元光GENJIの山本淳一が、テレビ東京系の単発バラエティ番組『これ、もう時効だよね?~今だから聞いちゃいますけど・・・~』(23日、30日 24:12~)に出演し、グループのメンバーだった大沢樹生に、脱退の理由を聞く。同番組は、芸能人が「なんであの人は、あのとき、あんなことを…」と思う内容を、すでに"時効"であるとして、相手に直接聞きに行くというもの。山里亮太(南海キャンディーズ)、小木博明(おぎやはぎ)の2人がMCを務め、VTRに斬り込む。23日の放送では、国民的アイドルグループだった光GENJIにいながら、1994年に脱退した大沢に、山本が改めて直撃。ほか、グラビアアイドル・杉原杏璃が初恋相手に「どうして私のことを振ったの?」と質問をする。収録を終えた山里は、「この番組は、人の心の繊細な部分に触れながら解いていく番組だからデリケートなところがいっぱいありました、そこを小木さんが凄く踏みにじるんですよ(笑)」と小木の発言を心配。そして「伝説のアイドルグループの光と闇の部分にも迫りますし、そこも注目です。こういう人の心に土足で踏み込むような番組は、他にないので期待してください」と、番組の見どころに触れた。小木は「僕の中で、『テレビ東京』というものがわからないんですよ。在京の放送局の中では発言に気をつけながら仕事をしているつもりですが、『テレ東は確か何を言ってもいいんだっけな~』って思いながら収録していました…ゴッドタンとかもありますし(笑)」と、テレ東の懐の深さを語った。また、小木は「この番組は珍しいことに全2回だけだけど、打ち切りではないということは勘違いしないで欲しいです(笑)」と注意を呼びかけた。
2016年05月20日●東京2020商戦から羽田空港アクセス線が離脱、蒲蒲線は京急次第か2020年の東京オリンピックに向けて、羽田空港アクセスの関心が高まっている。JR東日本の新線計画、東京モノレール改良、大田区の新空港線(蒲蒲線)、首都高速改良事業などが林立。供給過剰・投資過剰の声もあるなかで、競争が始まるとしたら勝者は誰なのか。○既存ルートも策を講じる羽田空港アクセスが注目される理由は主に2つある。ひとつは訪日外国人の増加と羽田空港発着便増加への「受け入れ体制整備」が必要だから。もうひとつは羽田空港が持つ「集客施設としての魅力」だ。少子高齢化が進むなかで、羽田空港アクセス路線は大規模な投資に見合う稀少な案件。首都圏の玄関とも言うべき羽田空港関連整備の公共性と、交通事業者の利益が合致した格好だ。現在の羽田空港へアクセス手段は、軌道系ルートとして東京モノレールと京急電鉄、道路系ルートとして中近距離路線バスとタクシー、マイカーがある。そこに新規参入を狙う事業体として、JR東日本の「羽田空港アクセス線」がある。間接的なルートとして、大田区が推進する「新空港線(蒲蒲線)」や、国が検討している「都営浅草線新線(都心直結線)」も控えている。既存ルートも無策ではない。東京モノレールには浜松町から北、新橋、東京方面に延伸する構想がある。京急はすでに京急蒲田駅周辺の高架化事業を完成させたうえで、ダイヤ改正で品川方面、横浜方面からの空港アクセス改善を続けている。バス路線やタクシーにとって朗報は首都高速中央環状線の全通だ。大井JCTで首都高速湾岸線と接続されたため、混雑しがちな首都高速都心環状線と首都高速羽田線を迂回できる。ちなみに、首都高速羽田線は海岸部の掛け替え計画が進行中だが、これは純粋な掛け替えで車線は増えないため、輸送力には影響しない。○「羽田空港アクセス線」は間に合わずいきなり期待を裏切る結果になってしまうが、JR東日本「羽田空港アクセス線」は2020年の東京オリンピックには間に合わない。この計画は東海道本線の田町駅付近から分岐して、旧貨物線を活用しつつ、新たな海底トンネルを設置して2020年に羽田空港貨物ターミナル付近で暫定開業。その後、羽田空港ターミナルビル地下へ延伸する構想だった。暫定開業は「羽田空港ターミナルビル付近の調整に時間がかかるため」である。しかし、2015年4月5日にその暫定開業も断念すると報じられている。JR東日本が交通省交通政策審議会で説明したという。理由は予算面で折り合いがつかなかったため。この計画は総工費が約3,000億円で、JR東日本としては国と東京都に1/3ずつ負担してもらう想定だったが、その調整がつかなかったようだ。8月に公表された国土交通省の平成28年度予算概算要求にも記載されていないため、同年度中の着工も難しい。その後、「JR東日本は2024年度に全線開業の意向」と報じられている。○「蒲蒲線」は2020年暫定開業を目指す大田区が推進する「新空港線(蒲蒲線)」計画は2020年の暫定開業を目指している。この計画は大田区役所がある蒲田地区において、JR東日本と東急電鉄池上線・東急多摩川線の蒲田駅と、そこから約800m離れた京急電鉄京急蒲田駅を結び、さらに延伸して京急空港線の大鳥居駅に接続する路線だ。全線を地下鉄とし、京急の規格で建設する。この計画は当初、離れた位置にある蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ地下鉄を作り、大田区の東西方向の鉄道を整備する目的だった。その後、羽田空港の再国際化と発着回数増大の方針を受けて、羽田空港アクセス路線の意味合いを持たせた。東急多摩川線は目黒線と東横線に接続するため、東急多摩川線が新空港線と接続すると、西武鉄道、東武鉄道、東京メトロのネットワークから羽田空港へのアクセスルートになる。蒲田駅では東急多摩川線のホームの一部を地下化し、同じホームで乗り換えができるようにする。これは東急の線路の規格と京急の線路の規格が異なるためだ。将来的にはフリーゲージトレイン方式(車輪の幅を変えることで異なる軌間に対応させた車両)で、東急多摩川線と京急空港線を直通運転する構想である。この計画は東急側が関心を寄せており、同社の投資家向けの説明会で紹介している。しかし、フリーゲージトレインの実用化の目処が立っておらず、京急側にとっては利点が少ないことから進捗がない。京急にとっては、いままで品川で乗り換えて京急を利用していた人が、蒲田経由に奪われる格好になるからだ。建設にあたっては、JR東日本の「羽田空港アクセス線」と同様、大田区が1/3を負担、国と運行事業者が1/3ずつ負担という枠組みとしているが、こちらも国土交通省の平成28年度予算概算要求に記載されていないため、2016年は進捗がなさそうだ。報道によると、大田区は全線開業時期を明確にしていないものの、2020年の東京オリンピック開催までに東急多摩川線側の蒲田駅と南蒲田駅間を暫定開業させたいという。南蒲田駅は京急蒲田駅に近いため、乗り換えが必要とはいえ鉄道による羽田空港アクセスルートになる。しかし、地下駅と地上2階または3階との乗り換えは便利とは言いがたい。この区間だけを京急が運行してくれるかどうかも未知数だ。●都心直結線も間に合わず、東京モノレール延伸は可能性アリか○「都心直結線」は平成28年度予算概算要求に計上京急電鉄は羽田空港に乗り入れる。京成電鉄は成田空港に乗り入れる。両者は東京都営地下鉄浅草線で結ばれ、相互直通運転を実施している。両空港を結ぶ列車も1日に約20本走っており、最速列車の所要時間は約1時間半だ。この所要時間を短縮するため、追い越し設備のない都営浅草線のバイパス路線を作る。これが「都営浅草線新線(都心直結線)」構想だ。同路線上には、東京駅丸の内地区東京駅を設置する。これが実現すると、羽田空港=成田空港間は59分、東京=羽田空港間は18分、東京=成田空港は37分で結ばれることとなる。この案は国土交通省が検討しており、平成28年度予算概算要求に1億2,900万円を計上している。平成27年度予算概算要求の2億3,600万円のほぼ半額だが、要求の内訳が「調査費」から「整備に向けた検討」の費用に変わったためだ。計画が後退したわけではない。この路線の原形は2000年に策定された運輸政策審議会答申第18号だ。「2015年度までに整備着手することが適当」と示されている。当時は都営地下鉄浅草線から東京駅丸の内付近へ支線を建設する案だったが、現在は押上駅(新駅)と東京駅と泉岳寺駅を直接結ぶ案になっている。ただし、東京駅ではつくばエクスプレスの新駅と合わせて開発する案があり、品川駅の再開発で京急の駅が地上に移設されるなど、他のプロジェクトとの調整が必要だ。着工まではしばらくかかり、2020年には間に合いそうもない。○東京モノレール延伸はすぐ始めれば間に合う?東京モノレール延伸計画は、現在の起点の浜松町駅から北へ3kmの東京駅へ延伸する計画だ。途中駅は設けない。2014年8月に国土交通省の交通審議会で東京モノレールが構想を説明したという。直前には親会社のJR東日本が羽田アクセス線構想を発表しており、親子対決という報道もあった。しかし、これは対決どころか協調である。JR東日本自身も2002年にモノレールの新橋延伸構想を発表している。当時、すでにJR東日本の線路敷地にモノレールの橋脚を設置する約束ができていたとみられる。この計画では目標年度が明らかにされていない。国土交通省の平成28年度予算概算要求にも関連する文言はない。しかし、もっとも手間取る用地買収がほぼ不要だから、2020年に間に合わせるとしたらもっとも現実的だ。問題があるとすれば、浜松町駅は貿易センタービル建て替え工事に伴う再開発計画があり、浜松町駅の建て替えも検討されている。再開発全体の計画が定まるまでは、東京モノレール単独では動けない。モノレール駅周辺だけでも早期決着したいところだ。親会社のJR東日本にとっても、羽田アクセス線が2020年に間に合わないというならモノレール、という選択はアリだろう。●首都高の中央環状線全線開通でバスに追い風○高速道路の開通が空港連絡バスを活気づける羽田空港周辺のバス、タクシー、マイカーにとっては朗報が続く。前述の通り、首都高速中央環状線の開通で都心方面のスピードアップと遅延解消が達成された。これに加えて、今後は川崎、横浜方面の開通が続く。まず、2016年度に「首都高速横浜環状北線」が開通する。ルートは首都高速羽田線の延長にあたる横浜線の生麦ジャンクションから新横浜を経由して港北インターチェンジまで。ここで第三京浜道路と接続する。これで神奈川県東部、東京へのベッドタウンとなっている地域からのバス連絡がスピードアップする。さらに、港北インターチェンジから東名高速横浜青葉インターチェンジまでの「首都高速横浜環状北線」が建設中だ。こちらの開通は2021年で、2020年には前倒しできるかどうか、といったところ。開通すれば、首都圏南西部からの羽田空港行きバスのルートが変わり、スピードアップになりそうだ。空港周辺では、内閣府地方創生推進室の羽田空港周辺・京浜臨海部連携強化推進委員会が、旧羽田空港跡地と多摩川の対岸にあたる神奈川県川崎市の再開発計画を進めている。両地区を結ぶため、多摩川に片側2車線の橋を架ける予定だ。首都高速湾岸線に平行する国道357号線についても、多摩川をトンネルでくぐり抜けて川崎臨海地区に達する。こちらは2015年度内に工事着手が予定されている。この道路が開通すると、川崎港から大田区城南島、昭和島、平和島の流通拠点や品川区大井の東京貨物ターミナルを結ぶ最短ルートとなる。現在は混雑が激しい産業道路大師橋、首都高羽田線の混雑解消も期待できる。そうなると、羽田空港連絡バスにとってますます渋滞要因が除かれる。○オリンピック輸送はバスによる波動輸送、鉄道は長期視点これらの情報から俯瞰すると、2020年東京オリンピックに関する海外旅行客急増に対しては、軌道系交通は既存のルートの改良に留まり、新規路線開通には期待できない。着々と整備が進む道路を利用するバスに活躍の期待がかかる。東京駅八重洲口バスのりばも改装を終え、2016年春にはJR東日本の新宿駅直上に「新宿高速バスターミナル」が開業予定だ。オリンピック波動輸送の主役はバスになりそうだ。一方、鉄道・モノレールなど軌道系アクセスは、オリンピック需要には間に合わないものの、長期的視点から羽田空港利用客の増加に対応していく。政府が2003年に開始した外国人旅行者の訪日促進活動「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の効果もあって、2003年当時は約520万人だった訪日外国人数は、2014年に約1,340万人に増加した。2015年は10月現在で約1,630万人となっており、増加傾向が続いている。ホテル不足になるわけだ。羽田空港は訪日客の重要拠点であり、国際線発着回数も増やす計画になっている。オリンピックがピークとしても、その後も多くの外国人が日本を訪れるだろう。羽田空港アクセス路線の公共性、ビジネスの魅力は衰えない。もっとも、全ての計画が完成すると、羽田空港アクセス路線は供給過多となるおそれもある。そこからは競争の始まりだ。価格、スピード、快適性、いずれにしても利用者にとってはいい形で還元されるだろう。筆者は、羽田空港の軌道系アクセスについてはサービス面に課題が多いと感じている。成田空港アクセスについては、京成電鉄のスカイライナーやJR東日本の成田エクスプレスなど、座席指定の快適な列車がある。しかし、羽田空港は京急も東京モノレールも通勤仕様だ。海外旅行の始まりと締めくくりのルートとしては寂しい。「近距離だから指定席不要、並んで立って待て」ではバスに負ける。既存ルートも含めて、アッパークラスの設置を望む。その意味でも、JR東日本の羽田アクセス線に期待している。○筆者プロフィール: 杉山淳一鉄道&ゲームライター。PC、ゲーム雑誌の広告営業職を経てフリーライターに転職。マイナビニュースでは鉄道コラム「鉄道トリビア」「読む鉄道、観る鉄道」「列車ダイヤを楽しもう」などを執筆。近著は『A列車で行こう3Dビギナーズパック同梱ガイドブック』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。達人のとっておき日本全国列車旅33選』など。
2015年12月18日もう少しで始まる帰省ラッシュ。新幹線などの鉄道を利用する子連れファミリーも多いことだろう。子どものおむつ交換、「新幹線や特急に乗ってしまえばオムツ交換台やベビーチェアはどこかの車両にある」と把握しているパパやママも多いと思うが、駅でおむつ交換……となると、どのトイレに設備があるのかわからないことが多い。今回は、駅での親子向けトイレ施設について鉄道ライターの杉山淳一さんに聞いてみた。○駅の赤ちゃん向け設備はネットでチェック「大きな駅には、オムツ交換台や授乳用の椅子を備えたトイレがあります。しかし、実際に駅へ行ってみると、トイレマークや『だれでもトイレ』『みんなのトイレ』の表示を見かける程度。なので、事前の確認をしておくと安心でしょう」。確認方法としては、Webサイトが便利。「JR東日本はWebサイトで『赤ちゃんとご一緒のお客さま向け施設のご案内』を公開しています。JR東海は『主な駅のバリアフリー情報』で、ベビーシート備え付けトイレにマークを付けています。どちらも駅構内図を表示すれば、便利なトイレがどこにあるかわかります。JR九州はWebサイト内に『バリアフリー設備のご案内(』があり、路線ごとに駅の設備の一覧がまとめられおり、博多駅には授乳室もありますね」。ただし、JR西日本、JR四国とJR北海道はママ向けの駅情報コーナーはない。「JR西日本の場合、駅ごとの情報を表示して『バリアフリー情報』をクリックすると、トイレのベビーベッドの有無が記載されています。JR北海道は駅の紹介ページから『交通エコロジー・モビリティ財団』と『らくらくおでかけネット』へリンクしています。これらのサイトは全国の駅の構内図やバリアフリー情報を検索できるようです。この2つのサイトはWebブラウザーの「お気に入り」に登録する価値がありそうですね」。備えあれば憂いなし。子連れ旅を快適にするためにも、事前の準備が必要といえそうだ。
2014年12月26日駅や鉄道車両のバリアフリー化が進み、車椅子利用者やお年寄りにとって便利になってきている。このバリアフリー化はベビーカーを使うパパやママにとってもありがたい。しかし、旅行や帰省時に利用する新幹線では、ベビーカーの置き場に困ることも。通路に置こうとしても、人が行き来する時には恐縮だし、車内販売のワゴンが通過時には移動させないとワゴンが通れない。そこで、鉄道ライターの杉山淳一さんに新幹線利用時のベビーカーの置き場について聞いてみた。○ベビーカーを置きやすい座席「時々、ベビーカーの置き場に困って恐縮している親御さんを見かます。周りの乗客から邪魔だと思われてないかな……などと気にされる方も多いと思います。でもそれはベビーカーだから、というわけではないんですね。日本の鉄道はバスや航空機に比べて、大きな荷物を持つ旅への配慮が行き届いていません。そうかといって、利用しないわけにも行かないので、利用者側でなんとか工夫していきましょう」。具体的には、「新幹線の場合は、車両の前後端の座席がオススメです。デッキへの出入り口のそばです。ここは背もたれと壁の間にゆとりがあって、荷物が置けますし、ベビーカーも畳めば置けます。実はここ、車内でくつろぎたいビジネス客にとっては不人気な席。通路のドアの開閉音が煩わしいので。窓口もそれを心得ていますから、売れ残りやすい席になっています。窓口で指定席を予約するときに、『荷物があるので端の席で』と頼んでみてください」。ちなみに、新幹線以外では、「新しい通勤電車は、座席を取り払って車椅子用のスペースを確保しています。いつも車椅子の利用者がいるわけではないので、ベビーカーで電車に乗るときは、空いていれば車椅子用のスペースを利用するとトラブルになりにくいでしょう」。○新幹線の車椅子スペース他にも、新幹線利用時の裏技がある。「新幹線の普通車の座席は5列で、数字とABCDEの組み合わせになっています。ABCの3人掛け席と、DEの2人掛け席ですね。実は、一部の車両ではC席が取り外されています。車椅子を利用する方のために空けてあります」。「例えば東海道新幹線の場合、11号車の12番、13番。北陸(長野)新幹線は7号車11番、12番。東北新幹線のE5系は1号車6番、秋田新幹線は12号車1番です。この座席番号はC席がありませんからB席を予約できたら隣のスペースに車椅子を置けます。ただし、実際に経験した人によると、どうやらこの座席は乗車当日しか予約できないようです。車椅子で駅に来たお客さんを優先したいという配慮でしょうね。でも、車椅子の利用者がいない場合は、一般のお客さんに販売されます」。この席を狙う場合は、あらかじめ乗りたい列車の別の指定席を購入しておいて、当日、窓口で変更可能なら対応してもらうとよいだろう。JRの指定席券は、乗車前に1回だけ無料で変更できるのだ。ただし、しつこいようだが、こちらのスペースはあくまでも車椅子利用者向けのものであることをお忘れなく。ちなみに、前半でオススメした「車両の前後端の座席」、もし取れなかったとしても、当日再度窓口で空き状況を確認してみるとよい。「指定席券は乗車2日前にキャンセル料が高くなるので、直前に希望の席がキャンセルされて空いている場合もあります。あきらめないでくださいね」。※写真は本文と関係ありません。
2014年12月12日年末年始が近づいてきて、帰省用の新幹線チケット確保に動いているパパ&ママも多いことだろう。ただでさえ大変な子連れ新幹線旅、帰省シーズンとなると利用客も増え、さらに大変だ。今回は、鉄道ライターの杉山淳一さんに子連れ新幹線利用時のお役立ち情報を教えていただく。○多目的室を使おう「新幹線内で、周りの目を気にしながらケープで隠して授乳をするお母さん、いますよね。また、赤ちゃんが興奮してしまったのか、何をしても泣きっぱなしで恐縮しきりのお母さんも見かけます。元気なお子さんだなあ、幸せそうだなあと思う反面、お母さんはツラいだろうとも思います。そんな場合は、車掌さんに『多目的室』をリクエストしてください。ほとんどの新幹線車両に用意されています。多目的室は本来、急病人の発生など不測の事態に備えた設備。広めの座席または簡易ベッドがあります。空いている時は、授乳などでも利用でき、特別な料金は不要です」。ただし、混雑時は小さな子どもを連れたファミリーも多く、また急病人も発生しやすくなる。譲り合って使用するようにしよう。新幹線の多目的室の場所は、路線や列車によって異なる。普段はカギがかかっていて自由に出入りできないので、車掌さんにお願いしてあけてもらおう。「車掌さんが近くにいない場合は、車内販売員やアテンダントさんに声をかけましょう。乗務員用の連絡装置で車掌さんを呼んでもらえます」。※カッコ内は連結車両数または車両形式。同じ列車名でも異なる車両を使う場合がある。「何号車に多目的室があるか調べるのが面倒な場合は、きっぷを購入する時に『赤ちゃんがいるので多目的室の近くで』とお願いしちゃいましょう」。たとえ、多目的室の利用をしなかったとしても、多目的室のある車両には子連れ客が集まる場合が多い。ビジネス客ばかりの中にぽつんと1組だけ子連れでいるより、少しは気持ちが楽になるのではないだろうか。「また、新幹線には、車いす対応の広めのトイレに『おむつ交換台』が備え付けられた車両もあります。『おむつを交換したい』と伝えれば案内してもらえます。在来線や私鉄の特急列車も、新しい車両には多目的室や多目的トイレが用意されています。車掌さんに聞いてみてください」。少しでも新幹線移動を快適にするために、既存の設備は可能な限り利用しよう。
2014年12月04日子連れ旅は何かと苦労が多いもの。ここでは、新幹線を使った旅行の際に役立つ情報を紹介する。子ども連れでの帰省や旅行時に新幹線を利用すると、ベビーカーの置き場に困ったり、泣き叫ぶ子どもにあせったりと、パパやママはゆっくり読書どころか、食事をとる時間すら取れない……という声も聞く。そこで今回は、鉄道ライターの杉山淳一さんが子連れ旅の際にオススメする「ファミリー車両」について紹介しよう。○「ファミリー車両」の利用「年末年始の帰省時、親子で楽しく新幹線に乗りたい! というファミリーのために、東海道新幹線で『ファミリー車両』が設定されています。混雑した時期に、子ども連れが気兼ねなく乗車できるようにと、子連れ専用車両を設定した旅行商品です。JR東海の関連会社のJR東海ツアーズが『東海道新幹線ファミリー車両で行こう』という商品名で販売しており、出発日は2014年12月20日~2015年1月12日まで、1日に上下1本ずつの新大阪行き『のぞみ』が対象の片道ツアー形式です」。このファミリー車両の特色は、「申し込み人数プラス1席が提供される点です。例えば、ママと幼児が乗車する場合、大人1人、幼児1人分の座席の他にプラス1席、つまり3席使えるわけです。パパとママと乳幼児の組み合わせの場合は、大人2人+幼児で申し込むと4席となります。プラス1席を幼児の1席と合わせれば寝かせられるし、哺乳瓶や離乳食、おやつといったすぐに取り出したい荷物を置くにもちょうどいいですね」。また、同プランでは有料申し込み人数分の1ドリンク引換券も付いてくるのもうれしい。新幹線駅の売店はもちろん、車内販売でも利用でき、荷物が多くなりがちな子連れ旅では助かる特典だ。「幼児にはプラレールシールのプレゼントもあります。車内では乗車記念パネルを使った写真撮影サービスもあり、新幹線の旅の思い出となることでしょう。さらに、12月20日~25日、1月6日~12日に乗車する場合、大阪ATCホールで開催する『プラレール博in大阪』の入場券付(有料乗車人数のみ)。このほか、抽選でプラレールグッズのプレゼント企画も。当選者は50名ですが、ファミリー車両の企画全体の定員を考えれば、当選確率は高いといえますね」。注意したいのは、ファミリー車両の料金と設定列車。こちらの内容は設定日によって変わるので、公式サイトのカレンダーをチェック。すでに受け付けが始まっているので、利用の予定がある場合は早めに申し込もう。注意点としては、最低大人1人+幼児1人で申し込む必要があるという点。6歳未満の幼児も1人分の料金(幼児料金)が必要となる。大人と乳児(0歳児)だけの組み合わせは不可。また、通常の乗車券+特急券の場合は乗り遅れても後続列車の自由席に乗れるが、ファミリー車両はツアー形式となっているため、乗車券ではなく乗車クーポンの提供となる。指定された列車に乗り遅れた場合は他の列車に振り替えできないのでこちらも注意が必要だ。制約も色々とあるが、ファミリー車両は周りの座席も子ども連ればかり。パパ&ママにとっては気楽な旅となることだろう。また、プラス1席のゆとりも何かと役立つ。
2014年11月07日元プロテニスプレーヤーの杉山愛が、化粧品ブランド「クリニーク」がスポンサーを務める「第6回湘南国際マラソン」で、初のフルマラソンにチャレンジ。こちらにあたって、トップアスリートならではのトレーニング法をシンプルに編集した、エクササイズ動画『RUNNNING Exercise with AI』がYouTubeで配信中だ。数々のタイトルに輝くトップアスリートであり、グランドスラムのシングルス連続出場62回の世界記録を樹立した、ボディメンテナンスのエキスパートである杉山愛。『RUNNING Exercise with AI』では、ウォーミングアップから、コアを鍛えるトレーニング、クールダウンまで、ランナーに必要なエクササイズのポイントを紹介。いよいよマラソンシーズンの到来。楽しく美しく走るために、疲れを残さない効率的な走りをチェックしてみては。関連リンク: クリニーク公式サイト YouTubeクリニーク公式チャンネル 第6回湘南国際マラソンホームページ
2011年09月28日