スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』のヒロイン・杏奈役を射止め、現在はドラマ「地獄先生ぬ~べ~」にも出演中の高月彩良が、岡田将生や染谷将太、成海璃子ら豪華キャストで贈る映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の新キャストに決定。岡田さん演じる昴(スバル)と敵対し、染谷さんがリーダー役を務める殺戮集団・アゲハの一員として抜擢されたことが分かった。『真夜中の五分前』『at home』など作品の映像化が相次ぐ気鋭のベストセラー作家・本多孝好による全3巻におよぶ新感覚アクション巨編を、『アントキノイノチ』『ヘヴンズストーリー』の瀬々敬久監督により映画化した本作。生まれながらに極限を超えた能力や遺伝子操作による異種混合能力を持ち、哀しき宿命を背負った若き“異能者”たちと、野望のために暗躍するダークな政治家たちなど、多くの際立ったキャラクターが登場する群像劇をまとめあげるのは、『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞「優秀脚本賞」を受賞した喜安浩平。本作で、本格アクションに初挑戦する主演の岡田さんら、若手実力派俳優たちに今回新たに加わったのは、2008年のデビューからテレビドラマ、映画、舞台と着実にキャリアを積み、今年は『思い出のマーニー』でジブリヒロインに抜擢され、声優にも初挑戦した実力派女優・高月さん。高月さんが演じる静(シズカ)は、染谷さん扮する学(マナブ)が率いるアゲハのメンバーで、敵を幻惑させて動きを止め、さらにキスで毒素を注入して死に至らしめるという特殊な能力を持つ難役。高月さんは17才の現役高校生とは思えない妖艶な女性を演じ、“殺戮”ためのキスやマシンガンをぶっ放すシーンなど、これまでにない一面を披露する。そのほか、アゲハのメンバーには、アゲハの身体硬化能力を持つヒデを『クローズ EXPLODE』の柳俊太郎、超高速で移動できる豪腕の壮(ソウ)を「劇団EXILE」の鈴木伸之が、それぞれがダイナミックな肉体感覚で演じ、さらに戦闘力は極めて低いが、通常の人間には聞こえない高周波を発射するレーダー能力を持つ碧(アオイ)を、黒島結菜が演じていることにも注目だ。製作陣は「長身でスタイルが良く、妖艶な静をオーディションで探していたところ、(高月さんが)イメージにピタリと当てはまった」と声を揃え、瀬々監督も「僕らの望む通り、いやそれ以上に、キスシーンやハードなアクションシーンを演じきってくれました。撮影を終えた今、彼女にピッタリの役は“ボンド・ガール”だと信じています」と手放しで絶賛し、今後のさらなる活躍にも期待を寄せている。そんな高月さんは、「初めて脚本を読んだとき、早く演じてみたいという好奇心が沸き起こりました」と女優魂が刺激されたようで、「昔から、特殊能力を持つ役に挑戦したかったので、決まったときはとても嬉しかった」そう。「静は大人っぽいので、クールな女の子をイメージしました。中身は熱いものを持っているけど、表情などは冷めたところがある仕草を意識して演じました」と語る。また、静は“毒”を有するキスが武器となるが、「悪気がなく、キスが武器なので仕方なくキスをするしかない。重くは考えていないんです。これまでのお仕事でキスシーンは経験がなく、最初のキスシーンはとても緊張しました」とふり返りながら、「恋愛ドラマでのキスシーンに憧れはありますが、今回のキスシーンは殺人のためなので、次は違う感じになりそうですね(笑)」と笑顔を見せる。「今回の作品でアクションの楽しさを知った」という高月さん。すらりとした長身から繰り出す妖艶でダイナミックなアクションは、まさに将来の“ボンド・ ガール”となり得るかもしれない。映画『ストレイヤーズ・クロニクル』は2015年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月21日映画『想いのこし』のスペシャルイベントが10月20日(月)、都内で開催され、主演の岡田将生に子役の巨勢竜也、平川雄一朗監督、劇中の岡田さんらのポールダンスを指導したポールダンス世界チャンピオンのREIKO、同じくダンサーのeMy、MOMO、主題歌を歌う「HY」が来場した。岡田さん、共演の広末涼子が劇中で激しいポールダンスを披露することで、制作時から話題を呼んでいた本作。金と女に目がないガジロウは事故に遭い、軽いケガを負うが、その事故で死んでしまったポールダンサーのユウコと彼女の仲間たちがなぜか彼にだけ見える形で現れる。ユウコらが提示する金に釣られ、ガジロウは彼女らのこの世への未練となっている想いのこした願いをひとつずつ叶えていくことになるが…。この日のイベントは、REIKOさん、eMyさん、MOMOさんの華麗で力強いポールダンスショーで幕を開けた。日本ではあまり知られていないが、ポールダンスはオリンピック競技の候補としてエキシビジョンマッチが行われる“スポーツ”の側面を持つかなり激しいダンスであり、彼女たちの華麗な舞に観客は圧倒された様子だった。その後、監督と共に登壇した岡田さんも「ホントにすごいですね!力強くてエロい!」と興奮気味。岡田さんも劇中で披露しているが「僕もエロくできたか心配になってきました…」と苦笑を浮かべる。だが実際には岡田さんは、普通は1年で覚える大技を、撮影スケジュールもあって猛練習の末に1か月半でマスターしなくてはならなかったそう。「練習できる時間が限られていて、広末さんと一緒にREIKO先生に教えてもらったんですが、最初は(ポールに)のぼることすらできなかったんですよね…」とふり返る。体を支えてポールに密着する内股は擦り切れてボロボロになったそうで「『もののけ姫』の(呪いを受けた)アシタカの腕みたいになってました(苦笑)。『やる』と言ったけど、軽かったなぁ…何でこんなことに…って思っちゃうくらいだった」と苦労をのぞかせた。そんな、岡田さんの過酷な撮影での“支え”となったのが、広末さん演じるユウコのひとり息子を演じた子役の巨勢くんの存在。岡田さんは「ホントにかわいいんですよ!子ども大好きです」と語るが、平川監督曰く「広末さん以上に巨勢くんのことを好きになっちゃって、広末さんに嫉妬してた。めんどくさい奴だった」とのこと。この日はその巨勢くんも来場したが、岡田さんはひと目見るなり相好を崩す。巨勢くんの大人びた口調に岡田さんはタジタジで「お前、大人だな。すごいな…」、「(自分と)同い年だろ?」とどっちが年上か分からないようなやりとりを見せて笑いを誘っていた。クランクアップ後に、岡田さんが巨勢くんを誘って後楽園ゆうえんちに遊びに行ったこともあったそうだが、巨勢くんが「岡田さんはリードしてくれて、頼れるお兄さんでした」と語るとさすがに岡田さんは「そりゃそうだろ!オレ25歳だぞ!」と苦笑交じりに語り、会場は笑いに包まれた。この日は、本作のために映画を観て主題歌「あなたを想う風」を書き下ろした「HY」も駆けつけ、舞台挨拶後には同曲を生で披露し、会場に詰めかけた観客は彼らの演奏と歌声にうっとりと酔いしれていた。『想いのこし』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月20日岡田将生が本格アクションに初挑戦するベストセラー作家・本多孝好氏によるアクション巨編小説の実写映画化『ストレイヤーズ・クロニクル』。このほど、本作の追加キャストに、NTTドコモのCMで注目された黒島結菜が決定。メガホンを取った瀬々敬久監督や、これまで戸田恵梨香、吉高由里子ら、映画・ドラマの主演を務める若手女優たちを次々と見出してきた敏腕プロデューサーが、新時代の“ヒロイン” として大抜擢していたことが分かった。1990年代の始め、バブル経済下の日本で秘密裏に行われていた、ある2つの実験。1つは子どもに突然変異を促し、極限まで人間の能力を発達させう1つは、遺伝子操作によって動物や昆虫の能力を持つ子どもを生み出させる群だった。やがて、視力・聴力・筋力などを異常発達させられた昴(岡田将生)ら若者たちは、その力の代償として「破綻」と呼ばれる精神崩壊の危険を抱えるように。その「破綻」解消のカギを握る外務副大臣・渡瀬(伊原剛志)からの裏の仕事を、昴たちはその異能力を活かして渋々解決していた。そんなとき、渡瀬を狙う殺戮集団“アゲハ”が現れる。アゲハもまた異能力者たちだった――。先日、岡田さんを始め、染谷将太や成海璃子といった若手実力派と、白石隼也、清水尋也らフレッシュなキャスト、さらに伊原剛志、石橋蓮司、豊原功補のベテラン勢が対峙することが発表された、本作。黒島さんが演じるのは、染谷さんが車いすのリーダー・学を務める“アゲハ”の碧(アオイ)。岡田さん演じる昴たちと敵対する殺戮グループ“アゲハ”の中では戦闘能力は極めて低いが、ほかのメンバーにはない能力を有する“希望”の存在となる。CMで注目を集めた黒島さんは、いまやネクストブレイク間違いなしとされる17歳。今後、本作と同じく本多氏原作の映画『at home』や、福士蒼汰&有村架純主演『ストロボ・エッジ』、小関裕太とW主演の『あしたになれば。』の公開が控えている。「本多孝好さんの作品は短い期間に2回目で、前回の家族の絆を描いている作品(『at home』)とは全く違う話だったので楽しみにしていました。私の演じる役(碧)は、みんなの希望であり複雑な想いを抱えている子で、感情を台詞ではなく表情で演じるのがすごく難しいので大丈夫かなって不安でした」と明かす。だが、そんな黒島さんを気遣う瀬々監督やほかのキャスト陣の優しさに「私を選んでいただいたことに感謝して、監督が描いているものに応えられるように精一杯頑張っています」と、熱い思いを演技でぶつけたことを語った。瀬々監督は、そんな黒島さんを「アップになると、ある独特のオーラを発します。その強さは相当なものです。黒島さんは良い意味で、久しぶりの映画発信からのアイドルになるのでは」と、大きな期待を寄せている。また、『デスノート』シリーズで戸田恵梨香、『GANTZ』シリーズで夏菜や吉高由里子、『君に届け』の多部未華子、『桐島、部活やめるってよ』では橋本愛ほか山本美月、松岡茉優、清水くるみらを発掘してきた、気鋭のプロデューサー・佐藤貴博氏も「その輝きは間違いなく、この先の日本映画界に光を射す存在」と太鼓判を押す。佐藤氏は、黒島さん演じる碧も含め「“アゲハ”チームは遺伝子操作により、動物や昆虫などの能力を混合された実験体で、長くは生きられず生殖能力も持たない刹那の存在でしたが、碧だけは違って普通の寿命と生殖能力を有していることが分かり、“アゲハ”チームは碧を希望として、自分たちとは離れて、未来を生きることを望みます」と、その役柄を説明する。特殊能力を持ちながらも、哀しい運命を背負った彼らの唯一の“希望”というのは、このためだ。だが、碧を戦いから遠ざけたせいで、彼女は反発、昴チームに身を寄せてしまう。つまり、碧は、同じ異能力者ながら敵対する両チームの若者たちとかかわり、キーパーソンとなるキャラクターなのだ。まさに、フレッシュな魅力で文字どおり本作の希望となる黒島さんの存在に、ぜひ注目していて。映画『ストレイヤーズ・クロニクル』は2015年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月09日この秋冬、日本映画界は“女装”がブームのようだ。しかも、正統派イケメン・岡田将生(25)、美少年系イケメン・菅田将暉(21)、そして個性派イケメン・安田顕(40)と、タイプの異なる人気俳優たちが、新作映画で女子顔負けの女装を相次いで披露している。その美しすぎて罪(?)な、彼らの女装姿に迫った。まずは、今年、『偉大なる、しゅららぼん』『オー!ファーザー』と主演映画が続き、出演ドラマ「ST赤と白の操作ファイル」が映画化へ、そして11月、蜷川幸雄演出の「皆既食-Total Eclips-」では若き天才詩人ランボー役で、舞台初挑戦にして初主演を果たす岡田さん。11月22日(土)公開の『想いのこし』で岡田さんが演じるのは、頭の中には“カネと女”しかないというダフ屋・ガジロウ。甘いマスクで女の子を口説き落としてはチケットを売りさばく、という最低のダメ男だ。しかし、彼がきっかけとなった交通事故で、ユウコ(広末涼子)、ルカ(木南晴夏)、ケイ(松井愛莉)の3人のポールダンサーと、そして運転手のジョニー(鹿賀丈史)が死亡してしまう。さまざまな理由で現世に未練があるため、幽霊となった彼らは、ガジロウを使って、のこした“想い”を遂げようとするのだが…。「あなたには、私たちにできないことをしてもらう義務がある」と言い放つ、広末さん演じるユウコの言葉どおり、岡田さんは、ドラマ「昼顔」で注目を集めた木南さん演じるルカの身代わりとなってウェディングドレスの花嫁姿に!しかも、あろうことか、花婿とキスまで!さらに、広末さんとのポールダンスのシーンでは、コテコテの“夜顔”メイクで華麗なダンスを披露。ポールに対して90度になる反りっぷりも見事な、美しいけど、ちょっぴり筋肉質な女装ダンサーと相成っている。続いて、『共喰い』で各賞を席巻した昨年に引き続き、今年も出演した呉美保監督の『そこのみて光輝く』がモントリオール世界映画祭で「最優秀監督賞」を受賞し、さらに第87回アカデミー賞「外国語映画賞」部門の日本代表作品にも選出された菅田さん。「仮面ライダーW」での鮮烈デビュー以降も、連続テレビ小説「ごちそうさん」の坊主頭から、『闇金ウシジマくん Part2』、2015年公開の『チョコリエッタ』『暗殺教室』まで、さまざまな役柄を巧みに演じ分けている若き実力派の菅田さんだが、能年玲奈主演で東村アキコの人気コミックを実写映画化する『海月姫』(12月27日公開)では、驚異の“美”女装姿に。その、もはや嫉妬レベルの女装美男子ぶりには、原作者の東村さんまでも「本当にキレイ」「奇跡のキャスティング」と太鼓判。原作ファンからも、ネット上で「カワイイ!」と絶賛の声を集めている。菅田さん演じる蔵之介は、“クラゲオタク”の能年さんほか、“鉄道オタク”の池脇千鶴、“三国志オタク”の太田莉菜、“和物オタク”の馬場園梓(アジアン)、“枯れ専”の篠原ともえ、といった個性豊かなオタク女子集団・“尼~ず”たちが暮らす男子禁制アパートに、おしゃれ女子の“蔵子”として入り込む。有名政治家一族の次男ながら、ファッションの世界で生きることが夢という蔵之介は、筋金入りのオタク女子たちを懐柔しながら、奇妙な友情関係を築いていくらしい。ここに、蔵之介の兄で女性恐怖症の童貞エリート・修(長谷川博己)がどう絡んでいくのか、いまからも楽しみだ。最後は、映画に、ドラマに、舞台に、「TEAM NACS」の垣根を越えて個人でも活躍著しい“ヤスケン”こと安田さん。今週末10月4日(土)に公開となる『小川町セレナーデ』では、なんとオカマダンサー・エンジェル役で女装姿を披露。「TEAM NACS」のメンバー、大泉洋が『ぶどうのなみだ』で、美人シンガーソングライターの安藤裕子を相手役に寡黙な男を演じ、戸次重幸が小島聖、酒井若菜と繰り広げた不倫ドラマ「エンドレスアフェア~終わりなき情事~」が劇場版になるという中、安田さんは昔、“男女の関係”にあった女性と、2人の間に生まれた娘のためにひと肌脱ぐことになる、オカマパブのスターダンサー役を好演する。借金のため、閉店の危機に陥った真奈美(須藤理彩)が経営するスナック。隣町でオカマバーが大人気であることを知った娘・小夜子(藤本泉)は、自らオカマのフリをして “偽オカマバー”を開き、再起を狙おうとする。実は小夜子の父親であり、カリスマ・オカマダンサーとして小夜子や真奈美を手取り足取り指導することになるのが、安田さんが扮するエンジェルだ。ちょっぴり変わったカタチではあるものの、安田さん演じるエンジェルと、等身大の母親役がハマる須藤さん、映画『アオハライド』の公開も控える次世代女優・藤本さんの家族は、きっと見事な化学反応を起こしてくれるに違いない。さて、あなたのお好みはどの“女装男子”?(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社小川町セレナーデ 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「小川町セレナーデ」製作委員会
2014年10月02日俳優の役所広司と岡田准一が10月1日、共演作『蜩ノ記』の特別試写会に出席した。岡田さんが「試写を観ていたら、横で役所さんが号泣されていた」と暴露すると、役所さんは「岡田君だって泣いていましたよ」と反撃。劇中同様、強い師弟愛(!?)を披露した。前代未聞の不祥事を起こした戸田秋谷(役所さん)は、10年後の夏に切腹し、その日までに藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられる。一方、城内で刀傷沙汰を起こした藩士の檀野庄三郎(岡田さん)は、秋谷の監視役を命じられるが、そのひたむきな生きざまに心揺さぶられる。第146回直木賞を受賞した葉室麟の小説を原作に、役所さんと岡田さんが初共演を果たした。この日、役所さんと岡田さんに加えて、共演する堀北真希、原田美枝子、小泉堯史監督が出席し、「涙活(るいかつ)試写会」と銘打って開催された試写会。 涙活とは、意識的に泣くことで心のデトックスを図る活動だといい、涙活プロデューサーの寺井広樹さんが提唱するもの。このたび、『蜩ノ記』が世界に涙活を広める「全米感涙協会」認定映画第1号となったことを記念し、役所さんに涙のしずくをモチーフにした特製トロフィーが授与された。「今日、(イベントの進行)台本を読んで『これ、ギャグかな』と思った」と役所さん。それでも寺井さんから実際にトロフィーを受け取ると、「結構重いですね。今日映画を観てくださったみなさんの涙とどっちが重いかなあ…。とにかく認定第1号ということで光栄です」と涙、ではなく笑みを見せていた。涙といえば、岡田さんは先日、主演を務めたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の撮了会見での“男泣き”が大きく報じられたばかり。岡田さん本人も「つい最近、泣いてしまって」と照れ笑いを浮かべた。また、本作に関しては「小泉監督のために、日本映画界のベテランスタッフさんが集まった。まるで日本映画の歴史を目の当たりにするようで、現場にいるだけで泣ける思いだった。本当に、すごい人ばかりだったんですよ」と涙のエピソードをふり返った。『蜩ノ記』は10月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜩ノ記 2014年10月4日より全国にて公開(C) 2014「蜩ノ記」製作委員会
2014年10月01日現在、日本テレビ系列で放映中のテレビドラマ『ST 赤と白の捜査ファイル』の映画化が決定した。藤原竜也、岡田将生らメインキャストが続投し、2015年1月10日(土)に全国東宝系にて公開される。本ドラマは、今野敏の『ST 警視庁科学特捜班』シリーズが原作。優れた能力を持った風変わりなST(=科学特捜班)メンバーが、次々と起こる難事件を解決していく姿が描かれる。藤原は一匹狼を気取る対人恐怖症のSTリーダー・赤城左門役、岡田は、気弱なエリート警部・百合根友久役を演じる。映画版には、STメンバーの志田未来、芦名星、窪田正孝、三宅弘城をはじめ、田中哲司、林遣都、瀬戸朝香、渡部篤郎が続投する。藤原は「3か月間、暑い中で共に撮影を頑張ってきたSTメンバー、そして監督はじめスタッフさんと一緒に映画も撮れることになり嬉しく思います。ドラマの中で描かれてきたSTメンバーそれぞれのエピソードや背景を踏まえて、また皆が各々の力を活かして映画の中でも活躍しますので是非ご期待ください。赤城と百合根の関係にもまた変化が見られると思います」とコメント。岡田は「映画化ということで、またSTメンバーと事件に立ち向かいます。連ドラの時以上にメンバーがまとまって犯人を追い詰めていきますし、百合根の成長も垣間見れます。撮影が楽しみで仕方ありません」とコメントを寄せている。『ST 赤と白の捜査ファイル』2015年1月10日(土)全国東宝系にて公開
2014年08月06日映画『オー!ファーザー』の試写会が5月5日(月・祝)、藤井道人監督の母校であり、本作の撮影も行われた立正大学付属高校にて開催。サプライズで主演の岡田将生に共演の忽那汐里、宮川大輔も来場し、学生たちの質問に答えた。原作は伊坂幸太郎の人気小説。4人の父親がいるという奇妙な家庭で暮らす高校生の由紀夫が、ひょんなことから事件に巻き込まれていくさまを笑いを交えつつ描き出す。映画を観終わったばかりの母校の後輩たちの歓声に迎えられた藤井監督は「こうして帰ってこられて幸せです」と満面の笑み。高校時代は剣道部で部活に打ち込んでいたそうだが、「剣道部は華がないんですよ」と苦笑。「部活が終わった後によく映画を観ていて、それで映画監督になりたいと思った」と高校の頃に将来の夢を思い描き、見事にその夢を実現させたことも明かした。トークが始まって数分すると、「ちょっと、ちょっと!」と岡田さんの声が講堂に響き渡り、客席の間を通って岡田さん、忽那さん、宮川さんが姿を現すと会場は割れんばかりの歓声に包まれた。岡田さんがこの場を訪れるのは撮影以来、約1年ぶり。「さっきも撮影場所を見に行ったりしたんですが、もう1年経ったのかという気持ち」としみじみ。本作に関しては「初めて自分から『どうしてもやりたいです』と手を挙げた作品。伊坂さんの原作作品は3作目ですが思い入れがあります」と力強く語っていた。撮影の思い出になると、4人の父親のひとりを演じた宮川さんは「緊張してたんですが、日が経つにつれて『真面目だね』と言われるようになって、それが、だんだん『面白くないね』と言われているような気に勝手になってきた(笑)」と芸人と俳優のはざまでの苦悩(?)を告白。すると岡田さんがあっさりと「ホントに真面目でつまんない。『わっしょい!』とか言ってくれるのかと思ったら全然してくれない」と不満顔で明かし、会場は笑いに包まれた。また監督は、岡田さんの思い出として「忽那さんがスキップをアドリブでしたんですが、岡田さんがそれに合わせてスキップしたら驚くほどヘタ過ぎて…。リズムに乗れてなくてかわいかった」と暴露。学生からリクエストで岡田さんは壇上でスキップを披露したが、スキップとさえ言えないような有様で、会場話再び笑いに包まれた。高校時代のエピソードに話が及ぶと、岡田さんはすでに仕事をしており「体育祭や文化祭に参加できず、あまり思い出したくない(苦笑)」と明かしたが、当時の家族との思い出については「僕は中学の頃、反抗期が結構すごくて、母とは絶縁状態だったんです。でも仕事を始めて母親の大切さが分かった。いまでも一緒に買い物にも行きます。仕事をしてなかったらグレていたかも」と意外な過去を明かす。また「進学に関しては両親に相談しました」とも。まさに自分たちと同じ歳の頃の話とあって、学生たちは興味深そうに岡田さんの話に耳を傾けていた。忽那さんは、もしも高校時代の自分に声をかけるなら?という問いに「毎日、すごく悩んでたんですけど、それがあっていまがあるので『そのままでいいよ。悩みな』と言いたい」と語っていた。『オー!ファーザー』は5月24日(土)より角川シネマ新宿、テアトル梅田ほか全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:オー!ファーザー 2014年5月24日より角川シネマ新宿、テアトル梅田ほか全国にて公開©: 2014吉本興業
2014年05月07日映画『偉大なる、しゅららぼん』の初日舞台あいさつが8日、都内で行われ、キャストの濱田岳、岡田将生、深田恭子、貫地谷しほり、佐野史郎、大野いと、柏木ひなた、村上弘明と水落豊監督が出席した。万城目学の同名小説(集英社刊)を実写化した同作は、"不思議な力"を伝承してきた一族の宿命を描いた作品。日出家の本家跡取りである淡十郎(濱田)は、"力"の修行のためにやってきた分家の涼介(岡田)を供の者扱いして振り回す。そんな中、淡十郎の失恋したこときっかけにライバル関係にある棗一家とぶつかり合うことになり、世界を滅ぼす大事件が起こる――というストーリーで、映画は全国公開中。主演の濱田は、「今日を目指してみんなで作った作品。気に入って頂けたら」と胸を張ってアピールし、淡十郎の姉・清子を演じた深田は、「すごく楽しい時間で、今まで味わった事の無い世界でした」と撮影を振り返ってにっこり。また、「岳くんの彼女候補です」とあいさつした岡田が、「岳くんとずっといたので、しゃべらなくても一緒にいれる仲になった。先輩だけど、可愛い小人さんという感じ」と濱田に笑顔を向けると、村上は「朝から晩まで撮影で一緒にいるのに、いつも2人でご飯を食べに行ってた。ちょっと疑っちゃった」と笑いを誘っていた。撮影現場について、「楽しかった」と口を揃えるキャスト陣だったが、濱田は「岡田くんと渡辺大が仲が悪くてバカな喧嘩ばっかり」とこぼし、「岡田くんは普段何言ってるのか分からない。そこに渡辺大が見当違いの方向に突っ込んでて、2人で明後日の方にボールを投げてた」と苦笑い。そんな岡田は、「今日はしっかりしてる」と言いつつ、キャスト陣の中で不思議な人は? と聞かれるも、「えっ、好き?」と聞き間違えて赤面。その様子に、深田は「私も昔は"不思議ちゃん"って言われてたけど、まだまだ普通だった。みんなが不思議すぎて忙しかったです」と笑いをこらえていた。
2014年03月09日岡田将生、濱田岳のダブル主演、ヒロインを深田恭子が務める摩訶不思議な"パワースポット・アドベンチャー"映画『偉大なる、しゅららぼん』が3月8日に公開をスタートした。『プリンセス・トヨトミ』などで知られる万城目学の同名小説を原作に、水落豊監督がメガホンをとった。琵琶湖畔の町・石走を舞台に、代々"不思議な力"を伝承してきた一族・日出家の歴史をも揺るがす大騒動を描いている。日出家の跡取りで、最強の"力"の持ち主とされる淡十郎(濱田岳)と、"力"の修行をするために日出家で居候として暮らしはじめた分家の涼介(岡田将生)。淡十郎は、校長の娘・速水沙月(大野いと)に恋をするも、沙月が思いを寄せていたのは日出家と1300年にわたっていがみ合ってきた永遠のライバル・棗家の跡取り棗広海(渡辺大)だった。その広海の妹・潮音役を演じているのが、ももいろクローバーZの妹分グループ・私立恵比寿中学のメンバー・柏木ひなた。本作が映画初出演作となる柏木は、そうそうたる顔ぶれが俳優陣にそろう中、どのような意気込みで臨んだのか。オーディションや現場のエピソードにはじまり、グループから3人の"転校"メンバーが出たことについても振り返ってもらった。――劇中ではロングヘアが印象的でしたが、バッサリ切りましたね。この撮影が終わって、7月の後半ぐらいに切りました。切りたい時期が来たのかなと(笑)。小学校4年生の時に一度ショートにして、その時に前髪を作って、それからずっと伸ばしていました。――本作が映画初出演。決まった時、まずはどう思いましたか。オーディションが終わって、受かりたいという希望もあったんですが、もしかしたらダメかなと思っていたんです。最初にもらった台本には、自分の名前が書いてなかったので、本当に自分が受かっているか、なかなか実感が湧かなくて。でも、その後の新しい台本に「棗潮音…柏木ひなた」と書いてあったので、やっとそこで安心しました(笑)。――オーディションはどのような内容だったんですか。男性役を、3人ずつぐらい交代でやりました。受かってないのか受かってるのか、ちょっと手応えのない感じで…。決まった時は、家族みんな喜んでくれました。でも、家族も私と同じように半信半疑だったみたいです(笑)。――名だたる俳優の方々が出演していますが、初めての現場はいかがでしたか。エビ中で行動してると、メンバーだから安心できているということがよく分かりました。撮影現場ではたくさんの人が周りにいますが、自分よりも年齢が上で、しゃべったこともないような方ばかりでしたので、緊張しました。でも、お兄さん役の渡辺大さんは一緒にいる時間も長かったので、いっぱいお話しました。最初にお会いしたときは、ちょっと怖いイメージだったんですけど(笑)。お話しするととっても優しい方で、本当にお兄さんのような感じでした。――「棗潮音」という役はどのように演じましたか。静かでおとなしい役で、私はそういう女の子ではなくて正反対の性格なので、心を落ち着かせて撮影に臨みました。普段の私は…本当に騒がしいです(笑)。声がすごく通って、大きいのでメンバーと話している時も、自分で静かにしゃべってるつもりなんですけど、うるさいと言われることも度々あります。――そういえば、私立恵比寿中学に小林歌穂さんと中山莉子さんの2人の新メンバーが加入しましたね。それまで最年少だった柏木さんにとって初めての後輩です。そうですね。ほかのみんなはメンバーが入ってくることを経験しているから、どういう感じなのか分かっていると思うんです。でも、私は初めての経験で最初は不安でしたが、入ってくる2人のほうがもっと不安だと思って。なので、今までどおり末っ子のような感じのまま、あたたかく支えられたらいいなと思います。●肌で感じていた、メンバー3人の転校発表――当時の自分と重なるわけですね。事務所に入ったのは小学校5年生の終わり頃で、小6からエビ中に入りました。…とにかく、プレッシャーがすごかったです。人からどう見られているのかとか、いつも周りを気にしてしまうんですよね。その上、人見知りですから。自分から話しかけるのも苦手なので、一人でどうしたらいいのかなぁって(笑)。周りを見ながら行動するタイプです。――その状態は今も続いてる?人見知りは今も続いています(笑)。よく周りからは、そう見えないと言われるんですけど。でも、エビ中に入って、握手会などに参加させていただくようになってから、ファンの方とお話しするうちに、ちょっとずつそういう部分がなくなってきたのかなと思います。――この世界にはどのようなきっかけで入ったんですか。きっかけはスカウトです。小さい頃から歌が好きで、ダンスも習っていて、家で一人で歌っていたりもしました。歌って踊れる人になりたいと思っていたので、エビ中に入ってからその自分のやりたかったことがいかせているのかなと思います。――そんな中で決まった映画。試写会では自分のシーンで思わず固くなったそうですね。スクリーンに映ることができるのは、本当にすごいことです。今後また機会があれば、出てみたいなと思います。でも、初めてのことでしたので、やっぱり緊張していたんですね。自分の演技を見ていて、全部の実力を発揮できていなかったのかなと…。恥ずかしいというのもありましたが、もうちょっとできたんじゃないかなと、悔しい気持ちがあります。――そんな中でも注目してほしいところは?すべてが見どころなんですけど、私的には深田さんが馬に乗っている姿がすっごくすてきで。あとは私の髪がまだ長い時なので、長いのが好きな方にはおすすめです(笑)。――「失って気づく大切なもの」というのがこの物語では描かれていますが、柏木さんにとっての大切なものとは?こういう活動をしているのがすごく楽しいんですけど、やっぱり家でリラックスする時間があるからこそバランスが保たれてるんだなと感じます。家族に会えないと安心できないんですよね。だから、エビ中で遠征してホテルで泊まる時に家が恋しくなることもあります(笑)。――映画の公開は3月ですが、4月には日本武道館での単独ライブが控えています。3月は、9日に幕張メッセでなっちゃん(杏野なつ)がいない8人でライブをやって、21日のグランキューブ大阪で新メンバー2人を加えての、新しい”私立恵比寿中学”がスタートするとっても大事な時期です。武道館は、9人そろってのラストステージになりますので、頑張りたいです。――ブログにも書いてありましたが、3人の転校発表はなんとなく予感していたそうですね。9人全員でまとまっていることが少なくなってきてるように感じたので、もしかしたら何かあるのかなと思っていました。2人が辞めて、なっちゃんが留学すると聞いて…みんな信じたくなかったですけどそうだったんだなって。――ご自身では考えたりしますか。将来の夢や人生設計など。全然、考えてないです(笑)。でも、4月からは8人になってしまいますけど、その8人で紅白歌合戦に出られるように頑張りたいです。個人的には演技のお仕事もやりつつ、エビ中の柏木ひなたとして、アイドルとして成長ができたらなと思います。(C)2014 映画「偉大なる、しゅららぼん」製作委員会(C)万城目学/集英社
2014年03月08日キリンビールは2月28日、ニューヨークヤンキース・田中将大選手とACミラン・本田圭佑選手を起用した「麒麟淡麗<生<」のCM放送を全国で開始した。野球界とサッカー界の2大スターの"競演"と鍛え抜かれた肉体を楽しむことができる。新CMは15秒編と30秒編の2パターンがある。どちらのパターンでも、田中選手はノースリーブから出た太い二の腕を、本田選手は鍛え上げられた上半身を惜しげもなく披露しており、筋骨あふれる2人の魅力が全面に出ている。田中選手は野球のボールを、本田選手はサッカーのボールをそれぞれ額に当てているシーンもあり、自身の想(おも)いをボールにこめているかのようだ。同社は「お客様の求めるうまさを追い求め、『走り続ける』ブランド」である同商品のイメージが、世界を舞台に「走り続ける」田中選手、本田選手の姿に重なった」ことから、今回のCMに起用したとしている。なお、同社によると田中選手はCMの見所を「自身の筋肉」と話していたそうだが、撮影現場では本田選手の上半身に対して、スタッフから「かっこいい」などの声が多く聞かれたようだ。
2014年03月05日キリンビールの発泡酒ブランド「麒麟淡麗〈生〉」の新CMに、今シーズン、新天地のMLB「ニューヨーク・ヤンキース」へ移籍した田中将大投手と、小学校からの“夢” を実現し、イタリア・セリエA「ACミラン」の10番としてプレーする本田圭佑選手が揃って登場することが分かった。16年連続、発泡酒市場で売上げNO.1を誇るキリンビールでは、これから先も“うまさ”を追い求めて走り続ける「麒麟淡麗〈生〉」ブランドの象徴として、野球界とサッカー界でそれぞれ日本を代表して“走り続ける”トップアスリートの2人を、ダブルキャストで起用する。撮影中は、マウンド上で見られるような真剣な表情そのもので挑んでいた田中投手。CMの見どころを「自身の筋肉」と話していただけに、黒の衣装から覗く太い腕と大きな手は、監督に「(350ml)缶が小さく見える…」と思わず言わせてしまうほどのたくましさ。カメラ目線を保ちながら、右手でボールを投げキャッチするシーンでは、監督から「もっと高く上げてみて」という難しい要求にも、一発OK。高いプロ意識を見せると、スタッフ陣から拍手が沸き起こった。とはいえ、気さくにスタッフと話をしたり、はにかみながら気になったことにツッコミを入れるなど、時折見せる無邪気な“マー君”スマイルは撮影現場を和ませていた。一方、スタジオに上半身裸で登場した本田選手。鍛え抜かれた凛々しいそのボディには、男性スタッフ陣からも「凄い…」「カッコいい…」と、思わずため息混じりの感嘆の声が上がるほど。撮影中は、監督からの指示も難なくこなし、ほとんど一発OKをもらう実力っぷり。それでも、よりよいカットにするべく、顔を上げる際の細かな角度など、自ら監督にアドバイスを求めたり、1シーン撮影するごとにモニター越しに映る自身の表情を確認し、常に次に活かしていくその姿は、どんなときでも、何事にもベストを尽くそうという、本田選手のスタンスそのものが表れていた。そんな普段クールな本田選手も、自身の動きをスロー編集したシーンを見た瞬間、少年のような表情で「こんなになるんですね!」とモニターに釘付けになったり、「麒麟淡麗〈生〉」を飲むシーンが続いて「もうおなかいっぱいになりそう!」と発言したりと、撮影中は自然体の姿も垣間見られたという。それぞれの世界でトップを“走り続ける”2人が魅せる、試合中さながらの真剣な表情と、鍛え抜かれた肉体は注目度満点だ。新TVCM「淡麗 本田選手 ボール篇」「淡麗 田中選手 ボール篇」(各15秒)、「淡麗 田中選手 本田選手 ボール篇」(30秒)は2月28日(金)より放送開始。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月27日映画『偉大なる、しゅららぼん』のヒット祈願イベントが25日に実施され、主演の濱田岳、岡田将生、深田恭子が出席。東京・増上寺の安国殿内で行われた祈祷を受けた。その他の画像万城目学の同名小説を実写映画化。琵琶湖から不思議な能力を授かり、繁栄を築いてきた一族の本家に修行に行くことになった分家の涼介(岡田)。本家の跡取り・淡十郎(濱田)の“供”となるが、おそろいの真っ赤な学生服を着せられ、浮世離れした淡十郎に振り回されることに…。濱田と岡田は真っ赤なおそろいの学生服、深田は袴姿と、3人とも劇中の衣装で登場。さらにこの日は、深田が劇中で見事な手綱さばきを見せている白馬のマレーボも来場。深田は袴のままで颯爽と白馬にまたがり、笑顔で再会を祝した。厳粛な雰囲気の中で粛々と進められる祈祷に濱田も岡田もビビリ気味? 濱田は「こんなに大きくやっていただきまして…普段はふざけたことばかり言ってるんですが、この(祈祷の)後ではプレッシャーがあります」と恐縮した表情で語る。岡田も「身が引き締まる思いです! 普段は(濱田と)ふたりの時はふざけてばかりなのに、何を言っていいのか…」と苦笑していた。深田はヒット祈願を経て「たくさんの方に観ていただけたらという思いがさらに強くなりました」と笑顔を見せ、映画についても「摩訶不思議ではありますが、人間味があふれていて、いろんな登場人物の気持ちになって観られると思います!」と魅力を語った。淡十郎の姉の清子を演じたが「今日も来てくれたマレーボに乗ってます。乗馬にも通い、初めての貴重な経験をさせていただいたので、ぜひ観ていただければ」と見どころをアピールした。増上寺の安国殿は“勝ち運”のご利益があると言われており、いま勝ちたいことは? という問いに深田は「すぐに落ち込んだり、心配したり、どうしようかと悩むのでそんな自分に勝ちたい」とコメント。悩める女性も魅力的では? とコメントを求められた濱田は「はい」と即答しつつ、「こんなところで煩悩まみれのことを言わせるのはやめて!」と困った表情を見せていた。濱田は原作者の万城目からも完成した映画の出来栄えにお墨付きをもらったそうで「素敵な後ろ盾をいただいたので、胸を張ってお披露目したい」とニッコリ。自身、原作のイメージに合わせて10キロも増やしたそうで「一着、衣裳のポッケを破いてしまいました」と告白。『濱田、太った!』って書いておいてください」と集まった報道陣にアピールしていた。『偉大なる、しゅららぼん』3月8日(土)から全国ロードショー
2014年02月26日俳優の山下真司が7日、東京・新宿バルト9で行われた出演作『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』(1月18日公開)の完成披露上映会に出席した。主人公の父・ダンテツを演じる山下は、映画公開の翌日に放送される『獣電戦隊キョウリュウジャー』でキョウリュウシルバーに“変身”。史上最年長の戦隊ヒーローに「俳優は変身願望が強いもの。役者冥利に尽きる」とご機嫌だった。完成披露の模様テレビ朝日系で放映中の『獣電戦隊キョウリュウジャー』と2013年2月に放映を終了した『特命戦隊ゴーバスターズ』がスクリーンで最強タッグを組み、宇宙の戦神ボルドスが結成した悪の連合軍を迎え撃つ本作。恐竜戦隊ジュウレンジャーや爆竜戦隊アバレンジャーなど、歴代“恐竜”戦隊が総出演している。「見どころ? ちらっと出ている俺かな」とアピールする山下だが、完成した映画本編に「ショックなのは、俺のジジイな顔ね。監督、もっとカッコ良く撮ってくださいよ~」と注文も。食べ歩き番組でのリポーター経験を生かし、「午年だけに、バカうま!」と七草がゆに舌鼓を打つ場面もあった。この日は山下に加えて、竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、丸山敦史、鈴木勝大、馬場良馬、小宮有紗、坂本浩一監督も大集合。桐生ダイゴ(キョウリュウレッド)を演じる竜星は、「やっと皆さんに観てもらえる日が来てうれしい。とっても大迫力で、キョウリュウジャーらしい明るい、面白い映画になりました」と自信のコメント。また、久しぶりに『ゴーバスターズ』の衣装に袖を通した桜田ヒロム(レッドバスター)役の鈴木は、ファンに「ただいま!」とあいさつし、復帰を喜んでいた。『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』1月18日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年01月08日俳優の岡田将生が、映画『彼女との上手な別れ方』(2014年初秋公開)で主演を務め、ヒロインを女優の広末涼子が演じることが11日、明らかになった。本作は、脚本家で舞台演出家・岡本貴也氏の同名小説を原作に、岡本氏が脚本、ドラマ『JIN -仁-』や映画『陰日向に咲く』など数々のヒット作を手がけてきた平川雄一朗監督がメガホンを取った。頭の中は「金」と「女」だらけの自己中心男・本多ガジロウ。交通事故で命を落とした3人のポールダンサーと1人の運転手から「最後の願い」を受けたガジロウは、4人が遺した多額のお金と引き換えに、成仏できるようにとそれぞれの願いをかなえる約束をする。奔走する中でガジロウの心には変化が見えはじめ、最後には予想外のクライマックスが待ち受ける。岡田が演じるガジロウは、劇中でセクシーなポールダンスをはじめ、ウエディングドレスで結婚式に行ったり、消防士としてヒーローになったり、男子高校生に熱い告白をしたりとさまざまな姿を見せている。主演の岡田は、「まさか自分がポールダンスをやるとは思っていませんでした」と多少の戸惑いはあったようだが、「今、絶賛先生方にワンツーマンで教えていただいています。基礎中の基礎からのスタートですが、全身筋肉痛になりながらもこの映画に必要不可欠なポールダンスを全うすべく頑張っています」と奮闘中。「自分とはかけ離れているガジロウというバカで素直ではなく、不器用な男を全力で演じてやろうと思っています!」と意欲を燃やしている。一方、フジテレビ系ドラマ『リーガルハイ』での岡田との共演も記憶に新しい広末は、小学生の息子を残し無念にも幽霊となってしまったシングルマザーのポールダンサー・笠原ユウコ役。こちらも岡田と同じく、肉体美を目指した体作りとセクシーなポールダンスの猛特訓中で、「ステージでは華やかさを、日常ではいとしさと切なさを表現できるといいです。すてきな脚本を演じきることができるよう、今は初めての経験にあざと筋肉痛との日々です」と女優然としたコメントを寄せている。映画は今月12日にクランクイン予定で、2014年1月中旬にクランクアップ予定。2014年4月の完成を目指している。
2013年12月12日「V6」の岡田准一が主演する感動巨編『永遠の0』の完成披露試写会が2日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、岡田をはじめ、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、山崎貴監督が舞台あいさつに立った。岡田は「命を削りながら、大切に撮影した作品。たくさんの愛が詰まっている」と胸を張り、駆けつけたファン5000人に作品をアピールしていた。その他の画像原作は現在までに累計発行部数400万部を突破している百田尚樹氏の同名小説。特攻により戦死した天才パイロット・宮部久蔵(岡田)の60年間封印された真実が、現代を生きる孫の健太郎(三浦春馬)によってひも解かれる。岡田が演じるのは天才零戦パイロットでありながら、“海軍一の臆病者”と呼ばれた謎多き男という役どころで「当時を生きた方々に認めていただきたいという気持ちもあり、しんどい役ではありました」と振り返り、「壮大な愛を受け継いでいく物語。皆さんにとっても大事な作品になれば」と語りかけた。片や、現代を生きる青年を好演した三浦は「すごく刺激を受けた」と、橋爪功、平幹二朗、今年5月に亡くなった夏八木勲らベテラン勢との共演に感激しきり。4年前に他界した祖父は、戦時中に多くの仲間を失ったと明かし「自分のルーツに触れる機会にもなった」としみじみ。久蔵の妻・松乃を演じる井上は「戦争ものを敬遠される方もいると思うが、誰かを大切に思う気持ちは、時代を超えて共感できる。ぜひ女性にも観ていただければ」と話した。人気コミック「寄生獣」の映画化でも話題を集める山崎監督は、「悔しいほどに感動して泣いてしまった。ぜひ映画化という形で“対抗”したかった」と原作との出会いを述懐。2012年夏、猛暑の中で撮影に臨んだスタッフ、キャストの労をねぎらっていた。『永遠の0』12月21日(土)、全国東宝系ロードショー
2013年12月03日作家・伊吹有喜の人気小説を原作に、永作博美を主演に迎え、繊細な描写に定評のあるタナダユキ監督が温かく描いた『四十九日のレシピ』。亡くなった母が遺した「幸せに生きるためのレシピ」を通じて、それぞれ心の傷を抱えながらも再生に向かっていくヒロイン・百合子と父・良平の傍らで存在感を発揮していたのが二階堂ふみと岡田将生演じるイモ&ハルだ。本作をカラフルに染め上げた個性豊かな彼らに注目!本作は、突然亡くなった母の遺言に従い、残された父・良平(石橋蓮司)と娘・百合子(永作さん)が“四十九日の法要”ならぬ、“四十九日の大宴会”を開こうと決意し、この49日を通して自らの人生と向き合っていく姿を描いている。四十九日の大宴会を開くことにした百合子と良平を傍らで支えて続ける、イモとハル。イモは乙美が亡くなる前までボランティアをしていた更生施設の生徒で、乙美から自分が死んだら良平と百合子の手助けをし、“四十九日の大宴会”を行うよう頼まれて熱田家に乗り込むハイテンションな少女。このイモ役に抜擢された二階堂さんは、本読みのときから相当に役を作り込んでいたそう。実は原作では“自信のなさを化粧や衣装で武装している”という意味でガングロ少女という設定だったのだが、今回の映画化で時代性を考え、ロリータファッションに変更されたという逸話を持つキャラクターでもある。これはロリータが大好きな二階堂さんだったからこその変更でもあり、本人が自ら率先してスタイリングのアイディアも出し、二階堂さんにしかできないイモを作り上げていった。そして、大宴会のお手伝いにきた日系ブラジル人・ハル役には岡田将生。この難役のオファーがきたとき、岡田さんは「自分がそういう風に見られているんだなって(笑)」と完成披露試写会でポツリ。それでもポルトガル語の指導を受けながら、カタコトの日本語とポルトガル語を交えて健やかで優しいハルを見事に好演した。タナダ監督は「初めてお会いしたときにすごく素直でピュアな印象を受けたので、そのイメージをそのまま活かせば素晴らしいハルになると思った」と当時の確信を語っている。レシピだけではなく、深く大きな愛も遺した母・乙美。彼女に優しさを注がれながら過ごしてきたイモとハル。そんな彼らが起こすケミストリーは、百合子や良平だけでなく私たちにも一歩前へ進む勇気を与えるはずだ。『四十九日のレシピ』は11月9日(土)より新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2013年11月01日いくえみ綾のベストセラーコミックの映画化『潔く柔く きよくやわく』の初日舞台あいさつが26日、TOHOシネマズ渋谷で開催され、長澤まさみ、岡田将生、高良健吾、波瑠、中村蒼、新城毅彦監督が登壇した。『潔く柔く きよくやわく』は、大切な人を失った喪失感から立ち直ろうとする男女が、愛を育んでいく切ないラブストーリー。『僕の初恋をキミに捧ぐ』(2009年)や『パラダイス・キス』(2011年)の新城毅彦がメガホンを取った。原作コミックの大ファンだった長澤は「まさか自分がカンナ(主人公)を演じるとは思っていなかったです。不安もあったけど、キャストさん、スタッフさん、監督と一生懸命、作品に向き合って、素敵な映画を作ることができたんじゃないかなと」と、自信を持ってアピールした。劇中で、高良扮する春田のつれない態度に胸キュンだったと語った長澤は「女子ならわかってくれると思います。いくえみさんが描かれる"いくえみ男子"は、女の子の思い通りにいかないところがいいんです」とコメント。岡田は学生時代の胸キュンの思い出について「突然キスをされるとキュンときます」と言うと、MCから「そんな経験、あるんですか?」とツッコミを入れられ「どうでしょうね。あるのかな?」と、赤面状態。長澤が「劇中のシーンを絡めたんですよ。憧れですよね?」とフォローすると、岡田は「そう、憧れ!」と汗をかきながら苦笑い。10月31日(木)がハロウィンということで、それぞれに「どんな仮装をしたいか?」という質問が投げられた。波瑠は「メイクですごい顔にしてみたい」、中村は「バットマンになりたい」、高良は「人間じゃないものがいい。怪獣とか、目玉親父とか」、長澤は「アイアンマンになっていたずらをしたい」とコメント。「ジョジョの奇妙な冒険」の大ファンだという岡田は「ジョジョです。体を鍛えてムキムキ、パキパキにして、渋谷を歩きたい」と語った。長澤が「数か月間、鍛え上げなきゃ。長いスパンがかかりますね」と笑いながらツッこむと、岡田は「大ヒット舞台挨拶があったら、ジョジョの格好で出てきます」と公言。客席から「おお!」とどよめきが上がると、岡田は大慌て「ウソウソ!ごめんなさい」と撤回。岡田はこの後、「失言が多くてすみませんでした」と謝罪し、会場は爆笑の渦となった。
2013年10月27日俳優の堺雅人が3日、都内で行われたフジテレビ系主演ドラマ『リーガルハイ』の完成披露試写会に新垣結衣、岡田将生らと出席した。同作は、2012年4月期に放送され、放送批評懇談会が選定する第50回ギャラクシー賞をはじめ、数多くのテレビ賞を受賞した人気リーガル・コメディ待望の続編。偏屈で毒舌だが敏腕弁護士の古美門研介(堺)と、社会正義の使命に燃える生真面目弁護士・黛(新垣)のコンビが、ゆとり世代の弁護士・羽生(岡田)と熾烈な法廷バトルを繰り広げていく。記録的視聴率を記録したTBS系連続ドラマ『半沢直樹』出演後初の連ドラ主演となった堺は「銀行員時代に培ったすべてを、これですべて台無しにしたいと思います」と自虐的に宣言しながら「続編なのでマンネリにならないよう、楽をしないように頑張ろうと思ったけれど、脚本が面白くて、新たな人間関係も増えて、新作ドラマと言ってもいいくらい」と絶賛。そのため堺は「僕らくらいはマンネリでもいいのでは? と新垣さんと相談しました。だから全力とか創意工夫からは遠いところで、現状維持でやっています。僕は省エネでいかせてもらっています」とニンマリ。だが新垣は「省エネとおっしゃっていますが、かなり凄いです。笑いのレベルも高くなって大変です」と前作以上の完成度を匂わせた。丁々発止のやり取りが見どころのドラマだけに、堺は「必要以上に頑張らない。役柄以外では喋らないようにして、笑顔も見せない。脈拍も90位をキープしています。だって疲れるから」と舞台裏を明かした。最近は“視聴率男”との異名をとるだけに「別のドラマを撮影中の監督から、ありがたそうに体を触られました。だからツキは残ってないのでは? 残りカスで頑張りたいですね」と頭をポリポリ。それでも本作から参加した岡田からは「堺さんの勢いに乗っかって、『やられたらやり返す』を言ってみたい」と羨望の眼差しで見つめられていた。フジテレビ系連続ドラマ『リーガルハイ』は10月9日(水)夜10時よりスタート ・公式サイト
2013年10月05日いくえみ綾の人気漫画を実写化した『潔く柔く きよくやわく』の完成披露試写会が9月18日(水)に都内で開催され、主演の長澤まさみ、岡田将生、波瑠、高良健吾、中村蒼、新城毅彦監督が舞台挨拶に登壇した。若い女性を中心に高い支持を集めるいくえみ作品の初の映画化であり、全13巻からなる連作ラブストーリーの中から特に人気の高いカンナと禄のエピソードを実写化。15歳のときの幼なじみを亡くしたことで恋愛ができなくなったカンナ(長澤まさみ)と、同じく心に傷を抱える禄(岡田将生)の2人が自らに向き合い、互いを支えに再生していく姿を描く。長澤さんは元々「原作漫画の大ファン」だったそうで、「まさか自分がカンナを演じることになるとは…。プレッシャーもありましたが、役者さんやスタッフさんのおかげで最後までやりきることができました」と満面の笑みを浮かべる。この日、登壇した5人は全員、高校時代も演じており、長澤さん、高良さんは幼なじみの関係、波瑠さんと中村さんは2人と仲良しの高校の友人で15歳の頃を演じている。現在26歳の長澤さんは10歳以上も若い頃を演じたことになるが、「高良くんが現場で『大丈夫っしょ!』と言ってくれたのが自信に変わって、楽しんで演じた」と違和感なく演じられたよう。同い年の高良さんも「15歳の頃と全然変わってないところもあるし、見た目もそんなに変わってないので全然大丈夫!あの頃に戻れた気がしました」と感慨深げにふり返る。波瑠さんも「高校時代のメンバーの雰囲気がすごく楽しかったので、年齢を気にせずにいられました」、中村さんも「制服を着たら高校時代に戻ったような気持ちになって、自然に楽しめました」と笑顔で述懐した。一方、4人とは別の高校で学生生活を送った禄を演じた岡田さん。4人がブレザーだったのに対し、岡田さんは「原作に忠実に」(新城監督)、学ラン姿を披露している。岡田さんは「久々に学ランを着させてもらったんですが、監督に『クスッ』って笑われました…。『自信ないです』と言ってたのに、それでも笑うという監督の心情が分からない。正直、どうかと思いました」と監督の振る舞いに怒り心頭の様子。これには新城監督も慌てて、「意外によく似合うのでおかしくなったんです」と釈明し、会場は笑いに包まれた。『潔く柔く きよくやわく』は10月26日(土)より全国東宝系にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:潔く柔く 2013年秋、全国東宝系にて公開
2013年09月18日濱田岳と岡田将生のダブル主演で映画化される『偉大なる、しゅららぼん』の新キャストとして、日出清子役を深田恭子が演じることが明らかになった。その他の写真本作は、『鴨川ホルモー』などで知られる人気作家・万城目学の同名小説が原作。“不思議な力”を代々伝承してきた一族・日出家が暮らす琵琶湖畔の街を舞台に、力を継承する一族の跡取り・淡十郎(濱田)と彼に振り回される高校生・涼介(岡田)が街や歴史を巻き込んだ大騒動を起こしていくさまを描く。深田が演じる日出清子は、淡十郎の姉で、赤いジャージを身にまとい、白馬を乗り回す凛々しく強き女。通称“グレート清子”と呼ばれる、淡十郎が唯一逆らえない相手だ。言葉も乱暴で自分勝手な清子の“能力”はあまりに強すぎるため、社会生活になじめず城に引きこもり続けている、なにやら謎の多い役どころだ。すでに撮影は終了しており、謎多き清子を演じきった深田は「清子は乱暴な言葉づかいでびっくりするようなセリフも言いますが、日出家に代々伝わる不思議な力を持ち、誰よりも強いとされる謎の多い女性です。また、引きこもりなのに馬を乗り回す、という役どころのため、今回は乗馬にも挑戦しています。撮影が進むにつれ、マレーボ(馬の名)の気持ちがわかるようになるほど、大好きになった乗馬シーンも楽しみにしてください」とコメント。滋賀県でのオールロケ撮影だった本作を振り返り「共演者の皆様とも本当に仲良くしていただいて、すべてがあまりにも楽しくて帰りたくないほどでした。共演させていただいた濱田さんと岡田さんは、いつもお二人が本番前に、学ランの一番上のボタンをお互いに留めあっていて、その様子がとてもかわいらしくほほえましく見ていました。万城目さんの原作らしい独特な世界観を持った作品になりそうで、撮影が終わったばかりの今から、仕上がりが楽しみでなりません」と完成を心待ちにしているようだ。『偉大なる、しゅららぼん』2014年春 全国ロードショー
2013年05月24日「プリンセス・トヨトミ」、「鴨川ホルモー」の作者として人気を博す作家・万城目学が手がけた人気小説を、濱田岳と岡田将生のW主演を迎えて贈る『偉大なる、しゅららぼん』。このほど、本作の新たなキャストとして深田恭子が参加していることが明らかとなった。琵琶湖畔の街・石走(いわばしり)に代々暮らし、“不思議な力”を伝承してきた一族。その一族の未来を担う跡取りたちの出会いが、街や歴史をも巻き込む大騒動を巻き起こしていくさまを描いた本作。濱田さんは、“不思議な力”を継承する日出家の跡取りでもあり最強の力の持ち主とされる “ナチュラルボーンお殿様”な高校生・淡十郎を、岡田さんは、高校入学を機に分家から日出一族の本家に居候し、淡十郎に、そして宿命に振り回され戸惑う高校生・涼介を演じている。今回、明らかとなった深田さんの参加。演じる役どころはというと、濱田さん扮する淡十郎の姉・日出清子。白馬に跨り、地を駆けるさまはまさに凛々しい闘う女。しかし、あまりに能力が強すぎるため、社会生活に馴染めず、城に引きこもり、謎が多く、言葉も乱暴で、自分勝手なようにも見えるが、その態度には理由があり…と、どうやら一癖あるキャラクターのようだ。そして、彼女の口から発せらる言葉も「わたしが、フルボッコにする」と穏やかなものではなく、淡十郎や涼介を振り回し、付いた通り名は“グレート清子”。何とも万城目氏が生み出したキャラクターらしく、間の抜けながらも摩訶不思議な魅力をもった女性のようだ。今回の役を受け、深田さんは「清子は乱暴な言葉遣いでびっくりするようなセリフも言いますが、日出家に代々伝わる不思議な力を持ち、誰よりも強いとされる謎の多い女性です。また、引きこもりなのに馬を乗り回すという役どころのため、今回は乗馬にも挑戦しています。撮影が進むにつれ、マレーボ(馬の名)の気持ちが分かるようになるほど、大好きになった乗馬シーンも楽しみにしてください」。さらに、「1か月弱の琵琶湖周辺でのオールロケ撮影でしたが、共演者の皆様とも本当に仲良くしていただいて、すべてがあまりにも楽しくて帰りたくないほどでした。共演させていただいた濱田さんと岡田さんは、いつもお二人が本番前に、学ランの一番上のボタンをお互いに留めあっていて、その様子がとても可愛らしく、微笑ましく見ていました」と役柄とは打って変わったいつも通りの深田さんのコメントを寄せてくれている。果たして、深田さんがどこまで“ぶっ飛び”キャラを演じているのか?そのギャップに注目したい。『偉大なる、しゅららぼん』は2014年春の公開を予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:偉大なる、しゅららぼん 2014年春、全国にて公開(C) 2014映画「偉大なる、しゅららぼん」製作委員会 (C) 万城目学/集英社
2013年05月24日イメージキャラクターに俳優の堤真一と岡田将生を起用したカクテルテイスト清涼飲料「アサヒ ゼロカク」の新TVCMとして、「春、ゼロカクBar。堤マスター」編 、「春、ゼロカクBar。岡田バーテンダー」編が、それぞれ4月9日(火)からオンエアされることになった。第2弾となる本CMも、堤さんがBarのマスター、岡田さんがバーテンダーに扮し、都会の真ん中に現れる「ゼロカクBar」を舞台に展開。「アサヒ ゼロカク」のちょっとオトナで上質なイメージを演出する。共演は『相棒シリーズ X DAY』や『県庁おもてなし課』の関めぐみだ。ストーリーは、雨の降りしきる夜、「ゼロカクBar」のカウンターにひとりの女性客が寂しげな表情でたたずむところに、2人がレモンテイストの新商品「ゼロカク アイスリモーネ」を差し出しながら、“レモン”にまつわるエピソードを語るというもの。堤マスターは、おどけながらも大人のやさしさがあふれるトークを、岡田バーテンダーは、女性がキュンとしてしまうような甘酸っぱいエピソードをそれぞれ語るのだが、ふたりの掛け合いがオチャメで、女性客も思わず笑顔を取り戻していくという展開になっている。今回は、撮影2回目ということもあってか出演者、スタッフともに「ゼロカクBar」の店員になったつもりで取り組み、堤さんの明るいリードで現場は一体感をさらに増して、スムーズに進んだそう。企画の肝となる、堤さん、岡田さんのセリフの掛け合いのシーンでは、2人と監督がその都度、協議をしながらいろいろなバリエーションにトライ。特に堤さんのセリフでは楽しいアドリブが多く、緊張感のある現場ながら、毎度スタッフも笑いをこらえるのに必死だったそう。また岡田さんは、女性がキュンときそうなセリフをサラリと言う“イケメンバーテンダー”という設定ながらも、普段はこのようなことを言わないそうで、セリフを言った後に、とても恥ずかしそうに顔を赤らめていたとか。「アサヒ ゼロカク」は、アルコール分0.00%にも関わらずお酒らしい味わいが楽しめる新感覚カクテル。すっきりとしたレモンテイストの新フレーバーは、バーテンダー姿がよく似合うカッコイイ2人にもぴったりだ。「アサヒ ゼロカク」新TV-CM「春、ゼロカクBar。堤マスター」篇(15秒)、「春、ゼロカクBar。岡田バーテンダー」篇(15秒) は4月9日(火)~全国にてオンエア。 ※一部地域を除く(text:cinemacafe.net)■関連作品:潔く柔く 2013年秋、全国東宝系にて公開俺はまだ本気出してないだけ 2013年6月15日より全国にて公開(C) 青野春秋・小学館/「俺はまだ本気出してないだけ」製作委員会
2013年04月08日「僕等がいた」の原作・小畑友紀や「君に届け」の原作・椎名軽穂ら人気作家たちがこぞって「大ファン」と公言する、少女コミック界の巨匠・いくえみ綾が描く「潔く柔く」(きよくやわく)が、初共演となる長澤まさみと岡田将生を主演に迎えて映画化することが発表された。「Cookie」(集英社)で2004年~2010年に連載され、コミックは全13巻で累計250万部を突破、2009年には第33回講談社漫画賞少女部門を受賞した大人気コミックを原作とする本作。大切な人を失った後、人はどう悲しみを乗り越え生きていくのか?喪失感を抱える主人公たちの“その後”を描く、大人の純愛ストーリーだ。今回の映画化では、原作の数あるエピソードの中でも圧倒的な人気を誇る、クライマックスを飾ったエピソード「瀬戸カンナ」、「赤沢禄」2人の恋模様を描く。幼馴染を事故で亡くし喪失感を抱えたまま大人になっていく主人公・瀬戸カンナ役には、『そのときは彼によろしく』以来6年ぶりの純愛映画主演となる長澤さん、そして、小学生の頃に事故に遭い、一緒にいた女の子を死なせたことに強い罪悪感を抱くもう一人の主人公・赤沢禄(ロク)には岡田さんが抜擢されたが、意外にも今回が初共演となる2人。その意気込みを訪ねてみると、「元々原作のファン(登場人物達の思いや言葉、ストーリー展開、着ている洋服…もう全てが大好きです!)だったので、私で大丈夫かなと不安になりましたが、『前向き』に進む主人公の姿に私も勇気づけられたのを思い出して、私にもできるかなと頑張ってみようと思いました」(長澤さん)、「今回演じさせて頂く赤沢禄という役は大人の顔と子供の顔をあわせ持つ、とてもかわいらしく、魅力的な役です。原作の世界観を大切にしつつ、映画ならではの新たな『潔く柔く』を、長澤さんと一緒につくりたいと思います」(岡田さん)と気合十分の様子。『ただ、君を愛してる』(’06年)、『僕の初恋をキミに捧ぐ』(’09年)、『パラダイス・キス』(’11年)などで若者たちの恋を描いてきた新城毅彦がメガホンを取ることに。今回の映画化に原作者のいくえみさんも、「動いて音の出るもの、無音の切り取った画を見せるもの、それぞれの素晴らしさがあると思います。初めての映像化に期待と不安が渦巻きます。原作より面白かったらどうしよう、という…。でも、とてもとても楽しみです!」とコメントを寄せている。長澤さんと岡田さんの初共演にも期待が高まるが、そんな2人の切ない恋に落ちる姿を想像するだけで、胸ときめく女子は多いはずだ。『潔く柔く』は2013年秋、全国東宝系にて公開。■関連作品:潔く柔く 2013年秋、全国東宝系にて公開
2012年11月20日累計400万部突破の大人気コミックを岡田将生と剛力彩芽でドラマ化した『未来日記-ANOTHER:WORLD-』。未来を奪い合う究極のサバイバルに参加する主人公の大学生を演じた岡田が、“自分の未来は自力で切り拓く”というテーマを若い世代に感じてほしいと語った。その他の写真自分の未来がわかる “未来日記”という携帯アプリをダウンロードした若者たちが、生死を賭けたサバイバルゲームに強制参加することになるサスペンス。同じ“未来日記”の所有者を殺さなければ生き残れない残酷なルールに若者たちは戸惑うが、そこには“自分の未来は自力で切り拓く”という真のテーマがある。「ちょうど僕も同じことを考えていた時期があって、大学を中退して今の仕事に専念した当時を思い出しました。先が見えないことが怖くて不安で。未来を知りたいと思ったこともありましたね」と自身もテーマに感情移入したという。「だから僕と同世代、若い人たちに観てほしいと撮影中は思っていました」。岡田演じる星野新太は、就活もロクにせず毎日を惰性で消費する大学3年生だ。「誰でも彼のようにダラダラしている時期ってありますよね。実際僕も第1話は昔の自分を見ているようで恥ずかしかったです(笑)」と新太と自身を重ねる岡田。やがて幸か不幸か、戸惑う新太の前に同じく“未来日記”を所有する美少女・古崎由乃(剛力)が現れ、死が迫っていることを痛烈に意識することに。人生に対して、真剣に向き合うハメになるのだ。「新太にとって平和なシーンって、実は第1話だけでした(笑)。ただ、突然自分の未来が変わることって現実に起こり得ると思うので、そのメッセージは伝わればいいなと思っていました」。若手俳優として活躍する岡田は第1話の新太のような昔の自分に勝った“勝ち組”だが、本作と出会ったことで意識を改める機会にもなったという。「まだちょっと、どうにかなるって考えちゃう瞬間がありますね(笑)。そうじゃなくて、自分のビジョンを持って、それに向かって走っていく人がカッコいい。そういう男になれたらいいなと改めて思いました」。『未来日記-ANOTHER:WORLD-』10月5日(金)発売Blu-ray BOX(初回限定版)DVD BOX(初回限定版)取材・文・写真:鴇田 崇
2012年10月04日現在、大ヒット公開中の女子必見の話題作『映画 ひみつのアッコちゃん』。本作で主演を務めた綾瀬はるかを始め、共演の岡田将生などキャスト陣の素顔がたっぷりと収められた、メイキング映像がシネマカフェに到着した。これまで3度にわたってアニメ化された赤塚不二夫の人気漫画を初めて実写化。鏡の精にもらった魔法のコンパクトで22歳のOLに変身した10歳のアッコちゃんが、倒産の危機にある化粧品会社を救うべく奮闘する姿を描く。誕生から50年、いつの時代も女子たちの乙女心を掴んできた「ひみつのアッコちゃん」。そんなステキな作品が原作とあって、撮影の舞台裏もかなり楽しそう!綾瀬さんや岡田さんが子供たちとジャンケンをしていたり、吹石一恵がおもちゃで一緒に遊んでいたりと和気あいあいとした撮影風景が映し出される。また別のロケ現場では、メイキング撮影担当のカメラマンから綾瀬さんがカメラを奪取!?少女版アッコちゃんを演じた吉田里琴ちゃんやスタッフを無邪気に追いかける素顔は、まさに好奇心旺盛な劇中のアッコちゃんそのまま。そんな無邪気すぎる綾瀬さんに、岡田さんが爆笑しながら「小学生か!」とツッコむなんとも微笑ましい一幕も。そのほかにも、婦人警官にサッカー選手、ナースにバレエダンサーと、本作の見どころの一つである綾瀬さんのキュートな変身姿も満載!さらに、アッコちゃんの決めゼリフ「ラミパス、ラミパス、ルルルルル~」に四苦八苦する姿まで、実に様々な“素”の顔を覗くことができるこちらの映像。さらに、『映画 ひみつのアッコちゃん』の公式サイトでは、ほかにも5本のメイキング映像が公開中とのこと。本作をもう劇場で観たという人も、まだ観れていない人も、『映画 ひみつのアッコちゃん』に秘められたひと味違った魅力がたくさん詰まったこちらの映像をチェックしてみて!『映画 ひみつのアッコちゃん』は全国にて公開中。公式サイト:※こちらのメイキング映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年09月20日『映画 ひみつのアッコちゃん』が9月1日(土)に公開を迎え、主演の綾瀬はるかを始め、岡田将生、吹石一恵、大杉漣、吉田里琴、香川照之、川村泰祐監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。これまで3度にわたってアニメ化された赤塚不二夫の人気漫画を初めて実写化。鏡の精にもらった魔法のコンパクトで22歳のOLに変身した10歳のアッコちゃんが、倒産の危機にある化粧品会社を救うべく奮闘する姿を描く。これまでにも舞台挨拶や記者会見の場で、数々の天然キャラっぷりを発揮してきた綾瀬さんだが、この日はヒールの高いブーツで登場して早々、2度にわたってつまづきそうに!晴れの舞台での痛恨の失敗に恥ずかしそうに、頭を抱え「気を抜いてました」と苦笑を浮かべていた。岡田さんはこれがツボにハマったようで大爆笑。自分の挨拶の番が来ても笑いが止まらず、苦しそうに身をよじらせていた。吹石さんはこんな光景も見慣れた様子。「現場でも綾瀬さんと岡田くんが、『私の方がしっかりしてる!』、『僕の方がしっかりしますよ』と言い合ってるのを『ふーん、そうなんだ』という感じで見守ってました」と現場での2人のやりとりを暴露。里琴ちゃんは撮影の思い出として「初日に綾瀬さんが誕生日プレゼントをくれて、岡田さんは私がチョコが好きなのを知って買ってきてくれました」と嬉しそうに明かしてくれた。サングラスにスーツの“鏡の精”を演じた香川さんは「『テクマクマヤコン』、『ラミパスラミパス』のセリフが言えて幸せ。顔はほとんど見えませんが、あのセリフを言えるってだけで素晴らしい役をいただけたと思います」と喜びを語った。大杉さんは劇中で、アッコちゃんが変身した精神年齢10歳の演技を披露し話題を呼んだ。「60歳を迎えての第1作目がこれで、良いか悪いかは別としてメモリアルな作品になりました(笑)」とちょっぴり複雑?一方でほかの役を演じられるなら?という問いに「許していただけるならアッコちゃんをやりたい。大阪のオバちゃんもどきで10歳を演じられたら」と語り喝采を浴びた。「続編に出たいか?」という問いにはキャスト全員がイエスの答え。川村監督は「もう1回、綾瀬さんのアッコちゃんが見てみたい。大杉さんのアッコちゃんはスピンオフで(笑)」と意欲を見せていた。『映画 ひみつのアッコちゃん』は全国にて公開中。■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年09月02日化粧品会社に勤める男を演じたが、本音では「ナチュラルな方がいい」と“ノーメイク派支持”を明かす岡田将生。ちなみにこの言葉、男性からしたら100%褒め言葉なのだが、女性の中には「せっかくいつも時間をかけてキレイになってるのに…」と受け取る人もいる“男性の無意識な無神経要注意ワード”なのだとか。それを伝えると「そうなんですか!?」と驚愕しつつ、「そう言われても…」と子供のように口をとがらせる。岡田さんにそんな表情でそう言われたら大方の女性が「しょうがないなぁ」とメロメロになること間違いないと思うが…。まもなく公開の『映画 ひみつのアッコちゃん』はアッコちゃんという“子供”の視点を通して、仕事とは何か?大人とは何か?をユーモラスに描き出す。岡田さんにとってその答えとは?言わずと知れたギャグ漫画の巨匠・赤塚不二夫の原作コミックを現代風にアレンジした本作。魔法のコンパクトで22歳に成長した自分に変身したアッコちゃんが、思いもよらない発想で傾きかけた化粧品会社の復活に力を注ぐ。岡田さんが演じた尚人は、若くしてヒット商品を開発したこともあるエリート社員。デパートの化粧品売り場で偶然出会ったアッコちゃんを企画開発室のバイトとして採用する“王子様”的存在である。「アッコちゃんに説明するセリフが多くて大変でした(苦笑)。アッコちゃんから見て、尚人の佇まいや話し方を情熱的に魅せるということは一番気をつけていたところですね」。精神年齢10歳のアッコちゃんの“正論”が、会社という組織の歪んだ“常識”を打ち破っていく様は痛快。アッコちゃんのような女性に惹かれるか?と聞いてみると「常に物事を新鮮に捉える女の子っていいなと思います。子供だからこその発想ですが、一緒にいて飽きないでしょうね」と肯定的な答えが返ってきた!そのアッコちゃんを演じた綾瀬はるかとは『プリンセス トヨトミ』に続く共演。「小学生の役ということで子役の(吉田)里琴ちゃんと話をしてしゃべり方や動きについて勉強していて、そういうところは尊敬してます」と持ち上げつつも、「やっぱり綾瀬さんは、綾瀬さんでした(笑)」と撮影現場での様々なエピソードを明かしてくれた。「朝、撮影が始まってもお昼のことしか考えてないんですよ。『今日のご飯どうしよう?A定食にしようか?B定食にしようか?』って(笑)。それから尚人がアッコちゃんに母親の話をするシーンで、アッコちゃんがイスをクルクル回しながら近づいてくるんですが、勢い余って僕にぶつかって、後ろのテーブルの物も全部落としちゃったんです。以前から知っているので何となく『やりそうだな』と思っていたら、『やっぱり』という感じで。スタッフさんも多分やるだろうと思ってたみたいで、対応がすごく早かったです(笑)。これはもう何度も紹介されている話ですが、『プリンセス トヨトミ』のときも大阪城のことを“お寺”と言ったり…そういうのが忘れられないんです。もうそれが当たり前のような感覚になっていて(笑)。アッコちゃんに似てる?そういうところはあると思います、全部じゃないですが」。一方で、岡田さんも自らについて「まだまだ大人とは言えない」と言う。「僕、短気なんですよ。だから自分の思い通りに行かないと自分自身にイラッとしてしまいます。タイムスケジュールをしっかり決めたりするんですが、30分以内に掃除しようと決めたのに40分かかったらイラッとします(苦笑)。そういうところは本当に子供です」。さらりとなかなか想像できない素顔を明かしてくれたが、仕事において「常に100%に近づこうとする」という姿勢に繋がっているポジティブな部分と言えそう。改めて俳優という仕事をする上での原動力を尋ねると「出会い」という答えが返ってきた。「まだ出会っていない監督やスタッフさん、俳優さん…まだまだ知らないことがたくさんあります。『この人と一緒にやれたら』と思うとその場を一生懸命頑張れます。それから何より、芝居をしていて楽しいと思うことが多いです。その分、挫折も多いですが…。今回もみんなが100%を目指す現場で、僕もその思いで付いていくという感じですごく刺激的でした。昔は集中力を持続できなくて、台本を読み始めても、飽きてしまって最後まで読めなかったんです。そう考えると少しは大人になったのかな(笑)」。いま現在、一緒に仕事をしたい監督、気になる同世代の俳優を尋ねるとしばし思案――。「つい最近『桐島、部活やめるってよ』を観たんですが、吉田大八監督とお仕事させてもらいたいと思いましたね。同世代の俳優については…うーん、あまりそういうことを考えることがないんですよね。意識はするけど“ライバル”という風にも思わないし。強いて言うなら三浦春馬くんですかね。よく一緒に飲むんですが、まだ共演経験はなくて『やってみたいね』ということは時々、話題にのぼります」。今年は2クールにわたって連続ドラマの主演を務めたのに加え、1年を通じて放送されるNHKの大河ドラマ(「平清盛」)にも出演し、ナレーションまで務めた。「1年を通してということで、意気込みも含めてこれまでとは違う思いはあります。ただ、いまのところ自分の中で何か変わったということは感じてないですね。終わった後に気づくのかもしれないですね」。自分でも測りきれないような変化を待つ――そんな静かな笑みが浮かんでいた。Hairmake:TOKI(fleuRir)/Stylist:Yusuke Oishi(DerGLANZ)(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年08月30日9月1日(土)から公開される『映画 ひみつのアッコちゃん』のプレミアムイベントが28日に都内で開催され、主人公アッコちゃんを演じた綾瀬はるかをはじめ、岡田将生、吹石一恵、塚地武雅、香川照之と、川村泰祐監督らスタッフが登場。綾瀬ら出演者は“魔法のコンパクト”で変身したい姿を観客に披露し、イベントを盛り上げた。その他の写真本作は、赤塚不二夫の名作漫画『ひみつのアッコちゃん』誕生50周年を記念して実写化。小学校5年生のアッコちゃんが、22歳の女性に変身し、仕事に恋に奮闘する姿を完全オリジナル・ストーリーで描く。「中学生の時になりたかった」というパティシエに変身した綾瀬は「クリームをうにうにっとしたいなあと思っていました。お菓子はここ10年くらい作ってないので、今夜作りたいと思います(笑)」と笑顔。「今、フットサルにはまっている」という岡田は、「これはレプリカではなくて、本当に日本代表の方に配られるユニフォームなんです。“MASAKI”と入れていただきました。日本のエースになりたいです!」と宣言。ランドセルを背負い、小学生になりきって登場した香川は、「アッコちゃんの名前は、“加賀美あつ子”というのですが、私の母は香川阿都子(浜木綿子)といいます。他人とは思えません。私の母もアッコちゃんですよ!」と話し、会場をわかせた。原作者・赤塚不二夫の娘である赤塚りえ子氏もかけつけたこの日。今回の映画化について山口雅俊プロデューサーは「日本は今、すごく元気がないので、国民的漫画『ひみつのアッコちゃん』は、日本が元気になるヒントになるだろうと思って、進めてきました」と語り、綾瀬は「本当にキラキラした夢のある世界なので、存分に浸って楽しんでください」と本作をPRした。『映画 ひみつのアッコちゃん』9月1日(土)より、全国ロードショー
2012年08月29日赤塚不二夫の代表作を実写映画化した『映画 ひみつのアッコちゃん』の完成披露試写会が24日、都内で開催され、主人公・アッコちゃんを演じる綾瀬はるか、共演する岡田将生とメガホンを執る川村泰祐監督(『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』)が舞台あいさつに登壇。「もし魔法のコンパクトがあったら?」と質問された綾瀬は、「空が飛べて、首が長い恐竜がいいですね」と即答。「空が飛べても、鳥じゃダメです、質感が…」と驚きの変身願望を明かした。その他の写真誕生50周年を迎える原作コミックは、小学5年生の主人公・アッコちゃんが鏡の精からもらった“魔法のコンパクト”を片手に「テクマクマヤコン…」と呪文をとなえ、なりたい姿に変身する設定が人気を博した。今回の映画化は、完全オリジナルストーリー。メイクやおしゃれが大好きな小学5年生のアッコちゃんが魔法のコンパクトで22歳の女性(綾瀬)に変身し、運命的に出会ったエリートサラリーマン(岡田)のために買収問題に巻き込まれた化粧品会社の危機に立ち向かう姿を描く。綾瀬は「最初は『えっ?』って思いました。アッコちゃんは小学生だから、もっと若い人が演じるのかと。でも魔法で22歳の大人になると聞いて、なるほどと思いました」。それでも「10歳だった頃、物事をどんな風に感じ取っていたのか、ほとんど思いだせなくて…。だから10歳のアッコちゃんを演じる里琴ちゃん(子役の吉田里琴)にいろいろと話を聞きました」と役作りには苦労した様子。一方、岡田は「サラリーマン役なので、ネクタイがきつかったです。本当にサラリーマンの皆さんは大変だと思いました。僕にはできない(笑)」とこちらも苦労を振り返っていた。そんな二人に対し、川村監督は「綾瀬さんと岡田さんが出演するなら、きっと楽しい作品になると思った。日本広しといえど、アッコちゃんを演じられるのは綾瀬さんしかいないし、岡田さんはアッコちゃんの初恋相手として、さわやかでかっこいい」と太鼓判を押した。映画では鏡の精を香川照之が演じるほか、谷原章介、吹石一恵、塚地武雅、大杉漣、もたいまさこ、鹿賀丈史ら豪華キャストが顔を揃える。『映画 ひみつのアッコちゃん』9月1日(土)全国ロードショー
2012年07月25日『映画 ひみつのアッコちゃん』の完成披露試写会が7月24日(火)、都内で開催され主演の綾瀬はるか、岡田将生、川村泰祐監督が舞台挨拶に登壇した。過去3度にわたってアニメ化されてきた赤塚不二夫の国民的漫画を、現代風にアレンジして実写化。魔法のコンパクトで心は10歳のまま、22歳の女性に変身したアッコちゃんがOLとして大活躍する。綾瀬さんと岡田さんは夏らしく涼やかな浴衣姿で登場。心は10歳のアッコちゃんを演じるにあたり、綾瀬さんは「10歳の頃、どうだったかを思い出そうとしても思い出せなくて、(10歳のアッコちゃん役の)吉田里琴ちゃんとお話しして『こういうとき、どうリアクションするの?』とか教わりながらやりました」と明かす。アッコちゃんは化粧会社のOLになるが、綾瀬さん自身、10歳のときは「お化粧のことなんてまだ興味がなかった」と告白。「アッコちゃんはおませさん。女子力高いですね」と感心した様子だった。岡田さんは、アッコちゃんの“白馬の王子様”とも言えるエリートサラリーマン・早瀬尚人を演じるが、心は10歳のアッコちゃんを相手に丁寧にしゃべらないといけないシーンが多く、「セリフが多かったです」と苦笑い。サラリーマン役も「ネクタイがきつくて大変だなと思いました。僕には絶対になれないですね」と音を上げていた。2人の共演は一昨年撮影が行われた『プリンセス トヨトミ』以来。岡田さんは自らの演技について「背伸びしながら演じてるところがありました。演じながら『ムリしちゃってるな、おれ』と思ってました(苦笑)」とふり返る。綾瀬さんは、そんな岡田さんの背伸び具合について「気づいてました。でも遠くから見守ってました」と余裕の表情で語り笑いを誘った。そんな2人に監督は「日本広しと言えども、アッコちゃんを演じられるのは綾瀬さんだけだし、尚人を演じられるのも岡田くんだけ」と称賛を送った。また、もしも魔法のコンパクトで変身できるなら?という質問に、岡田さんは「歴史が好きなので」ともっともらしい前置きを挟みつつ「源頼朝になりたい」と出演中のNHK大河ドラマ「平清盛」で演じている頼朝への変身を希望。すかさず綾瀬さんは、自身が主演を務める来年の大河ドラマ「八重の桜」を念頭に、「八重さんになりたいですね。そろそろ撮影に入るので(笑)」とすでに新作のことで頭がいっぱいの様子?さらに綾瀬さんは「それ以外では恐竜になりたいです。空が飛べて首が長いのがいいです」といきなり人間以外の変身願望を吐露。監督に「鳥じゃダメなの?」と聞かれると、「ダメです。質感的に恐竜じゃないと」と妙なこだわりを見せ、会場は笑いに包まれた。『映画 ひみつのアッコちゃん』は9月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年07月24日