岸本斉史原作のアニメ『NARUTO-ナルト-』の最新作として8月7日に公開されるアニメーション映画『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』の主題歌が、4人組ロックバンド・KANA-BOONの歌う「ダイバー」に決定した。本作は、岸本が原作・脚本・キャラクタービジュアルなどすべて統括。「本当に僕が作りたかったNARUTO映画がここにあります」と語っており、昨年12月に公開された前作『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』を皮切りにスタートした"NARUTO新時代開幕プロジェクト"の集大成として位置づけられている。KANA-BOONは、昨年10月期に放送されたTVアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』にて、5枚目のシングル「シルエット」をオープニングテーマとして提供。続く本作での起用を決めた岸本は、「アニメのオープニング曲『シルエット』を聴いて、ものすごい衝撃を受けました。今まで僕が『NARUTO-ナルト-』にぶつけてきた想いが、そのままひとつの曲として表現されていて、感動して涙が出ました。もう次の映画の主題歌はKANA-BOONさんにお願いするしかないと思い、今回『ダイバー』を書き下ろしていただきました」と、その理由を説明。さらに、完成した楽曲については、「『ダイバー』は多くの人が共感できるであろう、素晴らしい楽曲です。映画のエンディングでこの曲が流れてきたら、僕は絶対にまた泣いちゃいます!」と絶賛している。対するKANA-BOONは、「NARUTO愛ではほかのどのアーティストにも負けない自信があるほど『NARUTO-ナルト-』が大好きなので、オファーを頂いたときは純粋にうれしかったです」と振り返り、「アニメのオープニング曲として『シルエット』を歌わせていただいたときにも大きな達成感があったので、今回はそのハードルを越えるというひとつの大きな挑戦でした」と、今回の楽曲制作へ向けた並々ならぬ思いを吐露。そして、「『ダイバー』というタイトルには、飛び込む、新しいところへ一歩踏み出すという想いを込めています! 自分たちのことも重ね合わせながら、寂しさや悔しさを乗り越えて、前に一歩踏み出していくボルトの姿をひとつの曲として描いています! これ以上の曲はもう書けません!!」と語り、映画主題歌への自信をのぞかせた。同時に、本作のメインキャラクターたちが勢ぞろいした、岸本氏描き下ろしによるメインビジュアルも公開。うずまきナルトとボルト親子はもちろん、うちはサスケとサラダ親子、さらにシカダイ、いのじん、チョウチョウ、ミツキら新世代の仲間たちも登場。背後には、本作で彼らの前に立ちはだかるであろう、強大な敵を予感させるビジュアルになっている。本作の舞台は、七代目火影となったナルトが守る木ノ葉隠れの里。ナルトの息子・ボルトは、ナルトを「クソオヤジ」と忌み嫌い、ことあるごとに反抗してばかり。ナルトの友・サスケはそれを見かね、ボルトの師匠となることを志していく。キャストには、ボルト役の三瓶由布子、サラダ役の菊池こころ、ナルト役の竹内順子、サスケ役の杉山紀彰らが名を連ねている。(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ(C)劇場版BORUTO製作委員会 2015
2015年06月15日昨年15年の長きに渡る連載が終了した後も、「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」が東京でスタート、「週刊少年ジャンプ」では「NARUTO-ナルト-外伝~七代目火影と緋色の花つ月~」の短期集中連載が始まり、まだまだ吹き荒れる“NARUTO旋風”。そしてこの夏、物語は父・ナルトから息子・ボルトへと引き継がれ、『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』が公開される。この度、本作の前売券特典が、原作者・岸本斉史描き下ろしの“彩色墨画扇子”であることが分かった。原作は世界累計発行部数2億部を突破した大ヒットコミック「NARUTO―ナルト―」。昨年12月6日に公開された『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』を皮切りにスタートした“NARUTO新時代開幕プロジェクト”の集大成として公開される本作では、メインキャラクター・ナルト&ヒナタの息子“うずまきボルト”役を三瓶由布子、サスケ&サクラの娘でボルトの同級生“うちはサラダ”役を菊池こころが担当。うずまきナルト役・竹内順子とうちはサスケ役・杉山紀彰の登場も明らかになっており、豪華共演が実現する。岸本氏が初の製作総指揮を務めることでも話題の本作だが、さらに注目を集める豪華な前売券特典として、岸本氏描き下ろしの“彩色墨画扇子”が、全国合計10万名様限定で6月27日(土)より全国の劇場にて発売開の劇場前売券に付くことが決定。デザインは、「NARUTO」シリーズにぴったりの墨画調で、ナルトとボルトが描かれた「うずまきver.」、サスケとサラダが描かれた「うちはver.」の全2種類。躍動感あふれる豪華親子共演姿はファン垂涎の仕上がりだ。BORUTO新時代が巻き起こす“熱い”夏にぴったりの扇子をゲットして、本作の公開に備えたい。『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』は8月7日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月18日長年にわたり「週刊少年ジャンプ」の2大人気作品として活躍した「NARUTO-ナルト-」原作者・岸本斉史と「ONE PIECE」原作者・尾田栄一郎の豪華対談が実現。4月25日(土)から森アーツセンターギャラリーにて開催される 「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」で販売される公式ガイドブック「道-MICHI-」の中に収録されることが分かった。昨年、大人気コミックが完結、公開された映画は歴代最高の興行収入19,8億円を突破する大ヒットを記録した「NARUTO-ナルト-」。今夏には、ナルトの息子、ボルトを主人公にした映画『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』が公開されることが決定。原作者・岸本先生自らが、初めて原作・脚本・キャラクターデザインなど全てを統括する製作総指揮を務めることでも注目を集め、今年もまだまだ“ナルト旋風”は止みそうにない。そんな中、4月25日から森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)にて「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」が開催。数々の名場面が描かれた150点以上の原画や、会場でしか見られないオリジナルのシアター、立体造形など様々な仕掛けが満載の内容となっており、開催前から大きな話題を呼んでいる。今回、発売される公式ガイドブック「道-MICHI-」は全112ページのボリューム!岸本氏と尾田氏の対談は、同い年の2人ならではの穏やかな雰囲気の中行われたそうで、互いをライバルとして意識しあったことや、出会った頃の思い出話などを4時間にわたり熱く語り合ったとか。白熱したトークの内容は全13ページに渡って収録され、「週刊少年ジャンプ」で長く活躍した2人の貴重な対談を収めた、ファン垂涎の一冊となっているようだ。また、公式ガイドブックには、そのほか、展覧会で展示された原画やカラーイラスト、会場写真なども収録され、「週刊少年ジャンプ」22、23合併号(4月27日発売)には抜粋が掲載される予定。発売は5上旬を予定しており、開幕から発売前日までは公式ショップにて予約販売も予定されている。「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」は4月25日(土)から森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年04月13日昨年、コミックの完結、映画の公開など大きな話題となった岸本斉史が手がける「NARUTO-ナルト-」。父・ナルトから息子・ボルトへと物語は引き継がれ、“NARUTO新時代開幕プロジェクト”として新たな展開に注目が集まっているが、このほどボルトを主人公とした映画『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』の公開日&新ビジュアルが解禁となった。昨年12月に全国公開された映画『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』は歴代最高の興行収入19,8億円(※3月31日時点)を突破する大ヒットを記録。今年に入ってからは、国内公演のみならずワールドツアーも展開する舞台「ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-」を始め、4月25日の東京を皮切りに開催される「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」と、ファン垂涎のプロジェクトが展開。そんなプロジェクトの集大成となるのが今回、8月7日(金)に公開されることが決定した映画『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』だ。本作は原作者・岸本先生自らが、初めて原作・脚本・キャラクターデザインなど全てを統括する製作総指揮を務めることとなる。さらに、岸本先生描き下ろしのティザービジュアルも公開。「ダッセェな、火影(クソオヤジ)」という意味深なコピーに加え、幼き日のナルトにそっくりな、息子・ボルトの反抗的な表情が印象的なビジュアルに仕上がっている。また、本作について岸本先生からはコメントが。<岸本斉史/コメント>「映画『BORUTO』、今回は全てが一から始まる、 初めてのキャラクターばかりになります。それはつまり、原作者である僕の頭の中でしか存在していないという事。『NARUTO』の映画11本目にして初めて脚本を原作者の僕自身が全て書き、キャラクターデザイン案を出し、自分が納得できるまで練り込んだ上にさらに完璧を求めスタッフと練りこんでいきました。連載が終わり、今まで漫画に費やしていた時間を全て映画に注ぎました。本当に僕が作りたかった『NARUTO』映画がここにあります。最後に一言…これ以上のものはもう僕には描けません…」。まさに、“渾身”の一作を作り上げるべく、奮闘中といった様子。今後は、「週刊少年ジャンプ」22・23合併号にて短期集中連載「NARUTO-ナルト-外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~」もスタートとなるが、これからボルトが切り開く“新時代”に一層注目が集まりそうだ。『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』は8月7日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月06日4月25日より東京で開幕する「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」に先がけ、六本木ヒルズウェストウォーク2F(南側吹抜け)にて展示作品の一部が先行公開されることが明らかになった。3月2日~4日の3日間限定公開となる。「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」は、4月25日から東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、7月18日から大阪文化館・天保山にて開催される。昨年完結した『NARUTO-ナルト-』の数々の名場面が描かれた原画や、会場でしか見られないオリジナルのシアター映像、立体造形などさまざまな仕掛けを用意。また、東京会場となる六本木ヒルズでは、会期中にヒルズ内飲食店約30店舗が参加するコラボレーションメニューも企画されているという。今回行われる先行展示では、作者・岸本斉史氏直筆の連載時の資料数点が公開され、3月2日~4日の3日間限定公開。各日10:00~20:00で、六本木ヒルズウェストウォーク2Fに展示される。(C)岸本斉史 スコット/集英社
2015年02月23日J1ベガルタ仙台の石川直樹選手(29)の妻でタレントの茜ゆりか(28)が19日、自身のブログで第1子となる男児を出産したことを報告。石川選手と赤ちゃんの2ショット写真も掲載し、母となった喜びを伝えている。『王様のブランチ』などに出演茜ゆりかのプロフィール「いつも応援してくださる皆様へご報告です!1月18日午後3時32分に3355gの元気な男の子を無事に出産致しました」と書き出した茜は、「おしるし~破水と始まり、病院についてから徐々に陣痛が始まる…というお産でした」と出産を振り返り、「へその緒が首に2周もしていたらしく、上手に回転できず、出口の方へ下りてこられなかった様なのですが、陣痛促進剤の力も借り、小さい体で一生懸命に産まれてきてくれました」と感動をつづった。家族3人の写真も掲載し、「16時間という安産で我が子の産声を聞き、胸に抱いた時は、なんとも言いようのない幸福感でいっぱいでした。本当に親孝行な子で、石川くんの始動前に生まれて来てくれました。ありがとう」と感謝。最後は「私を励まし支えてくれた主人。この子の母にしてくれた、主人には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう!そして、みなさん3人家族となった石川家をこれからも、よろしくお願いします」と結んだ。二人は2013年8月に結婚。当時、石川選手は「仙台の地で入籍できたことを幸せに思います。共に支え合いながら、より一層サッカーに集中して取り組んでいきたいと思います」と喜びの報告をしていた。茜は09年からTBS系『王様のブランチ』にリポーターとして出演。06年~11年には、J1川崎フロンターレの応援番組『SUKI!SUKI!フロンターレ』でMCを務めている。
2015年01月19日“ノストラダムスの大予言”で知られる1999年の7月から2か月ほどが過ぎた9月、当時24歳の岸本斉史は「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて「NARUTO-ナルト-」の連載を開始した。参考までに、当時の内閣総理大臣はいまは亡き小渕恵三。甲子園をわかせた“怪物”松坂大輔がプロ野球で初登板を果たし、石原慎太郎が東京都知事に当選し、宇多田ヒカルが累計900万枚を超える大ヒットとなるファーストアルバム「First Love」を発表したのも同じ1999年である。それまで「ジャンプ」を支えてきた人気漫画「るろうに剣心」(和月伸宏)が最終回を迎えたのと同じ号で、のちに全世界で2億部超の大人気漫画となる「NARUTO-ナルト-」は産声を上げた。そこから15年におよんだ連載をふり返ると共に、まもなく公開となる劇場版「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」についても語るロングインタビュー<後編>!【原作の結末に関するネタバレの記載、発言もありますのでご注意ください】15年の歳月で一番つらかった時期は「連載開始当初」。7日間で1話を仕上げる週刊連載の“地獄の”サイクルに体が悲鳴を上げた。「連載が始まったのは嬉しかったけど、体力的にはすごく弱くて毎週、原稿を上げたら熱は出るわ、食べたものは吐くわ…『やっていけるのかな?』という感じ。どんどん体がつらくなって、変な熱が出て病院に行ったら、先生が何かの数値を見ながら『きみ、これ細胞が死んでるよ。とにかく休みなさい』って(苦笑)。『細胞が死んでる』なんて初めて言われて引いたけど、週刊連載なんだから休めるわけない。当時は連載を始めたばかりの新人が休むなんてありえなくて、あるとしたら連載打ち切りだった。でも、さすがに当時の担当が、このままじゃ死ぬと思って少しの間、休載にしてくれたんです。その時はみんな、口に出さないけど『こんな新人に休みやるってどういうことだ?』と思ってたんじゃないかと…。ただ、そこからみんな、ちょっとずつ休みをもらえるようになったので、そういう意味じゃ新たな流れを切り拓いたのかも(笑)。その頃はいまよりも15キロくらい痩せてましたね」。そこから徐々に、週刊連載のリズムを掴み始め、同時に読者の反響からも作品に対する手応えを感じ始める。「2回目に巻頭カラーをもらった時かな?担当が原稿をFAXしながら『嬉しいよ。(読者投票で)1位だから』と言ってたのを覚えてます。僕自身は、投票結果はあまり気にしないようにはしてたんですが、二人三脚で連載を一緒に始めた担当はここまで胃の痛い思いもしてきたんだろうし、彼の嬉しそうな顔を見るのは嬉しかったですね。僕自身もその後、結婚して生活が安定して、体調を崩すことも少なくなりましたね」。15年という歳月の中で社会情勢も大きな変化を遂げた。「NARUTO-ナルト-」の世界は現実の世界情勢を鏡のように映し出しているのでは?という声は以前よりファンの間でも多く聞かれた。五大国の存在や、各国が“尾獣(※巨大な力を持つ魔獣)”を兵器として持っていること。そのバランスを崩そうとする組織「暁」。暴力ではなく対話で解決を試み、相手を理解しようとするナルト。歴史的な因縁などを含め、なるほどと思わされる部分が多々あるが…。「やはり、それ(世界情勢を作品に重ねること)はありますが、重ねすぎるとおかしくなるので、あまり意識し過ぎずにと思ってました。僕はいま、日本に住んでいて、(それぞれの国々の)実際のところは分からないし、ナルトやサスケじゃないですが、相手を知り、互いを知らなければ判断できないところもあると思います。僕は岡山出身で、広島の原爆ドームなどにも足を運びましたし、やはりそれを見ていろいろ思うところはあります。例えばうちの祖父には祖父の言い分、思いがあったのを聞いてるし、でもそれは世代が変わることで変わっていく部分もある。その上でやはり、あまりリアルに重ねすぎずに描いてます」。社会情勢だけではない。時に岸本さん自身の変化もまた作品に反映されていった。岸本さんが原稿を描きながら、感情が高ぶり思わず涙がこぼれたというのが、ナルトが死んだ母と逢い、自身の出生の秘密について知らされるシーン。「ナルトが母親・クシナの愛を知り喜ぶときの顔は、自分で描いてるのに泣きました。そこまでナルトが(両親の愛を知らず、里のものからは厄介者として扱われ)あまりに可哀想だったので。社会情勢だけでなく、僕自身に新しい家族が出来て、子どもが生まれると、作品の中のナルトの気持ちがより一層分かるし、親の立場でナルトを見るようにもなる。最初は何も考えずにナルトを両親のいない設定にしたけど、自分が親になると、親がどれほど子どものことを思っているのか?それを子どもが知らないままでいるのがすごく悔しくて、伝えてやりたくて、そうせずに話を進めるわけにはいかなかった」。本作が「ジャンプ」のバトル漫画の系譜を受け継ぐ王道の作品であったことは間違いないが、その一方で、これまでの少年漫画とは異なる、ある意味で“少年漫画らしからぬ”道を切り拓いたのも事実。先にも少し触れたが、ナルトが中盤以降、単に戦いではなく“対話”と“許し”で平和をもたらそうとする姿もそう。読者からの支持が高い「ペイン編」で、ナルトが師の自来也を殺したペインと対話し、和解するという描き方は「ある意味でタブー(苦笑)。少年漫画では普通はやらないやり方だった」とふり返る。「まず、忍者というものの考え方に関わってくるんですが、『NARUTO-ナルト-』は正規の忍者漫画とは違うんです。オレンジの服着て『オレがナルトだ!』と名乗り上げるんですから(笑)。歌舞伎的な感覚ですね。だから、ここでいう“忍(しのび)”というのは『暗殺をしたり、君主のために命を捧げる』というものではない。僕の中では『全てのものにおいて我慢し、耐え忍ぶ者』として描いてて、それ自体が少年漫画らしくないかもしれないですね。だから、戦いの中で怨念やわだかまりがあっても、いつかは上手くいくと未来を“信じて耐え忍ぶ”忍者を描きたかった。『ペイン編』もやられてやり返すという描き方もできたけど、それじゃ憎しみの連鎖は続く。誰かがそれを断ち切らないといけない。なぜそうなったのかを考え、相手を理解する――そこまで描きたかった。それを少年誌でやるということは大変でしたし、本当に成り立つのか?とすごく悩みもしました」。その“哲学”は壮大な物語の結末にも当然、大きく関わってくることになる。「最後は、サスケとナルトが戦って終わることは決めていた」というが、そこで重要なのがサスケの立ち位置。里やかつての仲間を憎む“敵”としてではなく、ナルトの“親友”として拳を交え、最後には2人の拳が“和解の印”を結ぶ。「最後に2人は戦うけど、仲直りする。そう決めたからには、ナルトはそうやって相手を許せるキャラクターでなくてはいけない。前もって“許し”を経験させるという意味で生まれたのが『ペイン編』でした。そうすると、それ以降もただナルトが敵を倒せばいいというわけじゃなくなった。逆に言うと、バトル漫画なのに“生きている敵”をナルトがバンッと倒すというのが簡単には出来ない。そこで“穢土転生(※詳しくはインタビュー<前編>)”であったり、植物からできた敵が生まれるようになったんです」。結末と言えば、戦いだけでなく、ナルト、サクラ、サスケらの恋の行方も最終回で描かれ、驚きや納得など様々な声が挙がった。まもなく公開の劇場版『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』では、原作の「699話」(忍界大戦の終結、ナルトとサスケの和解)と最終「700話」(その十数年後)の間の空白の時間が描かれる。ストーリー監修を務める岸本さんは「恋愛の映画」と語るが、企画の段階から大切にしてきたというのが、ナルトとサクラのある会話のシーン。「この映画は、あの戦争から2年後の世界を描いてて、言ってしまえばナルトとヒナタがどうやってくっつくに至るかを描いてはいるんですが、別の言い方をすると、初期の頃からずっとサクラのことを『好き』と言い続けてきたナルトとサクラの“訣別の物語”でもある。最終回を読んだ読者の方が抱いた疑問やモヤモヤをここでキッチリと解消し、すっきりしてもらえると思います!」。ずいぶん長くなってしまったが、前後編2回にわたるロングインタビューもこれでおしまい。最後にひとつだけ。「NARUTO-ナルト-」の最終回が掲載された「週刊少年ジャンプ」で、「ONE PIECE」の表紙が、様々な仕掛けが施された“「NARUTO」仕様”とも言える粋な作りになっていることが大きな話題を呼んだ。共に看板漫画として2000年代の「ジャンプ」を引っ張ってきた“盟友”尾田栄一郎からの熱いメッセージを目にした時の感想は?「めっちゃ嬉しかったです。すぐにLINEで尾田さんに『ありがとう!』って伝えました。表紙もそうですが、裏の作者コメントの欄に『タメで友でライバル』とあって、僕自身もそう思いながら『NARUTO-ナルト-』を描き続けてきたので、本当に嬉しかった。『ONE PIECE』?そりゃ意識しますよ。だって『ONE PIECE』ですもん。それ以外、言いようがない(笑)。『ONE PIECE』がなかったら、尾田さんへのライバル意識がなかったら『NARUTO-ナルト-』はここまでにならなかったと思う。だから、僕にとっては『NARUTO-ナルト-』はもちろんですが、『ONE PIECE』も特別な作品なんです」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:THE LAST NARUTO THE MOVIE 2014年12月6日より全国東宝系にて公開(C) 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C) 劇場版NARUTO製作委員会2014
2014年12月05日AHSは27日、テキストで入力した文章や言葉をキャラクターの声で読み上げや保存が行える、個人向け高性能音声合成ソフトウェア「VOICEROID+ 琴葉 茜・葵(ボイスロイドプラス コトノハ アカネ・アオイ)」を、4月25日に発売すると発表した。同ソフトは、声優・榊原ゆいさんの声を元に制作された入力文字読み上げソフトで、キャラクターのイラストは吉田ヨシツギさんが担当。双子VOICEROIDとして「関西弁(琴葉 茜)」と「標準語(琴葉 葵)」の2種類を収録し、初めて関西弁の読み上げにも対応している。機能面では、従来の機能を踏襲しつつ、読み上げるフレーズ内の一句ごとに声の音量、話速、高さ、抑揚を細かく調整ことも可能。これにより、文章の読み上げを感情的にしたり、特定のキーワードを強調するなど、よりこだわった読み上げ方ができるようになっている。価格は、パッケージ版が1万2,800円(税別)、ダウンロード版が8,980円(税別)、ビデオ編集ソフト「Movie Pro MX」がセットになったナレーションパックが2万1,000円(税別)。動作環境は、OSがWindows Vista / 7 / 8 / 8.1(32bit / 64bit対応)、CPUがIntel Pentium 4またはAMD Athlon 64以上のプロセッサ(Core 2 Duo 2.66GHz以上を推奨)、RAMメモリが1GB(32bit)または2GB(64bit)以上、などとなっている。
2014年03月27日アシックスから展開されている、女性用スノーボードウエアブランド「ARG(エーアールジー)」から、モデルの岸本セシルとの限定コラボアイテム、ニット帽とネックウオーマーを11月下旬より発売する。今シーズンの「ARG」からは、1960年代後半のサイケデリックなスタイルをイメージした、ファンタジックなムードのウエアを提案している。フラワー柄や水玉模様、チェック柄をパッチワーク風に盛り込んだデザインのジャケットは、ピンクやレモンイエロー、ブラックなどの原色やパステルカラーを使用した華やかな色合いになっており、パンツはベージュを採用し、自由自在に色が溢れながらも調和の取れたコーディネートに仕上げている。今回、岸本セシルとのコラボレーションにより発売するニット帽とネックウオーマーは、スノーボードウエアに合わせるだけでなく、日常シーンでも使用できるアイテムとなっている。どちらもカウチン柄を女の子らしくアレンジしたデザインで、ニット帽には耳当て部分に、ネックウオーマーには全体にハート柄をあしらっています。価格はニット帽が4,310円(税込)、ネックウオーマーが3,780円(税込)で、それぞれ300の限定販売となる。アイテムは、11月下旬から全国のスノーボード専門店、スポーツ用品店などで順次発売が決定している。元の記事を読む
2012年11月17日この秋のリアルトレンド間違いなし!20日発売の「non・no」では、佐々木希、岸本セシルらノンノ人気モデル16人の私服を特集。そのなかで実際に彼女らが購入した&購入しようと狙っているアイテムを検証してみたところ、なんと全員が“かぶる”というアイテムが出てきたという。これだけの旬モデル、おしゃれフリーク“かぶり買い”なら、この秋のリアルトレンドは間違いなさそう。気になるそのアイテムはなにかというと、ボーイッシュなサイズ感の“BIGジャケット”だそうだ。ちょっとダサい感じもある抜け感がいいツイードジャケットも人気。ガーリーなプリーツスカートと合わせたレトロコーデが最旬だ。シンプルなBIGジャケットはすでに購入済み、というモデルは、ぱきっとビビッドカラーのオレンジ、ブルーなど、さらに差をつけるアイテムのジャケットに注目しているとか。他にもこんなアイテムが“かぶって”ます!BIGジャケットはかなり欠かせないアイテムのようだが、ほかにも、個性的なショートソックスに注目しているモデルも多かったとか。春夏から続くブームが秋にもみられそうだ。全体的に単調で暗めの色調コーデになりがちな秋冬は、とくにフリルつきやカラーものの個性的なショートソックスを取り入れると、おしゃれ度がぐっとアップしそう。ボルドー色など秋らしい色を取り入れるのもよいし、思い切ったガーリィさに挑戦してみるのもよさそう。HIT間違いなしのこれらのアイテム、ぜひこの秋冬トレンドとして楽しんでみて。元の記事を読む
2011年10月22日