気に入らないホクロ、大きくなったホクロ・・・。ホクロは小さいながらも顔の印象を左右するものでもありますよね。今回は、そんなホクロについてご紹介したいと思います。■ほくろって何?ほくろの正体は、メラニンが過剰に作られて黒い点に見えるもの(単純黒子)、あるいはメラニンをつくる細胞(母斑細胞)が増殖してできた盛上がり(母斑細胞性母斑)です。■ほくろの種類思春期までに現れる先天性のホクロは、遺伝子が原因です。生まれたときから出ているホクロもありますし、思春期までは遺伝子で決められた場所に次々と出現していきます。両親のホクロが多ければ、子供も多い傾向にあります。一方、後天性のホクロは、紫外線の刺激によるものがほとんど。それ以外にも、ストレス、ホルモン、外的刺激、傷などによっても、メラノサイトが刺激されてホクロが生じるケースがあります。また、ホルモンが変化する妊娠中に増えるケースもあります。■ホクロをとりたい時は良性の腫瘍なので、放置しても問題ありませんが、気になるのであれば除去することができます。◎小さいもの(5mm)→ 削ってテープを貼っておけば、自然に傷が塞がります何で削るかは、CO2レーザー、電気メス、液体窒素と医師によって様々ですが、大きな違いはありません。普通の傷跡の治り方と一緒で、ちょうど「ニキビ跡」のような点になります。色素沈着があるとシミのように見える事もあります。◎大きいもの (5mm以上)→ 削っただけでは傷が塞がりきらないので、メスで切って縫い閉じた方がキレイです。傷跡は細い線になります。1週間後に抜糸でもう1度通院する必要があります。■危険なホクロ?手のひら、足の裏は白くてメラニンの細胞が元々少ないですよね。そんな所にできるホクロは悪性のホクロの可能性があります(悪性黒色腫メラノーマ)。他にも、急に大きくなった(6mm以上)、急に数が増えたというケースは悪性の可能性がありますので、ヒフ科を受診してください。変わったホクロとしては、白目や口の中にもできることがあります。こちらも「もしかすると悪性」の可能性があります。■おわりにホクロは年を重ねれば増えていくもの。紫外線対策など、「余計なヒフ刺激を避ける」ことで後天性のホクロは予防できますし、同時にシミ予防にもなります。出来てしまったホクロが気になったら、小さいものは放っておけば良いですし、大きいものはクリニックで取ってしまいましょう。(村山ひろと/ハウコレ)
2014年03月23日