公開中の映画『アンジェントルメン』より、キャストのインタビューとメイキング映像が公開された。本作は、第2次世界大戦中、チャーチル英首相の下で秘密裏に結成された史上初の“非公式”特殊部隊の物語を、ガイ・リッチー監督、ジェリー・ブラッカイマー製作で映画化。その型破りな戦い方から「非紳士的な戦争省」と呼ばれ、世界で最も有名なスパイ、ジェームズ・ボンドを生み出した海軍情報将校イアン・フレミングも関わっていたというSOE(特殊作戦執行部)が作戦「オペレーション・ポストマスター」を実行する姿を描く。大胆不敵で型破りなリーダー、ガス・マーチ=フィリップス少佐を演じたヘンリー・カヴィルは「ガイ・リッチーのクリエイティビティは、この作品に何かをもたらすと思う」と語り、ガスらとは別部隊として潜入する工作員、マージョリーを演じたエイザ・ゴンザレスは「彼の強みは、信じられないほど賢い人だということ。情報通で、教養があり、世の中に対する好奇心が旺盛でその好奇心を仕事に反映していると現場でも感じる」と大絶賛。『アンジェントルメン』メイキングさらに、メイキング映像からも感じられるチームワークの良さに関しては「夢のようなチームだ。俳優たちが皆それぞれの役をユニークなものにしている」と、“デンマークの怪力男”ことアンダース・ラッセンを演じたアラン・リッチソンが答える。続けて「これが彼のやり方なんだとすぐにわかった。ガイ・リッチーとの仕事は、これまでに経験したことのないものだった。またすぐにでも参加したい」と、雰囲気の良さは監督が自ら醸し出しているものだと語った。『アンジェントルメン』スペシャルメイキング映像<作品情報>『アンジェントルメン』公開中公式HP: Postmaster Productions Limited. All Rights Reserved.
2025年04月11日4月4日(金) に公開される映画『HERE 時を越えて』より、トム・ハンクスとロビン・ライトのインタビュー映像が公開された。本作は、トム・ハンクスとロビン・ライト、そしてロバート・ゼメキス監督など、アカデミー賞を席巻した『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフ・キャストが再集結した作品。再び『フォレスト・ガンプ』のチームが再結集したことについて、ハンクスは開口一番「カネのためじゃない」と即答し、ライトもそれに同意する。本作は主演のふたりをはじめ、脚本家のエリック・ロス、撮影監督のドン・バージェス、映画音楽のアラン・シルヴェストリといったハリウッドの第一線で活躍してきた映画人たちが、ゼメキス監督の下に再結集して作られた。ハンクスは、そんな気心知れたメンバーとの仕事について、「僕らは映画の遊び心を心得ている」と語り、続けて「真剣に遊んだ作品にはパワーがある」と力説する。互いにリスペクトし合う彼らの関係性は、30年以上経った今も変わらないようで、特にゼメキス監督との信頼関係は抜群だ。ハンクスとゼメキス監督は『フォレスト・ガンプ』以降、『キャスト・アウェイ』『ポーラー・エクスプレス』『ピノキオ』で、ライトとは『ベオウルフ/呪われし勇者』と『Disney’s クリスマス・キャロル』でタッグを組み、多くの人々を感動させてきた。インタビュー中にゼメキス監督を相性の“ボブ”と呼び、ふたりで監督の口調をモノマネしたりする姿にも、彼らと監督の信頼関係が垣間見える。そんなふたりが口を揃えて言うのは、本作最大の魅力である“共感”という言葉。ハンクスは「映画を観るうえで心を揺さぶられるのは、何よりも共感にあると思う」と語り、ライトも「本作を観た人は皆、あらゆるシーンで自分を重ねることができると思う」と、『HERE』の魅力について同じように答える。また、ハンクスが「本作を観た人の多くは、子どもの頃の家を思い出す」と語っているように、本作では、親の残した家を売るのか、あるいは次の世代に引き継ぐのかといった、誰もが人生で一度は経験するような身近なエピソードが多く散りばめられ、そうした小さな共感の積み重ねが、最後に大きな感動を引き起こす作りとなっている。さらに、その“共感”に関連して、ハンクスとライトは本作を映画館で観て見知らぬ人と“共有”してほしいと語る。本作ではスクリーン上で複数の映像がマンガのコマのように交差していく“スプリットスクリーン”という演出が採用されており、ハンクスはその演出について「大画面でないと捉えきれない」と語る。さらに続けて「素敵な絵画を見る時と同じだ。ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を見るなら、携帯の画面じゃなく、もっと大きなサイズで見たい」と映画館で観る重要性を熱弁。そもそも『HERE』自体がそうした“記憶の共有”をテーマにしており、ライトが「見知らぬ人たちと同じ部屋で鑑賞した時、それぞれの人生が交差し、体験を共有できる」と語っているように、本作に登場する登場人物たちも、それぞれは全く面識がないが、過去に同じ場所で生きていたという記憶が、スクリーンというひとつの画面上で交差していくストーリーとなっている。『HERE 時を越えて』トム・ハンクス×ロビン・ライト インタビュー<作品情報>『HERE 時を越えて』4月4日(金) 公開公式サイト: Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved.
2025年04月02日5月16日(金) に公開される映画『サブスタンス』より、コラリー・ファルジャ監督のインタビューが公開された。本作は、美と成功への執着が常軌を逸した行動を生むハリウッドに渦巻く“闇”を描いた作品で、主演のデミ・ムーアが45年のキャリアで初めてアカデミー賞にノミネートされたことも話題となった。公開されたインタビュー映像では、40歳を過ぎ『REVENGE』で監督としてデビューするも、「(若さを失った)私にはもう価値がない」「映画界でもう居場所が無い」と“強力な負のオーラ“を感じたと振り返るファルジャ監督が、『サブスタンス』を撮るに至った理由を明かす。「なぜこれほどまで年を取ることに不安を抱くのか」「そこから自分を解放させたかったですし、より広い視野で考えたいと思った」など、自身の過去に抱いた痛みや違和感を重ね合わせながら、丁寧に言葉を紡いていくファルジャ監督。続いて、アカデミー賞主演女優賞を2度受賞した後にエアロビ番組で人気を博した俳優ジェーン・フォンダが主人公のエリザベスのモデルであることを語り、劇中でエリザベスが危険な“サブスタンス(再生医療)“に手を出す必要があったのかについて考察している。『サブスタンス』コラリー・ファルジャ監督インタビュー<作品情報>『サブスタンス』5月16日(金) 公開公式HP: Match Factory
2025年03月27日3月30日(木・祝) に公開される映画『教皇選挙』のアザービジュアルとキャストインタビューが公開された。本年度アカデミー賞脚色賞を受賞した本作は、カトリックの総本山バチカンでトップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙〈コンクラーベ〉の内幕を描くミステリー。主演をレイフ・ファインズ務め、エドワード・ベルガー監督がメガホンを取った。全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)は新教皇を決める教皇選挙〈コンクラーベ〉を執り仕切ることに。世界中から100人を超える候補者が集まり、システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。票が割れる中、舞台裏で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々に苦悩するローレンス。そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発する。公開されたのは、完全秘密主義のベールに包まれた教皇選挙〈コンクラーベ〉を執り仕切る首席枢機卿ローレンスの内に秘めた葛藤や決断の瞬間を捉えたアザービジュアル。レイフ・ファインズが閉ざされたバチカンを背景に次期教皇の座を巡る候補者の思惑に翻弄され苦悩をにじませる姿や、1枚の投票用紙に運命を託す瞬間の表情が印象的なビジュアルとなっている。併せて公開されたのは、レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、イザベラ・ロッセリーニのインタビュー映像。選挙中に候補者たちが宿舎として利用する聖マルタの家の運営責任者、シスター・アグネスを演じているロッセリーニ。ミステリアスな修道女を演じるにあたり「教会の謎めいた側面がこの役を引き立てた」とコメント。さらに「(私の)ローマのカトリック学校の先生はシスターだった。彼女たちの道徳的な権威を表現した」と学生時代の先生を思い出して役作りをしたと明かす。ファインズも「(現場には)宗教学の専門家がついていた。イタリア語とラテン語を勉強したよ。枢機卿や司祭に会い、聖職者としての人生について話を聞いた」と語り、キャストの役作りへの真剣な姿勢が映し出される。また本作の見どころのひとつは、国際色も受賞歴も豊かな実力派キャストが生み出す絶妙なアンサンブル。ローレンスの親友・ベリーニ枢機卿を演じたトゥッチは「リハーサルを通して、互いに信頼感が生まれ、役者としての演技が始まる。共演するのが楽しいキャストだった」と撮影現場で確かな手ごたえを感じたという。最後にファインズは「信仰の危機に直面するローレンスが教皇選挙を執り仕切る。ドラマチックな挑戦だ」と本作の魅力を力強く語った。『教皇選挙』特別映像 -キャスト篇-<作品情報>『教皇選挙』3月30日(木・祝) 公開公式サイト: Conclave Distribution, LLC.
2025年03月12日CS衛星劇場では、「追悼特集楳図かずお原作映画傑作選」と題して、楳図かずお原作の映画を3月に特集。さらに、放送にあたりホラー漫画家の伊藤潤二にインタビューを行いました。「赤んぼ少女」©2008 楳図かずお・小学館/「赤んぼ少女」フィルムパートナーズCS放送「衛星劇場」では、「追悼特集 楳図かずお原作映画傑作選」と題して、2024年10月に逝去された恐怖漫画の大家・楳図かずお原作の映画を3月に特集します。脳移植で母親が娘の肉体へと乗り移ろうとする「洗礼」、人間の深層心理に潜む残虐性を浮き彫りにした「神の左手 悪魔の右手」、野口五郎、斎藤工、浅野温子など豪華出演者にも注目の「赤んぼ少女」、西島秀俊出演&黒沢清監督の中篇ホラー『楳図かずお恐怖劇場「蟲たちの家」レピック版』など、計9作品を放送。さらに、今回の放送にあたり楳図かずおのファンとして知られる、ホラー漫画家の伊藤潤二にインタビューを行いましたので、ぜひご覧ください。放送にあたり伊藤潤二さんにインタビューを行いました――幼いころに楳図作品に出合い、それ以来楳図さんの描く漫画のファンになったと伺いました。「生まれて初めて楳図先生の作品を読んだのは、たしか保育園に入る前のこと。姉が持っていた『ミイラ先生』だったと記憶しています。『ミイラ先生』は、ミッションスクールの女学校の大聖堂に安置されていたミイラが蘇って女子生徒たちを襲うという物語で、美少女たちがグロテスクなミイラに襲われる様子に、子ども心にエロティシズムを感じたんです。まだ幼かったのですが、楳図ワールドの魅力にすっかり取りつかれてしまいました。その後、姉が誕生日にプレゼントしてくれて読んでいたのは『のろいの館』(秋田書店)です。原題は『赤んぼ少女』という作品です。小学校6年生のときには『まことちゃん』の連載が始まってハマりました。中学校3年生のときに盲腸を患って入院したのですが、その際に姉がお見舞いに持ってきてくれたのも『まことちゃん』の単行本でした。読んで笑うと傷口が痛くて、まさに痛い目に遭いました!『まことちゃん』はギャグマンガの中で一番好きな作品です」――23歳のときにホラー漫画雑誌の月刊「ハロウィン」に楳図賞が創設され、伊藤さんの代表作である「富江」が佳作入選されました。「楳図賞に応募したときは、歯科技工士として働いていました。やりがいのある仕事でしたし、職場は仲間にも恵まれていたのですが、体力的にきつい仕事だったんです。一方で漫画も趣味として描きながら、漫画家としての可能性を探りつつありました。そんなときに月刊『ハロウィン』が創刊されて楳図賞が創設されると聞きつけたんです。これは楳図先生にアピールできる絶好のチャンスだと思い、ストーリーを考えて描いたのが『富江』の1作目です。勤務先の昼休みに郵便局へ行って作品を送ったのはたしか1986年7月でした。自分ではかなり自信があって、寝ているときに2回くらい入賞する夢を見たんです。実際には佳作をいただきましたが、誌上で発表されて、授賞式のようなものはなかったので、そのときは楳図先生にお会いしていません。でも、誌上で『ホラー心がある』とお褒めの言葉をいただいたうえで、『もっとリアリティが必要だと思います』といったコメントを楳図先生にいただきました。副賞として特製の原稿用紙を50枚ほど頂戴したのもうれしかったですね」――その後、楳図さんとお会いされたときの印象などをお聞かせください。「初めてお会いしたのは2011年頃でした。小学館の謝恩会に楳図先生がいらっしゃって、ご挨拶させていただいたのが最初です。楳図先生の席の前には挨拶をする人の長い行列がずらっとできていて、私も順番待ちして、楳図先生にお会いできました。光栄なことに私のことを覚えていてくださって、やさしい言葉をかけていただき、お写真も撮らせていただいたんです。それから吉祥寺のまことちゃんハウスに伺って二回対談させていただきまして、そのうちの一度は吉祥寺の楳図先生の行きつけのイタリアンレストランで楳図先生と小学館の担当さんと3人で食事をごちそうになったことがありました。去年開催された『楳図かずお大美術展』のレセプションの控室に呼んでいただいてご挨拶したのが最後になってしまいました。とにかくいつも優しくお話ししてくださる先生でした」――衛星劇場では「追悼特集 楳図かずお原作映画傑作選」を放送します。作品をご覧になっていかがでしたか。「『神の左手 悪魔の右手』と『蟲たちの家』はDVDを持っていますが、『洗礼』と『赤んぼ少女』は初めて見ました。どの作品も楳図愛にあふれていて面白かったですね。『洗礼』はストーリーももちろん引き込まれましたが、ヒロインの今村理恵さんのクールビューティーぶりにすっかり魅了されました。『赤んぼ少女』は原作とは違って赤ちゃんがモンスターになるという展開も興味深かったですし、赤ちゃんの造形や舞台となった洋館は楳図先生の世界をしっかりと表現していて、何よりお母さん役の浅野温子さんのキャラクターが立っていて、楳図先生の漫画から抜け出てきたかのようでしたね。『神の左手 悪魔の右手』は大好きな金子修介監督作品で、お父さん役の田口トモロヲさんの名演に惹きつけられます。『蟲たちの家』はやはり大好きな黒沢清監督作品で、黒沢組の西島秀俊さんがお若いのですが、安定した黒沢ワールドを堪能できました。今回の特集映画を鑑賞して、監督さんや俳優さんの魅力が発揮されると、映画化作品も輝くのだなと感じました」――最後にメッセージをお願いします。「今回の特集にリストアップされた作品は、どれも楳図先生への愛があふれていて、楳図先生の表現する世界を再現しようという制作者の意気込みを感じます。どの作品も面白いですし、俳優さんたちがノリノリで芝居をしていらっしゃるところもポイントです。何より『洗礼』と『神の左手 悪魔の右手』には楳図先生が出演されていて、結構セリフ量も多いんですよね。個人的にはそれだけで保存版だと思います。貴重な作品が放送されるので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います」伊藤潤二 PROFILE1963年生まれ。歯科技工士として働きながらホラー漫画家を目指す。1986年「富江」が月刊「ハロウィン」の第1回楳図賞で佳作を受賞し、デビューを果たす。代表作に「富江」「うずまき」「死びとの恋わずらい」など。追悼特集 楳図かずお原作映画傑作選「洗礼」©1996 楳図かずお・小学館・「洗礼」製作委員会洗礼[放送日] 3月12日(水)深夜0:45~他1996年[監督・脚本]吉原健一[出演]今村理恵、秋川リサ、田子千尋、網浜直子、吉田美江、小林愛、郷達也、楳図かずおかつて得体の知れない皮膚病に冒され、芸能界を引退した元スター女優の若草いずみ(秋川)は、13歳になる娘さくら(今村)と共にひっそりと暮らしていた。いずみは美と生に執着し、脳移植手術装置によって娘の身体に乗り移るという恐るべき計画を抱いていた。「神の左手 悪魔の右手」©2006楳図かずお「神の左手悪魔の右手」製作委員会神の左手 悪魔の右手[放送日] 3月13日(木)午前11:15~他2006年[監督]金子修介[脚本]松枝佳紀[出演]渋谷飛鳥、小林翼、前田愛、清水萌々子、田口トモロヲ人間の悪意を夢で予知するという不可解で残酷な力を持ち合わせた少年・ソウ。彼を助けたいと願う姉・イズミ。二人が出会う幾多の悪をテーマにした“黒い絵本”のエピソードを中心に映画化。人間の深層心理に潜むリアルな残虐性を浮き彫りにした、恐怖に震える、未体験の楳図ホラー誕生。「赤んぼ少女」©2008 楳図かずお・小学館/「赤んぼ少女」フィルムパートナーズ赤んぼ少女 ※R15[放送日] 3月13日(木)午前8:30~他2007年[監督]山口雄大[脚本]小林弘利[出演]水沢奈子、野口五郎、斎藤工、板尾創路、堀部圭亮、亜紗美、生田悦子、浅野温子愛が欲しい―赤ちゃん・タマミの本能から生まれた殺戮劇。最凶にせつないヒューマン・ホラー。孤児院で育った15歳の葉子(水沢)は、生家である南条家(野口/浅野)に引き取られる。屋敷では赤ん坊の泣き声がしたり、突然何者かに足を掴まれたり、異様な光景を目の当たりにする。「蟲たちの家」©楳図かずお/「楳図かずお恐怖劇場」製作委員会「まだらの少女」 ©楳図かずお/「楳図かずお恐怖劇場」製作委員会楳図かずお恐怖劇場「蟲たちの家」レピック版[放送日]3月14日(金)午後7:45~他 放送2005年[監督]黒沢清[脚本]村井さだゆき[出演]西島秀俊、緒川たまき 他楳図かずお恐怖劇場「絶食」レピック版[放送日]3月14日(金)午後8:45~他 放送2005年[監督]伊藤匡史[脚本]高橋洋[出演]上野未来、中川翔子、津田寛治楳図かずお恐怖劇場「まだらの少女」レピック版[放送日]3月14日(金)午後10:00~他 放送2005年[監督]井口昇[脚本]小中千昭[出演]成海璃子、中村有沙 他楳図かずお恐怖劇場「ねがい」レピック版[放送日]3月14日(金)午後5:45~他 放送2005年[監督]清水厚[脚本]村井さだゆき[出演]笠原織人、遠山景織子 他楳図かずお恐怖劇場「プレゼント」レピック版 ※R15[放送日]3月14日(金)午後6:45~他 放送2005年[監督]山口雄大[脚本]林民夫[出演]高橋真唯、須賀貴匡 他楳図かずお恐怖劇場「DEATH MAKE」レピック版[放送日]3月13日(木)午前10:15~他 放送2005年[監督]太一[脚本]小中千昭[出演]アリス、三輪ひとみ 他★「追悼特集 楳図かずお原作映画傑作選」詳細はこちら ★「追悼特集 楳図かずお原作映画傑作選」予告動画はこちら[ ]( ★CS衛星劇場ご視聴はこちらから ★ご視聴に関するお問い合わせはこちら衛星劇場カスタマーセンター:0570-001-444※受付時間10:00~20:00(年中無休)IP電話のお客様は 03-6741-7535 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年03月11日2月28日(金) に公開される映画『プロジェクト・サイレンス』のインタビュー映像が公開された。本作は、韓国映画の次世代を担うキム・テゴン監督が、『新感染 ファイナル・エクスプレス』『パラサイト 半地下の家族』の制作陣や、主演イ・ソンギュンをはじめとする豪華キャストとのタッグで描くパニックスリラーだ。公開されたのは、主演を務めるイ・ソンギュン、そしてチュ・ジフン、キム・ヒウォンら、恐怖に満ちた橋上からの脱出を試みる主要キャスト陣が集結したインタビュー映像。「一寸先も見えない霧の中 崩壊直前の空港大橋」「とてつもない霧の中で大きな事故が起きるんです」と、イ・ソンギュンとチュ・ジフンのストーリー解説から始まる映像。大規模な多重事故と濃霧の影響で、橋上に取り残された人々が徐々に混乱の渦に飲み込まれていく様が映し出されていく。大事故により爆炎が上がり、逃げ惑う人々によって生み出される極限のパニック状態に、「現実味が沸く編集作業によってとても緊張感あるシーンができあがりました」と太鼓判を押すイ・ソンギュン。続けて、一番記憶に残ったシーンとして、「“チョバク”役を演じたチュ・ジフンのファイヤーショー」をあげる。「火を吹くんです、ドラゴンのように」と話すチュ・ジフンの本シーンは、CGではなく実際に本人が火を吹き出していたことが判明。役者魂を魅せるチュ・ジフンについて「もちろんCGで作り上げるかと思ったのでびっくりしました」と笑顔で話すイ・ソンギュンが印象的だ。さらに、チュ・ジフンが「鑑賞すべき理由はシンプルです、面白いです」と自信を見せ、キム・ヒウォンも「本当にみるべきポイントがたくさんあります」と語っており、ディザスターパニック、スリラー、ドラマ、サスペンスと様々なジャンルを持ち合わせる本作への期待が高まる映像となっている。『プロジェクト・サイレンス』インタビュー映像<作品情報>『プロジェクト・サイレンス』2月28日(金) 公開公式サイト: CJ ENM Co., Ltd., CJ ENM STUDIOS BLAAD STUDIOS ALL RIGHTS RESERVED
2025年02月27日2月28日(金) に公開される映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』より、メインキャスト3名のインタビュー映像が公開された。本作は、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムに駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子を描く。ボブ・ディランをティモシー・シャラメが演じ、ジェームズ・マンゴールド監督がメガホンを取った。公開されたのは、ボブ・ディランを演じるティモシー・シャラメ、ディランの恋人、シルヴィ・ルッソを演じるエル・ファニング、そしてジョーン・バエズを演じたモニカ・バルバロという若手スターが勢揃いしたインタビュー映像。シャラメをセンターに、3人並んで作品への想いを明かす貴重な3ショットとなっており、役作りや撮影秘話などが語られている。シャラメはディラン本人からSNSで「主演のティミー(ティモシー・シャラメ)は素晴らしい俳優だから、真実味のある私を演じてくれるだろう」と言及されたことについても触れており、「最高だったよ、僕はXが大好きなんだ。そのXに彼本人が投稿して……Xばかり見てる。つい見ちゃう」と笑顔で話し、ファニングやバルバロとも和気藹々とした雰囲気に。また、3人の思わぬ素顔が垣間見える瞬間が映し出され、「彼の投稿を見てお墨付きを得たと感じたね。彼はヒーローであり伝説だから最高にうれしかった。憧れのヒーローが、“いいぞ その調子だ”と認めてくれた感覚さ」と素直な喜びを明かしている。そんな憧れの存在だったというディラン役を演じるにあたり、シャラメは「最善の表現方法を探すことに苦労したよ。感傷的なシーンもあればロックを歌うシーンもある。本作では実話に解釈を加えているけど、登場人物は実在する人ですごい時代を駆け抜けた人だ。だから正確に演じたかった。題材になった人を不満にさせるのは嫌だからね」と、プレッシャーを感じていたという。ファニングはというと、「シルヴィが単なる恋人にならないように私も最善の表現方法を模索した。彼女の複雑さや深みを表現し、地に足の着いた強い女性を演じた。本質を捉えて演技に反映したの。いつかボブが映画を観てくれた時に思い出が表現されていると感じてほしい」と、役柄に込めた想いを明かしている。そして、シャラメ同様、劇中で見事な歌とギター演奏を披露しているバルバロは「音楽をものにするのには苦労したわ。全員が素晴らしいミュージシャンだからね。でもエルの言ったことが大きい。どのミュージシャンも尊敬すべき人で敬意を持って演じたいという思いがある。でも彼らの人間らしさを伝えたいという想いもあって、欠点も自然な形で表現したいと思っていた。輝かしい部分と欠点のバランスが難しかったわ」と、本作で挑んだ音楽シーンの苦労にも触れながら、当時の心境を語っている。映像の最後には3人を代表してシャラメが、「ファンの皆さん、応援をありがとう。ディランたちは歴史的存在で多くのファンがいるけど、日本にも大勢いるよね。ディランは日本でも何度も公演を成功させた。僕のお気に入りも武道館でのライブなんだ。1970年代の公演を収めたものだ。僕たちが本作に注ぎ込んだ情熱を感じ取ってほしい。ありがとう」と日本の観客へ向けたメッセージを送った。ティモシー・シャラメ&エル・ファニング&モニカ・バルバロ インタビュー特別映像<作品情報>映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』2月28日(金) 公開公式サイト: Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
2025年02月27日映画『シンパシー・フォー・ザ・デビル』より、ユヴァル・アドラー監督のインタビュー映像と本編映像が公開された。A24とアリ・アスターがタッグを組んだ『ドリーム・シナリオ』(公開中)、全米スマッシュヒットを飛ばしたサイコホラー『ロングレッグス』(3月14日公開)と、新たな絶頂期まっただ中にあるニコラス・ケイジ。彼がプロデューサーを兼任し、持ち前の“怪優”ぶりを全編フルスロットルで発揮したのが本作だ。監督のインタビューでは、本作の制作とジョエル・キナマン、ニコラス・ケイジの出演が決まった経緯を語られた。「実は何年も前に読んだ脚本で、夢中になったよ。本当に気に入ったんだ。心と真実をしっかり描いている一方で、軽くて漫画のような一面もある。現実以上に写実的だ。撮影が早く進んだのはひとえにジョエルのスケジュールが空いていたおかげなんだ。彼に『ニックに出演してもらうのはどう思う?』と聞いたら、『すごい、最高だ!』と言ってくれた。プロデューサーも大賛成だった。ニコラスに脚本を送ると『気に入った!でもネバダ州に来て撮影してくれ』と。たった一晩の目まぐるしい話だから、夜に運転する車内が印象に残るように撮影した。ラスベガスの路上のシーンも独特だ。そしてクライマックスのダイナーのシーン。セットの美術が見事だったよ!このダイナーに全てを運び込んで独特の色調と撮り方に仕上げたんだ」アドラー監督は、デビュー作『ベツレヘム 哀しみの凶弾』で、イスラエル情報機関モサドとパレスチナ過激派組織の対立を描き、その後も『ザ・オペラティブ』ではモサドの女性スパイの潜入劇を、初のアメリカ映画で本作にも出演するジョエル・キナマンが出演した『マヤの秘密』ではホロコーストを生き延びたロマの女性の復讐劇を手がけるなど、特異な社会派スリラーの名手として知られている。しかし、本作はこれまでの作品とは異なり、政治的・歴史的背景を持たず、新人ライターが何年も前に書き上げたオリジナル脚本を基にしたシンプルな設定だ。一瞬たりとも目が離せないニコラス・ケイジとジョエル・キナマンによる白熱の演技合戦。予測不能なストーリー展開に加え、映像的なインパクトも強烈。90分というコンパクトな上映時間の中に、スリルと興奮の濃密な映画体験が凝縮した、まさにアドラー監督の新境地の一作といえる作品となっている。緊迫のダイナーシーンの本編映像では、車内から一転、ニコラス扮する謎の男と運転手がひと休みに立ち寄ったダイナーで、穏やかな時間が流れるかと思いきや、男の怒りが突如沸点到達。憩いのダイナーが客と店員も巻き込み、一気に地獄の深夜食堂に。激しい怒声とともに、運転手を殴り倒し、突如取り出した手錠で拘束し、銃をおもむろに取り出すという衝撃の展開が待ち受ける。果たしてこの後、彼らの運命はどうなってしまうのか。先が気になる本編映像となっている。ユヴァル・アドラー監督特別インタビュー映像『シンパシー・フォー・ザ・デビル』緊迫の本編映像<作品情報>『シンパシー・フォー・ザ・デビル』2月28日(金) 公開公式サイト: Sympathy FTD, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2025年02月20日ワン・イーボーが詩人を演じた短編映画『銀幕の友』のメイキング&インタビュー映像が解禁された。本作は、中国最大規模のインディペンデント映画祭「西寧 FIRST青年映画祭」と「シャネル(CHANEL)」のコラボ企画「FIRST FRAME」から生まれた作品。1990年のアジア競技大会閉幕後の映画撮影所を舞台に、若い男女の出会いと別れを描く。外国映画の上映会でお互いを意識する出会ったばかりの若い男女をワン・イーボーとジョウ・シュンが演じている。この度解禁となったメイキング映像で、チャン・ダーレイ監督は「映画を見るとき一番大切なのは、その瞬間の体験を他の誰かと共有しているという感覚です。今回、FIRST FRAMEの短編企画に挑むにあたり、観客を90年代に連れ戻したいと考えました。映画を見ることが共同体験だった時代です。映画1本分の時間をともにすることで、仲間意識を育むことができていました」と、本作でも重要な役割を担う映画体験についてコメント。また、2022年にFIRST FRAMEの審査員を務めたワン・イーボーは、この企画を通じて「もっと多くの才能ある映画製作者が脚光を浴びることを願っています」と話す。ジョウ・シュンも「CHANELは世界中の女性映画監督や若手映画監督の支援も行っています。FIRST FRAMEはCHANELとのコラボ。この献身的な姿勢を継続し、より多くの映画監督が、誠実で勇敢な表現を自由にできるようになることを願っています」と、大きな可能性を持つ企画への感謝と期待を語った。ジョウ・シュンが「たくさんの美しい思い出がよみがえってくるような気がする」と話す本作。ノスタルジックな世界観と優しいまなざしで描かれる物語に期待が高まる。『銀幕の友』は2月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:銀幕の友 2025年2月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、 シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開© Bingchi Pictures
2025年02月18日公開中の映画『ショウタイムセブン』より、阿部寛と錦戸亮のインタビュー映像が公開された。本作は、韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー『テロ, ライブ』を原作に、オリジナル展開を盛り込んだリアルタイム型サスペンス・エンタテインメント。『岸辺露伴は動かない』シリーズで知られる渡辺一貴が監督・脚本を手掛け、阿部寛がキャリア初のキャスター役を演じる。公開されたのは、今作で初共演を果たした阿部寛と錦戸亮が、公開後にしか明かせない撮影裏話をたっぷりと話す対談映像。お互いの印象について、阿部は「すごくミステリアスで、普通の方がしないような芝居をされるし、たくさんの可能性をお芝居の面でも持ってらっしゃる方だなと思っていました。新鮮で初めての経験だったので嬉しかったです」と錦戸を称賛。錦戸は「全方位に考えながら(芝居を)やっているというのは凄いなと思いました」と現場での阿部の立ち振る舞いに驚いたそうで、「僕は現場に行ってセリフを言ったら帰るだけなので(笑)」と微笑んだ。本作で初共演を果たしたことについて阿部は「(物語の後半から姿を見せるため)これほど自分の出番が無いのに、1カ月間セリフのお付き合いだけで(現場に)来てくださって。監督から聞いたら錦戸さんの撮影は2日間だけだったそうです。他のキャストさん以上にずっと僕に付き合ってくださったので、本当に感動しました」とスクリーンには映らない撮影現場での錦戸の労を惜しまない貢献に大きな感謝を伝えた。通常、声だけの演技は事前に録音した音声で行うことも多いが、本作では撮影現場内のブースに錦戸が入り、リアルタイムの生声で丁々発止の演技合戦を阿部と繰り広げた。この異例の撮影方法はなんと錦戸本人の提案だったことが明かされ、阿部は感謝とともに驚愕。「僕はそんなに忙しくないですから(笑)」とユーモアを交えながら答える錦戸は、阿部との現場について「貴重な機会ですし、携わるなら、しっかり携わりたいと思いました」とはにかむ。阿部も「本当にありがたかったです」と改めて錦戸の真摯な姿勢を称えた。阿部寛の演技について、錦戸は「膨大なセリフ量をずっと喋ってますしね。それをリハーサルの段階から覚えて入っていらした」と現場での阿部の徹底ぶりを明かし、「こういう(芝居との)向き合い方ってすごいな、勉強になりました」と撮影を振り返った。阿部も錦戸について「声だけ(の演技)ってすごく難しいんですよ。そんな中こちらの芝居にタイミングを合わせてくださって。それって意外とできるようでできないんですよね」と声だけの出演の難しさを語り、「いつもいいタイミングで入ってくださって、たまに不安になるんですよ。今コーヒー飲んでらっしゃるんじゃないかなとか、(セリフを)言った後に間が空くんじゃないかなとか。でもそれが全く無くて。1日10時間とかずっと縛られっぱなしで居てくださったと思うので、相当苦労されたと思います」とその苦労を労った。犯人をいったい誰が演じているのか、公開日の夜までずっと明かさなかった本作。SNSではさまざまな憶測や予想合戦が繰り広げられていたが、錦戸は「僕も出ているのになって。(言えない)寂しさですよね」と笑い、阿部も「ごまかすのは大変でしたよ」と続けた。印象に残っているシーンに関して、阿部は「錦戸さんが登場してきた時ですね、いよいよ出てきたかと。そこで発する声というのは今まで散々聞いてたけど、生の声を聞くわけだから、それまでの錦戸さんとは違う声に聞こえた」と、折本と爆破テロ犯が初めて顔を合わせる本作でも屈指の緊迫シーンを挙げ、錦戸もそのシーンについて言及。「散々見てきた阿部寛さんが目の前で僕に向かってセリフを言ってる!」とカットがかかったあと、ふと冷静になると感じたそう。そして何よりも驚いたのが「全然関係ないことなんですけど」と前置きしつつ、「僕、顔が濃いと言われるんですけど、阿部さん見た時にボロ負けや!って思いましたね」とまさかの完敗宣言も飛び出した。「阿部寛、錦戸亮 二人の本性を暴け!タレコミ対決」と銘打った〇✖ゲームでは、まずは阿部に“カンペが苦手!?”とタレコミが入り、「いい声で言わなきゃいけないっていうのがあって。初めて読む文章だから、いつも間違えるんですよ」とキャリアの長い阿部のまさかの告白。「そういう意味でアナウンサーの人は凄いなと思います」と本作で挑んだキャスターという仕事の大変さに触れた。対する錦戸へのタレコミは“意外と恥ずかしがり屋!?”というもので、即答で〇を出し認めると、「苦手というか得意じゃないですね。苦手って言いたくないだけなんですけど(笑)」と打ち明け、自分のここを見て!などのアピールができないようで「言ったことないです。好きなとこを見てください、僕じゃなくても映画を観てほしいという感じですかね」とあくまで作品を観てほしいと謙虚な姿勢。ご自身はどうか?と聞かれた阿部は「この流れだと(僕も)そうですね」と便乗し笑いを誘った。これから映画を観る観客へ向けて、阿部は「画面の中と観に行ったお客さんが同じような時間を楽しめるという臨場感がたっぷりの体感型の映画だと思うので、ぜひ劇場に来てこの緊張感を味わっていただきたいと思います」と、大きなスクリーンでこそ感じ得る本作の魅力をアピール。錦戸は「映画館に行って緊迫感とスピード感に翻弄されにいく。素敵な時間になると思いますので、ぜひ劇場でご覧ください」とそれぞれ呼びかけた。阿部寛、錦戸亮 対談インタビュー映像<作品情報>『ショウタイムセブン』公開中公式サイト:『ショウタイムセブン』製作委員会原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
2025年02月18日映画『石門』が2月28日(金) に公開されるホアン・ジー、大塚竜治監督のスペシャルインタビューが到着した。本作は、“中華圏のアカデミー賞”と称される台北金馬獎で日本資本の映画として初めて「最優秀作品賞」を受賞し、「最優秀編集賞」との2冠に輝いた作品。監督を務めたのは、中国湖南省出身のホアン・ジーと東京出身の大塚竜治夫妻で、これまでに女性の性に関する問題をテーマに『卵と石』『フーリッシュ・バード』を共同制作してきた。今回公開されたのは、『卵と石』『フーリッシュ・バード』の日本公開も決定した両監督の、3作品を語るスペシャルインタビュー。予期せぬ妊娠に直面した女性の姿を追った『石門』は、妊娠から出産と同じ10カ月をかけて撮影を行った。両監督のスタイルは、俳優経験のないキャストを起用し、事前に詳細な脚本を作らず、あらすじをベースに現実の出来事を反映して作品を作りあげるのが特徴だ。『石門』 (C)YGP-FILM大塚監督は、「中国は都市と地方によって、生活習慣や考え方が本当に違います。脚本を書く際、監督の思想だけでは書ききれないぐらい、様々な考えがあります。その為、出発点は我々の発想から始まっていきますが、出来上がった作品の中でも本当に実在する人物の考えを反映させることによって、映画の物語を紡いでいきました。周りの方々にも真似できない、唯一そこだけで起こっていることが描かれたりしていますので、観客に届いてくれたらいいなと思っています」と、その独自の手法の狙いを語る。「映画が誕生して以来、さまざまな物語が語られてきました。その中で、私たちは現実の中で瞬間的に発生した出来事を積極的に映画で記録し、それを積み重ねることで、何かを伝えたいと考えています」と語る通り、撮影期間中に見舞われた予期せぬパンデミックも物語に組み込んだ。「この映画は2019年に撮影され、コロナがまだ来ていない頃の半年間の人々の暮らしが映っています。画面に映る人たちは、まさかその後すぐにコロナが襲ってくるなんて思っていなかったでしょう。彼らの表情には、今とは違う明るさが感じられます。そして、私たちはあの頃にはもう戻れないんだなという寂しさを感じます。あの時の私たちは、どんな未来を想像していたのかと考える時があります。今となっては貴重な映像です。主人公のリンは、コロナ禍に直面するとともに、自分自身の人生の大きな決断を迫られます。彼女が下した決断と、思い描く未来を、ぜひ一緒に見守ってほしい」と、誰もが明日を信じられなくなったコロナ禍との対峙、日常生活の変化など、時代の空気感をこの映画を通して受とめてほしいと語っている。ホアン・ジー監督は、2022年の東京フィルメックスでの体験を述懐する。「10年前に『卵と石』を東京で上映された時に鑑賞しましたが、過去に自分が経験した事と、主人公が経験した事が同じで、本当に感動しました。過去に性被害に遭いましたが、今は結婚して幸せに暮らしています」とひとりの女性に涙ながらに伝えられ、ハグされたことが忘れられないと語る。続けて、「『石門』完成から時間が経ち、遂に日本で公開されることが決まり、日本の皆さんに観ていただくことができる。そしてこの10年の間に撮った3本の作品を合わせて観ていただくことができるのを、とても嬉しく思っています」と日本で3作品がほぼ同時に公開されることを喜んだ。3作品を通して主人公を演じているのは、初の長編監督作品『卵と石』撮影地の学校で、ホアン・ジー監督が見出したヤオ・ホングイ。10年の付き合いとなるホングイについてホアン・ジー監督は、「彼女の魅力は、何かを大きく包み込むようなところがあるところ、そして我慢強い点だと思っています。現代の人は自分の怒りや、他人への態度を、色々な方法で表現することが多いと思いますが、彼女は自分の中で怒りがあっても、態度で示したり言葉で人を傷つける等、直接表現することをしない人だと思っています。彼女の中の進歩や成長が非常にゆっくりしている点も魅力だと思います」と、急激に都市化が進んだ中国で、マイペースに生きるホングイの個性は貴重だと語る。大塚監督も、「周りの人々の社会や生活はすごいスピードで変化しているのに対して、彼女はすごくマイペースで、独自の世界観をずっと保っています。普段我々の生活の中でも、流されて生きていく人が多い中、なかなかそのような子に出会うことは少ない。彼女自身、軸を持っている点が非常に魅力的だと考えています」とホングイには天性の資質が備わっていると指摘する。「普段、周りに流されて生きていると、さまざまなことを見過ごしたり、避けてたりしてしまうことがあります。3部作の主人公も、周りから見過ごされたり、避けられたりしているひとりです。この映画をきっかけに、こうした人々が身近に存在していることに気づいてもらえば、それだけでも観る価値があるのではないかと思います。また、同じ主人公が実年齢に合わせて成長していくので、3作品を通して観ることで、ひとりの人生を10年間見続けるという貴重な体験ができるのではないかと考えています」と、ホングイとの10年間にわたるコラボレーションとなる3作品を観て欲しいと願っている。さらに、ホアン・ジー監督は、「私たちの作品を鑑賞された中国の観客の皆さんから“日本映画に似ている”と言われる機会が多くありました。それは大塚さん自身が日本人としての雰囲気を持っているところもあると思います。どの作品も中国的なところや日本的なところを備えている点があるので、そのあたりを味わって鑑賞いただけたらと思っています」と、語る。その上で、「私は、日本の観客の皆さんが、中国人である私と、日本人である大塚さんのふたりの“夫婦”の監督が撮った作品を、どのように観てくれるのかを楽しみにしています。またそれは、日本の観客の皆さんにとって、また新たな“門”を開くことになると考えています。観ている時や観終わった時、ふと思い直した時に、何かしらの“門”が開けたなと思うような感覚になるのではないでしょうか」と、作品が訴えかける希望を全身で感じ取ってほしいと語っている。『石門』2月28日(金) 公開公式HP:
2025年02月18日1月24日(金) に公開される映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』より、日本独占となるインタビュー動画が公開された。本作は、香港ノワールの名作『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりにトニー・レオンとアンディ・ラウが競演を果たし、総製作費70億円を投じて香港黄金時代を再現したエンターテインメント大作。1980年代、イギリスによる植民地支配の終焉が近づく狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、ビジネスエリートたちの熾烈な陰謀うずまく、巨額の金融詐欺事件を描く。公開されたのは、『インファナル・アフェア』シリーズ以来、約20年ぶりの共演や、日本のファンへの本作の注目ポイントなどを語った日本独占インタビュー映像。多くの映画ファンが待望していた再共演について「芝居の部分でもお互いにかなり技術的にレベルアップした」とトニーが語れば、アンディは「一歩進んだ演技ができた」と振り返り、20年を経て役者として円熟した今だからこそ生まれた演技に手ごたえを感じていた。日本のファンに向けて注目ポイントを聞かれると、トニーは「ぜひ観てほしいのは前回(『インファナル・アフェア』)と真逆の役だという点です。今回は私が悪人でアンディさんが正義の役ということで、新鮮な組み合わせを楽しんでほしい」とファンの期待が高まるメッセージを送った。続いてアンディは「良い意味でも悪い意味でもやはり金融というものを身近に感じられたりする」と金融の影響力が増す今だからこそ、さらに共感を得られる作品になったと太鼓判を押している。最後は、日本のファンに向けて「こんにちは」「ありがとう」と日本語を交えながら間近に迫った日本公開をアピールして映像は締めくくられており、ふたりの本作への思いと日本のファンへの愛を感じられる内容となっている。また、本編で対立する役どころとは打って変わって、リラックスした様子のトニーとアンディの2ショット写真も公開された。左より)トニー・レオン、アンディ・ラウトニー・レオン&アンディ・ラウ 日本独占インタビュー<作品情報>『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』1月24日(金) 公開公式サイト: Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
2025年01月23日1月24日(金) に公開される映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』より、アンディ・ラウのインタビュー映像が公開された。本作は、香港ノワールの名作『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりにトニー・レオンとアンディ・ラウが競演を果たし、総製作費70億円を投じて香港黄金時代を再現したエンターテインメント大作。1980年代、イギリスによる植民地支配の終焉が近づく狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、ビジネスエリートたちの熾烈な陰謀うずまく、巨額の金融詐欺事件を描く。アンディ・ラウが今作で演じるのは詐欺師チン・ヤッイン(トニー・レオン)を粘り強く執念の捜査で追いつめていく捜査官ラウ・カイユン。野望を持ち、ギラギラと狂乱の渦に巻き込まれていくチンとは対照的に、静かに虎視眈々と追い詰めていく人物像が印象的なラウ。公開された動画では、アンディ・ラウ自ら演じた役柄を解説する。「私が演じるのはICAC(1974年に発足した香港の汚職捜査機関)の捜査官で、社会の秩序と正義を守るという理想を抱いている役なんです」と説明するアンディ。1970年代以前の香港では警察官の汚職が蔓延しており、それを取り締まるために発足したICACは警察官にとって敵対する存在だ。「彼の弱点は元警察官であること」と話すように、劇中ではかつての仲間との関係性に葛藤する様も描かれている。続けて「ラウ・カイユンの捜査は必ず法律の枠内で行われる。仕事を進める時も、何か行動をとる時も同じ。自分の対峙する相手が法律を守らなかったとしてもどうすることもできない。現在の法執行が直面する困難だと言えますよね」と分析。正攻法で戦うがゆえに、なんでもありのチンに手を焼くラウ。対照的なふたりのキャラクター像も必見だ。そして、「“水滴、石を穿つ”という言葉があります。積み重ねの力を指しています。止まることなく滴り続ければ結果が出るんですよね」と、故事を引用しラウ・カイユンのキャラクターを表現。「ラウ・カイユンの一番の弱みは法律の枠から出られないこと。そして一番の強みはあきらめない執念」と語る。そのほか、「さっきのリハーサルは悪くなかった」とフェリックス・チョン監督、トニー、アンディの3人で演技プランを練る様子も切り取られ、自身の分析したキャラクター像を現場ですり合わせている姿など、アンディの実直な魅力が詰まった映像となっている。アンディ・ラウ インタビュー映像<作品情報>『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』1月24日(金) 公開公式サイト: Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
2025年01月15日ストップモーションと実写を融合して描く注目のホラー映画『ストップモーション』よりロバート・モーガン監督のインタビューが到着した。シッチェス・カタロニア国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、Rotten Tomatoesで満足度91%を獲得するなど、世界各国の映画祭で話題を集めた本作。監督を務めたロバート・モーガンは本作が長編監督デビュー作となる。インタビューで監督は、本作のテーマと制作のきっかけについて、「これはストップモーションの若いアニメーターが自らの“創造性”を見つける物語だ。彼女は制作の過程で創造性の危険さや邪悪さを知る。最初にアイデアを得たのはかなり前のことで2つのことがきっかけだ。ストップモーションのアニメーターを扱った映画はなく題材として面白いと思った。それから僕が撮ったある短編映画で登場する人形たちに生命が宿る感覚を経験した。人形たちが僕の影響から離れ何をしたいか勝手に話し始めた。自分の創造物が意思を持って動きだすのは奇妙な感覚だよ。その2つがこの映画の始まりだ」と語る。アシュリン・フランチオージが演じる主人公エラについては、「エラの創造性は母親に抑圧されてる。独裁的な母親の下で生きてきたエラがその抑圧から抜け出して、自分の創造性を見つけていく。エラは芸術に強い執着を持ち一途に取り組んでる。ストップモーションアニメーションの芸術にね。強迫的ともいえる力に突き動かされて彼女は極限の状況に追い込まれる。エラに対する共感なしに僕はこの映画を作れなかった。彼女とは強く結びついてる。僕の芸術や創造性の延長上に彼女がいるように感じるんだ。僕自身は映画の中のエラほど極端に走ることはないけど。親近感があるし共感してる」と主人公と同じく、監督自身も経験してきたクリエイターが抱える苦悩や創造性への考えを明かす。またアシュリン・フランチオージの演技について、「アシュリンの演技は最高。すばらしい俳優だよ。優秀な俳優だとは知ってたが会話して確信に変わった。初対面で役柄について話した時点で彼女はすでに全てを理解していた。だから完璧だと思ったよ。彼女の演技で好きなのは思考が見えるところ。単にセリフを言うのではなく思考から発してるから、その歯車が回ってるのが見える。エラのキャラクターに深く入り込んでるからだよ。それこそこの映画に求めてたことだ。内面の動きを見られるんだ」と大絶賛。さらに、初の長編映画監督を経験した感想については、「実写で実感したのはスケジュールの慌ただしさだ。毎日繰り返す1日にこなすべきシーンの量が多い。僕がアニメーションを撮ってたときは予算も少なく、自分のペースでやれた。だから今回はのペースには苦労した。でもペースを守ることでエネルギーが生まれる。ひたすらに没頭して深く考えずに済む。だからペースの速さは実は映画を助けてる。また長編映画を撮る機会があるとすれば次のことに気をつけたいと思う。複雑で緻密すぎる脚本を書かないことだ。本作では編集の過程で物語をシンプルにした。だから経験を生かすなら脚本の新しい原稿を書くよ。日程に合わせて単純化する。今回はスケジュールに合わせ毎日シーンを確認してシーンを単純化したことがあったからだ。物語の構成と重要な要素を把握しつつ時間の制約で断念した。そうした経験をしたから次回は物事をシンプルにしてから撮影するよう気をつけるよ」と今後の展望を明かした。『ストップモーション』は1月17日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ストップモーション 2025年1月17日より新宿シネマカリテほか全国にて公開© Bluelight Stopmotion Limited / The British Film Institute 2023
2025年01月09日12⽉6⽇(⾦) に公開される映画『クラブゼロ』より、ジェシカ・ハウスナー監督のインタビュー映像が公開された。本作は、ミヒャエル・ハネケに師事し、物議を醸すテーマ設定と鮮烈なビジュアルで強いインパクトを放つ作品を次々と発表しているジェシカ・ハウスナー監督が、ミア・ワシコウスカを主演に迎え製作したスリラー。本作で映し出されるのは、ミア・ワシコウスカ演じる「最新の健康法」を説く謎めいた栄養学の教師ノヴァクと、彼女のもとで栄養学を学び実践していく生徒たちの姿。ノヴァクが教える食事法を実践すればさまざまなメリットが得られると聞いた彼らは、傍から見れば怪しくも感じられるその食事法を疑いもせず日常生活の中に取り入れていく。ノヴァクが出会う若者たちについて監督は、「自らの意思で彼女に従っています。映画の冒頭で彼らは、ノヴァクの授業を選んだ理由について語るのですが、“地球の環境を守りたい”、“健康を改善したい”と思っていて、どれも非常に重要なものなんです。初めはとても理解できるのだけれど、物語が進むにつれて彼らは過激になっていきます」と説明する。「なぜそうなってしまうのか?それこそが本作が投げかける疑問で、彼らがそこまでする理由を考えさせてくれます」と物語に込めたメッセージを明かしている。そんな本作を製作する上で、監督が影響を受けたものとして挙げたのは、「ハールメンの笛吹き男」というおとぎ話。本作の出発点について、「(ハーメルンの笛吹き男では)男が子どもたちを村から誘拐しますが、それは村人が彼に十分な報酬を払わなかったからです。本作の脚本を書く上でこのおとぎ話の影響を少しは受けたと思います」と回顧する監督。「この作品で私たちが目にするのは、親たちの理解不足です。ひとりの親を除いて、事態を把握していない。彼らは子どもたちとのコミュニケーションやつながりを失っているように見えます」と続け、本作の根底にある“親と子の関係”というテーマを明かしている。また、本作では次第に痩せこけていく生徒たちの姿が映し出されるが、ティーンエイジャーのキャストたちに減量を求めることはしないと決めていたといい、その変化の過程をメイクや衣装で表現したという。インタビューの映像内では、この着想を得た理由について監督は黒澤明監督の『どですかでん』を挙げながら説明する姿も収められている。『クラブゼロ』インタビュー映像 ~ジェシカ・ハウスナー監督~<作品情報>『クラブゼロ』2024年12⽉6⽇(⾦) 公開公式サイト: CLUB ZERO LTD., ESSENTIAL FILMS, PARISIENNE DE PRODUCTION, PALOMA PRODUCTIONS, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, ARTE FRANCE CINÉMA 2023
2024年12月05日12月6日(金) に公開される映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』より、若手俳優ブライス・ガイザーのインタビュー映像が公開された。本作は、全世界1500万部突破のベストセラー小説を映画した『ワンダー 君は太陽』の続編で、作者R・J・パラシオが書き上げたもうひとつの物語。いじめた側の救済まで描かなければ『ワンダー』の真の世界観は完結しない、という作者の決意に胸を打たれた『ワンダー 君は太陽』のプロデューサーたちが再集結し、『ホワイトバード』の映画化も実現させた。主人公のひとりは前作でオギーをいじめていた少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)。いじめにより学校を退学処分になって以来、自分の居場所を見失っていた。そしてもうひとりの主人公は、ジュリアンの祖母・サラ(ヘレン・ミレン)。本作は、彼女が孫の行く先を心配し、希望に満ちた未来へと導くために自ら封印していた“衝撃の過去”を告白する。8歳で子役デビューし、2017年に名匠ラッセ・ハルストレム監督作『僕のワンダフル・ライフ』と『ワンダー』への出演で一躍脚光を浴びたブライス・ガイザー。とりわけ、『ワンダー』では、主人公オギーを演じたジェイコブ・トレンブレイや、同級生のジャックを演じたノア・ジュープら、今も活躍を続けている名子役たちに引けを取らない演技を披露し、観客に存在感を示した。本作でもガイザーは、いじめっこジュリアン役を続投。前作で退学処分となり、転校後も自分の居場所を見失っていたジュリアンから物語が始まる。映画作品への出演は、クリント・イーストウッド監督作『15時17分、パリ行き』以来6年ぶりとなったが、久々の映画出演にもかかわらず、『ホワイトバード』でも重要な役を見事に演じきり、子役時代から一皮むけた繊細な演技を見せている。公開されたインタビュー映像では、6年ぶりに映画界に戻ってきた理由から、オスカー俳優ヘレン・ミレンとのエピソード、さらには前作『ワンダー』と『ホワイトバード』に共通するテーマにいたるまで、貴重な話を語っている。映画界に戻ってきた理由について「またジュリアンを演じられるから」と明かし、「甘やかされて育ったジュリアンが教訓を得る過程を演じたいと思ったんだ」と、前作から続投となったジュリアン役に対する強い想いを明かした。また、本作で初共演となった名優ヘレン・ミレンから撮影中にさまざまな助言を貰ったことも明かし、「ひと言、ひと言に深い意味がある」人物だったと振り返った。最後に本作をどんな世代に観て欲しいか聞かれると、「もちろん若い世代に観てもらいたいけど、どんな世代の人にも影響を与えるはず」と語り、「人生に役立つような大切なことが学べる、見る価値のある作品」と絶賛。さらに、前作『ワンダー』から続く「優しさ」というテーマについて「欲を捨てて優しさだけで行動することが、誰かを救うことにつながる時がくる」と語り、インタビューを締めくくった。『ホワイトバード はじまりのワンダー』ブライス・ガイザーインタビュー<作品情報>『ホワイトバード はじまりのワンダー』2024年12月6日(金) 公開公式サイト: Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
2024年12月02日映画『ザ・バイクライダーズ』より、特別インタビュー映像が公開された。本作は、アメリカの写真家ダニー・ライオンが、60年代シカゴに実在したバイク集団“Outlaws Motorcycle Club(アウトローズ・モータサイクル・クラブ)”の日常を描写した1st写真集『The Bikeriders』(1968年初版)にインスパイアされた作品。オースティン・バトラー、ジョディ・カマー、トム・ハーディ、ノーマン・リーダスなど個性派たちが集結し、『テイク・シェルター』などで知られるジェフ・ニコルズ監督がメガホンを取った。1965年アメリカ・シカゴ。不良とは無縁の生活を送っていたキャシー(ジョディ・カマー)が、出会いから5週間で結婚を決めた男は、喧嘩っ早くて無口なバイク乗りのベニー(オースティン・バトラー)だった。地元の荒くれ者たちを仕切るジョニー(トム・ハーディ)の側近でありながら、群れを嫌い、狂気的な一面を持つベニーの存在は異彩を放っていた。バイカーが集まるジョニーの一味は、やがて“ヴァンダルズ”という名のモーターサイクルクラブへと発展するが、クラブの噂は瞬く間に広がり、各所に支部が立ち上がるほど急激な拡大を遂げていく。その結果、クラブ内は治安悪化に陥り、敵対クラブとの抗争が勃発。ジョニーは、自分が立ち上げたクラブがコントロール不能な状態であることに苦悩していた。一方、バイクと暴力に明け暮れるベニーの危うさにキャシーは不安を抱え、ベニーは自分を束縛しようとするキャシーとの将来に葛藤していた。そんななか、暴走が止まらない“ヴァンダルズ”で最悪の事態が起こってしまう──。映像は、ニコルズ監督とハーディとの2ショットインタビューを収録。脚本の執筆に15年かけ、なぜ2024年に1960年代が舞台の本作を撮ったか?という質問に「現代でも同じようなことが起きていると思う」「本作で描いたのはアメリカでも転機となった時代」と、本作をより深く読み解くためのヒントを明かす監督。一方ハーディは、「俺も自分の行動を理解できない時がある」と笑いながら明かし、自身が演じるジョニーが持つ2面性に焦点を当てた役作りのプロセスに言及。さらに「若者たちと過ごすとそのエネルギーにしがみつきたくなるんだ」「早く手放して向き合う方が満たされるが難しい」と、若い世代の俳優たちとの共演について本音を吐露する様子も。監督、俳優というそれぞれの立場でのクリエイションへの喜び、難しさに真摯に向き合うふたりの姿が印象的な映像となっている。『ザ・バイクライダーズ』J・ニコルズ監督&T・ハーディインタビュー映像<作品情報>『ザ・バイクライダーズ』2024年11月29日(金) 公開公式サイト: Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
2024年11月22日公開中の映画『イマジナリー』より、プロデューサーのジェイソン・ブラムのインタビュー映像が公開された。本作は、『M3GAN/ミーガン』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』で知られるプロデューサーのブラム率いるブラムハウス・プロダクションズと、『ソウ』シリーズなどを手掛けるライオンズゲートがタッグを組んだホラー映画。可愛らしいテディベアと友情をはぐくむ少女と家族の周囲で巻き起こる、不可解な現象と想像を絶する恐怖を描き全米を震撼させた話題作だ。鑑賞者からは「子供の精神が根底にあるイマジナリーフレンドの特性を大胆に解釈して新しいジャンルのホラーを見せつけられた」「クライマックスはけっこう壮大で、伏線回収を含めた『M3GAN/ミーガン』を想起させる熱い展開と家族の物語が良かった」といった絶賛の声が寄せられている。本作の主役“チョンシー”は可愛らしいテディベアだが、次第に映画の中でとてつもない恐怖を引き起こす。インタビュー映像では、そんな二面性のある“チョンシー”の製作について「僕たちはいろいろなデザインを検討したよ。ユニークでありながら親しみやすいクマを探していた。そのふたつを見事に組み合わせたチョンシーは、誰もが持っている感じだけど、ちょっと違うんだ」とこだわりを明かす。そして、同じブラムハウスのキャラクターホラー作品『M3GAN/ミーガン』や『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』にも共通する、恐ろしくも魅力的なキャラクター作りの秘訣については「もし何か象徴的なものを探そうとしても、うまくいかないと思う。どこか自分の心に響くものを探さないといけないんだ」と、万人がイメージできるものを目指すよりも、個人の心を動かすものを探求することがカギであると語った。また、監督のジェフ・ワドロウが本作について『ポルターガイスト』や『フッテージ』『M3GAN/ミーガン』など、過去のブラムハウス作品に影響を受けていると語ったことについて、「僕たちの映画のほとんどが、すべてではないけれど、核となる部分は家族ドラマだからだよ」とブラムは説明する。本作でも、主人公のジェシカたち家族がそれぞれの問題を抱える中、恐怖に立ち向かいながら絆を深めていく様子が描かれている。家族のドラマが、ブラムハウス作品の共通する魅力のひとつとなっている。さらに、インスピレーションを受けた日本映画については、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』だと回答。その理由について「普通ではない家族の関係と絆が、外部からの力によって脅かされるという点だよ。ゴジラはチョンシーより少し怖いから……必ずしもそうではないね(笑)」とゴジラに対するリスペクトを込めて語り、『ゴジラ-1.0』でも描かれていた家族ドラマの要素を本作にも取り入れたことを振り返った。そして最後にブラムは、日本語で「このクマチャン、コワイヨ!」というユーモアたっぷりのメッセージで締めくくった。『イマジナリー』特別映像:ジェイソン・ブラムインタビュー<作品情報>『イマジナリー』公開中公式HP: Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年11月22日「BTS」のリーダーで、現在兵役中のRM初のドキュメンタリー映画『RM:Right People, Wrong Place』から、本編内未公開となるインタビュー映像が公開された。本作は、アーティスト活動のみならず、作詞・音楽プロデュースなど多才な活躍をみせるRMの初ドキュメンタリー映画。2024年5月に発売されたRMの2nd Solo Album「Right Place, Wrong Person」の制作過程に約8か月間密着、監督にJ-HOPEのSolo Album「Jack In The Box」の「Arson」「MORE」ミュージックビデオの制作に参加したイ・ソクジュンを迎え、アルバム完成までの制作の様子や、RMへのインタビューが収められている。解禁となった映像は、映画本編内では未公開のインタビューで、RMは今回の映画が持つ意味合いや撮影中に感じていたことについて率直に語っている。「正直なRM、キム・ナムジュン」という本作のコンセプトがしっかりと伝わる映像となっている。なお、本作のムビチケ前売券は11月22日(金)より発売。カード型前売券「ムビチケカード」はデザインに9月に発表された本作のティーザービジュアルが用いられている。特典は「ポストカード2枚セット(全2種ランダム)」で、デザインは2種類を用意。1種類目はアルバム制作の際に日本で撮影された「Smile、RM!in Japan Ver」、2種類目は2nd Solo Album「Right Place, Wrong Person」の写真撮影に参加したフォトグラファーの1人であるウィン・シャが撮影した「Photo By Wing Shya Ver」。配布は2種類ランダムでの配布となっている。『RM:Right People, Wrong Place』は2025年1月3日(金)より全国にて公開。※ムビチケカードは映画館、通販(チケットぴあ通販・ムービーウォーカーストア)で発売。※「ムビチケオンライン券」は『購入時特典』にメインビジュアルポスターを使用したオリジナルスマホ壁紙が配布されます。ムビチケ前売券に関する発売時間など、詳細に関する情報は、公式ホームページをご参照ください。(シネマカフェ編集部)
2024年11月20日フランスで観客動員100万人越えのスマッシュヒットを記録した映画『動物界』より、インタビュー映像が公開された。本作は、人種差別、移民、ルッキズム、感染症など現代的なテーマを内包したスリラーで、人間が様々な動物に変異する奇病が蔓延している近未来を舞台に、運命に翻弄される家族の姿を描く。最愛の家族を守り抜こうとする父・フランソワを演じるのは、ジャック・オディアール監督の『真夜中のピアニスト』、フランソワ・オゾン監督の『彼は秘密の女ともだち』などでセザール賞主演男優賞に5度ノミネートされたロマン・デュリス。最新作『Leurs Enfants après eux(英題:And Their Children After Them)』での演技が先日行われた第81回ヴェネチア国際映画祭で高評価を受け、マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を獲得した新星ポール・キルシェが、少しずつ動物化していく息子・エミールの心の叫びを体現する。さらに、『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルコプロスら、フランス映画界を代表する豪華実力派が集結した。公開されたのは、一家を守るため奮闘する父を演じたロマン・デュリスのインタビュー映像。SFでありながら現実世界と地続きのように感じさせるリアルな描写など、映画の見どころを語っている。映画のあらすじについて「世界が変わってしまう話だよ。父と息子を描いていて、とても密度の濃い関係なんだ」と解説。初めて脚本を目にしたときのことを聞かれると「新型コロナの感染拡大や都市封鎖の経験後にこの脚本を読んだから動揺したよ。世界中が経験したあの時期を彷彿とさせたし、それ以上の重大な局面を予測しているかのようでね」と、現実世界とリンクしているかのような物語の内容に驚きを隠せなかったと明かす。「動物が目撃されるのも都市封鎖の時と同じだ。町の中心街にイノシシが現れたりしたよね。そしてこの映画はさらに踏み込んでる。衝撃的だった」と実際の出来事を思い起こさせつつ、さらにその先の未来を予見するような脚本の出来を称賛する。人間が動物化していく“変異”を描く本作にちなんだ「動物になるなら?」という質問に対してロマンは、「動物は完全に自由で、野生であるほうがいい。珍しい動物ならさらに魅力が増す。まさにユキヒョウがそうだよ」と世界的に絶滅の危機にさらされているという希少な動物をチョイス。「姿を見られること自体がとても貴重なんだ。たぶん俳優とは真逆だから好きなのかもしれない」と冗談を飛ばし笑顔を見せている。本作の監督を務めたトマ・カイエは「少年時代にロマンの『青春シンドローム』を見て以来のファン。初めて僕を熱中させたフランス人俳優だったから、彼がオファーを受けてくれて本当に嬉しかった。これ以上の幸せはないよ」と念願かなってのキャスティングだったと明かしている。さらにロマンの演技については「彼は光を放って、輝いている俳優。フランソワの役にはそれが重要な要素だった。過酷な状況でもあきらめない、そのポジティブさがロマンから自然に表れ、魅力的なキャラクターが誕生した」と絶賛している。『動物界』ロマン・デュリス インタビュー<作品情報>『動物界』2024年11月8日(金) 公開公式HP: NORD-OUEST FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS.
2024年10月17日公開中の映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』より、キャストのインタビュー映像が公開された。本作は、制作会社A24が自社史上最大の製作費を投じた作品で「もし、アメリカで内戦が起こったら?」を描いた衝撃作。『28日後...』で脚本を担当し、⻑編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランドがメガホンを取った。公開されたのは、ケイリー・スピーニー、キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラらが戦場ジャーナリストという役柄についてどのようにアプローチをしたか、役作りの裏側を語ったインタビュー映像。ケイリー・スピーニーとキルステン・ダンストが演じる戦場ジャーナリストらの名前の由来にもなった偉大な戦場カメラマンたち「ドン・マッカラン」「リー・ミラー」のドキュメンタリーのほか、戦地にまつわる映像を皆で一緒に鑑賞。特に“戦争映画史に残る衝撃の問題作”と言われるロシア映画『炎 628』を観た際には「あまりに衝撃的で彼女(ダンスト)が映画を停止したんだ」とモウラが明かし、ダンストも「息子を産んで間もないから心が痛んだわ」と振り返るなど、映画を通して率直に意見交換、お互いに知り合うことができた経験が、劇中で共に死戦を乗り越えるジャーナリストチームをよりリアルに見せることに役立ったことを明かしている。なお、本作の日本での大ヒットを受けて、映画制作&配給会社でもあるA24よりお祝いのコメントも到着。「現在の日本の映画市場において、洋画の成功は非常に難しいと言われています。A24の今年の〈必見〉映画が、日本での最初の週末で1位を獲得したことは素晴らしいことです。A24は、この映画が多くの映画ファンに届いたことを喜び、日本でこの映画を上映してくれた劇場に感謝しています」と謝辞を述べている。『シビル・ウォー アメリカ最後の日』キャストたちが明かす役作り<作品情報>『シビル・ウォー アメリカ最後の日』公開中公式HP: Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年10月11日9月13日(金) に公開される映画『ヒットマン』より、主演のグレン・パウエルとアドリア・アルホナのツーショットインタビューが公開された。本作は、1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされた、セクシーでスリリングなクライムコメディ。『トップガン マーヴェリック』のハングマン役で脚光を浴びたグレン・パウエルがこの実話の存在を知り、リチャード・リンクレイター監督とパウエルが共同脚本を手がけた。パウエルが演じるのは、普段は冴えない大学教授でありながらおとり捜査で偽の殺し屋に扮し、“依頼人”たちを次々と逮捕へ導いていくゲイリー。『モービウス』でヒロイン役を演じ次世代のミューズとも言われ、プライベートではジェイソン・モモアとの交際が報じられるなど話題のアルホナは、夫の殺害を依頼するもゲイリー扮する偽の殺し屋ロンに惹かれ、恋に落ちる魅力的な女性マディソンを演じる。ふたりの初対面のエピソードについて「リック(リンクレイター監督)がアドリアに会ったらすっかり惚れ込んで、君も会ってくれというので僕も会うことになった。その時僕もアドリアも禁酒期間中だったんだけど、すぐに盛り上がっちゃって最初は水だけ飲んで、それから「テキーラ1杯だけ」から始まり、それが8杯になり……飲みながら4時間くらい話したね」とパウエルもリンクレイター監督もアルホナにゾッコンだった様子。対するアルホナも「4時間一緒にいて沈黙がなく、居心地のいい人だなと思った。そして、そこにリスペクトと信頼が生まれた」とパウエルを絶賛。リンクレイター監督の映画では、役者も一緒にストーリー、役、そして脚本を構築していくやり方が多いので、チームのように一体となって作っていくという。そして、リンクレイター作品初のベッドシーンに話が及ぶと「初めはグレンとリチャードがかなり気を使って私を不快にしないように話してくれていた。あまりに礼儀正しいので、『ふたりともただのセックスだよ、普通に話そうよ』と(話したの)」とアドリアからまさかの男気エピソードが飛び出すと、そこでも少し恥ずかしそうにパウエルは笑いながら「デリケートな話だから(笑)」と紳士的な振る舞いを見せる。アルホナはさらに「いや、これは映画のために私たちがやらなきゃいけないことだから。脚本を書いている最中なんだから、書かなきゃいけないでしょう」と畳み掛けたという。パウエルは、「僕は脚本も担当して、自分が演じることになるセックスシーンを自分で書いたんだから」とかなり大変な作業だったよう。さらに、ふたりは自分たちがセクシーだと思うもの、スクリーンではみたことがないようなものなどいろいろな写真を並べて、お互い選び、その時間がどう作られ、どうしたらその雰囲気に近づけるかを考え、お互いのイメージを擦り合わせていったという。アドリアはそういった映画作りについて「自分のセックスシーンに私自身が能動的に関われたから、自分が何をするのか、どんなことをしたいのか、私もシナリオを決める立場になれた。グレンもリックも一歩引いてくれて『あなたが決めることだ、あなた次第だ』と言ってくれた。こんなふうに自分のパワーを感じられたことはなかったし、もっとこういう機会が増えてほしいと思った」と熱弁した。このようにリンクレイター監督初のベッドシーンは、アルホナ主導で作られていった。セクシーな女性が多いと言われるプエルトリコ出身のアルホナとパウエルの共同作業で生み出された渾身のベッドシーンにも注目してほしい。『ヒットマン』グレン・パウエル×アドリア・アルホナ 2ショットインタビュー<作品情報>『ヒットマン』9月13日(金) 公開公式サイト: ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2024年09月06日映画『正体』で主演を務める横浜流星のインタビュー映像が、映画公式SNSで公開された。本作は、染井為人による同名傑作小説の映画化。『余命10年』の藤井道人監督が、横浜をはじめ、吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之と豪華キャストを迎え、極上の逃亡サスペンス・エンターテインメントを作り上げる。主演の正体は不明のまま、吉岡らメインキャストが先に発表。そして先日、横浜が主演を務めることが発表されたばかり。横浜が演じるのは、5つの顔を持つ指名手配犯で、決死の逃走を繰り広げる主人公・鏑木。今回公開された映像では、アクションについて「全部キツイ」と笑顔で答えたり、彼を追う刑事・又貫役の山田との共演を「非常に嬉しかった」「武者震いしたというか、学びも多かったですし、幸せな時間でした」とふり返ったり。ファンからは「公開が待ち遠しいです!」、「山田さんとの共演楽しみです」、「早くスクリーンで見たいです」などと公開への期待の声が見られた。『正体』は11月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正体 2024年11月29日より全国にて公開(C)2024 映画「正体」製作委員会
2024年07月31日第76回カンヌ国際映画祭公式出品の話題作『このろくでもない世界で』より、ソン・ジュンギのオフィシャルインタビューと日本に向けたメッセージ動画が解禁された。本作は、苦しい生活を送る青年が、ソン・ジュンギ演じる裏社会に生きる男と出会い、運命が交錯していく韓国ノワール。2008年に『霜花店(サンファジョム)運命、その愛』でデビューして以来、映画とドラマを行き来し、さらに「ミュージックバンク」をはじめ音楽番組のMCを務めるなど、マルチな才能を発揮してきたソン・ジュンギ。演技の振り幅も大きく、韓国内外でシンドロームを巻き起こした「トキメキ☆成均館スキャンダル」と「太陽の末裔」では、凛々しさと時折見せる子犬のような笑顔でファンのハートをわしづかみ。韓国では年を取っても変わらない美しさを意味する“防腐剤美貌”という言葉を生み出し、出演作は毎回大ヒット。近年の活躍は特に目覚ましく韓国国内のみならず、世界的に話題となる作品への出演が続いており、グローバルスターとしての地位を確立している。日本でも「ヴィンチェンツォ」『ロ・ギワン』「財閥家の末息子~Reborn Rich~」など主演作が続々と配信され、どれも話題を呼んでいる。そんなソン・ジュンギが主演でないにもかかわらず、自ら出演を熱望した作品が本作。出演経緯、そして初のカンヌへの想いを語ってくれた。「別の作品の提案を受けていて、お断りをしたことがあった。その際にどんな作品に出たいのか尋ねられ、『本当に深くて重みのある映画をやってみたい』、と話した。すると『主人公ではないけれど』と渡されたのがこの映画だったんだ」と、作品との出会いを教えてくれた。渡されたシナリオは、本当にヘビーな内容で、脚本を書いた人(キム・チャンフン監督)に興味を持ち、出演を自ら希望したという。ソン・ジュンギが演じたチゴンという役は、地元の犯罪組織のリーダーで、主人公ヨンギュを闇の世界へ迎え入れ導く人物だ。貧困と暴力が蔓延る廃れた町で共に生まれ育ったもの同士、チゴンはヨンギュに過去の自分を重ね、兄弟のような、父子のような関係を築いていく。撮影現場では、監督も主演も新人という環境の中、そこでもヒョン(兄貴)としての責任感を発揮していたようで、「キム・チャンフン監督と主演のホン・サビンはいずれも新人なので、バランスを取らなければいけないという責任感が少なくなかった。しかし、得るものがとても多く、自分にとっては癒される現場だった。本当にいい映画を作りたいという気持ち、映画らしい映画が作られているという確信が持てた。満足度をあげるとしたら93点くらい?心の中では89点くらいの感覚だったが、カンヌまで来たから4点追加!!(笑)俳優にとって最高の贈り物はいい作品に出会うことだという当然の事実を改めて実感した作品だ」と自信をのぞかせる。初めてのカンヌについて話が及ぶと、「正直『まさかカンヌに行けるの?』と思っていた。本当に苦労して撮影した、自分の中でとても大切な作品なので、大きなプレゼントをもらった気分だ。特に未来の巨匠を紹介する、ある視点部門に招待されてとても嬉しい」と喜びを爆発させた。本作をカンヌで初めて観るためにそれまでは控えていたというソン・ジュンギ。カンヌの熱気に満ちた会場で世界の映画ファン等と共にワールドプレミアを終え、「台本を読んで感じた感情よりも深く表現されていて満足している。特に湖のシーンでヨンギュが後ろからチゴンの耳を見つめる表情を見る時、“この台本を読んだ時に感じた感情が合っていたんだな”と確信し、“この映画を選んで良かった”と思った。全てのスタッフと俳優たちに感謝し、この映画が沢山愛されることを願っている」と述べた。そして本作の日本公開を記念して、日本独占のメッセージ動画が到着。ビシッと決めたタキシード姿で「日本の皆さんこんにちは!地方の犯罪組織のリーダーでハードな毎日を送るチゴン役のソン・ジュンギです。日本の皆さんの感想がとても楽しみです。ぜひ映画館にお越しいただき、本作を楽しんでください!この映画を愛して応援してくださってありがとうございます」と本作のキャラクターである裏社会の男・チゴンとは真逆な、いつもの爽やかでやわらかい笑顔でメッセージを送った。『このろくでもない世界で』は7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:このろくでもない世界で 2024年7月26日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.
2024年07月23日公開中の映画『言えない秘密』より、京本大我(SixTONES)と古川琴音が映画の魅力を語るインタビュー映像が公開された。本作は、京本が初の映画単独主演、古川が初めて恋愛映画のヒロイン役に挑戦した作品。監督は、映画『鈴木先生』『俺物語!!』などを手掛けてきた河合勇人が務めた。作品の注目ポイントについて聞かれ、京本は「作品を通して、季節がどんどん巡っていって色々なふたりが見られるのと、テーマ曲の「Secret」という曲が作品を象徴するような素敵な曲になっているので、それも楽しみにしてほしいです」と語り、古川は「海だったりパーティーだったり自転車だったり、いろんな胸キュンシーンがつまっているので、みなさんがどこにキュンするのか気になります!」と語っている。また、主題歌「ここに帰ってきて」について、SixTONESメンバーとして歌唱も担当している京本は「歌詞が作品と完全にリンクしているので気持ちを込めて歌いやすかった」と語り、古川は「映画の余韻にちゃんと導いてくれる感じがして、音楽を聞きながらふたりの思い出だったり、ふたりのシーンを走馬灯のように思い返しながらこの映画を観終われる。本当に素敵な曲を歌っていただいた」と京本に感謝を述べている。さらに、京本は「世界観がとにかく美しく、切なさもありながら、素敵な空気が流れている作品。本当に皆さんが予想していないような驚きの展開もたくさん待っている作品なので、ぜひこの季節に、この作品でちょっと涼しい気持ちだったり、ちょっと切ない気持ちだったり、いろんな思いを抱いてほしいなと思います」、古川は「映画を観終わった後に、思わず大切な人に会いたくなったり、連絡を取りたくなったりするようなそんな優しくてキュンと切ないストーリーになっていると思います。ぜひご友人やご家族、大切にされている方と一緒に観ていただけたらと思います」と映画の魅力を語った。『言えない秘密』インタビュー映像<作品情報>映画『言えない秘密』公開中公式サイト:「言えない秘密」製作委員会
2024年07月07日6月27日(木) Netflixにて世界独占配信される映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』より、主演を務めた永瀬廉のインタビューが到着した。森田碧によるベストセラー小説『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』をNetflix映画として映像化した本作。突然余命を宣告され、色々なことを諦めながら淡々と日々を過ごす中で、運命の恋に出会うことで再び人生に希望を見出していく主人公・早坂秋人役を、Netflix作品初参加となる永瀬廉、ヒロインの桜井春奈役を出口夏希が、また春奈の親友・三浦綾香役を横田真悠が演じる。監督は『ホットロード』『今夜、世界からこの恋が消えても』などで知られる三木孝浩、音楽は亀田誠治が務める。<主演・永瀬廉 インタビュー>──演じられた秋人というキャラクターについて、どのように感じられましたか?物語の初めの方はいきなり余命宣告を受けて、気持ちは真っ暗だったと思います。何に希望を見出していいか分からない時に、春奈という光に出会う。ただ最初は純粋な興味だったと思うんですよね。「この子はなんで死ぬことが怖くないんだろう?」って。でもふたりの距離がだんだん縮まっていくにつれ、秋人は気持ちを言葉で伝えるよりも行動で示すタイプの子なのかなと思いました。不器用ではあるけど、毎日春奈の病室に通ってお花を持って行ったり、文化祭に春奈を連れ出したりとすごく漢気がある。本来は自分のことでいっぱいいっぱいのはずなのに、残された時間を春奈のために全部使おうとするところは優しいなと思いました。それくらい春奈の存在は大きい光だったんだろうなとも思うし、ある意味で春奈との時間にすがっていたのも秋人らしいなと。結局秋人は春奈と出会ってから最後の瞬間まで、春奈のことだけを一番に考えていたと思います。──秋人は春奈のことをいつ本当に好きになったと思われました?気付いたら好きになっていた……という感じだと思います。まずは興味から始まって、彼女の内面を知ってからはどんどん好きになっていったんだと思います。お互いに余命があるという共感は秋人にはあっただろうし、春奈は春奈で秋人は初めて「魔法の言葉」が効かなかった相手ですし。出会うべくして出会ったふたりだと思うし、“運命”という言葉が似合うふたりだなと思います。──秋人は決して“陽キャ”ではありませんが、共感するところはありましたか?ありました。僕もどちらかと言うと言葉より、行動で示すタイプなので。ただ秋人のまっすぐさには勝てない!高校生だからということもあるかもしれませんが、自分の「好き」という気持ちにどこまでも素直になれる秋人は見ていて気持ちがよかったし、尊敬もできました。春奈も含めて、「生きている」ということを強く実感させてくれるふたりだなと思います。死が近くに常にあるからこそ輝くものがある……。それを体現しているふたりだなと。このふたりは普通の人よりもすべての事柄に対して、時間がないわけじゃないですか。だからひとつひとつの時間、事象、感情などに対してかける熱量が違うんです。ふたりともがそうだからこそ、見ている人の心がより動かされるんじゃないかなと思います。──久々の高校生役でしたが、役作りなどで意識したことがあれば教えて下さい。外見で言うと、少し幼く見えるように前髪はかなり短めにしました。確かに高校生役は久しぶりでしたが、衣裳合わせで制服を着た時「まだ高校生役いけるね」と周りの方々に言われたので、その言葉を信じました(笑)。キラキラしたいい時間を過ごせた──春奈役の出口夏希さんの印象は?ほんまに透明感がすごくある方でしたね。春奈のちょっといたずらっ子っぽいところ、天真爛漫な雰囲気をすごく魅力的に引き出してくれたし、ふたを開けてみると秋人以上に感情豊かな春奈になっていました。春奈の素直さ、まっすぐさに秋人も感化されていったんだろうなと感じます。ただ春奈は普段は気丈に振る舞っているけど、心の中で絶対に不安はあったと思います。それを秋人も分かっているから、同じ気持ちを共有していくんです。強さもあるけど、17歳の女の子らしい儚さもある春奈を、出口さんは等身大の魅力で演じてくれたので、僕もリアルに春奈を感じられてありがたかったです。──出口さんと春奈は永瀬さんの中でリンクしていましたか?出口さんの方がもっとはしゃぐというか、キャピキャピはしていますね(笑)。でも春奈を演じる時はいいバランスで抑えてくれていたので、普段の彼女とはまた違う感じで。人の気持ちを明るくさせてくれるところは春奈と共通していたし、現場に出口さんがいるだけで皆が和まされていました。──撮影で印象に残っているシーンを教えて下さい。病室から別々で見る花火のシーンは切なくて印象に残っています。あとはやっぱり文化祭!見ているだけでワクワクするような画の切り取り方、撮り方でした。秋人と綾香が春奈のために行動して、結果、春奈がすごく嬉しそうな表情をしてくれるのが僕も嬉しくて。秋人と綾香の行動力がすごく好きなシーンだし、ふたりの優しさを文化祭の一連の撮影からは感じました。──綾香が主演する劇(白雪姫)も力作でした。あれはリアルタイムで僕らも見ていたんですよ。実際はもっと長い尺で演じられていて、楽しかったです。秋人としては春奈の体のことはもちろん心配だけど、“今”を楽しんでほしいという気持ちの方が強かったと思います。あの文化祭は秋人と春奈にとってかけがえのない1日になったと思います。撮影としては僕も出口さんもめちゃめちゃ楽しんでいて、普通にテンションが上がりまくっていました(笑)。文化祭の美術やセットが本当にすごくて、ふたりでずっと「すごい!楽しい!」って言ってましたね。高校生から見たら憧れるような文化祭だし、大人から見たら微笑ましいものがあると思います。キラキラしたいい時間を過ごせたことに感謝です。──シーンとしては文化祭からふたりで海に繰り出しますね。あそこは本当に綺麗な画が撮れました!限られた数十分間のゴールデンタイムを狙ったので、カメラマンさんも監督も僕らも必死で。少しでも時間を無駄にしないように全員でがんばりました。あの春奈をおんぶした後ろ姿は、自分で言うのも何ですが、すごくよかったなと思います。「俺、もってるな」と思いました(笑)。ただ当然春奈をおんぶした状態のまま、いろいろな角度から撮影したのですが、すごく引いた画の時に出口さんが謎に笑っていまして。僕が面白いことをしたのかな?正直あまり記憶にはないのですが、ずっと彼女はツボに入ってましたね。たまにおんぶされた状態のまま、「笑わせないで~!」って僕の脇腹を軽く蹴ってきたりしたという裏話もあります(笑)。──連日通った病室のシーンはいかがでしたか?よく覚えているのは春奈と綾香が仲直りしてからのシーンです。「学校みたいだね」というやり取りは、春奈にとっては久しぶりの風景で嬉しかったんだろうなと思う反面、切なさもありました。でも秋人と綾香を引き合わせたのも春奈だし、3人の楽しい時間を意図せず作り出したのも、やっぱり春奈の力なんですよね。間違いなくいい時間を過ごせたなと思う作品──三木監督とのお仕事はいかがでしたか?めちゃめちゃ人柄が素晴らしくて、僕は話しやすかったし、いろいろ相談しやすい監督さんでした。いつもニコニコしているし、とにかく優しい!監督が優しいから、優しい物語になったのかなと思うくらいです。徹底して僕らに寄り添ってくれたので、すごくやりやすい現場でした。ことあるごとに現場で僕らのところまで駆け寄ってきてくださって、「ここ、こうできる?」とか意見交換をさせてもらっていました。三木組のスタッフさんも誰もピリピリしていなかったですし、Netflixさんへのリスペクトも感じました。お互いがお互いを尊敬し合ってる感じが僕らにも伝わって来て、“チーム一丸”感が強かったです。みんなが「いい作品にしよう!」という空気でした。──完成作をご覧になって、ご自身が出演されているにも関わらずかなり没入して観られたとおっしゃっていましたね。大体どの作品も自分への反省点が気になってしまうのですが、この作品は珍しく素直に観られた気がします。もちろん反省点はありつつですが、気付いたら秋人と春奈に感情移入していました。ふたりのほっこりするシーンは、自然と頬がゆるんでいたりして。「いいなぁ、こういう時期……」みたいな(笑)。物語全体として難しい考察とかはせず、素直にふたりの感情のままに観られる作品なので、視聴者にも届きやすいものなのかなと思います。──ただ後半には驚きの仕掛けもあり、結末にも新鮮さがありました。確かに僕も最初に脚本を読ませてもらった時は、「そっちなんだ!」と思いました。自分が想像していた結末とは違いましたね。後半の仕掛けも物語全体を通して見ると、すごく効いているなと思いました。秋人と春奈がお互いを本気で想うからこその不自由さはあったんだろうけど、それがあったからあの関係になれたんだなとも思いました。結末を知ってからもう1度観ると、よりグッとくるところがたくさんあると思いますね。──鑑賞後のお気持ちはいかがでしたか?哀しいだけじゃなく、不思議と前向きな気持ちになれる映画でした。余命宣告されたふたりのお話なので、大体の方はふたりが最後にどうなるか想像がつくと思うのですが、その予想とは少し違う結末になっていると思います。哀しいだけで終わらないところが、僕はすごくいいなと思っています。──優しい余韻を残してくれる主題歌「若者のすべて」についても。フジファブリックさんの「若者のすべて」はもちろん知っていたので、最初にこの曲が主題歌になると聞いた時は「めっちゃいい!」と思って、シンプルに楽しみでした。ただこの曲を女性ボーカルのヨルシカさんが歌われることで、全く違う歌のようにも聴こえるし、でも懐かしさも感じて。個人的にはより切なさが増して、この主題歌で優しく物語を閉じてくれたなという印象です。まるでこの作品のために作られたんじゃないかと思うくらい、映画と曲の親和性が高いし、映画が終わった後もずっと耳にこの曲が残っていました。改めて映画の主題歌って大事だなと思ったし、もしこれが劇場ならお客さんは最後まで席を立たない……立てないと思います。──Netflix出演は初になりますが、全世界に本作が配信されることについてはどのように感じられていますか?国籍、性別、年齢関係なく、一度でも恋をしたことがある方にとっては、万国共通の普遍的なテーマなのかなと思います。余命がわずかなふたりの物語ではあるけれど、前向きなラブストーリーでもあるので、是非時間を選ばず最初は気楽に観てみてほしいです。ただうっかり電車の中とかで観始めると、確実に乗り過ごしちゃうと思うので(笑)、できれば家のTVでゆっくり観てほしいなと思います。僕にとってもNetflixは身近な存在なので、恋愛作品で初めてNetflixに出られることが嬉しいですね。──作品を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。タイトルにある通り、お互いに余命があるふたりの物語です。このふたりは「好き」という感情だけで動いている本当に純粋なふたりで、そこには「好き」以外の余計なものがありません。観てくれる方たちの純粋な気持ちを取り戻してくれるふたりだと思うし、間違いなくいい時間を過ごせたなと思う作品になっていると思います。重たい部分もあるけど、最終的にそう感じさせない秋人と春奈の生きざまを楽しんで下さい。<作品情報>Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』6月27日(木) Netflixで独占配信作品ページ:
2024年06月24日Snow Manのラウールが主演する映画『赤羽骨子のボディガード』のオフィシャル現場レポートが到着。併せて、ラウールのインタビューも公開された。3月末の汗ばむ陽気に包まれた日。関東近郊の巨大な倉庫のセットで昼夜逆転、完全ナイター体制で映画『赤羽骨子のボディガード』の撮影が和気あいあいと行われていた。原作は、現在も週刊少年マガジン(講談社)で好評連載中の丹月正光による同名コミック。監督は映画『変な家』が大ヒット中の石川淳一が務める。主人公は見た目はオラオラ系、中身はピュアピュアの金髪ヤンキー高校生・威吹荒邦(ラウール)。荒邦の目的はただひとつ。密かに想いを寄せる幼なじみの赤羽骨子(出口夏希)を、卒業までの1年間守り抜くこと。だが骨子のボディガードは荒邦だけではなかった……。人気アイドルグループ=Snow Manのラウールが、映画『ハニーレモンソーダ』(21) 以来の単独主演作に挑む話題作。『ハニレモ』と同じく再び鮮やかな金髪スタイルでスクリーンに降臨するラウールだが、3年前と比べて明らかにたくましくなった姿はボディガードとしての貫禄十分。撮影前から猛特訓を積んだというハードなアクションシーンの数々でも、その高い身体能力を見せつける。この日の撮影は骨子以外の3年4組のメンバーが勢揃い。撮影の合間、夜の倉庫内で椅子を並べ楽しそうにクラスメイトたちとおしゃべりに興じるラウールだが、よく見るとその顔には血のりがベッタリ。「今日はずっと血だらけです」と笑っていたが、荒邦はけんかっ早いがゆえにボコボコにやられるシーンも多い。この日も敵に鉄パイプで殴られた挙句に拘束されるという、なかなかの受難シーンが続いた。荒邦の前に颯爽と現れるクラスメイトたちも、全員個性爆発の面々。司令塔としてクラスをまとめる染島澄彦(奥平大兼)、骨子の親友で空手家の棘屋寧(髙橋ひかる)など、それぞれのスペシャリストとして特殊な訓練を受けた精鋭ばかり。倉庫のシャッターがゆっくり上がり、足元からジリジリと全員の姿が表れる一連の流れは、計算されたライティング効果もありゾクゾクする登場シーンとなっている。その後一気に大乱闘になだれ込むシークエンスも大迫力で、ラウールも楽しそうに撮影を見学していた。深夜の撮影は終始テンション高く進み、ついに染島が荒邦にクラスメイト全員が骨子のボディガードであることを明かす。衝撃の告白を受けた直後の荒邦のアップの表情は、映画全体のトーンを決める重要なもの。セリフこそないものの、様々なバリエーションをラウールと監督で模索していく。「あごを引いて、ちょっと睨みつけるように……」(監督)、「少し幼く見えちゃうかな?本当に微妙なニュアンスですね」(ラウール)、などふたりで何度も話し合いながら、ベストな表情を突き詰めていく。いずれも絶対に諦めない荒邦の目の強さが鮮烈に印象に残った。加藤達也プロデューサーは「これだけ個性的で華やかなキャストさんたちの中心に、負けない存在感で埋もれずにいてくれる方はラウールさんしかいない。彼の天性の明るさ、陽のエネルギーが必ず伝わる作品になると思います。ラウールさんはもちろん、全員がこちらの期待を軽く超えたお芝居をしてくれているので是非公開をお楽しみに!」と語った。<ラウール インタビュー>──本日はクラスメートが集合しているシーンになりますが、どのような内容なのかラウールさんからご説明お願いいたします。今日は序盤の最もキーになる掴みのシーンです。それぞれの役柄を紹介するシーンなので、一番ワクワクするシーンですね。凄く楽しみにしていて、僕は映ってないんですけど、クラスメイト全員が荒邦を助けにくる、シャッターが上がっていくところを見ていて何かこの映画すごいなって思いました。──この後も一人ひとりにフィーチャーしていく、見どころのあるシーンですよね。すごく細かくそれぞれのキャラクターが分かりますし、アクションが激しく入ってくるので楽しみです。最初から結構絡みがあるのでどうなってくのかなって。僕は縛られて、ひたすら見ているだけなので、申し訳ないなと思いつつ(笑)。──最初は威吹荒邦だけがボディーガードという始まりですが、お客さんもそこで世界観に入れる瞬間ですよね。原作を見ていない人からしたら、よりワクワクできる展開だなと思いました。──撮影に入られて2週間ほど経ちますが、現場の雰囲気はだいぶ和気あいあいとされていますよね。和気あいあいとしてますね。学園モノってこういうことだなっていう感じです。それぞれ主軸にしているジャンルが結構バラバラで、俳優さんの中でも個性的な役をやる人もいれば、王道な役をやる人もいるっていう。すごいジャンルレスに集まっているので、お互いがお互いのことに興味津々で「ラウール君はどんな感じで仕事してるの?」とか、そういう会話がすごく楽しいです。──何か印象的だったそういう会話はありますか。印象的だったのは、木村昴さんです。木村さんのセリフで「おい、威吹!乱取り稽古しようぜ」っていうのがあって、冗談で僕がちょっとジャイアンっぽい声で「おい、威吹!乱取り稽古しようぜ」って言ったら木村さんが本域のをやってくれて。みんな心のどこかで昴さんのジャイアン聞きたいなっていう思いは多分あったんでしょう。僕もずっとあって。このセリフはばっちりだなと思って、言ってみたら本域でやってくれて凄い沸きましたね。──それは沸きますね。初日のリハーサルか何かで誰かが「おいジャイアン」って突っ込んでたんですよね。そうそう(笑)三浦君ですね。三浦君がリハで「おいジャイアン。それやめろよ」って言っていて、皆で笑っちゃいました。──クランクインのインタビューで坂口さんと仲良くなれそうと仰っていましたが、その後いかがですか。ダンスの話とか色々しましたね。坂口くんも結構美容を頑張っていて、人生で一番肌の状態がいいって言っていて、美容トークしました。楽屋では結構美容トークをしてるイメージがありますね。僕も美容に割と詳しいから、話すと意外と知ってるねって女子チームが結構びっくりしていました。あと土佐さんが現場のムードメーカーとして盛り上げてくれてます。仕事の話から深い話まで!オンのお芝居の時間もこの人こういう感じで来るんだ、この役をこう演じるんだっていうそういう面白さもあるんですけど、素の状態のトークの時間が結構楽しいです。──苦労した点はありましたか。コメディの要素のあるシーンで威吹の人柄を演じるのは絶妙な塩梅が必要というか、振り切りすぎてもよくないのかという感じで。威吹くんは積極的に面白いことをするというよりかは、天然な可愛いい面白さが良いところなので、それが楽しいけど難しいところでもあり悩みながらも演じています。後は……後半になってきてアクションが課題かなと思います。さわりだけですけど今日もありましたし、学校でも何回かやってみて、アクションの撮影とはっていうところが何か分かったので、凄くいい入り方だったなって思いました。あとは正親とのシーンがすごく良かったです。ふたりの掛け合いの感じが、ニコニコしちゃって、ほんわかしていてすごく素敵なんです。正親って煙たがられてるけど、やっぱりどこか可愛くて魅力的なんですよね。──本日の撮影ではやられる(殴られる)側の方を何度も撮影してましたが、ご自身がやる(殴る側を演じる)のとやられる(殴られる側を演じる)のでは全然違うものですか。そうですね、初日に染島をいじめるヤンキーの子を倒すシーンがすごく気持ちよかったんです。やっと格好いいアクションから始められたと思っていたら、それ以降カッコつけられる顔ができるアクションシーンが全然なくて(笑)。ボコボコにされてばっかりなので、ここからどうなるかなと思って楽しみにしてます。──現場では石川監督と結構お話されてますが監督とはどうですか。監督とも結構コミュニケーションを取っています。本当に安心感があるんです。僕は結構心配性なタイプなので、落ち着かせてくれる人はすごくありがたいです。僕は過度に心配することがあるから、ああダメだったかもって思っても、カット後「大丈夫でしたよ」って言ってくださる感じが安心します。でも妥協はないから、ちょっと僕(の演技)がニュアンス違ったなとか、ちょっとカメラが違ったな、照明が違ったなってなると、絶対やり直す。その妥協のないところも安心できるのですごいですね。職人気質な感じで、それが技術スタッフさん達をはじめ、みんな石川監督だから頑張れるって言ってる人も多いぐらい。すごくいい監督だなと思いました。──そして改めて威吹荒邦を演じてみて、自分との共通点や気付いたところはありますか。結構あるかも!威吹くんって、あのビジュアルで初心なんです。これは僕でしょ!という感じはありました。クラスの席も端っこの後ろで、背が高いから後ろにされてるっていうのもあったんですけど、いつもあの辺にいました。すごく見慣れた景色でしたし、僕も2回ぐらい転校しているので、転校生の気持ちがすごく分かるんです。撮影2日目にクラスメイトに会う時、本当に転校生みたいな気持ちだったんで、その時の気持ちを思い出しました。あと僕は上手くいかない時も、しっかりコミュニケーションを取りたいというタイプなのですが、芯からぶつかっていく感じもやっぱり荒邦に近いなと思いました。──Snow Manのラウールってどんな人なんだろう、と周りのキャスト陣も思っていたと思うんですが、意外とあれ?みたいになってどんどん近づいていく感じが、原作や脚本に書いてあることと一緒だなと思いました。人見知りもされずにコミュニケーション取られてますよね。そう言ってくれました。嬉しかったです。まさにそうで、僕も結構でかくて、こういうビジュアルですし、今までやってきた仕事のジャンルだけを見ると、最初は怖がられたりすることが多いんですけど、今回はもう最初からフルオープンでいきました。いつもメンバーといる時ぐらいのトーク力、僕の培ってきたコミュ力を一番発揮してます。そしたら荒邦がクラスメイトと近づいていく通りになって。本当にスタッフさんたちも、すごくいいんですよ。カメラマンの佐藤さんとか、音声さんもすごい良い人です。本当にいい現場です!──学校(のシーンが)終わって乗り越えて、今日また少しみんなもテンションも全然違いますね。すごいまとまりだなと思いました。もう1回、最後の方は学校の撮影に戻りたいです。みんなで。もうひとシーンぐらい増やせないですか。今から(笑)。何回か大人数の日はあるのでそういう日も楽しみです。──もうあと(撮影が)残り1カ月ですが、最後に意気込みをお願いします。まだまだ大事なシーンが残ってます。水族館やダンス大会も。アクションも楽しみなんですが、プライベートでなかなか水族館には行かれないので、大きな水槽でお魚さん見るのも(笑)!あとは遠藤憲一さんとのシーンですね。“尽宮対威吹”は親子共々面白い関係性なので、そこが上手くいったらいいなって思ってます。<作品情報>映画『赤羽骨子のボディガード』8月2日(金) 公開公式サイト:丹月正光/講談社 (C)2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会
2024年06月04日6月14日(金) に公開される映画『蛇の道』より、黒沢清監督のインタビュー映像が公開された。本作は、1998年2月21日に日本で劇場公開された黒沢清監督の映画『蛇の道』を、日仏共同製作にてセルフリメイクしたリベンジサスペンス。何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。そのほか共演に西島秀俊、青木崇高、マチュー・アマルリック、グレゴワール・コランが顔を揃える。公開されたのは、なぜ『蛇の道』をリメイクしたいと思ったのか、オリジナル版との違いやこだわり、さらに柴咲コウのキャスティング理由を語るインタビュー映像。フランスのプロダクションからリメイクのオファーがあった際に、真っ先に浮かんだのが『蛇の道』だったと、リメイクのきっかけを明かす黒沢監督。徹底的に復讐していくという、いつの時代でも国境を超えて通用する力強いストーリーを、Vシネマだけで埋もらせるのはもったいない、とリメイクに踏み切ったという。フランスを舞台に、主人公を男性から女性へと大きく改変した部分について「最初の時点で主人公を日本人女性にしたいという思いがありました。彼女ひとりを女性にすることで、彼女がすべてをコントロールしているという部分がより出ているのかなという気がしました」とこだわりを明かす。復讐に協力する心療内科医の小夜子を演じた柴咲について話が及ぶと「なんといっても目つきが良い。あの目つきで見つめられると、男はなんか……あらぬ方向に誘導されてしまいそう」と印象を語ったほか、その身体能力にも驚いたそう。事件に絡む関係者を拉致監禁するシーンでの柴咲の俊敏な動きを「彼女、すごいんですよ。動物的な、獰猛な動きがまさにこの主人公にぴったりだなと、柴咲さんでよかったと思いました」と絶賛した。映像には、『レ・ミゼラブル』を観てオファーを決めたというダミアン・ボナールや、昔から黒沢監督と親交のあるマチュー・アマルリック、黒沢組の常連である西島秀俊、以前から自作に出演して欲しいと熱望していた青木崇高らキャスト陣について、貴重な制作エピソードを語る場面も収められている。『蛇の道』黒沢清監督 スペシャルインタビュー<作品情報>『蛇の道』6月14日(金) 公開 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA
2024年05月16日映画『恋するプリテンダー』より、主演のシドニー・スウィーニーのインタビューが公開された。本作は、弁護士を目指してロースクールに通うビー(シドニー・スウィーニー)と、街角のカフェで出会った金融マンのベン(グレン・パウエル)が、お互いの望みを叶えるためフェイクカップル契約を結ぶラブコメディー。一時は恋心が芽生えたふたりの男女の意地とプライドを懸けたラブゲームを描く。本作でプロデューサーも兼務したスウィーニーは、もともと大ファンだったというウィル・グラック監督との仕事について「ウィルとの仕事は素晴らしい経験でした。彼は『小悪魔はなぜモテる?!』(2010) や『ステイ・フレンズ』(2011) など、私が見て育ったラブコメ作品を監督しています。このプロジェクトで彼と一緒に仕事ができたことをとても嬉しく思います。彼には独特の持ち味があり、それがとても好きです。グレン(・パウエル)と私は彼を冗談で“パパ”と呼んでいます。それくらい大好きでまた仕事でご一緒できるのを楽しみにしています」と語っている。また、アメリカでもヒットを記録した本作が完璧なラブコメであることを問われると、「グレンと私が出演しているから完璧なラブコメなんだと思います(笑)。グレンはハンサムで、魅力的で、面白く、才能豊かで、思いやりがあります。また忠実な友人でもあり、ボーイフレンド役を演じる共演者に求める全てでしょう。そして私たち全員が楽しんで作っている様子が伝わってくるからこそ、特別なのだと思います。私たちはこの撮影を通して素晴らしい経験をしましたし、それが映画をご覧いただく皆さんに伝わり、この映画が築き上げた愛と友情を感じてもらえたらと心から願っています。この映画はワイルドで楽しくて、セクシーで、面白くて、素晴らしい人々と美しい景色が楽しめます。素敵な映画なので是非みなさんに観ていただきたいです」と冗談を交えつつも完璧なラブコメ作りへの熱い思いを語った。併せて、オフショットも公開。撮影地のシドニーならではのオペラハウスをバックにドレスを着たスウィーニーがタキシードを着たパウエルにお姫様抱っこをされる姿や、カジュアルな私服スタイルや衣装のドレスでヘアメイク中の姿などが写し出されている。<作品情報>『恋するプリテンダー』公開中公式サイト:
2024年05月13日5月3日(金・祝) より公開される映画『マイ・スイート・ハニー』より、キム・ヒソンのインタビューが到着した。本作は、ユ・ヘジン演じる仕事中毒の製菓会社研究員チャ・チホが、何事にもポジティブなシングルマザーのイ・イルヨンと出会ったことで、初めて恋を知る物語。ドラマ『再婚ゲーム』『品位のある彼女』など、数々の作品で大衆に強烈な印象を残し高い評価を得てきたキム・ヒソン。本作でも、物語に明るいエネルギーを吹き込むイルヨンを演じ、コミカルな魅力を見せている。──本作出演のオファーを受けた際のお気持ちと、最初に脚本を読んだ際の感想をお願いいたします。最初に脚本を受け取って読みながら、キャラクターの魅力にはまりました。イルヨンは愛らしくて魅力的なキャラクターです。しかも、憧れのユ・ヘジンさんと共演できるということにワクワクしました。ただ、映画に対する不安もあって、長く悩んだ末にお断りしました。ところが、イ・ハン監督が心のこもった手書きのお手紙をくださって、心の扉が開きました。手紙には私がイルヨンを演じなければならない理由がびっしり書いてありました。特に「食堂の扉を開けて入って来るキム・ヒソンさんの姿がイルヨンそのものだった」という文章が記憶に残っています。イ・ハン監督は自分の手書きの文字が読みにくいかもしれないと、その内容をタイピングしてプリントアウトしたものも送ってくださいました。本当にかわいい方ですよね。心の準備ができていない気はしましたが、ここまで私を必要としてくださる監督がいるのに、私ごときが断るなんてと思って、すぐに電話をかけました。──イルヨンは辛い過去があっても前向きで、明るさをもらえるような人柄だと感じました。役作りはどのように取り組まれましたか。また、イルヨンとご自身との共通点はあると思いますか?基本的に前向きなところが似ています。自分がはまったもの、チホのこともそうですが、はまったら突き進む性格も私と似ています。好奇心を感じる男性がいたら、何としてでも機会を作って会おうとする積極的なところも似ています。イルヨンが500ウォンを握りしめてチホを追いますが、「あの人のことをもっと知りたい」と思えば私もそうすると思います。私自身、イルヨンの娘と同じような歳の子どもを育てている立場で、いろいろ悩みながら演じました。ひとりで子どもを育てている状況であれば、どうするのか。「娘が私が好きな男性を嫌ったらどうするかな?」などイルヨンの立場に立って考えてみると、キャラクターにアプローチできました。──ユ・ヘジンさんとの初共演は、いかがでしたか。ユ・ヘジンさんとの映画出演を断る人はいないですよね。誰もが共演したいと思います。実際にも、まるで何作も共演してきた人のように息がぴったり合いました。性格も似ていてすぐに仲良くなりました。難しいのは嫌いで、明るい性格なのが私とよく合って、撮影も楽でした。撮影後はビールを1杯飲みながら、楽しく撮影しました。本当にいい現場でした。特に私の最初の撮影の時に自転車で現場に来てくれたのがとてもありがたかったです。みんながバタバタしていて「何?」と思ったら、ヘジンさんが撮影もないのに私の最初の撮影だからと来てくれたんです。入れずに「ヒソンさん撮影中?」とスタッフにこっそり聞いたそうです。モニタリングの時も遠くに立っていました。なんで来たのかなと思ったら、本当に私が来たのか気になったんだそうです。自転車で来たので汗びっしょりでした。私の撮影がローン会社の撮影で、3日間だったんですが、次の日もまた来ました。3日目が初対面の撮影なのですが、2日目は終わって一緒にご飯に誘ってくれました。自分の撮影がないのに負担ですよね。2日も来てくれて、撮影後に監督とスタッフと1杯飲みながら、だいぶ親しくなれました。──ユ・ヘジンさんとのシーンでもっとも印象的だったシーンと、その理由を教えてください。すべての場面がおもしろいので、どれを選べばいいのか悩みます。レストランで「おすすめは?」と聞いたら店長が「全部おいしいです」と答えるみたいに、どの場面もヘジンさんと演じたすべての場面がおもしろい。おもしろおかしいところもあるし、胸がジーンとくるような感動もある。でも、ひとつだけ選ぶとすれば、ドライブインシアターの場面?男優がリードする場面はたくさんやってきましたが、私の方が積極的に過激なスキンシップをしないといけなかった。すごく悩みましたが、顔が近づくたびにヘジンさんが噴き出して何度もNGになりました。キスの最中にヘジンさんが「やめてください」というセリフをむにゃむにゃ言わないといけないんですが、おかしくて本当に奥歯をぐっと噛んで笑いをこらえて撮影しました。──本作ならではの魅力は何だと思われますか?『マイ・スイート・ハニー』は“アン・ブロックバスター”(注:大作ではないという意味)です。VIP試写会を終えて、「今の時代に必要な映画」という声をたくさん聞きました。娘の友達のお母さんたちも「刃物や血、爆弾が出てこなくて良かった」と言っていました。映画のおもしろさだけでなく、子どもと一緒に観られる映画を作ってくれてありがとうと言われました。子どもと見られるヒーリング映画にできるだけ出たいと思いました。イ・ハン監督が演出したからか、ロマンティックコメディーが温かく包まれている感じ。これが『マイ・スイート・ハニー』ならではの魅力ポイントです。<作品情報>映画『マイ・スイート・ハニー』5月3日(金・祝) 公開公式サイト: Inc. & MOVIEROCK ALL RIGHT RESERVED
2024年05月01日