医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは同サイトにて、「一般医薬品(市販薬)のインターネット販売」に関する調査を実施。このほど、その結果を発表した。一般用医薬品(市販薬・大衆薬)のインターネット販売の規制に対し、健康関連商品ネット販売会社が国にネット販売継続の権利確約などを求めた訴訟で、国は大衆薬のネット販売を認めた。しかし、これは現行の薬事法との整合性から出た判断であって、ネット販売の安全性を認めたわけではないと裁判所も述べている。実際、一般用医薬品といっても、中には解熱・鎮痛薬やH2ブロッカー、睡眠薬なども含まれており、重篤な副作用が見られることも少なくない。その反面、体の不自由な人などには重宝されているとの声もあり、賛否は分かれるところ。そこで5月28日~6月3日にかけて、全国のMedPeer会員医師を対象に調査を実施。有効サンプル数は2,750件であった。「薬のインターネット販売をどう考えますか?」という問いに対し、57%が「副作用の少ないものや地域特性・患者の状態など、条件を限定して販売すべき」と回答した。コメントには「全面禁止にするのは現実的ではない」「自己責任で購入してほしい」「リスクの低い薬に限定すべき」といった声が寄せられている。次に多かったのが「全面的に解禁すべき」(16%)。「一般用医薬品と認めたものであれば、自由に購入できるのが原則」「薬剤師による対面販売の効果に疑問がある」「医療費削減にもなる」といった意見が並ぶ。一方で「全面的に禁止すべき」も16%の回答があった。その理由としては、「ネットでは責任が不明瞭で、製品の質も確かでない」「副作用や乱用など、安全性に問題がある」「違法売買が増えそう」といった懸念を示す声が多い。以下、「分からない」が9%、「その他」は2%となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日風呂に何かを入れるのが好きなのだが、市販の入浴剤はなぜか使い初めて何日かたつとすぐに飽きがきてしまう。お得だからといって何十回も使えるものを買ったときに限って、飽きがくるのも早いように思う。何種類もの入浴剤を用意しておき、日替わりにすればいいのかもしれないとも思うが、そんなお金持ちのようなこともできない(実際に金はない)。では、飽きないためにどうすればいいのか。作ればいいのである。巷に聞くところによると、「バスボム」というものが比較的簡単に自作できるらしい。インターネットなどで調べてもみたが、なるほど確かに簡単そうだった。しかも「ボム」なんてなんだか気になるネーミングじゃないか。作ってみることにした。■用意するもの重曹クエン酸水さまざまな情報を複合すると、たったこれだけでいいという。これで「ボム」ができてしまうというのだ。入浴剤だとはわかりつつも、なんだかドキドキしてしまう。さてこれらの材料の水以外は薬局などで手に入れることができる。重曹は油汚れなどを落とす際にも使えるので、掃除用として自宅に常備しているという方も多い。聞き慣れないのはどちらかというとクエン酸の方である。これはレモンやライムなどのかんきつ類や酢などに含まれる酸味の成分を抽出したものらしい。自然健康食品としても販売されていて、ケーキ作りのかくし味にも使われたりする。クエン酸とは言うけれど、まったく食えんというわけではないようだ。配合は重曹3に対しクエン酸1の割合。そこに水を加えて混ぜ合わせる。ボウルなどに入れてコネコネやるだけでいいそうだ。簡単である。僕はここで重曹150gに対し、クエン酸50gで調合した。ここまではいい。ここまではよかったが、問題は水の入れ方だった。「プシャプシャプシャプシャー!!」一気に水を入れたのがいけなかったのか、ものすごい勢いで泡立ってしまった。コーラの缶を振ってからタブを引き上げたときのような音がしていた。バスボムのくせに、バスじゃないとこでボムしてしまった。なにかがおかしい。そこでもう一度作り方を調べなおしてみた。「水は少しずつ入れないと発泡が始まってしまうので注意」なるほど、確かにそんなことが書いてある。いい加減にやろうとするといい加減な結果がうまれる。勉強になった。しかし、重曹もクエン酸もなんだかもったいないことをしてしまった。反省しながら、もう一度挑戦した。今度はチョロチョロと水を垂らす程度にしてみた。多少は発泡したものの、なんとなくダマのようになってきた。手で握って軽くまとまるぐらいになったところでそれをラップに包み、ボール状になるように成形した。ボムというからにはボール状のものがいいのではないかという考えからだ。あとは半日から一日、どこかにつるすなどして放置すれば完成だ。最初は失敗したが、基本的にはそれほど難しいところはなかった。あとは待つだけ、そして風呂に入れるだけだ。【24時間後】ラップに包まれたバスボムらしきものはカチコチに固まっていた。ボール状にしたつもりだったが、なぜかできあがりはいびつなものだった。これはどうもボムらしくないなあと思い、手でもう一度おにぎりを握るときのように、ギュッギュと力を込めてみた。意外にここからでも形は直せるのだということがわかった。風呂に入れてみた。一瞬、シュワシュワと泡が立ち上ったと思ったが、すぐに消えてしまった。ボムというよりは、チョロチョロの手持ち花火という感じだ。僕が過剰に期待していただけなのか、またはなにかが失敗しているのか。これがバスボムなら、その名前はどうにかした方がいい。そんな気がした。もちろんその後は入浴した。色もにおいもなかったため、入浴剤が入ってるのか入っていないのかわからなかったが、目に見えない入浴剤を楽しむというのはある意味レベルが高いことのようにも思え、それはそれで一興だった。「目に見えるものだけがすべてではない」と、バスボムから教訓じみた声がしたかどうかは別にしても、手作りは楽しく、また新たな入浴剤作りにも挑戦してみたくはなった。湯船に漬かりながら、市販の入浴剤に飽きたのではなく、できあいのものを使うということに飽きたのかもしれないと思ったりもした。(根岸達朗/プレスラボ)入浴剤をもっと知るなら入浴剤研究所さまざまな入浴剤を研究しているサイトです【関連リンク】対皮脂汚れ最終兵器!ベタつく肌をさっぱりさせる重曹洗顔のススメ重曹はついにここまできた?「モテ風呂」、「からあげクン風呂」変な入浴剤を試してみた!最近よく見かけるヘンテコ入浴剤とは?お風呂場で携帯電話を使用したことがある人は○%湯船に落としたりしないのか?
2010年02月19日