10月25日(火)より開幕する東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されている蒼井優主演映画『アズミ・ハルコは行方不明』。このほど、蒼井さん演じるアラサーの主人公・春子、高畑充希演じるハタチの愛菜に、謎の女子高生軍団たちも相まみえる予告編映像が解禁となった。物語の舞台は、寂れた国道沿い。大型モールや洋服店、レンタルCDショップ、中古車店、ファミレスが並ぶ典型的な地方のある街。ある日、突然姿を消したOL・安曇春子(28)。彼女が消えた街では、捜索願いのポスターをパロディしたグラフィティアートが拡散され、無差別に男をボコる謎の女子高生集団が出現する。ひとりのOLの失踪をきっかけにひとつの街で交差する、ふたつのいたずら。これは、アズミハルコの企みなのか…。『私たちのハァハァ』『アフロ田中』の松居大悟監督が、山内マリコの同名小説を映画化した本作。今回の解禁となった予告編は、この世の春を謳歌する女子高生たちが、無差別に男性をボコる事件がニュースになっているところから始まり、地方都市に埋没しながら生きる安曇春子(蒼井さん)の日常が初めて描かれている。安い給料に見合わない労働(手取り13万…)、ままならない恋愛、偶然出会った同級生に「結婚しているのか」と聞かれること…アラサー女性なら思い当たる節があるような、ないような、痛いエピソードが次々繰り出されていく。そして、突然の彼女の失踪。交番に張り出されたポスターは、街中にグラフィティとしてどんどん拡散されていき、都市伝説化していく様が描かれている。チーム「キルロイ」(高畑さん、太賀、葉山奨之)は、落書きが犯罪なのかも分からずにグラフティをただ描き続ける。「器物損壊」と、交番のお巡りさん(加瀬亮)には言われてしまうのだが…。一方、「私、チョー人に飢えてっから」と言うハタチのキャバ嬢・愛菜(高畑さん)。いったい何があったのか、大声で叫びながら走り抜けていく。また、これらは、すべてはアズミハルコが仕掛けた企みなのか?果たして、アズミハルコが消えた“本当”の理由とは?ますます謎が謎を呼ぶ予告編となっている。さらに、環ROYの手掛けるエレクトリカルでポップな音楽は刺激的で、ひらのりょうの個性が詰まったアニメーションも目を引く。ハルコの「私は生きてる」という力強いメッセージと、疾走感&躍動感にあふれた予告編、そして“MISSING”ポスター前にたたずむ2人の対照的なまなざしが印象深い新ビジュアル。本作が、かつてない青春映画であることを物語っている。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月20日アイドルグループ・V6の井ノ原快彦と、女優・高畑充希が5日、都内で行われた簡易保険生命誕生100周年記念祝賀会に登場した。現在、井ノ原はCMで”かんぽさん”として活躍し、簡易生命保険誕生100周年アンバサダーにも就任。高畑はかんぽ生命保険の企業CMのキャラクターを務めている。祝賀会には様々な関係者が詰めかけた。来賓の祝辞は総務副大臣 原田憲治氏が務め、安倍晋三首相からの祝福メッセージが届き、日本郵政 取締役兼代表取締役社長 長門正貢氏がグループを代表して挨拶をするなど、そうそうたるメンバーが壇上に立っていくが、全くの自然体を見せていたのが井ノ原。「高いところから失礼いたします。初めましての方がたくさんいらっしゃるかと思います。井ノ原快彦と申します」と丁寧に自己紹介をした。井ノ原は「改めまして100周年、おめでとうございます」と祝福の言葉を述べ、「僕は100周年の中の10年ではありますけども、CMキャラクターを務めさせていただいております。街を歩けば、かんぽさんと言っていただくようになりました」と状況を説明。さらに「かんぽさんと声をかけていただくのは、かんぽ生命が、全国小さな街でも人と向き合って、歴史を作り上げてきたからだなと思うわけです。だからこそ僕が普通に街を歩いていても、かんぽさんと声をかけていただけるのではないかと」とよどみなく語りかけた。そして「これからも、ひとつよろしくお願いいたします。改めまして、おめでとうございました」と結び、堂々としたスピーチを見せた。一方、緊張した面持ちだったのが高畑。「こんにちは、高畑充希です」と挨拶をすると、高畑の様子を察したのか井ノ原が「こんにちは!」と元気にあいさつを返す。高畑は「CMに出演するのはそんなに時間が経ってなくて、まだペーペーなんですけど」とはにかみ、「本当におめでとうございました」と頭を下げ、初々しい様子を見せた。また、井ノ原が、CMでの高畑について「とと姉ちゃんとはまた違った姿を見せてくれましたよね」と話しかけると、会場からも笑い声が上がった。井ノ原が「『あさイチ』という番組で、いつも受けさせていただいているんですけど、金曜日までなんですよ。土曜日に最終回だったので、ちゃんと受けられなかったというフラストレーションが溜まってしまって、話したくなってしまう」と弁解すると、高畑も「存分に」と笑顔で答えていた。乾杯後、ステージから降りる2人だが、井ノ原は一緒に上がっていたかんぽ生命のキャラクターに手を伸ばし、手をつないで下に降りる形に。階段でキャラクターを支える姿に、司会者からも「最後までサポートありがとうございます」と声がかかった。
2016年10月05日女優の遠藤久美子(38)が31日、映画監督の横尾初喜氏(37)と7月に結婚したことを、所属事務所の公式サイトを通じて発表した。遠藤は妊娠もしており、来春に出産予定だという。遠藤は、「この度、遠藤久美子は、7月に、映像作家であり、映画監督の横尾初喜さんと入籍致しました事をご報告申し上げます」と結婚を報告。「お腹には来年春に出産予定の赤ちゃんを授かっております」と妊娠も明かした。そして、「横尾さんとは、数年前に映画の撮影現場でご一緒し、去年12月に再会した際、連絡先を交換しました」と馴れ初めを説明。「二人の時間を重ねる度に恋愛感情は深まっていき、とても短い日々ではありますが、穏やかで居心地が良く、付き合い当初から将来を考えている二人がいました」とつづった。さらに、「報告を誰よりも喜んでくれた両親の笑顔を見た時は、涙が溢れました」と両親とのエピソードを披露し、「未熟者の二人ですが、どうか、温かく見守って頂けたら幸いです」と呼びかけた。
2016年08月31日蒼井優久々の単独主演映画『アズミ・ハルコは行方不明』から、待望の特報映像とメイン写真が解禁。メイン写真には主人公アズミ・ハルコ役の蒼井さんと、ギャル風女子を演じる高畑充希が並んで写っているものの、特報映像には蒼井さんの姿はなく、行方不明の手配写真とグラフィティアートでの登場となっていることが分かった。物語の舞台は、寂れた国道沿い。突如、街中に拡散される女の顔のグラフィティアート。無差別で男をボコる、女子高生集団。ひとりのOL・安曇春子の失踪をきっかけに、ひとつの街で、ふたつのいたずらが交差する――。「ここは退屈迎えにきて」で一世を風靡し時の人となった作家・山内マリコの同名小説を、『私たちのハァハァ』で話題を呼んだ松居大悟監督が映画化した本作。9月にはオダギリジョー共演、山下敦弘監督の『オーバー・フェンス』も控える蒼井さんが、『百万円と苦虫女』以来、8年ぶりに単独主演を果たした。また、行方不明の女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーを、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」にヒロインとして出演中の高畑さんが演じている。そんな本作から今回解禁となったのは、主人公を演じる蒼井さんが一切登場しない、異例の初映像。高畑さん、太賀、葉山奨之の3人が演じる若者たちが、ロンドンを中心に活動する覆面芸術家バンクシーをまねて「探してます」と交番の掲示板に張られたOL・安曇春子の捜索願いポスターをモチーフに、街中に女の顔のグラフィティアートを拡散する様子と、無差別に男をボコる謎の女子高生集団が描かれている。映画本編中では、高畑さんたちが拡散するグラフィティアートを“待ち受けにすると幸せになる”という都市伝説がまことしやかに流れ、広まっていく様も描かれているというが…。一方のメイン写真は、蒼井さん、高畑さんがそろってこちらを見つめる姿が印象的。高畑さんはツインテールギャルで、ひと目では彼女と分からないほど。この20代、30代を代表する実力派女優2人の共演によって誕生した、最強の青春映画(?)になるという本作。まずはその世界観を、こちらからご覧あれ。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日蒼井優が7年ぶりに単独主演を務める、松居大悟監督の『アズミ・ハルコは行方不明』。これまで発表されていた蒼井さんとシンガーソングライターの石崎ひゅーいに続き、高畑充希、太賀、葉山奨之、加瀬亮らの豪華出演キャストが明らかになった。寂れた国道沿い。大型モールや洋服店、レンタルCDショップ、中古車店、ファミレスなどが並ぶ、典型的な郊外の街で、ある日、突然姿を消したOL・安曇春子(28)。彼女が消えた街に、捜索願いの「探しています」ポスターをパロった落書きが不気味に拡散していく。ハルコはなぜ姿を消したのか――?本作は、アズミ・ハルコが消えるまでと、消えた後の2つの時間を交錯させながら、現代女子の生きざまを描きだす、サスペンスでポップなエモーションあふれる新世代の青春映画。「ここは退屈迎えにきて」で一世を風靡し、時の人となった新鋭作家・山内マリコの同名小説を、『アフロ田中』でのデビュー後も『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』と国内外から注目を集める松居監督が映画化。そんな本作から、行方不明になった主人公アズミ・ハルコを演じる蒼井さんを取り巻く、豪華なキャスト陣が発表された。アズミ・ハルコの顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団のメンバーには、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」や大ヒット中の映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で話題の最旬女優・高畑さん、ドラマ「ゆとりですがなにか」や本年度カンヌ映画祭受賞作『淵に立つ』など話題作への出演が続く太賀さん、朝ドラ「まれ」でヒロインの弟役を演じた葉山さんの3人が出演。特に高畑さんは、太賀さん演じる中学の同級生に好意を寄せ、彼と一緒にいたいという一心でグラフィティアート活動に参加するハタチの“ギャル”・アイナという、これまでにない役どころに。また、不可思議な事件がたて続く町の交番の巡査に加瀬さんほか、菊池亜希子、芹那、落合モトキ、山田真歩、花影香音、柳憂怜、国広富之と実力を兼ね備えた個性派俳優陣が集結する。<高畑充希コメント>都内の魚料理屋さんで、この役やって欲しいんだけど、と松居監督に口説いてもらったこのアイナという役。到底、私の手には負えなさそうな、幼さと足りなさと爆発力を持った、でも守ってあげたくなるような、どんな風にお近づきになればいいか分からない女の子でした。撮影中は沢山沢山悩みましたが、松居監督が同じ目線で一緒に悩んで走ってくれたことや、大好きな蒼井優さんが寄り添って守ってくれたこと、年齢の若いチームのパワーに引っ張られて、なんとか乗り切れました。どんな風に皆さんのもとにこの作品が届いてゆくのかが、とてもとても楽しみです。日本映画界を担う、いま注目の実力派若手俳優たちの競演を楽しみにしていて。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月04日名古屋を拠点として活動する男性エンターテインメント集団・BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)の若菜太喜が3月をもってグループを脱退し、所属事務所のフォーチュンエンターテイメントも退所することが分かった。若菜さんは昨年12月15日より持病のアレルギー性皮膚炎悪化のため休業に入っていたが、今月16日に公式サイトで、3月いっぱいでのグループ脱退と事務所退所が発表された。BOYS AND MENは、2010年に東海エリア出身・在住の男性タレント・俳優で構成された11人組ユニット。歌、ダンス、芝居を中心に、ミュージカルの定期公演なども行っているエンターテインメント集団。東海地方を中心にテレビ・ラジオのレギュラーは10本以上で、昨年2月には愛知・日本ガイシホールで1万人ライブを敢行するなど、東海エリアで高い知名度を誇っている。若菜さんはブログで、復帰を待っていたファンと、ほかメンバーに謝罪。「いろいろ経験していく中で日に日に役者をしたい!芝居をしたい!という気持ちが強くなり、自分の力で一からその夢に向かってゼロからチャレンジしたいと思い脱退することを決意しました」と今後は役者を目指すことを明かし、「体のことも心配おかけしましたが、おかげさまで元気です」と現在は体調も回復していることを伝えた。Twitterでは脱退を惜しむ声が多い中、「新しい夢に向かう若菜くんを応援します」「違うところでも頑張ってくださいね!」と役者という道を選んだ若菜さんを応援する声もあがっている。俳優としての道を歩むことに決めた若菜さんの今後の活躍が楽しみだ。(花)
2016年03月17日さまざまな分野を縦横無尽に活躍するエイジレスな女性たち。彼女たちが好きな人・空間・コトには、ずっと探していた「キレイ」のヒントが隠されているはず。 “KIREI interview” では、そんな彼女たちのキレイの秘密を探ります。裏地 桂子さん / ギフトコンシェルジュギフトコンシェルジュとして雑誌・TVなどでもおなじみの裏地桂子さん。忙しい日々の著述業やお仕事のかたわらで、美しくあることへの気配りはもちろん、周囲への心配りも驚くほどきめ細やか。すでに8冊もの著書を発表するパワフルウーマンでありながら、常にしなやかでチャーミング。会うたびに輝きを増す彼女の「キレイ」の秘密を探ります。裏地桂子 Keiko Uraji ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。1996年より、『Grazia』『メイプル』『和樂』などの女性誌でライター、コーディネーターとして活躍後、衣食住ライフスタイル全般に精通した知識とそのセンスを生かし、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。食通、きもの好き、京都好きでも知られ、講演会やトークショー、執筆活動にも力を入れている。著書に『わたし好みのHAPPYデザインギフト100選』(小学館)、『ほめられきもの宣言』(小学館)、『贈る心得。ご縁結びのスイーツ』(講談社)など多数。昨年10月ワニブックスより刊行した『ごきげん力 8つの育て方』も話題に。裏地桂子ホームページ www.uraji-keiko.com― 先日刊行された著書『ごきげん力』ですが、ページをめくるごとに勇気をもらうメッセージやキーワードが次々と飛び込んできて、「ああ、今この本を読んで本当によかった!」という清々しい読了感。「悩みも心配ごともたくさん。だって人間だもの」というくだりから「そうかぁ。そうよね!」と。相当前のめり気味に読ませていただきました。嬉しいわ。本当に書いているとおり「どうしていつもそんなに元気いっぱいなの?」「悩みごとなんてないでしょう?」ってよく言われるの(笑)過ぎた今だから振り返ってそう思えるのだけど、30代ってまだまだ若いのよね。とにかく体力があるし、周囲から評価もされるようにもなってキャリアもどんどん磨かれて。続いて訪れる40代は、私自身は雑誌のライターを辞めていまのキャリアへとこぎ出す大きな転機となった時期で、それこそ「いけいけどんどん」。新しいことへの挑戦が次から次へと繋がって、変化していくこと自体が楽しくて仕方がなかった時代。でも、いざ「50代」に突入するとなった時、正直想像できないことだらけだったの。明らかな体力の変化に戸惑うことも多かったし、とにかく不安だらけ。でもいちいち落ち込んでいても仕方がないないでしょう? 上を見ればきりがないし、下を見ても仕方がないのよね。そう思って、自分なりにあれこれと試行錯誤しながら「いつまでもキラキラしていたい!」という目的に向かって行き着いた解決策が、この本の主題にもなっている「ごきげんに暮らす」ことだったんです。― これまでの書籍は、贈り物や手土産のテーマや、京都好き、食通、着物などご自身の「好き」が主題でした。今回の『ごきげん力』は今までにないアプローチですよね。本書を書くに至ったきっかけは何だったのでしょう?最近よく若い女性から人生相談を受けるようになって。おしなべて感じるのは、30代は焦っている人が多い。揺れているのよね。私だってそうだったもの。だからご相談を受けるたびに思うんです。今、世の中はセルフコントロールの時代。自分のことは自分にしかわからないのだから、どんどん自分のことを知る作業を重ねるべきなのよって。でも、話を聞いているとみな大体自分で答えを決めているの。私がしてあげられるのは、背中を押してあげることなんだな~と。本書を書く原動力になったのは、自分自身が紆余曲折してたどり着いた答えを共有することで、揺れているもやもやした気持ちや悩んでいる背中を押してあげれるかも! と感じたからなんです。― 本書ではマーカー片手に読みたくなるほど、心にすとんと落ちるキーワードがたくさん登場するのですが、なかでも「好きのあぶり出し」ということばには、膝を打つ女性たちも多いように思います。現代の荒波をくぐって前向きに生きていくには強いセルフコントロール力が必要だと思うんです。まず第一に「私って幸せ!」と思えることはものすごく大切で、そう感じることが多ければ多いほど「ごきげん力」を養うことができると思うんです。本書でも書いてますが、 “好きのあぶり出し” はマスト作業なんですよね。ものすごくシンプルな作業で、頭に思い浮かぶ「好き」なことを何でも良いから紙に書き出していくんです。このステップを踏むと、「どうすれば自分が喜ぶのか」を知ることができるでしょう? たとえ何かで落ち込んでも「そういえば私、朝からお風呂に入ってシャンパン飲むのが好きだったじゃない?」って。そうやって少し自分を甘やかしてあげると「心のリカバリー」が早いんです。― 裏地さんは会うたびに「これものすごくいいわよ!」って、コスメでもなんでも惜しみなく情報公開してくださるんですよね。なおかつその情報がものすごく信憑性があって、どれもこれもすぐ買いに走りたくなるものばかり。50数年生きてきた分、失敗もたくさん。だからその試行錯誤の末に出会った良いものはどんどん人に共有していきたいって思うんです。本に書いていることも含めて、自分が本当に良いなと思ったものはできるだけ多くの人と共有したい。すべて「お福分け」だと思ってるんです。 【後編】へ続く>> (インタビュー・文:松浦明)★裏地さんインタビュー記事【後編】では、「キレイ」になれる愛用品の数々をご紹介! 【後編】はこちら>> 『ごきげん力 8つの育て方』(ワニブックス刊)前向きになりたいと願っているのに、何か心が晴れない。いつもなにか不安に苛まれている。“揺れやすい”女性たちの心に一筋の光が差し込むような感覚で、思わず一気に読み上げたくなる一冊。「自分のご機嫌をとれるのは自分だけ」「好感度をあなどるなかれ」「言霊(ことだま)は私の守り神」「その『いつか』はいつくるの?」気になる章はどこから読んでもOK。マル高出産で子育てと仕事の両立に奮闘中の私自身(インタビュアー)も元気をいただいた一冊です。
2016年01月29日女優の蒼井優(30)が、来年公開に向けて映画化される『アズミ・ハルコは行方不明』で、7年ぶりに単独主演を務めることが20日、発表された。蒼井にとって、実写映画での単独主演は2008年の映画『百万円と苦虫女』以来。今年9月17日にクランクインし、今月2日に無事クランクアップした。作家・山内マリコ氏の同名小説を原作に、『ワンダフルワールドエンド』がベルリン映画祭に正式招待されたことでも注目を集めた松居大悟監督(29)がメガホンを取る。物語の舞台は寂れた国道沿い。郊外の街で、ある日突然姿を消した独身OL・安曇春子(28)を蒼井が演じ、彼女が消える前と消えた後の時間軸を交差させながら、"アラサー・ハタチ・女子高生"の三世代を通して、"現代女子"の生き様を描く。「30歳という節目を迎えるこの年に、初めての同い年の映画監督、松居大悟さんに出会い、彼の頭の中にあるもの、やりたいと思っていることを信じる仲間たちと全力を尽くして撮影期間を駆け抜けました」と充実感をうかがわせる蒼井。「スタッフ・キャスト、ひとりひとりが作品と向き合って、それぞれの思いを込めて作ったこの映画は、観て下さる方によって、全然違う楽しみ方や感じ方を生み出すような、どの角度からも観られても大丈夫な、強いものになっているはずです」と太鼓判を押し、「観客のみなさんとの間にいい化学反応が起きること期待しています」と早くも公開を心待ちにしている。一方の松居監督も、「こうして発表コメントを書いていることが幸せです」と心境を伝え、「人の気持ちなしではここまでたどり着けませんでした」と感慨深げ。「もともと山内マリコさんの作品の匂いが大好きで、何冊も買って、上京してきた人に勝手に配っていました」と振り返り、「『アズミ・ハルコは行方不明』は、小さな地方都市の世代別ガールズムービーです。自分とプロデューサーと蒼井優さんは同い年で今年30才です。アラサーのハルコを行方不明になんかさせません。最高に最高で自由な作品にします。編集がんばります!」と力強く宣言した。
2015年10月20日国内のみならずフランス全土で大ヒット公開中の『岸辺の旅』のトークイベントが11日にテアトル新宿で開催され、黒沢清監督と蒼井優が登壇。「この役はなんとか蒼井さんで!」と監督の熱烈オファーを受けた蒼井が「こんな恐ろしいオファーはない」「玉砕してもいいかと思ってやらせて頂いた」と当時の心境や撮影秘話を明かした。その他の写真『岸辺の旅』は、失踪から3年後に死者として帰ってきた夫(浅野忠信)と、その妻(深津絵里)が、失踪中にお世話になった人々を訪ねて旅を続ける様を描いたラブストーリー。蒼井は本作で、夫と深い関係にあった女性・朋子として、深津演じる妻と対峙する、出演シーンは短いながらも観るものに強烈な印象を残す役どころを演じている。「僕にしては珍しいのですが、脚本を書いている途中から朋子役は蒼井優さんがいいんだけどと、強く言っていました」という監督の言葉を受け蒼井は、「台本を読んだときには、すごい役がきてしまったなって思ったのと同時に、深津さんと対峙するようなこんな恐ろしいオファーはないなと思った」と言い、「でも黒沢監督とは一度『贖罪』という作品を一緒にやらせていただいて、その現場がすごく楽しかったので、またお仕事できるんだったら玉砕してもいいかと思ってやらせて頂きました」と吐露。深津とは「共演は今回が初めて」で、「深津さんのカッコよさにしびれた」と話し、「現場ではすごく緊張していたので、結果的には深津さんがやってくださるので、それに合わせてやっていきました。深津さんが机を挟んで目の前にいて、とてもじゃないけど世間話ができるような感じではなく、すごく集中力をもたれた方なんだなと思いました」と印象を語った。「『岸辺の旅』の撮影は、ちょうど別のドラマの撮影中で、深津さんの座り方がとてもきれいで…。あの姿勢だけだったら真似してもばれないんじゃないかって私の“深津イズム”が思って。ドラマの現場に戻ってからそれをずっとやっていたんです。そしたらそのままぎっくり腰になっちゃって(会場爆笑)。私の腰にきていたので、完敗でした」。蒼井が「完成した映画では、あぁ、怖いな。私こんな顔していたんだって思いました」と話すと、監督は「深津さんと蒼井さんは、だいたい自分がどうやればいいか分かっていて、『このへんでふたりがリングに上がって、このへんでジャブをくりだして、このへんでゴングが鳴って。まず蒼井さんから軽くパンチが入って、深津さんも善戦するんですが、蒼井さんの圧勝で』と。それで、分かりました。ではよろしくという感じで撮影しました」と語り、「最初このシーンは、深津さんのアップで終わるはずでしたが、その後、深津さんの後ろ姿になるので、蒼井さんのアップで終わればすごいものになるなと思って、編集でそのようにしました」と明かした。『岸辺の旅』テアトル新宿ほか公開中
2015年10月13日ソニーマーケティングは10月1日、ハイレゾウォークマン「A20」とアーティスト・藍井エイルさんのコラボレーションモデル「NW-A25HN/EIR」の予約を、ソニーストアにて受付開始した。価格は税別31,500円。販売期間は12月15日11時まで。コラボモデルの背面には、藍井エイルさんの世界観を表現したオリジナルデザインをプリント。本体にはオリジナル壁紙2枚と、藍井エイルさんのデビュー曲「MEMORIA (Live at Toyosu Pit 2015 -BEYOND THE LAPIS-)」をハイレゾ音源でプリインストールする。パッケージにも藍井エイルさんの写真を使用。本体カラーはビリジアンブルーとチャコールブラックの2色を用意する。コラボモデルは、10月2日から銀座、名古屋、大阪のソニーストアにて展示される。店舗で購入すると、藍井エイルさんのオリジナルデザインをプリントしたmoraミュージッククーポン(ハイレゾ音源1曲分/540円相当)が進呈される。
2015年10月01日楽喜はこのほど、「山口さんちの本当にごめんなさいカレー」を発売した。同商品は、同社で展開し2012年11月の発売以降2万5,000食を販売した「山口さんちのごめんなさいカレー」、2014年4月に発売した「山口さんちのセレブになっちゃったカレー」に続く第3弾のカレーとなる。同社では、展開する"お詫び"をコンセプトとした「ごめんなさいカレー」を広く世の中に広めるため、「ごめんなさいカレーの日」を土下座"ど(10)・げ・ざ(3)"にちなみ10月3日に設定し、日本記念日協会に申請し登録した。同商品はこの「ごめんなさいカレーの日」が登録されたことに合わせて発売した。商品に使用している野菜は、コンセプトに合わせ全国初の官民協働刑務所(美祢社会復帰促進センター・別称 再誕の丘)の受刑者が育てたもの。また、とれたての野菜を取り入れているため、季節によってカレーの野菜原料は異なる。今回は夏野菜を使用した。販売は、インターネット通販、山口県全域の観光地、量販店などで取り扱い、1,600個の数量限定となる。希望小売価格は税込900円。
2015年09月09日女優の蒼井優が8月4日(火)、都内で「スティッチ!パーフェクト・メモリー」の公開アフレコを行い、スティッチ役の山寺宏一と対面。共演は蒼井さんの“おはガール”卒業から15年ぶり。ふたりで「おーはー」を披露し、再会の喜びを分かち合った。ディズニーが国内製作する人気テレビアニメシリーズ「スティッチ!」の3年ぶりとなる最新スペシャル「スティッチ!パーフェクト・メモリー」。蒼井さんは、本作のヒロインである銀河連邦の女性型情報解析ロボット・ティーラを演じる。「ロボットの役なので、いろんなパターンの演技を用意していたが、ディレクターさんから『もっと人間ぽい雰囲気で』とご指示をいただき、自分の想像力の無さが悔しかったですね。求められる声をパッと出さなきゃと反省しました」とアフレコをふり返った。一方、山寺さんは「ティーラは難しい役どころ。でも、そこは演技派女優!改めていろんな引き出しがあるなと思った」と感心しきり。蒼井さんから「実はスティッチ役が、山ちゃんだとは気付かなかった。やっぱり、山ちゃん、すごい!」と敬意を表されると、「卒業したおはガールとの共演が夢だった。こんなに立派になって…」と感激の表情だった。蒼井さんと山寺さんが「おはスタ」で共演していたのは、いまから15年前のこと。「当時からきれいで、可愛かったけど、それ以上に“変顔”が得意でね。共演していた雨上がり決死隊のふたりも『優ちゃんには負ける』と言っていた」(山寺さん)、「当時は緊張で足がガクガク震えていた。山ちゃんが『寒いの?』と心配してくださって…」(蒼井さん)と当時の思い出話に花を咲かせていた。「スティッチ!パーフェクト・メモリー」は8月7日(金)18時半~、ディズニー・チャンネルで世界初放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月04日さまざまな種類があり、現れる場所によって持つ意味が異なる手のひらの「ラッキーサイン」。手に刻まれた「アスタリスク」「井型」「グリル」「ホクロ」の4つのラッキーの証を探そう。今回は右手と左手の「金星丘」について。【右手の金星丘場所A】アスタリスク:周囲の環境が整い、多くの人に恩恵を与える仕事を始動できるサイン。活力にあふれているので転職にも◎。代々続く職種など、活躍する場を持って生まれた人にも刻まれやすい。井型:自分の目指す方向性が明確な人に現れやすい。最近出てきた場合は、努力が花開くタイミングと観る。この時期に始めた仕事は、みんなに応援され発展し、成果をあげていくはず。グリル:バイタリティがあり、人を動かす力を備えている証。社会的に信頼されていて、健康的なルックスで力強く豊かな印象の人、子供の頃から大物感を漂わせていた人にも現れる傾向が。ホクロ:生まれつき活力に恵まれ、自然体で自己主張できる人に多く見られる。会社や組織に属せず、自分の名前でやりたい仕事を手がけて成功することも暗示する。【左手の金星丘場所A】アスタリスク:夫になる人と出会う、赤ちゃんを授かるなど、自分の居場所や家庭が定まり、生活が幸せに向かって動きだすサイン。家庭人として愛され、子孫を育むエネルギーに満ちた時期でも。井型:たっぷりの愛情を受けて育った人に刻まれる。愛に恵まれてきた自分が自立し、世の中へ愛情を還元していく時期の到来も示唆。周囲の人を愛することで喜ばれ、自分もより幸せに。グリル:功徳線とも呼ぶ、生まれつきの“ハッピーライン”。恵まれた環境の下に生まれ、もともとの運が強いことを意味する。愛し愛され、豊かな人生を歩んでいける証。ホクロ:良家に生まれる、才能や美貌、健康に恵まれるなど、生まれながらに備えた運の強さや能力を表す。この場所のホクロは強運の印。人生を安泰に過ごせる味方と考えて感謝しよう。その他の丘のサインについては、本誌でチェック。※『anan』2015年6月3日号より。イラスト・上田三根子文・熊坂麻美
2015年05月28日蒼井優と鈴木杏を主演に岩井俊二が原作・脚本・監督を手がけた映画『花とアリス』の前日譚となる長編アニメーション『花とアリス 殺人事件』。このほど、蒼井さんが演じたアリスと鈴木さんが演じた花の“出会い”が描かれる本作から、特報映像が到着。およそ10年ぶりとなる、2人の声の共演がお披露目された。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の、アリスこと有栖川徹子(声:蒼井優)は、1年前に起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という奇妙な事件のうさわを耳にする。さらに、アリスの隣の家は “花屋敷”と呼ばれ、生徒たちから恐れられていることも判明。だが、その住人がユダについて何か知っていると教えられたアリスは、 “花屋敷”に潜入する。そこには、不登校のクラスメイト・荒井花(声:鈴木杏)が暮らしており…。『花とアリス』は、2004年、花とアリスという幼なじみのふたりの少女が、日常や友情、そして恋に揺れる様を描き、蒼井さんと鈴木さんがともにブレイクするきっかけとなった人気作。そして、岩井監督が再びメガホンを取り、脚本と音楽も担当して、『花とアリス』の前日譚となるふたりの出会いのエピソードを監督初の長編アニメーションとして製作したのが本作だ。特報映像では、主人公となる“史上最強の転校生”アリス役の蒼井さんと、“史上最強の引きこもり”花役の鈴木さんが声で共演を果たしており、アニメーションとなった“花とアリス”に新たな息吹を吹き込んでいる。また、『花とアリス』は当時、「キットカット」とのコラボレーションでも話題となったが、今回も「キットカット」とのコラボが実現。特設サイトでは、実写版のショートフィルムを皮切りにスペシャル映像が登場するという。『花とアリス 殺人事件』は2015年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日共に1985年生まれだが、松山ケンイチは3月生まれで学年では蒼井優のひとつ上になる。「撮影のときは同い年だったけど、いまは僕の方が年上ですから」と松山さんが“先輩風”を吹かすと、蒼井さんは「同い年の間はタメ口で、誕生日を迎えると敬語に戻すという微妙な関係なんです」とケラケラと楽しそうに笑う。『男たちの大和/YAMATO』(’05)、『人のセックスを笑うな』(’08)に続き、まもなく公開となる『春を背負って』で2人の歩みが三たび交錯した。標高3,000メートルの自然の中で、2人の目は互いを、そして己をどのように捉えたのか?『劒岳 点の記』(’09)で未踏峰に挑む男たちの姿を、壮大な自然を背景に圧倒的なリアリティをもって綴った木村大作監督の5年ぶりの最新作『春を背負って』。父の死を受け東京でのトレーダーの仕事を辞め、父が営んできた立山連峰の山小屋を継ぐことを決意した亨(松山ケンイチ)が、頼れる風来坊の悟郎(豊川悦司)や天真爛漫な愛(蒼井優)ら周囲に支えられながら成長し、父の遺した想いを受け止めていくさまを描き出す。CGかアニメーションなのではないか?そう思うほどの色鮮やかな絶景がスクリーンに広がる。この本物の美しさを手に入れる代価として、俳優陣・スタッフは山に赴き、幾度となく厳しい自然に身をさらした。木村組に参加すると決めたときから、過酷な撮影は覚悟していた。蒼井さんは「ここ数年、あまり過酷なロケは経験してなかったんですが、嫌いじゃないんですよ」と笑うが、実際に山に入ると、肉体的な強さに加え、命を預かるという精神的な部分での強さ、責任が求められた。そしてそれはチームの一体感をももたらした。「自分の命は自分で守らないといけないし、同時に他人の命に対しても責任がある。自分が間違って石を踏んで落とせば、それが落石になる危険性がある。そういう一定の緊張感が常に現場にありましたね。でもこの組だからこそ、乗り越えられたとも思う。みなさん、ガテン系なんですけど(笑)、作品に対する姿勢がすごく美しい組でした」。自身が演じた亨を「僕と同じ世代やその下の若い人たちが感じている将来や自分の居場所に対する不安を抱えている人間であり、僕自身も持っている『生きる』ということへの疑問を真っ直ぐ出せる役だった」と語る松山さん。撮影でずっと山で共同生活を送る中で、役を超えて、ひとりの人間として気づかされることも多かった。「東京にいると、情報があり過ぎて、頭がいつもフル回転していて、本当は自分と関係ないどうでもいいことまで入って来ちゃったりする。でも山に行くと、そういうものが一切ないので、ある意味で自分の声だけしか聞かなくて済むので落ち着くんですね。改めて人間は自然の中の一部でしかないって強く感じました」。蒼井さんも松山さんの言葉に深くうなずく。約30人の撮影隊の中で、決して女性の割合は高くなかったが「狭いし、お風呂もないような場所なんですけど、みんなで生活していく中で、自分が俳優であるということや年齢・性別とか、自分に付随している“記号”がどんどん取っ払われていくんです。それは、こういう環境でないと気づけない、貴重な体験でしたね」と笑顔で語る。2人を“丸裸”にしたのは自然だけではない。黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』でのカメラマン助手としてのキャリアに始まり、『八甲田山』、『鉄道員(ぽっぽや)』など数々の名作に携わり、カメラを通して本物を見続けてきた木村大作。自らレンズをのぞく木村監督の眼は、時に自然以上の厳しさでもって俳優陣の芝居を見つめ、“生”の芝居を引き出していった。松山さんは言う。「大作さんの前では嘘をすぐに見抜かれてしまう気がします。真っ直ぐな人が真っ直ぐに撮ってくれるので、こちらが都合よく演技したり、集中してないとすぐにバレてしまう。逆に言うと、こちらが『どう見せたいか?』ではなく、自分の生きてきたものをそのまま出すように導かれている気がしました」。蒼井さんは「大作さんが撮る作品は“活動写真”という感じがするんです」と少々、古めかしい言葉で監督の映画作りを表す。「真実を映し出してしまうので、ごまかさせてくれないんです。決してお芝居について細かく演出はされないんですが、頭で考えてお芝居するのではなく、環境に身を委ねる――それだけで成立してしまうように現場全体を演出し、俳優・スタッフ一人一人が『大作さんに信じてもらっている』と感じさせてくださるんです」。亨の父(小林薫)の生前から、山小屋の運営を手伝っていた愛だが、どのようにして彼女がここにたどり着いたのか?それを亨と悟郎の前で告白するシーンは、テストすらせずに一発本番で撮影された。「スタッフは役者以上に緊張したと思いますよ。空気が重いのと、ストーブを焚いて暑いのと、張り詰めているのと…でも一発OKでした」(松山さん)。「みんなワクワクするんですよ(笑)。ぶっつけ本番でやるシーンというのは、そうする意味があるシーンなんです。ほかのシーン以上の緊張感や責任があるけど、そういう撮影ができる喜びが後押ししてくれることもたくさんあるんです。その現場の空気はスクリーンに映っていると思います」(蒼井さん)。ちょうど20歳になろうとしている時期に撮影された初共演の『男たちの大和/YAMATO』では決して共演シーンは多くなかった。20代半ばでの『人のセックスを笑うな』では、松山さんは年上の女性に夢中の主人公で、蒼井さん演じる少女の恋心は一方通行だった。ようやく30歳を前にして、3作目での共演で、互いの存在に真正面から向き合った。松山さんは「僕の中では毎回、共演するたびに印象が違うんです」と蒼井さんの印象を口にする。「今回は、まさに愛ちゃんのようにみんなを明るくさせる感じでしたね。でも『人のセックスを笑うな』のときは、静かというか、ダークサイドっぽい感じというか…(笑)。いまとは対極のとんがっていて、沸々としたものを持っている印象でした。『大和』のときは…妖精みたいでした(笑)。何年か後にまた一緒に仕事したらどんな感じになっているのか楽しみです」。もしかしたら、松山さんが感じた印象の違いは、役柄が蒼井さんに深く染みこんだ結果なのかもしれない。蒼井さんは首をかしげつつ、この10年に思いを巡らせる。「自分では(役に影響されているとは)意識してないんですけどね(笑)。今回、初めて現場でちゃんとお話したんですよ。そうしたら『全然、印象が違う』って(笑)。そう言われるとそうかもしれない…。私の中でも松山さんの印象は変化があって、初めてお会いしたときは、それこそ戦争を題材にした作品だからなのかもしれませんが、ギラギラした印象で、熱いものを自分の中に持っている方だなと思いました。約10年経ってすごく穏やかになって、幸せそうだなと感じます(笑)」。「熱いものはいまでも持っているよ!」と笑う松山さんの言葉を受け、蒼井さんは続ける。「持っているんだけど、(力の)抜きどころを見つけた感じがしますね。生きていて楽しそうだなって(笑)。今回、特に松山さん、豊川さん、檀(ふみ)さんとの時間が長かったんですが、3人とも役者の仕事を大切にされているけど、それとは別に大切なものを持っていて、それがあるからこそこちらの世界で力を発揮されているんだなというのを感じました。役者としてはもちろんですが、人間として憧れるし、そういう方たちと3か月一緒に過ごせたのは幸せでした」。亨は、山小屋での営みの中で、かつては反発することもあった父の思いに触れ、その存在が生きる上での“道標”に出会ったことに改めて気づかされていく。松山さんにとって、これまでの歩みの中で出会った道標と言える存在は?「人に関しては挙げるとキリがないんですけど、それ以外ではチャップリンの映画ですかね。24~25歳くらいで初めて観たんですが、映画からすごくたくさんのことを学べるんだと実感したし、ビックリするくらい突き刺さる言葉が多いんです。淀川長治さんが『映画が教科書』と仰っていましたが、まさにその通り。自分が俳優という仕事をしている喜びを感じさせてくれましたね」。一方の蒼井さんは「小さい頃から聞かされてきた」という言葉と、10代の頃に出会ったある先輩の俳優の教えを明かしてくれた。「うちの家訓が『なんとかなるさ』なんです(笑)。子どものときは『なんて陽気な家族なんだ』と思っていましたが、いまでもその言葉が自分の根底にあって、おまじないのようで、どこかでその言葉に救われている気がします。それと、この仕事を始めてからある先輩に言われたのが『自分の仕事は何か?と聞かれて“表現者だ”なんて言うようなダサい女優にはなるな。みんな表現者だと勘違いしているけど、私たちはあくまで労働者だから』ということ。そのとき、私はただの学生で、言葉の意味は分かっても、実感がなかったんです。でもこの年齢になって仕事をする中で、その言葉の重みや強さみたいなものを感じています。いつか私も後輩に伝えたいですね」。次に顔を合わせたとき、この“微妙な同い年”の2人が、どんな関係になっているのか楽しみだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:春を背負って 2014年6月14日より全国東宝系にて公開(C) 2014「春を背負って」製作委員会
2014年06月12日山口県の食材を活用した商品を企画製造している楽喜(らっき)は、12月1日より新商品「年越ししたくないうどん」を数量・期間限定で販売している。同商品開発のきっかけは、「今年ラッキーな年だったので、それを今後もずっと継続していきたい」という声が寄せられたことから。年越しには一般的にそばを食べるが、そばは切れやすいので、「1年の苦労を切り捨てようとして食べる」という説もある。そこでラッキーを継続させるために、年越しそばを食べたくない人を対象に、「年越ししたくないうどん」を開発した。同商品には年間で約15万食、通算で100万食以上を販売する同社の「ごぼううどん」を採用。ごぼううどんは西洋ではハーブの一種とされ、デトックス効果が期待されるごぼうの粉末を麺に練り込み、風味と香りが楽しむことができる。ごぼうは美東(みとう)ごぼうを使用。美東のごぼうは、たっぷり畑の栄養を吸収するため、畑は栽培後、5年ほど休ませる必要があるという。また、根がしっかり根付く根野菜であることから家の土台がしっかりするように、根気が付くようにとの願いがこめられている。今年の幸運を「ずっと太く・長く」来年も継続できるように、という思いで販売する。販売は12月1日から2013年1月7日の、松の内が明けるまでの38日間の期間限定。数量は2,000個限定(ネット販売限定)。200g×2(3~4人前)入り。価格は、自分がとてもラッキーだったと思う人向け「金の年越ししたくないうどん」888円、自分がまあまあラッキーだったと思う人向け「銀の年越ししたくないうどん」777円、自分が不幸ではなかったと思う人向け「銅の年越ししたくないうどん」555円を設定している。販売は同社オンラインサイトにて行っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日山口県の食材を活用した商品を扱う楽喜は、名字検索サイト「名字由来net」で「山口」が名字ランキング1位を獲得したことを記念し、「山口さんちのごめんなさいカレー」を展開。11月26日より発売した。同商品は、「姓または名が「やまぐち」という呼び方の人(旧姓も含む)」「山口県出身者」「山口県内の店舗に出向くことができる人」のいずれかに該当しないと購入できないという限定商品。山口と言う名前の人に同県の良さを知ってもらい、PRしてもらうことで、多くの方が同県に興味を持ち、訪れてほしいという思いで企画したとのこと。商品名の「ごめんなさい」は、山口さんしか購入できずごめんなさいと言う意味が込められている。また、旅行や出張などで留守を預かってくれている自分の大切な人に、おわびとお礼の意味を込め、同商品をプレゼントしてもらいたいという願いも込めているという。カレーには、山陽を中心とした農家から調達した山口産地の玉ねぎとニンジン、山口県の長州どりなど山口にこだわった材料を使用。名産「河豚(ふぐ)」以外にもおいしいものがあるということを知ってもらいたい、と同社はコメントしている。同商品は、内容量200g×2個セット(2人前)。価格は送料込み888円。県内の観光地、量販店、道の駅、駅、空港売店などで販売する他、オンラインショップでも購入できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日大森南朋と蒼井優の破局、小野ゆり子との結婚人気俳優・大森南朋(40)と入籍した女優・小野ゆり子(22)が、大森の元カノ・蒼井優(26)にそっくりなことが世間を騒がせていた。(画像:蒼井優公式ホームページより)しかし、ここにきて、大森に小野を紹介したのが蒼井本人だったという衝撃の事実が明らかになった。結婚のきっかけは元カノの後輩との浮気?先日発売された『女性セブン』の記事によれば、「小野と蒼井は、2011年に野田秀樹の舞台『南へ』で共演してから親しくなり、一昨年の春にあくまでも“可愛い後輩”の一人として、大森に小野を会わせた」という。そして、「それから2か月後の昨年5月。大森の自宅近くの路上で、2人が激しく口喧嘩をしている様子がキャッチされた。実はこの喧嘩の原因こそ小野だった」というのだ。確かに、思い返してみると、大森は小野との結婚をホームページ上で報告した際、二人の“馴初め”などについては一切語っていない。男の浮気癖はなかなか治らないというし、大森と別れてよかったのかもしれないが、その男が二股をかけらていた後輩と結婚するとなっては、蒼井も大きなショック受けたのではないだろうか。編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年03月29日蒼井優主演の映画『たまたま』が10月15日(土)に公開を迎え、蒼井さんと小松真弓監督が都内劇場で舞台挨拶を行った。アイルランドでオールロケが行われた本作。美しい自然を背景に、“たまたま”の出会いに身を任せて道をたどっていく蒼井さんの姿がカメラに収められる。夜9時半という遅い時間の舞台挨拶にもかかわらず、多くの熱心なファンが劇場に足を運んだ。客席のあちこちからあがった「優ちゃん」コールに蒼井さんは笑顔を見せた。蒼井さんと小松監督の出会いはキリンビバレッジの「午後の紅茶」のCMの撮影。「衣裳合わせで初めてお会いしたんですが、すごくシャイな方で、間が苦手ですごくしゃべって圧倒されてました」と蒼井さんはふり返る。小松監督は「(蒼井さんは)いや、まあかわいいね…というのが第一印象。それから(性格が)似てるなと思って、これはいいコだぞと」と初対面からかなり波長が合っていたようだ。今回、映画を作ることになった経緯について小松監督は「CMをやってて『楽しいね』ってなって、なんか長いのを作りたくなっちゃった(笑)。『作ろうか』と話してたら本当になりました」と明かす。本作ではアイスランド出身のバンド「シガー・ロス」が初めて邦画の主題歌を担当している。現場で蒼井さんと監督は「シガー・ロスが合うよね」と話していたそうだが、当初は誰もが依頼するのは無理だと考えていた。小松監督によると「最初に『気に入ったら連絡して』と脚本を送りつけたらデモテープが送られてきた」という。また本作には蒼井さんの共演者として舞踊家の森山開次が出演しているが、彼の出演についても不思議な巡りあわせが…。蒼井さんは「元々、舞踊家として素敵な方だなと思っていて、脚本を読んだときから森山さんにやっていただきたいと思ってたんです。ただ、それは監督が決めることなので言ったことはなかったんです。だから森山さんに決まったと聞いてすごく嬉しかったし、(現場で)即興で踊られるのを間近で見られた」と感激した面持ちで語った。蒼井さんは「誇りを持って、胸を張ってみなさんにお届けできる作品です」と晴れ晴れとした表情。監督はそんな蒼井さんを見つつ「最高だよ、蒼井優!」と豪快に笑って作品を送り出した。『たまたま』は渋谷シネクイント、梅田ガーデンシネマ、センチュリーシネマほかにて公開中。■関連作品:たまたま 2011年10月15日より渋谷シネクイント、梅田ガーデンシネマ、センチュリーシネマにて公開© 2011イトーカンパニー/ポニーキャニオン■関連記事:蒼井優の魅力が全開!全編アイルランドロケによる新作『たまたま』公開
2011年10月17日映画『洋菓子店コアンドル』に主演し、パティシエ役に挑戦した女優の蒼井優が、自らこれまでに蓄積したスイーツ情報を厳選し、紹介する書籍「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」がマガジンハウスより発売されることになった。映画は、東京の街角にある洋菓子店「パティスリー・コアンドル」に集う人々の物語が描く。江口洋介が、かつて伝説的なパティシエとして腕を奮いつつも、あることがきっかけでスイーツの世界から身を引いた十村を演じ、蒼井さんは江口さんとW主演で、恋人を追って鹿児島から上京し、コアンドルで働く娘・なつめを演じている。劇中の画像でも見られるように、パティシエのコックコートがお似合いの蒼井さんだが、自他ともに認めるお菓子好き。今回発売されるスイーツ情報本、その名も「蒼井洋菓子店」では、そんな彼女がこれまでに実際に足を運んだり、取り寄せたりして蓄積した様々なスイーツの情報、大好きなパティスリーやとっておきの味を惜しみなく紹介する!“蒼井優とスイーツ”と称して蒼井さんのお母さんの手作りバナナケーキのことや、映画でのパティシエ体験について語るほか、“幸せスイーツテイスティング”では、行列ができるスイーツやお取り寄せスイーツを彼女が本気で試食!“エレガントなスイーツマナー”の章では、崩れやすいミルフィーユを美しく食べるコツなどを紹介する。インタビューに加え、オフショットも満載。スイーツを前に幸せそうな蒼井さんの笑顔にドキッ!「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」は1月27日(木)発売。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」(マガジンハウス刊)著者:蒼井優価格:1,400円(税込)発売日:1月27日(木)■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第10回) スイーツを作るのが似合う俳優は?ケーキが子供たちを救う!『洋菓子店コアンドル』がラブケーキプロジェクトとタッグ煌くスイーツにキュン『洋菓子店コアンドル』女性限定試写会に25組50名様ご招待『洋菓子店コアンドル』の見どころは“女版・寅さん”蒼井優と“マドンナ”江口洋介?ほぼ全員が鑑賞後「スイーツ食べたくなる」『洋菓子店コアンドル』が女心をガシッ
2011年01月15日11月29日(月)、大阪市内で来年公開の映画『洋菓子店コアンドル』の記者会見が開催され、主演の江口洋介と蒼井優、深川栄洋監督が出席した。江口さんが、かつて伝説のパティシエと呼ばれた男・十村を、蒼井さんが恋人を追って鹿児島から上京したなつめを演じ、都会の洋菓子店を舞台に、甘くほろ苦いドラマが展開する。互いの印象を尋ねられ、江口さんは「イメージ通りでした。スクリーンやブラウン管で見ていた印象と、会った印象があまり変わらなく、とても自然でした。お芝居していても差がないという感じでした。今回のなつめという役は、ヒステリックな要素があるのですが、彼女が鹿児島弁で喋ると、それがとてもかわいかったんです。彼女のムードが映画全体のムードを作っていて、とてもほんわかした感じでした」と語った。すると蒼井さんも「江口さんと同じで、スクリーンやブラウン管で拝見させていただいている感じと、実際にお会いした印象が全く変わらなかったです」とニッコリ。さらに、現場での江口さんについて「とてもドッシリされていて、現場にいるだけで、共演者・スタッフさんが喜んでいました。現場では江口さんが、私たちのいる集団の後ろで、洩れがないかを見守ってくださるような(笑)、そんな感じでした」と信頼を感じさせるコメント。また、ケーキ作りについて、江口さんは「“伝説のパティシエ”役だったので、手元にしっかりとリアリティがなくてはならないなと思い、専門学校で授業を受けました。そこでは何千人という人が勉強をしていて、(パティシエは)こんなに憧れの職業なんだと思って、意識が変わりました。実際に道具を手にしたら、時間との戦いでとても難しかったです。料理するのは嫌いじゃないんですけど、さすがにケーキは作ったことがなくて…でも意外とハマリ症なので、(家で)ブルーベリーでかわいらしくデコレーションしたりして(笑)、デジカメで撮るっていうのをやってました。映画のためです(笑)!」と楽しい(?)役作りを明かしてくれた。蒼井さんは、ケーキ作りに加えて鹿児島弁という難関があったが、ケーキ作りと鹿児島弁のどちらが難しかったか?という問いに「普段からケーキを作ったりするのが好きなんです。今回習得しなきゃいけない技術…クリームのしぼりやチョコレートで文字を書いたりは、最初は慣れなかったのですが、徐々に体が覚えていくので、途中からは心配はありませんでした。ただ、鹿児島弁は全く独立した方言なので、外国語を覚えるような感覚ですべてゼロから覚えなきゃいけなかったんです。同じ日本語なのでところどころ、(『フラガール』で使った)福島弁だったり、(両親の故郷である)大阪弁だったりと似ているニュアンスがあるのですが、セリフを話しているうちに全部福島弁になってしまうこともありました(笑)。音にとらわれてはいけないと思いながらも、一言一言のセリフに緊張していました。方言の方が大変でしたね」とふり返った。深川監督は2人のキャスティングについて尋ねられると「いままでにない江口さん、蒼井優ちゃん」とそのポイントを挙げ、さらに本作を『女の子版・寅さん』という独特の表現で説明。「彼女(=蒼井さん)が出演している映画を観ていて、違う面があるのではないかと思ったんです。陰と陽なら“陽”の部分を見てみたいなと思いました。竜巻のように風を起こす人がやって来て、そこから、竜巻を起こされた側の大人の顔をしていた人たちが彼女に問題を突き付けられて、動かされ、怒り、泣き、彼女のために集まって、知恵をもって行動する、というような、人に影響を与える人間の作品を作り上げてみたいと思いました。それで、モデルがあるとしたら、『寅さん』なんじゃないかなと思ったんです。最近、恋愛を扱う映画やTVが多いんですよね。男女の中で愛や恋で響き合う作品が多いと思うんですが、“マドンナ”の十村さんは、恋愛線ではなく、職人同士の師弟関係というところで、どのように響き合うか?好きや嫌いではなく、人間と人間同士の影響の仕方で物語を見せていけないものかと思いまして、作ってみました」と熱い思いを語った。色とりどりのおいしそうなケーキに囲まれた『寅さん』の仕上がりやいかに?『洋菓子店コアンドル』は2011年2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:ほぼ全員が鑑賞後「スイーツ食べたくなる」『洋菓子店コアンドル』が女心をガシッ蒼井優江口洋介は「見ていて飽きない」江口洋介、蒼井優来場!『洋菓子店コアンドル』完成披露試写会に25組50名様ご招待江口洋介&蒼井優主演映画の主題歌に福岡の路上から駆け上がった新人歌姫を大抜擢!ケーキにウットリ江口×蒼井共演作『洋菓子店コアンドル』ポスター画像解禁
2010年11月30日江口洋介と蒼井優のW主演となる映画『洋菓子店コアンドル』が2011年正月第2弾で公開されることになり、2人がパティシエ役に挑戦することが発表された。江口さん、蒼井さんの初共演作となる本作。江口さんは“伝説のパティシエ”と呼ばれるほどの腕を持ちながらも、8年前に突如としてスイーツ界から姿を消した元パティシエで、いまは製菓学校の講師をしつつ、評論家としてガイドブックを出版する十村遼太郎を演じる。一方の蒼井さんが演じるのは、東京のパティスリーで武者修行中の恋人との結婚を夢見て、彼を追って鹿児島から右も左も分からぬ東京へと出てきた臼場なつめ。2人が出会うのは、十村が常連客として訪れ、ひょんなことからなつめが働くことになった評判の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”。なつめは恋人を見つけることができるのか?そして十村がケーキ作りをやめた理由とは?女性たちを魅了する“スイーツ”をスパイスに、人生の挫折と再生がキュートに、そして切なく描き出される。メガホンを握ったのは、『60歳のラブレター』、つい先頃公開された『半分の月がのぼる空』などで若くして、その演出力が高い評価を受ける深川栄洋。江口さんと蒼井さんには、当然のことながらお菓子作りのシーンも!江口さんは「オファーをいただいた当初は、正直、自分じゃないのでは?と思うほど繊細な印象を受けていました。そして監督と細かいディスカッションを重ねていくうちに、十村という伝説のパティシエ像が、少しずつ自分の中に生まれていきました。作品に入る前には何度もケーキ作りを体験し、その奥深さと、その味を維持していくプロフェッショナルたちの真剣さ、厳しさを知りました。試食するため都内の店を何軒も見学したのですが、実に美味しそうにケーキを食べている人たちが大勢いるのを見て、ちょっと驚きながら、そういうことも幸せの一瞬なのでは?と感じたりもしました。物語の主役とも言える、沢山の“宝石のようなケーキたち”が、この作品を盛り上げています。映画を観終わったときに『ちょっと、ケーキ食べに行かない?』と、思わず誰かを誘ってしまいたくなるような、そんな作品に仕上がったのではないかと思います。劇場で、ぜひともそんな幸福感を味わってみてください」とコメントを寄せてくれた。蒼井さんからも「今回は、鹿児島弁とケーキ作りに挑戦しました。ケーキ作りの材料と器具一式を先生にお借りして、家で毎日練習したのですが、鹿児島弁を練習して、クリームの絞りをやって、絞りが上手くいくようになったら、今度は鹿児島弁を忘れてしまって、また練習して…。結構、睡眠時間を削って没頭しました。深川監督はとても優しくて、けど譲らないところは絶対に譲らない人。それは、自分のためではなく全て作品のためで、周りはそんな監督のために頑張っていました。江口さんとは今回初めてご一緒させていただきましたが、これまで会ったことのないタイプの方で、好奇心がわきました。役柄的に反発し合うことも多かったので、一番長いシーンがドア越しだったのも印象的です。最高の現場でした。そこにいた人たち全員の想いがしっかりスクリーンに映っていることが、この映画の魅力だと思います」とのコメントが到着。鹿児島弁、そしてコックコート姿の蒼井さんを想像するだけで期待が膨らむが、蒼井さんのコメントにあった「(十村となつめ)役柄的には反発し合う」、「ドア越しのシーン」というのも気になるところ!ちなみに、本作は昨年の10月にクランクインし、1か月強の撮影を経て、12月の初旬にクランクアップ。深川監督は江口さんと蒼井さんを演出してみて「ジャズのライヴ演奏を楽しむドラマーのような感覚で映画作りをしたという印象があります」と感想を語っている。監督曰く「江口さんは、いままでTVドラマでは見せなかった姿を私たちにみせてくれました。蒼井さんは、同じ時代に映画人として存在出来て良かったと思わせてくれる響きを見せていただきました」とのこと。果たしてどのような仕上がりとなっているのか?2人のほかに、コアンドルの女主人を戸田恵子が、パティシエールを江口のりこが演じることも発表された。ビター&スイートなエンターテイメント『洋菓子店コアンドル』は正月第2弾として新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
2010年05月08日吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じる『おとうと』の完成記者会見が11月9日(月)、都内で開かれ、吉永さんと鶴瓶さん、そして吉永さんの娘役を演じた蒼井優に山田洋次監督が出席した。しっかり者の姉(吉永さん)と問題ばかりを起こす弟(鶴瓶さん)の姿を通じて現代の“家族”のあり方を描いた本作。吉永さんは自身の役柄、そして弟の存在について「こんな弟が本当にいたらどう受け止めるか?私には支えられないかも…とも思いました」と語った。さらに、本作の撮影を通じて2か月で15キロもの減量を行った鶴瓶さんについて「日に日に痩せていく姿を見て、胸が苦しくなりました。撮影のさなかに、ご自分で『痩せ方がまだ足りない』っておっしゃって、ボクシングのスパーリングを9ラウンドもこなしたり…撮影中は裏表のない本当に優しく楽しい方だったんですが、激しい一面も持ってらっしゃるんです」とふり返った。当の鶴瓶さんは撮影を思い返してニンマリ。「痩せていくたびに吉永さんは大根のスープを差し入れてくださったり、しまいには『もう痩せないで!私が太るから』って。これ、すごい言葉ですよ!『死んでもええ』思いました」と語った。鶴瓶さんは続けて「吉永さんは、台本と関係ないのに僕の足をさすってくれまして(笑)。吉永小百合さんが僕の足を、生足をさすってくれるんですよ!それから、僕の家に電話してくださいまして…電話のコードにサランラップ巻いておこうかと思いました。あ、メールも来るんですよ!昨日もメールが来てました。もう、どない返事していいか…」とひとしきり、吉永さんに関する自慢話を並べてご機嫌な様子。そして、ふと蒼井さんの方をふり返り「蒼井優なんか全然、連絡せえへんし。電話もしてきませんよ、この女!蒼井優、ふざけたヤツや…。(吉永さんは)メールの返事もすぐですよ」と徹底的に吉永さんを持ち上げ、蒼井さんをこき下ろし会場の笑いを誘った。散々な言われようの蒼井さんは、反撃とばかり、ラスト近くのシーンについて「吉永さんが鶴瓶さんの体を支えるんですが、『カット』の声が掛かっても鶴瓶さんはそのままでいるんです、幸せそうな顔で!」と明かした。蒼井さん自身は、山田監督の作品への出演について「ずっと夢でした」と語り「自分が出ていないシーンの撮影でも、憧れの監督が、私の大好きな俳優さんたちに演出をつけているのを特等席で見ていました」と満面の笑みで語った。山田監督は、代表作『男はつらいよ』シリーズと本作の関連について尋ねられ「どんなに幸せな家庭でも、人には言えないような変な人物が遠縁の親戚とかにいたりするものなんですね。『男はつらいよ』の寅さんというのはまさにそういう、『兄です』『甥です』って人に言えないような存在。(寅さんとさくらの)兄と妹、本作の姉と弟という違いはあるけど、関係性は似ているな、と思いながら作っていました」と明かした。『おとうと』は2010年1月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会
2009年11月09日