劇団四季『ゴースト&レディ』が5月6日に東京・JR東日本四季劇場[秋]にて開幕した。『うしおととら』『からくりサーカス』等のヒット作を持つ藤田和日郎によるコミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』を原作に、劇団四季がオリジナル作品として製作する大作ミュージカルで、演出を『ノートルダムの鐘』のスコット・シュワルツ、脚本・歌詞を『アナと雪の女王』などで知られる高橋知伽江、作曲・編曲をミュージカル『バケモノの子』の富貴晴美が手掛けている。前日の5日に行われた最終通し舞台稽古を取材した。幕があくと、そこは重厚感ある劇場だ。ロンドン、ドルーリー・レーン王立劇場。ここに棲みつく芝居好きのゴースト“グレイ”が「どうしてもやり遂げたいことがある」と語りだし、時代は19世紀に遡る。観る者の心を一気に掴むオープニングだ。グレイが語るのはフローレンス・ナイチンゲールというひとりの女性の物語。フローと呼ばれる彼女は、人の目には見えないはずのグレイを見つけ、「私を殺してほしい」とグレイに頼み込む……。まず、近代看護の礎を築いたナイチンゲールという歴史上の偉人が、いかに困難を乗り越えてその偉業を成し遂げたのか、当時の社会の常識や看護という職に対する偏見なども丁寧に描き、評伝劇としても見応えのある内容になっている。だが堅苦しいお勉強のような印象はまったくない。なぜフローが絶望しているのか、またグレイはどうしてゴーストになったのか。このふたつの謎が推進力となる物語はドラマ性に満ちているし、フローが看護という使命に導かれイギリスからスクタリ、クリミア半島へと向かう旅路は、冒険譚のような高揚感もある。また、絶望を抱えたふたりが心の深い部分で理解しあい繋がっていく様はロマンチック、芝居好きのグレイが折に触れシェイクスピア劇など古典作品の台詞を引用するところは演劇的で遊び心があり、観ていて楽しい。原作が持つ奥深い要素を演劇の土壌に見事に植え替えた脚本・構成だ。シュワルツの演出もドラマチックでどんどん物語に引きこまれていくし、何より情感豊かで美しい。中でも原作ではさほどフィーチャーされていなかった、ナイチンゲールを象徴するとあるアイテムが意味を持つラストシーンの演出は、目を見張る美しさだった。この日のキャストは、フロー役が谷原志音、グレイ役が萩原隆匡。谷原はこの人らしい力強い歌唱はもちろんのこと、フローの絶望と、その中でも消えることのない信念の強さと気高さを真っすぐに表現。猪突猛進すぎるところに愛嬌も見え、非常に魅力的なフローを造形している。萩原は、不気味なようで実は温かく人間味あるゴーストを、独特なタッチで描かれる原作の“異形のもの”感も漂わせ、愛すべき存在として演じている。開幕に際し谷原は「偉大な功績を残したフローレンス・ナイチンゲールですが、この作品では、悩み迷いながらも自分の信じる道を進むひとりの女性として描かれています。私自身も役を通して日々力をもらっているように、観に来てくださるお客様にも“明日を生きる力”を感じていただけるよう精一杯演じたいと思います」、萩原は「生きる意味を見失っていたフローと孤独なグレイ。ふたりが出会い、互いに影響されながら、次第に育む深い絆の美しさが描かれた、この作品のメッセージをしっかりとお届けできるよう、一回一回の舞台を誠心誠意務めてまいります」とそれぞれコメント。ほかのキャストも隅々まできちんと息づいていて見応えがある。すべてにおいて“劇団四季の本気”が伝わってくる新作ミュージカル。近年、演劇界において日本オリジナルミュージカルの創作とヒットは大きな課題になっているが、そのひとつの指針になる作品が誕生したのではないだろうか。劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』最終通し舞台稽古のカーテンコールより公演は11月11日(月)まで同劇場にて上演。チケット発売中。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』原作:藤田和日郎「黒博物館 ゴーストアンドレディ」(講談社「モーニング」)脚本・歌詞:高橋知伽江演出:スコット・シュワルツ作曲・編曲:富貴晴美振付:チェイス・ブロックイリュージョン:クリス・フィッシャー2024年5月6日(月・休)~11月11日(月)会場:東京・JR東日本四季劇場[秋]チケット情報()公式サイト
2024年05月14日「バラの香り」をテーマとした庭園「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」では、春のイベント「2024 ローズガーデンフェスティバル」を、2024年5月26日(日)までの期間限定で開催する。練馬区立 四季の香 ローズガーデンで「ローズガーデンフェスティバル」それぞれテーマの異なる2つのローズガーデンを中心に、園内で多種多様なバラを展示している「練馬区立 四季の香ローズガーデン」。毎年恒例となっている春の「ローズガーデンフェスティバル」では、冬の休眠期に蓄えたエネルギーを使って大きく色鮮やかに咲くバラが来客者を出迎えてくれる。全337品種の多彩なバラが見ごろに5月はバラが1年の中で最も見応えのある時期で、ゴールデンウィークに花数を増やした花バラは5月中旬ごろに見頃を迎える。6種類の香りの違いごとに作庭した国内でも珍しい「香りのローズガーデン」、花色ごとに配置した「色彩のローズガーデン」の2つのローズガーデンで、全337品種の多彩なバラが咲き誇る。また、期間中は第一園芸のガーデナーとともに園内を散策するガーデンツアーが行われるほか、バラ苗・花苗や手作りの雑貨や食品を販売する「ローズガーデンマルシェ」、バラを使ったソフトクリームやドリンクが楽しめる「四季の香マーケット&カフェ」もオープンする。オリジナルのシンボルローズ「四季の香」中でも「色彩のローズガーデン」に咲くオリジナルのシンボルローズ「四季の香」は、優しいイエローとピンクの絞り咲きの色合いで木漏れ日を表現した人気の品種。紅茶に似た爽やかな香りも魅力だ。春バラの優雅な香りをもっとも強く感じられるのは、午前中の時間帯。ぜひ早めの時間帯に立ち寄って、春バラの香りに癒されながらフレッシュな1日のはじまりを迎えてみては。開催概要「2024 ローズガーデンフェスティバル」開催期間:2024年4月27日(土)〜5月26日(日)※フェスティバル期間中は火曜日も開園しています開園時間:9:00〜18:00(通常より1時間延長)会場:四季の香ローズガーデン(東京都練馬区光が丘 5-2-6)入園料:無料
2024年05月13日劇団四季の最新オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』が、いよいよ明日、5月6日(月・休)に東京・竹芝のJR東日本四季劇場[秋]で開幕する。創立以来劇団を牽引してきた浅利慶太の勇退から10年。新体制の下で、海外の大型新作ミュージカルを上演する傍ら、ファミリー向けと一般向け、ふたつのジャンルのオリジナルミュージカル創作にも力を入れてきた四季が、2022年初演の『バケモノの子』に続く一般向け作品として発表するのが、この『ゴースト&レディ』だ。原作は藤田和日郎の人気コミック「黒博物館 ゴーストアンドレディ」。のちにクリミア戦争で傷病兵の看護や待遇改善に奔走するフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、生前は決闘士として生き、今はロンドンのドルーリー・レーン劇場に棲むシアター・ゴーストのグレイが出会い、共に戦場に赴いて不思議な絆を育んでいくという物語で、『ノートルダムの鐘』の演出で高い評価を受けたスコット・シュワルツが、四季のオリジナルミュージカルに初挑戦する。クリエイティブ・スタッフはほかに、脚本・歌詞の高橋知伽江、作曲・編曲の富貴晴美ら、『バケモノの子』に続いての参加となる顔ぶれに加え、今回は、振付に『ノートルダムの鐘』も手がけたチェイス・ブロック、イリュージョンを『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのクリス・フィッシャー、装置は劇団四季出身で国内外で活躍する松井るみ、衣裳は数々の四季の作品に携わってきたレッラ・ディアッツが担当。海外と日本のクリエイティブチームが総力を結集して作り上げた舞台に、大いに期待が高まる。『ゴースト&レディ』プロモーションVTR現時点での出演候補者はWキャストで、フロー役に谷原志音と真瀬はるか、グレイに金本泰潤と萩原隆匡、フローの前に立ちはだかるジョン・ホール軍医長官に瀧山久志と野中万寿夫、ホールにとり憑き、フローの命を狙うゴースト、デオン・ド・ボーモンに岡村美南と宮田愛が決まっている。『ゴースト&レディ』稽古場取材会より(撮影:平野祥恵)開幕を1ヶ月後に控えた4月3日には、横浜市あざみ野の四季芸術センターで稽古場取材会が開かれ、フローを先頭にした看護団の女性たちが、強い意志を胸にトルコのスクタリ陸軍野戦病院に向かうナンバー「走る雲を追いかけて」や、グレイが生前に出会ったある女優との出来事を回想する賑やかなナンバー「裏切りの人生」など、数場面が披露されたが、登場人物たちの心情に寄り添う音楽や、その思いを特徴のある振付で表現したダンスなどが印象に残った。舞台では装置や衣裳はもちろん、効果的な照明や映像、イリュージョンも加わり、信念に生きるひとりの女性とゴーストの不思議な物語をさらにドラマチックに盛り上げるだろう。JR東日本四季劇場[秋]での公演は11月11日(月)に千秋楽を迎える予定だ。文:原田順子<公演情報>劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』原作:藤田和日郎「黒博物館 ゴーストアンドレディ」(講談社「モーニング」)脚本・歌詞:高橋知伽江演出:スコット・シュワルツ作曲・編曲:富貴晴美振付:チェイス・ブロックイリュージョン:クリス・フィッシャー出演候補(東京公演)フロー(フローレンス・ナイチンゲール):谷原志音 / 真瀬はるかグレイ:金本泰潤 / 萩原隆匡ジョン・ホール軍医長官:瀧山久志 / 野中万寿夫デオン・ド・ボーモン:岡村美南 / 宮田愛アレックス・モートン:ペ・ジェヨン / 寺元健一郎エイミー:木村奏絵 / 町島智子ウィリアム・ラッセル:内田圭 / 長尾哲平ボブ(ロバート・ロビンソン):菱山亮祐 / 平田了祐2024年5月6日(月・休)~11月11日(月)会場:東京・JR東日本四季劇場[秋]チケット情報()
2024年05月05日プラネタリウムを舞台にクラシックの生演奏を楽しむことができる『Planetarium Concert -四季の星空と四季のクラシック-』をコニカミノルタプラネタリアTOKYO(東京・有楽町)にて期間限定で上演します。ホルスト「木星」、チャイコフスキー「花のワルツ」、ドビュッシー「月の光」など至極の名曲の生演奏を、満天の星々の下で楽しむことができる特別なプラネタリウムコンサートです。四季の星空とクラシックの生演奏を楽しむ非日常のプラネタリウムコンサート満天の星々とプロの演奏家によるクラシックの生演奏を楽しむことができるプラネタリウムコンサートです。誰もが一度は耳にしたことがあるホルスト「木星」、チャイコフスキー「花のワルツ」、ドビュッシー「月の光」といった至極の名曲たちと共に四季の星空を巡ります。本公演では渡邉紘STRINGSよりピアノ、チェロ、コントラバス、サックスから成るピアノカルテット“あめのした”が演奏を担当します。プラネタリウムという空間で日常を忘れる特別なひと時。ゆったりと星を眺めながらクラシックに浸る非日常のコンサートをお楽しみください。【演奏曲】・花のワルツ(組曲「くるみ割り人形」より) / チャイコフスキー・木星(組曲「惑星」より) / ホルスト・月の光 / ドビュッシー・カノン / パッヘルベル・朝(組曲「ペールギュント」より) / グリーグ他、全10曲を演奏予定▼特設サイト ●チケット販売に関して●■オンラインチケット販売期間:2024年5月3日(金)10時00分~各上映日の9時00分まで購入サイト: ※2024年5月3日(金)10時00分に全公演のオンラインチケットの一斉販売を開始します※オンライン販売は電子チケットシステム「ticket board」を通じて販売いたします。「ticket board」をご利用いただくために会員登録(無料)が必要です※予定枚数に達し次第受付を終了します■当日チケット販売(窓口販売)期間:各公演当日10時30分~公演開始時刻の14時00分まで販売場所:コニカミノルタプラネタリアTOKYO券売窓口(有楽町マリオン9階)※予定枚数に達し次第受付を終了します※オンラインで予定枚数に達した場合当日チケットの販売はありません※オンライン販売/窓口販売共に、特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お買い求めください。【入場に関して】※本公演は整理番号順の全席自由席です※整理番号の若い【オンライン購入のお客様】よりご入場いただき、続いて整理番号の若い【窓口購入のお客様】の順にご入場いただきます※整理番号は購入順で割り振られます●『Planetarium Concert -四季の星空と四季のクラシック-』概要●期間:2024年5月18日(土)~7月15日(月・祝)日程:【5月】18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)【6月】1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)【7月】6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)時間:14時00分開演(開場は10分前) ※約50分の上演時間を予定料金:オンラインチケット 4,000円(税込)当日チケット 4,500円(税込)会場:コニカミノルタプラネタリアTOKYO(DOME1)【イベントに関する注意事項】※本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます。※本イベントは時節に応じた感染症防止対策を徹底して実施いたします※本公演は未就学児(小学校入学前)のお子様はご入場いただけません 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月02日四季菓子の店「ひびか(HIBIKA)」から、2024年の母の日に向けた新作ケーキ「春の花束- 苺とシャンパーニュのシャルロット-」が登場。2024年5月10日(金)より、大阪・阪急うめだ本店と東京・日本橋髙島屋店にて発売される。四季菓子の店「ひびか」の母の日限定ケーキ「にっぽんの洋菓子」をコンセプトに、春夏秋冬・四季折々で装いを変える“四季菓子”を提案している「ひびか」。今回は5月12日(日)の母の日に合わせて、花束をイメージした限定ケーキがラインナップに加わる。甘酸っぱい苺の花が咲く花束ケーキ苺のジュレとシャンパーニュが香るホワイトチョコレートムースを苺とフランボワーズのムースの中にとじ込め、その周りをフランス・シャンパーニュ地方の伝統菓子であるビスキュイ・シャンパーニュで装飾。甘酸っぱい国産苺で表現した花々がケーキのトップに咲く、見た目にも華やかな一品だ。家族でシェアできる直径約12cmのホールケーキに加えて、より気軽に贈れる直径約6cmのミニケーキもラインナップ。日頃の感謝を込めて、甘いケーキの花束を贈ってみては。商品情報「春の花束- 苺とシャンパーニュのシャルロット-」販売期間:2024年5月10日(金)~5月12日(日)価格:ホールケーキ 3,500円 / 小物ケーキ 800円販売店舗:ひびか 阪急うめだ本店・日本橋髙島屋店
2024年04月25日劇団四季が手掛ける最新ミュージカル『ゴースト&レディ』の稽古場取材会が4月3日(水) に神奈川県・四季芸術センターで行われた。『うしおととら』『からくりサーカス』等のヒット作を持つ藤田和日郎によるコミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』を原作にした作品で、演出は『ノートルダムの鐘』のスコット・シュワルツ。近年、オリジナル作品創作に力を入れている劇団四季が、オリジナル作品としては初めて海外から演出家を招聘し創作する注目作である。稽古場取材会より、東京公演出演候補の萩原隆匡、金本泰潤(左端から)、真瀬はるか、谷原志音(中央ポスター右から)、演出のスコット・シュワルツ(中央ポスター左)、吉田智誉樹 劇団四季代表取締役稽古披露は、最初にシュワルツが「稽古してきたものを皆さんにお見せできることにとても興奮しています」とコメントし、「中心となる登場人物はフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、ドルーリー・レーン劇場に住み着いたグレイという名のシアターゴースト。ナイチンゲールは1800年代ヴィクトリア朝時代のイギリスに生きた女性で、彼女は西洋において医療というものを大きく変えた、社会的リーダーです。グレイは演劇をこよなく愛するシアターゴーストで、もともと生きていたのは1700年代。決闘士という職業をしていました。ふたりはこの物語の始まりで出会い、一緒に大きな冒険へ旅立ちます。スクタリに行き、戦地をめぐっていきます。究極の話、『ゴースト&レディ』はふたりのラブストーリーです。最初は“自分は人を愛することをしたくない”と思っているふたりの魂が、最終的には深いところで繋がり、お互い影響しあい支え合っていく」とおおまかなストーリーの説明を。その後、稽古風景として3つの場面が披露された。『ゴースト&レディ』演出を手がけるスコット・シュワルツ最初は第一幕第四場「国は責任をとれ」~「走る雲を追いかけて」。新聞の戦場特派員ラッセルが「現地の状況をお伝えしよう」と、「戦場以上に悲惨な状態にある」というスクタリの野戦病院の現状を訴えかけ、ロンドン市民が憤るというナンバーが勇ましく力強く展開。そしてハーバード戦地大臣によりフローが「女性看護要員団 団長」に任命され、フローや看護師たちが「苦しむ人たちを助けに行こう」と決意を歌う楽曲へと繋がっていく。ここでのフローは真瀬はるか。フローを見つめるグレイは金本泰潤。真瀬の清廉かつ力強さが伝わる存在感、金本のワイルドな佇まいが印象的。続いて第二幕第四場「裏切りの人生」。シュワルツ曰く「幕開きからずっとフローに『なぜゴーストになったのか』と聞かれ続けていたグレイが、初めて自分の軌跡を説明する場面。彼は苦労の多い子ども時代を経て育ち、途中で演劇に出会いものすごい演劇好きになる。そして通っていたドルーリー・レーン劇場でシャーロットという女優に出会う。偶然外の道で出会ったグレイに、シャーロットは酒場へ誘います」ということで、グレイが回顧する形で酒場でのシーンが描かれていく。酒場らしい陽気な音楽が奏でられ、グレイとシャーロットが楽し気に酒の飲み比べをし、アイリッシュダンスも組み込まれ……と、見どころの多いシーンの中でふたりの恋が語られる。しかしシャーロットには貴族のパトロンがいる。駆け落ちの約束をするふたりだったが、約束の日、グレイの前に現れたのは彼女のパトロンから代理として決闘するよう頼まれた騎士、デオン・ド・ボーモンだった……。大勢で魅せる迫力のあるダンスに、“ありし日の青春”を無邪気な笑顔で演じる金本のグレイ、デオン・ド・ボーモン役の岡村美南の凛々しくも危険な魅力に目を奪われる。最後に披露されたのは一幕第八場「不思議な絆」。シュワルツによると「一幕の幕切れ」。スクタリの野戦病院の外、フローとグレイが別々の場所で、それぞれの想いを歌う壮大なデュエットナンバーだ。ここではフロー=谷原志音、グレイ=萩原隆匡がお互いへの思いが胸の奥に芽生えているのを自覚したことを、美しい歌声で歌い上げていた。演劇的言語を使って漫画の世界を忠実に表現約45分の稽古場披露ののち、シュワルツ、フロー役の谷原、真瀬、グレイ役の金本、萩原、吉田智誉樹代表取締役による取材会も行われた。以下、その一問一答。――この漫画を舞台化しようと思った理由は。吉田提案してくれたのはオリジナルミュージカルを作っているセクションのメンバーです。私も原作を拝読し、ナイチンゲールという実在の人物の評伝的な形態をとりながら、その彼女がゴーストと恋をする。さらにゴーストは色々な演劇を吸収しており、名作のセリフがポロっと出てきたり、演劇的な目で状況を確認したりする。非常に演劇的な仕掛けを持っています。また、私たちが常に作品に込めている「人生は生きるに値する」というメッセージ性を充分に表現できる物語だと思いました。――キャストの皆さん、漫画を読んだ時の感想を教えてください。金本切り口にびっくりしました。ナイチンゲールという女性が生涯独り身を貫き、これほどの功績を成し遂げるには、近くにこんなゴーストがいたんじゃないかという発想がとても素敵だなと。しかも恋仲というより“バディ”という感じの関係性だというのが、月並みな表現ですが面白いなと思いました。さらに歴史物としても読み応えがありますし、どんな立場の人にもそれぞれに正義があり、当時の人たちも間違えてはいない、でもナイチンゲールはそこを打破したかったんだ、という点も響きました。信じたものを貫くというのは教訓にもなるし、エネルギーをもらえます。素敵な漫画だと思いました。萩原もちろん面白いのですが、やっぱり昔から、何か新しいことをやると色々と文句を言う人がいるんだなって……。一同(笑)。萩原ナイチンゲールという人でさえ、そうだったんだと。でもそれをやり通すと何かが変わる。しかもそのそばにはゴーストがいたというのが面白いし、ゴーストがめちゃくちゃカッコいいんです。男の理想みたいで。まさか自分が演じることになるとは思いませんでしたが(笑)、こんなカッコいい人がいたらいいよなと思った。そんなカッコいい男性と、自分の道を突き進む女性のチーム感に見入ってしまいました。……カッコよくできるように頑張ります。真瀬まず絵の力、線の力がすごい。特にフローは目の描写が特徴的。藤田先生の描かれる線の濃さ、絵の強さとリンクするように、フローレンス・ナイチンゲールという人物は勇敢な魂を持って突き進んでいく。読み始めたらノンストップで一気に読み切ってしまいました。こんなに夢中になって漫画を読んだのは久しぶりと思うくらい衝撃的でした。しかもフローは、勇敢な魂の持ち主であると同時に揺らぎもあり、ひとりの人間なんだなと感じる。度胸と愛嬌の両方があるフローに共感したので、舞台上でも多面性を見せながら演じられるよう頑張ります。谷原もともとあまり漫画を読むのは得意ではないのですが、はるかちゃんが言ったように、この漫画は読み始めたらあっという間に読み終えました。またナイチンゲールというのは本当に有名な歴史上の人物ですが、その方をとても可愛くチャーミングに描いている。もし私がこの漫画ではない作品でナイチンゲールを演じるとなったら、プレッシャーでどうしようとなっていたかもしれませんが、この漫画のナイチンゲールは自分に近い部分もあり、普通の人間なんだと思わせてくれました。普通の女性として共感ができた。舞台でもそう描かれていると思いますので、皆さんにも共感していただける作品になっていると思います。――シュワルツさん、原作の魅力をどう捉えていますか。シュワルツ2019年に四季さんから「また新しいものをやろう」と言われたのですが、その時には何の作品をやるかはまだ決まっていませんでした。ただ打合せの時に「アイディアがある」と英訳された上下巻の漫画を提示されました。私は帰りのフライトの中でそれを開け、気付いたら一気に最後まで読み切っていました。絵の力もありますが、このストーリー、テーマに夢中になったのです。ナイチンゲールの物語をゴーストを通して語る。そして現実とファンタジーをひとつにし、成立させる。これは歌にもできると思ったし、ビジュアル面もスペクタクルでエキサイティング、マジカルなことを舞台上で展開できるぞと思いました。アメリカに着陸し、飛行機を降りた直後にメールで「やりましょう」と返事をしていました。――それを舞台化するにあたり、舞台ならではの描き方をどう考えていますか。シュワルツ我々がやろうとしているのは、物語を舞台上に移植するという作業。藤田先生が描かれたものの高潔性を保ち、名誉を重んじ、演劇化する。演劇化するということは、平面である紙に描かれたものを三次元化し、人間の体を通しお届けするものに変えるということ。藤田さんは稽古場にもいらしていただき、我々が翻案する考え方を支えてくださっています。――漫画を舞台化する時に、スコットさんが大事にしてるポイントは。シュワルツ藤田さんは「漫画というものは二次元です。なぜなら紙の上に描かれているものだから。それは必然です。私が描いた二次元のものを受け取って、三次元にしてください」とおっしゃっていました。それをまさに我々はやろうとしています。もちろん藤田さんの漫画は素晴らしい作品で、次元を超えたものになっているとは思いますが。藤田さんの絵には強く影響を受けていますし、稽古場には漫画のページを貼り毎日それを見ています。私たちはそれを、演劇的な言語に変えていくという作業をしているのです。それはオリジナル性に富み、芸術性の高いものを目指す作業です。漫画の影響は大きいですが、今回の公演は我々のアーティスト、プランナーたちが考えたプランに基づいています。つまり漫画の一コマ一コマを舞台上でやっていくのではない。でも演劇的言語を使って忠実に表現している。漫画ファンの方には「あ、あのコマだ!」「あの触り方だ!」と感じて楽しんでいただけると思いますが、同時に漫画を読んだことのない方も夢中になっていただけるものになっていると思います。――稽古を見たところ、漫画に比べてふたりの愛情をより掘り下げた形になっている印象を受けたが、それが作品のクリエーションにどう影響を与えていますか。シュワルツそれこそがこの公演が辿る旅路、軌跡そのものだと思います。我々は意図的に複雑なラブストーリーを語ろうとしています。これは男性が女性に出会い、恋し、別れ、またくっつくといったシンプルなラブストーリーではなく、複雑なんです。冒頭では両者とも自分が人を愛することにむしろ抵抗してる。そこからスタートし、幕切れまでかけ、ふたりがいかに相手を愛しているか、また自分は人を愛することができるのだと気付く、その旅路を描いている。そして愛というものは人を豊かにし、癒やすことができて、広く大きいものだと自覚する。さらに冒険の物語でもある。とりわけその世界観の構築に腐心しています。観ていただく方にとってスリリングであることを祈っています。これは巨大叙事詩的壮大さをもったラブストーリーで、その中心にいるのがフローとグレイのふたりです。メロディ性に富んだ心に訴える音楽――この作品のメッセージ性をどう捉えていますか。シュワルツ我々はいかに人を癒すことができるか、そして人間はどのように癒されるのか、互いにどのように癒すことができるのかということだと思います。金本僕も最近まで、この作品で何を伝えたいんだ、グレイは何をしにこの作品に出てきたんだと迷っていました。最近わかりはじめたのが、自分の過去を認め、人を信じ、この先を生きていくということであり、僕にとっても学びになっています。どうしても隠したい過去は誰しもにありますが、それも全部受け止め、背負って生きていくグレイ、というのがすごく最近しっくりきている。ちょっと舞台に立ちやすくなったというか、稽古に出やすくなりました(笑)。真瀬スコットさんがおっしゃった「魂が癒される」という部分はもちろんあると思いますが、その上で「信じたいものを信じて人生を歩んでいいんだ」と思います。悪役に見える役でも、“町の男・1”のような役にでもそれぞれの人生を選んでその場所にいて、行動している。そのどのひとりも、選んじゃいけない人生なんてない。みんなその時のベストを尽くして生きている。私も生きていて迷うこともありますし、稽古も迷いながら毎日進んでいますが、この物語からは“肯定感”をメッセージとしてもらい、勇気づけられています。谷原フローは最初に、グレイに「自分を殺してほしい」と言うところから始まります。この芝居の前に彼女は死にたいと思っている。すごく暗いところから彼女はスタートするのですが、作品が終わる時、本当に彼女は変わっている。稽古はもちろん大変ですが、何も考えずに物語の中に入れば、終わる時に自分がすごく(ポジティブに)変わっているということが楽しくて。つまりそういうことだと思います。私が役を演じながらそう感じているということは、ご覧になった方も絶対同じことを感じてくれるだろうと信じながらやっています。萩原フローは厳しい家に閉じ込められていた人で、グレイは劇場に閉じこもっている人。ふたりが出会い、フローが進む中で色々な人が影響され、グレイも影響されていく。そう考えると、人と出会い影響されるということはとてもいいことなんだなと感じます。そういう単純なところを生の舞台で感じていただけたらと思います。――音楽的な面で作曲家の富貴晴美さんにリクエストしたことなどがあれば教えてください。シュワルツ曲の構成は、全体を通して色々な曲調のものに満ちています。富貴さんと私とで話している中でインスパイアされたものですが、当時の大英帝国でイギリス人たちが聴いていたと思われる音楽――民族舞踊や民族的音楽、使っている楽器などを形にできたらいいね、と言ってました。それを現代のミュージカルの曲と組み合わせる。富貴さんの音楽はメロディ性に富み、情熱的で、心に訴えます。――キャッチーな見せ場としてはどういうものがあるか。シュワルツキャッチーな見せ場はたくさんあります(笑)。オープニングを例にとると、最初は不気味な、怪談のようなゴースト的なところから始まります。それが弾け、シアトリカルに、舞台上に観客がいる、という絵になります。そこでフローとグレイが出会います。フローとグレイがケンカし戦ってるような曲もあります。これはふたりが「もしフローが絶望の底に堕ちたらその時にグレイが殺す」という取引をしている曲。これは富貴さんがワイルドでダークで、ちょっと踊りたくなるダンスナンバーのようなものを作ってくれました。また二幕の、当時の英国君主が登場する曲も素晴らしい。すごい曲はいっぱいありますよ(笑)。もうひとつ、高橋知伽江さんの詞がとても重要で、演劇的なスコアになっています。例えばビッグナンバーがあったと想えば、全体的にライトモチーフが何度も揺り戻し奏でられたりと、演劇的に構成されています。――吉田社長に。ナイチンゲールは日本に限らず世界中で有名な人物です。この作品を世界の他の地域にも届けたいという狙いはあるのでしょうか。吉田もちろんそういう気持ちはありますが、まずやらねばならないのは、この作品を日本でしっかりヒットさせ根付かせるということ。その上で先のことを考えていきたいと思いますが、当然そういう願望も持っています。――オリジナルミュージカルを作り続ける意義は。吉田残念ながらまだ日本のミュージカルを中心とした舞台芸術界は、客観的に申し上げて輸入超過だと思います。これからはコンテンツで勝負していくことが大事になる。そのためにもオリジナルミュージカル作りはしっかり進めていきたい。とくにコロナの体験を通し、色々なフレキシビリティ――例えば二次利用や映像などの可能性を持っているオリジナル作品の重要性は改めて感じました。私が現職を拝命し10年目ですが、最大のテーマがオリジナル作りだと思い、担当セクションにも1年に1本新作を作れと言っています。この作品はその第一フェーズの最後、集大成になる。第1フェーズでだいぶ体力がつきました。創作体制もですが、出来上がったものを販売する体制など、総合的な意味で、ひとつの興行をしっかりお客様に届けるということがしっかり身についてきた実感があります。この体力をもって、第2フェーズでは地に足をつけた進め方をしていきたいと考えています。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』原作:藤田和日郎「黒博物館 ゴーストアンドレディ」(講談社「モーニング」)脚本・歌詞:高橋知伽江演出:スコット・シュワルツ作曲・編曲:富貴晴美振付:チェイス・ブロックイリュージョン:クリス・フィッシャー出演候補(東京公演)フロー(フローレンス・ナイチンゲール):谷原志音 / 真瀬はるかグレイ:金本泰潤 / 萩原隆匡ジョン・ホール軍医長官:瀧山久志 / 野中万寿夫デオン・ド・ボーモン:岡村美南 / 宮田愛アレックス・モートン:ペ・ジェヨン / 寺元健一郎エイミー:木村奏絵 / 町島智子ウィリアム・ラッセル:内田圭 / 長尾哲平ボブ(ロバート・ロビンソン):菱山亮祐 / 平田了祐2024年5月6日(月・休)~11月11日(月)会場:東京・JR東日本四季劇場[秋]チケット情報()公式サイト
2024年04月08日劇団四季のミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が、2025年4月より東京・竹芝のJR東日本四季劇場[秋]にて上演される。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、1985年に公開された、SF映画の金字塔と称される同名映画シリーズ第1作をベースに舞台化した作品。2020年のイギリス・マンチェスター、2021年のロンドン・ウェストエンドにて開幕されると、大きな話題に。2022年には英国演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞にて、最優秀新作ミュージカル賞を受賞。2023年にはブロードウェイ公演が開幕した。映画製作陣も数多く参加そんなミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』には、映画の製作陣も多数参加しているのがポイント。脚本は、映画の脚本も務めたボブ・ゲイルが担当し、映画の魅力はそのままに、コメディ色の強いエンターテインメントショーとして再構築した。ドクのキャラクターを映画よりもさらにコミカルにアレンジしているのもポイントだ。また映画シリーズを通じて音楽を担当したアラン・シルヴェストリと、ミュージカルで新たに参加したグレン・バラードにより、登場人物たちの心情を歌う新たな楽曲を作り上げている。映画の中で使用された「The Power of Love」や「Johnny B. Goode」なども引き続き使用され、作品をより盛り上げる。タイムマシン・デロリアンも登場『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を語る上で欠かせない存在のひとつ、タイムマシン・デロリアンも実際に人が乗り込める実物大で登場。美術デザインを手掛けたティム・ハトリーにより緻密に再現されている。デロリアンを用いて表現されるタイムトラベルシーンも必見で、最新技術を駆使して映像、照明、音響が見事に一体化した表現をもって、デロリアンの疾走感を描き出す。登場キャラクターマーティ・マクフライヒルバレーに住む、ロックスターに憧れる高校生。両親、兄、姉とともに暮らし、さえない生活を送る。ある日エメット・ブラウン博士に呼び出され、タイムトラベル実験中にハプニングが起こり、偶然1955年にタイムトラベル。その先で若き日の両親に出会う。エメット・ブラウン博士通称ドク。変わり者の科学者で、マーティの友人。デロリアンを改造し、タイムマシンを発明する。マーティに手伝ってもらいタイムトラベル実験を行っていたところ、命の危機にさらされる。1955年にタイムトラベルしてきたマーティに助けを求められ、マーティを未来に戻すために協力する。ジョージ・マクフライマーティの父。うだつの上がらない気弱な性格。1955年、高校生の時にタイムトラベルしてきたマーティと偶然出会う。ロレインに好意を持っているが、気弱な性格ゆえに話しかけることはおろか、彼女を覗き見することしかできない。ロレイン・ベインズマーティの母。1955年、高校生の彼女は奔放な性格で、偶然出会ったマーティに一目ぼれしてしまう。ビフ・タネンジョージやロレインと同級生の不良。乱暴で自分勝手な性格。ロレインに気があり、自分のものにしようとするが、彼女には迷惑がられている。ジョージのことをいつもいじめている。ジェニファー・パーカーマーティのガールフレンドでよき理解者。彼の音楽の才能を信じており、レコード会社で働く叔父がマーティの演奏を聴けるように働きかける。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』あらすじ舞台は1985年、アメリカ・カリフォルニア州の郊外、ヒルバレー。ある日の夜、マーティ・マクフライは友人であるエメット・ブラウン博士、通称ドクが発明したタイムマシン・デロリアンに誤って乗り込み、30年前の1955年に飛んでしまう。その世界でのドクの協力を得て元の世界へ帰る方法を見つけたマーティだったが、彼には若き日の母親に惚れられたために変わりつつある歴史の修復作業が残っていた。果たしてマーティは両親を無事に結び付け、1985年に戻ることができるのか。落雷の日が迫る……。【詳細】劇団四季 ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公演期間:2025年4月~ロングラン上演会場:JR東日本四季劇場[秋]住所:東京都港区海岸1-10-45チケット発売日:2024年12月予定※開幕日、チケット発売日などの詳細は、決まり次第発表。【問い合わせ先】劇団四季 ナビダイヤルTEL:0570-008-110
2024年01月27日1月24日(水)、都内にて、劇団四季海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(2025年4月より、東京・JR東日本四季劇場[秋]にて上演)の製作発表会が行われた。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、1985年公開の同名映画シリーズ第1作を基に創作されたミュージカル。カリフォルニア州ヒルバレーに住むマーティ・マクフライは、変わり者の科学者、ドク・ブラウンが作ったタイムマシンで1955年へタイムトラベルすることに――。SF映画の金字塔と言われる、世界的に大ヒットした名作映画が舞台化され、2020年にイギリス・マンチェスターで開幕。2021年にはロンドン・ウェストエンドで開幕した。開幕するや否や大きな話題となり、2022年には英国演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞にて、最優秀新作ミュージカル賞を受賞。2023年8月にはブロードウェイ公演が開幕している。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』海外公演より(Photo by Johan Persson)本作の創作には、映画の製作陣も数多く参加。脚本には、映画の脚本も務めたボブ・ゲイル。映画の魅力はそのままに、ミュージカルコメディとして再構築した。映画の監督を務めたロバート・ゼメキスは、プロデューサーのひとりとして携わっている。音楽は、シリーズを通じて映画音楽を担当したアラン・シルヴェストリ。そこにミュージカルで新たに参加したグレン・バラードが加わり、登場人物たちの心情を歌う新たなナンバーを作り上げた。「The Power of Love」や「Johnny B. Goode」など映画で使用された楽曲も引き続き使用され、印象的な映画のオーバーチュアも、そのメロディが劇中で効果的に登場する。演出はジョン・ランド(2002年『ユーリンタウン』にてトニー賞ミュージカル演出賞を受賞)、振付はクリス・ベイリーが担当する。本作を語るうえで欠かせないのが、タイムマシン・デロリアンの存在。美術デザインを手掛けたのはティム・ハトリー。映画を緻密に再現したデロリアンが、突如として舞台上に姿を現すと、劇場全体のギアが一段上がる。さらに注目すべきは、そのタイムトラベルシーン。最新技術を駆使し、映像、照明、音響が見事に一体化した表現で、デロリアンの疾走感を描き出す。客席を含めた劇場空間をも最大限に使用し、まるでアトラクションのような、かつてない演劇体験を生み出している。製作発表会見には、演出のジョン・ランド氏、筆頭プロデューサーのコリン・イングラム氏、劇団四季 代表取締役社長 吉田智誉樹氏が登壇。また映画仕様のデロリアンも登場し、会場を沸かせた。劇団四季『バック・トゥ・ザ・フューチャー』製作発表会見【撮影:荒井健】映画公開から40年を迎える2025年。劇団四季が新たに挑むエンターテインメント超大作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に期待したい。<製作発表会出席者のコメント>■演出ジョン・ランド劇団四季という素晴らしいカンパニーと共にこの日本公演に携われることを光栄に思います。私はコリンから本作の舞台化に協力してほしいと初めてアプローチを受けたとき、「YES!」と即答しました。主人公が大きな山を乗り越え、やがて家族が絆を取り戻すというストーリーには大変な魅力があります。物語のキーとなるデロリアンは沢山のクリエイターの手によって素晴らしい装置となっていますし、作品内には映画などの様々なオマージュや仕掛けも散りばめられています。日本のお客様にもぜひ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。■筆頭プロデューサーコリン・イングラム本作のミュージカル化について最初に話をいただいたとき、非常に素晴らしいアイディアであると感じました。原作映画における登場人物のキャラクター性、主人公マーティがバンドで歌うシーン、さらにすでに有名な曲が複数あることなどの条件が、舞台化に高い親和性をもたらしているからです。16歳で映画を観て感銘を受け、マーティに憧れた自分が、今、こうして初の非英語圏となる日本公演に向けた準備をしているとは夢にも思いませんでしたが、皆様の前で発表できたこの日をとても嬉しく思っています。■劇団四季 代表取締役社長吉田 智誉樹(よしだ ちよき)昨年ブロードウェイ公演のガラ公演に立ち会わせていただいた際に、この作品は演劇界だけでなく、ハリウッドをも背景に持つ、奥の深いエンターテインメントだということを実感しました。劇場全体を使用した舞台美術による作品世界への圧倒的な没入感と迫力、タイムトラベルシーンの秀逸さ、そして印象的な楽曲など、日本のお客様にも間違いなく満足いただける作品だと確信しています。かつてない演劇体験をしていただける作品です。どうぞご期待ください。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』PV<公演情報>劇団四季海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』2025年4月~会場:東京・JR東日本四季劇場[秋]2024年12月 チケット発売予定公式サイト:
2024年01月25日今年創立70周年の節目を迎えた劇団四季が、その記念演目の1作として、本日12月24日(日)から東京・自由劇場で、ジャン・アヌイ作の『ひばり』を上演する。劇団四季は、創立翌年の1954年、アヌイの『アルデール又は聖女』で旗揚げ公演をおこなって以来、フランス現代劇を代表するアヌイとジャン・ジロドゥの戯曲を次々と上演。『ひばり』は創立4年目の57年に、浅利慶太演出、藤野節子の主演で初演された。その後も、創立10周年、20周年、40周年と、劇団の節目に上演されることが多く、四季にとって重要なレパートリーに位置づけられてきたことがわかる。今回は、創立70周年に加え、オリジナル演出を手がけた浅利慶太の生誕90年という節目でもあり、この作品の上演意義は大きいだろう。劇団四季:ひばり:東京公演プロモーションVTR物語の舞台は15世紀のフランス。百年戦争でイギリスに国土の大部分を奪われて国家存亡の危機にある中、軍を率いて都市を奪還し、国を救ったジャンヌ・ダルクが主人公だ。そこに、ジャンヌを厳しく追及する宗教裁判所の裁判長コーションや、ジャンヌによって戴冠できた国王シャルル七世、捕虜になったジャンヌを買い取り裁判にかけたイギリスの総督ウォーリック伯、シャルルの義母ヨランド王太后ら、周囲の大人たちの様々な思惑が複雑に絡む。アヌイはジャンヌをカトリックの“聖女”としてではなく、快活で生き生きとしたひとりの少女として描く。しかし少女は強靭な意志と信念を持ち、それに反することには毅然として、「ノン!」と言い続けるのだ。そのジャンヌ役は、藤野節子から、創立40周年の93年に野村玲子へと受け継がれ、今回、3人目として、五所真理子のジャンヌが誕生した。『美女と野獣』のベル役など、ミュージカル作品の印象が強い五所が、初めてアヌイ劇に挑戦してどんな主人公を演じてみせるか、注目が集まる。また、今回からレジデント・ディレクターの荒木美保が、浅利演出を継承する形で新たに演出に加わっている。金森馨の装置、吉井澄雄の照明、間宮芳生の音楽は初演から変わらず、土屋茂昭が美術監修を務める。ステージングは礒津ひろみが担当。公演は24年1月20日(土)まで。なお、前売りチケットは既に完売している。文:原田順子<公演情報>劇団四季『ひばり』2023年12月24日(日)~2024年1月20日(土)会場:東京・自由劇場公式サイト:
2023年12月24日バロック時代のイタリアの作曲家アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)の代表曲『四季』は、クラシック音楽の長い歴史の中でも最も人気の高い作品のひとつだ。この曲が作曲されたのは1723年。ヴィヴァルディ45歳の時とされている。この名曲『四季』を軸に、ヴィヴァルディの父ジョヴァンニが、息子アントニオと育んだ栄光と挫折、そして希望に満ちた人生を4つの季節である「四季」になぞらえ、彼の代表曲ヴァイオリン協奏曲集『四季』にそって描きだす“バロック音楽劇”『四季』の東京公演が開幕する。今まであまり触れられることのなかったヴィヴァルディの真実とはいかに。クラシック史上最大のヒット曲誕生から300年の時を経て、そのすべてが明らかになる。物語の舞台は1703年のイタリアだ。アントニオ・ヴィヴァルディ(高田翔)25歳。そしてその父ジョヴァンニ・ヴィヴァルディ(辰巳琢郎)48歳。サン・マルコ広場近くのカフェでは、いつものように女主人のメリッサ(一色采子)と給仕のマルタ(寿三美)のもとに、様々な人たちが集っている。床屋でありながらヴァイオリンに長け、サン・マルコ大聖堂のヴァイオリニストにも選ばれていたジョヴァンニは、息子アントニオの才能を見抜き、どうしても音楽の道で成功させたいと願い、まずは神学校に入れ、遂には司祭にして身分に箔をつけさせた。今日もこのカフェに来ては息子自慢をしながら、息子をプロデュースするジョヴァンニ。さてさて、この後の展開やいかに。ヴィヴァルディの名曲と共に進行する物語は、普段のコンサートでは体験できない面白さ。音楽劇ならではの親しみやすさにもぜひご注目を!バロック音楽劇『ヴィヴァルディ四季』12月27日(水)、28日(木)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール2024年1月6日(土)〜14日(日)新国立劇場 小劇場
2023年12月22日劇団四季のディズニーミュージカル『ライオンキング』が12月20日(水)、日本上演25周年を迎え、上演中の有明四季劇場(東京都江東区)にて、本編終了後に特別カーテンコールが実施された。1998年、旧・四季劇場[春]のこけら落とし公演として開幕以来、日本演劇史上初の無期限ロングランを継続している本作品。同公演を皮切りに5都市(東京/大阪/福岡/名古屋札幌)でのべ10公演を実施し、各地でロングラン記録を樹立してきた。25周年当日時点での総公演回数は13,980回、観客動員数は約1,370万人を超え、いずれも国内最多の記録を誇る。現在は、巨大複合施設「有明ガーデン」の一角に位置する有明四季劇場にて上演中だ。通常のカーテンコールが終わると、緞帳が上がり、「終わりなき夜」特別バージョンに乗せて、25年間の歴史を振り返るVTRが上映された。さらに幕が上がり、再び出演者が登場すると、“ライオンキング25周年”の吊り看板が舞台中央に登場。出演者を代表し、シンバ役の山下啓太が、感謝とともに「今後も多くのお客様にご覧いただけるよう、さらなる挑戦を続けて参ります」とファンに向けて、さらなる飛躍を誓った。その後、「サークル・オブ・ライフ」が特別演出で披露され、感動と興奮に包まれたカーテンコールが繰り返された。<山下啓太(シンバ役)コメント>ご来場いただき、誠にありがとうございます。ミュージカル『ライオンキング』は、本日、日本上演25周年を迎えました。1998年に旧・四季劇場【春]で初演を迎えて以来、25年。四半世紀にわたり、日本演劇史上初の無期限ロングランを続けてまいりました。作品を愛し育んでくださった全てのお客様に、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。今後も多くのお客様にご覧いただけるよう、さらなる挑戦を続けて参ります。引き続き熱いご声援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。劇団四季『ライオンキング』日本上演25周年特別ドローンショー(撮影:上原タカシ)終演後は上演25周年を祝うもうひとつのイベント「東京タワーライトアップ・特別ドローンショー」を開催。東京タワーが“ライオンキングカラー”のイエローにライトアップし、展望台(メインデッキ)の窓には「25th」の文字が点灯。300機のドローンにより、お馴染みのライオンロゴなど『ライオンキング』にまつわるモチーフが出現し、夜空を彩った。取材・文・撮影(特別カーテンコール):内田涼<公演情報>劇団四季『ライオンキング』東京公演ロングラン上演中会場:東京・有明四季劇場『ライオンキング』25周年特設サイト:チケット情報※2024年6月29日(土)公演分まで発売中:()
2023年12月21日butajiが2013年にリリースした自主制作盤となるEP『四季』とアルバム『シティーボーイ☆』のサブスク配信が、本日11月15日(水) よりスタートした。11月24日(金) にバンドや石橋英子、折坂悠太、STUTSのゲストを招き『butaji 襲名10周年記念公演』を開催するbutaji。今回解禁された2作はそのキャリアの原点と言える作品で、配信にあたり木村健太郎によるリマスタリングが施されている。なお10周年記念公演では、アルバム『アウトサイド』からbutajiのジャケットを手がけている我喜屋位瑳務が10周年を記念して書いた絵がステッカーとして来場者にプレゼント。また我喜屋デザインのTシャツと、フライヤーをデザインした小田雄太デザインによるロンTも発売される予定だ。<配信情報>butaji『四季』配信中butaji『四季』ジャケット【収録内容】1. 四季2. めまい3. 海のうた4. 悲しみはともだち5. けもの配信リンク:『シティーボーイ☆』配信中butaji『シティーボーイ☆』ジャケット【収録内容】1. イントロダクション2. バタフライ3. ミッドナイト・マジック4. 飛行5. 一人になりたくないのに6. 行き過ぎた話7. すべてが変わった8. 東京タワーとスカイツリー9. 回想シーン配信リンク:<ライブ情報>butaji 襲名10周年記念公演11月24日(金) 下北沢ADRIFTOPEN18:15 / START19:00『butaji 襲名10周年記念公演』告知画像出演:butajiBand:Gt. 樺山太地(Taiko Super Kicks)Ba. 山本慶幸(トリプルファイヤー)Key. 坂口光央(石橋英子 with もう死んだ人たち、見汐麻衣 等)Ds. 岸田佳也(トクマルシューゴ、吉田ヨウヘイgroup 等)Guest:石橋英子、折坂悠太、STUTS来場者には我喜屋位瑳務による10周年記念ステッカープレゼント関連リンク各種リンク:::
2023年11月15日東京ディズニーリゾート内に位置する舞浜アンフィシアターにて、ロングラン上演中の劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』が10月29日(日)、日本公演通算6000回を達成し、本編終了後に特別カーテンコールが実施された。ディズニーが演劇ビジネスに初進出した作品としても知られ、1994年にブロードウェイで初演。劇団四季では、翌95年に初演して以来、10都市(東京、大阪、福岡、名古屋、札幌、京都、広島、静岡、仙台、舞浜)で上演を重ね、6000回当日時点での総入場者数は、約583万人を見込んでいる。今回の舞浜公演では、舞台美術を一新し、台本・演出もリニューアル。『美女と野獣』初演のクリエイティブスタッフたちが自ら再構築を手掛け、上海ディズニーリゾートで2018年から2020年に掛けて上演されたバージョンを踏襲した新演出版で上演している。記念すべき日本公演通算6000回を達成したこの日、通常カーテンコールを終えると、出演者を代表し、大木智貴(ルミエール役)、吉賀陶馬ワイス(コッグスワース役)、潮崎亜耶(ミセス・ポット役)が挨拶。大木が「本日、日本上演通算6000回を達成いたしました」と報告すると、客席からは万雷の拍手が巻き起こった。また、吉賀は「ひとえに作品を愛し育んでくださった皆様の温かいご声援の賜物と、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます」とファンに感謝の意。潮崎が「これからも作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯勤めてまいります」と2年目を迎える舞浜公演への決意を示すと、再び会場は熱い拍手に包まれた。その後、「人間に戻りたい」を特別バージョンで披露。曲の終盤には、男性アンサンブル4名が「6000」の数字を1つずつ持って登場し、舞台上に「6000 美女と野獣 2023.10.29」のモニュメントが完成した。【出演者代表挨拶】●大木智貴(ルミエール役)本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。ミュージカル『美女と野獣』は、本日、日本上演通算6000回を達成いたしました。引き続きご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。●吉賀陶馬ワイス(コッグスワース役)1995年、『美女と野獣』は東京で初日の幕をあけ、翌12月には大阪で開幕。日本演劇史上例のない2都市同時ロングラン公演としてスタートしました。開幕以来、各地で上演を重ね、こうして大きな節目を迎えることができましたのも、ひとえに作品を愛し育んでくださった皆様の温かいご声援の賜物と、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。●潮﨑亜耶(ミセス・ポット役)ここ舞浜アンフィシアターで昨年10月に開幕した『美女と野獣』舞浜公演も2年目を迎えました。これからも作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯勤めてまいります。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演2022年10月23日(日)~ロングラン上演中会場:舞浜アンフィシアター(東京ディズニーリゾート内ディズニーアンバサダーホテル横)チケットは2024年7月公演分まで発売中(2023年10月29日現在)ぴあシートチケット情報:公式サイト:
2023年10月30日愛知・名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、劇団四季ミュージカル『キャッツ』の世界観をイメージした「キャッツ・セレブレーション・アフタヌーンティー Memory of 40th」を開催。2023年11月1日(水)から12月14日(木)まで、レストラン「Sky Dining 天空」にて提供される。劇団四季『キャッツ』の40周年記念アフタヌーンティー名古屋プリンスホテル スカイタワーと劇団四季ミュージカル『キャッツ』のコラボレーションアフタヌーンティーが登場。2023年5月開催の初回アフタヌーンティーを、“1人でも”“観劇の後でも”楽しめるよう、前回よりアップデートした仕様で提供する。注目は、『キャッツ』の40周年ロゴを象ったアニバーサリープレート。“4”は主人公・ディミータをイメージしたマンゴー風味のカスタードスイーツで、“0”は生ハムやオリーブをパンケーキで挟み、ジェリクルキャッツを見守る月を表現したセイボリーとなっている。キャラクターを表現したスイーツ階段のようなスイーツスタンドには、キャラクターをイメージした多彩なスイーツがラインナップ。コリコパットの毛柄をあしらったマカロンや、苺×マンゴーのパウダーで神出鬼没なマキャヴィティの模様を付したメレンゲ、猫のシンボルである“肉球”クッキーなどが並ぶ。期間限定カクテル&モクテルもまた、名古屋プリンスホテル スカイタワーでは『キャッツ』のミュージカルシーンやキャラクターたちを表現したカクテル&モクテルを用意。こちらもあわせてチェックしてみて。【詳細】「キャッツ・セレブレーション・アフタヌーンティー Memory of 40th」1名 5,200円期間:2023年11月1日(水)~12月14日(木)場所:名古屋プリンスホテル スカイタワー レストラン「Sky Dining 天空」住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12時間:15:30~17:00(90分制)※前日15:00までに要予約。※観劇終了後に利用希望の場合は電話にて相談。席の空き状況により予約可能な場合がある。※写真は2名用のイメージ。1名利用時は写真の什器と異なる。※仕入れの状況により食材やメニューは変更の場合がある。メニュー例:ナンバーケーキ、マカロン、メレンゲ、肉球クッキー、竹炭の焼き菓子、キャラメルポワール、りんごのシブースト、マシュマロと髭チョコ、ドーナッツ、ショコラのナゴプリ・モンブラン■キャッツ・セレブレーション・カクテル期間:2023年11月1日(水)~12月14日(木)時間:15:30~21:30(L.O.)種類・価格:カクテル2種、ノンアルコールカクテル(モクテル)1種 各1,356円【予約・問い合わせ先】TEL:052-756-3102(受付時間 9:00~18:00)
2023年10月29日株式会社はたけのみかた(所在地:滋賀県湖南市)が製造・販売するベビーフード「manma(マンマ) 四季の離乳食」を、東京都江戸川区独自の保育制度である「保育ママ事業」の給食に採用いただきました。生後9ヶ月以降のお子さま最大200名ほど(見込み)に区から無償で提供され、今まで利用者の持参だった「昼食」の負担を削減し、より利便性の高い保育の現場づくりに貢献いたします。保育ママ宅での給食風景◆採用の経緯保育ママ事業は、江戸川区役所が認定した「保育ママ」が、少人数の乳児を家庭的な環境で保育する制度です。より細部まで目の届きやすい環境で子どもたちを保育できると好評の制度ですが、これまで昼食については利用者の持参となっていました。常温で長期間の保存ができ、急な休みがあっても無駄が生じないベビーフードは、体調を崩しやすい乳幼児期の昼食としては利便性が高いものですが、「給食」として採用された例は多くありません。そのような中、契約農家から仕入れた野菜を丁寧に下処理し独自のレシピで仕上げた、優しい味わいの離乳食で赤ちゃんと食事の楽しみを共有するというmanmaシリーズの特徴を評価いただき、このたびの採用が決定しました。「素材の味をそのまま感じられる、温かみのある美味しさ」「常温で長期間保存可能で、急な休みがあっても無駄が生じない」「専用の調理場所・スタッフが必要ない」「毎日宅配で届ける必要がない」「赤ちゃんの離乳食の進み具合に応じた月齢別のラインナップを展開」「アレルギー特定原材料8品目不使用」「商品を通じ、地域の農業の持続に貢献」といった特徴の数々が、評価のポイントです。給食では「とまとの鯛おじや」「かぼちゃの鶏そぼろおじや」「さつまいものおじや」など、季節に応じたラインナップを提供予定です。株式会社はたけのみかたは、乳幼児を育てる保護者の困りごとに寄り添い、育児の負担を軽くし、楽しみを一層大きくできるような取り組みを、今後も続けてまいります。manma 四季の離乳食◆保育ママ事業とは昭和44年に江戸川区独自の制度としてスタートした、区の認定を受けた保育ママの自宅で、乳児を預かる制度です。1~2名というごく少人数の赤ちゃんを家庭的な環境で保育するのが特徴で、利用者の満足度が高く、リピーターも多い傾向にあります。◆manma四季の離乳食について滋賀県産の「旬」の野菜を使用したベビーフード。素材の味が「そのまんま」感じられる素材の味を活かした優しい風味が特徴で、すべての商品を自社工場で生産しています。「環境に配慮した農業を営む小規模生産者の有力な販路となる」、「規格外の野菜が生じても、食用に適したものであれば統一価格で取引する」など、ビジネスを通した地元農業への還元もミッションとしています。manma四季の離乳食は、はたけのみかたオンラインストア、または各地の取扱店にてご購入いただけます。希望小売価格490円(税込)から。◆会社概要会社名 : 株式会社はたけのみかた代表取締役 : 河村 幸奈(旧姓:武村)所在地 : 滋賀県湖南市三雲407-2設立 : 2014年11月事業内容 : ベビーフードの製造・販売、滋賀県の農業従事者支援URL : 電話 : 0748-76-4789お問い合わせ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月13日株式会社プレミア・トアロード神戸が運営する、「神戸トアロードホテル山楽」(所在地:兵庫県神戸市中央区、総支配人:金 裕美)では、2023年10月31日(火)までのご宿泊がベーシックプラン(ご宿泊プラン)より56%OFFになる「ウルトラ秋割セール」を開催しております。ウルトラ秋割宿泊対象期間は2023年10月31日(火)まで。ベーシックプラン(ご宿泊プラン)よりご宿泊料金が56%OFFと秋の関西旅行の計画にピッタリなお得なご宿泊プランです。さらにご宿泊いただけるお部屋はさまざまなご用途にあわせた3タイプご用意しており充実のラインナップとなっております。■対象お部屋ラインナップ◎ツインルームカップルにもお友達同士にも使いやすいタイプです。ツインルーム◎デラックスツインルームツインルームより広くゆったりとお過ごしいただけソファでも寛げるタイプです。デラックスツインルーム◎トリプルルームソファベッドを利用し3名様ご宿泊いただけるグループでのご宿泊にピッタリのタイプ。トリプルルームこちらのご宿泊プランはお食事なしの「素泊まりプラン」となっておりますが、ホテルご到着時にご朝食を追加いただく事ももちろん可能です(有料)。朝食は神戸らしく洋食メニューが豊富に揃うビュッフェスタイル。上質な肉の旨みを感じる肉厚なローストビーフや香り豊かな焼き立てパン、絶品のデザートなど一品一品こだわり抜いたメニューをお愉しみいただける自慢の朝食ビュッフェです。◎朝食ビュッフェ朝食ビュッフェ◎朝食ビュッフェ メニュー|ローストビーフ多くのお客様からご好評をいただいているジューシーで肉厚のローストビーフ。グレイビーソースとの相性が抜群で大満足間違いなしの一品です。朝食ビュッフェ メニュー|ローストビーフ◎朝食ビュッフェ メニュー|本格焼き立てパンふわふわに焼き上げたクロワッサンをはじめ、さまざまな焼き立てのパンを心ゆくまでお愉しみいただけます。朝食ビュッフェ メニュー|本格焼き立てパン※食材の仕入れ状況等によりメニュー内容が変更となる場合がございます。※写真はイメージです。ホテルは秋の行楽シーズンに楽しんでいただける神戸のメイン観光スポットにアクセス抜群です。・神戸北野異人館 徒歩 約15分・神戸南京町(中華街) 徒歩 約10分・北野工房のまち 徒歩 約3分・神戸ハーバーランド 徒歩 約20分・水族館アトア-atoa- 徒歩 約20分・阪神甲子園球場 阪神電車直通 約20分ホテル公式サイトでもおすすめ観光スポット情報をお届けしています!▼神戸滞在に最適な拠点 ■「ウルトラ秋割セール」(素泊まり)◎宿泊期間 :2023年10月31日(火)まで◎内容 :ベーシックプラン(宿泊プラン)よりご宿泊料金が56%OFF◎対象ホテル:神戸トアロードホテル山楽◎朝食ビュッフェの追加はチェックイン時にフロントでお申込み下さい。別途ご朝食代を頂戴致します。▼詳細ウェブサイト: ▼ホテル公式HP ◎ホテル外観ホテル外観◎ホテルロビーホテルロビー■会社概要商号 : 株式会社プレミア・トアロード神戸施設名 : 神戸トアロードホテル山楽代表者 : 総支配人 金 裕美所在地 : 〒650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通3-1-19設立 : 2014年9月事業内容: 神戸トアロードホテル山楽の運営資本金 : 7,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】神戸トアロードホテル山楽Tel:078-391-6691 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月26日あおもり親子農楽校事務局は、産地から食卓までの“食のリレー”を学べるオンライン食育講座「あおもり親子農楽校」の第2回を2023年10月1日(日)に開催します。本講座は事前申込制となっており、当日は太子食品工業株式会社、田中 雅浩さん(ダイズ博士)にご出演いただく予定になっています。産地から食卓に届けられる、安全安心・美味しい「食のリレー」を学ぼう!(参加費無料)愛情を込めて作物を育てる「生産者」。素材をさらにおいしくしようと工夫する「加工業者」。それらを余すところなくお届けしたいと取組む「販売者」。たくさんの人がかかわることで、いつも食卓にはおいしいものが届けられています、食リレーのバトンに込められた思いを探ってみましょう!ご参加いただき、アンケートにお答えいただいた方にうれしいプレゼントをご用意しています。■実施概要・第2回二次産業テーマ:え、これもそうなの?色々な食べ物に変身する「大豆」に注目開催日時:2023年10月1日(日)13:30配信開始15:00終了予定※要事前申込みご出演:太子食品工業株式会社田中 雅浩さん(ダイズ博士)・第3回三次産業テーマ:食リレーのアンカー役!「スーパーマーケット」のプロに密着開催日時:2023年11月19日(日)13:30配信開始14:30終了予定要事前申込みご出演:紅屋商事株式会社Beny’s Kitchen コンシェルジュ・第1回一次産業テーマ:教えて!美味しさの訳!自慢の宝物「つがるブランドメロン」開催日時:2023年8月20日(日)に終了しました。アーカイブを青森県食の安全・安心推進課「公式YouTubeチャンネル」で配信しています。公式YouTubeチャンネル(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年09月20日あおもり親子農楽校事務局は、産地から食卓までの“食のリレー”を学べるオンライン食育講座「あおもり親子農楽校」の第2回を2023年10月1日(日)に開催します。本講座は事前申込制となっており、当日は太子食品工業株式会社、田中 雅浩さん(ダイズ博士)にご出演いただく予定になっています。あおもり親子農楽校イメージ食リレーイメージ参加お申込み 愛情を込めて作物を育てる「生産者」。素材をさらにおいしくしようと工夫する「加工業者」。それらを余すところなくお届けしたいと取組む「販売者」。たくさんの人がかかわることで、いつも食卓にはおいしいものが届けられています、食リレーのバトンに込められた思いを探ってみましょう!ご参加いただき、アンケートにお答えいただいた方にうれしいプレゼントをご用意しています。■実施概要・第2回 二次産業テーマ :え、これもそうなの?色々な食べ物に変身する「大豆」に注目開催日時:2023年10月1日(日) 13:30配信開始 15:00終了予定※要事前申込みご出演 :太子食品工業株式会社 田中 雅浩さん(ダイズ博士)・第3回 三次産業テーマ :食リレーのアンカー役!「スーパーマーケット」のプロに密着開催日時:2023年11月19日(日) 13:30配信開始 14:30終了予定 要事前申込みご出演 :紅屋商事株式会社 Beny's Kitchen コンシェルジュ・第1回 一次産業テーマ :教えて!美味しさの訳!自慢の宝物「つがるブランドメロン」開催日時:2023年8月20日(日)に終了しました。アーカイブを青森県食の安全・安心推進課「公式YouTubeチャンネル」で配信しています。公式YouTubeチャンネル 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月15日「バラの香り」をテーマとした庭園「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」では、秋のイベント「2023 オータムフェスティバル」を、2023年10月7日(土)から11月5日(日)までの期間で開催する。「練馬区立 四季の香ローズガーデン」の秋イベントそれぞれテーマの異なる2つのローズガーデンを中心に、園内で多種多様なバラを展示している「練馬区立 四季の香ローズガーデン」。今回の秋イベントでフィーチャーするのは、朝から夕方まで長く続く香りと、艶のある濃い色の花や葉が特徴的な秋バラだ。園内325品種の秋バラが見頃に期間中は、6種類の香りの違いごとに作庭した「香りのローズガーデン」と、パレットのようにバラを花色ごとに配置した「色彩のローズガーデン」に様々な秋バラが開花。園のある光が丘をイメージした黄色とピンクのマーブル模様で、暖かい木洩れ日の光を表現したオリジナルのシンボルローズ「四季の香」をはじめとする、325品種が見頃を迎える。バラの香りに包まれるガーデンツアーやコンサートこのほか、第一園芸のガーデナーと庭を散策しながら秋バラを楽しむガーデンツアー、バラの香りに包まれながら華やかな音色を楽しむガーデンコンサート、小学生以下を対象とした初のハロウィンパレードなど、毎週末さまざまなイベントを開催。イベント限定メニューも「四季の香マーケット&カフェ」では、ハロウィン気分を盛り上げてくれる「ハロウィンパフェ」や、ほのかにバラが香る「ローズソフト」など、この時期にしか味わえない限定メニューも楽しめる。開催概要「2023 オータムフェスティバル」開催期間:2023年10月7日(土)〜11月5日(日)時間:9:00〜17:00場所:練馬区立 四季の香ローズガーデン入園料:無料
2023年09月10日7月14日に劇団四季が創立70周年を迎えたことを記念し、全公演で舞台挨拶が行われた。劇団四季は、俳優・技術スタッフ・経営スタッフ約1400名で組織された、世界的に見ても最大規模の演劇集団だ。日本国内に専用劇場を持ち、ストレートプレイ(芝居)、オリジナルミュージカル、海外ミュージカル、ファミリーミュージカルなど幅広いレパートリーを上演している。1953年に浅利慶太を中心とした、学生10名によって創立された劇団四季。「演劇界に革命を起す」という志のもと、フランス革命の7月14日が創立日として定められた。創立記念日当日は、全公演において本編終了後、これまで劇団四季を応援してくれた観客への感謝の気持ちを込めて、出演者代表による舞台挨拶が行われた。『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]では、出演者を代表してジーザス・クライスト役の神永東吾、イスカリオテのユダ役の佐久間仁、マグダラのマリア役の江畑晶慧、ピラト(ローマの総督)役の村俊英が挨拶し、客席からは大きな拍手が送られた。■劇団四季創立70周年記念 舞台挨拶皆さま、ご来場いただき、誠にありがとうございます。本日、劇団四季は創立70周年を迎えました。1953年7月14日、戦後間もない日本で、浅利慶太をはじめとした10人の学生たちの手によって産声を上げた劇団四季。劇場に足を運んでくださった多くのお客様に育まれ、こうして日本全国に舞台をお届けできるまでに成長しました。これまで私たちを支えてくださったすべての方々に、劇団員一同、心より御礼申し上げます。諸先輩方が舞台にささげた祈りを引き継ぎ、これからも演劇を通じて、「人生は素晴らしい、生きるに値する」というメッセージをお届けできるよう、誠心誠意努めてまいります。引き続きご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。【上演中の作品】■『アナと雪の女王』JR東日本四季劇場[春]ロングラン上演中■『ノートルダムの鐘』JR東日本四季劇場[秋]8月6日(日) 千秋楽■『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]自由劇場7月16日(日) 千秋楽■『ライオンキング』有明四季劇場ロングラン上演中■『美女と野獣』舞浜アンフィシアターロングラン上演中■『クレイジー・フォー・ユー』KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>7月22日(土) 千秋楽■『キャッツ』名古屋四季劇場ロングラン上演中■『オペラ座の怪人』大阪四季劇場8月27日(日) 千秋楽■『リトルマーメイド』東1丁目劇場施設(旧北海道四季劇場)11月26日(日) 千秋楽
2023年07月18日「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」の紫陽花やハーブガーデンが、2023年5月末頃より見ごろを迎える。「練馬区立 四季の香ローズガーデン」1,300株以上の紫陽花が開花それぞれテーマの異なる2つのローズガーデンとハーブガーデンを中心に、季節の移ろいに合わせて咲く花々を展示している「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」。初夏の園内には、山紫陽花を中心に1,300株以上の紫陽花が開花。様々な色彩や花形の紫陽花が、この季節ならではの風情ある一景を見せてくれる。また、その甘く華やかな香りで人気のユリも各所に開花。白やピンクなど様々な色で咲くユリは、品種により開花時期が異なるため、様々な色彩や香りを長い期間に渡って楽しめるという。ハーブガーデンも見頃に紫陽花の開花と合わせて、180品種以上のハーブが楽しめるハーブガーデンも最盛期となる。様々な料理を引き立てるハーブが咲く「キッチンガーデン」、ハーブティーに最適なハーブに焦点を当てた「ティーガーデン」、ポプリなリース、ハーブ染めなどに用いられるハーブを集めた「ポプリガーデン」の3つのガーデンに、個性豊かなハーブが咲く。開催概要「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」紫陽花・ハーブシーズン見頃:2023年5月末頃場所:練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン(東京都練馬区光が丘 5-2-6)開園時間:9:00〜17:00休園日:毎週火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合、その直後の祝休日でない日)および年末年始(12月29日~1月3日)入園料:無料
2023年05月26日劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』東京公演が、5月14日(日) にJR東日本四季劇場[秋]で初日を迎えた。『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作で、これまで幾度の映画化、舞台化を経ている『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』に発想を得た作品。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語だ。日本では2016年に東京で開幕し、初演のチケットは瞬く間に完売。その後、京都・横浜・名古屋・福岡と上演を重ね、各地で高い評価を獲得してきた。初日公演の客席は、開幕の日を心待ちにしていた多くの観客の期待に満ち、本編終了後のカーテンコールではひときわ大きな拍手が送られた。なお本作は8月6日(日) まで同所で上演される。<公演情報>ミュージカル『ノートルダムの鐘』東京公演5月14日(日)~8月6日(日) JR東日本四季劇場[秋]公式サイト:
2023年05月16日愛知・名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、劇団四季ミュージカル『キャッツ』の世界観をイメージした「キャッツ・ムーンライト・アフタヌーンティー」を開催。期間は、2023年5月12日(金)から7月6日(木)まで。劇団四季『キャッツ』×名古屋プリンスホテル スカイタワー名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、名古屋四季劇場で上演されている劇団四季ミュージカル『キャッツ』の日本公演40周年を記念したコラボレーションアフタヌーンティーを開催。『キャッツ』の世界観を表現し、登場するキャラクターのうち10匹の見た目や特徴から着想を得たスイーツやセイボリーを展開する。キャラの毛柄や上着イメージのスイーツ『キャッツ』のロゴをあしらったスタンドの上段には、それぞれのキャラクターを彷彿とさせるスイーツが勢揃い。“アスパラガス”の上着に見立てた層が印象的な「オペラ」や、表面のナパージュに“ジェリーロラム”のような毛柄を採用した「フロマージュタルト」、猫の手形のクッキーの上に“グリザベラ”をイメージした紫色のカシスのスモアを乗せた「カシススモア」などがラインナップする。下段には、“スキンブルシャンクス”イメージのロールケーキ「ロール カスタード」、表面のつるつるした光沢感が特徴の「マカロン ショコラ」、“ジェニエニドッツ”の特長である2面性を表した「パンナコッタ&フルーツミックスゼリー」などが並ぶ。猫型マッシュポテトや“月が輝く夜空”着想カクテルもセイボリーも充実。“マンカストラップ”の毛皮に見立てた「トリュフ風味のマッシュポテト」をはじめ、「マグロのイタリアンマリネ」や「トマトとモッツァレラのカプレーゼ風」などが展開される。また、ウェルカムドリンクとして、劇中の月が輝く夜空シーンにインスパイアされた銀箔入りのノンアルコールカクテル「Brilliant MOON Night」も用意。『キャッツ』の世界観を堪能できるアフタヌーンティーをぜひ味わってみては。【詳細】「キャッツ・ムーンライト・アフタヌーンティー」期間:2023年5月12日(金)~7月6日(木)場所:名古屋プリンスホテル スカイタワー住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12時間:15:30~17:00(90分制)料金:1名 5,200円※サービス料込※2名~<メニュー例>・ウェルカムドリンクノンアルコールカクテル(モクテル) Brilliant MOON Night・スイーツマロンモンブラン、スコーン プレーン&オレンジホワイトチョコチップ、オペラ、フロマージュタルト、カシススモア、カンノーロ、ボンボローニ、ロール カスタード、マカロン ショコラ、パンナコッタ&フルーツミックスゼリー・セイボリーマグロのイタリアンマリネ、トマトとモッツァレラのカプレーゼ風、カポナータ、トリュフ風味のマッシュポテト【予約・問い合わせ先】TEL:052-756-3102(受付時間 9:00~18:00)
2023年05月08日日本情緒にあふれた、格調高いメインダイニングと個室味わうのは遠州産の佳味、愛でるのは四季の豊かな彩り美酒佳肴。地酒をはじめ全国選りすぐりの名酒がそろう日本情緒にあふれた、格調高いメインダイニングと個室木の温もりが感じられる、落ち着いたメインダイニングゆったりとテーブル席が配された落ち着いた雰囲気のメインダイニング。間仕切りが設置されるなど、気兼ねなく過ごせる心配りもなされています。さらに、ホテルクオリティのサービスも充実。県外のゲストを招いてのプライベートや、ビジネスシーンにも重宝されています。個室の座敷は掘りごたつ式。くつろぎのなかで会食が楽しめます完全個室は2種類あり。4名~10名用のテーブル個室は気品あふれるシックな装い。仕切りを外せば18名まで利用できる個室の座敷は、日本情緒が満ちた上品な空間になっています。いずれの個室も落ち着いたひとときを過ごすには最適。会食や接待、顔合わせなどの大切なシーンでぜひ活用したいものです。味わうのは遠州産の佳味、愛でるのは四季の豊かな彩りバラエティ豊かなコース料理で、五感に響く逸品が存分に楽しめます遠州灘の豊かな海の幸、浜名湖ならではの滋味、恵まれた山や里の旬菜。受け継がれる食材を、新趣向もちりばめた伝統の技で、季節の香り高い料理へと仕上げています。愛でてよし、味わってよしという至福。それでは、ぜひとも味わってほしい3つのメニューをご紹介します。鮮やかな小鉢の競演! ランチ一番人気の『花暦』驚きの品数。地元食材もふんだんに詰め込まれたランチ※写真はイメージ季節の彩りと旬の味わいを“少しずつ、いろいろ”楽しみたい。そんな、ちょっぴり贅沢な願いが叶う本格会席のランチです。階段状に盛りつけるユニークな趣向も話題に。[品書きの一例]煮物、焼物、揚物、小鉢、造り、温物、八寸、香の物、食事、留椀、甘味季節の香りと彩り、旬食材で織りなす『会席料理花』器にも心を配る、会席料理ならではの華やかさも魅力※写真はイメージ遠州灘の新鮮な魚介類をはじめ浜名湖の珍味、地元の旬野菜などをたっぷり盛り込んだNo.1ディナー。料理長が腕をふるう、浜松ならではの豊かな味わいが存分に堪能できます。[品書きの一例]前菜/造り、盛合せ、焚合せ、焼物、揚物、食事、留椀、甘味。うな重も楽しめる、ディナー限定メニューの『遠州遊膳』造りや揚物、温物、デザートもついて、ボリューム満点※写真はイメージ浜名湖産の上質な鰻を使った『うな重』も名物の一つ。ディナー限定の『遠州遊膳』は、高い人気を誇る逸品を、旬食材を織り込んだ多彩な品々とともに楽しめるコースです。不動の名産品と四季の味わいの組み合わせを、ぜひ堪能して。美酒佳肴。地酒をはじめ全国選りすぐりの名酒がそろう地元の名酒「花の舞」をはじめ、全国から集めた美酒で乾杯!静岡県産米100%の酒造りで知られる、浜松市の名蔵元・花の舞酒造の地酒を豊富に取りそろえています。また、「獺祭」をはじめとした全国各地の人気銘柄も充実。四季折々の料理をさらに深い味わいへと導く名酒とのコラボに、たっぷりと浸ることができます。料理人プロフィール:石川勝弘(イシカワ カツヒロ)さん出身地である大阪で修業を始め、大阪マルビルやハイクラスホテルの日本料理店で研鑽を積む。その後、浜松との縁を得たことから、ホテルクラウンパレス浜松の前身・浜松名鉄ホテル時代の同店へ。ホテルのリニューアル後、2011年に料理長に就任。和食一筋35年の技がなす、浜松ならではの美味を提供し続ける。日本料理四季【エリア】浜松駅周辺【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】浜松駅 徒歩3分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年05月05日株式会社ラクエモンは、腰痛で悩むすべての人へ、腰の負担を軽減する【新商品】アシストスーツ「二代目 楽衛門」の先行予約販売を2023年5月10日に開始いたします。先行予約販売:2023年5月10日お届け予定日:2023年7月上旬軽量・スタイリッシュなデザイン・フィット感とアシスト力などを追求■楽衛門について10秒で簡単に着用できる。「楽衛門」は、アシスト機能付きのパンツとして特許取得(2021/11/8 特許番号:第6974288号)しており、介護、農業、物流、製造業などの力仕事の現場でご活用されています。シンプルなデザインで、男女兼用で使用できる、日本の“ものづくり”から生まれたアシストスーツとして注目を浴びています。■二代目 楽衛門のこだわり「軽量でスタイリッシュなデザイン」、「フィット感とアシスト力を追求」、「幅広いサイズに合わせた縫製技術」をテーマに開発に取り組みました。無駄を極力排除して軽量化、スタイリッシュなデザイン、体へのフィット感とアシスト力を追求しました。幅広いサイズに対応できるよう工夫をこらし、匠の縫製技術を誇る職人たちが最高の一着に仕上げています。■商品開発の背景楽衛門を開発した当社代表自身、腰椎ヘルニアを患い、手術すること4回。一時は下半身麻痺で寝たきり状態でした。その後どうにか歩けるようになったものの完治に至らず、不安な毎日を過ごしているときにアシストスーツの存在を知りました。そこであらゆるアシストスーツを試してみましたが、値段の高さや着用の難しさなど、様々な問題点があることに気づき「それなら自分で理想のアシストスーツをつくってみよう!」という思いが高まり、その思いを実現するために行動しました。【商品の概要】商品名: アシストスーツ 「二代目 楽衛門」サイズ: M・Lサイズ(男女兼用)本体寸法: 高さ800×幅200×奥行100本体重量: 約800g(本体)アシスト源: ハイパワーゴム付属品: ショルダーパッド・股間パッドメーカー希望小売価格: 44,000円(税込)(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年04月27日愛知・名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、劇団四季ミュージカル『キャッツ』の世界観をイメージした「キャッツ・ムーンライト・アフタヌーンティー」を開催。期間は、2023年5月12日(金)から7月6日(木)まで。劇団四季『キャッツ』×名古屋プリンスホテル スカイタワー名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、名古屋四季劇場で上演されている劇団四季ミュージカル『キャッツ』の日本公演40周年を記念したコラボレーションアフタヌーンティーを開催。『キャッツ』の世界観を表現し、登場するキャラクターのうち10匹の見た目や特徴から着想を得たスイーツやセイボリーを展開する。キャラの毛柄や上着イメージのスイーツ『キャッツ』のロゴをあしらったスタンドの上段には、それぞれのキャラクターを彷彿とさせるスイーツが勢揃い。“アスパラガス”の上着に見立てた層が印象的な「オペラ」や、表面のナパージュに“ジェリーロラム”のような毛柄を採用した「フロマージュタルト」、猫の手形のクッキーの上に“グリザベラ”をイメージした紫色のカシスのスモアを乗せた「カシススモア」などがラインナップする。下段には、“スキンブルシャンクス”イメージのロールケーキ「ロール カスタード」、表面のつるつるした光沢感が特徴の「マカロン ショコラ」、“ジェニエニドッツ”の特長である2面性を表した「パンナコッタ&フルーツミックスゼリー」などが並ぶ。猫型マッシュポテトや“月が輝く夜空”着想カクテルもセイボリーも充実。“マンカストラップ”の毛皮に見立てた「トリュフ風味のマッシュポテト」をはじめ、「マグロのイタリアンマリネ」や「トマトとモッツァレラのカプレーゼ風」などが展開される。また、ウェルカムドリンクとして、劇中の月が輝く夜空シーンにインスパイアされた銀箔入りのノンアルコールカクテル「Brilliant MOON Night」も用意。『キャッツ』の世界観を堪能できるアフタヌーンティーをぜひ味わってみては。【詳細】「キャッツ・ムーンライト・アフタヌーンティー」期間:2023年5月12日(金)~7月6日(木)場所:名古屋プリンスホテル スカイタワー住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12時間:15:30~17:00(90分制)料金:1名 5,200円※サービス料込※2名~<メニュー例>・ウェルカムドリンクノンアルコールカクテル(モクテル) Brilliant MOON Night・スイーツマロンモンブラン、スコーン プレーン&オレンジホワイトチョコチップ、オペラ、フロマージュタルト、カシススモア、カンノーロ、ボンボローニ、ロール カスタード、マカロン ショコラ、パンナコッタ&フルーツミックスゼリー・セイボリーマグロのイタリアンマリネ、トマトとモッツァレラのカプレーゼ風、カポナータ、トリュフ風味のマッシュポテト【予約・問い合わせ先】TEL:052-756-3102(受付時間 9:00~18:00)
2023年04月22日劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』が、2024年5月より東京・竹芝のJR東日本四季劇場[秋]にて上演される。チケットは2024年1月発売予定。劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』藤田和日郎の中編コミックスが原作劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』の原作となるのは、『うしおととら』や『からくりサーカス』をはじめ、多くのヒット作品で知られる藤田和日郎の中編コミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』。19世紀の欧州を舞台に、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、芝居好きなゴースト グレイにまつわるファンタジックなラブストーリーだ。演出は『ノートルダムの鐘』のスコット・シュワルツ劇団四季による舞台版『ゴースト&レディ』では、演出にミュージカル『ノートルダムの鐘』を手掛けたスコット・シュワルツを採用。脚本・歌詞は劇団四季オリジナル作品『バケモノの子』など感動的なストーリーを紡いできた高橋知伽江、作曲・編曲は富貴晴美、音楽監督は鎭守めぐみ、振付はチェイス・ブロックが務め、クリミア戦争という当時の欧州が直面したシリアスな出来事を背景に“冒険”や“ロマンス”などのエンターテインメント要素を盛り込んだミュージカル『ゴースト&レディ』を届ける。【詳細】劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』公演期間:2024年5月開幕会場:JR東日本四季劇場[秋]住所:東京都港区海岸1-10-45チケット発売時期:2024年1月~発売予定※開幕日、チケット発売日などの詳細については、決まり次第発表。<スタッフ>演出:スコット・シュワルツ脚本・歌詞:高橋知伽江作曲・編曲:富貴晴美音楽監督:鎭守めぐみ振付:チェイス・ブロックイリュージョン:クリス・フィッシャー装置デザイン:松井るみ衣裳・デザイン:レッラ・ディアッツ擬闘:栗原直樹映像:松澤延拓照明デザイン:紫藤正樹【問い合わせ先】劇団四季ナビダイヤルTEL:0570-008-110
2023年04月13日劇団四季の最新オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』の製作が発表された。原作は『うしおととら』などで知られる藤田和日郎の中編コミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』。演出は『ノートルダムの鐘』を手掛けたスコット・シュワルツを迎える。4月10日(月)、都内にて製作発表会見が開催され、劇団四季の吉田智誉樹 代表取締役社長と、演出のスコット・シュワルツが出席した。物語は19世紀、クリミア戦争下のイギリスを舞台に、ドルリー・レーン王立劇場に棲みつく芝居好きのシアター・ゴースト“グレイ”と、自分の生きる道に悩むフローレンス・ナイチンゲール(フロー)をめぐるファンタジックなラブストーリー。劇団四季は近年オリジナル作品の製作に力を入れ、2019年からは年に1本ペースで次々と新作を生み出しているが、今回は四季オリジナルミュージカルとしては初めて海外から演出を迎えての創作。作品の内容に関しては吉田社長は「19世紀半ば、欧州が直面したシリアスな歴史を描く中にあって、冒険、ロマンスといった要素が盛り込まれている。藤田氏ならではの独創的視点から描かれた筋立てはファンタジックなのですが同時に人生の本質を示唆している。さらにグレイはゴーストにして芝居好きという舞台お誂え向きのキャラクター。シェイクスピアやマザーグースの引用も登場し、演劇好きな方々の知的好奇心を刺激する内容」と自信をみせる。予算感としても「半年から一年程度上演する海外作品……『マンマ・ミーア!』『アイーダ』などと同規模くらいの予算をかけ、我々としても相当力を入れている」と吉田社長が気合いの入れ具合を語るものになる。また演出のシュワルツ氏は「原作の漫画は本当に興味深く、オリジナリティあふれる物語。ダークでありロマンチックでありスリリング、同時にとても楽しめるものです」と物語に対しての感想を述べ、さらに、すでにリーディングワークショップは終えていると語り「ハイライトはまず非常にメロディアスな楽曲。一度聴いたら鼻歌で歌いたくなる楽曲を期待してくださって大丈夫です。そしてスペシャルエフェクトでゴーストたちが魔法のごとく現れたり消えたりフライングしたりすることも考えている。舞台セットも見応えのある素晴らしいものになりそうですし、衣裳も魅力的なデザインがあがってきています。物語の題材はシリアスなものですが、遊び心とユーモアにあふれ、冒険のようにワクワクした体験ができる演出的アプローチをしていこうと考えています」と現状の進捗と構想を語った。脚本・歌詞は高橋知伽江、作曲・編曲は富貴晴美、振付はチェイス・ブロック。公演は2024年5月、JR東日本四季劇場[秋]にて開幕。チケットは2024年1月発売予定。公演期間は半年程度で、その後各地での上演も検討中とのこと。取材・文:平野祥恵
2023年04月13日劇団四季のオリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』の製作が決定し、4月10日、都内にて製作発表会見が開催された。作品は『うしおととら』『からくりサーカス』等のヒット作を持つ藤田和日郎による中編コミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』を原作にしたもの。19世紀ヨーロッパを舞台に、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、芝居好きなゴースト、グレイが繰り広げるファンタジックなラブストーリーだ。劇団四季『ゴースト&レディ』会見には演出のスコット・シュワルツと劇団四季の吉田智誉樹 代表取締役社長が登壇し、この原作をミュージカル化するに至った経緯や作品の構想が語られた。まず吉田社長は「看護の道を閉ざされ生きる希望を失い死を望んでいたフローと、そんな彼女から「殺してほしい」という依頼を受けたグレイがバディを組み、クリミア戦争のただ中に赴く筋立てです。「フローが絶望の底に落ちた時に取り殺す」という契約をしたふたりだが、幾多の困難を乗り越えかけがえのない関係性を築いていくこの物語は、人間というものを超えた大きな宿命を描いているように思えます。また、19世紀半ばの欧州が直面したシリアスな歴史を描きながらも、冒険やロマンスといった要素が盛り込まれている。ファンタジックだが、人生の本質を示唆する物語です。さらにグレイはゴーストにして芝居好きという、舞台お誂え向きのキャラクターですし、作中にはシェイクスピアやマザー・グースの詩も引用され、演劇好きの方々の知的好奇心も刺激する要素が多くある」とその魅力を語り、「舞台版は、この物語の本質的な部分を大事にしながら、信念を貫くことの大切さや人生の価値とは何かといったメッセージを投げかける、劇団四季らしい舞台にしたい」と意気込んだ。近年オリジナル作品創作に力を入れて、2019年からは年1本ペースで新作を生み出している劇団四季だが「今回は2017年頃から題材の選定を始め、ジャンルを問わず様々な作品を検討する中で本作が候補のひとつにあがった」とその経緯を明かし、同時に「苦しいコロナ禍を経て、収益構造の多様化が課題となり、オリジナル作品の重要性を改めて痛感しております。オリジナル作品は自由度が高く、オンライン配信やマーチャンダイジングでの商品開発など、コンテンツの二次利用などが可能。また将来的には海外でのライセンス上演などもできる。今後も四季オリジナル作品のブランド力向上を目指し、この『ゴースト&レディ』も重要なレパートリーのひとつとなれば」(吉田社長)と期待も話した。フライングもあり? 「冒険のようにワクワクした体験ができる」演出を構想中そのオリジナル新作の演出家として白羽の矢が立ったのが、ミュージカル『ノートルダムの鐘』の演出家としても知られ、四季とは2016年の同作初演より交流があるスコット・シュワルツ。吉田社長は「これほどの才気とインテリジェンスに溢れた演出家はいらっしゃらない。あの『ノートルダムの鐘』を手掛けたスコットさんならば、この物語をみごとに立体化してくださるだろうと思った」との惚れ込みようだ。シュワルツ氏はまず、「初めてこのプロジェクトの話を聞いた時、すぐに嬉しさがこみ上げた。劇団四季で『ノートルダムの鐘』の仕事をした時、本当に素晴らしい時間を過ごすことができたので、今回また日本の俳優さんやクリエイティブチームとご一緒できる機会がめぐってきたことを非常に嬉しく思います」と四季での仕事の喜びを語る。また原作漫画を最初に読んだ感想を「オリジナリティに溢れた作品で、ワクワクした。英語ではページターナー(page turner)という表現がありますが、どんどんページをめくり、先を読みたくなる話です。漫画のアートの部分に心を動かされましたし、物語はダークでありロマンチックでありスリリング、でも楽しい。フローレンス・ナイチンゲールという歴史上重要な人物とゴーストとの関係性を使い物語を進める描き方は意外性があるし、ミュージカル作品にするにふさわしい題材だと感じました」と言い、「私自身、非常に惹かれました」と話した。そして舞台化にあたっての注目ポイントとして「まず非常にメロディアスな素晴らしい楽曲。一度聴いたら鼻歌で歌いたくなる楽曲を期待してくださって大丈夫です。曲数は現時点で全何曲とお答えすることはできませんが、ほかのミュージカル作品に匹敵するくらいのフルスコアになります。そしてスペシャルエフェクトでゴーストたちが魔法のごとく現れたり消えたりフライングしたりします。舞台上でゴーストを表現する方法は数百年前からの歴史がありますが、その昔からある演劇的テクニックも使いつつ、現代技術も織り交ぜて見せていくプランを考えています。舞台セットも見応えのある素晴らしいものになりそうですし、衣裳も魅力的なデザインがどんどん上がってきています。物語の題材はシリアスなものですが、遊び心とユーモアにあふれ、冒険のようにワクワクした体験ができる演出的アプローチをしていこうと考えています。強調したいのはこの物語は情熱的でロマンチックなラブストーリーであるということ。演劇的なツールを巧みに使い、お客さまに楽しんでいただけるものにしたいし、観る方をインスパイアするようなミュージカルになればいいなと思います」と現状の進捗と構想を語った。フロー、グレイを取り囲む魅力的なキャラクターたちキャストについては「舞台上には約30名ほどの演者さんが揃う予定」(シュワルツ氏)とのことで、フロー、グレイ以外のメインキャストは「ヴィラン的な敵対する役どころのジョン・ホール、(グレイ同様)もうひとりのゴーストであるデオン・ド・ボーモンも非常に魅力的なキャラクターとして登場します。さらにプリンシパルとしてはフローレンスの友人である若いナースのエイミー、もしかしたらフローレンスとの間に何かあるんじゃないかなと感じさせる男性、アレックスが出てきます。またスクタリや戦場、病院から今どんなことが起きているかを報告する新聞記者ジョン・ラッセルも重要人物として登場します。ほか原作同様にフローレンスの父母、姉もしっかりいます。それ以外にもフローレンスやグレイの人生に関わった人が出てきますが、全部語るとネタバレになりますのでサプライズとしてとっておかせてください(笑)。アンサンブルも大人数登場する予定です」とのことだ。原作の再現性に関しては「ビジュアルの部分はもちろん原作漫画がインスピレーションのもとになっていますが、やはり舞台版の見え方、スタイル、雰囲気が出てくると思う。物語に関しても、基本的には原作の物語を追いますが、異なる部分もある。原作の藤田先生には、台本の進捗を話し、相談させていただいたりしています。とても応援してくださり、ポジティブなフィードバックをいただいています」とシュワルツ氏。原作者コメント「これを本当にミュージカルにできるのでしょうか?……」上演決定に際し、原作の藤田和日郎は「長いこと漫画を描いてきて、口を「え?」の発声のカタチのまま固まることがあるとは思いませんでした。自作が「劇団四季」のミュージカルになるとは! この作品はとんでもない幽霊が出ますし、激しいアクションシーンはもちろんのこと、もの凄い女性が途轍もない力で戦場を変えていきます。これを本当にミュージカルにできるのでしょうか? …………知りませんよう。演出のスコット・シュワルツさん、脚本の高橋さん(笑)。一方、この斜に構えたゴーストと信念のレディの心が交わる大変なお話を既に描き終わっております自分は、ただもうワクワクしながら、素晴らしい上演を待っておりますね。ただし、まだ口は驚きのカタチを残したまま」とコメントを寄せた。脚本・歌詞は高橋知伽江(『アラジン』、『アナと雪の女王』、『バケモノの子』ほか)、作曲・編曲は富貴晴美(『バケモノの子』。振付はシュワルツ氏が「親友」と語る、チェイス・ブロック(『ノートルダムの鐘』)が手掛ける。今回のシュワルツ氏の来日にあわせリーディングワークショップをすでに行い、現在美術プランや楽曲制作の進行中とのことだが、今後の進行の予定としては、8~9月に劇団内オーディションを実施、その後読み合わせやステージング検証を経て、本格的な稽古は来年2月にスタートするそう。公演は2024年5月にJR東日本四季劇場[秋]にて開幕、期間は半年程度を予定し、その後は各地での上演も検討中とのこと。チケットは2024年1月発売開始予定。取材・文:平野祥恵劇団四季 最新オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』公演情報
2023年04月11日劇団四季のファミリーミュージカル『ジョン万次郎の夢』の東京公演が、3月11日(土) に東京・自由劇場で初日を迎えた。『ジョン万次郎の夢』は、幕末に日本人で初めてアメリカへ渡ったとされ、日米の架け橋として幾多の業績を残した中濱万次郎(ジョン万次郎)の半生を描いたオリジナル作品。今回は劇団創立70周年記念公演として、2014年以来9年ぶりに上演される。初日公演には、子どもから大人まで幅広い世代の方が来場。客席は万次郎の壮大でロマンあふれる物語に惹き込まれ、カーテンコールではひときわ大きな拍手が送られた。東京公演は4月2日(日) まで。その後、4月29日(土・祝) の神奈川・相模女子大学グリーンホール 大ホールを皮切りに全国ツアー公演がスタートする。<公演情報>劇団四季ファミリーミュージカル『ジョン万次郎の夢』3月11日(土)~4月2日(日)会場:自由劇場4月29日(土・祝) より2024年3月まで、全国ツアー公演あり詳細はこちら:チケット購入リンク:
2023年03月13日