東京書籍株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:渡辺 能理夫、以下 東京書籍)は、2024年4月1日より、小学校教科書ポッドキャスト番組『おしゃべりな理科』の配信を開始しました。この番組は「先生による先生のためのポッドキャスト」です。パーソナリティは、現役の小学校教諭2名と教科書編集者が務めています。毎週月曜・木曜の配信予定です。Spotify Apple Podcasts Google Podcasts Amazon Music ◆番組カバーアートおしゃべりな理科 カバーアート◆番組概要先生による先生のためのポッドキャスト。小学校の先生と教科書編集者が、小学校理科の教科書に沿っておしゃべりしていく新感覚の番組です。理科の授業にまつわる雑談や体験談を中心に、「教員あるある」から教科書制作の裏話まで、思いつくまま語っていきます。先生は授業中にどんなことを考えているのか。子どもたちは小学校でどのように学んでいるのか。保護者のみなさんにも聴いてもらいたい番組です。◆番組パーソナリティ木月 里美(武蔵野市立小学校 主任教諭、写真左)小学校理科用 文部科学省検定済教科書『新編 新しい理科』編集委員辻 健(筑波大学附属小学校 教諭、写真中央)小学校理科用 文部科学省検定済教科書『新編 新しい理科』編集委員森田 雄介(東京書籍株式会社 理科編集部、写真右)小学校理科用 文部科学省検定済教科書『新編 新しい理科』編集長『おしゃべりな理科』パーソナリティ 左から木月 里美(武蔵野市立小学校主任教諭)、辻 健(筑波大学附属小学校教諭)、森田 雄介(東京書籍理科編集部)◆番組詳細情報配信開始 :2024年4月1日(以降、毎週月曜・木曜配信)配信先(2024年4月1日時点):Spotify/Apple Podcasts/Google Podcasts/Amazon Music企画協力/音響,SE製作 :株式会社雑談制作 :東京書籍株式会社※東京書籍株式会社について東京書籍は1909(明治42)年創業。「教育と文化を通じて人づくり」を企業理念とし、新しい時代に挑戦する個性的、創造的な人材の育成を目指しています。小・中・高等学校の教科書発行部数が最多の教科書業界最大手の出版社です。近年、デジタル教科書など教育用デジタルコンテンツの開発・販売にも注力しています。その他、教育総合ポータルサイト運営、学力・体力テストなどの各種評価事業、一般書籍の発行など教育と文化に係る幅広い事業活動を行っています。【会社概要】社名 : 東京書籍株式会社代表者 : 代表取締役社長 渡辺 能理夫所在地 : 〒114-8524 東京都北区堀船2-17-1設立 : 1909年資本金 : 8,000万円事業内容: 小・中・高等学校教科書、小・中・高等学校教師用指導書、学習教材/指導用教材/学習参考書、教育用デジタルコンテンツ(デジタル教科書等)、インターネットサービス(教育総合ポータルサイトの運営等)、学力調査/体力調査、校務支援システム、辞・事典、一般書籍、日本語検定関連業務URL : 東京書籍ロゴ小学校理科用 文部科学省検定済教科書『新編 新しい理科』のご紹介 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月04日株式会社ナカジマコーポレーションの自社オリジナルキャラクター「かえるのピクルス」のイラストが、令和6年度から教育出版株式会社が発行する音楽の教科書『小学音楽音楽のおくりもの』に採用されました。令和6年度(2024年度)からの小学校の音楽の教科書にかえるのピクルスが載ります!▼1年生の音楽の教科書には、歌のイメージイラストが掲載!▼1年生~6年生のそれぞれの教科書に、楽器の説明やポイントアイコンでピクルスが♫音符(おたまじゃくし)とはベストマッチのピクルス。小学生の皆さんに、音楽の楽しさ・面白さを伝えるお手伝いができて大変光栄なピクルスです!この春、教育出版の小学校音楽教科書を使われる皆さんはピクルスを探してみてください♪※学校で使われる教科書は、採択により地区ごとに決められています。※全国教科用図書卸協同組合のホームページから、各地の教科書供給会社ごとに地区で使用される教科書を調べることができます。・全国教科用図書卸協同組合 ※学校や全国教科用図書卸協同組合、各地の教科書供給会社への本件のお問い合わせはお控えください。▽かえるのピクルス公式HP ▽かえるのピクルスX ▽かえるのピクルスInstagram 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月15日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、机に入れていたはずの理科の教科書がなくなってしまいました。その後、算数、国語の教科書、絵の具セットや習字セットまで立て続けに紛失し、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思うように……。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに打ち明けると、すぐに新品の学用品をそろえてくれました。後日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきて、「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの」とイチくんの紛失物を持ってきてくれました。しかし、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったため、複雑な気持ちになってしまいます。さかのぼること5カ月前のバレンタインの日。同じクラスの女の子、シズちゃんがチョコレートを渡してくれたのですが、友だちに冷やかされた恥ずかしさから、受け取らずに拒絶してしまったイチくん。傷いた様子で帰っていくシズちゃんに近づき寄り添っていたのが、学用品を届けてくれた上級生であり、シズちゃんのお姉さんだったのです。 イチくんはホワイトデーにお母さんに言われるがまま、シズちゃんにお返しのお菓子を渡しましたが、それ以降、シズちゃんからラブレターが届くように。しかし、イチくんは恥ずかしさのあまり無視し続けてしまいます。 ラブレターが届かなくなったころに教科書がなくなり始めたことから、「シズちゃんが犯人で、紛失物はシズちゃんの部屋からお姉さんが見つけて届けてくれたのだ」とイチくんは確信。 しかし証拠がない上に、バレンタインの日に最初に傷つけてしまったのは自分だという罪悪感から、何も言えずに時は流れ、イチくんたちは小学校を卒業。みんなそれぞれの道を歩んでいきました。 イチくんはつらい思いもしましたが、「犯人にもきっと味方や仲間がいるはず。敵だと思う相手を傷つける方法ではなく、信頼できる人に相談し、別の方法で乗り越えてほしい」と当時を振り返ります。 時は戻り、小学6年生のころのこと……。 もしも…もしもの話… 6年生も終わりごろのある日、イチくんはなんと憧れのニコちゃんから告白されました!しかし、イチくんは恥ずかしさのあまり、気持ちとは裏腹に「むりむりむりむり~!」と逃げだしてしまいます。シズちゃんから告白されたときと同じく、イチくんは本当に恥ずかしがり屋ですね。 今回の紛失事件、イチくんは当初、ひとりで問題を抱えてしまっていましたが、友だちや学校の先生、お母さんに話して協力してもらうことで「自分には味方がたくさんいる」と実感できました。大人になったイチくんも当時の犯人に伝えたいと振り返っていましたが、人に対して何か恨みを持ってしまったとき、「相手を傷つける行動をするのではなく、自分の味方でいてくれる人に打ち明けて乗り越えること」が、誰も傷つかない方法のひとつかもしれません。 短絡的な行動をして後悔することになる前に、広い視野で物事を見たり、誰かに相談したりすることで、自分も相手も傷つかない方法を選択していきたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月31日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、机に入れていたはずの理科の教科書がなくなってしまいました。その後、算数、国語の教科書、絵の具セットや習字セットまで立て続けに紛失し、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思うように……。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに打ち明けると、すぐに新品の学用品をそろえてくれました。後日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきて、「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの」とイチくんの紛失物を持ってきてくれました。しかし、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったため、複雑な気持ちになってしまいます。さかのぼること5カ月前のバレンタインの日。同じクラスの女の子、シズちゃんがチョコレートを渡してくれたのですが、友だちに冷やかされた恥ずかしさから、受け取らずに拒絶してしまったイチくん。傷いた様子で帰っていくシズちゃんに近づき寄り添っていたのが、学用品を届けてくれた上級生であり、シズちゃんのお姉さんだったのです。 イチくんはホワイトデーにお母さんに言われるがまま、シズちゃんにお返しのお菓子を渡しましたが、それ以降、シズちゃんからラブレターが届くように。しかし、イチくんは恥ずかしさのあまり無視し続けてしまいます。 ラブレターが届かなくなったころに教科書がなくなり始めたことから、「シズちゃんが犯人で、紛失物はシズちゃんの部屋からお姉さんが見つけて届けてくれたのだ」とイチくんは確信。しかし、証拠がない上に、バレンタインの日に最初に傷つけてしまったのは自分だという罪悪感から、イチくんは何も言えませんでした。 そのまま何事もなかったかのように時は流れ、誰も犯人であると名乗り出ることはないまま、小学校を卒業。みんなそれぞれの道を歩んでいき……。 誰も傷つけない最善の道 大人になったイチくんは、当時を振り返ります。シズちゃんが犯人だと思ったものの、確かな証拠があるわけではありませんでした。 ・友人のサンちゃんとゴウくんに恨みを持たれていたかも・シズちゃんのお姉ちゃんが本当に偶然見つけてくれたのかも・クラスメイトのニコちゃんがおもしろがって隠したのかもなど、いろいろな可能性があります。 しかし、今回の出来事で「お母さんや友だち、学校の先生が味方でいてくれた」「自分のためにクラスのみんなが団結して探してくれた」という、うれしい気づきもありました。 イチくんはつらい思いもしましたが、「犯人にもきっと味方や仲間がいるはず。敵だと思う相手を傷つける方法ではなく、信頼できる人に相談し、別の方法で乗り越えてほしい」と語るのでした。 今回の被害者はイチくんでしたが、もしかしたら犯人も罪悪感で傷ついていたかもしれません。クラスのみんなが必死になって学用品を探したときや、上級生が見つけて届けてくれたとき、自分が犯人だとバレないか、ドキドキしながら過ごしていたことでしょう。「自分は友だちの学用品を盗んだことがある」という事実を背負い、誰にも打ち明けることなく過ごしていくのはとても苦しいことです。こうなってしまう前に、誰かに心の内を打ち明けることができていたら、また別の結果になっていたかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月30日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、机に入れていたはずの理科の教科書がなくなってしまいました。その後、算数、国語の教科書、そして学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまで立て続けに紛失し、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思うように……。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つかりません。意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えると、お母さんはすぐに新品の学用品をそろえてくれました。後日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきて、「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」とイチくんの紛失物を持ってきてくれました。しかし、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったため、複雑な気持ちになってしまいます。さかのぼること5カ月前、雪の降るバレンタインの日曜日のこと。同じクラスの女の子、シズちゃんがチョコレートを渡しに来てくれました。イチくんは一度チョコレートを受け取ったものの、友だちに冷やかされてしまい、とっさに箱を閉じて「いらない!」と拒絶してしまったのです。 傷いた様子で去っていくシズちゃんに近づき寄り添っていたのが、紛失した学用品を届けてくれた上級生であり、シズちゃんのお姉さんでした。 そして1カ月後のホワイトデーの日。イチくんはお母さんに言われるがまま、お返しのお菓子をシズちゃんに渡しましたが、それ以降、シズちゃんからラブレターが届くように。しかし、イチくんは恥ずかしさのあまり無視し続けてしまいます。 ラブレターが届かなくなったころに教科書がなくなりはじめたことから、シズちゃんが犯人で、紛失物はシズちゃんの部屋からお姉さんが見つけて届けてくれたのだと、イチくんは確信しました。 しかし……。 ぼくにも落ち度がある…! イチくんは、シズちゃんが犯人だとは思いつつも、証拠がない上に「最初に傷つけたのは自分だ」と思っているため、何も言えませんでした。そのまま夏休みに入り、何事もなかったかのように2学期がスタートし、時が流れていったのでした。 バレンタインの日にイチくんがとっさに拒絶してしまったのは、恥ずかしさから。決してシズちゃんのことを憎んでの行動ではありませんでした。シズちゃんの立場からすると、ホワイトデーのお返しを持ってきてくれたのに、ラブレターにまったく返事をしてくれないイチくんに対し、モヤモヤした気持ちや、気づいてもらいたいという気持ちが募っていたはず。その結果、イチくんの教科書を盗るという行動に出てしまったのかもしれません。 人の感情は複雑です。今回のように、一瞬の出来事がきっかけとなり、思わぬ結末を招くこともあります。毎日顔を合わせている人でも、きちんと言葉にして気持ちや考えを説明しないと、相手に伝わらないこともあるのだと実感しますね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月29日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、机に入れていたはずの理科の教科書がなくなってしまいました。その後、算数、国語の教科書、そして学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまで立て続けに紛失し、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思うように……。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つかりません。意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えると、お母さんはすぐに新品の学用品をそろえてくれました。後日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきて、「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」とイチくんの紛失物を持ってきてくれました。しかし、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったため、複雑な気持ちになってしまいます。さかのぼること5カ月前、雪の降るバレンタインの日曜日のこと。同じクラスの女の子、シズちゃんがチョコレートを渡しに来てくれました。イチくんは驚きつつチョコレートを受け取ったのですが、一緒に遊んでいたゴウくんとサンちゃんに冷やかされてしまい、とっさに箱を閉じて「いらない! いらないよ!!」と拒絶したのです。 傷いた様子で去っていくシズちゃんに近づき寄り添っていたのが、紛失した学用品を届けてくれた上級生であり、シズちゃんのお姉さんでした。 そして1カ月後のホワイトデーの日。イチくんはお母さんに言われるがまま、お返しのお菓子をシズちゃんの家に渡しにいきました。シズちゃんは驚きつつも、とてもうれしそうな様子でお菓子を受け取ってくれました。 それからというもの……。 ぼくは、犯人だと確信した シズちゃんからラブレターを何度ももらいましたが、あまりの恥ずかしさにイチくんは一度も返事をしませんでした。次第にラブレターは減っていき、ついにこなくなったころ、教科書や学用品がなくなり始めたのです。 紛失物を持ってきてくれたシズちゃんのお姉さんの様子から、紛失物はシズちゃんの部屋にあり、お姉さんはイチくんに「ごめん」と言おうとしていたと感じたイチくん。そして、今回の犯人はシズちゃんだと確信したのでした。 自分のものを盗んでいたのは友だちかもしれないとわかった場合、どうしたらいいのか迷いますね。犯人だという証拠や証言があるわけではないものの、イチくんはシズちゃんが犯人だと確信してしまいました。もし皆さんが同じ立場なら、シズちゃんに直接聞いて、犯人かどうか確認しますか? それとも、このまま何事もなかったかのように、気づかないふりをしますか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月28日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらにその後、算数、国語の教科書、そして学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまで立て続けに紛失し、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思うように……。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。すぐに新品の学用品をそろえてくれたお母さん。イチくんは学用品がそろいホッとしたものの、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。そんなある日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」とイチくんの教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。 しかし、学用品を渡してくれた上級生を見て、複雑な気持ちになるイチくん。なぜなら、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったからです。 さかのぼること5カ月前、雪の降るバレンタインの日曜日のこと。イチくんが自宅の前でゴウくん・サンちゃんと遊んでいると、同じクラスの女の子、シズちゃんがチョコレートを渡しに来てくれました。イチくんは驚きつつチョコレートを受け取ったのですが、ゴウくんとサンちゃんに冷やかされてしまい、とっさに箱を閉じて「いらない! いらないよ!!」と拒絶したのです。 傷いた様子で去っていくシズちゃんに近づき寄り添っていたのが、学用品を届けてくれた上級生であり、シズちゃんのお姉さんでした。それから1カ月後……。 あわよくば、帳消しにならないかな… 苦い思い出になってしまったバレンタインデーから1カ月後のホワイトデー。イチくんがシズちゃんからチョコレートをもらったことを知っていたお母さんは、お返しのお菓子を用意しておいてくれました。 ホワイトデーにお返しをすること自体知らなかったイチくんは、お母さんに言われるがまま、シズちゃんにお菓子を届けることに。そして、突然の訪問に驚いているシズちゃんにお菓子を渡すと、シズちゃんはとてもうれしそうに受け取ってくれたのでした。 息子のために一生懸命働きつつ、息子の様子が気になっても程よい距離で見守ってくれているお母さん、素敵です。バレンタインデーにシズちゃんを傷つけてしまったという事実は変わらないものの、今回シズちゃんのとびきりの笑顔が見られて、イチくんは少しホッとしたかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月27日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらにその後、算数、国語の教科書、そして学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまで立て続けに紛失し、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思うように……。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。すぐに新品の学用品をそろえてくれたお母さん。イチくんは学用品がそろいホッとしたものの、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。そんなある日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、イチくんに「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」と教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。それは、確かにイチくんのものでした。 しかし、学用品を渡してくれた上級生を見て、複雑な気持ちになるイチくん。なぜなら、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったからです。 さかのぼること5カ月前、雪の降るバレンタインの日曜日のこと。イチくんが自宅の前でゴウくん・サンちゃんと遊んでいると、同じクラスの女の子、シズちゃんがチョコレートを渡しに来てくれました。 イチくんは驚きつつチョコレートを受け取ったのですが、ゴウくんとサンちゃんに冷やかされてしまい、とっさに箱を閉じて「いらない!いらないよ!!」と拒絶したのです。 するとシズちゃんは……。 上級生の正体が明らかに…!? 初めてチョコレートをもらって本当はうれしかったのに、恥ずかしさが上回ってしまって、シズちゃんを深く傷つけてしまう結果になりました。ふと我に返って、「なんてひどいことをしてしまったんだ」と思っても、もう後の祭りです。シズちゃんは泣くのをこらえながら、雪の中歩いて去っていきました。そして、そのシズちゃんに近づいて寄り添っていたのが、学用品を届けてくれた上級生であり、シズちゃんのお姉さんだったのです。 ・バレンタインの日、シズちゃんにひどいことをしてしまった・シズちゃんのお姉さんは、シズちゃんとイチくんの関係性を知っている・シズちゃんのお姉さんが、イチくんが紛失した学用品を持ってきたこれらの事実から、イチくんには犯人が誰なのか予想ができてしまいました。 自分の気持ちがいっぱいいっぱいになってしまって、イチくんは相手の気持ちまで考える余裕がなくなってしまったのでしょう。イチくんにとっても、シズちゃんにとっても、バレンタインの思い出は苦いものとなってしまいましたが、今では度重なる紛失に落ち込むイチくんを心配して声をかけてくれるシズちゃん。本心はわかりませんが、今後2人の関係が良くなっていくことを願うばかりです。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月26日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらにその後、算数、国語の教科書、そして学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまで立て続けに紛失し、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思うように……。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。すぐに新品の学用品をそろえてくれたお母さん。イチくんは学用品がそろいホッとしたものの、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。そんなある日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、イチくんに「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」と教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。それは、確かにイチくんのものでした。 しかし、学用品を渡してくれた上級生を見て、複雑な気持ちになるイチくん。なぜなら、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったからです。 さかのぼること5カ月前、雪の降るバレンタインの日曜日のこと。イチくんが自宅の前でゴウくん・サンちゃんと遊んでいると、同じクラスの女の子、シズちゃんがチョコレートを渡しに来てくれたのですが……。 ぼく、いらない!いらないよ! 2人の様子を見たゴウくんとサンちゃんは、「なんだよ、お前ら♪」「イチのことが好きなの?」とからかってきました。冷やかされるのが大の苦手なイチくんは、とっさに箱を閉じ、「いらない!いらないよ!!」と拒絶したのです。イチくんの予想外の反応に、ゴウくんとサンちゃんは慌てて止めたものの、もう後の祭り。 心を閉ざしてしまったイチくんは、「チョコレートは食べない」「ゴウくんが食べれば」とシズちゃんの気持ちを引き裂くような言葉を口に出してしまいます。 いつもは友だち・家族思いで心やさしいイチくん。冷やかされることが本当に苦手だったのでしょう。とっさに拒絶してしまう気持ちも分からなくもありませんが、このときシズちゃんがどれほど落胆したかは想像に難くありませんね。 結局チョコレートは、ゴウくんとサンちゃんによって、イチくんのお母さんに届けられたのでした。 子どものころ、誰かに好意を伝えたり、伝えられたりすることがとても恥ずかしくて、つい思ってもいないことを言ってしまったり、そっけない態度をとってしまったり、好きなのにからかってしまったり……そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?思春期ならではの甘酸っぱい記憶も、苦い記憶も、大人になって思い出すと尊く感じるものですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月25日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! けれども、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。お母さんは「今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためてやさしく慰めてくれ、すぐに新品の学用品をそろえてくれました。イチくんは、学用品がそろってホッとしたものの、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。 そんなある日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、イチくんに「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」と教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。それは、確かにイチくんのものでした。 しかし、学用品を渡してくれた上級生を見て、イチくんは複雑な気持ちになりました。なぜなら、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていて、同時に犯人の目星もついてしまったからです。 さかのぼること5カ月前……。 雪の降る特別な日に 雪が降る寒い日曜日、イチくんは友だちと一緒に雪遊びをしていました。すると、シズちゃんがチョコレートを持って家まできてくれたのです。イチくんは少し驚き、照れながらもその箱を受け取ります。 バレンタインの日に家まで行って大きなハートのチョコレートを渡すことは、とても勇気がいることだったでしょうね。シズちゃんの緊張感がひしひしと伝わってきます。 きっと準備をしているときから心臓はドキドキと高鳴り、受け取ってもらえなかったらどうしよう……と不安な気持ちになりながらも、思いを伝えるために勇気を振り絞って来てくれたのでしょう。 バレンタインデーは、多くの人にとって特別な意味を持つ日であり、さまざまなエピソードがある方も多いのではないでしょうか。バレンタインにまつわる心温まるストーリーや、ちょっぴり切ない思い出、青春時代の甘酸っぱいエピソードなどをお子さんに話すと盛り上がりそうですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月24日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! けれども、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。お母さんは「今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためてやさしく慰めてくれ、すぐに新品の学用品をそろえてくれました。イチくんは、学用品がそろってホッとしたものの、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。 そんなある日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、イチくんに「教室の隣の空き教室を掃除していたらあったの。これ、あなたのじゃない?」と教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。それは、確かにイチくんのものでした。 しかし、学用品を渡してくれた上級生を見て、イチくんは複雑な気持ちになりました。なぜなら……。 そうか、そうだったのか…! 実は、イチくんはこの上級生が誰なのか知っていました。そして、この上級生が持ってきてくれたことで、犯人の目星もついてしまったのです。 イチくんの視線を感じて、言葉を言いかけた上級生。何か伝えたいことがあったのかもしれませんね。紛失物が見つかったことで大喜びしてくれているクラスの友だちを前に、話しにくいことだった可能性があります。 「紛失物が見つかった」という目の前の事実だけをみると喜ばしいことですが、何者かに盗まれた可能性がある以上モヤモヤは晴れず、裏にはさまざまな感情が交錯するのでしょう。イチくんは盗んだ人が誰なのかを確信したということなので、1日も早くトラブルが解決して、安心して学校生活を送れるようになることを願うばかりです。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月23日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! けれども、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは勇気を出して友だちや先生に相談し、クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。怒られるだろうと思い謝るイチくんでしたが、お母さんは「今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためてやさしく慰めてくれ、すぐに新品の学用品をそろえてくれたのです。 イチくんは、学用品がそろってホッとしたものの、お母さんに対する申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。次第に「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。 そんなある日、突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、イチくんに「これ、あなたのじゃない?」と教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。 すごくうれしかった。だけど…… 上級生いわく、イチくんの学用品は「この教室の隣の空き教室を掃除していたら、あった」とのこと。ずっと一緒に探してくれていたクラスのみんなや、支えてくれた友だちは自分のことのように大喜びしてくれました。 思い入れのある学用品が出てきて安心したものの、なぜ隣の空き教室から出てきたのか、やはり何者かに盗られたのか、そして盗られた理由は何なのかなどが不明のままで、イチくんは心から喜べず、モヤモヤしてしまったのでした。 もし皆さんがイチくんの立場なら、紛失物が出てきたことで問題は解決したことにしますか? それとも犯人が見つかるまで、追及し続けますか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月22日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……!けれども、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは友だちのゴウくんとサンちゃんに状況を話し、勇気を出して先生にも相談。クラスのみんなも探すのを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。怒られるだろうと思い謝るイチくんでしたが、お母さんは「今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためてやさしく慰めてくれ、すぐに新品の学用品をそろえてくれたのです。 イチくんは、学用品がそろってホッとしたものの、お母さんに対する申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。次第に「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。そして、クラスの友だちに再び協力してもらい、引き続きみんなで探すことになりました。 それでもなかなか紛失物は見つからず、諦めかけていたそのとき……! イチくんっていう子、いる? 突然クラスに上級生の女の子が訪ねてきました。そして、イチくんに「これ、あなたのじゃない?」と教科書や絵の具セット、習字道具を持ってきてくれたのです。あれほどみんなで探したのに出てこなかった紛失物が、突然見つかるなんて……。イチくんは驚きのあまり動けず、「え……?」と固まってしまったのでした。 どうして、この上級生がイチくんの紛失物一式を持っているのか?どうして、あれほど探しても出てこなかったのに急に見つかったのか? きっとイチくんの頭の中は大混乱だったことでしょう。見つかったうれしさ、持ってきてくれた上級生への感謝、そしてどこで見つかったのかという疑問など、いろいろな感情が湧き出てきたかもしれません。 とにかく、イチくんの思い入れのある紛失物が見つかってよかったですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月21日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは友だちのゴウくんとサンちゃんに状況を話し、勇気を出して先生にも相談しました。その後、クラスのみんなもイチくんの教科書や学用品を探すことを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つかりません。 帰宅後、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えたイチくん。節約しているお母さんにもう一度、教科書や学用品を買ってもらうことを心苦しく感じていました。怒られるだろうと思い謝るイチくんでしたが、お母さんは「今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためてやさしく慰めてくれ、すぐに新品の学用品をそろえてくれたのです。 イチくんは、学用品がそろってホッとしたものの、お母さんに対する申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになりました。そして、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えます。 そのことを友だちに伝えると……。 なくなったままは、嫌なんだ…! ゴウくんとサンちゃんに「新品を買ってもらえたけれど、なくした物たちも絶対に見つけたい」という気持ちを伝えたイチくん。 最初は「なんで?」「2つもいる?」と不思議に思われましたが、思い入れがある大切な物だということをわかってもらい、クラスのみんなにも、再び協力してもらうことになったのでした。 新しい物を買ってもらって授業に困ることはなくなったけれど、なくなった物が見つかったわけではありません。お母さんに買ってもらった思い入れのある物を紛失し、根本的には問題が解決していないことに、イチくんはモヤモヤした気持ちを抱えていたのです。勇気を出して友だちに気持ちを伝え、引き続き一緒に探してもらう姿に、イチくんの成長を感じますね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月20日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは友だちのゴウくんとサンちゃんに状況を話し、勇気を出して先生にも相談しました。その後、クラスのみんなもイチくんの教科書や学用品を探すことを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つかりません。 帰宅後、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えたイチくん。節約しているお母さんにもう一度、教科書や学用品を買ってもらうことを心苦しく感じていました。 怒られるだろうと思い謝るイチくんでしたが、お母さんは「なくした物なんてね、新しく買いそろえたらいいんだよ。今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためて、やさしく言ってくれたのでした。 お母さんはその話を聞いてからすぐに……。 ぼくは、諦めたくない! 学校では犯人探しがおこなわれるわけではなく、「見つけたら教えて」という平和な流れになり、またいつもの日常が始まりました。そして、お母さんはすぐに新品の学用品をそろえてくれたのです。問題は解決したかのように見えますが、イチくんの心は複雑でした。学用品がそろってホッとした気持ちと、お母さんに対する申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになり、「なくしたものを諦めたくない」という強い気持ちが芽生えたのでした。 友だち、学校の先生、お母さんに自分の状況を打ち明け、わかってもらったことで、イチくんの心は強くなっているようですね。今までは不安な気持ちでいっぱいだったイチくんも、少しずつ前を向き始めたようです。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月19日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは友だちのゴウくんとサンちゃんに状況を話し、勇気を出して先生にも相談しました。その後、クラスのみんなもイチくんの教科書や学用品を探すことを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つかりません。 帰宅後、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えたイチくん。節約しているお母さんにもう一度、教科書や学用品を買ってもらうことを心苦しく感じていました。 怒られるだろうと思い謝るイチくんでしたが、お母さんは「なくした物なんてね、新しく買いそろえたらいいんだよ。今まで我慢してたんでしょう、よく頑張ったね」と目に涙をためて、やさしく言ってくれたのでした。 盗んだ人が憎いのに… お母さんに伝えられたことでホッとした気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになったイチくん。お母さんを悲しませる原因となった犯人について考え始めました。 いつもやさしい笑顔で守ってくれるニコちゃん、心配して積極的に探すのを手伝ってくれたシズちゃん、どんなときでも寄り添ってくれるサンちゃん、誰よりも熱い男であるゴウくん。 いろいろな友だちの顔が頭をよぎりますが、どの子も違うとしか思えません。教室の中でおこった今回の出来事。もし誰かに盗まれたのだとしたら、犯人はクラスメートである可能性が高そうです。友だちを疑うことは精神的につらいものがありますよね。心やさしいイチくんは、どれだけ考えても犯人を特定することができませんでした。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月18日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは友だちのゴウくんとサンちゃんに状況を話し、先生に相談しに行くことに。 最近イチくんの忘れ物が増えていることを心配していた先生は事情を聞き、イチくんに「お母さんにはこのとこと、ちゃんと話してる?」と質問。イチくんにとっては一番避けたかったことでしたが、「帰ったら話します」と返すのでした。 その後、クラスのみんなもイチくんの教科書や学用品を探すことを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず。 そしていよいよ、お母さんに伝えなければならなくなって……。 お母さんの反応は…!? 帰宅後、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。節約しているお母さんにもう一度、教科書や学用品を買ってもらうことを心苦しく感じていたイチくん。てっきり怒られるだろうと思い謝ったのですが、お母さんの反応は予想外のものでした。 「なくした物なんてね、新しく買いそろえたらいいんだよ」「我慢してたんでしょう。よく頑張ったね」 お母さんは目に涙をためつつ、笑顔でやさしくそう言ってくれたのです。 きっと日々のイチくんを見ていて、イチくんが不注意でなくしたのではないこと、誰かに盗られた可能性があること、そして今までひとりで耐えてきたことをお母さんは見抜いたのかもしれませんね。 子どもがひとりで悩み苦しむよりも、悩み事があれば話してほしいと思うのが親心。イチくん、勇気を出してお母さんに話せてよかったですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月17日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。しかしその後、「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となる出来事が。なんと、学校のロッカーに置いたままにしている絵の具セットや習字セットまでなくなってしまったのです。イチくんは友だちのゴウくんとサンちゃんに状況を話し、先生に相談しに行くことに。 最近イチくんの忘れ物が増えていることを心配していた先生は、生徒たちの話をしっかりと聞いてくれました。「犯人捜し」をしようとする友だちに冷静になるように伝え、イチくんには、なくなった理由に心当たりがないかどうかを確認します。 そして、「お母さんにはこのとこと、ちゃんと話してる?」という先生の質問に、ドキッとするイチくん。 次々と自分のものがなくなっている事態をお母さんに打ち明けるのは、イチくんにとって一番避けたかったことでした。 いよいよ伝えなきゃ… 友だちや先生に伝え、クラスのみんなもイチくんの教科書や学用品を探すことを手伝ってくれました。 クラスのみんなが自分の状況を知って、一緒に探してくれるのはとても心強いことですね。 一方で、どうして紛失したのかが気になるところです。もし誰かがイチくんの持ち物を故意に盗っていて、その犯人がクラスの中にいるとしたら、自分が盗ったにもかかわらず探しているふりを続けていることになる……。そう考えると、少し怖くなってしまいます。 しかし、クラス中がイチくんの持ち物に気を配ってくれているので、これからは不自然な紛失はなくなるかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月16日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。そんな中、毎日教科書を忘れるイチくんの異変を察して心配した担任の先生が、「誰かに嫌なことをされていない?」と声をかけますが、イチくんはお母さんに知られたくない思いから、とっさに「大丈夫」と答えてしまいました。その後、楽しみにしていた図工の授業の際、大切な絵の具セットまでなくなっていることに気づき、大きなショックを受けるイチくん。 この出来事は、イチくんが「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となったのです。 イチくんの様子がいつもと違うことに気づいた、友だちのゴウくんとサンちゃん。絵の具セットや習字道具もなっていることが判明し、さすがに自分たちだけでは対処できない事態だと判断して、先生に相談に行くことにしました。 持ち物の紛失を先生に相談すると… 最近イチくんの忘れ物が増えていることを心配していた先生は、生徒たちの話をしっかりと聞いてくれました。「犯人捜し」をしようとする友だちに冷静になるように伝え、イチくんには、なくなった理由に心当たりがないかどうかを確認したのでした。 ここまで多くのものがなくなってしまったとなると、さすがにお母さんに言わないわけにはいきません。しかし、イチくんにとってお母さんに打ち明けることは、先生に伝えるよりもハードルが高いことだったのでした。 それにしても犯人の目的は何なのか気になりますね。イチくんは日頃、誰かに嫌がらせをされているわけではないので、知らない間に恨みを買っていたのか、愉快犯によるいたずらなのか、見当もつきません。 先生に相談したことで、ついにお母さんに伝えなければいけなくなりましたが、これでもう、授業中に毎回ドキドキしながら教科書忘れを報告する必要がなくなりましたね。一日も早くトラブルが解決し、イチくんが再び笑顔で学校に通えるようになることを願うばかりです。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月15日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。そんな中、毎日教科書を忘れるイチくんの異変を察して心配した担任の先生が、「誰かに嫌なことをされていない?」と声をかけますが、イチくんはお母さんに知られたくない思いから、とっさに「大丈夫」と答えてしまいました。 その後、楽しみにしていた図工の授業の際、大切な絵の具セットまでなくなっていることに気づき、大きなショックを受けるイチくん。 この出来事は、イチくんが「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となって……。 ひとりでは抱えられない事態に… イチくんの様子がいつもと違うことに気づいた、友だちのゴウくんとサンちゃん。絵の具セットや習字道具もなっていることが判明し、さすがに自分たちだけでは対処できない事態だと判断して、先生に相談に行くことにしました。 教科書の紛失だけであれば、イチくん本人がそう思っていたように、自分の不注意が原因かもしれないと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、学校のロッカーに置いている絵の具セットや習字道具まで紛失すると、さすがに変だと思いますよね。 他の人を疑うという発想がなかった、心やさしいイチくん。誰かに盗られた説が濃厚となり、深く傷ついたことでしょう。そして、自分のものだけが次々となくなってしまう事態に、イチくんは恐怖を感じるのでした。 犯人の検討もつかず、多くの生徒がいる教室で起こった不思議な事件。当初は大人に相談できなかったイチくんでしたが、友だちの後押しもあり、先生に相談しにいくことができました。このようなとき、親身になって話を聞いてくれる友だちの存在は本当に心強いものですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月14日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。さらに数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。そんな中、毎日教科書を忘れるイチくんの異変を察して心配した担任の先生が、「誰かに嫌なことをされていない?」と声をかけますが、イチくんはお母さんに知られたくない思いから、とっさに「大丈夫」と答えてしまいました。 その後、イチくんの気持ちをさらに大きく揺さぶる事件が起こり……。 教科書だけにとどまらず…!? 楽しみにしていた図工の授業の時間、大切な絵の具セットまでなくなっていることに気づいたイチくんは、大きなショックを受けます。この出来事は、イチくんが「ぼくのものは誰かに盗られている」と思う決定打となったのです。 持ち運びやすい教科書なら、「他の荷物に紛れて持って帰ってしまったのかもしれない」と自分のことを疑いますが、ずっと学校に置いてある絵の具セットとなると話は別ですよね。教科書だけでなく、絵の具セットまでなくなってしまったとなれば、さすがに先生に気づかれてしまうでしょう。 お母さんに迷惑をかけたくない思いから、立て続けに教科書がなくなっていることを打ち明けられずにいたイチくん。ひとりで抱え込まずに、まずは担任の先生に相談して、一日も早くトラブルが解決に向かうことを願うばかりです。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月13日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。教科書をなくしてしまったと絶望しますが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいたイチくん。学校でも思い悩んでいましたが、仲の良いクラスメートたちと楽しく関わるうちに、元気を取り戻していきました。しかし数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、隣の席のニコちゃんに明るく励ましてもらって、嫌な気分が一瞬で吹き飛びました。そんな中、イチくんは友だちのゴウくん・サンちゃんに呼び出されます。そして、ニコちゃんと一緒に教科書を見るために、わざと教科書を忘れているのではないかと言われてしまったのです。 イチくんはニコちゃんとは何もないことを伝えるため、「教科書を3冊もなくしてしまったから、忘れ物が多い」という真実を告白しました。 するとサンちゃんが、「なくしたんじゃなくて、盗られたってことはないの?」と質問。これまで自分が紛失したと思い自分自身を責めていたイチくんは、“盗られた可能性”について考え始めました。 そんなある日、学校の先生がイチくんの異変に気づいて……。 学校は楽しい?誰かに嫌なことされてない? あまりにも忘れ物が多いイチくんの様子を不審に思った先生は、「誰かに嫌なことをされていない?」と心配してくれました。しかしイチくんは、お母さんに迷惑をかけたくないという思いから、とっさに「大丈夫です」と答えてしまったのでした。 子どもながらに「親に心配をかけたくない」と思って強がってしまう気持ち、共感できますよね。 パートを掛け持ちし、節約をしながら一生懸命働いているお母さんの姿を毎日見ているイチくん。自分が教科書を紛失して困っていることよりも、お母さんに伝えるほうが心苦しかったのでしょう。お母さん思いで、とても心根のやさしい男の子ですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月12日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。教科書をなくしてしまったと絶望しますが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいたイチくん。学校でも思い悩んでいましたが、仲の良いクラスメートたちと楽しく関わるうちに、元気を取り戻していきました。しかし数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、隣の席のニコちゃんに明るく励ましてもらって、嫌な気分が一瞬で吹き飛びました。そんな中、イチくんは友だちのゴウくん・サンちゃんに呼び出されます。そして、ニコちゃんと一緒に教科書を見るために、わざと教科書を忘れているのではないかと言われてしまったのです。 イチくんはニコちゃんとは何もないことを伝えるため、「教科書を3冊もなくしてしまったから、忘れ物が多い」という真実を告白しました。 するとサンちゃんが、「なくしたんじゃなくて、盗られたってことはないの?」と質問。 これまで自分が紛失したと思い、自分自身を責めていたイチくんは、“盗られた可能性”という考え方に衝撃を受けて……。 疑わしい人は…? 誰かに恨まれるようなことをした覚えのないイチくんは、「盗られたという選択肢はありえない」と2人に伝えました。 しかし、理科と算数と国語の教科書を紛失したという事実に変わりありません。悩めば悩むほど、誰かに盗られたのかもしれないという可能性が頭をよぎるのでした。 隣の席のニコちゃんは、イチくんが教科書を忘れないようにと親切心で、手のひらに「国語」「算数」と書いてくれたものの、教科書を忘れたのではなく、なくしてしまったイチくんにとってはプレッシャーになってしまった様子。 自分で解決できない問題に直面したとき、過度の不安や疑念が生まれやすいものです。さまざまなな思いが渦巻くイチくんの姿に、共感できる方も多いのではないでしょうか。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月11日小学4年生のイチくんは、母親と2人暮らしの元気な男の子。ある日、理科の授業の準備をしようとしたら、机に入れていたはずの理科の教科書が見当らず、家に帰って探しても見つかりませんでした。教科書をなくしてしまったと絶望しますが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいたイチくん。学校でも思い悩んでいましたが、仲の良いクラスメートたちと楽しく関わるうちに、元気を取り戻していきました。しかし数日後、算数、国語の教科書まで立て続けに紛失……! 「ぼくはなんてだらしないんだ!」と自分を責めたイチくんでしたが、隣の席のニコちゃんに明るく励ましてもらって、嫌な気分が一瞬で吹き飛びました。そんな中、イチくんは友だちのゴウくん・サンちゃんに呼び出されます。そして、ニコちゃんと一緒に教科書を見るために、わざと教科書を忘れているのではないかと言われてしまったのです。 イチくんはニコちゃんとは何もないことを伝えるため、「教科書を3冊もなくしてしまったから、忘れ物が多い」という真実を告白しました。すると2人は……。 盗られたってことはないの…? イチくんが教科書をなくしたことを思い切って伝えると、2人は大笑い!そして、「なくしたんじゃなくて、盗られたってことはないの?」と質問されました。 これまで自分が紛失したと思い、自分自身を責めていたイチくんにとって、“盗られた可能性”という考え方は衝撃的なものでした。 ひとりで抱え込んでいたことを友だちが笑い飛ばしてくれたことで、イチくんの心もどこか軽くなったのではないでしょうか。自分ひとりで悩んでいると、視野が狭くなってしまいがち。問題を抱えてしまったときは、信頼できる人に相談することで、解決の手がかりや心の安らぎを見つけることができるかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
2023年12月10日小学校の定番の宿題である、音読。国語の教科書を声に出して読むことで、漢字の正しい読み方などを確認でき、読解力も高められるといわれています。親は子供の音読を聞くことで、国語の授業でどんなことを勉強しているのか、知ることができるでしょう。息子の音読3人の兄妹を育てる、はんまま(hanma_ma)さんは、毎日長男の音読の宿題を確認しています。ある日、長男は教科書の新しい物語を読むことになりました。しかし、読み進めるうちに、だんだんと読むことがつらくなってきて…。親子で話の内容に号泣…!長男が読んだのは『ちいちゃんのかげおくり』という戦争文学でした。1982年に発行された、あまんきみこさんの作品で、1986年頃から小学3年生の国語の教科書に掲載されているため、知っている人も多いでしょう。あらすじは、両親と兄と幸せに暮らしていた、幼いちいちゃんが戦争により家族を失い1人ぼっちになって、悲しい結果を迎えてしまうというもの。戦争を知らない子供たちに、戦争によって起こる悲劇をやさしい言葉で伝えています。長男は主人公のちいちゃんが自分や、まだ幼い妹弟に重なり、思わず感情移入をしたのかもしれませんね。はんままさんも、長男の声がだんだんとかすれていくのを聞いて、つられて涙が滝のように流れてしまったそうです。投稿には多くのコメントが寄せられていました。・小学生の時に読みました。弟がそばで黙って聞いていたのを思い出します。・この話すごく覚えてます!今でも教科書にあるのですね。娘が読む時、私も目から滝が出そうです。・分かります…!親の立場で聞くと、ちいちゃんと自分の娘を重ねてしまい、涙が止まりませんでした。平和な日本で暮らしていると、戦争がもたらす恐怖や悲しみを想像する機会はほとんどありません。物語の音読を通して戦争について考え、家族でいろいろな話をするきっかけになるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月22日美容が面倒だと感じている人にも読んで欲しい2023年11月17日、講談社から、神崎恵の新刊『一生ものの基礎知識 美容の教科書』が発売される。同書は、美容の「やらなくてもいいことに」着目。年齢や性別を問わずに使える120の考え方を、イラスト付きで分かりやすく解説している。販売価格は1,980円。Amazonなどで予約を受け付けている。美容に苦手意識がある人や、美容が面倒くさいと感じている人、効率よくきれいになりたい人などにオススメだ。初回限定の特別版は2,640円で販売。書籍本体に加え、34ページの冊子(書き下ろしエッセイ&撮り下ろしカット、美容初心者のためにセレクトしたアイテム)が付いている。3児の母でもある神崎恵神崎恵は1975年12月13日生まれ、神奈川県出身。株式会社パールダッシュに所属し、美容家として活動している。美容誌などでの連載多数。コスメブランドのアドバイザーや神崎恵美容塾の塾長など、幅広い分野で活躍している。インスタグラムのフォロワー数は638,000人以上。著書には『神崎恵の10日間できれいになる メイクの練習帳』『老けない美容、老ける美容』『読むだけで思わず二度見される美人になれる』などがある。(画像は神崎恵オフィシャルブログより)【参考】※Amazon※神崎恵オフィシャルインスタグラム※神崎恵オフィシャルブログ※株式会社パールダッシュ
2023年11月08日子供のテスト前になると、どこの家庭でもよく見かける「問題出して!」の光景。自信満々でいわれると、こっちも「おっ?」と期待してしまいますよね。これは、長女ケイさん、次女フミさん、長男ユキ君と旦那さんの5人で暮らす三本阪奈(mimoto19hanna)さんのお宅で実際に起きた出来事。社会科のテストを明日に控えたケイさん、「任せて!」といわんばかりに教科書を差し出します。しかしその出来栄えは…。モンゴル帝国の初代皇帝を尋ねると、ケイさんは真顔で「ンギス・ハン」。これには、さすがの三本阪奈さんも真顔で「え、なんて?」と答えています。ここまで自信たっぷりで「ンギス・ハン」なんて言われたら、こちらの聞き間違いを疑うのも無理はありません!しかしよくよく尋ねると、あろうことかケイさんは改行された前行の「チ」を見落としていたのです。その後、三本阪奈さんの旦那さんがモンゴル帝国の5代皇帝を尋ねた際も、ケイさんは「フビライ・ハン」を「フビフライ・ハン」と、目一杯食いしん坊な解答をしています。このエピソードを読んだ人たちからは、こんなコメントが続々!「うちの長男も『仏教を開いた人は?』って質問に『シャコ』って答えてた」「昔ノストラダムスを『ノストラだもす』と呼んで、その後のあだ名が『だもす』になった」「テストでツンドラ気候を『ツンデレ気候』と書いてバツでした」クセの強い覚え方がずらりと並び、コメント欄はもはや大喜利大会と化しているのでした!ちなみに、三本阪奈さん自身も「疑問抱かんかったのか?」「ンで始まる名前いいにくいやろ」「授業中は何を聞いてたんや」と娘さんへのツッコミが止まらず、フォロワーからも賛同の声が。とはいえ、テスト前に判明して何よりです!ケイさんはきっと正しい答えを持って、テストに臨んでくれたはず。皆さんも、お子さんのテスト前には確認した方がいいかもしれません…。[文・構成/grape編集部]
2023年08月26日中川直洋 著『改訂版 地方起業の教科書』2023年7月19日刊行株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は、中川直洋 著『地方起業の教科書』 を2023年7月19日(水)に刊行いたします。地方での起業こそが、最強のビジネスモデルであるメディアでおなじみの、ひふみ投信藤野英人氏、面白法人カヤック柳澤大輔氏、東京証券取引所、地方自治体と共に、地方で起業し、きちんと稼ぐ方法を教えている公益社団法人ジャパンチャレンジャープロジェクトが、授業で教えている田舎で稼ぐ新しい働き方をまとめました。本書のワークシートに記入するだけで、低コストで高利益を得るための方法、経営計画の立て方を学ぶことができます。新型コロナウイルス感染症が5類移行し、人の移動が多くなり、「固定費」の安い地方での起業が注目されている今、「地方起業」を考えているすべての人に読んでいただきたい1冊です。書籍情報表紙タイトル:改訂版 地方起業の教科書著者:中川直洋ページ数:146ページ価格:1,650円(10%税込)発行日:2023年7月19日ISBN:978-4-86667-629-6書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次はじめに第1部マインドセット編第2部基礎編第3部実践編第4部行動編付録 ワークシート集著者プロフィール中川直洋(なかがわ・なおひろ)公益社団法人ジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事内閣府地方創生推進局地方活性化伝道師総務省地域力創造アドバイザー淑徳大学地域創生学部客員教授株式会社百笑のくらし取締役面白法人カヤック顧問1964年生まれ。三重県出身。2002年よりワタミに入社、ワタミ創業者渡邉美樹の執行役員社長室長として10年間秘書を務める。2019年独立し、レオスキャピタルワークスの藤野英人氏、面白法人カヤックの柳澤大輔氏らと公益社団法人ジャパンチャレンジャープロジェクトを立ち上げる。「いざ鎌倉!JAPAN CHALLENGER AWARD 建長寺」や東京証券取引所で開催する「JAPAN CHALLENGER GATE」をプロデュース。地方創生の祭典「JAPAN CHALLENGER AWARD」を全国で展開し、全国の地域起業家や社会起業家を300名以上発掘サポートするほか、起業体験プログラムなど全国の教育機関で起業教育を展開している。ナカガワナオヒロとして音楽デビュー「1964-2020」をリリース。【報道関係各位】『改訂版 地方起業の教科書』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月13日子供の頃、学校で勉強をするため、当たり前のように使っていた教科書。重要な部分に線を引いたりメモを残したり、時には落書きをしてしまったり…子供の頃の思い出が詰まった教科書を今もまだ手元に残している人は、そう多くないでしょう。懐かしの教科書が見られる『教科書クロニクル』が話題小・中・高等学校向けの教科書を発行している、光村図書出版株式会社(以下、光村図書)。2023年7月にウェブサイトで、小学校や中学校の頃に使用していた国語の教科書が検索できる『教科書クロニクル』を公開しました。『教科書クロニクル』は、自分の生年月日を入力すると、小学1年生から中学3年生まで使っていた教科書の表紙と、掲載されている主な教材名を見ることができるコンテンツです。サイトを開くと、生年月日を入れる以下の項目があるため、入力して『教科書を調べる』を押すと検索できます。当時の教科書の情報だけでなく、小学校と中学校に入学した年に起こった、主な出来事が表示されるのだとか。小学校は1971~2019年度まで、中学校は1955~2020年度までの教科書が収録されているそうです。使用する教科書は学校によって異なるため、光村図書の教科書を使っていた人は懐かしい思い出が蘇ったり、好きだった作品に再び出会えたりするかもしれません。『教科書クロニクル』はTwitter上で話題となり、多くの人が当時に思いを馳せたようです。・胸がぎゅっと締め付けられる感覚。懐かしい。・自然と涙が流れてきました。手に取って読みたいな。・『ちいちゃんのかげおくり』が懐かしすぎて悶絶!・このサイトのおかげで、ずっと思い出せないでいたお気に入りの作品を思い出すことができました。ありがとうございます!1人ではもちろん、家族や友人などと一緒になって検索し、それぞれの思い出を語り合ってみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2023年07月13日文部科学省の教科書検定に合格した小学6年生の社会の教科書全てで、沖縄戦集団自決について「軍関与」の記述がなかったことが波紋を呼んでいる。文科省は28日、2024年度から小学生、高校生が使用する教科書の検定結果を公表。その結果を受けて『琉球新報』は29日、検定に合格した小学6年生の社会の教科書3社3冊の「沖縄戦」の記述において、「集団自決」に旧日本軍の強制や関与があったことを示す説明記述がなかったと報じた。「集団自決」について、3社とも「アメリカの攻撃に追いつめられた住民の多くが集団自決した」といった内容で記載している。これにはネットで「黒塗り文化」「歴史修正」「住民が勝手にやったと?」などと批判が殺到し、ツイッターでは一時「集団自決」がトレンド入りした。そもそも、この3社は現行教科書でも「集団自決」の関連において「軍の関与」について言及しておらず、今回も従来の方針を踏襲した形。しかし、ここまで批判される背景には、「文科省の過去の検定結果が影響している」と全国紙記者は指摘する。「07年に文科省は高校教科書の検定で、集団自決に旧日本軍が関与したという記述の修正を求める意見を付け、出版各社が応じて記述を削除したことがありました。“戦後レジームからの脱却”をスローガンに掲げた第1次安倍政権が06年に発足してから初めての教科書検定だったため様々な憶測を呼びました」しかし、沖縄で大規模な抗議の県民大会が開かれるなど反発は大きく、文科省は同年に方針を転換。出版社の訂正申請を承認して、高校教科書に軍の関与や強制性の記述が復活した。「当時、文科省が軍関与の記述を”削除要請”した根拠の一つが、作家大江健三郎の著書『沖縄ノート』(岩波書店)の民事訴訟でした。住民の集団自決を命じたなどとする記述で名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の当時の隊長らが出版差し止めなどを求めました。文科省は原告の『自決命令はない』との主張を根拠の一つに挙げ、『強制の事実が必ずしも明らかでない』と検定意見を付けたのです」(前出の記者)同裁判は、05年8月大阪地方裁判所に提訴され、08年3月に大阪地裁判決は、集団自決への軍の関与を認定。2011年4月、最高裁が原告側の上告を退け大江側の勝訴が確定した。07年に文科省が“削除要請”して以降、集団自決の記述に関して検定意見が付いたことはない。最高裁が軍の関与を認めた今、小学生の教科書に「軍関与」の記述があった場合、文科省の“検閲”に引っかかるのだろうか。文科省の担当者に問い合わせた。――07年当時は大江健三郎氏の裁判の原告の主張を根拠の一つとして検定意見が付された?「そうですね。当時はですが、日本軍の命令について断定的であると判断された教科書について、<沖縄戦の実態について誤解する恐れのある表現である>という意見が付されていまして、その結果、出版社による修正等が行われましたが、その後、訂正申請が行われて、訂正を受諾承認をしています」――今後、小学生の教科書でも「軍の関与があった」と断定的な記述があった場合、検定意見は付く?「いえいえ、あくまでも教科書検定なので、個々の具体的な記述に基づいて審議を行うもので、仮定のご質問にはお答えできません」――「今も政府は記述を認めてない」という識者の意見もあるが、そうした事実はあるか?「個々の評価はしてませんが、あくまでも学習指導要領上、軍の関与の有無まで記載を求めるものではありません。ただ教科書によっては中学校や高校で軍の関与について記述している教科書もございます。それをどこまでどのような形で盛り込むか、どのような表現で書くかというのは、発行者の判断によるものになります」――国として「強制の事実が必ずしも明らかでない」から書いてはいけないと定めているわけではない?「もちろんありません。実際に書いている出版社も結構あります。特に、高校の日本史探求などは昨年に検定をしていますが、かなり多くの図書でそういった記述がございます」――つまり、今回の小6の教科書3冊が「軍関与」に言及しなかったのは、小学生の教科書だからということで、あくまで出版社側の判断ということ?「そうです。発行者の判断になります」
2023年03月30日