「週刊少年ジャンプ」連載時より、当時の少年誌にはあり得なかった女性からの熱い支持を受け、シリーズ累計5700万部を突破! TVアニメも大ヒットを記録した国民的コミック『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』。ついに初の実写映画が完成。このたび、緋村剣心役を演じる主演、佐藤健にインタビューを行った。●緋村剣心役のオファーをもらったときの感想を聞かせてください。正直信じられなかったですね。自分が剣心をやるやらないという以前に、「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を実写化することが、まず信じられなかったです。と言うのも、僕自身が小さい頃にアニメを見ていたし、漫画も読んでいたし、友だちと技をかけあったりして遊んでもいたので、まさかその剣心を自分が演じるとは思ってもいませんでした。嬉しいというよりも、えーっ!という驚きの方が大きかったです。●実際に剣心役をやると自覚したとき、その驚きはどう変化したのでしょう?最初は「無理でしょ?」っていうところから入ったんですよね。緋村剣心を実写化することは無理って。自分がやることは一旦忘れて、実写映画化したとしたらどんなふうになるんだろう……と考えましたね。ただ、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を実写映画化する(主演する)と聞いてから2年ほど期間があって。ある程度の月日を経てから大友監督やプロデューサーと会って。そこでどういう実写映画を目指しているのかとか、どういうアプローチなのかなど、物語全体やアクションのサンプルを見せてもらったんです。そういうディスカッションをしたときに、これはいけるかもしれないなと思いました。原作ファンにも納得してもらえる実写映画が作れるかもしれないと思った。そこからですね、頑張ろうって気持ちにスイッチが入ったのは。●佐藤健の演じる剣心像、どういう剣心を目指したのでしょう?僕の理想の剣心をやらせてもらいました。僕自身にとっても思い入れのある役柄なので、原作に忠実にということを大切にしつつ、僕のやりたい剣心というか、自分のなかの理想の剣心を目指しました。●具体的に、剣心のどういうところが理想ですか?まず、とにかく強いということですよね。ほぼ無敵。物語が進むにつれてどんどん強敵が増えていって、苦戦もするけれど、今回の映画に関してはほぼ無敵の強さ。いわば達人なので、ある意味人間っぽくないというか、人間なんだけれど無駄な動きがないというか。性格の面でもちょっとしたことで怒ったり動揺したりしない強い精神力の持ち主ですね。でも、普段からその完璧さをオーラとして出しているのではなく、普段はわりとおっとりしていて、優しさも持ち合わせている。それが僕の理想の剣心像です。そういう剣心を目指して演じました。●その理想の剣心像のなかには、緋村剣心と人斬り抜刀斎の二面性も組み込まれていると思います。二面性についてはどう捉えていますか?その二面性もこの漫画の根底に流れている大事な部分、核となる部分だと思っているので、2役を演じるんだという姿勢で挑みました。緋村剣心と抜刀斎、同じ人間ではあるんですが、1本の映画でその違いをわかりやすく見せるには、演技の差は大きい方がいいなと思ったんです。実際には、そのシーンに合った気持ち通りに演じることで、自然と緋村剣心と抜刀斎のそれぞれの気持ちになることができました。●また、無敵の強さの対極にある弱さ、弱さを知っているからこそ剣心は愛されるキャラクターなのではないかなと。弱さについての佐藤健さんの考えは?人間らしくないんだけれど、やっぱり人間だから人間っぽい部分も当然あるわけで、そういう部分が、緋村剣心の弱さだと思うんです。その弱さはこの映画のなかですごく大事なシーンになっていて……めっちゃ見どころです(笑)。●自分自身の強さと弱さを剣心に重ね合わせたりしましたか?それはなかったですね。自分がどうこうというのは今回の作品では考えなかったです。そもそも僕自身は、あんまり強くないですから。●緋村剣心を演じたということは、佐藤健さんのなかにも強さがあると思いますが……。演じることが好きで、ただ好きなことをしているだけ。そういう思いの強さはあります。●演じることにつながるのであれば、どんなことでも耐えられる?耐えられるし、楽しいですね。いいものを作りたいので、その為の努力はすすんでやりたい。『るろうに剣心』に関しては、もともと体を動かすことが好きなので、アクションの練習も楽しんでやることができました。ただ、アクションシーンに関しては常にアドレナリンが出ていた気がします。京都で撮影していたということも大きかったと思うんですけどね。寝起きも良かったし(笑)。いつもだと朝はつらくてなかなか起きられないけれど、この撮影中はパッと起きてスッて行動できた。つねに覚醒状態の現場は初めてでした(笑)。●先ほどの二面性に続く質問です。最強の暗殺者と恐れられた抜刀斎と不殺の誓いで決して命を奪わない剣心、演じながらどんな感情を抱いたのか? 剣心の心情をどう汲み取って演じたのでしょうか?抜刀斎としては、数々の罪を犯してきて、やっとそこから開放されたという気持ちが大きかったと思うんです。多分、人を斬っているときも解放されたいと思っていたんじゃないかなと。だから戦いが終わって解放された瞬間に刀を捨てた。逆刃刀を持ってはいるけれど、本当は逆刃刀さえも持たずに生きていきたかったと思うんです。その一方で、自分の罪に対する「償い」をしなくてはという気持ちもあって。このまま死ぬのも違う、何もせずに過去に背を向けて生きるのも違うと思ったときに、人のために生きたい──そう思ったんじゃないかな。そこでまた自分と向き合ったんだと思います。結果、緋村剣心には刀しかなかった。だから、逆刃刀という答えを持って誰かのために生きていくと決めたんだと思います。●誰かのために戦い生きる剣心は、必ず仲間のもとに帰ります。今回の映画でも「必ず帰る」という言葉がキーワードとなっていますが、佐藤健さんが心のよりどころ、支えにしているものは何ですか?剣心と一緒で仲間ですね。落ち込んだときやつらいときとかに一番最初に連絡しようと思うのは友だち。どんなに忙しくてもへこんでいる僕につきあってくれる。支えられているな、と思います。●佐藤健さんが思う、映画『るろうに剣心』の見どころは?『るろうに剣心』の世界観は、男の子目線からすると、うずくというかワクワクするんです。特に男の子にはアクションシーンを真似してくれたらいいなって思ったりしますね。僕たちが小学生の頃に「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」のアニメや漫画を見て、剣心たちの真似をして技をかけあったりしたように、この映画を観て真似してもらえたら……というのは、映画をつくるうえでの目標のひとつでした。もちろん、技やアクションについては、個人的に自信を持っているシーンです。あと、映像のクオリティが凄いんです。そのクオリティの高さと『るろうに剣心』の世界観がかなりはまっているので、そこも楽しんでもらえるんじゃないかな。共演者の方々の芝居の凄さも見どころですね。『るろうに剣心』に出ることができて本当に良かった、心から多くの人に観てほしい、そう思います。作品情報『るろうに剣心』監督:大友啓史出演:佐藤 健、武井 咲、吉川 晃司、蒼井 優、江口 洋介、香川 照之配給:ワーナー・ブラザース映画8月22日(水)、23日(木)、24日(金)先行上映決定8月25日(土)より全国公開(C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会
2012年08月15日『マリリン 7日間の恋』のBlu-ray&DVD発売を記念イベントが開催された。本作は、未だ人々を魅了してやまない唯一無二の大スターだったマリリン・モンローが、1956年『王子と踊り子』撮影当時、名もなき若い青年とピュアな恋愛をしていた―という驚きの事実を、コリン・クラークが、50年の時を越えて、胸に秘めていたマリリンとの出会いを小説として出版し映画化されたのだ。今回のイベントには、人気モデルのマリエさんが登場! 映画の魅力やプライベートを語った。■今日のファッションは何をイメージされたのですか?マリリン・モンローをイメージしました。彼女のマシュマロのようなやわらかい白をイメージしました。 ■本作の感想はいかがでしたか?すごく感動しました!マリリン・モンローの心情や周囲の人々との状況も丁寧に描いていているし、年下のコリンとの恋のエピソードは切なくてキュンとします。また、私のオススメのポイントは英国紳士の衣装です。男性の服の着こなしがとても素敵なので、ぜひみなさんマネしてください。■本作のマリリン同様、マリエさんも海外で生活されて、不安だったことや大変だったことはありますか?NYに住むことになって、電気やガスはどうやって通せばいいのだろう?どこに電話すればいいのだろう?と何もかも分からなくて、本当に全てゼロからのスタートだったのでとても不安でした。■マリエさんも、劇中のマリリン・モンローのように留学中素敵な男性と出会いましたか?耳にタコができるくらいみんなに聞かれるのですが、本当にゲイが多くて。かっこいいんですけど、ゲイなんですよね。住んでいたビンテージのマンションもゲイのカップルが多く住んでいて、音がギコギコ聞こえてきて(笑)何が行われているんだろう?と悩みました。~本作の『年下男性』○×ジャッジ~■コリンは、自信を失っていたマリリンをデートにつれていきます。自分の特権を活かし、普段は絶対入ることができないウィンザー城や母校へ連れて行きます。こんなデートプランはいかがでしょうか?「○!」 自分の知らない世界を見せてくれる人はとても魅力的ですよね。経験できないことをしてくれると嬉しいです。しかも自分自身の歴史を見せてくれたりすると、とってもキュンとします。■マリリンは追い詰められ、宿泊場所から出なくなってしまいます。その時、コリンは心配になって窓からマリリンの部屋に入ります。こんな行動派な一面はどうですか?もちろん「○」です。心配してくれるのは嬉しいですよね。放っておいたらどうにかなってしまうような女性は、やはり魅力的なんでしょうね。この時のマリリンはとても儚い感じで、すごく好きなシーンです。でも私は酒に走りますね。1人酒です。放っておいて!って思ってしまうかも(笑)■コリンが「あなたを守りたい、マリリン・モンローを捨てて僕と結婚しよう」とプロポーズしますが、マリリンの顔を見て全てを悟り、遠くから見守ることを決断するシーンですが、この決断はいかがですか?「×」です。仕事だったりいろいろな事があるとは思うけど、もうちょっとプッシュして追いかけてもいいのかなと思いました。■マリリンがコリンとデートをした帰り道、マリリンとコリンが裸で川で泳ぐシーンです。マリエさんは、こんな大胆なデートはいかがですか?「 ○ 」です。大胆なデートありだと思います。でも、私は潔癖症なので、すごく綺麗な海だったらマリリンのように服を脱いで水に入るかもしれないけど、あまり綺麗じゃない湖だったらやらないかもしれません。■『マリリン 7日間の恋』の見所を教えてください。愛の深さだったり、愛されるよりも愛する気持ちを大切にしたい、自分の愛せる人を見つけたいという気持ちが伝わってきて、とても感動しました。あと男性の服の着こなしがとても素敵なので、みなさん参考にしてみてください。■留学のきっかけは?小学校5年生のときにお父さんに衣装デザイナーになりたいと言っていました。昔からパーソンズに行くことは夢でした。■留学中に素敵な恋愛はありましたか?ゲイの人ばかりで、本当になにもなくて。好きなタイプは、やはり知らない世界を見せてくれる人と、ちゃんとお金を持ってる人。もう自分で払いたくない…(笑)いろいろなものにガマンしきれなくなっているので、みなさん期待して待っていてください。■芸能界を離れている間にいろいろ変わったことがありましたが。みんな結婚したり出産したりしていてビックリ!私がいない間に何が起こったの? 私も結婚は考えているけれど、まずは相手探しからですね。芸能界から離れていたので、とても不安でした。今もとても不安でドキドキしています。あと、スギちゃんに会いたいです!みんなはもう飽きているかもしれないけど、私はまだまだ大丈夫!あの諦めている感じと適当さがいい。応援したくなります。誰かスギちゃんに会わせてほしいです。 いかがでしたか?『マリリン 7日間の恋』、夏女子会で見る映画にもピッタリ。マリリンから学べる女子力はもちろん、夏の盛り上がる恋についてもいいアドバイスにもなるかも。 早速チェックして。 お問い合わせ:カルチュア・パブリッシャーズ 公式サイト プレゼントも当たる! マリリン7日の恋 ウーマンエキサイトタイアップページ 詳細:マリリン 7日間の恋発売元:カルチュア・パブリッシャーズ 販売元:角川書店発売日:8月3日
2012年08月03日韓国で2011年に公開され460万人を動員した映画『トガニ 幼き瞳の告発』(8月4日公開)の日本公開に先がけて、主演俳優コン・ユら制作陣のインタビュー動画がYouTubeの「ぴあチャンネル」で初公開された。映画『トガニ 幼き瞳の告発』チケット情報作家コン・ジヨンによる同名小説が原作となった『トガニ 幼き瞳の告発』は、2000年から2005年にかけて実際に韓国の聴覚障害者学校で起こった事件をもとに製作されたサスペンス。校内の虐待を告発し、不条理な司法制度や社会システムに立ち向かう美術教師カン・イノを、ドラマ『コーヒープリンス1号店』のコン・ユが熱演。変わらない現実と自身の良心の間で葛藤する主人公の姿と熱い想いが静かな感動を呼ぶ作品だ。インタビューでは、コン・ユが作品への思い、監督らが現場でのコン・ユの様子について語っている。「トガニ」とは、日本語に直訳すると“坩堝”(るつぼ)の意。本来は高温処理をおこなう耐熱式の容器のことで、出口のない密閉した空間で、ジリジリと焼かれていく想像を超えた恐怖と痛みを表す。同作“トガニ=坩堝”は、地獄そのもの。イ・ミョンバク大統領も同作を観て、「意識改革の必要性」を国民に呼びかけ、子供への性暴力犯罪の処罰に関する改正案を「トガニ法」として立案させた。まさに、国民、そして国家をも動かした映画だ。『トガニ 幼き瞳の告発』は8月4日(土)よりシネマライズ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。(C)2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
2012年07月20日第54回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『息子の部屋』から10年、イタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督が満を持して贈る『Habemus Papam』の邦題が『ローマ法王の休日』に決定。自らが企画・脚本・演出・出演をこなす新境地で、法王逃亡という衝撃の題材で昨年のカンヌ映画祭を沸かせた話題作だ。今回、監督のインタビューをお届けする。●この映画のアイデアはどこから来たのですか?フェデリカ・ポントレモーリとフランチェスコ・ピッコロと私の三人で、同時に別々のアイデアを練っていました。しばらくしてから、本作の脚本に取り掛かることに決めました。あるシーンを思いついたことをきっかけに、すべてが始まりました。それは、新しく任命されたローマ法王が、彼の登場を期待して待つ信者たちの前に、なかなか姿を現すことができないというシーンです。●宗教的な教育を受けてきましたか?神の存在は信じていますか?両親が信奉者なので、私はカソリックの教育を受けました(ほどほどにですが)。私自身は信奉者ではありません。●本作は明らかに2パートに分かれています。「拘束」を扱ったシークエンスがある一方、「自由」を扱ったシークエンスがあります。脚本のバランスと調和について教えてください。私は一本の映画でコメディ性とドラマ性を混ぜ合わせたかったのです、奇妙さと現実味の両立をね。作品に映し出されている枢機卿のコンクラーベはあくまでも我々の想像の産物ですが、現実のコンクラーベの儀式と教儀に敬意を払いました。そして、法王がバチカンから逃げだして街中を歩いていると、彼は長い間忘れていた様々なことを経験します。ローマを放浪している法王の姿は、彼自身と観客の両方に質問を問いかけてきます。そして、その一方、精神分析家のほうはバチカンの囚人となり、当初は混乱していたものの、最終的には安らぎを見出すのです。●最近、あなたに対して起きている中傷に関してはどう思いますか?作品そのものに対する中傷はありませんでした。ただ、カソリックの教えを反映していない一部の人々から中傷されただけです。●近年、カソリック教会では様々なスキャンダルが起こり、それに対して階級組織としての姿勢が批判されてきました。なぜ本作ではそういった物議を描かなかったのでしょうか?私はすでに人々に知られていることをわざわざ映画を通して描きたいとは思いません。時事ネタを扱って、観衆にベールに包まれたメッセージを送りたいとも思わない。カソリック教会を取り巻くスキャンダルについては(例えば小児性愛や財政問題など)、それを取り上げている本やドキュメンタリー、新聞記事がすでにたくさんある。私は時事に影響されないように距離を置いています。本作はフィクションです。この作品は私の視点から見るバチカンであり、コンクラーベであり、枢機卿の姿です。●なぜチェーホフにしたのですか?脚本を書いている最中、劇を有名作家の作品にしたいと思ったからです。チェーホフの思想が本作の内容と登場人物たちに最もふさわしいと思いました。●監督自身が“ジロトンディ”運動を経験後に、これ以上政治とは関わりたくないと思ったことは、法王になることを拒むメルビルの心情にも重なっていますか?それはちょっと飛躍した解釈だと思う。“政治活動”に関しても当初から、私は監督業に戻りたいと公言していました。元々、政治家になるつもりはまったくなかったんです。●本作のどういった箇所が自伝的ですか?いつものことですが、映画を撮っているという行為自体が自伝的です。より深く説明するとすれば、法王になりたくないと違和感を覚えているメルビルと精神分析家の二人は、両方とも私自身の投影なのです。作品情報『ローマ法王の休日』監督:ナンニ・モレッティ出演:ミシェル・ピッコリ、イエルジー・スチュエル、レナート・スカルパ、ナンニ・モレッティ他7月21日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開(C)Sacher Film . Fandango . Le Pacte . France 3 Cinema 2011
2012年07月18日妻が企て、夫が女を騙す!松たか子×阿部サダヲが、夫婦で結婚詐欺。 衝撃の≪ラブストーリー≫、『夢売るふたり』。今回、キャストの松たか子、阿部サダオ、監督の西川美和に行った試写会の模様をお届けする。舞台上の紐を引くと、松、阿部、監督がそれぞれ「男とは」「女とは」「愛とは」について考えた内容が登場する垂れ幕トークも実施した。●松さん、阿部さんをキャスティングしたきっかけは?監督:映画賞か何かに(作品が)かかった時に初めてご挨拶させていただいたのですが。そこでは女優さんたちがキラキラしている中で、松さんはひっそりと座っていらっしゃって。その時、こういう言い方するの失礼かもしれないんですが、“あ、この人普通だなぁ”と思って。完全なサラブレッドなのに、普通、って、女優さんでは珍しいなと思って。今回は“普通の人”、市井の人を描きたくて、松さんがそういう役を演じられるのかなと。あとは、内容がグロテスクな話なので、これを演じてもらう女優さんには、“品”というものが絶対必要だな、そうでないとグチャグチャになっちゃうな、と思っていたので。今回は松さんにお願いしようと思いました。阿部さんは、ずっと一緒にお仕事をさせていただきたいな、何かきっかけさえあれば…と思って狙ってたんです(笑)。お二人の組み合わせを、私も見たことないし、どういう雰囲気になるのかイメージがつかない部分もあったので。そこが化学反応を起こしてくれるとおもしろいなと思いました。お二人とも好きな役者さんだったので、このたびキャスティングしたという次第です。●松さんと阿部さんの初共演について松:とても楽しかったです。お芝居をしていることを“楽しい”と思えるのは幸せだな、と思えましたので、好きな俳優さん(が共演)でよかったなと。自分の目が確かだったな(笑)、狂いはなかったと思いました。阿部:共演する前の松さんのイメージは、ほんと完璧な人、欠点の無い人、という女優さんで。監督が「OK!」って言ったら「うん、わかってる」「そうでしょ」みたいな(笑)。そういう人かなと思っていたのですが、お会いしたら全然そんなことはなくて。監督からOK がかかっても「今ので良いでしょうか」と。普通…というか、さっきも入場時に転びかけてたり。普通より…下でもいいぐらい?(笑)でも芝居は本当に素晴らしい女優さんです。●『ゆれる』『ディア・ドクター』は男性目線の映画でしたが。今回女性目線で描きたかったものは?監督:女性のみっともないところ。誰も見たことのないというか、厳密にはそんなことないんだろうけど、なかなかスポットを当てられない、女の、同性からもスポットライトを当ててもらえないような、都会の片隅で一人、自分の生きる道を模索している女性というのを描いてみたいなと思いました。女の人の生活ってどんどん多様になっている、それだけに悩みも複雑で。30 代とかになってくると、色んな複雑な思いを抱き、あがきながら、歩んで行くしかない、っていう。そういう、大人の女性の“生きづらさ”を描いてみようかなというのが今回ありました。●撮影中、印象に残っているエピソード松:最初のシーンの撮影が夜のパートだったので、撮影は夜になってから明るくなるまでの勝負だったんです。普通の人が寝静まった頃に働き出して、普通の人が働き出す頃に終わる、みたいな。こう、昼夜逆転みたいな生活をしてみて、夜のお仕事の人たちの生活が少しわかった気がしました。●本当にたくさんの女優さんとの絡みがありましたが。阿部:絡み…(笑)。それぞれの個性がおもしろかったですね。みなさんそれぞれ、(劇中では)職業がバラバラで、松さん(里子)が見つけてきた人もいれば、僕(貫也)が見つけてきた人もいるんですけれど、その人たちの役への入り方がすばらしいと思いました。上映前なのでどこまで言っていいかわからなかったので、また今度…(笑)。監督:阿部さんはどの女の人と一緒にいても楽しそうでした。松さんは―…なんだろう、この人(笑)。阿部:たぶん、間違いなく言えるのは“お蕎麦が好き”なことですね。監督:何人ものスタッフが「松さんと蕎麦に行った」と自慢していましたね。しかも蕎麦、食べるの早いんですよ。阿部:蕎麦食べる以外も、現場入りも、着替えも、何でも早かった。歌舞伎の早着替えかっていうくらい(笑)。松:好きです、ええ。浅草など下町がロケ地だったので、蕎麦屋を見つけては一人で入ったりしていました。(ここで、「男とは」「女とは」「愛とは」のそれぞれの回答を書いた垂れ幕が下がる)松:【男とは。と聞かれても答えに困るものである】本当に思いつかなくて…。あまりにも困っていたら夫が考えてくれたんですが、その内容が「(男とは)歌舞伎の家の娘に聞くな」っていうもので、ちょっと波紋を呼びそうだったので(笑)。本当にわからなくて、白旗を上げてしまいました!すみません!阿部:【女とは。うちのネコみたいである】僕も松さんみたいに書きたかった。その勇気がなかった。いいなぁ…。そのとおりだと思う。だから、こんな答えになってしまったんですが(笑)。わかんない、ってことです。飼ってるんだか飼っていないんだか、なついているんだかいないんだかもわからない。なついていると思ったら、急にいなくなるし、なんだかよくわからないけど怒ってるっぽいときもあるし…。女の人っぽいなと思って。まぁうちのネコ、オスなんだけど。(会場笑い)監督:【愛とは。と、語るやつほど、我愛(いと)しなり】まぁ、そんなもんです。むつかしいというか、色んな愛の形のひとつです、この二人が演じたのは。こういうつながり方でも、夫婦ってあるんだな、と。●これから観るみなさんへ一言ずつ監督:お二人いつもゆったりと、全然緊張していないような雰囲気で現場にもいらしていたんですけれども。お芝居は…完璧でしたね。もう何も言うことがないぐらい、二人とも素晴らしいお芝居をしてくださって。それ(芝居)に対しての心構えも、しっかり準備されてきたなぁと感じました。全力で役に対して向き合ってくれて、非常に血の通った作品になったと思いました。是非楽しんでいってください。阿部:自分がこれまで役者をやってきて、今までやったことがない役、やったことがない表情を引き出していただいたと思います。初めてなんです、こういう役。観終わった後に話したいんですが、観た後に色んな意見があっていいというか、一人一人全員違うんじゃないかっていうぐらいで。本当におもしろいですよね。今日、一緒に観に来た人と、三夜ぐらい話し合っていただけるんじゃないかっていうぐらい(笑)不思議な映画だと思います。また二、三回観て意見が変わってもいいなとも思います。松:色んな見方ができる作品だと思います。自分以外の人の意見に寛容な気持ちで物語を楽しんでいってください。作品情報『夢売るふたり』R-15作品 公式サイト 主演:松たか子、阿部サダヲ監督:西川美和配給:アスミック・エース(C)2012「夢売るふたり」製作委員会9月8日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年07月18日少年の勇気と成長を描いた奇跡の長編ファンタジー『グスコーブドリの伝記』。自然の厳しさと向き合ったブドリが、“誰かのために何かをしてあげたい”と願い、“ボクにも、できることがある”と気づいていく姿は、今の日本に生きる多くの人たちの心に希望の灯をともすことだろう。声の出演には、主人公ブドリを演技派俳優・小栗旬が担当するのをはじめ、ブドリの妹ネリに注目の若手女優・忽那汐里。ブドリ兄妹の運命を変える“コトリ”に佐々木蔵之介、ブドリに農業を教える赤ひげに林家正蔵、さらには日本映画界を代表する名優・柄本明がクーボー博士を演じるなど、豪華キャストの競演が実現。今回、主人公の声を担当した小栗旬にインタビューを行った。●「グスコーブドリの伝記」の声の出演のオファーについてお話をいただいたときには、正直びっくりしました。僕は幼少期に杉井監督の「銀河鉄道の夜」を観ていて、凄い作品だなと感じていたんです。また杉井監督の「タッチ」が好きでした。その杉井監督の新作ですからね。「銀河鉄道の夜」から四半世紀時が流れて、監督がまたネコのキャラクターを使って宮沢賢治ものをやるとは思っても見ませんでしたし、それに自分が参加できたことは単純に嬉しいです。●事前に杉井監督とは、どのようなことを話したんですか?本当に杉井監督は僕がブドリ役でいいと思っているのか、会うまで不安だったんです。写真だけ見ると怖い人のイメージを持っていたんですけれど、実際にお会いするとものすごく物腰が柔ら中かい方でびっくりしました。監督からは『あなたの持つ爽やかさを、素直に出してください』と言われて、何かホッとしましたね。●ブドリの声の出し方で苦労された点は?物語は幼少期から始まるので、「どういう風にしましょうか?」と伺ったら、「小栗君の中の高い声を出してください」と言われました。その声のトーンをみんなで探っていって、「これでいこう」となったところからは、濁らずに引っ掛かりのない声を出したいと自分では意識しました。ブドリは多くを語らない子なので、言葉を発するときにはピュアでストレートなものになればいいなと。自分の中にあるピュアなものを、必死に奥から引きずり出してやっていた感じです。声のトーンとしては幼少期から始めて、山を下りて赤ひげと会うあたりでちょっと声変わりをして、後半火山局に勤めて数年立ったあたりで立派な大人に成長しているという。些細なマイナーチェンジなんですが、ブドリの絵柄も少しずつ成長していきますから、『このときのブドリだったら、こんな風にしゃべるかな』と絵柄からイメージを膨らませて声のトーンを決めていきましたね。●宮沢賢治の作品は自然に対する独自の考えや見方がありますが、小栗さん自身は自然に対してどのような向き合い方をしていますか?最近スキューバダイビングのライセンスを取ったので海にもぐったり、暇があると山に登ったりしています。そのたびに自然はただただ凄いと感じますが、自分が観ているこの景色がずっと残ればいいなと思いますね。山でも夏に登るのと冬にのぼるのでは、景色の顔が全然違いますし、1日に1日表情が変わっていくんです。僕らも生きているけれど、この自然のほうがズッと先からこの地球に生きているんだと思うと、尊敬しないといけないなって。●今回の作品を観る方にメッセージがありましたらお願いします。何があっても立ち上がれる人間の強さとか、ブドリが出会った人たちの思いやりによって人生を歩んでいって、「僕はいろんな人に生かされてきた」というセリフが言える境地にいたるところとか。さらには最後に流れる小田和正さんの主題歌『生まれ来る子供たちのために』がすごく映画が伝えたいこととマッチしていると思うんですけれど、どんな苦難があっても未来を見ていこうということをここでは描いている。未来の子供たちに伝えたい想い。それが僕は映画を観て一番感じたことだし、そういうエネルギーを持った作品だと思います。作品情報『グスコーブドリの伝記』監督 脚本:杉井ギサブロー(『銀河鉄道の夜』『あらしのよるに』)声の出演:小栗旬、忽那汐里、佐々木蔵之介、林家正蔵、林隆三、草刈民代、柄本明原作:宮沢賢治主題歌:小田和正「生まれ来る子供たちのために」(アリオラジャパン)7月7日(土)、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー 公式サイト (C)2012「グスコ-ブドリの伝記」製作委員会/ますむら・ひろし
2012年07月18日ティーン版『SEX AND THE CITY』、NY版『The OC』として、世界中でティーンや女性層を中心に熱い支持を得ている大人気海外ドラマ『ゴシップガール』シーズン1~3が、ワーナーTVにて“史上初の”一挙配信される。こちらを記念し、ゲストにゴシップガール好きの小森純&Lieを迎え、ファン約100名を招待したプレミアイベントが開催された。「ストーリーの展開が早いから見入っちゃいますよね。昔の自分を思い出す。でも、ゴシップガールの出演者の男もそうだけど、なんで男っていつもこうなの!?」(小森)と、自身の恋愛論を交えた赤裸々な話題で盛り上がった会場の様子を、ファンからの質問と共にご紹介。●憧れる男性は誰ですか?小森:市原隼人さんが大好き!純粋で硬派な感じが素敵です。Lie:男性じゃないですが、、、、長谷川理恵さんが改めてカッコいいと思ってます。女性としての強さを感じます!●街でダサい恰好の女性を見て、自分なら素敵な女性に変身させられると思う事は有りますか?どうすればオシャレになれますか?小森:ストッキングが破れてたりしたら、あぁと思う事はありますが、基本的には人の服装はあまりきにしません。オシャレになるのは、自信を持つ事! 自身のない人も、好きな服を着て自信もって楽しんで!Lie:私も同感。自分に自信をもってファッションを楽しむ事。●素敵な男性に出会う秘訣は?小森:普通に生活して、自然体でいるのが一番!カッコつけると、ロクな事がないし悪い経験しかしたことが無い。昔は、遊んでる方が出会いが多いと思って、合コンとかもいったけどね。 ●噂話は好きですか?小森:噂話は大好き。特に友達の噂話。女性同士は皆噂話好きでしょ!?私は噂をされる事も多い。飲みに行って、お酒を飲まなかったら「小森妊娠」とか、フラットシューズを履いただけで、妊娠5カ月とか!早すぎだって(怒)!だから私は、ゴシップガールならぬ「ゴシップされガール?(笑)」 ●僕は身長が低いのですが、小森さんとLieさんは、男性の身長は気にしますか?小森:あまり気にしない。今の旦那もそんなに背は高くない。過去に身長163cmの人とつきあっていた事もある。とにかく女性にとっては大事な生活の一部?「また、オンデマンドだと、自分の好きな時間に見られるし今はスマホとかでも見られるので、オススメです!」と小森も語るように、7月15日より一か月間はいつでも観れちゃう!シーズン1~3まで一挙配信となるため、まだの人は絶対観て「ゴシップ」を学ぼう。作品情報作品:『ゴシップガール』シーズン1~3期間:7月15日より一か月間、一挙配信放送:J:COMオンデマンド、Hulu、U-NEXT内の「ワーナーTV」オンデマンド配信にて
2012年07月17日2004年の設立以来、1作を除きすべて映画化され、大ヒットを記録してきました「本屋大賞」。この度、2012年本屋大賞 第1位に輝く「舟を編む」の映画化が決まった。出演は、社内では“変人”として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える才能を買われ、辞書編集部の中心を担うことになる馬締光也に、『まほろ駅前多田便利軒』『探偵はBARにいる』の松田龍平。彼が一目惚れしてしまう下宿の大家の孫娘・板前見習いの林香具矢に、『わが母の記』『天地明察』の宮﨑あおい。その他にも、一癖もふた癖もあるキャラクターたちが、言葉の海に乗り出していく。監督は、2010年『川の底からこんにちは』で第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞、国内外から注目を集める若き俊英石井裕也がつとめる。今回、映画化に向けていただいたキャストコメントをお届けする。●松田龍平(馬締 光也 役)「辞書を作ることで、言葉と人と向き合って成長していく役が今から楽しみです」●宮崎あおい(林 香具矢 役)「初めての石井組ですが、二度目三度目のスタッフ・キャストの方が多いので、とても楽しみにしています。石井監督のもとで香具矢という大人の女性をきちんと生きることが出来るように頑張ります」●三浦しをん(原作)「信頼のおけるスタッフ・キャストのかたに『舟を編む』を映画化していただけることになり、とてもうれしいです。辞書の世界がどう映像化されるのか、楽しみにしております」●石井裕也(監督)「十五年の歳月をかけて二十数万語が収録された一冊の辞書を作り上げる。小説を読んで、この途方もない作業に敢然と立ち向かっていく人間達の姿に感動しました。一つの仕事をやり遂げるために人生を賭けるとはどういうことなのか。答えは永久に見つからないかもしれませんが、悩みながら、考えながら、映画を作っていこうと思っています。素晴らしいキャストとベテランのスタッフの方々が集まり少し緊張していますが、同い年の松田龍平さんと共に闘えるのはとても心強く、また楽しみでもあります。登場人物達の静かなる情熱がスクリーンから滲み出るような、そんな映画を作りたいと思います」作品情報『舟を編む』 公式サイト 出演:松田龍平 宮崎あおい監督:石井裕也配給:松竹、アスミック・エース2013年4月13日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2013「舟を編む」製作委員会
2012年07月13日『美女と野獣』をモチーフに作られた、ファンタジック・ラブストーリー映画『ビーストリー』。このDVDレンタル発売を記念して、ネガティブすぎるイケメンモデルで話題沸騰の栗原類に登壇していただき、「真実の愛」を見つけるために必要なことをインタビューした。栗原は「野獣系を愛している方々に申し訳ないです」と、ネガティブさを炸裂しながら『美女と野獣』にちなんだ野獣系ファッションで登場。東京都出身、17歳。好きな食べ物はグミ栗原はgoogle急上昇“検索ワード”ランキングで1位を独占。初めての映画イベントに対しては「もっといい人がいるのになんで僕なんかに、と思います」とコメントしている。●本作の主人公は、栗原さんのようにイケメンですが、わがままの上に自意識過剰と性格が悪く、自分の心と同じ醜い野獣に変えられてしまいます。主人公のようなオレ様キャラをどう思いますか?自分のルックスに自信を持っているのはいいんですけど、うらやましいですけど、浮かれているといずれバチがあたる気がします、むかつきます。ちょっと。なんでそこまで自信がもてるのか不思議です。●ちなみに栗原さんが、クラスメイトの女の子や恋人なんかに、俺様キャラで接したことあるんですか?(食い気味で)ないです。引っ込んでましたね、皆の中に混ざるんじゃなくて、自分一人で生きてます。他人とワイワイやらず、端っ子の方にいました。●本作の主人公も魔法により醜い野獣になってから、ずっと家に閉じこもってましたよね。しかし、主人公は呪いを解くために、自分の内面と向き合わなければならなくなります。もし、栗原さんが自分の内面と向かい合った時、やっぱりネガティブなところは、変えていきたいと思いますか?もしそういった機会に直面したら、ちょっとは変えた方がいいのかな、と思います。●現時点で「変えたいな」と思うところはありますか?そうですね、声が常にモノトーン(一定すぎる)な所は変えたいです。インタビューなどでしゃべってても常に一定の声なんです。現段階ではモデル以外の職業を考えているわけではないですが。(将来的に)役者さんへの興味は、あります。一般業ですと(僕には)難しいので、TV業界の方で頑張らせていただきたいです。●好きな俳優さんや憧れている方などはいらっしゃいますか?日本ですと、佐藤二朗さん、六角精児さん、岩松了さんや、海外だとクリストファー・ウォーケン、ジョン・トラボルタなどが好きです。●さて、本作ですが、主人公の呪われた魔法を解く鍵は、野獣姿のまま愛してくれる人を見つけることでした。栗原さんは確か告白しても振られ続けていて、中々“真実の愛”を見つけられてないと仰ってましたよね。今までの恋愛は悲運な方向だったんですか?そうですね、今後も続くと思うんですけど。ファンの方から、ブログやtwitterで「頑張って!」とか「付き合ってください!」とかいう声はなぜかあります。●では最後に、本作『ビーストリー』の感想を教えていただけないでしょうか。そうですね、最初は主人公に少し腹立ってたんですが、段々と主人公にも感情移入しました。あと86分というのも見やすいですね。サウンドトラックもレディ・ガガとかが使われていて、音楽好きにも楽しめると思います。ストーリーはベタというか王道のラブストーリーなんですが、キュンとしたい方にお勧めです。 作品情報『ビーストリー』監督:ダニエル・バーンズ出演:アレックス・ペティファー『アイ・アム・ナンバー4』、ヴァネッサ・ハジェンズ『ハイスクール・ミュージカル』、メアリー=ケイト・オルセン「フルハウス」商品情報『ビーストリー』DVD7月4日(水) DVDレンタル開始(TSUTAYAのみ)8月2日(木) セル発売 ¥3,990(税込)発売・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズセル販売元:ハピネット(C)2011 CBS FILMS INC
2012年07月07日『トランスフォーマー』『RED』の製作陣が放つ、ノンストップ・アクション・サスペンス『崖っぷちの男』。裏切りと陰謀と駆け引きが渦巻く中、スリルとサスペンスが張りつめ、テンポよく進むストーリー展開が見ものである。主演は『アバター』以降話題作への出演が続くサム・ワーシントン。本年度日本公開作品計5本に出演する中、初のサスペンス・ジャンルに挑み、目もくらむ高所でのアクションを見事に演じ切った。今回、サム・ワーシントンのインタビューを行なった。●高所恐怖症とお聞きしましたが、なぜこの役を引き受けたのですか?ほんとに馬鹿だったよ。高い所が怖いというより、落ちるのが怖いんだ。約60メートルの高さなら、誰でも怖いと思うよ。この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったんだ。●実際に高いビルの縁でかなり多くの撮影を行ったと聞きましたが、怖かったですか?すごく怖かったよ。毎日、手のひらに汗はかくし、油断はできなかった。でも実際は、不可能だと思っていたこともできたんだ。最初のシーンは僕が実際に初めて出っ張りに出たときだったけど、泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずにすんでラッキーだったよ(笑)。僕もカメラスタッフも、縁での撮影に徐々に慣れていったら、予想していたよりいろいろなことができたんだ。映画の大半を縁で撮影できたよ。●交渉人役のエリザベス・バンクスとのやりとりが秀逸で、感情が変化していく様子がよく伝わってきました。彼女と共演した印象は?彼女の作品は好きで、ラッセル・クロウと共演した「スリーデイズ」も素晴らしかった。彼女は、シニカルなユーモアもある楽しい人だけど、その反面、人間としての重みもある。優れた女優としての素質があるよ。●彼女とリハーサルはしましたか? 役作りのために、お2人で準備したことはありますか?台本を一緒に読みながら考えたんだ。2人は、崖っぷちの緊迫した状況でも、気を引き合ったり会話を楽しんだりできる関係。普通の人たちがふだん、自然にやっているようにね。エリザベスは美しい女性だし、僕はまあまあだけど、多少いけてる時もあるしね(笑)。観客は2人のやりとりを見て、それぞれの役を気に入ってくれるんだ。●監督はドキュメンタリー出身で、今回が長編映画の監督デビュー作でしたが、ドキュメンタリー出身ならではの演出はありましたか?監督は、常にカメラを回し続けていたから、やり直しもしやすかった。指示をするタイプではなくて、僕たちの演技を観察するタイプ。それが彼のやり方だったよ。●この役を演じるうえで難しかったのはどんなことですか?A:僕は今回のように、先がある程度読めるようなシンプルなアクション映画が好きなんだ。映画館で見るのには面白い。気に入ったのは、カーチェイスとか体を使ったシーンだね。ビルの縁のシーンをダイナミックに見せるのは難しかったよ。でも、他のアクションシーンも好きだね。作品情報『崖っぷちの男』監督:アスガー・レス出演:サム・ワーシントン、エリザベス・バンクス、ジェイミー・ベル、アンソニー・マッキー、エド・バーンズ、タイタス・ウェリヴァー配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン7月7日(土)ロードショー(C)2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved
2012年07月05日極寒のアラスカの凍りついた海に、3頭のクジラが閉じ込められている地方ニュースが報道された。さまざまな思惑を持った人々が救出活動に参加し、それは全米から世界へ報道され、クジラ救出騒動は政府や冷戦のソ連までを巻き込んだ大きな事件となっていく…1988年、世界を巻き込んだその小さな事件の実話を、取材に携わったジャーナリストのトム・ローズが書いた原作「Freeing the Whales」をもとに、救出劇に関わった人々の人間模様と思惑、クジラとのつながり、そしてそれを見守った世界中の人々を繋げたヒューマンドラマ「だれもがクジラを愛してる。」が今月14日に公開になる。今回、主演のドリュー・バリモアにインタビューを行った。●共演のジョン・クラシンスキーについてドリュー:アダム役にはイメージがぴったり合う人を望んでいでたから、ジョン・クラシンスキーで本当に良かった。彼はとにかく良い人で、そういうオーラが動作とか、全身から出ているのよ。健全とも言えるわね。そして面白いの。天性の面白さを持っているわ。人に良く思われようとか、ジョークを狙ったりしているわけじゃなくて、とにかく面白いの。●自身が演じたレイチェル・クレイマーについて私が演じるレイチェルはがんこ者。私もがんこよ。がんこな人を演じるのは面白いわ。私はつい人を喜ばせたくなるから、がんこな人を演じたり、そういう自分を表現する機会がこれまであまりなかったの。だから今回ケン・クワビス監督の指導のもと、レイチェルを演じられたのがすごく楽しかった。だってクジラや動物たちを助けたり、環境を保全するすばらしい活動をしているんだもの。彼女はいたずらで子供っぽいがんこさを持つ一方で、任務を遂行するまで手を緩めないところがあるの。そんな彼女を演じるのが大好き。シンディがそのような女性だったことがうれしいし、また、ケンがレイチェルをそのまま表現してくれたことがうれしいわ。●役作りのために行った事はありますか?実際にアラスカにいて、水中で本物のクジラを前にして、凍えそうなほど寒くて、魔法のような雪が降るのを見ている。実際の舞台に立っているんだもの、フリをする必要なんてないわ。ここにいるんだもの。●それまで対立していた人々が一致団結したのは何故だと思いますか?だってクジラよ。もっとも畏敬の念を起させる生き物でしょう?だから映画のクライマックスでみんなが懸案を脇に置いて、自分たち以上の大きな存在のために力を合わせられたことは、決して驚きじゃないわ。●この映画が伝えたいことはなんでしょう?この映画には教訓があるけど、薬のように苦くない。楽しくて、エンタテーニングで、感動的で心にしみる映画なの。たとえ疲労困憊していても、打つ手がないと思えるようなことでも、希望はあるというメッセージが込められているわ。そして人の意見も変えられるということ。常識だとか、動かしようがなく思えることも、変えていけるということ。そこが大好きなの。作品情報『だれもがクジラを愛してる。』監督:ケン・クワピス出演:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード、スチュアート・ベッサー、ポール・グリーン配給:東宝東和2012年7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテにて公開(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved. 映画公式サイト
2012年07月01日第82回アカデミー賞3部門にノミネートされた『17歳の肖像』を手がけた女性監督、ロネ・シェルフィグの最新作『One Day』の邦題が『ワン・デイ 23年のラブストーリー』となり、2012年6月23日(土)に全国公開される。主演は『プラダを着た悪魔』のヒロイン役で一躍人気となり、先日婚約を発表した今最もホットでキュートな実力派女優、アン・ハサウェイ。共演は『アクロス・ザ・ユニバース』など演技派として活躍するジム・スタージェス。原作「ワン・デイ」はサンデー・タイムズ紙のベストセラーランキング1位に輝き、31ヵ国で翻訳されているヒット小説だ。この夏大注目の映画といえる。そんなこの夏大注目の映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』、監督のロネ・シェルフィグ氏にインタビューを行った。●主人公エマとデクスターが過ごした、“7月15日”だけを綴るという、独特の描き方をしている原作を映像化するうえで、難しかったことはありますか?デイヴィッド(原作者)のアイデアは、ある一日に焦点を当て、毎年彼らが何をしているのかを垣間見るという、珍しいものでした。あっさりと、流れるように時間が経過していく様は、ある種の優雅さを感じさせられ、そういう意味では小説よりも映画に向いている構成ではないかと思います。でもその中で垣間見ることができる日というのは、必ずしも人生の転換期になるような日ではありませんでした。例えば、デクスターの赤ちゃんが生まれる日は見ることができないけれど、初めてベビーシッターをする日は見ることができる、というように。必ずしもそのキャラクターの描きたい日を描けるわけではない、というところが、とてもいい挑戦になりましたね。●原作と映画とで、見せ方を変えた箇所はありますか?原作者のデイヴィッドは男性なのでエマの描き方が私よりも愛情がこもっていたと思います。原作はエマへの愛情が詰まっていて、映画は私のデクスターへの好奇心が詰まっていると思います。それが良いバランスで映画に現れていると嬉しいと思います。●エマを演じたアン・ハサウェイはいかがでしたか?エマは、女学生から一人の女性へと成長していくなかで、自分に自信が持てるようになり、人からも愛され、どんどんしっかりした女性になっていきます。アンはそれを体現するのがとても上手でした。彼女は自分の体に対して自信を持っており、そういう自信を役にもたらしてくれました。例えば歌が下手な真似をする時は、上手に歌えた方が下手に歌えますよね。アンもそれと同じで、最初は不安定な演技をしているけど、徐々に精神的にも肉体的にも成長して、最後は幸せを手に入れるエマを見事に演じていました。●エマ(アン・ハサウェイ)の成長を撮影するうえで視覚的に気を配ったことはありますか?この作品は、彼女が長い時間をかけて、どう変化して成長していくかを描いているので、ただ年をとらせる、ということではなく、彼女の外見的な変化をわからないように描こうと思いました。目の前で変化は起こっているけれどもそれがストーリーを支配してはいけないと思ったのです。メイクさんが世界トップクラスの腕前でしたので、そういう仕上がりになっているのではないかと思います。終わりの方でようやく時間の経過というマジックに気付く、という構成にしたかったのです。そうなっているはずですが、もし5年後に見たら、そうなっていないことに気付くかもしれません(笑)。まだ撮影時の記憶が鮮明に残っていて、映画を客観的に観ることができません。楽しかった旅の記憶を思い出しているような感覚ですね。ロネ・シェルフィグ監督●見終わった後、どんな気持ちになれますか?(女性に向けて)脚本を読んだ時にすごく気に入ったのが、若い頃というものは不安定で、寄り道をたくさんすることで自信を持てるようになるということでした。多くの女性が自分に自信が持てないがゆえに、しなくていいようなこと、後悔するようなことをしてしまうのではないかと思います。これはとても良い視点だと思います。本を読んで自分の17歳の娘を想像した時、不安定な女性を描いてみたいと思いました。でも、私の心はデクスターに奪われてしまいました。彼がどんどんいい男になっていく様を描きたくなったのです。映画が進むにつれ、観客はいかに彼が良い友人であるか、実は色々な側面を持ち合わせているか、ということに気付いてもらうようにしました。この映画を観てくださる女性も、劇中のキャラクターを好きになってもらえれば嬉しいし、そういう男性の良い側面を見つけてみようと思ってくれるといいなと思います。作品情報『 ワン・デイ 23年のラブストーリー 』配給:アスミック・エース6月23日(土)TOHOシネマズ有楽座 他全国ロードショー(C) 2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2012年06月22日再ブームの兆し!「フランス映画」&「映画好きが見る映画」に再び注目!色彩豊かでコミカルな映像から始まる、あのセドリック・クラピッシュ監督が長編10作目という節目に、満を持して挑んだ渾身の意欲作『フランス、幸せのメソッド』のDVD化を記念して、監督自身のインタビューをお届けする。Photo by Dave Kotinsky/Getty Images●この作品を作ったきっかけは?この作品を作ったきっかけは、現在の世界情勢にある。基本的には時事問題に関する映画をつくることはあまり良くないと考えていたので、実は初めはちょっと怖かったんだよ。一般的に物語を描く時には、社会学というよりも詩的な要素に注力するもの。だけど、今回はなぜだか分からないが、何か社会的なことにフォーカスする必要があると思ったんだ。今すごい速さで移り変わっているこの社会情勢についてね。●もっと具体的には何にフォーカスしようとしていたのですか?今、人類は大きな分岐点に立っていると感じて、それを表現すべきだと思った。19世紀末のフランスで産業革命が起こったのと同様に、21世紀の今、産業社会から、グローバリゼーション、デジタル革命へと変化していっている。暴力的に変化しているこの世界では、もはや産業というものが価値を持っていない。肝心なことは、流れと運動のみ。例えば、「バーチャル」な世界は「リアル」よりも価値を持っている。この作品の脚本を書いている時、「金持ちと貧乏」の対比ではなく、むしろ「バーチャルとリアル」の対比を描こうとしたんだ。●この映画のテーマについてロイック・デュリーの曲に、こういう歌詞があるんだ。「世界がどこに行くかはあなた次第…」。私はこの言葉を信じている。たとえ世界が問題ばかりでも、私たちはそれを受け止める必要性は必ずしもない。私は(不正に対する)反抗精神とレジスタンスを信じている。たとえ、理想的で幼稚な考えだと批判されても、私は「フランスの味方」でありたいと思っている。作品情報『『フランス、幸せのメソッド』TSUTAYAだけでDVDレンタル開始:2012年6月15日(金)DVD発売:2012年8月2日(木)発売元 :カルチュア・パブリッシャーズ(セル・レンタル)販売元 :カルチュア・パブリッシャーズ(レンタル)/ハピネット(セル)(c)2010 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURES - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA - Tous Droits Reserves
2012年06月15日「アリス・イン・ワンダーランド」のスタッフが壮大なスケールで描いた驚異のアクション・アドベンシャー超大作『白雪姫』。本作でハンター役を務める、『マイティー・ソー』や話題沸騰中『アベンジャーズ』にも出演する、クリス・ヘムズワースの独占インタビューをお届けする。●原作となる童話は、実はかなりダークでオドロオドロしかったりしますが、監督はそういった部分も映画に取り込んでいるのでしょうか?もちろんさ。彼の手がけたCMや短編映画を見ると、「けっこうイカレてるな」なんて思っちゃうよ(笑)。実際に会ってみると典型的なナイスガイだから、このダークさはどこから来るんだろう?って不思議に感じるけれど、彼が自分のウェブサイトで公開している「ブラックホール」っていう短編なんて、すごくクールで相当怖いしね。彼の持つそういったダークな部分は、この映画にも存分に反映されていると思うよ。映像も俳優陣の演技も素晴らしいけれど、それをさらに高めるのは監督の手腕だからね。ルパートはCM監督というバックグラウンドから、早いカットを使い短い時間でストーリーを伝えるという映像技法に長けているし、この映画にしても想像力がめいっぱい詰まっている。想像力あふれる多彩な映像は心から楽しめると思うし、彼のやり方は映画作りにおけるニューウェーブと言えるだろう。●初めて監督する長編映画がこのような大作だという点で、懸念はなかったですか?経歴上では初の長編映画だっていうだけのことで、特に心配はしていなかったね。最初にこの映画の話をもらってルパートの名が監督候補に挙がった時は、彼について何も知らなかったんだけれど、その後すぐに今までの作品をいくつか見たんだ。数百本の大作CMを手掛けてきた実績もあるし、彼がたった2日で仕上げたこの映画のプロモを見ても、まるで4ヶ月ほどかけて撮った映画の本編から抜いて作ったような見事な出来で、感心させられたよ。●プロモというと?スタジオへのプレゼン用に、この映画に対する彼のヴィジョンを形にしたプロモーション映像を作って、クリステン、シャーリーズ、サムと僕の主演陣に見せてくれたんだ。それを見た瞬間、彼が頭に思い描いていることが明確に理解できた。たったの2日間で仕上げただなんてとても思えないほど見事な出来だったよ。そこに描かれていたアイデアや映像の多くが、完成した映画にそのまま活かされているし、いかに早い段階から彼がアイデアを練っていたかが分かる。いつも他とは一味違った試みを自身の映画で実践しているクリス・ノーランのように、ルパートも今まで見たことのないようなストーリーの描き方をする監督なんだ。●森の番人役には錚々たる俳優陣が集結しましたが、森の番人たちについて少しお聞かせ頂けますか?森の番人たちは本当に素晴らしいよ。レイ・ウィンストンやイアン・マクシェーン、ボブ・ホスキンスといった名優らと共演できたというだけでなく、撮影の合間に彼らが色々なネタを披露しながら、まるで掛け合い漫才のように話を交わすのを聞くのは実に楽しかったし、それぞれがこの映画に深みを与えている。個人的には森の番人たちが映画の中で一番のお気に入りだよ。●母国で昼メロ「Home and Away」に出演していた頃、俳優としてここまで成功すると思っていましたか?かなりナイーヴだったから、いつも夢見てはいたよ。学校を卒業したら、ハリウッドに行ってスターになろうと思っていたんだけれど、そんな時「Home and Away」のオファーをもらったんだ。●なぜ今、おとぎ話を原作とした映画が数多く作られているのだと思われますか?多くの人に馴染みがあって、親しみやすいからじゃないかな?時代を超えて愛されてきた物語には、きっとその理由たる魅力が詰まっているはずだしね。最近では皆なかなか映画館に足を運ばないから、観客に映画館の大スクリーンで見たいと思わせるような、視覚効果満載のこういった大作映画が受けるんだと思うな。●この映画を見る観客は、原作のストーリーのままを期待できるのでしょうか?それとも原作のストーリーを認識できないほど手を加えられているのでしょうか?物語のテーマとキャラクターという点では原作と同じだけど、この映画はそれらすべてをもっと掘り下げて描いているよ。●先日生まればかりのお子さんには、どんなおとぎ話を読み聞かせてあげたいですか?自分が子供の頃は、おとぎ話はアニメや舞台で見るくらいで、両親が読んで聞かせてくれたのは、ほとんどがファンタジー物だったんだ。「指輪物語」や「ホビットの冒険」、テリー・ブルックスやサラ・ダグラスの小説といった類が主で、いわゆる古典的おとぎ話ではなかったけどね。作品情報『スノーホワイト』2012年6月15日(金) TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年06月15日『きみに読む物語』の原作者などで知られる人気作家、ニコラス・スパークスの同名小説を、ザック・エフロン主演で映画化したロマンチックなラブ・ストーリー。イラク戦争から帰還した若者が運命の女性と恋に落ちる姿を描く。アイドル俳優から一転、演技派として脱皮しつつあるザックの新たな魅力にも注目の映画『一枚のめぐり逢い』。主演のザック・エフロンとテイラー・シリングにインタビューを行った。●これはあなたにとって初めての大人の役ですね?ザック:そうだね。ローガンはとても聡明で、高貴なキャラクターだよ。彼にはリアルで今までとは違う誠実さがあった。そしていつも正しいことをする。彼を演じるのは楽しかった。いつもに比べユーモアは少なかったけどね。ぼくにとって初めてのラブシーンもあった。とてもよかったよ。(一同笑)テイラー:簡単だった。ザックがやりやすくしてくれたの。ラッキーにもやりやすいと感じる相手とやれれば、そういったシーンをやる日は、簡単な日になるわ。台詞はまったくなかったしね(笑)。●ラブシーン以外に、この作品でのロマンスはとても内面的です。必ずしも説明や台詞に頼っていません。そういった点は役者としてはやりがいがあるのではないですか?テイラー:まったくそうね。この映画は多くの意味で、美しいファンタジーなの。すべてを満たしてくれて、癒してくれる真実の愛となる相手と出会うという夢なの。シーンの中でお互いに、そういったことを掘り下げて行くチャンスを(この映画で)得たと思う。●あなたの人生で、軍隊に入るキャリアを選択する可能性はありましたか?ザック:ぼくは向いていないよ。舞台でふざけていたからね。誰でも12歳になるとほとんど直ぐに、兵隊になるということを考えなくなるね。テイラー:私もないと思う。時々仕事を通して考えるわ。自分が演じたいろんなキャラクターを通してね。軍隊に入っている男性と女性たちにはとても敬意を抱いているわ。ザック:この映画をやった後、ぼくもそういったことを意識するようになった。戦場がどんなものか見てみたいという思いはあるんだ。●この映画のロマンスの部分について。「写真で見た女性を見つけるために国を横断する」という考えや経験について実際にやることを想像出来ますか?ロマンチックですが。ザック:そうだね。それをしないといけなかったからね(笑)。(一同笑)キャラクターとしてのローガンの素晴らしい点はそこだよ。そういったことを経験した後も、彼には目的や突き進むものがあった。もっと価値のあるもののために、もう一つの目的があった。彼の任務はまだ終っていなかったんだ。●ザックの次の予定を聞かせてください。ザック:「Paper Boy」から始めるよ。とてもクールな感じですごく興奮している。ニコールとの仕事は驚くべきだったね。彼女は最高だった。ずっと現場で彼女と一緒にいて、一緒にシーンを演じるのはシュールだった。映画はとてもいいものに仕上がっている。●自分の製作会社を持つことで、もっと自分のキャリアをコントロール出来ると感じますか?ザック:そうだね。作品にかなり早い段階で関われるから、最初の段階で題材についてもっとコントロールを持つことが出来るんだ。ぼくはちゃんと地に足が着いた題材が好きなんだよ。アクションや恋愛ものとか、どんなものでもリアリティに基づいたものがね。だからそうやって自分たちと同じ考えを持つ人たちを見つけるんだ。例えば、脚本家たちと物語を自分たちが思うように作り上げたりとかね。とても楽しいよ。●外でのシャワーシーンについて教えてください。テイラー:朝起きて、「とてもナイスなルックスの男性とシャワーを浴びるわけね。悪くないわ」って言ったわ。(笑)●緊張はしませんでしたか?テイラー:その時まで3カ月くらい一緒に仕事をしていたからね。お互いがとても楽に感じていたの。すでに一緒にアリゲーターを食べていたわけだし、心が通じあっていたわ。ある意味楽なの。ザック:そのシーンをやる上で長い間かけて気持ちを作っていくんだ。それはナーバスになるべきものなんだ。でも実際にやる時にはもうそうは感じない。テイラー:そうなの。ザックはとても紳士で、私にとってやりやすくしてくれたわ。現場全体がとても素敵でパーフェクトだった。ほとんど1テイクだったと思う。2回やったかしら。ザック:ぼくははっきり覚えてないな。ぼくが覚えているのは……忘れて。覚えていないよ。サンキュー、ガイズ!作品情報監督:スコット・ヒックス出演:ザック・エフロン、テイラー・シリング、ブライズ・ダナ、ライリー・トーマス・スチュアート、ジェイ・R.ファーガソン配給:ワーナー・ブラザース6月16日(土)丸の内ピカデリー他、全国ロードショー© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2012年06月14日6月2日(土)公開初日を迎えた映画『外事警察 その男に騙されるな』。日本を守るためには手段を選ばず捜査を進め、時には民間人をもスパイとして運用する“日本版CIA”とも言われる<外事課>が初めて描かれ、遂にその全貌が明らかになった本作の、初日舞台挨拶の様子をお届けする。奇しくも6月2日(土)は「裏切りの日」。ちなんだトークを展開!●一番裏切りそうな人は?※一斉に指されたのは渡部!本人は、自己申告!渡部⇒自ら挙手:(裏切った話なんて)言えないじゃないですか(笑)。男ですから。何回かしか(裏切ったこと)ないですよ。真木⇒渡部:住本(渡部演じる主人公)の印象が強くて。尾野⇒渡部:普段からそうですからね。無茶ぶりしてきますし(笑)。監督⇒渡部:まさに映画の住本の通りで!説明のしようがないですね。●一番、騙されやすそうな人は?※本人以外、尾野!やはり騙されやすい!?渡部⇒尾野:本当に純粋な人なので。これからも今のよさをもって頑張ってほしいですね。真木⇒尾野:あんまり言いたくないけれど(笑)純粋なのですよ。嘘で「来て」って言ったらきてくれそう。尾野⇒真木:(みんなから騙されやすいといわれて)…とりあえず嬉しいです(笑)。監督⇒尾野:さっき出演していたテレビ番組で、3人でポーズ決めようとリハーサルしていたのに、やったのは尾野さんだけだったので(笑)。日本にとどまらず、世界中の人が“騙されること必至”の『外事警察』、初日舞台挨拶は大盛況の中終了した。あなたも裏切り裏切られの騙し合いの世界をのぞきに、映画館に行ってみては?作品情報『外事警察 その男に騙されるな』監督:堀切園健太郎出演:渡部篤郎、キム・ガンウ、真木よう子、尾野真千子、田中泯、イム・ヒョンジュン、北見敏之、滝藤賢一、渋川清彦、山本浩司、豊嶋花、イ・ギョンヨン、キム・ウンス、パク・ウォンサン、遠藤憲一、余貴美子、石橋凌配給:東映/S・D・P
2012年06月04日『トワイライト』シリーズのテイラー・ロートナー主演の映画『ミッシング ID』が6月1日(金)から日本公開される前に、ロートナーのインタビュー映像が届いた。インタビュー映像本作は、平凡な17歳の高校生ネイサンが、それまでの自分の人生のすべてが“偽り”であると知り、謎の組織に追われながら、自身の出生の秘密と、その背後に潜む巨大な陰謀に立ち向かう姿を描いた作品だ。ロートナーをはじめ、シガニー・ウィーバー、アルフレッド・モリナらが出演し、『ワイルド・スピードX2』のジョン・シングルトンが監督を務めている。『トワイライト』シリーズでオオカミ族のジェイコブを演じ、瞬く間に注目を集めたロートナーが、単独主演作として選んだのは、『ボーン・アインデンティティー』のプロデューサーも名を連ねるサスペンス・アクションだ。「脚本を初めて読んだときは、まるで本のようにページをめくるのが止められなかった」というロートナーは、積極的に作品づくりに参加し、数々の危険なスタントも自ら挑戦した。「クレイジーなスタントをする機会がたくさんあったよ。野球場で大きなガラスの板の上を滑り下りたり、パルクールの技で壁から飛び降りたりした」。その度胸と身体能力の高さはシングルトン監督も高く評価しており「テイラーはこの映画で俳優として花開いた」と賛辞をおくっている。しかし、単なるアクションだけで終わらないのが本作の魅力だ。映画の冒頭で主人公ネイサンは、自分の名前や家族、環境、生い立ちのすべてが“偽り”であったと知る。彼は追われる身となりながら自身に隠された秘密を追い、同時に自分のこれまでの人生で得た絆や思い出を再確認していく。そこで描かれるのは普遍的な少年の成長ドラマだ。「この映画は素晴らしいアクション映画だけど、それだけでは終わらない。さらに深みがある。普通の高校生だった少年が最後にはたくさん経験を積んだ立派な若者になっている。彼の旅の過程を最初から最後まで見るのはとても感動的なんだ」。ロートナー演じる主人公ネイサンが、予測もつかない旅を経て、どこにたどり着くのか? そして彼の出生に隠された秘密とは? すべては劇場で明らかになる。『ミッシング ID』6月1日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年05月31日ラブコメの女王ケイト・ハドソン主演、感涙のラブストーリー『私だけのハッピー・エンディング』のDVD&Blu-rayが8日、発売される。余命半年の主人公マーリーの前に神様が現れて、“3つの願い”を叶えてくれる。寂しくても辛くても、それを隠して強がっていたマーリー。しかし“願い”を叶えることで、本当の幸せに気付いていく……。映画はロマンティックな感動ドラマだと名高く、女性に向けたポジティブなメッセージがいっぱい。そんなメッセージに感化され、「もっと多くの人に観てもらいたい!」とスペシャルサポーターをかって出たのが、大人気カリスマモデルの道端アンジェリカだ。そこで、道端アンジェリカにも、30歳の主人公マーリーと同じ状況になったらという前提で、“3つの願い”を考えてもらった。●“3つの願い”は何にする?「一番は家族かな。みんな幸せでいてほしい。それと仕事。私のことを忘れてほしくないっていう意味もあるけど、人の記憶に残るようなステキな仕事をやりたいですね。あとは…、恋かな、運命の恋。けど自分が死んじゃうんだったら無理!残していく彼のことを考えちゃうから」●願いをかなえるにはどうしたらいい?「まず自分のことを好きになること。私も昔は素直になれなくて、強がってばかりだったけど、体のトレーニングを始めてから変わったんです。自分を愛せて初めて、周りの人に対しても、何かを与えることができるんですよ」笑顔でアドバイスをくれたアンジェリカ。インタビューの続きは『私だけのハッピー・エンディング』DVD公式サイトに掲載されている。休みの日にはぜひDVDをつけ、不安や悔い、悲しみが付きまとう“死”が、いかにしてスウィートでポジティブな“理想的な最期”になるのか、ハンカチを用意して観届けてほしい。取材・文:山田紗也子撮影:神保達作品情報 DVD『私だけのハッピー・エンディング』 2012年6月6日(水)レンタル開始DVD ¥3,990/ブルーレイ ¥4,935
2012年05月29日ハリウッド若手No.1ワイルド肉体派スター、テイラー・ロートナー主演『ミッシングID』(6月1日公開)。<偽り>を捨て、<真実>を取り戻す、アイデンティティ・サスペンス!こちらの作品にちなんで、只今<真実の自分>をさらけ出し、大ブレイク中の遠野なぎこが、ダイアモンド☆ユカイと共に映画の公開記念イベントに登場した。●ワイルドな男性の魅力を教えて下さい。遠野なぎこ:ギャップですよ!女性はギャップに弱いんですよ。顔は童顔だけど、体はムキムキの男って感じのギャップ。ダイアモンド☆ユカイ:逆はどうなの?遠野なぎこ:それは駄目なパターンですよ(笑)。●真実の自分をさらけ出すきっけかは何かあったんですか?遠野なぎこ:10代の頃からおかしいことだと思っていなかったんですけど、それをテレビで聞かれるがままにポロッポロッと言ったら、次から次へと事態が大きくなっておりまして…。一応女優なのでみんなから心配されるんですが、もう後戻りはできないのでこのまま楽しく生きていきます(笑)。●ちなみに彼氏は今いるんですか?遠野なぎこ:彼氏はいないです。ボーイフレンドはいますけど。股掛けをはっきりしないようにしたんです。そればかり言われるから(笑)。不特定多数を置いて、チョイスですよ。デートしようと思えばデートできる男性は結構いますね。常にアンテナ張ってますから(笑)。ちょっと最近は警戒されがちなんですよね。下心をいかに隠して近づくかって感じ。油断させて近づいてぱくっと(笑)。ダイアモンド☆ユカイ:最近女性はみんな強いからね~。男はどんどん弱くなってく。昔はロックンローラーとして女は食うもんだったのに、最近は食われるものになってるからね。ナンパしに行こうじゃなくて、ナンパされにいこうって感じだよね。●最近二股でもめちゃった俳優さんとかいましたけど、うまくやっていけるコツとかあるんですか?遠野なぎこ:あの感じと私の股掛けは違いますからね。だってあの方は騙しちゃったわけでしょ。事実は知りませんけど。私は騙さないで、聞かれたらちゃんと答える。付き合ってるわけじゃないから。数多くいる中の一人だよって相手に伝えます。ダイアモンド☆ユカイ:だから技なんだよね。股掛けっていう技。なぎっちょしか持てない必殺技なんだよね。作品情報『ミッシング ID』監督:ジョン・シングルトン出演:テイラー・ロートナー『トワイライト』シリーズ、リリー・コリンズ、シガーニー・ ウィーヴァー『エイリアン』配給:ギャガ宣伝部6月1日(金)より、全国ロードショー!(C) 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
2012年05月28日新しい韓国映画ブームをもたらした大ヒット映画『猟奇的な彼女』や韓国ラブコメ部門興行成績No.1を記録した『過速スキャンダル』に主演する、韓国を代表するコメディ俳優チャ・テヒョン。人に振り回されるような男ばかり演じてきた彼主演の最新作、『ハロー!? ゴースト』のオフィシャルインタビューが行われた。チャ・テヒョンが劇中で演じているサンマンは、彼のキャリアの集大成といっても過言ではない。4人の個性豊かなゴーストに取り憑かれる主人公として、表情、口調、ジェスチャー、アドリブを変幻自在に演じ分ける。これまでのどの作品よりもキャラクター研究に力を注いだという神がかったコメディ演技、俳優としての真骨頂の演技は見逃せない!海外映画祭でも高く評価され、スイス・ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭で最優秀アジア映画賞受賞、ここ日本でも2011年福岡アジア映画祭でグランプリを受賞した、韓国コメディとして大注目の映画だ。それでは、本作のストーリーと、そして出演するチャ・テヒョンとヒロイン役カン・イェウォン、監督のキム・ヨンタクのインタビューを紹介しよう。ストーリー生きる希望を失ったサンマンは何度も自殺を図るが、なぜかいつもうまくいかない。ある日、運ばれた病院で目覚めたサンマンは、4人の一風変わったゴーストにとり憑かれてしまったから、さぁ大変!!彼らを成仏させるため、仕方なく願いごとを叶えてあげることに。そんなとき、病院で出会った看護師ヨンスにひとめぼれ。偶然か必然か、ゴーストの願いごとを叶えていくうちに、ヨンスとの距離が近づいていくが…。そして、最後の願いごとを叶えたサンマンに訪れる、人生最高のサプライズとは!?"人生の孤独"と“大切な人がそばにいる幸せ”という普遍的なテーマを笑いと感動で描いた本作は、「大笑いしながら、今生きていることへの幸せを感じることができるコメディを作りたい!」というキム・ヨンタク監督のメッセージどおり、人生の愛おしさに気づかせてくれる。たくさん笑って、思い切り泣けて、人生を変える感動がここにある!インタビュー 主演チャ・テヒョン●この映画の出演を決めた理由は?チャ: コメディでありながら、とてもシナリオが良く練られていて内容が深かった。コメディ作品で、内容が薄くて俳優にだけ依存するような作品だとついオーバーリアクションになりがちだけど、今回はまったくそうではなかったですね。●今回は1人5役に挑戦でしたが、いかがでしたか?チャ:これまでも「チャ・テヒョンがワンマンショーをしている」とずいぶん言われてきましたが、今回はそんなレベルじゃないです。一人で担う役割があまりにも大きかったですね。ゴーストたちの登場シーンが多いと思っていたのに、僕が演じないといけない場面が多かったんです。シナリオを読んだ時は、CGで処理するんだろうなと想像していたのが、とんでもない!全然違ったんです!なんの特殊効果もなく、ゴーストたちが乗り移って、そして出て行くのをすべてひとりで表現しないといけなかった。もちろん効果音ぐらいはつけてくれたでしょうが(笑)。●意外ですね。CGをたくさん使っていたように思えました。チャ:キム・ヨンタク監督はこれまでのゴースト映画と差別化するために、生きている人間となんら変わらないゴーストを望んでいたんです。僕が4人のゴーストをおんぶして歩く場面があるのですが、4人の俳優たちを全員ワイヤーで吊るして本当におんぶしたんですよ!ワイヤーの線を消すところはCG処理をしてますが。私よりもおんぶされているほうが苦労したはずです。特に体重の重いコ・チャンソクさんはさぞかし大変だったと思いますよ。インタビュー ヒロイン役 カン・イェウォン●完成した映画を初めて見たとき、いかがでしたか?カン:シナリオの段階で内容は全部知っていたはずなのに、試写では大泣きしました。監督の手腕がすばらしかったのだと思います。終盤のオチは本当に『シックス・センス』を超えるようなオチではないでしょうか(笑)。オチというか本当にシナリオの完成度が高かったのです。シナリオを一気に読んだときからすぐに出演したい、この監督と映画を撮りたいと思いました。私は観客の立場として自分が見たい映画に出演すると決めています。この映画がまさにそうでした。また、チャ・テヒョンさんはすべての女優たちが共演したいと思っている俳優です。私もずっと共演したいと思っていましたが、こんな形で実現するとは思っていませんでした。嬉しかったです。●撮影のテンションや感情を維持するため、実生活でもそのような雰囲気作りをするほうですか?カン:それはないです。私生活にそのような感情を持ち込むとエネルギーを奪われてしまうので、普段は何も考えず、撮影中だけ集中して入り込むよう心がけています。特にヨンスのようなキャラクターは気分の良し悪しがはっきりしておらず、その間をずっと維持していないといけないので、なおさらでした。インタビュー キム・ヨンタク監督●俳優陣の演技はいかがでしたか?キム:全俳優がやりにくい監督だと話していました。既存のコメディを撮るのとは違った演出をしますから。チャ・テヒョンさんもはじめはとても大変そうでした。普通の監督はもっと笑わせようとするはずが、私が抑えたのです。私が理解しているチャ・テヒョンという俳優はとても深みのある表情ができるのに、コメディ路線ばかりでとても軽く見えていて、ずっと惜しいなと思っていたのです。チャ・テヒョンさんにはこの映画を通して一番シリアスな表情を見せてあげると約束しました。作品情報『 ハロー!? ゴースト 』主演:チャ・テヒョン/コ・チャンソク/チャン・ヨンナム/カン・イェウォン ほか脚本・監督:キム・ヨンタク6月9日より 新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー(C) 2010 Water n Tree Pictures & Next Entertainment World Inc. All Rights Reserved.
2012年05月27日これまでも幾度と映像化されてきたシャーロット・ブロンテの不朽の名作が再び映画化。愛と知性で自らの人生を切り開くジェーン役をつとめる注目の若手女優、ミア・ワシコウスカ(『アリス・イン・ワンダーランド』)のインタビューをお届けする。●ジェーン・エアーを演じるにあたって最も難しかったところはどこですか?彼女はとても象徴的で、時代を超えて愛されてきたキャラクターだという点ね。観客がすでに先入観を抱いている人物を演じることが一番大変だった。現代ではもう使われていない昔のとても美しい詩的な言葉を自然に自身の一部として身に着けて話すことも、私たち役者陣にとってとても困難だったと思うわ。●困難といえば、現在日本では困難に立ち向かっている方々が大勢います。そういった人たちやジェーン・エアーはどうやってその困難を乗り越えていけば良いと思いますか?そうね、私はジェーンがとてもたくましくて、しっかりと自分自身を持っているところが好きなの。それはきっと、彼女が自分で人生の困難を乗り越えることができると信じているからだと思うわ。だから、自分は価値のある人間だと思って、困難を乗り越えられると信じることが大切だと思う。●当時の暮らしと現代ではかなり違いますが、あなた自身とジェーンの間には共通点はありますか?あると思うわ。今の時代の人でも彼女に共感できるのは、物語の核心が現代の社会や人間性にも通じるからよ。今でも彼女のように、このとても孤独な世界の中で家族、愛、そして絆を追い求めている若者はたくさんいるわ。作品情報『タイトルジェーン・エア』監督:キャリー・ジョージ・フクナガ出演:ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、ジュディ・デンチ配給:ギャガ6月2日(土)、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館 ほか全国順次ロードショー(C)RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION2011. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年05月24日アクション・アドベンチャー超大作『スノーホワイト』公開に先駆け、“悪の女王”ラヴェンナを演じたオスカー女優のシャーリーズ・セロンが約4年ぶりの来日を果たし、レッドカーペットイベントを行った。当日は日本人ゲストとして、シャーリーズ・セロンが演じる“悪の女王”ラヴェンナの声優を担当した小雪と、白雪姫を守る“ハンター”の声優を担当した椎名桔平も出席。さらに監督も登壇しMCを交えてのトークはヒートアップ、大盛り上がりのイベントとなった。●一言ずつご挨拶をお願いいたします。ルパート・サンダース監督:こんにちは、『スノーホワイト』の監督を務めました。よろしくお願いいたします。小雪:こんにちは。シャーリーズ・セロンさんという偉大な女優さんのアフレコは大変なプレッシャーでした。彼女のほかの作品も観ていますが、今回はとても喜怒哀楽のあるキャラクターで、やりがいがありました。英語のセリフを日本語でやるという微妙なニュアンスの違いも楽しみました。シャーリーズ・セロン:また日本に戻って来れてうれしく思います。みなさんが温かく歓迎してくれました。小雪さん、私の日本語吹替えをやってくれてありがとう!椎名桔平:すばらしい映像と芝居で、洋画のアフレコが初でしたが、あたかもこの映画に出ているように感じてしまいました。シャーリーズさんは、映画『モンスター』を観てすごい女優さんだと思った後、他作品も観て本当にきれいな女優さんなんだと思いました。お会いできて光栄です。●この作品のいちばんの見所はなんですか?シャーリーズ・セロン:私が惚れ込んだのは、誰もが知っている古典的な童話をまったく違う形で描いているところです。ビジュアルがとにかく素晴しいし、スケールも大きく、ストーリーも感動できます!●日本の声優2人の印象はいかがですか?シャーリーズ・セロン:小雪さんはさきほどテレビ番組にいっしょに出て、うれしい言葉をたくさんかけてくれました。椎名さんは共演はできなかったけれど、お会いできてよかったです。●女王は怖いイメージですが、実際にシャーリーズ・セロンにお会いしていかがですか?小雪:怖いという一言では表せない役だと思います。美しさ、脆さに弱さなど、本作には女王の人生が描かれています。深い話なので、子どもから大人まで楽しめると思います。実際のシャーリーズさんは、本当に多才な方!女優としても女性としても尊敬できる方です。●日米“美”の女王に囲まれておりますが、今のお気持ちを教えてください。椎名桔平:本当に日米“美”の共演ですね。横にいて、とても楽しいです。●久しぶりの来日とのことですが、日本食で何か食べましたか?シャーリーズ・セロン:まず、うどんを食べました。アジア系の料理が好きなので、日本に来たい理由のひとつが食べ物です!●最後に、代表をして監督より日本のファンへメッセージをお願いします。ルパート・サンダース監督:本作は日本のみなさんに魅力的に感じてもらえる作品になっているはずです!魔法やファンタジー、格闘シーンなど、文化的に受け入れてくれる土壌が日本にはあると思います。大作でありながら、感情面も豊かに描かれていてメッセージ性も高く、何百年も語り継がれるこの物語を、今の人たちに受け入れてもらえる作品に仕上げることができました。よろしくお願いいたします。作品情報『スノーホワイト』監督:ルパート・サンダース出演:クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース、サム・クラフリンほか配給:東宝東和6月15日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年05月21日宮﨑あおい×向井理主演で、ベストセラー作家・西加奈子の「きいろいゾウ」が実写映画化!メガホンを取るのは、『余命一ヶ月の花嫁』『雷桜』『軽蔑』など男女の愛の様々な形、心の機微を見つめ続けてきた廣木隆一監督。本作で初共演となる宮崎あおい、向井理にそれぞれお互いの印象をインタビューした。<宮崎あおいコメント>2回ほどお会いしたことがあったのですが、その時の印象でいうと……話にくい人なのかなと、ちょっと思っていました(笑)。でも、始まってみたらそのときのイメージとは全然違ったので安心しました。話しやすい方ですし、すごくいい意味で、普通だったんです(笑)。それがとても安心しましたし、ツマとムコを一緒に作っていくなかで、きちんとふたりの関係性を作り上げることができるなあと思いました。<向井理コメント>このままの感じの人なのかなという部分と、絶対何か隠し持ってるなと思っていた部分がありました(笑)。ハートの部分で、外見でイメージするだけじゃない人だろうと思っていたので。それは想像どおりで、筋がある方だなという感じがします。小説を読んだときもイメージしていたのですが、実際お会いして顔合わせのときに宮崎さんの髪型が前髪パッツンになっているのを見た時に、『ああ、ツマっぽいな』と思いました。現場では、本当にふたりのシーンが多いので、そこでベースをつくっていかないと周りも巻き込んでいけないので、そこをどうしようかなっていうのは多分お互い考えているんですが…でも考えるよりもやってみるのが一番ですね。一緒につくっていけたらいいなと思います。今をときめく2人の俳優が出演を熱望した『きいろいゾウ』。初共演となるふたりが、切なくも、深い優しさで包み込む夫婦の愛情を魅せていくだろう。作品情報『きいろいゾウ』監督:廣木隆一『ヴァイブレータ』『余命一ヶ月の花嫁』『雷桜』 脚本:黒沢久子『キャタピラー』、片岡翔出演:宮﨑あおい、向井理 他配給:ショウゲート2013年、新宿ピカデリー他全国ロードショー
2012年05月18日「一人ゴシップ・ガール」「一人SATC」を演じられるのは、キャメロン・ディアスしかいない!!と思うほど、最新作『バッド・ティーチャー』ではルブタンのハイヒールを鳴らし、どんな手を使ってでもターゲットを落とそうとする一筋縄ではいかないインパクト大なキャラクターを、持ち前の小悪魔キュートさ全開に演じるのがキャメロン・ディアス。そして今回本作で共演したキャメロン・ディアスとジャスティン・ティンバーレイクの二人は元カノ元カレの仲!2007年に破局を迎えるまでのおよそ3年半もの間、恋人同士だった二人の共演ということもあり、撮影時から話題をさらって全米で大ヒットを記録した。破局後も友達同士としての関係を続けてきた二人は、本作の中で絶妙なコンビネーションを披露しているが、特にベッドシーンは元恋人同士ということもあって観ている方が照れるほどリアル!キャメロン・ディアスは実生活での破局後、元彼ジャスティン・ティンバーレイクとよりを戻したがっていた時もあったが、本作でもジャスティン演じるスコットを玉の輿のターゲット=運命の彼のひとりとして必死に落とそうと、キャメロン演じるエリザベスの大暴走が始まる—。果たして、幸せをつかむことができるのか――!?別れてもとっても仲睦まじい二人の息の合ったインタビューをお届けする。●ストーリーについてジャスティン:これはコメディだ!キャメロン:コメディね!(笑)ジャスティン:キャメロンはバッドなティーチャーなんだ。キャメロン:モラルの全くない女性が楽な人生を送ろうとするの。劇中の彼女は大きく成長はしないわ。とにかく人を笑わせるために作られた映画よ。私たちまで笑わせてくれるわ!ジャスティン:そうだね(笑)。●スコット・デラコート役についてキャメロン:デラコートは人に簡単に左右されるタイプ。自分の意思がなくて、周りの流れを観察しているの。流れに沿うべきかどうかを考えている。自分ってものがないのよね。でも彼は楽しいの。そうでしょ?ジャスティン:とても的確だよ。●演じた役についてジャスティン:初めて脚本を読んだときは不安になった。なんて薄っぺらい男なんだと思ったんだ。何を考えている男なのか分からなかった。もう一度読み直してみたらこの男 面白いなと思ったんだ。その印象から色々な方向にいけると思った。彼の良いところは自分がないところだからね。キャメロン:確かに。ジャスティン:気の向くままに演じればいいんだ。●エリザベスについてジャスティン:彼女は目的にまっすぐだ。キャメロン:努力家なのよ。ジャスティン:もし天才というのが、自分が何もできないバカだと思わせることだとしたら、エリザベスは天才だ。キャメロン:その通り!作品情報『バッド・ティーチャー』監督:バッド・ティーチャー出演:キャメロン・ディアス ジャスティン・ティンバーレイク ジェイソン・シーゲル配給:日活(c)2011 Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved
2012年05月17日監督や出演者が続々登壇!大ヒット公開中、『レンタネコ』初日舞台挨拶の様子をお届けする。●市川実日子コメントこんなにたくさんの人に来ていただき、嬉しいです。ありがとございます。荻上監督は、『めがね』の時とくらべて『トイレット』では言葉で的確に演出していたとお聞きしていたので、今回『レンタネコ』でもきっと的確な言葉で演出されるかと思っていたら、あまり『めがね』と変わらず(笑)、感覚のキャッチボールで演出されていました。今まで猫と接する機会がそんなになくて、今回ほぼ初めてでした。招き猫を含めて17匹いて、それだけいるとみんな性格が違くて、「よーいスタート」で画面からいなくなっちゃう子や田中さんが演じた吉沢が借りたがった猫は、寄り目でずっと揺れ続ける子で、猫にもいろいろいるんだなと思いました。●草村礼子コメント私はこれまで自分の方から進んで猫に近寄ったり、抱いたりすることはなかった人なんです。台本に「この猫は」というセリフがあると監督からは「この猫ちゃんは」と愛情をもった言い方で返されて、少しヤキモチを焼くくらいでした(笑)。監督だけじゃなくて、スタッフ全員が猫を愛している現場にいたから、本当に猫が自由に動いていました。スタッフの猫好きオーラが私たちを包んだ気がします。市川さんは猫と兄弟みたいで、18匹目の猫みたいでした。●光石研コメントひとりでも多くの方に観ていただきたいので、またお友達を誘ってきてください。僕が契約書にサインをするシーンで、共演した猫も契約書を見ていたり奇跡的な動きをしていたので、後から見てビックリしました。すごく可愛かったです。市川さんは相変わらず、変で不思議な方ですが「分からない」と言いながら、ちゃんと仕事をされていきます。●山田真歩この映画は老若男女、楽しめる映画だと思うので、ぜひ、小さい子やおじいさん、おばあさんと観に来てください!私は荻上監督の『かもめ食堂』や『めがね』を観て、まさかこのストーリーの中に自分が入るとは思わなかったので、中からと外からの印象にギャップがあって面白かったです。猫は大好きで小さい時から飼っていました。●荻上直子監督市川さんは、普通の人じゃないと思っています(笑)。その、おもしろいユニークなところが前面に出るといいなと思って、今後、間違いなく素敵な女優さんになられる一歩手前を撮らせていただきました。猫は言うことをきかないのは分かっているので、自由にその場にいてもらった感じです。たくさんの猫を撮影しましたが、最終的に自分が飼っている猫が一番可愛いと思いました(笑)!田中さんは、かっこいい!どうしよう…目を合わせられないという感じでした。ものすごく勘のいい方で、私が少し言うだけで何倍にも良くして返してくださいました。素敵な青年で、一緒に飲みたいなと思いました(笑)。小林さんはアイデアマンで、現場に入る前に“変なおばさん”のお話をしたら、「もっとこういうのはどう?ああいうのはどうだろう?」とアイデアを出してくださいました。“変なおばさん”がいつも最後に変な歌を歌って帰るというのも小林さんのアイデアです。あの歌は小林さんのオリジナルで、その場で歌ってくださいました。本当に素敵な可愛らしいおばさんになってくださったので面白くなりました。作品情報『レンタネコ』監督:荻上直子出演:市川実日子 草村礼子 光石研 山田真歩 田中圭 小林克也配給:スールキートス大ヒット公開中!(C)2012 レンタネコ製作委員会
2012年05月14日映画『ヘルタースケルター』のジャパン・プレミアが緊急決定!主演の沢尻エリカの舞台挨拶の登壇は、映画『クローズド・ノート』以来の5年ぶりとなる。本ジャパン・プレミに先駆けて、4月末に完成したばかりの映画を一足早く観た関係者達からのコメントをお届けする。●村上隆コメント最高すぎる。そこに浪花節な風味までをもまぶしながら、最後に「美」についての哲学を語る。そしてそして、、、りりこのラストに希望をみる。キャラクターが生きようとする野生を見て、勇気を得る。なんとも盛りだくさん、そして詰め込んだものは綺麗に消化、昇華しきっている蜷川実花さんの監督の手腕に嫉妬。●中森明夫コメント完全にゼロ年代のガーリーカルチャーを粉砕した! 文化系女子、ゆるふわ、森ガール、死んだ。岡崎京子+蜷川実花+沢尻エリカの3段ロケットで、カワイイ宇宙の大気圏を突破! 未踏の領域へとぶっ飛んでゆく。この映画は確実に日本の女の子たちを変えるね!!●樋口真嗣コメント圧倒的に”正直”な映画。こうなるだろうということに対して逃げも隠れもせず全力で描き切っています。●紀里谷和明最高だったよ!!マジで!豪華キャストが織りなす数々の濃厚なシーンに加え、その勢揃いした彼らの舞台挨拶を観れるのは7月5日(木)一夜だけ!!七夕の夜の前に、願いがかなって憧れのスターたちに会えちゃうかも!?作品情報『ヘルタースケルター』監督:蜷川実花出演:沢尻エリカ/大森南朋 寺島しのぶ/綾野剛 水原希子 新井浩文/鈴木杏(友情出演)寺島進/哀川翔/窪塚洋介(友情出演)/原田美枝子/桃井かおり配給:アスミック・エース7月14日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(c)2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会
2012年05月13日大人気SUPER JUNIORの新曲「Opera」発売を記念して、インタビューをお届け。今作「Opera」では、SUPER JUNIORの作品としては初となる、日本オリジナルのミュージック・ビデオが制作された。このことを聞いたとき、ソンミンは、「『Opera』は【SUPER SHOW4】のステージ以外で披露したことがないので、僕たちも日本語バージョンのミュージック・ビデオをすごく楽しみにしていました。日本のファンの皆さんに愛される曲になれれば」と思ったと言う。そんなミュージック・ビデオの見どころを尋ねると、「衣装やセット自体のイメージが曲のタイトルでもある、『Opera』のステージを連想させるような感じだったので、オペラ歌手になったような気分で撮影しました。振り付けも今まで【SUPER SHOW4】のステージで披露したバージョンから少しアレンジをしてるので、是非、見てみて下さい」(シウォン)とのこと。また、撮影中にはこんなこともあったとか。「2日間の撮影で、2日目の最後が個人のリップシーンでした。それで、その日一番遅く入った人が一番最後の順番になるという決まりにしたら、みんなあまりにも早く着いてしまって、スタジオでみんな寝ていました。入ったのはいつもより何時間も早かったのに、準備時間がもっとかかってしまって(笑)」(リョウク)。レコーディングについては、「“ツ”の発音が・・・まだ難しいです。。。」(イトゥク)とは言うものの、その仕上がりについてはCDを聴いて確認してみて欲しい。歌詞にちなんだ質問もしてみると、こんな回答が…<クールに☆いこうか!>というフレーズから、メンバーの中で一番誰がクールかと訊くと、「もちろん、僕でしょう!と言いたいですが。一番クールなのは、末っ子のキュヒョンじゃないかと思います。末っ子なのに、お兄さんたちに絶対負けず自分の主張を言うタイプで、話をまとめたりもするので…」(イェソン)と教えてくれた。また、<これが☆イイから>にちなんで、今、お気に入りのもは>という問いには、「東京ドームで日本語であいさつをしたくて、時間がある時にこっそり日本語のレッスンを受けています。僕のお気に入りのものは、日本語勉強時に使うノートです。いつか皆さんにお見せしたいです」(イトゥク)とのことなので、この成果はきっと東京ドームで披露してくれるはず(笑)。初の日本オリジナル楽曲となったカップリングの「Way」については、「旅立ちと絆をテーマにした歌詞なので、僕たちの絆を思い出しながら歌いました。歌詞をよく聴いてみてください。日本のファンの皆さんに早く聴いてもらいたいです~!」(リョウク)。「人との絆をテーマにした曲なので、身の回りの人との絆を思い出しながら歌いました」(ソンミン)とのこと。「Opera」のダンサブルな雰囲気から一転、こちらはミディアム・バラードで、彼らの幅広い音楽性が堪能できる曲となっている。ソンミンも言っていたが、「Opera」は彼らが今、絶賛行っているワールド・ツアー【SUPER SHOW4】で披露されている楽曲。そのツアーについて、これまで回ってきた中での思い出を聞くと、イトゥクは「大阪の京セラドームの登場シーンで、下から上がってくるシーンがありますが、会場全体が青いペンライトでいっぱいになってるのを見て、感動しちゃって…涙が出そうになって、それを抑えるので精一杯でした。本当にありがとうございます。今回の東京ドームのステージでは本当に泣いてしまうかもしれないです」と、大阪公演を観たファンにも、これから東京公演を観るファンにも、たまらないメッセージをくれた。また、本ツアーでの見どころについてシンドンが、「ステージの演出などにもメンバーのアイディアを入れたり、メンバーの参加度が今まで一番高い公演になってます。すべてがみどころ、聴きところなので、瞬きする時間以外は僕たちと一緒に全力で遊んでもらいたいです!」と言うと、目前に控えた東京ドーム公演ついては、キュヒョンが、「前回の大阪での感動が未だに残っています。皆さんからいただいた愛にお応えできるように、もっとかっこいいステージをお見せしたいと思っています。東京ドームの公演のため準備したメンバーの個人ステージにも注目していただければと思います」と言ってくれた。さらに、キュヒョンは楽しみにしていることについて、「東京ドームのステージで日本のファンのみなさんに会えることが一番の楽しみじゃないかと思います。準備したものを皆さんに見てもらえると思うとドキドキしますね」と言っていた。ちなみに…ということで、ツアーについて気になることを訊いてみた。同じ曲で、歌詞やダンスやフォーメーションが違うことがある彼等。混乱しないのか?と言うと「場合によって、一緒にステージに立つメンバーが減ったりもするので、色んなバージョンが存在します。もちろん、混乱したりもするので、ステージに上がる前に、みんなであつまって振りあわせをします」(ウニョク)と、あのパフォーマンスは努力のたまものであることを明かした。また、日本でコンサート以外で楽しみにしていることについては、「ラーメン! メンバーのみんなが牛丼とラーメンが大好きなので、日本に来るたび、牛丼とラーメンを食べてます。今回も楽しみにしています!」(ドンへ)。多忙な彼等だが、これだけは逃さずに堪能していってもらいたい(笑)。最後に、日本のファンに向け、メッセージをお願いした。「言葉はもう必要ないと思います。皆さん! 東京ドームのステージで僕たちのすべてをお見せしますので、ぜひ会場で一緒に楽しんでください~! 「Opera」の日本語バージョンも初披露するので、期待してください!」(ドンへ)。滅多に来日しない彼等にとって、12日、13日の東京ドーム公演は、日本のファンと直接触れ合える数少ない機会。CDで「Opera」を聞きながら、楽しみに待とう。・ SUPER JUNIORスペシャルサイト
2012年05月11日鈴木おさむ原作「芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜」が内村光良監督によって映画化!自身もお笑い第三世代としてお笑い芸人たちの世界をよく知る、ウッチャンナンチャンの内村光良が、自分も経験してきた「お笑い芸人たちの青春」を温かくもリアルに描く。内村が映画のメガホンをとるのは、監督・脚本・主演を務めた『ピーナッツ』以来約7年ぶり2作目。結成12年目、いまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまで、コンビの今後について真剣に話すことを互いに避けてきたふたりも、気がつけば30歳。お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。だから何とかして変わりたい。そう思ったふたりは、「交換日記」を使ってコミュニケーションを取り始めた。お互いの本音をぶつけ合うために。伊藤淳史と小出恵介がW主演、数々の話題作に出演し、20代後半となり実力派俳優として活躍中の2人の競演は必見だ。●内村光良コメント自分に最も近いお笑いの世界の話なので、その物語を映像化するにあたっては脚本作りにも時間をかけ、劇中のネタについては主演俳優の二人とも準備を繰り返してきました。皆様に楽しんでいただける作品を目指し日夜頑張っています。お笑いの世界のコンビの物語ということではありますが、劇中のネタを原作の“漫才のコンビ”から“コントのコンビ”に変えさせていただきました。新たな挑戦になりますが、新鮮だし緊張もあり、大変だけど楽しいです。絶対に良い作品にしたいと思いますので、ご期待下さい。●伊藤淳史コメント多くの人に共感してもらえるようなリアリティがある物語だと思います。夢を諦めるとか、そこにある葛藤、選んだ道の先にある悲しみや喜び、そういう所をしっかり伝えていければ良いと思います。コントで笑えて、物語で感動できる作品になると思います。●小出恵介コメントとても良い物語で、オファーを頂いた時すごくやりたいと思いました。痛いぐらいリアルで、鈴木おさむさんが見てきたものの集合体なんだろうと。監督が本物のお笑い芸人さんで、伝説的な方なので、お笑い芸人の役をこちらが背負って監督のイメージに近づけていくことの難しさを感じながらも、楽しんで演じています。●鈴木おさむコメント僕の書いた小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」が内村さんの手により「ボクたちの交換日記」として映画化されるなんて、本当に興奮です!僕が放送作家になりたい!と思ったったきっかけとなるテレビ番組に出ていたのは内村さんでした。多くの芸人さんの夢が叶い、そして夢が散る所を沢山見て来た内村さんだからこそ、他の監督では絶対に出来ない作品になるはずです!そして、主演の二人、伊藤さんと小出さん。この二人が田中・甲本を演じている姿を想像するだけで、涙が出てきてしまいます!最高の監督と最高の出演者で作られるこの物語「ボクたちの交換日記」。昔、夢を諦めたことのある人も、今、夢ともがいている人も、絶対絶対見てほしい映画になることでしょう!作品情報『ボクたちの交換日記』監督・脚本 内村光良原作:鈴木おさむ出演:伊藤淳史、小出恵介
2012年05月10日現在撮影中の映画『横道世之介』(2013年公開)の撮影報告会見が5月6日(日)、撮影現場の長柄源山荘(千葉県長生郡長柄町)で行われた。現場では微妙なタイミングや間合い、セリフの良い回しを沖田監督が丁寧に2人に伝えてシーンを作り上げているが、カメラ越しに満面の笑みで演技を見つめる監督の姿から、監督自身が現場の誰よりも楽しんでいる様子が伝わってくる。●高良健吾コメント『横道世之介』の現場は、休みが続くと不安になるくらい早く行きたくなります。吉高さんはどんな演技でも全て返してくれて、そこが予定調和の芝居にならなくて楽しいです。沖田監督は全てのシーンにこだわりを持っていて、「何かが違うからもう1回やらせてください」と声がかかります。でも、監督が言うように何かが違う感じがするんですよ。なので僕は、シンプルに毎回新しい気持ちでやっています。僕が生まれた1987年の設定ですが、世之介はきっとどの時代でも変わらない人物なんだろうなと思います。小道具で昔のジャンプ(コミック誌の)があったりすると面白いなと思いますし、携帯電話がない時なので、家に電話して出なかったら、家で待っているとか、その時代ならではの待ち合わせの仕方なんだなとは思います。●吉高由里子毎回現場で、モチベーションが高く前向きな高良くんに会うのが楽しみです。なんでも受け入れてくれて精神的によりかかっています。『南極料理人』を観て、沖田監督は良い雰囲気を持った監督さんだと思っていたし、大恋愛ではないけれど、春先に、指先が触れ合うような、何かが始まるような作品は、これまでやったことがなかったので、撮影に入るのが楽しみでした。撮影に向けて、普段から自分のことを「わたくし」というように心掛けました。普段使わない話し方なので、「用意、スタート」の声がかかると、誰かに背中を掴まれているように緊張しました。祥子の言葉遣いは普段私が使っていないお嬢様言葉ですし、周りにお嬢様の友達もいないので、なかなか慣れないですね。NGは私が一番多いかもしれません。1回言い間違い地獄にはまると、抜け出せないんじゃないか、という気持ちになります。監督は、どんなに狭い現場でも役者やスタッフ、撮影の全てを把握されている方なので、とても信頼しています。祥子は生まれた環境が特別だけど、プライドが高いわけでは無いし、だからこそ世之介とも遊べるのだと思います。80年代はあまり触れてきたわけではないですが、どこか懐かしい感じがします。一生懸命生きる人々を優しく見つめ、独特のユーモアを生み出す絶妙な演出に定評のある沖田修一監督が、劇団「五反田団」主宰、『生きてるものはいないのか』(石井岳龍監督)の劇作家・小説家の前田司郎と共に脚本を手掛け、1980年代後半に青春時代を送った若者たちの日常と彼らのその後を温かく描く期待の新作映画。是非ご注目を。作品情報『横道世之介』原作:吉田修一監督:沖田修一出演:高良健吾 吉高由里子 池松壮亮 伊藤 歩 綾野 剛 他配給:ショウゲート
2012年05月07日日本をはじめ、ヨーロッパ、アジア各国で本国アメリカより先行公開され大ヒットを記録し、世界20ヶ国で初登場No.1を記録。日本でも公開初週の洋画No.1となり、既に北米の公開を待たずして公開された国々で総計1億4千万ドルの興行収入を突破した『バトルシップ』。いよいよ待望の5月18日の全米公開に先駆け5月10日(木)、ロサンゼルスNOKIAシアターにて盛大にUSプレミアが開催されることが決定。本作で日本護衛艦みょうこうの艦長ナガタとして出演し、主演級の重要な役を演じたことで、日本の観客、そしてアジアの観客を驚かせ、その活躍にTwitterやレビューなどで拍手喝采のコメントを受けている浅野忠信の参加が決定。そこでUSプレミア参加直前に、日本外国特派員協会(外国人記者クラブ)主催の上映会にて、浅野忠信より全米公開へ向けての意気込み等を語ってもらった。●本作でハリウッドスターとして大きな一歩を踏み出されたと思います。今後どんな役柄を演じてみたいなど展望はありますか?ネイティブの役は難しいかもしれませんが、日本人ならではの役、米国にいる日本人の役など、映画に必要とされる役のお話が来ればどんどんとこなしていきたいと思います。●:本作で艦長を演じられるにあたって特別にやったこと(訓練など)ありますか?実際に横須賀の基地に行って、艦に載せていただきレクチャーをうけました。米国でも同じく軍の施設を訪れ、シュミレーションルームにも入りましたし、専門的なところはキャプテンからひたすら教わりました。●高倉健さんの若いころに似ていると思うのですが、意識しているところはありますか?高倉健さんがいなかったらアメリカで頑張ろうという気持ちにならなかったと思います。最近、『あなたへ』で一緒にお仕事をさせていただき、高倉さんが『剱岳 点の記』を観てくださってお話したことはありましたが、『面白い。どんどんこれからも(アメリカで)やってよ』とも言ってくださいました。尊敬する方に期待されるのは嬉しいです。日本でNo.1の俳優さんだと思ってますし、そういう方が楽しんでくださる映画にまた出られるように頑張ります。●出演にあたって、英語を習われましたか?優秀なスタッフがついてくれましたがネイティブの役柄では無く、日本人の役なので、流暢すぎない方がかえって自然だという風に言ってくれたのでリラックスできました。●日本ではインディペンデントの映画に多く出演し、評価を得ている浅野さんですがハリウッド大作に出演されスタンスの違い・バランスのとり方などありますか?90年代にはインディペンデントの日本映画が多くつくられてそこに役割がありましたが、最近はそこまで多くのインディペンデント映画がつくられていないなど、状況の変化はあると思います。大作でも変わらず、もらえる役を一生懸命演じるだけです。●アメリカはこれから公開ですが、日本とアメリカで反応の違いなどを感じますか?日本でワールド・プレミアの際に、ピーター・バーグ監督が観客たちの反応をみて『日本人は楽しんでくれてるのか?』と少し気になったみたいです。僕は良い反応で楽しんでくれていると思ったのですが、アメリカン・ジョークなど国や言語が異なると反応がし辛いところもあるかもしれません。●続編のお話は?ピーター・バーグ監督が来日した時に冗談ぽくですが『2もやるから、その時は来いよ!』って言ってくれました。高いところから飛び込まなくて良いのであれば是非お願いしたいです(笑)。作品情報 『バトルシップ』 監督:ピーター・バーグ出演:テイラー・キッチュ/浅野忠信/ブルックリン・デッカー/アレクサンダー・スカルスガルド/リーアム・ニーソン/リアーナTOHOシネマズ 日劇ほか大ヒット上映中!!(C)2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年05月03日