「ザ・ビーチ・ボーイズ」の中心的メンバーであるブライアン・ウィルソンの半生を本人公認で映画化した『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』。このほど、ブライアン本人と、劇中で彼を絶望の底から救い出した妻メリンダによる貴重なインタビューを収めた特別映像が解禁となった。本作で描かれるのは、人気の頂点にいて創作意欲にあふれた60年代のブライアンと、精神的な問題を抱えた80年代というブライアンの2つの時代。それぞれポール・ダノとジョン・キューザックという演技派俳優が、2人1役で演じていることでも話題を呼んでいる。80年代、傷ついたブライアンに愛の力で再び光をもたらすのは、現在の妻であるメリンダ(エリザベス・バンクス)との出会い。今回解禁となった映像には、ブライアン本人夫妻が愛を語る貴重なインタビューも収め、映画からのメッセージが詰まっている。ブライアンの人生に伴走してきたメリンダが映画の構想に19年もかかったことを明かし、「監督に会ったとき、信念を持った人だと思った」と語る。ブライアンは「妻に絶望から救われ、人を幸せにしたいと思った」と創作意欲の源を明かし、インタビューに答える夫をずっと見つめるメリンダは「愛は全てを乗り越えられる。ブライアンの人生で気付いた」というように、2人がお互い支え合い歩んできたことがうかがえる。メリンダの「この映画は彼の音楽のように誰かを愛している人のための映画よ」という言葉にオーバーラップするように、ブライアンとメリンダが様々な困難に立ち向かいながら愛を育む本編シーンが映し出されていく。本作のタイトルにもなっている「ラブ・アンド・マーシー」(愛と慈悲)は、ブライアンが初めてソロとして発表したアルバムの冒頭を飾る曲名。映画にはブライアン自身が歌うこの曲も思わぬ形で登場する。メリンダにも認められたビル・ポーラッド監督は、日本の観客に向け「ブライアンという人間を理解してほしいね。最初は有名人であること、彼の音楽の才能に引きつけられるが、最後は人間としての彼に感情移入してほしい。日常生活で出会う人とどのように接するべきか、どのように相手を扱うべきか、いかに優しくなるかを学ぶことができるよ。ブライアンのような人を受け入れることができれば、ちょっと変わった人にも素敵な人生のストーリーがあるんだと考えられる。それはすばらしいことだよね」とメッセージを贈る。ブライアンが、その人生で感じてきた光と闇に触れることで、彼の曲を愛する人も初めて知ることになる人も、彼が生み出した珠光の楽曲に改めて耳を傾けたくなるはずだ。『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』は8月1日(土)より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラブ&マーシー 終わらないメロディー 2015年8月1日より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2015 Malibu Road, LLC. All rights reserved.
2015年07月28日三井住友銀行はこのたび、個人の顧客向けインターネットバンキングであるSMBCダイレクトの認証ツールについて、従来のワンタイムパスワード「パスワードカード」に加え、同機能を有するスマートフォンアプリ(Android・iPhone)「パスワードカード(スマホアプリ版)」を8月19日より提供開始すると発表した。また、旧来の暗証カードによるSMBCダイレクトのインターネットでの認証を2016年度上期目途に停止するとしている。○パスワードカード(スマホアプリ版)の概要パスワードカードの持ち運びが不便であるという顧客の要望に応え、スマートフォンアプリにて、パスワードカードと同じ機能が利用できる「パスワードカード(スマホアプリ版)」(以下同アプリ)の提供を開始する。申込方法・利用方法○インターネットでの暗証カード認証の停止昨今、銀行を装った不審なメールや偽画面で顧客の暗証番号等の情報を盗みとり、不正送金を行う犯罪が発生している。SMBCダイレクトはセキュリティ強化のため、旧来の認証方式である暗証カードについて、2016年度上期を目途にインターネットバンキング・モバイルバンキングでの振込などの取引を停止するという。パスワードカードでは取引できないテレホンバンキングなどの一部サービスについては、2016年度上期以降も暗証カード取引を継続するとしている。引き続きインターネットバンキング・モバイルバンキングでの振込などの取引を利用するために、「パスワードカード(スマホアプリ版)」または「パスワードカード」への切替を必ず実施するようにとしている。三井住友銀行では、今後も顧客のさまざまなニーズに応え、きめ細かなサービスを提供するとともに、スマートフォンによる取引への対応を一層強化していくとしている。
2015年07月22日大垣共立銀行は21日、手のひら認証登録30万人突破記念キャンペーンを開始した。○抽選で200名にギフトカード3,000円分をプレゼントこのたびの、手のひら認証登録30万人突破記念キャンペーンは、「手のひら認証ATM『ピピット』(OKB大垣共立銀行が2012年9月、全国で初めて開始したというキャッシュカードや通帳がなくても、手のひらだけで取引(引出し、預入れ、振込、残高照会)できるATMサービス)」の利用に必要となる生体情報(手のひら静脈情報)の登録者数が30万人を突破したことを記念して実施するものだという。10月31日までの期間中にピピットで手のひら認証により「引出し・預入れ・振込」のいずれかを利用した人の中から抽選で200名にギフトカード3,000円分をプレゼントする。OKB大垣共立銀行はこれからも、より多くの顧客に平時の利便性と災害時の安心と安全を届けるため、ピピットの普及に努めていくとしている。○手のひら認証登録30万人突破記念キャンペーンの概要期間:7月21日(火)~10月31日(土)対象者:個人の顧客対象取引:手のひら認証ATM「ピピット」での手のひら認証による「引出し」「預入れ」「振込」内容:抽選でギフトカード3,000円分をプレゼント(キャンペーン期間中に対象取引のいずれかを利用した人の中から抽選で200名にギフトカード3,000円分をプレゼント)
2015年07月21日リンクスインターナショナルはこのほど、Antec製電源ユニットの新モデルとして、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニット「EarthWatts Series」シリーズ3モデルを発表した。650Wモデル「EA650G」、550Wモデル「EA550G」、450Wモデル「EA450G」をそろえ、いずれも18日に発売する。店頭予想価格は、「EA550G」が税別11,980円前後、「EA550G」が税別10,480円前後、EA450Gが税別8,980円前後。電源ユニット内部の冷却としてアルミニウム製ヒートシンクと、120mmのダブルボールベアリングファンを備える。また、電源内部の温度変化に応じて、回転数を制御するファンコントロール機能や、サーマルマネージャを搭載し、ファンの回転数を動的に変化することで、静音性を高めた。本体サイズはW150×D140×H86mm。「EA650G」の各DC出力は、+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12が50A、-12Vが0.5A、+5Vsbが3A。コネクタ数は、メイン24/20ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。「EA550G」の各DC出力は、+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12が42A、-12Vが0.5A、+5Vsbが3A。コネクタ数は、メイン24/20ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×5、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。「EA450G」の各DC出力は、+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12が34A、-12Vが0.5A、+5Vsbが3A。コネクタ数は、メイン24/20ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×5、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。
2015年07月13日じぶん銀行はこのたび、6月14日よりAndroidスマートフォン向けにサービスを開始した「スマホ認証サービス」を、7月1日よりiPhoneスマートフォンでも申込みできるようになったと発表した(手数料無料)。○セキュリティ対策として必須のスマホ認証サービススマホ認証サービスは、インターネットバンキングの不正送金被害の増加を踏まえ、より安全に利用するために、振込などの取引の際に、キャッシュカードに代わり、じぶん銀行スマートフォンアプリを「鍵」として使用するサービスだという。セキュリティ対策として利用してほしいという。○パソコン+スマホの2経路確認で不正送金を抑止できるパソコン、スマートフォンからの取引内容(振込など)を、登録したじぶん銀行スマートフォンアプリへ知らせることができる。アプリから確認後、振込を実行する。スマートフォンアプリで確認してから振込を実施する。パソコン+スマホの2経路で確認することで、不正送金を抑止できるという。また、顧客によるスマートフォンアプリでの承認操作が一定時間内に行われない場合は、不正取引と判断し自動的にキャンセルする。ワンタイムパスワードをメールで通知する認証方法は、パソコンがウイルス感染させられた場合にワンタイムパスワードが詐取されて、「なりすまし」取引が成功してしまう事例がある。 スマホ認証サービスを利用すると、パソコンとスマートフォンアプリに、認証経路をわけることで、セキュリティをより高めることができるとしている。じぶん銀行は顧客の利便性向上のため、一層のサービス拡充に努めていくとしている。
2015年07月03日楽天銀行は6月30日より、銀行が提供するアプリとしては国内初という、指紋認証によるログイン機能をスマートフォン向け「楽天銀行アプリ」に導入したと発表した。○iPhoneに登録済みの指紋を「Touch ID」で認証この指紋認証によるログイン機能を使えば、iPhoneに登録済みの指紋を「Touch ID」で認証するだけで、スマートフォン向け「楽天銀行アプリ」へのログインが可能。これまでのようにログインパスワードを入力する必要がないため、簡単・便利にログインできるとしている。iOS8以上、iPhone5S以降の機種でのみ利用でき、Androidには対応していない。指紋認証はスマートフォン向け「楽天銀行アプリ」へのログインにのみ対応しており、振込などの取引の際は暗証番号の入力が別途必要。ログインパスワード入力によるログインも引き続き利用できる。指紋認証によるログイン機能を導入したスマートフォン向け「楽天銀行アプリ」は、App Storeから無料でダウンロードできる。楽天銀行は今後も顧客の利便性向上を目指し、さらなるサービスや機能の拡充に努めていくとしている。
2015年07月01日今回紹介する認証サービス「Keystone」は、OpenStackのダッシュボード画面やAPIに対するアクセスの際のユーザー認証の機能を担う。OpenStackでは、GUIの操作画面でのオペレーションは、各コンポーネントのAPIを介してすべて処理されるため、必須のコンポーネントと言える。○Keystoneが提供する機能Keystoneが提供する機能は、ユーザーの管理・認証だけではなく、テナントの作成・削除や、APIアクセスにおけるトークンの認証・期限管理なども含まれる。ユーザー管理機能としては、ユーザーの作成・削除やロールの割り当て、また、ユーザー名や電子メールなどのユーザー情報の更新が可能だ。このロール管理では、複数テナントにまたがったロールを定義でき、管理者の追加や保守ユーザーなどを定義することが可能となる。Keystoneでは、APIに関するユーザー認証は「サービス」や「トークン」「エンドポイント」という形で制御しており、以下に、基本的な流れを示す。「サービス」とは、OpenStackにおける各プロジェクトのことを指しており、Novaが提供する「コンピュートサービス」やNeutronの「ネットワークサービス」のほかに、Keystone自身の提供する認証サービスなども含まれる。「エンドポイント」とは、各サービスがリクエストを受け付けるAPIのURLを指しており、認証ユーザーには、許可されたサービスのみのAPIのURL情報がKeystoneから提供される。「トークン」とは、期限情報を含む一時的なユーザーを特定する情報を指している。ユーザーがNovaやGlanceのような他のサービスを利用する際は、各サービスとトークン、エンドポイントが次のように連携する。まず、Keystoneでユーザー認証を受けることで、トークンとエンドポイントがユーザーに提供される。次に、ユーザーはエンドポイントとして指定された各サービスのAPIのURLへと、トークンとともにリクエストする。最後に、リクエストを受けた各サービス側はKeystoneと連携してこのトークンをチェックすることで、許可されているユーザーからの処理であることを確認する。このようにして、Keystoneの機能によって、各サービスが連携する際の正当性を担保している。○GUIの紹介Keystoneで提供するユーザー管理機能に関して、その一例となるGUIを紹介する。以下の画像はRedHatが提供している「RedHat Enterprise Linux OpenStack Platform 6」からの抜粋となる。以下、画面の各項目の概要だ。ちなみに、認証サービス「Keystone」に関わるサービスの名称は「keystone-all」となっており、提供する機能を「Keystone APIの提供、認証処理、トークンの発行」とまとめることができる。今回はOpenStackコンポーネントの紹介として、認証サービスを提供するKeystoneを紹介した。次回は、ポータル機能を提供するHorizonを紹介する。千葉 豪ネットワンシステムズ株式会社 ビジネス推進本部 第2応用技術部 クラウドソフトウェアチームOpenStackおよびCloudStackなどの主にオープンソースをベースとしたクラウドソフトウェアを担当。Apache Software Foundationにおいてコミッタ兼PMC(Project Management Committee)としても活動している。
2015年07月01日東芝は6月19日、トランジスタの絶縁膜欠陥に起因する「ランダムテレグラフノイズ(RTN)」を利用した新たなチップ個体認証技術を開発したと発表した。同技術は、RTNの複製困難性、固有性や電気ストレスに対する安定性に着目し、電子回路を構成する個々のデバイスのばらつきを、チップ固有のID「チップ指紋」として利用することで、暗号・認証を実現するセキュリティ技術「PUF」に応用したもの。また、短時間でRTNを検出するアルゴリズムを新たに考案し、100万回以上利用しても「チップ指紋」を識別できることを確認したという。同社は今後、同技術の早期実用化に向けて、さらに信頼性と性能を高めたPUFセキュリティシステムの研究開発に取り組んでいくとしている。
2015年06月22日アスクは18日、Thermaltake製の電源ユニットとして、80PLUS PLUTINUM認証を取得した電源ユニット「Toughpower Grand Platinum(Fully Modular)」シリーズを発表した。850W / 1,050W / 1,200Wの3モデルを用意。6月25日より発売する。店頭予想価格(税別)は、850Wが25,980円前後、1,050Wが27,980円前後、1,200Wが31,980円前後。○ToughPower Grand 850W Pllatinum「ToughPower Grand 850W Pllatinum」は、80PLUS PLUTINUM認証を取得している定格出力850Wの電源ユニット。+12Vはハイエンドグラフィックスカードの使用を踏まえたシングルレーン仕様で、アイドル時の消費電力をゼロに近づける「Intel C6 ステート」に対応する。ケーブル類は必要な分だけを挿し込むプラグイン方式を採用。冷却ファンには140mm×1基を内蔵する。日本製105度コンデンサを採用するほか、過電圧 / 低電圧 / 過負荷 / 過電流 / 短絡などの保護回路搭載で、信頼性も高くシステムの安定性に優れる。主な仕様は、定格出力が850W、最大出力が1,020W、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが22A、+12Vが70A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D180×H86mm。○ToughPower Grand 1050W Pllatinum「ToughPower Grand 1050W Pllatinum」は、定格出力1,050Wのモデル。基本仕様は「ToughPower Grand 850W Pllatinum」とほぼ共通。主な仕様は、定格出力が1,050W、最大出力が1,260W、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが22A、+12Vが87A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×8、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×2。本体サイズはW150×D180×H86mm。○ToughPower Grand 1200W Pllatinum「ToughPower Grand 1200W Pllatinum」は、定格出力1,200Wのモデル。基本仕様は「ToughPower Grand 850W Pllatinum」とほぼ共通。主な仕様は、定格出力が1,200W、最大出力が1,440W、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが22A、+12Vが100A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×8、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×2。本体サイズはW150×D180×H86mm。
2015年06月18日アスクは18日、Thermaltake製の電源ユニットとして、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニット「TR2 GOLD」シリーズを発表した。450W / 500W / 600W / 700Wの4モデルを用意。6月25日より発売する。店頭予想価格(税別)は、450Wが8,980円、500Wが9,980円、600Wが10,980円、700Wが11,980円。○TR2 450W GOLD「TR2 450W GOLD」は、80PLUS GOLD認証を取得している定格出力450Wの電源ユニット。+12Vはハイエンドグラフィックスカードの使用を踏まえたシングルレーン仕様。小型のPCケースにも収納できるよう、奥行きが140mmとコンパクトになっている。冷却用に120mmファンを1基搭載。安全規格はCE / UL / CUL / FCC / TUV / GOSTに対応。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが37.5A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×1、SATA電源コネクタ×4、ペリフェラルコネクタ×3、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D140×H86mm。○TR2 500W GOLD「TR2 500W GOLD」は、定格出力500Wのモデル。基本仕様は「TR2 450W GOLD」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが41.7A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。○TR2 600W GOLD「TR2 600W GOLD」は、定格出力600Wのモデル。基本仕様は「TR2 450W GOLD」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが22A、+5Vが22A、+12Vが50A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。○TR2 700W GOLD「TR2 600W GOLD」は、定格出力700Wのモデル。基本仕様は「TR2 450W GOLD」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが22A、+5Vが22A、+12Vが58.4A、-12Vが0.3A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン20+4ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×8、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。
2015年06月18日三菱東京UFJ銀行は17日、個人向けインターネットバンキングである「三菱東京UFJダイレクト」をより安心・安全に利用できるよう、8月9日以降に「三菱東京UFJダイレクト」を新たに契約するすべての顧客について、振り込みなどの取引(振り込み、ネット決済などの資金移動取引が対象。対象外の取引では引き続き、契約カードの確認番号を利用)を実施する際の本人認証を、セキュリティの高いワンタイムパスワード(ワンタイムパスワードは利用の都度新しいパスワードに変更され、一定時間経過すると無効となるため、第三者による不正送金のリスクを低減できる。同行ではワンタイムパスワードの利用方法としてスマートフォンアプリ、または、専用カードによる二通りのサービスを提供している)のみとすると発表した。また、顧客がワンタイムパスワードを利用する際の利便性向上のため、同行公式スマートフォンアプリとして提供している「三菱東京UFJ銀行」アプリにワンタイムパスワードの機能を追加し、一つのアプリで利用できるようにするとしている。昨今、金融機関を装った偽メールや偽画面により、第三者が顧客のパスワードなどを詐取し、不正に送金を行う事案が断続的に発生している。三菱東京UFJ銀行では、不正送金被害の抑制を目的に、これまで、ウィルス対策ソフト「Rapport(ラポート)」の提供や、利用限度額変更手続きの見直し、テレビCM・新聞広告などによる注意喚起、ワンタイムパスワードを生成する「ワンタイムパスワードアプリ」「ワンタイムパスワードカード」の提供など、インターネットバンキングのセキュリティ対策を進めてきたという。このたび、さらなる強化策として、「三菱東京UFJダイレクト」で振り込みなどの取引を実施する際には、スマートフォンアプリまたは専用カードでのワンタイムパスワードの利用を必須とするという。当面は、新たに契約した顧客が対象となるが、既に契約している顧客へもワンタイムパスワードへの切り替えを積極的に推奨し、2016年度前半を目処に、振り込みなどの取引時にはワンタイムパスワードの利用を必須とする予定だという。三菱東京UFJ銀行では、今後も顧客に安心・安全にインターネットバンキングを利用してもらうため、より一層セキュリティの強化やサービスの向上に努めていくとしている。
2015年06月18日富士通と富士通フロンテックは6月16日、法人向けの非接触型手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-SLセンサ」のラインアップとして、直接USBポートに接続できるポータブルセンサを追加し、9月下旬より販売すると発表した。同製品は62mm×33mm×15.5mmの小型サイズで、USBポートに直接接続する形で利用し、手のひらを上部にかざすことで認証を行う。具体的には、手のひらを高速で連続撮影し、その中から認証に最適な画像を瞬時に選び出して自動的に照合することで認証が行われる。また、すでにPalmSecure-SLセンサのマウスタイプセンサやスタンダードセンサを利用している場合、同製品との併用が可能であり、運用に即した使い分けもできるという。なお、希望小売価格は1万7500円(税別)としている。
2015年06月18日じぶん銀行は6月15日、「じぶん銀行スマートフォンアプリ」において、インターネットバンキングによる不正送金被害を防止するための新しい認証サービス「スマホ認証サービス(スマホ認証)」の提供を開始したと発表した。同社によると、「トランザクション認証機能」を、銀行取引用のスマートフォンアプリに組み込んだ認証サービスの提供は邦銀初。「トランザクション認証機能」とは、顧客が入力した取引内容を含んだワンタイムのパスワードを生成して認証するもので、送金先を書き換えるなどの不正が行われた場合に検知できる、最も強固なセキュリティ対策の一つ。また、「スマホ認証」は、振り込みなどの重要な取引の際に利用し、取引確定前に、同行アプリに表示された取引内容を顧客が確認し、承認した取引だけを実行するもの。これにより、第三者のなりすましによる不正アクセスや、インターネットバンキングの不正送金指示で見られるマン・イン・ザ・ブラウザ攻撃による取引内容の改ざんによる被害を防止できる。パソコンからだけでなく、同行アプリからの取引でも利用が可能で、パソコンからの取引の場合は、スマートフォンが取引内容を確認する機器となるため、スマートフォンとパソコンの2経路認証となると同時に、ログイン認証(記憶暗証番号)とトランザクション認証による2要素認証にもなるため、より高いセキュリティを実現。同行アプリからの取引は、パスワードカードなどの専用認証機器の必要がないうえ、高い安全性を確保しながら別のアプリを立上げる手間もなく、1つのアプリで取引内容の入力から認証まで完結できる。なお「スマホ認証」は、同行のインターネットバンキングから申し込み、24時間対応の自動応答電話による本人確認の後、すぐに利用開始できる。Androidスマートフォン向けには6月14日より提供を開始し、iPhone向けには近日中にサービスを提供する予定。アプリは無料で提供される。
2015年06月16日富士通と富士通フロンテックは、法人向けの非接触型手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-SLセンサー」に、直接USBポートに接続できるポータブルセンサーを追加し、9月下旬より販売すると発表した。この製品はPCログオン専用小型センサー「PalmSecure-SLセンサー」のラインナップと同一のセンサーで、ケーブルをなくし端末と直結させることで、タブレットPCなどでの利便性を向上させた。幅62mm、奥行き33mm、高さ15.5mmと、手のひらにおさまるサイズで、手のひらを高速で連続撮影し、その中から認証に最適な画像を瞬時に選び出して自動的に照合する機能を搭載。これにより、手のひらを固定させるためのガイド装置が不要で、センサーの上に手をかざす動作で、認証が可能だという。価格(税別)は17,500円で9月下旬に提供開始予定。
2015年06月16日富士通は16日、法人向け非接触型手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-SLセンサー」の新ラインナップとして、直接USBポートに接続できるポータブルセンサーを発表した。手のひらを本体上にかざすことで、静脈認証が行える小型センサー。2012年8月に発表されたPCログオン専用小型センサー「PalmSecure-SLセンサー」の新製品で、従来展開してきたマウスタイプセンサー、スタンダードセンサーの2製品と異なり、ケーブルを省きUSB直挿しとすることで利便性を高めた。本体は幅62mm、奥行き33mmと手のひらサイズで携帯しやすく、タブレットなどのモバイル端末での使用に最適という。静脈認証では、手のひらを高速で連続撮影し、その中から認証に最適な画像を選び出して自動的に照合する機能を搭載。これにより、手のひらを固定させるためのガイド装置が不要となり、自然な動作での利用が可能になる。提供開始時期は9月下旬で、法人向けに発売。価格は税別17,500円。
2015年06月16日じぶん銀行は14日、「じぶん銀行スマートフォンアプリ」において、インターネットバンキングによる不正送金被害を防ぐAndroid向け「スマホ認証サービス」の提供を開始した。料金は無料。iPhone向けは近日中に開始する。同サービスは、邦銀では初という「トランザクション認証機能」を銀行取引用のスマートフォンアプリに組み込んだもの。同機能は、利用者が入力した取引内容を含んだワンタイムパスワードを生成して認証するもので、送金先を書き換えるなどの不正が行われた場合に検知できる。取引確定前に、同行アプリに表示された取引内容を利用者が確認し、利用者が承認した取引だけを実行することで、不正送金被害を防止する。パソコンおよび同行アプリからの取引に対応。パソコンからの取引の場合、スマートフォンとパソコンの2経路認証となると同時に、ログイン認証とトランザクション認証による2要素認証にもなるため、セキュリティが向上する。専用認証機器を使うことなく1つのアプリで完結。アプリ上で取引内容を確認して承認することで、取引内容を含むワンタイムパスワードがアプリ内で連携されて認証されるため、ワンタイムパスワードを入力せずに安全な取引が行える。申込みは同行インターネットバンキングまで。24時間対応の自動応答電話による本人確認後、すぐに利用できる。
2015年06月15日りそなグループのりそな銀行と近畿大阪銀行は5月29日、「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証を取得したと発表した。これは、大阪市内で事業を行い、女性の活躍推進に積極的に取組む企業を大阪市が認定するもの。りそなグループは、これからも女性が活躍できる企業文化の醸成を通じ、女性に最も支持される金融サービスグループを目指していくとしている。○評価につながった取組み仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)支援出産を控えた社員をサポートするための「プレママセミナー」や育休後の復職に向けた「復職支援セミナー」を実施。また、育児・介護期間中の短時間勤務をスムーズに実現するための「社員・パートナー社員間転換制度」や一旦退職した社員を再雇用する「JOB リターン制度」など、多様な働き方をサポートする環境整備に取組んでいる女性社員の意見を直接経営に提言できる組織「りそなWomen’s Council」2005年より、女性が活躍し、働き続けるために必要な施策・制度改定などを社長に直接提言する経営直轄の諮問機関「りそなWomen’s Council」を発足し、女性社員の声を各種施策に反映させている。また、女性社員の管理職などのキャリアアップをサポートするマインドアップ研修やセミナーに取組んでいる具体的数値目標の公表りそなグループとして、2020年までに、女性管理職比率を現在の21%から30%とする目標を掲げている
2015年06月01日生体認証の情報を使ってオンラインサービスのログイン認証を行うためのプロトコル仕様であるFIDO(Fast IDentity Online)の標準化を行うFIDO Allianceに、NTTドコモが加入した。キャリアからは初の参加で、ボードメンバーとしての加入となっており、今後さまざまな貢献を目指していくという。(関連記事:Googleら参加の生体認証の標準化団体「FIDO Alliance」にドコモが加入)今回の発表に伴って来日したFIDO Alliance Vice PresidentであるRamesh Kesanupalli氏とExcective DirectorのBrett McDowell氏、NTTドコモのプロダクト部 部長の丸山 誠治氏、同部 プロダクトイノベーション担当部長である森山 光一氏に、FIDOに関して話を聞いた。FIDOは、生体認証情報を端末内の安全な場所(Trusted Execution Environment)に格納し、同様にオンラインサービスの認証情報も保存する。オンラインサービスの認証時には端末内で生体認証を行ってユーザーを認証し、その上でサービスの認証情報をオーセンティケーターとなるFIDO認証モジュールが暗号化する。その後、FIDOクライアントがサービス側に送信する。サービス側では、それを公開鍵で復号化して認証する仕組みとなっており、端末とアプリ、サービスがFIDO仕様に準拠している必要がある。今回ドコモでは、生体認証機能を搭載した4モデルがこれに対応し、ドコモサービスの認証を行う。認証を行う際、docomo IDを暗号化して送信するためにアプリが必要になるのだが、現時点でFIDO仕様に規定されていない部分があるため、サービス事業者としてドコモが独自に設計した部分もあるという。丸山氏は、100にも及ぶドコモサービスを順次対応させていくことで、こうした実装への取り組みをフィードバックして、FIDO Allianceに貢献していきたい考えを示す。ドコモのサービスでは、docomo IDとspモードパスワードの2種類に対応しており、サービスへのログインや決済時のパスワード入力時に利用可能。従来のパスワード入力欄に加えて、生体認証でログインや支払いをするためのボタンが追加で表示されるようになる。対応する4端末では、27日からこのボタンが表示されているというFIDOはオープンな標準仕様を目指して策定されているため、FIDO対応サービスであれば、ドコモの対応端末を使えばすぐに利用できるようになるはずだ。丸山氏も、「例えばPayPalの対応アプリをインストールすれば使えるはず」という。逆に、ドコモ以外からも発売されているGalaxy S6 edgeを使えば、ドコモサービスに対して同様に生体認証でのアクセスができるのかというと、そのようには動かないという。FIDOの仕様では、認証情報を仲介するFIDOクライアントなどが必要で、docomo IDを暗号化するために鍵生成の仕組みがなければ動作しない。そのため、auやソフトバンクの同じ端末を用いてドコモサービスにdocomo IDでログインしようとしても、生体認証によるログインのためのボタンが表示されないという。この辺は、今後ドコモがこうした仕組みを他社端末向けに提供するかどうかにかかっているようで、丸山氏も「いずれはやりたい」と話す。ドコモでは、今後ドコモサービスでの対応を拡大。非対応サービスは、単に開発順の問題であり、技術的な問題はないという。アプリ向けサービスやネットワーク暗証番号への対応も同様で、今冬をめどに全サービスを対応させたい考えだ。それと同時に、spモードで付き合いのあるサービス事業者などのFIDO対応も推進する方針。対応端末に関しては、生体認証機能を備えるハイエンド端末に関しては基本的にドコモ側の要件としてFIDO対応を求めていくことで、順次対応するスマートフォンも拡大していく。また、生体認証搭載スマートフォンといえばiPhoneがある。指紋センサーを搭載し、Touch IDと呼ばれるFIDOに似た仕組みも搭載されている。Apple自体はFIDOに参加しておらず、McDowell氏によると同社の参加は「歓迎したい」という意向。ただ現時点で、FIDOとは別個の仕組みとして相互運用性はない。Touch IDはAPIを公開してアプリからの利用も可能で、今後FIDOでもアップルの参加を促していきたい考えだ。すでにFIDO Allianceには200社の参加があるが、これをさらに拡大したい方向で、要件の厳しい医療の分野に対しても対応できるように仕様を改訂していく意向。また、期待しているのが「自動車業界」だという。ドコモの参加を足がかりに、トヨタ自動車や本田技研工業といった自動車メーカーに対して働きかけを行っていきたいとKesanupalli氏は話す。FIDOは、生体認証で個人を認証し、サービスの認証情報を送信する形だが、OpenIDと組み合わせれば、個別のサービス自体がFIDO対応しなくても、複数のサービスに安全にログインできるという可能性がある。McDowell氏も、「FIDO対応のOpenIDプロバイダを使うことで、自前のFIDOのインフラを持つことなく利用できる」と語る。docomo ID自体もOpenIDであり、生体認証とdocomo IDの組み合わせをパートナーなどにも拡大していきたい考えだ。
2015年05月28日世界の中でも最も厳しい有機認定機関のひとつ、オーストリアBio認証(ABG)を化粧品で初めて取得した、マリアス(MARiAS) が日本に初上陸。マリアスのオーガニック化粧品の主成分は大地の恵。クレオパトラも美容の為に愛用したと伝えられるメアミルク(馬の母乳)やフローラル ウォーターなど、世界中から集めた上質で厳選された原料をふんだんに使ったスキン&ボディ&ヘアケア商品を数多く展開している。注目は「アロマ フィール ザ カラー」(全10種 各10ml 各2,500円)。様々なエッセンシャルオイルをフラワーウォーターとエタノールに溶かし込んで、10のカラーを纏わせたボトルに詰め込んでいる。例えば 「アロマ フィール ザ カラー White」は、カミツレ花のウォーターとカモミールの精油などをブレンドしたアロマウォーター。ボトルカラーの白は“太陽と光”を意味している。単品使 いはもちろんのこと、好みのものをブレンドして使ってもOK。エッセンシャルオイルの効果や、好みの香り、ボトルカラーの色のメッセージから選ぶ など、楽しみ方は色々。Bio認定を受けているので、ルームスプレーやファブリックスプレーとしてなど用途を問わず、幅広いシーンで安心して使える。5月1日よりオッシュマンズ 二子玉川店、更に5月より伊勢丹新宿店の本館地下2階のビューティアポセカリーでも、マリアスの取り 扱いがスタート。前述の「アロマ フィール ザ カラー」はこの2店舗のみで販売となる。店頭では、FASHION HEADLINEの人気ウィークリー連載「12星座×ファッション占い」の鑑定でもお馴染みの、西洋占星術師のムーン・リーが監修した、12星座別オスス メ「アロマ フィール ザ カラー」の選び方が書かれたリーフレットも配布される。また、ポップアップストアも各店で順次開催。5月27日から6月2日まで横浜高島屋で、6月18日から30日までマルイ 国分寺店で、続けて7月以降も表参道ヒルズや、8月20日から8月27日までジェイーアール名古屋タカシマヤなど、期間限定ショップがオープンする予定だ。
2015年05月27日NTTドコモは5月26日、生体認証を使ったオンライン認証の標準化団体「FIDO Alliance」のボードメンバーとして加入したと発表した。対応端末として、「Galaxy S6/S6 edge」などを4機種を用意しており、今後FIDOの普及促進や発展、対応端末・サービスの拡充などを図っていく計画だ。FIDO(Fast IDentity Online)は、指紋認証などの生体認証と公開鍵暗号を組み合わせ、オンラインサービスの認証を安全に行うためのプロトコル仕様。2014年12月にFIDO 1.0仕様が策定された。生体認証の情報を端末内のセキュアな領域(Trusted Execution Environment)に格納し、この領域内で認証情報を秘密鍵で暗号化する。このセキュア領域はOSから隔離されており、TPM(Trusted Platform Modules)やセキュアエレメントと同様の仕組みで安全性を確保する。暗号化された認証情報はトークンとしてインターネット経由でオンラインサービスに送信され、FIDOに対応したサービスは、トークンを公開鍵で復号化し、認証を行う。ユーザーはIDやパスワードを入力する必要がなく、端末の生体認証でサービスの認証も行えるため利便性が向上するとともに、フィッシングサイトなどにアクセスしてパスワードを盗まれる、といった心配もなくなる。端末、サービス側ともにFIDOの仕様に準拠する必要があり、ボードメンバーとしてはGoogle、Microsoft、Samsung、Qualcomm、PayPal、VISA、MasterCard、Alibabaなどが参加。スポンサーメンバーも200社に及び、国内からはヤフージャパンも参加している。FIDOはオープンな仕様であり、FIDO Allianceでは認証プログラムによって相互運用性を確保していく。今回、ドコモは「Galaxy S6 edge SC-04G」「Galaxy S6 SC-05G」「ARROWS NX F-04G」「AQUOS ZETA SH-03G」の4製品でFIDOに対応。ドコモサービスとしてdゲーム、dミュージック、dアニメストアなどdocomo IDでログインできる複数のサービスでFIDOに対応しており、27日からサービスを開始する。また、携帯料金とまとめて支払いができるケータイ払いにも対応しており、dゲームやdミュージックなどでは、支払時に暗証番号の代わりに生体認証で支払いを行える。ドコモのプロダクト部長の丸山 誠治氏は、サイトにアクセスしたユーザーの動向を分析すると、パスワード入力の画面でつまっている人が多く、そうしたユーザーでも簡単にアクセスできるため、ユーザーにとってもサービス事業者にとってもメリットがあると指摘する。ドコモでは、今後対応端末を順次拡大し、ドコモサービスでの対応をさらに進めていく。ドコモ自身は約100サービスを提供しているが、現在はブラウザベースの利用のみに対応しているため、アプリベースのサービスでもログインなどに利用できるように対応を拡大。docomo IDとspモードパスワードに加え、ネットワーク暗証番号でも利用できるように拡張していく。また、ドコモはspモード向けサービスを提供する多くのベンダーと付き合いがあり、こうしたサードパーティでのFIDO対応も推進していきたい考えだ。FIDO AllianceのVice PresidentであるRamesh Kesanupalli氏は、FIDOの開発にあたって使いやすく、異なる複数の環境にも対応できるような認証システムを目指したとしており、生体認証情報を端末内に保持して送信しないためプライバシーも保護でき、フィッシングサイトなどでのパスワード盗難、パスワード使い回しによる不正ログインといった問題にも対処できるセキュアな方式だとアピールする。Kesanupalli氏は、ドコモのボードメンバー加入は「マイルストーン」と強調。世界で初めての携帯事業者の参加であり、指紋認証と虹彩認証という複数の生体認証方式に対応し、複数の端末をそろえたことも初めてということで、今後、こうした経験を元に対応製品・サービスの拡大に繋げていきたい考え。ボードメンバーとして参加するMicrosoftは、次期OSのWindows 10でFIDOをサポート。Googleは2要素認証の方式としてFIDOをサポートすることを発表しており、Qualcommも自社チップセットの指紋認証でFIDOに対応するなど、今後さらなる拡大が期待できる。FIDO AllianceのExcective DirectorであるBrett McDowell氏は、ここにドコモが参加することで、世界の携帯事業者へ波及することも期待する。ドコモは、5月7日の決算説明会で新たなブランドスローガンとして「いつか、あたりまえになることを。」を掲げており、加藤薫社長は新しい技術や仕組みをユーザーが意識しなくても簡単に使えるようになることを目指すとしていた。今回のFIDOに対する取り組みはその一環で、丸山氏は「パスワードのいらない世界」を目指し、今後も取り組みを継続していく考えだ。
2015年05月26日SCSKは5月25日、認証アプライアンスの新製品として、最大20万件のアカウント管理に対応し、認証パフォーマンスを強化した「RADIUS GUARD S」を、6月10日から販売開始すると発表した。「RADIUS GUARD S」は、ID/パスワードによる個人認証はもちろん、証明書による端末認証もサポートし、複数要素の同時チェックによるアクセスコントロールが行える従来の「RADIUS GUARD」の機能を踏襲しつつ、管理能力とパフォーマンスを強化。アカウント管理数は従来の最大5万件から最大20万件に拡張し、管理者が運用で扱うアカウント管理操作をトップ画面に集約し、操作性とデザイン性を向上させた。また、ユーザー申請、端末申請、証明書申請など、利用シーンに合わせ最大15種類の申請ポリシーに対応し、認証システムに関わる各種アカウント運用のワークフローを多様化。メールによるアカウント申請をサポートした。さらに、外部LDAP/Active Directoryのアカウント情報をもとに、証明書自動発行をサポートした。価格は、79万円(税別、初年度のサポート費用が別途必要)。
2015年05月25日ユニバーサルロボットは5月19日、法人向けタブレット端末で個人認証セキュリティを実現する「手のひら静脈ハイブリッド認証カスタムメイド対応SDK」を発売した。価格は、iOS版/Android版とも100万円から(いずれも税別)。新製品は、可視光による静脈認証を可能にした製品としては世界で唯一という(特許5509459号、PCT/JP2012/071546)。タブレット端末のカメラを利用する静脈認証でありながら、FAR(本人拒否率)0.1%の場合にFRR(他人受入率)0.0003%の認証精度を実現。専用の生体認証デバイスを必要としないため、低コストでの導入が可能としている。既に大手企業で4万ユーザー以上の採用実績があるとし、業務でタブレットを使用する法人のセキュリティニーズに応える個人認証ソリューションとのことだ。同SDKは、標準では端末ローカルで認証を行うため、企業における様々なタイプのアプリケーションに柔軟に対応するとしている。コンパクトなソフトウエア・インタフェースで登録・認証が可能であり、組み込みの参考となるサンプル・コードを同梱する。また、1端末を複数ユーザーで共有する際のID管理やサーバ認証への対応、スマートフォンへの対応など、各種のカスタマイズが可能という。同社は今後、モバイル・バンキングやモバイル決済など一般ユーザーが対象のスマートフォン向け製品の開発を進めていくとしている。
2015年05月19日サンコーは13日、指紋で解錠する南京錠「指でロック!指紋認証南京錠」と、ワイヤーロック「指でロック!指紋認証ワイヤーロック」を発売した。直販サイト「サンコーレアモノショップ」での価格は、南京錠が税込14,800円、ワイヤーロックが税込15,800円。両製品とも指紋センサーを搭載。センサー上で指をスライドさせると、登録済みの指紋を認証し、ロックを解除する。指紋は10パターンまで登録可能。本体の登録情報のセットアップとリセットを行うUSBキーを付属する。電源は単4形乾電池×2。○「指でロック!指紋認証南京錠」南京錠の本体サイズはW64×D29×H130mmで、シャックルの直径は8mm。重量は471g。USBキーのほか、ミニドライバーを同梱する。○「指でロック!指紋認証ワイヤーロック」ワイヤーロックの本体サイズはW64×D29×H309mmで、重量は約491g。ワイヤーは直径7.5mmで、全長が510mm。
2015年05月14日NECは5月14日、同社のビジネス向けPCへの顔認証でログオンできるソフトウェアの標準添付を発表するとともにに、超小型デスクトップPCなどビジネス向けPCの新製品14タイプ37モデルを発売した。新製品の税別価格は、「VersaPro」シリーズが6万4,700円から、「Mate」シリーズが13万9,900円から。出荷開始は一部のモデルを除き5月19日から。顔認証ソフトは、米国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマーク・テストで3回連続の第1位評価を獲得した技術をベースとするセキュリティ・ソフトウェア「NeoFace Monitorスタートアップ版」であり、顔認証によるPCログオンを可能にするもの。また、会議や学校での協働学習などで資料を複数のPC画面で共有できる画面共有ソフトウェア「DisplayNote NEC Edition スタートアップ版」も標準添付。いずれもWindows 8.1 Update 32ビット搭載モデルを除く製品に同梱する用紙に記載のライセンス・キーを用いて、専用Webサイトからダウンロードして利用できる。これらにより、PCにおけるセキュリティと利便性の向上を両立し、企業や団体の安全・安心な活動に貢献するとしている。
2015年05月14日NECは14日、超小型デスクトップPC「Mate タイプMC」などを含めたビジネス向けPC新製品を発表した。同日より販売開始する。新モデルでは、顔認証でログオンできるセキュリティソフトウェアを標準添付することが特徴。出荷開始は5月19日より順次。税別価格は64,700円から。NEC製のビジネス向けPC「VersaPro」「Mate」新モデルで、14タイプ37モデルを揃える。新たにセキュリティソフトウェアとして、「NeoFace Monitorスタートアップ版」および画面共有ソフトウェア「DisplayNote NEC Edition スタートアップ版」を標準添付。「NeoFace Monitor スタートアップ版」は、高い認証精度を有する同社の顔認証エンジン「NeoFace」をベースに、顔認証によるPCのログオンが可能。「DisplayNote NEC Edition スタートアップ版」では資料を複数のPC画面で共有でき、セキュリティと利便性の向上を両立するという。発表されたPC新製品と価格、出荷時期は下記の通り。
2015年05月14日アスクは22日、Thermaltake製の電源ユニットとして、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニット「Toughpower DPS G」シリーズを発表した。450W / 750W / 1,050Wの3モデルを用意。4月29日から発売する。店頭予想価格(税別)は、450Wが17,980円前後、750Wが19,980円前後、1,050Wが28,980円前後。○Toughpower DPS G 450W「Toughpower DPS G 450W」は、80PLUS GOLD認証を取得している定格出力450W(最大540W)の電源ユニット。ケーブルを着脱できるプラグイン式を採用し、配線しやすいフラットケーブルによって、ケース内部をすっきりとまとめられる。+12Vはハイエンドグラフィックスカードの使用を踏まえたシングルレーン仕様。冷却用にダブルボールベアリングで静音性を高めた140mmファンを搭載し、アイドル時の消費電力を限りなくゼロに近づける「Intel C6ステート」をサポート。各部品には日本製105度コンデンサを採用している。安全規格はCE / TUV / FCC / UL/CUL / BSMI / PSEに対応。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが37A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×6、ペリフェラルコネクタ×4、FDDコネクタ×1。本体サイズはW150×D180×H86mm。また、専用ソフトウェア「DPSapp」を使うことによって、電源の動作状況をリアルタイムに表示・記録できる。○Toughpower DPS G 750W「Toughpower DPS G 750W」は、定格出力750W(最大900W)の電源ユニット。機能は「Toughpower DPS G 450W」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12Vが62A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×4、SATA電源コネクタ×8、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×1。○Toughpower DPS G 1050W「Toughpower DPS G 1050W」は、定格出力1,050W(最大1,260W)の電源ユニット。機能は「Toughpower DPS G 450W」とほぼ共通。主な仕様は、各DC出力が+3.3Vが25A、+5Vが25A、+12Vが87.5A、-12Vが0.8A、+5Vsbが3.0A。コネクタ数は、メイン24ピン電源コネクタ×1、4+4ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×12、ペリフェラルコネクタ×8、FDDコネクタ×1。
2015年04月22日富士通は4月10日、統合認証ソフトウェア「「FUJITSU Security Solution SMARTACCESS」シリーズにおいて、仮想環境上のシステムに生体認証によるログオンを可能にする「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」を新たに追加し、国内で法人向けに販売を開始すると発表した。「SMARTACCESS」シリーズは、手のひら静脈センサー、指紋センサー、スマートカード、FeliCaカードなどのデバイスを用いてWindowsや社内システムへのログオンを可能にする統合認証ソフトウェア。「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」は、「VMware Horizon (with View)」「Citrix XenDesktop」、「Citrix XenApp」などの仮想環境へのログオンをはじめ、仮想環境上で動作する社内システムのIDとパスワード認証を、手のひら静脈認証または指紋認証に置き換える。同製品を用いると、仮想環境上でパスワード認証画面を登録するだけで、社内システムを改修せずに生体認証を迅速に導入することができる。また、仮想環境で動作する社内システムへのシングルサインオンを実現できるため、システムごとにIDとパスワードを手入力する必要がなくなる。同製品の価格は、「SMARTACCESS/Virtual メディアパック(64bit/32bit) V1.0」が5000円、「SMARTACCESS/Virtual 1ライセンス V1.0」が1万5000円となっている。ライセンスは10ライセンス、100ライセンス、500ライセンス、1000ライセンス単位で販売されている。
2015年04月10日博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ合同採用事務局は2日、全9種類の職種紹介と顔認証による「職種顔」診断ができる新コンテンツ「HAKUHODO DNA」を公開した。○同社700名の平均顔を算出「HAKUHODO DNA」は、就職活動をする学生に、同社の取り組みや人の魅力をより身近に感じてもらうことを目的にした「職種紹介」コンテンツだ。若手社員約700名の顔写真を合成し、9職種ごとの平均顔を算出。さらにアンケート調査で職種ごとの仕事観、プライベートなどの実態を紹介している。コンテンツでは、自分の顔写真を使った「職種診断」も実施。自分の写真を取り込むと、9職種(男女別)の平均顔との近似率によって、自分がどの「職種顔」なのかを算出することができる。同社は「就職活動の合間に楽しむ『博報堂式・自己分析ツール』として、広く活用して欲しい」とコメントしている。
2015年04月03日NECは4月1日、顔認証・画像認識技術を組み合わせて、人・料理・風景などの写真を分類するクラウドサービスを同日から販売開始し、9月から提供開始すると発表した。同サービスは、ユーザーが撮影した写真の特徴をもとに、被写体に応じて人物・料理・風景・その他などのカテゴリーに分類する。人物は、顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」が写真から人物を検出し、その顔画像を事前に登録した顔の特徴量データベースと照合することで分類する。人物以外の写真は、サーバ内の各種画像から学習した分類用データベースをもとに、画像認識サービス「GAZIRU」がカテゴリー別に分類する。料理については、パスタ・カレー・ラーメン・ステーキなどの分類に加え、各料理をさらに細かく分類できる(例:パスタなら、ナポリタン・カルボナーラ・ペペロンチーノなどに分類)。将来的には、料理の画像から、その料理が提供されるレストランまで判定するなどの機能強化が計画されている。同サービスの活用法としては、スマートフォンやタブレット端末向け写真管理アプリの付加価値機能などが想定されており、大量の写真を自動で分類し、写真の検索や写真に関連する情報の入手を簡単に実現する。同サービスの価格は月額600万円(税別)からで、フォトサービスやSNS事業者などへの販売される予定。
2015年04月02日スマートフォンを安全に使うためのセキュリティ技術として主流となった指紋認証。フィーチャーフォン時代から長く指紋センサーを携帯電話に搭載してきた富士通が、新たな生体認証の方式「虹彩認証」を採用したスマートフォンのプロトタイプを開発。スペイン・バルセロナで開催された世界最大のモバイル関連見本市「Mobile World Congress 2015」に出展し、AndroidPITの「Best innovation award」を獲得した。この注目の虹彩認証スマートフォンとはどのようなものなのだろうか?○指紋よりもセキュアな虹彩認証をスマートフォンに人間の体には、一人ひとり異なる特徴を持つ部位がある。その”個人を特定できる人体の特徴”を生かして、「AさんがAさんである」ことを見分けるのが「生体認証」だ。よく知られているものでは指紋を使った「指紋認証」があるが、それ以外にも手のひらの静脈のパターンを使った「静脈認証」、声の周波数を分析する「声紋認証」などがある。DNA鑑定も生体認証と言っていいだろう。今回、富士通がスマートフォンに採用した「虹彩認証」とは、どのような技術なのだろうか? 簡単に説明すると「人間の瞳にある虹彩を使って認証を行う技術」だ。虹彩は、眼球の黒目の中心にある瞳孔の周囲の部分を指す。瞳孔は黒目の中心にある「穴」で、その周囲が虹彩だ。虹彩は、瞳孔を拡大縮小させることで目から入る光の量を調整する役割を担っており、瞳孔を動かすための細かい筋肉で構成されている。黒目をよく観察するとわかるが、この細かい筋肉が模様のようになっており、一人ひとり異なる。この模様で個人を判別するのが「虹彩認証」だ。ちなみにこの虹彩の模様は、2歳頃からほとんど変化せず、指紋のように年を経て薄くなったりもしない。加えて、非接触で判別できる点も特徴だという。富士通はこの虹彩認証を採用したスマートフォンを前述の通り、「Mobile World Congress 2015」で初めて公開した。同イベントで公開したスマートフォンはプロトタイプだが、富士通では2015年中の製品化を予定しているという。○スマートフォンに高度なセキュリティを続いて、なぜスマートフォンに虹彩認証が必要なのか考えてみよう。スマートフォンは、個人情報をはじめとした様々な重要なデータを集約できる機器だ。電話帳の名前や電話番号、メールやソーシャルサービスの情報、カメラで撮影したプライベート写真、金融機関のログイン情報などだ。このように多くの重要な情報が詰め込まれているスマートフォンが紛失・盗難によって悪意のある第三者の手に渡るなどして、勝手に中身を盗み見られてしまった場合、個人情報の漏えいだけでなく、金銭的な被害も起こりえる。そのため、スマートフォンの進化に伴い、数字などの文字入力で解錠する「画面ロック」など、様々なセキュリティ機能が搭載されてきた。その中で、富士通が取り組んできたのが指紋を使った生体認証だ。指紋は個人個人で異なり、確実に認証できれば数字4ケタよりも遙かに高いセキュリティレベルを実現できる。今回発表した虹彩認証は、使いやすさが向上した新たな認証システムだ。富士通が「Mobile World Congress 2015」で公開した虹彩認証スマートフォンは、本体上部にカメラと赤外線照射器を装着したつくりになっている。赤外線を照射するLEDによって虹彩を照らし、その反射をカメラが読み取り、そのパターンを解析する―― というかたちで個人を判別する仕様だ。指紋認証と同様に、最初に虹彩のパターンを登録する作業が必要だが、スマートフォンの画面に表示される指示通りにスマートフォンを見つめるだけ。いったん登録されたあとは、文字通り「スマートフォンを見るだけ」で認証が行われる。画面ロックの解除など、従来はパスワードや指紋を使っていた場面でも虹彩認証であれば、スマートフォンを一瞬見る事で認証できる。1回使ってみると、そのスピードに驚くはずだ。正直、ホントに認証しているのかと思ってしまうほどだ。登録時は「目を大きく開ける」「メガネを外す」といった配慮が必要だが、認証時にはそうした注意はなく、自然に画面を見るだけで認証できる。手を思い切り伸ばして顔からスマートフォンを離したり、目の位置が画面に写らないような範囲で画面をオンにしたら認証できないが、注意はそれぐらい。軽く腕を曲げて自然にスマートフォンを見れば認証される。顔の近くに寄せるなどの動作も不要。メガネやコンタクトレンズをしていても認証できるそうだ。また富士通によれば、屋内外の日光・照明下でも問題なく動作するそうで、赤外線で撮影するため、暗闇の方が得意らしい。○虹彩認証のメリットについて考える虹彩認証は「画面を見るだけ」というのが特徴。指が濡れていたりケガをしていたりしても利用可能だ。富士通では、まずは個人向けのスマートフォンに同技術を搭載して、法人向けにも展開していく計画。より強力な認証機能としてアピールしていきたい考えのようだ。法人現場では、さらにグローブなどをつけることは多いだろうし、セキュリティも重視されるので、虹彩認証はより便利に使われそうだ。個人的には、この虹彩認証がスマートフォンの画面ロックだけでなく、さまざまなシーンで利用できるようになっていると嬉しい。例えば世の中には、パスワードを入力する場面は多い。スマートフォンでもロック解除だけでなく、Webブラウザやアプリで会員制サイトにログインしようとするとIDとパスワードの入力を求められる。こうしたIDとパスワードを記憶して毎回手作業で入力するよりも、専用のパスワード管理アプリに任せれば、管理アプリのパスワードを覚えるだけなのでセキュリティが向上する。管理アプリのパスワードが簡単では意味がないので複雑にすべきだが、これを虹彩認証でカバーできるようになるといい。なお富士通によると、筆者が例にあげた使用方法について「そのような使用が実現できるよう開発中」だという。このように、単に虹彩認証システムをロック解除に使うだけでなく、さまざまな場面でパスワード代わりに利用できれば、セキュリティは格段に強化され、使い勝手も向上する。おサイフケータイロックも同様で、こうした機能の搭載も期待したいところだ。スマートフォンのロックが面倒でパスワードを設定していないという人もいるかもしれない。しかし、スマートフォンの紛失・盗難では自分だけでなく他人の情報も流出しかねないため、ちゃんとセキュリティ設定はしておく必要がある。本稿で紹介した虹彩認証システムは、手軽に強固なセキュリティを確保できるため、今まで面倒だと思っていた人でも使ってもらえるのではないかと思う。早期の製品化を期待したい。
2015年03月27日