富士フイルムは18日、6月25日から発売するミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T10」の先行体感イベント、およびショールーム先行展示を発表した。先行体感イベントは、5月27日の東京会場を皮切りに順次開催し、各会場では発売前のX-T10を実際に試せる特設ブースを設置する。先行体感イベント実施会場、および開催日時は以下の通り。東京 : 渋谷ヒカリエ 東京カメラ部写真展イベントブース : 5月27日~5月31日大阪 : 大阪ステーションシティ 旧砂時計ひろば(JR大阪駅) : 5月30日~5月31日名古屋 : 名古屋駅 イベントスペース(中央) : 6月6日~6月7日福岡 : 富士フイルム 福岡サービスステーション : 6月6日~6月7日札幌 : JR札幌駅 西コンコース : 6月13日~6月14日下記のショールームとサービスステーションでは、5月18日からX-T10の先行展示が行われる。東京(六本木) : フジフイルムスクエア大阪 : 富士フイルム フォトサロン 大阪大阪 : 富士フイルム 大阪サービスステーション福岡 : 富士フイルム 福岡サービスステーションX-T10は、6月25日発売予定のプレミアムミラーレスカメラ「Xシリーズ」の最新モデルだ。動画に強い「新AFシステム」や表示タイムラグは、世界最短の「0.005秒」の精細236万ドット有機EL電子ビューファインダーを搭載している。。推定市場価格は「X-T10」ボディ単体が90,000円前後、標準ズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」との「X-T10 レンズキット」が120,000円前後の見込みだ。詳細は富士フイルムキャンペーンWebサイトを参照のこと。
2015年05月18日富士フイルムは18日より、6月25日に発売予定のプレミアムミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T10」の予約購入者を対象に、もれなくX-T10専用ハンドグリップまたはJTB旅行券1万円分をプレゼントする「X-T10デビューキャンペーン」を開始した。このキャンペーンは、X-T10を予約した上で購入したユーザー全員を対象に、X-T10専用ハンドグリップ「MHG-XT10」、またはJTB旅行券1万円分のいずれかをプレゼントするというもの。対象モデルは「X-T10ボディ」、「X-T10レンズキット」だ。応募方法は、まず店舗で予約を行い、キャンペーンWebサイトにて「予約宣言」登録を行う。購入後、専用応募用紙に必要事項を記載し、郵送で応募する。予約宣言の受付期間は5月18日から6月24日まで。購入後の郵送応募期間は2015年6月25日から7月17日(消印分)まで。詳細は富士フイルムキャンペーンサイトを参照のこと。X-T10は、6月25日発売予定のプレミアムミラーレスカメラ「Xシリーズ」の最新モデル。高精細236万ドット有機EL電子ビューファインダーを採用。表示タイムラグは、世界最短の「0.005秒」だ。また、動画に強い「新AFシステム」などを採用している。ボディカラーはブラックとシルバーの2色。価格はオープンで、推定市場価格は「X-T10」ボディが90,000円前後、標準ズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」との「X-T10 レンズキット」が120,000円前後の見込み。
2015年05月18日富士フイルムは5月18日、ミラーレスカメラ「X-A2」のキットレンズ「フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」と「フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7mm OIS II」を単品で発売すると発表した。シルバーモデルにブラックモデルを追加し、6月25日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格はXC16-50mmF3.5-5.6 OIS IIが39,500円前後、XC50-230mmF4.5-6.7mm OIS IIが42,500円前後だ(いずれも税別)。○フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II富士フイルムのレンズ交換式ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A2」のキットレンズとして提供されていた焦点距離16~50mmの標準ズームレンズ。35mm判換算で広角24mmから76mmの中望遠までの焦点距離をカバーする。同日に発表されたミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T10」に合わせて、このたびブラックモデルを追加し、単品でも発売する。従来モデル「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」で30cmだった最短撮影距離が、このたび15cmを実現し、近接撮影にも力を発揮する。主な仕様は、焦点距離が16~50mm(35mm判換算:24~76mm相当)、最小絞りがF22。レンズ構成は10群12枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ1枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全17段。画角は83.2~31.7度。撮影距離範囲は標準で0.6m~(ズーム全域)、マクロがワイド端で15cm~10m、テレ端で35cm~10m、最大撮影倍率が0.2倍(ワイド端)。フィルターサイズは58mm。本体サイズは最大径62.6mm×長さ65.2mm(ワイド端)~98.3mm(テレ端)、重量は約195g。○フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7mm OIS II焦点距離50~230mmの望遠ズームレンズで、35mm判換算で76mmから350mmの焦点域をカバーする。同じくブラックモデルが追加された。従来モデルよりも手ブレ補正性能が向上し、約3.5段分の補正効果を持つ。主な仕様は、焦点距離が50~230mm(35mm判換算:76~350mm相当)、最小絞りがF22。レンズ構成は10群13枚(非球面レンズ1枚、異常分散レンズ1枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全15段。画角は31.7~7.1度。撮影距離範囲は標準で1.1m~(ズーム全域)、マクロが1.1m~3m。最大撮影倍率が0.2倍(テレ端)。フィルターサイズは58mm。本体サイズは最大径69.5mm×長さ111mm(ワイド端)~177mm(テレ端)、重量は約375g。
2015年05月18日富士フイルムは18日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、焦点距離90mmの大口径単焦点望遠レンズ「フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR」を発表した。7月9日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は110,000円前後の見込み。90mm(35mm判換算137mm)の焦点域で撮影できる大口径単焦点レンズ。レンズ構成は8群11枚で、大口径の異常分散(ED)レンズを採用。絞り開放でもシャープな描写で撮影できる。また円形絞りと組み合わせることで口径食を最小限に抑え、美しいボケ味を表現可能。開放F値は2.0と明るく最短撮影距離も60cmと短めなので、ポートレート撮影など様々なシーンで活用していける。レンズ駆動部には4基のリニアモーターを使った「クアッド・リニアモーター」を使用。AFが最速0.14秒と高速でフォーカス精度にも優れる。レンズ本体は防塵・防滴に加えて、-10度の耐低温構造。主な仕様は、焦点距離が90mm(35mm判換算:137mm相当)、最小絞りがF16。レンズ構成は8群11枚(異常分散レンズ3枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全19段。画角は17.9度。撮影距離範囲は60cm~。最大撮影倍率が0.2倍(35mm判換算:0.3倍)。フィルターサイズは62mm。本体サイズは最大径が約75mm、長さが105mm(先端よりマウント基準面まで)、重量は約540g。
2015年05月18日富士フイルムは18日、プレミアムミラーレスカメラ「X シリーズ」の最新モデルとして、「FUJIFILM X-T10」を発表した。ボディカラーはブラックとシルバーの2色で展開し、6月25日から発売する。価格はオープンで、推定市場価格は「X-T10」ボディが90,000円前後、標準ズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」との「X-T10 レンズキット」が120,000円前後の見込み。X-T10は、小型軽量ボディに、動体に強い「新AF システム」と、0.62倍大型表示倍率や世界最短表示タイムラグ「0.005秒」の高精細236万ドット有機EL電子ビューファインダー「リアルタイム・ビューファインダー」を搭載したのが大きな特長だ。ボディ縦横サイズの適切なバランスと手に馴染むグリップ形状を追求した、シルバーとブラックの新デザインを採用。天面に3つのダイヤルを配置し、絞りやシャッタースピードなどを変更できるようにしたほか、静音設計のシャッターを搭載した。そのほか、角度を上下に調節できるチルト式の3.0型92万画素液晶モニター、2つのコマンドダイヤル、カスタマイズ可能な7つのファンクションボタンを装備。「オートモード切換レバー」でフルオート撮影に切り替えられ、シーンに合わせて最適な撮影条件をカメラが自動設定する「アドバンストSRオート」によって、高画質な写真を撮影できる。新しいAFシステムでは、全49点のフォーカスエリアから任意に選択した1エリアでピントを合わせる従来の「シングルポイント」モードに加え、全77点のフォーカスエリアを用いて動いている被写体を捉える「ゾーン」モードや、「ワイド/トラッキング」モードを新たに搭載。動体撮影性能が大幅に進化した。像面位相差AFによって、最速0.06秒の高速AF、起動時間0.5 秒、シャッタータイムラグ0.05秒、撮影間隔0.5 秒を実現している。撮影機能では、独自のカラーモード「フィルムシミュレーション」を搭載。最新の「クラシッククローム」をはじめとして、Velvia / PROVIA / ASTIA / PRO Neg.Std(プロネガ スタンダード) / PRO Neg. Hi(プロネガ ハイ)など、合計11種類のモードが選べる。2つの被写体を重ねてクリエイティブな表現を可能にする多重露出機能や、撮影間隔(1秒~24時間)、回数(999枚まで)、開始時刻を設定可能なインターバルタイマー撮影なども備える。Wi-Fi機能も備え、スマートフォンやタブレットとの連携に対応。無料の専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」をスマートフォンやタブレットにインストールすると、ワイヤレスでシャッターや露出などを操作する「リモート撮影」が使える。また、ワンタッチで写真や動画をスマートフォンなどに転送可能だ。主な仕様は、マウントがFUJIFILM X マウント、撮像素子が有効1,630万画素・23.6mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-Trans CMOS II センサー(原色フィルター採用)で、対応感度がISO200~ISO6400(拡張時100/12800/25600/51200)となっている。ファインダーは0.39型、倍率0.62倍の有機EL電子ビューファインダー、背面のモニターは3型・チルト式TFTカラー液晶。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード、バッテリーはリチウムイオン充電池を採用し、標準撮影枚数は約350枚。サイズはW118.4×H82.8mm×D40.8mm、重量は約381g(付属バッテリー、メモリーカード含む)。レンズキットの標準ズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は、レンズ構成が10群14枚(非球面レンズ3枚・異常分散レンズ1枚)、画角が76.5度~29度、開放絞りがF2.8(広角端)~F4.0(望遠端)、最小絞りがF22、絞り羽根が7枚(円形絞り)、最大撮影倍率が望遠端で0.15倍、最短撮影距離範囲が標準で0.6m~∞(広角マクロは30cm~10m、望遠マクロは40cm~10m)。本体サイズは直径65mm×長さ70.4(広角端)/97.9(望遠端)mm、重量は310g(レンズキャップ、フード含まず)、フィルターサイズは50mm。
2015年05月18日富士フイルムは5月13日、米医療ITシステムメーカーTeraMedicaを買収したと発表した。2001年に設立されたTeraMedicaは異なるメーカーの医用画像情報システムや各臨床部門システムに管理されている診断画像や各種動画などの診療情報を効率的に管理・保管する「Vendor Neutral Archive(VNA)」を提供している。米国の大手病院と協力して開発したというTeraMedicaのVNAは、そのシステム設計と拡張性を高く評価されており、全世界で合計300以上の病院へ導入された実績をもつ。富士フイルムは2013年から米国においてTeraMedicaと販売提携を行っており、今回の買収によってVNAの導入を加速させるとともに、富士フイルムの情報システムと組み合わせることで、今まで以上に効率的なソリューションを提案し、積極的にグローバル展開を推進していくとしている。
2015年05月13日富士フイルムは5月13日、米国の販売子会社 FUJIFILM Medical Systems U.S.Aを通じて、医用画像情報システムの診断画像や各種動画などの診療情報を管理・保管するアーカイブシステムを提供する米国医療ITシステムメーカー「TeraMedica(テラメディカ)」を、富士フイルムグループの100%子会社として買収したと発表した。今回買収の対象となるテラメディカ社は、2001年に設立され、米国でトップクラスの医療体制を整えた大手病院Mayo Clinicの協力の下にアーカイブシステム「Vendor Neutral Archive(以下VNA)を開発。2003年から米国での販売を開始している。富士フイルムは、2013年より米国においてテラメディカ社と販売提携を行い、同社VNAの導入を進めてきた。今回、同社を子会社化することにより、富士フイルムは病院内のデジタル化された広範な診療情報を一括管理できるVNAの導入をより加速させるとともに、病院間の診療情報を連携させるシステムを構築することで、地域医療連携の促進を図っていくという。富士フイルムは、テラメディカ社のVNAと、同社の情報システムを組み合わせることで、今まで以上に効率的で、診断に寄与するソリューションを提案し、積極的にグローバル展開を推進していくという。
2015年05月13日富士フイルムは5月11日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」と「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」(以下、X-T1)の最新ファームウェアについて告知した。6月下旬から無料で提供開始する。今回発表された新ファームウェアは、X-T1のAF性能を一新する「新AFシステム」の搭載と、操作性の向上がメインとなっている。バージョンは4.00だ。新AFシステムでは、全77点のAFエリアを用いて動いている被写体を捉える「ゾーン」と「ワイド/トラッキング」を新たに搭載。「ゾーン」使用時は、全77点のAFエリアから任意の位置に3×3 / 5×3 / 5×5のゾーンエリアを設定可能だ。コンティニュアスAF(AF-C)と組み合わせることでゾーンエリアの中央で捉えた被写体に追従し続ける。「ワイド/トラッキング」使用時は、カメラが自動で被写体を判別。シングルAF(AF-S)と組み合わせるとAFエリアの中でピントが合ったエリアを表示する「ワイド」撮影、コンティニュアスAF(AF-C)と組み合わせると任意に選択した1点のフォーカスエリアで捉えた被写体を追従し続ける「トラッキング」撮影が可能だ。AF精度が改善されており、より高精度なピント合わせを行える。像面位相差AFの明るさ追従範囲は、従来の2.5EVから0.5EVまで拡大。より暗いシーンやコントラストの低い被写体でも、位相差AFによる高速な合焦が可能だ。人間の瞳を自動検出してピントを合わせる「瞳AF」も追加した。動画撮影時のAFは、アルゴリズムを最適化したことで、より自然でスムーズになった。そのほか、「オートマクロ」を新たに備え、被写体との距離に応じて自動でマクロモードに切り替え可能だ。操作性も向上させ、タイム撮影時にコマンドダイヤルを操作することでシャッタースピード全域(30秒~1/32,000秒)に変更可能になったほか、マニュアル露出かつISO感度オート設定時に露出補正ダイヤルから露出補正を行えるようになった。
2015年05月11日富士フイルムは16日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、広角24mmの大口径単焦点レンズ「フジノンレンズ XF16mmF1.4 R WR」を発表した。5月21日から発売し、価格はオープン、推定市場価格(税別)は120,000円前後の見込み。広角24mm(35mm判換算)の焦点域を持つ大口径単焦点レンズ。開放F値が1.4と明るく、暗いシーンでの撮影に有利だったり、ボケ味を活かした表現が可能としている。被写体から最短15cmでの接写にも対応。レンズのフォーカス群を2つに分け、撮影距離に応じて連動して駆動させる「フローティングフォーカスシステム」によって、接写時の各種収差を補正する。レンズ構成は11群13枚。歪曲収差や色収差などを効果的に補正し、絞り開放での撮影からでもシャープな描写を実現した。レンズ全面には、独自のコーティング技術「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」を採用。ナノGI(Gradient Index)コーティング技術と合わせて、斜めの入射光に対してフレアやゴーストを効果的に抑制する。オートフォーカスも高速で、リアフォーカス方式とレンズを駆動させる力が大きい「DC コアレスモーター」により、最速0.11秒での高速AFを可能とした。フォーカスリングには距離指標を刻印し、マニュアルフォーカスでの撮影をサポートしている(鏡胴上には被写界深度指標も刻印)。鏡筒は8カ所にシーリングを施した防塵・防滴設計。-10度の低温でも動作する。主な仕様は、焦点距離が16mm(35mm判換算:24mm相当)、最小絞りがF16。レンズ構成は11群13枚(非球面レンズ2枚、異常分散レンズ2枚)。絞り羽枚数は9枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全22段。画角は83.2度。撮影距離範囲は15cm~。最大撮影倍率が0.21倍。フィルターサイズは67mm。本体サイズは最大径が73.4mm、長さが73mm、重量は約375g。
2015年04月16日富士フイルムは4月14日、マウスに経口で摂取させた抗酸化成分「アスタキサンチン」が皮膚まで到達していることを確認したと発表した。同成果は、同社ならびに京都大学 大学院農学研究科 海洋生物生産利用学分野の菅原達也 教授らによるもの。詳細は5月14日からパシフィコ横浜で開催される「第12回アジア栄養学会議(ACN2015)」にて発表される予定だという。これまでの研究にて研究グループは、アスタキサンチンをマウスが経口摂取すると、紫外線による肌のシワ形成と表皮からの水分蒸散が抑制されるという研究結果を報告していたが、この仕組みとして、経口摂取したアスタキサンチンが消化吸収され、皮膚まで到達。紫外線(UVA)により皮膚の真皮に発生した活性酸素を除去したことで、シワ形成抑制効果が生じたと推察したほか、経皮水分蒸散量の抑制効果も同様に、皮膚に到達したアスタキサンチンが、表皮のバリア機能を維持するのに必要なセラミドの産生や維持に影響を与えていると考え、今回、研究を行ったという。その結果、経口摂取したアスタキサンチンが皮膚まで届いていること、ならびにナノ乳化した場合はさらにその量が増加することを確認したという。なお同社では、美容ドリンクやサプリメントでアスタキサンチンを摂取することで、肌のシワ形成や経皮水分蒸散量が抑制されることが期待できるとしており、今後もアスタキサンチンの美容・健康における効能効果やメカニズムについての研究を進めていくとしている。
2015年04月15日独自の美容成分「ナノAMA」を高濃度に配合、輝きに満ちた美白肌に富士フイルムは、シミや肌のくすみなどの肌悩みを持つ幅広い年齢層の女性に向けたスキンケアシリーズ「ASTALIFT WHITE(アスタリフト ホワイト)」から、美白シート状マスク「アスタリフト ホワイト ブライトニングマスク」(医薬部外品)を、5月15日に新発売する。シリーズ共通の、独自の美容成分「ナノAMA」を高濃度に配合。高い美容パワーを持つ注目の成分「ナノアスタキサンチン」と「3種のコラーゲン」、美白有効成分「アルブチン」を配合し、透明感にあふれ、輝きに満ちた美白肌に導く。美容成分・美白成分をたっぷりと肌に届けダメージを集中的にケア「アスタリフト ホワイト ブライトニングマスク」では、最もシミができやすい“頬”から“こめかみ”の部分が、二重構造になったシートを採用。肌への密着性を高めることで、独自技術でナノ化した赤色の美容成分「ナノアスタキサンチン」をはじめとした、美容成分・美白成分をたっぷりと肌に届けて、太陽の下で受けたダメージを集中的にケアする。香りは、シリーズ共通の甘く高貴な「ダマスクローズ」の香り。(画像はプレスリリースより)【参考】・富士フイルムプレスリリース
2015年04月09日富士フイルムは4月8日、デジタルX線画像診断システム「BENEO」シリーズの最新機種「FUJIFILM DR BENEO-Fx(BENEO-Fx)」を4月15日に発売すると発表した。「BENEO-Fx」は独自の画像読取方式によって少ないX線量でも高画質な診断画像が得られるデジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO HC SQ」を搭載したほか、画像診断をサポートする機能として、1回の撮影で角度を変えながらX線を連続照射し、得られた複数の画像から断層画像を生成できるトモシンセシス機能が追加された。このトモシンセシス機能は、微細骨折などが観察しやすくなる、金属を含む人工骨を埋め込んだ患部でも金属影をなるべく抑えた断層画像が得られるなどのメリットがある。このほか、胸部撮影で骨成分のみを除去した画像を生成することができるエネルギーサブトラクション撮影機能や、全脊椎や全下肢などの広範囲を対象とした長尺撮影にも対応した。価格は標準構成で1億2300万円(税別)となっており、富士フイルムメディカルを通じて販売される。
2015年04月08日富士フイルムは3月30日、iPS細胞の開発・製造を手がける米Cellular Dynamics International(CDI)を約3億700万ドル(約360億円)で買収すると発表した。今回、CDIを買収したことでiPS細胞を使った創薬支援分野に参入することになる。CDIは2004年に設立され、2013年7月にNASDAQに上場したバイオベンチャー企業で、良質なiPS細胞を大量に安定生産する技術に強みを持ち、大手製薬企業や先端研究機関と供給契約を締結している。現在は創薬支援や細胞治療、幹細胞バンク向けのiPS細胞の開発・製造を行っており、創薬支援向けに、心筋や神経など12種類のiPS細胞を安定的に供給している。富士フイルムは、写真フィルムの研究開発・製造で培ってきたノウハウを活用して、細胞増殖のための「足場」として生体適合性に優れ、さまざまな形状に加工できるリコンビナントペプチドを開発したほか、2014年12月には日本で再生医療製品を提供しているジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)を連結子会社化するなど、再生医療分野への取り組みを強化してきた。今後、CDIのiPS細胞関連技術・ノウハウと富士フイルムの高機能素材技術・エンジニアリング技術やJ-TECの品質マネージメントシステムとのシナジーを発揮させ、再生医療製品の開発加速、再生医療の事業領域の拡大を図るとともに、再生医療の産業化に貢献していくことを目指すとしている。
2015年03月30日富士フイルムは、東京都・調布市の「富士フォトギャラリー調布」において、レンズ付きフィルム「フジカラー 写ルンです」(以下、写ルンです)の歴代代表機種を約50台集めた常設展示スペースを3月30日から一般公開する。入館は無料。写ルンですは、世界初のレンズ付きフィルムとして1986年7月に発売されて以来、世界中で累計17億本以上を売り上げている。2014年8月に、国立科学博物館によって「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録されたことを受けて、このたび常設展示スペースを開設する。展示されるのは初代機から現行機までの代表機種約50台だ。そのほか、展示スペースでは代表的なCM作品や販売パンフレットを備え付けのタブレット端末で閲覧できる。開館日時は、月曜~金曜が10時から18時まで、土曜・日曜・祝日が11時から17時まで。ただし、隔週水曜は10時から15時まで、年末年始と作品入れ替え日の隔週木曜は休館日となる。
2015年03月27日COOL JAPAN on Google+の1周年記念イベントが、同プロジェクトと富士フイルムとのコラボレーションによって開催される。COOL JAPAN on Google+はファッションやデザインなどを通じて、“日本のカッコイイ”を世界に発信していくプロジェクト。今回の「富士フイルム meets COOL JAPAN on Google+『日本の桜を世界に』」では、日本の美の象徴ともされる“桜”に着目。桜の写真を日本各地から募集することで、日本の美を海外に向けてアピールしていく。投稿期間は3月19日から5月17日まで。応募する際は、SNS「Google+」に写真とそれにまつわるコメントを、「#fujisakura, #cooljapan」のハッシュタグをつけて投稿すると、キャンペーンの公式ウェブサイト()に自動的にアップされる。プロ、アマチュア、国籍を問わずに誰でも参加が可能だ。投稿する写真は、日本の「桜」がメインの被写体となっていればOK。事務局内で選定され、入選した作品はプリントされ、銀座三越9階のイベントスペースに展示される。詳しい応募方法や条件は富士フイルムのウェブサイト()にて。【イベント情報】「富士フイルム meets COOL JAPAN on Google+『日本の桜を世界に』」特別展示会場:銀座三越 9Fイベントスペース 特設展示会場住所:東京都中央区銀座4-6-16期間:6月1日から14日
2015年03月20日富士フイルムは3月20日、応募者全員の作品が、選んだ会場に必ず展示される写真展「"PHOTO IS"想いをつなぐ。30,000人の写真展2015」の作品の応募受付を開始した。作品の応募期間は、3月20日から5月31日まで。7月17日の東京会場より全国29都市で順次開催される。10回目を迎える今回から、これまでの大伸ばしプリントに加えて、インスタントカメラ「チェキ」で撮影した写真を使った「チェキプリント」や、スマートフォンなどで撮った複数の写真を1枚のプリントにまとめた「シャッフルプリント」の作品も応募できるようになった。また、10周年の特別企画展として「みんなに見せたいあの頃の写真」のテーマでも募集し、「ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんが若かった頃の家族の貴重な集合写真」や「青春時代の写真」など、過去の体験やその時に感じた気持ちが、 当時のままによみがえるような写真を募集している。展示会場には、作品を見た来場者が出展者へ手書きのメッセージを送ることができる「絆ポスト」を設置。展示終了時には出展者へ郵送で集まったメッセージを届けてくれる。また、全応募作品の中から佐々木希さん、松田聖子さんなどの著名人や、写真家の熊切圭介さん、笹岡啓子さんなどの合計10名の審査員が一人10展ずつ計100点の作品を選出し、選ばれた作品を「心に響いた100選」として、全国29会場に展示する。応募方法は、専用応募台紙(税別476円)を購入し、必要事項を記入してフジカラーの店舗に持ち込むか、郵送にて受け付ける。なお、専用応募台紙は、全国のフジカラーの店舗、本写真展のWebサイト、富士フイルム公式Webストア「富士フイルムモール」のいずれかで購入可能。
2015年03月20日富士フイルムは3月19日、再生医療に向けた細胞培養・移植に必要な足場素材「リコンビナントペプチド(RCP)」のマイクロサイズのペタロイド状微細片(petaloid μ-piece)を開発したと発表した。これを細胞と組み合わせて、モザイク状の三次元細胞構造体「CellSaic」を作りマウスに移植すると、細胞だけを移植した場合に比べて、生存効率が大幅に向上するという。生体に移植した細胞を機能させるには、移植した細胞や組織を効果的に生体内に生着させることと、移植した組織や細胞において栄養・酸素の供給や老廃物排泄を可能にすることが重要となる。細胞を生着させるためには細胞の足場となる素材使うこと、栄養・酸素の供給や老廃物の排泄を可能にするためにはその通り道となる血管を早く導入する方法が有効とされている。しかし、細胞塊が大きくなると中心まで栄養や酸素が供給されず、老廃物の排泄も困難になるため血管導入までに細胞が死滅してしまうという課題がある。富士フイルムが開発した「RCP」のペタロイド状微細片を用いて作製した「セルザイク」では、細胞の足場が確保されるとともに、内部に空間が形成され、その空間を通じて栄養・酸素の供給、老廃物の排泄が可能となり、生体からの血管系の通り道が形成される。マウスで行った実験では細胞のみ移植した場合と比べて生存率が約2倍に向上した。また、1型糖尿病モデルマウスを用いた実験も行った。1型糖尿病など、血液中のブドウ糖を調節する役割を持つ膵島の機能不全によって血糖値の制御が困難な場合には、ドナーから膵島を移植するという治療方法が存在する。その際、間葉系幹細胞(MSC)と共に移植することで治療効果が上がることが報告されている。同実験では、hMSCと「RCP」のペタロイド状微細片を組み合わせた「セルザイク」を膵島と共に1型糖尿病モデルマウスに移植したところ、正常レベルまで血糖値を下げることができた。これは、移植したhMSCが生体内で多く生存しているため、膵島移植の効果が高まったことによるものだと考えられるという。「RCP」のペタロイド状微細片を組み合わせた「セルザイク」は今後、細胞移植や細胞再生、臓器再生などさまざまな再生医療への活用が期待される。
2015年03月20日富士フイルムは、同社製ソフトウェア「PC撮影専用ソフトウエアHS-V5 for Windows Ver1.0」と「テザー撮影プラグイン for Adobe Photoshop Lightroom(ダウンロード版)」の使用中止を呼びかけている。カメラ内のメモリーカード内に記録されているデータが消失してしまうおそれがあるため。対象となるのは、「PC撮影専用ソフトウエアHS-V5 for Windows Ver1.0」(以下、HS-V5)と、同ソフトのユーザーに提供している「テザー撮影プラグイン for Adobe Photoshop Lightroom(ダウンロード版)」。カメラのUSBモードが初期設定のまま、パソコンとUSB接続してソフトウェアを起動すると、カメラ内のメモリーカードに保存されたデータが消失してしまう。なお、あらかじめカメラのセットアップメニューからUSBモードを「PC SHOOT(自動)」に設定すれば、データが消失する症状は発生しない。富士フイルムは、対象ソフトウェアの改良版について、別途案内するとしている。HS-V5は2015年1月に発売されたPC撮影専用ソフトウェア。対応カメラは「FUJIFILM X-T1」「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」「FinePix S5Pro」だ。カメラとUSB接続したパソコンへ撮影画像を直接保存できたり、パソコンからカメラをコントロールできたりする。「テザー撮影プラグイン for Adobe Photoshop Lightroom(ダウンロード版)」は、X-T1とX-T1 Graphite Silver EditionをLightroomのPC撮影機能に対応させるためのプラグインソフトウェア。
2015年03月05日富士フイルムは2月24日、抗インフルエンザ薬「アビガン錠200mg(一般名:ファビピラビル)」がギニアで実施されていたエボラ出血熱に対する臨床試験において、その有効性が示唆される中間解析結果が得られたと発表した。フランス国立保健衛生研究機構は2014年12月17日よりギニアの4カ所でアビガン錠の臨床試験を実施しており、今回、最初の80例の中間解析結果を公表した。臨床試験では、治療開始時のエボラウイルス量が中程度から高い患者群(血液1ml中のウイルスコピー数が108以下)で、試験開始3カ月間の同レベルの基礎療法(栄養分や水分を補給する治療法)と比べて死亡率が30%から15%へと半減した。一方、エボラウイルスが非常に高い患者群(血液1ml中のウイルスコピー数が108以上)ではアビガン錠投与による死亡率減少は見られなかった。また、同試験ではインフルエンザ治療に比べて高容量で10日間投薬したが、有害な事象は確認されなかったという。今回、一部のエボラ出血熱患者に対してアビガン錠が有効性を示したことを踏まえ、富士フイルムグループは「引き続きエボラ出血熱の感染終息に貢献するとともに、治療法確立に向けて、フランス政府やギニア政府、日本の関連当局に全面協力していく」とコメントしている。
2015年02月25日富士フイルムは、「X-A2発売記念キャンペーン」を2月26日から実施する。同社のレンズ交換式ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A2」を購入した人が対象だ。応募者にはもれなく、Xマウント用のアクセサリ「XM-FL」をプレゼントする。X-A2の発売される2月26日から5月7日までの期間中に「X-A2」のボディ単体、レンズキット、ダブルズームキットのいずれかを購入した人が対象となるキャンペーン。応募者全員に、3種類のフィルターを内蔵したパンフォーカスレンズ「Xマウントフィルターレンズ XM-FL」をプレゼントする。X-A2は、瞳にピントを合わせる「瞳AF」、接写時に自動でマクロモードに切り替わる「オートマクロAF」、ピントが合っているエリアを自動で最大9点表示する「マルチターゲット オートエリアAF」などを搭載し、AF性能を大幅に向上させたモデルとなっている。
2015年02月09日富士フイルムは2月5日、同社のレンズ交換式カメラ「Xシリーズ」用アクセサリ「Xマウントフィルターレンズ XM-FL」を発表した。発売は2月26日で、希望小売価格は税別11,900円となっている。XM-FLは、4群4枚で構成される焦点距離24mm(35mm判換算時:37mm)・絞りF8.0のパンフォーカスレンズと、3種類のレンズフィルター、レンズカバーを一体にしたアクセサリ。ダイヤルを回すことで、レンズを保護するプロテクトフィルター、光源を十字に写すクロスフィルター、やわらかい描写にするソフトフィルター、レンズカバーを切り替えられる。サイズは直径58mm×厚さ21mm、重量は32g。画角は61度。撮影距離は1m~∞。対応機種は「X-Pro1」「X-T1」「X-E2」「X-E1」「X-M1」「X-A2」「X-A1」。使用時はカメラ側の設定で「レンズなしレリーズ」を有効にする。カメラとの通信機能を持たないため、オートフォーカス・マニュアルフォーカスが使えないなどの制限がある点に注意。
2015年02月09日富士フイルムは5日、デジタルカメラ「Xシリーズ」の新製品として、レンズ交換式ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A2」(以下、X-A2)を発表した。コンパクトボディにAPS-Cサイズセンサーを搭載し、高性能フジノンレンズ、画像処理エンジンとの組み合わせで高画質を実現した「Xシリーズ」のエントリーモデルとなる。ボディカラーは、シルバー、ブラウン、ホワイトの3色をラインナップ。ボディ単体での販売のほか、2種類のレンズキットが用意される。ひとつは35mm判換算で広角24mm相当から中望遠76mm相当までの小型・軽量な標準ズームレンズ「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」を同梱したレンズキット。もうひとつは、標準ズームレンズ「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」に加えて、76mm相当から350mm相当までをカバーする望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」も同梱したダブルズームレンズキットだ。いずれのレンズも、フォーカスレンズの軽量化と高精度モーターの採用により、高速かつ静かなAFを実現。光学式手ブレ補正機能を搭載しており、静止画、動画ともに手持ち撮影時の手ブレを軽減する。ボディ単体、各レンズキットとも価格はオープンで、2月26日から発売する。推定市場価格は、ボディ単体が50,000前後、標準ズームレンズキットが60,000円前後、標準ズームレンズ+望遠ズームレンズのダブルズームレンズキットが70,000円前後の見込み。X-A2のボディ外形寸法は、W116.9×H66.5×D40.4mm。重量は約350gだ(付属バッテリー、メモリーカード含む)。○回転モニター+瞳AF+美しい肌色階調表現で最高の「自分撮り」をX-A2は、AF性能を大幅向上。人間の瞳を自動で検出し、瞳だけにピントを合わせる「瞳AF」や、接写時に自動的にマクロモードに切り替わる「オートマクロAF」、ピントが合っているエリアを自動的に最大9点表示する「マルチターゲット オートエリアAF」を搭載した。約92万ドットの3.0型 TFTカラー液晶モニターには、175度の回転チルト式液晶をXシリーズで初めて搭載。この液晶モニターを回転させると自動で「瞳AF」がONになり、スムーズに自分撮りが可能だ。Xシリーズの美しい肌色の階調表現を生かした撮影を楽しめる。マクロ撮影や望遠撮影が可能なレンズキットも用意される。標準ズームレンズ「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」との組み合わせでは、最短撮影距離15cmでの近距離・マクロ撮影が可能。また、望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」との組み合わせでは、約3.5段の光学式手ブレ補正機能により、望遠時や夜景シーンなどでも手ブレを効果的に抑制する。多彩な色再現や階調表現が可能なフィルムシミュレーションには、好評の「クラシッククローム」を搭載。深みのある色合いと豊かな陰影の写真表現を用いて、卓越した写真画質と多彩な絵作りが可能だ。撮像素子は1,630万画素のAPS-Cサイズセンサー。画像処理エンジン「EXRプロセッサー II」とのコンビネーションで、温かみのある人肌、抜けるような空の青色、鮮やかな夕日の赤色など、富士フイルム独自の美しい色再現を実現。さまざまなシーンを見たままに美しくとらえ、描き出す。撮影感度は、常用領域ISO200からISO6400。動作レスポンスも高速で、シャッタータイムラグ0.05秒、撮影間隔0.4秒、起動時間0.5秒を実現した。2つのコマンドダイヤルを搭載したことにより、絞り・シャッタースピード・露出設定などを片手ですばやく調整できる。また、省電力設計により、1回の充電で約410枚の撮影が可能だ。そのほか、トイカメラ、ミニチュア、ダイナミックトーン、ポップカラー、ソフトフォーカス、ハイキー、ローキー、パートカラーという8種類のフィルター効果から表現を選べる「アドバンストフィルター」機能や、多重露出撮影機能を搭載している。動画は、1,920×1,080ドット(フルHD)/30fpsの撮影に対応。「フィルムシミュレーション」の色彩や、大型センサーとレンズの明るさを生かした美しいボケ味などが動画でも表現できる。また、iOS用/Android用の専用アプリ「FUJIFILM Camera Application」(無料)を利用して、写真や動画をスマートフォンやタブレットに転送できる。カメラ内の写真や動画をスマートフォン上で閲覧して選択し、取り込むことも可能だ。画像をカメラから直接、スマートフォン用プリンターの"スマホ de チェキ"「instax SHARE SP-1」に送信すれば、チェキプリントが行える。もちろんWi-Fi接続にも対応。カメラ内のデータを簡単にパソコンにバックアップできる。
2015年02月05日富士フイルムは5日、広角24mm~超望遠1200mm相当(35mm判換算)の光学式50倍ズームレンズと、強力な手ブレ補正機能を搭載した超ロングズームデジタルカメラ「FinePix S9900W」(以下、S9900W)を発表した。2月26日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は33,000円前後の見込み。○光学50倍ズームを生かす充実の装備と機能を搭載S9900Wが搭載する光学50倍ズームレンズは、広角端開放F値2.9の明るいフジノンレンズ。強力なレンズシフト式手ブレ補正と最適な画像処理を行う超解像技術を併用することで、画像劣化しやすいデジタルズームでも、さらに2倍の100倍までくっきり美しい画像を撮影できる。また、被写体に約1cmまで近寄れる「スーパーマクロ」機能(広角側固定)を搭載し、幅広いシーンで撮影を楽しめる。レンズ構成は12群17枚。非球面レンズやED(異常低分散)レンズを効果的に配置し、フジノン独自のスーパーEBC(Electron Beam Coating)コーティングを採用することで、50倍の超望遠撮影時でも収差を抑え、逆光などの厳しい条件下でもクリアな画像を得ることができる。レンズの左側面には、ズーム操作用の「サイドレバー」を配置。シャッターボタンに右手の指を置いたまま左手でズーム操作が可能だ。レバー操作で瞬時に構図を広げられ、スムーズに被写体をとらえ直す「オートバックズーム」機能、液晶モニター上に撮影範囲を表すガイドフレームを表示し、撮影範囲外の状況を確認しながら効果的に被写体を狙える「ねらい撮りズーム」機能も搭載した。ファインダーは、約92万ドットの高精細電子ビューファインダーで、一般のコンパクトカメラとは一線を画す本格的な撮影が行える。撮像素子は1/2.3型1620万画素CMOSセンサーで、AF最速0.3秒、起動時間1.0秒、撮影間隔0.6秒、連写10コマ/秒(最大記録枚数10枚、フル画素時)の高速レスポンスを実現した。背面液晶モニターは、約46万ドットの3.0型TFTカラー液晶だ。このほか、設定した時間間隔で任意の回数分の自動撮影ができる「インターバルタイマー撮影」機能を新たに搭載。日没や開花など、自然が移り変わる様子をとらえる定点観測撮影に威力を発揮する。動画撮影機能も充実。光学式による縦回転(ピッチ方向)・横回転(ヨー方向)のブレ補正と、電子式による垂直方向(上下シフト)・水平方向(左右シフト)・光軸回転(ロール方向)のブレ補正を組み合わせた5軸での手ブレ補正は、動画撮影時も強力に手ブレを補正。歩きながらでもブレの少ない映像を撮影できる。また、「人物」「風景」など5つのシーンから最適な撮影条件を自動で設定する「動画時SRオート」を搭載。簡単に美しい映像が撮影できるほか、480コマ/秒の超高速撮影にも対応(サイズは320×120)。再生時にきわめて滑らかなスローモーション動画が楽しめる。スマートフォンやタブレットとのWi-Fi接続にも対応する。専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」(無料)を使用して、離れた場所からのワイヤレスシャッターや露出調整などが可能だ。この「リモート撮影」機能では、タッチAF、シャッタースピードなどの基本操作に加え、多様な撮影設定もサポート。集合写真や自分撮りはもちろん、自然の中で動物を撮影したり、離れた場所から構図を確認して撮影したりできる。そのほか、継ぎ目のない360度のダイナミックなパノラマ写真が簡単に撮影できる「ぐるっとパノラマ360」機能、高度なアート表現を手軽に楽しめる「アドバンストフィルター」機能を搭載する。効果は「トイカメラ」「ミニチュア」「ポップカラー」「クロススクリーン」「ハイキー」「ローキー」「ダイナミックトーン」「ソフトフォーカス」「魚眼」「パートカラー」「スケッチ」の11種類だ。動画の撮影時には、「トイカメラ」「ポップカラー」「ハイキー」「ローキー」「魚眼」「パートカラー」という6種類の撮影効果を選べる。バッテリーには、入手しやすい単3形乾電池×4本を採用した。撮影可能枚数は、本体付属の単3形アルカリ乾電池使用時で約300枚。本体サイズはW122.6×D116.2×H86.9mm。重量は約670g(付属電池、メモリーカード含む)。
2015年02月05日富士フイルムは5日、15mの防水機能などを備えたコンパクトデジタルカメラ「FinePix XP80」を発表した。ブラック、イエロー、ブルーの3色を用意し、2月26日から発売する。価格はオープン、推定市場価格は25,000円前後の見込み。15m防水・1.75m耐衝撃構造・-10度耐寒・防塵という4つのタフネス性能を備えたコンパクトデジタルカメラ。防水・防塵はIP68に準拠する。Wi-Fi機能も内蔵し、撮影した画像をスマートフォンやタブレットにワイヤレスで転送可能だ。1/2.3型1,640万画素の裏面照射型CMOSセンサーと高性能プロセッサーを搭載し、レスポンスも高速。28mmからの光学式5倍ズームレンズに加えて、光学式手ブレ補正機能を搭載する。連射速度は通常最速10コマ/秒で、最速60コマ/秒の超高速連写も可能。「インターバルタイマー撮影」機能を新たに追加し、10分 / 5分 / 60秒 / 30秒 / 15秒間隔で撮影が行える。焦点距離を28mmに固定し、ワイドな画角を生かして臨場感あふれる映像を撮影する「アクションカメラモード」が特徴的。「アドバンストフィルター」機能では、トイカメラ / ミニチュア / ポップカラー / クロススクリーンなど、11種類のフィルターが使える。動画撮影時においても、トイカメラ / ポップカラー / ハイキー / ローキー / 魚眼 / パートカラーといった撮影効果を適用できる。主な仕様は、撮像素子が有効画素数1,640万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズが焦点距離28~140mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、開放F値がF2.9(広角端)~F4.9(望遠端)、レンズ構成が11群13枚(非球面4枚8面)、対応感度がISO100~ISO6400。背面の液晶モニタは3型で約46万ドット。記録メディアは内蔵メモリ(約96MB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能。記録形式は静止画がJPEGおよびRAW、動画がMOV(H.264)。動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60p。本体サイズはW104.1×D25.9×H66.5mm、重量は179g(バッテリーとメモリーカード含む)。
2015年02月05日富士フイルムは5日、0.06秒の高速オートフォーカスを実現した高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM XQ2」を発表した。ブラック、シルバー、ホワイトの3色を用意し、2月26日から発売する。価格はオープン、推定市場価格は45,000円前後の見込み。高速画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」によって、起動時間が0.99秒、シャッタータイムラグが0.015秒、オートフォーカスが0.06秒、撮影間隔が約0.3秒と、優れた高速性能を発揮する。新機能として、ピントが合っているエリアを最大9点まで自動表示する「マルチターゲット オートエリアAF」を備えた。ローパスフィルターレスの2/3型「X-TransTM CMOSII」センサーと、F1.8フジノン光学式4倍ズームレンズを搭載。温かみのある人肌、抜けるような空の青色、鮮やかな木々の緑色など、美しい色再現を可能にしたという。レンズの光学性能や特性をもとに最適な画像処理を行う「点像復元処理」により、シャープでリアルな立体感も提供する。撮影機能「フィルムシミュレーション」には、深みある色合いと豊かな陰影の写真表現が得られる「クラシッククローム」モードを追加した。ほかにも9種類のモードを用意する。「アドバンストフィルター機能」では、ポップカラー / トイカメラ / ミニチュア / ダイナミックトーン / パートカラー / ソフトフォーカスなどを利用できる。レンズマウント部周辺には、絞りやシャッタースピードなど13種類の項目を割り当てられるコントロールリングを装備。任意の機能を割り当てておけば、リング操作のみで素早く設定を変更できる。Wi-Fi機能も搭載し、撮影した画像をスマートフォンやタブレットにワイヤレスで転送可能だ。主な仕様は、撮像素子が有効画素数1,200万画素の2/3型X-Trans CMOS IIセンサー、レンズが焦点距離25~100mm(35mmフィルム換算時)の光学4倍ズーム、開放F値がF1.8(広角端)~F4.9(望遠端)、レンズ構成が6群7枚(非球面4枚7面)、画像処理エンジンが「EXRプロセッサーII」、対応感度がISO100~ISO12800。背面の液晶モニタは3型で約92万ドット。記録メディアは内蔵メモリ(約66MB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)が利用可能。記録形式は静止画がJPEGおよびRAW、動画がMOV(H.264)。動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60p。本体サイズはW100×D33.3×H58.5mm、重量は206g(バッテリーとメモリーカード含む)。
2015年02月05日富士フイルムは2月5日、同社のレンズ交換式カメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、ズーム全域で開放F値2.8を実現した大口径標準ズームレンズ「フジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR」を発表した。発売は2月26日。価格はオープンで、推定市場価格は税別130,000円前後だ。フジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WRは、35mm判換算で焦点距離24-84mmをカバーする標準ズームレンズ。「XF標準ズームレンズ」のフラッグシップモデルに当たり、ズーム全域で開放F値2.8を実現した。レンズ構成は12群17枚となっており、球面収差や歪曲収差を抑制する非球面レンズ3枚、色収差を抑制するED(異常分散)レンズ3枚を採用。ズーム全域で、画面の隅々まで高い解像度を実現した。レンズ全面に独自の多層コーティング「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」を施し、ゴーストやフレアを抑えながらシャープでクリアな描写を実現した。さらに、光の屈折率をコントロールして光の反射を抑制するナノGI(Gradient Index)コーティング技術も採用している。インナーフォーカス方式を用いたフォーカシングシステムで、レンズ駆動部にはリニアモーターを使用。高速かつ高精度なフォーカスを実現しながら静音性にも優れている。フォーカスリングと絞りリングは金属製で、レンズマウントには真鍮を採用して強度を高めた。主な仕様は、焦点距離が16-55mm(35mm判換算:24-84mmの画角に相当)、レンズ構成が12群17枚、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、ステップ段差が1/3ステップで全19段、画角が29度~83.2度、最大撮影倍率が0.16倍(望遠端)。撮影距離範囲は、標準で0.6m~、マクロ時広角端で30cm~10m、マクロ時望遠端で40cm~10m。14カ所のシーリングによる防塵・防滴性能、-10度の耐低温性能を持つ。フィルター径は77mm。本体サイズは最大径が83.3mm、長さが106mm(望遠端:129.5mm)、重量は約655g。
2015年02月05日富士フイルムは2月3日、フランスの公的研究機関であるBIOASTERと、エボラ出血熱の迅速診断システムに関する共同研究契約を締結したと発表した。今回の共同研究では、富士フイルムのウイルス高感度検出技術と、BIOASTERが作製、評価するエボラウイルスの抗体を用いることで、遺伝子検査と同等の診断能力を有し、簡便、迅速、小型で運びやすい診断システムの技術を確立することを目指す。エボラ出血熱を封じ込めるには、治療薬やワクチンの実用化だけでなく、感染者を初期段階で発見し、感染経路を遮断する初動の対策が重要となる。そのため、感染の疑いが報告された場所で、簡便かつ迅速に診断を行うための技術や製品が求められている。
2015年02月03日富士フイルムの米国法人であるFUJIFILM North Americaは1月15日(現地時間)、同社のレンズ交換式カメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、標準ズームレンズ「FUJINON XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」と望遠ズームレンズ「FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」を発表した。日本国内での発売については明らかになっていない。○FUJINON XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II同日発表された「FUJIFILM X-A2」レンズキットの同梱レンズとしても提供される。35mm判換算で広角24mmから76mmの中望遠までの焦点距離をカバーし、光学式手ブレ補正機能を搭載。広角マクロ時の最短撮影距離は、従来モデル「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」では30cmだったが、このたび15cmを実現した。レンズ構成は10群12枚。そのうち1枚は高性能なEDレンズで、3枚は非球面レンズとなっている。主な仕様は、画角が83.2度~31.7度、開放絞りがF3.5~F5.6、最小絞りがF22、絞り羽根が7枚(円形絞り)。撮影距離は標準で0.6m~∞(ズーム全域)、広角マクロで30cm~10m、望遠マクロで35cm~10m、最大撮影倍率は0.15倍となっている。サイズは最大径が約62.6mm、長さが約65.2mm(広角時)・約98.3mm(望遠時)、重量は約195g(レンズキャップ、フード含まず)。フィルターサイズは58mm。○FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II1枚のEDレンズと1枚の非球面レンズを含む10群13枚のオールガラス製レンズで、35mm判換算で76mmから350mmの焦点域をカバーし、光学式手ブレ補正機能を搭載する。主な仕様は、画角が31.7~7.1度、開放絞りがF4.5~F6.7、最小絞りがF22、絞り羽枚が7枚(円形絞り)。撮影距離は標準で1.1m~∞、マクロで1.1m~3m、最大撮影倍率は0.2倍。本体サイズは最大径が69.5mm、長さが111mm~177mm。フィルターサイズは58mm。
2015年01月16日富士フイルムの米国法人であるFUJIFILM North Americaは1月15日(現地時間)、コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM XQ2」を発表した。2013年11月に発売された「XQ1」の後継モデルとなる。米国での発売は2月で、価格は399.95ドル。日本国内での発売については明らかになっていない。XQ2は、2/3型の「X-Trans CMOS II」センサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ。XQ1に引き続き、撮像素子上に位相差センサーを配置する像面位相差AFを採用し、レンズ一体型デジカメでありながら最速0.06秒という高速なAFを実現している。主な仕様はXQ1を踏襲しているが、「フィルムシミュレーション」機能では従来の「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」などに新たに「CLASSIC CHROME」が加わった。X-Trans CMOS IIセンサーは光学ローパスフィルターレス仕様のセンサーでありながら、カラーフィルターの不規則な配列によりモアレや偽色の発生が抑えられているのが特徴だ。レンズは広角側でF1.8のフジノンレンズで、XQ2のX-Trans CMOS IIセンサーに最適化されている。焦点距離25-100mm(35mm判換算時)と、光学ズームは4倍。主な仕様は、撮像素子が有効画素数1,200万画素・2/3型X-Trans CMOS II センサーで、レンズが焦点距離25~100mm(35mmフィルム換算時)の光学4倍ズーム、開放F値がF1.8(広角端)~F4.9(望遠端)、画像処理エンジンが「EXRプロセッサーII」、対応感度が常用でISO100~ISO12800となっている。背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式。記録メディアは内蔵メモリ(約66MB)のほかSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEGおよびRAW、動画の記録形式がMOV(H.264)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60p。本体サイズはW100×D33.3×H58.5mm、重量は本体のみで187g、バッテリーとSDカードを含む重量は約206gとなっている。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ブラック/シルバーの3パターン。
2015年01月16日富士フイルムの米国法人FUJIFILM North Americaは1月15日(米国時間)、レンズ交換式デジタルカメラ「FUJIFILM X-A2」を発表した。発売は2月で、同時発表の新レンズ「XC16-50mm II」が付属するレンズキットの価格は549.95ドル。X-A2は、175度のチルトが可能な液晶モニターと顔認識AFや瞳認識AF機能を搭載。自分撮りの流行を意識した製品となっている。新機能として、オートマクロAF、マルチターゲットAF、フィルムシュミレーションモードに「クラシッククロームを追加。3~3.5段分の効果を持つ光学式手ブレ補正機能を内蔵した。APC-Cサイズの1,630万画素CMOSセンサーを採用し、Wi-Fiにも対応している。カラーリングは、シルバーとホワイトとブラウンの3色。日本国内での発売に関する情報は公開されていない。
2015年01月15日