1日にどのぐらいの水を飲むのが正解?水の必要量は、ライフスタイルによって変わります。あなたに必要な水分量の計算法をご紹介します。どの位の水を飲んでいますか?喉の渇きを感じる時、しっかりと補給できていますか?体がこれらの信号を発しているのは、十分な水分確保ができていない証拠です。もし充分に必要な水分を摂取していないと、筋肉の細胞が酸素を受け取れなくなり、栄養も届かなくなってしまいます。でも、必要な量は?1.5リットル、それとも3リットル?早速、水分量の法則を見てみましょう。1日の水分補給量は?30ml×体重=1日の水分補給量(ml)もちろん1日の過ごし方によっても変化をします。1日の過ごし方によって20mlから40ml間で調整し、計算してください。メロン、きゅうり、スープなども水分をたくさん含むので計算に入れください。例えば、50キログラムの女性なら、スポーツをしない場合、1日1.5リットル位の水分が必要です。理想は、1日1リットル〜2リットル位で、1日を通して規則的にこまめに水分を補給してください。私たちの内臓は、同時に200ml以上の水分を吸収することはできません。アクティブな日は水分量を変えるもし1時間以上、アクティブに運動をするときは下記の水分を加えてください。・緩やかなトレーニングには0.5リットルの水分補給・ハードなトレーニングなら1リットル追加・超ハードで汗をたくさんかくトレーニングの際には1.5リットル追加また水分量は気温の上昇や標高が上がると、少し水分量増やす必要があります。トレーニングやランニングにはどのぐらいの水分量が必要?運動内容による違いや個人差がありますが、正確に把握するには。次のことをしてみましょう。トレーニング前に水分補給なしの状態で体重を計り、トレーニング後と比較してください。この差が、水分を失った量になりますますので、この分を補うようにすると良いです。何を飲むべき?水または砂糖抜きのお茶や紅茶がオススメです。トレーニングをよくする人はエネルギーウォーターなども良いです。日中忙しくしていると、ついつい水分補給忘れてしまいます。常に水のボトルを持ち歩いたり、デスクの上にボトルを置いておくようにしましょう。水はキレイな肌の源水分補給量は体重やライフスタイルによって左右されますが、水を飲みすぎるとむくみにつながることもあるので、自分に合った水分量を知っておくと見やすになります。水はキレイな肌の源。 正しい量を給水してキレイな体を手に入れましょう!
2016年07月07日生涯でスプーン1杯分しか分泌されないとも言われている女性ホルモン。ただ、そのわずかな量が女性の心身に多大な影響を及ぼす。特に生理前のイライラをはじめとする情緒面で、その事実を実感している女性が多い。そして、分泌される量そのものも加齢に伴い減少していくため、年を重ねるごとにイライラや不安感などが増してくる恐れもある。一体、どのようにしてこの「心の不調」と向き合ったらよいのだろうか。ホルモンに詳しいAACクリニック銀座の院長・浜中聡子医師に伺った。○女性ホルモン減少+ストレスで情緒不安定に「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)の2種類がある女性ホルモンは、生理周期に合わせてこの2つの量が変動する。生理前にはどちらも分泌量が少ない状態になっているため、心身にさまざまな変調が出てくる。身体面で言えば「生理痛」「小じわ増加」「薄毛」などが女性ホルモン減少に伴うトラブル。一方、精神面ではどのような症状が出るのかを下記にまとめた。女性ホルモン不足による症状不眠 / 記憶力低下 / 判断力低下 / イライラ感の増加 / 憂鬱(ゆううつ)感 / 意欲低下など「私たちのクリニックにはイライラやうつ、意欲低下、疲れやすさなどに心の不調を絡めて診察にいらっしゃる患者さんが多いです。イライラのように気分の波について相談される方もいらっしゃれば、意欲が低下し慢性的に落ち込んでいることを悩まれている方もいらっしゃいますし、急に涙もろくなるケースもあるなど本当にいろいろです。往々にして、さまざまなストレスを抱えていて、それが複数重なったときに女性ホルモンの減少も相まって、このような症状が出るのではないでしょうか」。ストレスのトリガーは仕事やパートナー、子供、親など幅広い。どれか1個だけなら耐えられるが、ストレスの要因が2個、3個と積み重なってくると、その負担に耐え切れないこともあるという。その結果として眠れなくなったり、不安に襲われたり、パニック症状や抑うつ状態になったりする患者もいる。また更年期が近づき、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌が恒常的に少なくなってきた年齢になると、免疫力が落ちてくる。すると疲れが取りにくくなるため、だるさや倦怠(けんたい)感も心の不調として現れるようになる。○30~40代はダブルケアから来るストレスにも注意精神面の不調を加速させる因子であるストレスに焦点を当てると、30~40代の女性は注意が必要だと浜中医師は話す。この年代の女性は、まず自分自身が忙しい。仕事や家事に勤しむ女性もいれば、朝活などのさまざまなレクチャーや自分磨きに励む女性もいる。婚活に精を出す女性もいるだろうし、友人との時間を大切にする女性だって多いはずだ。このように「自分自身が多忙」という状況に加え、年齢的に育児と介護という「ダブルケア」にも直面する。親と子供の両方向から負荷がかかれば、自身の負担感は一気に増す。「みんな一番つらいのは大抵、人間関係ですよね。自分のこととは違って、思い通りにいかないことが山ほどありますから。ある意味、自分のことのほうがいくらか楽なんです。そこのやりにくさがストレスとして出てくるのでしょうね」。もしも特定の人物がストレッサーとなっているのであれば、時にはその対象から自分を物理的に離すことも必要。育児がしんどければ、週末に夫や実家に子供を預けることも場合によってはよい。親の介護に苦労しているならば、短期のデイサービス利用を選択するのも手の一つだ。とにかく、自分がリフレッシュできてストレスフリーになれることが重要なのだ。そのうえで、バランスのよい食事や定期的な運動などで女性ホルモンの減少を抑えていくことができれば、心の不調に悩まされるリスクも減っていくだろう。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 浜中聡子(はまなか さとこ)医学博士。北里大学医学部卒業。AACクリニック銀座院長。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医などの資格を多数取得。アンチエイジングと精神神経学の専門家で、常に丁寧な診察で患者に接する。
2016年06月24日皮脂量が多いのに対し、水分量は少ない状態の混合肌さん。Tゾーンがテカってしまうのは「肌が乾燥を回避しようと皮脂を分泌した結果」と覚えておいてくださいね。では、いったいどのような手順でスキンケアをしていけば良いのでしょうか?化粧水化粧水でしっかり水分を入れ、肌の角質層を潤す。混合肌さんは水分量が少ないので、角質層の奥まで潤すイメージで、手で包み込むように、優しく水分を入れていくきましょう。乳液orオイル乳液やオイルなどの適度な油分で潤いを逃がさないようにする。先に入れた水分を逃がさないよう、必ず適度な油分を加えてください。かさつくところに重ねづけ頬や目元・口元のかさつきが気になるようであれば、その部分に重ねづけする。部分的に乾燥をするのが混合肌さんの特徴です。そこで、全体ではなく、乾燥が気になる部分にだけ、乳液やオイルを重ねづけするようにしましょう。また、この代わりに「セラミド」が配合されている乳液や美容液を使うのも効果的です。セラミドは、「肌の角質層」にある、水分をつなぎとめてくれる役割を持った「細胞間脂質」の約半数を占めているため、乾燥が気になる人は必ず補ってくださいね!ベタつくところはティッシュオフTゾーンのベタつきが気になる場合はタオルやティッシュで優しく抑える。乾燥する部分もあれば、ベタつく部分もあるのが混合肌さんの悩みの種・・・。余計な油分が酸化をしないよう、ティッシュやタオルで抑えることが大切です。スキンケア方法は、こちらから動画でもチェックできますよ。
2016年06月13日皮脂量が多いのに対し、水分量は少ない状態の混合肌さん。Tゾーンがテカってしまうのは「肌が乾燥を回避しようと皮脂を分泌した結果」と覚えておいてくださいね。メイクのコツ・ポイント皮脂量が多いのに対し、水分量は少ない状態の混合肌さん。Tゾーンがテカってしまうのは「肌が乾燥を回避しようと皮脂を分泌した結果」。化粧水でしっかり水分を入れ、肌の角質層を潤す。手で包み込むように、優しく水分を入れていく。乳液やオイルなどの適度な油分で潤いを逃がさないようにする。頬や目元・口元のかさつきが気になるようであれば、その部分に重ねづけする。⑥の代わりに「セラミド」が配合されている乳液や美容液を使うのも効果的。セラミドは、化粧水の工程でも触れた「肌の角質層」にある、水分をつなぎとめてくれる役割を持った「細胞間脂質」の約半数を占めているため、乾燥が気になる人は必ず補って!!Tゾーンのベタつきが気になる場合はタオルやティッシュで優しく抑えましょこのメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2016年06月12日●大豆イソフラボンの効果のほどは?女性ならば、誰しもが「いつまでもきれいに若々しくいたい」と思っていることだろう。そのために欠かせないのが女性ホルモン。ところが、女性ホルモンの分泌量は20代後半をピークとし、次第に減っていく。どれだけアンチエイジングに力を入れていたとしても、30代後半には確実に減少し始めるのが自然の摂理だ。そのため、減少した分を「女性ホルモンによい」などとうたわれる食べ物やハーブティー、アロマなどで補おうと努力している女性もいるはず。だが、本当にこれらのもので女性ホルモンを増やすことができるのだろうか。ホルモンに詳しいAACクリニック銀座の院長・浜中聡子医師に伺ってみた。○女性ホルモンによい食事まず、食事面からだ。「大豆イソフラボンが女性ホルモンにはよい」と言われているのを聞いたことはないだろうか。実際、大豆イソフラボン由来の成分配合食品を摂取している女性に話を聞いてみると、体感がよいという人も少なくない。ただ、浜中医師は女性ホルモンにとって最もよいのは「栄養バランスのとれた食事」と力を込める。「例えば、ビタミンB6は女性ホルモンの一つ・エストロゲンの代謝によいと言われていますが、ビタミンB1、B2、B6、B12はそもそもお肌によいという前提があるわけです。特にB6は、女性ホルモンというより皮膚とか粘膜によい。何か一つの食品や栄養素を取り上げて『これがよいです』というよりも、低脂肪・高たんぱくでビタミンやミネラルを含む食事をする、ということしかないですよね」。大豆イソフラボンやビタミンB6、亜鉛などの単体ばかりを摂取するのではなく、あくまでも健康的な栄養バランスを追い求めることが肝要。「これさえ食べておけば女性ホルモンが増える」なんていう"魔法の薬"はないというわけだ。さらに食事面について言えば、インスタント食品の摂取はホルモンバランスに悪影響をおよぼす恐れがあるという。化学調味料が入っているものは、成長ホルモンの妨げになるという科学的知見が得られており、自律神経にも不調をきたす。とはいえ、すべての食事をオーガニックにするのも難しい。「コンビニエンスストアで食品を買う際や、外食が続くときにどういう工夫をしたらよいか自分なりに考えるところから始めてみましょう」。●「恋をすると女性ホルモンが増える」は本当か○アロマやハーブはどうかでは、ハーブティーやアロマに女性ホルモンの分泌を促す効果はあるのだろうか。浜中医師は、これらのアイテムは間接的に女性ホルモンの分泌に関与しているのではと推測する。「要はこういった香りでリラックスして、自律神経の緊張をほぐしましょうということではないでしょうか。例えば、ハーブでいえばブラックコホシュとかレッドクローバーとかは、医者処方で一定量を更年期治療に使うということはあります。海外のホメオパシー(「同種のものが同種のものを治す」という概念に基づく治療術)専門の医師などは、『女性ホルモンの分泌を促す』と使用することはあるでしょうが、つまりは女性ホルモンの分泌を妨げるような存在を取り除きましょうということです」。ハーブやアロマといったアイテムがきっかけとなってリラックスできれば、ホルモンバランスの乱れの改善につながる。この現象は「女性ホルモンが増加する」というよりも、「何らかの要因で一時的に減少した女性ホルモンの分泌量が、正常時に戻った」といった方が正しいだろう。○「健康的な生活」が"王道"そして、最後に恋愛と女性ホルモンの関係についても触れておこう。「恋をすると女性ホルモンが分泌されてきれいになる」といった趣旨の話を聞いたことがあるかもしれないが、こちらも科学的根拠には乏しいという。「過度のストレスが慢性化して生理不順になると、女性ホルモンのバランスが崩れているということになります。そんなときに素敵な男性を見つけて恋をして、『この人によく見られよう』と健康面に気を配りだしたところ、生理も順調に来るようになった……というのを『恋で女性ホルモンの分泌が促される』というように言っているのではないでしょうか。実際、ホルモン濃度の数値を計って大幅に改善されたということは、そんなにないと思います」。今回紹介した大豆イソフラボンやハーブ、さらにはサプリメントなどで、体調改善を実感している人もいることから、「トライする価値はあると思います」と浜中医師は話す。それでも、女性ホルモンにとって最も大切なのは「バランスのよい食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「低ストレス状態の維持」などであり、これらをトータルで行うことが"王道"であると覚えておこう。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 浜中聡子(はまなか さとこ)医学博士。北里大学医学部卒業。AACクリニック銀座院長。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医などの資格を多数取得。アンチエイジングと精神神経学の専門家で、常に丁寧な診察で患者に接する。
2016年04月26日所得が低い人ほどコメやパンなど穀類の摂取量が増える一方で、野菜の摂取量が少なく、栄養バランスのよい食事を摂れていないことが、厚生労働省の調査でわかりました。手軽に、そしてお金をあまりかけずに野菜の摂取量を増やすにはどうすればいいのでしょうか?節約アドバイザーのヨースケ城山さんに教えていただきました。■理想的な摂取量は野菜料理5皿厚生労働省は毎年、国民の健康状態などについて調査を行っており、去年は回答を得られた3,600世帯余りについて結果を分析しました。その結果、コメやパンなど穀類の1日の摂取量は、所得が200万円未満の世帯では男性は535g・女性は372gと、所得が600万円以上の世帯より20gから40g多くなっていました。一方、野菜の摂取量は、所得が200万円未満の世帯では男性が253g・女性は271gと、所得が600万円以上の世帯より40gから70g少ないという結果に。厚生労働省の「食事バランスガイド(基本編)」では、副菜(野菜、きのこ、いも、海鮮料理)と、1日に理想的な摂取量は野菜料理5皿程度としています。メニューは、1皿分として野菜サラダ、キュウリとわかめの酢の物、具たくさん味噌汁、ほうれん草のおひたし、ひじきの煮物、煮豆、きのこソテー、2皿分として野菜の煮物、野菜炒め、芋の煮っころがしが挙げられています。これだけ見てみると、ひとり暮らしではまず不可能なメニューですよね。それでは、どうすれば野菜の摂取量を増やせるのでしょうか?■1日の野菜摂取量を増やす方法(1)タニタのホームページを参考にして自炊するヨースケさんは、「そもそも、栄養バランスという意味では、厚生労働省のガイドはまったく参考になりません。民間のタニタのホームページの方が参考になります」といいます。タニタ食堂のレシピを毎日つくってもそれほどお金はかからず、栄養バランスのとれた食事がとれるとのこと。栄養バランスのとれた食事として理想的なのは、ごはんなど穀類の「主食」を基本に、肉や魚、卵、大豆などのたんぱく質主体のメインのおかず「主菜」、たっぷりの野菜、きのこ、海藻などの「副菜」、そして「汁物」を組み合わせた和定食です。1日の必要摂取量を意識し、カロリーをとりすぎない工夫をすれば、ほぼ完璧でしょう。(2)野菜ジュースをネット通販でまとめ買いするそもそも厚生労働省が平成21年に策定した「21世紀における国民健康づくり運動:健康日本21」では、1日に350g以上の野菜を摂取することを目標としています。しかし、実際にはなかなか難しいですよね。特にひとり暮らしだと「忙しくて料理をつくれない」「ごはんやパンだけで食事を済ませてしまう」という人も多く、どうしても野菜不足になりやすい傾向にあります。「朝は忙しくてサラダを食べている時間もない」という場合、「コップ1杯、もしくは200mlパック1個の野菜ジュースを飲むようにすればいい」とヨースケさん。野菜ジュースはどこのコンビニでも売っているので、通勤途中に簡単に野菜成分を摂れます。「野菜ジュースでは栄養が摂れない」という意見もありますが、それは生の野菜と比較した場合であり、なにも飲まないよりはマシ。複数種類の野菜が入った100%野菜ジュースを選べば栄養バランスもよく、野菜がもつさまざまな栄養を摂取できます。ただ、果物や糖分入りの野菜ジュースは甘くて飲みやすいのですが、糖分・カロリー過多になりやすいので、健康のためにもできるだけ避けた方がいいです。野菜ジュースはあくまで野菜不足を解消することを目的とした補助的な食品。あまり飲みすぎるとカロリーが気になるので、1日1杯を目安に飲みましょう。ちなみに「野菜ジュース」「処分品」で検索すると、格安の野菜ジュースが手に入るとのこと。それらを3ケースくらいまとめ買いしておけば、2ヶ月分は確保できます。単価約40円~70円ですから、それなりのコストパフォーマンスになるはず。しかし、これだけで1日350gの野菜の栄養素が摂れるわけではないので、あくまでも補助的な要素として活用していきましょう。(3)野菜たっぷりのお好み焼きをたくさんつくる最終手段は、お好み焼きです。個人ブログ『関内関外日記(内)』の、「貧乏だから野菜が食えないとかいうのは毎晩お好み焼きを食べないやつの戯言にすぎない」という記事が話題になっていました。たしかに、お好み焼き粉は500gで300円前後、卵10個で200円前後、キャベツ1玉で150円前後、お好みソースは300gで250円前後。さらにトッピングの鰹節を買っても、合計で1,000円未満です。しかも、お好み焼き粉250gで2~3人前。大体4枚は焼けるので、2日間はお好み焼きでいけます。これなら、1日の食費が250円もかかりません。飽きたら、キャベツ以外の野菜でお好み焼きをつくるといいでしょう。*野菜不足になるのは、日持ちしない野菜をどうやって摂ればいいのかわからないから、という部分も大きいです。まずはタニタ食堂のホームページを見て、いろいろな野菜の食べ方を知ることから始めてみましょう。(文/水野渚紗)【取材協力】※ ヨースケ城山・・・節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、AFP、住宅ローンアドバイザー、年金アドバイザー。著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』にもまとめられている。ブログ『節約アドバイザーヨースケ城山ブログ』では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。【参考】※食事バランスガイド(基本編)-e-ヘルスネット※タニタ食堂ヘルシーレシピ【毎週更新】からだカルテ-株式会社タニタ※貧乏だから野菜が食えないとかいうのは毎晩お好み焼きを食べないやつの戯言にすぎない-関内関外日記(内)
2015年12月23日ヤフーは、同社提供の「Yahoo!地図」アプリに新機能「雪情報」を追加した。「降雪量」や雪の深さを示す「積雪深」が表示される。新しく降る雪の量を示す「降雪量」は、9段階の色で地図上に表示される。現時点での降雪量(実測値)に加え、10時間先までの降雪量予報を1時間ごとに確認することも可能だ。地面に積もっている雪の深さを示す「積雪深」は、13段階の色で地図上に表示。1日1回、朝5時時点の情報が提供される。これらの「雪情報」は、検索窓横のメニューから表示できる。「Yahoo!地図」アプリは、Google Play、App Storeより無料でダウンロード可能。
2015年12月22日血液をはじめとする体液は、私たちの生存に絶対に不可欠なものですが、それらについて考えることはあまりないはず。でも、誰の体内に流れている体液には、どんな働きがあるのでしょう?11種類の体液について見てみましょう。■1:胆汁(たんじゅう)は1日に600ミリリットル分泌される肝臓でつくられ、胆のうに一時貯蔵、濃縮される黄褐色の液体が胆汁。色は濃い茶色から濃い緑色で、1日に600ミリリットル分泌され、脂肪を消化する大切な役割を果たします。■2:血液の量は成人で約6リットルもっとも重要な体液といわれる血液。成人の血液量は約6リットルで、酸素を細胞に送ったり、二酸化炭素のような代謝廃棄物を運んだり、感染症と戦う白血球、ブドウ糖、ホルモンなどの物質を体に送り込みます。また血液には、血小板や凝固因子と呼ばれるものが含まれていて、出血を止める働きをします。■3:月経血は約42年間にわたって出て行く女性は一生のうち、平均28日周期で約42年間月経があります。一回ごとの月経血量は40ミリリットル、その半分は血液で、もう半分は尿道の内壁、膣の粘液や分泌物です。月経血量が多すぎると貧血に。初潮は、子どもから大人への移行期にやってきますし、毎月の月経は、その女性が妊娠していないという証になります。■4:粘液は1日に1リットル作られている粘液は、粘液線で作られる透明のねばねばした液体で、気管支、胃、腸、尿、生殖器官、目、耳を守っています。粘液は殺菌酵素、抗体、粘性たんぱく質といった重要な物質を含んでいて、大人は1日1リットルの粘液をつくり出しています。また、呼吸器系の上皮が乾燥しないようにしたり、空気中の埃や感染性物質を除去したりする働きがあります。■5:膿(うみ)が出るのは健康の証拠傷が膿むとなかなか治らず、不快な日々を過ごさなければなりませんが、これは免疫システムがきちんと働いている証拠。白や黄色、または茶色い粘性のある膿は、感染した部位にたまります。これは、細菌、白血球、他のたんぱく質と細胞残屑から成っています。よくニキビのなかに見られますが、もっと深い場所で大きくなったものを膿瘍(のうよう)といいます。■6:精液5ミリリットルの中に約3億個の精子精液は男性の性器から射出される液体のことで、一般的には精子を含んでいて、女性の卵子と受精します。女性は生まれつき卵子の数が決まっていますが、男性は思春期から絶えず生殖体をつくり続けます。健康な男性の約5ミリリットルの精液には、平均3億個の精子があります。■7:唾液の分泌は1日平均1リットル唾液は、口のあたりにある唾液線で分泌されます。大人は食事のときをピークに、一日平均1リットルの唾液を分泌します。粘液と同じように、唾液にも抗菌性の酵素と抗体があります。そして、唾液で食べものを湿らせて、円滑に噛んだり、飲み込んだりできるようにします。■8:男性の汗は異性を惹きつける皮膚の汗腺から分泌される液体。1日にかく汗の量は人によって千差万別で、10分の1リットルから8リットルの間ぐらいです。汗は主として体温調節の手段ですが、男性の汗はフェロモンとしても機能するという説もあります。気温の高いときや運動時など、筋肉が熱くなる際に多くの汗が分泌されますます。また、緊張や吐き気によっても汗をかくことがあります。■9:涙は眼球を保護してくれている目の涙腺から分泌される体液。おもな役割は眼球の保護ですが、人間特有の現象として、悲しみや喜びといった感情によって、分泌されることもあります。また、タバコの煙や玉ねぎ刻むときに出るのは、目が受けた刺激を取り除くために涙が分泌されているため。大量の涙を流すと鼻水までが出てくるのは、涙が鼻涙管を経由して排出されるからです。■10:尿は1日1.5リットル生産される腎臓で生産され、膀胱に蓄積される液体の排泄物。血液中の水分や不要物、老廃物から成ります。1日に大人が生産する尿は約1.5リットル。人体の不必要な塩分と水分を取り除く機能があります。健康診断では必ず尿検査が行われ、尿中に糖が見つかれば、糖尿病の可能性があり、細菌が見つかれば、尿路感染症が考えられます。■11:例外だけど大切な嘔吐物一般的な体液とは違い、毎日生産されるものではありません。なんらかの刺激によって起き、乗り物酔いの嘔吐は、内耳の器官で調整されている平衡感覚が乗り物の揺れやスピードで自律神経が乱されることで起こります。有毒なものを体外に排出するために起きることもありますが、ほとんどの場合、食事したものを体の異常によって嘔吐します。*ふだんは有難みを感じることのない体液ですが、実は私たちの体を守るために、快適に暮らすために働いている物質なのです。どれひとつとっても、なくなったら困るものばかり。そう思うと、少なからず愛着がわいてくるのでは?(文/スケルトンワークス)【参考】※Eleven body fluids we couldn’t live without-The Conversation
2015年11月16日「汚い」「バイキンがいっぱい」など、唾液にはあまりいいイメージがないかもしれません。しかし、唾液には非常に重要な役割があると力説するのは、『長生きする人は唾液が多い』(本田俊一、フォレスト出版)の著者。大阪で歯科医院を開業している現役の歯科医師だそうです。具体的にどのような役割があるのかといえば、まず唾液がたくさん出る人は虫歯もできない。そればかりかガンやインフルエンザを予防でき、病気知らずで長生きできるというのですから驚きです。つまり本書では、正しい唾液との秘密を明らかにしているわけです。■食後3分以内に歯磨きしても無意味?ところでそんな本書のなかで、著者は「333運動」について意外な事実を明らかにしています。ご存知の方も多いと思いますが、これは「食後3分以内に、1日に3回、3分間歯を磨こう」というもの。しかし食後に歯を磨く習慣があるのは、世界のなかでも日本をはじめとする少数の国だけなのだそうです。そしてその結果、人によってはドライマウスが進行したり、虫歯になりやすくなったり、食後しばらくしてから口臭がひどくなるケースが多発したのだとか。■飲食後の口腔ケアは歯磨きではないしかも海外の多くの国では起床直後に歯を磨くのに、日本人の多くは朝食後に磨くもの。しかしそもそも、ものを食べたら必ず歯を磨かないといけないのだとすれば、1日に何度も歯を磨かなければならないことになります。飲食後の口腔内は酸性に傾きやすい状態になるため、例外なく口腔ケアが必要。海外でもそれは同じですが、ただし決して歯磨きではないのだそうです。そして歯磨きには、唾液が大きく影響しているのだと著者はいいます。また、「333運動」がよくないのは、食後、口のなかが酸性に傾いているときにブラッシングをするべきではないから。そういう意味で食後の歯磨きは明らかに逆効果で、飲食後にブラシで歯垢を取る必要はなし。大切なのは、舌の上の食べかすや飲みかすを処理することと、pHをコントロールして、酸性化しやすい状態を中和してくれる唾液をいかに活用すること。■歯のためにタブレットやガムの利用を唾液の流れを確保するには、唾液腺から分泌された唾液を飲み込みつつ、唾液を分泌し続けるという舌の連続した動きが重要。そして食後は歯磨きよりも、唾液をしっかり出す方法を実践することの方が、歯の健康のためには有効。食べかすや飲みかすの処理を考えるならば、タブレットやガムを口に入れて転がし続けることが最適だそうです(ちなみに唾液をしっかり出す方法は他にもたくさんあり、本書ではそれもしっかり紹介されています)。逆に、歯磨きをして口をすすぐのでは、唾液は逆に喪失してしまうというのです。■虫歯予防でフッ素を取り込むべきか否かなお現在のほとんどの歯磨き剤には、虫歯の予防のためフッ素が入っています。たしかにフッ素は虫歯予防のために有効ですが、フッ素を口から取り込むことに反対する団体もあるのだといいます。また、日本の歯磨き剤メーカーの多くは、合成界面活性剤のメーカー。合成界面活性剤の成分のひとつであるラウリル硫酸ナトリウムとその誘導体については以前から人体への有害性が指摘されており、アレルギーを引き起こしたり発がん性があったりと、さまざまな問題が取りざたされているのだとか。また歯磨き剤には、たくさんの殺菌剤や薬品、有機溶媒のアルコールなどが配合されています。歯磨き剤は1日に何度も口に入れるものですから、長期使用の影響が懸念されても無理はないでしょう。しかも合成界面活性剤はいくらすすいでも残留しやすく、一度口に入ると、容易なことでは取り除くことができないというのですから恐ろしい話です。その結果、わずかではあっても、毎日、口腔内粘膜から吸収されてしまう。これが、歯磨き剤は少量にすべきだという考え方の根拠。つまり、合成界面活性剤の入っていないオーガニックな歯磨き剤を選ぶことが大切だということです。■ただし起床直後の唾液は危険なので注意なお、先に「海外の多くの国では起床直後に歯を磨く」と書きましたが、これには根拠があるようです。起床直後の唾液には、細菌や、細菌がつくり出した「内毒素」が飽和状態になっているというのです。これは、組織や骨まで破壊する威力を持っているもの。つまり起床直後の唾液は、一晩かかって口腔内で培養された最高濃度の細菌溶液のみならず、最高濃度の毒薬に匹敵するもの。そこで、起床直後の歯磨きが非常に大切なのです。逆に起床後、歯を磨かずに朝食をとるということは、菌を朝食と一緒に飲み込んでいるということになるわけです。*歯磨きとの関係だけを見てみても、唾液の重要性を理解できるのではないでしょうか?他にも知られざる唾液の秘密が満載されていますので、読んでおくべきだと思います。(文/書評家・印南敦史)【参考】※本田俊一(2015)『長生きする人は唾液が多い』フォレスト出版
2015年11月02日ランタスティックは9月30日、活動量や睡眠パターンを管理できる腕時計型デバイス「Runtastic Orbit(ランタスティック オービット)」を発表した。同日からNTTドコモオンラインショップとドコモショップ各店舗にて予約受付を開始。価格は税込9,936円だ。Orbitは歩数や活動時間、睡眠時間、睡眠サイクルなどを計測できるウェアラブル製品。リストバンド×2本とクリップが付属し、用途に応じて付け替えられる。本体のディスプレイから現在時刻のほか、歩数や消費カロリー、活動時間、睡眠関連のデータを確認可能だ。ランニング向けのスマートフォンアプリ「Runtastic GPS ランニング&ウォーキング」の計測データも、ランニング中にリアルタイムでOrbitから確認できる。スマートフォンとBluetooth接続し、専用アプリ「Runtastic Me」と連携すれば、計測データをグラフなどで一覧できる。計測したデータはRuntastic Meを介してクラウドサイトと自動的に同期されるため、ランタスティックのWebサイトにアクセスすればOrbitやアプリに限らずデータを閲覧・編集可能だ。バンドを含まない状態の本体サイズはW48.6×D10×H20mmで、重量は9g。動作時間は最大7日間で、生活防水レベルの防水性能を持つ。同梱されるリストバンドはブラックとライトブルーの2色。
2015年10月01日東京工業大学は9月18日、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟で2カ月間飼育したメダカを分析し、無重力で骨量が減少するメカニズムの一端を明らかにしたと発表した。同成果は同大学大学院生命理工学研究科の工藤明 教授らと、東京医科歯科大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)らの共同研究によるもので、英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。同研究グループは、ISSの「きぼう」日本実験棟に搭載された水棲生物実験装置を用いて、2012年10月から12月までの2カ月間にわたり、骨を造る造骨細胞と骨を吸収する破骨細胞の様子が観察できるトランスジェニックメダカを飼育した。飼育したメダカの骨組織を解析した結果、無重力環境の影響として咽頭歯骨の骨量が減少しており、破骨細胞の活性化の進行がその原因であることがわかった。また、破骨細胞のミトコンドリアの形状異常が観察され、ミトコンドリアに関連する2つの遺伝子の特異的な発現上昇が認められた。この結果について同研究グループは、破骨細胞のミトコンドリアの変形と、これら遺伝子発現上昇の相関関係についてはさらなる解析が必要としつつも、無重力環境におけるミトコンドリア関連遺伝子の発現が破骨細胞の活性化を引き起こし、骨量減少につながったことを示唆しているとしている。同研究グループは、今回の実験後、2014年2月に同様のメダカを用いて、無重力下での造骨細胞および破骨細胞の動態をリアルタイムに観察した実験を「きぼう」で行っており、その解析結果は論文の準備が進められている。また、「きぼう」ではゼブラフィッシュを用いた筋萎縮の実験も行われている。今後、宇宙での筋・骨量減少などに関する研究を通じて、地上での健康維持や高齢化社会への対応などにつながることが期待される。
2015年09月24日●利用率減少の理由その1米国でのApple Payの利用動向に関して、ある最新のアンケート調査報告が話題になっている。米国でのサービスインから9カ月近くが経過したApple Payだが、その利用率は今春の水準をピークに減少へと転じており、サービス利用に必要なiPhone 6の販売台数が増えるにつれ、相対的に利用率が減少する現象が顕在化しつつあるようだ。この状況の背景にあるものは何なのか。今回の調査報告を行っているのはPYMNTS.comで、同社がInfoScoutとの共同調査形態でユーザーアンケートをまとめて8月5日(米国時間)に公開したものだ。両社は昨年2014年11月のBlack Friday、今年2015年3月、そして今回の6月という形で3回にわたってApple Payの利用動向調査を行っている。Black FridayのタイミングではiPhone 6 (iPhone 6 Plus)発売から2カ月が経過した程度であり、あまり十分なデータが取れなかったようだが、iPhone 6の普及率が一定水準に達した今年3月と6月の2つのデータの比較で今回の傾向が明らかになったという。具体的には、Apple Payの利用経験があるかという問いに対して、2015年3月時点では15.1%があると答えていたのに対し、6月には13.1%へと減少している。また実際に買い物に利用したかどうかの問いに対して、3月時点では39.3%だったものが、6月には23%まで減少しているという。実際に決済にApple Payを利用したか、という後者の問いについては、過去に利用経験があり、かつ実際に店舗に非接触決済ターミナルが存在してiPhone 6が手元にあるにも関わらず、あえて利用しなかったユーザーの比率が増えているということだ。ここでは2つのデータが読み取れる。ひとつは「アーリーアダプター」がキーワードになる。例えばAppleの会計年度で2015年度第3四半期(4~6月期)だけで4753万台のiPhoneが販売されているが(すべての種類のiPhoneを含む)、iPhone 6の販売期間である直前6カ月の2014年9月~2015年3月だけで1億3600万台のiPhoneが販売されており、おおまかに2015年4月から6月の3カ月間に3割程度iPhone 6ユーザーが増えていると推測される。もし、Apple Payに興味あるiPhoneユーザーが、新製品発売後すぐに入手して試そうとするようなアーリーアダプターに偏っていた場合、この3割程度の母数上昇で「実際に試してみた」という比率を押し下げる結果になってもおかしくなく、その意味では15.1%から13.1%への減少幅というのは比較的小規模に収まっているのではないかというのが筆者の感想だ。もう1つのデータは、実際に利用経験があるにも関わらずApple Payそのものの利用率が減っているという現象だ。これは2つの側面があると考えられ、まず一度ないし何回か試したユーザーがすでに「飽きて」しまい、次から使わなくなってしまうことが理由の1つだと考えられる。本来であればタップ&ペイで気軽に決済が行えるはずなのに、むしろ元の支払いスタイルに戻ってしまっているということは、モバイル端末で支払うことにあまりメリットを見出せず、リピーターを掴んでいないことの証左だといえる。●利用率減少の理由その2○セキュリティに懸念理由の2つめは「技術を信用していない」という部分で、PYMNTS.comのデータでも「セキュリティ上の懸念がある」との回答が15%から19%に増加しているほか、実際に使えない可能性があるとの理由で敬遠しているといった回答もみられる。本来、トークナイゼーション(Tokenization)に対応してEMVのチップ入りクレジットカードではない磁気ストライプ型のカードよりははるかに安全なApple Payであり、既存のクレジットカードインフラをそのまま利用して決済が可能な仕組みではあるが、利用方法の周知も含め、ユーザーへの教育が浸透していない結果なのだろう。今回のPYMNTS.comの報告では、9 to 5 Macがきれいに要点をまとめているが、Apple Payが技術普及におけるかなり初期のステージに位置していることがよくわかる調査報告となった。非接触ターミナルを使ったモバイル決済において10年以上が経過している日本では「すでに通った道」という印象が強いが、「インフラ普及(端末普及も含む)」と「ユーザーへの教育」が浸透したうえで、かつ「継続利用するモチベーション」が重要な意味を持っており、Apple Payが広く認知されるにはまだ期間が必要だといえる。例えばFeliCaの利用が急増したのは大型小売店舗での一斉導入がスタートした時期で、さらにポイントカード連動によるユーザーの囲い込み策が継続利用のモチベーションとなっている。交通系から小売店まで、都市部ではおサイフケータイのみでほぼ生活できる状況が整ったのは比較的最近の話だが、おそらくはApple Payについてもこのレベルの利便性が確保されない限り、利用率は今後も微減傾向が続くと考えられる。iOS 9ではPassbook改め「Wallet」が導入され、Apple Payとストアカードの連動が可能になったが、これはサービス普及のための大前提であり第一歩だといえる。いずれにせよ、1~2年でどうこうなる話ではなく、インフラとして認知されるまで数年単位の継続努力が必要となるはずだ。
2015年08月10日カゴメは7月22日、野菜・果実ミックスジュースを継続して飲むことで、肌の奥の「隠れジミ」が減少することを、ヒト試験により明らかにしたと発表した。同成果の詳細は8月27日より開催される「日本食品科学工学会大62回大会」にて発表される予定だという。隠れジミは、肌の奥に潜むメラニンで、シミ予備軍とも呼ばれるもの。肌のターンオーバー(新陳代謝)により肌の表面に押し出され排出さるが、ターンオーバーが乱れると、肌の奥に留まってしまうことが知られていた。これまでの研究から、トマトジュースの飲用により隠れジミが改善され、その効果がカロテンの一種であるβ-カロテンによるものである可能性が報告されていた。今回の研究は、トマトジュース以上にβ-カロテンを含有している野菜・果実ミックスジュースにも隠れジミの改善効果があるのかどうかをヒト試験にて確認したもので、継続して飲用した結果、隠れジミが減少することを確認したほか、この効果の有効成分が、β-カロテンやα-カロテンのようなカロテン類であることが示唆されたとしている。なお、β-カロテンはジュースなどに加工することで、吸収性が高まるという。
2015年07月22日歯磨きはしっかりしていても、なぜか気になる口臭!?実は、口臭予防は、「唾液」がカギを握っているとのこと。「口」ストレッチを推奨する日本大学歯学部教授植田耕一郎先生にお話を伺いました。植田耕一郎(うえだ こういちろう)日本大学歯学部歯学科摂食機能療法学 教授気になる口臭の原因は?――口臭は、なぜ発生するのですか?植田先生:口臭の原因には、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の表面につく苔状のものと歯周病が考えられます。舌苔や歯周病部分には細菌が生息しています。この細菌が、食べ物に含まれるたんぱく質やアミノ酸を分解し、腐敗させて口臭を発生させます。口臭を防ぐ秘けつとは?――どうしたら口臭を防げますか?植田先生:実は、この口臭を抑える役割をするのが唾液なのです。唾液には口の中を洗浄する機能があります。また、唾液に含まれる炭酸・重炭酸・リン酸などが細菌の異常な繁殖を抑える役割をはたしています。――唾液が分泌すると口臭が防げるということでしょうか?植田先生:そうです。「食べる」「話す」「呼吸する」「表情をつくる」の4つの行動を行うことで唾液が多く分泌されます。ただ、これらを日々意識して生活をしろというのは、なかなか難しいことです。そこで私が推奨しているのが「口」ストレッチです。感情を入れながらの「口」ストレッチが効く――具体的に教えてください。植田先生:唇をとがらせたり、頬をふくらませたり、すぼめたり。これらの簡単な口のストレッチで、唾液の分泌が促されますが、これに感情を組み入れることで一層の効果が期待できます。「口」ストレッチには、「微笑み口」「大笑い口」「怒り口」「大泣き口」などがあります。これらは、実際に嬉しい、悲しいといった場面を想像しながら、感情を入れてストレッチするのがコツです。――感情が大事なのですね植田先生:最近の研究では、表情をつくることが心身に影響を与えると言われています。「笑顔」が脳に伝達され、実際に楽しい、嬉しいと本当に思えるようになるのです。意図的に作った表情であっても喜怒哀楽の感情が生まれるとリラックス効果につながります。リラックスすると副交感神経が優位となり唾液も十分に分泌され、ごはんもおいしくなり、されに唾液が増加する。これにより口臭も防げるという好循環を生み出します。ストレスが口臭を招く――唾液が減ると口臭は発生しますか?植田先生:リラックスして副交感神経が優位のときは、さらさらとした唾液が十分に分泌されます。いっぽう、緊張しているなどのストレス状態では、交感神経が優位となります。唾液も、ネバネバとしてきて分泌量も少なくなります。例えば、プレゼンテーションの前など、緊張しているときに口臭が気になることが多いと思いますが、それは、唾液の分泌量が減少しているからなのです。口臭が気になるなら、唾液の効果や仕組みを理解することが大事です。唾液を十分に分泌させるためのちょっとした工夫をすることで、口臭は改善されるかもしれません。「口」ストレッチの詳細が掲載されています。「長生きは『唾液』で決まる!」植田耕一郎講談社+α新書
2015年07月13日「歯磨きをきちんとしていれば、むし歯は防げる」と思っている人は多いのではないでしょうか。確かに歯磨きは大切ですが、もっと重要なものがあります。それは「唾液」。唾液は、口の中でどのような役割をしているのでしょうか。日本大学歯学部教授 植田耕一郎先生に聞きました。――虫歯予防のための唾液の役割はどのようなものですか?植田先生:唾液の役割は、消化作用、抗菌作用、円滑作用などいくつかありますが、歯に直接かかわる作用は3つあります。口の中を洗い流す洗浄作用、歯の表面に皮膜をつくって歯の保護作用、虫歯になりかけた歯の再石灰化作用です。この唾液の役割はとても重要です。以前、脳卒中を発症して3カ月経つ患者さんの口腔ケアを行いましたが、ほとんどの歯が虫歯になってしまっていました。これは、歯磨きができなかったからだけではありません。筋肉の麻痺によって口の運動ができなくなり、唾液が出づらくなったり、口の中での唾液の循環が上手くいかなくなってしまったりすることが原因です。例えば、健康な人が3カ月歯磨きをしなかったとしても、食べる、話すなどの日常的な機能が働いていれば、そんなに簡単に虫歯はできません。また実際に、「ほとんど歯磨きをしないが虫歯はない」という人もいます。唾液の作用により歯が守られているからです。――どうすればきちんと唾液が分泌するのでしょうか。植田先生:最近はストレスなどで唾液の分泌が悪くなり、口が渇くという人もいるかもしれません。唾液を健康のバロメーターの一つとして、自分の体の声に耳を傾け、心身の調子を整える努力をするのもよいかもしれませんね。唾液は、副交感神経が優位になり、リラックスしているときによく分泌されます。唾液が少ないと思ったら、食事や会話を積極的に楽しみ、口によい刺激を与えてください。その際重要なのは、「おいしい」「楽しい」という豊かな気持ちです。食事でも、義務的に咀嚼するより自分の好きなものを食べる方が、ずっと唾液の分泌がよくなりますからね。――唾液を健康に保てば、歯磨きに神経質にならなくてもよいのですか?植田先生:歯磨きは確かに大切だと思いますが、回数を多くすればよいということでもありませんし、力を入れすぎるのも逆効果です。とくに、若い人の中には知覚過敏の人が増えていますが、力を入れ過ぎたり、回数が過度であったりしているからだと思います。ただ、ポイントを押さえて歯磨きをすることは重要です。人によって口の中の状態は違いますから、自分はどこが汚れやすくてどう歯ブラシを動かしたらよいのかなどを、かかりつけの歯科医などで教えてもらうのもよいのではないでしょうか。右利きの人は右側の裏を磨くのが苦手、などの傾向もあります。――唾液は重要なのですね?植田先生:唾液の役割はむし歯予防だけではありません。味覚を促進させたり、食べ物を飲み込む、消化吸収させやすくするなど、人間にとって欠かせない「食べる」機能に重要な役割を果たしています。また近年、歯周病になった部分からばい菌が血液中に入り、生活習慣病(糖尿病や心臓病、脳卒中など)の原因となることがわかってきています。唾液は歯周病菌の繁殖を抑える役割も持っていますから、病気予防の役割もしているわけです。唾液を意識する生活は歯だけでなく、全身の健康にとって重要です。植田先生のご著書(amazon)『長生きは「唾液」で決まる!』
2015年07月07日「唾液」を意識したことがありますか?空気と同じで、ふだん気にしていない唾液が、実は私たちの健康に大きく関わっています。虫歯や全身の健康に関わる唾液の役割について、日本大学歯学部教授 植田耕一郎先生にお話を伺いました唾液が全身の健康に関わる――唾液はどのような役割を果たしているのでしょうか。植田先生:唾液に抗菌・殺菌作用や虫歯予防の効果があることはよく知られていますが、食べ物を飲み込むのを促し、消化吸収を助けるのも大きな働きです。例えば、点滴から栄養を摂っていたときは体重が全く増えなかった患者さんが、口から食べるようになってから体重が増えたりします。唾液により消化吸収がよくなったからです。消化吸収がよければ、免疫力もあがってきますよね。そんな風に全身にも影響を及ぼします。口が渇き、ペットボトルが手放せない――唾液が健康でないというひとはどういうひとでしょうか?植田先生:若い人でも口が渇いてペットボトルが手離せないという人がいます。ストレスの多い生活をしているからでしょうか。いつも何か飲んでいたり、ガムやグミをかんでいないと口が渇くという人は、唾液の分泌が低下しているのでしょうね。唾液は、リラックスして副交感神経が働いているときにサラサラのものが多く出ます。緊張して交感神経優位のときはネバネバのものが少しだけ出ます。緊張とリラックスはどちらも必要なものですが、そのバランスを見直してストレスを取り除くなどの対処が必要でしょうね。――どうすれば、口の中を健康的な唾液で満たすことができるのでしょうか。植田先生:食べる、話す、呼吸する、表情をつくるなども口の機能なので、これらの刺激を取り入れることによっても唾液は増加します。ここで覚えておきたいのは、これらの動きを、感情を伴って実践すること。唾液を出すために機械的に噛むのではなく、食事をしながら、「おいしい」「幸せ」「楽しい」と感じることが大切なのです。そのためには、食物は全て“命”から生まれていますので「(命を)いただきます」、また食事を作ってくださった方に「御馳走様でした」と感謝と喜びを感じることが大事だと思います。食べたいものをおいしく食べることでリラックスして、唾液の分泌量は増加します。この効果はとても大きく、病気などで口から食事ができない状態になっても、その人が自分の好物を食べることをきっかけに、摂食機能が改善するケースもあるんですよ。硬いものがよいとか何回噛みましょう、などと推奨されることもありますが、まずは食べたいと思うものを食べ、口に楽しい刺激を与えて唾液を健康に保ってください。唾液がそのひとの人生を左右する!?――植田先生は、『長生きは「唾液」で決まる!』という本も出版されています。唾液が体に及ぼす影響は大きいのでしょうか。植田先生:私が唾液と健康の関わりに関心を持ち始めたのは、1990年東京都内のリハビリ専門病院に勤務し、患者さんの口腔ケアを始めてからです。多くの患者さんは体に麻痺などがある状態で、食べたものがそのまま口の中に残っていたり、歯がほとんど虫歯になり根っこだけの状態になってしまっていたりと、それは大変な状態でした。麻痺によって口の機能が低下し、唾液が満足に出なかったり口の中で循環させることができなかったりする状況だったからです。唾液が健全に出る人なら、歯磨きが2~3カ月間できなかったとしてもこのような状態にはなりません。――加齢によって唾液が出にくくなるとも言われていますが。植田先生:高齢で唾液が出にくくなる原因の8~9割は薬の副作用によるものです。さらに薬は、眠気を誘発するものも多いです。寝ている間には唾液はほとんど出ませんから、悪循環ですよね。薬を飲まないと不安という場合もありますので、薬を急にやめるわけにもいかないでしょうが、唾液が出ないと味覚の機能も低下し、食べ物もおいしくなくなってしまいます。これでは生活意欲も低下してしまいますよね。――唾液が、口の中の健康を左右するのですね。植田先生:そう言っても過言ではありません。唾液は、心身の状態をみるバロメーターでもあります。リハビリ専門病院の勤務後、大学病院で集中治療室の患者さんを診る機会もありましたが、極端な例では、たとえ意識のない方でも口の中に刺激を与えたときに唾液が出れば、「この人は回復する」と確信できました。意識があっても口の中がカラカラの方は「危ないかもしれない」と思う。これはだいたい、予想通りの経過をたどることが多かったです。口の機能を健全に維持し自分の口から食べられるか、そうでなくなってしまうかは,その人生を左右するほどの大きな問題であり、それは唾液で決まります。植田先生のご著書(amazon)『長生きは「唾液」で決まる!』
2015年06月30日歯は、虫歯菌などの働きにより歯の成分であるリンやカルシウムが溶け出す「脱灰」と、唾液中に含まれるリンやカルシウムが結晶化して再び歯に戻る「再石灰化」を繰り返しています。この再石灰化の力が弱くなると次第に虫歯に進行してしまいます。日々の歯磨きでこの再石灰化を助けて虫歯を予防する歯磨き粉が登場しました。歯の再石灰化のための最先端技術を取り入れた歯磨きペースト「クリンプロ」(90g・参考価格1,180円)がスリーエム ジャパンから発売。6月2日から歯科専用のケア製品として販売が開始されます。歯磨きペースト「クリンプロ」(90g・参考価格1,180円)クリンプロには、再石灰化の成分となるリンとカルシウムの結晶体「fTCP」を配合。さらに、これらを歯に戻す働きをするフッ素も同時配合。両者の働きによって、歯の石灰化を強力に進めます。これまで、フッ化物のみを配合した歯磨きペーストは多く出ていますが、分子の性質上、フッ化物とリン、カルシウムを同時配合して効果を発揮することはできませんでした。同社は独自の技術により、これらを同時配合して再石灰化を高めることに成功。実験では、フッ化物のみ配合したペースト、fTCPのみ配合したペーストと比べて、両者を配合したクリンプロは最も高い再石灰化率となりました。製品担当のスリーエム ジャパン ヘルスケアカンパニーの相川光広さん歯を守るために重要な唾液は通常、1日に1~1.5リットル分泌されていると言われていますが、ストレスなどで唾液が出にくく、再石灰化の働きが悪くなって虫歯ができやすい状態になってしまっている人も多くいます。再石灰化を促すクリンプロのケアで、少しでも虫歯予防をしませんか?※クリンプロ取り扱い歯科医は、6月下旬から下記ウェブサイトでご紹介します。Tooth! Navi 歯と健康を考えるサイトクリンプロについてのお問い合わせ(フリーダイヤルマーク)0120-332-329(平日9:00~17:00/スリーエムジャパン歯科用製品事業部)Photo by ND Strupler
2015年06月15日明治はこのほど、はっ酵乳(ヨーグルト)とオリゴ糖の摂取が、胃酸分泌低下によって生じる骨強度の低下を予防することを動物試験で確認したことを明らかにした。同試験は、高齢者に多く認められる胃酸分泌の低下が骨強度に及ぼす影響と、はっ酵乳とオリゴ糖の摂取が骨強度に及ぼす影響について検討したもの。試験には、高齢者の胃酸低下状態を模倣するために、胃酸分泌抑制剤を投与したラットを使用。通常食を摂取した場合と、はっ酵乳・オリゴ糖を摂取した場合の骨の強度を比較した。その結果、通常食を摂取したラットは、曲げやねじりの力に対する変形しにくさの度合いを示す骨強度の低下が見られた。しかし、はっ酵乳とオリゴ糖を摂取した際には、この影響が抑制されることが確認できたという。同研究から、胃酸分泌が低下すると骨強度が低下することと、はっ酵乳とオリゴ糖を摂取するとその悪影響を予防できることが明らかになった。同社ではこの研究結果を、5月14日~18日に神奈川県横浜市で開催された「第12回アジア栄養学会議」(会場:パシフィコ横浜)で発表している。
2015年05月20日首都高速道路は4月24日、3月7日に開通した中央環状線(高速湾岸線~高速3号渋谷線)の開通後1カ月の交通状況および整備効果を発表した。発表によると、中央環状線の全線開通により、都心に集中する交通の分散が図ることに成功。2014年と比較すると、都心環状線の交通量が約5%減少、渋滞損失時間が中央環状線内側で約5割減少、首都高速全線においても約4割減少。首都高速全線の渋滞損失時間の減少分は、約1万2000人分の労働力に匹敵するという。混雑緩和に伴う所要時間のばらつきの減少によって定時性が向上した。例えば、新宿~羽田空港のばらつきが30分から15分に半減した。利用者にとってリスク(遅れ)を見込んでいた無駄な行動時間の軽減が期待できる。羽田空港のリムジンバスは、4月のダイヤ改正から混雑時の所要時間が最大15分短縮して設定されており、定時性の向上と合わせて、利便性が大幅に向上。また、物流や観光事業においても、具体的な効果が現れ始めているという。一般道路では、今回開通した区間と並行する山手通り、環七通りなどから中央環状線への交通転換が図られ、それに伴い、混雑している時間帯での所要時間については約1割~3割の短縮が見らるという。山手通りに並行する区道において、大型車交通量が減少し、自転車走行の安全性向上の効果も得られているという。中央環状線(西新宿JCT~熊野町JCT間)や3号渋谷線等の混雑箇所は、拡幅による車線増等の渋滞対策を引き続き進めるとともに、効率的なルート選択が可能となる情報提供等の追加対策を検討・実施するとしている。
2015年04月27日「睡眠には光を浴びるとよい」というのは聞いたことがあるけれど、どのくらいの量をいつ浴びればよいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか? 今回は、光を浴びるタイミングや量などのポイントを探ってみました!睡眠改善には光が必要?不眠の人の睡眠改善や冬季うつの治療法として用いられる高照度光療法。これは日中に太陽光に似た人工的な光を数時間浴びるというもので、即効性があるとして注目を集めています。この治療法が発案されたのは1980年代初めのこと。夏と比べて日の出ている時間が短い冬は、不眠や冬季うつになる人が多かったため、人工的な光を使って夏と同じだけ光を浴びることでそれを防ごう、という狙いだったそうです。ここで気になるのが光を浴びると、私たちの体にはどのような効果・影響があるのか、ということですよね。具体的に何が変化するのでしょうか?セロトニンがカギを握る!目から入った光は、脳幹部にある神経核に到達します。神経核は光を受けると、心身の安定と深い関係のある神経伝達物質セロトニンを合成し、脳全体に行き渡らせると考えられています。セロトニンは自律神経をコントロールする役割を担っていて、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌を活発化させる働きがあると言われています。また、セロトニンが不足すると、睡眠不足や情緒の不安定にもつながるのだそうです。このことから、浴びた光の量が不眠や冬季うつとつながりがあると考えられているのです。必要な光の量とは?それで高照度光療法では、どのぐらいの光を浴びる必要があるのでしょうか。ちなみに、照度の目安は次のようになっています。・10万ルクス晴天時の屋外・1万ルクス 曇天時の屋外・5千ルクス 雨天時の屋外・2千5百ルクス 晴天時の室内(東や南側に窓がある場合)・1千ルクス オフィスの照明・5百ルクス 住宅の照明これらをふまえたうえで、光療法で効果を得るには「1万ルクス×1時間」程度が必要だと言われています。ただし、夜にこれだけの光を浴びると体内時計が大幅に狂ってしまい、眠れなくなるのでNGとのこと。ただ、夜以外であれば、必ずしも朝である必要はないと考えられています。現在はLED光源を用いたポータブル型の光療法器も販売されているとのことなので、気になる人はチェックしてみては?Photo by Mateus Lunardi Dutra
2015年04月16日フィリップス エレクトロニクス ジャパンはこのほど、全国の30代~50代の男女600名と歯科医師・歯科衛生士100名を対象に実施した「お口の乾燥と唾液に関する調査」の結果を明らかにした。唾液には、口内の細菌の繁殖を抑える「緩衝作用」や口内の細菌の活動を抑える「抗菌作用」など、オーラルケアの観点からさまざまなメリットがある。ただ、年齢を重ねるにつれて、唾液の分泌量が減少したり、サラサラの唾液からネバネバの唾液へと変わり質の低下が起こったりするという。実際、同社が日常的に口の中が乾燥していると感じることがあるか尋ねたところ、一般人の5割以上が「よくある(9.2%)」「たまにある(45.5%)」と回答した。歯科従事者でも約4割が「よくある(5.0%)」「たまにある(34.0%)」と回答している。全体でも52.4%と、約半数が日常的に口の中が乾燥していると感じていることがわかった。口を潤すためにしていることについて聞くと、全体のトップ3は「飲み物を飲む(70.4%)」「口をゆすぐ/うがいをする(45.6%)」「水を口に含む(43.7%)」だった。歯科従事者は、「舌を動かす(32.0%)」「唾液線マッサージをする(28.0%)」「アゴを動かす(24.0%)」など、口の周りを動かして唾液の分泌につながる方法を実践している人が多かった。医療法人社団誠敬会 誠敬会クリニック内科・歯科の田中真喜先生は、「飲み物を飲むことで口内を潤すことができる一方、糖分を含んだものは虫歯や糖尿病のリスクを高めます。舌や唇を動かしたり、唾液腺マッサージをしたりするだけでなく、食事の際に咀嚼(そしゃく)回数を増やして口の周りを動かす習慣をつけることが大切です」と指摘している。これまで唾液の作用について知る機会はあったか尋ねると、「まったくなかった(9.8%)」「ほとんどなかった(60.0%)」と一般人の約7割はそのような機会に恵まれなかったと回答した。唾液についてもっと知りたいと思うか聞くと、一般人は「とても知りたいと思う(17.2%)」「少し知りたいと思う(63.0%)」と答えた。歯科従事者では「とても知りたいと思う(56.0%)」「少し知りたいと思う(35.0%)」 と、9割以上が興味を示している。
2015年04月08日国立がん研究センターは4月2日、乳がんの脳転移にがん細胞から分泌される微小な小胞エクソームが関わっていると発表した。同成果は分子細胞治療研究分野の富永直臣 研修生、落合孝広 分野長の研究グループによるもので、4月1日付けの米科学誌「Nature Communications」電子版に掲載された。乳がんは比較的予後の良いがんとして知られる一方、治療後、長期間を経て脳転移が認められることがある。脳への転移は予後に大きな影響を及ぼしQOLを著しく低下させるが、そのメカニズムについてはわかっていなかった。同研究では、がん細胞が分泌する直径約100nmの顆粒(エクソーム)が、脳血管で物質透過を制限しているBBBという生体バリア構造を破壊していることを突き止めた。エクソームに含まれるmiR-181cというマイクロRNAがBBBの構造を変化させた結果、バリア機能が失われ、がん細胞が容易にBBBを通過し、脳転移を引き起こしていると考えられるという。がんの脳転移メカニズムを明らかにした今回の成果は今後、早期発見および新規治療法の開発への応用が期待される。
2015年04月02日タンパク質摂取不足タンパク質摂取不足は皮膚機能の老化現象を招き、肌水分量の低下やコラーゲン合成が減少することが知られている。日本人はタンパク質の摂取量が不足しており、高齢者においては健康維持に最低限必要とされる量も摂取できていない人がたくさんいることが指摘されている。研究の背景牡蠣(かき)は「海のミルク」と呼ばれるようにタンパク質、グリコーゲン、ビタミン、タウリンや亜鉛などを豊富に含んでいることから滋養強壮効果があることが知られている。牡蠣の美容効果に対してはあまり注目されていなかったが、近年同様に滋養強壮効果の高いスッポンの美容効果が注目され、スッポンエキスを含む健康食品が美容のために売り出されている。東洋新薬は広島県産牡蠣エキス「まるごと濃縮かきエキス」を販売している。牡蠣のむき身を酵素分解により、濃縮エキスとしたもの。滋養強壮成分を豊富に含み、亜鉛の含有量が高いのが特徴。亜鉛の吸収促進作用も有している。研究成果マウスを使った動物実験において、タンパク質摂取不足による、皮膚の老化機能、肌水分量の低下、コラーゲン合成低下をまるごと濃縮かきエキスが抑えることを明らかにした。研究内容は日本薬学会第135年会(2015年3月25日~28日:神戸)で発表がおこなわれた。【参考】・東洋新薬プレスリリース
2015年04月01日睡眠の質は、眠りホルモンであるメラトニンの分泌量によって左右されます。でも、周囲が明るいとメラトニンがうまく分泌されず、ぐっすり眠ることができません。質の良い睡眠を確保するためには、照明の明るさだけでなく、色にも注意すると良いようです。メラトニンの分泌量は光に左右されるLED電球が一般家庭に普及し、部屋につける照明の選択肢は増えました。オシャレな寝室を演出したいという人もいると思いますが、眠りの質を左右するので、慎重に選ばなければなりません。本来、人間は眠るときに脳内で大量にメラトニンを分泌し、起きると分泌は抑制されます。でも、寝る直前まで周囲が明るいと、正しい働きができなくなってしまいます。その結果、眠りの質が下がってしまうのです。実は、メラトニンの分泌は、照明の明るさだけではなく、色にも影響されているのではないかと考えられ、研究が進められています。ぐっすり眠るには、寝室の照明を選ぶときにメラトニンの分泌を邪魔しない色にする必要があるのです。リラックス効果が期待できる照明の色が判明仙台医療センターの実験によると、メラトニンの分泌を邪魔しない照明の色はオレンジ色のようだという結果が出ました。オレンジ色は光の波長が長く、リラックス効果が期待できるそうです。色彩心理学では、オレンジ色のような暖色系は気持ちを盛り上げる作用があると考えられています。そこで、心を落ち着ける効果が期待できる、青色を取り入れようと思う人もいるかもしれません。でも、青色の光は瞳孔を収縮させるので、人にまぶしいと感じさせる効果があると言います。身体が睡眠モードに入るのを邪魔してしまうので、まぶしい照明を寝室に置くのは控えましょう。オレンジ色の光で快眠しようアナタの寝室の照明は何色ですか?もし、ぐっすり眠りたいのであれば、照明の明るさだけでなく、色にも注意するとよいでしょう。オレンジ色の照明は、脳に対する刺激が低め。柔らかい明かりがメラトニンの分泌を促してくれます。間接照明やダウンライトを使えば、脳が自然と眠りに入っていけるはずです。食事が済んだら、できるだけオレンジ色の光がある部屋で過ごすといいかもしれません。オシャレな照明器具もたくさん登場しているので、インテリア気分で選ぶのもおすすめ。オレンジ色の照明を取り入れて、ぐっすり眠りましょう。Photo by Lulu Lovering
2015年02月12日近年、若い女性に増えているのがドライマウスという症状です。唾液の分泌量が減ってしまい、口臭をもたらします。また、口呼吸の人も増えているようです。今回は、口呼吸とドライマウスの原因と対策についてご紹介します。寝起きの口臭が気になる!ドライマウスが原因寝起きの口臭が気になっている方は意外と多いのではないでしょうか?ケアしていても気になってしまう寝起きの口臭。この原因はなんでしょうか?口臭は、唾液の量によって変わります。唾液は日中に多く分泌されますが、睡眠中は分泌が減少します。唾液には口のなかをきれいに保つ役割があるため、唾液が減ることで細菌が増えてしまうのです。このように、唾液の量が減ってしまう状態をドライマウスといいます。最近では、ドライマウスの原因の一つはストレスや睡眠中の口呼吸だと言われています。睡眠中に口呼吸になっていませんか?睡眠中に口呼吸になっていても、なかなか気付けないかと思います。よだれやいびきがひどい方は要注意です。口呼吸になるとドライマウスになり、細菌が繁殖しやすい環境になってしまうのです。睡眠時に口呼吸から鼻呼吸に切り替えるためには、正しい姿勢での睡眠と鼻の通りをよくしておくことが必要です。それだけでなく、日々のストレスなど別の原因がある可能性があります。気になるようならば、早めにお医者さんに相談しましょう。口呼吸やドライマウスを侮ってはいけません。女性のドライマウスはストレスが原因?女性のドライマウスは、主に更年期で50代以上の女性に多く、加齢やホルモンバランスの影響だと考えられてきました。しかし、今では40代以下の女性でもドライマウスに悩まされています。若い女性のドライマウスの原因は、不規則な生活とストレスだと言われています。自律神経のバランスを崩すことで唾液の分泌量を低下させているのです。ケアしているのに口臭が気になってしまう場合は、ストレスを疑ってみてもよいかもしれません。このように、唾液量は不調のサインでもあります。これらのサインを感じたら、早めにケアしていきましょう。Photo by clappstar
2014年12月31日データ通信量がスマートフォンではパケット定額制の料金プランを利用している人が多いだろうが、データ通信量を減らすことができれば、もっと安い料金プランに変更できるかもしれない。MakeTechEasierが「4 Ways to Reduce Mobile Data Usage on Android」という記事で、Androidスマートフォン上で通信データ量を減らす方法を紹介しているので、以下、そのポイントを見てみよう。○Webページを圧縮するAndroid向けのブラウザはたくさんあるが、そのほとんどはWebページがリクエストとするデータ量を減らす工夫を行っていないが、Opera Miniはそれをしているという。具体的には、Opera MiniではWebコンテンツのデータをサーバで圧縮したうえで、ブラウザに表示させるという処理をしている。ただ、Opera Miniでデータを圧縮すると、Webページのレイアウトが崩れるなど、意図されたとおりに表示されない場合もあるので、見栄えにこだわる人は注意が必要だ。ちなみに、Google Chromeもデータ圧縮機能をオプションとして提供している。デフォルトでは無効なので、利用したい場合は設定を変更する必要がある。データ圧縮機能を有効にするには、設定メニューの「帯域幅の管理」から「データ量の削減」を選べばよい。Googleによると、ブラウジング中のデータ使用量を最大50%減らせるという。○端末に送信される全データを圧縮するOpera miniやChromeといったブラウザのデータ圧縮機能は、他のアプリには適用されない。そこで、利用したいのが、「Onavo Extend」というアプリだ。このアプリは、すべての通信データを圧縮することができる。圧縮はいったんVPNで接続したサーバにWebページを送信してから行われ、ユーザーは特別な操作を行う必要がない。付属のウィジェットを利用すれば、ホームからデータの圧縮状況を監視することも可能だ。Operaも同様のことを「Opera Max」というツールで行っている。Opera Maxは欧米で先行して公開されていたが、日本でも今年11月から公開されたので、日本語表示で安心して使える。○端末でデータ使用量を管理するAndroid 5.0 Lollipopでは、一定期間に端末でアップロード/ダウンロードしたデータ量を管理することができる。例えば、端末上で、データの使用状況を表示したり、データの使用量の上限を設けてそれ以上利用しないようにしたりすることができる。もっとたくさんの機能を利用したい場合は、サードパーティのアプリを利用する手もある。Onavo Countは自分の端末のデータ使用量をチェックできるほか、特定のアプリのデータ使用量を他の人と比べることができる。データのアップロード/ダウンロードの量を減らすことができれば、端末での処理も当然速くなる。「最近、処理が遅くなってきた」と感じている場合は、今回紹介した方法を使ってみてもよいかもしれない。
2014年12月19日睡眠中は唾液量が少ないため、どうしても口の中が臭くなってしまいがちです。睡眠中の口臭予防として、睡眠前にしっかりとケアをしておけば、朝もすっきりと起きられます。今回は、口臭ケアについてご紹介します。口が臭い?朝すっきり起きられない朝起きると、自分でもわかるくらい口が臭いことはありませんか?特に、ニンニクの入った料理を食べた翌日は、口臭が気になりますよね。また、自分では気づかないうちに口臭を発していることもあるので、ケアは欠かせません。最近では、様々なタイプのブレスケア商品が発売されています。ブレスケア商品に頼る前に、まずしっかり歯磨きをしましょう。夜にきちんと歯磨きするかしないかで、翌朝のお口の中は変わってきます。また、歯磨き粉が重要です。実際に、朝目覚めたときの口臭を予防することを考えて作られた歯磨き粉が人気です。睡眠中の口の中には、ウイルスがたくさんどうして、朝になると口臭がひどくなっているのでしょう?睡眠中、人間は唾液の量が少なくなるため、口の中にすみついているバクテリアが繁殖してしまいます。バクテリアが臭いの原因である硫黄化合物を作り出し、口臭が生まれるのです。硫黄化合物と反応させ、臭いを消すために必要なのが、シクロデキストリンです。 ですので、シクロデキストリンが含まれている歯磨き粉は口臭予防ができると考えられます。いままで歯磨き粉までこだわっていなかった方も、睡眠中の口臭ケアを意識し、少しお値段が高くてもしっかりと口臭予防ができて汚れも取れる歯磨き粉を選んでみてはいかがでしょうか?睡眠不足が原因で口が臭くなる睡眠中、口の中で起こっているバクテリアの繁殖だけが口臭の原因とは限りません。睡眠不足や体調不良の際に、口臭が気になったことはありませんか?口臭は、健康のバロメーターにもなるのです。ストレスを多く感じているときにも口臭に変化が出る傾向があります。自分で口臭の変化に気づくためにも、日頃から口臭ケアを行って口の中を綺麗に保っておく必要があります。このように、睡眠と口臭には深い関係があり、すっきり目覚めるためにも口臭ケアは欠かせません。これを機会に、口臭ケアに力を入れてみてはいかがでしょうか?Photo by gabriela talarico
2014年11月26日睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、海外では健康食品もあるほどですが、実は身近な食品からも摂取できるって知ってましたか?また、実は朝の散歩もメラトニンの分泌を促すそうです。今回は、聖マリアンナ医科大学麻酔学教室講師・内田和秀先生のお話を紹介します!カイワレダイコンなど野菜類に多くのメラトニンが!メラトニンの健康食品は、安全で自然な睡眠が得られることで、米国でブームになりました。しかし、中毒患者が新聞報道されるなど、安全性が疑問視されています。そこで、錠剤の服用に不安を感じる人におすすめしたいのが、食品からメラトニンをとる方法です。メラトニンを多く含むのはカイワレダイコンやシュンギク、アシタバなどの野菜だといいます。とはいえ、メラトニンを多く含む食品も、錠剤と比較するとメラトニン含有量はきわめて微量で、多量に食べたとしても効果はなかなか期待できません。メラトニンの前駆体、トリプトファンを含む食品ならたくさんあり!そこで、メラトニンを食べなくても代用できる方法があります。それは、メラトニン生合成の前駆物質、すなわち私たちの体内で、日常メラトニンがつくられるときの「材料」であるトリプトファンを食品から摂取する方法です。メラトニンに比べて多量に食品に含まれています。しかも、トリプトファンを摂取することにより、体内のメラトニン量が増加することが、実験で証明されているそうです。トリプトファンとは、必須アミノ酸の1つ。トリプトファンを比較的多く含む食品には、ふ、クルミ、ゴマ、落花生、ゆば、カジキ、カツオ、カツオ節、サンマ、タラコ、ブリ、トリレバー、チーズ、ノリ、ココアなどがあります。これらも、普段の食生活に取り入れることはそんなに難しくなさそうです。快眠のためにバランスの良い食生活を心がけましょう。午前中の散歩は夜間のメラトニン分泌を促す食品以外で快眠に有効な方法が、午前中の散歩です。午前中の散歩は、体内のメラトニン分泌に影響を及ぼします。なぜなら、午前中に散歩して太陽にあたると、目の網膜から神経連絡された信号が、メラトニンの合成器官である脳の「松果体」に運ばれ、メラトニン合成を強く抑制するからです。これにより、日中のメラトニン分泌が低下し、夜間のメラトニン分泌が上昇します。一部のホテルなどで時差ボケ対策として用いられている光療法は、この原理に基づくものです。なお、夜間、入眠直前まで強い光にあたるのは、メラトニンの分泌を低下させる原因になりますから、寝室は暗くしておくのが良いでしょう。散歩の効用は、メラトニン分泌の抑制のみならず、適度な運動の確保と食欲増進にも貢献し、しかも気分転換といった精神的効果も期待できるので、ぜひ日常生活に取り入れましょう。Photo by Francisco Osorio
2014年11月08日LINEは29日、公式ブログにて「不正ログイン(乗っ取り)対策に関する現状のご報告」と題した記事を掲載し、不正ログインによる被害が大幅に減少していると発表した。LINEにおける、不正ログイン(乗っ取り)による被害は、2014年6月頃より報告されており、「登録している友だちに身に覚えのないメッセージを勝手に送信される」ほか、「コンビニでWebMoneyを買ってくれ」など、電子マネーを購入を持ちかける詐欺被害も発生していた。そうした不正ログイン(乗っ取り)による被害に対し、同社はパスワード変更やPINコードの設定をユーザーに求めてきた。その結果、同社に寄せられる不正ログイン(乗っ取り)に関する被害の相談件数が大幅に減ったという。また同ブログでは、警視庁からの発表として「これまでに657件の被害届・被害相談があったが、現時点では警視庁管内での被害届件数がゼロになった」とアナウンスしている。同ブログ上では、ユーザーに対し「これまでの皆様のご協力にスタッフ一同、心より御礼申し上げます」と感謝の意を綴っている。なお、既に発生している被害については、不正アクセス禁止法違反や詐欺の疑いで捜査機関による捜査が継続されている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月30日ポーラは、女性がファーストネームで呼ばれると、“美のホルモン”と呼ばれるオキシトシンの分泌量が増加するという実験結果をこのほど公表した。同実験は、新商品「RED B.A」を発売する同社が19人の女性を対象に行ったもの。同社では、結婚、出産などのライフステージに応じて「お母さん」や「ママ」などの呼び方が変化することに注目。ファーストネームで呼びかけられるよりも役割で呼ばれることにより、女性が感じるストレスや美しさの本能が奪われるのではないかという仮説に基づき、体内の2つのホルモンの変化を、ふだんファーストネームで呼ばれていない母親を対象に調べた。その結果、ファーストネームで呼ばれた時の被験者女性たちの体内中のオキシトシンの量は平均15.9%増加。また、唾液中に含まれる“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの濃度はファーストネームで呼びかけ後に平均13%減少する傾向がみられた。この実験結果から、自分の名前で呼ばれるという小さなアクションにより、女性に宿る“美しさ”の本能に変化が起こると結論づけている。なお、今回の実験結果を公開している「RED B.A」のWebページでは、実際にファーストネームで呼ばれた女性たちの様子を紹介した動画を掲載。自分の名前で呼ばれるというちょっとしたアクションにより、自身に宿る美しさの本能が目覚める女性たちの生き生きとした様子が紹介されている。
2014年10月06日