「仮面ライダー」シリーズで人気を博した芳賀優里亜が、大胆なフルヌードにトライした主演映画『赤☓ピンク』のブルーレイ&DVD(発売元:ポニーキャニオン)が7月2日にリリース。同日、都内で発売記念会見が行われた。『赤×ピンク』は、直木賞作家・桜庭一樹の小説を、自らもスタントマンとして活躍し、アクション作品を 数多く手掛けてきた坂本浩一が監督した野心作。女性同士が戦う格闘技ショー"ガールファイト"を舞台に、もがき成長する女性たちを描く。芳賀は、性同一性障害に悩む、主人公・皐月役を演じた。共演に、ZAKZAK第2回グラビアアイドル大賞新人賞受賞の多田あさみや、『ユダ』(2012年)の水崎綾女など。豪華な女優陣のセクシーシーンが話題となった。芳賀にとって本作は「新たな自分に挑戦した作品」という位置づける。「女優として幅を広げたいという思いでやりました。子役から初めて、『仮面ライダー555』のイメージが強かったりするので、それをどこかで打ち砕きたかった」また、フルヌードについては「私の中では、最初で最後だと思って挑みました。撮影した時は25歳。いちばん良い時の体を残すってことで。これで見納めかなと思っています」と笑顔で語った。劇中、女性同士の絡みのシーンにも挑んだ芳賀だが、「抵抗みたいなものは全くなかったです」とキッパリ。「キスをしたり、手をつないだり、抱きついたりしますが、女同士だと、逆にやりやすかったりもしました。まあ、私は男の人とのラブシーンは、まだやったことがないのですが(苦笑)。多田さんとは、『じゃあ、こういったら、こうする?』とか言いながらやりました。コミュニケーションが、とりやすかったです」と振り返った。また、気になるディレクターズカット版については「本編でまるまるカットされてしまいましたが、皐月たちの入浴シーンが入っています。また、他の方たちのバトルシーンや、絡みのシーンも増えています」とアピール。DVDならではのお宝映像が満載なので、大いに期待したい。
2014年07月03日4月3日に新国立劇場で幕を開けた『マニラ瑞穂記』。明治中期、スペインからの独立に揺れるフィリピンを舞台に、希望や挫折に直面する日本人たちのドラマが展開する。演出の栗山民也が本作の魅力について語った。千葉哲也、山西惇、稲川実代子といった実力派のベテラン、新国立劇場研修所出身の若手を迎えた本作。“からゆきさん”と言われる日本人娼婦たちに彼女たちを仲介する女衒・秋岡伝次郎、理想に燃え、海を渡り独立運動に加わった志士たち、領事館のエリートら、それぞれの立場を背負い異国の地に生きる人々の姿が描かれる。百十数年前の決してメジャーとは言えない歴史をテーマにした秋元松代の戯曲をいま、舞台化する意義は?そんな問いに栗山は、歴史認識をめぐる日韓関係や日米間の基地問題、さらには海を越えた世界情勢など、まさにいま、我々が抱える問題に触れつつ「この作品は、“いま”という時代を映した鏡のような物語」と力強く語る。新国立劇場演劇「マニラ瑞穂記」チケット情報「独立を勝ちとったと思ったら、実はフィリピンはスペインからアメリカに2千万ドルで売買されていた……という流れなんて、ウクライナにロシアが介入してそれを世界が非難するという構図そのまま。決して過去の歴史を描いた物語ではなく、“いま”を描いた危険な歴史劇なんです」。その中で主人公・秋岡伝次郎は人情家でカリスマ性にあふれ、時代を駆け抜けるある種の風雲児として描かれる。栗山は、彼が持つ不思議な“引力”を「遅れてきた男」という言葉で表現する。「時代の申し子というよりは、時代から遅れるか、少し先を走り抜けた男なのかな?そうやってずれている奴って魅力的なんです。『何者か?』と言われたら『秋岡だ』としか言えない。そんなハッキリしたアイデンティティを持った男はいまの時代、なかなかいないでしょ?現代から見て、明らかに間違った男でもあるんですが、そこはしっかりと時代がこの男を裁いています」。いまの社会で求められる「わかりやすさ」や「明快な解答」とは対極とも言える作品ではあるが、だからこそとも言える「切れ味」や「問いかけ」をはらんでいる。「いまは文化もメディアも1週間ごとの『週刊誌文化』でニュースもTVも分かりやすい解説や解答しか喜ばれない。でも時間をかけて自分の中で熟すまで考えないと、言葉も文化も育たないし、人間の魅力というのは分からない。その意味でこの作品は、知的好奇心を刺激し、考えさせてくれる作品。歴史の岐路に立った瞬間のゾクッとするような感覚が味わってもらえると思います」。公演は4月20日(日)まで新国立劇場小劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:黒豆直樹
2014年04月07日日本文学の金字塔・三島由紀夫の不朽の名作を、宮本亜門の演出で贈る舞台「金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion-」。2月25日(火)、新キャストとなる主演の柳楽優弥、水橋研二、水田航生らキャストらが稽古場にて顔合わせ、稽古始めの台本の読み合わせの模様が公開された。生来の吃音から疎外感に悩みながら育った男・溝口、下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木、そして溝口とは寺の同朋で、明るさの裏で自死を選ぶ鶴川。「生とは何か?」「美とは何か?」と自問する溝口と2人の友人を軸に、現代にも通じる若者の苦悩や閉塞感を描き出す本作。舞台は俳優の身体だけでなく、映像や声の演出で三島文学を表現し、正式招待された「リンカーンセンター・フェスティバル2011」でのニューヨーク公演では“Fusion Theater(融合劇)”と評され大きな注目を集めた傑作だ。今回の公演で新キャストに抜擢されたのは、主人公・溝口役には独特のオーラを放つ柳楽優弥、柏木役には実力派の水橋研二、鶴川役には昨年の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』での大抜擢でも注目を浴びた水田航生、さらに溝口の初恋の相手・有為子役とその有為子に存在を重ねるお花の師匠に市川由衣。今回の主演抜擢を受けて、柳楽さんは「今日は稽古初日ということで、めちゃめちゃ緊張していますので、頑張って乗り切ろうという思いです(笑)。初舞台は『海辺のカフカ』で蜷川幸雄さんの演出だったので、演出家の方はみんな、“恐い”という印象だったのですが、取材時にライターさんたちから『亜門さんは優しい』と聞いて、優しい演出家の方もいるんだと思いました(笑)。亜門さんを信じて稽古に励んでゆきます」と挨拶。三島文学のキャラクターとあって、かなりの難役になることが予想されるが「僕は、『僕の内界と外界との間の扉に鍵があり、うまく開いたためしがない。それどころか、その鍵は、錆び付いてしまっているのだ』という(小説の)一節に現れる、溝口の心の変化を精一杯演じていきたいと思います」と力強く語る。さらに役作りについて聞いてみると、「寺の坊主の役なので、役づくりのために、京都の宝泉寺に修行に行きました。座禅をしたり、太極拳をしたり、すごく緊張しました。今は一番“声”のことを意識しています。映画で声が小さいと言われるので(苦笑)。髪型は、今以上にスッキリします!坊主にします!」と明かした。本作は2011年に宮本さんが芸術監督を務めるKAAT神奈川芸術劇場の柿落し公演として創作されたもので、今回再演となるが宮本さんは「今回は、単なる再演ではなく、新しい役者さんもたくさん加わっていますし、自分にしかできない『金閣寺』を一緒に創り上げていきたいと思います」と話す。柳楽さんの起用理由については「非常に面白い役者さんです。溝口を演じるには、溝口に共鳴できるかどうかが重要なんですが、柳楽さんは溝口が好きなんだと聞きました。『海辺のカフカ』も観て思いましたが、柳楽さんにはそこに“存在”できる力がある。舞台では、その“存在”できる力が大切なんだと思います」とも。最後に、「初演時に比べると、それぞれ役の実年齢に近い方が揃っています。『金閣寺」は、テーマがとても深く、時期や自分の置かれている立場によって、見方が変わりますので、自分自身を見つめ直す機会となりうる作品だと思います。3年前とは情勢が変わっています。自分という人間は何ぞや、日本とは何ぞやということを、いま一度、感じ取って頂ければ」と語りキャスト・スタッフともに気合い十分といった様子だった。舞台「金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion-」は、赤坂ACTシアターにて4月5日(土)~4月19日(土)公演。(text:cinemacafe.net)
2014年02月26日2013年7月にOPENした「楽記」。店名はラッキ(Lucky)と読む。香港の広東式焼物(シュウメイ)と自然派ワインをウリにしており、香港に行かずして本場と同じ料理を楽しめる、今までになかったニュータイプの中華料理屋だ。キラー通りから小路を入った突き当たり、g.g.Luckyの赤いネオンが光る一軒家。扉を開けるとガラス張りのキッチン前に吊るされた、アヒルやカモが目に飛び込んでくる。香港から取り寄せた大きな釜で焼き上げる焼物は、空気の対流を利用し、炭焼きなのに蒸し焼きになるという。ここで楽しむべきは、この焼物とワインで、野菜のメニューは1つしかない。自然派ワインはその製法ゆえ、旨味やえぐみを強く感じるものもあるので、好みについてはお店のスタッフと相談するのが良いだろう。グラスワインはもちろん、ボトルも幅広い価格帯のものが揃っている。燒鴨:炭火釜焼アヒル1/4羽(1,900円)美しい焼き色がついた皮目は、まさにパリッパリと表現するにふさわしいパリパリ感。アヒルの旨味がぎゅっと閉じ込められている。シンプルに調理されているので、パイナップルと梅干とガリを使った醤をつけると、甘酸っぱい風味が加わって変化が楽しめる。脆皮燒肉:皮付き豚バラ肉のクリスピー焼き(1,300円)クリスピーな衣をまとい、噛むほどに絶妙な塩梅で味付けされた豚バラの旨味がにじみだす。脂身も甘く、さっと口の中で消える軽さがある。蜜汁叉燒:炭火釜焼きチャーシュー(1,300円)見るからに甘い、照りのあるソースに囲まれているが、しつこさがなく、むしろどんどん箸が進んでしまう。肉はしっとりと、ジューシーに仕上がっている。貴妃鶏:鶏の特製醤漬け1/2羽(1,500円)特製の醤がしっかりと染み込み、骨からほろりと身が離れる。ネギ塩のタレがついてくるが、合わせるとやや塩辛く感じたため、個人的にはそのままいただくのが好みだった。海鮮清蒸し:本日の魚の蒸し物(時価)その日のオススメの魚を丸ごと蒸し揚げ、スープに溶け出した旨味を全ていただく豪快かつシンプルな料理。ここにご飯を投入しても旨そうだ。咸魚鶏粒炒飯:ハムイ入りチャーハン(1,400円)こんなに「パラパラ」という単語がピッタリな炒飯に今まで出会ったことがあっただろうか。日本の米よりやや細長い米の一粒一粒に、ハムイ(発酵させた塩漬けの魚)特有の、塩気のある風味がしっかりとついている。どうしたらここまで水分を飛ばせるのだろう、と考えながらどんどんレンゲが進んで行き、あっという間になくなってしまった炒飯だった。香港の雑多な雰囲気とは異なり、店内は洗練されている。現地で味わった料理を回顧するかのような、比較的年齢が高めの客層で、落ち着いている。クオリティを考えると値段は決して高くなく、満足度が高いと言えるだろう。現地に行ったことがある人も、まだ行ってない人も、東京のど真ん中で香港を体験してみてはどうだろう。楽記(ラッキ)tel. 03-3470-0289東京都渋谷区神宮前3-7-418:00-23:00(土曜15:00-21:00)日曜定休
2013年11月15日※画像は、高岡由美子オフィシャルブログより虫歯ケアとは別でホワイトニングケアも重要タレントの高岡由美子さんが、オフィシャルブログで歯のホワイトニングに関しての記事を投稿している。歯科医院の定期検診とは別に、自宅で出来るホームホワイトニングを行っているようだ。高岡由美子さんは、高岡早紀さんの妹で、元サッカー選手の本田泰人さんと結婚をし、タレント活動を開始した。本田さんとは離婚をし、別の男性との再婚・妊娠を2011年6月に報告。出産後は、ママタレントとしても活動している。通常のブラッシングにプラスするだけ特別な食事をしなくても、歯磨きを毎食後にしていても、歯の黄ばみや黒ずみは起きる。これは、コーヒーやたばこなどの食品の影響や元々の歯の体質にもよる。通常の歯磨きだけでは、歯の汚れは取ることが出来ても、黄ばみや黒ずみはひどくなるばかりで改善はされないことが多いだろう。美容歯科というものも最近では出来ているが、エステ同様医療行為ではないので、なかなか費用が高くなってしまう。毎回通う時間も負担になってします。そこで、自宅ですることが出来、費用も高くない、というホームホワイトニングが脚光を浴び始めた。高岡さんが使用している「薬用パールホワイトProEX」は、その名前の通り薬用で効果は期待できる。しかも、今なら送料・代引き手数料無料のキャンペーン中。合わなかった場合の返金保証もある為、試してみるなら今でしょ?【参考リンク】▼デンタルホワイト▼高岡由美子オフィシャルブログ
2013年11月11日デザインジュエリーを販売する「エーディーエー(A・D・A)」は、2013年9月13日(金)より全国の取扱い店で水森亜土のイラストからイメージした「エーディーエーアド(ADADO)」の第2弾秋シーズンコレクションを発売する。”天使の芸術”と言う意味の「アールデサンジュ(Art des Anges)」から名づけられたジュエリーブランド「エーディーエー」は、その名のとおり天使が創造した芸術品のように繊細でロマンティックなデザインのアイテムを展開している。ピンクやアクアブルーなどのカラフルな石使いで、カッティングをハートなどの可愛らしいシェイプに仕上げたリングやネックレス、ピアスなどを扱う。同ブランドが提案する秋のスペシャルコレクション「エーディーエーアド」は、イラストレーターの水森亜土のイラストからイメージしたコラボレーション作品で、フレッシュな中にも懐かしさが感じられるデザインのアイテムが揃う。発売を記念して、2013年9月13日(金)より全国の「エーディーエー」取扱い店舗にて、カラーストーンジュエリーを15,750円(税込)以上購入すると先着300名に「エーディーエーアド リミテッドボックス(ADADO Limited BOX)」がプレゼントされる予定。【プレゼント概要】ADADO Limited BOX開催日:2013年9月13日(金)~開催店舗: 札幌パルコ店、札幌ステラプレイス店、仙台パルコ店、池袋パルコ店、吉祥寺アトレ店、調布パルコ店、 立川ルミネ店、東武池袋店、小田急新宿店、東武船橋店、松本パルコ店、名古屋パルコ店、天王寺ミオ店、 熊本パルコ店、福岡天神ソラリアプラザ店(9/13オープン)対象者:税込15,750円以上のカラーストーンジュエリーの購入者先着300名元の記事を読む
2013年09月02日山本裕典主演、宮本亜門演出の舞台『耳なし芳一』がKAAT 神奈川芸術劇場で上演中だ。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『耳なし芳一のはなし』を原作に、平家物語弾き語りの名手、盲目の琵琶法師・芳一の運命を描く舞台。開幕直前の4月11日、宮本と山本に加え、出演の安倍なつみ、益岡徹によって行われた会見を、以下レポートする。舞台『耳なし芳一』チケット情報舞台の見所は?宮本「『耳なし芳一』の見所と言えば…首切りでしょ!」キャスト一同「え!? 」宮本「あ、違った!耳切りだ(笑)。あとはやはり、芳一が体にお経を書く場面でしょうかね。今回の舞台では、原作者の小泉八雲も登場しますし、安倍さん演じる亡霊とか、本来目に見えないものが舞台に立ちます。そういったものをあえて登場させ、共に生きているという事が伝わればと思います」山本さんを選ばれた理由は?宮本「役者として面白いと思ったんです。稽古に対しては非常に誠実ですしね。 今回の舞台では、彼の従来の明るさ元気さではなく、ぐーっと入る役をどう演じるのか見てみたかったんです」劇中で琵琶を弾かれるということですが、大変でしたか?山本「琵琶を弾くのは初めてで、稽古に入る前から琵琶の練習は始めていたのですが、なかなか琵琶の先生とスケジュールも合わず…。一時はどうなることかと思ったのですが、初日まであと2日あるので、それまでにはなんとか皆さんにお見せできるものになると思います。今回弾く琵琶は、音楽性というよりは運動神経を必要とする楽器だそうで、僕、運動得意なので、それにいっぱい助けられてます(笑)」今回は裸も披露されるとか…?山本「会見の時に、裸体にお経を書くシーンがあるので、体鍛えますと言ったのですが、よくよく考えたら、マッチョな芳一ってちょっと変じゃないかなと思いまして…。ですので、特別なことをせず、己のままでいようと思います」初めての人形の操作はいかがですか?(安倍は安徳天皇の姿をパペットで表現する)安倍「すべてが難しいです。稽古の時よりもとても重くなって、見た目よりもとても重いんですよ。人形の軸になる部分をやっているのですが、人形に命を吹き込むのがとても難しいです。皆さんに助けられてやっています」宮本「安倍さんに黒子をやらせるって僕ぐらいしかいないよね(笑)」初めての亜門さんの演出はいかがですか?山本「恐いかな、僕で大丈夫かなと思っていましたが、亜門さんがコミュニケーションを取ってくれて、悩んだ事を汲み取って演出して頂けるので助かります。粘り強くて、次々と演出が変わっていくので、本番を通してもっと成長出来るかなと思います」公演は4月21日(日)まで。なお、公演のチケットは4月18日(木)23:59まで発売中。
2013年04月17日今月23日(土)に開幕された「第5回沖縄国際映画祭」の観客賞「海人賞グランプリ」作品として上映された『7days Report』。24日(日)、本作の舞台挨拶が行われ、主演を務めたダンス&ボーカル・ユニット「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の白濱亜嵐、共演の板尾創路、近藤真広監督が登壇した。卒業式を7日後に控えた高校生・リョウタ(白濱さん)。学校のマドンナ・ミズキに告白しようと、ラブレターの文章を必死に考えていた。しかし、なんとふとした出来事でリョウタは自分がクローンであることを知ってしまう。いじめられっ子で気弱な涼太と、クローンなのに、その涼太よりなぜか明るくてイマドキの快活な高校生・リョウタ、出会ってはいけない2人が出会うのだが…。“クローン人間”をテーマに奇妙な運命を辿るある高校生の青春描く本作。この日の舞台挨拶は、白濱さんお目当ての女性客が殺到!白濱さんが登場するやいなや、場内は悲鳴のような黄色い歓声が沸き起こった。初の映画出演にして初主演となる白濱さん。「初めて映画祭に参加させて頂いて、とても嬉しいです。昨日のレッドカーペットも凄く緊張してました」と語ると、さらなる歓声に登壇した白濱さんの声も掻き消されるほどだ。そんな中でも、飄々と語り始めたのは板尾さん。「亜嵐(あらん)の後が、創路(いつじ)でなんか締りがなくてすいませんね。僕は今年で沖縄国際映画祭は5回目なんですが、毎年ここで自分の作品がお披露目されるのは嬉しいです。ここから映画が広がっていけば」と挨拶。さらに見どころを聞かれた板尾さんが、「亜嵐くんが寒い中、パンツ一丁になってます。乳首も出てます!」とセクシーシーンの存在を明かすと、会場に詰めかけた女子たちのボルテージは最高潮に!続けて、「僕は乳首は出ていませんが、もしセクシーシーンが見たい場合は『私の奴隷になりなさい』を観て下さい」と別作品もアピール。セクシーシーンを暴露された白濱さんだが、氷点下での極寒ロケをふり返り「僕のほかにも近藤監督と助監督も一緒にパンツ一丁になってくれて、みんなでゲラゲラ笑いました」と微笑ましいエピソードを明かし、最後まで鳴り止まぬ歓声の中、舞台挨拶は無事に幕を閉じた。「第5回沖縄国際映画祭」は3月30日(土)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:第5回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2013年3月23日より30日まで沖縄にて開催
2013年03月25日今年はレッドな気分?!タレントで歌手、モーニング娘。の元メンバーである加護亜依が、2日自身のオフィシャルブログで、また3日のTwitterで、ツインテール姿を披露し、話題となっている。どちらにも同じ画像のツインテール姿がアップされているのだが、ブログによると、最近ヘアのカラーは赤にしたそうで、レッドツインテールとなっているようだ。2枚掲載された画像の後者のほうでは、ややその赤さがうかがえる。今年はなんだか“赤”の気分なのだという。やはりツインテールにすると、ぐっとキュートになった印象。彼女らしい可愛らしさが強く感じられるようだ。(Twitter投稿画像より)いくつになってもカワイイTwitterでは、この画像公開とともに「今年もフォロワーの皆さん私のくだらないつぶやきをよろしくね今年は面白い事つぶやきたい」と、積極的な発信に意欲をみせながら、新年のあいさつもつづった。今回のブログとTwitterを通じた、赤くなった髪のツインテール姿の披露には、「やっぱかわええ」「ツインテめっちゃ可愛い」など、ファンらから多数絶賛の声が寄せられており、いくつになっても可愛い彼女の姿がうかがえるものとなっている。元の記事を読む
2013年01月06日日本映画史に残る大作『八甲田山』を始め、数々の作品でカメラを回し続け、初監督作品となる浅野忠信主演作『剱岳点の記』で、日本アカデミー賞最優秀監督賞ほか数々の賞を総舐めにした木村大作監督。このたび、木村監督の待望の最新作となる『春を背負って』の製作が決定した。笹本稜平の同名小説「春を背負って」(文藝春秋刊)を映画化。菫(すみれ)小屋を舞台に、家族とそこに集う人たちの力強い生き方、そして温かな交流を描き出す。「『剱岳点の記』のときに、『最初で最後の監督業』、『この映画を最後に映画業界を引退する』といった趣旨を述べましたが、今回、その言葉を撤回します!やはりこの映画の世界からは離れられません」と語る木村監督。原作が出版されてすぐ、そのタイトルに惹かれ手に取ったのがそもその出会いだったという。原作の舞台は奥秩父となっているが、映画化にあたり舞台は、360度どこを撮っても画になる、かつ日本中の山々を見渡すことができる立山連峰に変更したそう。そして本作では“居場所”という言葉がキーワードになるとも。「誰もが苦しみながら居場所を探し求めているのではないのでしょうか?天才でもない限り、そんなに簡単に“居場所”を見つけることはできないと思います。私は、自分も含めて普通の人の視点を通じて“居場所”というものにこだわって今回の映画を作りたいです」と作品への意気込みを語った。「『劔岳』にも人生を賭けた。再び、私はこの『春を背負って』に人生を賭けたい」と明言する木村監督。「この映画が封切りになる2014年、私は75歳になります。自分のバイタリティが続く限り『創作』活動は続けていきたいです!」とまだまだ衰えぬ創作意欲を口にした。本作は2013年4月から11月にかけて8か月にも及ぶ大規模なロケを予定。春夏秋冬、四季折々の雄大な自然の美しさ、厳しさを舞台に繰り広げられるヒューマンドラマに期待したい。『春を背負って』は2014年、全国東宝系にて公開。■関連作品:春を背負って 2014年より全国東宝系にて公開
2012年12月12日今週末にKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで開幕する、宮本亜門の舞台『マダムバタフライX』の公開舞台稽古が11月8日に行われた。『マダムバタフライX』公演情報「オペラ!~ネクスト・ジェネレーションへの試み」と題した『第19回神奈川国際芸術フェスティバル』のフィナーレを飾る作品。イタリアオペラの最高傑作であるプッチーニ作曲『蝶々夫人』と、宮本亜門独自の台本による現代劇を融合させたもので、「ネオ・オペラ」というべき新しい表現を追求する。「蝶々さん」の物語と、その舞台を作る「現代人」の物語が交錯する二重構造の舞台。二期会の実力派歌手陣と若手俳優陣が、ふたつの物語を歌い演じていく。スタイリッシュな舞台美術も見どころのひとつ。新国立劇場『サロメ』での宮本とのタッグも記憶に新しい伊藤雅子の舞台装置、さらに映画の合成画像技術を用いて実写とドローイングを融合させて作り上げる栗山聡之の映像。これらが一体となって、宮本亜門がオペラの名作を現代に蘇させる。公演は11月10日(土)から18日(日)まで、KAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。一部公演を除きチケット発売中。
2012年11月09日ネスレ日本は日本各地のご当地キットカットを詰め合わせた「キットカット味遊記」を、ネスレ通販オンラインショップで販売している。同商品に入っているご当地キットカットは、東北「ずんだ風味」、東京「榮太郎黒みつ」、静岡「田丸屋本店わさび」、東海・北陸「あずきサンド味」など全15種類。1種類2つずつ入り、北は東北、南は沖縄までのユニークなキットカットが30個味わうことができる。パッケージの随所には、楽しい工夫が仕掛けられている。まず、赤いパッケージを開けると、日本地図が描かれたシートが登場。そのシートの点線を切っていくと中から各地のご当地キットカットが現れる仕組み。切り取った紙の裏には、ご当地キットカットのプチ情報が記載されている。また、キットカットを取り出すと、パッケージ底には花柄などのかわいいイラストが描かれており、食べ終わった後も楽しめる。キットカット味遊記は2,700円。詳細はネスレ通販オンラインショップでも案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日『猿の惑星/創世記〈ジェネシス〉』のルパート・ワイアット監督が、続編から降板した。スタジオは次の候補として、すでに7人ほどの監督を検討している。昨年夏に公開された『猿の惑星/創世記〈ジェネシス〉』は、全世界で4億8300万ドルのヒットとなった。それまで無名だったワイアット監督は、続編にも意欲的だったが、スタジオが決めた2014年5月23日の北米公開日まで時間がなさすぎると感じたらしい。彼に代わる監督として、スタジオは『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴス氏、『テイク・シェルター』のジェフ・ニコルズ氏、『28週後…』のファン・カルロス・フレスナディージョ氏、『The Impossible』のフアン・アントニオ・バヨナ氏、『LOOPER/ルーパー』のライアン・ジョンソン氏、『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ氏、『アリス・クリードの失踪』のJ・ブレイクソン氏などを挙げている。最有力候補はリーヴス監督。候補者の中で最も有名なデル・トロ監督は、多忙すぎて、おそらく一番可能性が低そうだ。公開日まで時間がないため、スタジオは決定を急いでいるという。『猿の惑星/創世記〈ジェネシス〉』でサルのシーザーを演じたアンディ・サーキスは、すでに続編への出演を契約している。文:猿渡由紀
2012年09月27日『127時間』、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のジェームズ・フランコが、在籍していたニューヨーク大学(NYU)の元講師から訴えられていることが明らかになった。訴訟を起こしたのはNYUで昨年9月まで映画制作の授業の講師を務めたホセ・アンヘル・サンタナ氏。同氏は昨年、長年勤めた職場を不当解雇されたとして大学に訴えを起こした。訴状によると、ジェームズが氏の講義を何度も欠席したために成績を「D」と判定したことで解雇されたという。サンタナ氏は、ジェームズは全14回の授業を12回欠席し、それを反映した評価を与えたが、ほかの教授や講師たちはジェームズに対して甘かったと話している。サンタナ氏は4日(現地時間)、マンハッタンの裁判所で今度はジェームズを相手どって提訴。ジェームズは大学が訴えられた直後はリアクションをせずにいたが、今年4月に出演映画『The Broken Tower』(原題)のプロモーション活動中に受けた取材で、サンタナ氏について「ひどい」、「駄目な教師のために時間を無駄にしたくない」、「今後、彼を雇う教育機関なんてないだろう」などと語った。サンタナ氏はジェームズの一連の発言により多大なダメージを受けたとして、今回の訴訟に踏み切った。「New York Post」紙上でサンタナ氏は、ジェームズについて「彼は名声を利用して、自分を評価しない人間のことを苦しめるのです」と酷評し、大学側が彼におもねるような態度をとっていたと語る。ちなみにジェームズは、サンタナ氏が解雇された昨年9月からNYUで講師として授業を受け持った。(text:Yuki Tominaga)© Broadimage/AFLO■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開
2012年09月06日“超ど級・パワフルミュージカル”と銘打ち、宮本亜門が演出を手がける舞台『ウィズ ~オズの魔法使い~』。9月28日(金)からの横浜公演を皮切りに、大阪、東京、名古屋で上演される。8月22日には都内にて制作発表が行われ、宮本をはじめ主演の増田有華(AKB48)のほか、ISSA(DA PUMP)、森公美子、小柳ゆき、陣内孝則らが会見に応じた。「ウィズ-オズの魔法使い-」 チケット情報「震災後の日本を元気にしたい!」という宮本の思いで企画されたのが本公演。宮本は「もともとはブロードウェイ作品ですが、メイド・イン・ジャパンの香り満載で、日本から発信する舞台だと思ってください。心をオープンにできる本当に素晴らしい作品。歌も踊りもパワフルで、テンションが高くないとできないミュージカル」と本作を紹介した。ISSAが「現場が本当に楽しくて、今は一秒でも長く稽古場にいたい」と話すように、出演者・スタッフは実に個性豊か。主役のドロシー役をつとめる増田有華は、AKB48などに所属するメンバー186名の中から、約3か月におよぶオーディションによって宮本に認められ、その役を勝ち取ったシンデレラガール。「はじめは皆さんのテンションの高さに圧倒されましたが、すぐに打ち解けられ、もう3年くらい一緒にいるような感じで家族みたい。この役が決まってから、大げさではなく私の生き方が変わり、もっとたくさんのことを伝えなきゃと思うようになりました。物語の中のドロシーとともに、私自身も成長していきたい」と抱負を語った。キャストだけでなくスタッフも個性派揃いだ。振付を担当するのは、ダンサーとしてブリトニー・スピアーズとも共演し、振付家として少女時代をはじめ数々のトップアーティストを手がける仲宗根梨乃。「みんなすごいんですよ!毎日、作るのがとにかく楽しい!」と、そのテンションの高さで役者陣を圧倒し、会場を沸かせた。きゃりーぱみゅぱみゅのアートディレクションをはじめ、その独特な世界観で注目を集めている増田セバスチャンも美術監修として宮本の演出を助ける。まさに個性豊かな面々に宮本は「正直、まとまりはありません。猛獣だらけ。だから僕もまとめる気はない。こんなにもカラフルな人たちが、みんなで作り上げていく作品です」とコメント。色とりどりのキャラクターたちが登場し、苦難にあいながらも、力を合わせてハッピーエンドに向かっていく『ウィズ』。宮本が言うように、きっと元気をもらえる、そんなミュージカルになりそうだ。公演は10月18日(木)から28日(日)まで東京国際フォーラムホールCで上演のほか、11月5日(月)まで各地を巡演する。なお、東京公演はチケットぴあにて8月25日(土)11:00より8月31日(金)18:00までインターネット先着先行(プリセール)を受付。取材・文:大林計隆
2012年08月23日日本旅行は30日、JR西日本に残る唯一のジョイフルトレイン「サロンカーなにわ」で行く「欧亜国際連絡列車100周年記念号の旅」を発売する。新橋~金ヶ崎(敦賀港)間での欧亜国際連絡列車の運行開始から100年を迎えるのを記念したツアーとなる。欧亜国際連絡列車は、その名の通りヨーロッパへのアクセスを便利にするために運行した列車。敦賀港で降りた乗客は、海路でウラジオストクに向かい、さらにシベリア鉄道でヨーロッパへ向かった。これにより、かつては海路で40日を要していた東京~パリ間が17日で結ばれることになり、当時は日本からヨーロッパへのメインルートとして多くの人に利用されたという。今回のツアーでは、大阪~敦賀間(米原経由)を「サロンカーなにわ」で運行。参加者には記念弁当やツアーオリジナル記念乗車証、記念キーホルダーが付く。到着後の敦賀駅ホームでは、記念セレモニーや駅弁の立売り、鉄道グッズの販売などを実施する。出発日は7月25日限定で、料金は大人1名1万円、子供1名8,000円。日本旅行グループ各支店などにて販売する。なお、敦賀からクルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」に乗船してウラジオストクに向う旅行プランも別途発売されており、当時の旅行を追体験できそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日役所広司、樹木希林、宮崎あおい出演の映画『わが母の記』の興行収入が10億円を突破し、当初の予想を上回る動員を記録していることから、このほど上映の延長が決定した。その他の写真本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。役所が作家・伊上を、樹木が母親の八重を、宮崎が三女の琴子を演じ、第35回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリ受賞をはじめ、海外の映画祭でも注目を集めている。4月28日から全国公開された本作は、公開初日から好調な動員を記録し、このほど動員97万人、興収10億円を突破。シニア層が多いのが特徴で、配給の松竹によると、平日も動員が落ちることはなく、レディース・デーの稼働も好調、女性客の比率が高いという。また、映画館の場所をたずねる問い合わせや「シネコンでのチケットの買い方がわからない」という問い合わせもあるそうで、日頃、映画館をあまり利用しない観客の心もつかんでいるようだ。松竹・映画営業部長の熊谷浩二氏は「昨年ゴールデンウィークに公開し日本アカデミー賞を総なめにした『八日目の蝉』に引き続き、本年もゴールデンウィークに興収10億を超えるヒット作品を配給できました。各興行会社や劇場からムーブオーバーおよび2番上映希望のお話を数多くいただいており、現在フィルムや DCP(デジタル上映用の映像・音声データ)のスケジュールを調整しているところです」と説明。今年のゴールデンウィークも多くのヒット映画が生まれたが、その多くが子ども、若者向け作品だっただけに、大人の観客がじっくりと観賞できる本作のヒットは、年配の映画ファンにとって朗報といえるのではないだろうか。『わが母の記』公開中
2012年05月25日井上靖の自伝的小説を原田眞人監督が映画化した『わが母の記』が公開されている。本作は、原田監督が「巨匠・小津安二郎監督の作品に近づきたい」と撮り上げた作品だ。そこで、『早春』(1956年)以降の6作品で、小津組のプロデューサーを務めた山内静夫氏に作品を鑑賞していただいた。山内氏は本作をどう観たのだろうか?その他の写真本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。役所広司が作家・伊上洪作を、樹木希林が母親の八重を、宮崎あおいが三女の琴子を演じている。試写室から出て、原田監督と対面した山内氏は「監督さんのいる前だと緊張するね」と笑みを見せながら「とても爽やかな印象。映画としてどっしりしているし、そこに“人生”が描かれている」と鑑賞した直後の印象を述べる。「一家がいて、それぞれが人生を背負っている。映画は物語だけではなくて、そこに“人生”があるのがいい。みんなが色々な気持ちで生きている空気がしっかりと漂っていて、ここ最近の映画にはない日本映画を観た気がしました」。原田監督は「改めて小津安二郎監督の作品を集中して勉強して、これまで小津作品の“本当の良さ”に気づいてなかったな、と。小津さんという存在には憧れていましたが、この3年で画期的に印象が変わりました。その結果としてこの映画が出てきた」と振り返り、山内氏は「映画を観ている間は集中していたので小津作品のことは思い出すことはなかった」と語るも「主人公の作家と母の姿を観たときに小津作品のことが頭に浮かびました」という。大学で教鞭をとっている原田監督は「今の若い世代は小津監督や黒澤明監督を知らなくても、少しガイドをしてあげると、とてもいい感性をもっている。だからこそ、良い芸術をちゃんと伝えるのが僕らの世代の役割なのではないかと思うようになった」と言い、山内氏は「撮影所がなくなってしまったのが大きいですよね。かつては撮影所で映画だけではなく色々なことを先輩から学ぶことができた。映画の世界にとって撮影所がなくなったことが本当に悲しい」という。以前より原田監督は「この映画は若い人に観てもらいたいし、僕が小津さんへの愛を込めたこの映画を観てもらうことで、そのうちの何パーセントかの人が小津映画に興味をもってほしいんです。そうやって文化を継承していかないと新しいものは生まれない」と語っている。本作を公開中の劇場では、若い観客も多く足を運んでいるそうだが、彼らが本作をどのように観たのかも気になるところだ。『わが母の記』公開中
2012年05月02日「ぴあ」調査による4月28日公開の映画・満足度ランキングは、役所広司、樹木希林、宮崎あおいらが出演した『わが母の記』がトップに輝いた。2位にアキ・カウリスマキ監督の最新作『ル・アーヴルの靴みがき』が、3位に水谷豊主演の家族ドラマ『HOME 愛しの座敷わらし』が入った。その他の写真1位の『わが母の記』は、井上靖の自伝的小説を『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が映画化した昭和の家族の物語。出口調査では「自分の育った環境が映画とは違っても学びとれることが多く、親子の絆の強さを感じた」「行ったり来たりする愛情に涙。自分のことに置き換えて見つめなおした」「古き良き日本の時代風景が表れていて繊細で、心に訴えかける作品」「原作を読んだがとても満足のいく映像化だった」「樹木希林の演技は並大抵ではない。素晴らしいのひと言に尽きる」「生きていたら母と観たかった、人生まだまだがんばりたい」「家族で観て、家族の絆を確認してほしい」など、50代から80代を中心に高い満足度を集め、涙目で劇場をあとにする観客の姿が印象的だった。2位の『ル・アーヴルの靴みがき』は、ヨーロッパの移民問題を描いた約5年ぶりとなるカウリスマキ監督の新作。アンケート調査では「期待以上!貧しくても真面目に生きる人々の姿は思い出すだけでも涙が出てくる」「人間の本来あるべき姿、善意、生き様が描かれていた」「道徳を学ぶことができるので学生に観てほしい」「無駄が一切なく愛にあふれたおとぎ話のような映画」など映画ファンを中心に好評だった。(本ランキングは、2012年4月28日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年05月01日井上靖の自伝的小説を原田眞人監督が映画化した『わが母の記』が28日(土)から公開される前に、役所広司演じる本作の主人公、伊上洪作が執筆活動をする部屋の画像と、井上氏が生前に執筆をしていた部屋の画像があわせて公開された。その他の写真本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。役所が作家・伊上を、樹木希林は母親の八重を、宮崎あおいは三女の琴子を演じ、第35回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリ受賞をはじめ、海外の映画祭でも注目を集めている。井上氏は生前、東京・世田谷区で家族と暮らし、数々の作品を執筆してきた。本作は、氏の自伝的小説を基にしていることから、映画の撮影を井上氏が暮らした自宅で敢行。そのことで、書斎や、編集者が集まった応接室、居間など、文豪とその家族が実際に暮らした“生活の気配”がフィルムに写りこんでいるという。ちなみに、井上氏と家族が住んでいた世田谷の自宅は映画撮影終了後に、井上氏の生誕の地である北海道の旭川に移築され、同地の井上靖記念館が5月6日(日)にリニューアルオープンする。『わが母の記』4月28日(土)全国ロードショー
2012年04月26日井上靖の自伝的小説を原田眞人監督が映画化した『わが母の記』が28日(土)から全国公開されるのを前に、原田監督、石塚慶生プロデューサーが、14日に都内で、本作の試写会観賞者と懇親会を行った。その他の写真このほど行われた試写会&懇親会は、ぴあカードと“シネマズ by SHOCHIKU”がタッグを組み、「もっと映画を楽しみたい」という人のために贈る特別企画の第2弾で、当日は約50名が参加。試写会直後のQ&Aでは、まず原田監督と石塚プロデューサーが映画化までの道のりや、出演者について語り、その後に参加者からの質問に応じた。原作者と同郷(静岡県沼津出身) という原田監督は、井上文学の映画化について「10年来温めてきた企画。ずっと家族映画をやりたかった」と語り、石塚プロデューサーは洪作の母親・八重役を演じた樹木希林について「1回断られて…。再度口説こうと、監督と某ホテルまで樹木さんにお会いしに行ったら、樹木さんは八重さんの格好で来られたんです。そして八重役を演じるにあたり、色々な提案をしてくれました」と振り返った。また、先ごろ受賞したモントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリのトロフィーを披露する場面も。原田監督は「受賞が発表されたとき、僕らは京都の国宝のお寺で撮影してたんです。慎重に撮影しているときだったから、知らせを聞いても盛り上がれなくて。そしたら現地に行っていた樹木さんから電話が来て『あなた、グランプリじゃないからって文句言っちゃいけないのよ』って叱られました」と笑顔を見せた。Q&A後の懇親会では、参加者の各席に原田監督らが座り、直接質問に答えたり談笑する場面が見られ、参加者からは「映画を観た直後というのもあって、すごい盛り上がった」「映画の裏側とか苦労話とか、私たちが普段観るのとは違う角度からの話がたくさん聞けて楽しかった」など喜びの声が多く寄せられ、イベントは大盛況に終わった。本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。作家・伊上洪作を役所広司が、母親の八重を樹木が、三女の琴子を宮崎あおいが演じる。『わが母の記』4月28日(土)全国ロードショー
2012年04月25日ウォルト・ディズニー生誕110周年を記念したスペクタクル巨編『ジョン・カーター』の公開を記念し、映画の舞台である惑星“バルスーム”を描く絵画コンクールが開催された。3月27日(火)、都内で授賞式が行われ、本コンクールの特別審査員を務めたタレントの工藤静香が出席。最優秀賞1名を始め、各賞合計6名の受賞者に賞を授与し、自身が描いたバルスームの絵画もお披露目した。応募者が、原作小説や映画予告編を参考に自由にイメージして、バルスームを描くというコンクール。芸能活動のかたわら、画家として1990年から「二科展」に16回入選し、2010年には特選を受賞した工藤さんは、「特にお子さんの絵は、ビックリするような色使い。頭で考える前に、気持ちから入ることの大切さを教えてもらった。選ぶのは難しかったですけど…」と審査を通して、すっかり刺激を受けた様子。最優秀賞を受賞したのは、大阪から応募した有田幸樹くん(小学3年生/9歳)で、普段から絵を描くのが好きだと言い、今回の受賞に大喜び。工藤さんも、バルスームに住む怪物をイメージした有田くんの作品を「想像力豊かで力強い」と大絶賛した。『スター・ウォーズ』、『アバター』に多大なインスピレーションを与えたとされるエドガー・ライス・バローズの伝説的小説を原作に、ディズニー/ピクサー作品『ファインディング・ニモ』、『ウォーリー』で高い評価を受けたアンドリュー・スタントン監督が初の実写映画化に挑んだ超大作。滅亡の危機に瀕した神秘の惑星・バルスームを舞台に、未知なる力に導かれた地球人の男、ジョン・カーターが突如目覚めた身体能力を武器に、惑星の存亡を賭けた壮絶バトルを繰り広げる。「ロマンスあり、アドベンチャーあり。勇気をもらえるし、ご家族でも恋人同士でも楽しんでもらえるはず」(工藤さん)。自身は劇中にも登場する“火星のプリンセス”をモチーフにした絵画を描き「火星ということで、絵の具に砂を混ぜてみたり。自分なりのイメージを広げた」と出来ばえに満足そうな表情だった。工藤さんの作品は4月13日(金)から、東京・丸の内ピカデリーで展示される。『ジョン・カーター』は4月13日(金)より3D・2Dで全国にて公開。特集:『ジョン・カーター』“胸きゅん”ポイント、徹底検証!■関連作品:ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『ジョン・カーター』のココに胸きゅん!vol.1肉食&母性本能くすぐるヒーロー『ジョン・カーター』の世界観をひと足先に体験2メートル超えの迫力フィギュアも!キャスト&監督来日!『ジョン・カーター』ジャパン・プレミアレッドカーペットイベントに25組50名様ご招待あなたのベスト“胸きゅん”ディズニー映画に投票!『ジョン・カーター』ジャパン・プレミア試写会に5組10名様ご招待ウォルト・ディズニー110周年記念作品!『ジョン・カーター』試写会に5組10名様ご招待
2012年03月27日井上靖の自伝的小説を原田眞人監督が映画化した『わが母の記』の完成披露試写会が19日に丸の内ピカデリーで行なわれ、主演の役所広司、宮崎あおい、樹木希林ら出演者と原田監督が登壇した。完成披露試写の模様本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。役所は作家・伊上洪作を、樹木は母親の八重を、宮崎は三女の琴子を演じ、第35回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリ受賞をはじめ、海外の映画祭でも注目を集めている。役所は「原田監督のもとに集まった、刺激的で可愛い母と本当に出来のいい娘たちに囲まれて幸せな撮影でした」とあいさつ。樹木は「可愛い母をやらせていただきました。どれだけ憎らしいかご覧になってください」と話し、場をなごませた。司会者から「原作からどのように役を捉えたか」と役作りについて聞かれると、役所は「役名を(モデルとなった“井上靖”ではなく)“伊上洪作”にしていただいたので、肩の荷が降りた感じがしました。ただ、映画に至るまでのバックグラウンドとして (原作小説は)大事な教科書だった」と語り、宮崎は「日によって身体のサイズもお顔も変わる樹木さんの演技をそばで見られていい経験になった。役所さんとは12年ぶりで、改めてご一緒して大人の色気をすごく感じた」と撮影を振り返った。原田監督は、昨年の2月から撮影に入った本作のクランクアップが3月10日だったと話し、「震災のニュースに涙し、家族の絆をもう一度考えさせてもらいながらの編集だった。天国の井上先生がアレンジしてくださった気がしています」と胸の内を明かし、役所は「この映画には日本の美しい風景が映っています。緑も水も森も本当にキレイです。美しい日本を楽しんでください」とPRした。『わが母の記』4月28日(土)全国ロードショー
2012年03月19日ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品『ジョン・カーター』の日本公開を記念した絵画コンクールが28日(木)から開催され、工藤静香が特別審査員を務めることが発表された。その他の写真絵画コンクールは、応募者が映画の舞台である惑星“バルスーム”を、原作小説や映画予告編を参考に自由にイメージして描くというもの。応募は八つ切りサイズ(271×392ミリ)以上の大きさの“手描き”の作品が対象で、28日(木)から3月16日(金)まで受付を行った後に、各賞の選考を実施。最優秀者はフロリダ・ディズニー・ワールドに招待される。応募の詳細は、28日(木)に映画公式サイトに掲載される予定。特別審査員に選ばれた工藤は、歌手活動以外にジュエリーブランドのデザインとプロデュースを務めるほか、画家として二科展に16回入選、2010年には特選に選ばれている。昨年には自作絵画のポストカードの販売収益金を東日本大震災の被災地に全額寄付する活動も行い、アーティストとしても活躍していることから今回の参加が決定したという。『ジョン・カーター』は、『スター・ウォーズ』や『アバター』に多大な影響を与えたと言われるエドガー・ライス・バローズのSF小説『火星のプリンセス』を実写化したもので、滅亡の危機に瀕した惑星“バルスーム”を舞台に、愛する妻と娘を失った地球の男ジョン・カーターの戦いを描くアドベンチャー大作。『ジョン・カーター』4月13日(金) 2D・3D同時公開
2012年02月23日作家・井上靖の自伝的小説を、役所広司主演で映画化した『わが母の記』の予告編がこのほど公開され、関係者の間で“泣ける予告編”と称されている映像がお披露目された。『わが母の記』予告編『わが母の記』は、幼少期より実母と共に暮らしてこなかった小説家・伊上洪作を主人公に、年齢を重ねて少しずつ記憶を失いながらも息子への愛を確かめようとする母と、幼少期の記憶と向き合いながら母に寄り添う息子・洪作、そしてふたりを囲む家族の物語を10年に渡って綴る人間ドラマ。役所が井上の分身ともいうべき伊上洪作を演じるほか、樹木希林、宮崎あおいらが出演する。自伝的小説を原作としながら、普遍的な親子の問題や葛藤、そして誰にも分かつことのできない絆を描く本作は、日本での一般公開を前に、第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞するなど、海外で高評価を獲得。すでに行われた関係者向け試写会でも上映後に涙を流して会場を出てくる観客が見られるなど、早くも好評を集めている。このほど公開された予告編は、日本の美しい四季折々の自然を背景に、主人公・洪作と母、そして伊上家の家族の姿が映し出され、洪作が長年に渡って抱き続けた「なぜ、母は幼少期に自分を捨てて別の家に預けたのか?」という疑問を口にする。時を重ねていく中で変化する母と息子の関係はどう変化するのか? 息子を捨てた母の真意はどこにあったのか? ラストに登場する“主人公・洪作が声をあげて涙を流すシーン”は何を意味するのかも気になる内容に仕上がっている。『わが母の記』4月28日(土)全国ロードショー(C)2012「わが母の記」製作委員会
2012年01月26日ミュージカル『アイ・ガット・マーマン』が現在、東京・シアタークリエにて上演中だ。この作品は今やブロードウェイにウェストエンドにと、世界を舞台に活躍する宮本亜門の演出家デビュー作。1987年の初演から25年という節目の年を迎えたこの新春に、諏訪マリー、田中利花、中島啓江というオリジナルキャストの3人がエネルギッシュに舞台上で弾けている。『アイ・ガット・マーマン』チケット情報はこちらマーマンとはブロードウェイ黄金時代の大スター、エセル・マーマンのこと。本作は『エニシング・ゴーズ』『アニーよ銃を取れ』などの数々のヒット作に主演する一方で、5度の結婚を繰り返すなどドラマチックな私生活を送った彼女の生涯を、彼女自身がヒットさせた名曲群で綴っていく作品だ。3人の女優たちが2台のピアノをバックに時にマーマンになり、時にマーマンを語るクラブ・ショーのようなスタイルは、舞台転換もなくシンプルだけれども何故かゴージャス。それは3人の女優たちの存在感が醸し出すものだろう。諏訪の華やかさ、田中のファンキーさ、中島のド迫力。そして3人に共通して、マーマンの代名詞でもあった“大声量”。ソロから三重唱までどこを切り取ってもパワフルだ。ナンバーも幕開けから「アイ・ガット・リズム」「ショウほど素敵な商売はない」と名曲のオンパレードで、一気に心が沸き立つ。コメディかはたまたおしゃべりか、3人の息の合った掛け合いも楽しい。今回の公演は3チームのキャストが出演するが、作品の歴史とともにあるオリジナルキャスト版は「Tribute to Merman」と銘打ち、初演時の映像とともに3人が当時を振り返るシーンも加えられた。「あの頃はスリムだったわねぇ」「私は変わってないわ!」など目を細めて懐かしさを語りつつも、今の自分にも自信を見せる3人が可愛らしくも頼もしい。25年という歴史の重みと、『アイ・ガット・マーマン』という作品への愛が入り混じり、なんともハッピーな劇場空間になっていた。そして最新ヒット曲も織り込んだりとさらに進化する『マーマン』を見せつけてもいた。初演は4日間だけの公演だった。25年後も同じ作品に出ているとは「針の先ほども想像しませんでした」と諏訪。田中も「ずっと『マーマン』をできたらいいなぁ、と思ってはいましたが、それが実現するとは」と今の喜びを噛みしめる。そして「まるでタイプの違う3人の出演者それぞれの個性が絡まりあって、ひとりの女性“マーマン”を演じてゆく。これは、たまらないですよね」(諏訪)、「人生、十人十色でも、それぞれのどこかに重ね合わされるドラマがある。マーマンを知らない人でもきっと大笑いし、泣き、ため息をつく!」(中島)とこの作品が愛され続ける理由をそれぞれ語った。3人が賑やかに歌い、底抜けの笑顔を振りまく姿を観るだけでも、身体の底からムクムクとパワーが湧き出てくるこの舞台、公演は1月19日(木)までシアタークリエにて。なお1月10日(火)からは浦嶋りんこ、シルビア・グラブ、エリアンナの“ファビュラスキャスト”、樹里咲穂、西国原礼子(SDN48)、Mizの“ニューキャスト”が出演する。その他地方公演あり。
2012年01月06日加護亜依が21日、ブログで結婚と妊娠を発表!!元モーニング娘の加護亜依(23)が21日の自身のブログで結婚と妊娠を公表した。加護は同棲中の飲食店を経営する(44)が恐喝未遂容疑で逮捕され、9月27日に処分保留で保釈されているが、恋人の逮捕などの心労から自殺未遂を起こしていた。芸能界復帰への暗雲とは?加護は自殺未遂後、自身の11月21日のブログで「ご心配かけましたが、元気になりましたよ!ありがとう。今日からまたブログを再開していきます」と復帰を報告。その後は元競輪選手の中野浩一の妻で元タレントの尚美夫人と楽しくヨーロッパ旅行をしている姿を多数ブログにアップし、芸能界への復帰も近いと感じさせていた。しかし、加護は現在の所属事務所から、金額、1億50000万円の民事の損害賠償訴訟を起こされるという。ブログの追伸自身の結婚、妊娠報告のブログの追伸として追伸、今後この件につきましては、記者会見を行う予定はございません。取材等のお問い合わせは「ダイヤモンドブログ」まで・・・何卒お願い致します。と記した加護を取り巻く事情は、まだまだ複雑な中での結婚、妊娠発表に、また波紋が広がる事になるかもしれない。元の記事を読む
2011年12月22日1987年、宮本亜門が初めて作・演出を手がけたミュージカル『アイ・ガット・マーマン』。初演時は日を追うごとに評判を集め千秋楽には大入り満員、翌年には芸術祭賞受賞という快挙を成し遂げた。この作品が2012年1月、初演から25周年という節目の年に10年ぶりの上演を果たす。12月19日、初演の会場となった東京・ブディストホールにて製作発表が行われ、宮本のほか、キャストが一堂に会した。『アイ・ガット・マーマン』チケット情報はこちら物語はブロードウェイの女王エセル・マーマンの波乱の人生を軸に、彼女がヒットさせた名曲の数々を織り込みミュージカルの素晴らしさを謳い上げた作品。舞台には3人の女優と2台のピアノだけ、女優たちは代わる代わる、時には同時にマーマンを演じていくというシンプルかつ斬新なスタイルもヒットの要因だ。とはいえ初演の初日は「お客さんは真ん中(のブロック)だけ、後ろ2列は空席で、“え、これしかいないの!?”というのが演出家人生のスタートです」という状況だったと宮本は語る。だが「2日目にはいっぱいになり、3日目には立見が出て……。アルバイトをし、うちの親父に借金をしてこのホールを借り、キャストの3人に直接電話でオファーをし初演をした。僕は大劇場など大きな仕事をしているイメージがあるかもしれませんが、基本はこの空間。この作品をやるたびに初心に戻ります」と思い出の地での会見に感慨深そうに当時を振り返っていた。今回のキャストは初演から出演している“オリジナルキャスト”の諏訪マリー、田中利花、中島啓江、カンパニーの大黒柱“ファビュラスキャスト”の浦嶋りんこ、シルビア・グラブ、エリアンナ、今回オーディションで選出された“ニューキャスト”の樹里咲穂、西国原礼子、Mizという3チームにて上演される。宮本と苦楽を共にしたオリジナルキャストのメンバーは「今回のオファーがある前になんだか予感がして25キロ体重を落としました。痩せないと絶対舞台立てない(笑)。でも絶対踊れないと思ってもなんだか動けちゃう、亜門マジックかな」と中島が笑わせ、「オリジナルのキャストとして25周年のステージに立てるということはとても誇りに思う」(諏訪)、「この作品と一緒に人生がある。それがとても幸せ」(田中)とそれぞれ話した。またニューキャストとして初参加するSDN48の西国原礼子は「オーディションを受けたはいいですが、受かってからどうしよう!と不安が押し寄せました。でも亜門さんは私と性格がすごく似ていて、一緒に暮らしたいくらい。大好きです!」と明るく挨拶。亜門も「僕、申し訳ないんだけど彼女のグループのことよく知らなくて……なんだっけ?ついSKDって言っちゃう(笑)。でも秋元(康)さんに日本のスーザン・ボイルって言われているんでしょ? それほど、彼女も、(ニューキャストの)3人ともすごいんです。存在感も歌も。存分にそれを出してほしい」と期待を話していた。公演は1月3日(火)から19日(木)に東京・シアタークリエ、1月22日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケットは発売中。その他地方公演あり。
2011年12月20日第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した『わが母の記』。役所広司、樹木希林、宮崎あおい共演で話題を呼んでいる本作の未発表キャスト陣が発表され、三國連太郎、南果歩、ミムラ、三浦貴大らが出演していることが明らかになった。さらに、宮崎さんにミムラさん、菊池亜希子を加えた3姉妹のビジュアルもこのほど解禁された。「天平の甍(てんぴょうのいらか)」、「敦煌(とんこう)」など映像化もされた数々の歴史大作で知られる作家・井上靖が45年前に発表した「わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜」(講談社文藝文庫所蔵)を原作とする本作。井上さんの実体験を基に、少しずつ記憶を失っていく母と長男であるものの彼女に育てられなかったために距離を取って暮らしていた息子の小説家。2人が家族の“愛”を確かめようとする10年におよぶ物語が綴られる。役所さんが主人公で作家の伊上洪作、その母・八重を樹木さん、宮崎さんは洪作の三女を演じることが発表されていたが、このたび彼らの脇を固める俳優陣が明らかに。洪作の父、つまり八重の夫である隼人を三國さんが、洪作の妹で次女の桑子を南さんが、同じく洪作の妹で長女の志賀子をキムラ緑子が演じる。また、ミムラさんは洪作の長女の郁子を、次女の紀子を昨年、『森崎書店の日々』で映画初主演を果たした菊池亜希子が演じており、宮崎さんと共に伊上家の3姉妹を演じる。伊上家以外の人間では三浦貴大が編集者で、のちに洪作の運転手兼秘書になる瀬川を、「ハロー!プロジェクト」の一員である20歳の真野恵里菜が八重の面倒を見る女中の貞世を演じる。物語は東京オリンピック開催年の昭和39年から始まるが、今回、公開された伊上家の3姉妹も当然ながら昭和の装い。彼女たちももちろん、平成生まれの真野さんのメイドならぬ昭和の女中姿も気になるところだ。『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が紡ぎ出す、忘れてしまったとしても消えることのない愛の物語。今年2月から東日本大震災直前の3月10日まで撮影された本作がいま一度、日本の家族の姿を問いかける。『わが母の記』は2012年GW、全国にて公開。■関連作品:わが母の記 2012年、全国にて公開© 2012「わが母」製作委員会■関連記事:中越典子、役所広司との“年の差”ロマンスはあり?「そりゃ思いますよ」役所広司&原田監督がモントリオール映画祭受賞の喜び語る復興へ家族の絆を強調ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!
2011年11月15日オリジナル練り香水「インプレス グランミュラ ソリッドパフューム」プレゼントカネボウ化粧品は、「インプレスグランミュラ(Impress GRANMULA)」1周年を記念して、「インプレス グランミュラクリーム」購入者を対象に、20種類以上の花や木のエッセンスを凝縮して生まれた、オリジナル練り香水「インプレス グランミュラ ソリッドパフューム」(限定品)のプレゼントを実施中。「インプレス」の最高価格帯スキンケアライン「インプレスグランミュラ」は、カネボウ化粧品が百貨店流通で展開する最高級プレステージブランド「インプレス」の最高価格帯となるスキンケアライン。「クリーム」(40g126,000円)、「ローション」(150mL21,000円)、「エマルジョン」(100mL31,500円)の3品。「グランミュラ」が目指すのは、身も心も生き方も、魂そのものも端正な輝きを放つ、「端正オーラ」。ハリ、弾力、透明感、うるおい、キメなどの条件がパーフェクトに生まれる肌本来の艶をもたらすとともに、最上級の使い心地を実現。カネボウ化粧品が75年の歴史の中で培ってきた匠の技を、余すところなくつぎ込んだ最高級の製品という。元の記事を読む
2011年11月10日