俳優の志尊淳とお笑い芸人のゆりやんレトリィバァが出演する、キールズ・キールズクリームUFCの新WEB動画「Start with Kiehl’s UFC」編が、14日より公開される。新WEB動画は、志尊とゆりやんが車に乗って海へとドライブに出かけるシーンからスタート。海に向かう車内では、俳優、そしてお笑い芸人ならではの乾燥の悩みを語り合う。到着すると、2人は「フゥー!」「わぁキレイ~!」と冷たい風を浴びながらも、クリームを顔に塗ってにらめっこをするなど大はしゃぎ。そして準備万端の様子で笑顔を向けながら、「さぁ、あなたもはじめよう」というメッセージを送る。WEB動画のほかにも、同商品を含む1万2,500円以上を購入すると、志尊とゆりやんがコラボで製作したオリジナルトートバッグを数量限定でプレゼントするキャンペーンも実施。また、キールズでは「スキンケアからアースケアをはじめよう」を合言葉にリサイクルや資源を保護する“FUTURE MADE BETTER”活動を行っており、その一環として、2月4日から全製品の空き箱を実店舗内に設置されたボックスに持参すると、志尊、ゆりやんの直筆メッセージ入りのラベルシールが手に入る。コメントは以下の通り。■志尊淳今回トートバックのデザインのディレクションをするにあたり、どこにでも気軽に持っていけるようなデザインを考えました。キールズはサステナビリティ活動を大切にしているので、活動の一つである“キールズの森”のモチーフを入れてみました。他にも、キールズを象徴するアイコンや、僕たちの似顔絵を描きました。ワクワクするデザインになったので、このトートバッグを使っていただいて、キールズ ファミリーの皆さんとの繋がりを感じられたら嬉しいです。また、ラベルについては、サステナブルな活動に参加してくれるキールズ ファミリーの皆さんへの感謝の気持ちを込めて、“アリガタキールズ!”と書きました。■ゆりやんレトリィバァトートバックは、ワクワクしてかわいいデザインにしたいと思い、キールズのモチーフの中でも好きなお花を入れてみました! “だいすキールズ”のハートの中に自分の似顔絵やサインも入っていて、めちゃくちゃ嬉しいです! キールズ ファミリーの皆さんにぜひこのトートバッグを使ってほしいです。ラベルには、もちろん“だいすキールズ”と書きました! キールズ ファミリーの皆さんが普段使っている空き容器を持ってきてもらうだけで、お手軽にラベルと交換してもらえるので、ぜひ参加してもらいたいです。
2022年01月14日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「フェイク」です。以前の連載で横浜アリーナでの単独ライブの見どころについて“僕の歌”と答えましたが、ライブを観に来てくださったみなさま、いかがでしたでしょうか。個人的には表現力や声の出し方など成長したのではないかと自負しております。曲によっては“フェイク”もめっちゃハマっていたと褒めていただきました。フェイクとは何かというと“メロディやコーラスではない間奏部分などで即興的に歌ったり無言歌を入れること”と、ウィキペディアに書いてありました。その通りで、間奏の部分で「う~」とか「あ~」とか感嘆詞に近いような言葉にならない声で、間奏にのせて即興のメロディを歌い上げることです。僕は意外とこのフェイクをよくやるほうです。「鴨川等間隔」のラストや最新曲の「おっさん」でも入れていますし、ライブでは「Eagle」や「Voice Of Heart2」などでも聴くことができると思います。とはいえ、フェイクを上手にやるコツを僕には聞かないでください。そんなに上手くはないからというのと、あまりフェイクの入れ方について考えて入れてないというのが理由です。ほんまにフェイクが上手な方は、フェイクの型をけっこう固めて練習していると思います。僕の場合はその場の雰囲気でやってしまうので、普通に音を外してしまうこともたまにあります。もちろん、リハーサルなどで「なんとなくこうしよう」と練習することもありますが、本番のフィーリングで変えてしまうことが多いです。カラオケで歌っていて、みなさんもフェイクを入れてみたいと思うかもしれません。音楽のスケール感やコード進行を理解して、それに対してどのメロディをのせればいいとわかっていればできる、とは言えますが、それがどういうことなのかは、それぞれのフィーリングやセンスなのではないかと思います。僕もなんとなく音楽の知識があるのでフィーリングで理解しています。絵の上手下手と一緒で、できる人はできるしできない人はできないことだと思います。ただ、音源に収録されているものも多いと思うので「このフェイクかっこいいな」と思ったものを真似てみるといいのでは?僕はライブでやっているお気に入りのフェイクが音源には入ってなくて、もったいないなと思うこともあります。だから、車で自分の曲を流す時には、いつもフェイクを入れて歌っています。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。1月16日から始まる連続ドラマ、TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演する。※『anan』2022年1月12日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年01月08日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「全国ネットのテレビCM」です。すでにご覧になっている方もいると思いますが、ラグビー日本代表の稲垣啓太選手とともにSMBCグループの新テレビCM「ともに、前へ」篇に出演させていただいています。僕の役どころは、稲垣選手と高校時代の同級生でラグビー部のチームメイト。稲垣選手はもちろんチームのエースで、僕は万年補欠だったという設定です。卒業後、僕は就職してSMBCの社員として働き、稲垣選手はもちろんラグビーのプロリーグの選手に。それぞれ別の道を歩いているけれど、どちらも誰かのために自分のために走り続けている。そんなそれぞれが懸命に生きる姿を描いた素敵なCMです。僕は本編で演じさせていただいただけでなく、CM中に流れるイメージソングも歌わせていただきました。フラワーカンパニーズの名曲「深夜高速」です。企画の段階からこの曲をぜひ歌ってほしいと言われ、僕も大好きな曲でしたので喜んで引き受けました。テレビCMで他の方の曲をカバーする経験ははじめてで、しかもミュージシャンなら誰しもが感情移入できる名曲です。僕も気持ちを乗せて歌うことができたかなと思っています。このCMソングや、僕の出演シーンで「稲垣選手と並んでも遜色ない、体格のいいこの人って誰?」と、興味を持っていただけるだけでうれしいですね。地上波の全国ネットのテレビCMは、音楽を熱心に聴く方だけでなくお茶の間まで届くもの。そういうところにキャスティングしていただき歌まで歌わせていただいて、より多くの人に岡崎体育を知ってもらえる機会をもらえたのは本当にうれしいことです。稲垣選手との共演もとても思い出深いものになりました。稲垣選手というと“笑わない男”で有名ですが、実際のところどうかと言うと、めちゃくちゃ笑っていました。グラウンドのシーンで二人だけで待つタイミングがけっこうあったのですが、そういう空き時間に「ベンチプレスどれくらいあげられるんですか?」とか、そういう他愛ない話にノッてくださって。僕が質問したことイチに対して3つも4つも返してくださる。寡黙な印象があったのですがとてもコミュニケーション能力が高くて優しい方でした。僕の曲も聴いてきてくれたり、日本代表のユニフォームをサイン入りでプレゼントしてくれたり。もう、今後はあらゆるスポーツ選手の中でも稲垣選手を特別に応援していこうと心に誓いました。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。2022年1月から始まる連続ドラマ、TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演する。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年12月30日キックボクサーの那須川天心と武尊が12月24日、都内で行われた記者会見に出席し、2022年6月に両選手の対戦が行われると発表した。RISE世界フェザー級王者と、K-1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者がついに激突。ファンや格闘技界のみならず、スポーツ界全体が注目する待望の“夢カード”とあって、会場に多くの報道陣が集結する中、「メリークリスマス!最高のプレゼントをお渡しできた」(天心)、「日本人同士で世界最強を決められる、なかなかない試合。たくさん待たせてしまった分、最高の試合で勝つところを見せたい」(武尊)と闘志を燃やした。当初来年4月にキックボクシングを引退する予定だった天心だけに、「格闘技ファンはうれしいかもしれないが、僕のファンは『何だよ』って思う人もいるはず。申し訳ない」と複雑な胸中を明かしつつ、「最後のけじめとして、勝って引退したい。置き土産として、この試合で締めくくり、キックを去りたい」と決意も新た。一方、現在30歳の武尊は「年齢的なことも言われるが、毎回1回でも負けたら引退すると言ってきたし、今が全盛期だと思っている。判定やドローはいらない。できれば、延長無制限ラウンドでやりたい」と抱負を語った。会見に同席したRIZINの榊原信行CEOは「すべての問題がクリアになった。日本の格闘技史において、ここまでファンに求められ、願われ、夢を託されたカードはないはず。まさに世紀の一戦」と語り、「これはK-1でもRIZINでもRISEでもない。日本の格闘技界がひとつになり、力を合わせて、世界中がぶったまげる新しい格闘技イベントを立ち上げる」と決意表明。現時点で発表できるのは「2022年6月某日開催」だけだというが、「一番でかい、一番インパクトがある、大観衆を迎えられる場所を最終調整している」と会場についても言及した。体重は58kg契約で前日計量。4kg戻しで当日計量も実施する。試合はワンキャッチワンアタックアリのキックボクシングルールで行われ、「判定基準を明確化し、ラウンドごとの“見える化”も実現させる」と説明した。両選手も「こういう中立な舞台で試合ができるのは、うれしいこと。正直、ディズニーとユニバくらい違う(笑)別の世界が交わるので、お互いに盛り上げていきたい」(天心)、「5~6年前から熱望されたカード。いろんな事情で実現できず、お互いに苦しい思いをした。中立なリングじゃなければいけなかった」(武尊)と確執の歴史を乗り越えた“今”に思いをはせた。お互いの印象を問われると、天心は「階級も違うので一発のパワーというか、圧力が違うので、やることやろうかなと。勝っている点は、いっぱいあるんすけど、一番はマインドっすかね。久しぶりにチャレンジャーなので、やってやるよと」。対する武尊は「溝が生まれた時期もあり、存在を恨んだことも。今回、試合が実現したことで『天心選手がいたから、ここまでやれた感謝が大きい』とそう思える。気持ちで負けなければ勝てると体現してきたし、気持ちの部分は世界中で誰にも負けない」と本音を吐露し、リスペクトを示した。「僕自身はキックを引退するんですけど、とにかく『平和でいこうよ』と思いますね。今まで交わらなかった同士は、やっと交わる。団体だけじゃなく、放送の問題とか、いがみ合うのはやめて、ここでしっかり整えていければ」(天心)「この試合が実現するにあたって、どっちかが“落ちたり”せず、K-1、RIZIN、RISE、格闘技界全体が上がらなければ、やる意味がない。誰も傷つかないのは難しいが、そこに一番こだわっている。K-1が悪く言われることもあり、自分のせいで、他の選手が悲しい思いをしたり、悔しがるのが一番きつかったので、そういうことがなくなれば。ファンや後輩、いろんな人の気持ちを背負って、必ず勝ちます、押忍!」(武尊)
2021年12月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「連載4年」です。2017年12月6日発売号からスタートした「岡崎体育の体育ですけど、オンガクです。」が、早いもので連載開始から丸4年経ち、5年目に突入しました。ありがとうございます!僕のメジャーデビューが2016年5月ですから、デビューして1年半で連載をスタートさせていただきました。その後の僕のいろいろな活動とともにずっとこの連載があるように思います。今後も楽しく続けていけたらと考えています。4年間って長いようですが、まだまだ僕の「オンガク」にまつわる話はたくさんあるよなって、あらためて思います。いつも編集部の方々とどんなテーマがいいか考えていますが、あの話もしたい、この話もしたいといつも迷っています。だから、まだまだやれるなって本当に思いますし、僕の連載を読んで、業界のことを知って興味を持ってもらえたり、音楽の聴き方や幅が広がったりしてくれたらうれしいです。そう考えていますので、僕としてはどんなに忙しくなっても自分からこの連載をやめることはありません。これははっきりと申し上げておきたいです。もう、編集部から切られるまでやり続けたいと思います。あと、僕は前から言っている通り、戸建てを建てたいので。そのローンを組むためにも連載やレギュラーのお仕事は大事にしたいと思っています。ミュージシャンにとっても安定のある仕事はとても大事です。これも「オンガク」にまつわるお話としてみなさん、覚えておいてください。連載以外でもアルバムのインタビューをしていただいたり、ビッケブランカさんと対談させていただいたり、楽しいお仕事をいただいて感謝していますが、その上で編集長にお願いを申し上げるとしたら、やっぱり表紙ですかね。いつ表紙をさせてもらえるのか。もちろん『anan』の表紙を飾ることは並大抵のことではないと理解しております。年間で約50回しかその栄誉を勝ち取るチャンスはないわけですから。でも、同じ人が何回も出てるんやったら、1回くらい岡崎体育が交じっていてもええんちゃうかと思うんです。今度ドラマで共演させていただく横浜流星くんと一緒にとかどうですか。流星くんの横にちらっと写るだけでもいいです。遠巻きに写るでも構いません。なんなら背表紙の号数が書いてある細いところでもいいです。ありえないとこから写り込んでいるほうが岡崎体育っぽくていいかなと思います。編集長、ご検討お願いします!おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。2022年1月から始まる連続ドラマ、TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演する。※『anan』2021年12月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年12月18日京都の邸宅ウェディング「岡崎庵」( )を運営している株式会社LLB(所在地:京都市左京区 代表取締役社長:鈴木 将巨)は2022年1月1日(土)から「和装結婚式の無料プレゼント」を開始します。挙式イメージ「和装結婚式の無料プレゼント」は、コロナ禍で結婚式を諦めてしまっていた新郎新婦を対象に【結婚式という文化を絶やさないために】そして新郎新婦の背中をおす【応援企画】として結婚式に必要なアイテム(新郎新婦衣装・衣装小物・新婦ヘアメイク・新郎新婦着付・会場使用料・結婚証明書・人前式・司式者・音響照明&オペレーター・ゲスト全員分のウェルカム抹茶&お茶菓子・親族控室・来賓控室・受付セット・プロフィール映像)を無料でプレゼントします。◆結婚式プレゼントキャンペーンの概要名称 :京都和婚無料プレゼントキャンペーン対象期間:2022年1月1日(土)~12月31日(土)内容 :下記アイテムを無料でプレゼント・新郎新婦衣装・衣装小物・新婦ヘアメイク・新郎新婦着付・会場使用料・結婚証明書・人前式・司式者・音響照明&オペレーター・ゲスト全員分のウェルカム抹茶&お茶菓子・親族控室・来賓控室・受付セット・プロフィール映像※土日祝日開催を希望の場合は施設使用料として別途¥11,000(税込)が必要となります◆キャンペーンサイト ◆SDGsの取り組みの一環として挙式に伴う演出やご飲食で発生する売上の一部を京都市内の児童福祉施設へ寄付いたします◆株式会社LLBについて京都に本社をおく結婚式場運営・プロデュース・コンサルティングを手掛ける会社です◆会社概要社名 :株式会社LLB代表 :鈴木 将巨所在地 :京都府京都市左京区岡崎円勝寺町91-65◆京都の邸宅ウェディング「岡崎庵」 概要所在地 : 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町91-65TEL : 075-762-1616MAIL : info@weddingdesk.jp 定休日 : 火曜定休営業時間: 11:00~18:00 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月17日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「すぎやまこういち」です。誰もが知るRPGゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽を手がけたことで知られる、すぎやまこういち先生。先日、訃報に触れ、とても驚きました。たくさんの素晴らしい音楽を届けてくださり、感謝と敬意の念しかありません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。すぎやま先生には、僕のラジオにコメントを寄せていただいたこともあり、その優しい声がいまも印象に残っています。『ドラゴンクエスト』ももちろん大好きです。『ドラクエIII』に関しては、全クリする様子を生配信したので、僕がプレイしていることをご存じの方もいるのではないでしょうか。VとVIに関しては、地元の友達のよっしーがプレイしているところをずっと見ていたので、ストーリーも音楽も全部頭の中に入っていますね。学生時代にはサントラ集をレンタルショップで借りて、MDに落として電車の中で聴いていました。ドラクエの世界に浸りながら通学していましたね。音楽的にすごいなと思うのは、すぎやま先生は独自の音楽メソッドをお持ちなところ。それが「すぎやまメソッド」とか「すぎやま節」と呼ばれています。理論に基づいた音楽技法を多数、作曲に取り入れているんです。例えば、『ドラクエIV』のラスボスと対峙する時に流れる曲(「悪の化身」)は、不安感や緊張感を高めるために12音技法というテクニックを使っています。これはドからシまでの白鍵と黒鍵の12の音を全部使って主旋律を作曲するという技法です。全部の音を並べると、前回紹介した“調”の縛りを破ることになり、調性のない、どこか不安を感じさせるような不協和音の音楽が生まれます。それが、ゲームのゾクゾクとする緊迫した場面とめちゃくちゃマッチする、というわけです。これ以外にもすぎやま先生が取り入れている技法はたくさんあります。しかも、それらを使って複雑な音楽を作るのではなく、誰の耳にも残り、誰しもが共感できる、とてもわかりやすくてシンプルな音楽を生み出しているところが素晴らしいです。僕も『ポケットモンスター』などで劇伴を手がけましたが、シンプルでいながらシーンに合った音楽を作るのは、実はとても難しいことです。それをすぎやま先生はゲーム音楽黎明期から最新作まで25年間ずっと手がけて、世界的に愛されるコンテンツのひとつになった。本当に、その偉業には憧れしかありません。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。2022年1月から始まる連続ドラマ、TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演する。※『anan』2021年12月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年12月11日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「キー」です。みなさんもカラオケで、「キーが合ってない」ということがあると思います。今回はその“キー”の話です。日本語では“調”と言い、基準になる音を第1音(主音)として、どの音階でその曲が構成されているかを指します。例えばCがキーの曲はC(ドの音)を基準に作っているよ、ということです。カラオケで「声が出ないからキーを上げる下げる」と言うのは、この基準となる音を半音ずつ上げたり下げたりして調整し、歌いやすい音階に変更しているということです。ただ僕の持論からいうと、よく言われる「キーが高くて歌えない」とは、たいていの場合思い込みです。人の声帯や喉の構造は、(男女差はあるかもしれませんが)ほとんど同じです。「こんな高い音出ない」と言っている方は、出ないのではなく喉の使い方がわかってないだけだろうなと思います。高い音はトレーニング次第で出るようになる。あとは恥ずかしがらずに喉を使うことができるかどうか、という精神力の問題だと僕は思っています。スポーツ選手と同じで喉もガチガチに固まっていてはいい声は出ない。いい声が出ているときのことを「喉が開いている」と言いますが、そういうリラックスしている状態を作ることがまず大事なのではと思います。人前より家やカラオケボックスで一人で歌うほうが上手に歌えるというのはまさにそういうことだと思います。そんな岡崎体育のキーはどうなのかというと、偉そうなことを言いながらめちゃくちゃ高いところはそんなに出ません。でも、レンジ(キーの幅)は広いほうです。美しい高音ボイスでいうとOfficial髭男dismの藤原(聡)さんのイメージがあると思いますが、藤原さんと僕はレンジでいうとそんなに差がありません。それは僕のほうが低い音が出るからです。なので僕が訓練次第で高い音もがんがん出せるようになれば、マライア・キャリーのようにいつか5オクターブの声を出せるようになるかもしれません。高い音の出し方では今、ミックスボイスという発声方法が男性歌手でも注目を集めています。高い音のときに裏声に切り替えるのではなく、地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)が混ざったような中間の声を出すことなのですが、BTSのメンバーやKing Gnuの井口理さんも使っています。ミックスボイスの話もまた今度してみたいですね。実は僕も「おっさん」でミックスボイスに挑戦しているんです。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。2022年1月から始まる連続ドラマ、TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に、ダイバーの森田七雄役で出演する。※『anan』2021年12月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年12月05日岡崎体育が、新曲「深夜高速」を12月8日より配信リリースすることを発表した。「深夜高速」はフラワーカンパニーズが2004年にリリースした楽曲で、岡崎とラグビー日本代表の稲垣啓太選手が出演するSMBCグループの新テレビCM「ともに、前へ」篇では岡崎のカバーが起用されている。同TVCMでは、高校時代のラグビー部でスター選手だった稲垣選手と補欠に終わった岡崎が卒業して別の道を選び、それぞれがラグビーのプロリーグ選手、SMBCの社員として今を一生懸命に生きる姿が描かれる。主人公をラグビー選手ではなく会社員として描くことで、スターにはなれなくてもそれぞれが地道な努力や挑戦を続け、人生を諦めず懸命に生きることの素晴らしさを伝えている。<配信情報>岡崎体育「深夜高速」2022年12月8日(水) 配信スタート配信URL:<TVCM情報>SMBCグループ新CM「ともに、前へ」篇放映開始日:2021年11月20日(土)出演:岡崎体育 / 稲垣啓太三井住友銀行 TVCM「ともに、前へ」篇(30秒版)三井住友銀行 TVCM「ともに、前へ」篇(60秒版)<リリース情報>4th Album『FIGHT CLUB』発売中●初回生産限定盤【CD+BD】6,800円(税込)●通常盤【CD Only】2,800円(税込)【CD収録】01. Championship02. おっさん03. Hospital04. Fight on the Web05. Quick Report06. Yes07. Okazaki Little Opera08. 八月の冒険者09. 普通の日10. 湖11. Eagle【Blu-ray収録】※初回生産限定盤のみ・岡崎体育ワンマンライブ『OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020』@エディオンアリーナ大阪購入リンク:■「Fight on the Web」配信リンク:■「Championship」配信リンク:岡崎体育「Championship」MV■「おっさん」配信リンク:岡崎体育「おっさん」MV関連リンク岡崎体育 Official HP岡崎体育 Music岡崎体育 Official YouTube Channel岡崎体育 Twitter岡崎体育 Instagram岡崎体育 TikTok
2021年12月04日浜辺美波主演の新感覚の医療ミステリードラマ「ドクターホワイト」に、岡崎紗絵が出演することが決定した。雑誌「Seventeen」専属モデルとしてデビューし、現在は、雑誌「Ray」の専属など、様々なファッション誌に登場する岡崎さん。「パーフェクトワールド」や「ナイト・ドクター」、『シノノメ色の週末』など、女優としても近年、注目を集めている。そんな岡崎さんが本作で演じるのは、医療雑誌「月刊メディカルサーチ」の記者・狩岡将貴(柄本佑)の妹で、看護師を目指している狩岡晴汝。事故で両親を亡くし、兄と2人暮らしをしているが、将貴が白夜(浜辺さん)の面倒を見ることになり、3人で暮らすことに。料理と買い物とおしゃべりが大好きで、白夜がやって来たことを素直に喜ぶ晴汝は、一般常識のない彼女に様々なことを教え込む。また、頭に脳動脈瘤という、いつ悪化してもおかしくない重い病気を抱え、内心は怯えながらも、周囲に気を遣い、いつも元気に明るく振る舞うキャラクターだ。さらに今回役作りのため、初めて髪を金髪ショートに挑戦。すんなりとは色が抜けず、ブリーチ剤を3回塗りなおし、約4時間かけ染め上げ、また肩まであった髪をバッサリ約10センチカットし、大胆にイメチェン。「元気で明るい女の子だなと思います」と役の印象を語ったり、「ガラっと変わりました!自分で見ても別人です。こんなに変わるんだと…とても新鮮でうれしいです」と施術後の感想を語ったりと、インタビューとともに、そのビフォーアフターを記録した映像も合わせて公開された。岡崎紗絵のビフォーアフター&インタビュー「ドクターホワイト」は2022年1月、毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月30日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「友達」です。僕は友達が少ない方だとずっと思っていましたが、最近、めちゃ多い方かもしれないと思うようになりました。2人で飯に行ったとしても間が持つなって思える友達が40人くらいはいます。これって多い方じゃないですか?ただそれは、友達付き合いが急に増えたというよりも、自分が大人になるにつれ自分自身が成長して変わった部分が大きいように思います。人と話すとき、何を話せばいいか、聞けばいいかわからないから人付き合いが苦手だとずっと思っていました。インディーズ時代とか、知らんバンドしかいない打ち上げなどに出るのが苦手でしたし。それが年齢を重ねることであまり気負わずに話を振ったり、率直に聞いたりすればいいんやと思えるようになった。僕はゲームが好きなのでオンラインゲームを友達とします。サッカーゲームだと11人でやっているので、オンラインボイスチャットも11人で会話します。ゲーム中はゲームの話をしていますが、マッチングしている待ち時間の間は、けっこうみんなで雑談になる。そういうときも無言になっている人に話を振ったりとか、気を配れるようになった。人と話すことが苦でなくなったことで、自然と話せる人が増えて、友達も増えたと感じるようになったんだと思います。友達付き合いをしていく中で難しいなあと思うのが年齢とキャリアです。例えば同学年のミュージシャンだと堂々とタメ口でいける。僕からすると阿部真央や夜の本気ダンスの鈴鹿(秋斗)がそれにあたります。僕自身、年功序列を大事にしたいタイプなので相当、心許し許されていないとタメ口にはできません。ビッケ(ブランカ)さんからは「頼むからタメ口にしてくれ!」と言われます。でも、デビューの時期は近いですが2歳年上ですから。心はもちろん許しているのですが、今はまだ敬語とタメ口が交ざった感じです。これからどんどん距離を縮めていけたらいいなと思っています。僕がそうやってミュージシャン友達との仲を少しずつ深めている一方で、僕の地元の幼馴染みで親友のよっしーは、僕のミュージシャン仲間を紹介するとどんどん仲良しになっていくので、それはそれで面白いです。気付けば、僕抜きでMy Hair is Badのメンバーとゲーム配信とかしていて、「お前、マイヘアがどんだけすごいバンドか知ってんのか!?」と思います。たぶん、よっしーはよくわかっていません。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる、4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。2022年1月から始まる連続ドラマ、TBS日曜劇場『DCU』(21:00~)に出演が決定。※『anan』2021年12月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年11月26日高畑充希主演の爽快お仕事エンターテインメント「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」に、志尊淳が出演することが分かった。本作は、高畑さん演じる雛子が、突然子会社の社長に就任し、仕事や恋に体当たりで乗り越えていく様子を通して、ひとりの女性として素敵に成長していく姿を描く物語。今回新たに出演が明らかになった志尊さんが演じるのは、雛子が社長を務める「株式会社リレーション・フーズ」へ出向し部下となる、クールで無愛想、何かにつけて雛子に突っかかる大牙涼。本社では、優秀でデキる若手と評判だったが、突然の出向辞令で雛子の部下となった涼。愛想笑いばかりで社長らしい振る舞いができない彼女にイラ立つばかりだったが、諦めず前を向く姿に感化され、自身も成長していく。そして、近づいたり離れたり、2人の距離感も見どころのひとつとなっている。「昔から知っているプロデューサーさん、そして初めてお仕事させて頂くスタッフさん、共演者の方々。自分にとっても新鮮な作品・役柄で今からワクワクしています」と目を輝かせた志尊さんは、「新たな自分を大牙涼という人を通して表現できたらなと思います」と意気込む。また「色々な事がある毎日ですが、皆さんがホッとできるような時間を作れるよう、頑張ります。お楽しみに」とメッセージを寄せている。「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」は2022年1月期水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月26日俳優の志尊淳が、その年に圧倒的な活躍をみせた人を称えるアワード「GQ MEN OF THE YEAR 2021」に選出され24日、都内で行われた「GQ MEN OF THE YEAR 2021」フォトコールに出席した。メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊行)が毎年開催している同アワード。今年は「勇者たちの年」をテーマに受賞者を選出した。志尊は「メン・オブ・ザ・イヤー・インスピレーション賞」を受賞。「NHK大河ドラマ『青天を衝け』では、元幕臣で栄一の盟友・杉浦愛蔵を好演。さらに10月公開のドキュメンタリー映画『人と仕事』に出演するなど、幅広い役柄に挑戦しつづけている。今年は二度の大病を患いながらも見事に復活を果たし、俳優としての精力的な活動をつづける」との理由で選出された。志尊は「まさか自分がこんな素敵な賞をいただけるとは思っていなかったのでうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語り、「今年は病気も患い、26年生きた中では一番キツイ年になったなと思っていたんですけど、病気を患ったことで普通の当たり前のことに幸せを感じることができ、お仕事をするときの幸せも一つ一つ噛みしめて改めて仕事に向き合える機会をいただけたと思っているので、自分にとってすごく豊かな年になったかなと思います」と、急性心筋炎による活動休止を乗り越えた2021年を振り返った。○「GQ MEN OF THE YEAR 2021」受賞一覧有村架純(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクトレス賞)北大路欣也(メン・オブ・ザ・イヤー・レジェンド賞)北村匠海(メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アクター賞)JP THE WAVY(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・ラップ・アーティスト賞)志尊淳(メン・オブ・ザ・イヤー・インスピレーション賞)TOMORROW X TOGETHER(メン・オブ・ザ・イヤー・ポップ・アイコン賞)マヂカルラブリー(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・コメディ・デュオ賞)役所広司(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクター賞)ゆりやんレトリィバァ(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・コメディアン賞)LEX(メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アーティスト賞)阿部詩&阿部一二三、五十嵐カノア、都筑有夢路、野口啓代、堀米雄斗(メン・オブ・ザ・イヤー・ヒーロー・オリンピアン賞)
2021年11月24日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「アルバムを引っさげて」です。もうすぐ、僕の久しぶりのワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」が開催されます。これまで僕は、“アルバムを引っさげて”ライブをしたことがありませんでした。さいたまスーパーアリーナのライブも過去曲が多かったですし、そんなに引っさげた感がなかったと思います。しかし、たいていのバンドはアルバムを引っさげてワンマンライブをしたり、ツアーを回ったりします。今回は、10月20日に4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』をリリースしているので、念願の引っさげるカタチでのライブパフォーマンスになります。……でも、何をどうしたら引っさげたライブになるんでしょうか。この言葉を雑誌などでもよく見かけますが、それがどういう意味か正直あまりよく分かっていません。引っさげるの“ひっ”って何?と思います。なので、みんなそれぞれの引っさげ方があると思いますが、僕は僕なりに考えてアルバムを引っさげてみたいと思います。ま、簡単に言えば「アルバムの曲たくさんやるよ」ってことなのかなと。そうなんです。ニューアルバムの曲が今回のライブの最大の見どころとなると思います。『FIGHT CLUB』は岡崎体育の原点回帰のような一枚。なのでライブも同じように僕の真骨頂をお見せしたい。シンプルに僕らしいライブにしたいと思っています。ステージとスピーカーがあればこれだけ盛り上がるライブができるというところをお見せしたいです。前回のさいたまスーパーアリーナではフライングをしたり、トロッコで外周を回ったり、細長い花道を作ったりといろいろ仕掛けを考えましたが、それはそれでもちろん盛り上がりますし楽しいのですが、裏方の事情を話しますと、ひとつひとつ連携をしっかりしないといけなかったり、パフォーマンスをしながら気を使うことが多かった。でも僕は、その場その場で動きを考えたいタイプなので、そういった縛りがないほうがより僕らしいステージになるんじゃないかと思いました。若いとき、奈良NEVER LANDでライブしていたころと変わらないパフォーマンスをお見せしたいと考えています。そして“めっちゃめちゃおもしろ”の部分もいろいろ考えたい。まだ現時点では、めちゃめちゃおもしろいことは思いついていません。……でも、絶対おもしろくなるはずなのでたくさんの人に観にきてほしいです!おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。ワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」は、11月23日(火・祝)、横浜アリーナで開催!※『anan』2021年11月24日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年11月20日歌手の岡崎体育とラグビー日本代表の稲垣啓太が出演する、三井住友フィナンシャルグループの新CM「ともに、前へ」編が、20日より放送される。新CMでは、高校ラグビー部のスターで現在はプロリーグに所属する一流選手を稲垣、補欠のまま卒業して現在は会社員となった同級生を岡崎が演じ、2人がそれぞれの道で懸命に生きる姿を描く。営業先を訪ねるために急ぐ岡崎とグラウンドを疾走する稲垣、腰を低くして頭を下げる岡崎と低い構えでスクラムを組む稲垣が、同じ姿勢ながら対照的に表現されている。CMソングには、フラワーカンパニーズの「深夜高速」(04)を使用。岡崎がオリジナルアレンジでカバーしている。稲垣のトレーニングシーンは肌寒さを感じる秋に撮影されたが、台本通りの設定で演技をしていた稲垣が突然、頭から水をかぶるアドリブを披露。その迫力を気に入った監督が、急きょ台本に追加した。自動ドアがなぜか反応せずに焦る岡崎のシーンでは、開かないドアにぶつかってみたり、反応しないセンサーに向かって手をふってみたり、さらにすれ違う人にペコリとお辞儀をしたりと、岡崎から次々に繰り出されるユニークなアドリブに、現場は笑いに包まれた。
2021年11月19日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「スキューバダイビング」です。前回のこの連載で阿部寛さん主演の日曜劇場『DCU』に出演が決まったことがダイエットのひとつの動機だったと書きましたが、もうひとつドラマのためにチャレンジしたことがあります。それがスキューバダイビングのライセンスの取得。ドラマでは潜水士を演じるので、海に潜るダイビングのシーンももちろんあります。そのためスキューバのライセンスを撮影が始まる前に取りに行ってきました。ちなみに言うと、僕はまったく泳げません。運動は全般的に得意なほうですが、水泳だけは苦手なんです。水に顔をつけるのもイヤ。朝、顔を洗うのもイヤなくらい。4~5歳のころに、スイミングスクールに通おうとなったこともあったのですが、初めて行ったその日の夜に熱を出してしまい、おばあちゃんに「水泳なんか行くからや!」と言われ、そのまま通わなくていいということになってしまいました。小学校にあがってからも周りの友達がスイスイと泳ぐなか、僕は顔をつけない平泳ぎで25m泳いで水泳の授業を乗り切っていました。なので、今回も本当にできるか心配でしたが、酸素ボンベがあると水中でも息ができるので気持ちが軽くなり、また潜ってしまえば“泳いでいる”というよりも宇宙空間に漂うような感覚だったので、すぐできるようになりました。酸素を取り込む呼吸の仕方もコツをつかめば効率よくできるように。あとは、バディが常に一緒にいるのも心強い。今までは「溺れたらどうしよう」という緊張感から、うまく体を使えていなかったんだなと思いました。息ができる、サポートしてくれる人がいると安心できれば、水の中でも案外と思うように体を動かすことができるものです。すでに、海で潜水体験もしてきました。初めてのダイビング。その日は前日が悪天候だったので海がとても濁っていました。視界がむちゃくちゃ悪くて海中では何も見えませんでした。でも、それがかえって良かった。僕、海洋恐怖症でもあるので。どんなに優しいマンボウでも海で遭遇したらめちゃくちゃ怖い。視界が悪いとなにも見えないので海の生き物に遭遇することもなく、それにビビってパニックになることもなく無難に終えることができました。今は泥の海しか知りませんが、きれいな海を見たらまた違う感動があるかもしれません。それも楽しみです。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。11月23日(火・祝)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催する。※『anan』2021年11月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年11月13日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ダイエットその後」です。少し前に7月にダイエットを始めたというお話をしました。その時、8月末までに20kg落としたいと宣言をしていましたが、結果どうだったかというとマイナス17kg達成しました。20kg減はできませんでしたが、まずまずの結果ではないかと満足しています。そもそも、ダイエットを始めようと思ったのは、人間ドックで痩せなさいとドクターから言われたのがきっかけですが、がんばらないと…と思ったのにはもうひとつ大きな理由があったんです。すでにご存じの方もいるかと思いますが、岡崎体育、光栄にも2022年1月スタートの阿部寛さん主演のドラマ、日曜劇場『DCU』に出演することが決まったんです。『DCU』はDeep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)の略称。海上保安庁に新設された、水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団という設定です。僕もその一員で、もちろん水中に潜って捜査をしないといけない…となると、このむっちりすぎるボディはあかんな…と思うようになりました。プロデューサーさんには「少し痩せたほうがいいかも」くらいでアドバイスをいただきましたが、僕の判断で撮影開始までに20kgは落とそうと決めました。同じananの連載陣には、役作りで過酷な肉体改造をされている鈴木亮平さんもいらっしゃいます。これは生半可なことを同じ連載仲間として言うことはできないな…という自覚もありました。無事、体重をだいたい目標まで落とすことができてよかったです。挑戦してみて感じたのは、明確な目標があるとどんな怠惰な性格でもダイエットを乗り切れるんだということ。みなさんももしダイエットをされるなら、自ら目標を課してみるとモチベーションになるかもしれません。僕の場合は、ウェットスーツ姿を全国ネットのテレビで放送されるというとんでもない危機感でしたが、SNS時代の今だからフォロワーの方々が監視役になってくれると思います。「3か月後に体重を公開しないといけない」とか「半年後に水着姿を披露する」など勝手にルールを決めてしまえば、それに向けてがんばれるんじゃないかなと思います。その過程を公開すればみんなに励ましてももらえるし、一石二鳥です。僕もトレーナーさんにめちゃくちゃ励ましていただきました。励ましをもらうっていうのもダイエットが続く大きなポイントだと思います!おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。11月23日(火・祝)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催する。※『anan』2021年11月10日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年11月05日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「オンラインゲーム」です。オンラインゲームが好きです。ミュージシャン仲間でサッカーやバトルロイヤルなどのゲームをしてネットで実況をすることもあります。先日、『Apex Legends』という、いま世界で最もプレイされているといわれるバトルロイヤルFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)のカスタムマッチイベント「VCC APEX」が開催され、僕も参加させていただきました。ほかには、HIKAKINさんをはじめゲーム実況で人気の方々や、Hey! Say! JUMPの山田涼介さん、ミュージシャンではKing Gnuの井口理さんや清水翔太さんなど豪華な顔ぶれが登場しました。僕もその末席に、ちょろっとだけ出させていただいたんです。一緒にチームを組んだのは、人気VTuberの白雪レイドさん、ゲーム実況で人気のホロ酔いさんです。僕は、ゲームは好きなんですがテクニックはほとんどないので、お二人に助けていただきながらなんとかプレイをすることができたって感じです。プロレベルの腕前の持ち主の中に入ると手も足も出ず、ほぼ何もできませんでした。でも、自分なりに面白い見どころは作れたと思うので、楽しくプレイすることができました。このプレイの模様は参加者それぞれが自身のチャンネルで配信し、総視聴者数は数百万人にもなったそう。想像もできないような数の人が見てくれた。それだけの人がゲーム実況に注目しているって、正直驚いてしまいます。知り合いのライターさんのお子さんも5歳にしてすでにYouTubeでマインクラフトのゲーム実況を見ているとか。もうそういう時代なんです。僕より上の世代だと、ゲーム実況なんて「見たらダメ!」と怒られてしまう対象だったと思いますが、いまやゲームはひとつのカルチャー、コンテンツとして急成長している。そこで学ぶことも多いですし、夢も持てるし、もしかしたらお金も稼げるかもしれない。そう考えると、頭ごなしに「ゲームばっかりしてたらあかんやろ!」とは言えないよな、と思います。eスポーツの普及もそうですし、ゲームは暇つぶしの遊びというだけでない、限りない可能性を秘めている。だけどそう思う一方で、ゲームばっかりしていてそれでごはんが食べられなかったらそれはそれで困るのでは?とも考えてしまいます。やっぱり地道に就職に役立つような資格を取ることも大事だよ、と思います。おじさんは両方を若い世代に伝えたいです。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。11月23日(火・祝)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催する。※『anan』2021年11月3日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年10月30日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「タイムパフォーマンス」です。アルバムリリース、そして横浜アリーナのワンマン準備と、10月はスケジュールに追われています。そんな中で気になっているのはタイムパフォーマンスです。よくコスパ(コストパフォーマンス)と言いますが、今の時代みんなが気にしているのはコスパより“タムパ”ですよね。情報過多の現代では、どんな情報を取捨選択するのかという時間の使い方が重要視されています。同世代の中では僕は時間の使い方にうるさいほうだと思います。無駄な時間があるのがとにかく苦手なので、仕事もわざとツメツメにして入れていただくことが多いです。例えば、アルバムの取材が4つあるとしたら、1日に1つずつでゆったり4日間かけるよりは1日に4件ともまとめて、残りの3日は自分が自由に使えるようにしてほしい。作業をするなど自分が使い方を決められる時間を確保できていると、僕の中でタイムパフォーマンスがいいなと感じます。なので、逆に「これ何待ち?」みたいなことが苦手でそういう場面ではついイライラしてしまいます。そして、「これ何待ち?」というような時間はけっこうこの業界ではざらにあります。たまに気の利くADさんとかに「こういうトラブルで調整にあと30分くらいかかります」などと教えていただけることもあるのですが、そういう現場ばかりでもないので、「あと、どれくらいこの無駄な時間と向き合わなくてはいけないのか…」と不毛に感じることはよくあります。プライベートでも、洗濯ボタンを押して洗濯機が回ってから洗濯が終わるまでの時間を有効活用できないか…など、効率を良くすることを実践したいと考えています。いつも、洗濯をしている間は皿洗いをするとか床掃除をするなど、別の家事をするように心がけてはいるのですが、それをもっとシステマティックに分刻みのスケジュールにしたい。でも、一人分だと洗濯物もそう毎日溜まりませんし、溜まる量もそのときどきで変わってしまう。だから、洗濯時間が定まらず家事のシステム化は一向に進んでいません。もう一つ無駄だと思うのは朝、目が覚めてからベッドから出るまでの10分間。どうしても10分かかります。できることなら目覚めたらスパッと起きて、やるべきことをさっと始められるようになりたい。でも、休みの日はとくに布団から出られずにゴロゴロしてしまう…。とてもタイムパフォーマンスがいいとは言えない現状です。おかざきたいいく約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が好評発売中。11月23日(火・祝)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催する。※『anan』2021年10月27日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年10月22日『anan』連載でもおなじみの岡崎体育さんが、約2年9か月ぶりに4枚目のオリジナルアルバム『FIGHTCLUB』をリリースする。“捨て曲はアリ”だけど間違いなく僕の最高傑作です!「ドラマ主題歌や提供曲をまとめたコンセプト・アルバム『OT WORKS II』や『劇場版ポケットモンスターココ』のテーマソング集をリリースしていたので、自分的にはそんなに間が空いている感じがしていなかったんですが、あらためて2年9か月もの間、新譜を出してないってなると『いやこれRADWIMPSのスパンやないか!』と思いました。まだデビューして5年のくせに、モンスターバンド級じゃないと許されない制作期間をいただいてしまっている。これはそろそろ動かないとあかんなと思いました」確かに3年近く間は空いたけれど、岡崎体育らしさは変わらず健在。すでにMVが先行配信されている「インターネットで喧嘩すんな!」と、オンラインでの炎上案件を見事に切り取った新曲「Fight on the Web」など、前作では封印気味だったネタ曲も多めに収録し、岡崎体育ここにありという趣だ。「デビュー以降、いろんなタイプの楽曲を手がけながらずっと自分の立ち位置を探していたんですが、30歳を越えてなんかようやくポジショニングが明確になった気がしています。ネタ曲も真剣な曲も、ライブで踊れる曲も全部過去の自分をアップデートして作ることができた。このアルバムは今の僕の立っている場所を表していると思う。なんかやっと“ここに立てばいい”って足元にバミり(目印)がついた感じがします」本人がリード曲と豪語する「おっさん」では、おじさんになった自分を“だからこそ更新したい”と高らかに歌い上げる。さらに、仲間たちとかき鳴らすギターロックもピアノが美しい朴訥としたバラードも、これまでの延長線上にある彼らしいカラーリングを感じさせてくれるもの。そんな楽曲の中には岡崎体育ならではの捨て曲もある、と言うが…。「11曲入りのアルバムですが、僕は“捨て曲ナシ”なんて甘いことは言いません。今回は3曲。並びでいうと3、7、9曲目です。通常、捨て曲は5曲目以降がセオリーですが、3曲目から捨てたろかな?と大胆にやってみました。でも、僕の中では捨て曲って悪い意味ではなく、肩に力が入ってない曲ってことなんですけど。よく考えたら『MUSICVIDEO』もアルバム制作の最後に急いで作った捨て曲だった。そういう曲こそみんなに拾っていただいて話題にしてもらえたりする。今回も何か化けたら面白いですよね。SNSでバズるなんて狙ってできることじゃない。そんな謙虚さも持ってる、おっさんです」『FIGHTCLUB』24時間合宿生配信で完成した「Championship」、THE FIRSTTAKEで披露し世界中を虜にした「Yes」など全11曲収録。10/20発売。【初回生産限定盤(CD+BD)】¥6,800【通常盤(CD)】¥2,800(SME Records)おかざきたいいく1989年生まれ、京都府出身。2016年5月発売のアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビュー。以降、幅広い分野で活躍を広げる。11/23横浜アリーナでワンマンライブを開催する。※『anan』2021年10月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年10月17日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ジブリ」です。先日、急に観たくなってアニメ映画『ホーホケキョ となりの山田くん』を観ました。みなさん、スタジオジブリお好きですか?僕は大好きです。そして、僕はジブリでは完全に高畑勲派です。宮崎駿監督作品ももちろん大好きですが、どちらか選ばないといけないとしたら高畑監督作品がより好きです。『ホーホケキョ となりの山田くん』をはじめ『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』など、いつでもゆっくり観られる感じがいいんです。こだわりはめちゃくちゃあるのですが、描いていることは日常に寄り添っていたり、キャラクターをとても自然に描いていたり。なんか無理がないんですよね。だから熱が39℃あって観てもツラくない感じがして好きなんです。『ホーホケキョ となりの山田くん』なんてどっから観てもいい。原作が4コマ漫画なのでいろんなエピソードが入っている。デパートで子どもが迷子になった話とか、駅についたら雨が降ってたから迎えにきてもらう話とか、本当に誰でも経験したことあるようなごく普通のエピソードが、とても優しく楽しく描かれている。ほっとします。『おもひでぽろぽろ』も大好きで、何度観たかわからないくらいです。今年、32歳になった記念にブルーレイも買いました。初めて観たのは大学生くらいのときでしょうか。そのとき観た印象よりさらに良かった。歳を重ねるごとに登場人物の心理だとかいろんなことが深く理解でき、どんどん面白くなる。これはどういうことやねんと思いました。作った当時の勲さんの年齢に近づけば近づくほど、わかることが増えるんじゃないかなと思っていて、観るたびに発見がありそうで、これからも繰り返し観るのが楽しみです。三鷹の森ジブリ美術館も行ってみたいです。常設展示室の「映画の生まれる場所(ところ)」では制作現場を覗けると聞いて、ぜひ見てみたいなと思いました。クリエイターの端くれとして違う世界のクリエイティブの現場を見るのが大好きなんです。メイキング映像を観るのも好きだし刺激を受けます。違う世界のクリエイティブを見ると単純にワクワクしますし、自分にも大きな影響をもらえます。アイデアを必死で出しているところは共感するし、いろんな工夫をされていると知ると凝り固まった自分の考え方をほぐしてもらえる。他のジャンルであってもいろんな人の作品作りを覗いてみるのは大事なことだなって思っています。おかざきたいいく10月20日に約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』を発売。11月23日(火・祝)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催。※『anan』2021年10月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年10月16日ドキュメンタリー映画『人と仕事』(10月8日公開)の公開記念舞台挨拶が9日に都内で行われ、志尊淳、森ガキ侑大監督が登場した。同作はスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画したドキュメンタリー映画。コロナに打ちひしがれた日本の職場で「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる保育士、介護士などの人々、その他、声なき仕事人達の現状をレポートする。監督は、大学在学中にドキュメンタリーを制作しその腕前を森達也監督らから激唱された森ガキ侑大が務め、2人の俳優が、一仕事人として現代社会と向き合い、仕事の意味を再発見していく。元々は劇映画を制作する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれた。しかし、河村光庸エグゼクティブプロデューサーの「ドキュメンタリー映画として制作しよう」というアイデアから新たな企画に。森ガキ監督はその時の心境を「大学生の時にドキュメンタリーを1本撮ったんですけど、本当に苦しいんですよね。ドキュメンタリーを自分がもう1回、有村さんと志尊くんとできるのかなと不安はありました。でも、コロナ禍だからこそ、この映画の企画は今しかできないし、今残さないときっと後悔すると思って、本能的にやらせてくださいと話をしました」と振り返る。そして、劇映画からドキュメンタリー映画に形を変えた作品で出演をオファーされたことについて、志尊も「予定していた劇映画の制作がなくなってしまうことにショックはありましたけど、そこでもなお作品を届けられる機会をいただいたことが、まずありがたいなと思いました。このドキュメンタリーは人と人とのコミュニケーションで成り立つ映画だと思うので、先が分からないなか人に寄り添えるか不安でしたけど、皆さんで『伝えていこう』とベクトルが同じ方向を向いたので、一生懸命やらせていただきました」と思いを明かした。完成した本作を観た志尊は「普段は役柄を演じているので物語としてみれるけど、今回は志尊淳なので、主観でみてしまいました。作品全体っていうことではなく、自分がインタビューさせていただいた方とか、出てくださった方々が、『この作品に出て良かったな』と思えたかなという目線で見させていただいていました」と語る。そんな志尊に対し、プライベートでも親交のある森ガキ監督は「インタビューをしていく中で志尊くんの心境がポロッと出ていて、自分の中でも新たな志尊くんを知れて嬉しいなと感じました」と、本作での志尊の変化について言及した。冒頭シーンは渋谷の街を、志尊が歩き回って取材を試みるシーンから始まる。この時の撮影について志尊は「カメラもあって、森ガキ監督もいたので『ちょっと歩いてみますか』って感じでしたよね?」と明かし、森ガキ監督も「マスクもしてるので、志尊くんが声かけても『すみません』って無視するんですよ。いやいや、ここに志尊淳いるよ? って」と苦笑。「でもやっぱりカメラがあるとなかなか心を開いてくれなかったです」という監督に、志尊も改めて「カメラがあると僕でさえ心を開けないですし、どう声をおかけするのが一番いいのかなと思いながらの撮影はすごく難しかったです」と苦労を語った。
2021年10月09日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「クイックレポート」です。音楽フェス好きの方なら一度は目を通したことがあると思うクイックレポート。フェスなどの現場でライブを観たライターさんが終了後、1時間もたたないうちにそのライブのレポートをweb媒体などにアップしてくれるものです。ライブに来られなかった人が読んだり、ライブを観た人でも、あらためてライブの内容をテキストで確認するために読んでくれているものだと思っています。セットリストを知ることもできますよね。クイックレポートは、その名の通り短時間でライブの感動を美しい表現で形容してお届けしてくれるので本当にありがたいんです。極端に言うと、そのクイックレポート次第でその日のライブの印象ががらっと変わることもある。基本、書いてくださる内容はライターさんにお任せです。スピード重視の世界なので、こちらサイドが校正することもありません。だからこそ書いてくださる方も神経を研ぎ澄ませ、本気でその場の熱狂や興奮を伝えようとしてくださっていると思っています。その感動を僕は曲にしてお返しできればと思い「Quick Report」という曲を書きました。10月20日に出るニューアルバムに収録されているので、ぜひ聴いてみてください。すでに、フェスなどで披露していて、いい反応をいただいています。曲を作るにあたっては、僕のデビュー以降のクイックレポートを全部読み返しました。そこで、「MUSIC VIDEO」における“MVあるある”ではないですが、やっぱり定型文ってあるんだなということに気づきました。なかでもめっちゃ気に入ったフレーズは、“観客のボルテージは一気に最高潮”です。僕のクイックレポートにめっちゃ書いてあった。だったら、「もっと観客のボルテージは一気に最高潮になる曲を作らな!」と思って、この曲ができました。実際に、フェスで初めてこの曲を披露した日のクイックレポートには、「岡崎さん、こんなところまで気にかけてくれてありがとうございます」とライターさんがわざわざ書いてくれていて、なんだかうれしかったです。クイックレポートもフェスの一部。同じフェスを作っている仲間って感じがしていいですよね。みなさんもフェスで岡崎体育のライブを観たあとは、必ずその日のクイックレポートまでチェックしてくださいね。そこまでがひとつのセットです。おかざきたいいく11月23日(火・祝)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催。10月20日(水)に4枚目となるオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』をリリース。※『anan』2021年10月13日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年10月09日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ロングインタビュー」です。アルバムをリリースしたタイミングなどで、雑誌などからインタビュー取材をしていただくことがあります。ときには“2 万字インタビュー”などと銘打ったロングインタビューをしませんか?とお話をいただくこともあります。ロングインタビューをしていただけるなんて、本当にありがたいことです。ただ、ありがたいのですが、とにかくインタビューを収録する時間が長い!通常の雑誌などに掲載される1ページ程度のインタビューは長くても収録は1時間程度です。でも、ロングインタビューは平気で2時間、3時間かかってしまいます。それだけ長い間話を聞いていただけるのは、ありがたいことなのですが…。インタビューは、たぶん取材する側は準備をしてくださっていると思います。インタビュー対象のことを調べたり、過去の記事を読んだり、ミュージシャンだったら過去のアルバムから現在の最新アルバムまで聴き直したり。では、受ける側はどうか?というと、僕の場合はとくに準備をしていません。聞かれたことをその場で考えて思うままに答えています。インタビュアーの方にもいろんな方がいます。ときには「こう答えてほしいのかも…」と、こちらが逆に気になってしまう人もいたり。以前にテレビの某ドキュメンタリー番組に出演した際には、“SNSの寵児”という感じで僕のことを紹介したい雰囲気をなんだか感じ取ってしまい、自分の中に“SNSの寵児”を憑依させてしゃべってしまった感があります。いや、それも本音でないわけではないのですが、僕の性格的に、どんな相手だろうと常に本心でぶつかるというより、その場その場の空気を読んで場に合った答えを言って、気まずい空気を回避してしまうクセが自分にはあると思います。あとは、僕みたいにちょっと“ちょけた”ことを言うタイプは、どこまでそれをシャレとして受け取ってくれるか、というのも気になってしまいます。インタビュアーさんは初対面であることも多いです。本心を言ってどこまで真剣に受け取ってくれるのか、逆にシャレをシャレとわかってくれるのか…そこを見定めるのは正直、難しいです。だったら、インタビュアーさんのノリに合わせてお答えしたほうが場もスムーズですし、記事もうまくまとまるのでは、などと余計なお世話かもですが考えてしまうんです。おかざきたいいく10月20日(水)に約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が発売に。11月23日(火)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催。※『anan』2021年10月6日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年10月02日俳優の有村架純と志尊淳が出演するドキュメンタリー映画『人と仕事』(10月8日公開)の映像が2日、公開された。同作はスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画したドキュメンタリー映画。コロナに打ちひしがれた日本の職場で「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる保育士、介護士などの人々、その他、声なき仕事人達の現状をレポートする。監督は、大学在学中にドキュメンタリーを制作しその腕前を森達也監督らから激唱された森ガキ侑大が務め、2人の俳優が、一仕事人として現代社会と向き合い、仕事の意味を再発見していく。今回公開となった本編映像では、農家を訪れた有村と志尊が、和気あいあいとした雰囲気で実際に落花生の収穫を体験し、自身の仕事とも重ねながら農家の方の声に耳を傾ける場面が映っている。ジャージ姿に軍手をした有村と志尊は、農家の方から収穫方法を教わり、旬を迎えて沢山の実がついている落花生を土の中から掘り出していく。落花生が土の中で育つことに「落花生って土から……?」と驚く2人だったが、初めて見る収穫時の落花生に「うわーすごい!」「そんなにデカいんだ!」と興奮気味の笑顔がこぼれる。2人で「よいしょー」と声をかけ合いながら大きな落花生の株を引き抜くように収穫し、それを腕いっぱいに抱えた有村も「なんか嬉しい、これ!」と収穫作業を楽しむ。続いて房についた落花生の実をカゴに仕分けていく行程に移ると、真剣な表情で黙々と作業を進める2人。一見時間がかかる地味な作業だが、有村は「自分たちの仕事と似てるな」と農家と俳優という異なる仕事に共通点を見つけ、志尊も「自分と向き合う感じ」と自身の仕事に通じる部分を発見していく。さらに作業をしながらも、「4月に緊急事態宣言が出てしまって、たまねぎの卸し先がなくなってしまって処分したとか、市場に出しても1円とか、給食がなくなってしまって……」とコロナ禍で大打撃を受けてしまった農家のリアルな声にも耳を傾ける2人の姿が映し出された。また本編映像に合わせ、落花生の収穫を体験する有村・志尊の姿を捉えた場面写真も公開された。
2021年10月02日岡崎体育の最新CDアルバム『FIGHT CLUB』が、2021年10月20日(水)に発売される。岡崎体育、約2年9カ月振りとなるオリジナルCDアルバム『FIGHT CLUB』岡崎体育は、京都府宇治市出身の男性ソロプロジェクト。2016年に発売したアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビューし、同アルバム収録の楽曲「MUSIC VIDEO」の世界観が話題となり人気に。2020年には“1人フェス”「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」を開催するなどユニークな活動で注目を集めている。2021年5月にはコンセプトアルバム『OT WORKS Ⅱ』をリリースしている。そんな岡崎体育が約2年9カ月振りとなる4枚目の最新オリジナルアルバム『FIGHT CLUB』をリリース。CDには全11曲を収録する。ライブ人気曲や夜ダン・鈴木ら参加の楽曲含む全11曲を収録収録曲には、8月から9月にかけて先行配信された「Fight on the Web」「Championship」や以前からライブで披露されてきた「Eagle」、岡崎体育節全開のネタ曲「Quick Report」など。さらに、夜の本気ダンスの鈴鹿秋斗、ハンブレッダーズのでらし、Benthamの須田原生、マシネ・アカルイネを演奏に迎えて制作した「Hospital」といったスペシャルな楽曲もラインナップに加わる。初回限定盤にはワンマンライブ映像収録のBD付属また、CDのパッケージは初回生産盤と通常盤の2形態で用意。初回生産限定盤には、ワンマンライブ『OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020』を完全収録した映像作品を収録したブルーレイディスクが付属する。【詳細】岡崎体育 最新アルバム『FIGHT CLUB』CD発売日:2021年10月20日(水)価格:通常盤 2,800円、初回生産限定盤(CD+BD) 6,800円<収録内容>・CD1.Championship2.おっさん3.Hospital4.Fight on the Web5.Quick Report6.Yes7.Okazaki Little Opera8.八月の冒険者9.普通の日10.湖11.Eagle・ブルーレイディスク岡崎体育ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」@エディオンアリーナ大阪
2021年09月30日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「Z世代」です。最近、よく耳にする(ananでも特集が組まれているのを読みました)Z世代というワード。1990年代中盤から2012年生まれ、現在9~25歳くらいの方を指すそうです。ちなみに僕は1989年生まれなので、その前の世代であるミレニアル世代に当てはまるそうです。僕としてはゆとり教育を受けた「ゆとり世代」っていう言葉のほうが耳馴染みがありますが…。ミレニアル世代は、検索エンジンを使い始めたり、スマホができたりというネットの台頭を目の当たりにしたデジタルパイオニア。一方でZ世代は、そんなデジタルインフラがあって当たり前のデジタルネイティブだそう。なるほど確かに違うなと思いますし、次の世代がめちゃくちゃ新しい価値観を生み出しているな、というのはひしひしと感じています。感じていないミュージシャンはいないのではないでしょうか。僕はテレ東系列の朝の子ども向けバラエティ『おはスタ』に出演していますが、共演者のおはガールたちなど10代のキャストたちと感覚の違いを感じることがあります。レイザーラモンHGさんの真似をして「フォーーー!」とギャグをしても通用しません。ジェネレーションギャップを感じます。そうなんです。ジェネレーションギャップって、これまでは僕にとっては大人たちが言うことがわからないことだったのですが、去年くらいからジェネレーションギャップの上世代側=伝わらない側に立つことがあり、ああ、自分はおっさんなんだな…というのを実感しています。僕たちとZ世代の違いはなにかと考えると、デジタルネイティブならではの情報の取り扱い方ではないでしょうか。先ほどのジェネレーションギャップがある事柄についても、僕なんかは大人が言っていることでわからないことがあると、意味を知りたいので調べていました。ずん飯尾さんがギャグで「ポンセ」と言えば「ポンセってどんなやつ?」とネットで調べたり(大洋ホエールズに所属していた野球選手のカルロス・ポンセ氏でした)。でも今の世代はそういうソースは必要としていない感じがします。ネットが発達してあらゆる情報が多すぎる分、取捨選択の仕方が僕たちとはまるで違うんだと思います。ゆえにアウトプットの仕方も違うので、想像もつかない新しい令和カルチャーやコンテンツがたくさん生まれているのだと思います。おかざきたいいく10月20日(水)に約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が発売に。11月23日(火)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催。※『anan』2021年9月29日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年09月24日俳優の妻夫木聡が22日、東京・港区で催されたマクドナルドの「ごはんチキン にんにく黒胡椒」「ごはん海老 旨辛仕立て」新発売記念イベントに志尊淳とともに出席。志尊と和やかにトークを展開し、会場を盛り上げた。同社のCMで初共演したという妻夫木と志尊。妻夫木は「連絡先は交換させてもらって、ちょこちょこ連絡させてもらっています。なんていうか、(志尊は)後輩感を出している。絶対に志尊くんのことを嫌いな人いない。ほんとにいい子」と褒めちぎる。続けて14歳差だと聞き知って「そんなに離れているの? いや、ちょっと……え~!」とビックリ。「志尊くんがキラキラしてるから、なんとかキラキラを出そうと、朝からシャンプーしてきた。『ちゃんとキラキラできてるかな、おれ?』とソワソワしています」と心境を明かした。今回の新商品は、全国のマクドナルド店舗で9月29日から「夜マック」(17時~)で期間限定販売する。しかし妻夫木は発売が待ちきれず、うっかりフライング。「僕、ずいぶん前にCMを撮ったので、勝手にやっているもんだと思って、昨日5時過ぎてマクドナルドに行って『ごはんバーガーないんですか?』と言ったら『まだないです』と。『いや、そんなことは…!』と言って、すっごく店員さんに迷惑をかけちゃった(笑)。(再び)『もう、やってるような気がするんですけどね~』と言っても『まだです』と。だから『月見バーガーください』って言って月見バーガー持って帰りました」と明かした。また、CMで演じた都会から移住して米作りに励む農業男子にちなんで、“俳優から転身してみたい職業”を問われた妻夫木は「何やってもポンコツだろうな…」とこぼしつつ、「何かの職人になりたい。そういう役回りをもらうことが多かった。職人さんって、その人にしかないものを追求しながら打ち込んでいる方が多いと思う。自分にしかないものを極めていきたい」と願望を語った。イベントで2人は、同新商品を試食。商品にまつわるクイズにもチャレンジした。妻夫木と志尊が出演する新テレビCM「ごはんバーガー『農家でごはん/第1話』」篇は、9月28日より全国放送スタートする。
2021年09月22日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「SNS」です。以前に「SNSからメジャーへ」というお題でお話をさせていただいたことがあると思います。その時も“SNS生まれのアーティスト”とくくるのはナンセンスだと思う、と話をしました。今、アーティストがSNSをやって自己アピールするのは当然のこと。誰しもがSNS発信をする時代です。僕自身もYouTubeでMVがバズって注目を集めたタイプのミュージシャンですし、TwitterやInstagramなどのSNSを活用して、自分の活動のひとつの支柱としてきました。しかし、最近は、そろそろもうそれに頼りすぎなくてもいいのではないか?と思い始めてきています。そう思うのは、今、ネットカルチャーの中心にいるのは、僕より若い世代の方々だと思うからです。10代、20代が中心だということは何も悪いことではないと思います。新しいものをどんどん吸収したいと思うのは当然のことですし、TwitterやYouTubeよりTikTokが流行の発信地になっていることもそうですし、みんなが関心あるのは、まだ流行ってない、これから流行るもの。TikTokはそういう意味では、自分の興味あるものだけでなく、なんでもザッピングしながら、手軽にいま面白そうなものをキャッチアップすることができる。トレンド感のあるものが、良くも悪くも凝縮されている場だと思います。そこで楽しい、面白いと多くの人に思われたネタや人、音楽などが話題の中心となっていく。ネットの世界は、そうやって何かしら新しいアクションを起こし続けていないと生き残れない世界です。だからといって若い世代と同じことを真似してやっても仕方ない。僕がこれから考えないといけないのは30代の表現者としてSNSでどんな発信をしていくべきなのか、ということだと思います。ミュージシャンの間で、「最近はYouTubeにMVを公開しても視聴数が伸びない」という話をよく聞きますが、それを時代のせいにばかりしてはいけないですよね。僕はこれからも岡崎体育の訴求力ここにあり、というオリジナリティのある発信をしていきたいです。コロナ禍の世の中で日々、仕事の現場と家の往復だけ。日常のツイートも自炊したごはんのことばっかりになりがちですが、そんな中でもみなさんに面白い!と言ってもらえることを果敢に狙っていきたいと思います。SNSでのそういう嗅覚はまだまだ衰えていないはずです。おかざきたいいく10月20日(水)に約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が発売に。11月23日(火)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催。※『anan』2021年9月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年09月18日ドキュメンタリー映画『人と仕事』(10月8日公開)のトークイベントが16日に都内で行われ、有村架純、志尊淳、森ガキ侑大監督が登場した。同作はスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画したドキュメンタリー映画。コロナに打ちひしがれた日本の職場で「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる保育士、介護士などの人々、その他、声なき仕事人達の現状をレポートする。監督は、大学在学中にドキュメンタリーを制作しその腕前を森達也監督らから激唱された森ガキ侑大が務め、2人の俳優が、一仕事人として現代社会と向き合い、仕事の意味を再発見していく。もともとは有村と志尊が出演する映画『保育士T』を制作する予定だったが、2020年4月7日に第1回目の緊急事態宣言が発出されたことで、撮影協力を得ることができなくなり頓挫、ドキュメンタリー映画になったという。志尊は「どこかで撮れるだろうと思ってた自分がいて、でも日々にその状況が悪化している中で、やっぱり撮れなくなって、辛い思いもありました。たくさんのことを我慢している方がいらっしゃる中で、作品を絶やしたくないという思いだけはあったんです」と振り返る。さらに「残念ではあありましたけどいろいろな形でできないかと思っていた中に、河村さんから『ドキュメンタリーはどうか』という話を聞いて、『どういうことですか』となるし、筋書きがないので、どういう方向に進んでいくかも未知な部分だし、コロナウイルスがどう広がっていくかも分からない状況の中でどうしたらいいのかということもあったんですけど、さくひんをたやさないという思いを強く持っていらっしゃったので、少しでもお力添えできることがあるんだったら精一杯取り組みたいという気持ちでやらせていただきました」と思いを表した。普段はインタビューを受ける側だが、今回は志尊が色々な職業の人にインタビューする側に。「インタビューって本当に人と人との会話なので、呼吸感、温度感、テンポ感、様々な方がいらっしゃるじゃないですか。その中で僕は自分がされて嬉しいことをしたいなと思っていました」と気をつけた様子。「自分に興味を持っていただいたりとか、自分の好きなものや作品を知ってくださると嬉しいので、それぞれの職業をできる限り調べるようにしました」と語る。一方で、ゲリラで行った渋谷の街頭インタビューでは「映画には映ってないけど、10人くらいに無視されてるんですよ。心が痛くて」と苦笑。「街頭インタビューされてる方、たくさんいらっしゃると思うんですけど、もう見向きもされないし『なんですか?』みたいな感じで見られたりもする」と苦労を明かした。撮影している中で、志尊は「このドキュメンタリーはどこに向かっていくんだろうという不安だったり、自分に何が聞けたんだろうと思ってしまうことはたくさんあった」という志尊だが、「たくさんの方のお話を聞いている上で、別に『これが正解だよ』と見せたいわけでもなんでもない」と気付いたという。「それぞれの方がこういう思いをしているということを、1人でも多くの人に見ていただいて、『同じ人がいたんだ』とか『こうやって思っている方がいらっしゃったんだ』と共有できたら」と作品への思いを込めた。
2021年09月16日