富士フイルムは12月15日、抗菌性能を付加した超音波検査用ゼリー「F JELLY PLUS」を、富士フイルムメディカルを通じて同日より発売したと発表した。一般的な超音波検査用ゼリーは、ゼリー内の細菌の増殖が抑えられるように防腐剤を配合しているが、近年の研究では、防腐剤が配合されていても細菌がゼリーの中で一定期間生き続けることが報告されている。同製品は、銀系抗菌剤を配合して抗菌性能を付加し、防腐剤と抗菌剤をバランスよく配合することで、多種類の細菌に対して高い抗菌性能を発揮できる。同社によると、ゼリーが細菌に接触しても、30分で細菌を99.99%以上減少させることを確認したという。万が一、容器内に細菌が入ってしまった場合や、拭き残してしまったプローブ上のゼリーに細菌が付いている場合でも、抗菌性能を発揮することで、超音波検査用ゼリーを介した院内感染のリスク低減が期待できる。また同社の化粧品の開発で培った知見を活かして、超音波検査用ゼリーに求められる使用感を見直し、拭き取り後にべたつかない処方を検討。保水力が高い浸透性コラーゲンを配合しながら、保湿剤の配合量を必要最小限に抑え、拭き取り後のべたつきを低減した。ゼリーの伸びやすさや、プローブを走査した際の潤滑性といった基本性能も備えている。粘度のタイプによって、ソフト、ミドル、ハードの3種類があり、検査部位や体位に合わせて使い分けることができる。特にハードタイプは、体表面での高い密着性やクッション性を実現しており、甲状腺や循環器の検査など垂直面を走査するような検査や、関節や血管といった小さな部位の観察や患部を圧迫したくない検査での効果が期待されるという。
2015年12月15日富士フイルムは12月1日、富士フイルムサービスステーションで実施している「レンズレンタルサービス」のラインナップに、Xマウント用「フジノンレンズ XF35mmF2 R WR」を追加した。当日返却であればレンタルは無料だ。レンタル実施場所は、富士フイルム東京サービスステーションと富士フイルム大阪サービスステーション、富士フイルム福岡サービスステーションの3カ所。レンタル期間は最大7泊8日まで。当日返却する場合は無料だが。1泊2日以上で有料となる。貸し出しの条件は以下の通り。レンタル料金など詳細は富士フイルムのWebページを参照のこと。東京/大阪/福岡サービスステーションの店頭で貸し出しと返却が可能なユーザーアンケートへの記入身分証明書(顔写真付き)とクレジットカードの提示(所有していない場合は、保証金として10,000円を預ける)レンタルサービス利用規約への同意フジノンレンズ XF35mmF2 R WRは、焦点距離35mm(35mm判換算で53mmの画角に相当)の大口径単焦点レンズ。2枚の非球面レンズを採用した光学設計により、シャープで解像感に優れる画質が得られるとしている。11月19日に発売され、価格はオープン。発表当時の推定市場価格は税別45,000円前後。
2015年12月01日富士フイルムは11月26日、製造ラインの製品検査や計測などで使用するマシンビジョンカメラ用レンズ「FUJINON HF-XAシリーズ」を12月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。今回発表した「HF-XA」は、2/3型の大型センサー・3メガピクセルに対応した高性能固定焦点レンズで、焦点距離の異なる5機種が用意されている。画像の中心部から周辺部まで均一かつ高い解像性能を発揮し、撮影距離や絞り値の変動による解像力低下も抑制し、製造現場の多様な設置・撮影条件下でも、高い解像性能を実現できる。また、同社は「HF-XA」は、全5機種で外径寸法φ29.5mmと、一般的な小型マシンビジョンカメラと同等のサイズを実現しているため、システムの小型化に貢献するとしている。同シリーズの製品名と焦点距離は以下の通り:
2015年11月26日●被写体を選ばない画角と端正な描写高速な新AFと簡易な操作性でフジノンレンズ群の魅力的な描写を手軽に味わえる、富士フイルムのプレミアムミラーレスカメラ「X-T10」。カメラ本体と標準ズーム、あるいは望遠ズームは手に入れたけれど、次に選ぶ一本は? と考えたとき、真っ先に候補に挙がるのは単焦点レンズだろう。そこで今回は、前回の「フジノンXF56mmF1.2 R APD」に続き、広角の大口径単焦点レンズ「フジノンXF16mmF1.4 R WR」のレビューをお届けする。このレンズも、2016年1月13日までのキャッシュバックキャンペーン対象商品だ。○被写体を選ばない画角と端正な描写まずは外観から。ボディやマウントは金属製で、高級感がある。サイズは最大径73.4mm×長さ73.0mm。XF56mmF1.2 R APDよりコンパクトで、X-T10への装着バランスはいい。ピントリングは操作しやすい太さ。前後にスライドさせることで、AFとMF(マニュアルフォーカス)が切り替わる。AFとMFを瞬時に切り替えられるのは便利だ。距離指標を刻印したフォーカスリングが現れた状態が、MFモードとなる。被写体との距離を目測し、指標を使ってピントを合わせられるほか、被写界深度の目安となる目盛りも刻まれているので、これを参考に絞り値を決定することができる。実のところ、新AFシステムで合焦点の速度と精度が高く、有機ELを使用した見やすいEVFが被写界深度も反映してくれるため、現実的にはこれら指標や目盛りが活躍することはあまりないかもしれない。しかし、クラシックかつ精緻な雰囲気をひときわ重視するXマウントユーザーにとって、マニュアルカメラ時代を思わせる、この計測機器な雰囲気は外せない要素なのだ。デジタル全盛時代でも、カメラやレンズに機能と性能だけでなく、機械的な美や情緒も求める人は少なくない。「カメラは、ただ写真を撮るだけのものではない」ということだ。●広角写真の新しい可能性を指し示してくれるさて、XF16mmF1.4 R WRの特長は、なんといっても広角レンズでありながら背景を大きくぼかした写真が撮れること。絞って撮るのが常識だった広角の常識を覆す(最小絞り値F2.8未満の)レンズが近年レンズメーカーを中心に発売されているが、その流れに沿った一本といえるだろう。パースの付いた広角でありながら、まるでポートレートレンズで撮影したかのように被写体が立体的に浮かぶ様は、広角写真の新しい可能性を指し示してくれる。ただ、そのボケにはややクセがあるので注意したい。というのも、背景の木もれ陽や点光源により、二線ボケの玉ボケが発生してしまうことがあるからだ。背景の条件によっては、四隅の流れも気になる。これは絞り開放付近でのみ見られる傾向であり、ポートレートではこれらを逆手にとって演出とすることもある。普段の街中や室内では大きくボケて美しく感じられる背景を得られるので、撮影時に多少気を配ってあげると、レンズの良さを引き出せるだろう。絞り開放値F1.4というスペックから、ボケのほうに目が行きがちだが、このレンズの魅力は自然かつ端正な描写力にあると思う。背景の美しさが際立つのも、ピント位置の精緻な描写あればこそ。画像で見ると若干過剰にも思われるシャープさだが、(富士フイルムが基準としているであろう)大判プリントにおいて、この高い解像感は心強い。レンズ表面には「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」コーティングに加え、独自開発のナノGI(Gradient Index)コーティング技術を採用しているためか、逆光下でも効果的にフレアやゴーストを低減してくれる。まったく出ないわけではないが、嫌味のない、むしろ画作りに利用したくなると感じるフレアやゴーストだ。また、真逆光でも被写体のコントラストが低下しないのもポイントである。16mm(35mm換算で24mm)という焦点距離は、風景写真にもスナップにも最適で、ポートレートレンズとしても好評だ。最短撮影距離が15cmと非常に短いのも特長で、自分の隣を歩くパートナーも、周囲の風景とともに撮影できる。「撮るために離れる」プロセスを必要としない、むしろ被写体との距離を縮めてくれるレンズだ。実売価格は11万円前後(筆者調べ)。便利なレンズレンタルサービスでも借りることができる。機材撮影:青木明子
2015年11月20日●見た目からも描写を期待高速な新AFと簡易な操作性でフジノンレンズ群の魅力的な描写を手軽に味わえる、富士フイルムのプレミアムミラーレスカメラ「X-T10」。カメラ本体と標準ズーム、あるいは望遠ズームは手に入れたけれど、次に選ぶ一本は? と考えたとき、真っ先に候補に挙がるのは単焦点レンズだろう。そこで今回は、もっとも気になる単焦点レンズのひとつ「XF56mmF1.2 R APD」の実写レビューをお届けする。発売からそろそろ1年になる製品ではあるが、そのぶん安心感があり、しかも今なら(2016年1月13日まで)、キャッシュバックキャンペーンの対象。今こそ、再注目したいカメラとレンズなのだ。○その見た目から、すでに描写を期待してしまう富士フイルムのXFレンズの中でも、アポダイゼーションフィルター(APDフィルター)搭載というギミックと、1.2という開放F値でひときわ目を引くのが「XF56mmF1.2 R APD」だ。F1.2という開放F値からもわかるとおり、前玉は大口径レンズ。カメラ本体から取り外した状態で絞りを開放にすると、まるで素通しのように大量の光を取り込むさまが見える。鏡胴やリング類は金属製で高級感があり、「いかにもできそう」な風采。この見た目だけでも、写りを期待せずにいられない。最大径×長さは、73.2mm×69.7mm。大口径レンズにしてはコンパクトだ。小柄なX-T10に装着してもバランスがいい。重量は405gと、X-T10(331g)よりやや重め。よって、カメラ装着時にはバランスが前方に傾くが、鏡胴を左手で下から支えてやると、むしろ安定感がある。ピントリングはかなり太めで重めのトルクが特徴的。MF(マニュアルフォーカス)を積極的に使うよう、ユーザーに語りかけているのだ。というのも、XF56mmF1.2 R APDは、フルタイムマニュアルフォーカスに対応しているから。詳しくは後述するが、このレンズでは、その特長から絞り開放付近で撮影する機会が必然的に多くなる。当然ながら被写界深度は浅くなり、ピントの芯が狙った位置に決まらないこともあるだろう。しかしそんなときでも、このレンズはAFモードのままピントリングを回して、ギリギリまでピントを「追い込む」ことができる。また、そこから少しずつピント位置をずらして「表現を探っていく」楽しみもあるだろう。焦点距離は56mm。Xシリーズのレンズ交換式モデルはすべてAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているので、フルサイズ判換算の画角は84mm相当だ。このことから、XF56mmF1.2 R APDは、フィルム時代からポートレートレンズの王道とされてきた「85mm F1.8のレンズ」の立ち位置に近いことがわかる。「ちょっと待って。なぜF1.2じゃなくてF1.8なの。せめて、F1.4じゃないの?」そう思いますよね。実は、ここに関係してくるのがAPDフィルターなのだ。●実写作例は思い切ってポートレートのみ○ボケに大切なのは「大きさ」だけじゃないAPDフィルターは、鏡胴内に設置されている。これにより、ボケの中心から輪郭までのボケ足が長くなり、階調豊かな美しい背景ボケを描き出すことができる。富士フイルムのサイトにわかりやすい解説(その1、その2)があるので、参考にしてほしい。ただ、フィルター形状からもわかるとおり、鏡胴内部に「若干しぼった絞りが入る状態」になるため、設計上の絞り値が影響を受ける。XF56mmF1.2 R APDの絞り環の写真をご覧いただきたい。白字の絞り値(設計値)の下に赤字で数値が書き込まれているのがわかるだろう。実は、これがAPDフィルターの影響を考慮した絞り値。この白字と赤字の数値差が大きいほど、APDフィルターの効果が発揮される。早い話が、もっともAPDフィルターの効果が大きいのは絞り開放での撮影時だ。逆に、F5.6以降では、APDフィルターの効果はほぼない。先に「このレンズでは、絞り開放付近で撮影する機会が多くなる」と書いた理由はこれだ。そして、絞り開放値であるF1.2に相当する赤字はF1.7。したがって、フルサイズ判における85mm F1.8のレンズに近い、というのが理屈だ。とはいえ、それはあくまで被写界深度やボケの大きさの話。APDフィルターによる圧倒的に滑らかなボケ足や、開放から文句なくシャープなピントの芯。立体感と透明感の頂点を目指すかのような繊細さには惚れ惚れする。人によっては、むしろ解像感があり過ぎると思うかもしれない。○実写作例は思い切ってポートレートのみ「ちなみに筆者は、Xシリーズはその肌色再現性の高さと滑らかな質感表現能力から、人物が被写体でこそ本領を発揮するカメラだと思っている。Xマウントには、ひときわ美しいボケを生み出すアポダイゼーション・フィルターを採用した「XF56mm F1.2 R APD」があるのも魅力。こちらも、X-T10とのコンビネーションでぜひ使ってみたいレンズである」と、以前、X-T10のレビューで書いたとおり、今回の実写作例は思い切ってポートレートのみとした。屋外撮影時の天候は曇天。日常の外出で友達や恋人を撮影することを想定している。白い肌と艶やかな唇が魅力的なモデルさんなので、多くの写真が頬のハイライトを基準に露出を取っている。ただ、大口径レンズゆえかブラウスが白の場合は階調が飛びやすいので、露出のせめぎ合いが難しい。最短撮影距離は70cmなので、それなりに寄った撮影も可能。ホワイトバランスを意図的にずらしてみたり、Xシリーズならではのフィルムシミュレーションを選んだりしながらの撮影は非常に楽しかった。APS-Cで56mmという焦点距離は、街中では若干取り回し難い。全身を入れようと後ろに下がると、被写体との間に人が入り込んでしまったり……。ただし、街の雑踏やごちゃごちゃした背景をたやすく美しいボケ模様として整理できてしまうのは、たいへん心強い。背景に玉ボケのある写真を見るとわかるとおり、決して大きなボケが得られるわけではないのだが、ボケ足の長さと階調のなだらかさから、背景をとてもキレイに整理できるのだ。ボケは大きさより美しさ。その選択は十分にアリだ。それは屋内でも同様。窓から差し込む自然光で、十分に雰囲気ある写真を撮れるのは、F1.2という開放値と高度な光学設計、そしてAPDフィルターの恩恵だ。APDは一見「こだわり」に近い要素と思われがちだが、そのボケの美しさを目のあたりにすると、「ボケがざわつくレンズ」には戻れない。XF56mmF1.2 R APDは、風景やスナップ撮影にも、十分に効果を発揮すると思う。が、やはりこのレンズは、ポートレートで使うのが一番幸せな気がする。ペットを撮るのもいい。XF56mmF1.2 R APDの表現力が、被写体へのあなたの想いも余すことなく描き出してくれるだろう。なお、富士フイルムはレンズレンタルサービスを提供している。東京、大阪、福岡のサービスステーションに直接足を運べる人に限られてしまうが、XF56mmF1.2 R APDも含め、魅惑のXレンズを最大7泊8日まで、有償で借りられるのだ。当日返却なら、なんと無料。実売価格で15万円前後(筆者調べ)と、そうそう気軽に買えるレンズではないだけに、自分好みの描写かどうかを確認したうえで悩めるのは嬉しい。とりあえず購入予定がない人にも、ぜひレンタルをおすすめしたい。XF56mmF1.2 R APDは、Xマウントユーザーなら一度は使ってみる価値のあるレンズである。機材撮影 : 青木明子
2015年11月14日富士フイルムは23日、デジタルカメラ「Xシリーズ」の発売5周年を記念した写真展「FUJIFILM X World Photo Gallery」の開催を発表した。Xシリーズで撮影した写真を公募し、入選した100点を展示する。作品の応募受付期間は11月30日まで。18歳以上であればプロ・アマ問わず誰でも応募できるが、作品はXシリーズのカメラで撮影されたものに限定する。応募は1人1作品まで。画像フォーマットはJPEG(Exif情報付き)で、画像サイズの上限は10MB。審査は、主催者が選任した写真家が行う。応募方法の詳細は、同社Webサイトを参照いただきたい。入選作品100点は、富士フイルム本社ビル地下1階の特設スペースで展示するほか、同社Webサイトで公開する。入選作品の発表は2016年1月中旬で、写真展も同時期に開催する。作品は、Xシリーズの特性を理解したプリント技術者が印刷し、展示終了後に撮影者へプレゼントされる。
2015年10月28日富士フイルムは2016年1月15日から、デジタルカメラ「Xシリーズ」の発売5周年を記念した写真展「100 X-Photographers」を開催する。会場は東京都港区のFUJIFILM SQUARE。入場料は無料。100 X-Photographersでは、世界各国の写真家100名以上が「Xシリーズ」で撮影した写真を展示。会場は富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・スペース2・ミニギャラリー会場(実施期間:1月15日~1月20日)、ギャラリーX会場(実施期間:1月15日~2月18日)、フジフイルム スクエア2F 特設会場(実施期間:1月16日~1月24日)の3カ所に分かれており、それぞれ異なる作品を展示する。
2015年10月23日富士フイルムは21日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」用の交換レンズとして、焦点距離35mmの単焦点「フジノンレンズXF35mmF2 R WR」を発表した。ブラックとシルバーの2色を用意。11月19日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は税別45,000円前後。35mm(35mm判換算53mm)の焦点距離で撮影できる標準画角の単焦点レンズ。レンズ構成は6群9枚で、2枚の非球面レンズを採用した光学設計により、シャープで解像感に優れる画質が得られるとしている。インナーフォーカス方式とステッピングモーターを搭載し、オートフォーカスも0.08秒と高速。外装全面に金属製パーツを使用。高級感を高めつつ堅牢性にも優れ、防塵、防滴、-10℃の環境にも耐えるタフネス設計とした。重量が170gと軽量なので扱いやすく、普段持ちのレンズにも適している。主な仕様は、焦点距離が35mm(35mm判換算:53mm相当)、最小絞りがF16。レンズ構成は6群9枚(非球面レンズ2枚)。絞り羽枚数は9枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全19段、画角は44.2度、撮影距離範囲は35cm~、最大撮影倍率は0.135倍、フィルターサイズは43mm。本体サイズは最大径が約60mm、長さが45.9mm(先端よりマウント基準面まで)、重量は170g。レンズフードが同梱する。
2015年10月21日富士フイルムは10月21日、ミラーレスカメラ「X」シリーズ用の交換レンズ製品として、主レンズの焦点距離を1.4倍に拡大するテレコンバーター「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」を発表した。11月19日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は税別55,000円前後。「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」は3群7枚のレンズ構成を採用し、主レンズの光学性能を維持したまま、焦点距離を1.4倍に拡大する高性能テレコンバーター。発表時点での対応レンズは「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」(焦点距離50mm~140mm/開放F値2.8)のみ。装着した場合、最大口径比と最小絞りが1段分暗くなるが、焦点距離は70mm~196mm(35mm判換算で107mm~299mm相当)という望遠域となる。防塵、防滴、-10℃の耐低温構造で、同じく防塵防滴の「FUJIFILM X-T1」「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」と組み合わせに適す。アウトドアの過酷な条件下でも、水や砂の浸入を心配せずに利用できるとしている。本体サイズは約直径58mm×長さ15mm(突起部を含まず)、重量は約130g(レンズキャップを含まず)。なお、性能を十分に発揮するには、カメラ本体、「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」のファームウェア更新が必要。ファームウェアは10月29日に公開される予定だ。
2015年10月21日富士フイルムは10月19日、同社のデジタルカメラや交換レンズ購入者を対象としたキャッシュバックキャンペーンを実施すると発表した。購入対象期間は10月26日から2016年1月13日まで。対象となるデジタルカメラは「FUJIFILM X-T1」または「FUJIFILM X-T10」、対象となる交換レンズは「XFレンズ」シリーズの一部となる。X-T1と「XF16mmF1.4 R WR」「XF56mmF1.2 R APD」「XF90mmF2 R LM WR」「XF16-55mmF2.8 R LM WR」「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」は10,000円、X-T10と「XF14mmF2.8 R」「XF23mmF1.4 R」「XF56mmF1.2 R」「XF10-24mmF4 R OIS」「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」は5,000円が、郵便為替証書にてキャッシュバックされる。対象のカメラとレンズ1本を同時購入すると追加で10,000円を、対象のカメラとレンズ2本を同時購入すると追加で20,000円をキャッシュバック。キャッシュバック額は最大で50,000円となる。専用サイトからダウンロードできる申込用紙に必要事項を記入のうえ、保証書のコピーとレシート(領収書)のコピー、製品外箱のバーコードを貼り付けてキャンペーン事務局まで郵送して申し込む。応募締め切りは2016年1月27日(消印有効)。
2015年10月19日富士フイルムは10月1日、半導体材料の製造販売子会社FUJIFILM Electronic Materials U.S.A.(FEUS)を通じて、半導体関連の製造プロセスなどで使用する溶剤の製造販売会社である米Ultra Pure Solutions(UPS)を年内に買収すると発表した。年内に買収手続きを完了し、UPSをFEUSの100%子会社FUJIFILM Ultra Pure Solutionsとして新たにスタートさせる予定。なお、買収額は公開されていない。UPSはカリフォルニア州とテキサス州に製造拠点を構え、高純度な溶剤を安定的に製造できる精製技術を保有している。半導体の製造プロセスなどで使用される高純度溶剤を中心とした幅広い製品ラインアップを持ち、米国の大手半導体メーカーや化学メーカーを顧客に持つ。富士フイルムは、半導体のプロセス材料として、フォトレジストや現像液、洗浄液、CMPスラリーなどに加えて、高純度溶剤の製造・販売も行っている。今回UPSを買収することで半導体材料事業の拡大を狙うほか、UPSの精製技術による高純度溶剤を用いて高機能・高品質なフォトレジストや現像液などを開発していくとしている。
2015年10月01日富士フイルムは30日、インスタントカメラ“チェキ”「instax mini」シリーズの新モデルとなる「instax mini 70」を発表した。10月23日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は17,000円前後(税別)の見込み。“チェキ”は撮ったその場でカードサイズの写真をプリントできるインスタントカメラ。新モデルのinstax mini 70は、鮮やかな本体カラーとモダン&シンプルなデザインを採用した。カラーバリエーションは、イエロー、ブルー、ホワイトの3色。これまでのモデルは主に10代~30代の女性ユーザーを想定していたが、instax mini 70は20代~30代の男性もターゲットに据える。機能面では、被写体と背景の両方を明るく写す「背景きれいフラッシュ」を搭載。フラッシュ使用時に背景が暗くなりやすい室内、ウエディングシーンなどでも、自然な雰囲気の写真を撮れる。新たに加わった自分撮り用「セルフィーモード」では、自分撮りに適した焦点距離や明るさを自動的に調整。本体のレンズ横に設けた「セルフショットミラー」によって、撮影範囲を確認しながら自分撮りや仲間撮りを行える。そのほか、セルフタイマー、最短30cmのマクロ撮影モード、風景スナップ向けの遠景モードといった撮影機能を備えた。レンズは沈胴式フジノンレンズ(2群2枚 f=60mm 1:12.7 電動式)、ファインダーは実像式(0.37倍)、シャッターはプログラム式電子シャッター(1/2~1/400秒)。接写モードのシャッターは、自動固定絞りF22、低輝度スローシンクロ自動切替となる。撮影範囲は電動の3点切り替え式で、マクロモードが0.3~0.6m、標準モードが0.6~3.0m、遠景モードが3.0m~∞だ。電源はリチウム電池(CR2)×2本で、本体サイズはW113.7×D99.2×H53.2mm、重量は281g。使用フィルムは「富士フイルム インスタントカラーフィルムinstax mini用」(別売)、フィルムサイズは86mm×54mm。
2015年09月30日富士フイルムは9月29日、iPS細胞由来分化細胞の開発・製造・販売会社「セルラー・ダイナミクス・インターナショナル・ジャパン」を10月1日付けで設立すると発表した。まずは、富士フイルムが2015年5月に買収した米Cellular Dynamics Internationalが製造した創薬支援向けiPS細胞由来分化細胞を輸入し、国内の大学や研究機関、企業などに販売していく。今後、国家戦略特区および国際戦略総合特区に指定されている神奈川県川崎市の殿町地区に製造・研究開発拠点を設立する計画で、将来的には良質なiPS細胞由来分化細胞を大量生産し、国内に安定供給していくとしている。
2015年09月29日富士フイルムは9月3日、カラーネガフィルム「フジカラー F-II400」が国立科学博物館の「重要科学技術資料(未来技術遺産)」に登録されたと発表した。未来技術遺産の登録制度は、科学技術の発展を示す技術的な資料や、国民生活や社会、文化に大きな影響を与えた科学技術資料の保存と次世代への継承を目的に、2008年から実施されているもの。昨年度までに184件が登録されている。このたび登録された「フジカラー F-II400」は、富士フイルムが1976年10月に発売したカラーネガフィルム。それまでのカラーネガフィルムに比べて、感度を約4倍に引き上げ、世界初の高感度(ASA400)を実現した製品だ。フジカラー F-II400によって、ストロボがなければ撮影できなかった室内でも明るく撮れるようになったり、シャッタースピードを4倍速くできたことで手ブレの解消につながったり、とカラー写真の撮影領域拡大に貢献した。
2015年09月04日富士フイルムは24日、インスタントカメラ「チェキ」シリーズの新製品として、自分撮り用ミラーを備えた"チェキ"「instax mini 8+(プラス)」を発表した。本体カラーには、スイーツをイメージしたという5色、ミント、ハニー、ココア、ストロベリー、バニラをそろえた。9月11日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は9,000円前後(税込)。チェキ instax mini 8+は、現行モデル「instax mini」の丸みを帯びたデザインと簡単な操作性をそのままに、レンズの横に自分撮り用のセルフショットミラーを配置。レンズを自分に向けて撮影するときに、撮影範囲がわかるようにした。女性ユーザーの人気が高い「ハイキーモード」(明るくソフトな雰囲気の写真)と組み合わせることで、楽しみ方が広がるとしている。また、チェキで撮影・プリントしたものをプレゼントする際のデコレーションアイディアや、撮影のコツをまとめた「活用BOOK」が付属。カメラの仕様は、レンズが沈胴式フジノンレンズ(2群2枚構成・f=60mm 1:12.7)、ファインダーがターゲットマーク付き実像式(0.37倍)、撮影範囲が固定焦点の0.6m~∞、シャッターが1/60秒、露光調節が簡易露出計のLED表示による手動切り替え方式だ。フラッシュは自動調光の常時発光フラッシュで、フラッシュ撮影距離は0.6m~2.7mとなる。仕様フィルムは「富士フイルム インスタントカラーフィルム instax mini」(別売)で、フィルムサイズは86mm×54mm、画面サイズは62mm×46mmとなっている。電源には単3形アルカリ電池×2本を用い、撮影可能パック数は約10パック。本体サイズはW116×D68.2×H118.3mm、重量は約307g(電池、ストラップ、フィルムを含まず)。
2015年08月24日富士フイルムは8月28日から、デジタルカメラ「Xシリーズ」で撮影した写真を集めた「Xシリーズ写真展 -2015秋-」を開催する。写真展は東京都・富士フォトギャラリー新宿を皮切りに、全国6都市で行われる。写真展では、公式Facebookページ「FUJIFILM Xseries Japan」で募集した写真の中から60点を展示。作品は、Xシリーズの特性を理解したプリント技術者が仕上げる「FUJIFILM Professional Xプリント」で印刷している。開催日程は以下の通り。富士フォトギャラリー新宿住所:新宿区新宿1-10-3 太田紙興新宿ビル1F会期:2015年8月28日(金)~9月3日(木)時間:10:00~18:00(最終日14:00まで)富士フイルムフォトサロン福岡住所:福岡市博多区住吉3-1-1 富士フイルムビル1F会期:2015年9月18日(金)~9月23日(水)時間:10:00~18:30富士フイルムフォトサロン名古屋住所:名古屋市中区栄1-12-17 富士フイルムビル1F会期:2015年10月9日(金)~10月15日(木)時間:10:00~18:00(最終日14:00まで)富士フイルム大阪サービスステーション住所:大阪市中央区備後町3-2-8 大阪長谷ビル3F会期:2015年11月6日(金)~11月18日(水)時間:10:00~18:30(木曜休館、日曜・祝日18:00まで)富士フイルムフォトサロン札幌住所:札幌市中央区大通西6-1 富士フイルムビル1F会期:2015年11月27日(金)~12月2日(水)時間:10:00~19:00富士フイルムフォトサロン仙台住所:仙台市宮城野区二十人町99 富士フイルムビル1F会期:2016年1月7日(木)~1月26日(火)時間:10:00~17:30(土日祝日休館)
2015年08月13日富士フイルムは11日、デジタルカメラの一部機種において、Windows 10搭載PCにUSB接続した際、画像転送が行えない現象を確認したと発表した。今回確認された現象は、Windows 10搭載PCと富士フイルムのデジタルカメラをUSBケーブルで接続した際、画像を転送できないというもの。なお、メモリカードをPCのメモリカードスロットや、カードリーダー・ライターで読み込んだ場合には発生しない。この現象は、今後行われるカメラのファームウェアアップデートにより改善される予定だ。ファームアップによるサポートは、2010年以降に発売された機種を対象とする。対象機種とファームウェアダウンロードの開始予定時期は以下の通り。○2015年8月11日FUJIFILM X-T10○2015年8月末までに公開予定FUJIFILM XシリーズX-E1 / X-M1 / X-A1 / X100 / X10 / XQ1 / XF1 / X-S1○2015年12月下旬までに公開予定FUJIFILM XシリーズX-E1 / X-M1 / X-A1 / X100 / X10 / XQ1 / XF1 / X-S1FinePixシリーズF1000EXR / F900EXR / F850EXR / F820EXR / F800EXR / F770EXR / F750EXR / F660EXR / F600EXR / F550EXR / F500EXR / F300EXR / F80EXR / HS50EXR / HS35EXR / HS30EXR / HS25EXR / HS20EXR / Z2000EXR / Z1100EXR / Z1000EXR / Z950EXR / Z900EXR / Z800EX / Z700EXR / JZ500 / JZ300 / REAL 3D W3
2015年08月11日富士フイルムは8月11日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T10」の最新ファームウェアを公開した。バージョンは1.01。今回発表されたファームウェアでは、特定条件下でのAF速度向上や、操作性の向上を図った。「XF90mmF2 R LM WR」を使用し、「オートフォーカス設定」で「顔キレイナビ」と「瞳AF」をオンにした場合のAF速度を向上させたほか、ファンクション(Fn1)ボタンの操作性も改善。これまで、Fn1ボタンを長押しすると設定変更メニューを長押しすると設定変更メニューが表示されるようになっていたが、最新ファームウェアではFn1ボタンに割り当てられた動作を確実に行えるよう、Fn1ボタンを長押ししても設定変更メニューを表示しないようになっている。また、カメラで撮影したJPEG画像(カメラ内でRAW現像したJPEG画像も含む)と、「RAW FILE CONVERTER EX2.0」などのRAW現像ソフトで現像したJPEG画像の画角差について、RAW現像ソフトで現像したJPEG画像と同じ画角になるよう変更した。これによって、RAW現像ソフトで現像したJPEG画像よりも、カメラで撮影したJPEG画像のほうがわずかに画角が狭く写る問題を解消。なお、この画角差は「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」「XF10-24mmF4 R OIS」「XF16-55mmF2.8 R LM WR」「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」「XF18mmF2 R」「XF27mmF2.8」を使用している場合のみ起こる。ズームレンズについては広角側でのみ発生するという。そのほか、Windows 10搭載のパソコンとX-T10をUSB接続した際、カメラ内の画像をパソコンに転送できない現象を改善した。
2015年08月11日富士フイルムは、富士フイルムサービスステーションで実施している「レンズレンタルサービス」のラインナップに、Xマウント用「フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR」を追加した。8月1日からレンタルを開始している。レンタル実施場所は、富士フイルム東京サービスステーション、富士フイルム大阪サービスステーション、富士フイルム福岡サービスステーション。レンタル期間は最大7泊8日まで。当日返却する場合は無料で借りられる。貸し出しの条件は以下の通り。詳細は富士フイルムのWebページを参照のこと。東京/大阪/福岡サービスステーションの店頭で貸し出しと返却が可能なユーザーアンケートへの記入身分証明書(顔写真付き)とクレジットカードの提示(所有していない場合は、保証金として10,000円を預ける)レンタルサービス利用規約への同意フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WRは、焦点距離90mm(35mm判換算137mm)の焦点域で撮影できる大口径単焦点レンズ。異常分散(ED)レンズを採用し、絞り開放からでもシャープな描写が可能。また、円形絞りと組み合わせることで、口径食を最小限に抑えた美しいボケ味を表現できる。開放F値は2.0と明るく、最短撮影距離も60cmと短めなので、ポートレート撮影時の中望遠レンズとして適している。2015年7月16日に発売しており、価格はオープン。推定市場価格は110,000円前後(税別)。
2015年08月03日富士フイルムのサービスステーションで実施している「レンタルサービス」において、レンタル可能なデジタルカメラとして「FUJIFILM X-T10」(ボディ)が加わった。7月10日(金)午前10時から、レンタル可能となる。FUJIFILM X-T10(ボディ)のレンタル料金(税込)は、当日のみなら「0円」、1泊2日で「2,700円」だ。対応しているサービスステーションは、東京、大阪、福岡。事前予約や取り置きは受け付けておらず(レンタル希望日の当日先着順)、貸し出し条件は以下の通り。東京/大阪/福岡サービスステーションの店頭で貸し出しと返却が可能なユーザーアンケートへの記入身分証明書(顔写真付き)とクレジットカードの提示レンタルサービス利用規約への同意クレジットカードを所有していない場合は、保証金として10,000円を預ける。また、レンズは別途なので、使ってみたいレンズを「レンズレンタルサービス」で借りることになる。詳細は富士フイルムのWebサイトを参照いただきたい。
2015年07月10日富士フイルムは、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」と「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」(以下、X-T1)の最新ファームウェアを6月29日14時に公開する。5月11日に予告されていたファームウェアの公開時期が、今回正式に決定した。最新ファームウェアのバージョンは4.00。X-T1のAF性能を一新する「新AFシステム」の搭載と、操作性の向上がメインとなっている。
2015年06月23日富士フイルムは6月19日、「第55回 富士フイルムフォトコンテスト」を実施すると発表した。作品の募集期間は2015年9月1日から10月31日まで。「フジコン大賞」受賞者には賞金100万円を授与する。「富士フイルムフォトコンテスト」は今年で第55回目の開催となる。1950年に第1回が実施されて以来、半世紀以上の歴史を持つ国内有数のフォトコンテストだ。「自由写真部門」「ネイチャーフォト部門」「フォトブック部門」の3ジャンルに加えて、前回新設した「特別テーマ部門(日常の1コマ)」でも作品を募集。特別テーマ部門では写真技術よりも、日常のワンシーンの中にある瞬間や場面の魅力を重視する。特別テーマ部門に応募可能な作品サイズは2Lサイズ(178mm x 127mm)から。第55回の審査員には、「自由写真部門」にハービー・山口氏、「ネイチャーフォト部門」今森光彦氏、「フォトブック部門」に榎並悦子氏、「特別テーマ部門」に清水哲朗氏を起用。自由写真部門とネイチャーフォト部門のグランプリから選出される「フジコン大賞」の受賞者には、賞金として100万円を授与する。入賞作品は大伸ばしプリントにしたうえ、全国6カ所の富士フイルムフォトサロンに展示されるほか、作品集に掲載される。富士フイルム東京本社で表彰式も開催する予定だ。
2015年06月19日富士フイルムは、デジタルカメラ「FUJIFILM X-T10」購入者を対象とした「X-T10デビューキャンペーン第2弾」を6月25日から実施する。応募者全員に「アルティザン・アンド・アーティスト」製オリジナルカメラストラップを進呈。購入対象期間、応募期間はともに6月25日から8月31日まで。対象製品は「FUJIFILM X-T10」のボディ単体、および「X-T10 レンズキット」。応募者全員にプレゼントされるカメラストラップは、アルティザン・アンド・アーティストとコラボレーションした「イージースライダー」の特別仕様版だ。ストラップのD字型フックに指を引っかけ、上下にスライドすることで長さをすばやく調整、固定できる。赤をベースとしたレザータグには、シルバーのオリジナルロゴが箔押しされている。応募は、Web上の応募ページにて受け付ける。応募締め切りは8月31日23時59分まで。富士フイルム会員サイト「My FUJIFILM」の会員登録(無料)、購入製品の登録が必要だ。
2015年06月18日富士フイルムは、「X-T1 XFレンズキャッシュバックキャンペーン」を6月25日から実施する。デジタルカメラ「FUJIFILM X-T1」と交換レンズ「XFレンズ」を購入した応募者に、最大50,000円のキャッシュバックを行う。購入対象期間は6月25日から8月31日まで、応募締め切りは9月14日(当日消印有効)だ。購入した製品によってキャッシュバック金額は異なる。対象となる「XFレンズ」は「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」「XF16-55mmF2.8 R LM WR」「XF56mmF1.2 R APD」「XF56mmF1.2 R」「XF23mmF1.4 R」「XF14mmF2.8 R」「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」「XF10-24mmF4 R OIS」「XF60mmF2.4 R Macro」「XF35mmF1.4 R」「XF27mmF2.8」「XF18mmF2 R」「XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」の計14本。「X-T1」ボディ単体(ブラック)、「X-T1 18-135mmレンズキット」「X-T1 18-55mmレンズキット」「X-T1 グラファイトシルバーエディション」もキャッシュバックの対象となる。これら4点のうち1つと「XF16-55mmF2.8 R LM WR」「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」どちらか、もしくは両方の同時購入でもキャッシュバックを行う。キャンペーンサイトからダウンロードできる専用応募封筒に必要事項を記入のうえ、郵送して応募する。富士フイルム発行の保証書コピー、レシートか領収書のコピー、製品箱のバーコード部分の同梱が必要。キャッシュバックは、郵便為替証書で行う。キャッシュバック金額などの詳細は特設ページを参照のこと。
2015年06月18日富士フイルムは6月18日、ツヤのある肌は肌内部の細胞構造の乱れが少ないことを確認したと発表した。今回の研究では、ヒトを若々しく見せる要素である「視覚的ハリ感」に注目。20~50代の女性被験者の肌内部の状態を解析し、肌がどのような構造になっていればツヤがあるように見えるのかを調査した。その結果、ツヤの目視評価が高い被験者ほど、肌内部における細胞構造の乱れが少ないことがわかった。また、肌表面について、マイクロスコープを用いて肌画像を取得し、皮溝の幅や肌の密度などキメ形態の定量解析を実施。従来から知られている通り、肌表面の凹凸形状であるキメが荒くなると肌のツヤが減少することを確認した。さらに、肌のツヤを再現できる独自開発の光学画像シミュレーションシステムを用いて、細胞構造の乱れの程度やキメ形態をそれぞれ変化させた複数の肌モデルを作成し、ツヤの状態を可視化したところ、微細な細胞構造の乱れを抑制することでしっかりとしたツヤになることを実証することができたという。同社は「今回の光学画像シミュレーションおよび解析結果により、肌表面だけでなく肌内部の細胞構造の乱れを整えることでツヤがある肌になり、『視覚的ハリ感』が向上することが示唆されました。今回の研究結果で導き出した条件を満たすことで肌のツヤを向上させ、視覚的ハリ感を生むスキンケア化粧品の開発に応用していきます。」とコメントしている。
2015年06月18日富士フイルムは、デジタルフォトアルバム「Wonder Photo Box」の発売を7月下旬に延期する。生産上の都合のため。Wonder Photo Boxは5月21日に発表されたデジタルフォトアルバム。発表当初、6月5日に発売するとされていたが、生産上の都合により発売を7月下旬に延期する。Wonder Photo Boxは、静止画や動画を1TBまで保存できるデジタルフォトアルバムだ。スマートフォンやデジタルカメラ、パソコン内など、家庭内でバラバラに保存されている静止画・動画を、まとめて管理できる。富士フイルム独自の画像解析ソフト「イメージオーガナイザー」を内蔵し、画像を「人物」「料理」「ペット」「風景」といった被写体ごとに自動で振り分けられるのも特徴だ。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,500円前後。
2015年06月03日富士フイルムとベルギーimecは6月2日、独自開発のサブミクロンオーダーのパターン形成が可能な有機半導体用フォトレジスト技術を用いて、フルカラーの有機発光ダイオード(OLED)を作製し、その動作実証に成功したと発表した。具体的には、赤・緑・青の有機EL材料をそれぞれ20μmのサブピクセルピッチでパターニングし、フルカラーの有機ELを作製。縦に40個、横にも40個配列することで640ppiのOLEDアレイを形成し、UV光を照射して試験を行ったところ、3色がともに分離して発光することを確認したほか、光を照射せずに電圧をかけた試験でも3色すべての発光をとらえることに成功したとする。今回の成果について研究グループでは、OLEDの高精細化や大型化、さらには従来に比べコスト優位性のある製造方法の確立につながる画期的なものであると説明しており、今後は、複数回のパターニングを繰り返すことができるフォトリソグラフィ方式の特性を活かすことで、赤・緑・青に第4の色を加えたOLEDアレイに加え、OLEDと有機フォトディテクタを融合させた新たなセンサなどの次世代デバイスの開発につなげたいとしている。
2015年06月02日富士フイルムは5月27日、内視鏡システム「LASEREO」用スコープとして初めて、イメージセンサーに高解像度CMOSセンサーを搭載した、下部消化管用拡大スコープ「EC-L600ZP」を、5月29日より富士フイルムメディカルを通じて販売すると発表した。「EC-L600ZP」は、高解像度CMOSセンサーと、粘膜表層の微細血管のコントラストを高めて強調して表示する「Blue LASER Imaging(BLI)機能」や粘膜表層の微細血管のコントラストを高めた画像に対し赤色領域のわずかな色の違いを画像処理で見やすく表示する「Linked Color Imaging(LCI)」を組み合わせることで、従来製品に比べて低ノイズで高解像度な画像を実現。また、最短1.5mmからの近接観察が可能となる新設計のレンズが採用された。このほか、通常用いられる「連続ズーム動作モード」に加え、簡単なボタン操作で段階的に拡大できる「ステップズーム動作モード」を搭載したことで、拡大観察時にピントを合わせやすくなった。検査中の患者の身体的苦痛を低減するための細さ・軟らかさと、操作者の手元側の操作の微妙な力加減を効率的に先端に伝えることができる硬さの両立を追求しており、軟性部に高い弾発性を持つ新素材を採用し、屈曲部が多い大腸へのスムーズな挿入をサポートすることで、検診から精密検査まで幅広いシーンで患者の身体的苦痛の低減と検査効率の向上が期待できるという。
2015年05月27日富士フイルムは5月21日、写真の取り込みと整理を自動で行うデジタルフォトアルバム「Wonder Photo Box」を発表した。合わせて同日、東京都内で新製品発表会を開催。ゲストの木下優樹菜さんによるトークセッションを交えながら、製品の特長やコンセプトを紹介した。Wonder Photo Box(以下、WPBox)は、スマートフォンやデジタルカメラなどで撮影した写真や動画を、自動的に取り込めるデジタルフォトアルバム。スマートフォンはケーブルをつなぐだけ、SDカードなど外部メモリはスロットに挿すだけで、写真や動画を取り込んでくれる。取り込んだ画像は、テレビ・スマートフォン・タブレットなどで閲覧できる。WPBoxは容量は1TBのハードディスクを内蔵しており、最大約15万枚の写真を保存可能だ。○「画像の整理」がフォトライフを助けるはじめに、富士フイルム イメージング事業部長 山元正人氏が、現在行っている写真事業「フォトルネッサンス」の概要と成果について解説した。同社のスタンスについて、「撮る」「飾る」「残す」「贈る」といった写真本来の価値を、サービスとして具体化するものと説明。その流れを汲んで今回発表されたのがWPBoxだとした。WPBoxは「画像の整理」という観点からユーザーのフォトライフを助ける。写真の取り込みと整理を簡単に行うWPBoxは、「家庭のフォトライフのセンターになる」と力強く話した。○製品の「魔法」とは?続いて登壇したのは、富士フイルム イメージング事業部 藤本真一氏。藤本氏は「スマホの普及によるショット数の増大により、特に子育て中のお母さんが写真を整理しきれていない」という現状を指摘した上で、印象的なキャッチフレーズ「魔法の写真箱」の真意について語り始めた。ここでいう「魔法」とは、製品に搭載された4つの機能を指す。まず、被写体の表情・ピント・明るさ・ブレなどを解析し、写真に3段階で評価を付ける機能だ。「よい写真」と判定されたものには☆マークが3つ付き、評価は写真プレビュー画面の左上に表示する。○取り込みと同時にフォルダ分け完了次に、「アノテーション」と呼ばれる写真の自動判別機能。料理・海・花など、写真に何が写っているのかを自動で判別し、デフォルトのフォルダに自動で振り分ける。例えば、ハンバーグの写真は「料理」フォルダに、チューリップの写真は「花」フォルダに、といった具合だ。3つ目は、同じ顔が写った写真を同一のフォルダに振り分ける機能。被写体の顔を区別し、被写体1人につき1フォルダを自動で作成する。写真の解析後は自動で振り分けされる。自動振り分け機能は、被写体別と人物別のほかに、撮影地別、撮影日別にも対応。このようにWPBoxは、必要な写真にたどり着くための多彩な方法論を用意している。○フォトアルバムがものの数分で完成最後に、フォトブックを作成し注文する機能。フォトブックのレイアウトは自動で作成されるが、自分で編集することもできる。レイアウトと表紙を選ぶとフォトブックが完成し、インターネットを通じて注文が行える。フォトブックのほか、写真のプリント注文も可能。フォトブックは10日、写真は5日ほどで手元に届くという。そのほか、有償の画像保管サービス「安心バックアップサービス」を利用すれば、WPBox内の画像をクラウドサーバーでも保管できる。使用料金は容量に応じて5種類を用意し、2GB~50GBの場合400円、500GB~1TBの場合3,500円(ともに月額)。○PCレス操作に「本当に助かります!」そして、ゲストの木下優樹菜さんが登場。スクリーンには、木下さんが実際に撮影した家族写真を、WPBoxで管理している様子が映し出された。2歳の娘を持つ木下さんは「小さな子供がいると気軽にパソコンを開けない。(PCレスで操作でき、)本当に助かります!」とコメント。また、今年の11月に第2子を出産予定であることから、「これからさらに写真が増えていくので、WPBoxを活用していきたいと思います」と幸せそうに語った。
2015年05月21日富士フイルムは5月21日、写真や動画を自動的に整理・保存できるデジタルフォトアルバム「Wonder Photo Box」を発表した。独自の解析ソフトを使用し、「風景」「人物」など、被写体の種類ごとに、写真を自動で整理できる。発売日は6月5日。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,500円前後だ。Wonder Photo Boxは、静止画や動画を1TBまで保存できるデジタルフォトアルバム。スマートフォンやデジタルカメラ、パソコン内など、家庭内でバラバラに保存されている静止画・動画を、まとめて管理できる。Wonder Photo Boxに保存した写真は、本機と液晶テレビなどをHDMI接続することで閲覧可能だ。Wonder Photo Boxは無線LANに対応するため、接続したスマートフォンやタブレット端末でも保存したコンテンツを楽しめる。静止画・動画の取り込みは、SDカードやUSBメモリを本機のスロットに挿しこんで行う。そのほか、無線LAN経由での送信にも対応。まだ本機に取り込まれていない新しい静止画・動画のみを取り込むため、ユーザーは静止画・動画を選ぶ必要がない。内蔵HDDの容量は1TBで、静止画ならば最大約15万枚まで保存可能だ。富士フイルム独自の画像解析ソフト「イメージオーガナイザー」を内蔵し、被写体ごとに自動振り分けできるのも特徴だ。取り込んだ画像を「人物」「料理」「ペット」「風景」といったカテゴリーごとに自動で分類して管理できる。イメージオーガナイザーによって、被写体の表情やピント、明るさ、ブレなどを総合的に解析し、上手く撮影できた「おすすめ写真」選択する機能も持つ。被写体だけでなく、撮影日時や撮影場所別での振り分けもでき、膨大なデータから目的の写真を簡単に探し出せるとする。本体サイズはW149×D123×H30.5mm。重さは約323g。対応ファイルは静止画がJPEG / PNG、動画がMOV / MP4。なお、保存できる動画は富士フイルムのデジタルカメラかスマートフォンで撮影されたもののみで、フルHD(1,920×1,080ドット)にまで対応。BGM用のMP3ファイルも保存可能だ。リモコンとマウス、ACアダプター、HDMIケーブルが付属する。富士フイルムはWonder Photo Boxのユーザー向けに「安心バックアップサービス」も展開する。本機に保存されたコンテンツをクラウドサーバーにも保管できるというサービスだ。利用料が無料の「お試しプラン」では2GBまで利用できる。2GB以上の有料プランも用意する。月額は容量によって異なり、400円から3,500円(いずれも税別)。
2015年05月21日