先日、結婚式と披露宴を行なったばかりの「キャイ~ン」の天野ひろゆきが、相方のウド鈴木と共に10月9日(木)、応援隊長を務めるフランス発の話題のアニメーション映画『ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~』の試写会に出席した。実写の自然の風景とCGアニメーションを組み合わせて製作された本作。角砂糖の入った箱を巡り、アリとテントウムシの凸凹コンビが繰り広げる冒険を描き出す。劇中のテントウムシとアリのコンビに負けず劣らず「世界一仲の良いコンビ」として応援隊長に就任した「キャイ~ン」の2人。ウドさんは「ムシに憧れてこの世界に入りました!」と意味不明のアピールで会場をわかせる。天野さんは作品について「ムシの世界を描いてるけど、見ている内に人間界に置き換えてもこういう人いるな!と思えてきます」とムシの世界と人間の世界の類似を語った。翌10月10日は記念日協会に正式に認定された「てんとう虫の日」ということで、共に10歳の人気子役コンビの「すたーふらわー」の鈴木星蘭ちゃんと谷花音ちゃんがテントウムシのキュートな衣裳で認定証を持って登場した。2人の姿にウドさんも天野さんもメロメロ!「すたーふらわーの鈴木星蘭です」「谷花音です」という自己紹介に続いて「すたーふらわーのウド鈴木です」と仲間入りを直訴?この日、星蘭ちゃんと花音ちゃんは、ムシの世界に入ったウドさんと天野さんの絵を描いてきたが、星蘭ちゃんの手でウドさんはアオムシに、花音ちゃんにより天野さんはカブトムシに変身した姿が描かれており、これには2人とも大感激!天野さんは「LINEのスタンプにしたい!」と目尻を下げていた。イベント終了後に4人は報道陣の取材に応じたが、星蘭ちゃんと花音ちゃんは、しっかりとした口調で映画の魅力や見どころを伝えてくれる。一方で大人の2人は…。「世界一仲のいいコンビ」という言葉に天野さんは「『Take2』や『Wコロン』、『オセロ(※既に解散)』よりは仲が良いですね」と聞かれてもないのにほかコンビの名を挙げ、火種を巻きまくり、慌ててウドさんが「いろんな事情がありますからね…」とフォロー。また、CM用の予告編でアリの声を担当したウドさんは「アリのままで~」と別会社配給のアニメーション『アナと雪の女王』の主題歌でダジャレにしてしまうなど、失言のオンパレードだった。天野さんは挙式の話題に「ウドちゃんの方が自由にやってまして、絶好調でしたよ」とニッコリ。ウドさんは「てんやわんやの大騒ぎで、日本三大祭りに入れてほしいくらい」と盛り上がりの様子を語る。ゲストへの様々なサプライズもあったようだが天野さんは「僕もサプライズを用意してたんですが、僕の知らないところでサプライズ返しもありました」と語り、さらに「プチサプライズとして千秋と(元夫のココリコの)遠藤(章造)を並べて座らせて、夫婦円満の秘訣を2人に聞きました」と明かした。新婚生活については、映画になぞらえ「僕も料理をしますが、働き者のアリのように(妻は)頑張ってくれています。そして、僕が時折、オナラをしてます」と幸せいっぱいのよう。子どもの話題になると星蘭ちゃんと花音ちゃんを見やり「こんなカワイイ子が出来たら現場に行きたくなくなって仕事が大変!」と「仕込みの仕方がいまいち分かんなくて…(笑)」とやはり最後は下ネタに持っていき、ウドさんから制されていた。『ミニスキュル~森の小さな仲間たち~』は10月18日(土)より全国のイオンシネマ(一部劇場を除く)にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミニスキュル森の小さな仲間たち 2014年10月18日より全国イオンシネマにて公開(C) MMXⅢ Futurikon Films - Entre Chien et Loup - Nozon Paris - Nozon SPRL - 2d3D Animations. All rights reserved.
2014年10月09日報道ステーションやニュースプラスワンなど、全国ニュースがこぞって取り上げる夢の国がそこにはあった。名古屋駅から名鉄で約1時間。西尾駅すぐの「天野ゲーム博物館」を、ライター中宮タカシが直撃取材した。扉を開けると懐かしのテレビゲームの数々が、筆者を待ち受けていた。インベーダー、パックマンといった有名なゲームはもちろんのこと、ダライアス3画面筐体(きょうたい)機やガントレット、ロストワールド2・エコロジーなど。もはや他ではお目にかかれないマニアックな名作まで、約100タイトルがずらりと並ぶ。この博物的価値の大きさは、あのトヨタ自動車などがイベントに出展するために貸してほしいと頭を下げてくるほどだ。店に出ていない基板が物置には山と積まれ、不定期に作品を入れ替えているというのだから、常連さんにとってたまらないことこのうえない。しかも朝の9時から夜中の0時まで、なんと「年中無休で」営業しているというのだ。取材当日、名鉄西尾駅に降り立った筆者は駅の観光センターに直行し、博物館までの行き道を訪ねた。「お好きな方々が全国からいらして、ここでよく場所をお尋ねになるんですよ」。受付の女性は柔らかくほほ笑む。ゲーム博物館へ到着するまでの間、道を教えてくれた地域の人々も、面倒くさがることなく誇らしげに行き道を教えてくれる。「天野ゲーム博物館」には、「隠れ家」という言葉がふさわしい。大通りに面しているのに、注意しないとうっかり通り過ぎてしまうほどだ。今年75歳の天野館長のこだわりで、外観も隠れ家的な建物に設えられている。しかし一歩中に入ると、広々とした魅力的な空間でゲストを包みこむ。そこにあるのは単なるレトロゲームの陳列ではない。まさに人間の夢の歴史なのだ。ゲームマニアたちの夢、地域の人々と交流と助けあいにより運営されてきたつながりの夢、ゲームの配置から椅子や建物の内装にまでこだわった館長の夢。数えきれないほどの夢が、ここにはぎっしりと詰まっている。日曜祝日の店内は、足の踏み場がないほどの人々で埋め尽くされる天野ゲーム博物館。ひとりで黙々とプレイするゲーム機と違い、ここでは筆者も他の客も館長も、みんなが仲間であり友達だ。プレイしていると周りにギャラリーができ、巧みなプレイには称讃(しょうさん)と驚嘆の声がこだまする。高スコアには万雷の拍手が送られ、誰もがゲームの腕ひとつでヒーローになれるのだ。ジュースがおごられカップラーメンが振る舞われ、ゲームを絆にして人々が出会い、ここでひとつになる。ここで生まれたカップルも多く、その後、結婚して子を産み、一家そろって再びここを訪れるというのだ。子供が見たこともない20年近くも前のレトロゲームのやり方を、両親が楽しげに教える。いつもは見せない親のはしゃぐ横顔と巧みな腕前に、子供たちは驚きつつも、その新鮮な体験に共鳴していくのだ。ここは男性客や家族連れだけでなく、若い女性の姿も目立つ。なぜか?最近のゲームは、対戦タイプなどが主流であり、操作を覚えるのが難しい。しかも、数分で100円玉が吸い取られてしまう。しかし、ここにあるようなレトロゲームはシューティング系が多く、操作法がカンタンなのだ。さらに100円玉1枚で長時間遊ぶことができる。そんなわけで、北は北海道から南は沖縄まで、まさに日本全国から多くのゲームマニアが押し寄せてくるのだ。知人友人と車やバスに乗り合わせ、朝から夜中までゲームをプレイし倒し、中には、6カ月もホテルから通い続けたつわものもいると言う。このゲーム博物館に対する館長のこだわりと気配りたるや、並外れている。建物は昔のゲーセンの雰囲気を出すために、タイルだけで2,000万円近くを投資、身分証明証の提示が必要なVIPルームでは、半端ないふかふか具合の椅子が用意されている。今やメーカーでも修理できないゲーム機本体は、基板のハンダ付けまで館長ひとりがこなすというから驚異的である。採算度外視、出血大サービスとはこのことだ。館長は「やりたいことをわがままにやってきた私に今があるのも、皆さんのおかげ」と目を細める。その言葉にうそはない。周辺住民もお客も、皆がこの憩いの場を、誇らしげに語っているからだ。天野ゲーム博物館は、ただのゲーセンでもなければ、まして過去の遺物を陳列しただけの博物館でもない。ここは現在進行形で最高のエンターテインメントを提供し続ける場であり、同時に人々が絆をつくり、確かめ合えるコミュニティーでもあるのだ。あなたも100円玉を握りしめ、この夢と絆の世界に一度、飛び込んでみないか!?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日