国語の教科書を声に出して読む『音読』は、小学校でよく出される宿題の1つです。子供が音読をした後、親は『音読カード』にサインや判子を押し、確認済であると担任に分かるようにします。子供のモチベーションが上がるよう、好きなキャラクターのシールやスタンプを用意する親もいるでしょう。小2が希望した『音読用スタンプ』なみそ(@omochi_nam01)さんは、歴史好きな小学2年生の息子さんから、音読のスタンプにあるものを使ってほしいと頼まれました。しかしなみそさんは、息子さんの要望を聞き入れるべきかと迷っているのだとか。なぜなら、息子さんが押してほしいという『スタンプ』が斬新すぎたのですから。こちらの写真をご覧ください。日本史の授業で見たやつ…!なんと、息子さんに使ってほしいといわれたスタンプは、『漢委奴国王印(かんのわのなのこくおういん)』のレプリカでした。『漢委奴国王印』は中国の皇帝が日本の国王『倭奴国王』に贈ったものとされる有名な金印で、教科書に載っている写真を見たことがある人は多いはずです。なみそさんが試しに押してみると、壮大なスケールを感じる仕上がりに!音読用のスタンプにしたら、毎回カードの確認欄から大きくはみ出てしまうでしょうね…。投稿には「息子さん、ナイスセンス!笑った」「金印いいなぁ。かっこいいからぜひ」「私も頑張ったらこれを押してほしい」などの声が寄せられていました。音読をするたびに、皇帝から金印を押してもらえると想像すると、やる気は高まりそうです!確認欄に金印がドーンと押されていたら、息子さんの音読カードを見たほかのクラスメイトたちから、うらやましがられるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2024年04月19日小学校の宿題の定番である、音読。国語の教科書などを子供が音読し、親はそれを聞いて『音読カード』にサインをします。家庭によっては、子供が喜びそうなシールやスタンプなどを用意している親もいるでしょう。4児の父親である、@kt6666gさんは、ある日我が子の音読カードの写真をX(Twitter)に投稿。そこに記された『サイン』が反響を呼んでいます。父親が作った音読カードのサインとは?音読カードに『父』というサインを書き続けて7年目になるという、投稿者さん。今回、満を持してあるものを作ったのだとか。7年目にしてリニューアルした、投稿者さんのサインがこちらです!音読カードに押されていたのは、『父』のハンコ…!投稿者さんは、今まで手書きだったサインをハンコにしようと思い、ネットでオーダーして作ったのだといいます。新しいサインには、音読カードをチェックした先生も思わず「スゴイ!」と反応。お子さんもハンコを初めて見た時は「いいやんいいやん」と喜んだそうですが、先生から反応がもらえたことが一番嬉しそうだったといいます。簡単なサインでも、毎日手書きとなると手間に感じるもの。押すだけで『父』を量産できるハンコには、子供を持つ親から称賛の声が集まりました!・初めて見ました!これは確かにすごい。・僕も買おうと思いました!意外と『父』と書くのも面倒くさいですよね。・お父さんも素敵、先生も素敵。先生も思わず反応した、『父』のハンコ。もしかすると、投稿を見た全国の父親たちから注文が殺到するかもしれません…![文・構成/grape編集部]
2023年11月25日小学校の定番の宿題である、音読。国語の教科書を声に出して読むことで、漢字の正しい読み方などを確認でき、読解力も高められるといわれています。親は子供の音読を聞くことで、国語の授業でどんなことを勉強しているのか、知ることができるでしょう。息子の音読3人の兄妹を育てる、はんまま(hanma_ma)さんは、毎日長男の音読の宿題を確認しています。ある日、長男は教科書の新しい物語を読むことになりました。しかし、読み進めるうちに、だんだんと読むことがつらくなってきて…。親子で話の内容に号泣…!長男が読んだのは『ちいちゃんのかげおくり』という戦争文学でした。1982年に発行された、あまんきみこさんの作品で、1986年頃から小学3年生の国語の教科書に掲載されているため、知っている人も多いでしょう。あらすじは、両親と兄と幸せに暮らしていた、幼いちいちゃんが戦争により家族を失い1人ぼっちになって、悲しい結果を迎えてしまうというもの。戦争を知らない子供たちに、戦争によって起こる悲劇をやさしい言葉で伝えています。長男は主人公のちいちゃんが自分や、まだ幼い妹弟に重なり、思わず感情移入をしたのかもしれませんね。はんままさんも、長男の声がだんだんとかすれていくのを聞いて、つられて涙が滝のように流れてしまったそうです。投稿には多くのコメントが寄せられていました。・小学生の時に読みました。弟がそばで黙って聞いていたのを思い出します。・この話すごく覚えてます!今でも教科書にあるのですね。娘が読む時、私も目から滝が出そうです。・分かります…!親の立場で聞くと、ちいちゃんと自分の娘を重ねてしまい、涙が止まりませんでした。平和な日本で暮らしていると、戦争がもたらす恐怖や悲しみを想像する機会はほとんどありません。物語の音読を通して戦争について考え、家族でいろいろな話をするきっかけになるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月22日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。小学1年生の息子にほぼ毎日、音読の宿題がでています。これがまた大変で、私は対応に失敗し、音読を聞かせてもらえなくなりました。今回は、再び音読を聞かせてもらえるようになるまでのことを書きます。■息子が読めないところを指摘していたら…!?音読の宿題をした後、うまく読めていたら◎、読めていなかったら△、などを保護者が記入しなければいけないのですが、私は正しく読めるようになってほしかったので、息子が読めなかったところを指摘しました。初めて読む文章は、つっかえたり声が小さかったりしますが、何回か読むと本当に上手に読めるようになりました。息子は、二重丸がほしいようで、うまく読めるようになるまで読みました。二重丸をもらえるまで読むなんて、えらいな、と思いました。そのため、できていないところは指摘し、できたら褒める…私は、これでいいのだと思っていました。ある日…。いつものように音読の宿題をしていたときのこと。私が二重丸をつけられないと言うと、息子が突然泣き出しました。泣きながら、もう1回読むと言いました。悔しい気持ちになりながらもがんばる姿勢は、むしろ良いことのように思ってしまいました。しかし…。私に音読を聞かせたくないと言って、息子が泣いたのです。確かに、私は義母や夫よりも厳しかったかもしれません。ですが、ちゃんと読めるようになった方が息子のためになることを伝えました。最初は優しく話していましたが、息子が頑なに私を拒否するのでついカッとなってしまいました。私は息子が学校で困らないように正しく、きちんと読めるようになってもらいたい、という気持ちがとても強かったのです。しかし、息子にはわかってもらえませんでした。「そんなにお母ちゃんに聞かせたくないなら、もういい! 今後音読は絶対に聞かないから!」と、私は怒って部屋を出ました。落ち着いて、お風呂に入りながら、今後どう息子に接すればいいのか考えていました。 ■私が失敗を通して学んだことよくよく考えたら、まだ1年生。宿題をやるだけでもえらいのに、完璧を求めすぎていたのではないかと反省しました。自分のできなかったところをいちいち指摘されて、息子はさぞ嫌な気持ちになったことでしょう。私のやり方は、息子にとって音読を嫌いになるやり方だったのかもしれません。正しく上手に読めることよりも、まず読んだことを褒めるべきだった、と思いました。息子が二重丸がほしいと言ったら、二重丸をあげるべきだったのかもしれません。お風呂から出た後、私は息子に怒ったことを謝りました。音読を聞かせないと言われたことが、とてもショックで悲しくて、それでついカッとなってしまった、と。息子が学校でうまく読めなかったとき、嫌な思いをしないですむように、正しく読んでほしいと思っていたことを伝えました。私は息子の音読を聞くのをやめました。息子が私に聞かせてもいいと思うまで、何も言わずに待つことにしました。そして、何日かたったある日、息子が音読を聞かせてくれました。たとえうまく読めていないと思っても、“上手に読めていた”と言うようにしました。息子がそれでいいと思うなら、二重丸をあげようと思いました。息子に聞いてみて、もう一度読むか判断してもらうことにしました。こうして、やっと息子は再び私に音読を聞かせてくれるようになりました。今でも息子は私に音読を聞かれるのを嫌がることもありますが、そういうときは、同居の強みをいかして、義母に聞いてもらっています。私から、無理に音読を聞くことはしません。息子が私に聞いてほしいと思ったときは、慎重に正しく読むことよりも、楽しく読めるように意識して聞いてあげたいと思います。ということで、息子に音読を聞かせてもらえなくなった、私の失敗談は終わります。私自身が子どもの頃、教科書がちゃんと読めず、恥ずかしい思いをしたことがあったので、息子にはそんな思いをさせたくない、と考え過ぎていたかもしれません。子どものためと思ってあまり口うるさく言ってはいけないな、と実感しています。
2022年11月26日『1日10分!「音読」で国語の成績は必ず上がる!』あさ出版一昨年より始まった、新型コロナウイルスによる生活の変化が、学校での活動にも影響を与えています。給食を食べる間際までマスクをつけ、全員前を向いての黙食。夏の風物詩だったプールの授業は、マスクをつけ続けることも難しく、かといって密を避けると、授業の回数が確保できないこともあり、夏のプールの授業そのものを見送る学校も出てきているようです。もう一つ、みんなで行うことの一つに、「音読」があります。大勢集まる教室の様なところで、大きな声でみんなで一緒に読むこと自体が、難しくなってきているのをご存じでしょうか。音読の効果音読には、読解力を飛躍的に引き上げる効果があります。文章を読むことによって、文脈から色々なことを読み取る力がつき、国語の成績が上がることが期待できます。また、読解力がつくことにより、さまざまなテストの問題の意図をくみ取る力がつき、その結果他の教科が自然と伸びてくるのです。子どもが小さなうちから取り組むことができる「音読」は、家庭でも簡単に取り組むことができます。学校で取り組めない分は、家庭で補うことができます。まず家庭での「音読」をはじめてみませんか?ただ今、開催中 紀伊國屋書店ゆめタウン店舗限定ポイント2倍キャンペーン実施中そんな、「音読」の本が今紀伊國屋書店ゆめタウン店舗限定で、ポイント2倍キャンペーンが実施されています。ポイント2倍キャンペーンとは?キャンペーンページ 開催期間2022年5月20日(金)~2022年6月19日(日)実施店舗紀伊國屋書店ゆめタウン内12店舗 紀伊國屋書店ゆめタウン広島店/紀伊國屋書店ゆめタウン廿日市店/紀伊國屋書店ゆめタウン下松店/紀伊國屋書店ゆめタウン徳島店/紀伊國屋書店丸亀店/紀伊國屋書店 ゆめタウン博多店/紀伊國屋書店久留米店/紀伊國屋書店佐賀店/紀伊國屋書店長崎店/紀伊國屋書店熊本はません店/紀伊國屋書店熊本光の森店/紀伊國屋書店あらおシティーモール店本の情報はこちら◆対象書籍:『1日10分!「音読」で国語の成績は必ず上がる!』 齋藤 達也【著】税込1,540円あさ出版(2013/04発売)◆内容情報:読書嫌いでも国語の点数はとれます!「音読」を押さえた正しい勉強法を行えば…国語がいちばん得意な科目になる。偏差値が確実に上がる。すべての教科の点数アップにつながる。今こそ正しい勉強法で、「本当の読解力」を手に入れましょう。目次第1章誰もが持っている「5つの力」で国語力は必ず上がる!第2章国語が苦手な子の「国語力」がどんどん伸びる勉強法第3章どんな難しい文章でもスラスラ読み解ける!“説明文”7つのルール第4章登場人物の気持ちがおもしろいほどつかめる!“物語文”5つのルール第5章答えるツボを押さえて、さらに得点アップを目指そう!特別問題問題を解いて、力試しをしてみよう!ちょっと詳しく・・・第2章より・塾の講師よりも、親のほうがいい先生になれる・脳の体力づくりは、「音読」から・「要約」と「あらすじ」にまとめるクセづけを・答えは、考えるのではなく「探す」・指示語の内容は、問われていなくても気にする・マーキングは適当なくらいがいい・復習では、ポイントや解説を「音読」・間違えた理由を知ることが何よりも大事など紀伊國屋書店熊本はません店紀伊國屋書店久留米店このパネルが目印!まだまだ、6月19日日曜日まで実施していますので、ぜひ、店頭でお手に取ってご覧ください! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月13日小学生の宿題といえば「音読」があります。入学したての頃は、音読するわが子の姿に成長を感じたものです。しかし2年生、3年生になっても毎日宿題として出され、内心では「え?まだ音読するの?」と少し疲れてしまっている親御さんもいるのではないでしょうか?じつは音読には、私たちの想像以上に子どもの能力を引き出して伸ばす効果があるのです。そのメリットを知れば、きっと毎日の音読を聞くのが楽しみになりますよ。低学年がとことん「音読」をするのは理由があった!「特に低学年の子どもにとって、音読は大切なもの」と断言するのは、筑波大学付属小学校の青木伸生先生です。もちろん、上手にスラスラと読めるようになることも大事ですが、それ以上に、低学年の子どもが身につけなければならないことが音読によって鍛えられるそう。学校側の狙いとしては、次のポイントが挙げられます。1. 体づくり学校では、音読する際に、しっかり両足を床につけておなかから声を出すように指導しています。そうすることで、体が小さい低学年の子どもの体幹が鍛えられます。2. 声の大きさの調整低学年の子どもは、まだ声の大きさを調整することが上手にできません。聞き手がどの位置にいるかによって、どれくらいの大きさで話すかということはもちろん、はっきりとした発音で聞き取りやすい話し方を意識することで、相手に的確に声を届ける練習になります。3. 日本語のリズムをつかむ低学年の国語の教科書には、リズムよく読める詩が多いのも特徴のひとつ。これらの文章を、テンポよくリズムに乗って声に出して読むことで、日本語の響きを体感できます。保護者のチェック項目にも、「大きな声で」「姿勢を正しく」「『、』や『。』に気をつけて」などが記載されていると思います。毎日ただなんとなくこなしていた「音読」も、じつはしっかりとした目的があったのですね。驚くべき音読の効果音読って意味あるの?と疑問に思いながらも、「宿題として出されているからしょうがない」と受け入れて、毎日聞き流していませんか?じつは音読をすることによって、子どもの脳はたくさんの刺激を受けているのです。音読をきっかけに、子どもの能力がぐんぐん伸びることも期待できますよ。<音読の効果1:文章への理解が深まる>文章を黙読するだけでは理解できないことが多い低学年の子どもにとって、自分の声を聞きながら読む音読は、内容を理解するのにぴったり。青木先生によると、「言葉を目で追いながら耳からも入れることで、理解を深めることができる」そうです。<音読の効果2:脳が活性化されて記憶力がアップする>「脳トレ」で知られる東北加齢医学研究所の川島隆太教授によると、音読によって脳の前頭葉に含まれる「前頭前野」という場所が活性化されるそう。また、音読直後は脳がより働きやすくなり、記憶力が20~30%も増加することもわかっています。<音読の効果3:コミュニケーション能力が鍛えられる>脳の前頭前野はコミュニケーション能力にも関係しています。友だちや先生に話しかけるのが苦手な子は、音読によって前頭前野を活性化させることで、積極的に人とコミュニケーションがとれるようになるでしょう。<音読の効果4:集中力が高まる>また、前頭前野が活発に働いている脳内では、セロトニンという物質が多く分泌されます。セロトニンは精神を落ち着かせ、集中力を高める効果があるため、音読を続けている子は自然と気持ちのコントロールができるようになるのです。<音読の効果5:黙読も速くなる>教育評論家の親野智可等先生は、「音読がすらすらできるようになると、普段の黙読も速くなる」と述べています。音読によって語彙や言い回しを覚えて使いこなせるようになるため、語彙力も向上し、「読む力」がしっかりと身につくのです。もっと音読の効果を上げたい!最後に、音読の効果をさらに上げる方法をいくつか紹介していきます。ぜひ参考にしてください。川島教授は、子どもの音読を聞く際には「手を止める」「すかさずほめる」を徹底して心がけるべきだと述べています。家事をしていたらいったん手を止めて、子どもの音読に付き合いましょう。そして、読み終わったらすかさずほめてあげるのです。川島教授いわく、「これだけで子どもの脳は非常に活性化する」のだそう。この「手を止める」「すかさずほめる」は、脳科学では “即時フィードバック” と呼ばれます。子どもが何かをしたとき、間髪入れずにほめてあげることで、子どもの脳は爆発的に反応して物事に対する意欲が向上するのです。また、ほめるだけでなく、子どもの読み方に対する感想を述べるのもいいでしょう。青木先生は、「音読ができたことをほめながら、『さっきのセリフをとっても大きな声で読んだのはどうして?』『小さな声で読んだのはどうして?』といったふうに問いかけてみる」ことをアドバイスしています。物語は。会話文とそれ以外の地の文で構成されています。なかでも、会話文の読み方によって、子どもがどれだけ登場人物の気持ちを理解しているかがわかるというわけです。もしかしたら子どもは、無意識のうちに声のトーンや読む調子を変えていたのかもしれません。しかし、この「振り返り」によって登場人物の気持ちを考える訓練になり、読む力がぐんと高まるのです。ここでひとつ、気をつけなければならないのは、上手に読めなくても叱らないこと。親野先生は、「叱ることで、その子の自己肯定感をボロボロにしてしまい、伸びる芽を摘み取ってしまうこともある」と注意を促しています。最初はつまずくことも多いかもしれません。しかし、何度も繰り返し音読し、その姿をお母さんやお父さんに見守ってもらいほめてもらうことで、自信につながっていくのです。毎日の音読は、子どもの自己肯定感を高めることにも役立ちそうですね。***慣れてくると「面倒だな」と感じがちな音読ですが、さまざまな能力を伸ばすのに効果的だとわかれば、音読の時間はより有意義なものに変わります。ぜひ親子のコミュニケーションにも役立ててくださいね。(参考)STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「宿題の定番」になるのも頷ける。意外だけどすごく重要な「音読」の4つの狙いSTUDY HACKER|音読の効果とやり方を丁寧に解説。テキストの選び方・おすすめの本は?【保存版】SankeiBiz|子供の頭をよくする音読&褒めワザ「脳トレ」で知られる川島隆太所長に聞くいこーよ|宿題の定番「音読」はなぜ大事?黙読との効果の違いも紹介!
2020年08月02日こんにちは。6歳の双子と3歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。今回は、休校中の宿題が発端のお話です。■親子で音読の宿題をしていたとき…休校中は毎日、教科書の音読をして、それを親がチェックするという宿題をしていました。次女のきゃえたんは、大きな声ではっきりと読めるのだけど長女のなーたんは、ぼそっぼそっと、歯切れの悪い読み方をするのです。私は不思議に思いました。だって、普段は、とっても大きい声で話すことができるし、絵本も声には出していませんが自分ひとりで読むことができたからです。■声に出して読むのが恥ずかしいの?まさかの「恥ずかしくて声に出せない」というのです。休校中のことなので、勉強のことは母である私がなんとかしなければ!と、「音読・教え方」や「音読・方法」などのワードでめちゃくちゃ調べまくりました。そして、細切れで大人が読んだ後に、子どもに読んでもらうという方法で対処することにしてみました。それでも、めちゃくちゃ小さな声…ぼそぼそっとしか出してくれないのです。でもそうこう続けているうちに宿題が進んで、教科書の別のページの詩を読むことになり…■急に大きな声ですらすら音読ができるように!?え…? 何その理由…?ってことは…え…? 最初から、別の文章だったら読めたってこと?なにかもっと理由があるのか、めちゃくちゃ不安になって心配してたんですけどね!ひとまずは、音読ができるようになってよかったです。
2020年07月20日小学校に入り勉強が始まると、よく耳にするのが「文章題が解けない」という悩み。文字の読み書きや計算は得意でも、文章を読解する力が足りずに文章題でつまずいてしまうことがよくあるようです。この春1年生になった友人のお子さんも同じような悩みを抱えていました。数が大好きで常に数のことを考えているような男の子。小学校に入ったら勉強楽しみだねと話していたのですが、上記の問題に直面している様子。なぜそのようなつまずきが起こるのか。そして解決法はあるのでしょうか。今回は、ベネッセお茶の水ゼミナールの現役国語講師 秋元暁哉さんに解決方法について話を聞きました。計算をする時に数字を“記号”としてとらえている「読み書き計算」は得意なのに、文章題になった途端に解けなくなる原因について聞いてみると、「計算と文章題を切り離して考える人が多いのですが、計算はあくまでも、文章題を解くためのツールです。文章題になると解けない理由は、計算をする時に数字を“記号”としてしかとらえていないことが原因のひとつ。数字の並びに反射的に反応しているので、その計算がどのような成り立ちなのかわかっていない可能性があります」とのこと。そのため、『2+3=5』という計算ができても、『バスに2人のお客さんが乗っています。次のバス停でさらに3人乗ってきました。今、バスに乗っている人数は何人ですか?』と問われると固まってしまうのだそう。これは、『2人と3人があわさって5人』という具体的なイメージを計算に落とし込むことができていないから。そこで大切になるのが、「文章を映像化する力」なのだそう。文章の映像化に必要なのは「音読」では、低学年の子ども達が、文章を映像化する力を育むためには、何が必要なのでしょうか?「僕は「音読」がとても効果的だと思っています。文字を目で追っているだけだと、読んでいるうちに問題の意図がわからなくなりがちです。声に出すことで耳からも情報が入ってくるので、文章を映像のようにイメージしやすくなります。これが、教科に関わらず問題を読んで解く時には必須です」。「音読」のメリットと効果についてまた、「音読」には3つの効果があると言います。その効果とは、1.つまずきに気づき、脳の可視化ができる問題を声に出して読ませることで、本人がどこでつまずいているかが分かります。例えば、「ぼく は(wa) ○○」という文章を「ぼくは(bokuha) ◯◯」と読んでいるとします。これは「てにをは」がきちんと理解できていないことが分かりますよね。語彙力不足、文章の成り立ちを理解できていない、文章を具体的にイメージできていない、などどこで引っかかっているのかが見えてきます。つまり、お子さんの「脳の可視化」ができるのです。わが子が何でつまずいているのかがわからない時はまず問題を音読させてみましょう。大切なのは、音読している間はきちんと聞いてあげること。ただ読ませるだけではいけません。2.集中力を起動させる文章を声に出して読むと、読むことに集中せざるを得なくなります。声に出すというのは、つまり身体を使うということ。目で追うだけでなく、口を使って読み、耳からも情報が入ります。身体を使うことで自然と脳が集中してくれます。そうすることで我に返り、自然と問題の意図やどこで間違っていたか気づけることがあります。3.文章の映像化・身体化ができる先述した通り、音読は身体を使って文章を読む行為。視覚・聴覚の2つで文章を捉えることで、文字の羅列を絵にして再現しやすくなります。身体を使って理解することで、どのようなストーリーなのかが手に取るようにわかるようになるのです。音読できるようになるために必要なのが「読み聞かせ」ただし、音読はだれでもすぐにできるようになるわけではないのだそう。何も読んでもらったことがない子どもに、いきなり音読をしろと言っても効果的ではないので、ステップ順に取り組むことで、「音読」が力を発揮できるとのこと。STEP0:絵本の読み聞かせSTEP1:音読をしてあげるSTEP2:音読をさせるつまり、まず最初にするべきことは、「読み聞かせ」なのだそうです。「絵本の読み聞かせ」の大切さ絵本の読み聞かせは、絵に対してのシチュエーション説明なので、子どもは絵を見ながら聞こえてくる文章でストーリーを理解します。これがまさに文章の映像化の第一歩なのだそう。赤ちゃん期は三原色を使った絵と音だけの絵本ですが、次にストーリーのある絵本を読むようになります。その文章も対象年齢を追うごとに複雑になっていき、次第に絵が少なくなり児童文学へと進んでいきます。その過程をたどることで、文章だけで具体的な映像を想像できるようになるとのこと。今までしてなくても大丈夫。これからが大切絵本の読み聞かせの重要性が分かると、今まであまり読み聞かせに力を入れてこなかった場合、手遅れでは…と気になりますよね。しかし、「そんなことはありません。今から読んであげればいいと思います」とのこと。「読み聞かせを始める時期は思い立ったらで大丈夫です。今、小学生以上で子どもが絵本に抵抗を示したら、児童文学や『ハリーポッター』のようなファンタジー小説の読み聞かせもよいと思います。それを繰り返していけば、自然と自分で読めるようになりますよ」。ただし、一番よくないのは、一方的に「本を読みなさい!」とひとりで読ませようとすること。大切なのは、「親子で一緒に読むこと」だそうです。「音読」は体験すべき必須過程秋元さんの話を聞いて、「音読」は、子どもが文章をイメージして理解するのにとても効果的なことが分かりました。それが、文章題を読み解く力につながるんですね。最後に音読やその前提である読み聞かせにに最適な書籍はあるか聞いたところ、なんでもよいそうです。一番は興味を持ってくれるもの。例えば、漫画でもOK!とにかく読んでいて反応するかどうかが大切。極端に言うと映画やアニメでも、ストーリーに反応するお子さんであれば必ず読めるようになるとのことでした。私もわが子が文章題を読み解く力を身につけられるように、読み聞かせや音読に力を入れていきたいと思います。<文・写真:ライター秋音ゆう>
2020年07月16日小2のちい、毎日音読の宿題が出ています。国語で今習ってるところを読むことが多い。もちろん、土日や祝日も1日1回読まないといけないのですが…週末は親子ともども、忘れがちです。同じ話を3回読むのは飽きるので、いろんな話を読むことに~。すると…なにやらお兄ちゃんが近づいていて…いつも読んでいる話じゃなかったので続きが気になったようで、妹の横に座って聞いてました。まるで妹がお兄ちゃんに読み聞かせしてるみたいでかわいかったです。
2019年11月02日テレビでおなじみ 池袋大谷クリニック院長・大谷義夫氏3月5日、声を出して文章を読む音読で肺やのどを鍛え、声を若返らせ、嚥下力(飲み込む力)を向上させようという新刊『医師が教える「1日3分音読」で若くなる!』が発売された。著者は池袋大谷クリニック院長で呼吸器が専門の大谷義夫氏である。四六判並製で184ページ、さくら舎より1,400円(税別)の価格で発売中である。音読は手軽なのどと肺の筋トレ2009年に池袋大谷クリニックを開院した大谷義夫氏は、日本呼吸器学会専門医であり、「名医のTHE太鼓判!」や「スッキリ」、「ビビット」など多数のテレビ番組に出演し、『長引くセキはカゼではない』『長生きしたければのどを鍛えなさい』などの著作もある。外見は加齢とともに変化していくが、声にも変化が現れ、声の老化「声老け」が起きることになる。声の老化はのどや肺の老化と関係があり、のどや肺の衰えは発声だけでなく、物を飲み込む嚥下でもほぼ同じ筋肉が使われているため、誤嚥性肺炎を招くリスクを高めてしまう。新刊では手軽に行える音読によるのどや肺の筋トレを掲載。1回1分の音読を朝昼晩3回行うことで、若さと健康をもたらすとしている。音読テキストは、日本の名作や古典などから20本が収録されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※医師が教える「1日3分音読」で若くなる! - さくら舎 - 千鳥ヶ淵の新しい出版社
2019年03月12日小学校の国語の授業などでよく行われている「音読」。子どもの読解力や集中力を高めるといわれている音読ですが、じつは大人にとってもたくさんのメリットがあるそうです。どこでも簡単にできる音読で、脳力アップしませんか? ■脳の働きを活性化! 嬉しい音読効果とは文章を目で追うだけでなく、声に出して読むのが「音読」。音読をしているとき、体は視覚と聴覚を使い、さらに口を動かすという動作も加わり、脳に多くの刺激が与えられます。そのうえ音読は、情報の「脳へのインプット」と、声に出して表現するという「アウトプット」を同時に行うため、脳の働きがさらに活発になるといわれています。学校の授業や宿題などで音読が多く行われているのは、このようなメリットを子どもにもたらすためなのです。だからより日々の学習に音読を取り入れることで、子どもの記憶力や読解力のアップにつなげることができます。■音読は大人にもたくさんのメリットが音読の効果は、子どもだけに限ったことではありません。大人にとっても、同じように脳を活性化させることによる、うれしいメリットが多くあります。<仕事で役立つ音読の効果>・記憶力やコミュニケーション能力のアップ・アイディアや発想力の向上・知識や技術を応用する力のアップ声に出すことで、感情をコントロールでき、ストレス解消にもつながるため、なかなか自分の時間を持つのが難しく、ストレスの多い子育てママにもおすすめです。「どんな本を読めばいいだろう」と難しく考える必要はナシ。絵本の読み聞かせだって立派な音読です。子どもが小さいうちは、まず1日1冊の読み聞かせからはじめてみてはいかがでしょう? 小学校にあがると宿題で音読が出されるケースが多くあります。せっかくですから親も聞くだけでなく、子どもと一緒に教科書を読んでみるのもいいですね。 ■音読効果をさらに高めるには?音読に慣れてきたら、ママひとりの読書タイムにも積極的に取り入れてみませんか? <オトナ音読のススメ>・やや速めのスピードで読むこうすると、脳をより活性化させることができます。・読書中に印象に残った文章や好きな詩などを声に出して読む・音読の時間は10分程度・立って音読する足を使うことが加わって脳への刺激もアップします。また、音読は、同じ文章ばかりでなく適度に違う文章を読む方が効果的です。新聞を読むときも音読をすれば、毎日違う文章で内容の理解度も深まり、一石二鳥ですね。大人も子どもも毎日数分で多くのメリットが得られる音読効果。ママが音読する姿を見れば、子どもも楽しく音読に親しんでくれそうです。
2016年11月21日小学生の宿題の定番、音読。お母さんに読み聞かせて、ハンコやサインをもらうことになっているケースが多いですが、子どもにとっては面倒ですし、親にとっても忙しいなか、ゆっくり聞いてあげる時間がなかなか取れず、多くの家庭がぞんざいにしているかもしれません。しかし。この音読の宿題、意外とバカにできないようです。今回は音読の宿題をする上で、親が注意しておきたいポイントをまとめました。読解力が身につくので、毎日やる「読む」力は国語力の基本。国語力がないと、どんな教科でも問題を読み解くことができず、子どものその後の学力を大きく左右してしまうとも言われています。音読をすると必然的に文章を読む力が身につきます。音読の宿題は必ずしも毎日出るとは限りませんが、できるだけ毎日やるのがよいでしょう。同じ物語でも何度も何度も読むことで理解が深まります。また、毎日一緒に宿題に取り組むことで、子どもとコミュニケーションを取ることができます。子どもは忘れていたり、サボりたくなったりするので、親のほうから「今日は音読の宿題ないの?」と声をかけてあげましょう。それに、毎日やることで「毎日、勉強をする」習慣がつくようになり、自分から進んで勉強をするようにもなっていくでしょう。子どもが音読している間、親は手を止めるついつい食事の支度をしながらなど、「ながら聞き」をしてしまいがちですが、ぜひ手を止めて、注意して聞いてあげましょう。そして、句点、読点など最初のうちはきちんと読めないこともありますが、そんなときはきちんと指摘してあげましょう。「ながら聞き」だと読めていないところに気がつきにくく、直してあげることができません。学校の授業の中、音読を当てられたときにすらすら読めるよう、注意して聞くことが大切です。読んだ後、内容について一緒に考えると、なお良し音読の題材には『ごんぎつね』など、親世代もよく知っている物語も多いものです。そんなときは登場人物がどんな気持ちだったのか、これは一体どんな状況なのかなど、子どもと一緒に話してみるのもよいでしょう。ただ「読む」だけではなく、一緒に「考えてみる」ことで、より理解が深まり、国語力アップにもつながります。特に人物の気持ちはテストにも出るので、対策にもなります。内容を考えながら読むことで、子ども自身がより楽しみながら宿題に向かうことができるようになりますし、親にとっては子ども時代に気がつけなかった新たな発見があるかもしれません。最初にも言いましたが、国語力は国語の成績だけでなく、すべての勉強の成績の基礎となります。一度遅れてしまうと追いつくのはとても大変。国語ができないとほかの科目も遅れがちになってしまいます。ついつい面倒くさくなりますが、小学生のときこそぜひ親がサポートし、勉強の基礎をつくっていけるとよいですね。(Monokoguma01<フォークラス>)
2016年03月18日脳が活性化されて目が覚める画期的な方法があります。東北大学が行った脳の実験によれば、音読や単純計算は脳の活性を高めることが分かっています。脳のウォーミングアップにもいいといわれていることから、朝、声を出して新聞を読んだり、単純計算に頭を使ったりすれば、眠気もスッキリ覚めそうです。音読と単純計算が脳を活性化する!健常小学生を対象に行われた心理研究において、単純記憶や迷路などをさせる前に、音読や計算をさせると、より成績がよくなったといいます。つまり、音読や計算は脳を活性化させるために役立ったということです。勉強を始める前に、音読や単純計算をする時間を5分だけでも取ってウォーミングアップをすることで、勉強がはかどり、学習効果も高まるというわけです。これを大人の生活に応用すれば、仕事前の音読や単純計算は、眠気も覚めて脳の活性化が促されることから、仕事の能率も向上しそうです。複雑な計算と単純な計算、どっちが眠くなる?!ところで、本などを音読しているときや、単純な一桁の足し算などの計算問題を解いているときは、脳の前頭前野を含む、脳全体が活性化することが実験によって分かっています。前頭前野とは、ちょうどおでこの裏側にあるところ。人間の大脳皮質の約30%を占める非常に大きな領域のことをいいます。思考、行動抑制、コミュニケーション、意思決定、情動の制御、記憶のコントロール、意識・注意を集中する・注意を分散するなどの働きをするところです。一方、複雑な計算をしているとき、何かを一生懸命考えているときには、前頭前野はそれほど活発化していないのだそう。やはり計算は単純計算がいいようです。また音読と計算は、速くすればするほど脳が活性化することが分かっています。仕事中の眠気対策としてこの脳の活性化についての研究結果を、社会人の生活に役立てる術として捉えれば、「眠気を覚ます方法」として応用することができそうです。例えば、寝起きの朝に読む新聞を声に出して読んでみる、簡単な計算をしてみることで、脳が活性化されて仕事にもいい影響がでるのではないでしょうか。また、何か資格取得や仕事にまつわる勉強を朝にする際にも、効率アップが期待できます。そして毎日の昼過ぎに眠くなってくる頃にも、音読や簡単な計算を試すことができそうです。音読や計算以外にも、親しい人とコミュニケーションをしているときも脳の前頭前野が活性化することが分かっています。眠気に襲われてどうしようもないときに、人に積極的に話しかけて対話をするようにすることは、有効な対策といえそうです。Photo by Dave Dugdale
2014年11月03日