマン退職後の話を書いてみようとなったそうです。「踊る」シリーズを見てくださっていたメインの世代も、そろそろ会社を辞めて老後の生き方を考え始めていたりもするでしょうし、その道標になる映画にできたらいいのかなって。あとはかなり個人的ではあるんですが、亀山さんには本当にお世話になったので、そのお世話になった恩師が作りたいと言うならば、というのもモチベーションになりました。――その上で、監督ご自身が撮るのにこだわりたかった部分というのはありますか?ヒットするしないは置いておいて、いい作品、いい映画を作るということですね。今のお歳になった亀山さんが自慢できる作品にできたらいいかなって。あとつねに思っているのは、僕が指針にしてきた映画界の方々が観たときに「君も映画を撮れるんだね」と言われたいっていうのがあります。今、ちゃんと映画っぽいコメディというか、山田洋次さんがやってきたような人情の笑いを映画で目指している人っていない気がするので、僕がそこを目指そうかなと。笑って泣ける話というか。たぶん、人が笑ったり泣いたりしているのを見るのが、職業柄、好きなんだと思います。あんまり人間の悪意みたいなことを描きたくないんですよね。あと暴力もしんどい。いじめのシーンとか、人を殺すシーンとかも、若いときは撮れたけど、もうダメですね。「踊る」をやっていたときに、警察官を志望する人が非常に増えたんだそうです。日本映画界って、小さな世界ですけれど、そこの人たちと集まると、日本映画の発展のために我々は何をしたらいいかって話がしょっちゅう出るんですよ。映画を作るだけじゃなく、映画の外側のことも考えていかなきゃいけないと思っています。僕自身、映画にすごくお世話になってるんで。それはドラマにもですけれど。――1か月後には、『室井慎次生き続ける者』も公開になります。後半に向けての想いは?『生き続ける者』に関しては、僕、あんまり心配してないんですよ。『敗れざる者』を観た人は、絶対に観たくなる仕掛けがいっぱいしてありますし。予告編の作り方も見事だし、なによりキャストの方々がいいですから。矢本(悠馬)くんとか松下(洸平)くんとか。――監督が魅力的に感じる俳優さんはどんな方が多いんでしょう?話してみて、「この人と仕事してみたいな」と思わせてくれる人はみんないいですね。オーディションをやったときに、ある先輩から「次の日も会いたいなって人を選ぶんだ」って言われたことがありますが、適応力とか対応能力とか、頭の回転がすごい人が多いです。社交性も高いし。――ムロツヨシさんは、本広監督との出会いが今に繋がったとよく話していらっしゃいますよね。一時期は演劇を観に行くと終演後の俳優同士の飲み会に参加してたんですが、ムロさんは舞台で観てても芝居が面白いし、飲み会で話してても、こっちの言動への返しが本当に面白かったです。でも売れたのは、やっぱり福田雄一監督と出会ったのが大きかったと思います。僕は出会った俳優に、「自分に合った監督と出会えよ」って言うんですが、それで知り合いが人気者になっていくのを見るのが楽しいし嬉しい。伊藤沙莉も、僕が演出した『転校生』という舞台に出てもらったけど、その後に内田英治監督に出会ったことが今の活躍に繋がったと思うし。――演劇を観に行ったり、飲み会に参加したりは、俳優さんを探したいというお気持ちで?そうです。でも逆に自分が観たことがなかったお芝居にどんどんハマって、それが平田オリザさんが主宰している青年団なんですけど。オリザさんの動きを見ていると演劇界が動いている感じがしてワクワクする。そういうのを見つけるのが好きなんです。――平田さんはご自身の劇団だけでなく、若い演劇人の育成や演劇というジャンルの裾野を広げる活動も積極的にされていますよね。一昨日も、平田さんがフェスティバルディレクターを務めている「豊岡演劇祭」を観に兵庫に行っていました。オリザさんの『転校生』が、たじま児童劇団の子たちにより上演されていたんですけれど、めちゃくちゃよかったです。――それは、あの作品のあの役の俳優を、という具体的な何かがあるわけでもなく、ですか?そうですね。昔の映画関連の本を読むと、小津(安二郎)さんも溝口(健二)さんも、黒澤(明)さんも、みんな養成所に行って役者を探していたんだそうです。あんな巨匠たちがやっていたんなら、僕らも観に行かなきゃダメだろうと思って。でも面白いですよ。宝探しみたいで。10年くらい前までは1日3本観る日もありました。王子小劇場とかまで。僕自身はどうでもよくて、作品に人が入ってほしい。――もともとエンターテインメントがお好きだったんですか?映画を作りたくて上京して、映画の学校に入ったんですけれど、映画では食えない時代で。それでフジテレビの深夜のバラエティを手伝っていたら、ある日、「お前、映画学校出身なんだからドラマを撮れるだろう」って。当時はバブルで人がいなかったんですよね。そのときにめちゃくちゃなドラマを作ったら喜ばれて、先輩方に引っ張り上げてもらえた。だから僕は今、それを若い子たちに返そうと思ってやっているんです。――先ほどの亀山さんの話もムロさんの話もですが、“自分”がモチベーションじゃないんですね。だって僕は25歳くらいで監督になって、29歳で映画監督になれているんで、もう目標は達成しちゃってるんですよね。――でも、巨匠と言われたい、みたいな世界線もあるわけで…。巨匠はいっぱいいらっしゃるんで。それより巨匠たちに可愛がられると面白いじゃないですか。コロナ前まで香川で「さぬき映画祭」のディレクターをやっていたんですが、僕の地元に、山田洋次さんや富野由悠季さん、押井守さんみたいな巨匠たちが来るわけですよ。めちゃくちゃ嬉しかったし面白かったです。自分が好きな映画とかドラマを、好きな人たちが集まって語り合って…そんな楽しいことありますか。――巨匠になるより、人と人を繋ぐハブの役割が楽しいんですね。自分さえ良ければっていう利己主義の人もいますけれど、利他に生きたほうがいいじゃないですか。僕は亀山さんに引き上げてもらったし、いま日本映画放送の社長をされている石原隆さんにも可愛がっていただきましたし。――そういう考え方をされるようになったのは?もともと僕自身はどうでもよくて、僕の作品に人が入ってほしいと思っています。作品がヒットしてお金になれば、そこに関わった人たちが幸せになるし、業界も活性化される。自分のことばっかりになると、しんどいじゃないですか。…もしかしたら、そういう人をいっぱい見たからかもしれないです。やっぱり名プロデューサーとか名ディレクターといわれる方って、みんなのために頑張れる人が多いんです。人間的にも素敵な人生を送りたいですよね。――本広監督は、大衆にリーチするようなエンターテインメント作品を多く手がけられていますが、自分の作家性を追求したい、という欲求のようなものは?じつはやっているんですよ。でもそっちはまったく振り向かれない(笑)。堤幸彦監督と佐藤祐市監督と3人で、原作づくりから映像化までの全プロセスを僕らがサポートしていこうという「SUPER SAPIENSS」という活動を始めたんですが、主婦だったりサラリーマンの方が台本を書いたり、役者志望の方とホン読みをしたり、面白いですよ。ただ、製作費を捻出するのが大変です。お金があって、美術もお金をかけて、機材もいいものを使って撮れるエンターテインメントは、それはそれで面白さがあります。ただそっちは商売だからできることで、自分の好きな世界とは別。観るのは、じーっと微動だにしないような作品が好きなんですよね。商売だからこそ、どうやって飽きさせないように撮るかを考えるし、そのための勉強をする。商売だと思わないと、人を楽しませることはできないと思っているんで、そのつもりでやっています。監督を務めた映画『室井慎次敗れざる者』は10月11日全国ロードショー。『踊る大捜査線』では、現場の捜査官のため警察上層部とも対峙してきた室井慎次(柳葉敏郎)。警察の組織改革は果たせぬまま退職し故郷の秋田に戻ったが、偶然、他殺と思われる死体を発見して…。物語は、11月15日公開の『室井慎次生き続ける者』に引き継がれる。もとひろ・かつゆき1965年7月13日生まれ、香川県出身。映画の専門学校卒業後、アルバイトを経てバラエティ番組のADとなり、’92年のドラマ『悪いこと』で監督デビュー。その後、『踊る大捜査線』で注目される。近年は、ドラマ、映画にとどまらず舞台の演出や、アニメ作品、YouTubeなど幅広いジャンルの作品を手がけている。※『anan』2024年10月16日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年10月12日俳優の柳葉敏郎が、11日放送のフジテレビ系昼番組『ぽかぽか』(月~金前11:50)に生出演。『踊る大捜査線』での本庁の刑事・室井慎次役について、率直な本音を打ち明けた。ドラマ『踊る』がスタートした当初、室井の“殉職”を頼んだそうで「ドラマがオンエアする時くらいで、撮影は4話目くらいまでいっていたんですけど、その辺ですね」と回顧。理由について「つまんなくて(笑)。表現が。『…』が多くて。亀山(千広)さんに言ったら、『何があったんだ』と聞かれたので、今みたいなことを話したら『ちょっと考えさせてくれ』っていうのがあって」と明かした。その気持ちが翻ったきっかけとして「ドラマの1話がオンエアされたんですけど、カミさんが見て『かっこいいね、この役』と言ってくれたので、続けようと思いました」と茶目っ気を交えて振り返っていた。きょう11日には映画『室井慎次 敗れざる者』が公開されるが「亀山氏からお話をいただいたのが去年の夏くらい。その時はやらないという気持ちだったのですが、でも、1回話だけを聞いてみようと、機会をいただいて。その時に(亀山氏に)『オレが納得する説得をしてください』と伝えて。かれこれ2時間、3時間経って」と緊張のひとときを明かした。柳葉は「僕もお酒も入っていましたし、要求も出していたんでしょうね。そのうち亀山氏が『じゃあ、やめるか』って言うので『じゃあやめましょう』となったんです。それで1ヶ月後くらいに(亀山氏から)『また話をしてみないか』と言われて。その時に、脚本家の君塚さんからメールが送られてきたことが発端なんだと、その経緯を亀山氏が淡々と語ってくれるわけですよ。そこには、君塚さんと亀山氏の室井慎次に対する愛情と情熱がものすごくあって、それは応えないといけない。当たり役という風におっしゃっていただくようになったので。恩返しではないですが、そういう気持ちで受けさせていただきました」と語った。
2024年10月11日体操選手の岡慎之助(20)が3日、東京・原宿でブシュロンのポップアップイベント『QUATRE is 20』のオープン記念フォトコールに参加した。今夏に行われたパリオリンピックに日本代表として出場。団体総合と個人総合と鉄棒で金メダルに輝き、平行棒では銅メダルを獲得した。フォトコールでは、筋肉によってジュエリーが見えにくくなるハプニングが発生し、会場には笑いが起きていた。ジュエリーを身にまとったが「普段、アクセサリーを付けることがない。新鮮です。チャラく見えないかなと思ったり…」と苦笑い。それでも「イメージが変わる。オフの日も付けて外を歩きたいなと思います」と笑顔で応じた。ストリート系の服装が多いそうだが、この日はきれいめな装いとなり「買って帰ろうかな」と意気揚々。フォトコール初参加だったが「こういうイベントに呼んでいただければ、自分も『行きます!』というので、ぜひよろしくお願いします」とアピールした。「QUATRE」はフランス語で「4」という意味。「今年は4という数字を意識した。オリンピックに出場して、金メダル3つと銅メダル1つの合計4つのメダルを獲得した。今回は20周年で、自分は20歳。いろんなつながりで僕のためにあるんじゃないかと思うぐらい」とにっこり。背景はゴールドに輝いていた。「金メダルを3つ取ったので、マッチしている。次のオリンピックでは全部金メダル取ってで帰ってこれるように頑張りたいと思います」と宣言していた。『QUATRE is 20』は、メゾンのアイコンジュエリー「QUATRE(キャトル)」誕生20周年を記念し、世界4都市をめぐるポップアップイベント。パリ、ソウル、上海で開催され、東京でグランドフィナーレを迎える。ポップアップでは、ハイジュエリーや日本初公開のイノベーティブコレクションなど特別なキャトルのジュエリーのディスプレイをはじめ、キャトルのジュエリーを実際に試着できるタッチ&トライコーナー、会場内ゲームやタトゥーバー、フォトブース、PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI(パティスリィ アサコ イワヤナギ)とのコラボレーションスイーツなどを体験できる。期間は、5日から20日まで。
2024年10月03日体操日本代表の岡慎之助が22日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】体操金メダリストがパリで警察官に遭遇で〇〇?衝撃の対応が話題に「今日も整い」「ほうじ茶ロウリュ最高でした」「#整いすぎて眠い」と綴り写真投稿。AKAMA鎌倉にて、ガラスと木が調和した、北欧風バレルサウナを撮影しているのは岡だ。ガラス越しにうっすら映りんでいる岡の最強に鍛え抜かれた、筋肉バキバキすぎる美ボディが話題になっている。サウナが大好きな岡の身体を整えた、ほうじ茶ロウリュが気になる!一度体感してみたいものだ。 この投稿をInstagramで見る Shinnosuke Oka / 岡 慎之助(@shinnosuke_1031)がシェアした投稿 この投稿にいいねの他、「映っている腹筋にしか目がいかない」「さっぱりしましたか?ほうじ茶!!気になります、、」「ほうじ茶ロウリュヤバそう✨」などのコメントが寄せられている。
2024年09月23日anan2404号スペシャルエディションの表紙が大きな話題を呼んだ、バスケットボール男子日本代表・比江島慎選手と河村勇輝選手。パリオリンピックを終えた二人のインタビューをお届けします!写真上・比江島慎選手、下・河村勇輝選手比江島 慎「最後の大会として悔いなく挑みたいと決めていました」望んでいた結果には届きませんでしたが、惨敗だった前回の東京オリンピックとは全く違い、相手をあと一歩のところまで追い詰めた試合もありました。フランスのファンの皆さんが街を歩いている僕たちに「ナイスゲーム」と声を掛けてくれたり、3試合目のブラジル戦では日本代表を応援してくれたり、(チームの目標だった)「世界を驚かす」、未来に繋がるバスケができたと感じています。代表合宿中はみんなで食事に行ったりと、チーム内でのコミュニケーションは多くとっていました。本当に長い時間を共に過ごしたので、絆はより深まり、チームとして良い方向を向くことができたと思います。僕個人も、オリンピックをこのメンバーで過ごせてよかったです。日本の若い世代のレベルが上がっているのは間違いないですし、オリンピックの舞台でも戦えることを今回で証明できたので、このまま成長を続けられれば必ず結果が出るはずです。ファンの皆さんにもそこは信じてもらっていいのかなと思います。個人的に、今回のオリンピックは日本代表としての最後の大会のつもりで悔いなく挑みたいと決めていました。結果は出せなかったですが、やり切った感はあります。Bリーグでは今回の経験を生かして今まで以上に活躍するつもりです。ブレックスでは昨シーズン結果を出すことができず悔しい思いをしているので、それを新シーズンにぶつけて、必ず優勝したいですね。前回の『anan』の反響ですか…発売されたタイミングがちょうど合宿中だったので、なかなか反響を肌で感じ取ることができませんでした。なので「今回こそは」と思っています(笑)。ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長191cm。シューティングガード。2018年にBリーグMVPを受賞、海外挑戦を経て’19年から宇都宮ブレックスでプレー。2023‐24シーズンは3Pシュートの成功率でリーグトップとなりベスト5にも選出。カットソー¥5,500(キャスパージョン/シアン PR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物河村勇輝「自分の夢だけでなく、皆さんの夢もかなえたい」パリではベスト8進出という目標を掲げていたので、1勝も挙げられず3連敗で終わったことは悔しいです。それでもオリンピックが終わって多くの方から温かい言葉をいただきました。やはりバスケは体格差が大きく、サイズのある選手が有利とされるスポーツです。その中で体が大きいわけではない僕がスピードやテクニックを使ってプレーすることで、「体格だけじゃない」「気持ちで戦っていく」というところはお見せできたんじゃないかと。そういう意味では僕たちが掲げてきた「世界を驚かす」を少しは実現できたという満足感があります。前回の記事は、ビーコルや日本代表のメンバーからも「かっこいい」との反響をもらいました。仲の良い富永啓生選手からも「やったじゃん」と言われたのですが、あれは褒めているかイジっているか分からない感じでしたね(笑)。どういったきっかけであれ、バスケに興味を持つ人が増えてほしいので、良い機会になりました。(NBA入りを目指しての)アメリカ行きは自分のバスケ人生の中で一番大きなチャレンジになりますし、いろいろ大変なことは分かった上での挑戦ですが、それも必ず自分の成長に繋がると思います。自分の夢というだけでなく、応援してくださる皆さんや小さな子供たちも、僕がNBAのコートに立つ姿を夢に見てくれていると思うので、ぜひそれをかなえたいです。海外に出ますが、今後も日本代表でやっていきたい思いもあります。今回のアメリカ挑戦も、日本代表の経験がなければいただけなかったチャンス。日本代表に求められる限りは、できる限りアメリカから帰ってきてプレーしたいと思っています。かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172cm。ポイントガード。’22年に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶ。今秋渡米し、メンフィス・グリズリーズのトレーニングキャンプに参加。2024‐25シーズンのNBA入りに挑戦する。パンツ¥5,940(キャスパージョン/シアン PR)その他はスタイリスト私物※撮影は2024年6月に、取材は8月に行われました。※『anan』2024年9月18日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・鈴木健一郎(鈴木制作所)(by anan編集部)
2024年09月15日映画『室井慎次敗れざる者』『室井慎次生き続ける者』の新キャストとして、松下洸平の出演が明らかに。最新予告と本ポスタービジュアル、大型バナービジュアルも到着した。青島との約束から27年。警察を辞めた室井慎次(柳葉敏郎)は、「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」という思いで、少年たちと穏やかに暮らしていたが、ある事件が彼を追いかけることに。室井は、死体の第一発見者に。映像では、「捜査の基本は第一発見者を疑え」と言い放つ盟友・新城賢太郎(筧利夫)や、女性初の管理官で、新城や室井と共に警察庁組織改革審議委員にも任命された沖田仁美(真矢ミキ)、湾岸署の玄関で立ち番をしていた緒方薫(甲本雅裕)、いつの日か室井ときりたんぽ鍋を突っつくことを約束した森下孝治(遠山俊也)ら懐かしの顔ぶれが大集結。今回新たに登場するのは、松下演じる警視庁捜査一課の桜章太郎。捜査に協力してもらおうと室井に詰め寄る、まっすぐで熱い男だ。そして、血が騒ぐ発言が飛び交う中、室井は規制線が張られた現場に入っていく。ラストには、泥まみれの洋ナシと「レインボーブリッジを封鎖した事件です」という意味深発言が。『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で起こった象徴的な事件がどのように関わってくるのか、注目だ。最新ポスターでは、室井の“目”がお目見え。そして、キャスト陣も集結した。一方バナービジュアルでは、数々の名言を背負い、規制線が張られた真ん中に堂々と立つ室井が。さらに場面写真も使用され、規制線やパトカー、猟銃、炎など、怪しげな事件の匂いが漂う一枚となった。なお、最新予告、最新ポスター・チラシ、および大型バナーは、9月13日(金)より全国の映画館で順次掲出予定だ(一部劇場を除く)。『室井慎次敗れざる者』は10月11日(金)より全国にて公開。『室井慎次生き続ける者』は11月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年09月11日山崎育三郎、明日海りお、古川雄大が初共演するミュージカル『昭和元禄落語心中』が、2025年に東京、大阪で上演されることが決定した。かねてより、⽇本ミュージカル界の発展のために、オリジナルミュージカルの創作は不可⽋と思い続けてきた⼭崎。ドラマ『昭和元禄落語⼼中』に出演した際、「ぜひミュージカルにしたい!」と思い立ち、同じ事務所の明⽇海、古川に声をかけたことで本企画が実現。原作は、戦前から平成に至る落語界を舞台に、人々の多彩な生き様を描いた⼤ヒット漫画。2016・17年にアニメ化、2018年にはドラマ化され、いずれも話題となった。演出は、『エリザベート』など数多の大作を手掛け、3人とも縁の深い小池修一郎(宝塚歌劇団)が手掛ける。ミュージカル『昭和元禄落語心中』ビジュアル昭和初期。落語の世界に入った菊比古(八雲)は、同期入門の天才・初太郎(助六)と固い友情で結ばれる。芸者・みよ吉にも支えられ、切磋琢磨するふたり。だが彼らの関係は、思いもよらない道筋を辿る。天才肌で華のある落語家として注目を集め、豪放磊落な性格で周囲を魅了する初太郎(助六)役に山崎。同役はドラマ版からの続投となり、その深化に期待が高まる。繊細な性格で初太郎の才能に焦りを感じながらも精進し、のちに「昭和最後の大名人」と称される菊比古(八雲)役には古川。同じ役をWキャストで務めるなど、実際に切磋琢磨する間柄である山崎と古川が、因縁のふたりをどう演じるかにも注目だ。さらに、彼らふたりと懇意になり、その人生に大きく関わることとなる芸者・みよ吉役を明日海が演じる。併せて、山崎、明日海、古川、そして原作の雲田はるこ、脚本・演出の小池修一郎からコメントが到着した。■初太郎(助六)役:山崎育三郎1998年に⼩椋佳さん企画のオリジナルミュージカルでデビューした私にとって、⽇本オリジナルミュージカルを作ることは⻑年の夢でした。これまで、ブロードウェイ、ウエストエンド、ウィーン、韓国、世界の名作ミュージカルが⽇本版として上演され、私⾃⾝も何度も素晴らしい作品と出会い、⼈⽣が変わるような体験をさせていただきました。しかし、次々とミュージカル作品が⽣まれている世界に⽐べて、⽇本オリジナルミュージカルが⽣まれ難いのも現状です。そんな中、6年前に出演したドラマ『昭和元禄落語⼼中』に出逢い、この作品の持つ儚く美しい世界に魅了され、撮影中からいつかこの作品をミュージカル化したいと⼼に秘めていました。そして時が経ち、多くの皆さんにご協⼒いただき、ついに2025年に上演が決定いたしました。演出にはミュージカル『エリザベート』『モーツァルト!』『ロミオ&ジュリエット』でご⼀緒した⼩池修⼀郎さん、共演には信頼するミュージカル界の戦友、明⽇海りおさん、古川雄⼤さん。これまで共に作品を創り上げてきたミュージカル界の素晴らしいクリエーターの皆さんに集結していただきました。2025年春、⽇本発のオリジナルミュージカルが誕⽣します。応援宜しくお願いいたします。■みよ吉役:明日海りお4年ほど前、山崎さんに「一緒にミュージカルやりましょうよ!雄大も誘って!!」と声を掛けていただいた時のときめきを、はっきりと覚えています。そんな夢のまた夢のようなことが、来年の春に叶うことになりました。お話をいただいて、原作の『昭和元禄落語心中』を一気に読み終えました。人の夢や流した涙が、雨や桜吹雪、畳やおしろいの香りに煽られて、絡み合い、むせ返るようなあの世界に生きられること、とても楽しみです。私の演じる、芸者のみよ吉は、今まで出会ったどの役とも違う感情が体を駆け巡りそうな予感がしています。演出の小池先生、そしておふたりの素晴らしい先輩に必死について行きたいと思います。ぜひお楽しみになさってください!■菊比古(八雲)役:古川雄大この度、ミュージカル『昭和元禄落語心中』にて八雲役を務めさせていただくことになりました古川雄大です。僕も山崎育三郎さん同様、日本オリジナルのミュージカルがもっとうまれてほしいと切に願っておりました。そんな時にお声掛けいただき、日本ならではの原作にとても興味が湧きました。参加させていただけること、とても光栄に思っています。何より同じ事務所の育三郎さん、明日海さんと共に、日本オリジナル作品をうみ出せる事に大きな意味を感じております。必ず成功させたいと思っていく中、小池修一郎先生が脚本、演出という事で、間違いない作品が出来上がると確信に変わりました。皆様に新しい世界をお届け出来ると想像するだけでワクワクが止まりません。是非、ご期待、応援、よろしくお願いします。■原作:雲田はるこドラマ版『昭和元禄落語心中』で山崎育三郎さんに助六役を演じていただいてから、ご縁が紡がれ、こうしてミュージカル版の落語心中が上演されることとなりました。私は『ポーの一族』のミュージカル版も拝見し、夢中になりましたので、小池修一郎さんの演出と明日海りおさんのご出演にも、とてもワクワクしています。さらに、山崎さん、明日海さんともご縁の深い、古川雄大さんとの共演も楽しみでなりません。きっと今まで見たことがない「落語心中」の世界に連れて行ってくださることでしょう。新しい空間で、彼らにまた会えることを楽しみにしています。また、これを見てみんなが寄席を恋しくなって、落語を見に行くきっかけにもなると嬉しいです。■脚本・演出:小池修一郎4年前のある日、稽古場で山崎育三郎君から、提案された。「明日海さんと雄大と3人のミュージカル、やりましょうよ!」「え〜!?そりゃ実現したら凄いけど……」「僕から事務所に話してみます」以後、忙しい3人のスケジュール調整がやっと適い、実現の運びとなった。育君からは『落語心中』をやりたいと聞いていたし、単行本出版時に読んでいて、ドラマも観ていたので面白いと思いつつも、実際大劇場でのミュージカルとなるとどうか大いに迷った。思い余って原作者の雲田はるこ先生に直接伺ってみたところ「舞台のミュージカルになるなら拡大も圧縮もご自由に」とのお言葉を頂いた。助六、八雲、みよ吉3人の愛と葛藤のドラマを、落語を絡めて描いて行きたいと思う。<公演情報>ミュージカル『昭和元禄落語心中』原作:雲田はるこ『昭和元禄落語心中』(講談社『BE・LOVE』)脚本・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)出演:山崎育三郎、明日海りお、古川雄大 他東京公演:2025年2月~3月 東急シアターオーブ大阪公演:2025年3月~4月 フェスティバルホール※福岡公演あり※詳細は後日発表公式サイト:
2024年09月09日ミュージカル『モーツァルト!』の公開ゲネプロが18日に東京・帝国劇場で行われ、主演の古川雄大らが登場した。同作は「才能が宿るのは肉体なのか? 魂なのか?」というテーマをベースに、高い音楽性と重層的な作劇で“人間モーツァルト”35年の生涯に迫ったミュージカルで、2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けてきた。ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビによる大ヒットミュージカルで、2021年以来約3年ぶりに上演される。18日の公開ゲネプロでは、タイトルロールのヴォルフガング・モーツァルト役で、2018年シーズンから同役を務める古川が登場。ほか真彩希帆、大塚千弘、涼風真世、山口祐一郎、市村正親、星駿成らが出演した。東京公演は帝国劇場にて8月19日~9月29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて 10月8日~27日、福岡公演は博多座にて11月4日~30日。○古川雄大 コメント「楽しみ」と「不安」を行ったり来たりしていますが、今は楽しみな方が強いです。3回目にして理解出来た部分や新しい発見があります。稽古場では、これまでの中で一番失敗したり恥ずかしい思いをしてきました。それくらい色々な事に挑戦してこられた稽古でしたし、曲に対するアプローチも結構変わってきていて、今回のヴォルフガングから変化を感じ取っていただけるのではないかと思います。この作品はある意味ファンタジーですが、リアルにやりたい。これまで自分の中でカチッと形を決めていた事、自分の中の決まり事をあえて取っ払って、舞台の上で自然に存在してみようと考えて臨んでいます。(モーツァルトの享年である)35歳を越えたヴォルフガングは僕が初めてですが(笑)、フレッシュにいながら、彼の成長をいかに体現出来るかを大切にしたいです。“才能が宿るのは魂なのか、肉体なのか”という深いテーマの作品なのですが、このテーマをどれだけ感じ取っていただけるか。作品の本質をちゃんとお伝え出来るように取り組んでいきたいと思います。
2024年08月19日“踊るプロジェクト”が再始動し、室井慎次を主人公とした最新作を2部作で公開。映画『室井慎次 敗れざる者』に続いて、映画『室井慎次 生き続ける者』が2024年11月15日(金)より全国上映される。“踊る”シリーズが27年ぶりに再始動、2部作で映画公開へ1997年に放送されたドラマ「踊る大捜査線」は、織田裕二演じる青島俊作巡査部長を主人公にした物語。警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様などを繊細に映し出し、社会現象を巻き起こした刑事ドラマだ。1998年の『踊る大捜査線 THE MOVIE』、2003年の 『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』と、映画化作品でも立て続けに大ヒットを記録し、これまで“踊る”シリーズは6作品の映画が公開されている。柳葉敏郎演じる室井慎次にフォーカスそんな“踊る”シリーズが27年の時を経て再始動。柳葉敏郎演じる室井慎次を主人公に、2部作の映画が制作される。劇中では、1997年のドラマ最終話で交わされた「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある。」という“青島との約束”を果たせなかったことを悔やみながらも、警察を辞めて故郷へ帰った室井の姿が描かれる。これまで現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生を送ってきた男の“今”が映し出される。また、シリーズ最悪といわれた猟奇殺人犯、日向真奈美が再び登場。日向真奈美、そして娘の杏は一帯何を企んでいるのか?映画『室井慎次 生き続ける者』登場人物紹介主人公・室井慎次…柳葉敏郎警察を辞め、故郷である東北の山奥で、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという思いから、少年たちと穏やかに暮らす。しかし、だが想いとは逆に、とある事件の死体の第1発見者となってしまう。日向杏…福本莉子シリーズ最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美の娘。室井の前に突如として現れる。新城賢太郎…筧利夫秋田県警・本部長。警察時代の室井の盟友。警視庁のキャリア組としてかつて室井とライバル関係にあり、共に数々の捜査を乗り越えて、次第に室井のよき理解者となっていった。窮地に陥った室井に対して、「捜査の基本は第一発見者を疑え。」と言い放つ。沖田仁美…真矢ミキ警視庁・官房審議官。女性初の管理官。新城や室井とともに警察庁組織改革審議委員にも任命された。緒方薫…甲本雅裕昔、湾岸署の玄関で立ち番をしていた。森下孝治…遠山俊也いつの日か、室井ときりたんぽ鍋を突っつくことを約束した。桜章太郎…松下洸平警視庁刑事部捜査一課に所属。捜査に協力してもらおうと室井に詰め寄る、まっすぐで熱い人物。柳町明楽…加藤浩次刑期を終えて出所した、リクの父親。日向真奈美…小泉今日子最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯。あらすじ「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」という想いで、少年たちと穏やかに暮らしている室井慎次。しかし、他殺と思われる死体の第一発見者となる。その死体は、かつて室井が捜査副本部長として担当した、レインボーブリッジ事件の犯人だった。「これは室井さんの事件でもある」「室井よ、警察に戻ってこい…」警察を辞めた室井を、事件が追いかける。【作品詳細】映画『室井慎次 生き続ける者』公開日:2024年11月15日(金)監督: 本広克行脚本: 君塚良一出演: 柳葉敏郎、齋藤潤、前山くうが・前山こうが、柳葉敏郎、福本莉子、矢本悠馬、生駒里奈、丹生明里、佐々木希、筧利夫、西村直人、赤ペン瀧川、升毅、飯島直子、小沢仁志、木場勝己、稲森いずみ、いしだあゆみ、加藤浩次、小泉今日子プロデュース: 亀山千広音楽:武部聡志
2024年08月01日俳優の柳葉敏郎が主演を務める、映画『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)のスーパーティザー映像が、公開された。○映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』、スーパーティザー映像第5弾公開今回公開されたのは、5本目となるティザー映像。「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」という思いで、少年たちと穏やかに暮らしていた室井の前に、森の中を必死に逃げ回る謎の少女・日向杏が現れる。室井は「ここにいなさい」と受け入れるも、里親からの手紙を読み表情がこわばらせる。少女の正体は、『踊る大捜査線 THE MOVIE』(98年)で登場し、最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美(小泉今日子)の娘だということが明らかになり、室井は日向真奈美の獄中妊娠が世間にバレたら大問題になるため隠ぺいされていたという衝撃の事実を知る。多数のパトランプが光る物々しい雰囲気の中、時折思いつめた表情や人形のような冷ややかな笑みを浮かべる杏。そして彼女の来訪とともに、他殺と思われる死体が発見される(C)フジテレビジョン【編集部MEMO】『踊る大捜査線』は、1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ・映画シリーズ。翌1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されると、興行収入100億円超えの大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。そして、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は、487億円、累計動員数も3598万人を超えている。
2024年07月30日2部作で公開される『室井慎次敗れざる者』『室井慎次生き続ける者』より、“スーパーティザー映像5”が公開された。先日の劇場予告編では、謎の少女・日向杏(福本莉子)の存在が明らかに。そしてそれは、最悪の殺人鬼・日向真奈美(小泉今日子)の娘だった。今回公開された映像では、さらなる詳細が明らかになる。「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」と、少年たちと穏やかに暮らしていた室井(柳葉敏郎)。そこに、森の中を必死に逃げ回る謎の少女が現れる。彼女を受け入れるも、里親からの手紙を読み、表情がこわばる。それは昔、湾岸署の事件で逮捕された、歯列矯正された口元、瞬きをしない大きな黒目、拳銃・メス・ぬいぐるみを所持して狂気的な笑顔を見せた犯人、『踊る大捜査線 THE MOVIE』に登場した日向真奈美の娘だという。獄中妊娠が世間にバレたら大問題になると、隠蔽された衝撃の事実が発覚する――。そして彼女の来訪とともに、他殺と思われる死体が発見される。穏やかな暮らしから一転、悪夢が蘇る。『室井慎次敗れざる者』は10月11日(金)より全国にて公開。『室井慎次生き続ける者』は11月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
2024年07月26日映画『言えない秘密』(公開中)の公開御礼舞台挨拶が9日に都内で行われ、京本大我、古川琴音、三浦りょう太、坂口涼太郎、河合勇人監督が登場した。同作は、台湾の人気スター・ジェイ・チョウが主演・初監督を務めたヒット映画を原案として製作。ピアノ留学から帰国し、伝統ある音楽大学に編入してきた湊人(京本大我)は、取り壊しが近い旧講義棟の演奏室で、神秘的なピアノを奏でる雪乃(古川琴音)と出会う。今までに耳にしたことのない美しい旋律に強く惹かれた湊人は雪乃に曲名を尋ねるが、「それは秘密」と耳元で優しく囁くだけだった。雪乃に会うたびに心惹かれていく湊人はトラウマだったピアノへ次第に向き合う事ができるようになっていく。しかしある日突然、彼女は目の前から姿を消してしまう。○映画『言えない秘密』公開御礼舞台挨拶に古川琴音登場イベントでは、作品にちなみ自身の「言えない秘密」を発表するコーナーも。「心」というフリップを出した古川は「本当に大切にしていることを『これだけ大切にしているよ』と人に伝えた時に、本当に思っている気持ちの重さをわかってもらえなかったり、自分の心を分けちゃったような気持ちになったりして、『自分の中に秘めておいた方が良かったな』と思う経験があったような気がして」と明かす。「だから、本当に大事に思っていることは、自分の気持ちの中に秘めて、周りの人にはスパイス程度で伝わったらいいなと思って書きました」と回答をした古川。視界が「すみません、壇上で『言えない秘密』を聞いて……」と謝ると、「大丈夫です。言わないです、絶対」と意志の強さを見せていた。
2024年07月09日公開中の映画『言えない秘密』より、京本大我(SixTONES)と古川琴音が映画の魅力を語るインタビュー映像が公開された。本作は、京本が初の映画単独主演、古川が初めて恋愛映画のヒロイン役に挑戦した作品。監督は、映画『鈴木先生』『俺物語!!』などを手掛けてきた河合勇人が務めた。作品の注目ポイントについて聞かれ、京本は「作品を通して、季節がどんどん巡っていって色々なふたりが見られるのと、テーマ曲の「Secret」という曲が作品を象徴するような素敵な曲になっているので、それも楽しみにしてほしいです」と語り、古川は「海だったりパーティーだったり自転車だったり、いろんな胸キュンシーンがつまっているので、みなさんがどこにキュンするのか気になります!」と語っている。また、主題歌「ここに帰ってきて」について、SixTONESメンバーとして歌唱も担当している京本は「歌詞が作品と完全にリンクしているので気持ちを込めて歌いやすかった」と語り、古川は「映画の余韻にちゃんと導いてくれる感じがして、音楽を聞きながらふたりの思い出だったり、ふたりのシーンを走馬灯のように思い返しながらこの映画を観終われる。本当に素敵な曲を歌っていただいた」と京本に感謝を述べている。さらに、京本は「世界観がとにかく美しく、切なさもありながら、素敵な空気が流れている作品。本当に皆さんが予想していないような驚きの展開もたくさん待っている作品なので、ぜひこの季節に、この作品でちょっと涼しい気持ちだったり、ちょっと切ない気持ちだったり、いろんな思いを抱いてほしいなと思います」、古川は「映画を観終わった後に、思わず大切な人に会いたくなったり、連絡を取りたくなったりするようなそんな優しくてキュンと切ないストーリーになっていると思います。ぜひご友人やご家族、大切にされている方と一緒に観ていただけたらと思います」と映画の魅力を語った。『言えない秘密』インタビュー映像<作品情報>映画『言えない秘密』公開中公式サイト:「言えない秘密」製作委員会
2024年07月07日現在公開中の映画『言えない秘密』より、主演の京本大我(SixTONES)とヒロインを務めた古川琴音が、作品の魅力や音楽への思いを語るインタビュー映像が到着した。本作は、あるトラウマを抱えた音大生・湊人と、どこか謎めいた雰囲気のある雪乃が、運命的な出逢いを果たすラブストーリー。今回公開された映像では、今作の注目ポイントについて湊人役の京本さんは「作品を通して、季節がどんどん巡っていって色々な2人が見られるのと、テーマ曲の『Secret』という曲が作品を象徴するような素敵な曲になっているので、それも楽しみにしてほしいです」と話し、雪乃役の古川さんは「海だったりパーティーだったり自転車だったり、いろんな胸キュンシーンがつまっているので、みなさんがどこにキュンするのか気になります!」と観客の反応が気になる様子。また「SixTONES」による主題歌「ここに帰ってきて」については、京本さんは「歌詞が作品と完全にリンクしているので気持ちを込めて歌いやすかった」と明かす。一方、古川さんは「映画の余韻にちゃんと導いてくれる感じがして、音楽を聞きながら二人の思い出だったり、二人のシーンを走馬灯のように思い返しながらこの映画を観終われる。本当に素敵な曲を歌っていただいた」と感謝を述べた。そして、「世界観がとにかく美しく、切なさもありながら、素敵な空気が流れている作品。本当に皆さんが予想していないような驚きの展開もたくさん待っている作品なので、ぜひこの季節に、この作品でちょっと涼しい気持ちだったり、ちょっと切ない気持ちだったり、いろんな思いを抱いてほしいなと思います」(京本さん)、「映画を観終わった後に、思わず大切な人に会いたくなったり、連絡を取りたくなったりするようなそんな優しくてキュンと切ないストーリーになっていると思います。ぜひご友人ご家族 大切にされている方と一緒に見ていただけたらと思います」(古川さん)とメッセージを寄せた。『言えない秘密』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:言えない秘密(2024) 2024年6月28日より全国にて公開© 2024「言えない秘密」製作委員会
2024年07月07日パリオリンピックに挑むバスケットボール男子日本代表候補の比江島慎選手と河村勇輝選手。世代もプレースタイルも異なるが、その間にはリスペクトがある。大会に向けた意気込みとともに、厳しい戦いに身を置く中で大切な「癒し」についても語ってもらった。【バスケットボール】比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)×河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)写真右・比江島慎選手、左・河村勇輝選手――出会う前のお二人は互いにどんなイメージを持っていて、初対面はどんなものでしたか?比江島:河村は高校生の頃から有名だったし、’19年の天皇杯の福岡第一vs千葉ジェッツも観ていました。印象は「速っ!」ですね。河村:僕はマコさんが日本代表で活躍する姿をずっと見てきました。僕は「日本代表になりたい」と思っていて、自分の目指すところに行けばマコさんと一緒にプレーできるという思いがありました。――最初に対戦したのは4年前、河村選手がBリーグに入ってすぐのことでした。比江島:「やっぱり速い!」と思いましたし、高校生ながらBリーグに出ること自体がすごいと思いました。普通は18歳がプロで活躍なんてできませんよ。自分が18歳の時にBリーグがあったとして、このクオリティを出せるかと考えたら「無理だな」って(笑)。僕らはディフェンスのチームなのに、河村に結構やられましたからね。河村:あの時は気持ちに余裕がなくて必死にプレーするだけで、それで上手くいくこともあったんですけど、大事なところでは何もさせてもらえませんでした。高校で日本一になって「Bリーグでどれだけ通用するんだろうか?」と思って挑戦したのですが、トップチームの宇都宮さんとの差を感じた試合だったのを覚えています。比江島:受け答えもしっかりしているし、大人な部分しか見えないですよね。でも日本代表でチームメイトになって分かったのは、結構な頻度で靴下を忘れてマネージャーからもらっていたりして。河村:バレてました?(笑)比江島:意外と忘れ物が多いタイプで、そういう人間っぽさもあるんだなあと思いました(笑)。河村:うっかりが多いタイプです。高校の時もバッシュを忘れて、マネージャーに借りて試合でプレーしていたことがあります。比江島:それはヤバいね(笑)。――河村選手から見た比江島選手はいかがでしょうか。河村:富樫勇樹さんをはじめ、いろんな人のマコさんへのイジりを見ているので、頼りがいのある人というよりも雰囲気を和ませるタイプだと思うんですけど、試合のここぞという場面では本当に頼りになります。ポイントガードとして、マコさんにボールを預ければ何とかしてくれるという感覚があります。最年長のマコさんが僕たち後輩に寄り添って何でも話せる雰囲気を作ってくれているのも、とてもありがたいです。比江島:何もしていないけど、みんなが支えてくれる(笑)。河村:それも人柄ですし、やっぱりすごいと思います。――厳しい戦いの世界はプレッシャーも大きく、気持ちの切り替えやリラックスも大切ですよね。今号の「癒しの行動学」特集に合わせて、日々どんなことで癒されているか、教えてください。比江島:僕は体育館を出たらバスケのことは考えないようにしています。考えてプレーするのも大事ですけど、ダラダラ長く考えても脳が疲れちゃうだけなので。それができるようになったのは最近で、東京オリンピックぐらいまでは気負いすぎるぐらい気負っていたんですけど、今は上手く切り替えられるようになりました。河村:僕はお風呂が好きなので、湯船に浸かってゆっくりと体を休めて、気持ちもリラックスさせています。半身浴でじわっと汗を出しながら、結構長い時間入りますね。特に照明とか音楽にこだわるわけではありませんが、ファンの方から差し入れでいただいた入浴剤を使ったお湯に入って「ありがたいな~」と気持ちよくリラックスさせてもらっています。――Bリーグのシーズンが終わってから代表活動が始まるまでに短いオフがありました。そこで何か「癒し」はありましたか?比江島:地元の福岡から海までドライブして、寄せては返す波を何も考えずにボーッと眺めていました。海を眺めているひと時だけは誰にも邪魔されない空間として、そっとしておいてほしいです(笑)。河村:僕は最近、ワンちゃんと一緒に撮影する機会があって、プードルとレトリバーのミックスだったんですけど、かわいすぎましたね。めっちゃ癒されました。――急に1週間スケジュールが空いたら何をしたいですか?比江島:海外旅行ですね。バスケから切り替えたいのでNBAではなくイギリスにサッカーを観に行きたいです。僕の夢ですね。河村:僕もすぐにどこかは思いつかないんですけど、自然が豊かなところに行ってみたいです。――最後に、パリでも日本代表の躍進を期待するファンの皆さんに、意気込みをお願いします。比江島:今まで代表でいろんな経験をしましたが、昨年のワールドカップでは全員が同じ方向を向いてチームとしてまとまっていました。今年もそこには自信があるので、チームの雰囲気の良さ、全員で戦う姿を見てください。河村:オリンピックではベスト8という目標に向けて、「世界を驚かせよう」という合言葉で戦います。また皆さんの力を借りながら、世界を驚かせられるよう頑張っていきます。ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長191cm。シューティングガード。2018年にBリーグMVPを受賞、海外挑戦を経て’19年から宇都宮ブレックスでプレー。大学時代から代表に選ばれ、世界を相手に多彩なスキルを駆使して得点力を発揮してきた“日本のエース”。カットソー¥5,500(キャスパージョン/シアン PR TEL:03・6662・5525)かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172cm。ポイントガード。福岡第一高校時代から特別指定選手としてBリーグでプレーし、’23年に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶ。一瞬で相手を抜き去るスピードとバスケIQの高さを備えた日本代表の若き司令塔。パンツ¥5,940(キャスパージョン/シアン PR)その他はスタイリスト私物7月27日(土)20:30~ドイツvs日本7月30日(火)24:15~日本vsフランス8月2日(金)18:00~日本vs対戦国未定世界の強豪12チームが参加して行われるパリ2024オリンピック・男子バスケットボール。日本代表はドイツ、フランス、さらに今月ラトビアで行われる最終予選の勝者と予選ラウンドを戦う。まずはこの3試合、見逃せない!※『anan』2024年7月10日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・鈴木健一郎(鈴木制作所)(by anan編集部)
2024年07月06日昨年夏のワールドカップ以降、人気を集めている男子バスケットボールから、Bリーグでも大人気の比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)と河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)の二人が登場。写真上・比江島 慎選手、下・河村勇輝選手比江島 慎(宇都宮ブレックス)この数年で盛り上がってきたバスケットボール人気は、昨年夏に沖縄で行われたワールドカップでの日本代表の快進撃により一気に高まった。その変化を比江島慎選手はこう実感している。「バスケに詳しくない方から声をかけられることは、今までほとんどありませんでした。先日、『あのバスケの!』と声をかけてくれた方が『えーっと』と、僕の名前までは分かっていないんですよね(笑)。そういう方にも認識してもらい、応援していただけるようになったのはすごくうれしいです」比江島選手は長らく日本代表を支え、今ではチーム最年長となった。かつてはエースとして得点役を担っていたが、今のチームには渡邊雄太選手を筆頭に点の取れる選手が増え、ワールドカップには不参加だった八村塁選手もパリオリンピックには出場が期待される。「僕がやらなきゃ、という場面は減りましたね」と比江島選手は語る。「昔はその状況が良くなかったというか、それでは勝てないと気づかされました。チーム全員で戦う意識を持てたことが昨年勝てた要因だと思うし、個人的にも2019年のワールドカップ、東京と勝てない中でもがきながら、代表での自分の役割を見つけられたと思っています。自分が点を取らなくても別の部分で貢献できるよう、頭を使ってプレーするようになりました」だがエースの意識を失ってはいない。ファンの多くが今もここぞという場面では比江島選手が攻め、得点することを期待している。「チームの攻撃が手詰まりになった時には自分が打開する。その意識は今でも持ち続けているつもりです。負けた試合はそこで自分が何もできなかった印象もあるので」世代交代が進み若手の多い日本代表で、比江島選手は他を圧倒する実績を持つが、偉ぶることなく若手たちと同じ目線に立っている。「本当はもっとチームリーダーっぽくやらなきゃいけないのかもしれないですけど、それはまあ(笑)。年上だからとか実績があるとかで僕に気を遣ってほしくはないので、そこだけは意識しています」2023‐24シーズンのBリーグではベスト3P成功率賞を初めて受賞。3Pシュートが生命線の代表にもその好調ぶりを持ち込むことが期待されるが、彼の考え方は少し異なる。「ワールドカップでバスケに興味を持った方は3Pシュートのイメージが強いと思うんですけど、僕は何でもできると思っています。高確率で3Pシュートを決めることはもちろんですが、ドライブにもプライドを持っています」独特の緩急で相手ディフェンスをかいくぐって決める“比江島ステップ”が彼の代名詞。「自分でそんなに意識しているわけではありませんが、客観的に見ても動きが明らかに違うとは思います。ああいうリズムでプレーしたのは僕が初めてで、今はそういう感性を持つ選手がどんどん出てきていますけど、この部分ではまだ負けたくないですね」いよいよ始まるオリンピックに向けて、比江島選手はこう意気込む。「ワールドカップよりレベルが高いですし、日本バスケ界として過去最大のチャレンジになります。皆さんの応援の力をお借りして、一番良いプレーができるよう頑張ります」ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長191cm。シューティングガード。2018年にBリーグMVPを受賞、海外挑戦を経て’19年から宇都宮ブレックスでプレー。大学時代から代表に選ばれ、世界を相手に多彩なスキルを駆使して得点力を発揮してきた“日本のエース”。ジャケット¥107,800パンツ¥74,800ベルト¥13,200(以上ティーエイチ プロダクツ/TARO HORIUCHIcontact@a-tconcepts.com)シャツ¥29,700(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)その他はスタイリスト私物河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)現在23歳の河村勇輝選手は、急成長する日本バスケットボール界を象徴する存在となっている。「Bリーグも毎試合どの会場も満員で、応援の分厚さが今までとは明らかに違っていました」と、彼自身もその盛り上がりを実感する。ワールドカップでアジア1位になったことでバスケットボール男子日本代表はパリオリンピック出場を決め、高校生の頃から「日本代表のポイントガードとしてオリンピックに出場する」と公言していた河村選手の目標は、間もなく実現しようとしている。今の心境は「自分一人の力でやってこられたわけではないので、支えてくれた方々への感謝の気持ちでいっぱい」であり、「今までやってきたことが間違いじゃなかった」という手応えを感じつつも、彼は次の成功に向けた自身の成長に意識を向けている。「昨年のワールドカップで、オフェンスのバリエーションを増やさないと世界で通用しないと感じたので、この1年は得意なシュートを増やしたり、緩急を使って点を取ることを意識しました。それで平均得点を上げられたのは一つ自分の成長だと思います。ただ、ワールドカップを経験したことで自分の中のスタンダードも上がっていて、日本代表に選ばれるだけで満足してはいません。目標であるパリでのベスト8に行くために、自分がチームの勝利にどう貢献できるか。そう考えると現状には満足していなくて、やらなければいけないことは多いです」ずっと憧れてきたオリンピックの舞台で実現したいのは、良いプレーをして勝つことはもちろん、バスケをもっと盛り上げること。「いろんな競技が集まる大会なので、ワールドカップ以上に多くの方に注目されるし、バスケの魅力を伝える素晴らしい機会になります。このチャンスを逃さず、やっぱり一番は日本の皆さんにワールドカップ以上に盛り上がってもらえるように、僕はもちろん、チーム一丸となってバスケの魅力を伝えたい」身長がモノをいう競技で、世界大会ともなれば172cmの河村選手の小ささは一際目立つが、彼はそこに注目してほしいと語る。「すごく展開が早くて、どの1秒を切り取っても面白いスポーツだと思います。試合を観に来てもらうと一番分かりやすいのですが、身長2mを超える選手が当たり前にいる中で、僕は本当に小さいです。その小ささを活かしたスピードであったりテクニックにこだわって相手の高さを攻略しているので、そこに注目して試合を観て、面白いと感じてもらえたら僕としては一番うれしいです」オリンピックでも、そんなパフォーマンスでチームの勝利に貢献したい、と語る。「ワールドカップでは結果を出すことができましたが、どの試合もギリギリの戦いを制しての勝ちばかりでした。今振り返っても、皆さんの応援なくしては最後まで戦い抜くことができなかったと思うので、感謝の気持ちが大きいです。そして、また今回もファンの方々に応援してもらい、背中を押してもらいたいです。皆さんから受け取ったものをオリンピックに持ち込み、さらに上のレベルで戦ってベスト8という目標を達成し、素晴らしい結果で恩返しできるように。そのためにもチーム一丸で、精一杯頑張ります」かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172cm。ポイントガード。福岡第一高校時代から特別指定選手としてBリーグでプレーし、’23年に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶ。一瞬で相手を抜き去るスピードとバスケIQの高さを備えた日本代表の若き司令塔。ジャケット¥105,600(ティーエイチ プロダクツ/TARO HORIUCHI)シャツ¥29,700パンツ¥33,000(共にラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿)その他はスタイリスト私物7月27日(土)20:30~ドイツvs日本7月30日(火)24:15~日本vsフランス8月2日(金)18:00~日本vs対戦国未定世界の強豪12チームが参加して行われるパリ2024オリンピック・男子バスケットボール。日本代表はドイツ、フランス、さらに今月ラトビアで行われる最終予選の勝者と予選ラウンドを戦う。まずはこの3試合、見逃せない!※『anan』2024年7月10日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・TOYO(BELLO)取材、文・鈴木健一郎(鈴木制作所)(by anan編集部)
2024年07月05日女優の古川琴音が、29日に都内で行われた映画『言えない秘密』(公開中)の公開記念舞台挨拶に京本大我(SixTONES)、西田尚美、尾美としのり、河合勇人監督とともに登場した。同作は、台湾の人気スター・ジェイ・チョウが主演・初監督を務めたヒット映画を原案として製作。ピアノ留学から帰国し、伝統ある音楽大学に編入してきた湊人(京本大我)は、取り壊しが近い旧講義棟の演奏室で、神秘的なピアノを奏でる雪乃(古川琴音)と出会う。今までに耳にしたことのない美しい旋律に強く惹かれた湊人は雪乃に曲名を尋ねるが、「それは秘密」と耳元で優しく囁くだけだった。雪乃に会うたびに心惹かれていく湊人はトラウマだったピアノへ次第に向き合う事ができるようになっていく。しかしある日突然、彼女は目の前から姿を消してしまう。○■京本大我、古川琴音のコメントをアピール「これです!」今作でラブストーリーの主演に挑戦した京本は、演じるうえで意識したことについて聞かれると、「この作品は大人っぽい恋愛というよりは、ピュアな恋愛模様なので一緒に海に入って水をバシャバシャ(かけあう)とか、(肩を)トントンってやって(頬を)ツン(とつつく)とか、現実ではちょっと恥ずかしいかなと思うようなキュンの要素が盛り込まれていて、人生経験としてもないことなので、ピュアな新鮮な気持ちで取り組めた」と話す。一方、ヒロイン役を演じた古川は、「ラブストーリーとなると、お客さんにどういう反応をしてほしいかということがはっきりしているので、お話しがきたときは結構プレッシャーでした」と振り返る。「どうやって京本くんとシーンを作っていこうかと撮影前は不安もあったけど、結果としてピアノの練習やダンスシーンなど、2人で乗り越えなきゃいけない壁がたくさんあったので、それを2人でがんばっているうちに“戦友”みたいな関係性を築けた」と語った。これに京本を深く頷き、「これです! こっちのコメントを使ってください!」と古川のコメントをアピールし、笑いを誘っていた。
2024年06月29日俳優の柳葉敏郎が主演を務める、映画『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)のスーパーティザー映像が26日、公開された。○■矢本悠馬・生駒里奈ら、『踊る大捜査線』最新作の新キャスト9名解禁今回公開されたのは、同作の最新映像となるスーパーティザー映像。池の前のデッキでくつろぎ、秋田犬と散歩する室井の故郷での穏やかな生活から一転、なにかと室井たちの噂話をし、「あんた、ここに来たわけは?」「あんたがいると迷惑だ、出ていってくれ」「いつ出ていく?」など明らかに室井たちを拒否する地元住民たちが続々と登場する。静かに暮らすことを望む室井に対し、故郷は厳しく、次第に地元住民たちとの軋轢が生まれ、そして地元住民の会話の中で室井と暮らす謎の少年たちの素性も明らかになる。映像後半には「花が枯れていた……」という室井の通報により、状況はさらに一転。のどかな故郷の暮らしにはそぐわないおびただしい数の警察官、ヘリや警察車両が現れ、室井のまわりに事件の影が忍び寄る。また、今回の映像で矢本悠馬、生駒里奈、丹生明里(日向坂46)、佐々木希、飯島直子、小沢仁志、木場勝己、稲森いずみ、いしだあゆみが出演することが明らかになった。(C)フジテレビジョン【編集部MEMO】『踊る大捜査線』は、1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ・映画シリーズ。翌1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開されると、興行収入100億円超えの大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。そして、これまでに公開した映画シリーズ6本の累計興行収入は、487億円、累計動員数も3598万人を超えている。
2024年06月26日「話しやすくて、とてもフラットな人。自然体で現場にいられました」――映画『言えない秘密』で初共演となった京本大我と古川琴音は、お互いの印象について聞かれ、そう声を合わせた。台湾のオリジナル映画を、『かぐや様は告らせたい』シリーズの河合勇人監督によってリメイクされた本作。あるトラウマによって挫折しつつある音大生ピアニスト・湊人(京本大我)と、秘密を抱えた女性・雪乃(古川琴音)の“秘密”を軸にしたラブストーリーだ。まず、脚本や原案そのものをどのように解釈したかを聞くと、本作に対する二人の真摯な姿勢が見えてきた。オリジナル映画から感じ取った「怖さ」ーー本作は、台湾のオリジナル映画を元にリメイクされたラブストーリーですが、お二人はご覧になりましたか?京本大我(以下、京本)今回のオファーをいただいたときに観させてもらいました。10年ほど前の映画で、当時ならではの斬新な演出もありつつ、かつ美しく歯がゆい描写もある素敵な作品だと思います。このオリジナルに対し、日本ならではの繊細さでアプローチするワクワク感がありました。古川琴音(以下、古川)私も脚本をいただく前に、オリジナルの映画を観ました。主人公の二人がお互いを想い合う強さに、少し怖さも感じてしまったのですが……。ーー怖さ、ですか。古川とあるシーンで、机の上に「愛してる」という文字が彫られて、浮かび上がってくるような描写があるんです。その瞬間から、いきなりホラー映画になったような感覚でした。それまでは、主人公の二人が想いを通じ合わせて、交流を重ねていく様を楽しんでいたのに……。あまりにも強い想いに、ゾッとしてしまったんです。でも、その想いの強さこそが、この物語の良さであり美しさでもある、と感じました。ただのラブストーリーではないですし、そんな作品にヒロインとして参加できるのは、本当に幸せなことだな、と思います。京本確かに、音の演出は少し怖かったです。僕がさきほど「斬新な演出」と表現したのは、まさにここの部分でした。お互いに、自然体でいられたーーお二人は今作が初共演ですね。共演される前後で、お互いの印象に変化はありましたか?京本「こっちゃん」「きょも」と呼び合うくらい、すぐに距離が縮まりました。本当に話しやすくてフラットで、変に気を張ることもなかったです。話したいときに話して、音楽の話とか、ちょっとした会話が自然に続いて。そのまま本番が始まったりもしたよね。古川本当にフラットで、壁を感じない方だと思いました。正直に言うと、お会いする前まではアイドルとしての京本くんしか知らなかったので、クールな印象が強くて。でも、そんな心配なんていらないくらいに広い心で受け入れてくれたので、私も自然体で現場にいられました。ーー距離が縮まるのが早かったんですね。そんなお二人が、お互いの役柄について受けた印象についても教えていただきたいです。まず、雪乃を演じた古川さんは、湊人にどんな魅力を感じましたか?古川一番感動したのは、雪乃の秘密を知ってしまった湊人が、それでも彼女に会いに来てくれるシーンです。雪乃の秘密を受け入れるのは、すごくつらかったはずなのに……。彼のひたむきさや、誠実さを感じました。ーー湊人の思いの強さが表れているシーンですよね。京本さんは、雪乃をどんな女性だと捉えていますか?京本言葉では表現しがたい、唯一無二なミステリアス感をまとっている女性だと思います。神秘のベールに包まれていて、簡単には心を覗かせてくれないけれど、でもちゃんと人間らしい温かみも持っている。挫折を味わった湊人の背中を押して、もう一度、夢に向き合わせてくれたのは彼女のおかげです。ーー確かに、雪乃には底知れないミステリアスな雰囲気が漂っていますよね。古川さん、ご自身との共通点はありますか?古川ミステリアス……とはちょっと話が変わってしまうんですが、私が思うに、雪乃はけっこうな「猪突猛進型タイプ」なんです。湊人に対する思いの強さもそうですし、自分が「こう!」と決めたら簡単には曲げない面があると思っていて。それで言うと、たとえば私は、気になったアニメがあったら二〜三日間で最終話まで見切ってしまうタイプなんです。似ているって言ったら、雪乃にはちょっと申し訳ないですけれど(笑)、ハマったら周りが見えなくなるところは、一緒なのかな。京本僕も、湊人を演じるうえで、自分のなかから引っ張り出せる部分はたくさんあったな、と感じています。もちろん雪乃の力を借りつつなんですが、挫折したところからふたたび夢に立ち向かっていく姿には、自分と通じるものがあるな、と。僕自身、逃げたり負けたりしたままで終わることは、あまりないので。協力して乗り切ったシーンの数々ーー湊人と雪乃が出会い、関係を深めていく過程には、二人でゲームセンターに行ったり海辺で遊んだりするシーンがあります。アドリブも多かったんでしょうか?京本多かったですね、とくにゲームセンターのシーンとか。古川セリフとして書かれていないシーンも多かったです。台本にはト書きだけで「ゲームセンターで遊ぶ二人」と書かれていたり。アドリブと言っていいのかわからないくらい、自然に喋っているシーンが多くて。京本その場で生まれた自然な会話も含まれてるよね。古川最初からガッチリと内容を決めるよりは、いましているような、こういった掛け合いから生まれた会話の延長線を活かすような流れが多かったかな、と。河合監督が、無理なく言葉をやりとりできるムードをつくってくださいました。「こういう流れで、楽しくお話してください」って。京本ヒントやアドバイスをもらいながら、一つ前のシーンを受けて「こういう会話になりそうかな」って、なんとなく考えながら。ーー湊人と雪乃が、海辺のシーンで遊んでいる姿も、キラキラしていて印象的でした。京本たまたま、浜に木の棒が流れ着いていて。人が乗れるくらいの大きさで、「それを渡ってほしい」って河合監督に言われたんです。あのシーンは、監督のこだわりだったっけ?古川うん、そうだったね、確か。「あの棒を渡るゲームをしよう!」って流れになって。湊人と雪乃、どっちが早く渡り切れるか? って。京本平均台みたいな感じでね。河合監督って、ロマンチストというか、乙女心があるんですよ。そういうアイデアが、次から次へと出てくるんです。ーーゲームセンターや海辺で遊ぶシーンのほか、自転車に二人乗りするシーンや、ピアノの連弾シーンもありますね。古川ピアノの連弾シーンについては、私も京本くんも先生についてもらって、しっかり練習してから臨んだので、二人で協力しながら進められた感覚がありました。自転車の二人乗りについては、正直あまり心配はしていなかったんですけど……いざやってみたら、連弾よりも大変でした(笑)。京本結構な坂道をハイスピードで走らなきゃならなくて「そこまで器用にできないですよ!」みたいな(笑)。リハーサルのときは結構フラフラしちゃって、後ろに乗っていたこっちゃんは怖かったと思います、ごめんなさい……。古川ぜんぜん大丈夫! むしろ京本くん、二人乗りのシーンが終わったあと、スタート地点まで私を乗せて戻してくれたんですよ。優しさを感じました。京本歩いたら、遠かったからね。京本×古川の「運命」のターニングポイントーー音楽やピアノが、湊人と雪乃の出会いを運命的に彩っているような映画になっていますが、お二人にとっての運命のターニングポイントはなんですか?古川いま振り返ってみると、中学校で演劇部に入ったのがターニングポイントだと思います。それから高校、大学と演劇に関わってきましたが、お芝居を仕事にするとは考えていなくて。でも、中学で演劇部に入っていなかったら、いまの私はいないと思うと「運命」かな、と。京本僕は、京都の三十三間堂を見た瞬間です。あの千手観音の衝撃が忘れられなくて、それをきっかけに御朱印集めを始めました。10年以上も続いている、僕にとってライフワークとも言える趣味です。最近は、趣味が高じてお茶のことを勉強したりもしていて。ーーお仕事で日々お忙しいと思いますが、合間を縫って趣味も楽しんでいるんですね。京本むしろ、良いリフレッシュになっています。最低でも年に一回は、京都の南禅寺というパワースポットに行くことも欠かせません。無意識に「あ、行きたいな」と思った瞬間が、心身に疲れを感じているサインでもあるのかな、と。古川その感覚、すごくわかるかも。私にとってのリフレッシュは、いま飼っている猫で、どんなに仕事で疲れていても一気にパワーチャージできるんです。外では出せないような、私のだらしない面も見られているし、唯一「秘密」がない存在かも。ちょうど、この映画の撮影が始まる前に拾った子なんです。京本そうなんだ! じゃあ、撮影とともに育ったんだね。古川そうなの。まだ生後一ヶ月にもなっていない子猫だったんですけど、映画の撮影が進むとともに成長しました。ーー仕事もプライベートも上手に楽しんでいるお二人、見習いたいです。京本でも、僕自身は、あまりゴールを定めすぎずに「俳優」という仕事をやっている感覚があります。もちろん、刺激や好奇心、自分の「好き」って気持ちが燃え続けている限りは続けていきますけど、違うことに強い興味を持ったら、急に辞める可能性もあって。そればっかりは、次にどんなターニングポイントがあるか、わからないです。古川この仕事を続けられることも幸せだし、この仕事を辞めてまで進みたい道が見つかったら、それも幸せな人生だな、と思います。確かに、そのときになってみないとわからないかも。「ビビッとくる」運命的な恋愛をしてみたい?ーー映画のタイトル『言えない秘密』にちなんで、お二人は、恋人や夫婦間に「秘密」は必要だと思いますか?京本最後まで貫けるなら、秘密はあってもいいと思います。でも……難しいですよね。意思の弱さゆえに明るみに出てしまったり、そのことで二人の関係性が悪くなってしまったりすると、話が変わってきちゃうし。古川反対に、まったく秘密のない関係性を続けていくのは難しいんじゃないかな、とも思います。秘密には大小あって、大きな秘密を共有できている関係性はすごく素敵だけど、小さな秘密については恋人や夫婦に限らず、人間関係において少なからずあるものじゃないかな、と。ーー「こんな甘酸っぱい恋愛がしたい!」みたいな理想像はありますか?古川よく「会った瞬間にビビッときた!」っていう現象について聞くじゃないですか。それを体験してみたいんですよ。京本「結婚すると思ってた!」ってやつだね。古川そうそう! 実際に、私の友人にもいるんです。お相手の方が、私の友人を見た瞬間に「結婚してください」ってプロポーズしたらしくって。初対面なのに、ですよ。本当に結婚して、いまも良い夫婦として上手くいっているんです。京本それって、すごいよね。その「ビビビ!」を感じたいがために、わざと「いま俺ビビッときたよな?」って作り出そうとしちゃう(笑)。予期していないときに「この人だ!」と思える恋愛をしてみたいな。古川感じてみたいよね、運命を。ーーまさに『言えない秘密』の湊人と雪乃は、運命に引き寄せられて出会った二人ですよね。これから映画をご覧になる方に向けて、あらためて注目してほしいポイントを教えてください。京本たくさんあるんですけど、やっぱりピアノの演奏シーンを観てほしいです。湊人や雪乃のシーン、二人の連弾シーン以外にも、弾き手によって楽曲性や音色のニュアンスが違うのがわかって、見応えがあると思います。古川自分が演じさせてもらったということもあり、ぜひ皆さんにも雪乃の視点から観て、湊人の優しさを感じ取ってほしいです。雪乃のために、湊人がどれだけ心を費やして、身を粉にしてくれているか……。ぜひ雪乃と一体化して、その思いを味わってほしいです。取材・文:北村有撮影:友野雄<作品情報>映画『言えない秘密』6月28日(金) より全国公開公式サイト:「言えない秘密」製作委員会
2024年06月25日目黒蓮主演の月9ドラマ「海のはじまり」に古川琴音が出演することが分かった。本作は、「silent」「いちばんすきな花」の生方美久が脚本を担当し、演出を風間太樹、そして村瀬健がプロデュースを務める、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品。古川さんが演じるのは主人公・夏(目黒蓮)が大学時代に交際していた恋人で、海の母親である水季。夏とは、大学に入学したばかりの頃、新入生勧誘の場で出会う。たまたま声をかけた夏に対していぶかしげな様子の水季だったが、夏が同じ1年生だと分かると急に笑顔で人懐っこく話しかけてくるように。その後もマイペースに話を続ける水季に、当初は「変な子だなぁ」と思っていた夏も、次第にそのペースが心地よくなり、気づけばお互い笑顔で話すようになっていく。そして、その年の夏には交際を始めていた2人だったが、2年生になりそろそろ就職活動に取り掛かろうとしていたある日、夏は水季から想像もしていない言葉を聞くことになり…。2018年に俳優デビューした古川さん。その年に公開された短編映画『春』で初主演を務め、作品とともに自身も主演女優賞などを受賞。その後もベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いた映画『偶然と想像』(2021年)の一編で主演を務めたほか、『街の上で』(2020年)、『今夜、世界からこの恋が消えても』(2020年)などの話題作に出演。ドラマ作品でも連続テレビ小説「エール」や「コントが始まる」、大河ドラマ「どうする家康」などに出演したほか、Netflix配信ドラマ「幽☆遊☆白書」で主要キャラクターのぼたん役を務めるなど、幅広く活躍。6月28日(金)には恋愛映画で初のヒロイン役を務める映画『言えない秘密』が公開を控えている。そんな古川さんがフジテレビ“月9”ドラマに出演するのは「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(2020年1月期)以来、4年ぶり。本作の出演にあたり「家族になることも、ならないことも、小さな偶然と選択の繰り返しで、その瞬間に込められた愛がたくさん描かれた作品だと思いました」とコメントを寄せている。コメント◆古川琴音「家族になることも、ならないことも、小さな偶然と選択の繰り返しで、その瞬間に込められた愛がたくさん描かれた作品だと思いました。水季は27年間という短い人生のなかで、彼女なりに、大切な人たちを愛し抜いたかっこいい人です。その芯の強さに、演じる私自身が憧れつつも、その強さこそが水季の不器用で弱いところであったり、ぐらぐらと揺れ動きながら精一杯に生きていたことが分かり、何度も何度も胸がいっぱいになりました。そんな水季の生き様を丁寧に、精一杯、演じます。これから、錚々(そうそう)たるスタッフの皆さん、キャストの皆さんと、お芝居や対話を通して作っていくのが楽しみですし、視聴者の皆さんの中にもたくさんの対話が生まれる作品になると思います。是非お楽しみにしていてください」◆プロデュース 村瀬健(フジテレビ ドラマ・映画制作部)「古川琴音さんのことは、何年も前からずっと気になっていました。なんとも言えない特別な空気を身にまとっていて、彼女が画面に出てくると、いつも決まって吸い込まれるように彼女に目が行ってしまい、いつの間にか目が離せなくなっているのです。なんとも言えない不思議な魅力を持った女優さんだなぁといつも思っていました。どことなく不安定で捉えどころがないのに、気がついたら彼女が演じる役に感情移入している、そんな経験が何度もありました。今回、古川さんに演じていただく水季は、まさに不思議な魅力を持った女性です。何を考えているのか分からなくて、突拍子もないことを言い出しては答えに困らせる。夏は、そんな水季のペースに巻き込まれ最初は戸惑うのですが、それがいつの間にか心地良くなっていきます。古川さんが醸し出す不思議な雰囲気が、そんな水季にぴったりだと思ったのです。そして水季は、大学在学中に夏との子を身ごもり、夏には何も言わずに一人で母になる人生を選びます。母になることを想像していなかった女性が母になる。僕は、古川さんには少女の様な雰囲気があると感じていました。水季もどこか少女のような雰囲気を持っており、その雰囲気を纏(まと)ったまま母になろうとする女性です。古川さんが纏(まと)っている空気が水季というキャラクターにリアリティーをもたらしてくれると思い、この大切な役をお願いしました。すでに撮影が始まっているのですが、古川さんの水季は想像以上の素晴らしさです。水季が今はもうこの世にいないと思うと、いつも苦しい気持ちになります。古川さんだから出せる特別な空気を纏(まと)った水季にご期待ください」「海のはじまり」は7月1日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送(初回30分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2024年06月06日ミュージカル『モーツァルト!』の製作発表記者会見が4日に都内で行われ、古川雄大、京本大我が登場した。同作は「才能が宿るのは肉体なのか? 魂なのか?」というテーマをベースに、高い音楽性と重層的な作劇で“人間モーツァルト”35年の生涯に迫ったミュージカルで、2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けてきた。ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビによる大ヒットミュージカルで、2021年以来約3年ぶりに上演される。○■古川雄大、ミュージカル『モーツァルト!』3度目の挑戦同作3度目の主演となる古川は「僕自身、この作品に参加するのは3回目なんですけれども、 今までいろんなミュージカルをやらせていただいていく中で、この作品が特に大好きな作品の1つ。作品の世界観はもちろん、楽曲も含めヴォルフガングの一生を描くことに、役者としてとても魅力ややりがいを感じております。なので、また今回も参加できて本当に幸せに思っております」と喜びを表す。「初めて参加させていただいた時は、とにかくあがいてあがいてなんとかやり切ったヴォルフガングで。2回目に参加させていただいた時は、少し技術的にも余裕が出てきて、自分の中で掴んだものがあったんですけれど、 いろんな関係者の方から『初演の方が良かったよ』という声をいただきました。『俺の掴んだものって、なんだったんだろう』と」と苦笑。「お芝居ってすごく難しいなと思いながら、でもヴォルフガングという役は、足りないものを目指して追い求めてる姿が反映されて役に生きたのかなとすごく感じておりまして。 今回3回目なんですけれども、自分を追い込んでいかないと、と思っております。自分で課題を与えて、攻めるポイントをたくさん作っていって、とにかく追い込んで、その姿がヴォルフガングに反映されたらいいな、なんて思っており、3回目にして自身のベストのヴォルフガングを作れるように頑張りたいと思っています」と意気込んだ。実際に“自分を追い込む”やり方について聞かれると、古川は「トレーニングはしてるんですけど、 自分の中でプランは何個かあって、かなりきついんですよ。例えばフェイクだったりとか、歌の攻めるポイントを何か所か作っていまして、多分今までにないものにはなると思うんですけど、それをやる実力がまだ実はついてなくて。だからそこをどう持っていこうかなと悩んでいたりはします」と、自ら歌のハードルを上げているという。さらに「お芝居の部分でも、プラン立ててやってしまうことが多かったりするんですけれども、今回はもう市村(正親)さんもいらっしゃいますし、(山口)祐一郎さんもやってくださるということで、もう安心して思う存分、むしろ何も考えずにやってみようかなと。それぐらい方向性を変えて」と計画。「本番でどうなっているかはまだなんとも言えないです。自身のスキルの上でも『変わった』と思ってもらえるようなものをお見せできたらなとは思ってるんですけど、難しいですね。頑張りますけど、どこまでできるかというのは」と語った。出演が決まった時の気持ちとしては「またやれるんだという喜びがとても大きかったです。ただ何か成長していくたびに失われてるものがきっとあって。 だから今回は初参加の時のフレッシュさというか、追い込まれた感じをどうにか出せないかなと今悩んでいる最中なんですけれども」と答える。「この役はきっと、フレッシュな若い人が昇り詰めるためにやっていく役だと思うんですけど、またやりたいんですよね。ずっとやってたいです。もう50歳ぐらいまでやってたいんですけど、50のモーツァルトはさすがにちょっときついと思うんで。40もきついんですけど、『またやれるんだ』という喜びとともに、自己ベストを作りたいなという決意があります」と意欲も。建て替えのための一時閉館が決まっている帝国劇場の思い出について聞かれると、古川は「僕は2012年の『エリザベート』が帝劇との出会いで、トート役に憧れを持ちました。自分が目指せるところじゃないなと思っていたので、誰にも言えなかったんですけど、 密かに思ってまして。ありがたいことに何度も帝劇に立たせていただいて、その中でたくさん成長させていただいて、なんとか(トート役に)たどり着いたので、自分を育てていただいた場所かなと勝手に思っていて。とても恩を感じている場所です」と表した。東京公演は帝国劇場にて8月19日~9月29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて 10月8日~27日、福岡公演は博多座にて11月4日~30日。
2024年06月05日ミュージカル『モーツァルト!』の製作発表記者会見が4日に都内で行われ、古川雄大、京本大我が登場した。同作は「才能が宿るのは肉体なのか? 魂なのか?」というテーマをベースに、高い音楽性と重層的な作劇で“人間モーツァルト”35年の生涯に迫ったミュージカルで、2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けてきた。ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビによる大ヒットミュージカルで、2021年以来約3年ぶりに上演される。○■ミュージカル『モーツァルト!』Wキャストで主演を務める古川雄大&京本大我共演経験も多い2人は、今回Wキャストに。3度目の主演となる古川は「歴代5人目のモーツァルト、京本大我くんと一緒にやらせていただく。(『モーツァルト!』は)すごく長くやってますけど、まだ5人目なんですよね。 多分、僕含め先輩方が席を譲らなかったからだと思うんですけど、それだけ魅力のある役なんです」としみじみ。「だから、退きたくない気持ちもわかるんですけれども、やっと念願の5人目ということで、(『エリザベート』では)ルドルフとしてWキャストをやらせていただいたり、トート(古川)としてルドルフ(京本)と向き合ったりしながら色々お芝居させていただいて。彼の素晴らしさというか魅力は僕がとてもわかっているので、きっと最高のヴォルフガングを作ってくれるんじゃないかなと思っております。稽古場でもたくさんの刺激をいただきたいなと思っておりますし、僕も彼に刺激を与えられる存在でありたいなと。共に切磋琢磨して頑張ってい期待なと思っています」と期待した。一方の京本も「『エリザベート』に初めて出演した時にWキャストとして一緒にやらせていただいていた古川雄大くんが、一緒にヴォルフガングをやってくださるということで、すごく心強いですし、僕にとって本当にお兄ちゃんみたいな、10年前からたくさん甘えて、たくさん引っ張っていただいて支えてもらってた存在なので、ちょっとは大人らしくなったところを見せたいなと思いつつも、また多分頼ってしまうところもあると思うんですが」と苦笑。「ヴォルフガングという役は過酷だと聞いてますので、 大変なこともあると思いますが、稽古場も自分らしく楽しく役と向き合って、自分らしいヴォルフガングを作り上げていけたらいいなと思っております」と意気込んだ。互いの印象について聞かれると、古川は京本のことを「芸能界にいると、美しい人とか かっこいい人とかいっぱい見てきたんですけど、特に美しいですよね。外見のことになってますけど、美しい容姿とは真逆に、彼はすごく努力家で、すごくストイックな一面もある。 もちろん同じ役をやらせていただく中で感じることもありましたし、彼が主演している作品を観た時に、改めて彼の成長、見えないところでどれだけ努力してるかっていうのもステージ上で伝わってきたので、見た目とのギャップがある」と絶賛。「もっと調子に乗ってていいと思うんですよ、この見た目があったら。でも、それだけじゃない彼の努力みたいなのがあったから、僕は尊敬しています」とリスペクトを示した。京本も「本当に嬉しいですけど、僕も本当に全く同じような気持ち」と応え、「雄大くんの美しさ、本当に羨ましいぐらいかっこいいじゃないですか。 前の『モーツァルト!』のポスタービジュアルも大好きで、帝劇作品に出演している時も、それを見るためにわざわざロビーに行ったりしてたぐらい本当に大好きなんです」と逆告白。「雄大くんの中身もストイックで、お芝居も繊細で細かいところまでこだわって突き詰めてやられてる印象がありますし、でも男らしさみたいなものをしっかり兼ね備えていて、僕の憧れというか、もう理想的な男性というか。だけど、ほんわかしてますもんね」と別の一面も。古川が自身について「抜けてるんですね」と苦笑すると、京本は「そこもギャップで。10年前に初めてお話した時は、急に『チョコレート食べる?』とチョコレートをくれて、 それで僕が緊張してたのが和らいだりとかして、 素敵なお兄ちゃん的な面もありながら、気づいたらすぐ筋トレしてたりとか、マイペースなところも魅力的だなと思っていて、観察してても楽しい素敵な先輩だなと思ってます」と語った。同作の先輩である古川に、京本は「雄大くんのヴォルフガングは美しいし、芯の強さもあるし、すごい魅力的だった。ルドルフでご一緒させてもらった時もそうですけど、決して真似をするわけではなく、やっぱ素敵なところは勉強させてもらいながら」と計画する。さっきもちょっと裏で話しましたけども、長期の本番期間になるので、体調管理だったりとか」とアドバイスをもらいたいことを挙げつつ、「『エリザベート』の時とかは、地方公演中にカラオケに行って、高音対決をしてた。X JAPANを絶対に地声で歌わなきゃいけないみたいなゲームしてた」と思い出話も。「懐かしいね。そういう若かりし時の思い出」と照れる古川に、京本は「そんなことはもう今回絶対できないですけど、喉を痛めることは封印しつつ、Wキャストで本番中は多分合わないんですけど、雄大くんと時折裏でも楽しくできたらいいな」と希望していた。互いに人見知りだというが、古川は京本について「久々に会って、また雰囲気が変わったなというのをすごく感じて。お芝居にまっすぐになるタイプだと思うんですけど、いろんな座長とかを経験されていく中で、すごく視野が広がった。さっきもいっぱい話しかけてくれて、そんなこと、楽屋ではあんまりなかった。だから、変わって成長したんだなと勝手に感じてました」と語る。2人の会話の内容について聞かれると、京本は「『エリザベート』の時は、僕が現場に入ったら雄大くんが昼公演を終えているとか、そういう感じ。そしたら、(古川が)さまぁ~ずのDVDを見たりとか。大好きなんですよね?」と明かす。古川が「くだらないことをお話ししたりしながら。あとSixTONESの方と共演することが多くて、さっきはそういう話をしたりとか」というと、京本も「うちの(松村)北斗とかジェシーとか、ドラマとか映画で共演されて」と頷いていた。東京公演は帝国劇場にて8月19日~9月29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて 10月8日~27日、福岡公演は博多座にて11月4日~30日。
2024年06月05日京本大我の映画単独初主演作『言えない秘密』が、ドイツにて開催の「第24回NIPPON CONNECTION」で特別上映され、出演の古川琴音が登壇した。ドイツで現地時間5月28日から6月2日に開催された世界最大級の日本映画の祭典「第24回NIPPON CONNECTION」。先日の日本での完成披露に続き、この度の特別上映でワールドプレミアとなった本作は、ヨーロッパの観客に向けた初披露の場となった。本上映には、同映画祭で優れた若い才能に贈られる「ニッポン・ライジングスター賞」を受賞する名誉ゲストとして本作のヒロイン雪乃役を演じた古川琴音が登壇。「他の作品に出演されているのを観て古川さんが好きになった」という古川さんのファンや、「日本映画が好き」「ラブストーリーが好き」「秘密がテーマの作品に興味があった」という多くの映画ファン計320名ほどが詰めかけた満席の会場で、上映前の舞台挨拶と、上映後には観客とのQ&Aが実施された。上映前には、満席の会場を喜びつつ、流暢なドイツ語と英語を交えて挨拶をした古川さんは、日本でのお披露目となった完成披露試写会では女性客が沢山来場してくれたことに触れ、今回の上映では男性のお客様も沢山ご来場いただいているので、どんな反応をいただけるか楽しみだと語った。上映中は、音大での学生たちと教師との掛け合いに笑いが起きたり、中盤から後半にかけては湊人と雪乃のシーンで涙を流す人たちも多くみられ、エンドロールが終わると会場からは自然と拍手が沸き起こった。そんな中、再び登場した古川さんは、司会者より「今作ではピアノ演奏がとても大事だったと思いますが、どのように取り組まれましたか?」という質問を受け、「ピアノは幼い頃からやっていたのですが、先生についていただいて撮影1か月前からレッスンを始めました。主演の京本君は初めての本格的なピアノ演奏だったので、3か月前からレッスンを始めて猛特訓されていました。私がこの物語を演じるにあたって大事にしようと思っていたのが、ピアノを弾く姿だったり、2人(雪乃と湊人)を繋ぐものがピアノの音だったので、ピアノ演奏の際に音が自分の体からちゃんと出ているように、そう見えるように努力しました」と語った。観客からの「とても素晴らしい映画をありがとう!台湾のオリジナル版も観ていて好きだったので、比較してみることができました。撮影にあたりオリジナルを観ましたか?観ていたらそれをインスピレーションにして演じられましたか?」という質問には、「台本をいただく前にオリジナルを観ていました。ラブストーリーだけど、ただの美しいラブストーリーではなく、雪乃の湊人への強い想いがとても印象的で、そこにリアリティを感じ、惹かれました」と語った。さらに「そこは大事な部分だと感じてこの作品でも表現したいなと思っていました。そういう部分ではオリジナルを大切にしましたが、それ以外の部分ではあえて寄せようとしたり、あえて何かを変えようと意識したりはせず、今回の台本に忠実に演じようと考えました」と答えた。「雪乃というキャラクターと古川さんとの共通点を教えてください」という質問には、「似ていると思うのは、“猪突猛進なところ”です。雪乃ほど大きな決心をしたことはないですが、私もこうと決めたらそれしか見えなくなるところがあるので、そこは似ているかなと思います」と明かす。そして「ドイツに来てこうした機会を作ってくださって有難うございます!上映前の挨拶で男性客が多いことを驚かれていましたが、私は男性ですが、この作品が大好きですよ!」というアピールには、「有難うございます!」と笑顔を見せた。また「今作を観て2人の距離感がとても良いことが伝わってきました。ただ上手な演技だけではそれを出すのは難しいと思いますが、何か秘訣は?」という質問には、「ラブストーリーでは2人がどのくらいちゃんとカップルに見えるのかがとても重要だと感じています。脚本では心理的な距離の近さは書かれていますが、私自身と京本さんは歴史を積み重ねてきたような関係ではないので、そこの距離感が見えてしまったらどうしようという不安はありました。でも、今回はピアノの練習が2人の距離感を補う良い助けになってくれました。ピアノ練習を通して、リードしあったり、教え合ったりとコミュニケーションをとれたことで、関係性をうまく築くことができ、それを映画の中の2人にも反映することができたのかなと感じています」と語った。Q&Aの最後には「エンディングについて、ハッピーエンド、バッドエンド、どんな風にとらえていますか?」との質問が。古川さんは「私自身はこのエンディングがとても好きです!湊人の雪乃への気持ちを強く感じることができるエンディングだと感じました」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『言えない秘密』は6月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:言えない秘密(2024) 2024年6月28日より全国にて公開© 2024「言えない秘密」製作委員会
2024年06月03日