花とアリスが帰ってきた。『花とアリス』の公開から11年を経て、ふたりが出会うまでの前日譚を描く『花とアリス殺人事件』。本作で岩井俊二監督は、初のアニメーション長編作品に挑んでいる。しかしながら、なぜいま花とアリスなのだろうか?そしてこのタイトルの意味は?さまざまな疑問符が浮かぶ中、稀代の映像作家である岩井監督がどんなアニメショーンを仕上げてくれるのかと、大きな期待が寄せられたはずだ。インタビューでは、前作をふり返りながらストーリーの発端となったエピソードをはじめ、新境地であるアニメ制作の裏側、さらに音楽家としての一面など多岐に渡り、稀代の才能である岩井監督の等身大の姿を垣間見ることができた。海外のキャストを迎え、全編英語で展開された『ヴァンパイア』以来、オリジナル作品としては3年ぶりとなる本作。岩井監督のフィルモグラフィーを見渡してみると、続編といったかたちで制作されたのは、『打ち上げ花火 横からみるか?下からみるか?』に続く作品として制作された『少年たちは花火を横から見たかった』があるが、こちらはドキュメンタリーという体裁をとっており、フィクション=物語としての続編作品は本作がはじめてとなる。今回の前日譚が生まれた経緯について訪ねると、「既に存在していた」と岩井監督は語る。「今回の企画自体は、前作『花とアリス』を作ったあとに、ある種続編的な位置づけで、脚本としてはその時点で存在していたんです。その時に、アニメ企画で立ち上げたんですけど、予算とかいろんな都合があって、実現のところまでいかなくて、途中で立ち消えになっちゃったんですよね。今回はたまたま、こんな企画あるんだけどって話したら興味をもっていただいて、じゃあやろうかという流れで実現しました」。実写として撮影された画をもとに、上から線でなぞるロトスコープというアニメーション手法で制作された本作。岩井監督は、昨年WEBで公開された『TOWN WORKERS』ですでにロトスコープを導入している。タウンワークとのコラボレーションとして制作されたショートストーリーの同作は、岩井監督初のアニメ作品として大きな注目を集めたが、長編アニメーションとしては今回が初となる。これまでに、その圧倒的なクオリティの美しい実写映像作品を数多く世に送り出している岩井監督だが、ロトスコープでは監督最大の武器とも言える実写映像があくまで素材として使用され、そこからロトスコープに変換されていく作業が始まる。「ふたつ分」の作業だったと語る制作過程について聞いてみた。「実写の場合は撮って編集で仕上げてしまえば終わりなんですが、今回はそこからアニメの制作が始まるので、ふたつ分の現場をやったような感じではありましたね。 まずはオーディションで役者さんを選んで、実際に撮影を行いました。ロトスコープの場合は、映像はあくまで素材になるので、ひとりで何役もやっていたりしますよ。20日間くらいかけて撮りましたね。それをベースに3D CGを作ったり、ロトスコープとして手描きでなぞって。さらに3D CGであがったものを手描きで修正したりとかいろんなことをやって、こういう仕上がりになった感じです」。今回の制作を振り返る中で、表現としての実写とアニメの違いについて、その“ダイナミズム”の差異について岩井監督は「実写だと普通に見えちゃうはずのものが、アニメだと妙な凄みを持つことが多々あるんです」と語る。「実写だとほぼ無理なんですけど、顔のアップをあまり使わないで済んだっていうのは意外でしたね。アニメ、とくにロトスコープっていうのは、人の全身が写っているサイズで動いてるときに一番存在感を発揮する気がしていて。その時の凄みっていうのは、なかなか実写だと出ないんです。同じサイズで人が動いててもあんまり印象に残らなかったり、なかなか間が持たなかったりするので、どうしてもアップに逃げたりしがちなんですけど。たぶんこれと同じことを実写でやったら、ややアート色の強い映画みたいな、観客が入っていけない作品に見えると思うんですよね。ところが、アニメだとそう見えなくて、全然普通に見える。そんな風に、ダイナミズム感が違うんです」。そして『花とアリス』の世界において、なによりもその魅力的なキャラクターである荒井花=“花”演じる鈴木杏と、有栖川徹子=“アリス”演じる蒼井優は本作においても出演。花とアリスとの再会は11年ぶりとなるが、岩井監督は自然と作品の世界に入っていったようだ。「蒼井優と鈴木杏に会って、久しぶりと言いつつも、不思議と前の撮影がこないだあったような感覚になるんですよね。『花とアリス』の撮影の仕上げの時期と感覚が直結してくるというか…。『花とアリス』は、映画の中で出てくるバレー教室でリハーサルをやるところからはじめたんですけど、そんな日を思い出したりしました」。そして、『花とアリス』の世界のもうひとつの大きな魅力は、美しい映像を彩るピアノとストリングスを基調とした瑞々しい音楽だ。『花とアリス』の代表的なシーンとも言える、オーディションでアリスがバレエを披露する場面の楽曲など、美しい旋律が全編で展開されるサウンドトラックは、岩井俊二自身が制作している。本作では、岩井監督自身が参加する音楽ユニット「ヘクとパスカル」が監督と同じく音楽担当としてクレジットされ、前作との制作過程の違いについて伺うと、音楽家としての顔も持つ岩井監督の妥協なきこだわりが明かされた。「前回はオールコンピュータで、ひとりでパソコンに向かい合いながらずっと音楽制作をやっていたんです。打ち込みでどこまでやれるかっていう、音を聞いてデジタルだって思われないところまでどうやってもっていくのかということに、ただひとりひたすらこだわっていました。繰り返し繰り返しエンニオ・モリコーネのサントラを一日中聞き込んで、それに近いバイオリン音源を数か月かけて探したんですけど、ほとんど駄目でしたね。その中でかろうじて使えるのが出てきたんですけど、それはもう感動でしたけどね。今回はそのスコアをベースに、『ヘクとパスカル』の桑原さんにアレンジをお願いしました。桑原さんはプロとして活動をしているので、アレンジしたらスタジオに入って演奏して終わり。基本的にはピアノは桑原さんが弾いて、弦とかは他のミュージシャンに頼んで演奏してもらいました」。『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』をはじめ、完成された世界観と語られるストーリーの力が強く印象を残す岩井作品の中では、自然なタッチが特徴の『花とアリス』は、他の作品とは少し趣が異なるように思える。岩井監督が明かしたように、自然発生的なエピソードの数々が描かれ、自然体の岩井俊二が堪能できる本作を、自身は“エッセーのようだ”と語っている。「『花とアリス』はあの仕上がりになりつつも、なんだか食い足りなくて、エピソードゼロとして続編を考えて書いたのが今回の作品ですね。そういう意味ではゆるく長い付き合いだったと思います。考えてみると、自分の日常的な人生観とか、そういうのが意外と出やすかったというか、ちょっとエッセーに近い作品だったと思うんですよね。主人公があるできごとに出会いながら、ストーリーを解決して終わるっていうのがスタンダードとしてあると思うんですけど、ほっとけばどこまでも行ってしまうような話って、意外にありそうで少なくて、今回が初めてだった気がしますね」。最後に、今後のアニメ制作への意欲について尋ねると、少し意外にも思えるアイデアを語ってくれた。「予定はまだありませんけど、またやりたい気持ちはありますね。やっている間中おもしろかったですね。だいぶ作り方がわかったので次はもうちょっと安定的に作れたらなあと思います(笑)。ロトスコープは実は時代劇に向いてるなって思ってるんです。3D CGでも着物の表現って難しいと思うんですよね。そのときに、ロトスコープならほぼ正確に表現できるんで、時代劇はあってるんだよなっていう。ぼくがいきなり時代劇やるのって違和感あると思いますが」。インタビューの中で何より印象的だったのは、さまざまなジャンルを越境する才人としての岩井俊二の姿ではなく、実直に、ひとつひとつの創作を妥協なく繰り返してきた時間の積み重ねが、岩井俊二という存在を確かに形作っているということだった。自身を“不器用”だと語る監督の、表現を探求するものとしての真摯な姿勢、さらには、作家性の高い作品を数多く残しながらも、常に表現としてのバランスへの目配りを忘れない姿から、等身大でありながら自身の才能を発揮している岩井俊二という存在を少し垣間見ることができたように思う。アニメという新たな表現に向かいながらも、自分自身であることを貫き続ける岩井俊二。新作も控えているとのことで、これからもどんな映画を見せてくれるのか、大いに期待したい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花とアリス殺人事件 2015年2月20日より全国にて公開(C) 花とアリス殺人事件製作委員会
2015年08月11日マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)が、ディズニーと共同で世界中で愛されているおとぎ話「ふしぎの国のアリス」にインスピレーションを得たカプセルコレクション「アイ・アム・ノット・ライク・アザー・ガールズ」を発売する。ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド』の続編として16年春に公開が予定されている『Alice Through the Looking Glass』に先駆けて発売される同コレクション。ディズニークラシックフィルムの個性を追求し、独創的な解釈でデザインされたものとなる。ラインアップは、サングラス、トートバッグ、バックパック、スマートフォンケース、スウェットなど。アーカイブを基にした素材使いや、オリジナル要素をミックスして、マーク BY マーク ジェイコブス版の「ふしぎの国のアリス」が表現されている。取扱い店舗は、全世界のマーク ジェイコブス主要店舗にて。販売店情報は、随時オフィシャルサイト(www.marcjacobs.jp)に掲載される。
2015年07月19日ジュリアン・ムーアが本年度アカデミー賞「主演女優賞」を受賞した、ヒューマンドラマ『アリスのままで』。このほど、ジュリアン演じるアリスが若年性アルツハイマーと診断される、緊張の本編シーンがシネマカフェにて解禁。実際にジュリアンが、“記憶テスト”なるものを受けていたことを明かす映像も到着した。ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をとる言語学教授のアリス(ジュリアン・ムーア)は、50歳の誕生日を迎え、まさに人生の充実期を迎えていた。唯一の心配は、女優を目指してロサンゼルスにいる次女のリディア(クリステン・スチュワート)のこと。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こすようになり、ジョギング中に自宅への帰り道が分からなくなり、やがて若年性アルツハイマー病と診断される…。これまで、「主演」「助演」併せてアカデミー賞に4度ノミネートされていたジュリアンが、圧倒的な演技で念願のオスカーを獲得した本作。早くも、彼女の熱演に涙したり、「もし自分だったら…、自分の家族だったら…」と思いを巡らせる観賞者が続出している中、彼女が演じたアリスが自分の記憶の異変に気づき、1人で病院を訪れる本編映像が到着。さまざまな検査をした結果、「若年性のアルツハイマー」の疑いを医師から伝えられる、というシーンだ。その後のインタビュー動画では、診断の根拠となる記憶に関するテストを、自身も「実際に受けた」と語るジュリアン。この物語に惹かれた理由を「自分とは何者なのかを解いてる。記憶をなくしたら、その人に何が残るのかを描いているのが興味深いわ」と語り、本作のテーマに迫っている。『アリスのままで』は新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリスのままで 2015年6月27日より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) 2014 BSM Studio. All Rights Reserved.www.alice-movie.com
2015年06月28日スターバックス コーヒー ジャパンが6月24日、ニューヨークのブランド「アリス アンド オリビア(alice+Olivia)」とのコラボレーショングッズを発売する。ラインアップはブランドを象徴する黒と白のカラーをベースにデザインされた日本限定のステンレスボトル2種と、セラミック製ダブルウォールマグ、スターバックスカードの全4種。「ハンディーステンレスボトル ステイシーフェイス(500ml)」(4,900円)は、クリエイティブディレクターのステイシー・ベンデット(Stacey Bendet)の顔をモチーフとした“ステイシーフェイス”が多数プリントされたもの。「ハンディーステンレスボトル ストライプ(500ml)」(4,900円)にはブラックストライプをシンプルかつ大胆に落とし込んだ。「ダブルウォールマグ ステイシーフェイス(355ml)」(3,200円)は“ステイシーフェイス”のモチーフにキュートな赤いリボンがあしらわれたマグ。“ステイシーフェイス”がプリントされた「スターバックス カード ステイシーフェイス」とともに、ユニークで遊び心あふれる計4アイテムが展開される。取り扱いは、一部店舗を除く全国のスターバックス店舗、及び公式オンラインストアとなっている。
2015年05月26日LINKエンターテインメントは4月4日、第2回「不思議の国アリスの謎解きコン」を不思議の国のアリスをテーマにしたコンセプトレストラン「古城の国のアリス」(東京都・池袋)で開催する。当日は、2対2のグループになって店内外に仕掛けられた謎解きを楽しむ。謎を解いた後は特製ビュッフェと特製カクテルのパーティー「舞踏会」が行われるほか、全6回の席替えもある。時間は13時(受付12時30分)~16時。参加予定人数は男性40人、女性40人で、参加条件は男性22歳~36歳まで、女性20歳~34歳まで。持ち物は身分証明書とボールペン。参加費は男性8,200円、女性4,000円。申し込みは同社サイト内で受け付けている。
2015年03月27日デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)がデザインを手掛けた、『不思議の国のアリス』の150周年記念スペシャルエディションが発売される。ペンギン・ランダムハウスのヴィンテージクラシックシリーズから発刊されている、ルイス・キャロル(Lewis Carroll)の著作『不思議の国のアリス』。ヴィヴィアンは同書のファンであり、「ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル(Vivienne Westwood Red Label)」の11-12AWコレクションでは、同書にインスパイアされたショーを発表している。ヴィヴィアンは今回、カバーと見返しのデザインを担当。カバーデザインには、ハーレクインのひし形模様からインスパイアされたという、ブランドで80年代から使用されてきたプリントが採用された。なお、ハーレクインとはイタリアの即興喜劇「コメディア・デラルテ」の登場人物。コミカルかつトリックスターで、いたずら好きという彼の性質を象徴した柄が、物語の世界観とマッチしている。前書きにはルイスの作品に対する愛情や、自身の社会活動との関連性などについてつづられた。ヴィヴィアンは、このタイトルについて「ルイス・キャロルは子供たちと素晴らしく親密な関係を築く事が出来た天才だと思います。アリスの本は読むたびとても刺激的です」と語っている。また、同書では『鏡の国のアリス』とデザイナーたっての希望で、ジョン・テニエルによるオリジナルイラストも収録された。そこには髪を後ろに垂らした小さな女の子が、人々が想像するアリスそのままの姿で描かれている。
2015年03月24日エムディーエスは、同社の展開する「Moleskine(モレスキン)」シリーズより、世界的に愛されている児童文学「不思議の国のアリス」の誕生150周年を記念してコラボレーションしたノートブックと、世界的ポップアイコンのスーパーヒーロー「バットマン」とコラボレーションしたノートブックを発表した。全国のモレスキンアトリエ、およびモレスキンオンラインストアでの先行発売日は3月18日。一般発売日は4月14日。価格はポケットサイズが2,100円(税抜)、ラージサイズが3,000円(税抜)。同製品は、モレスキンシリーズと世界的に愛されている作品「不思議の国のアリス」「バットマン」がコラボレーションをしたノート。「不思議の国のアリス 限定版ノートブック」は、イギリスの数学者ルイス・キャロルが執筆し、現代のポップカルチャーを代表する作品として、世界中で多くの人に親しまれている「不思議の国のアリス」をモチーフにしたもの。カバーと巻頭ページには、挿絵画家ジョン・テニエル作の物語のシーンや登場キャラクターの挿絵や言葉をあしらい、ノスタルジックな雰囲気を演出。これまでのモレスキン製品にはなかった柔らかい色合いのカバーを採用しており、物語の世界観と主人公「アリス」のかわいらしさを表現したということだ。ノート部分は、著者ルイス・キャロル直筆で物語の第1章を記したページから始まり、ユーザーが書き込んでいくことで完成する形式だ。紙製の帯の裏側には、メインキャラクターの白ウサギの挿絵と、「Oh dear! I shall be late! (大変だ!大変だ! 遅れてしまう)!」の言葉をデザイン。折り返すとしおりとしても使用することができる。さらに、物語のアイコンでもあるトランプのマーク(ハート、ダイヤ、スペード、クローバー)の特製ステッカーが付属している。ラインナップはポケットサイズがピンク、ブルーの2色、ラージサイズがホワイト、ブラックの2色となっている。一方、同時発売となる「バットマン 限定版ノートブック」は、世界的な人気を誇り、昨年75周年を迎えたアメリカン・コミック「バットマン」をモチーフにしたもの。同製品のカバーには、コミック本や映画のワンシーンを連想させる迫力あるイラストを配置。飛行するこうもりがモチーフのシンボルマークは、光沢のあるシルバーの箔押し加工を施している。また、表と裏の見返し部分に、「バットマン」が活躍する架空の都市「ゴッサム・シティ」の景観をデザインしたり、拡張ポケットに、ワンポイントでモチーフマークをあしらったりと、細部まで作り込まれた仕様となっている。そのほか、紙製の帯の裏側では「バットマン」モチーフマーク遍歴を紹介。さらに、歴代のモチーフマークより、8種類を抽出した特製ステッカーが2枚付属する。ラインアップはポケットサイズ、ラージサイズ共にホワイト、ブラックの2色となっている。なお、両シリーズともに、中紙は横罫と無地の2種類を用意。ファッション性にもこだわり、最後のページに配している拡張ポケットのマチ部分としおりひも、ゴムバンドの色を合わせ、カバーの色とコーディネートしているということだ。
2015年03月17日ダイヤモンドダイニングは3月27日、「アリスのファンタジーレストラン」7店舗目となる「銀幕の国のアリス」を愛知県名古屋市に初出店する。「アリスのファンタジーレストラン」は、ルイス・キャロル原作「不思議の国のアリス」をコンセプトにしたレストラン。店内では、「白うさぎ」や「チェシャ猫」、「いもむしおじさん」、「トランプ兵」、「ダム&ディー」など物語に登場するキャラクターをモチーフにした料理やカクテルが楽しめる。これまで「迷宮の国」(銀座)、「絵本の国」(新宿)、「古城の国」(池袋)などをテーマに展開してきたが、今回オープンする名古屋では「銀幕の国」がテーマ。店内エントランスを抜けると、きらびやかな銀幕の国が広がる。テーブル席、ソファー席のほか、個室も設置した。料理は、アリスの世界をイメージしたカジュアルフレンチ&イタリアンがベースの完全オリジナルメニュー。オードブルでは「薔薇のティーカップ 完熟トマトとモッツアレラのカプレーゼ」(880円)、サラダは「パーティへようこそ!アリスが歌うベーコンとトマトのサラダ」(980円)、温菜では「チェシャ猫のチーズオムレツ」(680円)などを用意する。メインディッシュでは「大慌てのうさぎさん あつあつジューシー鉄板ハンバーグ」(1,280円)が楽しめる。ピザは、「チェシャ猫のシッポピザ」を用意しており、「赤いシッポ (トマトとバジルのピザ マルゲリータ仕立て)」(950円)、「茶色いシッポ (照り焼きチキンと星形ポテトのピザ)」(1,000円)が楽しめる。デザートには「逆さ時計の濃厚クレームブリュレ」(680円)、「チェシャ猫のミックスベリーパルフェ」(780円)などを用意した。飲み物は、カクテルやワインを中心に、料理に合うお酒を豊富に取り揃える。「ハートの女王」や「トランプ兵」、「いもむしおじさん」「眠りネズミ」など、物語のキャラクターをモチーフにしたオリジナルカクテルは880円。フルーツをたっぷり使った、「アリスのパーティー自家製サングリア(ホワイト/レッド)」(各750円)も楽しめる。※価格はすべて税別
2015年03月16日ダイヤモンドダイニングは3月27日、愛知県名古屋市に「銀幕の国のアリス」をオープンする。同店は、同社が展開するレストラン業態「アリスのファンタジーレストラン」7店舗目となる飲食店。同業態はルイス・キャロル原作の小説『不思議の国のアリス』をコンセプトにしており、これまで東京都に5店舗、大阪府に1店舗を展開している。愛知県には今回が初出店となる。同店では、「DRINK ME」と書かれた小瓶の中の液体を飲み、体が小さくなったアリスと同じ目線の世界を楽しめるとのこと。提供する料理は、カジュアルフレンチ&イタリアンをベースに『不思議の国のアリス』をイメージしたオリジナルメニューとなっている。「チェシャ猫のチーズオムレツ」(680円)や「大慌てのうさぎさん あつあつジューシー鉄板ハンバーグ」(1,280円)などを用意している。飲み物には、カクテルやワインを中心に料理に合う酒を厳選。オリジナルカクテルとして、「ハートの女王」をイメージした「女王様の赤いバラ」(880円)や「トランプ兵」をイメージした「トランプ兵とポーカーゲーム」(880円)なども取りそろえる。同店の営業時間は、ランチタイム11:00~15:00、カフェタイム14:00~17:00、ディナータイム17:00~23:30。ラストオーダーは各営業時間の終了1時間前となる。休業日は入居施設に準ずるとのこと。※価格は全て税別
2015年03月14日ジュリアン・ムーアをオスカー主演女優賞に導いた『アリスのままで』を手がけた監督のひとり、リチャード・グラツァーが亡くなった。63歳だった。グラツァーは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っていた。その他の情報病状が悪化していく中でもグラツァー監督は、毎日現場に来て、同姓の配偶者で共同監督のウォッシュ・ウェストモアランドと共に演出をしていたという。作品は、若年性アルツハイマーと診断されたアリス(ムーア)の苦悩を描くものだけに、彼の存在は映画に深い影響を与えたとウェストモアランド監督は語っている。「現場にいる全員が、自分たちは何か特別なものを作っているのだと感じ、長い撮影時間を文句もいわずこなしてくれた」(ウェストモアランド監督)。グラツァー監督はニューヨーク生まれ。ウェストモアランド監督とは1995年に出会った。彼らが共同監督した最初の映画は、ゲイのポルノ業界を描く『The Fluffer(原題)』。『アリスのままで』6月27日(土)新宿ピカデリーほか全国公開文:猿渡由紀
2015年03月12日女優の蒼井優が2月20日(金)、声優として出演した『花とアリス殺人事件』の初日舞台挨拶に出席。実写映画『花とアリス』以来、約11年ぶりにアリスを演じ「私にとっては大切な2部作。どんな形であれ、またアリスを演じたい」と“続投”に意欲を燃やした。2004年に公開された実写映画『花とアリス』の前日譚を長編アニメーション化。東京・新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶には蒼井さんを始め、共演する鈴木杏、『花とアリス』生みの親であり、今回アニメ初挑戦となった岩井俊二監督が登壇した。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称:アリス/声:蒼井さん)が、花屋敷と呼ばれる隣家に暮らす不登校のクラスメイト・荒井花(通称:ハナ/声:鈴木さん)とともに、1年前に起こった「ユダが、4人のユダに殺された」奇妙な事件の真相を追う。ハナ役で声優を務めた鈴木さんは、「(アニメという)予期せぬ再会でしたが、改めて自分にとっての大切な存在だと気づかされた。やっぱりこの二人は、愛らしくて胸がつまる」と感無量の面持ちだった。一方、岩井監督は「まるで巣立つ娘を見届ける父親のような、複雑な気持ち」と苦労が絶えなかった初のアニメ演出にしみじみ。それでも、蒼井さんの「またアリスを演じたい」というコメントを受けて、「いつ卒業できるやら…。良くも悪くも引きずっている作品なので、まだ終わらないかも」と世界観のさらなる発展を示唆していた。また、プライベートでも親友同士だと言う蒼井さんと鈴木さんは、「この映画を見れば、自分の親友のありがたみや出会えた素晴らしさを感じることができるはず」(蒼井さん)、「友情って気づいたら生まれるもの。パワーあふれる10代が貴重な時間だと共感してもらえる」(鈴木さん)と本作のテーマである“友情”や“青春”について語っていた。『花とアリス殺人事件』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花とアリス殺人事件 2015年2月20日より全国にて公開(C) 花とアリス殺人事件製作委員会
2015年02月20日ジェイ・ビーが運営するレディスブランド「RANDA(ランダ)」は28日に、ディズニーのキャラクター「不思議の国のアリス」のシューズコレクションを発売する。○映画のワンシーンがシューズに!同コレクションは、今年で誕生150周年を迎える「不思議の国のアリス」を記念した商品。マカロンのヒールでポットから紅茶が勢いよく注がれるお茶会をイメージしたサンダルの他、チェシャ猫、トランプの国、花たちと歌うシーンなど映画を連想させるデザインとなる。ラインナップは全部で8型。そのうちの3型は11店舗限定で発売する。札幌ステラプレイス店、仙台PARCO店、新宿店、渋谷店、ラフォーレ原宿店、名古屋PARCO店、心斎橋店、NU茶屋町店、三宮センター街店、広島本通り店、福岡PARCO店からなる11店舗限定アイテムは、「Tea party sandals」、「Cheshire cat wedges」、「Singing flower wedges」で、いずれも1万2,900円(税別)となる。その他、全国のRANDAおよびWEBストアで販売するアイテムは、「Pointy toe flats」と「Espadrilles」が7,900円(税別)、「Tea cup peep toe sandals」と「Queen of hearts sandals」が8,900円(同)、「Playing card suits wedges」が1万900円(同)となる。購入特典として、限定のシューズバッグ、シューズボックスが付く。28日に全国同時発売。WEBストアでは同日の0時より販売を開始。なくなり次第終了となる。(C)Disney
2015年02月16日岩井俊二監督が初めて手がける長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』の新ポスターが公開になった。その他の画像本作は、岩井監督が花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)の日常、友情、そして恋に揺れる姿を瑞々しく描いた『花とアリス』の前日譚を描くもので、鈴木と蒼井が花とアリスの声を演じるほか、相田翔子、平泉成、キムラ緑子、木村多江、勝地涼、黒木華、鈴木蘭々らが声のキャストを務める。このほど公開されたポスターは、画像奥に見える中学校に転校してきたアリスと、不登校の花の姿を描いたもの。本作は、『009 RE:CYBORG』を手がけた石井朋彦が岩井監督と共同で企画とプロデュースを手がけ、『東のエデン』の片山由美子が色彩設計を、『言の葉の庭』の滝口比呂志が美術監督を担当するなど、豪華なスタッフが集結している。『花とアリス殺人事件』2月20日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2015年01月16日ディズニーストアオリジナルのくまのぬいぐるみ「UniBEARsity(ユニベアシティ)」から、『ふしぎの国のアリス』の登場キャラクターをモチーフにしたアイテムが登場! ユニベアシティ4周年記念日となる2015年1月21日より発売される。【写真】左右の目の色が違う!マッドハッターモチーフの「ミントティー」累計販売数200万個を突破しているユニベアシティは、日本オリジナルのディズニーストア限定キャラクター。それぞれ、「シュー」がアリス、「スフレ」がチシャ猫、「マカロン」がヤングオイスター、「ミントティー」がマッドハッターをイメージしたぬいぐるみで、まるでスイーツのようなかわいらしいパステルカラーが特徴だ。「シュー」が体を小さくする食べかけのクッキーを持っているほか、「ミントティー」の目が左右で違う色をしているなど、細かな部分にもアリスの世界観が垣間見えるぬいぐるみになっている。アリスファンもユニベアシティファンも迷わずGETして!【商品詳細】※すべて税抜き価格アリス:「シュー」2500円チシャ猫:「スフレ」3200円ヤングオイスター:「マカロン」2500円マッドハッター:「ミントティー」3200円発売日:2015年1月21日発売先:ディズニーストア店舗、オンラインストア※オンライン店では発売日が異なります
2014年12月30日アクセサリーブランド『Q-pot.』のディズニーライン『Disney Story Dreamed by Q-pot.』から、「ふしぎの国のアリス」をモチーフにした新作グッズが登場。2015年1月1日より発売される。【柄アップ】ダークで可愛いアリスの世界観が楽しめるポーチ「ふしぎの国のアリス」のちょっぴりダークでシュールな世界観を表現。アリスが次々と出会うチシャ猫やマッドハッター、白うさぎといったユニークなキャラクター達が隠れているなど、遊び心のあるデザインとなっている。ブラックにパープルの差し色が映えるカラーには、バラやパンジーもあしらわれるなど“大人カワイイ”雰囲気に。グッズは、リュックやポーチなど、豊富なラインナップで展開。お気に入りのアイテムを見つけてみて!【発売店舗・発売日】Q-pot. ONLINE SHOP:1月1日(木)※正午~Q-pot.東京スカイツリータウン・ソラマチ店:1月1日(木)Q-pot.銀座三越店:1月2日(金)Q-pot.ルミネ大宮店:1月2日(金)Q-pot.高島屋新宿店:1月2日(金)Q-pot.ルクア大阪店:1月2日(金)Q-pot.原宿本店:1月3日(土)
2014年12月23日蒼井優と鈴木杏を主演に岩井俊二が原作・脚本・監督を手がけた映画『花とアリス』の前日譚となる長編アニメーション『花とアリス 殺人事件』。このほど、蒼井さんが演じたアリスと鈴木さんが演じた花の“出会い”が描かれる本作から、特報映像が到着。およそ10年ぶりとなる、2人の声の共演がお披露目された。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の、アリスこと有栖川徹子(声:蒼井優)は、1年前に起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という奇妙な事件のうさわを耳にする。さらに、アリスの隣の家は “花屋敷”と呼ばれ、生徒たちから恐れられていることも判明。だが、その住人がユダについて何か知っていると教えられたアリスは、 “花屋敷”に潜入する。そこには、不登校のクラスメイト・荒井花(声:鈴木杏)が暮らしており…。『花とアリス』は、2004年、花とアリスという幼なじみのふたりの少女が、日常や友情、そして恋に揺れる様を描き、蒼井さんと鈴木さんがともにブレイクするきっかけとなった人気作。そして、岩井監督が再びメガホンを取り、脚本と音楽も担当して、『花とアリス』の前日譚となるふたりの出会いのエピソードを監督初の長編アニメーションとして製作したのが本作だ。特報映像では、主人公となる“史上最強の転校生”アリス役の蒼井さんと、“史上最強の引きこもり”花役の鈴木さんが声で共演を果たしており、アニメーションとなった“花とアリス”に新たな息吹を吹き込んでいる。また、『花とアリス』は当時、「キットカット」とのコラボレーションでも話題となったが、今回も「キットカット」とのコラボが実現。特設サイトでは、実写版のショートフィルムを皮切りにスペシャル映像が登場するという。『花とアリス 殺人事件』は2015年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日2004年の映画『花とアリス』の前日譚となるエピソードが、岩井俊二監督初の長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』として2015年2月に公開されることが明らかになった。映画『花とアリス』(2004年)は、映画『Love Letter』(1995年)や『スワロウテイル』(1996年)の監督、東日本大震災復興プロジェクトチャリティーソング「花は咲く」の作詞などを手がける岩井俊二氏が原作・脚本・監督を務めた作品。もともと岩井監督がショートフィルムとして発表したもので、後に長編映画としても公開され、友情と恋に揺れる2人の少女、花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)の姿と日常を描いた。発表された『花とアリス殺人事件』では、前日譚となる2人の出会いのエピソードを中心に描かれるという。脚本と音楽も岩井監督が手がけ、主人公の花とアリスの声優には、『花とアリス』同様、アリス役を蒼井優、花役を鈴木杏が務める。また、公開されたポスタービジュアルでは、アニメーションとなった"花"と"アリス"の姿が見られる。物語は、石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス)は、「ユダが、四人のユダに殺された」という噂を聞かされることから始まる。「花屋敷」と呼ばれる隣の家に住む「ハナ」ならユダについて詳しいはずだと教えられたアリスは、花屋敷へ潜入。そこで待ち構えていたのは、不登校のクラスメイト・荒井花(通称ハナ)で、2人の出会いが描かれていく。自身初の長編アニメーションとなる岩井監督は「作品を作り終えてもなお、あの二人は僕の中に居座り、十年の歳月が過ぎてもなお、平然とそこに居続け、気がついたら僕はこのアニメを作らせていた。二人がいつまで居座る気なのか、それはちょっと僕にもわからない」とコメントを寄せている。そして、蒼井は「アリスだったあの日から、早10年。声も大分、野太くなっていますが、がんばりました。眩い青春時代を2度もありがとうございます。またアリスになることが出来、心から嬉しかったです。作品の完成が楽しみでなりません」と作品への期待を伝え、そして、鈴木は「花とアリスに再会できて、とてもとてもうれしいです。十年経って三十歳近くなった(!)私たちが中学生の声になれているのか、、、ちょっと不安。でも観てくださる方が楽しんでくださればいいな、と思います」と語っている。アニメーション映画『花とアリス殺人事件』は、2015年2月公開予定。(C)花とアリス殺人事件製作委員会
2014年10月16日「オトナディズニー」の和食器シリーズ「ディズニーコレクション/ 日本生活」より、第3弾として「ふしぎの国のアリス」の美濃焼が発売される。「ディズニーキャラクターたちが日本中を旅したら、きっといいものを再発見できるはず」というコンセプトで誕生した「ディズニー/ 日本生活」。ミッキー、ミニーの九谷焼、プーさんの波佐見焼に続く今回は、1300年有余の歴史をもつ岐阜県美濃地方の東部で生産される焼物「美濃焼」の和食器に、「ふしぎの国のアリス」の世界感を表現した。ディズニーキャラクターとの旅をトータルでディレクションしたのは、日本のものづくりを「むりなく、たのしく」伝える姉妹ユニット「スタイル ワイツー(Style Y2)」。子供の頃から慣れ親しんだキャラクターと、古くから日本の生活に溶け込んでいる美濃焼のコラボレーションは、大人こそ楽しめるものに仕上がった。
2014年04月14日(画像は「アリスの棘」公式サイトより)試写会で白衣姿をお披露目4月11日(金)放送スタートの連続ドラマ「アリスの棘」(TBS系)の第一話完成披露試写会が4日開催され、自身初となる医師役で出演する上野樹里が白衣姿で登場し、ドラマのPRをした。ダークヒロイン役を務める上野(水野明日美)は、父を死に追いやった医師たちに復讐するために、ターゲットを追いつめていくというダークヒロイン役を務める。上野は、自身のドラマ内での演技について、「ラストまで理性的に感情を押し殺して進んでいく。そんな孤独な女性の心情を丁寧にブレずに演じさせていただいている」(まんたんウェブより)とコメントした。「アリスの棘」の出演オファーを受けた際、上野は、温かい世界観の映画「陽だまりの彼女」の撮影中で、ちょうどまったく違うシャープなジャンルに挑戦したいと思っていたことから引き受けたという。他には、中村蒼、藤原紀香、岩城滉一、國村隼、栗山千明、オダギリジョーらが豪華キャストが出演する。今から「アリスの棘」が楽しみである。【参考リンク】▼「アリスの棘」
2014年04月08日全世界で10億ドルの大ヒットとなった『アリス・イン・ワンダーランド』の続編が作られることになった。1作目の脚本家リンダ・ウールヴァートン氏がすでに脚本を書き始めている。DVD情報2010年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド』は、ティム・バートン監督による3Dファンタジー映画。批評家の評価はいまひとつだったが、北米だけで3億3400万ドル、全世界で10億ドルの大ヒットとなった。アリス役に抜擢されたミア・ワシコウスカは、この映画で大ブレイクを果たしている。ほかにジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターなどが出演。続編もバートンが監督するかどうかは今のところ明らかではない。だが、『ダーク・シャドウ』『フランケンウィニー』がアメリカで不振に終わったバートン監督は、今年、苦戦を強いられている状態。『アリス・イン・ワンダーランド』続編で確実なヒットをねらうこともありえる。ストーリーは不明だが、1作目がとくに原作に忠実ではなかったことから、『鏡の国のアリス』にそのまま基づく物語にはならないのではないかと見られている。
2012年12月11日ルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』をもとに現代人の自己発見の物語として編みなおし、今春ブロードウェイで話題を集めたミュージカル『アリス・イン・ワンダーランド』。その日本版が早くも11月、東京・青山劇場で上演される。『ジキルとハイド』『スカーレット・ピンパーネル』でもおなじみの作曲家フランク・ワイルドホーンの最新作で、日本版演出は丁寧な心理描写とリズム感のある構成で人気の鈴木裕美。カラフルなセットと衣裳の“ワンダーランド”で展開する、大人のストーリーが楽しめそうだ。仕事に家族にと悩みを抱える主人公のアリスには安蘭けい、不思議の国の傲慢な帽子屋には濱田めぐみが扮する。安蘭は宝塚歌劇団、濱田は劇団四季とそれぞれトップスターとして一時代を築いたふたり。退団後もそのずば抜けた実力で活躍する者同士なだけに、安蘭が「めぐちゃん(濱田)の歌唱力にずっと憧れていた」と言えば、濱田も「とうこさん(安蘭)のそばにいるだけで安心できる」と初共演ながらすっかり意気投合した様子。濱田が言う「昔も今も、自分の信じる道を選んできたところが似てる」との言葉通り、自然体でありながら強い意思で道を切り拓いてきたその姿が多くの女性ファンから共感を得ている両者だけに、今回はまさに期待の競演といったところ。「こんなに悪い役は初めて」と話す濱田は「帽子屋はアリスの悪いところをキャラクターにした存在なので、酷いことばかりアリスに言うんです。自己中心的!とか傲慢!とかバンバン言うし、“ひれ伏して溺れたいはず”という歌詞もあって、慌ててとうこさんに“嫌いにならないで!”ってメールを送りました」と笑う。悪女の魅力たっぷりに歌い上げるシーンは見ものだが、一方のアリスは、情緒不安定なウサギ(田代万里生)や訳知り顔の芋虫(JOY)、キザな猫エル・ガト(柿澤勇人)らに囲まれた等身大の女性として存在する。「私もこんなに自分に近い部分が多い役は初めてです。アリスが帽子屋に指摘される言葉の数々は、身に覚えがありすぎて……(笑)」と安蘭からは意外な発言も飛び出した。「じゃあ(役作りは)めっちゃ厳しくないですか?」と尋ねる濱田に、「めっちゃ厳しいと思う!」と安蘭が返して思わず笑い合うひと幕も。「でもアリスは、いろんなキャラクターたちと触れ合ううち、そんなネガティブなところも全て自分の成長には必要なんだと気づくんです。子どもはもちろん、大人の方が観たら、もっと深く楽しめるミュージカル」と安蘭。一見ファンタジーに思える世界観にショーアップされた歌とダンス、だがそこにリアルなストーリーが織り込まれるのは、さすがブロードウェイ流。最高のキャストを得た日本版、その初日を楽しみに待ちたい。公演は11月18日(日)から12月4日(火)まで東京・青山劇場にて、12月14日(金)から16日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。チケットは発売中。なお、チケットぴあでは限定公演のみ観劇とディナー付きの「アリスレストラン付チケット」を発売する。
2012年10月18日先日より日本でも公開が始まり、大ヒットを記録している『アリス・イン・ワンダーランド』。本作で物語のひとつの鍵となっているのが19歳になったヒロイン、アリスの“決断”。突然、結婚を迫られて戸惑い、アリスは「はい」とも「いいえ」とも答えぬままにその場を逃げ出し、うさぎ穴に落ちてワンダーランドに迷い込む。そこでも、赤の女王を打倒する“戦士”として立ち上がるか否かの“決断”を迫られる…。これにちなんでシネマカフェでは「あなたの人生の決断は?」という投稿企画を実施した。さて、多くの人々が“人生の決断”を下した瞬間は――?圧倒的多数を集めたのはやはり、「恋愛」、「結婚」そして「別れ」にまつわる決断。「この人と一生、一緒に生きていくと決めたこと」(20代・男性)、「仕事を辞めて結婚すると決意した瞬間」(30代・女性)など結婚を人生の決断に挙げる声が多数を占めた。中には「こんなだめんずな旦那と一生添い遂げると決めたこと」(20代・女性)という容易ならざる決断も!一方で、別れもまた大きな決断。結婚ほど多くはないものの、離婚を挙げる声も見られた。それ以外でも「現在の恋人との復縁」(20代・女性)、「10年以上も付き合った恋人と別れたこと」(30代・女性)など、結婚に至る以前の恋愛にまつわる決断の投稿も多く集まった。「一人で生きていくことを決めたとき」(30代・女性)という強い決意も!続いて多くの声が集まったのは、「仕事」にまつわる決断。「就職活動をして、いまの会社に入社することを決めたとき」(20代・女性)など最初の就職を挙げる声もあれば、その後、転職を決意したときを最大の決断とする人も。ほかには「個人事業主として起業したこと」(30代・男性)、「転勤を受け入れたとき」(40代・男性)、「演劇で生きていくことを決めたこと」など多種にわたる決断が――。また、仕事以前に「進路」を選ぶ際に大きな決断を迫られた人々も多いようで「海外の大学への進学」(20代・女性)、「看護学校への入学」(10代・女性)など、将来を見据えて道を選んだという人々の投稿が多く寄せられた。女性にとって一大決心と言える「出産」を始め、「父を亡くし、母を守っていこうと決めたとき」(20代・女性)など「家族」にまつわる決断を人生の決断とする声も多数。それ以外で、女性からの声で多かったのは「ダイエット」に関する決意。中には人生最大の決意を何度も繰り返し…という人も?また、「マンション購入」など住居に関する決断も、男女問わず多くの投稿が集まった。ユニークなところでは「ひとりで初めて飲み屋に入るのは大きな決断だった」(30代・男性)、「ギャンブルをやめると決めたこと」(20代・男性)など苦しんだ末の(?)決断も!誰が何と言おうと決めるのは自分自身、決断の重さは人それぞれ…さて、あなたの人生の決断は?劇中のアリスの19歳の決断にもぜひ注目!『アリス・イン・ワンダーランド』は全国にて公開中。「大人のアリス」特集■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:驚異のスタート!『アリス』オープニング興収『アバター』超えで150億見えた?ジョニーにヘレナにアン・ハサウェイ…『アリス』キャストインタビュー付き映像が到着ティム・バートン監督インタビュー数あるヘンテコキャラの中で最も共感したのは?チェシャ猫が動く!しゃべる!『アリス・イン・ワンダーランド』本編映像到着強さと美しさ備えた「ミス・アリス」が決定!審査員でカーリング娘も来場
2010年04月27日もうまもなく日本でも公開を迎える、この春最大の話題作『アリス・イン・ワンダーランド』のキャスト陣によるインタビュー付きの特別映像がシネマカフェに到着した。アリスを導く“帽子屋”マッドハッターに扮したジョニー・デップに、ワンダーランドを支配する恐るべき赤の女王を演じるヘレナ・ボナム=カーター、その美しき妹で慈悲の心を持つ白の女王役のアン・ハサウェイ、そして19歳になった永遠のヒロイン、アリスを演じた新星ミア・ワシコウスカが、作品やアリスについてひと言ずつコメントを残している。このコメントも気になるところだが、それぞれが語るのにあわせて、凄まじいメイクを施した劇中のキャラクターの映像も映し出されるので、4人の素顔と劇中のギャップも要チェック!『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「大人のアリス」特集■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ティム・バートン監督インタビュー数あるヘンテコキャラの中で最も共感したのは?チェシャ猫が動く!しゃべる!『アリス・イン・ワンダーランド』本編映像到着強さと美しさ備えた「ミス・アリス」が決定!審査員でカーリング娘も来場『アリス・イン・ワンダーランド』を大特集!投稿企画で『アリス』グッズを6名様にプレゼント撮影快調…?ジョニー・デップ…のスタントマンがパジャマでバルコニーからダイブ!
2010年04月13日この春最大の話題作『アリス・イン・ワンダーランド』の本編映像がシネマカフェに到着!“ワンダーランド”に欠かせないあのキャラクターが姿を現しアリスに…。今回、公開されたのは原作の「不思議の国のアリス」でも人気のキャラクターで、自分の姿を消したり現したりすることができるチェシャ猫とアリスが“再会”を果たすシーン。再会…と言ってもアリスはそもそも過去に、このワンダーランドに来たことを覚えていない様子で、チェシャ猫が「あのアリス?」と喜ぶ一方で戸惑いの表情を浮かべている。チェシャ猫といえば、ディズニーアニメの「ふしぎの国のアリス」のピンクと紫の縞模様のチェシャ猫の印象が強いが、今回の“バートン版”チェシャ猫は、見た目は案外まともな猫。とはいえ、中身はやはりほかのワンダーランドの住人同様にまともとは言えなさそうで…。この映像以外のシーンで、アリスの冒険にどのように絡んでくるのか?劇場に足を運ぶ前にこちらの動画をチェック!『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。※こちらの本編特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「大人のアリス」特集■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:強さと美しさ備えた「ミス・アリス」が決定!審査員でカーリング娘も来場『アリス・イン・ワンダーランド』を大特集!投稿企画で『アリス』グッズを6名様にプレゼント撮影快調…?ジョニー・デップ…のスタントマンがパジャマでバルコニーからダイブ!『アリス』を抑え全米1位!“子供に見せたい”『ヒックとドラゴン』の最新映像到着【ハリウッドより愛をこめて】『アリス』、幅広い客層ゲットで“女王”の座に君臨!
2010年04月08日映画『アリス・イン・ワンダーランド』(ティム・バートン監督)の公開を記念した「戦う女!ミス・アリスコンテスト」最終選考会が4月7日(水)、東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われ、応募総数9,562人から立教女学院短期大学2年生の栗生二稲(くりゅう・にーな)さんがグランプリのミス・アリスに選ばれた。栗生さんは東京都出身。同作の主演、ジョニー・デップと製作元のディズニーの大ファンだったことから応募。この日はファイナリスト8人の最終審査が行われた。栗生さんは「バレエを17年間やっているので、それを活かして自分の強さを精いっぱい出そうとして臨みました。今日は落ちてもいいから楽しもうと思って来ました」とおっとりした雰囲気の癒し系の魅力の持ち主。「これからが私のワンダーランドの始まり。アリスのように自分のワンダーランドを通って成長したい」と笑顔を弾けさせた。賞品でフロリダ旅行が贈られたほか、映画公開期間中、“ミス・アリス”として同作のPRのために活動する。第1弾としてCS放送の音楽専門チャンネル「MUSIC ON! TV」出演で“デビュー”。お笑いコンビ、オリエンタルラジオの番組にゲスト出演。この日収録を行った。放送は4月24日(土)17:00から(予定)。選考会の審査員はバンクーバー五輪のカーリング女子日本代表の目黒萌絵、本橋麻里両選手、2010ミス・ユニバースジャパンの板井麻衣子さんら6人が務めた。2選手は五輪後、初の公の場で、映画のイベントにも初参加。本橋選手は栗生さんについて「選考会の場で生き生きとして楽しそうにしていて、質問にパパッと答える頭の回転の良さも素敵でした」と絶賛。目黒さんは同映画を「本当の強さって何だろう?自分にとって譲れないものは何だろう?と考えさせられました」と話していた。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『アリス・イン・ワンダーランド』を大特集!投稿企画で『アリス』グッズを6名様にプレゼント撮影快調…?ジョニー・デップ…のスタントマンがパジャマでバルコニーからダイブ!『アリス』を抑え全米1位!“子供に見せたい”『ヒックとドラゴン』の最新映像到着【ハリウッドより愛をこめて】『アリス』、幅広い客層ゲットで“女王”の座に君臨!来日中のジョニーの留守宅に、ブランジェリーナ家が訪問
2010年04月07日最新主演映画『アリス・イン・ワンダーランド』のプロモーションで3月22日(月・祝)、来日したジョニー・デップが記者会見に続き、同日夕方、恵比寿ガーデンプレイスで行われたファンイベントにティム・バートン監督と出席。ファン約3,800人を熱狂させた。同所内に約5,000万円、約1か月かけて建設された劇中の“赤の城”セットを、約40分かけて歩いてファンサービスに勤しみ、テレビ局各局のインタビューに回答。ハードスケジュールを押して来日した心境について「いつもサポートしてくれるファンにお礼を言いたくて来たんだ」と誠実な言葉。個性的で知られるファッションについてポイントを聞かれると「娘(10歳の長女リリーちゃん)がよくビーズでブレスレットを作ってくれるんだ」と微笑みながらスーツの袖をたくし上げ、右手首に付けた愛娘からのプレゼントをお披露目し、「おみやげ?もちろん買っていくよ」とパパの顔をのぞかせた。ファンサービスを終えバルコニー風ステージに上がると、大声援を送るファンを見渡しつつ「いつもサポートしてくれてありがとう」と手を振った。バートン監督は「日本に来るのは毎回素晴らしい体験です」と呼びかけた。同作はイギリスの作家ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をモチーフに、19歳になったアリスが新たな冒険を通じ自分探しの旅をする姿を描いたバートン監督発案のオリジナルストーリー。同イベントにはほかに、亀田三兄弟の二男と三男ことプロボクサーの亀田大毅&和毅、19歳のアリスに因み、今年19歳になる女優の福田沙紀、谷村美月らがゲストで来場。福田さんは「デップさんは1人の人間なのに、作品ごとに全然違う顔を見せてくれる。役者としてとても尊敬できます」とウットリ。直接会話できたら?と聞かれ「パニックですよ。私、結構ビビりなので…」と恥じらっていた。一方、日本滞在最大15時間の予定だったジョニーは予定を変更し1泊することになった。プライベートジェット機で同日、午前9時10分頃、成田空港に到着したが、配給元のデイズニーによると、「1フライトを終えたパイロットは次のフライトまで一定時間を空けないといけない規定があるため、デップ側から到着してすぐに1泊したい旨の申し入れがあった」と説明。「新作の撮影スケジュールとの調整がついたようです」と付け足した。ジョニーは現在、アンジェリーナ・ジョリーとの初共演作『The Tourist』(原題)をイタリアで撮影中で、その合間を縫って来日した。23日中に離日し、同作の撮影に戻る予定。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ歴代個性派名優に熱いリスペクト 『アリス』日帰り来日会見ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念
2010年03月22日