各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「BRIGITTE BARDOT」オディール・ペラード(Odile Perrard)その美貌とファッションセンス、そして自由な言動で世界中の注目を集め、「BB(ベベ)」の愛称で親しまれた女優、ブリジット・バルドーの素顔を捉えた写真を多数収録した1冊。幼少時代の写真から、デビュー前の若き日のBB、カンヌ映画祭でドレスアップしたカット、サントロぺやコートダジュールの浜辺を散歩する様子、映画撮影中のカット、夫婦でのツーショットや友人達と自宅でくつろいでいる写真まで、「セクシー」「奔放」「おしゃれ」というキーワードで語られることの多いBBの多彩な表情を見ることができる。フラットシューズやサングラス、スカーフやヘアバンドといったアイテムをアクセントとした、参考にしたいファッションも見所。序文のジャン・コクトーを始め、彼女と親交のあった女優や監督、作家達からの言葉やコメントも多数収録した、BBの魅力たっぷりの写真集です。【書籍情報】「BRIGITTE BARDOT」著者:Odile Perrard出版社:Editions E.P.A言語:フランス語ハードカバー/208ページ/320×250×25mm発刊:2005年価格:9,060円
2015年06月02日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「BEFORE THEY PASS AWAY」ジミー・ネルソン(JIMMY NELSON)グローバリゼーションが加速する現代において、古くから継承する文化や習慣を守り続ける世界各地の少数民族を、イギリス人写真家ジミー・ネルソンが撮影してまとめた貴重なタイトル。モンゴルの山岳地帯を周遊するカザフ族から、仮面や装飾的な衣装を身に着けたパプアニューギニアの農耕民族、ニュージーランドの先住民マオリ族、土で身体を飾るナミビアのヒンバ族やケニアのサンブル族、ジャンプ力で有名なタンザニアのマサイ族まで、自然と共に今を生きる20の民族たちの生の姿を美しいポートレイト写真で紹介。それぞれの民族の起源と伝統文化、信仰、生活、食事に関する解説付き。今日のファッションの固定観念と日常から解き放たれて、人間の本来の生き方を見ることができる清々しい1冊。本書は、「German Photo Book Award 2014」でゴールド賞を受賞している。【書籍情報】「BEFORE THEY PASS AWAY」著者:JIMMY NELSON出版社:teNeues言語:英語、フランス語、ドイツ語併記ハードカバー/424ページ/380×300×55mm発刊:2013年価格:2万1,760円
2015年05月26日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「THE BEATLES ILLUSTRATED LYRICS」アラン・オルドリッジ(ALAN ALDRIDGE)ビートルズの歌詞をイラスト入りで収録した伝説のタイトル復刻。1960年代の伝説的アイコンであり、今なお世界で愛され続けている英ロックバンド「ザ・ビートルズ(THE BEATLES)」の歌詞を、当時活躍していたデザイナーたちによるイラストやコラージュ作品、写真と共に収録した貴重なタイトルの復刻版(初版は1969年に刊行)。「ビートルズ」のアルバムが人々の耳を魅了したように、目でも楽しめるものを作りたいという想いから、彼らの友人でありデザイナーのアラン・オルドリッジ(Alan Aldridge)が、英国の人気イラストレーターやファンに呼びかけて編纂された。各デザイナーがそれぞれの歌詞をイメージして描いたユニークな作品から、歌には表面だけでは見えない意味が隠れていることもあり、その解釈やイメージのスケールの幅広さをうかがい知ることができる。歌詞は「Can’t Buy Me Love」から「Help!」「Yesterday」「Hey Jude」「Yellow Submarine」「All you Need is Love」「Let It Be」まで、ほぼ全曲を年代順に掲載しており、ビートルズの奥深い歌詞を楽しめるだけでなく、60年代の芸術作品も合わせて堪能できる特別な1冊。1,500部限定で、編者アラン・オルドリッジのサインとシリアルナンバー入り。【書籍情報】「THE BEATLES ILLUSTRATED LYRICS」著者:ALAN ALDRIDGE出版社:OMNIBUS PRESS言語:英語ハードカバー/224ページ/285×223×25mm発刊:2012年価格:8,570円
2015年05月19日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「IRINA WERNING’SBACK TO THE FUTURE」イリーナ・ワーニング(LIRINA WERNING)ブエノスアイレスの女性写真家イリーナ・ワーニングによるポートレート写真プロジェクト「Back To The Future」をまとめて収録したユーモラスな作品集。過去の写真をそのまま現代で再現するとどうなるか?彼女の面白い発想は、世界中から大反響と撮影依頼を得て、これまでに30ヶ国以上で撮影されてきた。本書には、およそ30年の歳月を経て、同じ人物が同じ格好で撮影した写真を、過去の写真と並べて収録している。例えば、表紙は1983年に撮影した少年と、その28年後の青年のポートレート。同じメガネが随分小さくなり、鼻も歯もヒゲも成長しているのが見てとれる。写真の再現は驚くほど忠実で、ぼやけたヴィンテージ感や破れ、写真の形も表現し、同じ服や場所がなければ探したり作ったりしてしまう徹底ぶり。本人は成長しているのに、同じ環境。まるで昔の自分が未来の現代にそのままやって来たかのようだ。過去と現代が生み出したユニークな作品の数々に、人間の成長と写真の面白さを見ることのできる、心奪われる1冊。【書籍情報】「IRINA WERNING’SBACK TO THE FUTURE」著者:LIRINA WERNING出版社:teNeues社言語:英語、独仏西語併記ハードカバー/160ページ/260×210×20mm発刊:2014年価格:6,780円
2015年05月12日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「DRAINSPOTTING: JAPANESE MANHOLE COVERS」レモ・カメロタ(REMO CAMEROTA)各都道府県や地域のオリジナリティがあふれる、日本のマンホールデザインを集めた写真集。当初グラフィティーを撮影するために来日したオーストラリア出身のアーティスト、レモ・カメロタが、多彩なマンホールのデザインにも魅了されて撮影を開始。関東から九州まで、目を引くマンホール蓋の数々を撮りため、厳選したものを収録している。静岡では富士山、京都ではモミジなど、色付けされたカラフルなデザインが満載。いつも気に留めていなかった道や足元に目を向けてみたくなる。国内で唯一のマンホール鉄蓋専業メーカーであり、毎日400枚のマンホール蓋を製造しているという長島鋳物株式会社へのインタビューも紹介した、マンホールについての興味深い知識も得られる1冊。(※版元品切れ中、在庫限り)【書籍情報】「DRAINSPOTTING: JAPANESE MANHOLE COVERS」著者:REMO CAMEROTA出版社:MARK BATTY社言語:英語ハードカバー/96ページ/165×165×15mm発刊:2010年価格:2,100円
2015年05月05日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「KEEP IT SIMPLE」アトランタ・バートレット&デイブ・クート(ATLANTA BARTLETT&DAVE COOTE)本書では、ちょっとインテリアに気を配ることで、自分らしく生き生きとした暮らしができるヒントがビジュアル豊富に紹介されている。まずは最初のチャプターで心の整理整頓をして、自分のスタイルや好きなものを知ることから始める。そして、ものを捨てるのではなく、直したり、手作りしたり、再利用することを考える。周りの自然や色など、お金では買えない価値がたくさんあることに気づき、ものを大事にすることで、シンプルライフは実現していくという。次のチャプターでは、実際のインテリアのデザインの方法をガイドする。窓やドア、床や壁、レイアウト、カラー、家具まで、一つひとつ丁寧に吟味。フラワーアレンジやファブリック、壁の装飾なども紹介していく。部屋作りができたら、最後に実際の暮らしにフォーカスを当て、リビングでの過ごし方や家族との団らん、アウトドアスタイルなど、実例写真と共にイメージを膨らませ、自分のスタイルを考えてみる。読み進めていくうちにシンプルライフスタイルが身に付く、心も暮らしも豊かにしてくれる1冊だ。【書籍情報】「KEEP IT SIMPLE」著者:ATLANTA BARTLETT&DAVE COOTE出版社:RYLAND PETERS & SMALL社言語:英語ハードカバー/176ページ/260×225×25mm発刊:2015年価格:5,000円
2015年04月28日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「EVERYONE LOVES PARIS」レスリー・ジョナス(LESLIE JONATH)エッフェル塔、パリの街並み、公園、カフェ、食べ物、人…。それぞれが想うパリを描く、優しいタッチのイラストを100ページ以上に渡り収録。本書に収められているのは、オリヴァー・ジェファーズをはじめ、80名のイラストレーターの描くパリ。セーヌ川の風景も、スクーターで颯爽と走る女性も、花を添えたフランス語も、お店のディスプレイも、どれもみんな華やか。表紙はピンクと白のカラーリングで、縦20cm×横16cmというコンパクトサイズながら沢山のパリが詰まったなんとも可愛らしい1冊。持ち歩いてページをめくってパリに想いを馳せてみたり、お部屋のテーブルや本棚に飾ってインテリアにするのもオススメ。【書籍情報】「EVERYONE LOVES PARIS」著者:LESLIE JONATH出版社:teNeues社言語:英語、ドイツ語、フランス語併記ハードカバー/128ページ/195×160×15mm発刊:2014年価格:3,380円
2015年04月21日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「WALL PAPER Design and Application in Space」インテリアデコレーションと空間づくりの鍵の一つである、壁紙の最新デザイン特集。住宅を始め店舗、オフィス、レストラン、ホテルなどの空間における壁紙の多彩なデザインを90件以上、世界中から集めて写真とともに紹介している。反射するメタリックな壁紙、テクスチャやエンボス加工のある壁紙、サイケデリックなカラー、植物パターンなど、それぞれイラスト、配色、素材、立体感も様々で、壁紙を使って空間に独自のテーマや雰囲気、表情を与える実例が満載。部屋のインテリアに個性を出したり雰囲気をガラッと変えたい時には、壁紙のアレンジにひと手間加えてみると良いかもしれない。空間づくりの参考にも、デザインの新しいインスピレーションを得るにもおすすめの1冊。【書籍情報】「WALL PAPER Design and Application in Space」編者:Mo Tingli出版社:ARTPOWER社言語:英語ハードカバー/391ページ/295×260×40mm発刊:2014年価格:9,520円
2015年04月14日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「FLORAL CONTEMPORARY: The Renaissance in Flower Design」世界で今日活躍する注目のフラワーデザイナー38人を取り上げて、その着想と作品群を美しい大判写真と共に紹介した現代フラワー作品集。ウェディングやバンケットの装飾、店舗やホテルの空間デザイン、ファッション、アート展示、住居インテリアなど、小さなフラワーアレンジメントから公共空間における大規模なインスタレーションまで、幅広く斬新な作品を世界中から集めて紹介している。テーブルから天井まで届く植物アレンジや、パステルカラーの可愛い装飾、同系色の花を集めたアート、自由奔放で躍動感のあるアレンジ、静かな空気を作り出す生け花など、カラーや形、配置によってさまざまに印象を変える花と植物の姿を、優れたデザインを通して見ることができる。「フラワーデザイナーは足るを知ることが大事。どこで始めるかよりも、どこで止めるかを考えることはより難しい」「私のスタイルはエレガントで少しワイルド」など、デザイナー本人達の言葉も合わせて収録しており、感性を刺激される1冊。【書籍情報】「FLORAL CONTEMPORARY: The Renaissance in Flower Design」出版社:Thames & Hudson社言語:英語ハードカバー/228ページ/350×265×45mm発刊:2014年価格:1万2,600円
2015年04月07日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「ROOM: INSIDE CONTEMPORARY INTERIORS」10人のデザイン批評家による世界のコンテンポラリーインテリアデザイン100選。バラエティ豊富な注目のインテリアデザインの数々が、写真、図、解説とともに収録されている。住宅からブティック、レストラン、オフィス、文化施設、インスタレーションまで、各空間デザインのどの点が優れているのか、批評家たちの視点から捉えたユニークな1冊だ。本書は『The Story of Art』をはじめアートや児童書を主に手がけるファイドン(Phaidon)社から出版されている。【書籍情報】「THE MONOCLE GUIDE TO GOOD BUSINESS」出版社:Phaidon言語:英語ハードカバー/443ページ/305×305×45mm発刊:2014年価格:8,640円
2015年03月17日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「THE MONOCLE GUIDE TO GOOD BUSINESS」タイラー・ブリュレ、アンドリュー・タック世界情勢からビジネス、カルチャー、デザインの話題を独自のネットワークと視点で編集しているイギリス発グローバル情報月刊誌『モノクル(Monocle)』から、「The Monocle Guide to Better Living」に続く第2弾が登場。マネージメントの話や莫大な富を築く奇跡といった典型的なビジネス本ではなく、小さなアイデアの種をどのように成功させるかという刺激的なストーリーを語る人々の、仕事スタイルやファッションなどを、豊富なビジュアルとともに紹介。各紙のジャーナリストとして活躍後、ライフスタイル誌『ウォールペーパー(Wallpaper*)』の創刊編集長を務め、現在は『モノクル』を率い、世界中から注目されるタイラー・ブリュレ編集長だからこそ語ることのできる「"好きな仕事を丁寧に楽しみながら極めるグッドビジネス"とは何か?」が、この300頁を超える本書に詰まっている。ビジネスリーダー、これから起業する人、新しいアイデアが必要と感じている企業などに特におすすめの1冊。【書籍情報】「THE MONOCLE GUIDE TO GOOD BUSINESS」編集者:Tyler Brule、Andrew Tuck出版社:Gestalten言語:英語ハードカバー/302ページ/270×210×30mm発刊:2014年価格:7,880円
2015年03月10日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「FLOWER POWER」シルヴィ・エストラーダ手工芸の始まりからデザイナーやアーティストの創造力をかきたててきた植物や花。都市化して人工物の溢れる現代において、それらの自然界とのつながりは、再び強く求められる。本書では、そんな今日における自然をモチーフとした革新的なアートやデザインを大特集している。電車内や広場などの公共空間におけるインスタレーションや、植物を用いたアート、壁画など、ユニークで楽しい実例が満載。花やグリーンのアイデアが詰まった、眺めているだけで心が晴れやかになる春先におすすめの1冊だ。【書籍情報】「FLOWER POWER」著者:Sylvie Estrada出版社:PAGEONE言語:英語ソフトカバー/167ページ/270×215×10 mm発刊:2013年価格:4,150円
2015年03月03日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「VISUAL FAMILLIES」アントニス・アントニオウ、ロバート・クランテン、ヘンドリック・ヘリッジ、スヴェン・エーマン世界が注目するイラストレーターやデザイナー達により、私たちの身の周りにある日用品やテーマを愉快に分かりやすく分類・視覚化した、ビジュアルストーリーテリングとインフォグラフィックスのデザイン作品集。総勢100以上のデザイナー、広告会社によるクリエーティブな作品を収録する。それぞれ服、カメラ、自動車、帽子、動物、職業、食べ物、アルファベット、星、楽器、ヘアスタイルなど様々なモチーフをグルーピング。例えば、靴をテーマにしたページでは、ブーツやサンダル、スニーカー、スリッポンなどがまとめて描かれている。その他、アメリカの歴代大統領、各オリンピックが開催されたスタジアム、フクロウの種類をまとめた作品など教養になるものから、世界のお面やヒゲ、おもちゃなどのユーモア溢れるものまで、見ているだけで楽しくなってくる1冊。【書籍情報】「VISUAL FAMILLIES」著者:Antonis Antoniou、Robert Klanten、Hendrik Hellige、Sven Ehmann出版社:Gestalten言語:英語ハードカバー/208ページ/335×245×25mm発刊:2014年価格:7,380円
2015年02月24日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「INVITATION STRICTLY PERSONAL」イアン・ウェブ(IAIN R. WEBB)本書は、世界4大ファッションが行われるニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノで過去40年間に開催された約300以上のイベントやショーの多彩なインビテーションカードの写真と解説を収録したもの。著者は、『ロンドン・タイムズ』『ELLE UK』を経たファッションエディターのイアン・ウェブ。業界内でもトリプルAリストに値する限られた人しか配られないと言われる、貴重なインビテーションが紹介されている。フォーマットは、パスポート型、バンダナ、鍵、CD、お面、スカルプチャーなど一つの型にはまらないユニークなものばかりで心を奪われる。「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」や「ジョン・ガリアーノ(John Galliano)」「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)」「 エルメス(HERMES)」「プラダ(PRADA)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「 ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」など、招待状を通して各ブランドのアイデアやショーの歴史を垣間見ることが出来、デザインの参考資料としてもファッション業界への手引きとしてもおすすめの1冊。冒頭には、ファッションショーの歴史とストーリーも紹介されている。【書籍情報】「INVITATION STRICTLY PERSONAL」著者:IAIN R. WEBB出版社:Goodman言語:英語ハードカバー/304ページ/255×220×25mm発刊:2014年価格:7,500円
2015年02月17日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「CHOCOLATE: 50 Easy Recipes」アカデミア・バリッラ(ACADEMIA BARILLA)パスタで有名なイタリア最大の食品会社、バリラ(Barilla)のフードアカデミー「Academia Barilla」による、チョコレートのおすすめレシピ50選。右上にかじった跡のあるチョコレートの形をした装丁で、見た目も中身も美味しいレシピ集。材料約4人分の分量で作り方をシンプルに紹介。それぞれの完成写真が素敵なので、ページをめくっていると食欲がわき、ダイニングのインテリアとして飾っておきたくなるような一冊。イニシャル型のチョコクッキー、ココアビーンズ入りショートブレッド、バーチ・ディ・ダーマ、ゼリー&ムースなどのちょっと変わったレシピから、アイスクリーム、クレープ、プディング、シリアルバー、トリュフ、タルト、ケーキなどの定番メニューまで、チョコレートデザート全般のレシピを網羅した内容だ。なお、同出版社からは、このタイトルの他にも、シリーズでチーズやトマト、ポテト、パンプキンなど、テーブルやキッチンに置いてインテリアになるようなレシピ本が刊行されている。【書籍情報】「CHOCOLATE: 50 Easy Recipes」著者:ACADEMIA BARILLA出版社:White Star Publishers言語:英語ハードカバー/128ページ/235×150×15mm発刊:2012年価格:1,760円
2015年02月10日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「BLUE & WHITE STYLE」ゲイル・アボット(GAIL ABBOTT)アーティストや職人に長年愛されている定番カラー、ブルーとホワイトの組み合わせのインテリアを写真豊富に紹介した実例集。同じ青でも、カントリー調のパステルカラーから、コバルトブルーのような強く明るい青、宝石の原石を思わせるブルー顔料の色、海岸の爽やかなブルーまで、様々な風合いがあり、それらが純粋な白と合わさることによって、優しく軽やかな居心地の良い空間を演出する。本書では、クラシカル、カントリー、ジュエルブルー、海岸、アウトドアの5つの雰囲気スタイル別に、壁やドア、階段、窓の色、リネンなどのファブリック、テーブルコーディネート、家具などを「ブルー&ホワイト」で彩った実例を、写真とともに解説する。空や海の美しい自然を思わせる青と白を取り入れたライフスタイルの作り方を、色々な角度から再発見することが出来る。最後のチャプターでは、食器やセラミック、ガラス製品、タイルなどのコレクションとそのディスプレイ方法を掲載。表紙から中ページまで青と白がいっぱいに広がる、マリン好きにはたまらない一冊だ。【書籍情報】「CREATIVE BAGS」著者:GAIL ABBOTT出版社:CICO BOOKS言語:英語ハードカバー/160ページ/260×225×252mm発刊:2015年価格:5,000円
2015年02月03日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「CREATIVE BAGS」Lin Shijianパっと目を引く変わったデザイン、面白い形のバッグを世界中から集めて写真豊富に紹介したクリエーティブなバッグの作品集。雲や目玉焼きの形をしたクラッチバッグ、口を絞ればポットになるバッグ、取っ手を持つとまるでのこぎりを持っているように見えたり、ナマケモノが腕にぶら下がっていたりする面白いアイデアのものから、木で出来たもの、透明なもの、畳んだり切り取ったり出来る機能的なバッグまで、素材、色、形、制作技術のバラエティが豊富な実例が満載。みんなが持ち歩くハンドバッグをキャンバスとして、それぞれの興味やオリジナリティを存分に表現したデザインの数々は、新しいアイデアを模索中の人に非常なインスピレーションとヒントを与えてくれる。斬新すぎて目をまるくするデザインや、こんなバッグがあったら持ってみたいなと思えるものがあり、自分の好みや今後のファッションにも活用出来る。多用途で使える布製オリジナルバッグ付き。【書籍情報】「CREATIVE BAGS」著者:Lin Shijian出版社:SendPoints言語:英語ソフトカバー/240ページ/285×215×20mm発刊:2014年価格:7,430円
2015年01月27日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「FRIENDS OF FRIENDS」Freunde von Freundenベルリン発のインタビューウェブマガジン「FvF (Freunde von Freunden) 」は、アートやデザインなどのクリエイティブな仕事に携わる人々のお宅を訪問してインタビューし、そのリアルな暮らしぶりと住居のインテリアを写真豊富に紹介している。2009年の発刊以来、420以上のお宅を訪問した。本書は、その中から注目の45軒をまとめて収録した、クリエイティブなお宅拝見ブックだ。インテリア関連の洋書は数多くあるが、その中でも、そこに住まう人々にフォーカスして紹介するタイトルは稀。実際に暮らす人々がそれぞれのセンスでデザインした住まいには、インテリアの本物の要素が感じられる。本書の面白い点は、インタビューの対象が友人から始まり、その友人からまたその友人へと友達の輪を広げて展開されているところ。ベルリンから世界へ飛び出してつながった友達の輪は、世界70都市にも及んでいる。登場するのは、1人悠々自適に暮らすベルリンの建築家から、アメリカの写真家エド・テンプルトン夫妻、ベルギーやフランスのファッションデザイナー、女優とミュージシャンのカップル、大自然の中で絵を描く女性作家、南アフリカの老夫婦まで、老若男女さまざま。彼らの自然体な表情やファッションを捉えており、プライベート空間を訪ねたような気分になれる1冊だ。【書籍情報】「FRIENDS OF FRIENDS」著者:Freunde von Freunden出版社:DISTANTZ言語:英語、ドイツ語ハードカバー/335ページ/235×190mm発刊:2014年価格:6,980円
2015年01月20日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「BESTIARY」常にデザインやアートの豊富なインスピレーション源となっている、「動物」をモチーフとした作品集。本書では、動物たちにインスパイアされたアーティストによる、様々なアートやプロダクトデザインを世界中から集めて紹介している。一風変わったアニマルポートレートから、公共空間におけるバルーンや彫刻などの立体アート、イラスト、ポスター、家具や壁紙、キッチン用品、ストリートアートまで、動物たちが繰り広げる多彩な作品を特集。街中に設置された巨大なウサギやアヒルのインスタレーション、馬や鳥の形をした机やランプ、ゾウやシカのようなワインボトル置き、卵型のイス、アニマル柄の壁紙やテキスタイル、底から動物がこっちを見てくるカップなど。ユーモラスで見て楽しい、クリエイティブなアートが満載だ。グラフィックデザイン、アート系書籍を手掛ける出版社「INDEX BOOK」が2013年に刊行した本書。視覚的に楽しめる作品集なので、年齢や言語を問わず、動物好きなら誰にでも読んでもらいたい1冊だ。【書籍情報】「BESTIARY」刊行者:シルヴィ・エストラーダ(Sylvie Estrada)出版社:INDEX BOOK言語:英語ソフトカバー/200ページ/235×190mm発刊:2013年価格:4,530円
2015年01月13日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25 T-PLACE1階A103)。今回は、新年にふさわしいスペシャルな書籍をピックアップしました。■『WA』ロッセッラ・メネガッツォ、ステファニア・ピオッティ6世紀の伝統的なものから現代の最新デザインまで、多彩な日本のプロダクトデザイン250点を、 木、金属、陶磁器、紙、布、新素材など 材質別に収録。グラフィックデザイナー原研哉が日本のデザインを紹介するテキストに始まり、吉岡徳仁、倉俣史朗、深澤直人、柳宗理、坂茂など、数多くのデザイナーの作品が登場。掲載されているのは、鳥居、けん玉、こけし、茶道具、箸、筆、扇子、テーブル、照明、ペーパーアート、組紐、着物、マスキングテープ、スツールなど様々。ページをめくって新旧様々なデザインを眺めているうちに、日本の「和」の心や洗練されたデザインの美しさが見えてきてこの国の良さを再認識できる。日本人としての今後のインスピレーションに刺激を与えてくれる作品集だ。本の装丁は原研哉によるもので、白地に赤い糸で和綴じ製本されたこだわりの作りとなっている。【書籍情報】『WA』著者:ロッセッラ・メネガッツォ、ステファニア・ピオッティ出版社:PHAIDON言語:英語ソフトカバー/288ページ/270×205mm発刊:2014年価格:8,000円
2015年01月06日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25 T-PLACE1階 A103)が2014年発行の書籍から、最もオススメしたい一冊を紹介します。■「The Outsiders -New Outdoor Creativity」ジェフリー・バウマン、スヴェン・エーマン他登山にサーフィン、サイクリング、カヌー、キャンプ、スキー、モーターサイクルなど、世界の最新アウトドアライフカルチャーをビジュアル豊富に紹介した書籍。美しい大自然と人々の写真、デザイン性の高いグッズの紹介に加え、登山家を始めとする各分野のキーパーソンたちのインタビューも掲載されている。序文は、地球上の三大極限地点に世界で初めて到達したノルウェーの冒険家、アーリング・カッゲによるエッセイ。人間誰もが持っているという冒険スピリットをかき立てられる。続けて、木の上に張るテントや軽量バッグ、機能性ウェア、USB接続で充電できるキャンプストーブのような便利グッズなど、人の技術と自然が融合した、現代のクリエイティブなアウトドアライフスタイルが紹介されている。欧州では今年5月に発売され注目を集めた本書。デザイン・アートの観点から見る"アウトドア"というテーマが面白く、美しい写真も見ごたえたっぷり。現在日本では輸入版しか出回っていないが、多くの人に手に取ってもらいたい完成度の高い1冊だ。【書籍情報】「The Outsiders -New Outdoor Creativity」著者:ジェフリー・バウマン、スヴェン・エーマン他出版社:GESTALTEN言語:英語ハードカバー/274ページ/285×250mm発刊:2014年価格:7,380円
2014年12月30日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25 T-PLACE1階 A103)がオススメする書籍を紹介します。■「THE CRAFT AND THE MAKERS」ダンカン・キャンベル、シャルロット・レイ、スヴェン・エーマン他家具や時計、カバン、帽子、宝飾品から石鹸、パイプオルガン、地球儀に至るまで…魂を込めたものづくりと熱いクラフトマンシップに焦点を当てた1冊。それぞれの伝統を受け継ぎ、今もなお活躍している世界中の製造会社を40以上取り上げ、その歴史や製品、職人たちの姿勢、工房での作業風景などを豊富な写真と共に紹介している。日本からは「中川木工芸」の桶やおひつ作り、「開化堂」の茶筒、京都の朝日焼などが掲載されている。本書を手掛けたのは、ドイツ・ベルリンを拠点としたアート&デザイン書籍の出版社「ゲシュタルテン」の編集者たち。同出版社ではイラストレーション、グラフィックデザイン、建築、アートなど、あらゆる視覚的メディアの先鋭的才能やトレンドを発見し、積極的に紹介している。現在はロンドン、ニューヨーク、東京にもオフィスを構えている。【書籍情報】「THE CRAFT AND THE MAKERS」著者:ダンカン・キャンベル、シャルロット・レイ、スヴェン・エーマン他出版社:GESTALTEN言語:英語ハードカバー/272ページ/305×250mm発刊:2014年価格:8,140円
2014年12月23日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊。■「VINTAGE WEDDING FLOWERS」ヴィック・ブラザーソン(VIC BROTHERSON)ウエディング向けのビンテージ風フラワーデザインを美しい写真と共に紹介。まるで自宅の庭から摘み取ってきたかのように自然体でエレガントなブーケや花飾り、テーブルデコレーションを作り上げる実例やヒントを多数収録している。ありのままの姿を大切にした花と色の組み合わせや、インテリアの参考にもなるフラワーデザインも満載。ページをめくる度にカラフルで優しい花の世界に誘われる、プレゼントにもおすすめの一冊だ。本書を監修したヴィック・ブラザーソンは、ロンドンの花屋「スカーレット&バイオレット」のオーナー。同店は、イギリスのタウン誌「タイムアウト」からロンドン最高の花屋の一つとして指名されており、ケイト・モスの結婚式に花を提供したことでも知られている。【書籍情報】「VINTAGE WEDDING FLOWERS」著者:ヴィック・ブラザーソン出版社:KYLE BOOKS言語:英語ハードカバー/176ページ/250×215mm発刊:2014年価格:5,610円
2014年12月16日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊を毎週紹介。■「VITRA: EVERYTHING IS CONNECTED」フロリアン・ベーム(Florian Bohm)、アナヒータ・カマーリー(Annahita Kamali)本書は、1950年にスイスで創業した家具ブランド「ヴィトラ(VITRA)」のプロダクトデザインや関連人物などを、写真を中心に構成したビジュアルブック。20世紀から今までヴィトラ社に関わってきた人物のポートレート、家具の写真や広告、スナップショット、スケッチなどを約300ページにわたって収録。イームズ夫妻、アレキサンダー・ジラルド、柳宗理、ノグチ・イサム、ジョージ・ネルソン、はたまた現代アーティストのブルース・ナウマンやヘラ・ヨンゲリウスら、ヴィトラ社とゆかりのあるデザイナーの作品も掲載している。「イームズ ラウンジチェア」のようなアイコン的なプロダクトの変遷なども、美しいビジュアルイメージの数々を通して見ることができる、インスピレーションを刺激される一冊。ヴィトラ社のプロモーションフィルムを制作したこともあるデザイナーのフロリアン・ベームとアナヒータ・カマーリーが書籍デザイン、編集を手掛けた。【書籍情報】「VITRA: EVERYTHING IS CONNECTED」著者:フロリアン・ベーム、アナヒータ・カマーリー出版社:GESTALTEN言語:英語ソフトカバー/304ページ/250×190mm発刊:2014年価格:5,530円
2014年12月09日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊を毎週紹介。■「PEOPLE OF THE TWENTY-FIRST CENTURY」ハンズ・エイクルブーム(Hans Eijkelboom)オランダの写真家ハンズ・エイクルブームが、アムステルダムからニューヨーク、パリ、東京に至るまで世界の各都市で、1993年から20年以上に渡って撮りためたストリートファッション写真集。同じ日に同じ場所で、同じ種類の服やアクセサリーを着用している、似た格好と年代の人々を多数キャッチして、1ページごとに並べている。「黒い革ジャンとジーンズの男性」、「Tシャツにへそ出しルックの女性」「コートを着て腕を組む老夫婦」「ボーダー柄のシャツと長ズボン」等など…こんなに同じような格好をした人がいるの?というほどの収集力。21世紀の人々それぞれのスタイルや着こなし方、各都市でどんなファッションがどの年齢層に広がり、スタンダードになっているかが分かる、ユニークな1冊。【書籍情報】「PEOPLE OF THE TWENTY-FIRST CENTURY」著者:ハンズ・エイクルブーム出版社:PHAIDON言語:英語ソフトカバー/512ページ/220×175mm発刊:2014年価格:3,500円
2014年12月02日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊を毎週紹介。■『BIRDS OF PARADISE』ミレン・アルサリュス(Miren Arzalluz)、カート・デボ(Kaat Debo)ほか優美な豪華さと気品を持つフェザー(羽)は、長年に渡ってセレモニーのガウンやオートクチュールドレス、映画スターのイブニングドレスなど、高貴な場面でのファッションに使用されてきた。本書はそのフェザーファッションの歴史を19世紀から、豊富な資料や写真と共に解説。美しい羽毛を持つ鳥、現代までの多彩なデザイン、フェザーを身にまとった女性たち、フェザーを巧みに衣服へ仕上げる職人技などを紹介している。【書籍情報】「BIRDS OF PARADISE」著者:ミレン・アルサリュス、カート・デボ出版社:LANNOO PUBLISHING言語:英語、オランダ語併記ハードカバー/208ページ/280×220mm発刊:2014年価格:8,980円
2014年11月25日今世界中で人気の柴犬ブログ「Maru in Michigan」。ブログをつづるのは、アメリカ人男性との結婚を機に渡米したジョンソン祥子さんです。在米9年目で、現在は旦那さんと息子の一茶君、柴犬のマルちゃんとともに、アメリカ・ミシガン州に暮らしています。○「ぼくのともだち」「ことばはいらない」の作者さんジョンソンさんは、写真集『ことばはいらない ~Maru in Michigan~』、フォトエッセイ『ぼくのともだち ~Maru in Michigan~』の作者。先日新刊『いつもとなりに』が発売されたばかりです。筆者もこのブログの大ファン。三冊とも自宅にあり、大切な宝物です。○カメラワークショップ開催!11月1日と2日の二日間にわたり、来日中のジョンソンさんが直々に写真の魅力や撮り方を教えてくれるカメラワークショップが開催されました! 場所は、神楽坂にある「la kagu」という施設。30名×4セッションだそうですが、あっという間に満員に。申し込みができず、カメラ講座に参加できなかった方のために!! 今回筆者がワークショップに潜入してきました。参加できなかった方は、さぞ悔しかったことだろうと思います。本当に、心中、お察しします。でも大丈夫! ご安心を。来れなかった方のために、今回は、そのレポートを詳細にお送りしようと思います。会場の窓からはたくさんの光がさしていました。棚には書籍がたっぷり。あちこちに、ブログの主人公であるマルちゃんと一茶君の写真がありました。イスに座って講座を受けるのですが、一つひとつのイスに、丁寧にワークショップの資料が置いてありました。小さなお写真も一枚! こ、これは嬉しい……。そして、マルちゃんの等身大パネルも置いてありました。本当に可愛い!! つぶらな瞳で笑顔を向けるマルちゃんに、思わずこちらも笑顔になります。○ジョンソン祥子さん登場!時間は午前10時。ついにジョンソン祥子さんが登場しました。「お休みの中、いらしてくださってありがとうございます! 今日という日を、本当に楽しみにしてきました。ブログにはあまり書いていませんでしたが、本当に楽しみだったんですよ(笑)。2時間と言う短い間ですが、楽しい時間を過ごせればなと思います」(ジョンソンさん)○担当編集さんからインタビューカメラ講座が始まる前に、担当の編集者さんからジョンソンさんへインタビューが行われました。――新刊「いつもとなりに」が発売されましたが、オススメポイントを教えてくださいポイントは、一茶が成長して歩けるようになったという点ですかね。前作まで、一茶は赤ちゃんでした。でも成長して歩けるようになった一茶は、物理的にもマルに近づけるようになって、距離が縮まったんですね。二人の心の距離にも注目です。また、歩けるようになったことで、外でもマルとのツーショットを撮影できるようになりました。今までは、主人が一茶を抱いていないと撮れなかったので(笑)。背景の四季も楽しめるようになっています。――今回の新刊であとがきを書くのに苦労されたそうですが……すごく苦労しました。前作までは、心にあった言葉がぱっと浮かび、素直な気持ちで書くことができました。でも今回は、皆さんの期待もあり、何というか……公の場でマルと一茶に「好き」と伝える、そういうプレッシャーがありました。あとがきを書くことを支えてくれた主人には感謝しています。「こんなに二人が好きなのに書けない!」と伝えたら、感情的になっている私に、とても冷静なアドバイスをくれました。――日本滞在は楽しんでいらっしゃいますか?楽しんでいます! 小田原城にも行ってきました(笑)。滞在中は、なるべく家族との時間を大切にするようにしています。それと、日本滞在中に、納豆を好きなだけ食べたいですね。アメリカ・ミシガンでも納豆は手に入りますが……。日本から冷凍された状態でこちらに運ばれてきます。お値段は200円くらい。8パックくらい買ってきて、自分の家の冷凍庫に入れています。それを、とっておきの時に食べています(笑)。○実際に撮影!10分ほどのインタビューの後、ジョンソンさんの「喋っていても写真はうまくならないので、撮りましょう!」の一言でワークショップが開始!ワークショップに参加する人たちは、皆それぞれ自分の好きなものを持ってきていました。それをスペース内の好きな場所に置き、好きに撮ってみます。ジョンソンさんは、ブログで、「撮りたいものとカメラをお持ちください!」と書かれていました。「被写体は難しく考えず、好きなもの(会場の関係で生き物以外)をお持ちくださいね。何を持っていこう……ともし迷われている方がいたら、"初めて会う方に自分をモノ1点を介して紹介するとしたら"という観点でお選びになるとよいかと思います」とのことでした(ブログより抜粋)。筆者が持ってきたのは、猫の小さなぬいぐるみです。今年、「猫なんか、二度と飼うもんか」という連載で書いた愛猫のぬいぐるみです。「自分をモノ1点で紹介するとしたら」と言われた瞬間、この大切なぬいぐるみが思い浮かびました。このぬいぐるみは、3年前に亡くなった愛猫に似せてつくられたぬいぐるみです。先日、筆者は結婚したばかりなのですが、その際、結婚祝いとして友人からもらったものです。顔はもちろん、体の模様や肉球、目の色までまったく一緒で、本当に感動しました。久しぶりに愛猫に会えた気がして、嬉しかったです。毎日毎日、机のところに飾ってあって、じーっと眺めています(笑)。こんな風に、イベントスペース内で、30名の参加者の皆さんも、私のように好きなものを持ってきていて、思い思いの写真を撮ってました。○「なぜそれを持ってきましたか?」さて、10分ほどで撮影時間は完了。それぞれ撮影をした後、一人ひとり、「なぜその被写体を持ってきたのか」を説明する時間となりました。これがまた面白い!!30名の皆さんの、それぞれの「好き」を語る時間。あっという間に過ぎました(笑)。一人ひとりに、ジョンソンさんがマイクを向けて、「なぜそれを持ってきたのか」を尋ね、参加者が答えます。取材に来ただけの筆者にもマイクを向けてくださったのでビックリ! でも、楽しく答えることができました。○写真で心を表現する一人ひとりに理由を尋ねた後、ジョンソンさんは話し始めました。「今回、みなさんには被写体をお持ちいただいたのではありません。ご自身をお持ちいただいたんですね。私は、写真の一番素晴らしい所は、"間違いがないこと"だと思っています。写真の"真"は、真実の"真"でもありますが、"心"のことでもあると思っています。皆さんが、そのお持ちいただいたものをなぜ被写体として選んだのか。なぜその被写体が大切なのか。そういう気持ちを持って写真を撮ると、"それが何か"ではなく"何故その被写体を選んだのか"、すなわち皆さんの"心"が伝わるんですね」○自分の気持ちを思い出してもう一度撮ってみたすごくわかりやすいジョンソンさんのご説明。「好き」っていう気持ちは本当に大切なんだなと思いました。この解説の後、参加者の皆さんに撮影の時間がもう一度設けられました。ジョンソンさんの説明を聞いた上で、「好き」の気持ちをより一層深く表現するための写真撮影の時間となりました。私の場合、それを実践するにはいったん自宅に戻る必要がありました(笑)。イベント会場で、写真を撮ることができなかったんですね。「どうしてこのぬいぐるみを被写体に選んだのか」「何故それを撮りたいのか」「ぬいぐるみをもらったとき、どんな気持ちだったのか」「その気持ちを表現するにはどう撮ればいいのか」。ジョンソンさんの言葉を受け、そういったことを考えました。筆者の場合、このぬいぐるみをもらった時、色々な嬉しい感情がわきあがったんですね。「私の結婚を祝ってくれるなんて!」という気持ちや、「うちの子そっくり!」という気持ちなどなど。でも、一番大きかった気持ちは「もう二度と会えないうちの子に、また会えた!」という気持ちでした。このぬいぐるみをもらった時、今いる2匹の猫と、亡くなった愛猫のぬいぐるみで、3匹全員が勢ぞろいすることができた、と思ったんです。今後、絶対に3匹そろうことなんてありえませんから。だから、いったん自宅に戻って、もう一度撮影をしました。今元気に生きているうちの猫たちと、先代の亡くなった猫を一緒に撮りたかったから。こんな風に猫がじゃれてしまいましたが、それでも、もうこの先二度とそろうことのない3人の猫たちが、ぬいぐるみを作ってもらったことで、勢ぞろいすることができたんです。こんなに嬉しいことってありません。○「心を表現する」って、すごく大切筆者は、生意気にも「一眼レフ初心者が猫撮影に挑む!」というカメラ講座の連載も書いていますが、今回一番大切な「心を表現する」ということを教わり、学ぶことができて本当によかったなと感じました。○テクニックも大切だけど、何よりも自分の"思い"が大切二度目の撮影タイムが終わった後、ジョンソンさんが写真について語ってくださいました。「被写体には、思いが入ります。その被写体を大切に思っていた自分が、写真に入るんですね。テクニックとかいらない! 良い写真を撮るための30の法則~とか、いらないんです。いや、いるけど! いるけど! 大切なのは"思い"なんです。皆さんは、今日被写体を持ってきてくださいました。色々な思いがそこにはあります。好きなものがあるって、本当に素敵だと思うんです。そりゃね、私も撮れますよ! 皆さんが持ってきてくださった被写体を。それなりのカメラを使って、それなりの写真が撮れます。でもね、そこの後ろにある、皆さんの思いは、私じゃ撮れないんです。絶対に撮れない。例えばお寿司を一人で食べに行ったとして、それはそれで美味しいと感じるんですが、旦那さんと一緒に食べたらもっと美味しかっただろうなぁと思ってしまうんです。仮に二人で食べていたとしても、お寿司そのものではなく、相手が美味しそうにしている顔を撮りたいと思ってしまうんですね」○一眼レフだと幅が広がる「さっき、テクニックはいらないと言いましたが、それでもやっぱり多少のテクニックは必要です(笑)。どうやって光を味方にするのか、とかね。また、カメラを始めたいから、どんなカメラが良いか、と聞かれることもありますが、何でもいいと思います。本当に何でも。キヤノンでもニコンでも何でもいい。自分のフィーリングに合うものが一番だと思っています。でも可能ならば、やっぱり一眼レフがいいですね。スマートフォンでもコンデジでも良い写真は撮れますが、でもやっぱり、一眼レフだと幅が広がるんです。それと、購入する際は、レンズにお金をかけるといいと思います。たとえば、20万円の予算があるのならば、15万のレンズと5万のボディにするとか」○カメラのマニュアルを読もう!「動いている被写体をどうやって撮るのかということも聞かれたりします。これには、テクニックがいる! 一番良いのはカメラのマニュアルですね。これを、しっかりと読むこと。私にとって、カメラは器械じゃないんです。瞬間を切り取る魔法なんです。先日、電車に女子高生が乗っていました。一生懸命勉強をしていたんですね。形容詞とか動詞とかを品詞分解していて……。見ていて、すごく懐かしかったです。全然知らない女の子だったんですが、声をかけたくなりました。"将来、あなたが愛した人が日本語を話すことができなかったとしても、今そんなに勉強してるんだから、好きって言えるよ"って。英語の勉強というのは、本来は"大学受験"の為にするものではないんだと思います。今は目先の目的を達成するために(品詞分解などの)テクニックにとらわれてしまうけれど、本当はもっともっと先に大きな目標があるはずなんです。自分の"好き"という気持ちを伝えるため、自分を表現するため、英語の勉強の"目的"がそうなったとき、"学びたい"という気持ちが心の奥底から湧き出てくるはずなんです。写真も同じように、ただテクニックにとらわれるのではなく、そういう芯にあるところを大切にしなければいけない。そう私は思うんです」皆さん、カメラについてきた分厚いマニュアルは読まないかと思います(笑)。でも、写真が上達するための一番の近道だと私は思っています」ジョンソンさん熱弁の講演! 確かに、筆者もNikonのマニュアルは読んでませんでした……。反省。○ついにお待ちかねの一茶君が登場!さて、ここでついに! ついに! 皆さんお待ちかねの一茶君が登場です。ジョンソンさんの横に立った一茶君。開口一番のセリフは、「私は、一茶です!」でした。ジョンソンさんのブログにも書いてありましたが、一茶君の日本語での一人称は、「私」。「私のクレヨン」などといった言い方をするそうです(笑)。生の声を聞くことができて感動!○一茶君のコスプレをした子と記念撮影!ジョンソンさん一家の紹介が済んだ後は、会場にいた、参加者のお子さんが一茶君と記念撮影をしました。一茶君のコスプレをしています。お母さんに許可をいただき、後姿の写真を掲載することができました!○ジョンソンさんにインタビュー!!さて、今回のカメライベント。せっかく来日されているジョンソンさんへ是非ともインタビューをさせていただきたいとお願いをしたら、新潮社さん&ジョンソンさんからOKをいただきました!あまりに嬉しくてカメラのイベント開催日の2カ月前から、当日着ていく服を、押入れの中からひっぱりだして用意していました。白のふんわりとしたセーターと、チェックの黒いショートパンツ、120デニールの厚めの黒タイツと、黒のヒールです。テーマはとにかく「小汚く見えないようにすること」。○カメラや写心について尋ねるさて、当日、新潮社さんの社内でインタビューをさせていただきました。――イベント開催、本当におめでとうございます! とっても楽しかったです。早速ですが、カメラや写真について、お尋ねしたいと思います。まず、今お使いのカメラ以外に、次に欲しいカメラ、レンズがあったら教えてください次のカメラもCanonのKissシリーズのものを希望しています(笑)。最低限の機能がついているのが魅力なんですね。それとレンズは、sigmaのマクロレンズがほしいかも。一茶とマルを接写したいです。――今一番ほしいほしいカメラ雑貨があったら教えてくださいカメラのトランスフォーマーがあるんですが、それがほしいですね。お値段は確か1万5千円くらい。3体のロボットが合体してカメラになる「リフレクター」というシリーズで、自分のツイッターでも紹介したことがあります。――ジョンソンさんがお使いのカメラストラップを拝見してもよろしいでしょうか?bloomtheoryというブランドのものを使っています。ストラップについているマルちゃんの手作りのぬいぐるみは、読者の方がプレゼントしてくださったものです。イベントの初日にいただきました。一番大切なカメラにつけさせていただいてます。―― 一週間に撮影する写真の枚数を教えてください70枚程度ですね。週末にたくさん撮ることが多いです。――自分とマルちゃん、二人でうつっている写真は撮りますか?主人の実家に遊びに行った時などに撮ります。外で、二人で写っている写真ですね。――どうやって写真を学びましたか?独学で学びました(笑)。一番写真の上達に役に立ったのは、ブログに寄せられる読者の感想ですね。「この写真は色がいいね!」とか、「光が素敵」といったコメントで、たくさん褒めていただいて伸びました(笑)。――写真の勉強をするのにオススメなサイトや書籍があったら教えてください講座でも出ましたが、やっぱり、一番いいのはカメラのマニュアルですね(笑)。と言っても、全部は使わなくていいんです。機能が200ついていたら、5だけ使えればいい! 逆引きのようにマニュアルを使うと、どんどん上達します。――ジョンソンさんのお宅の寝具はとっても素敵ですが、どこでお求めになったのでしょうか?IKEAです(笑)――ジョンソンさんは、どんな光が好みですか?(曇りの日のやわらかい光、逆光、などなど)朝10時の光ですね。午前中の光は、やっぱり色からして違う! 外で撮影する際は、夕暮れのマジックアワーと呼ばれる時間帯の光が好きです。――よく使うホワイトバランスの設定を教えてくださいオートを使っています。カメラの講座に通ったことがあるのですが、そこでプロのカメラマンさんがオートのホワイトバランスを使っていると知って「オートでもいいんだ!」と思い、よくオートを使うようになりました(笑)。――撮った写真は、撮影後どんなことに使っていますか?カードにしたり、一冊のフォトブックにして友人へのプレゼントに贈ったりしています。――シャッターチャンスを逃さないために、どんな工夫をしていますか?手元にカメラを置くこと!! ベッドの下や、食事を作る時にはキッチンに置きます。――お気に入りのカメラグッズショップを教えてくださいKettiというブランドで、フォトグラファー兼デザイナーの女性によるハンドメイドです。「カメラの入るおシャレなバッグ」を見つけることができてすごく嬉しいです。――マルちゃんのどんな瞬間の表情が好きですか?寂しい感じの表情ですかね……。言葉を喋らないけど、全部わかってるよと言ってくれているような表情も大好きです。――写真を撮影している際、いつもどんな言葉を二人にかけていますか?普段話しかけていることを話していますね(笑)。幼稚園の友達の話とかそういうことを。子どもと犬を撮る時って、その場の雰囲気作りがすごく大切なんだと思うんです。子どもと犬が、楽しく遊んでいるところを撮影するんじゃなくて、自分もその中に入っていって、一緒に楽しく遊んで撮影をする。そういうことが大切だと思っています。――誰に何を伝えたくて写真を撮影していますか?未来の自分に、「こんなに自分は今、幸せだよ」と伝えたくて撮っています。自分に正直になりたくて、私は写真を撮ります。――良い写真を撮るために、被写体とどう接したらよいとお考えでしょうか子ども、犬に限らず、「自分に正直になること」が大切だと考えています。それと、「好き!」を追求し、それを写真にうつしこむことですね。撮らなきゃいけない!という状況下では、絶対に写真は撮れません(笑)。――もしもマルちゃんが一度だけ言葉を話せるとしたら、どんな質問をしますか?何にも質問しないと思います。「ありがとう」って伝えると思います。で、マルちゃんは「全部わかってたよ」って答えると思います。――ご自身にとって、写真とは何ですか?心の自由をくれるもの。写真とは、私にとって「羽」なんです。――立派なお兄ちゃんになったマルちゃんに一言お願いしますこれからも、いつまでたっても私の"一番"だよ。――これからカメラを楽しもうと思っている全ての読者に、一言お願いします写真は心! 真実を撮るものではなく、「心を表現する」ものだと思っています。人の目を気にせず、是非とも楽しんでください!――ありがとうございました!<筆者プロフィール>うだま猫好きの人妻アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。○おまけ漫画以上、ジョンソンさんのカメラ講座のレポートをお送りしました。いかがでしたでしょうか? ますます写真が好きになれたのではないかと思います(笑)。筆者も、自宅に帰っていつも以上に楽しく写真を撮ることができました。会場では、自分の猫ブログなぞを読んでくださっている読者様に会えて感動!(私が持参した猫のぬいぐるみでわかったようです笑)。インタビューでジョンソンさんもおっしゃっていましたが、見てくださる方の生の声って、本当に学ぶところが多いし、励みになります(声をかけてくださった方は、息を飲むほどの美人さんでちょっと緊張しました)。今回来れなかった方も、次回は是非、参加できると良いですね。
2014年11月22日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする1冊を毎週紹介。■「ATTACHMENTS」ジェーン・バーキン(Jane Birkin)&ガブリエル・クロフォード(Gabriel Crawford)フランスを代表する女優であり、歌手であり、永遠のファッションアイコンであるジェーン・バーキンの写真集。長年の親友でもある写真家ガブリエル・クロフォードによる撮影で、自然体な表情にあふれ、ケイト・バリー、シャルロット・ゲンズブール、ルー・ドワイヨンの3人の娘をはじめとしたジェーンの家族も紹介されている。プライベートでも舞台の上でも、歳を重ねても美しい彼女の魅力が詰まった一冊。【書籍情報】「ATTACHMENTS」著者:ジェーン・バーキン、ガブリエル・クロフォード出版社:Editions de La Martiniere言語:フランス語ハードカバー/160ページ/260×195mm発刊:2014年価格:7,070円
2014年11月18日