Googleは、82言語に対応した手書き文字入力アプリ「Google手書き入力」を公開した。通常の文字のほか、絵文字も手書きで入力することができる。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。「Google手書き入力」は手書きで文字を入力できる、スマートフォン、タブレット端末向けアプリ。指以外にもスタイラスペンを使った入力も可能となっている。草書体や筆記体にも対応している。そのほか、数百種類の絵文字も手書きによる入力が可能。書いた絵文字に近いものが入力候補として表示される。対応OSは、Android 4.0.3以降で、iPhoneには対応していない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月16日ソースネクストは19日、各種申請書や履歴書など、申請書類の記入欄に文字を入力して印刷できる書類印刷用ソフトウェア「さよなら手書き2」のダウンロード版を発表した。同日より税別3,990円で、直販サイトにて販売開始する。同製品は、各種申請書や履歴書など申請書類の記入欄にぴったり文字を入力できる「さよなら手書き」の最新版。「さよなら手書き」は主に役所への申請資料作成などに使用され、2013年12月の発売以降、2015年3月時点で累計52,000本以上を売り上げたソフトウェア。書類をスキャンすることで、独自仕様の申請書類にも対応する。「さよなら手書き2」では、ドラッグしてエリアを指定すると記入欄を自動認識する新機能を搭載。金額や郵便番号、フリガナなど、マス目になっている記入欄への記入への対応や、縦横のマスの数を指定するだけで1文字ずつマス目に合わせて記入できる機能も備えた。また、1つの申請書フォーマットで日付や宛名だけ違う複数の書類を作りたい時に役立つ、差し込み印刷機能などを新搭載した。このほか、オリジナルハンコの作成機能、背景の傾き補正機能、日付入力フォームなども新たに用意している。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1。
2015年03月19日シャープは2月24日、電子黒板用途などに適した新しい手書き入力を実現できるタッチパネルシステムを開発したと発表した。今回開発したタッチパネルでは、ボタンなどで複数のペン機能を利用できるアクティブ方式のスタイラスを同時利用でも認識できるようになった。具体的には、2012年12月に、多点入力を一括して検知・処理できるシャープ独自の並列駆動方式のタッチパネルを発展させたもので、タッチパネルを制御するコントローラICのソフトウェアを改良し、スタイラスにこのICと連携する回路を内蔵したことで個々のスタイラス識別や、指とパッシブペンとの同時認識を可能にした。アクティブ方式のスタイラスは、現在も様々な製品が市場に投入されているが、有線による接続でなければ遅延なく同時認識できない制約がある。無線によるスタイラスを実現していたとしても、タッチ信号処理とペン信号処理を時分割していたため、タッチとペンを同時に利用するとタッチ性能が劣化するケースが多かったという。一方で、今回のアクティブスタイラスを統合した静電容量方式タッチアーキテクチャは、タッチ信号処理とペン信号処理をCDMAによってマルチプレクスした。Drive Chに割り振るコードと同様に各アクティブペンにコードを割り当て、タッチコントローラはアクティブペンをDrive Chの1つとして信号復調を行い、ペン位置を特定している。現時点で、アクティブペンの同時認識は2本となっており、4本~10本程度は大きなシステムの改修なしで対応できるという。これは、各アクティブペンに割り当てる符号をどれだけ長くできるかにかかっており、長い符号を割り当てられれば、それだけ多くのアクティブペンを利用できることになるという。ただ、100本単位になると、コントローラICの並列読み出しに負荷がかかってしまうので、現在のICでは難しいようだ。アクティブペンの電池は、開発レベルの素子にFPGAを利用していることもあって消費電力が大きく、単4電池となっているが、商品化する際にはIC化を図り、単6電池で1000時間の設計仕様を目指すという。これは、1日2時間の利用を想定した場合、2年間もつ計算で、十分実用に耐えうるレベルだろう。ICの回路設計はほぼ完了しており、製品化は遠くないタイミングで実現できるとしていた。現在はパッシブペンであっても、ホバー操作が可能なディスプレイがスマートフォン向けに投入されているが、タブレット端末やさらなる大画面では実現が難しい。アクティブペンは、ペン先から信号を出しているため位置検知が可能だが、今回のタッチパネルでもホバー操作を実現している。試作ディスプレイでは、2cm程度離しても利用可能で、商品化時でも1cm程度離しても位置を特定できるようにするようだ。アクティブペンは、ペンに付いているボタンとホバー操作を含めて多様な操作を実現できるため、プロ用途としても潜在的な需要が大きい。今回の発表では、「電子黒板に適した手書き入力」としているが、記者向けに行われた説明会では、タブレット端末への導入も視野に入れているとした。ただ、シャープのタッチパネルディスプレイはTVなどの大型製品であっても静電容量方式タッチパネルの性能が高いため、アーケードゲーム機などのエンタテインメント活用や、情操教育といった電子黒板以外の教育用途の利用も面白いかもしれない。なお、米国・サンフランシスコで22日~26日に行われている半導体技術の国際学会「ISSCC 2015」で、この新タッチパネルシステムの論文が採択されている。
2015年02月24日米Microsoftは2月19日(現地時間)、デジタルノートアプリ「OneNote」のiPad版に手書き機能と、画像内の文字を検索可能にするOCR( Optical Character Recognition)機能を追加した。手書き機能を使うと、スタイラスペンや指を使ってノートブックにメモやイラストを書き込める。ノートブックを開いて「描画」タブに切り換えて使用する。手書きツールは、ペン、蛍光ペン、消しゴムなど。スタイラスペン使用時に手のひらが画面に触れて誤って書き込まれるのを防ぐパームリジェクション機能も用意されている。Microsoftのインク技術を用いた手書きはすでにWindows版やWindows Store版、Android版で実現しており、今回のiOS版のアップデートによってクラウドに同期した手書きをiPad版を含めて活用できるようになった。OCR機能は、ノートブックに挿入した画像からOneNoteサービスが文字を抽出してテキスト化する。通常、数分で検索結果の対象になる。
2015年02月20日富士通研究所は1月13日、手書き入力機能とNFCタグリーダーを備えた指輪型ウェアラブルデバイスを開発したと発表した。近年、工場やビルのメンテナンスなどの作業現場で、手を止めることなくICTを活用するためにヘッドマウントディスプレイ(HMD)などのウェアラブルデバイスが注目されているが、HMDでは表示された情報の選択や、数値・文字入力が容易ではないという課題があった。これに対し、今回開発されたデバイスでは、搭載したモーションセンサーの情報から、空中で手書きをする指先の動きを抽出し、手書き文字を入力・認識することができる。空中で文字を書く際に、文字の書き出しと移動とを区別する必要があるが、これをボタン操作するのは煩雑なため、同デバイスでは一筆書きで文字を入力する形式を採用した。また、NFCタグリーダーを内蔵することで、タグをタッチした際に作業対象物を特定し、作業内容を提示することができる。さらに、現場でより身軽な作業スタイルを可能とするために、重量は10g以下に抑えられたほか、省電力化によりボタン型バッテリーを採用することで、小型化にも成功した。さまざまな体勢で行う車両メンテナンスや、高所での作業時の使用を想定しており、HMDのカメラを指輪型ウェアラブルデバイスで操作し、コメントを直接付与することもできるほか、作業漏れがあった場合にアラームを発して作業者に知らせるなどの使い方が考えられるという。富士通研究所は今後、現場での検証を行い2015年度中の実用化を目指していくとしている。
2015年01月13日富士通研究所は13日、手書き入力機能とNFCタグリーダーを搭載した指輪型デバイスを開発したと発表した。2015年度中の実用化を目指していくという。富士通研究所が開発した指輪型デバイスは、工場やビルのメンテナンスなどの作業現場で作業の手を止めることなくICTを活用するために開発されたもの。親指で本体のボタンを押すことで空中での文字入力が可能。デバイスに内蔵されたセンサーの情報から、空中で手書きをする指先の運動成分を抽出し、その軌跡を利用して手書き文字を入力認識する。現場作業で多く使われる数字入力に関しては、入力するための訓練をすることなく約95%の認識率を達成している。また、空中で文字を書く場合、文字を構成する線と書き出しまでの移動とを区別する必要があるため、一筆書きで文字を入力する方式を採用した。今回開発された技術では、一筆書きの軌跡から文字として不要な連結部分を自動的に認識して、軌跡データを補正することが可能となっている。そのほか、指先でのタッチを検出するNFCタグリーダーや、モーションセンサー(加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー)を搭載。各構成部品を最適に配置し、さらなる省電力化によりボタン型バッテリーを採用することで小型化を実現した。今後、同研究所では、実際の現場で操作性などの検証を行い、2015年度中の実用化を目指していく。
2015年01月13日NTTデータは10月20日、同社が構築したデジタルアーカイブシステムによってデジタル画像化されたバチカン図書館所蔵の貴重な手書き文献が、同日より順次バチカン図書館によって本格公開されると発表した。同社は、2014年3月20日にバチカン図書館と初期契約を締結したバチカン図書館デジタルアーカイブ事業において、デジタル画像化された貴重な手書き文献を長期保存・公開するため、デジタルアーカイブソリューション「AMLADR」をベースにデジタルアーカイブシステムの構築を行ってきた。デジタルアーカイブシステムの提供が開始されたことで、AMLADが提供する高機能閲覧ビューワーにより、デジタル画像化したデータを閲覧可能になった。同ビューワーは、バチカン図書館のWebサイトから直接アクセスでき、PCに加えてスマートフォンやタブレット端末からの閲覧にも対応している。バチカン図書館では現在、ボッティチェリの挿し絵が入ったダンテの『神曲』、西暦400年頃ローマで制作された『ウェルギリウス』、ルネッサンス期の装丁芸術における最高傑作とされる『ウルビーノ聖書』、1613年に作成された日本の信者42人が殉教を誓った連判状、日本舞踊の11枚の水彩画など、8冊の文献を公開している。同社は今後、バチカン図書館との初期契約に基づき、2018年3月末までに3000点の手書き文献の電子化を進め、公開点数の増加に伴い、2014年度末をめどに検索機能等の機能拡充を図る。
2014年10月21日NTTデータは20日、同社が構築したデジタルアーカイブシステムで画像化されたバチカン図書館所蔵の手書き文献が、バチカン図書館により公開されたと発表した。文献はバチカン図書館の公式サイトにて無料閲覧できる。同社は2014年4月より、バチカン図書館が所蔵する文献のデジタル画像化作業や、電子化された文献画像データの長期保存システム、画像公開用の閲覧ビューワーなどを含むデジタルアーカイブシステムの構築を、デジタルアーカイブソリューション「AMLAD」をベースに進めてきた。今回、デジタルアーカイブシステムの提供を開始し、「AMLAD」の閲覧ビューアにより、デジタル化した画像をWebサイト上で閲覧できるようになった。画像データは、公式サイトのメイン画面から閲覧可能。最初に表示される言語選択画面で「English」を選択した場合は、「Digitized Collections」の見出し下にある「Digital Collection Viewer」をクリックすることで表示される。同社は2018年3月末までに、3,000冊の文献をデジタル画像化する計画。また、2014年度内をめどに検索機能の追加など、機能拡充を図る予定だ。
2014年10月20日ソースネクストは19日、市販の各種定型用紙や申請書類など、紙のフォーマットに合わせて印刷できるソフト「さよなら手書き」を発売した。価格は4,189円。同社の通販サイト「ソースネクストeSHOP」では、2014年1月19日まで3,480円で発売される。請求書や履歴書などの書類を読み込んで、枠内に文字を入力して印刷するソフト。今まで大量に手書きしていた書類を、手書きせずにきれいな文字で作成できるとしている。使い方は、TWAIN対応スキャナから各種申請書類を読み込み、必要な部分に文字を書き込んでいくというもの。複数ページからなる書類にも書き込み可能。PDFファイルや画像ファイルも読み込め、書類データと文字データは個別に保存される。描画ツールを内蔵し、簡単な地図などの作成が行えるほか、書類の取り込み時に写り込んだゴミなどの修正にも対応する。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7(SP1) / 8 / 8.1、Mac OS X。
2013年12月19日ファッションブランド「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」のデザイナー・皆川明氏による手書きのイラストがプリントされた「minä perhonen×PASS THE BATON remake tableware」に新デザイン“リトルトリップ”が登場。2013年3月1日(金)より、丸の内、表参道、阪急うめだ、オンラインSHOPのPASS THE BATON全店で発売となる。前回の“咲いてる花にただ笑ふ。”シリーズと同様、製造される工程でちょっとしたB品によりはじかれてしまった白い業務用食器に、minä perhonen デザイナー・皆川氏による手描きのイラストでリメイクされたアイテムは、独特の世界観を持つ、可愛らしくもユニークなものに仕上がった。皆川氏は、今回の食器に込めた想いを次のように語った。「この‘“リトルトリップシリーズ”は、食器を一つのランドスケープとして見立てました。食事やお茶の時間が、旅する時間のように楽しんでもらえたらと思います。それぞれの景色にはその場所で暮らしている動物や花が描かれています。今回は前回のシリーズと表情を変えてみたくて繊細なタッチで絵を描いてみました」。何気ない食卓の風景や昼下がりのお茶の時間を、心華やぐ瞬間へ変えてくれる。そんなユーモラスにリデザインされたテーブルウェアをぜひ手に取ってみて。■minä perhonen ミナ ペルホネン1995 年にデザイナー・皆川明により「minä」として設立されたファッションブランド(2003 年minä perhonen に改名)。「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉。蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたいという願いを込めている。詩情を込めたデザインと手作業で描く図案をテキスタイルとして表現する姿勢から、国内外の美術館で展覧会への招聘も多い。Deep Plate価格:2,520円Morning Cup価格:1,680円Plate価格:2,310円※食器、デザインバリエーションは全3種類。(text:Miwa Ogata)
2013年02月27日