第35回モントリオール世界映画祭でイノベーションアワードを受賞した『アントキノイノチ』の受賞報告会見が30日に松竹本社で行なわれ、瀬々敬久監督、主演の岡田将生と榮倉奈々が登壇した。その他の写真『アントキノイノチ』は、さだまさしの同名小説が原作。過去のある事件がきっかけで生きることに希望を見出せなくなった男女が“遺品整理業”という職業を通して出会い、生きる勇気を取り戻していく姿を描く。イノベーションアワードは、“その年の映画祭で最もインパクトを与え、革新的で質の高い作品”に贈られる賞で、岡田と榮倉は19日(現地時間)のプレミア上映会と記者会見に出席した。瀬々監督は「3月以来、死と生があり、僕たちはその渦中にいるんだと、第三者的に物事を見るのではなく、ど真ん中で僕たちは生きていると、ダイレクトに伝わったのだと思う」と話し、岡田は「僕の演じた役は、自分と重なる部分もあって非常に思い入れのある作品になった」とコメント。榮倉は「監督の哲学と私たち若い世代の感覚が合わさったいろいろなものの融合で“イノベーション(革新)”と言ってもらえたと理解している」と述べ、ふたりとも「一般の方々と一緒に自分の出ている作品を観る機会はないので反応がわかって良い経験になった」と現地での出来事を振り返った。瀬々監督は「僕たちは日本のことを描いていると思っていたが、世界に共通する問題でもあると改めて気付かされた。この作品のテーマでもある“人と繋がっていく”という意味も含めて今回の受賞は第1のスタートとなった。若いふたりの目線で死と生を見続けた作品なので、ぜひ未来を担う若者に見ていただきたいのだ!と思っております」と力強くPRした。『アントキノイノチ』11月19日(土)全国ロードショー
2011年08月30日先日までカナダのモントリオールで開催されていた「第35回モントリオール世界映画祭」でイノベーションアワードに輝いた『アントキノイノチ』主演の岡田将生、榮倉奈々と瀬々敬久監督が凱旋。8月30日(火)の夜、松竹本社(東京・東銀座)で開かれた受賞報告会見に出席した。歌手・さだまさしの手による同名小説を原作に、遺品整理という仕事で出会った2人の若者の姿を通じて“生”を描き出す。2004年の『風音』(東陽一監督)以来となる、その年の映画祭で、最もインパクトを与え、革新的で質の高い作品に与えられるイノベーションアワードを受賞した。帰国したばかりの瀬々監督は、「『イノベーション?何だ?』とよく分からずに出ていき、帰ってきました(笑)」と受賞の瞬間をふり返るが、地元の観客に作品の面が伝わったということはひしひしと感じていたよう。「観終わって観客の方が泣きながら『よかった』と言ってくださったのが印象的でした。中には実際に、身内を亡くされて部屋を片付けた経験のある方もいて『思い出した』と言っていただきました」と感慨深げだ。岡田さんは「朝ご飯を食べているときにマネージャーから電話がかかってきて知った」とのこと。「そのときは理解できなかったんですが、(共演の)原田泰造さんから『やったな』とメールをいただき実感しました」と心境を明かした。榮倉さんも「作品全体にいただけたということで嬉しいです」とニッコリ。「モントリオールでは私や岡田くんに対してイメージや先入観を持たずに、各国の方に観ていただけて感想を間近で聞けました。言葉は違っても心で観ていただけたと感じました」とふり返った。実際にトロフィーを持ってみて「金だなー」と感想を漏らす岡田さんに「メッキだろ、メッキ!」と監督が突っ込む一幕も…。トロフィーの重みで改めて受賞を実感したようだ。イノベーションアワードについて榮倉さんは「監督の中の哲学や若い私たちの感覚などいろんなものが合わさって“革新的”と評価されたのでは」と語り、「海外の映画祭は何度でも行きたい」と充実した表情を見せた。映画について「撮影のときから役に強い思い入れがありました」と岡田さん。いじめなどの社会問題も描かれるが「自分も経験したこともあり、心の叫びなど響いてくるものがたくさんありました」と特別な一作となったことを明かしてくれた。榮倉さんも「(岡田さんが演じた)杏平の言葉に助けられたりヒントをもらった」と頷いた。監督は東日本大震災を踏まえ「3月に大変なことが起こり、自分たちが事件の渦中にいるという気持ちが芽生えた。第三者として傍から見ているのではなく、ど真ん中にいるという気持ちで作りました。それがオリエンタリズムではなく、自分たちの身の回りのこととして(世界に)伝わったのだと思う」と思いを吐露。そして岡田さんと榮倉さんに向き直り「これからの未来を背負う若い君たちに観てほしい!」と語りかけた。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:『アントキノイノチ』モントリオールで高評価岡田将生は仏語でスピーチ決めた!ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!冒頭でいきなり全裸…?岡田将生の様々な表情に注目の『アントキノイノチ』予告編榮倉奈々、岡田将生は「小学生」!?「もう22歳なんですけど」と本人苦笑岡田将生×榮倉奈々を絶賛!『アントキノイノチ』がモントリオールへ
2011年08月30日先日より開催中の第35回モントリオール世界映画祭にて8月19日(現地時間)、日本から参加している映画『アントキノイノチ』の記者会見とプレミア上映が開催。主演の岡田将生、榮倉奈々、瀬々敬久監督が出席した。歌手のさだまさしによる同名小説を映画化した本作。あることがきっかけで心を閉ざし、遺品整理業の現場で働く青年とひとりの女性。命が失われた場所で働き、“死”と接することで生への繋がりを取り戻していく2人の姿が描かれる。上映に先立って行われた会見には各国のプレスが集結した。決してセリフが多くない中で心情を表現しなければならなかった点について岡田さんは「言葉で言うことは伝えやすくて、僕自身も言葉にすればすぐに伝わるのにと思っているのですが、今回は心が傷ついた青年役で、言葉に出せない役柄でもあったので、とても苦労しました。僕の表情で伝わっているのかどうか毎日毎日監督に確認していました」とふり返る。榮倉さんも「確かに言葉で表せてしまえば伝わりやすいと思いますし、言葉での切り返しが多い子供や家族で楽しむコメディドラマは私自身も大好きです。でもやっぱり自分たちの生活の中では、育った環境や、いまある状況によって同じ単語でも違った意味に伝わることはあると思いますし、言葉や行動が全てではないと思っています。だから、たくさんの人に伝えるのはすごく難しいと思いましたが、監督やプロデューサーに中に伝えたいことの芯があったので、それを信じてやっていきたいと思いました。確かに難しかったです」と少ないセリフの中に込めた思いを明かした。瀬々監督は本作に込めたテーマについて尋ねられ「2000年代に入って最大の悲劇は9.11があると思います。復讐から復讐へ繋がるという社会になっていきました。最近では日本でも津波という大きな災害がありました。それは、僕たちの誰が悪いわけでもないのに、突然起こった災害でした。僕たちはこういう世の中に生きているのだと考えています。そういった厳しい現実、暴力的な世界がありますが、そういう中でもより良く生きたいと常に思っていますし、実際に生きていこうと思っているのが人生だと思います。先ほど9.11の話をしましたが、これからは憎しみの連鎖が繋がるのではなく、命が繋がっていくことをテーマにしたいと思いました。この映画はそういうテーマの映画です。ですので、一方で暴力を描かなければ、もう一方の命の繋がりが見えないと思い、本作の中では暴力も描きました。最終的に映画で描きたかったのは、新しい生が誕生すること、命が次の世代に繋がっていくこと、より良く生きていくにはどうしたらいいかを探っていこうとした作品です」と命の繋がりを強調した。同日のプレミア上映では、21時30分からという遅い時間の上映にかかわらず、若い世代を中心に多くの観客が劇場に足を運んだ。上映後は温かい拍手がわき起こり、涙をぬぐう観客の姿も。壇上に上がった岡田さんは「今日はありがとうございます。歴史あるモントリオール世界映画祭に来ることができて良かったです。この映画では、人と人がつながっていく大切さを描いていますが、いま、みなさんとつながれた気がします。またモントリオールに来たいです」とフランス語で挨拶。榮倉さんもフランス語で自己紹介し「いま、日本の人たちが、命や、生きることについて考える機会が多くなっているこの時期に、この映画に出会えて、私はとても幸せです。みなさんにも同じ気持ちになっていただけたら、すごく嬉しいです。ありがとうございます」と満員の客席に笑顔で語りかけた。映画を観終えた観客からは「生と死の側面をうまく表現していた」(20代・男性)、「今年観た映画の中で一番良かった」(20代・女性)など、好意的な感想が寄せられ、特に岡田さんと榮倉さんの演技を絶賛する声も多く、プレス試写で鑑賞したマスコミからも高い評価が聞こえてくる。邦画との相性の良さでも知られるモントリオール世界映画祭。昨年の『悪人』の深津絵里の主演女優賞に続く主要部門での受賞に期待がかかる。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!冒頭でいきなり全裸…?岡田将生の様々な表情に注目の『アントキノイノチ』予告編榮倉奈々、岡田将生は「小学生」!?「もう22歳なんですけど」と本人苦笑岡田将生×榮倉奈々を絶賛!『アントキノイノチ』がモントリオールへ岡田将生は心の叫び、榮倉奈々は泣きながら願う――『アントキノイノチ』特報到着
2011年08月22日先日、第35回モントリオール世界映画祭「コンペティション」部門への正式出品が決定した岡田将生×榮倉奈々共演の感動作『アントキノイノチ』の予告編がこのほど解禁となった。原作は歌手のさだまさしによる書き下ろし小説。高校時代に親友を亡くしたことをきっかけに、心を閉ざしてしまった少年・杏平(岡田さん)、自ら死を選ぼうとした過去を持つ少女・ゆき(榮倉さん)。遺品整理業を通して出会った2人が、それぞれの命と向き合い壊れかけた心を再生していく姿を描く。今回到着した予告編では、冒頭から青空の下、岡田さんが全裸らしき姿で登場。虚無感、悲しみ、心の叫びが彼の表情に映し出され、やがてゆきとの出会いによってその表情に変化が―ー。笑い、抱きしめ合い、命の尊さや繋がりを強く感じさせる映像に仕上がっており、主題歌を担当する「GReeeeN」の歌声が物語に彩りを加える。そしてついにメインキャスト以外の共演者もお目見え!杏平のクラスメイトを演じる松坂桃李と染谷将太、遺品整理業の上司役の原田泰造、そして壇れいに柄本明、鶴見辰吾と若手実力派からベテラン陣まで、それぞれの演技が作品に深みを与える。18日から開幕するモントリオールでの評価は果たして?授賞式前に、まずはこちらの予告編を確認しておくべし。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:榮倉奈々、岡田将生は「小学生」!?「もう22歳なんですけど」と本人苦笑岡田将生×榮倉奈々を絶賛!『アントキノイノチ』がモントリオールへ岡田将生は心の叫び、榮倉奈々は泣きながら願う――『アントキノイノチ』特報到着「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?作業着姿の岡田将生&榮倉奈々の画像が解禁!『アントキノイノチ』豪華共演陣も発表!
2011年08月11日岡田将生と榮倉奈々主演で、さだまさし原作の同名小説を映画化した『アントキノイノチ』の完成報告会見が10日に都内で行われ、岡田、榮倉をはじめ、原田泰造、松坂桃李と瀬々敬久監督が登壇した。その他の写真本作は、それぞれ過去のトラウマで心を閉ざしてしまった杏平(岡田)とゆき(榮倉)が遺品整理という命と向き合う仕事を通して出会い、次第に心を通わせ“自身と人とのつながり”について向かい合う姿を描いた作品。撮影中に東日本大震災が発生し、瀬々監督は「このまま撮り続けてもいいものかと考えたが、震災後に命の大切さや絆が大事だと語られるようになったので、この映画を通してよりみなさんに伝われば」とあいさつ。“命の大切さ”を訴える本作についてキャスト陣も「この時期に参加できてよかった」と口を揃えた。その瀬々監督の印象について榮倉は「私の顔を見ながら“岡田さん”と呼ぶので、まず監督に名前を覚えてもらうのに必死だった」と話し、松坂も「岡田くんとのシーンでは“松岡くん”と言うからどっちを呼んだのか分からなかった」と暴露。岡田は榮倉との初共演について「僕より2歳上だけど、とても話しやすくて心が和らいだ」と話す一方で、榮倉は「岡田くんはとても純粋で、小学生と話してるみたいだった」とコメント。岡田は赤面しながらも「僕もう22歳なんですけど…でも嬉しいです」と複雑な表情を見せる場面もあった。本作は第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門で正式出品が決定し、現地時間19日に予定されている公式上映には岡田、榮倉、瀬々監督が登壇する予定で、岡田は「世界の方々に見てもらえると思うと嬉しい。映画祭を楽しみながら、みなさんと映画を共有できたらいいな」と喜びの表情を浮かべた。『アントキノイノチ』11月19日(土)全国ロードショー
2011年08月10日第35回モントリオール世界映画祭の「ワールド・コンペティション」部門に正式出品されることが決定した『アントキノイノチ』の完成報告会見が8月10日(水)、都内ホテルで開かれ、主演を務める岡田将生、榮倉奈々をはじめ、原田泰造、松坂桃李、メガホンを取った瀬々敬久監督が出席した。原作はさだまさしの同名小説。ある事件を機に、心を閉ざしながら生きる2人の男女(岡田さん、榮倉さん)が、遺品整理業の現場で、死者が人知れず遺したもの、そこに込められた思いに触れることで“イノチ”の尊さを取り戻していく姿を描く。今回が初共演となる岡田さんと榮倉さん。岡田さんは「積極的に話しかけてくれて、とてもしゃべりやすい人。僕の心も和らいだ」と榮倉さんの印象をコメント。一方の榮倉さんは「目が純粋で、まるで小学生と喋ってるみたい(笑)。かわいらしい人」。これには岡田さんも「もう22歳なんですけど…」と苦笑しきりだった。撮影中に東日本大震災が発生。瀬々監督は「当初は人々の絆が失われた“無縁社会”がテーマだったが、震災後、人々の心の中に絆を求める気持ちがあるんだとハッキリした。作品に対する決意を新たにする部分も大きかった」と神妙な面持ち。そんな監督についてキャスト陣は「私のことをずっと“岡田さん”って呼んでいた。名前を覚えてもらったのは、撮影が終わる1週間前」(榮倉さん)、「現場で“松岡くん”って呼ばれて、僕も岡田くんも一瞬『誰?』って振り向いてしまった」(松坂さん)と瀬々監督の天然ボケな素顔を暴露した。また、原田さんは「オファーをいただいたときは、プロレス映画かと思った。主演2人の演技がとにかくすごくて、抱きしめてあげたくなるほど。それと2人を見守る自分も自分で抱きしめてあげたい」と面白おかしく語っていた。モントリオール世界映画祭は8月18日(現地)に開幕。翌19日に本作をプレミア上映し、主演の2人と瀬々監督が現地入りする。「とてもびっくり。世界のみなさんと楽しみながら、作品を共有できれば」(岡田さん)、「ずっと海外の映画祭に行ってみたいと思っていた。国境を越えてこの作品を観てもらえるのが、いまから楽しみ」(榮倉さん)と期待を寄せていた。同映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の国際映画祭。2006年に奥田瑛二監督の『長い散歩』、2008年には『おくりびと』がグランプリを受賞したほか、2009年の監督賞を『ヴィヨンの妻』の根岸吉太郎監督が、そして昨年は『悪人』で深津絵里が主演女優賞を受賞。近年、日本映画を高く評価する映画祭として、その動向が注目を集めている。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生×榮倉奈々を絶賛!『アントキノイノチ』がモントリオールへ岡田将生は心の叫び、榮倉奈々は泣きながら願う――『アントキノイノチ』特報到着「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?作業着姿の岡田将生&榮倉奈々の画像が解禁!『アントキノイノチ』豪華共演陣も発表!“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?
2011年08月10日岡田将生、榮倉奈々主演の『アントキノイノチ』が、8月18日(木)より開幕する第35回モントリオール世界映画祭の「ワールド・コンペティション」部門に正式出品されることが決定した。歌手のさだまさしが2009年に発表した同名小説を映画化。ある事件から他人に心を開くことなく生活を送る2人の男女が、“遺品整理業”という仕事を通じて、失われた命や遺されたもの、そこに込められた思いに触れることで生とのつながりを取り戻していくさまを描く。モントリオール世界映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の国際映画祭。近年、日本映画が毎年のように受賞しており2006年には奥田瑛二監督の『長い散歩』、2008年には『おくりびと』がグランプリを獲得。同じく2008年の脚本賞を君塚良一の『誰も守ってくれない』、2009年の監督賞を『ヴィヨンの妻』の根岸吉太郎監督が、そして昨年は『悪人』で深津絵里が主演女優賞を受賞している。特に『おくりびと』はこのモントリオールでの受賞を皮切りに国内外で絶賛を浴び、オスカーの最優秀外国語映画賞にまでのぼりつめたこともあり、今後の賞レースを予測する上でも注目を集める。同映画祭のセルジュ・ロジーク代表からは「心を失ってしまった2人が、死に接することによって生きることの幸せと儚さに気付く物語です。主演2人の演技は完璧の一言につきます」と作品、主演の2人の演技を絶賛するコメントが寄せられている。瀬々敬久監督にとっては、今年のベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞の2冠に輝いた『ヘブンズ ストーリー』に続く最新作として期待を集める本作。今回のノミネートに際し、監督からは「いまの日本の現実の中で“生きること”とは何なのかと考えながら作った映画なので、まず最初は日本の観客のみなさんに観ていただくことが一番だと思っていましたが、こういう機会をいただいたからには、この映画を通して世界の人たちと想いを共有できることを願っています」とのコメントが到着。岡田さんは「素直に『嬉しい』の一言につきます。嬉しいです!」、榮倉さんも「海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです。携わったみんなの愛が吹き込まれたこの映画をよりたくさんの方に観てもらえること、嬉しく思います」と喜びを語り、日本以外の国の多くの人々の反応に期待を寄せる。なお、本作のほかに今年のモントリオールには、板尾創路監督、主演に浅野忠信、石原さとみも出演している『月光ノ仮面』、窪田将治監督作『クレイジズム』が「フォーカスオンワールドシネマ長編」部門に、齊藤潤一監督によるドキュメンタリー作品『平成ジレンマ』が「世界のドキュメンタリー」部門に出品される。第35回モントリオール世界映画祭は8月18日(木)より8月28日(日)まで開催。『アントキノイノチ』は開幕直後にプレミア上映が予定されている。現在、監督およびキャスト陣の出席については調整が進められているという。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生は心の叫び、榮倉奈々は泣きながら願う――『アントキノイノチ』特報到着「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?作業着姿の岡田将生&榮倉奈々の画像が解禁!『アントキノイノチ』豪華共演陣も発表!“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗
2011年08月02日先日、最後のスペースシャトルとしてNASAケネディ宇宙センターから打ち上げられたアトランティス号に、映画『宇宙兄弟』に出演している小栗旬と岡田将生の宇宙服姿の写真が搭載されていることが明らかになった。小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の帰還に、古川聡宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船の宇宙基地での長期ミッションなど昨年来、日本でも宇宙にまつわるニュースが昨年来、大きく扱われているが、今回、スペースシャトルの最後のミッションと邦画の“ドッキング”という驚愕の知らせが届いた。1981年の初飛行から30年。1986年のチャレンジャー号の爆発事故の悲劇、毛利衛さんのエンデバー搭乗をはじめ、幾人もの日本人飛行士の活躍など宇宙開発の歴史に新たなページを刻んできたスペースシャトルの歴史がついに幕を閉じることとなった。海洋調査船にその名が由来するアトランティス号は、1985年の初フライト以降、89年には金星探査機マゼランと木星探査機ガリレオを宇宙に送り出すなどしてきた。当初、昨年の5月が最終ミッションとされてきたが、その後、追加ミッションが発表され、最後のスペースシャトルという大役を果たすことに。7月8日(現地時間)に飛び立ち、人類が初めて月面着陸に成功したのと同じ7月20日に帰還する予定。アトランティス号は、5台の実用機のうち唯一、日本人宇宙飛行士が搭乗していないシャトルであったが、今回、小栗さんと岡田さんが写真で最後のスペースシャトルに乗り込むことになった。人類が製造した中で最も複雑な機械とも言われるだけあって、飛行士の私物をのぞいてたった1グラムの写真であれどミッションと直接関係ないものを機内に持ち込むことは通常不可能なこと。だが、JAXA(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)が開始した、ISS「きぼう」日本実験棟を民間で活用する新しい枠組みが、それを可能にした。2009年の、日本初の有人実験施設「きぼう」の完成により、JAXAは「きぼう」を利用した実験テーマの公募に加え、企業との共同研究やビジネス展開を開始した。人々がより身近に“宇宙”を感じ、宇宙開発技術を利用するための試みが行われることになり、今回の企画もその枠組みの中で実現した。人気漫画を原作に、宇宙飛行士を目指す兄弟と仲間たちの奮闘を描いた本作。宇宙飛行士の存在を身近に感じさせる物語であり、この宇宙利用を展開する株式会社ラグランジェが写真の打ち上げを熱望。「震災の影響が色濃く残る中、最後のスペースシャトルに夢を乗せて打ち上げたかった」と担当者は語る。『宇宙兄弟』に許さたのは重量2グラム、写真2枚分のスペース。アトランティス内のミッドデッキロッカーに収納されている。小栗さんと岡田さんの写真は7月1日(金)にクランクアップした本作の現場で撮影されたもので、宇宙服姿で揃って笑顔を浮かべている。小栗さんは「(写真とは言え)”兄弟で宇宙へ行く”という夢が叶って嬉しく思います。最後のスペースシャトルが無事に帰還することを祈っています」とコメント。岡田さんも「いつか本当に僕らが宇宙に行ける日が来るかもしれない、と思いながら空を見上げたいと思います」と喜びを語っている。『宇宙兄弟』は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:宇宙兄弟 2012年春、全国東宝系にて公開■関連記事:『宇宙兄弟』に麻生久美子&堤真一が出演!“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2011年07月11日小栗旬&岡田将生を主演に迎えての映画化が発表されている『宇宙兄弟』に麻生久美子と堤真一が出演することが明らかになった。原作は現在も「モーニング」(講談社刊)に連載中で、小学館漫画賞と講談社漫画賞のW受賞という「20世紀少年」以来の快挙(※同年W受賞は史上初)を成し遂げ、累計400万部を突破した人気漫画。幼い頃に宇宙飛行士になると誓い、約束通りに宇宙飛行士となった弟と、会社をクビになり無職となった兄。だが、弟からの一通のメールをきっかけに、兄も再び宇宙を目指し始める!そんな兄弟と仲間たちの奮闘が人間味たっぷりに描かれる。麻生さんが演じるのは、小栗さん扮する六太(ムッタ)と共に宇宙飛行士を目指す才女・伊東せりか。幼い頃のムッタと日々人(ひびと/岡田さん)を知るJAXA職員で宇宙飛行士選抜試験官のひとりでもある星加正に堤さんが扮する。今後、公開される作品だけでも『日輪の遺産』に『ロック 〜わんこの島〜』、『モテキ』、『ガール』に『幸運の壺 Good Fotune』といま、日本で最も多忙な女優のひとりである麻生さん。「私は原作の大ファンなので、正直、嬉しさと戸惑いがありました。でも、ほんの少しでもせりかさんの人生を歩きたいと参加させて頂くことになりました。不安もありますが、才能ある監督のもとでお仕事できること、とても嬉しく思っています」と出演への喜びを語り、堤さんも「このような希望あふれた作品に関われることを非常に嬉しく思っています。私が演じる星加は、かつて宇宙飛行士を志したが叶わず、宇宙を目指す者を支える立場として、再び夢をもつ人物です。宇宙に興味のある方もない方も、わくわくする気持ちや、“夢”を感じていただける映画になると思います」と意気込みと期待を明かす。ほかにムッタのライバルであり親友でもある真壁ケンジを、ミュージカル界のスター、井上芳雄が演じ、溝口大和、古谷やすし、福田直人といった、同じく彼らと共に宇宙飛行士を目指す仲間に新井浩文、濱田岳、塩見三省が扮する。JAXAからの全面協力を得て撮影も中盤に差し掛かっており、7月中にはクランクアップの予定。小栗さん、岡田さんはもちろん、麻生さんの宇宙服姿は…?新たな仲間を得て、ますます期待と注目を集めそうだ。『宇宙兄弟』は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:宇宙兄弟 2012年春、全国東宝系にて公開■関連記事:“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2011年06月23日「解夏」、「眉山」の著者であり歌手のさだまさしの書き下ろしになる感動小説『アントキノイノチ』。先日、岡田将生、榮倉奈々主演により映画化されることが発表されたが、このほど本作の特報が解禁となった。2009年に発売され、幅広い年齢層の感動をよんだ「アントキノイノチ」は、高校時代のとある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田さん)と、心に闇を抱える久保田ゆき(榮倉さん)の2人の男女の心の交流を描き出す。遺品整理業の現場で知り合った2人は、命の失われた場所で、徐々に心を通わせていくのだが…。監督は『ヘヴンズ ストーリー』でベルリン映画祭2冠を制した瀬々敬久。『余命1ヶ月の花嫁』、『Life 天国で君に逢えたら』など“命”をテーマとした作品を手がけてきた製作チームが集結し、感動のドラマを紡ぎだす。冒頭から岡田さんの叫びで始まるこちらの特報。一方、榮倉さんは涙を流しながら「死のうと思った」とつぶやく姿が。心に傷を負った主人公の2人が自らを再生していく姿と、背景で流れる壮大なメロディに、思わず心がじんわり。まさしく希望をつなぐ“命”の物語となっている。共演者には松坂桃李や染谷将太、壇れいが名を連ねているが、今回の特報ではまだ姿が見ることができない。今後どのように登場するかも気になるところ。『アントキノイノチ』は11月、全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月、全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?作業着姿の岡田将生&榮倉奈々の画像が解禁!『アントキノイノチ』豪華共演陣も発表!“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗岡田将生×榮倉奈々×ベルリン2冠の瀬々監督で『アントキノイノチ』映画化
2011年06月03日歌手のさだまさしによる同名小説を映画化した『アントキノイノチ』の撮影現場の写真が到着!また、主演の岡田将生、榮倉奈々に加え、共演陣として原田泰造、松坂桃李、檀れい、柄本明らが出演することも明らかになった。映画化もされた「解夏」、「眉山」(いずれも幻冬舎刊)など感動的な小説を世に送り出してきたさださんの原作を、『ヘヴンズ ストーリー』で第61回ベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞とNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)をダブル受賞した瀬々敬久監督の手で映画化した本作。高校時代のある事件がきっかけで、心を閉ざしてしまった青年・杏平(岡田さん)が、遺品整理業という仕事を通じて、ゆき(榮倉さん)、佐相(原田さん)と出会い、少しずつ心を開いていくが、ある日、杏平はゆきの衝撃的な過去を知ってしまい…。今回、解禁となったのは遺品作業員としてユニフォームに身を包んだ岡田さん、榮倉さん、原田さんの写真。お揃いの青いジャンパーにキャップという「遺品整理業クーパーズ」のユニフォームで微笑む3人が写っている。また、役柄に関しては不明だが、そのほかの共演陣には岡田さんと同世代で、人気急上昇中の松坂さんをはじめ、檀さん、柄本さん。さらには染谷将太、鶴見辰吾、堀部圭亮、吹越満、津田寛治、宮崎美子といった演技派が脇を彩る。『余命1ヶ月の花嫁』、『Life 天国で君に逢えたら』など“命”と向き合う作品を送り出してきた製作チームによる本作。“天国の引越し屋さん”とも言うべき遺品整理業の青年たちを通じて何を問いかけるのか?『アントキノイノチ』は今秋、全国にて公開。■関連作品:ヘヴンズ ストーリー 2010年10月2日よりユーロスペース、10月9日より銀座シネパトスほか全国順次公開© 2010 ヘヴンズ プロジェクトアントキノイノチ 2011年秋、全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”ProjectLife 天国で君に逢えたら 2007年8月25日より全国東宝系にて公開©2007「天国で君に逢えたら」製作委員会■関連記事:「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗岡田将生×榮倉奈々×ベルリン2冠の瀬々監督で『アントキノイノチ』映画化第61回ベルリン国際映画祭、金熊賞はイラン作品に。日本映画も健闘
2011年04月28日スペシャルドラマ「ヤング ブラック・ジャック」の試写会が4月18日(月)、日本テレビで行われ、主演の岡田将生と仲里依紗が上映後の記者会見に出席した。手塚治虫の不朽の名作「ブラック・ジャック」の主人公で、医師として天才的な腕前を持ちながらも医師免許を持たず、法外な報酬を要求するブラック・ジャック。その若き日の物語がオリジナルストーリーで描かれる。劇中の暗いイメージと打って変わって、すっきりとした表情で現れた岡田さんは、ドラマを鑑賞したばかりの観客を前に「髪を切りました」とニッコリ。今回、“漫画の神様”手塚治虫の名作の主人公を演じたが、「やると決まってからプレッシャーを感じました。プロデューサー陣の熱弁を聞いて『ヤバいな』と思いました」と明かす。顔の傷跡や、髪の毛の特殊メイクには毎回、1時間ほど時間がかかったそうだが「ずっと寝てて、目が覚めて鏡を見ると、髪が半分黒くなっていて…」とふり返った。仲さんは、若き日の時生(=ブラック・ジャック)と出会う医学生を演じているが、実写版「ブラック・ジャック」への出演オファーに「正直、最初はピノコ(※原作に登場する女の子)の役かと思いました」と告白。周囲からも「ピノコやるの?」と聞かれることが多かったそう。今回の役柄について「(これまで)キャラクターの強い役が多かったので、お嬢様の大人しい役ということで、自分を抑えつつ成長していく。ひとりの人間を変えていくというのは難しいなと思ってましたが、意外とできました」と笑顔を見せた。同い年の2人は、高校3年生のときに出演した映画『ハルフウェイ』以来となる共演。岡田さんが「『ハルフウェイ』のときは高校3年生ならではの話をよくしてましたね。共演できると聞いて嬉しかった」と素直に喜びを語るも、仲さんからは意外な暴露が!「(『ハルフウェイ』のときの)第一印象は怖かったです。人見知りで、高校生なのでイキがってたのかな…?」と切り出すと、岡田さんは「ちょっと待って!そんなことないでしょ」と慌ててストップ。すると、仲さんは「(今回、再会して)すごく大人になっていて、役への取り組み方など、同い年として勉強になりました」と今度はベタ褒め。岡田さんは「絶対、嘘だろ!いつも“仲里依紗ペース”なんです」と笑顔でボヤいていた。さらに“仲里依紗ペース”はとどまるところを知らず!手塚作品について、好きなキャラクターを尋ねられると「アトムですね。足がプリッとしててすごくかわいくて。私、脚フェチなので!」と大胆に告白し、会場は笑いに包まれた。「生きること、命が重たいということを受け止めた」(岡田さん)という「ヤング ブラック・ジャック」。4月23日(土)21:00より日本テレビ系列で放送。■関連作品:宇宙兄弟 2012年春、公開アントキノイノチ 2011年秋、全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会プリンセス トヨトミ 2011年5月28日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン 関西テレビ放送 東宝 ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会■関連記事:岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化岡田将生×榮倉奈々×ベルリン2冠の瀬々監督で『アントキノイノチ』映画化仲里依紗×行定勲監督インタビュー 監督も魅了された無防備な素顔ドSから尽くす女に束縛女…仲里依紗の過激“妄想”5段階変化の画像が到着!
2011年04月18日岡田将生が、手塚治虫の不朽の名作「ブラック・ジャック」の主人公ブラック・ジャックの若き日を描いたスペシャルドラマ「ヤング ブラック・ジャック」に主演することが明らかになった。自身も医師免許を持つ巨匠・手塚治虫の手による、日本の医療漫画の先駆けにして金字塔でもある「ブラック・ジャック」。真夏でも真っ黒のマントをまとい、手術の痕の残るツギハギの顔をした天才無免許医師ブラック・ジャックが、様々な患者を治療する姿を通じて、命の重さや医療の抱える問題を描き出し、いまなお多くの人々に傑作として愛され続けている。今回のドラマでは、彼の医学生時代にスポットを当て、なぜ彼が無免許医師であり、患者に法外な報酬を請求するようになったのかなどを描く。原作でも彼が医者を志すことになった経緯などはたびたび描かれているが、今回のドラマはオリジナルストーリーで展開。9歳のクリスマスに、連続爆破事件に巻き込まれた時生は、外科医の本間の手術で一命を取り留めるが、一緒にいた母親は意識を取り戻すことなく眠り続ける。15年ののち、24歳となった時生は、いまだ目覚めぬ母親と共に地下室で暮らしながら医大へ。時生は、この頃から訳あって病院に行けない患者を無免許で治療していたのだが…。原作にもたびたび登場する宿命のライバル、ドクター・キリコとの因縁なども描かれるという。『告白』、『瞬またたき』、『悪人』、『雷桜』と小説を原作にした映画作品でそれぞれに全く異なるキャラクターを好演し、高い評価を得た岡田さん。今年も、直木賞候補作の映画化作品『プリンセス・トヨトミ』にさだまさしの小説を映画化した『アントキノイノチ』、そして連載中の人気漫画の実写版『宇宙兄弟』と話題作品への出演が決まっているが、今回、幅広い世代で読み継がれる名作の主人公の若き日をどのように演じているのか?今回の発表に際し、岡田さんからは「原作のブラック・ジャックのファンの方々や、これから観て頂く方々の期待を決して裏切らない作品になっていると思うので、是非楽しみにしていて下さい!」との自信をうかがわせるコメントが到着した。これまでに映画に連続ドラマ、ビデオ作品にスペシャルドラマとたびたび実写化され、宍戸錠に加山雄三、隆大介、そして本木雅弘と錚々たる、そして個性豊かな面々が挑戦してきたブラック・ジャック。今回、公開された画像では、岡田さんがこれまでの作品とはまた違った雰囲気で、鋭い目つきをこちらに向けている。また、共演陣にも演技派の面々が集結!時生が偶然出会う、医大生の優奈を仲里依紗が、その恋人を小澤征悦が演じるほか、時生の母を戸田菜穂、そして時生の命の恩人である本間医師を市村正親が演じる。『NANA』シリーズをはじめ、最近では海堂尊の医療ミステリーを映画化した『ジーン・ワルツ』を手掛けた大谷健太郎監督がメガホンを握る。闇の医師、ブラック・ジャック誕生の全てがここに!岡田さんのダークヒーローぶりに注目の「ヤング ブラック・ジャック」は4月23日(土)21:00より日本テレビにて放送。■関連作品:悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会 告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会 瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会プリンセス トヨトミ 2011年5月28日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン 関西テレビ放送 東宝 アントキノイノチ 2011年秋、全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会宇宙兄弟 2012年春、公開■関連記事:『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化第5回アジア・フィルム・アワード開催。登壇者から日本の被災者にお見舞いのコメント岡田将生×榮倉奈々×ベルリン2冠の瀬々監督で『アントキノイノチ』映画化木村佳乃、涙のブルーリボン生田斗真は「ほかの人がやらないことやりたい」と決意毎日映画コンクール授賞式稲垣吾郎、極悪人役にSMAPメンバー「地が出てるね」
2011年04月01日「モーニング」(講談社刊)に連載中で、昨年、一昨年と「マンガ大賞」で2位に入った人気漫画「宇宙兄弟」が、小栗旬、岡田将生という人気俳優をキャストに迎え、映画化されることが先週の誌上にて発表された。その少し前には、「宇宙兄弟」を抑えて昨年「マンガ大賞」に輝いた「テルマエ・ロマエ」(著者:ヤマザキマリ)の実写映画化が発表されたばかり。人気漫画、特にいまだ雑誌にて連載が続いている作品の映画化が、今年も続々と決まっている。「宇宙兄弟」は小山宙哉により2008年に連載が開始され、これまでに13巻を刊行し、発行部数はおよそ270万部を誇る。物語の軸となるのはタイトル通り一組の兄弟。自動車設計会社をリストラされ、突如、宇宙飛行士を目指し始めた天然パーマが特徴の兄・六太(むった)とすでに正式に宇宙飛行士として活躍する弟・日々人(ひびと)。幼いころにUFOに遭遇したことから、宇宙飛行士になると誓い合った2人の挑戦が、綿密な取材に基づいて壮大に描かれている。六太を小栗さんが、日々人を岡田さんが演じ、2012年の春に公開される。公式Twitterでのつぶやきによると、監督は『ひゃくはち』の俊英・森義隆が務める模様。すでに原作ファンから多くの要望や質問がツイートされているが、2人以外のキャラクターをだれが務めるのか?などなど今後の発表が待たれるところ。『テルマエ・ロマエ』は、ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスが現代の日本と古代ローマをタイムワープで行き来し、日本の風呂文化にカルチャーショックを受けるという、ユニークな発想で描かれるギャグ漫画。今回、アニメ化ではなく、何と“実写化”ということが大きなポイント。様々な俳優の名前がうわさされているがいまだ詳細は謎のままで、こちらも今後の展開に期待!昨年のマンガ大賞の1位、2位作品が揃って映画化となったが、大賞はもちろんのこと、上位入賞作は間違いなくヒットすると言われ、大きな影響力を持つマンガ大賞。当然のことながら、これらの上質な作品を映画会社が放っておくはずがない。第1回(2008年)のマンガ大賞を受賞した「岳 みんなの山」(著者:石塚真一)も『岳 -ガク-』として、『宇宙兄弟』と同じく小栗さん主演で映画化され、まもなく公開される。大賞受賞作以外でも「とめはねっ!鈴里高校書道部」(2008年8位/2010年にNHKでドラマ化)、『君に届け』(2008年5位/昨年映画化)、『大奥』(2008年6位/昨年映画化)に続き、昨年、森山未來主演でドラマ化され人気を呼んだ「モテキ」も、映画化されることが先日、発表された。ちなみに、『宇宙兄弟』も『テルマエ・ロマエ』もいまだ連載が続いている作品。こうした連載中の作品を原作で結末を迎える前に映画化されるというのも最近、特に顕著な傾向と言えるかも。先述の『君に届け』、『大奥』も連載が続いている。そもそも、マンガ大賞の候補作の条件は前年に刊行された漫画で最新刊が8巻以内の作品。そう考えるといまだ連載中の作品が多いのは当然と言えるのだが…。原作の初期の部分や特に人気の高い部分をピックアップして映像化したり、映画オリジナルの結末を描くといった形で映画化が進められることが多い。「ヤングジャンプ」(集英社刊)に連載中の「GANTZ」(著者:奥浩哉)も、2部作で映画化されたが、まもなく公開となる完結編の『GANTZPERFECTANSWER』では、文字通り映画オリジナルの“答え”が示されることに。一方で、映像技術の発達、時代の巡りあわせなどいろいろな理由が考えられるが、かつて時代を築いた伝説ともいえる名作漫画を映画化するという動きも目立つ。「宇宙戦艦ヤマト」を壮大なスケールで実写化した『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や『あしたのジョー』などはその典型と言える。最近では、1969年〜79年に「週刊少年キング」(少年画報社刊)で連載された伝説的漫画「ワイルド7」が瑛太を主演に迎え、設定を現代に変更して映画化されることが発表された。賛否は様々なれど、人気漫画の映画化という形式が、現在の邦画を支えると言っても過言ではなく、この大きな流れは今後も衰えることはなさそう。先日、2011年のマンガ大賞に羽海野チカの「3月のライオン」(ヤングアニマル/白泉社刊)が受賞したが、羽海野作品では前作「ハチミツとクローバー」はすでに映画化、ドラマ化、アニメ化済み!映像化を巡る争奪戦はすでに水面下で始まっているのかも…?『宇宙兄弟』は2012年春、公開、『岳 -ガク-』は5月7日(土)より全国東宝系にて公開、『GANTZPERFECTANSWER』は4月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ岳 -ガク- 2011年5月7日全国東宝系にて公開© 2011「岳 -ガク-」製作委員会 © 2005 石塚真一/小学館 GANTZPERFECTANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS宇宙兄弟 2012年春、公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第13回)逆境に強そうな戦う俳優は?二宮×松ケン主演 SF超大作がついに完結『GANTZ』試写会に25組50名様ご招待二宮和也観客と『GANTZ』鑑賞し「僕の中で答えが見つかった!」二宮和也、2年連続の手作りバースデーケーキで松山ケンイチに“スキ”と告白松山ケンイチ『GANTZ』初日で役者魂「仕事はやりたくない、やりたいじゃない」
2011年03月31日さだまさし原作「アントキノイノチ」(幻冬舎刊)の映画化が決定し、岡田将生と榮倉奈々という若手実力派の初共演が実現することになった。共に昨年、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、各分野で大活躍する2人が、無縁社会をテーマに暗い過去を背負う男女をいかに演じるのか?メガホンを取るのは、最新作『ヘヴンズストーリー』が第61回ベルリン国際映画祭において、国際批評家連盟賞とNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)をダブル受賞した瀬々敬久監督。早くも新たな日本映画の傑作が生まれそうな予感だ。高校時代の事件をきっかけに、心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田さん)は、遺品整理業という仕事を通じて、“命”の現場に立ち会うことに。そこで久保田ゆき(榮倉さん)と出会い、お互いに魅かれあうが、杏平がゆきの衝撃的な過去を知ったことを機に、彼女は忽然と姿を消してしまう。『告白』、『悪人』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した岡田さんは、「原作を先に読ませて頂いて、心温まるお話で、一気に読んでしまいました。演じる永島杏平という役は、心に問題を抱えていて、いままで演じたことのない役に挑戦させて頂くので、いままで以上にしっかり演じていきたいと思っています」と役者としてさらなる境地を目指すと宣言。初共演となる榮倉さんについては「榮倉さんはいろいろな作品に出ているのを観ていて、とても素晴らしい女優さんだと思っていますので、いまから撮影が待ち遠しいです」と期待を寄せた。一方、これまで明るく快活なイメージが強かった榮倉さんは、「生きるということ、社会と関わるということ。日々、自問自答しながら前進したいと望む姿は同世代として、とても興味深いです」と、こちらも新境地といえる役柄に、静かな闘志を燃やす。岡田さんとの初共演、そして瀬々監督との初仕事に「どんな風にコミュニケーションを取って撮影が進んでいくのか、いまから楽しみです」と早くも胸が高鳴っている様子だ。瀬々監督は、本作と『ヘヴンズストーリー』には共通点があると言い、「日本人はどこへ向かっていくべきなのか…。『ヘヴンズストーリー』はそういうことを考えながら、作った作品。そして『アントキノイノチ』では無縁社会と言われ、人と人とのつながりが希薄になっている現代に、日本人はどう生きていくのか?そしてどうやって新しい希望を見つけていけばいいのかということを描きたいと思っている」と、国際舞台で高い評価を獲得した瀬々監督が、改めて“日本”という自分たちの足元を見つめ、新たな問題提起に挑む決意を固めたようだ。『アントキノイノチ』は3月1日(火)にクランクイン。山口県や静岡県、関東近郊でのロケを経て、4月のクランクアップを予定している。『アントキノイノチ』は2011年秋、公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年秋、全国にて公開
2011年02月22日仕事帰りの一杯!「生ビール」が堂々の1位生卵、生野菜、生ビール、生ハム、生中継……。普段何気なく使っていますが、考えてみると身の回りにいろいろな“生”がありますよね。“生”の持つイメージも、新鮮さや柔らかさ、高級感、臨場感など、モノによってかなり違います。今回は20代男性209名に、好きな“生”のものとその理由を聞いてみました。>>女性編も見るQ. あなたの好きな“生”のものを教えてください(複数回答)1位生ビール40.7%2位生チョコ31.6%3位生ハム23.0%4位生クリーム20.6%5位生演奏13.9%■生ビールと答えた人は……・「最初の一杯が特においしい」(27歳/IT/SE)・「仕事終わりのこれが最高」(28歳/金融/金融専門職)・「宴会や打ち上げの生ビールは格別においしいから」(26歳/学校/その他)・「とりあえず『生ビール』。毎週飲みに行っているような気がするから」(26歳/商社/営業)・「仕事終わりの一杯はおいしい」(27歳/医薬品/その他)■生チョコと答えた人は……・「いくつ食べても飽きないから」(26歳/卸/総務)・「食感が良くて仕事で疲れたときに食べると疲れが癒えます」(29歳/IT/SE)・「とろける感じがおいしくて好きだから」(28歳/医薬品/研究開発)■生ハムと答えた人は……・「生ハムとワインが、ちょっと頑張った自分へのご褒美な感じがする」(28歳/マスコミ/システム)・「めちゃくちゃおいしいから」(28歳/教育関連/営業)・「先輩に連れて行ってもらったお店の生ハムのおいしさが忘れられないから。自分ではちょっとまだ手が出ません」(27歳/繊維/研究開発)■生クリームと答えた人は……・「生クリームオンリーでも食べたい」(28歳/ソフトウェア/プログラマー)・「これだけでも生きていけそうな気がします!」(26歳/繊維/営業)・「甘いもの大好き」(24歳/小売/販売)■生演奏と答えた人は……・「音楽が、直接、心臓に届く気がするから」(23歳/学校/その他)・「ミュージシャンのライブに行くのが好きで、CDで聴くのとは異なり、プロの演奏を聴くと非常に気分が盛り上がる」(28歳/精密機器/営業)・「音源で聞くよりも多くのものを感じられる」(23歳/ガス/営業)総評1位は「生ビール」。季節・場所に関係なく、お酒を飲みに行ったらまずはこれですよね。休日に友だちや恋人とゆっくり飲むのもいいものですが、仕事帰りの一杯はまた格別です。そんな魅力は女性からも寄せられたものの、「生ビール」は女性編のランクには入っていませんでした。2位は「生チョコ」がランクインし、「至高の食べ物」と表現する甘党男性も。引かれるポイントとして挙がったのは第一に食感ですが、口溶けの良さを評価する人も少なくありません。一方、同じように口溶けが良いスイーツで、女性編にはランクインしている「生キャラメル」は、男性編ではランク外。チョコとキャラメルの微妙な食感の違いが支持を分けたのかも知れません。調査時期:2010年10月21日~11月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性209名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】居酒屋でつい頼んでしまう食べ物【ランキング男性編】大人になっておいしいと思えるようになった珍味【ランキング男性編】好きなチョコレート菓子完全版(画像などあり)を見る
2010年12月21日『ヴァイブレータ』 、『余命1ヶ月の花嫁』 の廣木隆一監督が、岡田将生と蒼井優を主演に迎えてラブストーリーを撮る。しかも時代は江戸時代!宇江佐真理の同名小説を原作に、美しくも切ない愛の物語『雷桜』が誕生した。数々の作品を世に送り出してきた廣木監督だが、意外にも時代劇は本作が初挑戦。日本版「ロミオとジュリエット」とも称されるこの物語、監督はどのような思いで映画化したのか?岡田さん、蒼井さんとの仕事の感想も含めたっぷりと語ってくれた。「時代劇でない時代劇を撮る」監督にとって初めての時代劇で描かれるのは、将軍の息子で清水家の当主でありながら、心を病んだ青年・斉道(なりみち/岡田さん)と、山で育った遊(ゆう/蒼井さん)の悲恋の物語。「時代劇ではない時代劇を撮ろうと思った」と監督はふり返る。「これまでにも数多くの時代劇の名作が撮られてきたけど、いま、時代劇を撮る意味って何か?いまだからこそ撮れる時代劇とは何か?と考えたとき、何より“いま”を反映させるような作品にしたいって思った。過去の名作だって撮影された当時はその時代を反映させていたんだと思う。今回の原作はすごい悲恋の物語だけど、この悲恋を描くことで、現代を生きている人に伝えるものがある、と」。原作を映像化する上で、監督が最も大切にしたことは?その問いに「時代劇の中でのリアリティ」という言葉を用いてこう説明する。「挑戦だな、と思ったのはある種のファンタジーをそのまま描くのではなく、時代劇の中で見せるということ。山育ちの女と殿様が出会って…って普通に考えたらファンタジーですよ。それをどう時代劇の中でリアルに感じさせるか?そこで時代劇のストレートな強さを感じられて面白かった。というのは、これが現代劇なら思い悩まなきゃいけない(笑)。『電話して聞いてみりゃいいじゃん』、『メールすれば?』っていうぐらい悩むけど、ここではそんなに悩まず、行動がストレート。これは時代劇だからこそのもので、それはいまの時代にあって、すごく面白いことだなと思った」。常に自分のイメージを壊していく勇気を持っている岡田将生と蒼井優このリアリティを支えているのは何よりキャスト陣の確かな演技。「岡田将生と蒼井優だったからこそ引き受けた」と監督に言わしめた2人。改めてこの2人の魅力を尋ねた。「2人とも、俳優としての自分のイメージを常に壊していく勇気を持っている。これまでに作られた“岡田将生”、“蒼井優”というイメージを引き継いで演じるのではなく、あくまでも斉道と遊になろうとする。それは勇気のいることだけど、そのチャレンジ精神は本当に素晴らしい」。そんな2人が織りなすシーンの中で、監督が忘れられない、というシーンが…。「雷桜の下での2人のシーンで、斉道が遊に櫛(くし)を渡すシーンがあるんだけど、本当に見ていて驚いた。表情や動作を含めて2人の芝居がその空間を幸せにしてくれているのが感じられるんだ。見ている人間をそういう気持ちにさせてくれるこの芝居の空間がすごい!って思いましたね」。もちろん、それは監督の演出があってこそなのでは…、という言葉が終わらぬうちから監督はかぶりを振る。「というか僕は現場で自分がどんな演出したのか覚えていない(笑)。ある作品で、女優に撮影のずっと後になって、『監督にあのとき、“できなかったら殺すぞ”と脅されましたよ』って言われたことあるけど、『え?俺、本当にそんなこと言ったのか?』って(笑)」。それにしても50歳を過ぎて、親子ほども年の離れた俳優陣を迎えてこれだけ瑞々しいラブストーリーを撮るというのは…。むしろ、作品ごとに監督の感性はだんだん若返っているような印象すら受けるが…。「秘密?秘訣?俺にも分かんないな、それは。子供いるわけでもないのにね。50歳って昔は当然のようにすごい大人だと思ってたけど、実際になってみるとこんなガキだったのかって思うよ。だからそのガキの部分だけ使って作ってるのかも。俺も自分と同じ年代の人物の映画を作りたいんだけど、なかなか企画が通らないんだよ(苦笑)!」。■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会 余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Project■関連記事:蒼井優号泣!『雷桜』初日「あたしたちの子供をどうかよろしく」蒼井優の韓国での人気ぶりに岡田将生もタジタジ!岡田将生、タキシードでピース!蒼井優と共に釜山レッドカーペットに登場ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待
2010年10月22日8日(金)午後、第15回釜山国際映画祭(PIFF)に『雷桜』で参加している、岡田将生、蒼井優が、海雲台ビーチのPIFFステージでの、ファンとの交流イベントに登場。平日昼間にもかかわらず、制服姿の女子高生を中心にした500人以上のファンから、熱い声援を浴びていた。女子高生たちは手に手にプレゼントを抱えているのだが、蒼井さんに対して「かわいい!大好きです!」と渡す女の子が多く、これには岡田さんもタジタジ。さらに司会者からは「岡田さんは日本でどれくらい人気があるんですか」とストレートに聞かれてしまい苦笑い。実は蒼井さんは、韓国では圧倒的人気の岩井俊二監督の『花とアリス』の主演女優として釜山を訪れたこともあり、女子高生にとっては憧れの存在なのだ。しかし生の岡田さんを間近で見て、彼女たちも「素敵です!」とすっかりファンになったようだった。その夜、屋外劇場で行われた上映は、大雨に見舞われたにもかかわらず、3,000人もの観客がカッパ姿で最後まで鑑賞。岡田さんは仕事のため一足先に帰国したが、こちらでの舞台挨拶に立った蒼井さん、廣木隆一監督は韓国の映画ファンの熱意に打たれ、感激しきりだった。『雷桜』は10月22日より全国東宝系にて公開。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:岡田将生、タキシードでピース!蒼井優と共に釜山レッドカーペットに登場ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待岡ちゃん“サムライシネマ”応援団長就任「まさかこんな風になっちゃうとは」蒼井優“許されない恋”の理由は「好きな人に聞きます」
2010年10月09日第15回釜山国際映画祭が7日(木)夜、華やかに開幕!「オープンシネマ」部門の正式招待作品として7日(木)、8日(金)の2日間にわたって上映される『雷桜』に出演している岡田将生と蒼井優がオープニングのレッドカーペットを歩き、現地のファンの歓声を浴びた。徳川将軍・家斉の息子であり、清水家の当主・斉道(岡田さん)と山で育てられた娘・遊(蒼井さん)の身分を越えた儚い恋を描いた時代劇版“ロミオとジュリエット”と言われる本作を携え2人は訪韓。蒼井さんにとっては、『花とアリス』、『フラガール』に続いて3度目の本映画祭参加となり、イベントの前から「レッドカーペットは『花とアリス』のとき以来なので、一般の人と一緒に映画祭を喜べるのがとても楽しみです。韓国の映画には憧れに近いものを持っています。でも日本映画には日本映画にしかできないものがある。それをお互いに知ることができればいいなと思います」と喜びを語っていたが、その期待を裏切らないおよそ5,000人ものファンの熱烈な歓迎に笑顔で応えていた。一方、海外の映画祭初参加の岡田さんはタキシード姿で登場!すでにTVドラマなどで韓国でもその名が広く知られており、女性ファンの歓声を一身に浴びていた。レッドカーペットを歩き終えた岡田さんは「すごく楽しめました。自分が役者としてこういう舞台に立てるなんて想像できませんでした。5,000人ってすごいですね。こんなにたくさんの人と一緒に映画を観るってすごいことですよね」と興奮気味に語り、蒼井さんも「6年前を思い出しました。映画って、こうしてみんなを高揚させてくれるんだなって感動しました。自分たちが歩いた後をいろんなスターの方が歩いたのを見て、私たち“おのぼりさん”状態でした」とニッコリ。本日8日(金)は舞台挨拶も行われる予定。『雷桜』は10月22日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待岡ちゃん“サムライシネマ”応援団長就任「まさかこんな風になっちゃうとは」蒼井優“許されない恋”の理由は「好きな人に聞きます」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第6回)ちょんまげが似合う“まげメン”俳優といえば?
2010年10月08日岡田将生と蒼井優の時代劇初出演作として話題の『雷桜』の主題歌が新人アーティスト、舞花(まいか)の歌う「心」に決定、ミュージッククリップの撮影のために岡田さん、蒼井さん、廣木隆一監督が久々に再集結した。将軍の血を引き、一家の当主としての宿命を抱える斉道(なりみち/岡田さん)と幼い頃に誘拐されて山で本能のままに、自由奔放に生きてきた雷(らい/蒼井さん)。交わるはずのない2人の運命の交錯、身分を越えた愛を描いた本作。今年の4月にデビューしたばかりの新人アーティストが主題歌を担当することが決まったが、廣木監督は「初めから曲のイメージは洋楽だったんですが、時代劇ではなく現代にも通用する曲を探していたときに偶然にも、彼女の曲を僕が耳にして。邦楽っぽくなくて、舞花さんがまだ10代ということを聞いて、世代を越えて幅広く心に届く人だなということを感じたのがきっかけでした。『雷桜』のイメージの土の匂いがするシンガーがここにいた、と思ってオファーさせてもらいました」と抜擢の理由を説明。岡田さんも「耳から入ってくる音や歌詞が心に響き、僕自身、久々に目頭が熱くなりました」と絶賛している。8月6日(金)には岡田さん、蒼井さん、廣木監督が再び顔を揃えてミュージッククリップの撮影が行われた。久々の廣木監督の演出の感想を尋ねられた岡田さんは「楽しいです。久々にみんなに会いに来たみたいな感じです。何ていうか、遊びに来たような感覚です」とリラックスモード。蒼井さんに「岡田くんは(時代劇の)カツラじゃないから余計、そう感じるんですよ(笑)」と突っ込まれると「そう、カツラじゃないからすごく楽です。映画とはまた設定も違いますし、すごく幸せな雰囲気にいま、僕は包まれています(笑)」とゴキゲンな様子。撮影では、“現代版『雷桜』”というコンセプトの下、一緒に本を読んだりシャボン玉を飛ばしたり、花火で遊ぶ様子が描かれる。映画と通じるところについて蒼井さんは「2人の仲の良さってことで言ったら、現代に2人(斉道と雷)がいたらこんな感じになっていたのかなという気がしないでもないです(笑)」とコメント。クリップでは、2人が歌を口ずさんでいるシーンも見られるが、これについて岡田さんが「これは2人でメジャーデビュー的な感じですね」と言えば、蒼井さんも「そうですね。今後、夏フェス出場とかいいですね」とノリノリ。さらに岡田さんが「やっぱり大勢の前で歌うのは気持ちいいですからね」と返すも、蒼井さんの「普段カラオケにも行かないのにね」という言葉に我に返ったのか「やっぱり、あんまり歌、うまくないので…恥ずかしいですね」と照れくさそう。「本当に歌うイベントをやってみては?」との問いに蒼井さんが笑顔で「ぜひ、やめていただきたいです」と拒否し、岡田さんも同調。蒼井さんは「余計なこと言いました」と苦笑いを浮かべていた。映画と共に主題歌、そしてミュージッククリップも楽しみな『雷桜』。公開は10月22日(金)より全国東宝系にて。主題歌「心」は10月20日(水)リリース。■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!岡田将生&蒼井優、時代劇に初挑戦!人気恋愛小説『雷桜』映画化決定
2010年08月16日北川景子と岡田将生の共演作で、先日より公開されている『瞬またたき』。映画の公開を記念して限定制作された、出雲大社ご縁の缶詰「瞬缶(しゅんかん)」が出会いをもたらす効果を持つとして話題を呼んでいる。映画は、交通事故で最愛の恋人・淳一(岡田さん)を失い、ショックから事故の瞬間の記憶までもなくした泉美(北川さん)が、悲しみ、心の傷と対峙し、再生していく姿を描いた純愛ストーリー。出雲は、岡田さん演じる淳一の故郷で、ヒロインの泉美と「いつか行こう」と約束していた場所として、劇中でも印象的な場面で登場する。話題の「瞬缶」には“縁結びの地”として知られる出雲大社の“ご縁袋”が入れられており、良い出会いがほしい瞬間に缶を開けると淳一と泉美のような運命の愛に出会える、好きな人に想いが届くと謳われている。日本初の独身者専用のBar「シングルズ・バ―GREEN」は、本作とのコラボレーションで、7月中旬まで店内は『瞬 またたき』一色となっており、来店したお客さんにこの「瞬缶」を抽選でプレゼントしている。その効果のほどはというと、店の方に尋ねたところ「1週間で3組カップルができました!」とのこと。店長曰く「話題のタネになればいいなと思いお渡ししましたら、出雲効果なのか(笑)、やはり盛り上がってくれましたね」と、その効果は絶大!ちなみに、この「瞬缶」は300個限定生産のため、手に入れるのは至難の業。「瞬缶」を使って奇跡的な出会いを果たす、想いを届けるのが難しいという方は、正攻法で、一緒に『瞬 またたき』を観に行こうと誘ってみるのが良いかも?『瞬 またたき』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:北川景子七夕の願いは「真実の愛が来てほしい」北川景子明大同窓生・長友選手に強力エール「守り切って!」北川景子『瞬 またたき』インタビュー愛する人のためにできること岡田将生愛の誓いは「虫に対して怖がらない」『瞬』トークイベント原作者・河原れんも堀内葉子も岡田将生の優しさにキュン!
2010年07月06日北川景子が6月19日(土)、東京・新宿バルト9で行われた、主演映画『瞬またたき』の初日舞台挨拶に共演の岡田将生らと出席。大学時代の同窓生でもあるサッカー日本代表、長友佑都選手に猛エールを送った。同じ明治大学で北川さんは商学部卒業、長友選手は政治経済学部卒業という同窓生同士。同日日本時間夜、強敵オランダ戦を控え、重要なDFの長友選手に「オランダは強敵だと聞いていますが、守り切ってほしいです」と言葉に力を込め、「選手のみなさん、ゴールを守り切ってください。そして点数をたくさん取って、頑張って勝ってください!」と熱いエールを送った。挨拶前には、本作の主題歌「会いたいから」を担当する韓国出身の男性歌手Kが同曲をナマ披露。甘くしっとりしたバラードの余韻が残る中、挨拶に立った岡田さんは「僕の歌を聴いてくださってありがとうございます。一生懸命歌ったので、みなさんに届いたかなと思います」と舌好調。続いて挨拶したKも「どうも岡田将生です」と息ぴったり(?)なボケを披露した。一方、ファンからの質問に答えるコーナーで、本作の公開前イベント時に「虫に対して怖がらない」の誓いを立てた岡田さんは、その後の変化を聞かれ「虫全般的にダメだったんですけど、もう大丈夫になりましたね」と大きな試練を克服した様子。「この間、(僕の)部屋にクモが出まして、30秒くらいフリーズしたんですけど、ベランダまでの道を作って誘導させました。ちゃんと出ていきました」と“武勇伝”を告白。会場の笑いを誘った。本作は、恋人(岡田さん)を事故で失った主人公の女性(北川さん)の心の再生を描く純愛ストーリー。最愛の人の死を克服する役どころに「一瞬一瞬でできることや、生かされていることがどれだけありがたいか、いまの自分が大切にしたい人、周りの人を大切にしたいとか、人生や人として大切なことをたくさん学ばせてもらった」としみじみと話していた。『瞬 またたき』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:北川景子『瞬 またたき』インタビュー愛する人のためにできること岡田将生愛の誓いは「虫に対して怖がらない」『瞬』トークイベント原作者・河原れんも堀内葉子も岡田将生の優しさにキュン!映画界にもスピリチュアルの波?『瞬』でロケ地&パワースポット巡るツアーも!北川景子地元・関西に笑顔で凱旋!岡田将生に熱烈ラブコールも
2010年06月19日北川景子と岡田将生が6月9日(水)、東京・文京区のラクーアガーデンステージで行われた、映画『瞬またたき』(磯村一路監督)のイベントに出席。恋愛にまつわるトークを繰り広げた。交通事故で恋人・淳一(岡田さん)を失った泉美(北川さん)が悲しみと対峙しつつ2人の時間の最期の記憶をたどる純愛ストーリー。劇中にちなみ、とっさの瞬間でも恋人を守ることができると誓えるか?の質問に、北川さんは「そういう経験がないので分からないし自信がない。でも気持ちとしてはメチャクチャ守りたい」。岡田さんは「守ると誓います」。だが「僕、虫が苦手なので、それ以外なら」と付け足し、北川さんと女性ファンを笑わせた。同作にちなみ、日比谷花壇提供によるバラなどの生花で作られた、高さ2メートル弱のハート型の“ラブアーチ”が登場。2人はそれぞれ、誓いを書いた小ボードをアーチに括りつけ、北川さんは「映画『瞬 またたき』で学んだ真実の愛を誓います」と読み上げてニッコリ。岡田さんは、「虫に対して怖がらない」とここでも虫ネタで、会場を盛り上げた。締めには北川さんが選んだという生花で作ったブーケを、北川さんがファンに向けてブーケトス。一瞬、激しい争奪戦になり、手にした若い女性は「景子ちゃん、ありがとー」と大喜びだった。旬の2人が見られるフリースペースでのイベントとあって、この日、ファン約5,000人が集まり、「景子ちゃーん」、「岡田く〜ん」と悲鳴のような黄色い歓声や、「将生、どうしてそんなにかっこいいんだぁ〜?」などの野太い声援が終始飛び交っていた。『瞬またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:『瞬』トークイベント原作者・河原れんも堀内葉子も岡田将生の優しさにキュン!映画界にもスピリチュアルの波?『瞬』でロケ地&パワースポット巡るツアーも!北川景子地元・関西に笑顔で凱旋!岡田将生に熱烈ラブコールも傷心の北川景子にきゅん!岡田将生の抱擁にドキッ!『瞬』TVスポット到着河原れん×堀内葉子トークショー付『瞬またたき』独占試写会に15組30名様ご招待
2010年06月09日北川景子、岡田将生の共演作として注目を集める映画『瞬 またたき』の試写会が6月4日(金)、都内で開催され、上映後に映画の原作となった小説「瞬」(幻冬舎刊)を執筆した作家の河原れん、タレントの堀内葉子によるトークイベントが開催された。河原さんにとって「瞬」は処女小説だが、デビューには意外なきっかけが――。「大学卒業後すぐに、病気で自宅療養することになり、それで小説を書いて出版社に送ってみたら連絡があったんです」とのこと。物語については「人間の本能、心の奥底に潜在的にあるものに興味があるんです。それを難しい方法ではなく、いかに読者に伝えるか?と考えたらこういう話になった」と説明してくれた。漢字一字のタイトルについても「最初は不評だった」と明かしつつ「一瞬…まばたきをするような短い時間でありながら、煌くような時間、という気持ちを込めました。人生は一瞬、一瞬の積み重ね。辛いときも含めて全ての時間を大切にしてほしい、という思いでこのタイトルにしました」と語った。堀内さんは、河原さんの言葉に耳を傾けながら「映画を観て『自分の恋愛ってどうなんだろう?』って考えさせられました」とちょっぴり苦笑まじりにつぶやく一方、北川さん演じる泉美と岡田さん演じる淳一について「2人の絆が本当に美しく見えました」と目を輝かせた。映画では2人がバイク事故に遭い、淳一は命を落としてしまい、泉美も事故の瞬間の記憶を失う。この衝撃的な展開について河原さんは「ケネディ大統領が暗殺されたときの(妻の)ジャクリーンのある行動に感動した」ことから発想したと説明。劇中の泉美と淳一の行動に話がおよぶと河原さんは「きっと全ての女性の中にある本能」と語り、堀内さんも「(自分も)考える前に行動するのでは?と思います。こういう恋愛をしたいな、と思いましたね」と頷いた。観客からの「物語は自身の体験を基にしたもの?」という質問に河原さんは「よく、そう聞かれます。親戚から『あんたもずいぶん辛い思いを…』って電話が掛かってきましたが(苦笑)、全く違います!(自分の体験は)3%くらいですね」と答え、会場の笑いを誘った。また、映画のキャスティングについては「景子ちゃんはすごくきれいな女優さんなのに、どこにでもいそうな女の子になってて、岡田くんはハンサムで優しいのに、淳一のポワンとした感じを出してくれている」とご満悦の様子。特に、劇中、磯村一路監督がオリジナルで作ったというシーン、泉美の頭にボールが当たる場面について「泉美が、ボールを受けなかった淳一に怒り、淳一が泉美の頭をなでるんですが、そのとき、(手の甲で)こうやってなでるんです。それは、いままで地面に手の平をつけていたから、という気遣いなんですが、そういう優しさがたまんない。これ、監督の演出じゃなくて岡田くんが自分でやってるんですよ!」と熱弁。完成した映画に対する“愛”をたっぷりと感じさせてくれた。『瞬 またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。『瞬 またたき』ロケ地を巡る縁結びツアー■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:映画界にもスピリチュアルの波?『瞬』でロケ地&パワースポット巡るツアーも!北川景子地元・関西に笑顔で凱旋!岡田将生に熱烈ラブコールも傷心の北川景子にきゅん!岡田将生の抱擁にドキッ!『瞬』TVスポット到着河原れん×堀内葉子トークショー付『瞬またたき』独占試写会に15組30名様ご招待岡田将生ドッキリ発言!?「愛する人を守って」
2010年06月05日大人気音楽グループ・AAA(トリプル・エー)の與真司郎(あたえ しんじろう)が初めて主演を務めた映画『ラムネ』が先日より期間限定でヒューマントラストシネマ渋谷にて公開中。與さんからシネマカフェに向けて動画メッセージが到着した。美大への進学を希望しつつも心揺れる男子高生の、甘酸っぱい高校生活最後の夏を切り取った本作。公開日に開催された舞台挨拶では、「絵はあまり得意な方じゃなかったのですが…」と苦笑いを浮かべていた與さん。今回到着した動画では、映画について「青春ラブストーリーですが、家族愛や友情、いろんな愛が詰め込まれています!」とアピール!「映画を観て『明日から頑張ろう』とか思ってもらえたら嬉しい」と呼びかけている。さらに、シネマカフェが行った単独インタビューでは、“青春映画”という言葉に少し照れつつ、久々に制服を着てみての感想から“プロフェッショナル”として仕事に臨む姿勢までたっぷりと自分の言葉で語ってくれているのでこちらも要チェック!『ラムネ』はヒューマントラストシネマ渋谷にて公開中。『ラムネ』與真司郎インタビュー特集:年下のカレ■関連作品:ラムネ 2010年5月29日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開■関連記事:AAAの“王子様”與真司郎次は「狂った役やりたい」AAA・與真司郎インタビュー久々の制服も「意外とすんなり感覚が戻りました」
2010年06月02日映画『瞬 またたき』の特別先行上映が5月26日(水)、大阪・梅田ブルク7で行われ、主演の北川景子、共演の岡田将生、磯村一路監督、主題歌を歌うKが舞台挨拶に立った。本作は、交通事故で恋人を失い、そしてショックから事故の瞬間の記憶までも失った女性が、愛する人と過ごした最後の記憶を取り戻そうと真実に向き合いながら再生していく姿を描いた作品。大阪での舞台挨拶ということで、神戸出身であり、中学・高校は大阪の学校に通っていたという北川さんが「こんなにたくさんの人に来ていただけると思ってなかったので嬉しいです。故郷に帰ってきた感じです」と言うと、客席からは「お帰り!」の声が。北川さんは「ただいま!」と笑顔で返し凱旋の喜びを実感していた様子。一方、岡田さんは大阪について「仕事で何度か来るぐらいですが、たこ焼きが食べたい」と大阪名物に誘惑されているようだった。主人公の泉美を演じたことについて、北川さんは「悲しいシーン、辛いシーンもあったけど、岡田くんとの楽しいシーンもあったから、気分転換をしながら撮影に臨めた。岡田くんと一緒にできてよかった。頼りにしてました」と岡田さんの存在が大きな力になっていたことを告白。それに対し、岡田さんは「もの凄いラブコールですね」と笑顔を見せ、仲の良さをうかがわせた。同イベントでは、Kさんが主題歌「会いたいから」をピアノ弾き語りで披露するサプライズも。Kさんの美声が響きわたると、さきほどまでの歓声が消え、北川さん、岡田さん、磯村監督と共に会場中が聴き入っていた。生歌披露後に、感想を聞かれた北川さんは「この曲、CDはもらっていたのですが、生で聴いたのは初めてです。鳥肌が立っちゃいました!本当に聴いただけで映画の映像が流れてくるんです!」と、興奮冷めやらぬ様子で語った。公開を3週間後に控え「この作品は、観る人の状況によって響くシーンやメッセージがあると思いますが、いまの一瞬を大切にしよう!いま、自分にできることをしよう!いま、自分の周りにいる人を大切にしよう!と思わせてくれる映画になっていると思います。観終わった後はすがすがしい気持ちで帰れると思うので、惹きこまれてほしい」と北川さん。岡田さんは「切ないラブストーリーですが、希望もあります。主題歌にもある“ふとした優しさ”を映画の中で見せられたらと思います」と力強く語り、これから映画を観る人々に向けてメッセージを送った。『瞬またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:傷心の北川景子にきゅん!岡田将生の抱擁にドキッ!『瞬』TVスポット到着河原れん×堀内葉子トークショー付『瞬またたき』独占試写会に15組30名様ご招待岡田将生ドッキリ発言!?「愛する人を守って」北川景子&岡田将生、連ドラの教師と生徒の関係の次は映画で恋人同士!
2010年05月28日松たか子、木村佳乃、岡田将生らが5月19日(水)、都内ホテルで行われた映画『告白』(中島哲也監督)の完成報告会見に出席した。全国の書店員が一番売りたい本を選出する「本屋大賞」(2009年)受賞小説の映画化で、中学校教師・森口悠子(松さん)の「生徒に娘を殺された」という告白から始まり、関係者の告白が続き、事件の真相を浮き彫りにしていくサスペンス。本作のイベントでは、配給元の東宝の宣伝方針で毎回、出席者による“衝撃の告白コーナー”を設けており、4月に行われたトークショーに続いてこの日も、松さんを始め中島監督、原作者の湊かなえさんらが配られたボードに書く形で秘密をナマ告白。松さんは「出血2」と書き、「湊さんがこの小説を書いているときに鼻血を出したっていう話を聞いてましたが、私も教室のシーンの撮影中に鼻血が出ちゃったんです。でも、ちょこっとだからごまかしてごまかして」と明かし、共演陣らの笑いを誘った。岡田さんは「納豆」で、「1日1回必ず食べるほど好きですが、あまり言ったことがないので言っとこう、と思って」。湊さんは「衣装」で「今日は赤のボードに合わせて黒の洋服で来るようにと言われ、ちゃんとした服がないので買いに行きました。私、中島監督が大好きで、中島監督リスペクト、『下妻物語』リスペクト。なのでジャスコで買ってまいりました!」とジャスコネタ満載の同作の大ファンぶりを炸裂。共演陣、取材陣を大爆笑させた。ほかに、木村さんは「血糊。とある事情で劇中で浴びた、監督特製の血糊が落ちない落ちない。顔に半分つけて家に帰りました。赤鬼のようでした」。中島監督は「名犬。今回一番NGが少なかったのは犬のムクを演じた犬。『吠えろ』と言えばずっと吠えているし『切なく佇め』と言えば切なそうに佇む。犬ってすごい」と笑わせた。一方、中島監督は初タッグのキャスト3人に「よくこの作品に出てくれた。イメージダウンにしかならない。ちょっと利口ならこの仕事は受けない。CMの仕事が減ることはあっても増えることはないのに。好感度を気にしない女優たちに支えられた」と洒落の効いた言葉で労っていた。『告白』は6月5日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ■関連記事:「担任の先生になってほしい俳優」ランキング男女とも混戦…1位はやはり、この人!ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5担任の先生になってほしい俳優といえば?2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!
2010年05月19日北川景子と岡田将生の共演作として注目を集める『瞬 またたき』のTVスポットが、来週の地上波でのオンエア開始に先駆けて到着した。交通事故に遭い、一命を奇跡的に取り留めたものの、恋人を亡くし、同時に事故の瞬間の記憶を失ってしまった泉美が、痛みと向き合い、真実を求めていく姿を描いた本作。心に深い傷を負った女性を演じる中で北川さんは撮影中、気持ちが入りすぎて食事も取れなくなるような状態に陥ったこともあったとか。それを裏付けるように、今回のTVスポットでは、涙に暮れ、身も心もやつれた様子の北川さんの姿が映し出される。「一瞬の大切さを見てほしい」とのコメントを寄せてくれた北川さん自身が、ナレーションを務めている。もちろん、TVスポットには岡田さんも登場。愛情のこもった表情で北川さんを抱きしめる姿も!“天国からの歌声”と称されるボーカリスト、Kの歌う主題歌「会いたいから」も要チェック。『瞬 またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらのTVスポットはMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『瞬 またたき』独占試写会■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:河原れん×堀内葉子トークショー付『瞬またたき』独占試写会に15組30名様ご招待岡田将生ドッキリ発言!?「愛する人を守って」北川景子&岡田将生、連ドラの教師と生徒の関係の次は映画で恋人同士!
2010年05月14日北川景子と岡田将生が5月6日(木)、東京・乃木神社で行われた映画『瞬またたき』完成報告イベントに出席した。北川さん演じるヒロイン・泉美が交通事故で恋人・淳一(岡田さん)を失ったトラウマを乗り越えるまでを描く純愛ストーリー。泉美が、淳一と「もう一度会いたい」と想う気持ちを支えにトラウマから抜け出して前へ進む展開にちなみ、縁結びの地として有名な同所でのイベントが実現。2人は、本作の公式Twitter上で募集した“新たな縁を求める”ファン約120人と、“縁結び風船”を空に放った。風船に込めた思いについて北川さんは「これを受け取った人に素敵な恋が訪れますように」。岡田さんは「愛する人を守ってください」と意味深発言。と思いきや、MCから「泉美をという意味?」と聞かれると「はい、劇中では僕、死んでしまったので。守りたいなと思いました」と男心をうかがわせた。一方、2人は先におみくじを引いて、内容を披露。大吉を引き当てた北川さんは、11項目中、縁談の欄を「いい話が友人から来ます、です」と読み上げて照れ笑い。岡田さんは吉で、縁談の欄を「少し早い、よく考えること」とこちらも照れながらおみくじに見入っていた。『瞬またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:瞬またたき 6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開■関連記事:北川景子&岡田将生、連ドラの教師と生徒の関係の次は映画で恋人同士!
2010年05月06日北川景子と岡田将生が、河原れんのデビュー小説を映画化した『瞬 またたき』で恋人役で共演することが明らかになり、2人のコメントが到着した。2人が演じるのは泉美と淳一のカップル。幸せな日々を過ごしていた2人だが、ある日バイクで花見に出かけた際にトラックとの衝突事故で、淳一は死亡し、ひとりだけ助かった泉美も、ショックから事故が起きたときの記憶、つまり恋人の最期の瞬間の記憶を失ってしまう。悲しみを抱えて生きる彼女だったが、弁護士の真紀子との出会いをきっかけに失った記憶を取り戻そうと決意する。あの日、何が起こったのか?なぜ自分だけが助かり得たのか?“真実”を知る恐怖と葛藤しつつも閉じ込められた記憶を辿っていく泉美。そこに隠されていた衝撃の愛の奇跡とは――?失った記憶と向き合おうとする主人公・泉美を演じる北川さんは、3月公開の『花のあと』に続く今年2本目の主演作品となるこの『瞬 またたき』について「愛する人を事故で失い、一人残された泉美が事故の真相を知るために辛い現実と向き合い、だんだん再生していくところが見どころです」と語り、自身の役作りについては「恋人を失う気持ちに少しでも近づけるのではないか?ということで磯村監督からいただいたPTSD(心的外傷/トラウマ)についての本を読み、大切な人を失ったらどのようなショックを受けてどのような症状が出るのかということを勉強して演じました」と明かした。一方、本屋大賞に輝いた同名ベストセラーを映画化した『告白』に本作、『悪人』に時代劇初挑戦となる『雷桜』と今年だけで4本の映画が公開される岡田さん。泉美を残して事故死する淳一を演じるが「北川さん演じる、泉美の一人の男性を愛し、起きた現実と向きあう姿勢を見てほしいです」と自身の役柄以前に北川さん演じる泉美に言及。そして「役作りという形ではなく、自然体で現場に入り、監督と話し合いながら淳一を演じました」と落ち着いた様子をうかがわせた。ちなみにこの2人、一昨年放送されたTVドラマ「太陽と海の教室」では織田裕二さん扮する櫻井が受け持つ3年1組の副担任(北川さん)とクラスの中心的存在の生徒(岡田さん)という間柄だったのだが、今回は美大生という設定で至極のラブストーリーを展開することに。原作者でこれまでにも映画『余命』の脚本なども手がけてきた河原さんからは映画に対して「痛ましい事故の一瞬を磯村(一路)監督は、(おそらく原作よりも)リアルに描写しています。けれど、そのシーンがあるからこそ泉美と淳一の瑞々しく切り取られた日常がより鮮やかに心に残る。なにげない日常とそこにひそむ儚さの対比が強いコントラストで切り取られ、予期せぬ一瞬で永遠に失ったものへの愛情が磯村監督らしい静けさの中で鮮やかに描かれていると思いました」とのコメントが寄せられた。北川さんと岡田さん以外では、泉美に記憶と向き合うきっかけを与える弁護士の真紀子を大塚寧々が演じるほか、深水元基、清水美砂、田口トモロヲらの出演が発表されている。また、主題歌はドラマ「1リットルの涙」の主題歌(「Only Human」)などを手がけたKの新曲「会いたいから」に決定。もしも突然訪れた“一瞬”に運命の選択を迫られたら?北川さんと岡田さんが紡ぎだす純粋かつ衝撃的な愛に涙必至!『瞬 またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:瞬またたき 6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2010年02月25日