山田家は夫婦二人暮らしのわりに、食器の洗い物の量が多いと思う。我らは共働きのため、家事を夫婦で分担しており、食器の洗い物に関しては基本的に僕が担当している。中でも特に目を引くのが、コップ類と小さなスプーン類の多さである。僕は小さなスプーン類を滅多に使わず、コップも毎日ひとつしか使わないため、そのほとんどがチーが使用したものであることはあきらかだ。毎回の食器洗いのたびに、使用済みコップとスプーンが、それぞれ平均5個ずつぐらい流しの中で発見されるわけだ。うーん、これはいったいどういうことだろう。スプーン類はたぶん料理に使ったのではないかと推測できるのだが、コップに関してはまったく解せない。チーは一人しかいないのに、なぜにそんなに何種類ものコップを使うのだろうか。というわけで、チーをじっくり観察した。観察スタートは夕飯後の食器洗いが終わってからだ。つまり、この時点で家に使用済みコップやスプーンがひとつもない状態である。その日の夕飯後、チーはソファーでくつろぎながらテレビを観ていた。すると途中で立ち上がり、冷蔵庫に向かった。中から冷えたウーロン茶を取り出し、洗いたてのコップになみなみと注ぐ。そしてウーロン茶入りのコップを持ったままソファーに戻り、その後は再びテレビ鑑賞に没頭。これにて、ひとつ目のコップを消費したことになる。その後、チーはテレビに飽きたのか、パソコンの前に移動し、ネット遊びを始めた。ウーロン茶のコップはまだ半分残っているものの、ソファーのそばに置きっぱなしだ。ほどなくして、チーが再び立ち上がった。今度はキッチンの調理台の脇にある梅酒のボトルに手をかける。そして新たなコップを取り出し、梅酒のロックを作り出したのだ。チーは梅酒を飲みながら、しばらくネット遊びに興じた。そして飽きると、今度は風呂に入った。もちろん梅酒入りのコップはパソコンの脇に置きっぱなしである。中身も半分以上残っている。ウーロン茶に続いて、ふたつ目のコップ消費とコップ放置だ。数分後、風呂からあがってきたチーは、今度は冷蔵庫から牛乳を取り出し、それをマグカップに注いだ。そしてレンジでチンをして、即席のホットミルクを作る。チーは寝る前にホットミルクを飲む習慣があるため、特に珍しい光景ではない。しかし、問題はこのホットミルクさえ、最後まで飲まなかったことだ。チーはホットミルクを六割程度飲んだあと、そのマグカップをダイニングテーブルの上に置き、再びパソコンの前に座った。どうやらネット遊びの後半戦が始まったようだ。さっきの梅酒を飲むのかな? そう思って注視してみたものの、チーはそれにも手をかけなかった。もちろん飲み残したウーロン茶にも目もくれず、一心不乱にキーボードを叩いている。きっとフェイスブックなどを通じて、誰か友達と交信しているのだろう。何がおもしろいのかはまったくわからないが、なぜか薄ら笑いを浮かべていた。いつのまにか深夜2時ごろになり、そろそろ寝ようという段になった。チーはテレビやパソコン、部屋の電気などをすべて消し、いよいよ寝室に向かう。結局、ウーロン茶のコップも、梅酒のコップも、ホットミルクのマグカップも、すべて飲み残したまま、部屋のあちこちに放置されている。夜の食器洗いが終わったあとの短時間で、一気に3つもコップ類を消費するとは、なかなかいい度胸である。これを洗うのは僕なのだ。すると、チーは寝室に向かう途中で、はたと足を止めた。何かを思いついたように高速回転で踵を返し、再びキッチンに戻る。いったい何をするのかと僕が観察していると、チーは寝る前の水分補給とばかりに冷蔵庫からウーロン茶を取り出し、それを”また新たなコップ”に少しだけ注ぐと、一気に飲み干した。なんと、もったいない使い方だ。僕は唖然とした。ウーロン茶なら、ソファーのそばに置いたままのコップにまだ入っているじゃないか。まずは、それを全部飲みきろうよ。そんな僕の気持ちも露知らず、チーは消費したコップを悪びれることなく流しの横に置き、そのまま就寝と相成った。僕は仕方なく、残された計4つの使用済みコップ類を再び洗う。片付けに関してはコマボーイの僕だけに、コップ類が放置されたまま寝るわけにはいかない。しかも、どこでどう使ったのか見落としてしまったが、使用済みの小さなスプーンまであった。もしや梅酒のロックを作ったときに、かきまぜで使ったのだろうか。話はこれで終わらない。その翌朝、僕が起きると、チーはすでに会社に出かけていた(チーのほうが朝が早いのです)のだが、リビングに使用済みのコップ類が3つも放置されていたのだ。しかも、スプーンも2つ使用されていた。コップに残った形跡を見る限り、チーが飲んだのはウーロン茶、カフェオレ、そして再びウーロン茶だ。スプーンのひとつはきっとカフェオレを作る際に使ったのだろうが、もうひとつはいったい何に使ったのか。ヨーグルトでも食べたのかもしれない。いずれにせよ、僕はまたも食器洗いを開始した。なんだか一日中、コップを洗っている気がする。もっと効率的な使い方があるはずだと思うのは、僕だけだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月02日コンビニエンスストアのファミリーマートが運営するインターネットショッピングサイト「ファミマ.com」()では、株式会社カジタクが提供する家事代行サービスのパッケージ商品「家事玄人(カジクラウド)」を2011年11月8日(火)AM11時より販売開始した。「家事玄人」は、クリーニング、お掃除などのプロが行う高品質な家事代行サービスを、「商品」として購入できるようパッケージ化。一律価格でサービス内容・価格が分かりやすいのが特徴だ。ご家庭での家事の手間を軽減するほか、両親や祖父母へのギフトとしても最適。年末の大掃除を控えたこれからのシーズンにぴったりのギフトとなるだろう。【商品内容】■家事玄人 ぽわぽわ保管付衣類クリーニングパック(6点)税込価格:¥6,300内容:衣類6点をクリーニングし、最長9ヶ月間お預かりします。■家事玄人 ぽわぽわ保管付衣類クリーニングパック(15点)税込価格:¥12,600内容:衣類15点をクリーニングし、最長9ヶ月間お預かりします。■家事玄人 ふわふわ保管付布団丸洗いパック税込価格:¥12,600内容:防ダニ加工付の布団3点丸洗い。最長9ヶ月間、最適な環境で保管。■家事玄人 らくらくお掃除セレクトパック税込価格:¥12,600内容:専門のプロが訪問して掃除を行う「お掃除メニュー」4種類(きらきら浴室パック/つやつやレンジフード洗浄パック/ぴかぴかキッチンパック/すやすやエアコンカビ取りパック)からひとつを選べるギフト商品。商品の詳細は、ファミマ.comのホームページにてURL:※「家事玄人」のサービス内容を動画にてご紹介プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年11月08日厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を立ち上げたり、「イクメン」をテーマにした「書籍」「ドラマ」が登場したりと、すっかり浸透したかと思われる「イクメン」という言葉。イクメンとは、近年ブームとなっている、積極的に育児を楽しむ男性のことですが、その実態はどのようなものなのか。■夫は妻の家事をどの程度手伝っているのか・・・。「夫との家事・育児分担について、それぞれがかけている時間の比率はどれくらいですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「妻:夫=9:1」で29%。 以下、「妻:夫=8:2」(29%)、「妻:夫=7:3」(24%)、「妻:夫=6:4」(8%)と続いた。一方、「夫との家事・育児分担について、それぞれがかける“理想の”時間の比率」について聞くと、「妻:夫=7:3」が最も多い結果となり、42%。ついで、「妻:夫=6:4」(25%)、「妻:夫=8:2」(14%)と続き、「妻:夫=5:5」と答えた人も14%にのぼった。実際に、「夫に家事・育児にもっと参加してほしいと思いますか?」と聞くと、78%が「思う」と回答。夫が家事・育児を手伝ってくれることで助かっているとは感じる一方、主婦の本音としては「もっと手伝ってほしい」と感じている人が多いようだ。 ちなみに、2010年6月17日のイクメンプロジェクト発足式にて発表された、厚生労働省が取りまとめたデータによると、ドイツでは、1週間で家事に従事する時間は妻が371分であるのに対し、夫は180分。すなわち、家事に従事する時間はおよそ「妻:夫=2:1」。日本と比べると、夫の家事・育児への参加はかなり進んでいるようだ。共働きの家庭が増える中で、家事の分担は徐々に夫にも振り分けられているようだが妻が望むレベルにまでは、まだほど遠い道のりなのか…。[調査概要]◆調査期間:2011年7月4日~7月11日◆調査対象:20~39歳の主婦 1,258名(株式会社ベネッセコーポレーションが運営する『ウィメンズパーク』の会員)※3~6歳の子供がいて、夫・子供と同居している方◆調査方法:インターネット調査プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年08月04日さて、ママが復職となると・・・避けて通れない「夫婦の家事分担」によるモヤモヤ。□ お掃除は、当番制?□ せっかくの休日、家事だけで終わらせたくない。□ 子供のためにも、清潔キープを。夫婦のプチバトルへと発展する前に、時短&お助けグッズで、1つずつクリアしていきましょう!!では、スタートです。【1】 ボタンを押せば、寝室ピカピカ。後回しにしがちな、寝室のお掃除。・ ホコリがチラリ、見て見ぬフリ。・ クイックルワイパーですら、億劫。・ パパにも頼みづらい。。。うーん。ここはぜひ、感情を持たないロボットに担当してもらいましょう〜。ルンバ君ほど多機能ではありませんが、だからこそ、シンプルで使いやすく、愛着度高めです。お仕事頑張っている平日、そして家族で休日リフレッシュしている間に、ボタン1つでピカピカに掃除しておいてくれますよ♪▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「ecomoロボットクリーナーROBOTCLEANER/エコモ」 【2】 洗濯物、秒速でバサーッと取り込み。保育園から持ち帰る、山のような洗濯物。休日に増える、ジム通いや習い事の洗濯物。そこで、洗濯物取り込み革命〜。目標は、5分時短&労力軽減です!◎ 取り込む。 → 引っ張るだけでOK。◎ 干す。 → 部屋干しフック&持ち上げラクラク。◎ 畳む。 → 子供服も型崩れナシ。家事がニガテなパパさんも、これなら「手伝うの難しい...」とは言わないでしょうッ。実際、復職経験スタッフが絶賛しています。「このセット、本当に大活躍です。」▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「取り込みらくらく!時短アルミハンガー2点セット」 【3】 洗面台の白さに、小さな実力派。洗面台の汚れが目立つと、朝から気分がドンヨリ。汚れに気付いた人がやればいい。わかってはいるけれど、、、そこで、洗面台は、毎日ちょこっとついで掃除がオススメ♪◎ 小さくても、3層構造の実力派。◎ ホルダー付きで、届いてスグ使える。◎ 使わない時も、可愛いルックス。例えば、歯みがきのうがい後に、サササーッ。タオル交換のついで、メイクして手洗いするついでなど、「毎朝8秒」でも掃除すれば、週末にため込むこともナシ。ツルツルの洗面台、お掃除を長続きさせるコツ。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「マーナ【きれいに暮らす】吸盤付き洗面スポンジ/MARNA」 【4】 夕飯後の新習慣、魔法スプレー。洗剤は、戸棚にしまわない。なぜなら、「戸棚を開けて洗剤を出す」←この小さな手間が、お掃除を遠ざけてしまうから。ただし、出しっぱなしにするには条件がありますよね。・ おダサいパッケージはNG。・ マルチに使えること。・ 子供のオモチャにも使える安全性。この条件をクリアしたのが、”水だけでできた” 魔法の洗剤。洗剤をスグ手が届くところに置いておいて、気付いた時にシュッと、汚れをなかったことにする。=清潔キープの理想ですものね。夕飯後、コンロやレンジにスプレーしておいて、最後に拭き取る。掃除&除菌のカンタン新習慣。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「THEMagicWater/マルチクリーナー」 【5】 お風呂のちょこちょこ掃除、必需品。力を入れてゴシゴシ。前かがみ姿勢で、腰イタタ〜。そこまで、頑固な汚れをため込んでしまう前に!シャワーを浴びながら、汚れみっけ♪・・・その場で軽くゴシゴシ。はい、OK。これで、OK。即やるのと、やらないのとでは、違いますッ。隅っこも磨ける、でっかい歯ブラシ感覚。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「MARNAお風呂のミニブラシ/マーナ」 いかがでしたか?「家事分担のストレスも、ホコリも、汚れも、洗濯物も、ためないのが一番!」(おばあちゃんの名言風。)毎日のちょこちょこ掃除、気付いた時にスグの汚れ落とし、毎日ほんの数十秒のお掃除が、週末、そして今年の年末大掃除だってラクにしてくれるハズ。休日の家事をグンと減らして、家族でリフレッシュ時間の笑顔が増えますように。 ■暮らしのはなし お片付け 掃除・洗濯 文・T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2001年12月05日