ヴェルディ、プッチーニなどのイタリアオペラを始め、三島由紀夫の小説をオペラ化した『金閣寺』や、軽妙洒脱なオペレッタ『チャールダーシュの女王』、ミュージカル『三銃士』でも、シャープで洞察的な演出が大きな話題を呼んだ演出家・田尾下哲。数多ある演出の可能性から「原典」と「スコア」の分析を重要視し、入念なプランによって全体を構成していく手法は、多くのプロダクションで優れた演劇効果を上げている。モーツァルトの『後宮からの逃走』はテーマ的にもとても難しい、という田尾下さんのコメントからインタビューははじまった。オペラ『後宮からの逃走』全3幕 チケット情報「ドイツ語の翻訳をドラマトゥルクの庭山由佳さんと見ていって、原語をそのまま日本語のセリフに移し換えて上演するのは大変難しいことに気づきました。テーマが、宗教差別や人種差別を扱っているので、いわゆる今日的な状況では『不適切な表現』が数多く出てくるのです。ですから、ドイツ語で理解した上で原作にある偏見を洗い流した台本を編み直しました。演出プラス、上演台本を担当するという形になっています」通のオペラファン以外は、ストーリーを知らない観客も少なくない『後宮からの逃走』。物語の神髄を伝えるために重要な役として浮上してきたのが、黙役であるトルコ太守セリムだという。俳優の宍戸開さんが演じる。「オペラの序曲で、セリムが南アフリカ時代にどういう目にあい、どういう人間関係を経験して今に至るかを、パントマイムや合唱の方の芝居で表現する予定です。モーツァルトのオペラで、これほど黙役が大きい意味をもつものは存在しないんですよ。歌わない役の「赦し」がこのオペラの大きなテーマになっている…だからこそ婚約者への貞節を誓うコンスタンツェの信念の強さが意味をもつんです。セリムが許すことで、心の中で犠牲にしなければならなかったもの…たとえば復讐心といったものを表していかなければと思います。「赦す」って、生ぬるいことではないんですよ」指揮者の川瀬賢太郎さんは、長い間年上の指揮者としか仕事をしてこなかった田尾下さんにとって、一回りも年下世代のマエストロ。川瀬さんからの質問には、こんな答えが。「どこで演出のアイデアを考えるか? というと、場所は関係なく楽譜を見ているときに色々思いつきます。特にオーケストラのフルスコアを見ていると色々なイメージが湧くんですよ。モーツァルトで一番好きなオペラは、『フィガロの結婚』で、次に川瀬さんとやりたいのも『フィガロ』がいいですね。(田尾下さんは天然ですか?の質問には)どちらかというと計算ずくです。アシスタント時代が長かったので、人を言葉で傷つけないように意識的に振る舞うことを心がけています。いつも冷えピタシートを貼っているのは…片頭痛のせいです。脳がオーバーヒートすると頭痛が起こるので…でも、友人のすすめで先日MRIを撮影して、異常がないとわかってから、片頭痛も起こらなくなりました(笑)」11月11日(金) から11月13日(日)まで東京・日生劇場にて。取材・文:小田島久恵
2016年10月12日ファッション誌『装苑』による「装苑 presents アクセサリー蚤の市」が、7月9日に東京・表参道のバツアート ギャラリー(BA-TSU ART GALLERY)にて開催される。当日は、華奢で女性らしいアクセサリーから、夏にぴったりのポップなカラーのアイテム、涼しげなガラスのアクセサリーなど、37ブランドによるバリエーション豊かなアイテムを展開。作り手と直接会話をしながらショッピングが楽しめる貴重な機会となっている。出展ブランドのラインアップは、Aaliyah、A few jewelry、annejewelry、bergamot_works、Betty Gabrielle、bico、BUBU SETTETE、chasochimi、Chic’、Dedorate me、doop、gargle、glass studio chiffon、grun、Hello haha、ichiya、indigo-silver WORKS、kaai、kakaano、LOMANY、LOVE・・・・・?、matoricaria、MINORIMURATA、nakamura coubou、N’s style bijou、peg by cosmo、Pisceans、purple.y、R ribbon、shisui、SIMCKY、tomomikokubu、tonchi、TORQUATA、ulab.、二ロス屋、ビーズショップ、j4。【イベント情報】「装苑 presents アクセサリー蚤の市」会場:バツアート ギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5会期:7月9日時間:11:30~19:30入場無料
2016年07月08日NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」にて主演を務め、いま人気急上昇中の女優・高畑充希が、自身2年ぶりに雑誌「装苑」7月号の表紙&巻頭ページに登場。今月の本誌内の連載“装苑男子”には、様々な難役に果敢に挑み続ける俳優の窪田正孝が選出されたことが分かった。高畑さんは、舞台で女優デビューを果たすと、2007年から6年間にわたってミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパン役を務め上げ、その後「奇跡の人」「美男ですね」「コーヒープリンス1号店」と立て続けに主演舞台に登壇。テレビドラマでは「3年B組金八先生」や「Q10」に出演し、2014年には大河ドラマ「軍師官兵衛」に初出演。ディズニー映画『シンデレラ』では洋画吹き替えに初挑戦し、日本版エンドソングにてミュージカルで鍛えたその美声を披露。今年に入ってからは、初月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」や、岩田剛典とともに映画初主演を務める『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』公開、来年には『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』にて声優出演が決定しているなど、その勢いは止まらない。そんな高畑さんが、文化出版局「装苑」7月号の表紙に2年ぶりに登場!本誌内では、渋谷パルコで開催された写真展が記憶に新しい気鋭の写真家・奥山由之の撮り下ろしによるモデルカットを掲載するほか、本号特集テーマの「ワンピース」にちなみ、高畑さんのお気に入り私物ワンピースも紹介。彼女のファッション観に迫るインタビューも掲載されるという。また、「装苑」が注目する俳優やアーティストをフィーチャーする人気連載“装苑男子”では俳優の窪田さんがファッション撮影に挑戦。窪田さんといえば、連続テレビ小説「花子とアン」で知名度を上げると、「デスノート」「臨床犯罪学者 火村英生の推理」「MARS~ただ、君を愛してる~」と話題ドラマに多数出演。様々な役を演じ分ける若手実力派俳優のひとりだ。今回は、凛々しく美しい姿を見せつつ、日々芝居に邁進する彼の内側を聞いたインタビューも掲載。ファン必見の内容のようだ。「装苑」7月号は現在発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月01日劇団四季が上演しているミュージカル『オペラ座の怪人』が来年3月、横浜で上演されることが決定し、5月23日、製作発表会見が行われた。会見には劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長と、黒岩祐治神奈川県知事が出席。4年ぶりとなる四季の横浜公演に対する両者の熱い思いが語られた。名古屋公演 チケット情報『オペラ座の怪人』はパリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする“怪人”の悲しい愛の姿が描かれたミュージカル。巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの美麗な楽曲が全編を貫く、ミュージカル界を代表する傑作であり、全世界で30か国・13言語で上演され、1億4千万人以上が観たというメガヒット作だ。日本ではブロードウェイと同じ1988年に初演、以降現時点で6645回上演されている。首都圏では、東京・電通四季劇場[海]で上演されていた2013年6月以来の登場だ。また、劇団四季の横浜公演は2012年11月まで上演されていた『キャッツ』以来。吉田社長は「あざみ野に本社と稽古場を構える四季にとって、横浜はお膝もと。横浜に更なるマーケットを作り、微力ながら経済に貢献したい」と横浜での上演に気合を入れる。黒岩県知事も「私も『オペラ座の怪人』の大ファン。CATSシアターがなくなったときは、寂しいなと思っていました。神奈川県では“マグカル(マグネット・カルチャー)”の考えのもと、横浜をNYのブロードウェイのようにしたい、とやってきた。“ミュージカルが溢れる神奈川”というものが、一気に広がっていけば」と期待を寄せる。さらには「これをひとつのきっかけとして、劇団四季さんとは長い付き合いをし、色々な形で連携を深めていきたい。本当は劇団四季の全国の劇場を、すべて神奈川に持ってきて欲しいくらいです!」と話すほど、熱いラブコールを四季に送っていた。会場は、KAAT 神奈川芸術劇場 ホール。自主制作公演もさかんな公共劇場を、約5か月ものあいだ劇団四季が使うことになるが、「KAATの創造性ある作品が減るということは、まったくない。むしろ劇団四季さんから大いに刺激を受けたいと思っている」と眞野純館長。黒岩県知事も「KAATにはホール(大劇場)以外にも、スタジオやアトリエといった、公演が出来るスペースがある」と説明。劇団と県(及び横浜市)と劇場、それぞれにメリットがある公演であることを強調していた。『オペラ座の怪人』横浜公演は2017年3月開幕予定。同年8月までのロングランを予定している。なお、同演目は現在、愛知・新名古屋ミュージカル劇場にてロングラン上演中。こちらは8月21日(日)が千秋楽となる。
2016年05月24日年間820万人が訪問するオーストラリア最大の観光地であるシドニー・オペラハウス。シドニーの北側、ポートジャクソン湾に突きだした絶景が展望できる場所に、白いヨットの帆が幾重にも重なるような近代的な建物が水面に浮かぶように立つ。世界遺産にも登録されている、このオーストラリアを代表するシドニー・オペラハウスがAdobeと2年にわたるパートナーシップを組み、デジタル化を促進していくことが3月1日(現地時間)に発表された。このシドニー・オペラハウス。コンサートホールには世界最大級のパイプオルガンを備え、オーケストラやオペラ、ミュージカルやバレエなど数々の催し物が開かれるが、ユーザーは実際に現地に訪れるユーザーだけではない。オフィシャルサイトの「Events」タブには、オペラ、ダンス、手品、シアターなど13種類の分類が設けられており、週に"40回"は開かれるという各種イベントのページに紹介文、スケジュール、数種類の座席シートごとに購入ボタンが設置してある。ほかにも、PDFで用意されたモバイルマップにアクセシビリティマップ、ディナーメニューを配信してくれるメールサービス。夜景をバックにした美しいオペラハウスの写真から建築中の状態を記録した歴史的な写真までがアーカイブされているフォトギャラリーや、イベントを含む映像の数々と豊富なコンテンツを持つWebサイトを構築している。Adobeが提供するAdobe Marketing Cloudは、分析からコンテンツ管理、ターゲットへの適切なキャンペーン施策とクロスチャネルでユーザーに最適な体験を提供するクラウドソリューション。デジタルコンテンツの充実したシドニー・オペラハウスとの提携は、シドニー・オペラハウスにかつてない"デジタル変容(Digital Transformation)"をもたらす可能性がある。今回の提携について、シドニー・オペラハウスのCEO、Louise Herron AM氏は、「イノベーションはシドニー・オペラハウスのDNAの一部です。このパートナーシップは、ただ単に新しいマーケティングソリューションの実行ではなく、Adobeのテクノロジーの潜在能力を代表するようなコラボレーションになり得るでしょう。リニューアルは、建物自体やステージで上演されている経験と同様に、進化し続ける人類の創造性を守るこの世界遺産を確実にするものです」と述べている。また、Adobe Asia Pacific PresidentであるPaul Robson氏は、「シドニー・オペラハウスは、創造性(Creativity)の象徴であり、Adobeはクリエィティブカンパニーであるが故に、私たちのブランド間に生じるシナジーは特別なものになります。私たちは、ブランドが"物質"と"デジタル"の双方が作用する時代に生きています。特別なカスタマーエクスペリエンスをすべての顧客接点において作り出すことは、重要でAdobeプラットフォームは、観衆やビジターをかつては実現できなかったレベルへ誘います。創造性に添ったこの新しいデジタルイノベーションの体験が、オーストラリアの中だけではなく世界の人々に届けられることを楽しみにしています」とコメントしている。
2016年03月03日新国立劇場で初めてのヤナーチェク作品上演となるオペラ《イェヌーファ》が、2月28日(日)に幕を開ける。18日、ピアノ伴奏による舞台での通し稽古中の同劇場を訪れた。新国立劇場オペラ『イェヌーファ』チケット情報《イェヌーファ》は、チェコの作曲家レオシュ・ヤナーチェク(1854~1928)の代表作。まぎれもなく傑作だ。まず何といっても音楽が、美しく、かつ雄弁。1904年初演の20世紀の音楽だけれど、けっして晦渋ではない。調的な音の重なりを失うことのない濃厚な響きには、しかし自由なふるまいが与えられていて、私たち現代人にとっては、「ちょうどいい緊張感」の音楽だ。しかも、美声を誇示するためだけのアリアのような、19世紀オペラ的な「見得」がないぶん、演劇としてのリアリズムが担保されているのだ。今回の舞台は、2012年にベルリン・ドイツオペラで上演されたプロダクション(クリストフ・ロイ演出)。2014年にも同じ顔ぶれで再演され、ライヴ映像も発売されている評判の演目だ。今回はその主要キャストがほぼそのまま来日したので、稽古と本番を重ねて細部まで練り込んだチームによる、理想の舞台になるはず。それでもこの日の全体稽古の開始直前、ひとりでステージに現れたイェヌーファ役のミヒャエラ・カウネが、指揮者とピアニストにリクエストして、ある箇所の入りのタイミングと音程を念入りに確認しながら繰り返していた。準備を怠らないのは一流の証だろう。そのカウネの演じるイェヌーファは聡明な村一番の美人。資産家の跡取り息子シュテヴァの子を身ごもりながら、図らずもその義弟ラツァをも虜にする。カウネのセクシーな歌声を聴けば、男たちが魅かれるのも無理がない気がしてくる。そのラツァ役はヴィル・ハルトマン。このオペラの成功の鍵を握る重要な役だ。説得力ある深めのテノールは、劣等感ゆえに逆上して暴力さえ振るい、それでもイェヌーファに無条件の愛を捧げる男の、内面の移ろいや多面性を見事に表現している。そしてイェヌーファの継母コステルニチカにジェニファー・ラーモア。原作戯曲のタイトルが『彼女の養女』であることでわかるように、物語の実際の主役だ。後妻ながらイェヌーファを実の子のように愛し、その幸せを望むあまり彼女が産んだ赤ん坊を殺してしまう。厳格な道徳家が堕ちていく狂気に、ラーモアが屈指の表現力で迫っている。質の高い上演となるのは間違いない。公演は2月28日(日)から3月11日(金)まで東京・新国立劇場 オペラパレスにて。取材・文:宮本明
2016年02月22日ASUS JAPANは17日、「世界初の水冷対応」をうたう17.3型ゲーミングノートPC「ROG GX700VO」の国内販売を発表した。これに合わせて製品説明会を開催し、独自の水冷ユニットなど製品の特徴を紹介した。○「世界初の水冷対応」を実現した水冷ユニット「ROG GX700VO」は、オーバークロッカーやヘビーゲーマーといったエンスージアスト向けのブランド「R.O.G.」の製品。2015年9月に開催された家電見本市「IFA2015」で発表され大きな注目を集めた。CPUにオーバークロック対応のIntel Core i7-6820HK、グラフィックスにデスクトップ版NVIDIA GeForce GTX 980を搭載するほか、32GBメモリやRAID 0仕様のNVMe SSDを備えるなど、まさしく"モンスター"というべきスペックを秘めたノートPCだが、その最大の特徴はPC本体と別に用意された独自の専用水冷ユニットだ。製品説明を担当したASUS JAPAN テクニカルプロダクト シニアマネージャー西康宏氏は、「これまでのゲーミングノートPCでは、放熱性能からCPUやGPUといったスペックに制限があり、最高のパフォーマンスが発揮しにくい環境だった。最強のゲーミングノートPCを作るためには"制限なしの放熱ソリューション"とそれによって可能となる"制限なしのハードウェア"の搭載が必要だった」という。ASUSが"制限なしの放熱ソリューション"として選択したのが水冷だ。具体的な名前は明かさなかったものの水冷関連のソリューションを手がけるベンダと、2年間にわたって開発したのが、「ROG GX700VO」に付属する着脱可能な水冷ユニットとなる。内部にポンプと120mmサイズのラジエーターを2基搭載した大型のもので、このユニットとPC本体を接続して冷却液を循環させる。また本体の両脇に2基の冷却ファンを備え、これらを組み合わせて本体全体を冷却する。同社の測定した結果では、空冷と比較してCPUとGPUの温度が30%以上低下したという。これにより、オーバークロック対応のIntel Core i7-6820HKやデスクトップ版NVIDIA GeForce GTX 980の搭載が可能なほか、これらの性能をフルに引き出し、現状のゲーミングノートPCを大きく超えて、デスクトップPCに近いパフォーマンスを発揮する。○「ROG ASUS Gaming Center」でオーバークロックからマクロ設定まで「ROG GX700VO」では、設定ソフトウェア「ROG ASUS Gaming Center」を備える。ここからオーバークロックやキーボードマクロの設定が行える。オーバークロックでは、「最高」「標準」「最適化」というプリセットのほかに手動でも設定できる。PC本体を水冷ユニットに接続すると自動的に「最高」プリセットが適用され、CPUは2.7GHzから4GHz、メモリは2133MHzから2800MHzまで引き上げられる。この時に再起動せずにそのまま使うことができるが、手動で設定を切り替えた際などは再起動する必要がある。「ROG ASUS Gaming Center」からは、キーボードマクロやファンコントロール、特定アプリケーションに対して通信の優先度を上げる「GameFirst」なども設定できる。○ゲーミングPCとして豊富な機能を搭載「ROG GX700VO」は、単純なゲーミングノートPCとしても豊富な機能を備える。キーボードはテンキー付きのUS配列で、30キー同時押し対応のアンチゴースト機能やイルミネーション機能を搭載する。前述の「ROG ASUS Gaming Center」を呼び出せるキーや、マクロ用のキーを5つ配置する。また、サウンド面ではESS Sabre HiFi DACを搭載し、384KHz/32bitに対応するほか、ESS製アンプも合わせて採用する。またゲーム用オーディオ最適化ソフトウェア「Sonic Studio」、ゲーム内の音の方向を視覚化する「Sonic Radar II」といったR.O.G.ならではの機能も備える。このほか、NVIDIA G-SYNC対応ディスプレイやゲーム実況向けソフト「XSplit Gamecaster」の無期限ライセンスなども特徴として挙げられる。○「専用スーツケース」が付属本体や水冷ユニットなど規格外な部分が多い「ROG GX700VO」だが、付属品も通常は考えられないものが用意されている。ゲーミングマウス「Sica」に加えて、持ち運び用途に合わせて、ノートPC本体と水冷ユニット、各種ケーブル類がすっきりと収められる「ゲーミングスーツケース」が"付いてくる"。水冷ユニットだけで4.8kgあるので、例えばLANパーティやVR系デバイスのデモなどで、「ROG GX700VO」を持ち運びたいときには便利かもしれない(そういう機会がどのくらいあるか分からないが……)。「ROG GX700VO」この"付属品"も含めて税別549.800円で19日に発売する。詳細なスペックについては、発表時のニュース記事を参照してほしい。
2016年02月17日ローランドは、ギタリストが自分の声を使ってギターを演奏できるエレキギター/ベース用ボコーダー「VO-1」を発売する。販売開始は2016年3月を予定。価格はオープン。同製品は、従来は鍵盤楽器が中心だったボコーダー・サウンドの演奏を、ギタリストが自分の声でギター演奏を楽しめるボコーダー・エフェクトで、「BOSSコンパクト・エフェクター」シリーズの新モデルとなる。同製品にマイクとギター、アンプを接続し、ギターの演奏に合わせてマイクに向かって話したり歌ったりするだけで、独特のボコーダー・サウンドが手に入るという。また、鍵盤楽器で演奏したようなボコーダー効果が得られる「VINTAGE(ビンテージ)」のほか、マイクからの声が明瞭に聞き取れる「ADVANCED(アドバンスド)」、トーキング・モジュレーター・サウンドを再現した「TALK BOX(トーク・ボックス)」、マイクを接続しなくても演奏に合わせて自動的に声が付加される「CHOIR(クワイヤ)」といった異なる4種のモードを搭載し、好みの効果を選んで演奏できる。さらに、ギターやベースの音作りに必要なエフェクトを「VO-1」のセンド/リターンに接続すれば、ボコーダー・サウンドとギター/ベース・サウンドをミックスできる「エフェクトループ機能」を搭載するなど、幅広い音作りが可能となっている。なお、「ボコーダー」とは一般的に、人の声とシンセサイザーを合成し、声に楽器で音階や和音をつけながら、まるで人が歌っているかのような音で演奏したり、演奏の音を抑揚のないロボット・ボイスに変化させたりして、インパクトのあるサウンドを作成できる技術のこと。
2016年01月20日新国立劇場の2016/2017シーズンのラインナップ発表会見が1月15日に開催。オペラ部門に関しては、同劇場のオペラ芸術監督を務める指揮者の飯守泰次郎から、新制作作品3本を含む計9演目の説明がなされた。「新国立劇場オペラ」各公演のチケット情報2014年9月に飯守氏が芸術監督に就任し、来シーズンで3期目を迎える。ここまでの2シーズンを振り返り、1期目は「オーソドックスな作品群」、2期目は「あまり上演されないけれど、『上演してくれ』という声の多い作品」を上演してきたと説明。勝負の来シーズンについては「哲学的なドイツ作品とイタリアの作品のコントラストを強調するラインナップ」になっていると明かす。新制作となる作品は3作品。注目は2017年の同劇場開場20周年に向け、今シーズンより3年がかりで上映される運びとなっているワーグナーの『ニーベルングの指環』四部作。すでに序夜『ラインの黄金』が上演され、大きな反響を呼んだが、来シーズンは第1日『ワルキューレ』が10月のオープニングに、第2日『ジークフリート』がシーズンの終わりを飾る6月に上演される。昨年10月の『ラインの黄金』に引き続き、2作とも指揮は飯守氏、演出はゲッツ・フリードリヒとなるが、管弦楽に関しては『ワルキューレ』では東京フィルハーモニー交響楽団が、『ジークフリート』では東京交響楽団が務める。なお、残る第3日『神々の黄昏』は、2016/2017シーズンの上演となるが、こちらは読売日本交響楽団が管弦楽を務める予定であることも発表された。『ワルキューレ』のジークムントおよび『ジークフリート』のタイトルロールは、新国立劇場では『ラインの黄金』に加え、『トリスタンとイゾルデ』、『オテロ』などでおなじみのステファン・グールドが演じる。『ワルキューレ』のジークリンデ役は注目の新星ジョゼフィーネ・ウェーバーが務め新国立劇場初お目見えとなる。この2作に挟まれる形で3月に上演される新制作の作品はドニゼッティのイタリアオペラ『ルチア』。難役のタイトルロールをロシアの注目の新鋭で新国立初登場となるオルガ・ペレチャッコが演じ、日本からはライモンド役で妻屋秀和もキャスト陣に名を連ねている。上記3作以外のレパートリーで注目は2月『蝶々夫人』。栗山民也の演出で、同劇場の研修所出身の安藤赴美子が蝶々夫人を演じる。飯守氏は「やっと日本人の蝶々夫人が見つかった!」と満足そうにうなずく。このほか、『ラ・ボエーム』、『セビリアの理髪師』『カルメン』『オテロ』『フィガロの結婚』と定番のタイトルが並んでおり、飯守氏は「新鮮なスター、信頼の置けるベテランがキャスティングされており、世界レベルの劇場として高いクオリティを楽しんでいただけると思っています」と来季に向けて自信をのぞかせた。取材・文:黒豆直樹
2016年01月18日狂言とオペラ、日本とヨーロッパの伝統的な芸能を結びつけ、高い芸術性と無類の面白さで好評を博している狂言風オペラ。その最新作『狂言風オペラ モーツァルト“コジ・ファン・トゥッテ ”』が来年2月上演される。狂言風オペラシリーズは、京都の大蔵流狂言師、茂山千之丞らを中心に2002年にスタート。モーツァルトのオペラを換骨奪胎し、クラシックの名門、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステンの演奏に乗せて、狂言師たちが物語を演じるというユニークなスタイルが話題を呼び、『ドン・ジョヴァンニ』(02年)、『フィガロの結婚』(06年)、『魔笛』(09年)と順調に回を重ねて来た。11年には『魔笛』を携えてドイツ公演も行い、7ヵ所のステージを成功させるなど高い評価を得ている。『コジ・ファン・トゥッテ』の製作に際しては、ウィーン在住の気鋭の演出家、伊香修吾が新たに参加。京の都を舞台にオペラの主人公フェランドとグリエルモを太郎冠者、次郎冠者に置き換えた脚本も書き下ろす。また茂山一門に加え、今回、特別出演として名を連ねるのが落語家、桂米團治。オリジナルにはない、語り手という意表を突いたポジションから物語に絡んでゆく。9月に行われた記者会見には出演の茂山正邦、茂山茂、茂山童司、網谷正美、桂米團治ほか、伊香修吾らが出席。席上、米團治は「年来のモーツァルトファンですが、オペラの語り手というのは初めて。伊香さんのアイデアで、僕らは自分たちが思っていたところとはどんどん別のところに連れて行かれる」と面白さを語った。また出演のほか、監修も行う茂山童司は「『狂言風オペラ』は亡き祖父、千之丞が描いたイメージを引き継いで今まで続けて来たもの。この度、新しい演出、新しい出演者を迎えるのを機に、改めて緊張感を持って僕らの『狂言風オペラ』を作っていきたい」と語った。公演は2016年2月20日(土)、愛知・豊田市コンサートホールを皮切りに、2月21日(日)、福岡・宗像ユリックスハーモニーホール、2月23日(火)、岡山・津山文化センター、2月24日(水)、大阪・NHK大阪ホール、2月25日(木)、東京・すみだトリフォニーホール、2月27日(土)、滋賀・ひこね市文化プラザグランドホールの6会場にて。チケットは宗像ユリックスハーモニーホールが11月14日(土)発売。その他は発売中。
2015年10月19日10月に二期会が上演するR.シュトラウスのオペラ《ダナエの愛》は幻の傑作。上演機会の滅多にないレア作品だ。国内では2006年に若杉弘が演奏会形式で初演したが、舞台上演は今回が日本初演となる。公演初日まで10日を切った9月23日、都内の稽古場を訪れた。東京二期会オペラ劇場「ダナエの愛」jチケット情報この日はオーケストラが入る前の最終の通し稽古。題名役の佐々木典子ら、10月3日のキャストによる稽古だった。すでに基本的な演出は完成しており、いくつかの場面の動きを詰めたあと、全幕をピアノ伴奏で通してゆく。幕ごとの休憩の間に演者に駆け寄って細部を確認するのは、これがオペラ初演出となる深作健太。映画監督・深作欣二を父に持ち、自身も映画監督、舞台演出家として活躍する気鋭のクリエイターだ。「こんなに楽しい現場は初めて。映画も演劇も、セリフとセリフの間を埋めて作っていく作業なんですけど、オペラの場合はそれがすでに音楽としてスコアに書き込まれている。それを発見していくのが非常に楽しいです。それに、新劇からアイドルまでさまざまな経歴の俳優さんが集まる演劇の現場では、1か月の稽古の間にそこから共通言語を探していかなければなりません。でもオペラは、伝統をベースにした約束事を共有している方たちばかりなので、いきなりすごく高いところから入っていける。芸術文化としての専門度の高さを感じました」スコアに対する全面的なリスペクト。演出優位のプロダクションも少なくない中、こういう立ち位置のオペラ演出家がまたひとり誕生したのは実に頼もしい。といってもアグレッシブな仕掛けもありそう。この日は衣装も装置もまだ本番のものではなかったのでディテールは定かではないものの、「ん!?」と目を見張るような独自の解釈がいくつも施されていた。《ダナエの愛》はギリシャ神話の世界を舞台にした、そのままバロック・オペラになっていても違和感のないような物語だが、音楽はまさにR.シュトラウス。ドラマティックで色彩豊かなオーケストレーションをバックに、歌手たちにはかなりドラマティックな声と表現が要求されていて聴きごたえがある。主役の3人(ダナエ、ミダス、ユピテル)以外の役にも歌いどころ・聴かせどころが満載で、「歌」を存分に楽しめるオペラだ。これを逃すと、次はいつ観られるかわからない。チェック済みだけど行こうか行くまいか迷っているアナタ。観ないと絶対後悔します。今すぐ購入サイトへ!取材・文:宮本明
2015年09月25日ファッション誌『装苑』が9月号、10月号で、資生堂のマキアージュから9月21日に発売される限定商品の薬用美白パウダー「マキアージュ スノービューティー II」とのコラボレーション企画を実施している。同コラボレーションでは、『装苑』の専属モデル・SUMIREを“雪姫”とし、9月号では「雪姫の夢」、10月号では「雪姫の朝」をテーマに、新作「スノービューティー」の世界観を表現している。また、誌面からイメージを膨らませて制作したショートムービーを、『装苑』の公式ホームページにて発表。8月10日に公開された9月号の誌面と連動する第1弾に続き、10月号の誌面からインスピレーションを得て制作された第2弾のムービーを9月10日より公開。同ムービーは、雪姫であるSUMIREが「スノービューティー」と過ごす、幻想的な夜から朝までの時間をストップモーションで描いたものとなっている。
2015年09月10日ファッション誌『装苑』のセレクトブランドによるポップアップショップ「SO-EN meets HAKATA」が、9月9日から10月13日までアミュプラザ博多5階にオープンする。アミュプラザ博多と『装苑』による初のタイアップイベントとしてオープンする同ポップアップショップ。『装苑』セレクトによる新しい感性とパワーを秘めた11ブランドが展開される。出店ブランドのラインアップは、migh-T by KUMIKO WATARI、A .Dupre、RPKO、ko haction、Romei、ワンピースとタイツ、tete salon de chapeau、A fabulous day、Loistaa、INSTANT JEWEL、KLOKA。その他、アミュプラザ博多では、館内のあらゆる装飾を「SO-EN meets HAKATA」仕様に彩る「JR博多シティ装飾拠点ジャック」も開催される。また、ポップアップショップに合わせて8月28日発刊の『装苑』10月号の誌面にも「SO-EN meets HAKATA」のイメージビジュアルが登場。おしゃれ好きな女の子がクローゼットから服を引っ張り出しながらその日のコーディネートについて悩む様子が表現されたビジュアルが掲載された。キービジュアルのイメージモデルには、専属モデルのSUMIREが起用されている。
2015年09月05日ヘアスタイルアイテムの定番「VO5 ヘアスプレイ」を発売するサンスター株式会社が、7月17日より期間限定でバス型ヘアスタイリングサロン「VO5ヘアスタイリングワゴン」をオープンした。イベントの開催目的は、「VO5 ヘアスプレイ」を使って、トレンドの“こなれて見えるヘアスタイル”を作るコツをより多くの女性に伝授すること。バス型のサロン内には、スタイリングを伝授するプロのヘアスタイリストたちが待機。参加者は、用意された50種類の“こなれヘアスタイル”から試してみたいヘアスタイルを選択して、その場でスタイリストに思い通りのヘアスタイルに仕上げてもらうことができる。スタイリングに使用するのはもちろん、「VO5 ヘアスプレイ」。2015年に新登場となった「エクストラハード パールローズの香り」「エクストラハード フレッシュブーケの香り」の2種類(各980円)の「香るStylingシリーズ」の他、エクストラハードにUVプロテクト成分を加えた「UVプロテクト」、しなやかな仕上がりがうれしい「ハード」などから、選んだ髪型に仕上げるのに最も適したものを使ってスタイリングを行う。スタイルのポイントは、大きく分けると「前髪」「まとめ髪」「三つ編み・編み込み」「巻き髪」の4つ。どこに重点を置いてヘアセットしたいかを決めたら、髪質や髪の長さも検討しながらさらに理想を絞るのがベスト。「かきあげ前髪」「ニュアンスハーフアップ」など豊富にそろうスタイルは、いずれも5分から7分でセッティングが完了するのが嬉しい。もちろん、自宅で再現するのも簡単。質問があればその場でスタイリストに尋ねるのもOKだ。イベント開催前日にはオープンセレモニーが開催され、VO5 PRアンバサダーに就任したモデルで女優の松井愛莉が登場。報道陣が見守る中、松井自身がスタイリストによる“こなれヘアスタイル”伝授を体験した。僅か3分程度で完成した“こなれヘアスタイル”を鏡で確認した松井は、その仕上がりに大満足。「みんなにもVO5を使ってこの季節ならではのヘアアレンジを楽しんでほしい」とほほ笑んだ。「VO5ヘアスタイリングワゴン」は、7月17、18日は新宿ステーションスクエア、19、20日は、原宿八千代銀行前スペース、25、26日はクイーンズスクエア横浜クイーンズパーク、8月1、2日はヨドバシ梅田前1階スペース(大阪)、8、9日は国立代々木競技場前に登場する予定。スタイリング後には、サロン前の撮影スペースで“こだわり”ポイントを撮影することができる。また、7月16日から9月30日にかけて、バリ島3泊5日の豪華女子旅やこだわりグッズが当たる「Everyday Love, VO5 キャンペーン」を実施。こだわりのヘアスタイルを自慢することでプレミアムな旅を手にできるかもしれないまたとないチャンスだ。
2015年07月17日パルコが東京都渋谷区の渋谷パルコで運営するセレクトショップ「Meetscalストア by once A month」は4月9日まで、雑誌「装苑」とのコラボショップを開催している○オンラインでの購入も可能同ショップは、パルコの自主編集ショップとして、Meetscalストアが提案する「新しい作家・メーカーを発見し、世に紹介する」というコンセプトが「装苑」の「NEW COMER」コーナーのコンセプトと合致していることから実現したコラボショップ。これまで1年間にわたり誌面で「Meetscalストア一押しブランド」として紹介されたブランドや、新たに同誌編集部が推薦するブランドなど、各ブランドの2015年春夏新作アイテムがそろう。一部商品は、パルコが提供するwebサービス「カエルパルコ」にてオンライン購入や店頭取り置き予約にも対応。また、期間中は同誌の最新号・バッグナンバーも販売する。展開ブランド・販売商品の一例は以下の通り。「AWA(アワ)」は、森貞一輝(モリサダカズキ)と副田静香(ソエダシズカ)によるファッションブランド。「AWA×AiRRプルオーバー」1万9,440円。「A fabulous day(アファビュラスデイ)」は、ストーリー性のあるフィギュアを閉じ込めたロゼットのブランド。「ロゼット」3,780円~4,104円。「ダーリーダダ」は、「蒼く熟れた膝に澄んだこがねの眼」をコンセプトとしたアパレルレディースブランド。「きらめきバッグ」2万7,000円。「marumi03(マルミ03)」は、"きらきら~。""透き通っていて、ときには ひがみだって凄い。"をブランドコンセプトに、アクセサリーを展開。「ブローチ、ピアスなど」1,944円~4,536円。「my panda」は、ツートーンをテーマに自分だけのカワイイを組み合わせられるブランド。「パンダパンプス」4万1,040円。「mannine(マンナイン)」は、"プリントを身に着けることを楽しんでもらいたい"というコンセプトのもと、遊び心をたくさん閉じ込めたブランド。「ワンピース」3万2,400円。「Rei Oshima」は、歴史や伝統あるものの美しい部分、温かい部分などを伝え守り続けていくことをコンセプトとする、成長しさらに上質で個性的でありながら、エレガントな洋服を求めはじめた女性がターゲットのブランド。「カーディガン」2万8,080円。会期は10日~4月9日。会場は東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO PART1 1F。開店時間は10時~21時。※価格はすべて税込価格、情報は掲載時のもの
2015年03月12日渋谷パルコのセレクトショップ「Meetscalストア by once A month」は3月10日から4月9日まで、雑誌『装苑』とのコラボショップをオープン。このショップでは、これまで誌面で「Meetscalストア一押しブランド」として紹介されたブランドや、新たに『装苑』編集部が推薦するブランドを含めた全13ブランドが参加。Meetscalストアのコンセプト“新しい作家・メーカーを発見し、世に紹介する”にちなんだ若手ブランドから、15SSコレクションにおける新作アイテムが展開される。アパレルでは、イギリスの「テキスタイルアワードTEXPRINT」でベスト24にも選出された経験のあるデザイナー、岸本万里が手掛けるブランド「マンナイン(mannine)」が登場。その他、シルクスクリーンやライヴソーイングを中心とした公開制作型1日限定ショップ「浮宙小屋」を展開する「アワ(AWA)」、ハンドワークを軸にウィメンズウエアや小物を制作する「ダーリーダダ(dearie dada)」、歴史や伝統あるものの美しさや温かさを伝える「オオシマ レイ(Rei Oshima)」、ツートーンの可愛さを追求する「マイパンダ(my panda)」などのアイテムを展開する。更に、アクセサリーではハンドメイドでストーリー性のあるフィギュアを閉じ込めたロゼットを取り扱う「ア ファビュラスデイ(A fabulous day)」や、“心のお守りになる”ようなブローチやピアスを展開する「マルミ03(marumi03)」のアイテムも取りそろえた。一部商品はパルコのwebサービス「カエルパルコ」にて通販する他、店頭での取り置き予約も可能。期間中は雑誌『装苑』の最新号やバッグナンバーの販売も行う。
2015年03月11日人気テノール、錦織健のプロデュースで2月22日(日)より上演されるモーツァルトのオペラ「後宮からの逃走」。先日行われた通し稽古は、このオペラの普遍性と個性が生き生きと伝わってくる画期的なものだった。錦織健プロデュース・オペラ vol.6 モーツァルト「後宮からの逃走」の公演情報モーツァルト・オペラは、声楽的には大変几帳面できっちりしており、オーケストレーションも端正(モーツァルトによる直筆譜も大変綺麗)。その一方で、オペラそのものはとても奇抜でセンセーショナル、という性格を持っている。特に「後宮…」は形式的には厳密でありつつ、ストーリーと登場人物のキャラクターはとてもユニークなのだ。錦織自身がこのオペラに愛着をもっているのは、「古典的な世界を愛し、なおかつ精神は新しくありたい」というスピリットが、このオペラには渦を巻いているからではないだろうか。トルコ太守の後宮(ハーレム)に捕らわれた恋人を取り戻そうとするスペインの貴族ベルモンテを演じる錦織健と、太守の家臣オスミンを演じる志村文彦の掛け合いは、冒頭からモーツァルトの魅力全開で、音楽はロココな優美さと端正さを湛えながら、設定はシリアスなのに、お腹がよじれるほどおかしい。吉本新喜劇に実際に足を運んでコメディの研究しているという錦織とベテラン志村の呼吸感には、オペラ歌手としての極意を感じる。「芸術的に価値のある古典を、生き生きと鮮烈に新しく演じる」という使命感。型崩れさせることなく、面白くする、これはいつ何時でも美しく保たれる錦織健の歌唱法にも通じている。恋人コンスタンツェを演じる佐藤美枝子は正統派中の正統派ソプラノ。超難役として有名なドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」のルチア役を完璧に歌える佐藤美枝子だからこそ、今回のコンスタンツェ役での超絶技巧も光っていた。コケティッシュなブロンデ役の市原愛、愉快な召使ペドリロ役の高柳圭も大活躍し、台詞のみで歌わないトルコ太守の役にバス・バリトンの池田直樹が配役されるという豪華さも見逃せない。そして、太守の寛大さによって平和がもたらされるというエンディングには、戦いなき公平な世界を目指す芸術家の理想が託されている。困難な社会情勢の中、「タイムリーに」イスラム教の寛容さが描かれているのは偶然なのだが、この作品の上演が今行われることは、とても大きな意味をもつはずだ。◆錦織健プロデュース・オペラ vol.6 モーツァルト「後宮からの逃走」2月22日(日) サンシティ越谷市民ホール2月25日(水) 静岡市民文化会館3月1日(日) 栃木県総合文化センター メインホール3月7日(土) 神奈川県民ホール3月13日(金) 東京文化会館3月15日(日) 東京文化会館3月22日(日) フェスティバルホール3月24日(火) アクロスフ福岡 福岡シンフォニーホール
2015年02月20日ココロ弾む香りサンスター株式会社は2月4日、「VO5スーパーキープヘアスプレイ香るStylingシリーズ」を発売すると発表した。VO5は雨や風の日にもヘアスタイルを長時間しっかりキープし、プロフェッショナルにその品質が支持され続けている。今回発売される香るStylingシリーズは、ココロ弾む香りでスタイリング時間をいろどるもの。これまでもVO5では、2013年から若い女性をターゲットとして特別な香りをつけた数量限定品を発売しており、好評を得てきた「パールローズの香り」を2015年3月9日(月)に、現在発売中の微香性についても「フレッシュブーケの香り」と名を改め、2月中旬から新パッケージデザインにリニューアルする。毛髪保護成分もVO5スーパーキープヘアスプレイは、雨や風の日でもヘアスタイルを長時間キープし、 べたつかず、白くなりにくい仕上がりが特徴。毛髪保護成分として、海藻エッセンスとラベンダーエッセンスを配合し、髪をいたわる。パールローズの香りは、華やかなピンクローズの香りで、時間と共に清潔感を感じさせる白い石鹸のような香りが感じられる女性らしいやわらかな香り。フレッシュブーケの香りは、ミュゲ(スズラン)やジャスミンなどの花々が香る、清潔感がありさわやかな花束のような香りとなっている。(画像はプレスリリースより)【参考】・サンスタープレスリリース
2015年02月08日人気テノール歌手・錦織健がプロデュースし、自らも出演する「錦織健プロデュース・オペラ」の第6弾として、モーツァルト《後宮からの逃走》が、2~3月に全国7都市で上演される(全8公演)。「錦織健プロデュース・オペラ」は、ビギナーも気楽に楽しめるエンタテインメントとしてのオペラ上演を理想に掲げて2002年にスタートした、彼曰く「旅まわりの一座」。抵抗なくオペラに入るためには笑いが一番と、毎回喜劇を題材にした作品を採り上げている。何事も同じだと思うけれど、初体験にはなるべく上質なものを勧めたい。「オペラは初めて」という観客も重視しているからこそ上演クオリティにはこだわっている。日本のトップクラスの歌手たちに「座長」の錦織自身が声をかけて集めるキャストはいつも豪華な顔ぶれ。加えて、稽古の質の高さと内容の濃さは、オペラ歌手たちの間でも評判になっているほどだという。若い頃からテレビのバラエティ番組でロックやポップスを熱唱したりと、オペラを囲む垣根を取り払って広い層のファンを獲得してきた錦織ならではの経験と熱意と本気が結実したプロジェクトと言ってよいだろう。《後宮からの逃走》は「ジングシュピール」と呼ばれ、歌と歌をつなぐたくさんのセリフによって物語が進行してゆくタイプの作品。今回は歌の部分は原語のドイツ語だが(日本語字幕つき)、セリフは日本語で上演するからわかりやすい。わりに単純な物語なので、特別な予習なしでも理解できるはずだ。筋さえわかってしまえばあとは歌芝居。モーツァルトの軽快で美しい音楽と声の魅力を、耳が感じるままに楽しもう。実は歌い手にとってはかなり技巧的で難しい曲も多いのだけれど、観る側としてはそれも大きな楽しみのひとつだ。オペラの筋は、公演タイトルに添えられた錦織発案の「ハーレムから助け出せ!」というキャッチコピーのとおり、スペイン貴族の青年ベルモンテが、誘拐された恋人コンスタンツェを奪還すべく、トルコの後宮(ハーレム)に単身乗り込むという、恋と冒険の物語。最後には大どんでん返しのハッピーエンドが待っている!文:宮本明
2015年02月05日新国立劇場2015/2016シーズンラインアップが発表された。オペラ部門は全10演目。例年同様、新制作3・再演7(内、邦人作品1)となる。新国立劇場オペラの公演情報飯守泰次郎オペラ芸術監督が「新国立劇場は、世界の主要歌劇場として、国際的に高いクオリティを保ち、さらに発展させていくべき存在。そのためには国際的な水準・技量をもったキャスト、そしてレパートリーが重要」と語るように、充実のスタッフ・キャストが揃うラインアップとなった。新制作1本目は、シーズン開幕公演。ワーグナーの超大作「ニーベルングの指環」(4部作)から『ラインの黄金』を取り上げる。ドイツの名演出家ゲッツ・フリードリヒが晩年にフィンランド国立歌劇場で作り上げたプロダクションを上演する。指揮は、ワーグナーの聖地、バイロイト音楽祭で長年キャリアを積んだ飯守オペラ芸術監督が自らタクトを振る。新制作2本目は、同劇場初上演となるヤナーチェクの『イェヌーファ』。世界の主要歌劇場では必ず取り上げられるヤナーチェクだが、日本での上演機会は少ない。演出にはドイツの権威あるオペラ専門誌『オーパンヴェルト』で「年間最高の演出家」を受賞したクリストフ・ロイを迎える。新制作3本目はマスネの『ウェルテル』。演出にはフランスのベテラン、ニコラ・ジョエルを迎える。飯守芸術監督は「(ジョエル)は1976年のバイロイト百年祭で苦楽を共にした仲。久々の再会が楽しみ」と期待を寄せる(同音楽祭で飯守はピエール・ブーレーズの助手、ジョエルはパトリス・シェローの助手を務めた)。再演演目もこれまで好評を博してきた人気作が並ぶ。壮大で華麗な舞台・衣装が魅力の『トスカ』。ヴェルディ最後のオペラで唯一の喜劇『ファルスタッフ』。大人から子どもまで楽しめるファンタジー『魔笛』はオール日本人キャストで。『サロメ』は、ウィーン、パリ、ベルリンでも同役を演じて聴衆を虜にした世界的ソプラノ、ニールントが登場。イタリアのヴェリズモ・オペラの名作からは『アンドレア・シェニエ』を。飯守オペラ芸術監督がタクトを振る『ローエングリン』は、2012年上演時に大好評を博したクラウス・フロリアン・フォークトが再登場。邦人作品は和製オペラの傑作『夕鶴』を上演する。■新国立劇場オペラ2015/2016シーズン2015年10月ワーグナー/楽劇「ニーベルングの指環」序夜ラインの黄金【新制作】11月プッチーニ/トスカ12月ヴェルディ/ファルスタッフ2016年1月モーツァルト/魔笛2・3月ヤナーチェク/イェヌーファ【新制作】3月R.シュトラウス/サロメ4月マスネ/ウェルテル【新制作】4月ジョルダーノ/アンドレア・シェニエ5・6月ワーグナー/ローエングリン7月團伊玖磨/夕鶴
2015年01月23日東京都新宿区の東京オペラシティは10月2日~4日、「オペラシティフェスティバル」を開催する。○音楽やパフォーマンスを無料で観賞同フェスティバルは、芸術の秋にちなんださまざまな催しを開催するイベント。10月2日、3日には「ミュージック&パフォーマンス」と題し、ミュージシャンやパフォーマーが出演する無料観覧イベントを開催。出演アーティストは、2日の18時30分~、19時30分~、20時30分が、ボーカル、ギター・バンジョーの姉妹とバイオリンの女性3人組「Tinysun」によるジャズライブ。同日18時~21時が、「PEPPI THE CLOWN」によるパントマイムのパフォーマンス。3日の18時30分~、20時~が「SANBA NOVA」によるサンバショー。同日18時~21時が「笑太夢(しょうたいむ)」によるマジック+パントマイムパフォーマンス。その他、2日、3日の17時~21時には、東京オペラシティレストラン&ショップの屋台が登場するビアガーデン「オペラキッチン」、射的やスマートボールなどが登場する「オペラ縁日」を開催する。4日の11時~17時には、「MOTTAINAI手づくり市」「楽器体験や手づくり教室などのワークショップ6種」(一部有料)、「アート輪投げ」「謎解き探検ゲーム」などを開催。有機野菜などの宅配サービスを行う「らでぃっしゅぼーや」によるマルシェ「元気市」も開かれる。場所は東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティ。
2014年09月30日芸術監督・飯守泰次郎の任期1年目となる新国立劇場オペラ2014/2015シーズンのオープニング公演『パルジファル』が、10月2日(木)に開幕を迎える。新国立劇場オペラ『パルジファル』の公演情報ワーグナー最後のオペラ『パルジファル』は、聖槍と聖杯をめぐる壮大で深淵な物語を、神秘的で荘厳、そして官能的な響きに満ちた音楽が描く。指揮は芸術監督・飯守泰次郎自らが執り、歌手陣には、ジョン・トムリンソン、クリスティアン・フランツ、エヴェリン・ヘルリツィウスなど世界的なワーグナー歌手が集結。また、バイロイト音楽祭ほかで数々の名舞台を手がけてきた巨匠ハリー・クプファーが新演出を担うことも話題のひとつだ。舞台神聖祝典劇と名付けられた『パルジファル』は、宗教色、特にキリスト教的作品としての面が強調されるが、これまでベルリン州立歌劇場ほか一流オペラハウスで幾度も本作を手がけてきたクプファーは、作品の中にある仏教的要素も見逃せないと語る。「ワーグナーは敬虔なキリスト教徒でしたが、生涯を通じて仏教に興味を持ち、仏教という宗教にも取り組んでいました。ワーグナーは本来相容れることのない哲学をミックスして自らの哲学を導くことが出来た人なのです。この作品に登場するクンドリーという女性を例に挙げてみましょう。彼女は、十字架にかけられたキリストを嘲笑したために呪われ、何度も生まれ変わって苦しい人生を歩まなければならない運命にありますが、これはまさに仏教の輪廻の考え方に基づくものです」登場人物の在り方や関係性、物語の結末に至るまで、多様な解釈が成り立つのが本作の大きな特徴だが、今回の演出では、何が善悪かをきっぱりと分けることはしないとクプファーは言う。「登場する人物はそれぞれが“道”を探しています。辛い人生の苦しみからの解放、救済と言い換えても構わないでしょう。その道の先にあるのは“神”であり、キリストかもしれないしブッダかもしれない。それはそれぞれが決めればいいことではないでしょうか」作品の結末はあえて提示せず、観客ひとりひとりに委ねるというクプファー。ワーグナーが描いた壮大な世界観と同様に、あらゆる可能性を内包した演出で、どのような舞台を見せてくれるのか注目だ。新国立劇場オペラ『パルジファル』は、10月2日(木)から14日(火)まで開催(全5回)。◆新国立劇場オペラ『パルジファル』10月2日(木) 16:00開演10月5日(日) 14:00開演10月8日(水) 14:00開演10月8日(水) 14:00開演10月14日(火) 16:00開演新国立劇場 オペラパレス
2014年09月26日神でなく人の手が創造したもので、一番美しいものと言われると何が思い浮かびますか?音楽、美術、文学、映像…、芸術と呼ばれる中にもいろいろありますが、やはりバレエではないでしょうか。素材である肉体を過酷なまでに鍛錬し、緻密に限定された伝統の中で完成度を競う世界は「人間の肉体は美しい!」と認識させてくれる、他に類を見ない美の殿堂だと思うのです。両親ともに著名なバレエ・ダンサーという恵まれた資質を持ち、現在、30歳の若さでオペラ座の顔となったマチュー・ガニオ。世界最高峰のバレエ団パリ・オペラ座で、20歳でエトワールという最高位に昇進し、今年で10年。その美しさの魅力に迫ります。テクニックだけではNG 王子役を踊るため必要なもの「ダンスール・ノーブル」という言葉をご存じですか?これは美しい容姿と高貴な雰囲気を兼ね備えた、いわゆる「王子」役が似合うダンサーのこと。技術的に優れていても、ワイルド過ぎる容姿では王子役は務まりません。最近、2015年末の引退を表明して話題になったシルヴィ・ギエムをかつて取材した時、かなり長身で驚いたのですが、彼女は25歳でオペラ座のエトワールを辞めてしまいました。それもやはり長身を生かしたダイナミックなダンス、つまり「ボレロ」などを踊るためだったのか、と納得したものでした。王子は王子らしく、王女は王女らしく(小柄で)というのは、厳然たるクラシック・バレエの掟です。そして、まさに「ダンスール・ノーブル」を体現しているのがマチューなのです。彼の日々行っているレッスンを紹介している「パリ・オペラ座エトワール マチュー・ガニオのノーブル・バレエ・クラス」というDVDがあるのですが、これがとても感動的です。それは、彼ほどのスターが、あくまで基本に忠実に丁寧にレッスンを課しているのがわかるから。男性舞踊手は、高いジャンプなどの大技以外に、女性の身体を支えるリフトといわれる命にかかわる技も必要です。先日「エトワール・ガラ2014」の舞台で観たマチューは、フィッシュ・ダイブという技で、逆さになったままエビ反るバレリーナの身体をほぼヒザだけで支えながら、顔は役柄のままにシャイで爽やかな笑顔をキープしており、至芸だと思いました。マチューの「清潔なテクニック」のピュアさに癒される映画「ブラック・スワン」の振りつけをして主演であるナタリー・ポートマンと結婚したバンジャマン・ミルピエが、2014/15シーズンから芸術監督に就任したことでも話題となっているオペラ座。このDVDでは、前任者ブリジット・ルフェーブルやオペラ座バレエ学校校長エリザベット・プラテルも、マチューの容姿の美しさを褒めています。同時に、技術の高さ、練習熱心な姿勢、性格の良さ、謙虚さなどを口々に言及しています。まるでバレエ・ダンサーは顔が命!とばかりに、美貌だけを話題にしてはいけないかのようです。とはいえ、以前、英国の2つのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを勤めた吉田都さんをインタビューした時、渡欧当初の頃、容姿の違いにものすごく悩んだと伺いました。また、オペラ座初の日本人バレリーナ、藤井美帆さんは「アン・ドゥオール(両脚全体が付け根から足先まで外側に開いている状態)が難しくて苦労しました」とも仰っていました。バレエとはもともと西洋人のための踊りなので、東洋人では肉体の違いを克服するだけでも大変なようです。マチューは、生まれ持った肉体に慢心せず、さらに磨き抜いていると考えると感慨深いものがあります。彼のバレエは、DVDの中で「清潔なテクニック」と評されていました。気負いがなく気品がある王道で正統派な美しさは、壮観ですがとてもピュアなのです。その姿は、リクツでなく生きる力と癒しを与えてくれる気がしています。DVDや写真集で、その一端に触れてみてはいかがでしょうか。・ マチュー・ガニオ DVD ・ マチュー・ガニオ写真集
2014年09月12日大和ハウス工業は6月16日、岩手県盛岡市の15階建て、総戸数72戸の分譲マンション「プレミスト大清水邸苑」を着工した。同建物は、盛岡の歴史ある町並みに調和する、ステイタスと生活快適性を提供する分譲マンションとして、料亭「大清水多賀」跡地に建設しているもの。歴史ある料亭の建物デザインを踏襲し庭園をリメイクするなど、歴史の面影を残す設計を採用している。また、排気熱・潜熱回収システムを利用した省エネ高効率給湯器と、電力の一括受電方式を合わせて採用することにより、光熱費とCO2排出量を削減。そのほか、IC乗車券を鍵として利用できる共用部システムを県内では初採用し、共用部内には災害時用の防災アイテムをストックする防災倉庫も設けるなど、入居者の安全と利便性に配慮しているという。詳細は、公式ホームページ(を参照のこと。
2014年06月17日*画像はニュースリリースより「VO5 アドバンスド ヘアスプレイUVプロテクト」新発売サンスターは、ヘアアレンジの頼れる味方としてプロフェッショナルにもその品質が支持され続けている、“美しいスタイルをロングキープする”ヘアスタイリングシリーズ「VO5」より、「VO5 アドバンスド ヘアスプレイUVプロテクト」を、2014年2月19日(水)より新発売する。ヘアスタイルを長時間キープするとともに、キューティクルがはがれやすくなるなど、さまざまなダメージを与える紫外線から髪を守る新処方のヘアスプレイ。UVプロテクト成分をセット成分と共に髪表面にしっかりコート「VO5 アドバンスド ヘアスプレイUVプロテクト 無香料 」は、サンスター独自のセット成分で髪表面をコートすることにより、雨や風の日もヘアスタイルをしっかり長時間キープ。さらに、UVプロテクト成分をセット成分と共に髪表面にしっかりコートさせることにより、紫外線によるキューティクルのはがれなどダメージを防ぎ、美しい髪を保つ。また、毛髪保護成分として、海藻エッセンスとラベンダーエッセンスを配合し髪をいたわるという。【参考リンク】▼サンスターニュースリリース
2014年01月10日ファッション誌『装苑』の創刊77周年と文化学園創立90周年を記念した、『装苑』と「装苑賞」その歩み展が、9月28日まで東京・代々木の文化学園服飾博物館で開催されている。同展は『装苑』創刊号から最新号までの850冊と「装苑賞」受賞作品84点を展示。それぞれが果たした役割やその歩み、日本ファッションの動向を振り返り、更なる飛躍のヒントを探ることを目的としたもの。1階では『装苑』を展示。最新のパリコレクション情報を紹介するようになった50年代や鷲尾いさ子などの日本人モデルを起用した80年代、ファッションだけでなく建築やグラフィック、映画なども紹介するようになった2000年代など、日本のファッションと共に歩んだ同誌の歴史を紹介している。2階ではこれまでの装苑賞受賞作品を時系列で展示。高田賢三、山本耀司、山本寛斎の各氏の作品から、故熊谷登喜夫氏や故安部兼章氏の作品、14SSからイッセイミヤケ・メン(ISSEY MIYAKE MEN)のデザイナーに就任した高橋悠介の作品までを見ることができる。また、会場奥では、岡田眞澄氏が司会を務めた映像など最終審査会のダイジェスト映像も紹介している。初日の3日には装苑賞受賞者であるコシノジュンコや津村耕佑の他、ドレスキャンプ(DRESSCAMP)の岩谷俊和、ソマルタ(SOMARTA)の廣川玉枝、イッセイミヤケの宮前義之、ネ・ネット(Né-net)の高島一精なども来場。津村氏は「当時もアンチファッションというつもりでデザインしていた。機械の配線図とアフリカから発想したグラフィックを紐で表現するなど、形はシンプルでテキスタイルに凝っている。今の受賞作品達も変わっていないですね」と話した。【イベント情報】『装苑』と「装苑賞」その歩み展場所:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル1階会期:9月28日まで時間:10:00から16:30(7月19日、9月27日は19:00閉館、入場は閉館30分前まで)休館日:日曜日、祝日、8月11から18日(7月28日、8月4日は開館)入場料:一般500円、大高生300円、小中生200円
2013年07月05日ハーゲンダッツ ジャパンは12月3日、新商品のハーゲンダッツ スペシャルエディション「オペラ」を全国のコンビニエンスストアで発売した。また同時に、「ショコラルージュ」も全国のセブンイレブン限定で販売。このほど発売したスペシャルエディション「オペラ」は、パリのスイーツ“オペラ”をハーゲンダッツが表現。芳(かぐわ)しいラム酒入りのコーヒーシロップと、洋菓子で使用する「ビスキュイ・ジョコンド」をイメージした香ばしいアーモンドクッキーが奥深さを演出している。アイスクリームは2種類のバタークリームを使用。つややかなチョコレートソースと金箔(きんぱく)で、高級感ある仕上がりとなっている。価格は420円。「ショコラルージュ」は濃厚な「ミルクチョコレートアイスクリーム」と、ほのかなローズが香る「ラズベリーアイスクリーム」をバランスよく組み合わせた。ローズの香り付けには、希少性が高いダマスクローズを使用。アイスクリームの中央には、なめらかなチョコレートソースが入っている。また、鮮やかな赤いラズベリーソースと金箔で、見た目にも豪華なアイスクリームとなった。全国のセブンイレブン限定発売で、価格は420円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日ハーゲンダッツ ジャパンは12月3日から、ハーゲンダッツ スペシャルエディション「オペラ」(400円・税別)を全国のコンビニエンスストア、ハーゲンダッツ オンラインショップおよびハーゲンダッツショップで期間限定で販売する。同商品は、パリを代表するケーキ”オペラ”をハーゲンダッツならではの味わいで表現。アーモンドがほのかに香る生地にラム酒で香り付けしたコーヒーシロップを染み込ませ、2種類のバタークリームアイスクリーム、つややかなチョコレートソースを重ねた。さらにチョコレートソースの上には金箔があしらわれている。パッケージは、パリのオペラ座の舞台をイメージしたとのこと。同商品は昨年11月に1都7県で限定発売され、好評を得たという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月17日ウィーンが誇る世界最高のオペラハウス、ウィーン国立歌劇場の日本公演が10月14日に開幕。R.シュトラウス作曲のオペラ『サロメ』が東京文化会館で上演された。「ウィーン国立歌劇場 2012年 日本公演」の公演情報4年ぶり通算8度目の日本公演は、新音楽総監督フランツ・ウェルザー=メスト体制下での初来日だが、当初『サロメ』を指揮予定だったメストは右腕の怪我により来日を断念。代わって、今回の来日公演で『フィガロの結婚』を指揮するペーター・シュナイダーがタクトを振る。10月12日夜に行われた記者会見では、ドミニク・マイヤー同劇場総裁、指揮のペーター・シュナイダー、サロメのキャストたちが登壇。ドミニク・マイヤー総裁は「音楽総監督のウェルザー=メストは、毎日治療を続けないと今後の活動にも影響があるような状態。本人も心待ちにしていただけに残念です。ただ『サロメ』の指揮は、幸運にもシュナイダーさんが代役を受けてくれました。これまで我々の劇場で同作を最も多く指揮している“サロメのスペシャリスト”です」と語る。最後の来日となるエディタ・グルベローヴァをはじめ、スター歌手の帯同も注目だが、同総裁は「才能豊かな若い歌手も紹介したい」という。「サロメ役のグン=ブリット・バークミンは、新しい『サロメ』を素晴らしい歌と演技で表現できる人。またヨカナーン役のマルクス・マルカルトは我々の劇場とドレスデン国立歌劇場に定期的に出演しています」と、同劇場の看板演目である『サロメ』に抜擢した歌手たちを紹介した。続いて、ペーター・シュナイダーは「私自身の初来日も1986年のウィーン国立歌劇場の日本公演。ドイツとオーストリア以外だと、指揮回数は日本が一番多いと思います。最近も新国立劇場で『ローエングリン』を振ったばかり。またウィーン国立歌劇場と一緒に帰ってこられて嬉しい」と語る。また急遽代役を務める『サロメ』について「来年2月にもウィーン国立歌劇場で振る予定。ここのオーケストラは私がどう指揮したいか、よく分かってくれるので、リハーサルも非常に上手くいきました」と自信のほどを窺わせる。記者会見の前に行われた『サロメ』公開リハーサルでは、同作がウィーン国立歌劇場の看板演目であることを改めて証明するようなステージに。オペラ界の重鎮シュナイダーによる安定感抜群のタクト、世界最高のオーケストラが奏でる極彩色豊かな官能の響きにのせ、主役のバークミンが常軌を逸した狂気性と純真な少女性を併せ持つサロメを演じ、観客から熱い拍手が贈られた。同劇場の日本公演は11月4日(日)まで残り8公演。『サロメ』を10月16日(火)・19日(金)に東京文化会館で、『フィガロの結婚』を10月20日(土)・23日(火)・28日(日)に神奈川県民ホールで、『アンナ・ボレーナ』を10月27日(土)・31日(水)・11月4日(日)に東京文化会館で上演。また、今回日本初上演のプロダクションで、現地ウィーンで人気のこども向けオペラ「小学生のためのオペラ『魔笛』」を、10月26日(金)にKAAT 神奈川芸術劇場で開催する。
2012年10月15日開場15周年を迎えた新国立劇場2012/2013シーズンオープニング公演のオペラ「ピーター・グライムズ」の公開舞台稽古が、9月29日に同劇場オペラパレスにて行われた。新国立劇場オペラ「ピーター・グライムズ」の公演情報「ピーター・グライムズ」は、2013年に生誕100周年を迎えるイギリスの国民的作曲家ベンジャミン・ブリテンの代表作。新国立劇場オペラ部門芸術監督の尾高忠明が「20世紀オペラの傑作」と絶賛し、今回の新シーズンのオープニング演目に据えるほど、情熱を注いでいる作品だ。イギリス東海岸の漁村を舞台に、孤独な漁師ピーター・グライムズが、大漁を当てるも、嵐の中で徒弟の少年を死なせてしまうところから物語は始まる。少年の死は事故であると主張するピーターだが、日頃より気性が激しいがゆえに周囲から疎まれていた彼は、村人たちから少年殺害の疑惑をかけられ、次第に追い詰められていく。閉鎖された社会環境を舞台に、集団と個の対立、貧困や児童虐待という現代にも通じるテーマを織り込んだ作品だ。尾高芸術監督は「ピーター・グライムズではなく、彼を取り巻く村民の在り方が問題なのです」と語る。イングランド東海岸のオールドバラに居を構えるも、パートナーのテノール歌手ピーター・ピアーズとの同性愛のために周囲から冷たい視線に晒されていた作曲者ブリテン自身の境遇に重ね合わせることができるのだという。今回のウィリアム・デッカーによる演出は、1994年にベルギーの王立モネ劇場で初演され、2004年の英国ロイヤル・オペラの上演でローレンス・オリヴィエ賞(イギリス版のトニー賞と言われる)にノミネートされたほど、演劇的要素も色濃い。ピーター・グライムズ=悪役という紋切り型では決してなく、閉鎖された社会での集団心理が生む狂気と個の対立を鋭くえぐる手法で、現代社会の闇を浮き掘りにしている。公開舞台稽古では、ブリテンの本場英国も羨む充実のキャストたちが登場。激しい気性と繊細な心根をもち、不器用すぎるが故に集団に溶け込めない不幸なピーター・グライムズを演じたスチュアート・スケルトン、ピーターを献身的に支える女教師で未亡人のエレン・オーフォードを演じるスーザン・グリットンらがいずれも好演。イギリス・オペラ界の重鎮リチャード・アームストロング指揮のもと、言葉を重視した人物の心情描写、冷たく荒くれた海をはじめとするスケール感のある情景を描いたブリテンの音楽を、巧みに表現してみせた。新国立劇場オペラ「ピーター・グライムズ」は、10月2日(火)から14日(日)まで全5公演を開催。チケットは発売中。
2012年10月02日