映画『50/50 フィフティ・フィフティ』が12月1日(木)から日本公開される前に主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットのインタビュー動画が公開された。インタビュー動画はこちら『(500日)のサマ―』、『インセプション』そして『メタルヘッド」と、出演する映画が次々と高評価を獲得しているレヴィット。現在はクリストファー・ノーラン監督の新作『ダークナイト ライジング』に参加している彼が、そのひとつ前に出演したのが本作『50/50 フィフティ・フィフティ』だ。脚本家ウィル・レイサーの実体験を基にした本作でレヴィットが演じたのはタバコも酒もやらない健康的な暮らしをおくる青年アダム。映画は、突然のガン宣告された彼が、お調子者の親友カイル、どこかよそよそしい恋人、アルツハイマーの夫の世話をしながら息子を案じる母、博士号取得前の新米セラピストなど、様々な人々に囲まれながら“生存確率50%”の日々を生きる姿を描いている。ガンにかかった主人公の作品だけに“難病もの”と呼ばれるジャンルを想像しがちだが、レヴィットが「アダムは結局、周りの人間を勇気づけることになる」と語る通り、本作は“闘病”の過程を描きながら、主人公アダムの周囲の人間関係の変化を、ときにコミカルに描いているのが大きな特徴だ。同時にレヴィットは本作を「登場人物たちをリアルな人間として感じたい。よくあるコメディにはしたくない」と考えたようで、セス・ローゲン、ブライス・ダラス・ハワード、アナ・ケンドリック、フィリップ・ベイカー・ホール、アンジェリカ・ヒューストンら出演者たちとのアンサンブルで、コミカルだけど、笑える“だけ”はない映画になることにも気を配ったようだ。作品選びの目の確かさと、確かな演技力で“出演作にハズれなし”の状況が続いているレヴィットの出演作だけに、本作も、これまでになかったタイプの上質作品に仕上がっているようだ。『50/50 フィフティ・フィフティ』12月 TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2011年11月29日2011年12月、映画界に『アバター』以来の革命が起こる…21世紀の映画製作の常識を 変える3Dアドベンチャー大作、『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』で、物語の鍵を握るキャラクター、サッカリンを演じる、ダニエル・クレイグのインタビューをご紹介。●原作「タンタンの冒険」について原作本は6歳くらいの時、親の友人にもらって初めて読んで以来、今でも折にふれ読み返しているくらいお気に入りなんだ。子供にはもってこいの本だし、今では僕自身が知り合いの子供らにプレゼントしているよ。現実からしばし離れて、主人公たちと共に大冒険を体験できる素晴らしい1冊だと思うね。●どのように役を作り上げていきましたか?サッカリンを演じるにあたっては、イギリス映画の古典的な悪役をお手本に、自分なりの解釈を加えてみた。昔の映画も参考までに観たりしたけれど、原作を読んだ時点でどういったトーンで演じるべきかある程度の見当はついていたんだ。監督が限界ギリギリまで思い切ってやるよう励ましてくれたお陰で、楽しんで演じられたよ。●フルデジタル3Dの撮影はいかがでしたか?モーション・キャプチャーの経験が誰よりも豊富なアンディ・サーキスがリードしてくれたのは大きかったね。キャストにしても顔なじみが多かったから、僕もジェイミーも原作に込められた冒険心を最大限に表現するべくめいっぱい楽しんで演じるよう心掛けたよ。●現場の雰囲気は?とにかく思い切り楽しもう、というのが僕たち全員の基本姿勢だった。胸躍る冒険映画だという点で、撮影現場でもそういったワクワクする雰囲気を作り出すよう心掛けたんだ。中でも特にサイモン・ペッグとニック・フロストの2人は、常に現場を明るく楽しく盛り上げてくれたよ。お陰で笑いの絶えない現場だったね。●映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』について一言この映画を一言で言うとすれば、ズバリ冒険物語だね。過去の時代を舞台に、世界各地に観客を誘ってくれる冒険映画であると同時に、探偵モノとしての要素やミステリー、宝探しといった様々な楽しみが詰まっている。完成した映画を観ながら、原作を読んだ時の魔法に包まれた場所に連れ去られたような感覚を思い出してワクワクしたよ。作品情報『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』監督:スティーヴン・スピルバーグ製作:スティーブン・スピルバーグ、ピーター・ジャクソン出演:ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス、ダニエル・クレイグ、サイモン・ペッグ、ニック・フロストほか配給:東宝東和12月1日(木)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー(C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2011年11月28日愛する人が誰なのか忘れてしまった記憶喪失男が巡る、恋のラビリンス!大ヒット上映中『指輪をはめたい』で記憶喪失男を演じた、山田孝之のインタビューをお届けする。●はじめて脚本を読んだときの印象は?結婚する相手に何を求めるのか? ということを僕の演じた輝彦は見極めようとするんですが、これは男性でも女性でも一度は考えたことある人は多いだろうなと思って読んでいました。僕も実際に考えたことありますからすごく気持ちはわかりましたし、だからこそ、この作品に出演して皆さんにも共感してもらいたいと思いました。●実際に輝彦を演じた感想は?最近、男っぽい役柄が多かったのですが、ラブストーリーもやりたいなと思っていたタイミングだったし、こういう役柄は初めてだったので純粋に面白かったです。ただ観ていただくとわかるのですが、本当に1ヵ月弱のあいだ、ほぼ缶詰状態で撮影をしていたので徐々に顔が疲れていくのはリアルな表情なんです(笑)。輝彦が徐々に憔悴していく感じをだしたかったので丁度良かったんですけどね。●岩田監督との撮影はどうでしたか?この映画で僕は初めて女性監督の作品に出演したんです。全体的にファンタジックな世界観や空気感があるだけでなく、エッジのきいた小気味の良い毒も感じることができるというのは岩田監督ならではだと思いました。監督の雰囲気もまさに映画のような感じでしたから。ふわーとしつつもセンスの良いシュールな部分も持っている方で一緒にいて面白かったです。●お気に入りのシーンは?レトロな洋食店のシーンです。この場面の撮影のときには、監督から「声は使わないから雰囲気で話して、とか早送りで使うから動きを大きめにしてコミカルに」とお願いされて。無声映画のチャップリンみたいな感じと言われて驚きました。いままでにこういう演技をやったことがなかったので新鮮でしたし、仕上がりを見てもこの映画の世界観に見事にはまっていて感心しました。●輝彦に共感できるところは?ただ遊びで3人の女性とつき合っているのではなく、誰と結婚するべきなのかを真剣に考えている真面目さ。でも毎日3人と順番に会っているうちにそれが楽しくなってしまう人間的な弱さ。この真面目さと弱さは人間らしくて好きですね。ただ、女性からしたら「そんなの認めない」と思われてしまうかもしれないですけど(笑)。でも男性からみたらその人間的な部分は「わかる」と思ってくれる人は多いはずだと思います。なので男性の方には特に共感しながら観てもらいたいです。作品情報『指輪をはめたい』監督:岩田ユキ原作:伊藤たかみ(文春文庫刊)出演:山田孝之、小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、二階堂ふみほか配給:ギャガ+キノフィルムズ 公式サイト 最新情報は 公式ブログから 全国絶賛ロードショー中!(c)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd
2011年11月25日本国でも大きな話題を呼んだ、王道のロマンティック・ラブコメディー、『パラダイス牧場』で初主演をつとめた、チャンミン(東方神起)のインタビューお届け!初主演として臨まれた本作ですが、演じた感想を教えて下さい。この作品は、僕にとって初めてのお芝居で、撮影の前からすでに緊張していました。一度もやったことのないお仕事だったので難しかったです。でも撮影が始まって少し経ってからは慣れてきて、楽しくできました。ロケも気持ちのよいところばかりだったので、それもすごく良かったです。お芝居に対しては、初めての挑戦で自信がついたとは言えませんが、最初よりは演じ方——こうすればもっとうまくできるんじゃないかという、自分の中で法則が決まっていきました。ドンジュの役作りはどのように?似たようなドラマだったり、役割が似ているドラマを観たりしました。相手とケンカしながら、知らないうちに好きになってゆく。そういう内容の、韓国のドラマ『ファンタスティック・カップル』や『恋愛時代』を見て参考にしました。またドンジュと僕自身の共通点を自分なりに探して、それを表現しようとしました。ドンジュとご自身で似ているところや共感できるところはどんなところ?感情を素直に出して、短気なところでしょうか(笑)。ドンジュって、感情の上り下がりがすごいじゃないですか。僕もそういうタイプで、似たところがけっこうあったので、そこは演じやすくて良かったです。もちろん自分とドンジュが、完全に一緒、そっくりとは言えないけど、ここは僕とはぜんぜん違うって、思ったところはなかったですね。 本作のお気に入りのシーンや、印象的なセリフがあれば教えて下さい。ドンジュがダジの家で着替えるシーン。ドンジュの部屋にダジが入って来て、お父さんが来るから隠れて!って言われて、隠れるシーンです。演じていて、おもしろかったです。上半身裸になるんですけど(笑)、すごくコミカルなシーンで楽しかったですね。苦労したところは?撮影が冬からスタートで寒かったです。あと、シーン的には、お母さんにお酒を飲んで電話するシーンですね。酔っぱらったお芝居は経験がなかったので、実際にお酒を飲んで撮りました。朝からずっと飲んでいて、酔っぱらってしまい、すごくきつかったです(笑)。でも、いい経験になりました。ドンジュとヨニは波瀾万丈な新婚生活でしたが、理想の女性像と新婚生活を教えて下さい。ドンジュとヨニは初恋で相手がいなければ何もできない、絶対ダメって、お互い依存していたと思います。幼いからこそ積極的だったし情熱的だったと思いますが、ずっと同じ気持ちでいられなかったんですよね。僕は、相手に優しくしてあげたり配慮してあげたりも大事ですけど、友達みたいな関係がいいです。ケンカしたりもするけど、遊びでも趣味でもいろんなことをシェアしたい。理想の女性は、頼もしい女性がいいです。この仕事は安定的でないところがいっぱいあるので、僕のことを落ち着かせてくれる女性がいいなって思います。女性らしくて明るい人がいいです。 ドンジュはダジとジニョンの間で揺れますが、チャンミンさんご自身だったら、2人のうちどちらを選びますか。正直に言うと、ふたりを足して半分に割りたいです(笑)。そんな簡単には、諦めたくないふたりですね。ジニョンは、男だったら誰でも憧れる女性です。キャリアウーマンできれいで、最初は違ったけど、結局はドンジュのことだけを見守ってくれる。そういう女性は、男は一度は夢見ると思います。ダジは、ジニョンと比べると、 生活力があってちょっと女性っぽくないんですけど…おばさんっぽいのかな?(笑) 。でも、それが僕にとっては魅力的だし、頼もしいと思います。お互いの気持ちを確認していない状況でも、お互い頼ったりするじゃないですか。ドンジュはダジに対して素直になれず意地悪なことばかり言ってしまう性格でしたが、チャンミンさん自身は好きな女性に対してはどう接しますか?ドンジュみたいに好きなのに悪い言葉で相手をいじめるなんてことはしません。いたずらもしませんし、相手の心も計算しません。どちらかと言うと、本能で自分の思ったまま接するタイプだと思います。女性から見たら、付き合いやすいタイプだと思います(笑)。俳優活動は初挑戦でしたが、歌手活動との違いは、どういうところですか?また、自身の中での変化や、歌手活動にプラスになったことなどありますか?感情を込めて、それを表現するのは一緒でした。でも、歌は3分から6分でひとつの感情の流れで表現するのに対して、演技は普段の生活の中の微細な感情ひとつひとつを自然に表現するのが、歌と違うし、難しいと思いました。実際にやってみて、表現の幅が広がったと思うし、役に立ちました。本作はラブコメディでしたが、今後、挑戦してみたいドラマや映画のジャンルは何ですか?今度も俳優のお仕事は、機会があったらぜひ挑戦してみたいです。ジャンルとしては、ロマンチックコメディは昔から大好きなのでやってみたいですし、同じ年頃の若者の物語——学校が背景の学園ドラマもやってみたいです。日々忙しいチャンミンさんを癒やす、“パラダイス”のような場所や、時間はありますか?一日の最後にビールを飲むこと。自分へのご褒美としてビールを飲むと「あ〜終わった!今日も頑張った!」って気持ちになります。たくさんの日本のファンへ向けて、「パラダイス牧場」の見どころと、メッセージ(今後の抱負など)をお願いします。主人公たちだけではなく、登場人物全員が、自分たちの感情に対して計算なくて素直なんです。ピュアでストレートな、かっこつけていない感情を描く物語なので、そこをぜひ見てもらいたいです。そして笑える上に、舞台となる済州島も美しいし、目にも楽しくリラックスできるドラマだと思います。今年の冬は、この作品を見て心を温かくしてもらいたいです。作品情報『パラダイス牧場』出演:チャンミン/イ・ヨニ発売元:エイベックス・エンタテインメント完全版DVD-BOXⅠ&Ⅱ:11月2日(水)発売価格:各¥16,800(c)S.M. ENTERTAINMENT & SAMHWA NETWORKS 2011 All Rights Reserved
2011年11月02日2年連続で国際エミー賞にノミネートされるなど、人気だけでなく高評価も得ているNHKのコント番組が、ついに映画化!こちらを記念して、新キャスト・小池徹平のインタビューをお届け!●放送開始から足掛け8年目になる「サラリーマンNEO」ですが、小池さんはこの劇場版で初参戦ですね。オファーをいただいた時点で番組に関する知識がゼロに近い状態だったので、“コント番組の映画化って、どういうことだろう?”と困惑しました。しかもキャストが実力派の俳優さんばかりと聞いて、さらに混乱して…。最初に台本を読んだときの感想は“理解できない”でした(笑)。●ワケのわからないキャラが突然、出てきたりしますからね。だから、まずは勉強しないといけないな、と。シーズン5までのDVD-BOXを2週間くらいかけてイッキに観ました。●関西人の小池さんにとって、ほぼ標準語で芸人を起用しないコントは、いかがでした?もともと、こういったサラリーマン系のコントが大好きなんですよ。だから、DVDを最後まで見終えたときにはすっかりファンになってしまいました。そこで改めて台本を読み返してみたら、今度は“なんて面白い作品に、巡りあえたんだ!”という感動が(笑)。●新城はNEOのことを知らない観客にとっての、先導役のような役目も担っていますね。ドラマとコントを繋ぐための重要なポジションですね。だから僕は個性派たちの中にあって、あえて普通に徹することで観客と作品のパイプ役になることを意識しました。●普通でいることの難しさもあったのでは?川上くん(沢村一樹)のような面白キャラが横にいると、引っ張られそうになっちゃいますからね。そこは前に出たい気持ちをぐっと抑えて。本当はツッコミたいんですよ。ボケをほっておけないタイプなので(笑)。●新城単体のギャグでは、太鼓の達人を叩くシーンが印象的です。あれ、めちゃくちゃ練習したんです。手の皮がむけるくらい何時間も何時間も。最終的には音楽を聴きながらエアーで叩けるレベルまでいきました(笑)。●不本意ながらNEOビールに入ったことでアンニュイな表情だった新城が、働くことの楽しさに目覚めていくという点が、ストーリーのキモになっていますね。そのためにも前半でキャラを立たせておくことを意識しました。最初はどこか同僚や先輩を見下す感じで、中盤からは皆と歯車が合ってきて、終盤の居酒屋のシーンにつながっていく。僕、あの居酒屋のシーンが大好きなんです。自分のやっている何気ない仕事がサラリーマンたちに元気を与えているんだと実感する…。人間臭くて、とてもいいんですよね。●完成した映画を観て、イチNEOファンとしての感想は?ちゃんと1つの話になっていてよかった(笑)。ドラマとコントが上手く混ざり合っていて、最後は元気をもらえる作品になっていたし、オチもNEOらしくて、よかったと思います。●続編もぜひ観てみたい!いいですね! 今度は全然ジャンルの違う会社を舞台にして、まったく違う役をやってみたい。NEOの世界観なら、なんでもアリですから。作品情報『 サラリーマンNEO 劇場版(笑) 』監督:吉田照幸出演:小池徹平、生瀬勝久、伊東四朗、大杉漣、篠田麻里子、郷ひろみ、麻生祐未、宮崎美子、平泉成、沢村一樹、田口浩正、中越典子、入江雅人、堀内敬子、マギー、山西惇、田中要次、八十田勇一、池田鉄洋、中山祐一朗、中村靖日、野間口徹、深水元基、原史奈、奥田恵梨華、金子さやか、中田有紀、コンドルズ、瀬戸カトリーヌ、冨士眞奈美配給:ショウゲート11月3日(木・祝)新宿ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会
2011年10月31日文豪ゲーテを一夜で有名にした傑作に秘められた、切なくも美しい恋の真実とは?『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』で、ドイツが世界に誇る文豪ゲーテを演じた、アレクサンダー・フェーリングのインタビューをお届け。オファーがあったときはどう思いましたか?とても嬉しかったです。どうしてもこの作品に出演したかったし、ゲーテ役がもらえたのは本当に幸運なことでした。私自身、チャレンジすることが好きな人間なので、いまもなお語られるゲーテの若い頃の時代を演じられるなんて非常にエキサイティングだと思いました。演じるにあたって最も表現したかった点を教えてください。はい、私自身もこの映画のゲーテはとても表現豊かな人物だと捉えています。自らの気持ちを相手に伝えることの大切さや素晴らしさを改めて感じてもらえたら、という思いで演じました。感情を表現すること自体が素晴らしいことですが、映画を通してみれば、自分の思い通りにならない現実があるということを感じてもらうのも、また素晴らしいことだと思います。もうひとつ狙っていたのは、文豪として知られるゲーテに対して、今までと違ったアプローチを仕掛けたかったという思いがあります。多感で自由奔放、そして愛する人への大きな情熱を持ち、葛藤する若き日のゲーテを知ってもらいたいと考えていました。シャルロッテ役のミリアム・シュタインさんについての印象を聞かせてください。彼女とはシャルロッテ役のオーディション会場で会いました。会場にはドイツを代表する有名女優の顔ぶれもあったのですが、彼女はその中でも光っていました。感情豊かであるし、知性を持ち合わせていて、私とも相性がよかったのか、すぐに打ち解けることができました。少女のような笑顔をみせれば、一方では成熟した女性のような表情もみせる。非常に素晴らしい女性だと思います。ゲーテとシャルロッテは結局結ばれる運命ではありません。しかしこの映画の結末にはある種観客の全員が納得してしまう爽やかで感動的なラストになっていますね。この結末についてどう感じましたか?私はとてもよい結末だと思います。ロマンティックな作品であれば、多くの方々はハッピーエンドを望むと思いますが、この作品ではそうではありません。この作品には人生、愛、芸術が密接に結びついてきます。時代背景、登場人物が抱えるそれぞれの人生、そして葛藤の中で生まれた答えとして、最もふさわしい結末だったと思います。自立した大人として選んだ最もよい選択だと思いますし、それがより現実味を帯びていると思います。私は喜びに満ち溢れた結末だと感じました。初来日ですが、日本の印象はいかがですか?今回日本で購入予定のものはありますか?日本はとても素敵な国だと思います。私はベルリン出身で人の多さには慣れているつもりだったのですが、この東京にはとてもかないません。エキサイティングな都市だと思います。街中の標識も分からなければ、マッチ箱に書かれた文字も読めない、とても異境の地です。ですが、人々はとてもフレンドリーだし、親切ですね。昨夜馬刺しを食べました。初めて食べたのですが、とてもおいしかったです!日本で買いたいものですが、日本の伝統である箸を買いたいと思います。木製の箸がいいですね。本作を観たひとの感想で最も多かったのは「恋がしたくなりました。」というものでした。そんな日本の映画ファンへのメッセージをお願いします。まずこの作品を通じて日本に来られたことをとても光栄に思っています。私の希望としては、たくさんの方々にこの作品を観て頂きたいと思いますし、気に入って頂ければ尚嬉しいです。この作品を観て「恋がしたい」と思ってもらえたらすごくうれしいですね!また日本に来られることができたら最高です。みなさん、是非楽しんでください!作品情報『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』監督:フィリップ・シュテルツェル出演:アレクサンダー・フェーリング/ミリアム・シュタイン/モーリッツ・ブライブトロイ配給:ギャガ2011年10月29日より TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開(C)2010 Senator Film Produktion GmbH / deutschfilm GmbH /Warner Bros. Entertainment GmbH / SevenPictures Film GmbH / Erfttal Film- und Fernsehproduktions GmbH & Co. KG / Goldkind Filmproduktion GmbH & Co. KG / herbX film Film- und Fernsehproduktion GmbH / Summerstorm Entertainment GmbH / magnolia Filmproduktion GmbH / CC Medienproduktions- und Verwaltungs GmbH
2011年10月28日名古屋の実在する商店街を舞台とした『WAYA!~宇宙一のおせっかい大作戦~』。こちらを記念して、商店街の青年団団長の勘太郎役として映画初主演を果たした、スピードワゴンの井戸田潤のオフィシャルインタビューをお届け!●映画では初主演ですが、いかがでしたか?プレッシャーはありましたが、映画の主演は初めてだったので嬉しかったですね。僕は愛知県出身なので名古屋を舞台にした作品というのは非常に縁のあることだなと。名古屋での撮影が楽しみになりましたね。●名古屋での撮影はいかがでしたか?撮影中のエピソードを教えてください。オール名古屋ロケでした。撮影をしたのが年末年始だったので、年越しをみんなで過ごしました。みんなで紅白見て、年越しにシャンパンを開けてお祝いして。そんなことなかなかないですからね。さらには、水野さんが手作りの占いまで作ってきてくれて、みんなで引いて盛り上がりました。楽しかったですね。今回の撮影は、特に個人の楽屋などは無くてみんな一緒の場所にずっと居たんですよ。一軒家みたいなところなんですけど。控え室で待っているときも映画の中のそれぞれの役と一緒の感じだったのでほんとうに商店街のみんなといる感覚でしたよ(笑)。●作品の中では、井戸田さん演じる勘太郎はお世話になったシゲさん(矢崎滋さん)にサプライズをするため奔走しますが、実際に井戸田さんが誰かの為にサプライズをされたことはありますか?そうですね、相方(小沢さん)にですかね~、若い時ですけどね。芸人になろうと思って僕は先に東京に来ていたんですけど、名古屋にいる小沢さんに東京に来いよ、ってずっと誘っていたんですよ。でも腰が重いのでなかなか来ない。だからトラック借りて名古屋まで迎えに行っちゃいました。相方の家財道具全部積んで東京戻ってね。そのあとしばらくは僕の家に一緒に住んでましたからね。●芸人としてカメラの前に立つことと、役者としてカメラの前に立つことの違いはありますか?単純にカメラ目線がないっていうのが大きな違いですね。気持ちも全然違いますよ。役者はやることが細かく決まっているので、コントや漫才などどは違いますよね。●今後は、どういった役に挑戦されたいですか?悪役をやりたいですね。例えば、陰湿な役とか。裏でものすごく文句言っている人とか、そういった陰湿な悪い人の役は面白そうですよね(笑)。●この作品をどんな方にみていただきたいですか?みんなに見てほしいですね。なんたってSKE48の二人がでてますから!世代を問わずに見られる作品だと思いますので、みんなに見てほしいです。●最後にメッセージをお願いします。この映画は、懐かしさや普段忘れがちな気持ちを思い出させてくれる、とても温かみのある作品です。人づき合いって面倒くさいけど、無いと寂しいじゃないですか。そんな思いに気付かせてくれる映画なので構えずに、家族や親しい人と是非劇場で見ていただきたいです!作品情報『WAYA!~宇宙一のおせっかい大作戦~』監督:古波津陽出演:井戸田潤/水野美紀/ルー大柴/矢崎滋/藤田朋子/モロ師岡/小沢一敬/矢神久美/松井珠理奈 配給:ゴー・シネマ10月29日(土)よりユナイテッドシネマ豊洲他全国順次ロードショー(C)WAYA! LLP
2011年10月26日“スパイダーマン”、”アイアンマン”…全てのヒーローは、“キャプテン・アメリカ”から誕生した。マ―ベルコミック伝説の初代ヒーローであり、究極の正義感と愛国心に満ちた“キャプテン・アメリカ”が遂に3Dで完全映画化!主人公スティーブを演じる、ハリウッドの注目株『ファンタスティック・フォー』のクリス・エヴァンスのインタビューをお届けする。この映画に出演したきっかけを教えてください。最初に話を聞いたときは、僕は候補には上がらないだろうと思っていた。ところが台本読みに来てくれと言われたんだ。だけど断ることにした。僕にとって正しい次の一歩なのか確信がなくてね。エージェントからはマーベル側が興味を持っていて、プロデューサーのケヴィン・フェイグが僕と話したがっていると言われた。ケヴィンとは、ファンタスティック・フォーで仕事をしたから、会うことにしたんだ。それでケヴィンと会い、ジョー・ジョンストンにも挨拶したんだけど、それでもやろうっていう気にはまだならなかった。だって僕の人生を左右する大きな決断になるからね。自分のこれからの10年に影響を与えかねない決断なんて、なかなかできるものじゃない。それが最終的にはキャプテン・アメリカ役を引き受けた経緯は?頭にずっと引っかかっていた。自分が引き受けないのは、怖いからっていう理由しかないってことにね。やらなくて後悔するっていうのは生きていくのは嫌だったし、自分がそうはなりたくなかった。怖いだけで断るなんていやだった。だからやることにしたんだ!あなたが演じるスティーブ・ロジャースはどのようなキャラクターなのでしょうか。辛い人生を送ってきたけれど、ひたすら善き人間であり続けている。肉体的な意味でのハンデをずっと負ってきた。そういう立場に置かれた人間は、いとも簡単に投げやりになったり、すねたりする場合が多いのに、彼はそうはならなかった。立派な魂があったからだ。彼には不屈の理想とモラルがある。高潔そのもの。誰だって彼みたいになりたいと思う。実は子供の頃、スティーブそっくりの友達がボストンにいたんだ。彼がキャプテン・アメリカとなる実験に選ばれた理由は何だと思いますか。それは間違いなく、彼が立派な魂の持ち主であり、力と思いやりの尊さをわかっているからさ。与えられた才能を使って自分を利するつもりもなければ、偉そうな態度も取らない。役作りのためにどのような準備をしたのでしょうか。マーベルの映画の場合はそれが何であれ、まず、最初にファンベースのことを考えなくてはならない。それが第一優先事項。だからコミックを読んで彼に対するファンの見方を理解しようとした。脚本からもいろんな情報が得られることはわかっていたけど、まずはコミックが表現していることをきっちり頭に入れておかないとね。そうしてからジョー、ケヴィン、僕とで話し合ったキャラクター像とすりあわせていくんだ。特別なトレーニングをおこなう必要はありましたか?肉体的にけっこう大変だった。キャプテン・アメリカは巨体の持ち主だから、あのサイズにまでなろうとするのはきついよ。具体的には?一日中食べまくった。これってびっくりするくらい難しい。普通は楽だなあとか思うよね、とんでもない。それから重量挙げをたくさんやった。セットではスタントもありますよね。うん、いっぱいね。全部ワイヤーをつけている。前にもやったことがあったから、まあ楽しかった。とにかくいちばん大変だったのは、最初の身体作りだった。キャプテン・アメリカになる前の、ガリガリに痩せたスティーブ・ロジャースの姿をスクリーンで見て、どう思いました?よく出来ていると思った。必要に応じて縮めている場合もあるんだよね。ヘッド・リプレイスメントしているところもある。どっちを使ったほうがいいか決めなきゃならないとき、ジョーは僕の意見に耳を傾けてくれた。おかしいのはさ、あのガリガリ版僕は、実際に僕の昔の姿とそっくりなんだよ。キャプテン・アメリカのスーツを着てみた感想は?最高の気分だったと同時に、威圧感もあった。初めて着たとき、僕にとってすべてが、リアルなものになったんだ。あのスーツを着ることでキャラクターに生命が吹き込まれる。作品情報『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』監督:ジョー・ジョンストン出演:クリス・エヴァンス/サミュエル・L・ジャクソン/ドミニク・クーパー/トミー・リー・ジョーンズ/ヒューゴ・ウィーヴィング配給 : パラマウント ピクチャーズ ジャパン2011年10月14日より 丸の内ルーブルほか全国にて公開(C) 2010 MVLFFLLC. TM & (C) 2010 Marvel Entertainment, LLC and its subsidiaries. All rights reserved.
2011年10月14日超大作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』で、ジェームズ・フランコの相手役をつとめる、美しく才能あるフリーダ・ピント。この圧倒的かつ訓戒に富んだ物語で、フランコが演じるのは、人間的な感情と知性を兼ね備えたチンパンジー“シーザー”と心通わせる聡明な科学者。『スラムドッグ$ミリオネア』で初めて映画に出演し国際的に注目されるようになり、2008年度英国アカデミー賞(BAFTA)助演女優賞にノミネートされた彼女が、以下のインタビューに答えてくれた。キャロラインの役柄をどのように演じられたのですか?『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』は素晴らしい物語なの。私が2010年に読んだ中で一番良くできた物語の一つだった。すぐにこの映画に参加したいと思ったわ。それほど美しい脚本だったから。私が演じるキャロラインは霊長類学者で、美しい動物たちのことを学び、寄り添うことに全人生を捧げている獣医なの。彼女はチンパンジーの生態を学んでいて、動物たちの行動パターンや彼らと人間との相似性を観察している。彼女は人間の助けとなるこの素晴らしい動物たちと一緒にいることが大好きなの。彼女はどんなタイプの女性なのですか?キャロラインはこの物語の理性の声なの。彼女のことを表現するにはそれが一番適格な言い方ね。このキャラクターで私が最も気に入っているのは、彼女が倫理について多くを語っているところね。彼女は反対側のものに対しても耳を傾けたいと思っているタイプなの。それはすごく珍しいことなんだけど。たいていの人はものごとについて思いをめぐらしたとき、その反対側を見たいなんてことは絶対思わないし、揺らいだりしないでしょ。でもそこが、私がキャロラインについて非常に興味深いと思うところなの。彼女は自分が愛する人の視点と自分自身の視点の間で自分をうまく両立させようとしている。アクション満載のワクワクするようなドラマというだけでなく、これはラブストーリーでもあるんですね。これはかつて存在したラブストーリーのたぐいとはまったく別の解釈のものなの。科学者と霊長類学者とのラブストーリーで、自分が愛する男の気持ちを和らげようとする若い女性のラブストーリーなの。彼女は彼にわかってもらおうとするし、彼により理性的になってもらおうとする。それと同時に、キャロラインについて非常に興味深いことは、彼女もまた、彼のものの見方をちゃんとわかっているってことなの。そこには多くの愛情が横たわっている。ふたりは他人に対して、「いいえ、あなたは間違っている。あなたはこのようにこうしなくてはいけない」とただ言うんじゃなくて、基本的に互いを理解しようとしている。それはまさにギブ&テイクのような関係なの。『スラムドッグ$ミリオネア』以来、あなたの生活はどのように変化しましたか?人生というのは素晴らしいもので、驚きが配分されているからこそ、常に素晴らしいものになるの。避けることのできない気の滅入るような瞬間でも、落ち込んだときでも、学べることはたくさんあると私は信じている。生きるってことは偉大なことなの。『スラムドッグ$ミリオネア』は与えられた贈り物として私に素晴らしい機会を提供してくれた。あんな贈り物を得たら、それでしたいことは何でもできるし、自分が持っているものをフルに生かし、利用することができる。さもないと、そのままにしてついには腐らせてしまうことになる。私はそれを十分に利用することになったと思うし、私がこれまでにできたことの中で一番素晴らしいことだったと思う。その素晴らしい映画に伴ってきた称賛や名声がありながら、どのようにあなたは地に足をつけてキャリアを築いてきたのですか?その質問に対しての一つの退屈な答えがあるわ(笑) 家族よ。それはいつも家族なの。人々は私にもっと突拍子もないことを言ってほしいと期待しているかもしれないことは承知しているけど、答えは家族っていう単純なものなの。両親は私が自分の居場所を常に保つように、自分がどこから来たのかということを決して忘れないようにと私を育ててくれた。それで私はいつもずっと地に足をつけていられると思うの。演技以外に熱中していることは何ですか?いろいろあるけど、残念なことに全部をやれているわけではないの。私は旅ばっかりしているから、ほとんどの時間は時差ボケと格闘してるの!でも、私の情熱の多くは学ぶことに費やされている。私の目標はいろんなところに出かけて、自分の職業とはまったく関わりのない、全然違うことを学ぶことなの。最近は、古代インドのマーシャルアーツの型を習うというのが気に入っているわ。カラリパヤットと呼ばれる最古の武術なの。そこに赴いて学べるわけではないけど、実践することはできる。これは徹底的にその世界に没頭することが要求されるから、いったん始めたら後戻りはできないの。でないとマスターすることは決してできないから。もっと学んで、いろんなことを知りたいわ。あなたはとても美しい方です。美しさはあなたの人生とキャリアにおいてどの程度の役割を果たしていますか?ルックスについて考えることはとてもたやすいことだと思う。そのことにあまりにも耽溺して、自己陶酔してしまうと、映画を見るときにいつも、「まあ、どうしましょう。私の目線がうんぬん」などと常に言ってしまうことになるわね。そうなるといろんなことが虚しくなってくるわ。ロンドンの地下鉄の車内に腰かけて、ある場所からある場所に移動しながら、ありとあらゆるタイプの人々やそれぞれまったく違う表情やルックスの人を見るというのは愉しいわね。それぞれの人々がみんなとてもユニークだから。これが私の見方なの。自分のことをみじめな風貌をしているなんて思わないわ。自分の両親が私に伝えてくれた遺伝子を持っていることを幸せに思っている。でも、そのことを自分が何者であるかということの主要な要素であると重要視しているわけでもないの。もし、私が写真撮影をするなら、自分が一番よく見えるように最大限の努力をするわね。それが写真撮影の肝心な点だから。でも、映画を撮るときには、演技にだけ集中し、見た目については考えないようにしている。正直言うと、映画に映る自分の姿を見るのはとてもつらいところがあるわ。私はファッションに興味があるし、それがとても好きだし、ある意味、映画業界と切り離せないものだと思っている。そのふたつは密接な関係があるの。『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 詳細はこちら
2011年10月05日2PM、T-ARA、miss Aなど大人気K-POPアーティストが集結!スターを夢見る若者たちの恋愛、友情、青春をリアルに描く、ペ・ヨンジュン約3年振りの特別出演を果した韓国 No.1大ヒットドラマ 「ドリームハイ」の、DVD発売を記念して、ペ・スジ(miss A)&キム・スヒョンのインタビューをお届け!コ・ヘミ役:ペ・スジ(miss A)インタビュー●初の演技挑戦でいきなりの主役ということでプレッシャーがものすごかったようですが、落ち込んだ時に自分をどう奮起させましたか?もっとうまくできたのに」って後悔する点は多かったのですが、「次はもっと頑張ろう」という前向きな気持ちを持って取り組むようにしていました。周囲の人が「どんどん良くなってるよ。うまくなったよ」と励ましの言葉をたくさんかけてくださったことも力になりました。●ヘミとベクヒのように誤解から親友とケンカしてしまった経験は?ケンカしたら自分から誤るほうですか?意地をはってしまうほう?親友とケンカした経験はありませんね。もしだれかと気まずくなったときは、以前は子供だったからつい意地を張ってしまって謝れなかったのですが、今では少し大人になって自分から歩みよれるようになったと思います。●キリン芸能高校みたいな学校が本当にあったら入学したかったですか?学校でまで競争するのは嫌ですね。学校では友達と過ごしたり楽しく勉強したいじゃないですか。他の芸能高校はそんなことはないと思いますが、キリン芸能高校は競争が激しいので入りたくありません(笑)。●スヒョンさんとテギョンさんの2人に思いを寄せられる役柄で、ラブシーンもありましたがどんな気分でしたか?2人の男性から一度に想われるなんて経験は、実際でもドラマでも、なかなかできないじゃないですか。戸惑いはしましたけど、気分はとても良かったです(笑)テギョン兄さんは同じ事務所の先輩ですが、以前は親しい間柄ではなく、挨拶をする程度でしたし、スヒョンさんとはお会いしたことがなかったので、最初はぎこちなかったです。でもそのときのほうがむしろやりやすくて、親しくなってからラブシーンを演じるのは照れ臭かったです。●日本盤OSTで主題歌「ドリームハイ」を日本語で歌っていますが、感想を教えてください。たくさん練習をしたのですが、実際に歌ってみると少しずれがあって難しかったです。でも日本語の響きがとても良くて、歌うのが楽しかったです。●音楽番組の司会などもしていますが、楽しい点と難しい点を教えてください。生放送なので緊張感があるなかで、4人で呼吸を合わせて曲紹介をできた時はとても快感です。難しい点はいくら練習をしても、生放送だからミスをすることもあって、後悔することも多いです。●miss Aとしてはデビュー1周年を迎えましたが、女優業との両立も含めて今後の展望は?miss Aとしては、もっと実力をつけて多くの人に知ってもらい、より大きなステージに立つことが目標です。女優業は、今後も機会があったらぜひ挑戦したいです。●8月半ばには日本でJYPnationの舞台も控えていますが、意気込みは?JYPのファミリーと一緒に作り上げる舞台なのでとても楽しみです。他のアーティストとの合同ステージもあって練習をしているところです。期待してくださいね~。※イベント前のみ使用してください。●これからの夢は?miss Aがもっと実力を積んで、もっと大きなステージでカッコいいパフォーマンスを見せられるように頑張ります。●女性グループナンバーワンが目標ですか?女性だけでなく、すべてのナンバーワンです。●では2PMをぬかさないといけませんね。あ~。アハハ(笑)ソン・サムドン役:キム・スヒョン インタビュー●田舎者だったサムドンが洗練されていく過程をどう表現しようとしましたか?その点はむしろ、あまり考えないようにしていました。ただサムドンになりきろうとだけ考えて複雑に考えないようにしたので、単純に本能的に演じることができたと思います。誰かを好きになったり、いろいろな出来事が起きたりしても、その状況に合わせて反応して自分の感情として吸収しました。だから実際に泣いたり怒ったりしたこともありました。●韓国で放送された際、最初は低めだった視聴率がぐんぐんあがっていきましたが、どんな気持ちでその推移を見守っていましたか?とにかくひと安心しました(笑)若者たちが成長してゆく姿を描いたドラマなので、後半につれてその成長ぶりが見られるのでハマる人が多かったのではないでしょうか。●キリン芸能高校みたいな学校が本当にあったら入学したかったですか?はい。僕は男子校出身なので、男女共学には今でもロマン(憧れ)を抱いているんです。ライバルが多いってことも、自分自身が成長できるうえではいいことだと思います。●撮影の最初のころに、名古屋ロケも行われましたが何かおもしろいエピソードがあれば聞かせてください。名古屋については今思い出しても残念な思い出があります。その時期、僕は体調管理がうまくできていなくて名古屋に到着してすぐ風邪をひいてしまったんです。10話の放送分なんですが、サムドンの声をよく聞くと鼻づまりの声だってことがわかると思います(笑)。夜の撮影ではヘミとグクがキスしているのをサムドンが見て、ショックで涙するシーンがあったのですが、実際に体調があまりにも悪くて高熱も出ていたので、本当に熱い涙を流したんです(笑)。●顔があまりにも知られてしまって地下鉄にも乗れなくなったそうですが、人気者になったゆえの悩みもあると思います。事務所の社長のペ・ヨンジュンさんはその点についてアドバイスをしてくれましたか?ペ・ヨンジュン先輩は「とにかくどんなときも気をつけなくはならない。お前の体はお前だけのものじゃないんだから」と言われました。最近、母親とスーパーであれこれ買い物をしていたら周囲の人が僕に気付いてくださり、少し混乱してしまいまして。そのとき「あ~、こんなふうになってるんだ」と、これからはより責任感を持って行動しなきゃと思ったら、ちょっと怖くなったんです。でも、みんなに気がついてもらえるのはうれしいです(笑)。●日本盤OSTでタイトル局の「ドリームハイ」「ドリーミング」を日本語で歌っていますが、どうでしたか?俳優の僕にとって歌を歌うってこと自体が大それたことで、大きな課題なんですが、それをさらに日本語でってことだから、さらに大きな課題でした(笑)レコーディングのときはすごく緊張していたのですが、幸いなことに練習よりもうまく歌えたんです。韓国語のときよりもうまく歌えたので期待していただいてもいいですし、ぜひ聴いていただきたいです。日本語で歌を歌ったのは初めてでしたが、語感が流れるような感じだったので気分よく歌えました。ドリームハイ9月28日DVD-BOXⅠ&Ⅱ発売「ドリームハイ」の3大ポイント①2PM、miss A、T-ARA、IU 等大人気K-POPアーティストが魅せるダンス&歌に注目!日本でも話題沸騰中の野獣アイドル“2PM”のテギョン、ウヨン、miss Aのスジ、IU、T-ARAのハム・ウンジョンと大人気K-POPアーティストたちが多数出演!本物のK-POPスターたちが織り成す音楽やダンスシーンの迫力と共に、本作で描く、世界的スターに駆け上がっていく過程はドラマを越えたリアリティさもみどころのひとつ!②韓国No,1大ヒットの心躍る青春ラブストーリー韓国同時間帯視聴率No,1記録を樹立し、未来のスターを夢見る若者たちが挫折や葛藤を抱えながらも夢に向かって成長し、友情、恋愛を築いていく鉄板の青春ラブストーリー!③ペ・ヨンジュン&“Rain””2PM”の生みの親、J.Y.Parkがタッグを組んだ本気作!ペ・ヨンジュンが初プロデュースとして参加し、“Rain”、”2PM”を生んだ敏腕プロデューサーJ.Y.Parkとタッグを組み共同制作!更に!生徒を導く学園の理事、教師役として俳優出演しており、ペ・ヨンジュンは、約3年振りのドラマ特別出演!
2011年09月27日まもなく公開となる映画『恋とニュースのつくり方』に主演するレイチェル・マクアダムスと相手役のパトリック・ウィルソンの動画インタビューが到着!劇中の2人の恋愛模様や共演の感想を語っている。『プラダを着た悪魔』の脚本家と『ノッティングヒルの恋人』の監督の手による本作。ニューヨークのTV局を舞台に、低視聴率の朝のニュース番組のプロデューサー職に就いた主人公・ベッキー(レイチェル)が、同僚プロデューサーのアダム(パトリック)との恋や、ハリソン・フォード&ダイアン・キートン演じるキャスターたちとの仕事に奮闘するさまが描かれる。レイチェルは、自身が演じたベッキーについて「恋愛になるとサッパリ」とあきれ顔。パトリックも、いい雰囲気のところで仕事がらみでチャンスを逃す2人の関係を「普通、仕事とプライベートは別物なんだけど…」と苦笑い。恋多き2人にしてみれば、ベッキーとアダムの関係はもどかしくて仕方がないといったところ…?と、言いつつも2人の恋の展開はコミカルでキュート!観ていて思わず応援したくなるハズ。また、レイチェルはパトリックについて「ポジティブで協力的」と語り、パトリックも「レイチェルはチャレンジャーであり、思い切った演技をするけど決してやりすぎないからキュート」と称賛を送る。2人の恋の行方ももちろんのこと、今回の特別映像にもしっかりと登場し存在感を放っているハリソン&ダイアンのベテランコンビによるやり取りも見逃せないポイント!この映像を見るだけで、恋に仕事に、ベッキーがどれだけ時間と力を注いでいるかが垣間見えるはず。ここまでやったからには幸せを掴んでほしいところだが果たして…?『恋とニュースのつくり方』は2011年2月25日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:恋とニュースのつくり方 2011年2月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures. All rights reserved.■関連記事:長谷川理恵“恋の最新ニュース”報告幸せの秘密は「常にハッピーオーラを出すこと」悩み多き女性たちの突破口?『恋とニュースのつくり方』試写会に25組50名様ご招待『プラダを着た悪魔』が好きな人は必見!『恋とニュースのつくり方』予告編到着ハリソン・フォード、新作のプレミアでレイチェル・マクアダムスを称賛年に1度のハロウィン、スターたちが今年も張り切ってコスプレに挑戦!
2011年02月23日まもなく公開となる映画『約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語』で、謎めいた“天使”を演じているギャスパー・ウリエルのインタビュー動画と、実際のギャスパーの天使姿を捉えた本編映像が到着した。『クジラの島の少女』が激賞されたニキ・カーロ監督の最新作で、ブルゴーニュ地方で理想のワイン作りを追求するひとりの男の人生を描いた本作。ギャスパーが演じているのは大きな翼を持った天使・ザス。主人公の農夫・ソブラン(ジェレミー・レニエ)にワイン造りの奥義を授け、時に人生の苦味や深さを説く。天使の翼の着け心地は?という問いにギャスパーはニュージーランドでの撮影で初めて翼を目にしたときのことをふり返り「感動したし圧倒された。強くて、美しくて大きくてすごかったよ」とニッコリ。ただし、実際に身に着けて撮影が始まると、自在に動かすのにかなり苦労したよう。「重くて大変だった」と明かしてくれた。また、天使という存在を演じたことについても「とても面白い経験だった」と満足そう。「シンプルに素直に、子供みたいに演じることを心がけた」と語る。「物語が進むにつれてどんどん変化していく」というキャラクターの内面にも注目!まずはこちらの映像でギャスパーのインタビューと実際の天使姿をチェック!『約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語』は10月23日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語 2010年10月23日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開© 2009Ascension Film Kortex Acajou Films■関連記事:【シネマモード】VIVA!秋のヨーロッパ映画!ワインに隠された愛、悲愁、天使の助言『約束の葡萄畑』試写会に10組20名様ご招待
2010年10月21日映画『バウンティー・ハンター』主演のジェニファー・アニストンとジェラルド・バトラーがそれぞれ作品、そしてお互いについて語る動画インタビューが到着した。映画は、借金まみれの賞金稼ぎ(=バウンティー・ハンター)の男と彼のターゲットとなった元妻という、互いの手の内を知り尽くした2人の騙し合い、追跡劇を描いたクライム・アクション。単に元夫婦というだけでなく、かつて彼女に捨てられたということで恨みの念を持って元夫が彼女を執拗に追っていくというのが面白いところ。ジェラルドは「脚本がとにかく面白かった」と語り、その上で出演を決めた決め手にジェニファーの存在をあげる。また、ジェニファーは劇中の2人の、かつての夫婦だった頃の関係性について「結婚生活がだらけてくると、お互いに無関心になり、互いの好きな点が嫌いになった」、「仕事への情熱や相手への興味を失った」となにやら実感がこもったような(?)深〜い言葉。ジェニファーとジェラルドと言えば、この共演をきっかけに、私生活でもロマンスに発展したのでは?という噂が流れたが、お互いに共演の感想についても語っているので、こちらもお見逃しなく!『バウンティー・ハンター』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:バウンティー・ハンター 2010年7月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:シャンパンサービス付き『バウンティー・ハンター』試写会に10組20名様ご招待ジェラルド・バトラー、今度はカザフスタンの大富豪女性と恋愛?ジェラルド・バトラー、うわさのジェニファー・アニストンとの関係を語る
2010年07月10日カンヌ映画祭のコンペティション部門でバイオレンス映画『アウトレイジ』が上映される“快挙”を成した北野武監督が、このほどシネマカフェほかの合同インタビューに応じ、本作に込めた思いから人間行動論までを語った。今回の暴力映画は「たまに食べたくなったカツ丼」新作は、ここ最近の3作『TAKESHIS’』、『監督・ばんざい!』、『アキレスと亀』と打って変わり、バイオレンスへの原点回帰とも言われる9年ぶりの力作。常に意表をついて周囲を驚かせる北野監督らしく、秀でたエンターテイメント作品として仕上がった。「前3作から“ゴダール病”とでも呼べるような自省的な内容の作品にはまっちゃって、先進的なアートとかワケ分かんないこと考えてやったら完全に失敗して、ダメだこりゃ、と。次、何やろう?と思ったら、暴力映画を全然撮っていないなって思って。食べ物と同じで、たまにはカツ丼食いたいな、と。ただ『ソナチネ』とかと比較されて、『何も進歩していない』とか言われるのは嫌だから、もうエンターテイメントだ!観客全員が喜べるようなものを撮ろうってなった。次に思いついた暴力シーンを書き出して、そっからストーリーを逆算したの。コイツはこう来てこう死ぬ、とか、こんな死に方はしないだろって。で、またひっくり返していって、こうなると思ったら大間違いだとか、ここで(観る側を)騙すとか、いろいろ考えて。そしたら完全にエンターテイメントだなって言える作品ができた」。5月のカンヌ国際映画祭ではコンペ上映され、激しい賛否両論で話題を振りまいた。ホラー、ファンタジーを好むティム・バートン監督が審査委員長を務めた賞レースでは賞を逃したものの、芸術性を好む同映画祭のメーン部門でヤクザもののバイオレンス・エンターテイメントが上映されただけで“珍事”だった。「海外のアート的なフェスティバルとかとは関係ねぇなと思ったら、急にカンヌとか呼ばれてしまって、これは結構大騒ぎになるぞ、って思ってたら、案の定、賛否両論になっちゃって。だから『ざまあみやがれ、こんな映画をコンペに選んだのはそっちなんだから、俺は知らないよ』って言ったんだけど。悪口言う人と褒める人と正反対で、まあまあっていう人がいなくて、いいか悪いかはっきりしていたね。でもまあ狙い通りだった。ショックな映画だろうな、とは思っていたから」。“全員悪人”をテーマに暴力団組織内部の抗争を描く同作では、自身、新たな試みとして主演と言えるキャラクターを7〜8人描く群像劇に挑戦。さらに北野組常連の俳優陣をキャスティングせず椎名桔平、三浦友和、國村隼、小日向文世、北村総一朗ら初タッグの俳優を揃えたのも新趣向。中でもインテリヤクザに扮した加瀬亮の怪演が、前評判を呼んでいる。「英語を使うシーンが途中からいっぱいあるインテリヤクザ役があって、英語も話せる役者を探していたら加瀬くんが来た。けど、普段の雰囲気からはどう見てもヤクザに見えないじゃない。どうしよう、と思ってメイクさんと相談して、オールバックにして、眉毛を剃ってみたり、結構苦労した。最終的に四角くて細いサングラスをかけさせたり。それでも『コノ野郎、バカ野郎』って怒鳴り合っている場面で、加瀬くんも入ってきて同じ台詞言っても全然怖くない。だから、この人は無口にしよう、でも、ひとつキレたら殴り出すという風に、徹底的に暴力に寄せた。キレたら怖い奴に設定に変えて台本を書き直して、かなり悪い奴に仕上がった。やっぱりパッと印象に残るようになったと思うし、うまいこといったかなって思うよね」。とはいえ、抗争の中心人物として動くのは、ビートたけし演じる、大友組の組長・大友。『戦場のメリークリスマス』を機に、俳優としても国内外で高い評価を得ているが、自身では顔をクシャクシャにして照れ笑いしながら厳しく自己評価する。「俺は基本的には演技、上手くないからねぇ。へたくそだから、しゃべんない方がいいもん。しゃべるとね、怪しいんだ俺は。『バカ野郎』なんて言ったら、単なる松村(邦洋)のモノマネになっちゃう。『ダンカン、バカ野郎』(松村さんによる、たけしさんのモノマネ)と変わってないって。『てめえ、何言ってんだ、バカ野郎』(本作の台詞)と同じだったっていう。だからできるだけ、怒鳴らないようにしようと思ったけど、みんなが怒鳴っているから、しょうがなくて怒鳴っていると、ふと我に返って、コレ、松村がモノマネするときと俺と、変わってないじゃないか、って(笑)」。大きな見どころのひとつが、バイオレンス描写の過激さ故に北野映画特有のバイオレンスと笑いが繋がって楽しめる感覚だ。「今回、あんまりにも描写が痛くてなぜか笑ってしまう。っていうか、これだけ追い込まれると人間笑うんだなって。編集していても順撮りじゃないから始めは気がつかなくて、ある程度繋がってくるとバカ笑いしちゃうシーンが出てきた。アレ?これ、お笑い映画撮っちゃった、参ったなーと思ったら、編集マンの人が『これだけ痛ければ笑いますよ、喜劇じゃないけど笑わずにはいられない状態になりますもの、これ』って。大丈夫かなって思っていたら、その感覚は世界共通で、カンヌでも観客がバカ笑いしてた。バカ笑いしている割にはみんな暴力映画って言っているわけ」。登場人物たちは、裏切り、騙し合いを続ける。北野監督の考える、人間の悪は?「悪っていうのは人間社会が進化する過程において、人間本来の欲望を規制するために、社会が悪と決め付けたこととも考えられる。例えば、人間が成長してある程度、性的能力とか体に備わって意識するようになったときには、ほかの奴を殴ってでも女を取るのが、生物として本能的だと思うよ。でもそれ、社会として成り立つために、悪=犯罪という括りを付けないと、人間社会自体が成り立たないというだけ。オットセイが周りの奴をかみ殺して十何匹もメスのオットセイをはべらせてハーレム作っているのを『恥ずかしくないのか、お前は。もっと女を分け与えろ、それじゃオットセイの社会は成り立たない』って言ったって、しょうがないじゃない。それは考えてないだけだもん。人間だったら少し頭が発達してきたから、弱者を救うことによって、全体的に盛り上げようとすることで、性とか食べ物の欲望とかそういうものを、独りよがりに行使することを悪としただけ。それがなきゃ、美味いものを食っている奴を後ろからぶん殴って、気絶している間に食って帰っちゃえばいいんだから。それは誰でもしたいと思うよ」。人間は欲望に抑制の効かない未完成な存在そういった悪とキッチリ一線ひけない人間の未熟さも明確に指摘する。「人間ってのは未完成な動物で、こういう暴力映画っていうと暴力は社会に対して悪影響があるんじゃないでしょうか?って言う。だけど拍手して観ている奴がいる。悪いことなら止めるんだけど止めないんだよ。食べ物でも何で腹いっぱい食っているんだ?肝臓壊したり糖尿になったり、体に悪いのになぜ食うかと言うと、頭と体のバランスが人間って全然取れていない。教えてくれないんだよ、体から信号出ていないんだもん。『それ以上食うと体に悪いです』なんて絶対言わないでしょ?だから食っちゃうの。それだけ人間ってね、欲望に対しては規制が効いていない、だからすごい未完成な動物なんだよ」。劇中、数人、生き残るワルがいる。現実社会で生き残るために必要なことは?「多分、グループがあってそこで生き残ろうとする。だから葛藤があるんじゃない?このグループじゃないところにポンと出ちゃえばいい。そうすればこのグループからしたらその人、関係ないだから、客観的に見たらその人、生き残っているってことじゃん、もしかしたらね。漫才ブームのときに一番最初に漫才辞めたの俺なんだもん、もう終わりだと思って。B&Bとかみんなそこにいたけど、俺、ポンと外に出ちゃった。で、結果的にブームはなくなって、たけしと紳助が漫才ブームを生き抜いたって言われるんだけど。俺、TVの次に、今度ラジオに行っちゃった。TV界からラジオに行っただけなんだけど、たけしはお笑いから生き抜いたってことになる。で、次に映画に行っちゃった。TVのタレントから俺だけ映画に行ったら、また生き抜いた、みたいなことを言われる。要するにグループの中に属さないってことじゃないかな。そうすりゃ生き抜いたことになる。怪しいんだけど、俺」。騙す、騙される、どっちが好き?の問いに、「あーあ」と嘆くような口調と優しい笑顔で答えた。「俺ら、騙す商売だからなぁ。騙す商売だけど、騙されることによってプラスマイナスゼロにしているところ、あるよね。よく騙されるの、騙してもらったお金、騙されてぼられているだけだよ」。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会■関連記事:モナもシビれた!北野監督作『アウトレイジ』女性座談会ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5社長になってほしい俳優といえば?【カンヌレポート 最終回】バルデム受賞にペネロペ涙!最高賞はタイ作品山本モナと“男たち”を語ろう!『アウトレイジ』女性限定試写会&座談会に10組20名様ご招待【カンヌレポート 04】たけし、批評家の採点は辛口も観客からは5分の拍手の嵐
2010年06月10日エレン・ペイジ主演の『ローラーガールズ・ダイアリー』で初めてメガホンを握ったドリュー・バリモアの動画インタビューが到着した。4歳での映画デビューを皮切りに数々の映画に女優として参加してきた彼女だが、“監督”として描きたかったものは――?映画は、田舎で母親が望む通りに生きてきた少女が、“格闘技”と言えるような激しさを持つ“ローラーゲーム”に出会い、新たな自分を発見していく姿を描いた作品。ドリューはこの映画を通じて「メッセージを送りたい」と言う。「自分自身を発見すること。手の届かないゴールなんてない。限界なんてないのだということを信じるの。女の子にできないことはないと信じているわ」。天才子役として名声を手にし、その後、紆余曲折を経て、いまなおハリウッドで活躍を続けるドリューの言葉だからこそ、重みを持つ。また、ドリューは主演のエレンを絶賛!「彼女には自信と力強さがある。この役の彼女は一味違うわ。魅力的で素晴らしい女性なの。弱さもセクシーさも、お転婆なところもあって…」とその魅力を挙げてくれた。悩んだり、周囲とぶつかり合ったりしながらも少しずつ成長し、“自分”を見出していく主人公・ブリスの姿から、ドリュー自身の生き方が垣間見えてくる。『ローラーガールズ・ダイアリー』は5月22日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ローラーガールズ・ダイアリー 2010年5月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 BABE RUTHLESS PRODUCTIONS, LLC All Rights Reserved.
2010年05月21日母娘3人組音楽ユニット「矢島美容室」の母マーガレット、長女ナオミ、次女ストロベリーがこのほどインタビューに応じ、主演映画『矢島美容室THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』にまつわるプライベートと素顔を語った。同ユニットのプロデューサーのとんねるずとDJ OZMAからのスカウトを機に、消息不明の父・徳次郎を探す目的で故郷・米ネバダ州を出て2008年9月に来日。フジテレビ系バラエティ「とんねるずのみなさんのおかげでした」を中心に音楽活動中。同作は、ネバダ州を発つことになるまでの一家のエピソードを描いた、父と日本のファンに向けた“ラブレター”だ。本作誕生について、現在12歳のストロベリーは「なぜ私たちが日本に来たかをまだ知らない方が多いから、知ってもらいたかった。全編、ネバダ州勝浦、ネバダ州調布で撮りました」とつぶらな瞳で説明。マーガレットが「これはあたしたちのドキュメンタリー。あたしたちを取材して台本にしてもらいました」と話すと、ストロベリーが「細かい脚本は沢木耕太郎さんに書いてもらいました」と冗談を交えて嬉しそうに付け足す。ナオミは「私たちは映画が大好き。ドラマや漫画の原作モノが多い中、オリジナルストーリーで、ただ泣かせるのではないリアルなドラマを、不況の日本を明るくできるようにミュージカル要素を取り入れてみました」と言い、「好きな映画は『ビー・バップ・ハイスクール』。出てくるツッパリがほとんど素人ながら全国の中高生に夢を与えたってことに当時衝撃を受けました。『ヤングマガジン』(講談社刊)でキャストの募集を見ていたけど、自分の先輩も応募しちゃったりして。やられキャラだったケン坊が地元では結構なワルだった、という情報もキャッチしております」と日本映画フリークな一面も。マーガレットは「私の一番好きな映画は『ジョーズ』、2位は『タワーリング・インフェルノ』」。ストロベリーは「私は『愛人/ラマン』、将来ああいう男を翻弄する素敵な女性になりたい」と一家の趣味は多彩。明るい笑顔の裏で、ネバダ州時代にそれぞれ乗り越えた悩みがあり、本作で前向きなメッセージとして描いている。恋愛と友情の板挟みになったストロベリーは「人間はこうやって成長していく。楽しいことがあればつらいこと、つらいことがあればまた楽しいことがある。『禍福はあざなえる縄のごとし』、最近覚えた日本語です」とニッコリ。ビターな恋愛を経験したナオミ「このようなルックスでございますから、今回のテーマは全国の顔に恵まれない子供たちに、ブスでもがんばれば主演女優になれる、という夢を与えること。それでいつかは素敵な人と巡り合える。『蓼食う虫も好き好き』、最近覚えた日本語です」と瞳をキラキラ。すかさずマーガレットが「意味は、いいヘアメイクアップ・アーティストを雇え、です」と解説すると、ナオミは「そうです。スクリーミング・マッド・ジョージにお願いしています」。ストロベリーは「私はメイ牛山」。マーガレットには「私はIKKO」と言い、「IKKOのすっぴんも見ましたが、私もいけるんじゃないかと思って、遅咲きのゲイになろうかと。もっと繊細になりたいわ。まず韓国から化粧品を売り出します、サイドビジネス?そう、家族が食べていくためにね」と“シングルマザー”の憂いをチラリ。一家のいま、一番の願いは父・徳次郎との再会。だが現在、「会えていないです」(ストロベリー)、「音信不通」(ナオミ)、「代官山で一回見かけて、サッといなくなった。絶対あれパパよ」(マーガレット)という状況。言いたいことは?「けじめをつけてもらいたい。逃げ惑っている感じがするので」(ナオミ)。まだ見ぬ父を囲んだ一家団欒を心待ちにしている。日本に来てまもなく2年。姉妹は健やかに成長しているよう。ナオミが「元々はステージの上に憧れているものの内向的なところがあったんですけど、日本の方々の優しさに触れて、ようやく自分のことを解放できるようになってきたかなって」と精神的に成長。だが「日本のお料理が美味しすぎて最近少し太っちゃって」とお年頃の悩みも。マーガレットから「この子、年頃なので最近、六本木によく行ってまして」と苦笑いながら温かい眼差しを向けられ「外国人の方がたくさんいるので、自分も気楽にいられるので」とテレ笑い。ナイーブな素顔ものぞかせた。音楽活動、映画出演に続き、3人の活躍のステージはまだまだ広がり続けそうだ。3人は、雑誌創刊にも興味津々のご様子。ナオミは「ファッションからセクシーなグラビアまで、写真の撮り下ろしも自分でやって、素敵なコラムもある、往年の宝島のようなカルチャー誌、作れたらいいな、と真剣に考えています。昔、『ホットドッグ・プレス』(講談社刊)で育ったところがありますので北方謙三さんの連載、『試みの地平線』を復活させるような」。ストロベリーは「日本に来て非常に驚いたのは非常にリアルな性描写の雑誌や映像が多い。そういうものが私たち未成年にすぐ目に入る場所に置いてあったり氾濫しているので、抑制するために『漫画エロトピア』(1973〜2000年発行の官能劇画誌)を作りたい!漫画だったら大丈夫」と提案。マーガレットも「映像だとリアル過ぎて何が本当か分からないですからね」。ナオミも「情操教育されましたね。ロマンのある雑誌」と同意見。ストロベリーは「ドキドキしましたね〜、ああいうものをもう一度」と胸を膨らましていた。(text:Yoko Saito)矢島美容室動画メッセージ■関連作品:矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト■関連記事:自己紹介から暴走! 矢島美容室から独占動画メッセージ到着好きな日本語は…?設定無視? 矢島美容室が携帯で過激トーク 「矢島Bee容室」配信&主題歌ビデオも山本裕典、大東俊介らが前宙、バク転…新体操演技を初披露阿部寛山下達郎の音声メッセージに「本当に山下さん?」“ストロベリー”石橋貴明、メイサに抱きつき暴走矢島美容室イベント
2010年04月27日空気感のある映画──とても曖昧な表現に捉えられるかもしれないが、『スイートリトルライズ』という映画にはそんな“空気感”という言葉がよく似合う。ある1組の夫婦の物語、危険なラブストーリーなど、どんな作品であるかを簡単に説明することはできる。けれど、空気感のある映画という表現にはかなわないような…。なぜ空気感なのか?という答えは、矢崎仁司監督の映画監督としての佇まいのなかに隠されていた。「僕自身が好きな映画は夫婦の話が多いんです。だから、いつか自分も夫婦の話を撮ってみたいなと思っていて。江國香織さんの原作を読んだとき、いいチャンスだなと思いました。原作の登場人物を生身の人で動かしてみたいかどうか、それが自分にとって映画化したいかどうかの決め手でもあって、この原作を読んだときにそう思えたんです」。監督がずっと描きたかった夫婦の映画は、江國香織の原作との出会いで実現したというわけだ。だが、この物語に登場する瑠璃子と聡の夫婦を“少し変わっている”と感じる人も多いはず。中谷美紀、大森南朋に会って感じたことテディベア作家の妻・瑠璃子、IT企業に勤める夫・聡。どこにでもいる幸せな夫婦に見えるが、2人の間に小さな溝、小さな違和感、小さなすれ違いがあり、それが互いを別の恋に走らせる。そんな夫婦を中谷美紀、大森南朋の2人の俳優が演じている。キャスティングの決め手となったのは、監督がいつも大切にしている“感覚”。「僕はいつも頭のなかをニュートラルにした状況で原作を読むんです。プロデューサーから事前に“この俳優はどうか?”と提案されてもあまり考えない。絶対にこの役はこの人と決めつけるのではなく、実際に会ったときに自分がどう感じるのかが大切なんです。極力ニュートラルでいたいと思っています」。そして、「僕は本当にラッキーな人間」と笑みをこぼしながら、中谷美紀と大森南朋との出会いを語る。「中谷さんと大森さんに会ったとき、すぐに『あっ瑠璃子だ!』、『あっ聡だ!』と感じました。中谷さんに関しては、会う前に彼女の過去の作品をいくつか観ていましたが、実際の彼女の印象はスクリーンで見る印象と全く違っていて。僕が感じたのは、とても品のある美しさを持った孤高な人だなと。彼女のその美しさ、それだけは絶対に映像として映し撮らなければならないと心に刻んだんです。大森さんはプライベートで会うとヒゲを生やしていたりして、わりとラフな人。聡のようにスーツにネクタイというかっちりしたイメージではなかった。でも、絶対に他人に見せない部分、さわってはいけない部分というのが彼のなかにあって、それが僕のなかでは聡につながったんです」。ただ、聡と恋に落ちるしほ役の池脇千鶴だけは例外だった。「ニュートラルにしようと思っていても、原作を読みながら頭の中でしほが池脇さんとして動いているんです。どうしても池脇さんが思い浮かんでしまう。もし彼女にしほ役を引き受けてもらえなかったらどうしようかと(苦笑)。引き受けてもらえて嬉しかったですね」。監督の代表作である『ストロベリーショートケイクス』(’06)に彼女が配役されていたことも少なからず影響しているのだろうが、やはりその感覚に従うのも矢崎監督らしさだ。僕の映画にテーマはないまた、あえてテーマを用意しないのも矢崎映画の特徴。作家であれば、何か伝えたいことがあり、それを言葉や映像にすることはごく自然なこと。けれど、忘れてはならないのは矢崎仁司監督は感覚に重きを置く監督であること。「理解には興味がない。極端な言い方をするとストーリーにも興味がない」と断言する。「映画を観た人が普段忘れていたことを思い出すことができたら、それで十分なんです。普段忘れている感情の記憶に届くものは空気感でしかない。物語からは記憶は届かないんです。例えば、今回の作品で言うと、瑠璃子と聡の気まずい空気感を“知っている”と感じた瞬間に、その人の過去の想い出がよみがえってくる。それで十分。でも、最近は説明過多な映画が多いと思っていて。本来、映画は美術館で絵を見て何かを感じるように、感じるもの。だから、絵画に添えられているキャプションを読んだり音声解説を聞いたりしながら理解するものではないと思っているんです。映画も同じ。ストーリーが分からないと映画を楽しんだことにならないと思っている人がいるとしたら、それはとても悲しいこと。映画館の暗闇で感じたことが全て、観客ひとりひとりが感じてくれたことが全て。僕が作る映画はそういうものなんです」。自分の映画に「テーマはない」と言うが、感じること──監督が繰り返すこの言葉こそがテーマであり、観客はタイトルの「小さくて甘い嘘」についても深く考える、いや、感じるだろう。そして最後に投げかけた質問は、この映画を通じて監督は嘘をつくことについてどう感じているのかということ。矢崎監督、生きていくうえで嘘は必要ですか?「僕がこうして映像の世界にいるのは、嘘のなかにしか真実がないと思っているからです。だから、嘘はとても大切」。この言葉の真意は、もちろん『スイートリトルライズ』の中に…。(text:Rie Shintani)大森南朋インタビュー:coming soon中谷美紀インタビュー:coming soon■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント狗飼恭子×大森美香トークショー付き『スイートリトルライズ』女性限定試写会に30組60名様ご招待『スイートリトルライズ』ポスター解禁2人の姿から感じるのは寂しさ?それとも…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目
2010年02月24日