映画『神様はバリにいる』のヒット御礼舞台挨拶が2月1日(日)に都内で開催され、主演の堤真一、共演のナオト・インティライミ、主題歌を歌う「湘南乃風」のSHOCK EYE、李闘士男監督が登壇した。事業に失敗して借金を背負い、バリ島にたどり着いた女性が、日本人の大富豪の“アニキ”との出会いを通じて人生を切り拓いていくさまを描く。堤さんは「まさかの大ヒットです(笑)」と主演でありながらも、驚いたよう。「こういう映画は…シリアスでもないし、どういう反応が返ってくるか全く予想がつかなかった」と思わぬヒットに喜びをにじませる。普段、歌手として活動するナオトさんにとっては映画のプロモーションの舞台挨拶は本作が初めての経験となるが、完成披露試写会、初日舞台挨拶に続いて、こうして3回目の舞台挨拶を迎えたことに驚いたよう。堤さんから「ヒットしないとこの3回目はない」と知らされると「嬉しいです」と語り、映画を見終えたばかりの観客の顔を見渡し「いい顔してます」と笑顔を見せた。この日の壇上でも堤さんとナオトさんは“ラブラブ”と形容しても問題ないほど仲良しぶりを見せつける。堤さんは「1か月以上、バリにいたから。出会いの大きい作品だった。尾野真千子も玉キン(=玉木宏)もそう(笑)」と語り、ナオトさんは「仲の良い友達と1か月に1回会っても年で12回出し、1回に会うのはせいぜい数時間。僕らは30日くらい一緒にいて、寝ているとき以外はほぼ一緒だった。十数年分の濃厚な時間を過ごしました。(堤さんは)アニキ肌で、映画の中と同じ“舎弟感”がある」と2人の関係性の濃さを語る。李監督はこの映画の公開、およびヒットについて、不思議な経験をしたと告白。映画を観た複数の知り合いから「映画の中にバリの神様が映ってるから、ヒットするよ」と連絡があったという。李監督はそれがどのシーンなのか分からないとのことだが、堤さんは「滝のシーンじゃない?」と指摘。「メチャメチャ寒かったんです。長い間、水に浸かってて。ガタガタ震えて『こんなロケいやじゃ!』って思ってたし、僕はあまり海外に行くと調子が良くないんですが、その日を境に体調が良くなったんです!」と撮影中の“超常体験”を述懐した。またSHOCK EYEさんは、主題歌「BIG UP」について「2013年に10周年だったんですが、メンバーが顔を合わせて1日中、歌を作るような機会が減ってきてたんです。デビューした7月30日に集まろうと僕がメンバーに声を掛けて、デビューした当時のスタジオを借りて、同じエンジニアで、1日でレコーディングまで全部やって作ったんです。リリースするつもりもなく、1回きりの横浜アリーナでのライブで演奏するために」と湘南乃風にとっても特別な思いで作られた曲であることを語った。これに、李監督が再び鋭く反応!「クランクアップの予定が一度、流れてしまって、そこで仕切り直してクランクインしたのが2013年の7月30日なんです。いま、話を聞いてゾッとして鳥肌が立ちました」と神がかり的な一致を明かし、会場はどよめきに包まれた。『神様はバリにいる』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年02月01日実在する富豪の人生訓を映画化した『神様はバリにいる』の初日舞台あいさつが1月17日に新宿バルト9で行われ、主演の堤真一をはじめ、尾野真千子、ナオト・インティライミ、菜々緒、玉木宏、李闘士男監督が登壇した。『神様はバリにいる』舞台挨拶その他の写真人生を変えるためにバリ島にやってきた元実業家の女性が、謎めいた日本人の大富豪アニキに出会い、数々の人生哲学を学んでいく姿を描く。アニキ役の堤は「別にお金持ちになる方法を描いたわけじゃなくて、テーマは人として『これだけは大切に』ということ。気楽に楽しんでもらって、元気になってもらえれば」とアピールした。一方、ヒロイン役の尾野は「バリでは、ここにいる男どもが『お前、戻ってきたんか?』『さっきまで可愛いのがおった』って…」と堤ら男性キャスト陣が“菜々緒びいき”だったと不満爆発。李監督が「現地スタッフも菜々緒さんを取り巻いていたし、菜々緒さんが帰国すると『菜々緒は戻ってこないのか』って騒ぎ出した。尾野さんが現場にいるのに(笑)」と明かすと、尾野は「もう、暴れてやる」とふくれていた。また、本作で俳優デビューを飾ったナオト・インティライミは、「サッカーの試合に例えるなら、初心者が本田や香川と一緒にワールドカップに出場するようなもの。プレッシャーだった」と胸中を告白。それでも「お芝居は難しくて奥深く、刺激的でスリリング。今後もいろんな役に挑戦してみたい」と俳優業に意欲を燃やしていた。『神様はバリにいる』新宿バルト9ほか全国にて公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年01月17日俳優の堤真一が12月10日(水)、都内で行われた主演作『神様はバリにいる』の完成披露試写会に出席した。苦労の末、バリで大富豪になった主人公を演じた堤さんは「ハタチで上京して、27歳まで家賃2万円の4畳半で暮らしていた」と駆け出し時代をふり返った。さらに「世はバブルでも、お金がなくて…。水だけで3日間過ごしたこともあった」とも語り、「さすがに痩せましたね」といまだから話せる貧乏エピソードに照れ笑いを浮かべていた。堤さんが演じるのは、自称“爽やか”ながらパンチパーマでヤクザ風という破天荒なキャラクターで、「勝手に衣装が用意されていて、いつも間にかこうなった。まゆ毛の色を抜いたのが、一番恥ずかしかった」と話していた。映画は婚活ビジネスに失敗し多額の借金を抱えた元起業家の祥子が、失意のままに訪れたバリ島で、謎めいた日本人の大富豪・アニキ(堤さん)と出会い、金持ちになるための人生哲学を学び、再起を図ろうとするが…。著者の実体験を綴った「出稼げば大富豪」(クロイワ・ショウ著)を原案に、日本映画として長編では初のバリ島でのロケを行った。完成披露試写会には堤さんをはじめ、ヒロイン役の尾野真千子、ナオト・インティライミ、玉木宏、李闘士男監督が出席。尾野さんは「まるで家族、兄弟のように仲が良かった」と現場の雰囲気を明かしたが、「実はここにいる男3人に、海に突き落とされたんですよ!」と“被害報告”も。発案者は玉木さんだと言い、「私のポーチに草をつめたのも玉木さん」とそのいたずらっ子ぶりが明かされた。一方、俳優に初挑戦したミュージシャンのナオトさんは、「僕みたいな、右も左も分からない小僧をここにいる皆さんが優しく包んでくれて、背中を押してくれた」と感謝しきりだった。『神様はバリにいる』は2015年1月17日(土)から、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月10日今世界中で人気の柴犬ブログ「Maru in Michigan」。ブログをつづるのは、アメリカ人男性との結婚を機に渡米したジョンソン祥子さんです。在米9年目で、現在は旦那さんと息子の一茶君、柴犬のマルちゃんとともに、アメリカ・ミシガン州に暮らしています。○「ぼくのともだち」「ことばはいらない」の作者さんジョンソンさんは、写真集『ことばはいらない ~Maru in Michigan~』、フォトエッセイ『ぼくのともだち ~Maru in Michigan~』の作者。先日新刊『いつもとなりに』が発売されたばかりです。筆者もこのブログの大ファン。三冊とも自宅にあり、大切な宝物です。○カメラワークショップ開催!11月1日と2日の二日間にわたり、来日中のジョンソンさんが直々に写真の魅力や撮り方を教えてくれるカメラワークショップが開催されました! 場所は、神楽坂にある「la kagu」という施設。30名×4セッションだそうですが、あっという間に満員に。申し込みができず、カメラ講座に参加できなかった方のために!! 今回筆者がワークショップに潜入してきました。参加できなかった方は、さぞ悔しかったことだろうと思います。本当に、心中、お察しします。でも大丈夫! ご安心を。来れなかった方のために、今回は、そのレポートを詳細にお送りしようと思います。会場の窓からはたくさんの光がさしていました。棚には書籍がたっぷり。あちこちに、ブログの主人公であるマルちゃんと一茶君の写真がありました。イスに座って講座を受けるのですが、一つひとつのイスに、丁寧にワークショップの資料が置いてありました。小さなお写真も一枚! こ、これは嬉しい……。そして、マルちゃんの等身大パネルも置いてありました。本当に可愛い!! つぶらな瞳で笑顔を向けるマルちゃんに、思わずこちらも笑顔になります。○ジョンソン祥子さん登場!時間は午前10時。ついにジョンソン祥子さんが登場しました。「お休みの中、いらしてくださってありがとうございます! 今日という日を、本当に楽しみにしてきました。ブログにはあまり書いていませんでしたが、本当に楽しみだったんですよ(笑)。2時間と言う短い間ですが、楽しい時間を過ごせればなと思います」(ジョンソンさん)○担当編集さんからインタビューカメラ講座が始まる前に、担当の編集者さんからジョンソンさんへインタビューが行われました。――新刊「いつもとなりに」が発売されましたが、オススメポイントを教えてくださいポイントは、一茶が成長して歩けるようになったという点ですかね。前作まで、一茶は赤ちゃんでした。でも成長して歩けるようになった一茶は、物理的にもマルに近づけるようになって、距離が縮まったんですね。二人の心の距離にも注目です。また、歩けるようになったことで、外でもマルとのツーショットを撮影できるようになりました。今までは、主人が一茶を抱いていないと撮れなかったので(笑)。背景の四季も楽しめるようになっています。――今回の新刊であとがきを書くのに苦労されたそうですが……すごく苦労しました。前作までは、心にあった言葉がぱっと浮かび、素直な気持ちで書くことができました。でも今回は、皆さんの期待もあり、何というか……公の場でマルと一茶に「好き」と伝える、そういうプレッシャーがありました。あとがきを書くことを支えてくれた主人には感謝しています。「こんなに二人が好きなのに書けない!」と伝えたら、感情的になっている私に、とても冷静なアドバイスをくれました。――日本滞在は楽しんでいらっしゃいますか?楽しんでいます! 小田原城にも行ってきました(笑)。滞在中は、なるべく家族との時間を大切にするようにしています。それと、日本滞在中に、納豆を好きなだけ食べたいですね。アメリカ・ミシガンでも納豆は手に入りますが……。日本から冷凍された状態でこちらに運ばれてきます。お値段は200円くらい。8パックくらい買ってきて、自分の家の冷凍庫に入れています。それを、とっておきの時に食べています(笑)。○実際に撮影!10分ほどのインタビューの後、ジョンソンさんの「喋っていても写真はうまくならないので、撮りましょう!」の一言でワークショップが開始!ワークショップに参加する人たちは、皆それぞれ自分の好きなものを持ってきていました。それをスペース内の好きな場所に置き、好きに撮ってみます。ジョンソンさんは、ブログで、「撮りたいものとカメラをお持ちください!」と書かれていました。「被写体は難しく考えず、好きなもの(会場の関係で生き物以外)をお持ちくださいね。何を持っていこう……ともし迷われている方がいたら、"初めて会う方に自分をモノ1点を介して紹介するとしたら"という観点でお選びになるとよいかと思います」とのことでした(ブログより抜粋)。筆者が持ってきたのは、猫の小さなぬいぐるみです。今年、「猫なんか、二度と飼うもんか」という連載で書いた愛猫のぬいぐるみです。「自分をモノ1点で紹介するとしたら」と言われた瞬間、この大切なぬいぐるみが思い浮かびました。このぬいぐるみは、3年前に亡くなった愛猫に似せてつくられたぬいぐるみです。先日、筆者は結婚したばかりなのですが、その際、結婚祝いとして友人からもらったものです。顔はもちろん、体の模様や肉球、目の色までまったく一緒で、本当に感動しました。久しぶりに愛猫に会えた気がして、嬉しかったです。毎日毎日、机のところに飾ってあって、じーっと眺めています(笑)。こんな風に、イベントスペース内で、30名の参加者の皆さんも、私のように好きなものを持ってきていて、思い思いの写真を撮ってました。○「なぜそれを持ってきましたか?」さて、10分ほどで撮影時間は完了。それぞれ撮影をした後、一人ひとり、「なぜその被写体を持ってきたのか」を説明する時間となりました。これがまた面白い!!30名の皆さんの、それぞれの「好き」を語る時間。あっという間に過ぎました(笑)。一人ひとりに、ジョンソンさんがマイクを向けて、「なぜそれを持ってきたのか」を尋ね、参加者が答えます。取材に来ただけの筆者にもマイクを向けてくださったのでビックリ! でも、楽しく答えることができました。○写真で心を表現する一人ひとりに理由を尋ねた後、ジョンソンさんは話し始めました。「今回、みなさんには被写体をお持ちいただいたのではありません。ご自身をお持ちいただいたんですね。私は、写真の一番素晴らしい所は、"間違いがないこと"だと思っています。写真の"真"は、真実の"真"でもありますが、"心"のことでもあると思っています。皆さんが、そのお持ちいただいたものをなぜ被写体として選んだのか。なぜその被写体が大切なのか。そういう気持ちを持って写真を撮ると、"それが何か"ではなく"何故その被写体を選んだのか"、すなわち皆さんの"心"が伝わるんですね」○自分の気持ちを思い出してもう一度撮ってみたすごくわかりやすいジョンソンさんのご説明。「好き」っていう気持ちは本当に大切なんだなと思いました。この解説の後、参加者の皆さんに撮影の時間がもう一度設けられました。ジョンソンさんの説明を聞いた上で、「好き」の気持ちをより一層深く表現するための写真撮影の時間となりました。私の場合、それを実践するにはいったん自宅に戻る必要がありました(笑)。イベント会場で、写真を撮ることができなかったんですね。「どうしてこのぬいぐるみを被写体に選んだのか」「何故それを撮りたいのか」「ぬいぐるみをもらったとき、どんな気持ちだったのか」「その気持ちを表現するにはどう撮ればいいのか」。ジョンソンさんの言葉を受け、そういったことを考えました。筆者の場合、このぬいぐるみをもらった時、色々な嬉しい感情がわきあがったんですね。「私の結婚を祝ってくれるなんて!」という気持ちや、「うちの子そっくり!」という気持ちなどなど。でも、一番大きかった気持ちは「もう二度と会えないうちの子に、また会えた!」という気持ちでした。このぬいぐるみをもらった時、今いる2匹の猫と、亡くなった愛猫のぬいぐるみで、3匹全員が勢ぞろいすることができた、と思ったんです。今後、絶対に3匹そろうことなんてありえませんから。だから、いったん自宅に戻って、もう一度撮影をしました。今元気に生きているうちの猫たちと、先代の亡くなった猫を一緒に撮りたかったから。こんな風に猫がじゃれてしまいましたが、それでも、もうこの先二度とそろうことのない3人の猫たちが、ぬいぐるみを作ってもらったことで、勢ぞろいすることができたんです。こんなに嬉しいことってありません。○「心を表現する」って、すごく大切筆者は、生意気にも「一眼レフ初心者が猫撮影に挑む!」というカメラ講座の連載も書いていますが、今回一番大切な「心を表現する」ということを教わり、学ぶことができて本当によかったなと感じました。○テクニックも大切だけど、何よりも自分の"思い"が大切二度目の撮影タイムが終わった後、ジョンソンさんが写真について語ってくださいました。「被写体には、思いが入ります。その被写体を大切に思っていた自分が、写真に入るんですね。テクニックとかいらない! 良い写真を撮るための30の法則~とか、いらないんです。いや、いるけど! いるけど! 大切なのは"思い"なんです。皆さんは、今日被写体を持ってきてくださいました。色々な思いがそこにはあります。好きなものがあるって、本当に素敵だと思うんです。そりゃね、私も撮れますよ! 皆さんが持ってきてくださった被写体を。それなりのカメラを使って、それなりの写真が撮れます。でもね、そこの後ろにある、皆さんの思いは、私じゃ撮れないんです。絶対に撮れない。例えばお寿司を一人で食べに行ったとして、それはそれで美味しいと感じるんですが、旦那さんと一緒に食べたらもっと美味しかっただろうなぁと思ってしまうんです。仮に二人で食べていたとしても、お寿司そのものではなく、相手が美味しそうにしている顔を撮りたいと思ってしまうんですね」○一眼レフだと幅が広がる「さっき、テクニックはいらないと言いましたが、それでもやっぱり多少のテクニックは必要です(笑)。どうやって光を味方にするのか、とかね。また、カメラを始めたいから、どんなカメラが良いか、と聞かれることもありますが、何でもいいと思います。本当に何でも。キヤノンでもニコンでも何でもいい。自分のフィーリングに合うものが一番だと思っています。でも可能ならば、やっぱり一眼レフがいいですね。スマートフォンでもコンデジでも良い写真は撮れますが、でもやっぱり、一眼レフだと幅が広がるんです。それと、購入する際は、レンズにお金をかけるといいと思います。たとえば、20万円の予算があるのならば、15万のレンズと5万のボディにするとか」○カメラのマニュアルを読もう!「動いている被写体をどうやって撮るのかということも聞かれたりします。これには、テクニックがいる! 一番良いのはカメラのマニュアルですね。これを、しっかりと読むこと。私にとって、カメラは器械じゃないんです。瞬間を切り取る魔法なんです。先日、電車に女子高生が乗っていました。一生懸命勉強をしていたんですね。形容詞とか動詞とかを品詞分解していて……。見ていて、すごく懐かしかったです。全然知らない女の子だったんですが、声をかけたくなりました。"将来、あなたが愛した人が日本語を話すことができなかったとしても、今そんなに勉強してるんだから、好きって言えるよ"って。英語の勉強というのは、本来は"大学受験"の為にするものではないんだと思います。今は目先の目的を達成するために(品詞分解などの)テクニックにとらわれてしまうけれど、本当はもっともっと先に大きな目標があるはずなんです。自分の"好き"という気持ちを伝えるため、自分を表現するため、英語の勉強の"目的"がそうなったとき、"学びたい"という気持ちが心の奥底から湧き出てくるはずなんです。写真も同じように、ただテクニックにとらわれるのではなく、そういう芯にあるところを大切にしなければいけない。そう私は思うんです」皆さん、カメラについてきた分厚いマニュアルは読まないかと思います(笑)。でも、写真が上達するための一番の近道だと私は思っています」ジョンソンさん熱弁の講演! 確かに、筆者もNikonのマニュアルは読んでませんでした……。反省。○ついにお待ちかねの一茶君が登場!さて、ここでついに! ついに! 皆さんお待ちかねの一茶君が登場です。ジョンソンさんの横に立った一茶君。開口一番のセリフは、「私は、一茶です!」でした。ジョンソンさんのブログにも書いてありましたが、一茶君の日本語での一人称は、「私」。「私のクレヨン」などといった言い方をするそうです(笑)。生の声を聞くことができて感動!○一茶君のコスプレをした子と記念撮影!ジョンソンさん一家の紹介が済んだ後は、会場にいた、参加者のお子さんが一茶君と記念撮影をしました。一茶君のコスプレをしています。お母さんに許可をいただき、後姿の写真を掲載することができました!○ジョンソンさんにインタビュー!!さて、今回のカメライベント。せっかく来日されているジョンソンさんへ是非ともインタビューをさせていただきたいとお願いをしたら、新潮社さん&ジョンソンさんからOKをいただきました!あまりに嬉しくてカメラのイベント開催日の2カ月前から、当日着ていく服を、押入れの中からひっぱりだして用意していました。白のふんわりとしたセーターと、チェックの黒いショートパンツ、120デニールの厚めの黒タイツと、黒のヒールです。テーマはとにかく「小汚く見えないようにすること」。○カメラや写心について尋ねるさて、当日、新潮社さんの社内でインタビューをさせていただきました。――イベント開催、本当におめでとうございます! とっても楽しかったです。早速ですが、カメラや写真について、お尋ねしたいと思います。まず、今お使いのカメラ以外に、次に欲しいカメラ、レンズがあったら教えてください次のカメラもCanonのKissシリーズのものを希望しています(笑)。最低限の機能がついているのが魅力なんですね。それとレンズは、sigmaのマクロレンズがほしいかも。一茶とマルを接写したいです。――今一番ほしいほしいカメラ雑貨があったら教えてくださいカメラのトランスフォーマーがあるんですが、それがほしいですね。お値段は確か1万5千円くらい。3体のロボットが合体してカメラになる「リフレクター」というシリーズで、自分のツイッターでも紹介したことがあります。――ジョンソンさんがお使いのカメラストラップを拝見してもよろしいでしょうか?bloomtheoryというブランドのものを使っています。ストラップについているマルちゃんの手作りのぬいぐるみは、読者の方がプレゼントしてくださったものです。イベントの初日にいただきました。一番大切なカメラにつけさせていただいてます。―― 一週間に撮影する写真の枚数を教えてください70枚程度ですね。週末にたくさん撮ることが多いです。――自分とマルちゃん、二人でうつっている写真は撮りますか?主人の実家に遊びに行った時などに撮ります。外で、二人で写っている写真ですね。――どうやって写真を学びましたか?独学で学びました(笑)。一番写真の上達に役に立ったのは、ブログに寄せられる読者の感想ですね。「この写真は色がいいね!」とか、「光が素敵」といったコメントで、たくさん褒めていただいて伸びました(笑)。――写真の勉強をするのにオススメなサイトや書籍があったら教えてください講座でも出ましたが、やっぱり、一番いいのはカメラのマニュアルですね(笑)。と言っても、全部は使わなくていいんです。機能が200ついていたら、5だけ使えればいい! 逆引きのようにマニュアルを使うと、どんどん上達します。――ジョンソンさんのお宅の寝具はとっても素敵ですが、どこでお求めになったのでしょうか?IKEAです(笑)――ジョンソンさんは、どんな光が好みですか?(曇りの日のやわらかい光、逆光、などなど)朝10時の光ですね。午前中の光は、やっぱり色からして違う! 外で撮影する際は、夕暮れのマジックアワーと呼ばれる時間帯の光が好きです。――よく使うホワイトバランスの設定を教えてくださいオートを使っています。カメラの講座に通ったことがあるのですが、そこでプロのカメラマンさんがオートのホワイトバランスを使っていると知って「オートでもいいんだ!」と思い、よくオートを使うようになりました(笑)。――撮った写真は、撮影後どんなことに使っていますか?カードにしたり、一冊のフォトブックにして友人へのプレゼントに贈ったりしています。――シャッターチャンスを逃さないために、どんな工夫をしていますか?手元にカメラを置くこと!! ベッドの下や、食事を作る時にはキッチンに置きます。――お気に入りのカメラグッズショップを教えてくださいKettiというブランドで、フォトグラファー兼デザイナーの女性によるハンドメイドです。「カメラの入るおシャレなバッグ」を見つけることができてすごく嬉しいです。――マルちゃんのどんな瞬間の表情が好きですか?寂しい感じの表情ですかね……。言葉を喋らないけど、全部わかってるよと言ってくれているような表情も大好きです。――写真を撮影している際、いつもどんな言葉を二人にかけていますか?普段話しかけていることを話していますね(笑)。幼稚園の友達の話とかそういうことを。子どもと犬を撮る時って、その場の雰囲気作りがすごく大切なんだと思うんです。子どもと犬が、楽しく遊んでいるところを撮影するんじゃなくて、自分もその中に入っていって、一緒に楽しく遊んで撮影をする。そういうことが大切だと思っています。――誰に何を伝えたくて写真を撮影していますか?未来の自分に、「こんなに自分は今、幸せだよ」と伝えたくて撮っています。自分に正直になりたくて、私は写真を撮ります。――良い写真を撮るために、被写体とどう接したらよいとお考えでしょうか子ども、犬に限らず、「自分に正直になること」が大切だと考えています。それと、「好き!」を追求し、それを写真にうつしこむことですね。撮らなきゃいけない!という状況下では、絶対に写真は撮れません(笑)。――もしもマルちゃんが一度だけ言葉を話せるとしたら、どんな質問をしますか?何にも質問しないと思います。「ありがとう」って伝えると思います。で、マルちゃんは「全部わかってたよ」って答えると思います。――ご自身にとって、写真とは何ですか?心の自由をくれるもの。写真とは、私にとって「羽」なんです。――立派なお兄ちゃんになったマルちゃんに一言お願いしますこれからも、いつまでたっても私の"一番"だよ。――これからカメラを楽しもうと思っている全ての読者に、一言お願いします写真は心! 真実を撮るものではなく、「心を表現する」ものだと思っています。人の目を気にせず、是非とも楽しんでください!――ありがとうございました!<筆者プロフィール>うだま猫好きの人妻アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。○おまけ漫画以上、ジョンソンさんのカメラ講座のレポートをお送りしました。いかがでしたでしょうか? ますます写真が好きになれたのではないかと思います(笑)。筆者も、自宅に帰っていつも以上に楽しく写真を撮ることができました。会場では、自分の猫ブログなぞを読んでくださっている読者様に会えて感動!(私が持参した猫のぬいぐるみでわかったようです笑)。インタビューでジョンソンさんもおっしゃっていましたが、見てくださる方の生の声って、本当に学ぶところが多いし、励みになります(声をかけてくださった方は、息を飲むほどの美人さんでちょっと緊張しました)。今回来れなかった方も、次回は是非、参加できると良いですね。
2014年11月22日俳優・堤真一が、コテコテの関西弁大富豪を演じている映画『神様はバリにいる』。尾野真千子や玉木宏、映画初出演となるナオト・インティライミら豪華共演陣も登場する、本作の予告編が解禁。豪快かつ真理を突いた名言が炸裂している。大ヒットしたサクセスハウツー本「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ刊)を原案に、映画化された本作。物語は、神々が宿ると言われるバリ島を舞台に、“自称爽やか”な日本人の大富豪・アニキ(堤真一)のもとに、借金を抱えた元・女起業家(尾野真千子)が弟子入りしてくるところから始まり、さらに眼科医、婚活中の男――といった「今」を変えようともがく人々の悲喜こもごもを描いていく。堤さんが演じるアニキは、関西弁でまくしたてながら強烈なダジャレをかます、見るからに胡散臭そうな風貌の男。今回到着した映像でも、その胡散臭さは画面いっぱいに漂っているが、そのキャラはどこか憎めないものがある。さらに、「人生はドラゴンクエストや」「失敗した時こそ、笑え」と真理を突くような名言を次々と繰り出し、意外とすごい人なのでは…と思わせるミステリアスな魅力も。そんなアニキを演じた堤さんは、本作で初のパンチパーマにも挑戦しているとのことで、その強烈なキャラクターと併せてチェックしてみて。また、映像のバックに流れる本作の主題歌「BIG UP」は、「湘南乃風」が結成10周年のために書き下ろしたもの。「どんな辛い時でも笑顔」「出会いが人生を変える」という映画のメッセージとリンクした力強い歌声がスクリーンに響き、観る者の胸をアツくさせるはずだ。『神様はバリにいる』は2015年新春、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日堤真一、瑛太、神木隆之介、二階堂ふみの豪華キャストによる、NTT東日本の光ブロードバンド回線サービス「フレッツ光」の新CM「モンスターズシェアハウス」の詳細が明らかとなった。新CMのキャラクターは人間ではなく、モンスターたち。フランケンに扮した堤さんを始め、瑛太さんはドラキュラ、神木さんはオオカミ男…と大変身している。そんな彼らモンスター男子たちが住むシェアハウスの管理人の孫娘を二階堂さんが演じている。CMの舞台は閑静な住宅街に佇む洋館風のシェアハウス。そこに繋がっている「フレッツ光」を使い、毎日を自分らしく過ごしているモンスターたちのちょっぴり変わった共同生活の中で「フレッツ光」にまつわる様々な出来事が起こるというストーリーだ。6月21日(金)から北海道、東北、関東、甲信越でオンエアが開始される「思いっきり割」篇では、モンスターたちが住む部屋の家賃が「思いっきり値上げ」されるというニュースから物語が始まり、家賃の値上げを告げられたそれぞれのモンスターが見せる個性豊かな対応を見せる。長い眠りから覚めたばかりのドラキュラは「アジャパー」と懐かしのリアクション。「何それ」と孫にあしらわれ、玄関上に掲げられた表札を見ながら「シェアハウス…。いまどきは下宿をこう呼ぶらしく…」と戸惑う。オオカミ男は「ボク、オオカミなんで、人間の言葉はちょっと…」ととぼけるが、関西出身の堤さん扮するフランケンから「いや、日本語で答えとるがな!」とツッコミが飛ぶなど、軽妙でコミカルな掛け合いが楽しめる内容に仕上がっている。6月初旬に行われた撮影では笑いが絶えなかったという4人の息ぴったりの演技もさることながら、人間ではないのにどこか親近感を感じてしまうモンスターたちの雰囲気、細部にまでこだわった特殊メイクや洋館風のシェアハウスのセットなど見どころが満載だ。(text:cinemacafe.net)
2013年06月20日俳優の堤真一が15日、東京・新宿ピカデリーで行われた『俺はまだ本気出してないだけ』(青野春秋原作)の初日舞台あいさつに登壇した。同日、堤演じる主人公・大黒シズオが劇中で歌うオリジナル曲「俺の時代」がiTunesで期間限定有料配信されることが発表されたが、当の堤は「こんなの歌手デビューとはいえない。そもそもiTunesって何ですか?」と困惑しきりだった。初日舞台あいさつの模様舞台あいさつには堤をはじめ、橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、水野美紀、石橋蓮司、福田雄一監督らが登壇。福田監督が「映画では1番しか登場しないので、フルバージョンはここでしか聴けない。それにしても堤さんの歌が本当、うまくない!あんなもん配信していいんでしょうか」と爆笑しながらコメントすると、堤は「あんなもんって(笑)」と傷ついた様子だった。映画は「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞めるも朝からゲーム三昧、父親には毎日怒鳴られ、高校生の娘に借金し、バイト先ではミスを連発する主人公・大黒シズオが「漫画家になる」と無謀な夢を追う姿を描いた。カナダ・モントリオールで行われる「ファンタジア国際映画祭」(7月18日~8月6日)での上映が決定している。製作発表当初から「意外なキャスティング」と話題を集めた本作だが、共演する水野は「全然意外じゃない。むしろこっちが、堤さんの“素”に近い」と暴露。福田監督も「そうですよ。やっと堤さんの本性が解禁される」と満足そうな表情。一方、シズオの父親を演じる石橋は「こんなバカなシズオが世にさらされるなんて、こんな恥ずかしいことはない」と笑いを誘っていた。翌16日の“父の日”にちなみ、堤から石橋へ、そして橋本から堤へ“本気パンツ”をプレゼント。また、先日「第32回イエローリボン賞(ベスト・ファーザー)」を受賞した生瀬は、「同じ日にマイケル・ジャクソンの娘さんが大変なことになり、こっちはまったくニュースにならなかった」と恨み節を見せていた。『俺はまだ本気出してないだけ』公開中
2013年06月17日シルベスター・スタローン主演の映画『バレット』と、堤真一主演の映画『俺はまだ本気出してないだけ』のコラボポスターが制作され、29日より東京メトロ新宿駅、JR大阪駅に掲出されている。その他の画像作成されたポスターは、『バレット』でスタローンが演じた殺し屋ジミー・ボノモと『俺はまだ…』で堤が演じた漫画家志望の大黒シズオのキャラクターを対比させたもので、“40年間、本気しか出してない”ジミーと、“42歳、まだ本気出してないだけ”の大黒が並ぶ異色のコラボポスターとなっている。また現在、両作品の公式サイトでは“見届けろ!男40年の生き様キャンペーン”と題して、ジミー・ボノモでも大黒シズオでも役立つアイテム“水とカンパン”3か月分が当たるプレゼントキャンペーンが実施されている。『バレット』6月1日(土)から全国ロードショー『俺はまだ本気出してないだけ』6月15日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショー(C)2012 The Estate of Redmond Barry LLC.All right reserved.(C)青野春秋・小学館/「俺はまだ本気出してないだけ」製作委員会
2013年05月30日イメージキャラクターに俳優の堤真一と岡田将生を起用したカクテルテイスト清涼飲料「アサヒ ゼロカク」の新TVCMとして、「春、ゼロカクBar。堤マスター」編 、「春、ゼロカクBar。岡田バーテンダー」編が、それぞれ4月9日(火)からオンエアされることになった。第2弾となる本CMも、堤さんがBarのマスター、岡田さんがバーテンダーに扮し、都会の真ん中に現れる「ゼロカクBar」を舞台に展開。「アサヒ ゼロカク」のちょっとオトナで上質なイメージを演出する。共演は『相棒シリーズ X DAY』や『県庁おもてなし課』の関めぐみだ。ストーリーは、雨の降りしきる夜、「ゼロカクBar」のカウンターにひとりの女性客が寂しげな表情でたたずむところに、2人がレモンテイストの新商品「ゼロカク アイスリモーネ」を差し出しながら、“レモン”にまつわるエピソードを語るというもの。堤マスターは、おどけながらも大人のやさしさがあふれるトークを、岡田バーテンダーは、女性がキュンとしてしまうような甘酸っぱいエピソードをそれぞれ語るのだが、ふたりの掛け合いがオチャメで、女性客も思わず笑顔を取り戻していくという展開になっている。今回は、撮影2回目ということもあってか出演者、スタッフともに「ゼロカクBar」の店員になったつもりで取り組み、堤さんの明るいリードで現場は一体感をさらに増して、スムーズに進んだそう。企画の肝となる、堤さん、岡田さんのセリフの掛け合いのシーンでは、2人と監督がその都度、協議をしながらいろいろなバリエーションにトライ。特に堤さんのセリフでは楽しいアドリブが多く、緊張感のある現場ながら、毎度スタッフも笑いをこらえるのに必死だったそう。また岡田さんは、女性がキュンときそうなセリフをサラリと言う“イケメンバーテンダー”という設定ながらも、普段はこのようなことを言わないそうで、セリフを言った後に、とても恥ずかしそうに顔を赤らめていたとか。「アサヒ ゼロカク」は、アルコール分0.00%にも関わらずお酒らしい味わいが楽しめる新感覚カクテル。すっきりとしたレモンテイストの新フレーバーは、バーテンダー姿がよく似合うカッコイイ2人にもぴったりだ。「アサヒ ゼロカク」新TV-CM「春、ゼロカクBar。堤マスター」篇(15秒)、「春、ゼロカクBar。岡田バーテンダー」篇(15秒) は4月9日(火)~全国にてオンエア。 ※一部地域を除く(text:cinemacafe.net)■関連作品:潔く柔く 2013年秋、全国東宝系にて公開俺はまだ本気出してないだけ 2013年6月15日より全国にて公開(C) 青野春秋・小学館/「俺はまだ本気出してないだけ」製作委員会
2013年04月08日「このマンガがスゴイ!2009」でランキング入りを果たし、映像化の権利を求めて20社以上が殺到した同名人気コミックを、堤真一を主演に迎えて映画化する『俺はまだ本気だしてないだけ』。“最強のダメ男”を堤さんが演じることも決定し、「驚異のキャスティング」として話題を呼んだ本作の特報映像がこのほど解禁となった。大黒シズオ、41歳。バツイチで子持ち。「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞めるも朝からだらだらとゲームばかり。父親には毎日怒鳴られ、高校生の娘に借金し、バイト先ではミスを連発。そんなある日、「とうとう見つけちゃった。俺、マンガ家になるわ!」と宣言するのだが…。ドラマ「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」、「コドモ警察」の福田雄一が監督・脚本を手がける本作。共演には橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、水野美紀、石橋蓮司ほか個性派にして豪華な面々が顔を揃えている。今回、公開となった特報映像ではモジャモジャのヘアスタイルで、ダメダメな男・大黒シズオ役に見事ハマっている堤さんの姿が確認できる。「原作を忠実に映画化することに抵抗があるんです。原作に似た方をキャスティングして、『似てるね』って言われることは全く嬉しくない。驚きがないというか、『え!?あの人がこれやるの?』というジャンプ幅を持たせたい。今回も、普通に考えると『まさかあの堤さんが、こんなだらしないオッサン役を?』と思うかもしれませんけど、脚本の段階で『堤さんだな』と考えていまして、その狙いはばっちりハマったと思います」と福田監督が語るのも納得の仕上がりとなっている。『テルマエ・ロマエ』、『宇宙兄弟』など次々と人気コミックが実写化され、海外の映画祭にも出品されるなど世界的な大ヒットを記録しているが、本作も新たにその系譜に加わるのでは?2013年、俳優・堤真一の新たな一面を発見することができそうだ。『俺はまだ本気出してないだけ』は2013年6月15日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:俺はまだ本気出してないだけ 2013年6月15日より全国にて公開© 青野春秋・小学館/「俺はまだ本気出してないだけ」製作委員会
2012年12月17日熱狂的な人気を誇るも、2012年末をもっての解散を発表した劇団「東京セレソンデラックス」の名作舞台『くちづけ』を、貫地谷しほり主演で堤幸彦監督が映画化することが決定した。『くちづけ』は、2010年に東京・シアターサンモールなど全国4か所で公演され、連日満員を記録した人気舞台。本作は、幼稚園児レベルの知能を持つ主人公・マコ(貫地谷)が暮らすグループホーム“ひまわり荘”を舞台に、マコの父親で漫画家のいっぽん(竹中直人)や、友だち・うーやん(宅間孝行)との絆を描く。主演を務める貫地谷は、「正直、私に出来るのか、とても不安でした。私をキャスティングしてくれた方々、久しぶりにお会いする堤監督、大好きな共演者の皆さま、そして自分を信じて突き進みました」と、マコ役に抜擢された時の心境を吐露するも、「私が演じるマコを含め、個性豊かな人間がたくさん揃いました。可笑しくて可愛くて切なくて、本当に本当に皆さんに観てもらいたい、そんな作品になりました。楽しみにしていてください」とコメントを寄せている。一方、マコの父親・いっぽん役を務める竹中は、「(オファーがあったとき、演じる)役というよりも、僕の場合は役はあとからついてくるので、『あ、また堤監督が声をかけてくださった…うれしいなぁ…』という気持ちが先でした。僕としては再び貫地谷しほりさんと父娘役が出来たことがうれしかったです」と共演の喜びを語っている。「東京セレソンデラックス」で主宰を務め、本作では脚本を手がけるだけでなく俳優としても活躍する宅間は、「この作品では他の映画ではなかなかない事にも挑戦しております。もしかしたら演劇的と思われるかもしれませんが、逆に映画の原点のような気もします。そして、映画を観て、2時間で人生観がちょっと変わる! という体験が出来るかもしれません。それだけ喜怒哀楽が沢山詰まった作品です。驚きと笑顔でこの“うーやん”というキャラクターをご覧頂いて、観終わって愛してくれたら役者冥利です」とPR。堤監督は宅間の脚本に対し、「深く笑える、深く泣ける。ストーリーに惹きこまれて、笑いながら泣いて、最後は自分の生き方と、この作品が訴えたいこと。距離を観終わった後も考える。素晴らしい作品だと思います」と絶賛しており、「ただイイ話ではない。『深さ』があった。舞台を観て感動していた。社会性のある題材にチャレンジしたいと思った。『くちづけ』には社会性がある。目を背けてはいけないことが作品の中にあると思う」と意気込みを語っている。人気劇団が演じた名作が、スクリーンではどう描かれるのか注目が集まりそうだ。『くちづけ』2013年春 全国公開
2012年09月03日建築家・坂口恭平が書いた“0円生活“の記事に触発され、堤幸彦監督が撮りあげた新作『MY HOUSE』が26日(土)から公開される。監督の地元・名古屋で全編モノクロの映像で撮影された本作は、監督が長年、温め続けてきた企画だという。堤監督はなぜ、この企画にこだわり続けたのか? 公開前に話を聞いた。その他の写真本作は、都会の片隅で移動可能な組み立て式の家に住み、アルミ缶を拾い集め換金、不要になったモノを生活に取り入れ暮らす鈴本さんと、同居人のスミちゃんを主軸に、エリートコースを歩む中学生・ショータと、人嫌いで潔癖症の主婦・トモコらのドラマを描いていく。『トリック』や『SPEC』『20世紀少年』など、数々のヒット作をおくり出してきた堤監督は「給料3万円のADから始めて40本近い映画を撮れたことは大変に幸せなこと」とこれまでを振り返るも「自分の本音を封印して、究極のサービス業として映画をやってきました。でも、自分で気になることをキチンとやるべきだと思った」という。本作では、路上生活者の物語が中心に置かれたことで、都市の孤独や消費社会の歪みが描かれる。しかし、それは本作の主題ではない。「今から思えば、自分の名前を隠して撮るべきだったと思いますね。社会に対して何か言ってやるとかそういう不遜なことはないんです」。では堤監督はなぜ、路上生活者を主人公にした作品にこだわり続けたのか? それを解くキーワードは“不安”だ。「主人公の鈴本さんは、社会ではなく自分が決めたルールを生きているわけだから最大の自由を得られるかわりに、剥き出しの暴力や権力に向き合わざるをえないリスクを負う。これは都市で生きることの不安と向き合った結果だと思う」と分析する堤監督は、つねに自身のキャリアの中で“不安”と向き合い、不安と戦う人々に魅了されてきた。「不安は人生そのものですよね。職業監督として糧を経て、家族や会社を食べさせることはできているけど、まだ作品を残したという満足感はないんです。それが僕のコンプレックスで、不安の核です。早く『これが僕の映画です』といえるものにたどり着きたいというのが正直なところですね」。そのキャリアの中で “自身の不安”が創作上、大きな役割をはたしてきた堤監督にとって、自由もリスクも受け入れて不安と向き合う路上生活者の姿は、何としても描きたかった題材ではないだろうか。「“確固たる人生”というものに本当にコンプレックスを覚えますね。その人が路上生活者だろうが政治家だろうが、ロックミュージシャンだろうが、確信をもって生きているに対して自分はなす術もないということは作品に動揺として出ていると思う。その意味でこの映画は、注意深く僕の映画を観てくれた人にはそれほどの不思議はない映画だと思いますし、個人的にはこの映画は棺桶に入れてもいいかなぁ、と思いますね(笑)」。『MY HOUSE』5月26日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年05月25日堤幸彦監督の最新作『MY HOUSE』が5月8日(火)、早稲田大学の小野記念講堂で上映され、堤監督と映画の原作となった「TOKYO 0円ハウス 0円生活」(河出文庫刊)、「隅田川のエジソン」(幻冬舎文庫刊)を手がけた坂口恭平が学生たちの質問に答えた。堤監督の出身地でもある名古屋を舞台に、空き缶集めをしながら公園に作った“家”で暮らす人々と、それとは対照的な清潔な“邸宅”に暮らす一家の姿を描写。交差するはずのなかった全く立場の違う人々の人生がある事件をきっかけに交わっていく。そもそも原作書籍の基となったのは週刊誌「AERA」に掲載された記事で、監督はそれを読んで坂口さんと連絡を取ったが、坂口さんによると「最初に連絡をくれたのが堤さんだった」という。『20世紀少年』や『SPEC』シリーズなど、大人気漫画の実写化やTVドラマと連動した大規模な作品を数多く手掛けてきた堤監督だが「社会問題にもずっと興味はあり、頭の半分くらいを占めていた。11月には57歳になりますが、やらないと死ねないと思った。中年を過ぎて死ぬための準備をしないといけない。棺桶に入れる作品を作りたいと思った」と“決意”を明かす。映画に登場する路上生活者・鈴本について監督は「自分のルールで自由を、生活のスタイルを作り出しているけど、そのリスクとして暴力や権力、自然災害と向き合っている」と語る。モデルとなったのは坂口さんの著書に登場する、隅田川沿いで自ら建てた家で暮らす鈴木さんという路上生活者だが、坂口さんは彼を「師匠」として仰ぐ。「僕が鈴木さんに『鈴木さんは幸せなの?』って聞いたら『メチャクチャ幸福だと心から言いたい』と言ってた。自分で自分を幸福だと言う人に僕は初めて会った。彼らを『経済的な弱者』と呼ぶ人がいるけど、“経済”という言葉の元は“経世済民”で『世を直し人を救う』という意味。それは鈴木さんがやってること。すごく経済的に高度なことをやってるんです」と自らの意志で路上生活者として暮らす彼の“強さ”を説いた。一方、映画の中に登場する鈴本にどこか人生を諦観している印象を抱き、世の無情さや哀しみを感じたという女子学生が涙ながらに「生きていく上で諦めるということが必要なのか?」と問いかけ、坂口さんが思わずもらい泣きする一幕も。堤監督は「あなたが『自分にはこういう強さと目的がある』と分かっているのであれば、諦める必要など全くない。(モデルとなった)鈴木さんはリスクを背負いながらも自分でこの暮らしを選んでる。この事実を僕は映像にしました。(映画の中で)表情には出さない“強さ”がそこにあるんです」と語りかけ、坂口さんも「僕も生きることを全く諦めてない!」と力強いエールを送った。坂口さんは自らを「新政府の初代内閣総理大臣」と称しており、この日も「45歳までに総理になる。絶対になります!」と宣言。自由奔放な発言を繰り返す坂口さんを見て堤監督も「いいな、自由で」と羨ましそうに漏らし「若干、言ってることが分からないこともありますが(笑)、強さを感じます。70年代に会ってたら同志になってたかもしれない」と20歳近く年下の“革命児”に最大限の称賛を贈った。この日は客席に、鈴本を演じたいとうたかおの姿も。名古屋を拠点にフォークシンガーとして活動を続けているいとうさんは、この上映会のために上京したそうで、本作を鑑賞するのはこの日で4回目となったが「観るたびに違うものが見えてくる」と語り、学生たちに向けて「僕は幸せに暮らしています」と“幸福”を強調。劇中「ルイ・ヴィトン」の店の前を自転車で通過する描写があるが、実はいとうさんの身内でこの店に勤めている方がいるそうで、監督から「このシーンだけは『やりたくない』って言ってた。とっても人間らしい方です」と明かされ、苦笑いを浮かべていた。『MY HOUSE』は5月26日(土)より公開。■関連作品:MY HOUSE 2012年5月26日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011「MY HOUSE」製作委員会■関連記事:堤幸彦監督&原作者・坂口恭平ティーチイン付き『MY HOUSE』試写会に10組20名様ご招待
2012年05月08日「TRICK」シリーズに『20世紀少年』、『BECK』など数多くのヒット作を生み出し、日本エンタメ界を背負って立つ奇才・堤幸彦監督。人気コミックの映像化からオリジナル作品まで、常に革新的な表現にチャレンジしてきた彼が、これまでと全く異なるアプローチで撮影した映画『MY HOUSE』が5月26日(土)より公開される。その内容とは…?謎の多い本作のビジュアルがこのほど解禁となった。先日アカデミー賞で最多5部門の栄冠に輝いた『アーティスト』がきっかけとなり、いま映画界の中で注目を集めているモノクロ作品。3DCGを始め映像技術が発達し、様々な映像表現が可能となっている中でかえってその新鮮な魅力が再発見されたわけだが、この潮流を先取りするように、堤監督はこれまでの情報量の多い画や音楽でエンターテインメント性を高めるという自身の作風を封印し、今回モノクロ映画に挑んだ。堤監督が本作で描くのは、コストゼロの家を提唱し各界から注目を集める、建築家で作家の坂口恭平の「ホームレス生活」。2007年、某雑誌に掲載されていた坂口氏の生活に関する記事を読み、既成概念を打ち破る彼の生き方に触発された堤監督は、構想5年の末、故郷・名古屋でメガホンを取った。坂口氏の著した原作を基に、都会の片隅でアルミ缶やビニールシート、電池、木材やタバコを拾い、可動式の「家」を作り、そこで豊かに暮らす主人公の姿を通して、物にあふれた暮らしの中で本当に必要なものとは何なのか?を問う。今年は本作以外にも『劇場版SPEC~天~』の公開を控えるなど、年に1本以上の映画を監督するだけでなく、TVドラマに舞台とハイペースで多くのエンターテインメント作品を送り出している堤監督だが、彼が本作を機に提唱する新たな“映画”の形とは…?『MY HOUSE』は5月26日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:劇場版SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間戸田恵梨香&加瀬亮の『SPEC』映画版に栗山千明が参戦で三角関係勃発?戸田恵梨香&加瀬亮「SPEC」映画化決定!スペシャルドラマと合わせて謎が明らかに
2012年02月29日小栗旬&岡田将生を主演に迎えての映画化が発表されている『宇宙兄弟』に麻生久美子と堤真一が出演することが明らかになった。原作は現在も「モーニング」(講談社刊)に連載中で、小学館漫画賞と講談社漫画賞のW受賞という「20世紀少年」以来の快挙(※同年W受賞は史上初)を成し遂げ、累計400万部を突破した人気漫画。幼い頃に宇宙飛行士になると誓い、約束通りに宇宙飛行士となった弟と、会社をクビになり無職となった兄。だが、弟からの一通のメールをきっかけに、兄も再び宇宙を目指し始める!そんな兄弟と仲間たちの奮闘が人間味たっぷりに描かれる。麻生さんが演じるのは、小栗さん扮する六太(ムッタ)と共に宇宙飛行士を目指す才女・伊東せりか。幼い頃のムッタと日々人(ひびと/岡田さん)を知るJAXA職員で宇宙飛行士選抜試験官のひとりでもある星加正に堤さんが扮する。今後、公開される作品だけでも『日輪の遺産』に『ロック 〜わんこの島〜』、『モテキ』、『ガール』に『幸運の壺 Good Fotune』といま、日本で最も多忙な女優のひとりである麻生さん。「私は原作の大ファンなので、正直、嬉しさと戸惑いがありました。でも、ほんの少しでもせりかさんの人生を歩きたいと参加させて頂くことになりました。不安もありますが、才能ある監督のもとでお仕事できること、とても嬉しく思っています」と出演への喜びを語り、堤さんも「このような希望あふれた作品に関われることを非常に嬉しく思っています。私が演じる星加は、かつて宇宙飛行士を志したが叶わず、宇宙を目指す者を支える立場として、再び夢をもつ人物です。宇宙に興味のある方もない方も、わくわくする気持ちや、“夢”を感じていただける映画になると思います」と意気込みと期待を明かす。ほかにムッタのライバルであり親友でもある真壁ケンジを、ミュージカル界のスター、井上芳雄が演じ、溝口大和、古谷やすし、福田直人といった、同じく彼らと共に宇宙飛行士を目指す仲間に新井浩文、濱田岳、塩見三省が扮する。JAXAからの全面協力を得て撮影も中盤に差し掛かっており、7月中にはクランクアップの予定。小栗さん、岡田さんはもちろん、麻生さんの宇宙服姿は…?新たな仲間を得て、ますます期待と注目を集めそうだ。『宇宙兄弟』は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:宇宙兄弟 2012年春、全国東宝系にて公開■関連記事:“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2011年06月23日3月26日(土)、映画『SP 革命篇』の舞台挨拶が都内で開催され、主演の岡田准一(V6)に、堤真一、松尾諭、神尾佑、波多野貴文監督が登壇。本作の収益の一部が、東北地方太平洋沖地震の被災者のために寄付されることが発表された。要人警護のスペシャリストたちの活躍を描くTVドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」としてスタートし、昨年公開された『SP 野望篇』を経て、これまでの全ての謎が明かされる完結編として、先日より公開されている本作。当初、公開初日の3月12日(土)に舞台挨拶が行われる予定だったが、震災のため延期され、改めてこうして舞台挨拶が行われることになった。岡田さんは「被害に遭われた方々のご冥福をお祈りします。そして『SP』の戦っている姿やチームワーク、勇気といったものが、いま、戦っている方の力になればこれ以上に嬉しいことはありません」と真摯に語った。堤さんも「震災があって、温かいところにいられることや電気のありがたさなどを感じましたし、いろんなことを考えさせられました。いま、みなさんもいろいろ考えてワサワサした感じを持っていると思いますが、それが大事だと思います」と語りかけた。阪神大震災で被災した経験を持つ松尾さんは「物質的な復興も大事ですが、被災されたみなさんの心の復興も長い時間をかけて大事にしていかなくてはならないと思います。早く、みなさんに映画を観ていただける日がくれば」と祈りを込めた挨拶。神尾さんは福島県いわき市出身で、ご家族が避難生活を送っているそう。「いま、この瞬間も現場で復興に向けて戦っている人への感謝の気持ちでいっぱいです。笑顔で生活できる日が来ることをお祈りしています」と語った。撮影時の話になると、次々と興味深いエピソードが続出。堤さんは「年なので、セリフを覚えるのがつらかった。その上、何で岡田准一とアクションせなあかんの?オッサン、大変でした」と苦労をふり返る。堤さんによると、岡田さんは鉄砲から出る火花を一瞬でかわしたそうで「本当にすごい!速い!速いよキミは。弾丸をよけられる男ですからね。たまりませんね」と手放しで岡田さんの身体能力を絶賛していた。岡田さんは「あなたにとって『SP』とは?」という問いに「結晶。スタッフとキャストみんなで偽りなく『観て!』と言えるものを作ったと思います」と充実の表情。最後に改めて「これから元気が大事だと思います。笑顔になっていただけるように出来ることをやっていきたいと思います。『SP』がその力になれば」と呼びかけた。『SP 革命篇』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム SP 野望篇 2010年10月30日より全国東宝系にて公開© 2010「SP」プロジェクトチーム■関連記事:真木よう子インタビュー 「SP」誕生から4年、大作への進化に「予測できた」キャスト陣も参加で裏話が聞ける?『SP』Twitterイベントを特別ドラマ放送中に開催真木よう子、壇上でまさかの舌打ち疑惑!岡田准一「何かムカつくことありました?」2010年映画ファンが選ぶベストムービー洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…
2011年03月26日人気作家・万城目学の直木賞候補にもなったベストセラーを映画化した『プリンセス トヨトミ』の大阪の撮影現場の様子が8月1日(日)に公開され、主演の堤真一をはじめ、共演の綾瀬はるか、岡田将生のコメントも到着!あわせてこの3人以外の共演陣も新たに発表された。国家予算の使用用途についての会計検査院による査察をきっかけに、大坂夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔が秘密裏に生き延びていたことが発覚し、この秘密をめぐって大阪中を巻き込んだ大騒動が勃発する、という本作。「鴨川ホルモー」、「鹿男あをによし」がそれぞれ映画化、TVドラマ化されるなど高い人気を誇る万城目さんの同名小説の映画化作品で、大阪府の全面協力を得て、このほど撮影が開始された。撮影が行われたのは堤さん、綾瀬さん、岡田さん演じる会計検査院の3人が、大阪府庁に到着し、調査を始める場面。100名ものエキストラが扮する大勢の職員に対して自己紹介と提出すべき書類の説明を行い、職員たちが慌てながら資料を集める、というシーンが展開する。撮影が実施されるのは大阪府庁内の大会議室で、ここで撮影が行われるのは、松田優作の遺作となった『ブラック・レイン』(’89)以来、2度目のこと。橋下徹大阪府知事からは「僕も原作を読みましたが、大阪府庁をはじめ、大阪城、そして空堀商店街など大阪の都市(まち)の魅力がいっぱい詰まった壮大なドラマです。今日、大阪府庁での撮影がスタートしますが、みなさんの熱演で、万城目学さんの原作の持つ大阪に対する愛情あふれるストーリーを、そして大阪の都市(まち)の魅力を日本全国に、そして世界中に伝えていただけることを心から期待しています。必要があれば、府庁の幹部を出演させますよ」と製作陣、キャスト陣に向けての歓迎と期待の気持ちを込めたメッセージが届けられた。検査院のチームのリーダー役を演じ、自身も関西出身の堤さんは「不思議な話で、大阪の人が大阪のことが大好きだという思いが強く出ているが、大阪以外の人でも、観たら大阪を好きになれる作品にしたいです。綾瀬さんは超天然、岡田さんは、(自分は)彼の父親と同じくらいの年齢で、こんな息子がいたら自慢できるけど、自分は結婚すらしていないし…(笑)、今日のように大阪府庁のような建物で撮影させていただくと、セットと違って建物が空気感を出してくれて、力をもらえます。ぜひ残してほしい建物です。知事がエキストラ参加を希望されているそうですが、エキストラは時間もかかるし、こちらも緊張するので、遠くから見守っていただけたら!作品は親子の間の秘密を描いた内容ですが、自分の秘密は言えません。ただ、綾瀬さんは、大阪城をお寺だと思っていたらしく、指摘をしたら『あ、神社だ!』と言っていました(笑)」と共演者に関わるエピソードを交えながらユーモアたっぷりに意気込みを語ってくれた。綾瀬さんは「空堀商店街に行ってみて、人が多くて、服装も派手で大阪だ!と感じました。堤さんはノリのいい大阪のお兄ちゃん。岡田さんは、いい人(笑)!(自身の)役どころは、性格は抜けていますが、ちょっとした行動でミラクルなことを巻き起こす調査員。歴史的な面から見ても妄想できるところがたくさんあって夢がある映画です」とアピール。そして、岡田さんは「大阪はにぎやかで温かい印象です。周りの人が普通に話しかけてきてくれました。堤さんはお父さんみたいで、楽しませてくれ、やりやすくて感謝しています。綾瀬さんは天然で不思議な人。自分の役柄的にはお話しできないことも多いんですが、先輩たちの足を引っ張らないようにがんばります!作品はおとぎ話のような話。大阪の人はもちろん、大阪の人以外にも楽しんでいただける作品になると思います。知事のおかげで大阪で撮影ができているし、大阪府庁も撮影で来られるとは思っていなかったので嬉しいです」と笑顔で語った。“お父さん”、“天然”、“いい人”という3人が映画の中でどのような“化学変化”を見せてくれるのか?加えて、新たな共演陣として沢木ルカ、森永悠希、和久井映見、中井貴一の出演も発表された。『プリンセス トヨトミ』は2011年夏、全国東宝系にて公開。■関連作品:プリンセス トヨトミ 2011年夏、全国東宝系にて公開
2010年08月02日堤真一が4月26日(月)、東京・千代田区のよみうりホールで行われた、主演映画『孤高のメス』(成島出監督)の完成披露会見に、共演の夏川結衣らと出席した。現役医師の大鐘稔彦氏の同名小説を原作に、1989年当時、日本の法律で認められていなかった禁断のオペ、脳死肝移植に挑んだ天才外科医・当麻の姿を描く医療ドラマ。オペシーンに関わるキャスト陣は撮影前、役作りのため生体肝移植、肝臓がんの摘出などの手術を見学。孤高の天才外科医と似ている部分を聞かれ、堤さんは「全く見当たりません。僕がやっていいのか?と思った」と取材陣を笑わせつつ、「主治医の先生は孤独を感じられながらも、現場に行くとチームワークで手術をする。その点は俳優に似ている」と職業柄には共鳴した様子。劇中のオペシーンでは「アンコ椿は恋の花」など演歌歌手、都はるみの楽曲が流れる。堤さんは「(当麻の)モデルの先生が、(オペ中に)石川さゆりさんを聴いていらっしゃるのですが、そのままだとパクリになるので、都はるみさんになった」と説明し「家で、糸結びなど練習するときもはるみさんの歌を聴きながらやりました。こぶしがパワフルで力をもらった」とこだわりの“特訓”法を告白。看護師役の夏川さんから「石川さゆりさんがいいって言っていたじゃないですか?」と突っ込まれて、「言ってた」と苦笑いだった。夏川さんは「手術を見学させてもらったときに、先生たちが聴きながら鼻歌まじりになさっているのを見てビックリしました。でもリラックスしてやることが手術にいいのだそうです」と話した。ほかに吉沢悠、中越典子、平田満らが出席した。『孤高のメス』は6月5日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年04月26日