俳優の寺島進(54)が8月5日、都内で行われたトークイベントに登場。11月末で「オフィス北野」を退社し、12月から「ジャパン・ミュージック・エンターテインメント」に移籍すると公表したと各スポーツ紙が報じた。各紙によると、寺島はすでにビートたけし(71)に移籍を報告済み。「自分を引き上げてくれた育ての親で一生忘れてはならない恩師。親分ですよ」と感謝していたという。「たけしさんの独立騒動により、寺島さんはオフィス北野の看板俳優になりました。当初、寺島さんは森昌行社長への恩義から残留を表明。しかし社員が激減してマネジメントが滞ることもあったため、移籍先を探していたようです」(テレビ局関係者)看板俳優の離脱はオフィス北野にとってかなりの痛手となりそうだ。「『たけし軍団』のつまみ枝豆さんがオフィス北野の新社長就任を宣言していましたが、かなり微妙。もともと『たけし軍団』の面々はたけしさんの事務所に合流する方向で動いていましたからね。オフィス北野の経営は今後ますます厳しくなるので、事務所をたたんでしまう可能性もありそうです」(芸能記者)寺島の移籍は、オフィス北野の命運を左右することになりそうだ。
2018年08月06日フリーアナウンサーの古舘伊知郎がパーソナリティを務める『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(金曜・月1回 22:00~)。15日放送回に、女優の寺島しのぶがゲストとして登場することが決定した。寺島しのぶ2人は以前、テレビ番組で共演した際に映画の話など、様々な部分で意気投合した仲であり、古館も1度ラジオで寺島と話してみたかったという。番組ではリスナーからの質問も交えながら、古舘だからこそ引き出せる寺島の魅力を引き出していく。古館は「寺島さんで特に強く思うのは、舞台を見ていてやっぱり、役柄の女性の性格や魂とか何かが憑依しているように感じる」と分析する。"喋り手"である古館は、そんな寺島にかなり興味があるとのことで、「なんであんなになりきれるのだろう…演じているとき舞台上で実は別人になっている気分なのか、それともすごく脳が冷めているのか…」と様々な疑問があるようだ。また、「このあたりのことを根掘り葉掘り訊いてみたいな」と意気込んでいた。
2018年06月04日’17年のカンヌ国際映画祭を皮切りに海外映画祭を席巻。寺島しのぶ(45)主演の話題作『オー・ルーシー!』(4月28日よりロードショー)が、ついに日本のスクリーンに登場する。 「恋愛や冒険とは無縁だと思われていた人が、1人の男性との出会いをきっかけに思わぬ言動に走る。偶然が必然になるというか、人生、何が起きるかわからないというメッセージが込められています」(寺島・以下同) 寺島が演じるのは、東京に暮らす43歳の独身OL・川島節子。ひょんなことから通い始めた英会話教室でアメリカ人講師・ジョン(ジョシュ・ハートネット)に出会い、それまでの退屈な暮らしが一変する。 人生に行き詰まり、思い余って冒険してしまう40代の女性の心情を描いた物語。「人生に困惑することも大事」だと教えてくれる。 「節子は、人から敬遠されがちなタイプですし、自分の陰の部分を人にぶつけるので、演じながら『そこまでやらなくても』と何度となく思いました。でも、逆の視点から考えると愛おしいんですよ。人に見せたくないところで必死になるって、人間くさくていいなあ、と。人生の中で時には混乱することがあってもいいんじゃないかと思いました」 プライベートでは、5歳の一人息子の成長を楽しむ日々。 「子どもはいろいろなことを教えてくれるので本当に楽しい。どんどんできることが増えて、成長の早さに毎日驚きます。ただし、子育ては息抜きにはならないですね。気づけば眉間にシワが寄っているんだもの(笑)。そこで私が心がけていることは、毎朝必ず眉間に花を咲かせること。笑顔で一日を始められたらいいなあと思っています」 寺島はオフの日の過ごし方をこう語る。 「家族3人で千葉の九十九里に出かけ、日帰り温泉に。温泉の後には必ず、ハマグリ焼き屋さんに立ち寄るのがお決まりのコースです。また日常的には、軽いマッサージを受けて体の疲れを取るようにしています」
2018年05月07日オスカー女優も絶賛の寺島しのぶさん!【映画、ときどき私】 vol. 158これまでも国内外から高い評価をされている寺島さんですが、本作ではアメリカのインディペンデント・スピリット賞で主演女優賞にノミネート。並みいるハリウッド女優たちのなかで唯一の日本人としてノミネートされましたが、その際には今年のアカデミー賞主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンドから賞賛されたほど。そこで、役づくりのことから現場の裏話、そして悩める女子へのアドバイスなどを語ってもらいました。今回、寺島さんが演じたのは、アラフォーで地味な独身OLの節子。淡々と毎日を過ごしていた彼女が、イケメンの英会話講師に恋をしたことで人生が急展開してしまう様子が描かれています。節子はこじらせ気味な女性なので共感しやすい役ではなかったと思いますが、どのような印象を受けましたか?寺島さん節子は、いそうでいなさそうなタイプ。なので、同世代の人たちは「痛すぎてわかる!」と共感してくれた人と、「ここまではちょっと……」という人に分かれていたみたいですね。でも、監督が「偶然は必然である」とよく言っていたんですけど、ふとした出会いからドラマが始まっていくというところに関しては普遍的なものだと思っています。監督は日本人ですけど、長年アメリカに住んでいるので、日本の感覚とは違うところから日本の会社に切り込んでいて、そういうバランスもおもしろいなと感じました。変に説明過多ではないから、もしかしたら万人受けする映画ではないかもしれないですけど、いろいろなことを考えたりもできるので、こういう映画もあっていいんじゃないかなと思っています。演じるうえで難しかったことはありましたか?寺島さん監督が人間のなかにある心のひだの部分をとても大事にしていたので、私の演技もわかりやすくしないでいいよと言ってくれていて、それはすごく助かりました。監督とも意思疎通がきちんとできていたので、撮影現場で困ったことはなかったですね。好きな男性を追いかけてアメリカまで行ってしまう節子ですが、そこで心境の変化はありましたか?寺島さん日本のシーンでは、グレーの地味なスーツを着て会社にいましたが、そうすると私自身も湿った気持ちになっていたんです。でも、いざロスに行くと空気は乾いているし、広いので、そこで気分が変わったんですよ。それに、日本だと人との距離があまりにも近いんですけど、アメリカではその距離感が一気に遠くなるので、それによって生まれた解放感は節子を演じていくうえで活かされた思いますし、それだけで表情も全然違うものになったんですよね。ギュッと縮こまっていた人がポンッとはじけるとこうなるんだろうなというのも感じましたし、ロスの太陽と広大な土地は人をあんなふうにオープンにさせてしまうんだとわかりました。今回、節子が恋に落ちるアメリカ人男性を演じたのは、ハリウッド俳優のジョシュ・ハートネット。以前はトップスターとして数々の主演作をこなしていましたが、私生活を優先するためにハリウッドからは一時期離れており、ここ数年で本格的にメジャー復帰を果たしたばかり。実際にジョシュと共演してみて、どういう印象でしたか?寺島さん気取ったところもまったくないし、とにかく普通にいい人なんですよ(笑)。「自分を見失ったから、一回ハリウッドを出ちゃおう」と思うような素朴で健康的な考えがある人なんだなとも感じました。それに、彼はこれまですごいキャリアを積んできたにも関わらず、新人監督である平栁監督の言うことでも真摯に受け取っていて、一生懸命がんばっていました。だから、一緒に仕事がしやすい人でしたね。あと、彼の演技を見て思ったのは、アメリカの役者はすごく訓練されているんだなということ。ちょっとした映り方もわかっていて、ハリウッドで活躍するためにはこういう技術も身につけないといけないんだなと思いました。現場では即興の演技もあったそうですが、役者同士で話し合ったことは?寺島さん今回は、監督とジョシュ、監督と私というようにそれぞれ別に話すようにしていました。というのも、私はどうやってジョシュの心を揺らがそうかという作戦を立てていたので、あえて話し合わないようにしていたんです。監督も私には抽象的なダメ出しで、ジョシュには具体的なダメ出しという感じで、人によって違う導き方をしていました。ジョシュは日本語も話さないといけなかったし、すごく苦労したと思いますよ。でも、そうやって迷っている顔もすごく魅力的でしたね(笑)。撮影の合間で印象に残っていることはありますか?寺島さん南果歩さんはジョシュにいろいろと話しかけてあげたりしてすごく優しかったけど、私はそんなに優しくなかったかも(笑)。というのも、私はいわゆるストーカーみたいなになってしまう役だったので、彼とは距離を置いて、遠くからじっとりと観察しているような感じでした。だから、ジョシュも私のことをちょっと気持ち悪いと思っていたかもしれないです(笑)。本作の節子はひとつのできごとで人生が大きく変わってしまいますが、ご自身もそういう経験はありますか?寺島さん私もけっこうありますよね。『赤目四十八瀧心中未遂』という映画では、本屋さんで偶然原作を手に取って、すごく感動して、作者に手紙を書いたことが出演したきっかけでした。そのほかにも『ヴァイブレータ』では、たまたまバーで飲んでいたときに、そこでオーディションをしていて、作者が「ああいう背中をしている女の人がいいんだよ」と私に言ったことで主演することになったんです。だから、私も監督と同じですべての偶然は必然だと思っています。そんなふうに、運命とかひらめきとか出会いとかタイミングとか、そういうものに逆らわずにここまできたので、細かいことの積み重ねだったりしますね。ひとめぼれで結婚する人もいるし、どこかのパーティで知り合った人がプロジェクトにつながることもありますよね?だから、そういうきっかけを私も逃したくないと思ってアンテナを張るようにはしています。人生は一度きりですからね。仕事や恋愛で悩んでいるananweb読者に向けてアドバイスはありますか?寺島さん私は日々環境が目まぐるしく変わっているので、「いろいろなことを考えないで、目の前に来た敵だけ倒す!」という感じなんですけど、ちゃんと研ぎ澄ましていたほうがいいかなとは思っています。もちろん疲れますけど、そのほうが得るものはあるのかなと。面倒くさいと言っちゃえばそれまでなんですけど、面倒くさいことをあえてやるときもたまにはあっていいんじゃないかなって思っています。私はそこでけっこういろいろなものを得てきたので、面倒くさくならないで欲しいなというのはありますね。あと、いまは室内でパソコンと一緒に生活をしている人が多いので、それだけで満足している人がいるかもしれないですけど、アナログな部分というのも捨てたもんじゃないなと私は思っています。つまり、実際に自分の足で赴いて確かめるとか、自分で食べてみて感じるとかですが、そういうことでほかのものが得られたりすることは意外とたくさんあると思いますよ。最後に、この作品を観る方にメッセージをお願いします!寺島さん若い人から見ると、「こんな40代になりたくない」と思うかもしれないですけど、人生において宝だなと思える瞬間というのは意外と転がっていると感じられる映画になっています。見方はみなさんそれぞれなので、そのなかで何かひっかかるものがあればいいかなとは思いますね。インタビューを終えてみて……。どんなに忙しくてもつねに明るく前を向いているイメージの寺島さんは、仕事も家庭も両立させており、働く女子にとっては目指したいところ。それだけに、面倒くさがってはいけないというアドバイスは身に沁みます。そんな寺島さんは、今回体当たりで節子を演じていますが、女子ならその姿からも多くのことを感じることができるはずです。混乱の先にこそ答えがある!ふとした出会いがきっかけとなって思いがけない方向へと進んでしまうときもあるけれど、それこそが人生のおもしろいところ。満たされない思いを日々抱えながらも、自分を変える勇気がないのなら、本作がその一歩を踏み出すきっかけとなるかも!?ストーリー会社員として東京で働く43歳の節子は、単調な毎日を過ごしていた。そんなある日、姪から突然連絡があり、前払いした英会話教室を代わりに受講して欲しいと頼まれる。仕方なく受講料を払って向かった先で出会ったのはアメリカ人講師のジョン。そこで、「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられた節子は、自分のなかに眠っていた感情が解き放たれるのを感じるのだった。しかし、恋する幸せを味わったのもつかの間、ジョンは日本を去ってしまうことに。アメリカまで追いかけた節子が旅先で見つけたものとは?ハグしたくなる予告編はこちら!作品情報『オー・ルーシー!』4月28(土) ユーロスペース、テアトル新宿他にてロードショー配給:ファントム・フィルム© Oh Lucy,LLCヘアメイク:片桐直樹(EFFECTOR)スタイリスト:中井綾子(crepe)Tシャツ¥19,000、パンツ¥35,000(ミュラーオブヨシオクボ tel03-3794-4037)/ピアス¥41,500(1個ずつ売り)、リング¥150,000(カラットアー/アイワ tel03-5738-8351)声には出せなくても、誰のなかにもあるものといえば、愛し愛されたいという欲求。しかし、それを求めるあまり、周りから痛いと思われるような行動を取ってしまったという人もいるはず。そこで、そんな女子には反面教師としてもオススメしたい映画話題作『オー・ルーシー!』をご紹介します。今回は、痛いけど憎めない主人公を熱演したこちらの方に本作の魅力についてお話を聞いてきました。それは……。写真・水野昭子(寺島しのぶ)
2018年04月25日●"最大の問題"を解決したかった2月23日に著書『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術』(太田出版)を発売したニッポン放送の吉田尚記アナウンサー。吉田アナは現在、同局で『ミュ~コミ+プラス』(毎週月~木曜 24:00~24:53)のパーソナリティも務めている。その吉田に新著のテーマである"没頭"についての話題はもちろん、ラジオパーソナリティに必要となるスキルやラジオの今後などについても聞いた。○大学4年生のときに起きた「事件」吉田尚記(よしだ・ひさのり)1975年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ニッポン放送アナウンサー。『ミュ~コミ+プラス』(毎週月~木曜 24:00~24:53)のパーソナリティとして「第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞」を受賞。「マンガ大賞」発起人および選考委員。著書『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)が累計13万部(電子書籍を含む)を超えるベストセラーに。近著に『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術』(太田出版)がある。マンガ、アニメ、アイドル、落語、デジタルガジェットなど、多彩なジャンルに精通しており、年間100本におよぶアニメやアイドルのイベントの司会を担当している。Twitterアカウント @yoshidahisanori――個人的に吉田さんが『オードリーのオールナイトニッポン』で弄られているのが好きです(笑)。3月31日放送回でも「ニッポン放送に"よっひ"のセグウェイが置いてあって、局内をセグウェイで移動してる」と若林正恭さんに弄られました。乗ってないわ(笑)。今回も厳重に抗議をしとかないといけないですね。――ただ、その後に若林さんは「嘘ってちゃんと言わないと、後々Twitterで怒られるかもしれないから」とも言ってました(笑)。そんな吉田さんは今回、著書『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術』を発売されたわけですが、このテーマにしたきっかけをお聞かせください。いきなりですね(笑)! 出発点には、「俺、苦労してないな」というコンプレックスがあったんですよ。でも現在、いろいろ経てそういった不安が解消され、「あれはなんだったんだろうな」という。この本の中でも書いたんですけど、大学4年のときに激鬱だったんですよ。――TSUTAYAへためになる映画を探しに行った結果、6時間立ち尽くしたという「事件」ですね。そうです、そうです。大げさにいうとこれは、正しく生きるためにはTSUTAYAで何を借りるべきか、本当に一番正しく生きるにはどうしたらいいかってことなんですよ。少しでも面白い人にならなきゃという。でもそういうことじゃなかったぞ、というのが後に分かったです。○「苦労してない人が不安になる」という大問題――なぜそういうことではないと分かったのですか?ニッポン放送に入社後、仕事行くのが嫌で仕方なかったわけですよ。放送に出るなんてすごいプレッシャーで、人前で喋るの絶対嫌だと。でも問答無用でやるしかなく、必死でした。その時は不安が原動力なんですけど、開き直っているので、他のことをなにも考えてないで一生懸命に没頭してたんですよ。そういったことを何百回と繰り返しているうちに、不安なことがそれほど気にならなくなっていました。大学のときに鬱々として過ごしていたのが、本当に無駄だったなと(笑)。――確かに暇なときほど不安になりますよね。本当にそう。「小人閑居して不善をなす」という言葉がありますけど、マジでたいしたことない人間に暇与えてもろくなことないですよ。そう自分でも思います(笑)。でも、大昔の人たちはきっと、今みたいな世の中を作りたかったんだと思うんですよ。――それはどういう意味でしょうか?原始的な生活から始まって、命の危険がすぐそばにあったり、単に生きていくのが大変な社会を、人類は経験してきたんだと思うんですね。野生動物に襲われて死ぬと嫌なので、文明で都市を作って、危ない人が現れたらそれを防ぐ社会制度をつくってと、やっとできたのが今の余裕ある生活なんだと思うんです。でも、せっかくたどり着いた余裕ある生活には、「苦労してない人が不安になる」という大問題があった。そのやんわりした絶望が最大の問題だと考え、これを精神論ではないアプローチで解決することをやりたかったんですよ。『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術』(太田出版)人生におけるラスボス「なんとなくつまらない」や「うっすらとした不安」に立ち向かう方法。その答えは没頭力。「ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りて眠る」=「人生を上機嫌で過ごす」ための没頭する技術を、倉本美津留さん(放送作家)、斎藤環さん(精神科医)、原井宏明さん(精神科医)、桜井政博さん(ゲームクリエーター)、石川善樹さん(予防医学者)ら没頭の達人たちととことん突き詰めた1冊。――本著ではそのやんわりした絶望からの解決策こそが「没頭」だとしてます。どうもこれは「一生懸命やってるか、やってないか」の1点が大切なんだろうなとは思っていて、最終的に没頭していればいいと気づかせてくれたのが、この本の中に出てくるマーティン・セリグマンの「ポジティブ心理学」です。人間の幸福は3種類(快楽、意味、没頭)だと言ってたのが衝撃的でした。――先ほど「精神論ではないアプローチで」とお話しされた通り、『没頭力』では精神科医や予防医学者の方などにも取材することで、「没頭」する方法を示してますね。いろんな先生にお話を聞いたら、没頭は不安から始まるということが分かりました。「不安→開き直り(作業的アプローチ)→没頭」でしか訪れない、すごく簡単なことであると。人生は結局、全部それじゃんと気づきました。●芸能人のカリスマ性はラジオで決まる?○「人から影響受けるのを1mmも恥ずかしいと思わない」――「没頭」といえば、吉田さんはアニメ、ガジェット、自転車、アメフトなど、多趣味であることでも知られています。吉田さんがそういったものにハマるきっかけはなんですか?人から魅力を説明されると面白くてたまらなくなるんですよ。例えばアメフトにしても、ルールを説明してもらって中継を見たりすると、あまりにも観客が熱狂してるので、「これは面白くないわけがない」と思ったんです。そうするとどこが面白いんだろうと自然に探すんですよ。で、一度好きになったものは、もうずっと好きなままですよね。最近知り合った方がアメフトにすごく詳しいのもあって、最近アメフト熱が盛り上がってます。今年は東京ドームに「ライスボウル」を見にも行きました。――同じくアメフト好きな若林さんとは行かれたりしないんですか?まったくないです! まったくプライベートの交流ないですから! マジで電話を勝手にかけてくるだけですから。(※『オードリーのオールナイトニッポン』では、若林が吉田に電話を突然かける場面が見られる)。――そうなんですね! 話は戻りますが、趣味にハマるきっかけとして、人からの影響が大きいんですね。人から影響受けるのを1mmも恥ずかしいと思わないです。人から影響を受けたら得じゃないですか。好きなものが増えた方が得だと思ってるんですよ。アイドルの世界には"DD"(だれでも大好き)という言葉があり、若干否定的なニュアンスで使われるんですが、論理的に考えたら"DD"の方が人生楽しいよなと思うんですね。僕はほぼすべてのことに関して"DD"的な考えですね。○ラジオパーソナリティが一番やってはいけないこと――ラジオのことについてもお聞きしたいと思います。ラジオパーソナリティにとって必要なことはなんだと思いますか?ラジオパーソナリティが一番ダメなのは、美味しくないものに対して美味しいと言うとか、嘘をつくことな気がしますね。秘密はいいけど、嘘はダメと思ってるんです。だからまずいものを食べたときに、美味しいと言ったら嘘だけど、黙ってるのはいいと思うんですよ。それこそ、若林さんはうまいというか、まんまそういう人ですよね。嘘はついてないでしょうけど、本当のことは言ってないなとみんな思ってますよね(笑)。――ラジオパーソナリティを長年務める伊集院(光)さんも、美味しくないものに対して美味しいとは言わない主義ですよね。ラジオで嘘は聞きたくないですよね。だからといってテレビでもあまりよろしくないと思いますが(笑)。テレビとラジオとでいうと、「芸人さんのある種のカリスマ性を決めるのはラジオ」と、あるラジオディレクターの方がおっしゃていました。ラジオで天下をとってもなんも起きないメディアなんですけど、ラジオで天下をとらないと芸能界のトップオブトップにいけないんですよ。たけしさん、タモリさん、明石家さんまさん、爆笑問題、ナインティナインなど、皆さんラジオやられてますよね。――確かにそうですね。芸人さんじゃなくても、同世代の他のイケメン俳優さんたちと比べて、福山雅治さんが格上な感じするのも、ラジオをやっていたからだと思うんです。――それでは次に、IT分野にもお詳しい吉田さんは、ラジオの今後についてどう考えているのかについてもお聞かせください。AIでテレビタレントはもしかしたら作れる感じはしますが、ラジオタレントはたぶん無理なんですよ。IT批評家の尾原(和啓)さんによると、「AIでは知的仕事の効率化を目指すものはほぼ代用できるはず。では最後に残るのはなにかというと、『偏愛』である」と。――ラジオパーソナリティは「偏愛の塊」だということですね。確かに『オールナイトニッポン』をやっている岡村(隆史)さんもよく風俗の話をしてますね(笑)。そう思うんですよ。ラジオパーソナリティは偏愛を貫き通した人なんですよ。これからのAIの時代になぜラジオパーソナリティが必要かというと、AIは効率化はしてくれるけど、偏愛はしてくれない。その一方で、僕らラジオパーソナリティは偏愛ばかりを供給してるからということですね。
2018年04月18日寺島しのぶがアカデミー賞前哨戦の1つであるインディペンデント・スピリット賞において主演女優賞にノミネートされた日米合作の話題作『オー・ルーシー!』。本作で、寺島しのぶ演じる節子の姪・美花を熱演する忽那汐里が、キュートなメイド姿を見せる場面写真がシネマカフェに到着した。今回解禁となった場面写真は、主人公の節子(寺島さん)がメイド喫茶でアルバイトをする美花(忽那さん)が「話があるの!」と突然呼び出される場面。独身の節子は、この姪っ子にめっぽう弱いのだ。■忽那汐里、メイド姿で「美味しくなぁれ、にゃんにゃんちゅっ」このたび到着した場面写真では、眩しいくらいにメイド服を着こなした忽那さんの貴重な姿や、少し照れながらも「それでは、お席までご案内します!」とノリノリで、節子の注文した紅茶に「美味しくなぁれ、美味しくなぁれ、にゃんにゃんちゅっ」とおまじないをかける、そんな可愛すぎる姿は必見!紅茶を飲んだ節子の顔もニヤニヤ緩み、慣れない場所に戸惑いながらも「美味しい…」と完全に美花のペースに持っていかれっぱなし。「で、話ってなに?」と切り出すと、「叔母ちゃんにお願いがあるの…実は私の代わりに英会話教室を取って欲しいの!」「どうしてもいま、お金が必要なの!」と、あの手この手ですり寄る美花に言われるがまま、節子は美花から貰った無料お試し券を持って英会話教室へと向かい…。これから待ち受ける人生を変える出来事が、この英会話教室から始まることも知らずに新たな扉を開いていく、寺島さん演じる節子。そんな叔母を翻弄する自由奔放で、天真爛漫な女性を演じる忽那さんは、いままでの優等生なイメージとはまた違った魅力を見せている。『デッドプール2』にも出演する、世界で活躍する若手女優の新たな一面をご覧あれ。『オー・ルーシー!』は4月28日(土)よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オー・ルーシー! 2018年4月28日よりTOHOシネマズ 日本橋ほか全国にて順次公開© Luca Bigazzi
2018年04月15日女優の寺島しのぶの主演舞台『ヘッダ・ガブラー』が、7日に初日を迎えた。会場は東京・Bunkamuraシアターコクーンで、他、小日向文世、水野美紀、池田成志、段田安則らが出演している。『近代演劇の父』と称され、『人形の家』等の代表作でも知られるヘンリック・イプセンの戯曲『ヘッダ・ガブラー』。主人公のヘッダは、発表当時から「悪魔的、破滅的」と形容されてきたという。「将軍の娘」として恵まれた環境に育ち、自由で享楽的なようで、実は臆病で社会の規範から外れることを恐れている。常に何かを渇望しながら、それが何かが自分ではわからず、いつもフラストレーションを抱え、他人が何か「生きがい」や「目的」に目を輝かせるのは面白くなく徹底的に邪魔をする、という主役に寺島が挑む。ヘッダの夫・イェルゲンを小日向、ヘッダの元恋人で、最後には彼女の歪んだ美学に捕われる男・レェーヴボルクを池田、自立を期す女性・エルヴステード夫人を水野、衝撃の結末のカギを握る男・ブラック判事を段田が演じる。演出は栗山民也が務めた。公演は4月7日〜30日。
2018年04月08日大人の女性が語る“官能の本質”。さまざまな経験と卓越した感性を持つ女優の一人、寺島しのぶさんに“官能”について聞いてみました。想像することのいやらしさに、官能がある。官能とは、女性ホルモンを刺激するものだと思うんです。私にとっては、それをもたらしてくれるのが男性。つねに男性には興味を持っているし、私が「素敵だよねー」って話すのを、旦那さんはいつも何も言わずに黙って聞いてくれています。男性は、個人的な好みで言うとマッチョな人がタイプですし、筋骨隆々な背中に顔を埋めてみたいという願望もある(笑)。でも、それを実行に移すかといったら、それは少し違う。それじゃ単なる性欲を発散する行為になってしまって、情緒がないんですよね。私が男性に官能を感じるのは、女性とは決定的に異なっているからだと思うんです。私は男社会で育ってきて、メンタル面ではかなり中性的。女優という仕事も、男性目線で女性の見え方を考えて演じていたりしますし。ただ、どうあがいても自分の性は女で、男性には自分にはないものがある。でも持っていないものを持つ相手だからこそ興味が惹かれるし、わからない部分があるから想像を掻き立てるんです。だから私は女子会反対派。互いに慰め合うことはできても得るものはないと思っています。官能と似た意味の言葉に、エロティシズムがあると思うんですが、官能は淫靡なイメージ。エロティシズムは、肉体と直結して性欲を刺激する具体的なもので、もっとシンプルで単純な気がします。エロと官能の何が違うかといったら、官能はこの人と喋るのが楽しいとか、声を聴いているだけで嬉しいとか、仕草が美しいとか、性的なものとは直接的には結びつかないものが大事だということ。それが脳を通して心のひだに一枚一枚触れていって体が反応していく…ぞわぞわするような感覚。いやらしいことを頭で想像したり、妄想を掻き立てられたり。そっちの方が官能的だといえるんじゃないでしょうか。女優として作品のなかでエロティックなシーンを演じることがありますが、ヌードになることや、行為のシーンを演じることが官能を表現していると考えてはいないんです。これは完全に無意識でやっていたことですが、セクシーに見せる時に意識するのは、言葉を交わさない間の、相手に目線を送るタイミングだったり、ふっと触れるわずかな瞬間だったり。なかには、佇んでいるというだけの場面が、ものすごく色っぽく見えることもある。その時に大事にしているのは“間”。色気って間に宿るんです。逆に、セリフを喋っている時には、なかなか表現しづらかったりして。無言の間には、言葉以上にさまざまな感情が交錯していて、対峙する相手に、「一体何を考えているんだろう」って想像させる力がある。例えば、作品のなかで恋人同士を演じることがあります。その相手と実際に恋愛に至る方もいますが、私は、カットがかかったら現実に戻って、「じゃあ明日」と言ってそれぞれの家に帰る、その寸止め感が好き。その方が、演じている時の濃密度は増す気がします(笑)。それに、現実にしてしまうより、フィクションのなかに閉じ込めておく方が、想像を膨らませることができてよりエロティックな感じもしますし。自分のなかの官能を育てるには、想像力を広げること。それには、本を読むのがいいんじゃないでしょうか。いまって、調べればインターネットですぐに情報が得られる時代ですけれど、すぐに得られるものには想像の余地がないですよね。本はビジュアルがないぶん、いくらでも自由に想像を広げられます。そして本からいろんな人生や価値観を知ることで、想像力をさらに豊かにしていけるはずです。てらじま・しのぶ女優。4月7日より上演の舞台『ヘッダ・ガブラー』に主演。19世紀末、恵まれた環境に育ちながらも日々フラストレーションを抱える主人公・ヘッダを演じる。※『anan』2018年3月14日号より。文・望月リサ(C)Vladimir Vladimirov(by anan編集部)
2018年03月08日寺島しのぶが主演し、すでにアメリカやフランスでの劇場公開も決定するなど、全世界から公開が熱望される平柳敦子長編初監督作品『オー・ルーシー!』が、4月28日(土)より日本で公開されることが決定。あわせてメインビジュアルが到着した。何事にも満たされない日々を過ごす43歳独り身の会社員・節子が、ふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京とLAで大騒動を巻き起こす様を時に赤裸々に、時にユーモアたっぷりに描く本作。日本人監督作品として10年ぶりにカンヌ国際映画祭批評家週間に選出される快挙を成し遂げ、オスカーの前哨戦として注目されるインディペンデント・スピリット賞において、新人作品賞と主演女優賞にノミネートされた話題作だ。解禁されたビジュアルは、金髪のウィッグを付けた寺島さん演じる主人公・節子が口にピンポン玉を挟み、こちらを見つめるインパクトの強い一枚。実はこれ、劇中で節子が初めて英会話教室を訪れ、講師のジョン(ジョシュ・ハートネット)から“ルーシー”というアメリカンネームを与えられた直後のシーン。ジョンへの淡い恋心を抱くようになり、ビジュアルの節子の表情は、新しい自分に出会った驚きや喜び、戸惑いなど様々な感情を想起させるものとなっている。また、共演の南果歩、忽那汐里らの姿を写したカットも挿入されてる。寺島さん自身もこのビジュアルがお気に入りだそうで、「人生ふとしたきっかけと出会いで大きく変わることがあるのです。たとえ彼女が望んでいなかったとしても…。このピンポン球が彼女を大きく狂わせる。初めての日米合作映画は私にとってまた新たな領域への第一歩となりました。沢山の方に観て頂ければ幸いです」とコメントを寄せている。『オー・ルーシー!』は4月28日(土)よりユーロスペース、テアトル新宿ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月19日2018年1月2日(火)に放送されるTBSの新春ドラマスペシャルが、高嶋哲夫・原作の「都庁爆破!」に決定。長谷川博己に吉川晃司、リリー・フランキー、寺島しのぶ、渡部篤郎という超豪華キャストが競演する。原作は、2001年9月11日米同時多発テロの直後に発表された、「TSUNAMI 津波」「富士山噴火」などで知られる高嶋哲夫による「都庁爆破!」。世界中いたるところでテロが起きている現在。人々の日常を引き裂き、家族の絆を、愛する人たちを引き裂くテロ。もしも、東京で起きてしまったら…?大切な人が巻き込まれてしまったら…?本作ではクリスマスイブの日、都庁が突然火を噴き、展望台にいた客がテロリストたちに人質に取られる。都庁を爆破したテロ組織は日本政府に要求を突きつけるが、未曾有の事態にどう対応するのか、政府と東京都は対立。刻々と迫るタイムリミット…。家族を人質にされた1人の男・元自衛官の本郷裕二は妻と娘を助けるため、テロ組織に挑み、テロリストたちに立ち向かう!自分は家族をこの手で幸せにできるのか、自信をなくしていた本郷。しかし、テロによって家族の愛しさ、尊さを痛切に感じ、テロリストたちと戦う強さを得ていく。彼はテロリストに引き裂かれた家族の絆を取り戻すことができるのか?■長谷川博己、妻と娘を救うためテロリストに立ち向かう元自衛官で、爆弾処理隊の隊長だった本郷裕二を演じるのは、『シン・ゴジラ』でも主演を務めた長谷川さん。「人の命を守りたい」「国を守りたい」という強い思いで自衛官になったが退官し、人生に対し熱意がなくなり失意の中にいる自分が、妻と娘を幸せにできるのか、と悩んでいる、という役どころ。爆破された都庁に潜入する。「PKO活動中に起きた事故により心に傷を負い、本来の職務から離れた元自衛官の役です。虚無感に苛まれた本郷が、東京で起きたテロにより、家族や人、そして国家に対する思いがどの様に変化していくのか、役を通して私自身も体験していきたいと思います」と長谷川さん。「目を背けたくなる現実を前にしたとき、人々はどういう選択をするのか?決して他人事ではないこの悪夢は、視聴者の皆様にも問いかける作品になるのでは」と見どころを語り、「新年早々、過激で、息もつかせぬエンターテイメント作品をお見せできるようスタッフキャスト一丸となって努力したいと思います」とアピールする。■吉川晃司、頭脳明晰な米・国防総省情報次官吉川さん演じるケイン高村は、アメリカで生まれ育った日系三世で、米軍、CIAを経て、米国国防総省の担当情報次官。かつてイラク派遣時に本郷(長谷川さん)が彼の部下を助けて以来、友人関係にある。頭脳明晰。冷静沈着。今回、ある情報を得て日本を訪れ、友人である本郷と行動を共にする。長谷川さんとは共演はあるものの、がっつりと組むのは初という吉川さんは「彼の持っている色はちょっとアーティスティック。カッコイイヤツだなあと思ってたので、今回一緒にやれるのが楽しみ」という。「僕が演じるケインはちょっとねじれてた方がいいかなと思っています。日本で生まれ育ったわけじゃないので『和を以って貴しと為す』ようなところはないんじゃないかな」と自身のキャラクターについて言及し、「国の舵を取る方たちにぜひ見ていただきたいですね。こういう世の中ですから、みなさんがスカッとするようなドラマになるといいな」と期待を込めた。■寺島しのぶ、都民第一の都知事大池由紀子は総理に対する東京都知事。強い女性政治家像を打ち出し、圧倒的な支持率を武器に、常識にとらわれない政策を次々と打ち出している首都東京の顔。そんな強い女性リーダーを演じた寺島さんは、「性別に関係なくリーダーになるということは大変な責任があることなのだと実感しました」とコメント。「お正月から危機的なドラマですが、そこの裏にある人間それぞれの模様を視聴者の方に読み取っていただけると幸いです」と視聴者にメッセージを送る。■リリー・フランキー、テロ対策の主導権を握ろうとする総理政治家一族に生まれた内閣総理大臣を演じるのは、リリーさん。都民人気におされた都知事の強硬姿勢に辟易しており、テロ対策の主導権を自ら握ろうとするという気になる役どころだ。■渡部篤郎、国際的テロリストそして国際的なテロリスト集団「IF」の中心人物で、狂信的な支持者を集めるテロリストを演じるのは、渡部さん。カリスマ的な統率力を持ち、これまでにも数々の国際的なテロを企ててきたという危険な男に扮する。「日本ではあまり考えられない題材ですが、海外ではよく見かける題材だと思います。リアリティをどう見せるかが、出演者、スタッフの力の出しどころだと思います」と渡部さん。「実際にはあってはならないことですが、エンターテインメントとして、見ごたえのある作品にしたいと思います」と気合い十分。新春らしく超豪華キャストが顔を揃えた本作。テロが起きたとき、“大切な人を守る”とはどういうことなのか?“平和を守る”とは?さまざまな問題を親子愛、夫婦愛、友情が乗り越えていくエンターテインメントドラマとなりそうだ。新春ドラマスペシャル「都庁爆破!」は2018年1月2日(火)21時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月13日テレビ東京では、寺島進扮する“駐在さん”こと江波敦史が活躍する人気シリーズのスペシャルドラマ「駐在刑事スペシャル」を10月13日(金)に放送することを決定。今回はゲストに黒木瞳を迎え、人情味あふれる“駐在刑事”が傷ついた子どものために奮闘する物語を描くという。奥多摩・水根に駐在する警察官・江波敦史(寺島さん)は、かつて警視庁捜査一課の刑事として活躍していた。しかし担当事件の取調べ中、重要参考人の中瀬由紀子(杉本彩)が服毒自殺したことで左遷されることに。赴任してから4度目の夏。いまや地元では“駐在さん”と呼ばれ慕われている。ある夕方、江波は山岳ガイド・池原孝夫(鈴之助)に呼び出され、奥多摩山岳ガイドセンターへ。登山道具がなくなってしまったという。盗んだのは合宿に来ている少年山岳会の三田浩樹(小林喜日)だった。大人でも過酷な槍ヶ岳のクラシックルートを登りたくて持ち出したと江波に打ち明けるが、そこにはある理由が…。駐在所では、老舗旅館の女将・池原美也子(市毛良枝)と、アウトドア用品メーカーのサンレイ副社長・羽川雄一(飯田基祐)が、江波の帰りを待っていた。宿泊客の権藤則夫(大浦龍宇一)が森から帰ってこないという。サンレイでは、水根で “サンレイの森”というレジャースポットを作る大規模計画が進行中で、権藤はその計画責任者。だが早速森へ向かった3人が発見したのは、権藤の撲殺体だった――。今回ゲストとして出演する黒木さんが演じるのは、警視庁捜査二課理事官の緒方綾乃。冬山遭難事件、奥多摩で起きた殺人事件、そして森林開発に絡む贈収賄事件――。複雑に絡み合う3つの事件を、駐在・警視庁捜査一課・捜査二課、それぞれの立場の人間が対立しながら解決へ突き進んでいく。主演の寺島さんは、「江波という駐在所の警察官は庶民派で、自然を愛していて、お年寄りやこどもや女性に優しい人間。二枚目気取りしてない所も自然体で魅力なんじゃないかと思います」と自身の役柄について語り、「奥多摩の大自然の美しさと黒木瞳さんの吸い込まれるような美しさ!!もうこれが見どころでしょう!一緒に会話してて吸い込まれてセリフを忘れちゃうこともあるくらい」と見どころをアピール。一方、「刑事を演じるのはすごく久しぶり」と言う黒木さんは、「『刑事貴族』に出演したとき以来、久しぶりに拳銃も持たせていただきました。寺島さんとは前に夫婦役を演じたことがあり、気心は知れてるのでお芝居も阿吽の呼吸・勝手知ったる…という感じでとても安心して現場に入ることができました」と撮影は順調だったよう。また「私が演じる緒方綾乃は何かを思って水根に来た、ミステリアスな部分や正義感みたいなものを引き受けたキャラクターだと感じています。自然豊かなところで活躍する駐在さんを『ぎゃふん』と言わせる綾乃を是非みてください!」とコメントしている。ドラマ特別企画「駐在刑事スペシャル」は10月13日(金)20時~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月22日浅野忠信と田中麗奈が夫婦役を務める、直木賞作家・重松清が1996年に発表した同名傑作小説を映画化した『幼な子われらに生まれ』。この度、浅野さんと寺島しのぶの演技力が光る、即興芝居で生まれた名シーンが映し出された本編映像がシネマカフェに到着した。今回公開されたのは、浅野さん演じる主人公・田中信と寺島さん演じる信の元妻・友佳の回想シーン。本作が絶賛される理由のひとつに、「エチュード手法で挑んだ役者たちの、見事な演技力」が挙げられるが、それが良く分かるのがこのシーンだ。映像は、当初夫婦だった2人の間に子どもができるも、キャリア志向の友佳は相談もなく勝手に子どもを堕ろしてしまい、それを信が知って揉めてしまうという内容。実はこのシーン、脚本では2行ほどしかないという渾身のアドリブシーン!突如喧嘩になるという、いきなりやろうとしたら普通は気持ちが入りづらく、リアルさに欠けてしまうところを、「ベッドルームに友佳のシステム手帳があって、そこに紙が挟まっている。信はいつも彼女の携帯を見てしまうタイプの男。信が友佳の手帳に挟んでいる紙を見たら、術後の諸注意が書いてある。2枚目に手術を許諾しますという書類があって、そこには信のサインが必要なのに、自分(信)が書いていないサインと判子が押してある」という状況から始めたら一体どんなことになるかを、きっかけだけを作って浅野さんと寺島さんが即興でお芝居。台本を重視しながらも、とにかくその場で作り上げていく空間を大切にした演出法だ。また例えば、脚本に「全部後悔すると思う」というセリフがあったのに対し、信をもっとカチンと来させたいと思ったときに、監督はそのセリフをもう少し強調させたいと寺島さんに伝えると、寺島さんは「全部全部全部後悔すると思う!」と叫び、音を立ててドアを閉めた。実際に使用するカットの前後で、カメラがまわっていない部分も芝居をして作り上げており、だからこそこの短いシーンでもリアリティが溢れ、緊迫したシーンになり、役者の凄みを見せつけるシーンに仕上がった。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月28日「天野尚 NATURE AQUARIUM展」が、東京ドームシティの「ギャラリー アーモ(Gallery AaMo)」にて開催される。期間は、当初2018年1月14日(日)までだったが、好評につき、1月21日(日)まで1週間延長。水景クリエイター・天野尚とは天野尚は、水草や石、流木、熱帯魚などを用いて、水槽の中に大自然を再現する作品「ネイチャーアクアリウム」で知られている世界的・水景クリエイター。欧州発祥の水草レイアウトに、禅の思想や日本の「侘び、寂び」の表現を取り入れた作風は、写真集として発表されると世界に大きな衝撃を与えた。同時に、自然写真家としても活動し、アマゾンをはじめとした世界三大熱帯雨林、佐渡島や屋久島など日本の「手つかずの自然」を大判フィルムで精力的に撮影。自然を克明に記録した独自の“生態風景写真”は、国内外で高い評価を得ている。ネイチャーアクアリウム×写真の特別展示本展は、水景クリエイター・天野尚と「ネイチャーアクアリウム」をテーマにした日本初の大規模展覧会だ。会場では、彼が生み出した「ネイチャーアクアリウム」と大判写真作品を組み合わせた展示を展開。本展のために製作された特別水槽「巨大ネイチャー水草ウォール」を含む水槽作品11点のほか、リスボン海洋水族館収容されている、全長40mの世界最大ネイチャーアクアリウム「水中の森」を映像で再現。さらに、2008年7月開催のG8北海道洞爺湖サミットの会場に飾られた佐渡原始杉の超特大写真パネルや、「世界水草レイアウトコンテスト」受賞作品写真の初展示など、超大判フィルムに撮影した最大8mの生態風景写真や水景写真を見ることができる。【詳細】天野尚 NATURE AQUARIUM展期間:2017年11月8日(水)〜2018年1月14日(日)延長期間:2018年1月15日(月)~2018年1月21日(日)時間:平日 12:00〜17:00 / 土日祝 10:00〜17:00※開催期間中無休※年末年始の営業時間については、決まり次第公式ホームページ等にて開示料金:・当日 一般 1,300円 / 大学・高校生 1,100円 / 中学生以下 800円・前売 一般 1,100円 / 大学・高校生 900円 / 中学生以下600円※前売は各プレイガイドにて9月下旬より発売予定※未就学児無料©2017 AQUA DESIGN AMANO CO.,LTD.
2017年08月27日織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆という今後の日本映画界を担う若手俳優陣と、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子という日本の映画界・演劇界を支えてきた名優たちが競演を果たす、日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』。このほど、織田さんら日本人キャスト陣と、本国オーストラリアやブロードウェイで活躍する俳優ブランドン・マクレランドの新たな場面写真とともに、寺島さんや渡辺さんらが本作について語るコメントがシネマカフェに到着した。ちょうど50年前、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否し、アメリカを去ったロジャー・パルバース監督が、「“国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたい」と、通常“卑怯者”とみなされる脱走兵をヒーローとして描いた本作。1945年の太平洋戦争の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵と米兵、そして彼らを見つめる少女が織りなす物語で、「非暴力」がテーマであるため、“反戦映画”ながら戦闘シーンなど残虐なシーンは映像化していないことも話題を呼んでいる。そんな本作から今回到着したのは、米国人脱走兵のボブ(ブランドン・マクレランド)と彼の世話を焼く洋海(織田梨沙)のロマンチックなシーンや、一転、日本人脱走兵・隆康(満島真之介)の兄であり、重傷を負って除隊した後も国への忠誠心を誓う一(はじめ/三浦貴大)と力強い瞳で対峙するシーンなどの場面写真。また、1945年の沖縄、爆撃で娘を失ったときの様子やその悲しみと憤りを、語りのみで観客に伝える儀間役の寺島さん、詮索好きに見えながら、実は洋海を心配し、気にかける隣人・吉上役の渡辺さんの姿も。さらに、2016年の現代の東京パートで、自分のやりたいことがわからず、何となく日々を送っている吉岡さん演じる女子大生・志保の真剣な眼差し、志保に成長のきっかけを与える教授役の石橋さんと老女役の緑さんの写真も到着。あわせて、寺島さんたちから本作へのコメントも寄せられている。■寺島しのぶとても重要な役どころだと思いました。織田さんはとても逞しく生きているこの役にぴったりな存在感があったように思います。■渡辺真起子沖縄の青い空と海が、ただそこにあり強く美しくあるように、織田さん演じる梅野洋海は汚れなく美しかった。この美しく悲しい物語が、未来の平和に繋がりますように。■石橋蓮司ロジャー(・パルバース監督)とは40年前からの友人で、常に彼の物の見方には賛同していましたが、今回は映画を通しての表現に参加できて、嬉しく思っています。彼の一貫した反戦思想に貫かれた、詩的な作品に仕上がったのではと思っています。■緑魔子STAR SAND…美しい響きと共に、恐い響きもする。この世で、一体どれだけの生と死が繰り返されてきたのだろう。全ての生き物は皆、1つ1つのいまを生きた。つながって現在、私たちはいまを生きている。吉岡里帆さん演じる美しくさわやかな、スマホ世代の若者の手に、洋海が集めたSTAR SANDのいっぱい詰まったビンを渡したとき、何故か一瞬時間が止まった様に静かな気持ちになった。雨あがりの小さな公園の樹木の葉っぱが、陽の光にゆれるのを永遠の様に感じた。パルバースさんありがとう。『STAR SAND ─星砂物語─』は8月4日(金)より東京・ユーロライブほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月23日「救急車を呼んで!」 寺島しのぶ(44)の声が劇場に響き渡った。7月6日に東京藝術劇場シアターウエストで初日を迎えた寺島主演の舞台『アザー・デザート・シティーズ』。事故が起きたのは、第1幕の終盤。娘役の寺島と大ゲンカのあと、父親役の中嶋しゅうさん(享年69)が言い負かされて立ち上がる場面で、意識を失って舞台から75センチ下の客席に落ちてしまったのだ。 突然の出来事に客席は騒然。反応がない中嶋さんの様子に、寺島は両腕でバツ印をつくり、中止を舞台監督に促した。 「お客さまのなかでお医者さまはいらっしゃいますか?」 偶然にも医師が見に来ていた。呼吸が止まっていたため、すぐさま人工呼吸と心臓マッサージが行われる。共演者やスタッフが中嶋さんのもとへ駆けより、「しゅうさん!」と呼びかけたが、意識が戻ることはなかった。 「目の前でしたから、しのぶさんは相当大きなショックを受けていました。中嶋さんはしのぶさんにとって、父親のような存在だったんです」(演劇関係者) 2人の初共演は約20年前に遡る。それ以来、中嶋さんを何かにつけ、頼るようになったという。 「13年前の『楡の木陰の欲望』の夫婦役で共演したとき、中嶋さんは事実婚を25年間も続けていた鷲尾真知子さん(68)と籍を入れたばかりでした。結婚理由を『生命保険の受取人に困るから』と説明していたのを、しのぶさんはニコニコして聞いていました。しのぶさんは物静かな中嶋さんには話しやすかったんでしょうね。しのぶさんの話を中嶋さんが『うん、うん』と聞いている姿をよく見ました。寺島さんは演技の相談だけではなく、『家族に迷惑かけない仕事をなるべくしていきたい』と人生相談までしていましたね」(前出・演劇関係者) 中嶋さんが倒れたとき、妻の鷲尾は舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の稽古が明治座で終わった直後だった。 「劇場からタクシーで直接病院に向かいましたが、死に目には間に合わなかったそうです。それでも翌日の初日の舞台に立たれた」(演劇関係者) 死因は急性大動脈解離。前出の演劇関係者がこう明かす。 「病院には共演者たちも詰めかけました。中嶋さんが亡くなったとわかったとき、しのぶさんは『どうして……』と号泣。『(親しい人が)もう死ぬのはいや』と涙ながらに漏らしたそうです。というのも2週間前にも交流のあった小林麻央さんが亡くなったばかり。麻央さんが最後に観た舞台は、しのぶさんが海老蔵さんと共演した『座頭市』だったそうです」 寺島が大女優になったことを心から喜んでいた中嶋さん。急逝を悼む声は止まないーー。
2017年07月13日5月3日に開幕した團菊祭で、寺島しのぶ(44)の長男・眞秀くん(4)が初お目見えを果たした。長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれたが、女性だから歌舞伎役者になれなかった寺島。跡継ぎは、弟・尾上菊之助(39)。“女を呪った”日々について、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) それから30年以上、母になった彼女は長男・眞秀くんの梨園入り実現に向けて動いてきた。15年2月に菊五郎が大量吐血し入院すると、寺島は「父の目が黒いうちに眞秀を後押ししてもらいたい」と本格的に“外堀”を埋め始めたという。 「彼女の夢の実現には、他の家元やお歴々への根回しが不可欠。それができるのは、父・菊五郎さんに他なりません。そのため寺島さんは菊五郎さんのもとに足しげく通うように。公演があるときは必ず眞秀くんを連れていくようにしていました」(歌舞伎関係者) 菊五郎との仲を深めていった結果、15年5月の團菊祭で驚きの“事件”が起きた。千穐楽の際、眞秀くんが菊五郎の腕に抱かれながら舞台初登場を果たしたのだ。 「寺島さんは、この團菊祭で海老蔵さんの楽屋にも眞秀くんを連れて行きました。そこで『眞秀があなたの大ファン。iPadの写真を見せると、いつもあなたのところで手が止まる』と伝えると、海老蔵さんは大喜びに。以来、家族ぐるみでも交流。眞秀くんは海老蔵さんの長男の勸玄くん(4)と同い年で、すぐ仲良しになったそうです」(前出・歌舞伎関係者) 菊五郎と海老蔵。梨園最強の後ろ盾を得たことで、眞秀くんの梨園入りは実現へと動いた。昨年4月に行われた取材会では、菊五郎が「(娘が眞秀を)どうしても歌舞伎役者にしたいっていうのでね。ならせるなら、ゆくゆくは梅幸を継がせるかね」と明言したのだ。 梅幸とは、もともと初代菊五郎の俳名。音羽屋の中で菊五郎に並ぶほど格式の高い名跡だ。父は、寺島の長男・眞秀くんにこの名跡を継がせる意向を示したことになる。菊之助の長男・和史くん(3)をさし置いてのこの発言は、“大逆転”として世間に伝えられた。 「もちろん音羽屋の本流は菊五郎を継ぐ和史くんです。ただ寺島さんの長男・眞秀くんは、音羽屋のなかでは女系。さらに父親が外国人という“不利”な条件下がそろっていました。そうした中での菊五郎さんの発言は、眞秀くんの将来に強力な“お墨付き”を与える意味を持つと思います」(前出・歌舞伎関係者) そして実現した、眞秀くんの初お目見え。寺島の胸には熱いものがこみあげたことだろう。 「眞秀くんがいま歌舞伎座の楽屋で使っている鏡台は、曾祖父にあたる亡き尾上梅幸さん(享年79)の使っていたものだといいます。それだけ眞秀くんの将来も嘱望されているということでしょう」(前出・歌舞伎関係者)
2017年05月13日「男の子ができたら歌舞伎役者にしたい」と結婚会見で語っていた寺島しのぶ(44)。その言葉が現実のものとなった。5月3日に開幕した團菊祭で長男の眞秀くん(4)が初お目見えを果たしたのだ。 『魚屋宗五郎』の丁稚役で眞秀くんが花道から登場すると、会場から「かわいい!」と歓声が。そんな姿を客席後方で見守っていた寺島とフランス人夫のローラン・グナシア氏(49)、そして祖母の富司純子(71)らは涙にむせんでいたという。 「ローランさんはアート・ディレクターとして海外で活動していましたが、日本を拠点にすることを決断。また寺島さんも眞秀くんが2歳のときから日舞を習わせるなど、早くから英才教育に乗り出しました。さらに夫妻は眞秀くんのために専用のシッターさんを雇っており、文字通り家族一丸となってデビューを支えてきたのです」(歌舞伎関係者) 長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれながらも、女性であるがゆえに歌舞伎役者にはなれなかった寺島。跡継ぎになれるのは、弟・尾上菊之助(39)だけ。“女を呪った”日々を、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) そのため人間国宝の父・尾上菊五郎(74)や女優の母・富司らに反発したこともあったという。そんななか、女優業に自らの居場所を見つけた寺島。下積みは長かったが、“芸への飢え”が彼女をトップ女優へと押し上げていった。 だが、彼女の梨園への憧れは消えなかった。07年にローラン氏と結婚すると、冒頭のように“息子を歌舞伎俳優にしたい”と発言。12年に眞秀くんが誕生すると、思いはより強くなった。 「ハーフの眞秀くんが梨園入りしようとすることに対して、陰口を叩く人も少なくありませんでした。それでも寺島さんは、めげなかった。まだ言葉も話せないうちから眞秀くんに父や弟の舞台映像を見せ続け、歌舞伎のイロハを叩きこんできた。その甲斐もあって、眞秀くんは才能の一端を見せ始めた。大人でも難しい文言が続く歌舞伎の『髪結新三』のDVDを、ずっと大人しく見ているんですよ。これには菊五郎さんも舌を巻いたといいます」(前出・歌舞伎関係者) また今でこそ眞秀くんの習い事は日舞だけだが、今後は義太夫や三味線や鼓の稽古も始めるつもりだという。 「習いごとだけで1週間埋まってしまうほどのハードスケジュールです。かかるお金も相当なものになるでしょうが、彼女はそれも覚悟の上だといいます。すべては、梨園関係者らに文句を言わせないため。自分が継げなかった音羽屋の名跡を、何としても息子に継がせたいのです」(前出・歌舞伎関係者) 寺島自身も2月に海老蔵からオファーを受け、六本木歌舞伎『座頭市』の舞台に立った。正調ではないが、海老蔵が新設したこの歌舞伎は女人禁制の梨園に大きく風穴をあけたことになる。40年を経て、寺島の闘いは報われようとしている――。
2017年05月13日2017年公開予定の寺島しのぶ主演、新鋭・平柳敦子監督の映画『Oh Lucy!(オー・ルーシー!)』が、本年度カンヌ国際映画祭「批評家週間」部門に選出されることが決定。「批評家週間部門」への日本人監督作品の選出は、吉田大八監督の『腑抜けども悲しみの愛を見せろ』以来、10年ぶりの快挙となった。東京で働く43歳の独身OL節子は、ある朝の通勤ラッシュ、目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け出せないまま、仕事に就く節子。突然、節子の姪で若き自由人である美花から久しぶりに連絡があり、2人は再会。姪にはなぜか弱い節子は、お金に困った美花を助けるはめに。美花が前払いした英会話クラスを代わりに取り、その受講料を美花に支払うことになる。アメリカ人講師ジョンの教える英会話教室は、一風変わっていた。「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」になりきるように、と言われる。節子の中で眠っていた感情を「ルーシー」が解き放ち、節子はジョンに恋をするが…。主演の寺島さん、共演に南果歩、忽那汐里、役所広司という国際的に活躍する豪華な面々に、ハリウッドから映画『ブラックホーク・ダウン』や海外ドラマ「ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~」などで知られるジョシュ・ハートネットが加わった本作。何事にも満たされない日々を過ごす43歳の独身OL・節子が英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京とLAで大騒動を巻き起こす様を、ときに赤裸々に、ときにユーモアたっぷりに描く。本作で長編初監督を務めるのは、短編初監督作品『もう一回』がSSFF&ASIA 2012にて、グランプリ/ジャパン部門優秀賞/東京都知事賞の3冠に輝き、一躍注目を浴びた平柳敦子監督。平柳監督は、ニューヨーク大学大学院・修了作品の短編『Oh Lucy!』(21分)が桃井かおりを主演に迎え、2014年カンヌ国際映画際「シネフォンダシオン(学生部門)」で日本人初の2位を獲得。さらにトロント映画祭でも審査員賞を受賞、翌年のサンダンス映画祭でも最優秀賞を受賞するなど世界中から数々の称賛を浴び、25以上の賞を受賞した注目の新鋭。長編デビューが待望視されていた中、満を持して手掛けるのが、短編『Oh Lucy!』を基に新たな物語を書き加えた本作。その脚本は、2016年に、過去にオスカーノミネート作品も生み出したサンダンス・インスティテュート/NHK賞を受賞している。カンヌの「批評家週間」部門といえば、新進気鋭の監督たちを発掘するために設けられた部門で、デビュー2作目までの監督の作品が対象。本作は、日本人監督作品としては吉田監督の『腑抜けども悲しみの愛を見せろ』以来、10年ぶりの出品となっている。すでに世界からアツい視線を送られている平柳監督と、寺島さんをはじめとする豪華なキャスト陣にいまからも期待が高まる。<以下、コメント>■平柳敦子監督2つの文化で構成された素晴らしいスタッフとキャストの皆さん、そしてこの映画の完成に貢献して頂いた全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。現在の混沌とした世界情勢の中、カンヌという場で「映画」を通して少しでも色々な国の皆さんと繋がりが持てることを何よりも嬉しく思います。■寺島しのぶこの度『Oh Lucy!』が国際批評家週間に選出されたこと、大変嬉しく思います。日米合作ということもあって、撮影中は苦労もたくさんありました。世界三大映画祭であるカンヌ映画祭は、主人の母国であるフランスの映画祭なので、家族共々喜んでおります。海外の方々に、この映画を見ていただけることが嬉しくてなりません。■南果歩平柳敦子監督の情熱、経験、ユーモアが溢れる『Oh Lucy!』がカンヌ国際映画祭に出品されるという知らせを監督から直接受け取りました。カンヌでどんな風に受け止められるのか、ドキドキしながらも楽しみでなりません。■忽那汐里とにかく一生懸命に、どんな環境でも真剣にみんなで向き合えた作品なだけに、今回のカンヌ国際映画祭の出品は本当に嬉しく思います。この作品がたくさんのお客様に見ていただけることがとても楽しみです。監督おめでとうございます!■役所広司きっとカンヌ国際映画祭のお客様に愛される作品だと信じています。平柳敦子監督おめでとうございます!『Oh Lucy!』は2017年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年04月23日前編で佐々木俊尚さんは、従来の会社や家族といった「共同体」が崩壊し、ライフスタイルが似た者同士でゆるく繋がる社会がやってくると指摘していた。後編では、その従来の「共同体」はなぜ崩壊しつつつあるのか、その中でどう生きていくべきかを伺った。従来の「強い共同体」が崩壊しつつある――なぜ、このように共同体の形が今変わりつつあるのでしょう?佐々木俊尚さん(以下、佐々木):終身雇用制度が機能しなくなってきているなど、今までのシステムが崩壊し始めているからです。高度経済成長期、人がどんどん都会に出てくるようになると、農村という共同体から切り離されたため、人々は企業という新しい共同体を求めました。ところが今、企業にぶら下がって生きることが難しくなり、新しい共同体を求める人が増えているのです。――共同体を求めるのは日本人独自の気質なんでしょうか。佐々木:諸説あるのですが、歴史学者の與那覇潤さんの「中国化する日本」によると、室町から戦国時代にかけては非常に開かれた社会で、流動的な関係性だった。それが江戸時代になると地域に縛られるようになって、今の日本のムラ社会は江戸時代から400年くらい続いているんです。これがもう一回壊れて、17世紀以前の社会に戻るかもしれないわけです。歳が同じ、会社が同じそれだけで繋がるほうがしんどい――17世紀以前の日本、ですか……。なんだか途方もない話のような気がしてしまいます。佐々木:30代くらいだったら将来のことなんて考えられないと思いますが、もう今までの日本人がイメージする「老後」というものは崩壊しています。昔は定年して自由な人生が待っていて、退職金がたくさんあり、年金もたくさんもらって、自由にあちこち行って、という感じだったんですが、今は年金も退職金もいくらもらえるかわからないし、子どももいなければ孫もいない、そんな人ばかりです。かつての老後のイメージはほぼ消滅していると考えたほうがいい。そうすると、どうなると思いますか?――うーん……、どうなるんでしょう。佐々木:多くの人は、定年したあとも何らかの形で働くことになるのだと思います。そうなったときに、一番いいのは、年齢関係なしに友達がたくさんいることです。違う世代の人とゆるく繋がっておくと、仕事を紹介してもらえることもあるでしょうね。――日本は上下関係の意識が強いですし、年齢差があるとなかなか「友達」という感じになりにくいですよね。佐々木:逆に、歳が同じだとか、たまたま同じ会社だとか、そういった縁があるだけで共同体が形成されるほうがしんどいことなのです。社会学者の山岸俊男さんが「信頼」とはどういうことかについて様々な著書で論じているのですが、山岸さんが言うには、同じ村にいるというだけで信頼するのは本来の信頼ではなく、やくざの世界における「信頼」と似ている、と。やくざ同士というのは本心から信頼しているのではなく、裏切ると指を詰めなければならないから裏切れないだけですよね。コミュニケーション能力がなくても無縁の人と繋がれるのか?――ただ、バックグラウンドの違う知らない人と繋がるというのは、誰にでも簡単にできることなのでしょうか? かなりコミュニケーション能力が必要な気がします……。佐々木:それは今が過渡期だからです。共同体の安定、共同体の崩壊、共同体の模索、と歴史が繰り返される中で、新しい共同体の形を模索している段階にいます。ここ数年はずっと、先陣をきってコミュニケーション能力の高い人が様々な形を試している状態なのです。こういった様々な試みの中からいずれ成功モデルが現れるはず。そうすれば、コミュニケーション能力がなくても、誰もが真似できるようなものが社会に浸透していくはずです。-----------------佐々木俊尚さんの言うところの「弱い繋がり」とは、あくまでも「自分は一人で生きている」という自立心を持っているのが前提のように思う。会社や村社会などの既存の「強い繋がり」における同調圧力は、誰しもが一人になるのが不安だからこそ生まれる。私自身は、そういった同調圧力に巻き込まれるくらいならば、誰とも関わらないで生きたほうがましである、と思っていた。けれど、必要な分だけ誰かと繋がれる、そんな都合のいい共同体(弱い繋がり)ばかりになるならば、どんなに生きやすくなることだろう。願わくば、生きている間にそのような社会になりますよう。(取材・文/朝井麻由美)■プロフィール佐々木俊尚(ささき としなお)1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部を経て、フリージャーナリストとして活躍。ITから政治・経済・社会・文化・食まで、幅広いジャンルで、綿密な取材と独自の視点で切り取られた著書は常にベストセラーとなっている。『キュレーションの時代』(ちくま新書)、『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『家めしこそ、最高のごちそうである。』(マガジンハウス)など著書多数。特集「おひとりさまのあたらしい住処」もあわせてご覧ください!・これからの社会は「弱い繋がり」で生きやすくなる/ジャーナリスト・佐々木俊尚さん(前編)・「ひとり」と「ふたり」と「みんなで」を、行ったり来たりする人生が理想
2017年04月13日市川海老蔵と寺島しのぶがタッグを組んだ、六本木歌舞伎第2弾「座頭市」。この度、本舞台の華、寺島さんの花魁役ビジュアルが解禁され、併せて出演キャストが発表された。俳優、演出家、小説家などなど多才な肩書を持つリリー・フランキーが脚本を担当する本舞台は、リリーさんが描きだした新解釈の「座頭市」を、前回に引き続き“日本一忙しい映画監督”という異名をとる鬼才・三池崇史が演出を手掛ける。また、出演には歌舞伎界を牽引する海老蔵さんと、日本を代表する女優の寺島さんが22年ぶりにタッグを組んだことでも注目を集めている。さらに今回、市役の海老蔵さんと薄霧太夫/おすず2役を演じる寺島さんの2人に続き、新たに出演者が発表!1月に新橋演舞場での「壽新春大歌舞伎」にて襲名披露を行なった市川右團次が風賀清志郎役を演じるほか、市川九團次が文菊堂春吉役、大谷廣松が遊女 貞役、片岡市蔵が六樽組権三役、市川右之助が乃木坂屋弥太郎役で出演する。六本木歌舞伎「座頭市」は2月4日(土)~2月20日(月)の期間でEX シアター六本木にて上演。(cinemacafe.net)
2017年01月24日SMAPの中居正広が、13日(深夜1:35~2:35)に放送されるフジテレビ『たまッチ!』で、今シーズン限りでの引退を表明した巨人・鈴木尚広選手に「まだ続けてほしい!」と懇願する。鈴木選手は、盗塁成功率82.91%という歴代最高記録を持っており、中居は「盗塁が成功して当然と思われて球場に出ていくというのはどんな気持ちなんでしょう」と、試合に立っていたときの心境を質問。さらに、引退を決めた理由や、その時期などについても尋ね、意外な回答に驚く。中居はその後も、一番盗塁しにくかった投手に切り込み、話題は読売ジャイアンツへ。鈴木選手が、後輩たちについて持論を展開すると、中居は「まだ続けてほしい!」と引退を惜しむ。この日の放送では、山崎弘也が、クライマックスシリーズ以前に日本ハムに取材していた際の様子を放送。栗山英樹監督に命運を分けた采配を聞き出すほか、中田翔選手に打撃不振に陥っていた当時の心境を質問。そして、ウォーミングアップに参加し、大谷翔平選手に声をかけることにも成功する。
2016年11月11日映画『何者』の三浦大輔監督が手がけたオリジナル脚本・演出の舞台を、池松壮亮と寺島しのぶを迎えて自ら映像化した「dTV」のR15指定オリジナルドラマ「裏切りの街」が、11月12日(土)から劇場で限定公開されることになった。同棲する彼女に小遣いをもらいながら、怠慢な生活を続けるフリーターの菅原裕一(池松さん)と、穏やかな夫と専業主婦として平穏な日々を送る智子(寺島さん)。お互いのパートナーに対して特別な不満もない毎日の中、ただ何となく、出会い系サイトで出会った2人は意味のない逢瀬を重ねる。季節が変わり、2人の関係もすっかり惰性となったある日、とある出来事をきっかけに、彼らの日常が揺らぎはじめる――。本作は、劇作家・演出家としてだけではなく、『愛の渦』や『何者』の脚本・監督を務めた三浦さんが、2010年に自身のオリジナル脚本、演出で上演した同名タイトルの舞台を、自らの手で映像化。『永い言い訳』『デスノート Light up the NEW world』など、今年も出演作多数の若手実力派俳優の池松さんと、『シェル・コレクター』でも共演を果たした演技派女優の寺島さんら豪華キャストにより、平凡な専業主婦と15歳年下のフリーターによる禁断の愛とその果てを描き、dTVとしては初のR15指定ドラマとなった。2月より配信開始されるや、月間視聴ランキングで1位を獲得すると共に、人間の本質を描いたテーマ性や、徹底的にリアリティーを追求した演出に対して、“配信ドラマの枠を超えた事実上の映画”と映画関係者に評され、このほど、配信版に新たな編集を加えた劇場版として公開されることに。三浦監督は今回の決定に、「『裏切りの街』は、不倫の話です。ただ、ありきたりな作品ではありません。普段、誰もドラマにしようと思わない瞬間を、徹底的にリアルに描いた、あまり見たことのない不倫劇だと思っています。『人間って、こんなもんだよな』と、どうしようもない登場人物たちのことを愛らしく、思ってくれたら幸いです。人は必ず裏切る。『まあ、いっか』という感じで…ただ何となく…。ただ、それにためらったなら、その瞬間の人間はとても優しい」と語り、本作のテーマに言及。さらに、劇場版を楽しみにするファンに対して、「僕の舞台作品の中で最も映像化したかった作品です。それが実現でき、さらに劇場で公開されることになり、とても嬉しく思っています。まだ未見の方はもちろん、舞台作品をご覧になった方、dTVで視聴された方も、是非、この貴重な機会に、スクリーンで『裏切りの街』を堪能してください」とメッセージを寄せている。『裏切りの街』は11月12日(土)より新宿武蔵野館にて2週間限定レイトショー公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月16日アーティストの奥村雄樹が高橋尚愛を巡る展覧会「奥村雄樹による高橋尚愛」展が、6月4日から9月4日まで東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムで開催される。同展は、美術史の再訪や他者の作品解釈などから出発するプロジェクトにおいて、作者性や協働といった今日的なアートの問題意識をベースに活動している奥村雄樹と、ミラノでルーチョ・フォンタナ、ニューヨークでロバート・ラウシェンバーグのアシスタントを務め、両者とのコラボレーションによる作品も手掛けていながら、その活動は歴史に埋もれていた高橋尚愛による展覧会。奥村雄樹は当時、アントワープの伝説的な画廊、ワイド・ホワイト・スペースにて行われた高橋尚愛の資料を見つけ、好奇心の赴くままにリサーチをスタート。当時のギャラリストの協力や高橋本人との出会いを経て、これまでにブリュッセルや東京、アムステルダムでの展示において、高橋尚愛を注釈し、代理し、協働する試みを繰り返してきた。今回開催される展覧会では、ジャスパー・ジョーンズやゴードン・マッタ=クラークなど22名のアーティストに依頼し、記憶だけを頼りにアメリカの地図を描いてもらった高橋尚愛の初期作品や、奥村雄樹が高橋としてインタビューに答える映像作品などを展示。ふたりのアーティストの交流によって見出され、生み出された作品群を通じて、現在進行形のひとつの美術史の在り方を探る。【イベント情報】「奥村雄樹による高橋尚愛」展会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階会期:6月4日~9月4日時間:11:00~20:00(日曜日は11:00~19:00、入場は閉場の30分前まで)入場無料
2016年06月01日エルメス(HERMÈS)は、銀座メゾンエルメス フォーラムにて、「奥村雄樹による高橋尚愛」展を開催する。会期は、2016年6月4日(土)から9月4日(日)まで。奥村雄樹は、美術史を振り返ることや他者の作品を解釈することを出発点に、今あるアートの形などに問題意識を持ち、そこを原動力として美術史の中に新たな光景を生み出すような活動を行っているアーティストだ。そんな彼がアントワープの伝説的画廊で偶然見つけたのが、1940年生まれのアーティスト高橋尚愛による個展の資料。その後好奇心の赴くままにリサーチを始め、当時のギャラリストの協力や高橋本人との出会いを経ながら、高橋の作品を紹介し続けている。本展では、その奥村と高橋二人のアーティストの交流によって生み出された作品群が展示される。中でも、高橋がニューヨーク在住時に、ジャスパー・ジョーンズやゴードン・マッタ=クラークなど22名のアーティストに依頼し、記憶だけを頼りにアメリカの地図を描いてもらった作品は、コラボレーションをベースとした傑作として、また70年代ニューヨークのアートシーンやコミュニティを蘇らせる資料としても貴重なものだ。その他にも、奥村が高橋のインタビューに、高橋として答える映像などが登場。高橋の記憶を自身の作品に投影させ、両者の重複や揺らぎを触発するアプローチなど不可避の主体「私」から抜け出し、他者の記憶やイメージを通して歴史に介入できる疾走感を味わうことができる。「私」を離れた私を教えられる、という体験ができる貴重な機会となるだろう。【概要】「奥村雄樹による高橋尚愛」展会期:2016年6月4日(土)〜9月4日(日)時間:月〜土曜 11:00〜20:00 (最終入場19:30)、日曜 11:00〜19:00(最終入場18:30)※会期中無休入場料:無料会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階TEL:03-3569-3300
2016年04月10日月の引力や満ち欠けを使って願い事を叶えちゃおう!というのが脇田尚揮の「ツキ占い」。月には願いを叶える力が宿っているといわれています。約 28日周期で繰り返していく月は、お肌の生まれ変わる日数や生理・出産などと同じサイクルと言われていて、女性に関わる影響は様々あります。月が上弦から満ちていき月と太陽の距離がもっとも離れ、太陽の光を反射して輝いている状態を満月と言います。満月の時は「吸収」する作用が最も強いため、食事や水分などによる栄養を摂取するには最適でしょう。一方で最も太りやすいとされるタイミングのため、食べすぎには気をつけたほうが良いかもしれません。また満月は月の引力が最も強く、人間の血液をも引っ張るため神経が活性化されます。その結果、出生率が高まり出血する量も増えるとされています。なお、満月に性犯罪や傷害事件、自殺が多いのはホルモンバランスが乱れるためイライラ・衝動的な感情が高まることによります。肉体が最も活性化するので、自己コントロールが必要になってくるでしょう。■3月23日満月天秤座この期間は、社交的でハイセンスな天秤座のエネルギーが自分の身体の中で最大化する満月に入ります。ハイクラスな人たちとの交流や恋のパートナーとなるべき相手との出会い運がもたらされるタイミングです。また、この時期はあまり話したことが無い人に自分から声をかけることが開運の秘訣。おっくうがらずに人の集まる場所に出て行くのにも最適です。なお、9日は月食になります。より自己の成長を促してくれるタイミングとなってくれるでしょう。■今週の月占いランキング(3月17日~3月23日)◆1位山羊座対人運がアップ。周囲の人へねぎらいの言葉をかけてあげるとさらに大きな恵みが。恋愛面では、これまでの恋愛や二人の関係を振り返るべきタイミング。皆でワイワイもいいけど一人で過ごす時間も今のあなたには必要かも。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆2位蟹座家庭運が上昇。家族だけの時間やだんらんを大切に。絆が深まり心が癒されるでしょう。恋愛面では、仲の良い有人と協力することで不可能なことも可能にできる暗示が。なるべくならチーム戦でお目当ての相手をゲットしてみて。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆3位天敏座自分の価値判断が認められるとき。少し押しが強いくらいが周囲を巻き込めそう。恋愛面では、新しい出会いを求めようとする気持ちが高まりつつあります。焦らずにじっくり腰を据えていればお相手は見つかるはず。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆4位獅子座金運に恵まれる週。繊維質やビタミンの多い野菜を食べると集中力がアップ。恋愛面では、相手の気持ちを深読みしてしまいがちな時期。思い込みがすれ違いを招いてしまうかもしれません。会話を大切に。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆5位乙女座対人運が良好になっています。映画館に出かけて時間を共有すると人間関係が好調に。恋愛面では、自信の無いことに挑戦しなければいけないかもしれません。恥ずかしがらずやってみれば意外と上手くいきそう。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆6位蠍座仲を取り持つようにすることで周りから感謝されそう。この週は相手に配慮して。恋愛面では、あなたが抱える負担を軽くしてくれるような異性とのご縁がありそう。相談に乗ってもらっているうちに気になり始める予感。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆◆7位牡牛座周囲の反応が気になってなかなか眠れない恐れが。時間が解決します。悩み過ぎはNG。恋愛面では、自分の周りの友人たちの方が魅力的に見えて気後れしてしまいそうな暗示が。あなただけの魅力で勝負すれば恋は実るはず。全体運☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆◆8位水瓶座約束をきちんと守ることが要求されるみたい。手帳にしっかりメモを心がけて。恋愛面では、仕事や学業よりも好きな相手との関係にエネルギーを注ぐべき週。急ぎの用件でなければプライベート最優先の方が良いかも。全体運☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆◆9位魚座少しスタミナ不足かも。お昼には肉や魚などのタンパク質を中心に取りましょう。恋愛面では、ガツガツ狙っていくよりも、無垢な気持ちで人と接した方が上手くいく時期。恋はメリットで考えずノリで動いたほうが良さそう。全体運☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆◆10位双子座あれこれと迷ってしまう週。思い込みでヒステリーにならないように気をつけて。恋愛面では、ハプニングが恋を呼び込む暗示が出ています。困ったら周囲の異性に助けを求めてみて。しっかり者の相手と縁がありそう。全体運☆☆恋愛運☆☆仕事運☆☆◆11位射手座無難にやろうとすると失敗に繋がる恐れがあります。「がむしゃらに」を心がけて。恋愛面では、ある程度の駆け引きが不可欠な予感。押してばかりではなく、時には引いてみるのも大切かもしれません。全体運☆☆恋愛運☆☆仕事運☆◆12位牡羊座ハッキリ言い過ぎないようにしましょう。キツイ人という印象をもたれないように。恋愛面では、活力不足であまり恋したい気持ちになれないかもしれません。マイペースで大丈夫。挽回のチャンスは後からやってきます。全体運☆恋愛運☆☆仕事運☆・ラッキーアイテムワイングラス・ラッキーカラーゴールド(ライター/脇田尚揮)
2016年03月17日月の引力や満ち欠けを使って願い事を叶えちゃおう!というのが脇田尚揮の「ツキ占い」。月には願いを叶える力が宿っているといわれています。約28日周期で繰り返していく月は、お肌の生まれ変わる日数や生理・出産などと同じサイクルと言われていて、女性に関わる影響は様々あります。新月から満月へむかって満ちていく途中の月を「上弦の月」といいます。上弦の月の時は、肉体の吸収効率が高まっていくので、食事制限のダイエットには不向きといえます。しかし、身体を動かして筋力をつける運動などはとても効果的です。食事による栄養のアンバランスを整えるのにも適しているでしょう。一方で、身体から排出されにくいので便秘やむくみなどが起こりやすい期間でもあります。また、上弦の月は下弦の月と同じく月の引力が最も弱まるため、ピリピリイライラが少なく穏やかな気持ちでいられます。ただし、ちょっとしたミスが起こりやすいので気をつけて下さい。■3月16日上弦の月双子座この期間は、ふわりと軽く爽やかな双子座のエネルギーが、過去の出来事から学びを得るのに最適な上弦の月に入ります。深く考え込むことなく、感情や情緒のコントロールが 整うことをサポートしてくれるタイミングでしょう。この時期は、手帳や財布の整理などがおススメ。パソコンやアプリなどの情報を整頓するのも吉です。また、たくさんの人と楽しくおしゃべりすることにツキがありますが、失言や安請け合いには十分注意して。■今週の月占いランキング(3月10日~3月16日)1位~6位◆1位蠍座対人運がUP。トイレの掃除を念入りにしてみて。良い出会いに期待できそう。恋愛面においては、複数の異性からのお誘いがある可能性が高く、優柔不断になりがちな運気です。自分の意思をハッキリさせたほうが良いかも。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆2位山羊座やりたいことを周囲が応援してくれる星回り。自分の希望をハッキリ言うのが吉。恋愛面においては、相手に尽くしすぎているところが、かえって良い恋を遠ざけてしまっているのかも。言いなりではなく自分の感情を伝えてみて。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆3位射手座今週は金運と勝負強さがある期間。思い描いていたことを実践するタイミング。恋愛面においては、諦めかけていたことが叶いそうな星回りです。失敗するのがかっこ悪いからと早々に見切りをつけるのはまだ早いかも。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆4位魚座活力に満ちている週。これから取り組むことは思ったよりも長続きしそうな暗示が。恋愛面においては、周囲からの協力が得られず、少し難航しそうな予感。日ごろから周りの人を大切にしていれば、ここ一番で助け舟が現れそう。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆5位双子座日頃の頑張りが評価されるとき。褒められても謙虚な姿勢でいるのが鍵です。恋愛においては、自分がどんな相手と恋したいかを明確に決めておくことで、最後には運命の人を掴めそう。「好きになってくれるなら誰でも良い」はNG。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆6位牡牛座健康運が好調の時期。朝食をしっかり取るようにすれば仕事運もアップするでしょう。恋愛面においては、感情のコントロールが少し難しい時期かも。過去のつらかった思い出は忘れて、新しく前を見るように心掛けると吉です。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆■今週の月占いランキング(3月10日~3月16日)7位~12位◆7位蟹座体調が今一つすぐれない一週間かも。いつもより長めに入浴して疲れを取りましょう。恋愛面においては、新しい趣味をスタートさせることが恋愛成就への近道みたい。共通の趣味を通して出会う異性に胸がときめく予感。全体運☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆◆8位獅子座勘違いから誤解されそうな暗示が。放置しないで早めに誤解を解くよう努めて。恋愛面においては、信頼関係が恋の決め手になりそう。年上の同性がキーパーソンになる暗示が。目上の人を大事にしていると思わぬ紹介がありそうです。全体運☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆◆9位乙女座ズルい女友達に振り回されそうな星回り。自分のペースを崩さないように。恋愛面においては、活動的であることでチャンスを掴める暗示が。人の集まる場所に出かけてみて。自信に満ちた態度が好感度アップに。全体運☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆◆10位水瓶座家族の話を聞くようにして。言いたいことはたくさんあるけどグッとこらえるべき時。恋愛面においては、見た目で相手を選ばないように気をつけて。この時期あなたにモーションをかけてくる異性は身体目当てかもしれません。全体運☆☆恋愛運☆☆仕事運☆☆◆11位牡羊座動きたいのに動けない状況にピリピリしそう。水辺や海の見えるカフェでリフレッシュ。恋愛面においては、今、恋をするには準備が必要かも。今気になる相手とはこれから可能性が出てきます。でも準備不足だと上手くいかない予感。全体運☆☆恋愛運☆☆仕事運☆◆12位天秤座自分の意見がなかなか聞き入れてもらえずもどかしい週。良いタイミングを待ちましょう。恋愛面においては、自分にとって良くないと感じる付き合いは思い切って切り捨てることが肝心。のちのちダメージになる恐れがあります。全体運☆恋愛運☆仕事運☆☆・ラッキーアイテムソース・ラッキーカラー黒(脇田尚揮/ライター)
2016年03月10日月の引力や満ち欠けを使って願い事を叶えちゃおう!というのが脇田尚揮の「ツキ占い」。月には願いを叶える力が宿っているといわれています。約28日周期で繰り返していく月は、お肌の生まれ変わる日数や生理・出産などと同じサイクルと言われていて、女性に関わる影響は様々あります。月が下弦から欠けていき地球の陰が月に落ちて、全く見えなくなる状態を新月と言います。新月の時はメンタリティの完成・排出効率の最大化を意味します。「排出」する作用が最も強いため、便秘解消のタイミングにはうってつけでしょう。他にも半身浴などをすると、発汗が促されやすいため効果的です。 他に出生率が最も低いといったデータもあります。また、精神レベルが最高潮となるため、依存症を回復させるのにも良いタイミングです。恋愛、お酒、タバコ、ギャンブル・・・などスッパリ諦めるならこの日を基準にすると良いでしょう。■3月9日新月魚座この期間は、想像力とインスピレーションに満ちた魚座のエネルギーが、自分の内面を高めるのに最適な新月に入ります。この日は経験から導かれる勘や直感がズバリと当たる可能性が最も高いので、自分の思いつきに従うのに適した期間でしょう。また、この時期は疲れた自分の身体を癒す上でも良いタイミングなので、湯船にゆっくり浸かったり、マッサージしたりするのがおススメです。他には、宝くじなどを買ってみたりするのも良いですし、何かしたい気持ちでいっぱいなら、ボランティアに取り組むと大きな実りがあるかも。なお、9日は月食になります。より自己の成長を促してくれるタイミングとなってくれるでしょう。■今週の月占いランキング(3月3日~3月9日)1位~6位◆1位牡羊座自分の感性やセンスが認められるとき。周りの人達にも教えてあげるのが吉。恋愛面ではあまり気負わず「経験を積む」位の気持ちで恋にアプローチしても大丈夫。予想外の異性からの誘いがありそうな時期。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆2位水瓶座小さな親切をすることで友人から感謝されそう。この週は周りを意識して。恋愛面では恋のステップを大切にしないと後悔してしまうかも。決断する前には慎重にリサーチをしていきましょう。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆3位獅子座良好な運勢の今週。新刊の本を買ったり新作の映画を観に出かけると良い気づきが。恋愛面では気前の良さが大切。後から期待していなかった形で大きな恩返しをしてもらえそう。爽やかな異性に縁がありそうです。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆☆仕事運☆☆☆◆4位蟹座金運に恵まれる週。大豆やごぼうなどの根菜類を食べると健康運もアップ。恋愛面では珍しくあなたの魅力が目立たない時期。でもあなたを見ている人は見ています。今は陰の努力や奉仕が必要な暗示です。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆◆5位山羊座対人運が上昇。面倒見が良い人からの紹介は大切に。あとあとチャンスになりそう。恋愛面では居心地の悪い相手から抜け出すことができ、新しい出会いの予感。苦手な相手には近づかないようにすることが運気アップの鍵。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆6位射手座仕事運がアップ。周囲の人へ感謝の言葉をかけてあげるとさらに大きな恵みが。恋愛面では地道な努力が実を結ぶとき。もともと粘り強いあなたなので、良い時と悪い時の感情の差を埋めるだけで大丈夫。全体運☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆■今週の月占いランキング(3月3日~3月9日)7位~12位◆7位双子座少し体調を崩しがちな週。あまり無理をせず、マイペースにのんびり過ごしましょう。恋愛面では好調な進展が期待できる星回り。年の差や仕事の違いなどは気にせず、相手からのアプローチを受けて吉です。全体運☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆8位魚座心配事が気になってなかなか眠れない恐れが。なるようになるさと楽天的に考えて。恋愛面では少し不安定な時期。あなたの恋人への心が揺らいでしまいそうな暗示が。別の人がいいのか、今の人がいいのかしっかり考えて動きましょう。全体運☆☆☆恋愛運☆☆仕事運☆☆☆◆9位牡牛座約束をきちんと守ることが要求されるみたい。忘れないようにメモをしておくこと。恋愛面ではライバル登場の予感。闘争心に火がついてしまうかも。でもむしろこの週はそれでOK。積極的にモーションをかけて勝利を掴んで。全体運☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆◆10位天秤座少しカルシウム不足かも。朝食には小魚やヨーグルトなどを一品加えると良いでしょう。恋愛面ではやや腰が重くなる時期。恋人が欲しくても自分から仕掛けずに待ってしまいチャンスを逃しそうな兆しが。もう少しハングリーになってみて。全体運☆☆恋愛運☆☆仕事運☆☆◆11位蠍座集中しないと仕事のミスに繋がる恐れがあります。「ゆっくりでも丁寧に」を心がけて。恋愛面ではあまり親しくない異性にご縁があるみたい。いつもなら敬遠してしまう相手でも勇気を出して接してみると意外な発見が。全体運☆☆恋愛運☆☆仕事運☆◆12位乙女座言いたいことをハッキリ言いすぎると衝突が。少しオブラートに包んで相手に伝えて。恋愛面での運気は好調です。気になる異性に近づくチャンスがありそう。ただし、緊張してもお酒の飲み過ぎだけは注意して。全体運☆恋愛運☆☆仕事運☆・ラッキーアイテムスカーフ・ラッキーカラー白(脇田尚揮/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月03日公開初日を迎えたリリー・フランキー15年ぶりの単独主演映画『シェル・コレクター』の舞台あいさつが27日、東京・テアトル新宿で行われ、リリー、寺島しのぶ、池松壮亮、橋本愛、坪田義史監督が出席した。作家アンソニー・ドーアの同名小説を基にした本作は、沖縄の離島を舞台に、盲目の貝類学者(リリー)の静かな生活が、世界に蔓延する奇病を偶然にもイモガイの毒で治したことで揺らいでいくさまを、独特の世界観で描いたファンタジー。立ち見客も出るほどの盛況ぶりだが、会場の微妙な空気を察したリリーは、MCに上映後であることを確認すると、「どうりでお客さんがポカンとしてると思いました」と軽いジャブで笑いを誘いつつ、「企画の段階から映画にならないだろうと思い、撮影が終わると上映はないだろうと思った」、「試写では拍手もなく、しゃべる人もいなかった」などとシニカルなリリー節をさく裂させて会場の笑いを誘った。ところが、坪田監督は「視覚的にも聴覚的にも触発するものを作ったので、お客さんがシーンとするのは悪いことではない。僕の作品がお客さんの体に溶け込んでいる」とにんまり。また、寺島が「わかるものじゃなく感じる映画」と称賛すれば、橋本も「前衛的で実験的な映画に関わることができてとても幸せです」と喜びの表情を見せた。そして池松も「圧倒されたというのが一番しっくりくる。しばらくこういう日本映画を観ていなかったですし、こういう体験したかったんだよなぁと思いました」としみじみ。それぞれが本作に賛辞の言葉を贈った。そんな中、池松の発言から、最終的にカットされたものの寺島の自慰シーンがあったことが明らかに。寺島は本作で学者の運命を翻弄する女性を演じており、「台本を読んだ時に、子供が生まれてもわたしにはこういう役が来るんだとうれしかった。『アンパンマン』の声優じゃないんだ」とにっこり。すると、リリーは「いや、あなたが次やるのは福田和子さんでしょ? (本作は)全然そのラインですよ。アンパンマンの声優の方が相当遠いと思いますよ」と鋭いツッコミ。福田とは、整形を繰り返して時効まで全国を逃げ回った強盗殺人犯で、寺島は「私が求められているところはそこなんだと思ってうれしくて」と、ママになっても落ち着かず、ハードな役を演じられる喜びを噛みしめていた。
2016年02月28日月の引力や満ち欠けを使って願い事を叶えちゃおう!というのが脇田尚揮の「ツキ占い」。月には願いを叶える力が宿っているといわれています。約 28日周期で繰り返していく月は、お肌の生まれ変わる日数や生理・出産などと同じサイクルと言われていて、女性に関わる影響は様々あります。月が上弦から満ちていき月と太陽の距離がもっとも離れ、太陽の光を反射して輝いている状態を満月と言います。満月の時は「吸収」する作用が最も強いため、食事や水分などによる栄養を摂取するには最適でしょう。一方で最も太りやすいとされるタイミングのため、食べすぎには気をつけたほうが良いかもしれません。また満月は月の引力が最も強く、人間の血液をも引っ張るため神経が活性化されます。その結果、出生率が高まり出血する量も増えるとされています。なお、満月に性犯罪や傷害事件、自殺が多いのはホルモンバランスが乱れるためイライラ・衝動的な感情が高まることによります。肉体が最も活性化するので、自己コントロールが必要になってくるでしょう。■2月23日満月乙女座この期間は、知的で完全を求める乙女座のエネルギーが、自分の身体の中で最大化する満月に入ります。鋭い観察力と緻密な分析力をもたらしてくれる期間でしょう。この時期は事務処理能力やスキルアップを高めてくれるタイミングなので、習い事などを開始したり勉強の計画を立てるのがおススメです。またエステやサロンなどで自分磨きをするのも良いかも。■今週の月占いランキング(2月16日~2月23日)1位~6位◆1位山羊座好感度アップの一週間になりそう。少しオシャレして出かけてみるのも良いでしょう。恋愛面では、自分の周りの友人たちの方が魅力的に見えて気後れしてしまいそうな暗示が。あなただけの魅力で勝負すれば恋は実るはず。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆2位牡牛座金運上昇。臨時収入やくじ運に恵まれそうな予感。人に感謝するのを忘れないで。恋愛面では、ガツガツ狙っていくよりも、無垢な気持ちで人と接した方が上手くいく時期。恋はメリットで考えずノリで動いたほうが良さそう。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆3位魚座積み重ねてきたことが目に見えてきそう。あなたの頑張りが形になっていく週。恋愛面では、これまでの恋愛や二人の関係を振り返るべきタイミング。皆でワイワイもいいけど一人で過ごす時間も今のあなたには必要かも。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆4位水瓶座タイミングがとても良いみたいです。ポジティブでいることが開運の鍵。笑顔で。恋愛面では、ハプニングが恋を呼び込む暗示が出ています。困ったら周囲の異性に助けを求めてみて。しっかり者の相手と縁がありそう。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆5位乙女座仕事運に恵まれる週になりそうな暗示が。玄関マットの模様替えをすると運気アップです。恋愛面では、新しい出会いを求めようとする気持ちが高まりつつあります。焦らずにじっくり腰を据えていればお相手は見つかるはず。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆6位射手座面倒なことから解放され、気持ちの良い一週間を過ごせそう。笑顔で人に接して。恋愛面では、活力不足であまり恋したい気持ちになれないかもしれません。マイペースで大丈夫。挽回のチャンスは後からやってきます。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆仕事運☆☆☆☆■今週の月占いランキング(2月16日~2月23日)7位~12位◆7位蟹座嫌われたかもと感じて何だかモヤモヤした気分に。考えすぎずマイペースに。恋愛面では、仲の良い有人と協力することで不可能なことも可能にできる暗示が。なるべくならチーム戦でお目当ての相手をゲットしてみて。全体運☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆◆8位双子座なんだか集中できない週。仕事が手につかないときには思い切って遊びに出るのもアリ。恋愛面では、あなたが抱える負担を軽くしてくれるような異性とのご縁がありそう。相談に乗ってもらっているうちに気になり始める予感。全体運☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆◆9位牡羊座短気になるのは禁物。あとあと後悔してしまう予感。腹を立てず気長に構えていて。恋愛面では、自信の無いことに挑戦しなければいけないかもしれません。恥ずかしがらずやってみれば意外と上手くいきそう。全体運☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆◆10位蠍座忙しくて家族のだんらんが少しおろそかになってしまいそう。挨拶を忘れないように。恋愛面では、相手の気持ちを深読みしてしまいがちな時期。思い込みがすれ違いを招いてしまうかもしれません。会話を大切に。全体運☆☆恋愛運☆仕事運☆☆☆◆11位天秤座努力が認められず、内心ムカムカしてしまいそう。愚痴を聞いてもらいましょう。恋愛面では、仕事や学業よりも好きな相手との関係にエネルギーを注ぐべき週。急ぎの用件でなければプライベート最優先の方が良いかも。全体運☆恋愛運☆☆☆仕事運☆◆12位獅子座何を選んだら良いのかわからず迷ってしまいそう。自信を持って取り組める道を選んで。恋愛面では、ある程度の駆け引きが不可欠な予感。押してばかりではなく、時には引いてみるのも大切かもしれません。全体運☆☆恋愛運☆仕事運☆・ラッキーアイテムスカーフ・ラッキーカラー赤(脇田尚揮/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月16日月の引力や満ち欠けを使って願い事を叶えちゃおう!というのが脇田尚揮の「ツキ占い」。月には願いを叶える力が宿っているといわれています。約28日周期で繰り返していく月は、お肌の生まれ変わる日数や生理・出産などと同じサイクルと言われていて、女性に関わる影響は様々あります。新月から満月へむかって満ちていく途中の月を「上弦の月」といいます。上弦の月の時は、肉体の吸収効率が高まっていくので、食事制限のダイエットには不向きといえます。しかし、身体を動かして筋力をつける運動などはとても効果的です。食事による栄養のアンバランスを整えるのにも適しているでしょう。一方で、身体から排出されにくいので便秘やむくみなどが起こりやすい期間でもあります。また、上弦の月は下弦の月と同じく月の引力が最も弱まるため、ピリピリイライラが少なく穏やかな気持ちでいられます。ただし、ちょっとしたミスが起こりやすいので気をつけて下さい。■2月15日上弦の月牡牛座この期間は、鋭い五感の感性と忍耐力に満ちた牡牛座のエネルギーが、過去の出来事から学びを得るのに最適な上弦の月に入ります。この日はやろうと思ったことをすぐに行動に移せるので、物事を完成させるのに適した期間でしょう。この時期は自分の中のイメージを形にする上でも良いタイミングなので、絵を書いたり料理に挑戦したりするのがおススメです。また、いつもなら途中で投げ出してしまうようなことに取り組むのも良いですし、アロマでリフレッシュするのも良いでしょう。オススメの香りはミント。■今週の月占いランキング(2月9日~2月15日)1位~6位◆1位蟹座仕事運、対人運がUP。東側の方角を整理整頓してみて。さらに評価が高まるでしょう。恋愛面においては、活動的になればなるほどツキが巡ってきます。あなたのことを好きだという情熱的な異性が登場するかもしれません。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆2位乙女座気配りや誠意が評価されるとき。得意な分野を活かしてみて。きっと上手くいくはず。恋愛面においては、結論を急いで焦るよりもじっくりと慎重に進める方が得られるものは大きそうです。ゆったりした気持ちで幸運を待ちましょう。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆3位蠍座今週は粘りと勝負強さがある期間。思い描いていたことを実践するタイミング。恋愛面においては、諦めが早くなりそうな暗示。もうひと頑張りすることで上手くいきそうなのに、意欲が湧かないかも。今は耐える時期です。全体運☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆☆◆4位獅子座一生懸命な姿勢に周りが応援してくれるでしょう。やる気まんまんで頑張れそう。恋愛面においては、自分の気持ちが相手に伝わりにくくジレンマを感じてしまいそう。面倒がらず、あなたの意思や希望を繰り返し伝えてみて。全体運☆☆☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆☆◆5位山羊座活力に満ちている週。これから取り組むことは自分を支えてくれそうな暗示が。恋愛面においては、恋のライバルが身を引いてあなたにチャンスが到来する予感。遠慮せず今こそ好きな人に接近してみて。良い転機です。全体運☆☆☆恋愛運☆☆☆☆☆仕事運☆☆☆◆6位魚座対人運が好調の時期。尊敬している人とお近づきになれそうな星回りです。恋愛面においては、これまで全く意識したことの無い異性とのときめきが期待できそうです。複数の恋のチャンスにも恵まれそうな強運気。全体運☆☆☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆☆■今週の月占いランキング(2月9日~2月15日)7位~12位◆7位天秤座友人の人の話を聞くべき時期。ざっと聞いていると後で困ったことになるかも。恋愛面においては、マンネリ化が訪れそうな暗示。ダラダラ好きな人と一緒にいようとせず、メリハリをつけて毎日を過ごせばお互い良い刺激に。全体運☆☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆◆8位牡牛座人間関係にイライラしているのかも。緑の多い公園を散歩してリフレッシュ。恋愛面においては、価値観に変化が起こりそうな暗示が。苦手な人を見直すことがあるかもしれません。一方で好きな相手へは気持ちが冷めるかも。全体運☆☆恋愛運☆☆☆仕事運☆☆☆◆9位水瓶座頭が少し重たく感じる一週間かも。軽い運動やストレッチで疲れを取りましょう。恋愛面においては、癒されたい気分が高まりやすい時期。意中の相手と隠れ家的なスポットでリゾート気分を味わうと吉です。全体運☆恋愛運☆☆☆☆仕事運☆☆◆10位牡羊座一人でゆっくりしたい時。でも人づきあいを良くしておかないと対人運が下降しそう。恋愛面においては、運気はやや低迷気味。相手に何か物足りなさを感じてしまうかもしれません。あまり理想を高くし過ぎないことも大切です。全体運☆☆恋愛運☆☆仕事運☆☆◆11位射手座同僚に振り回されそうな星回り。疑問を持たないでいるとつまづいてしまうかも。恋愛面においては、今の相手との関係に不満が出てきてしまうかも。でもピンチがチャンスになりそうな星回り。工夫を凝らせば乗り切れるはず。全体運☆恋愛運☆☆☆仕事運☆◆12位双子座考えることがたくさんありすぎてぼうっとしてしまいやすい時期。遅刻に気を付けて。恋愛面においては、途絶えていたご縁の復活がありそうな予感。諦めかけていた恋が再び燃焼するかもしれません。会うきっかけを作りましょう。全体運☆恋愛運☆☆☆仕事運・ラッキーアイテムリップクリーム・ラッキーカラー薄緑(脇田尚揮/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月09日