私には子どもが3人います。上の娘はもう3歳になり、私の子育ても3年目に入りました。だいぶしっかりおしゃべりができるようになった長女に言われた言葉で、自身の子どもへの接し方について振り返り、感じたことについてお話ししたいと思います。 娘からの一言でハッとしたある朝、保育園に行く身支度をしていると、「〇〇しなさいって言わないで。〇〇しようって言って」と言う娘。そのときは私も出勤時間が迫っていたので「準備をしようね」と言い直して、なんとかその場を乗り切ろうとだけ思っていました。 しかし、保育園への送迎も終わり落ち着いてからその言葉が妙に気になり、今までの子どもへの私の言葉を思い返してみました。するとたしかに、毎日忙しさを理由にして「〇〇しなさい」と口癖のように言っていることに気づいたのです。 母からの言葉を思い出した以前、娘が私の言うことを聞かないと母に相談したとき、母は「子どもは思い通りにならないものよ」と言いました。その言葉について改めて考えると、私は娘の立場に立って考えるよりも、どうやってこの育児や家事をこなしていくかに気をとられ、自分のペースで進めようとしていたなと思いました。 娘の立場に立って考えてみると、なぜなのかよく理解もできていない状況で「〇〇しなさい」と言われても理解できないし、私の言い方で娘も嫌な気持ちになっていたんだなと思いました。 夫に相談すると…そのことを夫に相談すると夫は、「俺は前からできるだけ〇〇しようかと声かけしているよ」と。そして「でも危険なことやどうしてもわかってほしいときは、〇〇しなさいとか、してはいけないと厳しく言うようにしているよ」と言いました。 確かに夫は、「〇〇しなさい」とは言いません。例えば食事のときなども、「もうすぐごはんだよ。自分の良いタイミングで席につくんだよ」と言っているのを思い出しました。 私は自分の娘への接し方について、さらに反省しました。 それからの私それから私は娘に何かしてほしいことがあるときは、きちんと理由を説明したうえで、「〇〇しようか」と促すような言い方を心掛けました。 すると娘は遊びの途中でも自分の中で気持ちを切り替えてくれるようになり、物事がスムーズに運ぶようになりました。また、危険な場面ではきつく言うことで、「これは本当にいけないんだ」と娘も理解してくれるようになりました。 これからの娘への接し方はもちろん、娘の下の1歳の双子への接し方もきちんと考えなければと思いました。まだ言葉はあまり理解できなくとも、威圧的な言い方や言葉は良くないと思うので、子どもたちをきちんと見守りつつ、子どもたちの意思も尊重した声かけをしていきたいです。著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2019年05月12日妊娠7カ月ころ、お風呂に入ると脚がかゆく、「乾燥のせいかな~」と思っていました。しかしそれは日に日にひどくなっていったのです……。 それは季節の変わり目だった妊娠7カ月になり、おなかも大きくなってきたころでした。ある日お風呂に入ると、脚のすねあたりがかゆく、かくと赤くブツブツができてしまいました。季節の変わり目で肌が乾燥しているせいかな~と、そのときは軽く考えていたのです。 かゆみに毎晩悩まされるようにしかし日に日にかゆみは増していきました。決まって夜、お風呂に入るころからかゆくなり、夜中はかゆみで目が覚めるほどに。範囲も最初は脚だけだったのが、だんだん全身に広がっていきました。 居ても立ってもいられず調べてみると、妊娠中に肌がかゆくなる「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」という症状があることを知りました。産院に相談したところ、「程度は異なるけれど、かゆみが出る人は少なくない」とのことで、塗り薬を処方してもらいました。 わたしは「よもぎ」で乗り切った!しかし、とにかくかゆくて夜も眠れないほどで、塗り薬はそう何度も塗れないし、すぐになくなってしまいます。そこで、何か普段から使える対処法はないか?といろいろ調べました。 そこで私がたどり着いたのは「よもぎ」でした。よもぎは肌荒れやかゆみ、乾燥対策によいとされ、古くから薬草として使われていたそうです。かゆみで目が覚めたらよもぎローションを塗ってなんとか気を休め、日中はよもぎ茶を飲んだり、お風呂にはよもぎの葉で作られた入浴剤なども入れました。 結局完全に治ることはないまま臨月を迎えたのですが、臨月になると嘘のようにかゆみがおさまりました。しかし、よもぎ茶はノンカフェインで体も温まるし、よもぎ風呂も香りがよく気に入っていたので、その後も使い続けていました。妊娠性痒疹は、わたしの場合「よもぎ」でなんとか乗り切ることができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年05月11日第二子が生まれて数日したころ、おむつ替えのときに出血を確認しました。長女のときにはこんなことはなかったのでビックリ。そんな私の体験談をお話しします。 新生児のビックリ! 「新生児月経」生後3日から5日ぐらいに、女児の性器から少量の出血が見られる現象を「新生児月経」というそうです。健康上の問題はないそうで、すべての女の子にあるわけではないとのこと。わが家も長女のときにはありませんでした。 母親からの女性ホルモンの作用で起こる現象らしく、これによって痛みや貧血が起こることはなく、特別な処置は必要ないのだそうです。 うちの子の「新生児月経」出産後の入院中、生後2日目ごろにおむつ替えをしていたら、やや明るい色の血液がおむつにほんの少量ついていました。明らかにおしっこでもうんちでもなかったので、毎朝赤ちゃんを診察してくれている小児科の先生に聞きました。 「生理みたいなものだから心配いらないし、すぐに出血しなくなるよ」とのことでした。先生の言う通り、2~3日で出血は見られなくなりました。 新生児のビックリ! 「魔乳」わが子の新生児月経に加えて、もう1つ驚いたことがありました。それはわが子のおっぱいから白い液体、母乳みたいなものがちょっと出ていたことです。 これも母親からの女性ホルモンの影響で起こる現象らしく、もう少しソフトな言い方はないのかとも思うのですが、「魔乳」と呼ばれているそうです。1週間ぐらいでおさまる新生児特有のもので、男の子でも「魔乳」が出ることがあると言われています。いったいこの子にはどれだけ私のホルモンが注入されたんだ! と、ドキドキしてしまいました。 経験しなければ知ることがなかった「新生児月経」と「魔乳」。これから女の子を出産される方は、驚かないように覚えておきたいですね。著者:山田孝子不妊治療を経て高齢出産し、現在は三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は旅行、仏像鑑賞、モノづくり。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月11日結婚して2年が過ぎ、そろそろ赤ちゃんがほしいと妊活に励んだものの、なかなか妊娠に至りませんでした。その後、妊活を5年ほど続けてようやく妊娠。不妊で悩んでいる方へ、いろいろと悩み苦しみ、最後はやっと笑顔になることができた私の経験談をお話ししたいと思います。 「不妊」とわかるまで結婚して2年が過ぎ、「そろそろ赤ちゃん欲しいね」という話を夫婦でしていました。「男の子がいいかなぁ」「女の子がいいかなぁ」など、のんきに話をしながら、1年か2年後には赤ちゃんを抱っこしている自分の姿を思い浮かべていました。 ところが、夫婦生活を続けても妊娠の兆候がなく、「夫婦生活があればすぐに妊娠する」と思っていた私にとっては驚きでした。それからは特に何かをすることもなく2年ほどが経ち、やっと訪れた産婦人科で不妊の事実を知ったのです。 私が実践した妊活の方法私がおこなった妊活の方法としては、まず基礎体温をつけ、排卵日前後に夫婦生活をもつようにしました。また、玄米や野菜、体を温める食材を使った食事に切り替えたり、腹巻きや靴下を着用し、なるべく体を冷やさないようにしました。 病院の検査では卵子が育ちにくい状態ということがわかり、排卵誘発剤を打ってもらいましたが体に合わず、私には無理だとあきらめました。鍼灸師の夫には、毎日婦人科系に効くお灸をしてもらいました。 やっと授かった命いろいろと努力をして、ようやく3年後に待望の赤ちゃんができたとわかったとき、うれしくて涙が止まりませんでした。 悩み苦しみ、夫にあたりちらし、それでもそんな私を夫は受け入れ、「焦っても仕方がないからゆっくり行こうよ」とブレーキをかけてくれました。 赤ちゃんを授かっても授からなくても、夫婦で楽しく暮らして行けたら最高じゃないかと気持ちを切り替えられたこと。私の妊活では、そこが一番良かったことなのではないかと感じています。著者:花田もえこ一男一女の母。現在は外資系の物流会社に勤務。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月10日私の娘は、口唇口蓋裂という先天異常を持って生まれてきました。今回は、今まで受けてきた治療のまとめと今後の予定についてお伝えしたいと思います。 これまでの治療と現在の治療口唇口蓋裂の治療におけるメインの診療科は形成外科でした。生後5カ月ごろ、唇を閉じ、鼻の形を整える手術を受け、1歳過ぎに口蓋裂を閉じる手術を受けました。それから6歳の現在まで、半年から1年毎に定期的に受診しています。 歯茎の裂があり、上の歯並びが悪いため、4歳ごろから矯正歯科に毎月通っています。また、鼻にかかった話し方のため、耳鼻科での聴覚検査をしたのちに、毎週近所の学校で開催している言葉の教室に通っています。そして、中耳炎になりやすいため、耳鼻科も定期受診しています。 多くの場合、唇再形成の手術が必要娘の場合、口唇裂手術後、最初は唇が少し引きつっている様子でした。手術した部分はピンク色で、痕が少しわかる状態が2歳ごろまで続いていました。けれども、成長とともにきれいな形になってきており、よく見ると多少違いがわかりますが、周りの人からは「まったくわからない」とよく言われます。 多くの場合は、小学校入学前に唇の形を整える手術が必要になるそうです。ただ、娘の場合は幸い、「見た目に問題がないから手術は必要ない」と主治医の先生からお話がありました。 口蓋裂の状態に応じて、骨移植が必要口蓋裂手術は、両脇の皮を縫い合わせておこなわれるため、手術後に上あごに穴が開いてしまう場合があるそうです。そのような場合、その穴を塞ぐ手術が必要になります。 また、娘は歯茎にも裂があり、当初は「小学校中学年くらいに腰の骨を移植する手術が必要になるかもしれない」とのお話でした。ただ、成長とともに歯茎の裂がどんどん狭くなり、今は歯茎の隙間がなくなりました。そのため、手術は必要ないかもしれないと言われています。 娘の場合、口唇口蓋裂ではあるものの、ありがたいことに経過は順調です。今後も主治医の先生と相談しながら、できるだけ娘に負担がかからないよう治療していけたらと思っています。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月10日出産のクライマックス、いよいよ赤ちゃんの頭が出てくるとき、赤ちゃんの頭が通りやすくなるとともに、会陰が裂けて傷できるのを避けるために会陰切開がおこなわれることがあります。「会陰切開が出産より痛かった」と友人から聞いていた筆者は、初産のとき、出産よりも会陰切開が気がかりでした。 できれば切りたくないと考えていた産前無事に赤ちゃんが生まれる事が一番大切とわかっていても、切るってどんなふうに? いつ? など、不安になってしまった筆者は妊娠中、会陰のオイルマッサージをしてみました。会陰の伸びがよいと、切らずに出産できると聞いたからです。 しかし、会陰マッサージはおなかが大きくなるにつれ体勢がつらくなり、あまり続けられませんでした。結局、会陰マッサージをしっかりとやらないまま日が経ち、陣痛が始まったので産院へと向かいました。 痛くてもいいから切ってほしい!初産でしたがトントン拍子にお産は進み、いよいよ陣痛はいきむことを抑えていられない程の痛さになりました。しかし、あまりのスピードに医師が間に合わない! このままうっかりいきんで会陰が裂けないように陣痛の波を逃しながら耐え、到着した医師がハサミでパチンと切りましたが、切った感覚を感じただけでした。 あんなに怖いと感じていた切開の恐怖よりも、とにかく早くいきみたい! 陣痛を終わらせたい! その一心だったのです。 痛かったのは切る瞬間よりも、縫う瞬間だったあくまで筆者の感覚ですが、切る瞬間に痛みはほとんど感じられませんでした。その代わり、会陰切開の縫合が、麻酔をしているのにも関わらず悶絶するほど痛かったのです。糸が通る感覚もしっかりとあり、一針一針のなんとも言えない痛さにじっと耐えている時間がとても長く感じました。切開するよりも、縫合に痛みを感じるとは衝撃的でした。 会陰切開が出産より痛いと聞き、おびえていた筆者ですが、陣痛がクライマックスのときは切開の痛みはほとんど感じず、心配は杞憂に終わりました。この会陰切開があったおかげで産後の回復は順調だったので、必要な処置だったと感じています。 また、筆者は我慢をしてしまいましたが、縫合の際に痛みがある事を医師に伝えると、麻酔の追加などで対応してくれるそうなので、出産より痛い、ということはあまりないようです。医師とのコミュニケーションが大切だと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩) 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年05月10日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったんです。 3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私1人では厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとても楽になりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意不得意がありますよね。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2019年05月10日わが家の娘は1歳ごろに「水いぼ」を発症しました。皮膚科を受診して初めて水いぼであることを知りました。背中に広がった水いぼの処置は大変でした……。わが子の水いぼ体験談をお伝えします。 わが子の水いぼの症状最初に発見したのは、3mm程度の光沢のある湿疹でした。ただ、湿疹にしては大きいなと感じていました。よく見るといぼの中央にくぼみがあります。 皮膚科で聞いた話では、くぼみの中にある白い芯のような部分に、多くのウイルスが含まれているそうで、掻きむしってしまうと、ほかの部位に感染が広がってしまうとのこと。医師の言う通りで、娘の場合も放置したことで感染が広がってしまい、10個以上の水いぼができてしまいました。 治療はピンセットでの「摘除(てきじょ)」通院した皮膚科では、水いぼをピンセットで取る「摘除(てきじょ)」という治療をおこないました。 水いぼを摘み取る際には、当然ながら痛みがあります。泣きわめく娘を押さえつけての治療は、見ている側もつらい思いでした。放置した結果、10個以上も増やしてしまったことを悔やんで、自己嫌悪に陥りました。最近では麻酔のテープ剤を使用して、痛みを和らげる方法もあるそうです。 水いぼは取るべき?水いぼは取るべきなのか、皮膚科で聞いたところ、放置しても自然に治ることもあると聞きました。ただ、完治までには長期間かかり、その間にほかの人にうつしてしまうこともあるとのこと。実際に娘の水いぼも夫にうつってしまいました。 また、水いぼを掻き壊してほかの皮膚感染症にかかるリスクもあることを聞き、水いぼが少ないうちに取っておいたほうが安心かもしれないと私は感じました。 娘の水いぼはだんだんとよくなっていきましたが、何度か再発することも。再発を防ぐために、タオルの共用をしない、適切なスキンケアをするなど、医師から教わった予防も心がけました。皮膚科に通院する日々が続きましたが、2歳を過ぎたころには再発することもなくなり、ホッとしています。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月09日私は物心が付いたころから、母親からのきょうだい間の対応の差を感じていました。私はずっと「私は親からきょうだい差別を受けている」と思っていました。でも、大人になってからは「あれは、区別だったのかも」と思うことも。しかしどちらにしても、私にとってはつらい経験でした。 幼いころから感じていた「差」私は幼いころから、私と弟に対する母の対応に差を感じていました。例えば、おもちゃ。おもちゃ箱の中には、弟のプラレールやトーマスのおもちゃがたくさん詰まっていました。でも、私のおもちゃはないのです。弟のおもちゃで遊んだ記憶はあるのですが、自分のおもちゃで遊んだ記憶はありません。 私に向けられたものは、本棚に立てられた幼児教育の教科書だけでした。写真を見ても、これは私の記憶違いではなさそうでした。 弟は褒められるのに、私は…少し成長してからは、「弟は褒めてもらえるのに、私は褒めてもらえない」と思うことが多くありました。 例えば、学校のテスト。私が90点台を取ると、「どうしてこんな問題を間違えたの!? ちゃんと勉強しなかったからでしょ!」と怒られました。一方、弟が50点台を取ると、「ここも、ここも、できたね! 頑張って勉強したからだね! すごいね!」とやさしく褒められていました。それを見た私は大ショックです。私のほうが良い点数なのに、なぜ私は怒られるのか。なぜ弟は褒められるのか。 とてもつらかったことを覚えています。 母は私のことが嫌いなのだと思ったなぜ母は「きょうだい差別」をするのか。幼い私が考え出した答えは、「ママは私のことが嫌いだから」でした。「ママは弟のほうが好きなんだ」「私はいらない子なんだ」そんなことを考えると、つらくて悲しくてたまりませんでした。 しかし、今になって考えると、あれは「差別」ではなく「区別」だったのではないかと思うこともあります。母は私に「あなたは何でもひとりで、じょうずにできた。でも弟は何をやらせても遅いし、下手だった」と言っていたことがあるからです。 平等に接してほしかったもしかしたら母は、こう考えたのかもしれません。「姉には遊びより教育を与えたい。弟には教育より遊びを与えたい」「もし50点で良いと姉を褒めたら、姉がそれで良いと勘違いして怠けてしまうかもしれない。逆に、90点を取れないからと弟を叱るのは、弟には酷だ」 確かにその子の個性、その子の個性に合わせた対応をすることは大切なことです。しかし子どもの私にとって、それはとてもつらい出来事だったことに変わりはありません。 私も親となった今、子どもへの接し方の難しさがわかるようになりました。でもやはり、あからさまにきょうだい間の対応を変えることは、子どもの心を傷付けることに繋がると感じています。 子どもの個性に合わせた対応をした結果、傷つく可能性があるくらいなら、みんな同じように接してあげたいと感じます。私は現在第二子妊娠中です。第二子が生まれたあとは、自分のつらかった経験を思い出し、どちらも「差別されている」と感じないよう、平等に接してあげたいと思っています。著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在第二子妊娠中。
2019年05月09日妊娠5カ月くらいからおなかがだんだん大きくなってきて、妊娠7~8カ月くらいになると見た目でわかるようになってきました。どんどん重くなり腰に負担がかかるのもつらかったのですが、もっとつらかったのは皮膚が伸びることによる「かゆみ」でした。 何をしていてもかゆい筆者はもともと肌があまり強くなく、冬は乾燥してかゆくなり、夏は汗をかいてあせもでかゆくなる体質。秋は少し落ち着いていられる時期のはずだったのですが、12月に出産予定のおなかがどんどん大きくなり、皮膚が引っ張られるためなのか気候に関係なくかゆくてたまりませんでした。 我慢できないときは非ステロイド系の薬を塗ったりもしましたが、なんとなく赤ちゃんがいるおなかに薬を塗るのは気が引けて、普段は保湿ローションを塗るにとどめていました。 ひっかき傷が気になる妊娠線ができてしまうことも気になっていたので、保湿は十分にしていたつもりですが、それでもかゆくてひっかき傷がたくさんできてしまいました。 意識をしているときは我慢できるのですが、寝ているときやほかのことを考えているときなどは無意識におなかをかいてしまっていて、ひっかき傷はなかなか治りませんでした。そのためマタニティフォトに憧れがあったのですが、傷だらけのおなかでは……と、あきらめてしまいました。 気にしすぎていたかも?こんなにかゆいのは自分の肌が弱いせいかと思っていましたが、2番目の子を妊娠したときに「大きくなるにつれておなかがかゆくてたまらない」とママ友に何気なく話すと、「わたしもそうだったよ」との返事。誰に聞いてみてもそう答えが返ってきました。 支援センターなどで周りをよくよく見ていると、おなかの大きなママがおなかをかいている姿をよく見かけたので、「これは妊娠あるあるなんだ!」と気づきました。 かゆみをごまかすために保湿ローションを頻繁に塗っていたためか、妊娠線はさほどできませんでした。今は写真の加工もできるのだし、ひっかき傷を気にせずにマタニティフォトを撮っておけばよかったな……と少し後悔しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年05月08日息子は生まれたときから、よく泣く赤ちゃんでした。母乳やミルクを飲ませても、1時間続けて眠ることができればいいほう。おかげで睡眠不足の日々が続き、私は心も体もボロボロでした。まとまって眠らない息子の育児についてお伝えします。 よく寝る子とあまり寝ない子の違いスヤスヤ眠るというイメージだった赤ちゃん。でも、現実は違いました。出産直後からとにかく泣く。入院中も息子の泣き声が響き渡っていました。やっと眠ったと思っても、30分後には「ふんぎゃー!」。母乳やミルクは飲ませているのにどうして? と、出産を終えたばかりの体は休まることがありませんでした。 生後6カ月を過ぎても、1時間続けて寝たらいいほう。育児相談や小児科で何度も相談しましたが、個性としか言えないとのことでした。 疲労は限界に達し、産後うつに私は約1年半、睡眠不足と闘いました。目の下にはクマ、肌荒れ、口角炎……。鏡に映る自分の顔を見るたびに「一気に老けたな」と気が沈んだものです。胃腸も弱り、下痢が続く日々。まとまって眠れないというのは、本当につらいことでした。 そして、慣れない育児で精神的、体力的にも限界に達し、産後うつを発症してしまいました。そんな状況を見兼ね、夫や義母が夜間の授乳を手伝ってくれました。改めて周囲の協力が必要だと感じた瞬間です。 断乳で睡眠不足から解放された1歳を過ぎても同じ状況が続き、どんな対策を試しても、改善することはありませんでした。息子が1歳半になったころ、仕事復帰の関係で断乳を決行しました。 約1週間は泣きわめき、何度か心が折れそうになりましたが、ぐっと我慢。すると、いつの間にか2~3時間、まとまって眠ってくれるようになりました。息子にとってはかなりの成長です。結局、朝までぐっすり眠ってくれるようになったのは、3歳に入ってから。長い闘いでした。 2人目の娘は授乳時間になっても起きないくらい、息子と違ってよく寝る子でした。息子の育児が大変だった分、すごくラクな育児をさせてもらいました。よく寝る子、寝ない子の違いは、やっぱり個性だったのかもしれません。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月08日妊娠37週に入ると、ママはいつ陣痛が来るのかドキドキしますよね。わが家の場合は、私の緊張とは裏腹にパパはのんきに構えていて、その温度差に腹が立ってしまうことがありました。今回は、私が妊娠37週に入ってからパパにしてほしかったことを紹介します。 お酒を控えてほしかった!私はもともと切迫早産気味で、張り止めの薬を臨月まで服用していました。そのため、出産が予定日よりも早くなるかもしれないと、日々ドキドキしていました。パパは「37週に入ったら、生まれるまでお酒は飲まない」なんて張り切ってくれていたのに、「今日は大丈夫やろ?」と根拠のない自信からビールをあける姿に悲しくなりました。 仕事で疲れている気持ちもわかりますが、もし陣痛が起きたら運転もできないし、もう少し考えてほしいところでした。 2人の時間を大切にしてほしかった!赤ちゃんが生まれると、生活の中心は赤ちゃんになってしまいがち。夫婦2人の時間はなかなかとることができません。赤ちゃんが生まれるまでの最後の2人の時間は、子ども連れでは行けない食事に行ったり、近場に出かけたりすればよかったと思いました。 パパが飲み会でいないときに陣痛が来たらどうしようと不安になることもあるので、パパが一緒にいてくれるだけで安心できます。もっと2人の時間を大切にできたらよかったと感じています。 車の運転をしてほしかった!妊娠37週のママは、大きくなったおなかの影響で座ることも苦しい状態です。まして車の運転となると、おなかがつかえて運転しにくい! あまりシートを倒して運転することもできないので、大きいおなかの妊婦は運転するのもひと苦労です。 パパは、運転するのがあまり好きではなくて、出かけるときの運転は私。妊娠37週に入ってからも相変わらずで、私が頼まないと運転してくれませんでした。ぜひ、妊娠中の奥さんを持つパパには、率先して運転してほしいと思います。 妊娠37週に入ると、ママは楽しみと不安が入り混じって、情緒が不安定になりがちです。夫婦2人で話し合って約束ごとを決めたり、パパにしてほしいことは言葉で伝えるようにして出産に挑めるといいですね。著者:田中麻奈元保育士で一児の母。現在は育児に専念するため専業主婦。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。趣味は手芸。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年05月08日わが家の娘の背中には「いちご状血管腫」があります。大きさは5mm程度と小さいのですが、真っ赤で目立ちます。そこだけ皮膚が盛り上がり、血豆のよう。今回は、受診の様子と治療に踏み切るか悩んだ体験談をお伝えします。 娘の背中に「いちご状血管腫」娘が生後2カ月のころに気付いた、血豆のような背中の皮膚。痛くはなさそうな様子でしたが、その正体を知るために小児科を受診しました。かかりつけ医に診せたところ、「いちご状血管腫です。未熟な毛細血管が増殖してできる皮膚の変化で、良性なので放っておいても大丈夫です。たいていは子どもが成長していくうちに消えます」とのことでした。 いちご状血管腫は、将来、娘がウエディングドレスを着たときには高確率で露出すると思われる場所にできていました。とても心配でしたが「良性であること」「消える可能性が高いこと」を聞いて少し安心しました。 1歳半健診の小児科医「そのまま残るかも」娘の1歳半健診のころ、背中のいちご状血管腫は大きさも色もまったく変わらず、まだそこにありました。健診を担当していた小児科医には「これまでに小さくなったり薄くなったりしていないなら、これはそのまま残るかもしれません。取るなら手術が必要です」と言われました。 投薬治療もあるようなのですが、それには副作用もあるようです。そのうち消えると信じて疑っていなかったため、突然の宣告にとても驚きました。 「いちご状血管腫」の治療、わが家の選択娘のいちご状血管腫を取ってあげたい。でも、手術にも投薬にも少なからずリスクがある。いちご状血管腫を取るために、リスクを犯すべきか。悩みに悩んで、結局わが家では様子見を続けることにしました。7歳までには70%の確率で消える、というデータもあるようなので、それに賭けてみようと考えたのです。 娘が成長しても、いちご状血管腫がもし消えていなかったら……。そのときは、成長した娘にもどうしたいか聞きたいと思っています。 今は、背中のいちご状血管腫を「娘の目印」だと考えるようにしています。そのため、消えることを願いながらも、いざ消えてしまったらさみしい気持ちになるような、なんだか複雑な気持ちになっています。著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在二人目妊活中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月07日みなさんは、お子さんを何歳から温泉に入れますか? つい先日、わが家は温泉へ出かけてきたのですが、生後4カ月の赤ちゃんと一緒に入浴しているママがいました。見ている側もヒヤヒヤ。そこで感じた温泉のマナーについてお伝えします。 温泉に入れていい年齢ってあるの?わが家の子どもたちは、入浴前に排泄ができるようになった2歳ごろに温泉デビューをしました。温泉成分の中には、赤ちゃんにとって刺激の強いものがあるようです。私の周りでは、早くても免疫機能が発達してくる生後6カ月ごろから、子どもを温泉に入れ始めるご家庭が多いようでした。その際は単純温泉や塩化物泉など、刺激の少ない温泉を選んだそう。とは言っても、まだ歩けない小さな赤ちゃんとのお風呂。ママひとりだと大変だと思います。 生後4カ月の赤ちゃんとママつい先日、3歳の娘と一緒に温泉に行ってきたのですが、そこで小さな赤ちゃんを連れたママを見かけました。たまたま洗い場が隣になったので、月齢を聞いてみると「生後4カ月」。ママは器用に赤ちゃんをひざの上に乗せたまま、自分の体を洗っています。私にはできないことなので驚きました。ただでさえ滑りやすい浴室なので、見ている側もヒヤヒヤしてしまいました。 「え!? うんちが出た!?」「小さな赤ちゃんを連れて温泉なんてすごい~」と思いながら過ごしていると、プーンと嫌な臭いがしてきました。「も、もしかして……」そっと隣を見ると、なんと赤ちゃんがうんちをしているではありませんか!たしかに生後4カ月ごろなんて、うんちをしたいときにうんちをします。ママは慌てて始末していました。 周囲へのマナーを考えると、できる限り低月齢の赤ちゃんは温泉を控え、もう少し大きくなってからの楽しみにとっておいてもいいのかなと思った体験でした。いずれにしても、まずは温泉施設に問い合わせてから利用すると、施設側とのトラブルも防げて安心かもしれません。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年05月07日妊娠しているころ、大きなおなかを抱えて今まで感じなかった日常の「過ごしにくさ」を感じました。階段の上り下り、靴紐がうまく結べない、立っていることがつらい……。そんなとき、妊婦健診に向かう電車である女の子のやさしさに触れました。今回はそのときのことについてお話しします。 妊婦健診へ向かっていたある日 長男妊娠時、私の通っていた産婦人科は自宅から少し離れたところにありました。電車だと片道20分近くかかります。電車内が人でぎゅうぎゅうになることはないのですが、私が乗降車する間はだいたい電車の座席は埋まっている状態。おなかが大きくなると往復で40分近く立っているのがつらかったので、妊娠8カ月ごろからは夫の車で妊婦健診に通っていました。 ただ、ちょうどその日は夫に仕事の予定が入ってしまい、私は妊婦健診に電車で行くことに。駅に電車が到着し、電車のドアが開く前「どうか席が空いていますように」と祈っていました。 座席はすべて埋まっていた 車内に足を踏み入れ辺りを見回すと、座席はすべて埋まっていました。座っている人の前に立っている人も半分ほどいます。「しょうがないか」と優先席前に移動することに。3人がけの優先席には、お年寄りの方2人とヘッドホンで音楽を聞いている若い男性がすでに座っていました。 私自身も、気分が悪いわけでも立っているのが苦痛なほどおなかが重いわけでもなかったので、そのまま優先席の前に立ち、席が空くのを待っていました。 女子高生の行動に心が温かくなった電車が動き出してすぐ、「あの」という声が聞こえました。すぐ隣には高校の制服を着た女の子が。「あの、よかったら座ってください」と女の子は少し離れた席を指さしました。指さされた席には女の子の鞄らしきものが置かれてありました。 「ありがとうございます」とお礼を言い、その指さされた席に向かいました。女の子はさっと自分の鞄を取って、「どうぞ」と言うと、席とは少し離れたドアの近くに立ちました。 離れた場所から声をかけるのは、とても勇気がいる行動だったと思います。私には少し照れくさそうに立つその女の子の背中が、とても温かく輝いてみえました。 電車に乗ると、私はそのときの女の子の背中を思い出します。すると、とても心にやさしい気持ちがわきあがってきます。そのときおなかにいた子も、今はもう3歳に。いつかこの子も大きくなったら誰かに手をさしのべられようになってほしいな、と思います。そしてそのためにも、私自身が困っている人には声をかけるようにしないと……と思う今日このごろです。著者:菅谷里奈一女、二男の母。現在第四子目妊娠中。ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、ベビーシッターの資格所得。子育て経験を活かしながら、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆中。
2019年05月06日私は約1年半前に娘をアメリカで出産し、今も家族でアメリカに住んでいます。アメリカでは多くの人が無痛分娩をしていますが、出産が初めてだった私はそもそも陣痛がどんなものか、痛みがどれほどのものなのか、想像もできませんでした。前期破水もあり、いざ体験してみると「え?これが陣痛なの?」と驚きも。そんな私の、前期破水と無痛分娩の体験をお伝えします。 何かが破れる音がした? 前期破水でした!予定日の2日前の深夜にベッドで横になっているときに、体の中で何かが裂ける「ビビッ」という音が聞こえました。「なんだろう? もしかして??」とトイレに行くと、トポトポッと薄いピンク色の液体が漏れてきて「破水した!」と認識しました。 そのときは何かが裂ける音が聞こえたことのほうが、破水したこと自体よりもインパクトが強く、感動した記憶があります。 夫に伝えて急いで病院へ電話をすると、すぐ入院の準備をして病院に来るようにと指示がありました。 おなかがすごく張る…これが陣痛?陣痛を感じたのは、最初の破水から5時間ほど経ったころでした。おなかが張るような感じと、強い生理痛のような痛みがありました。これが陣痛とはわからずに、「おなかがすごく張って痛みます」と伝えると、「それが陣痛よ!」と助産師が即答。担当医からは「痛みに耐えられなかったらモルフィンを打ってあげます」と言われましたが、頑張れるだけ頑張ってみようとモルフィンは打ちませんでした。 歩いたほうが痛みが紛れたので、夫と一緒に病院の長い廊下を行ったり来たりしていました。 全身がむずむずかゆい! 何だこれ?!子宮口が7cmほど開いたころに、エピドラルという無痛分娩をおこなうための麻酔を投与されました。30分ほど過ぎると、痛みはうっすらと感じる程度になりました。痛みは和らいでも下腹部の締め付ける感覚は残っていましたが、同時に麻酔の副作用で全身にむずむずとしたかゆみが感じられるようになりました。いきむまでは、とにかくこのかゆみが気になって気持ちが悪かったです。 子宮口が10cm開いたころに、医師から「You can push!」とGOサインをもらいました。 そして分娩へ…痛みはほとんどなかった?医師からいきむよう指示が出てからは、ひたすらいきんだ記憶が残っているだけです。エピドラルを打ってからの痛みの記憶はほとんどありません。とにかく汗びっしょりになり、息を切らしながら頑張っていました。 赤ちゃんが出てくるという感覚がなく、どういきんで良いのかわからず、医師が足元に鏡を置いてくれ、出てくる子どもが見えるようにしてくれました。そのおかげでタイミングをつかめたのか、子宮口が全開になってから3時間ほどいきんで無事に娘と対面することができました。 アメリカでは加入している保険によって、受けられる医療サービスが違います。私の保険では妊娠から出産までがほとんど無料で受けられ、無痛分娩の費用も保険ですべてカバーされました。無痛分娩をして痛みがほとんどなかったことで退院後の生活が少しラクだったのかな?と思えています。著者:岡みちこアメリカ中西部の小さな町で日本人の夫と1歳の娘の3人暮らし。アメリカの子育て事情や、自身の妊娠・出産・子育てに関する体験談について執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年05月05日私には1歳1カ月の双子男児がいます。妊娠が判明し、双子だとわかったときはうれしさと驚きとが入り交じった複雑な気持ちに。その後は「双子育児ってどんなものなんだろう?」と漠然とした不安もありました。約1年間、双子育児をしてきて感じたこと、そして大変だったことや、それに対して私がおこなった対処法についてお伝えします。 新生児期の授乳とおむつ替えが大変!新生児期の頻回の授乳・ミルク、おむつ替えは本当に大変でした。双子なのでどちらにいつ授乳したのか、今日はどっちが排便したのか、日々の慌ただしさと疲れもあり、次第に把握できなくなってきました。 そこで取り入れたのが、ホワイトボードです。授乳時間やミルクの量、排便の有無を記入しました。こうすることで覚える労力が減り、双子育児を共に頑張っている夫とも情報共有ができます。夜中のミルクはそれを見ながらできるほうが対応するようにして、夫婦間で連携がとれました。 双子の入浴は大変!双子の場合、入浴も大変でした。里帰りせず、手伝いに来てくれる人もおらず、夫も帰りが遅かったので私ひとりでおこなっていました。退院後すぐは帝王切開の傷の痛みもあり、1日に2人の赤ちゃんを入浴させることはかなり重労働でした。 生後5カ月まてはベビーバスで2人を交代で入れていましたが、だんだん動き始めて1人から目を離すことができなくなりました。そこで、台所のシンクにベビーバスをはめ込み、2人とも目の届くところでお世話をしました。 先輩双子ママからベビーモニターを借りる双子が成長するにつれ、シンクで入浴することもきつくなってきました。そのころ、それぞれの生活リズムができてきて、1人から目を離してしまう時間が増えていきました。そのことを先輩双子ママに相談すると、ベビーモニターを貸してくれたのです。 先輩ママも周りに頼れる人がおらず、ベビーモニターが大変役立ったとのことでした。実際使ってみると、モニターがあるおかげで1人のお世話を中断して別室の子どもの様子を見に行く手間が省けたりと、心身共に負担が減りました。 わが家は双子の上に長女がいます。長女のときの育児が通用しない双子育児も早いもので1年が過ぎました。日々成長する双子にてんてこまいですが、それでも状況的に人に頼ることができないわが家では、これからもアイデアや物に頼って双子育児を乗り切っていこうと思います。著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2019年05月05日初めて外を歩くことは、赤ちゃんにとって大冒険。その大冒険をサポートしてくれるファーストシューズですが、わが家は1度選び方を失敗して買い直すはめになりました。結果、わが家の息子の反応が格段に違った、買ってよかったシューズをご紹介します。 軽い気持ちで購入したサンダルは不評最初は夏場ということもあり、「靴よりサンダルがいいよね」と軽い気持ちで1,000円以下のサンダルを購入しました。つかまり立ちをし出したころは特に嫌がる様子はなかったのですが、歩き始めたころからイヤイヤという反応が出てしまい……。 サンダルの間から出ている足の指が気になってずっといじっていたり、サンダルを脱ぎたがるそぶりを見せたりと、購入から2カ月後には履かせて2~3歩進んだだけですぐに嫌がるようになってしまいました。 ばぁばが真剣に探したファーストシューズ 息子がサンダルを嫌がるようになったころ、実家に帰る機会があり母に事情を話すと、「靴はちゃんと選んであげないとダメよ!」と一緒に大手のベビーショップへ靴を探しに行くことになりました。 残念ながらそこでは母の納得する靴がなかったようで、私たちの知らないうちに後日ひとりで気に入っているベビー用品ショップへ探しに行ったそうです。さまざまなお店をハシゴして店員さんに話を聞き、母が納得して選んだのがアシックスの「ファブレ」というファーストシューズでした。 ばぁばが選び抜いたシューズに抜群の反応他にも高機能なシューズは多々あると思いますが、母が買ってくれたこのアシックスのシューズは息子にとても合っていたようです。履かせるときは戸惑っていたのですが、少し進んでみると「歩けている自分が不思議!」という表情をし、そこからは歩くのが楽しくてたまらないのか、こちらが「もう帰ろうよ」と言ってもずっと歩いていました。 そして、玄関でシューズを見つけると外に行きたくて騒ぎ出すので、普段はシューズを隠さなくてはいけないほどでした。靴一つでこんなにも違うのかと、ファーストシューズの大切さを思い知りました。 最適なファーストシューズは赤ちゃんがただ歩きやすいということではなく、歩く楽しさが全然違うのだと知りました。楽しいからこそたくさん歩けますし、いろいろな出会いや発見にもつながるのだと思います。今では息子はこのファーストシューズを自分で持ってきて、散歩をせがんでは外にでかけて好奇心を育てています。 著者:歌 啓子1歳男児の母、転勤族の妻。子育てはフランス流を実践、夫は息子の爪切り以外はすべてこなせる育メン。2018年9月より在宅勤務にて復職し、転居先の地で友達作りに勤しんでいる。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年05月04日上の子が卒乳したタイミングで、初めて市の乳がん検診を受けました。その1カ月後、2人目の妊娠が判明。それと同時に乳がん検診の結果が届き、要検査をすすめられました。今回は、私が体験した妊娠中でも受けることができる検査などについてお伝えします。 卒乳と同時に乳がん検診前から一度は乳がん検診を受けておきたいと思っていましたが、上の子が授乳中ということもあり時期を考えていました。1歳半で卒乳したとき、ちょうど市の乳がん検診が受けられる年だったので、念のために受けることに。 30代のため触診・超音波検査のみでしたが、超音波検査でなんと「しこりの可能性がある」と診断を受けたのです。早めに病院を受診し、再検査をするようにすすめられました。 妊娠初期に精密検査をすることに要検査の通知が届いたときは妊娠8週。妊娠初期の流産のリスクを少しでも減らすために、妊娠12週を過ぎてからの検査をすすめられました。そして妊娠13週で受診し、妊娠初期のため超音波検査と触診をおこなうと、2〜3個のしこりが確認されたのです……。 しかし今のところ、針を刺して細胞の検査をする必要まではないとの診断でした。触って増えている感じがしたり、固くなっているようなら再受診してくださいとアドバイスを受けました。 通常は経過観察の場合、1年後に再受診なのですが、妊娠中のため乳腺の発達とともに進行が急速に進むおそれがあり、念のため半年ごとに経過観察をおこなうことになりました。 妊娠後期に2回目の検査妊娠9カ月のとき乳腺外科を再受診し、1回目と同様に超音波検査と触診のみをおこないました。結果は前回よりしこりの数が1〜2個増えていましたが、妊娠後期なので乳腺が発達していることが関係しているかもしれないとの診断でした。 今後出産を経て授乳していくと小さくなっていく場合もあるようで、また半年後に受診することになりました。 出産からその後の授乳期は…経過観察中だからといって日常生活で特に気をつけることも変わったこともなく、無事に妊娠38週で2人目を出産! 出産時も出産後の入院中も変わりはなく、普段通りの生活でした。 母乳育児においても赤ちゃんに影響はなく、母乳もよく飲んで順調に成長しています。出産して半年が経ったので、また乳腺外科を再受診しようと思っています。 妊娠中でしたので、不安になったりおなかの子に影響はないか心配でした。しかし再受診したことで、妊娠中でも赤ちゃんへの影響はないことがわかり一安心。やはり不安を抱き続けるよりも、しっかり検査することで悪化を防いだり、早期発見に繋がったりするのだと思います。要検査になったときは動揺しましたが、今は早めに自分の体について知ることができてよかったと思っています。著者:福山あかね一男一女の母。元幼稚園教諭、元保育園勤務。第二子出産を機に退職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月04日妊娠してから日に日に大きくなるおなかに合うマタニティー用の下着をいくつか購入したのですが、なかなか自分に合うインナーが見つかりませんでした。そんなときに出合った、ユニクロの「エアリズム ブラキャミソール」についてお話しします。 やっと見つけた自分に合うインナー妊娠中期ごろから徐々におなかが大きくなり、妊娠前に使用していた下着がきつくなってきました。まずノンワイヤーブラを試してみたのですが、締め付けられているような感覚があって合いませんでした。それからカップ付きのキャミソールを試した際は、胸のホールド感があまりなかったため、すぐ使用をやめてしまい……。そんなとき、妊娠6カ月ごろにユニクロの「エアリズム ブラキャミソール」を見つけたのです。1,990円(税抜き)で購入しました。 妊娠中の大きなおなかでも快適使用してみると、通気性の良さに驚きました。汗をかきやすい夏はもちろん、冬も適度に体温を逃してくれ、オールシーズン使用することができます。カップもしっかりと胸をホールドしてくれて安心感がありました。アンダーバストから背中にかけて一周ゴムが入っており、カップがずれたりすることもありません。生地もやわらかく、大きいおなかでも締め付けられている感覚がなく、出産まで快適に過ごすことができました。 産後は授乳ブラとして使用し続けました産後も授乳ブラは購入せず、ブラキャミソールで過ごしました。キャミソールの生地がやわらかいこともあり、カップ部分を下げるとさっと授乳することができます。さらにキャミソールを脱ぐ必要がないので、授乳をする際におなかが丸見えになることもありません。寒い時期でも体が冷えることがないところも、使用していてとてもよかったです。 洗濯してもカップがずれない!他製品のカップ入りキャミソールを試した際、洗濯するうちに中のカップがずれたり、生地がよれたりしたことがありました。ユニクロのキャミソールは何度も洗濯をしていますが、カップがずれたり生地がよれたりすることなく使用できています。インナーは毎日使用するものなので、洗濯機で気軽に洗えるところも良いと思います。 ユニクロの「エアリズム ブラキャミソール」を使用してから、着心地の良さから手放せないインナーになりました。今まで何度かインナーを試してきましたが、やっと自分に合うものが見つかり購入して本当によかったです。 著者:むらかみ さき2歳の長女、0歳の長男の母。出産を機に仕事を辞め、現在は専業主婦。平日は夫の帰宅が遅いため、体力があり余る子どもたちと日中をどう過ごすかを日々模索中。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。
2019年05月04日私の娘は、先天異常の口唇口蓋裂で生まれてきました。これまで、娘が受けた治療として、2回の手術と歯科矯正通い、耳鼻科通い、言語療法として言葉の学校に通った様子をお伝えしてきました。 今回は、口唇口蓋裂の娘を妊娠しているときの様子と、1回目の手術を受けるまでの様子をお話ししたいと思います。 妊娠中の経過は順調 妊婦健診では、医師から特に何も指摘されることはありませんでした。ただ、赤ちゃんによっては、エコー検査で口唇裂を確認できる場合もあるのだそうです。 その後、娘は元気のいい産声をあげて生まれてきたのですが、先生方が「あっ」とびっくりした様子だったことを覚えています。私が「どうしましたか?」と聞くと、「ちょっとお口が……でも大丈夫。元気ですよ」とのことでした。 産後すぐの私にショックを与えないようにするためか、赤ちゃんを最初に見たときには、くちびるに医療用テープが貼られていました。 最初の受診は形成外科 私の場合、上の子の出産のときには命も危なかったため、娘に口唇口蓋裂があるとわかっても「手術で治るから大丈夫」と思い、不安にはなりませんでした。 退院後、産院から専門医を紹介され、総合病院の形成外科を受診することに。その際、治療として手術を何度も受ける必要があり、さまざまな問題が出てくるとわかってから、不安な気持ちになったのでした。形成外科からまず紹介されたのは、矯正歯科。鼻の形を整える部分がついた“ホッツ床”という、口蓋裂の部分にフタをする器具を作ってもらいました。 「ホッツ床」に苦戦する日々 娘の口は動物の口に似ていて、それはそれでかわいらしいと感じました。そのため、ホッツ床が完成するまでの間、家の中では口にテープも貼らず、そのまま過ごしていました。ただ、最初に会う人は驚くので、外出時はテープを貼って出かけ、親しい人には症状を説明しました。 ホッツ床ができてからは、その装着に苦戦。テープで頬に固定する必要があるのですが、ミルクのたびに洗う必要があったため、手間がかかるうえに子どもが嫌がり大変でした。 見た目にびっくりされたり、装着に苦労したりしたホッツ床。でもホッツ床のおかげでミルクもしっかり飲めて、鼻の形成もうまくいきました。今となれば、わが家のいい思い出になっています。次回は、生まれてから6年間、口唇口蓋裂の治療を受けてきた娘の、今後の治療についてお伝えします。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月03日「新生児はうんち・おしっこを1日に何度もして、そのたびにおむつを替えなければならないから紙おむつ代がかさんで大変」と友人から聞いていた筆者。それならば、とエコロジーでエコノミーな布おむつに挑戦してみたのですが、これが大きなストレスになってしまったのです……。 【ストレス1】洗濯がとにかく大変だった覚悟はしていましたが、とにかく洗濯量が多いのが最初の難関でした。うんちをすると汚れがなかなか取れないのでつけ置きにしなくてはならず、時間もかかります。 さらに、天気が悪いと乾きにくく、結局布おむつが足りなくなって紙おむつを使うことがよくありました。ゆるいうんちはカバーから漏れてしまうことも多く、そのたびにシーツやベッドパットも洗濯……。回数を重ねるうちに、だんだん負担が大きくなってきました。 【ストレス2】天候を気にする毎日になった産院に入院中は紙おむつでしたが、退院したら布おむつ育児をしようと出産前から意気込んでおり、布おむつを30枚くらい買い込んでありました。「これだけあれば大丈夫だろう」と思っていました。 しかし、出産時期は冬。晴れや風のある日はいいのですが、少し曇りでもしようものなら全然乾きません。乾燥機を使ってもなんとなく生乾き……。1日に10枚以上使ってしまうこともあり、いつも天気にピリピリしていました。 【ストレス3】おむつかぶれになってしまったわが子は新生児の時期でもわりと睡眠が長く、3~4時間くらい続けて寝てくれることが度々ありました。寝ている間におしっこをしても起きないので、そのうちにおしりがかぶれるように。 就寝中におむつ替えをして起こしてしまうのが嫌で、取り換えなかった筆者のせいでもあるのですが……。かぶれがなかなか治らないのを見て、「布おむつはわが家には不向きだ」と考え直し、百日祝いを迎える前に紙おむつに切り替えました。 今考えると、「布おむつを使うなら布で統一しないと」とガチガチに考え過ぎていたのかもしれません。「布おむつは昼間だけ」「出かけるときは紙おむつ」「夜間は紙おむつ」と、うまく使い分ければよかったと思いました。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年05月03日妊娠8カ月ごろから「子宮頚管が短いので安静に」と言われていた第三子妊娠時。「早く生まれるかな」と思いきや、妊娠39週まで陣痛は来ず、上の子たちを保育園に送り届けてそのまま健診へ向かっていました。いつもと同じ日常だと思っていましたが、予想もしていなかった事態になったのです……。 妊娠39週の妊婦健診へ「早く生まれるかな?」と思っていた第三子が、意外にも妊娠39週まで陣痛は起きず、その日も普通に上の子たちを保育園に送り届けました。その足で産院に向かい、妊婦健診を受けました。 そして、先生の内診。すると「えっ……! ちょっと、もう8cm開いてるよ。これでは家に帰せない、 痛くなかったの!?」と先生から驚きの言葉が。何の自覚もなかったわたしはさらに驚き、そのまま車椅子で運ばれ、入院するよう言われてしまいました。 昼食を食べていたら、おや? 陣痛かも入院用ベッドに案内され、「入院することになっちゃった~」と夫や両親に電話をしたところで、やっと現実を理解し始めました。その後、入院用グッズを届けに夫が駆けつけてくれたのですが、ちょうどお昼だったので私は病院から出される昼食を食べ、夫はすぐ仕事に戻ることに。 ひとりで病院の昼食を食べていると、おや? なんだか肛門あたりが定期的にうずくなあ、これって陣痛に似ているよなあ……と考えていました。そしてトイレに行くと、出血もしていたのです。昼食はしっかり完食し、助産師さんに「陣痛っぽいですし、出血もしています」と伝え、間隔を測ってもらったところ、やはり陣痛が来ていたのです。 陣痛時間2時間半で出産!陣痛室で内診してもらうと、「うんうん、もう全開だね~。あとは痛みがついてくれば生まれちゃうね」と言われ、すぐに分娩台に移動しました。しかし、痛みは強くはなっているものの、まだ助産師さんとしゃべるくらいの余裕があったため、産む実感がわかず、いきむことに怖さを感じていました。 その後しばらく陣痛に合わせていきむものの、やはり痛みが弱いせいかうまく赤ちゃんが下りず、「赤ちゃんの心拍が弱まってきているので吸引します」と吸引分娩に。吸引を2~3回繰り返し、なんとか生まれたわが子は、3,800g!! 「大きかったね~、これは簡単には生まれないわ」と一同びっくり。抱いたわが子は、確かにか弱い新生児という感じではなく、すでに貫禄さえありました。とはいえ生まれるまでにかかった時間は2時間半。夫も病院を後にしてから近くで昼食を摂っていたようで、すぐに戻り立ち合うことができました。 分娩所要時間を話すとみんなに「早いね」「うらやましい」と言われますが、ラクなお産なんてありません。陣痛が弱いことで逆に恐怖感が増し、しかもそのあと産むときに急激な痛みに襲われたので、いいことばかりじゃないのだと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩) 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年05月03日妊娠中や産後は体調や体質が変化しやすいと言われています。筆者は便秘体質ではなかったのですが、妊娠・出産をきっかけに便秘がちになりました。便秘が続いて起こったのが切れ痔。出産後にこんなに苦しむことになるなんて……。 出産のいきみで痔に…出産の喜びと心地よい疲労感を味わったのもつかの間、産後トイレに行くと肛門に異変を感じました。「 ……ん? 何か出ている?」 と。トイレットペーパーごしにおそるおそる触ってみると、そこには今まで感じたことのないボコッとした腫れが! 「 女の人は出産すると痔になる」 と母から聞いていましたが、まさに痔になってしまったようです。それまでは排便時に少し切れたことはあっても、はっきりと腫れているのがわかるほどの痔は初めてだったので不安になったのを覚えています。 医者から薬を処方してもらうこれでは排便のときに痛そうだ、と心配した筆者は、回診に来た先生に痔になってしまったことを伝えました。先生はスムーズに便が出るように妊娠中や授乳中でも飲める薬を処方してくれて一安心。 排便の状態に合わせて飲む回数を減らしてもいいとのことでしたが、入院中は産後間もないということもあり、痔の症状が心配なので1日3回薬を服用していました。産後初めて排便したときは、いきんでも便が出ている感覚はなく、心配していた痛みもありませんでした。 便秘の悪化と排便時の苦しみ退院後は授乳で水分が不足しないように1日2リットル以上の水分を飲むようにしていましたが、便秘が良くなることがありませんでした。それなのになんとなく薬を飲み続けるのが自分の体にも母乳を飲む娘にも悪いような気がしてしまい、回数を控えめにしたところ、便秘はますますひどくなる一方に。排便がうまくいかずにトイレから20分以上出られないことや排便時に便器が真っ赤になるくらい出血してしまうこともあり、産後にこんなに苦しむとは思いませんでした。 産後の便秘と切れ痔は時間の経過によって治りましたが、今思うと処方された薬をきちんと飲めばよかったと思います。つらいときは病院で受診をするなどして体調を整えることが大切だと痛感しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年05月02日深夜、抱っこをしても子どもがなかなか寝付いてくれない……という経験をしたことありませんか? 生後4カ月になるわが家の息子も、抱っこが生まれたときからだーい好き! でも、ずっと抱っこをしながら寝かしつけるのは大変です。そんなときに、私を救ってくれたバランスボールの寝かしつけについてご紹介します。 抱っこのしすぎで腰が崩壊寸前抱っこが大好きな息子は、昼夜問わず抱っこじゃないと寝てくれず、1時間以上抱っこをするなんてザラ。しかも縦揺れが気持ちいいらしく、抱っこをしながらスクワットを要求してきます。夜は長時間のスクワットで夫婦共々、腰を痛めてしまいました。 そんなとき、産後ケアで訪問してくれた保健師さんにすすめられたのが、“バランスボール”でした。私たち夫婦の腰も限界に達しており、藁にもすがる思いでバランスボールをネットで注文しました。 バランスボールで人生変わった!バランスボールが届いた日に早速試すと、いつも長時間立ちながらユラユラしても寝ない息子が、ものの10分程度で寝息を立てているではありませんか! その日からバランスボールなしでは生きていけない生活に変わりました。 時々、眠くないけれど抱っこをしてほしそうなときには、テレビを見ながらバランボールに乗って抱っこ。気張らずにテレビなどを見ながら揺らすぐらいが、息子も逆に落ち着くようでした。 長く使えるマストアイテムバランスボールを使用する際には、周りに障害物がないスペースを確保してください。ママが体勢を崩すと危ないので、しっかり子どもを支えながら自分の姿勢を維持することも大切です。子どもの首がすわっていない時期は、さらにしっかり支える必要があります。 わが家では、生後4カ月を過ぎた今でもバランスボールは欠かせません。産後の体操にも使えるので、本当に買ってよかったと思っています。 もしバランスボールがなかったら……と思うと、毎日全身疲労で育児が嫌になっていたかもしれません。抱っこで疲れ切っている方にバランスボールは本当に救世主です! 決して高価なものはないので、一度は試してみる価値はあると思います。著者:笹塚みおな子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。また、バランスボールを使用する際は転倒しないようにくれぐれもご注意ください。
2019年05月02日パパは友達の結婚式があり、北海道へ行ってしまうことに。私はそのとき第3子がおなかにおり、妊娠7カ月でした。子どもたちはパパがいなくなると分かり、寂しくて大泣きします。ならばいっそのこと私たちも楽しい思い出を作ろうと、私の妹とじいじ、ばあばを誘って、別に旅行を計画! パパが出発した次の日に、私たちも旅立ったのでした。 旅行を満喫した1日目 1日目は近場の牧場へ行き、長男と次男は牛や羊、馬などの動物たちに大はしゃぎ! 2人のあまりのはしゃぎっぷりに、思わず大人にも笑みが溢れます。しかし、午後には全員疲れ切ってしまい、早めに海が見える旅館へと移動。海に行ったり、温泉に入ったりして、豪華な夕食を食べました。 子どもたちは本当にうれしそうで、「明日はどこに行くの!?」と翌日も楽しみな様子です。疲れたのもあり、夜は早めにみんなで就寝しました。 ロープウェイへ乗り込もうとするが……2日目は旅館近くに観光スポットの山があり、ロープウェイで頂上付近へ行くことにしました。しかしその日は、運悪く長蛇の列……。やっと階段を登って乗れるというときに、次男がまさかの「ママ、抱っこして」。昨日の疲れもあってか、おなかが若干張っていた私でした。 妹とじいじ、ばあばが抱っこしようと試みるも「ママじゃなきゃイヤ!」と次男は大暴れ! 仕方なく私が次男をおんぶし、階段を登ってロープウェイへと乗り込んだのです。 私のために開けてくれた椅子ロープウェイの中は当然観光客でいっぱい。少しでも次男が景色を楽しめるようにと窓際へ行こうとしたそのとき、「お母さん、椅子取っておいたからこっちにおいで」と、60代くらいの男性に声をかけられました。すると、周囲の人が温かい目で道を開けてくれ、どうぞと言わんばかりにみんなが椅子へと導いてくれたのです。妹の話では、その男性が「妊婦さんがいるから」と、わざわざ周囲の方に話をして、席を空けておいてくれていたとのことでした。 私はみなさんに何度もお礼を言い、次男をひざに乗せ椅子に座りました。ロープウェイは徐々に登っていき、とてもきれいな景色が広がります。しかし私にとっては、ロープウェイに乗っていた人々のやさしさの方が何倍も素敵で、うれしくて涙が溢れそうになるほど感動的なひとときでした。人のやさしさに直に触れ、感動したこの素晴らしい経験は、今でも私の心の中に焼きついています。著者:堀江ゆうき二男の母。現在第三子を妊娠中。現在はフリーランスとして育児をしながら、体験談・出産・妊娠についての記事を執筆。
2019年05月01日赤ちゃんの耳や鼻は大人にくらべると、とても小さいですよね。子育て中の私も、最初はどうやってケアしたらいいのかわかりませんでした。そんななか、息子が1歳のときに中耳炎を発症。そのときの体験談と耳と鼻のケアについてご紹介します。 1歳のときに中耳炎を発症当時、1歳の息子は風邪が1週間以上長引いていました。突然しきりに耳をさわり、激しく泣き始めました。普段の様子と違うと感じたため、耳鼻科を受診したところ、「急性中耳炎」と診断されました。 処方されたお薬を飲み、およそ1週間程度でよくなったことを覚えています。中耳炎を発症したことを機に、医師から赤ちゃんの耳と鼻のケアや注意したい症状について教わりました。 耳のケアは週に1回程度に医師に聞いた耳のケアは、週に1回、赤ちゃん用綿棒で耳の入り口付近を軽く拭く程度にするというものです。ケアしすぎるとかえって耳垢を奥に押し込んでしまうので要注意とのこと。 不機嫌な状態が続く、耳を痛がるなど、いつもと違った様子が見られる場合は、受診してほしいそうです。また、家庭では気付かない耳トラブルが潜んでいることもあります。耳鼻科を受診したことがない場合は、一度診てもらうと安心かもしれませんね。 鼻くそは無理にとらない気になる症状がなければ、とくに鼻のケアは必要ないとのことで、わが家でもほとんどしていません。入り口付近にある鼻くそは拭き取りますが、無理に取らないようにしています。 また、風邪をひいてサラッとした鼻水が出るときは、ティッシュでやさしく拭く程度です。鼻水が詰まって苦しそうであれば、吸引器を使って対処していました。ただ粘り気のあるドロッとした鼻水が出る、呼吸が苦しそうなどの症状がある場合は、早めの受診を心がけていました。 耳の付け根に垢がたまっていることも医師に指摘され、お湯で濡らしたタオルできれいに拭き取りました。教えてもらうことで、わかることがたくさんあります。少しでも気になることがあれば、専門医に相談すると安心できますね。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月01日私には生まれたばかりの娘がいます。安産で産後の経過も順調だったので予定通り退院し、自宅で新生児育児に奮闘していました。ところが退院して数日後、病院から1本の電話が。退院前日に娘が受けたスクリーニング検査で、異常が見つかったようなのです。不安になりながら再検査に行くことになりました。 電話で話を聞き一気に不安に…退院前日にスクリーニング検査をすることは聞いていたものの、当たり前のようにパスできると思っていました。正式には「先天性代謝異常等検査」というようです。難しい検査名を聞き、一気に不安になります。 どんな異常があったのか聞きましたが、「医師でないと説明できないので早めに病院に来てください」とのこと。すぐに予約を取り、翌日パパと生後間もない娘を連れて病院に行くことになりました。 必要以上にスマホで検索しないことにスクリーニング検査に関して無知だった私は、とりあえずどういった検査でどのような病気の可能性があるのかネットで調べることにしました。 検査の対象となる病気は20疾患あり、症状もさまざま。ネットに寄せられた代謝異常に関する体験談を目にし、さらに不安で押し潰されそうになりました。このままでは夜も眠れなくなる……と感じ、思い切ってスマホの電源をOFFにしてこれ以上調べないことに。不安な気持ちは手伝いに来ていた母に聞いてもらい、目の前の赤ちゃんのお世話に集中するよう努めました。 甲状腺の数値が…翌日緊張しながら病院へ行きましたが、小児科の先生も看護師さんも和やかに接してくれました。甲状腺の項目が少しだけ基準値からはずれていたと説明を受け、すぐに血液検査をしました。 結果が出るまで心配でしたが、先生から「甲状腺の項目以外は問題ないですからね。検査結果が出るまで2〜3週間かかりますが、それまではいつもと変わらず過ごしてくださいね」と説明を受けたことで落ち着きを取り戻しました。 仮に病気がわかっても、適切な処置をしてもらって娘の成長をサポートしよう! と前向きな気持ちで検査結果を待つこと2週間。「異常なし」という結果を聞き、ほっと胸をなでおろしました。 改めて感じたのは、「健康は当たり前ではない」ということ。家族みんなが元気に過ごせていることに日々感謝し、今後もママとして頑張っていこうと思います。著者:貫井ゆか一男一女の母。妊娠・出産・育児に関する記事の執筆を中心にライターとして活動中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年04月30日長男が生まれてからの生活のなかで、1番大変だと思った家事は洗濯でした。母乳を吐いてしまったり、おむつからうんちが漏れてしまったり、食べこぼしたりと、毎日洗濯をしても服が乾いていない……という事態も起こりました。洗濯の作業がすべて終わらずにたまってしまうことも……。今回は効率よく洗濯ができ、現在も実践している私流の時短テクをお伝えします。 洗濯の時間が取れなかった日々長男が生まれてから1歳くらいまでは、洗濯物との格闘の日々でした。子どもが小さいうちは、私が洗濯をしているからといって待っていてくれません。泣けばおむつを替えておっぱいをあげ、寝返りやハイハイ、立ち始めると目が離せなくなり、落ち着いて洗濯の時間を取ることが難しくなっていきました。 結果、毎日出る洗濯物と作業が追い付かず、山積みになっていく洗濯物。途方に暮れる日々を過ごすようになっていったのです。 洗濯作業の効率化を開始!時間がかかるのは、「洗濯機を回している時間」「干す作業」、そして「取り込み後に畳んで所定の場所にしまう」この3つの作業だと思い、そこを効率化してみることにしました。 まず、朝起きてから洗濯機を回していたのをやめ、夜タイマーをかけて朝7時に洗濯が終わるようにしました。 次に、ベランダで干し作業をやっていたのをやめ、部屋の中で干すようにしました。子どもの様子を見ながら作業ができるので、一時中断される回数が減りました。干し終わったタイミングで外に出せばいいので、最悪外に出せなくても干せないままの状態で中断してしまうことがなくなったのです。 取り込み後のひと工夫で効率化!最後に、取り込んだ後の作業を一度で終わるようにしてみました。取り込んだ洗濯物を1つはずしたら仕分けながら畳み、畳めた分だけ所定の場所にしまいます。取り込みから所定の場所にしまうまでを一度に済ませることで時短に繋がりました。 最も効率化できた作業は、取り込み後の作業だと思います。これで洗濯の作業時間が合計30分くらいで済むようになったのです。 家族全員分の洗濯を滞ることなくこなせるのは、とても気分の良いものです。家事は得意ではないですが、会社と同じように家事を仕事として考えて、効率化を図ることで大きな時短につながりました。今でも私はこの方法で洗濯作業をやっています。著者:川本 千華発達障害の長男、兄が大好きな次男を育てる2児の母。元ピアノ講師。自身の経験を活かし音楽・発達障害に関するライターとして活動中。
2019年04月30日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、3つのプチ時間でストレスが解消され、気持ちがラクになったというママの体験談です。 初めての子育てで毎日子どもとべったり過ごしていると、自分だけの時間がまったくなく、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていました。子どものことは無条件にかわいいと思いながらも、どうしてもイライラしてしまうことがありました。私の育児をラクにしたのは、自分のためのプチ時間を持つことでした。どんなことをおこなったか、その内容をお伝えします。 その1.ひとりお風呂タイム子どもが生まれてから、ひとりでゆっくりお風呂に入る時間がありませんでした。そこで、夫に子どもを見てもらってひとりでお風呂に入る時間を設けてみたのですが、これがとても良かったのです! 週に1度のたった20分くらいの時間ですが、自分のためだけに使えるお風呂タイムはとてもリラックスでき、リフレッシュにもなります。 子どもが1歳を過ぎたころには、一緒に入ってもある程度ゆっくりお風呂タイムを満喫できるようになりました。しかし、ひとりお風呂タイムはその後もずっと続けさせてもらっています。 その2.ひとり趣味タイム私のひとり趣味タイムは、読書です。子どもが寝ている時間はとても貴重で、今のうちに家事を済ませておかなくては!と思っていましたが、そのうちの数分~十数分を自分の趣味にあてると、驚くほど充実した1日になることがわかりました。 じっくり読書するのもいいですが、短い時間に少しずつ読んでいくのもメリハリがあってなかなかいいものです。1カ月で文庫本1冊を目標に、無理せず気楽に楽しんでいます。 その3.自宅で“ながらカラオケ”わが家の場合、誰かに子どもを預けてひとりで外出できない状況だったため、出産前までのストレス発散法だったカラオケにもずいぶん行けていませんでした。そこでやってみたのが、スマホアプリを使って自宅で“ながらカラオケ”をすることです。 カラオケ屋さんほど大きな声を出すことはできませんが、抱っこで子どもを寝かしつけながら子守歌代わりに歌ってみたり、家事をしながら歌ってみたり、採点もできて大満足! 予想以上にストレス発散になりました。 子どもとの時間はかけがえのないものですが、自分の時間が持てなかったことで知らず知らずのうちに心に余裕がなくなっていました。ほんの少しですが、自分のための時間があること、自分の心を穏やかにできる時間があることは、子育てするうえでも大切なんだということに気付きました。著者:長濱 ともこ一女の母。妊娠・出産を機に保育や児童教育を勉強。現在第二子妊娠に向けて妊活中。育児や子どもの成長、二人目妊活に関する体験談を執筆中。
2019年04月29日