〔成城石井〕では創業90周年を記念してスーパーマーケットとレストランを融合させた”グローサラント”型店舗〔成城石井トリエ京王調布店〕をオープンしました。〔成城石井〕が取り扱う新鮮な食材を使ったこだわりの食事をいただけますよ。本格的な食事を楽しんだ後は、ご自分の食卓でもメニューを再現してみてはいかが?"グローサラント"型店舗とは?食料品店を意味する”グロサリー”と”レストラン”をかけあわせた造語のこと。レストランに引けを取らない質の高い食事を、店内または店舗敷地内で提供するサービスを指します。今、アメリカで注目を集めているんですよ♪トリエ京王調布店〔SEIJO ISHII STYLE DELI&CAFE〕〔SEIJOISHIISTYLEDELI&CAFE〕では、〔成城石井〕の売り場に並ぶ高品質な食材や商品を使って、よりおすすめな調理方法で料理されたメニューがたくさん!家庭でも簡単に再現できるように調理することを心がけていて、一部のメニューはレシピカードがもらえるそう。こうすることで、レストランで気に入ったメニューに使われている食材や商品を、すぐに隣のスーパーで買えるようになるので便利ですよね♡メニューの一部をご紹介♪トリエ京王調布店〔SEIJOISHIISTYLEDELI&CAFE〕のオープンを記念したメニューが登場しました。今回はそのメニューのごく一部をリポートしていきます!ディナーメニューにはランチタイムに食べられないものもあるので、食べ比べてみるのもいいかもしれませんね♪タリアテッレのカルボナーラ独特のモチモチ感とコシのある麺が特徴的な生パスタ。地中海の気候に近い、淡路島で丁寧に作り込まれています。こちらのクリーミーで濃厚なカルボナーラソースがタリアテッレによく絡んでいます。自家製のベーコンは〔成城石井〕だからこその間違いないおいしさです♡パスタメニューからは、他にもお好みのソースに合わせてリングイネ、タリアテッレ、ほうれん草麺から選ぶことができますよ。またプラス100円で糖質をカットしたロカボ麺もいただけます。九州産黒毛和牛のウチモモ赤身ステーキこちらのステーキは1g10円でいただけます。九州産の黒毛和牛が食べられる(+100円)イタリア産のフレッシュトリュフもトッピングされているぜいたくな一品。ライスは白米の他に、黒米と有機キヌアの穀米(+50円)、自家製ガーリックライスから選べます♪黒毛和牛100%のハンバーガー♡未凍結黒毛和牛と、淡路島産のタマネギを使用した手ごねパティ。これらをぜいたくに2枚も使ったハンバーガーは肉のうま味を存分に味わえる一品になっています。●フレッシュアボカドチーズバーガージューシーなお肉とアボカドがベストマッチ!食べ応え抜群で、女性が喜ぶ味になっています。●成城石井自家製ベーコンチーズバーガー自家製ベーコンとチェダーチーズの相性がぴったりです。アメリカンクッキーこちらのクッキーは〔成城石井〕の売り場で購入できる新商品。表面はサクッ、中はしっとり。オールバターで作られているので、風味豊かな仕上がりになっています。4種類から選ぶことができ、チョコレートがごろっと入っているから食べ応えもしっかり♪〔SEIJO ISHII STYLE DELI&CAFE〕ならではのメニューを堪能してみて〔成城石井〕の”グローサラント”型店舗〔SEIJOISHIISTYLEDELI&CAFE〕では食材を買うだけではなく、ランチやディナーも楽しめますよ。普段では気づかなかった、意外な調味料の使い方を新発見できるかも♪〔成城石井〕の高品質でこだわりのある食材をいただける〔トリエ京王調布店〕へ、ぜひ足を運んでみてくださいね♡【店舗情報】●住所東京都調布市布田4-4-22トリエ京王調布A館1F●電話042-426-7528●営業時間9:00〜23:00(飲食スペース11:00〜22:00)●定休日なし●URL※《アメリカンクッキー》各種、《焼きたてプレミアムチーズケーキ》は〔成城石井〕の売場での販売となります。また、《焼きたてプレミアムチーズケーキ》は12日以降の販売は未定となっております。
2017年10月17日「第12回東京蚤の市」が、2017年11月4日(土)・5日(日)の2日間、東京オーヴァル京王閣にて開催される。東京蚤の市では、全国から選りすぐった古道具・古家具店、古書店、古着屋等による販売や、リメイクのワークショップやライブ、ショー、フードの提供などが行われる。2012年5月の第1回から徐々に進化し、今回12回目となる人気イベントだ。北欧の国々からやって来る美しい品々が並ぶ「東京北欧市」や美しい豆皿が並ぶ「東京豆皿市&箸置き市」、秋にぴったりな「花マルシェ」や「ランプマーケット」も同時開催。そして、真夏の東京蚤の市を沸かせた「リュックサック・バザール」を筆頭に、新しいテーマのエリアも登場し、期待が高まる。【開催概要】第12回東京蚤の市日程:2017年11月4日(土)~5日(日)入場料:500円(小学生以下無料)会場:東京オーヴァル京王閣住所:東京都調布市多摩川4-31-1※公共交通機関の利用を推奨。出店者数:200組程度【問い合わせ先】手紙社TEL:042-444-5367
2017年10月09日東京オーヴァル京王閣にて「第12回 東京蚤の市」が11月4日と5日の2日間、開催される。2012年5月の第1回から徐々に進化し、第12回を迎えた東京蚤の市。中核を担う約200店舗というの出店数の充実もさることながら、今回も全国から手紙社が選りすぐった古道具や、古家具店、古書店、古着屋といったアンティーク、そしてフードの販売に加え、各ステージや場内各所でのライブやショー、ワークショップなどが盛りだくさん。五感すべてに賑やかな東京蚤の市が盛大に幕を開ける。不動の人気を誇る「東京北欧市」や、注目度ナンバーワンの「東京豆皿市&箸置き市」、秋にぴったりな「花マルシェ」や「ランプマーケット」も同時開催。そして、真夏の東京蚤の市を沸かせた「リュックサック・バザール」を筆頭に、新しいテーマのエリアも準備万端、新たなお楽しみを届けてくれるはず。【イベント情報】第12回東京蚤の市会期:11月4日~11月5日会場:東京オーヴァル京王閣住所:東京都調布市多摩川4-31-1時間:9:00~17:00料金:500円(小学生以下無料)
2017年10月07日本日9月29日(金)より東京都調布市の京王線調布駅前にオープンする大規模商業施設「トリエ京王調布」内C館に、大型シネマコンプレックス「イオンシネマ シアタス 調布」がグランドオープンした。この劇場名“シアタス”は、映画館(シアター)に新たな付加価値を“足す”という意味を込めて命名。映画だけでなく、音楽コンサート、スポーツ、演劇、ゲームなど、様々なコンテンツを上映していく。そんな新劇場は11スクリーン、総座席数1,672席。今回の出店により、イオンエンターテイメントの劇場数は東京都内で5劇場、全国では90劇場、763スクリーンに。そして「シアタス 調布」は、施設・設備も要注目!3番スクリーンには東日本初、最高級シートでくつろぎながら映画を鑑賞できるプレミアム・スクリーン「グランシアター」を導入!パリ・オペラ座をはじめ、ヨーロッパの一流劇場、ホールのイスを手掛ける仏・キネット社製の最高級シート「ダイアモンド・クラス」をアジア圏で初めて全席に展開。イオンシネマで通常劇場100席以上入るスペースにあえて36席のみを設置し、飛行機のファーストクラス級のゆったりとしたスペースを確保。また全席に最新の電動リクライニングシステムを搭載し、足を伸ばした楽な姿勢で至福の映画鑑賞を楽しむことができるという。ワンドリンク(ソフトドリンクまたはビール)付きで、鑑賞料金は3,000円。飲み物やフードを置くのに便利なテーブル付き。専用のひざ掛けも用意されているという。また、都内シネコン最大級の530席を備える10番スクリーンには、東日本で初めて立体音響テクノロジー「dts-X」が登場!床から天井まで左右の壁いっぱいの大スクリーンに広がる高画質映像とイオンシネマ独自の4ウェイ立体音響システム「ウルティラ」との組み合わせにより、新次元のサウンドとこれまでにない映像美・臨場感を実現させた。さらに6番スクリーンには、シートが映画に連動して動き、煙、風などさまざまな演出で五感を刺激する“体感型アトラクションシアター”「4DX」が導入されている。(cinemacafe.net)
2017年09月29日「もみじ市 2017」が、2017年10月14日(土)・15日(日)の2日間、東京・調布の多摩川河川敷で開催される。「もみじ市」は、個性豊かな“ものづくりびと”たちが作り上げる「大人の文化祭」。開催11年目を迎える今年は、新たな一歩を踏み出すという願いを込め、“一巡”という意味を持つ「ROUND」をテーマに設定。陶芸家、布作家、イラストレーター、エッセイスト、カフェなど、109組の出店者が集結する。会場では、クラフト作家による陶芸、木工、ガラス、布作品や、焼き菓子・パン屋による飲食の販売などが行われる。そのほか、手芸ワークショップ、子供のための絵本読み聞かせ、テント映画館、アーティストによるライブなど、手作り感溢れる内容が魅力のイベントとなっている。イベントの入場料は無料。ペットの入場も許可されているので、散歩やピクニック感覚で気軽に足を運んでみてはいかがだろう。【開催概要】「もみじ市 2017」開催期間:2017年10月14日(土)・15日(日)※荒天の場合をのぞき、雨天でも開催※雨の状況によっては、手紙舎の店舗での開催となる場合あり開催時間:14日 10:30〜16:00/15日 10:00〜15:30会場:東京都調布市多摩川河川敷(京王多摩川駅下車徒歩3分)入場料:無料(ペット入場可)出店者:クラフト作家、音楽家、イラストレーター、文筆家、カフェ、パン屋、パティシエなど、さまざまなジャンルの作り手109組
2017年09月14日手紙社主催のアクセサリーに特化したイベント「Accessories Party」が、2017年9月9日(土)、10日(日)に開催される。会場は西調布の手紙社新拠点、EDiTORSだ。アクセサリーの放つ輝かしい魅力を「魔法」ととらえ、「その魔法が誰かの指先に、耳元に、首元に、ひとつでも多く届きますように」という思いのもと「Accessories Party」の開催が実現。総勢14組のアクセサリー作家が出店する。「atelier mozu」は、独自の目線で切り取った植物や動物などをアクセサリーに落とし込む。クローバーに小さな蝶々がとまっているネックレスは、生き生きとした魅力に満ちた作品。自然本来の魅力を引き出し、より美しく表現した作品が揃う。「Amito」は、着物の刺繍に使われる絹糸や金銀糸を使用したアクセサリーなど繊細で神秘的なオーラを放つアクセサリーを提案。細い金銀糸をK10・K18パーツに結んだknotシリーズは、シンプルながらも存在感のあるデザイン。着用する人の美しさを引き出すシックな雰囲気をまとう。【詳細】手紙社 Accessories Party日程:2017年9月9日(土)、10日(日)時間:11:00~18:00会場:EDiTORS住所:東京都調布市下石原2-6-14 ラ・メゾン 2階出店:aei、atelier mozu、Amito、雨氣、caco(9日のみ)、cl’e、Selieu、sobi、田中 友紀、mamelon、YUKO SATO jewelry & objects、Ryui、Lueur、ro-ji【問い合わせ先】株式会社 手紙社TEL:042-444-5367
2017年09月01日東京・上野にある東京都美術館で「ボストン美術館の至宝展ー東西の名品、珠玉のコレクション」が、2017年7月20日(木)~10月9日(月・祝)まで開催されています。ゴッホの傑作であるルーラン夫妻の肖像画や、日本を代表する浮世絵師・喜多川歌麿の作品など世界を代表する名作80点がこぞって来日。古代エジプト、日本美術、中国美術、フランス絵画、現代美術など、盛りだくさんの展覧会の見どころを、アソビュー編集部員が取材してきました。ボストン美術館とはアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市にある美術館・ボストン美術館。地元市民をはじめとした多くの美術コレクターの作品寄贈によって、1870年に設立されました。アメリカ独立100周年の1876年に開館し、2020年には設立150年を迎えます。国や州の財政的援助を受けることなくコレクションの拡充、施設の拡張を続けており、世界屈指の規模を誇ります。選りすぐりの傑作80点を展示!約40年ぶりに来日する至宝たちは必見ボストン美術館のコレクションを対象とした展覧会は、過去に何度か開催されてきました。しかし、古代エジプト・日本美術・中国美術・フランス絵画・現代美術から現代アートまで幅広いジャンルの傑作が展示され、総合的に楽しめる展覧会が開催されるのは、日本で約40年ぶり。またとないこの機会を逃したら、次に開催されるのはまた40年後かもしれません。世界の至宝が年代、ジャンル問わず一堂に会する「ボストン美術館の至宝展」の気になる内容を見ていきましょう!沢山ある作品の中から編集部員が厳選した「これだけは見てほしい!」至宝をご紹介します。1章古代エジプト美術1876年の開館当初から、館内で重要な位置を占めていた古代エジプト美術。地元の収集家よって貴重なコレクションからの寄贈を受け、確かな出土品の獲得に努めてきました。1905年からはアメリカのハーバード大学と共同で発掘調査も開始。その発掘成果は、今日で40,000点を超えボストン美術館の古代エジプト美術コレクションの中核となっています。今回の展覧会では、エジプトの都市・ギザで発掘された古王国時代の出土品を中心に、11点がボストンから来日しています。●「墓のレリーフの断片供物の行列をみる墓主ケネブ」今から4,000年以上前のギザに居住していた建築家の大家族のひとりだった、ケネブの墓から発掘されたこの断片。断片の上部に描かれているのは、神々への最高の捧げものである雄牛を引いた二人の男です。一体どこへ向かっているの?と問いかけたくなる彼らは、この断片とは別の区画に描かれているケネブのもとへと向かっているそう。ちなみに、左下に頭部だけのぞかせている人物は、ケネブの兄弟にあたるペピィメルアンクプタハが描かれたものです。●「ツタンカーメン王頭部」額に長方形の布を当て、耳を出す形で頭を覆うネメス頭巾を被った姿が印象的な、「ツタンカーメン王東部」。若くして亡くなった謎の少年王・ツタンカーメン王を象ったこの石像頭部は、彼の墓ではなくツタンカーメン王が信仰を復活させた古代エジプトの太陽神・アメン神を主祭神とするカルナック神殿から出土した作品の可能性が高い、と伝えられています。凛とした顔だち、彼を象徴するネメス頭巾が特徴的な至宝です!2章 中国美術古代エジプト美術に続き、中国美術作品も多く保有されています。作品の余白などに描かれた絵と、関連した文書や詩が添えられている中国美術特有の作品が、多数展示されています。●徽宗、「五色鸚鵡図巻」1110年代頃中国の王朝・北栄の第8代皇帝の徽宗(きそう)によって描かれた作品です。徽宗が花鳥画を専門分野としていたことは、歴史的にも文献的にも知られること。1000年以上も前に書かれた作品にも関わらず、真筆であると広く受け入れられてきました。題詩によると、中国南部の地である嶺表から、“ズグロゴシキインコ“という珍しい鶏が宮廷へと献上された出来事を記念して描いた絵と言われています。杏の花が咲きほこる庭園を鶏が飛ぶ姿を記録するために皇帝が描き上げた、淡く優しい色使いの作品は必見です。●陳容、「五龍図巻」1244年約10メートルに及ぶ長大な絵巻。沸き立つに描かれるのは9匹の龍が、沸き立つ雲と荒れ狂う波の中を飛翔する姿が筆墨によって描かれている存在感抜群の作品です。作者である陳容(ちんよう)は、画家をはじめ、地方官吏・書家・詩人でもあり多才な人物だったと言われています。画家としては、水墨画を得意とし竜画の名手としても名高かったそうです。実物の他に、見やすいように拡大展示もされています。じっくりと細部まで鑑賞し、墨に墨を重ねる「破墨」や墨をはね散らす「溌墨」と呼ばれる巧みな技法が使われている箇所を見つけてみてください。3章 日本美術今回の展覧会でも大きな注目を集めている、日本美術コレクション。日本国外で最も日本美術作品を所蔵しているボストン美術館には、なんと約10万点に及ぶ日本作家の作品があるのだとか!19世紀後期に日本を愛し、日本中を旅した偉大なコレクター達が収集した美術品たちは、ボストン美術館のあるアメリカにおいて、日本文化の敷衍や正当な評価の生み出しにも貢献しました。日本から渡米し、初めての日本へ里帰りする作品にも要注目です。●司馬江漢、「秋景芦雁図」1700後~1800初年哀愁ただよう雁(カリ)が目を引く、司馬絵江漢の絵画作品。司馬江漢は、江戸時代の蘭学者(オランダ語を通じて輸入された西洋学問の研究者)であり、画家でもありました。確かによく見ると、作品右上の落款には、横書きのオランダ語のサインも添えらえています。彼は、狩野派、浮世絵など様々な画流を学びましたが、特に洋風画の開拓者として知られています。この作品も西洋画にヒントを得て、水平線を低く描き、遠近法を用いた景色を後景に描くことで、画面上に奥行きと広がりある世界が演出されているのです。ちなみに、作品名にもあるように、この作品が描かれている季節は“秋”ですが、「冬景芦雁図」という“冬”バージョンの作品も。雪景色が広がり、その中にうずくまる雁が描かれた作品「冬景芦雁図」は、この機会にぜひ合わせてみてほしい作品です。●英一蝶、「涅槃図」1713年とにかく大きい!至宝がずらりと並ぶ館内でもひと際目立つ「涅槃図」。それもそのはず、画面だけでも高さ約2.9m、幅約1.7m、表具を含めれば高さ約4.8m、幅約2.3mにも及びます。涅槃(ねはん)に入る釈迦と悲しみにくれる人々、動物、羅漢たちがぎっしりと描かれています。鮮やかな色彩も美しいです。作品の大きさと劣化がが目立ち、収蔵されているボストン美術館でも25年以上公開ができていなかったこの作品。なんと、今回の展覧会開催を機に画面の亀裂や汚れ、糊離れなどの改善を主におよそ170年ぶりに本格的な解体修理が実施されました。現地のコレクターにより渡米した「涅槃図」は、今回約130年ぶりに初めて日本に里帰りを果たします。作品解説もしっかりとされているので、ぜひ立ち止まってチェックしてみてください!●鳥居派、「絵看板鈴木栄小町」1758年現代の街中広告や電車内のつり革広告のような役割を果たしていた、絵看板。人々を歌舞伎の芝居へと引き込むポスターとして芝居小屋の軒下に飾られ、画面には主役の演者たちが演じる選りすぐりの場面が描かれています。美術品というよりは、飾られる期間が限られる宣伝物だった絵看板は、ほとんどが破棄されており現存しているものはほんのわずか。そんな貴重なこの作品は、現存される看板絵の中でもっとも古いものなのだそうです。●喜多川歌麿「三味線を弾く美人図」1805年頃近年、国内外問わず巻き起こっている“浮世絵ブーム”!北斎、広重、写楽と並び世界的に知られる浮世絵師、喜多川歌麿が晩年に手がけた「三味線を弾く美人図」も展示されています。浮世絵黄金期に美人画絵師として活躍した歌麿の集大成と言われるこの作品は、“横長の軸” “上半身のみの構図”といった珍しい構図が特徴!三味線の調律をしているこの美人は手の込んだ髪飾りを身に着けていることから、芸者または娘浄瑠璃師が描かれているのではないか、と示唆されています。4章 フランス美術数多くのヨーロッパ美術コレクションの中から、世界的に特に名高い19世紀フランス絵画のコレクションが厳選されて来日しています。特に、モネ、ルノワール、ピサロ、ミレー、そしてヴァン・ゴッホの作品は見逃せません!まさにフランス美術における至宝がずらっと並ぶこの章は、見どころ満載です。●カミーユ・ピサロ、「ポントワーズ、道を照らす陽光」1874年019世紀のパリ郊外にある小さな町が優しく描かれたこの作品。比較的幅の広い筆遣い特徴的な表現は、ピサロの初期作品にみられる特有の技法です。都会を離れ、田園地帯に実際に身を置いて制作されたこの作品は、身の回りにあるごく普通の情景が率直に描かれた作品となっています。●クロード・モネ、「睡蓮」1905年1日本でもファンが多い、フランスの印象派を代表する画家・モネの作品です。画面に描かれる睡蓮の花はもちろん、この絵の見どころはなんと言っても“水面”。画面上には“水辺に浮かぶ睡蓮”しか描かれていないものの、水面に映る光や空、岸辺の樹々から水辺を囲む周囲の世界を垣間見られます。水平線などこれといった区別や線引きを表すものはないにも関わらず、画面の下から上へと遠ざかるように奥行きを感じさせるこの作品は、1909年にパリで発表された彼の名作の一つです。●アンリ・ファンタン=ラトゥール、「卓上の花と果物」1865年2まるで写真みたい!と絵の繊細さに思わず驚いてしまうファンタン=ラトゥールの静物画。彼は、独特かつ保守的な様式での制作を好み、とにかく細部まで実物をそのまま描写する静物画、その中でも特に花の絵画を専門とする画家でした。●フィンセント・ヴァン・ゴッホ、「郵便配達人ジョセフ・ルーラン」1888年、「子守唄ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」1889年3ゴッホは、1888年にパリを発って南フランスを発って南フランスにある小さな町・アルルに移住しました。その時に、町内で最も親しい友人となり、彼のお気に入りのモデルとなったのが地元で郵便の仕事をしていたジョセフ・ルーランでした。ちなみに、夫・ジョセフをモデルにした油彩画はこの作品を合わせて、全部で6作品あり、本作は一番最初に描かれたものです。また、ほぼ全身を描いた唯一の作品としても有名です。ゴッホは、のちにジョセフの妻・オーギュスティーヌと3人の子供たちの肖像画も手がけました。夫妻の肖像画が来日するのは、今回が初めて!展覧会の目玉作品として注目を集めています。●エドガー・ドガ、「腕を組んだバレエの踊り子」1872年4フランスの印象派画家のドガは、踊り子をモデルとした作品を多数残している「踊り子の画家」として有名です。ここでいう“踊り子”とは、パリのオペラ座のバレリーナを指します。裕福な銀行家の息子だったドガはオペラ座の定期会員となり、会員しか許されない舞台裏に出入りすることも許されていました。よって彼は生涯にわたり、その時にみた踊り子の自然なしぐさや表情が描写された作品を生涯多数残しています。ちなみに、この作品はドガがなくなったとき、彼のアトリエに未完成のまま残されていたものなのだそうです。5章 アメリカ絵画5絵画の最終章を飾るのは、もちろんボストン美術館のあるアメリカ美術です。18世紀から20世紀半ばまで、様々な年代の作品を楽しめるアメリカ絵画コレクションは見ごたえ抜群です!●ジョン・シングルトン・コプリー、「ジョン・エイモリー」1768年6縦横それぞれ1メートル以上ある、大きなキャンパスに描かれたダイナミックな当時の貿易商の肖像画です。手には自分宛ての手紙、背後には帆船が描かれ、海運業で利益を得ていた彼の功績がそれらのアイテムによって表現されています。●ジョン・シンガー・サージェント、「ロベール・ド・セヴリュー」1879年7子犬と少年のどこかぎこちない表情が愛らしい、この作品。野心的なアメリカ人画家・サージェントは主にイギリスを拠点として活躍しましたが、イタリアに生まれフランスで美術教育を受けた生い立ちから、欧州各国の影響を受けた独特な画風が特徴的です。伝統的な古典技法を用いて多数の肖像画を手掛けた「最後の肖像画家」とも呼ばれています。●ジョン・シンガー・サージェント 、「フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル」1903年8これもまたサージェントの縦1.52メートル・横1.03メートルほどある大きな肖像画です。モデルとなった夫人は、音楽と美術を愛した教養のある国際人で二児の母親でもあり、作品からもどこか知性や母性を感じられる温かみがあります。ブロンズの髪やシルクドレスの質感、うっすら赤らんだ頬の巧みな描写と優しい色合いに、思わずうっとりしてしまいます。6章版画・写真919世紀半ばから20世紀にかけてのアメリカを描写した収集作品の中から、アメリカを代表する芸術家のホーマー、ホッパー、シーラー、アダムの4人の作品が展示されています。モノクロの世界に映しだされた、当時の人々の暮らしや自然の美しさにはどこか懐かしさすら感じます。7章現代美術19世紀~20世紀以前の作品が多く収蔵されていることで知られるボストン美術館ですが、現代アートをけん引するアーティストの作品も多数展示されています。今回は、ウォーホル、村上隆をはじめ、色鮮やかな風景画が有名なホックニーや写真から映画まで幅広い制作領域をもっているテイラー=ジョンソンの作品が大集結!ケヒンデ・ワイリーの「ジョン、初代バイロン男爵」など、現代アートらしいポップで鮮やかな作品たちが、見る人を元気にしてくれます。展覧会限定のオリジナルグッズも要チェック!ミュージアムショップには、ボストン美術展限定のオリジナルグッズも多数販売されています!気になった作品がモチーフとなったグッズは、つい欲しくなってしまうはず。注目作品はの多くは、どれもグッズになっています。オリジナル巾着にあめが入ったオフィシャルグッズは、お土産にも喜ばれそう。巾着には、ゴッホの“ルーラン夫妻”や、歌麿の“三味線を弾いた弾く美人”など展覧会の注目作品の数々でモデルになった人物がランダムにプリントされています。まさに、これぞ夢のコラボ!といった限定グッズはここでしか手に入らないので要チェックです!退館するときも必見!「会場限定記念号外」とフォトスポット展覧会を見終えて最後の最後に置いてあるのが、この「会場限定記念号外」。訪れた人しか手に入らないこの号外は、「涅槃図」や“ルーラン夫妻”、「睡蓮」などの主要作品がすべてもれなく掲載されています。もちろん、号外なので無料です。来館記念に一部持ち帰ってみてはいかがでしょうか。今回の展覧会の大注目作品であるゴッホの「ルーラン夫妻」と記念撮影ができるフォトスポットもあります。ボストン美術館の至宝展では、今しか見られない至宝たちが勢ぞろい。期間中には、タイアップイベントやスペシャルコンテンツも続々と登場予定です。これを逃したらしばらく見られないかも!?普段あまりアートに触れない人でも気軽に楽しめる、この夏イチ押しの展覧会です。イベント詳細名称:ボストン美術館の至宝展ー東西の名品、珠玉のコレクション会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8−36会期:2017年7月20日(木)~10月9日(月・祝)開催時間:9:30~17:30 ※金曜は20:00まで、7月21日、28日、8月4日、11日、18日、25日は21:00まで ※入室は閉室の30分前まで 休室日:月曜日、9月19日(火) ※ただし、8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室料金:一般 1,600円(1,400円)、大学生・専門学校生 1,300円(1,100円)、高校生 800円(600円)、65歳以上 1,000円(800円)公式サイト:
2017年07月21日きっと美術館が好きになる!!子どものための特別な日「キッズデー」とはUpload By 発達ナビニュース感受性の豊かな子ども時代に、美術・芸術になるべくたくさん触れさせてあげたい。でも、「美術館は静かに鑑賞するもの」という暗黙のルールを意識して、落ち着きがなかったり、静かに鑑賞することが難しいお子さんを美術館に連れて行くことに、ためらいを抱かれる保護者の方もおられるかもしれません。本日ご紹介する東京都美術館の「キッズデー」は、そんなご家族の心配を解消すべく生まれた、子どもとその家族のための特別な日。普段は休室日である月曜日を、子どもたちのために特別に開室し、周りを気にすることなくゆったりと過ごすことができる企画です。昨年に続き、2回目の実施となる今回は、子どもたちに、美術館を楽しんでもらうためのさまざまなプログラムを用意しているとのこと。また子ども専用の日のため、子どもたちがのびのびと展覧会を見て回ることができます。キッズデーの特別プログラムとは!?その一部をご紹介!事前申し込み不要で参加できる「とびらボードでGO!」では展示室の作品を実際に見ながら、とびらボードと呼ばれる磁気式のボードにスケッチをすることができます。Upload By 発達ナビニュース子どもたちが頑張って描いたスケッチは、スキャナーで読み取り、色をつけた後に絵ハガキにして持ち帰ることができるそうです。Upload By 発達ナビニュースアート・コミュニケータが子どもに寄り添い、展覧会を一緒に楽しむプログラムも!Upload By 発達ナビニュース東京都美術館(都美→とび)では、一般の方と美術館の架け橋となるような大人たちが、アート・コミュニケータ、「とびラー」として活動しています。「とびとびスペシャル ボストン美術館」のプログラムでは、美術館を楽しむ達人である「とびラー」たちが、障害の有無にかかわらず、子どもたちに寄り添い、いっしょになって展覧会を楽しみます。とびラーは障害に関する専門家ではありませんが、子どもたちが美術館に来てくれることを心待ちにしている大人のお友達として一緒に美術館を楽しんでくれます!「他のお客さんへ迷惑を掛けてしまうのでは?」「実際のところ、美術はよく分からないから」そんな不安をお持ちでも、とびラーが心強い味方になって親子での美術鑑賞を後押ししてくれるとのこと!こちらのプログラムは、あらかじめ予約が必要となっています(申し込み多数の場合、抽選)。締切は7/17(月) 23:59までとなっているので、興味のある方はお申し込みをしてみてはいかがでしょうか。東京都美術館「キッズデー」開催概要キッズデーにご来場頂いた中学3年生以下のみなさん(先着1000名様)には、特別なプレゼントもご用意しているそうです。気兼ねなく美術館を楽しむことができるこの機会。自由研究の題材も見つかるかもしれませんね!2017年7月31日(月)9:30~16:00(入室は15:30まで)東京都美術館 企画展示室中学3年生以下の子どもとその保護者※ただし、小学3年生以下の方は保護者同伴での入室をお願いします。中学生以下は無料、保護者はボストン美術館の至宝展の観覧券(招待券・前売券も可、半券不可)が必要申し込み不要。開催日時にご来場ください。 ただし、「とびとびスペシャル ボストン美術館」等、一部のプログラムは事前申し込みが必要です。詳細は以下のWebページをご覧ください。キッズデーのご案内|東京都美術館関連するイベント:「障害のある方のための特別鑑賞会」(事前申し込み制)東京都美術館では、定期的に障害のある方のための特別鑑賞会を実施しています。普段は混雑している特別展を障害のある方が安心して鑑賞できるよう、休室日に開催する鑑賞会です。キッズデー同様に、ゆったりと展覧会を楽しむことのできるイベントとなっています。このイベントは、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳などを持っている方とその介助者(1名まで)が対象となります。次回は2017年8月28日(月)(申し込み7/24(月)まで)に行われるとのことなので、興味をもたれた方は下記のリンクから詳細を確認してみてはいかがでしょうか。障害のある方のための特別鑑賞会|東京都美術館
2017年07月14日東京都青梅市にある東原公園水泳場は、毎年夏季限定でオープンする野外水泳場です。種類豊富なプールとスライダーが楽しめます。今年の営業は7月15日(土)から8月31日(木)まで。地元の人々に好評のプールで夏の思い出をつくりませんか。東原公園とは?東原公園は青梅市の東部、大門地区にある公営の施設です。水泳場と球技場を備え、それらを囲むように緑あふれる遊歩道があります。水泳場は夏季限定で、毎年たくさんの人々が訪れる人気のスポットです。球技場はナイター設備のある本格的なグラウンドが2面あり、サッカーやソフトボールの練習で賑わっています。東原公園水泳場の魅力東原公園水泳場は、毎年たくさんの人々が訪れる人気のプールです。ここでは東原公園水泳場の魅力を3つご紹介します。●迫力のスライダーとゆったり流れるプールスライダーは曲線と直線の2タイプ。ぐるぐる回る曲線スライダーは、全長63.5mと迫力満点です。直線スタイダーは3レーン完備されています。高さ6mからドボンと滑り下りると、そこはスライダプールです、泳ぐ人に遠慮することなく豪快に楽しめます。外周を囲う流水プールは全長176.8mと広々。浮き輪やエアーマットに乗り、ぷかぷかと浮かんで楽しむにはうってつけです。25mプールと幼児用プールもあるので、大人からこどもまで楽しめる充実の施設となっています。●緑あふれる開放的な施設プール周辺には木々が豊富に植えられていて、清々しい緑が楽しめます。野外プールなので、屋内にはない開放感が味わえます。大空の下、太陽とともに泳いてみませんか。●リーズナブルな価格プール使用料は大人2時間以内200円です。延長1時間ごとに100円加算されます。ロッカーの利用料金は10円です。さらに無料駐車場も200台完備。充実の施設をお手頃に利用できるのが、公営施設ならではの魅力です。東原公園水泳場へのアクセス情報東原公園水泳場へは、バス、自家用車でアクセスできます。バスの場合JR青梅線小作駅から「藤橋」行きに乗り、「今寺」停留所で下車、徒歩約2分です。自家用車の場合圏央道青梅ICから都道44号経由で5分です。スポット詳細名称:東原公園水泳場所在地:東京都青梅市今寺5-11開催期間:2017年7月15日(土)~8月31日(木)※7月24日(月)~27日(木)は水泳教室開催のため12時までは25mプールのご利用はできません※8月20日(日)は水泳大会のため、25mプールは終日利用できません。(幼児用・流水・スライダープールは正午からfのみ利用可能)営業時間:10:00~18:00料金:大人200円(2時間)延長1時間ごとに100円、中学生以下50円(2時間)延長1時間ごとに30円、ロッカー10円電話番号:0428-31-7488HP:
2017年07月14日「着物は、着ている人だけでなく、まわりも華やかになり、笑顔に満ちあふれます。そんな素晴らしい文化を広げていきたいんです」。東京都調布市「さくら着物工房」の代表取締役を務めている鈴木富佐江さん(80)は、そう語りながら「さくら造り帯」に手を触れた。 彼女が68歳のときに考案した「さくら造り帯」は、体が不自由でも、手軽に着用できるように、あらかじめ「お太鼓結び」や「変わり結び」など形が作られている。着用するときは、ベルトのように巻き付けるだけ。 この帯で特許を取得した鈴木さんは、70歳のときに講師を養成するさくら着物工房を法人化。全国20カ所で教室を展開し、これまで3,000人以上の弟子たちに、障害者や高齢者でも楽しめる“バリアフリー着物”の魅力や着付け方を伝えてきた。鈴木さんが「さくら造り帯」を考案したきっかけは、65歳のときに患った脳梗塞だった。 「朝、歯を磨いていたら、右手に鉄の棒が入っているみたいに重くなり、すすぐために、水をふくんだら、口からダラりと……。結局、右半身が不自由になり、掃除機をかけることも雑巾掛けもできません。何よりショックだったのは、着物が着られなかったこと。帯を結ぼうとしても、背中まで手が回せなくなってしまったのです」 「錦織」などの美術帯のコレクターだった祖母の影響を受けていた鈴木さんは、子どものころから着物好き。銀行員時代は、接待などの“勝負服”はいつも着物だったという。 「呉服店に相談に行くと、帯を2つに切れば、帯を結べますと、提案されました。しかし着物を“生き物”を育てるように大事にしていた祖母のことを思うと、帯に鋏をいれるのは抵抗がありました。もう一度、着物を着たいと思いながら憂うつな日々を過ごしていましたが、ある朝、お風呂に入っていたとき、折り紙でいろんなものを作れるのだから、帯でも同じようにできないかと思いついたのです。浴室を飛び出して、さっそく帯を折っていました」 試行錯誤を繰り返したすえに誕生した「さくら造り帯」は、糸で10カ所ほどを縫い合わせて固定するだけ。糸をほどけば、帯は元どおりになる。その後も、鈴木さんは、長襦袢や着物などでも“バリアフリー着物”を発案した。これらをビジネスに結び付けたのは、どういう理由で? 「着物を着られた私の喜びを多くの人に伝えたいと思いました。そこで友達同士で、仲よしこよしでやってもいいでしょう。でも、それでは私の周囲だけでしか広がりません。厳しいけれど商売として取り組まなければ、私の思いは伝わらないと考えたのです。また私の病気が再発する可能性も。教室で教えることで、生徒さんには、私の分身のような存在になってもらい、思いをいつまでも伝えられたらと思いました」 現在、鈴木さんは、老人介護施設や障害者施設で、ボランティアの着物体験会を数多く行っている。 「着物を羽織るだけで高齢者や障害者の方々の顔がパッと明るくなります。そんな着物の魅力をもっと若い人や外国人に知ってもらいたいのです。今度の東京五輪・パラリンピックに集まる世界中の人たちにも、着物をぜひ体験してもらいたいですね」
2017年05月27日東京・上野にある東京都美術館で、2017年4月18日(火)~7月2日(日)まで、『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』が開催されています。16世紀のネーデルランド絵画を代表するピーテル・ブリューゲルの最高傑作「バベルの塔」が24年ぶりに展示されるとあって大注目。さらに、奇想の画家ヒエロニムス・ボスの傑作2点も初来日します。「バベルの塔」展が東京都美術館で開催!「バベルの塔」が24年ぶりに来日『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』が、東京・上野にある東京都美術館で開催されます。期間は、2017年4月18日(火)~7月2日(日)まで。今回の展示会の目玉は、16世紀ネーデルラント絵画の巨匠として名高いピーテル・ブリューゲルの代表作の1つと名高い「バベルの塔」。日本で展示されるのは24年ぶりとなります。また、ブリューゲルに影響を与えた奇想の画家、ヒエロニムス・ボスの貴重な油彩2点も初来日。そのほかにも、同時代の絵画や彫刻など約90点で、16世紀ネーデルラント絵画の魅惑の世界を紹介します。見どころ①ブリューゲルの最高傑作「バベルの塔」日本で展示されるのは実に24年ぶりとなる「バベルの塔」。本展では、なぜこの傑作が生まれたのか、そしてブリューゲルがどのようにしてこの傑作を描いたのかなど、様々な角度から「バベルの塔」を紐解いていきます。●ピーテル・ブリューゲル1世とは?ヨハネス・ウィーリクス 「ピーテル・ブリューゲル1世の肖像」(部分)1600年出版 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands16世紀のネーデルラント派を代表する画家・ピーテル・ブリューゲル。版画下絵作家として頭角を現し、後に油彩画の製作も手掛けました。人々の暮らしや民話、寓話を生き生きと描き、素朴さの中におかしみや批判的視点を織り込んだ作品で知られています。特に、油彩画は世界に40点ほどしかないため、希少価値が高く、日本での公開が最も難しい画家の1人とされています。●「バベルの塔」はここが凄い!「バベルの塔」鑑賞のポイントとして、まず挙げられるのが、その壮大な構図とスケール。他の画家による14〜15世紀の「バベルの塔」の作例が数階建ての塔を建設する人々を描くのに対し、ブリューゲルは地平線まで見渡すパノラマを背景に、巨大な塔を画面一杯に配置。卓越した想像力によって、かつて誰も思いつかなかった壮大なスケールで描くことに成功しました。また、米粒ほどの大きさで実に細かく描かれた人々にも注目してください。その数はおよそ1,400人と伝えられており、割れたレンガ屑の飛び散った様子や、作業員たちが休む飯場など、「実際の塔の建設に何が必要なのか」と、ブリューゲルが想像力をめぐらせて建設現場の細部を書き込んだことがわかります。その細部にもこだわる執拗な想像力と超絶技巧が、実際には存在しない塔にリアリティをもたらしています。●どうしてブリューゲルは「バベルの塔」を描けたのか?伝説の塔を前例にないかたちで描いたブリューゲルには、2つの重要な能力が備わっていると考えられています。ここでは、「バベルの塔」以外の作品からその能力をわかりやすく解説します。ます、1つ目の能力は、ブリューゲルを語る上では外せない、その鋭い観察眼と写実性。ブリューゲルは、農村で働く村人や祭りの様子なども積極的に描き、晩年は“農民のブリューゲル”とも称されました。その観察眼は鋭く、16世紀の人々の風俗が詳細に、且つ写実的に描かれています。「バベルの塔」で描かれた働く人のリアリティは、このような暮らしへの観察眼から生み出されたことがわかります。ピーテル・ブリューゲル1世、彫版:フランス・ハイス アントウェルペンのシント・ヨーリス門前のスケート滑り 1558年頃 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsさらに、ブリューゲルは、以前のボスやパティニールらの伝統を受け継いだ、風景画の名手でもあることが知られています。主題を画面手前で展開させつつ、背景には、遥か遠くを見渡すような広大なパノラマ風景を描写。「バベルの塔」を含め、様々な作品で、遥か遠くを見渡すような壮大な光景を描く技術を発揮しています。見どころ②奇想の画家ヒエロニムス・ボスの傑作2点が初来日また、2016年で没後500年を迎え、ブリューゲルにも大きな影響を与えたと言われる奇想の画家、ヒエロニムス・ボス。現存するボスの絵画は25点ほどですが、今回そのうちの2点、「放浪者行商人」、「聖クリストフォロス」が初来日します。●ヒエロニムス・ボスとは?ヘンドリック・ホンディウス1世 「ヒエロニムス・ボスの肖像」(部分) 1610年 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsヒエロニムス・ボスは、オランダの南部の街・スヘルト—ヘンボスで活動した画家です。ネーデルラント伝統の写実的な細密描写を生かしつつ、地獄の背景やそこの住み着く妖怪たちを想像力豊かに描いた宗教画で、強烈な個性を発揮。16世紀ネーデルラント画壇に一大旋風を巻き起こし、ネーデルランドを治めたブルゴーニュ公フィリップや、スペインのフェリペ2世らも熱心に作品を収集したと伝えられています。また同時代人たちやブリューゲルにも大きな影響を与え、模倣作品や画風を踏襲「ボス風」作品が数多く制作されました。現存作品は、ブリューゲルよりも少ない"約"25点。今もなお作者が議論されている作品もあるため、油彩画数については学説がわかれています。●人生の選択を描いた1枚「放浪者」「放浪者」は、行商の旅人を描いた油彩画。旅人が娼館の誘惑に後ろ髪を引かれる一場面を描いたこの作品は、それまで一般的だった宗教画とは異なる画題を選び、16世紀のネーデルラント画壇に一大旋風を巻き起こしました。誘惑し合う男女や小用を済ます男が子細に描かれており、世俗の営みに対するボスの関心が現れています。貧しい身なりの旅人は、娼館に立ち寄ったことを後悔しているのか、それともただ通り過ぎようとしているのか。全ての人間は人生において、常に選択を迫られているという暗示が込められた作品と考えられています。●成人の物語にちりばめられる奇想モチーフ「聖クリストフォロス」ヒエロニムス・ボス 「聖クリストフォロス」 1500年頃 油彩、板 Museum BVB, Rotterdam, the Netherlands (Koenigs Collection)キリストを背に乗せて川を渡ったという聖人、聖クリストフォロスの物語を描いた作品「聖クリストフォロス」。キリスト教の聖人伝をモチーフにしていながらも、猟師に吊された熊、廃虚にいるモンスターなど、ボスならではの謎めいたモチーフがちりばめられています。見どころ③「ボス・リバイバル」旋風ヒエロニムス・ボスに基づく 「聖アントニウスの誘惑」 1540年頃 油彩、板 Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsボスの死後もその作品の人気は衰えることはなく、数多くの作家が模倣作品を描きました。また、16世紀半ばには、ボスの画風をまねた版画や絵画が人気を博す「ボス・リバイバル」が巻き起こったと言われています。今回は、ボスの全作品の中でも、最も代表的な作品の1つ、「聖アントニウスの誘惑」のコピー作品が展示。作者不詳のこの作品は、ボスの死後約25年後に制作されたもので、最も忠実なコピーの1つとされています。ピーテル・ブリューゲル1世、彫版:ピーテル・ファン・デル・ヘイデン 「大きな魚は小さな魚を食う」 1557年 エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, the Netherlandsさらに、ボスのモチーフを使用して制作されたブリューゲルの作品「大きな魚は小さな魚を食う」も登場します。ネーデルラントのことわざを版画化したこの作品には、足の生えた魚や空を飛ぶ魚などといったボスのモチーフが至るところに描かれています。さらに、版元によって「ヒエロニムス・ボスの構想による」と書き添えられており、死後40年以上たっても、ボス人気が衰えていなかったことがうかがえます。●奇妙なモンスターたちを探してみよう!ボスが描いたモンスターたちは、ヨーロッパで人気を集め、彼の死後も、ネーデルランドの芸術家たちが、こぞって取り上げるモチーフとなりました。そんなモンスターたちが会場にある「ボス風」版画作品の中に潜んでいます。現代的な感性にも通じる奇妙なモンスターたちをじっくりと鑑賞してみてください。イベント詳細名称:『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:2017年4月18日(火)~7月2日(日)開室時間:9:30~17:30※金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)。休室日:月曜日※ただし5月1日(月)は開室。価格:一般 1,600(1,400)円、大学生・専門学校生 1,300(1,100)円、高校生 800(600)円、65歳以上 1,000(800)円※()内は前売券・20名以上の団体券。※前売券は2017年1月11日(水)~4月17日(月)で販売。※中学生以下は無料。※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者と付き添い(1名まで)は無料。※4月19日(水)、5月17日(水)、6月21日(水)はシルバーデーにより65歳以上無料。※毎月第3土・翌日曜日は家族ふれあいの日とし、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般当日料金の半額(いずれも証明できるもの提示)で入場できる。特設サイト:東京都美術館 公式サイト:。
2017年04月20日こんにちは。エッセイストで経済思想史家の鈴木かつよしです。東京都が2016年に墨田区・豊島区・調布市・日野市に住む小学5年生・中学2年生・高校2年生の子どもがいる家庭およそ2万世帯を対象に行った調査によると、全体の約20%に上る“生活困難層”のうち特に困難度合いの高い“困窮層”では13.1%もの子どもが「自分が価値のある人間とは思えない」と答えていることがわかりました。「同級生たちは医者や弁護士になるのが夢だと言ってるけど、うちに勉強部屋すらない自分に夢なんか持てない」。そんなお子さんを見て不憫に思っていらっしゃるパパとママへ、筆者の3人の若い友たちの話をさせていただきたいと思います。3人とも学歴や家庭環境への不安を理由に思春期には自己肯定感を持てなかったものの、「夢中になれること」「天職と思える仕事」に出合えたために人生が変わった経験を持つ人たちです。学歴や家庭環境への不安などが理由で将来を悲観しているお子さんのために、参考にしていただければ幸いです。●皆が目指す“一流大学から大企業正社員”の道でなくギター作り職人になったMさんMさん(26歳/女性)は困窮家庭というよりもむしろ、どちらかというと経済的には恵まれた家庭で育ちました。お父様は鉄道会社系の大企業に勤務、お母様は先生で、大手の食品会社で正社員として勤務するお姉様と同じように、当時高校生だったMさんも「一流大学から大企業正社員」のコースを当然行くものだろうと周囲は思っていたそうです。ところがMさん本人はけっして成績が悪いわけではないものの勉強に「夢中にはなれない」。夢中になれるのは高校の友達と組んでいたロックバンドでベースを弾くこと。でも、それを職業にして食べて行けるほど甘くないことはわかっていました。お姉様のようには褒められたり称賛されたりすることのないMさんは、『自分なんかお姉ちゃんと違って、あえて生まれてなんか来なくていい子だったんだ』と思い悩んだそうです。そんな彼女が高校3年になったころ、ふとしたことでハンドメイドのエレキギター制作技術を学べる専門学校があることを知りました。Mさんは『自分がやりたかったことは、これだ』と思い、大学には進学せずにエレキギターを作る職人を目指す ことにします。今、26歳になったMさんは、彼女を指名してギターの制作を注文してくるプロのロックギタリストのお客さんを何人か持つまでに至りました。お師匠さんのようにそれだけで食べていけるところまではいきませんが、お姉様が勤務する食品会社で契約社員として働いてもいますので、生活は問題ありません。同い年の彼と入籍する日も近いようです。●母子家庭のため塾にも通えなかったSくんは天性の数学センスを自覚してから変身Sくん(25歳/男性)の場合、中1のときにお父様が急病でなくなってからお母様がたった一人で家計を支えたため、生活は大変だったそうです。他の友達と同じように塾に行きたいなどと言い出せるような状況ではなかったといいます。しかも成績全般はけっしていい方ではなかったSくんは、塾にも行けない自分が将来ろくな仕事になど就けるわけがないと、中2の終わり頃までは自暴自棄に陥っていたとのことです。ところが中3のとき、Sくんは友達がみんな「難しい」と言う数学の問題を自分だけは誰に解き方を教わったわけでもないのに難なく解けてしまうことに気づきます。Sくんには天性の数学的センスがあった のです。そのことを自覚してからというものSくんは変わったと言っています。県立高校に進んでからは数学に関しては教科書に載っている問題では飽き足らないため、バイトで稼いだお金でより専門的な数学書を購入し独学で勉強したとのこと。Sくんは数学のアドバンテージで他の科目の点数をカバーするという方法で東京にある国立の工科系大学に合格し、4年後には世界的な通信機器メーカーに技術者として就職したのです。『あのとき自分には特別な数学の才能があるということに気づいていなかったら、今ごろ僕は愚痴ばかり言いながら生きるためだけの仕事に追われて暮らしていたと思います』。そう言うSくんも来年に予定されている海外赴任の前には、バイト先で知り合い一緒に暮らしている彼女と正式に結婚するつもりだとのことです。●親の経営する会社が倒産して高校も中退の危機。母方の祖母の激励で立ち上がったWさんWさん(28歳/女性)は高校1年生のときにお父様が経営していた会社が倒産し、貧困生活に陥りました。お母様の派遣社員としての収入だけでは家族が生きていくだけでやっと。中学校から私立の中高一貫女子校に通っていたWさんは退学して働くことを考えます。『指定校推薦で大学に行き、キャリアウーマンを目指す』というWさんの夢ははかなく散り、『もうどうでもいいわ』という気持ちになったそうです。そんなとき、ご自身だってけっして生活が楽ではない母方のおばあ様が大切な貯金からWさんの当面の学費を出してくださったとのこと。おばあ様いわく『あなたは女の子だけど大学まで行ってしっかり学問さえすれば、きっと大きな組織の管理職も務まるような人になる。それだけの器があるよ。だから高校を中退してはだめよ 』 。投げやりになりかけていたWさんは気持ちを立て直し、当初の目標通り指定校推薦を貰って女子大学で4年間学び、就職超氷河期であったにもかかわらず国内最大手の医療機器メーカーに採用され、今では昇格試験にも合格し幹部候補生として生き生きとした毎日を過ごしています。2歳の男の子のママでもあります。----------いかがでしたでしょうか。もちろん、困窮家庭で自己肯定感を持てずにいるお子さんがみんな今回ご紹介した3人のようにプラス思考に転じることができるかといえば、そういうわけではありません。むしろ、「こんなのはすごく恵まれている例にすぎない」とおっしゃる方も多いでしょう。しかし、“絶望感”に近いものから“軽い憂鬱”的なものまで程度の差こそあれ、3人が思春期の一時期に「自分なんかもう大した人生を送れっこない」と感じていたところから「自分にとって大切なもの」を見つけたことによって立ち直り、そこから先は本人たちの意思と努力で幸せをつかんでいったということは紛れもない事実です。学歴や家庭環境への不安が理由で将来を悲観しているお子さんにはパパとママから(この3人の例をストレートに話すのではなく)そんな人も実際にいたらしいよといった程度の励ましのために、参考にしていただけたらと思います。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年04月11日「タリーズコーヒー」は、 「SAKURA 抹茶ラテ」や「SAKURA ティーカプチーノ」、 「SAKURA ミルクレープ」などの東京都23区限定商品を、“お江戸さくら祭”と題し、3月22日(水)より期間限定で発売!「地域社会に根ざしたコミュニティーカフェとなる」ことを経営理念の一つとして掲げる同社では、2015年2月の北海道を皮切りに、2016年に九州、京都で限定ドリンクなどを販売してきた。第四弾となる今回は、東京都23区(168店舗)のエリアにて、「お江戸さくら祭」と題し、江戸の風情と、桜をモチーフにした限定品を展開。東京都の桜が美しい季節に、さくらフレーバーのドリンクやフードが登場するほか、グッズやコーヒー豆、 タリーズカードには江戸テイストを取り入れながら、 華やかなさくら祭りを演出する。「SAKURA 抹茶ラテ」 (HOT/ICED、580円、トールサイズのみ)は、上品な風味の宇治抹茶と、桜の花びらを使用したソースをトッピングして仕上げたふんわり桜が香る抹茶ラテ。「SAKURA ティーカプチーノ」(HOTのみ、530円、トールサイズのみ)は、しっかりと濃く抽出した紅茶にさくらソースを合わせ、きめ細かなふわふわのミルクで仕上げた優しい甘さのロイヤルミルクティーだ。スイーツには、花びらをイメージしたさくら餡が乗った「SAKURA ミルクレープ」(480円)とチーズムースと、 ほんのり香る桜の風味をふんわりワッフルで包んだワンハンドスイーツ「ワッフルサンド SAKURAストロベリー」(600円)も登場。夜桜を背景に力強い江戸文字を施したパッケージのコーヒー豆「江戸限定ブレンド」(1,300円/200g)や、「タリーズカード(お江戸限定デザイン)」、春らしい桜モチーフの「SAKURA マーブルマグ」(1,600円)や 「タリーズミニテディ“春錦”」(580円)、古きよき江戸の景色や活気、 力強い江戸の“粋”を表現した「お江戸限定タンブラー(-景-/-粋-)」(各1,540円)などのアイテムも充実だ。タリーズのお江戸さくら祭で、東京の春を愛でる楽しい気分を盛り上げてみて。(text:cinemacafe.net)
2017年03月24日若手映像作家の作品を上映する「調布 ショートフィルム・コンペティション(CHOFU SHORT FILM COMPETITON)」が、東京・調布市にある調布市せんがわ劇場にて2017年2月25日(土)・26日(日)に開催される。入場は無料。「ショートフィルム・コンペティション」とは、自主制作ベースで作られた30分以内の短編映画であれば誰もが応募できる、ジャンルもテーマも自由の映画コンペティション。調布から全国に向けて新しい才能を発信している。2月25日(土)は、短編映像の上映会「ムービーダイバー」を開催。JAXAの超高精細画像を、演出や音楽もつけない”生データ”として上映する。陸域観測技術衛生 ALOS(だいち)から送られた画像には地球の様々な表情が映し出され、眺めているだけで不思議な気持ちになるほど味わい深い。上映会では、映像作家の澤隆志とJAXAの度曾英教が、ALOSの性能や宇宙空間に関するトークを行う。翌26日(日)には、全国から集まった30分以内の短編自主制作映画のうち、入賞・入選した16作品が上映される。審査員には、映画『ディストラクション・ベイビーズ』の監督・真利子 哲也など3名が関わっている。グランプリ作品『光関係』は、多くの人に触れられず、誰かの生活の気配だけにしか触れられない臆病な若い2人の男女の時間を描いたもの。新しい才能や、新しい映像の楽しみ方を見つけることのできるイベントとなりそうだ。【詳細】「CHOFU SHORT FILM COMPETITON」日時:2017年2月25日(土) 15:00〜17:00、26日(日) 13:00〜19:30会場:調布市せんがわ劇場(定員120名)住所:東京都調布市仙川町1丁目21−5入場無料 ※先着順、事前申し込み不要。【問い合わせ先】公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団 コミュニケーション課TEL:042-441-6171
2017年02月24日Being Yoga Japanはこのほど、舞台・ドラマで活躍する男優が暗闇でヨガを指導する「ヨガスタジオBeing」(東京都渋谷区渋谷)をオープンした。「暗闇ヨガ」は、ニューヨーク発祥のフィットネスで、"暗闇フィットネス"の 概念をヨガに取り入れたもの。暗闇フィットネスは、照明を暗くすることで人目を気にせず身体を動かせるため、通常の明るさでエクササイズをするよりも消費カロリーや爽快感が増すといわれている。暗闇ヨガは、従来のヨガをベースにダンス音楽のリズムに合わせて行う。スタジオが暗いため、ポーズをとっている様子や、メイクが崩れた姿を見られたくないという人でも、周りの目を気にせず取り組むことができるという。同店のインストラクターはすべて男性。全員、舞台やドラマで活躍するイケメン男優であるとのこと。暗闇の中で男性インストラクターの指導を受けながら、心身ともにリフレッシュできるという。プログラムは、1レッスン45分。しっかり身体を動かした「動」の後には、"シャバーサナ"による「静」を取り入れ、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせている。脂肪燃焼効果と筋力アップが同時に実現できるだけでなく、自分の心にも向き合えるヨガの利点を最大限に生かした内容になっているとのこと。料金は1回3,500円、3回9,900円、5回1万7,000円、7回2万1,700円、10回3万円。体験1回3,000円。※価格はすべて税別
2017年02月02日引きガラスを開けると、甘く香ばしい香りに包まれました。東京都国立市に2016年6月にオープンした「BORTON(ボートン)」は、焼き菓子好きの間ではやくも評判で、千葉や大阪から足を運ぶ方もいるほどです。 BORTONは、楽しく暮らすことが好きな、若いご夫婦が営む焼き菓子屋です。1年前までは福岡に住み、東京で焼き菓子屋を始めたいと、あちこち周って出会ったがこの国立市という場所。おふたりにとって縁もゆかりもなかった土地でしたが、駅を降りたときに感じたゆるやかな街の空気感や商店街があることなどが好ましく迷わず決めたそうです。 ご主人がお菓子を焼き、サービスと店内のディスプレイは奥さまの担当で、アンティーク小物や絵本、ドライフラワーなどが上手に使われ、親しい方の家に招かれたような内装は、落ち着きます。 「BORTONのお菓子は、材料、鮮度、季節感を大事にしています。自慢はパイです。パイがおいしいお菓子屋になりたいと思ったのは、初めてパイを作った時でした。初めて作ったパイは大きくて、今まで自分が作ったどの焼き菓子よりもおいしく感じました。パイ生地はとても繊細で扱いにくく、温度にも左右されやすく、なかなか言うことを聞いてくれません。だからこそ、おもしろさがあり、日々作り続けたいと思うのです」と店主の石川大輔さん。石川さんの作るパイは、九州産、北海道産、フランス産の小麦粉を使用したオリジナルブレンドの生地に厳選した素材で作ったフィリングを詰めて、毎日1時間かけて焼き上げているそう。生地自体の味とサクサクとした食感にこだわっています。美しい光沢と何層にも重ねる繊細なパイはさくっと口の中でほどけ、ほどよい甘さに煮たりんごと、バターのリッチな風味&味わいに小さな幸せを感じます。 苺 とちおとめ&フランボワーズのタルトはザクッとして香ばしく、甘さと酸味のバランスが絶妙です。フルーツは除草剤を使わず、安全な果物を育てている福岡県の「いわくま果樹園」のもの。おふたりが九州に住んでいた時に出会った、信頼できておいしいと思える素材を使っているのもこだわりです。 コーヒー本来の酸味が味わえ、焼き菓子にとても良く合うのは、大分県耶馬渓にある「豆岳珈琲」のほし草ブレンド。 国立市は都心からちょっと離れていますが、雑貨店や飲食店など店主の個性が光る店が多いのが魅力で、わざわざでも出かけたい場所です。焼きたてのお菓子のじんわりとしたおいしさを教えてくれるBORTONは、はずせない新しい国立の顔です。BORTON東京都国立市西2-9-74-B1F11:00~18:00日・月・祝日定休Instagram: @kashiyaborton Facebook:
2016年12月18日b-monster(ビー・モンスター)はこのほど、東京都港区南青山に2号店スタジオ「b-monster 青山スタジオ」をオープンした。「b-monster」は、暗闇の中で行う新しい形のボクシングスタジオ。暗闇のスタジオ内では、サンドバッグを使った本格的なトレーニングを楽しみながらできるという。クラブで踊るような感覚で心身ともにリフレッシュできるとのこと。独自に開発したプログラムは、脂肪を燃焼しやすい身体にするボクシングの動きや、ジョギングの1.5倍の有酸素運動、体幹を鍛える腹筋などの基礎トレーニングを中心に構成している。高いカロリー消費だけでなく、しなやかな筋肉のついた理想的なスタイルを目指すことができるという。また、アスリートをサポートする活動量計システム「POLAR」を導入。個人の心拍数・燃焼度がサンドバッグ上に設置した画面にオンタイムに映し出される。今自分が行っている運動が「有酸素運動」「無酸素運動」か明らかになるため、効率よくトレーニングができるとのこと。このようなトレーニングを続けた利用者の中には、1カ月で体脂肪マイナス6.4%、体重57.7kgが52.9kg、ウエスト74cmが68.3cmという結果を出した人もいるという。1号店は2016年6月に東京都銀座にオープン。わずか1カ月でマンスリー会員数が1,000人を突破したことから、このほど2号店をオープンすることになったとのこと。会員は1号店の銀座スタジオ、青山スタジオどちらでも追加料金不要で、自由に予約ができる。入会金は1万5,000円、マンスリーメンバー1万5,000円、ミッドナイトメンバー7,500円、1回券5,000円、4回券1万8,000円。トライアルチケットは3,500円。※価格はすべて税別
2016年12月13日東京・恵比寿の東京都写真美術館では総合開館20周年を記念して12月13日から17年1月29日まで、タイ出身の映像作家で映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクンによる「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展が開催される。アピチャッポン・ウィーラセタクンは、タイの東北地方の伝説や民話、個人的な森の記憶や夢などを題材にした、写真やフィルム、ビデオ、インスタレーション、長編映画などを制作してきた映像作家。その作品は、淡々とした日常のなかから人間の深淵を浮かび上がらせていくとともに、タイの現代社会に関わる移民や格差、政治などの社会問題にも密接に関わっている。同展では、目に見えない“亡霊=Ghost”をキーワードに、同館のコレクションを中心とした最新作品を含む23点とアーカイブ作品を展示。キーワードの“亡霊=Ghost”には、写真や映像などのメディアを媒介することで作用する“映像自体が持つ特性”と、政治や歴史の中に潜む“モンスターのような見えざる力”の二つの意味が込められた。一見薄暗い部屋に窓から陽射しが差し込み、明滅しながら動いていく様子が映し出された初のビデオ作品や、シカゴ美術学校で映画制作の修士課程時代に制作した初期の実験映画、アピチャッポンの日常の中で失われてしまった記憶や、タイ社会の暗部への眼差しが描かれた作品など、様々な映像作品が展開される。また、会期中(~1月5日まで)は当館1階ホールにて、初公開作品を含む「アピチャッポン本人が選ぶ短編集」(全25作品4プログラム)を上映。さらに、12月18日にはアピチャッポン本人らによる、作品背景の歴史や政治、映像本来に備わっている「不可視性」という問題をテーマに、アジアへの造詣が深い識者との対話を通じ考察するシンポジウムも行われる予定。【展覧会情報】「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展会場:東京都写真美術館 地下1階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:12月13日~17年1月29日時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで、1月2・3日は11:00~18:00まで)料金:一般600円、学生500円、中高生・65歳以上400円、小学生以下及び、障害者手帳保持者と介護者は無料※第3水曜日は65歳以上無料休館日:月曜日
2016年12月08日特別展「江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-」が、東京都江戸東京博物館で開催される。会期は、2017年2月18日(土)から4月9日(日)まで。18世紀は、江戸の人口が100万人を超え都市として発展を遂げたのと同時に、北京が清朝の首都として最も繁栄を極めた時代。日本と中国には文化交流の長い歴史があり、江戸時代の「鎖国下」においても中国貿易は公認され、長崎を窓口として、文物の流れが滞ることはなかった。本展では、繁栄の時代である18世紀を中心に、江戸と北京のなりたちや生活、文化を比較。江戸・日本橋の賑わいを描いた「熈代勝覧」と、乾隆帝80歳の式典に沸く北京の風景を描く「乾隆八旬万寿慶典図巻」、そして康熙帝60歳の式典を描いた「万寿盛典」が出陳され、同時代の江戸と北京を一目で見比べることができる。また、商売、歳時、学問や遊びなどの様々なテーマをもとに資料を展示し、それぞれの生活や文化を民衆の側面からも分析。加えて、清時代の「青花御窯廠図磁器板」などの首都博物館所蔵の名品も展示され、日本初公開の中国作品が多数紹介される。清朝の芸術や宮廷文化に関する展覧会はこれまでにも開催されたことがあったが、北京と江戸の都市生活を比較する企画は今回が初めて。両都市の共通性と違いを感じ取り、新たな相互理解を深めるきっかけにしてみてはいかがだろう。【概要】特別展「江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-」会期:2017年2月18日(土)〜4月9日(日)※月曜日休館(ただし、3月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)は休館)会場:東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室住所:東京都墨田区横網1-4-1観覧料:特別展専用券 一般 1,400円(1,120円)、大学生・専門学校生 1,120円(900円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 700円(560円)、小学生・中学生(都内) 700円(560円)特別展・常設展共通券 一般 1,600円(1,280円)、大学生・専門学校生 1,280円(1,020円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 800円(640円)、小学生・中学生(都内) なし特別展前売券 一般 1,190円、大学生・専門学校生 910円、中学生(都外)・高校生・65歳以上 490円、小学生・中学生(都内) 490円※( )内は20名以上の団体料金※次の場合は観覧料が無料。未就学児童。身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の持参者と付添者(2名まで)。※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券の販売なし。【問い合わせ先】東京都江戸東京博物館TEL:03-3626-9974(代表)
2016年12月01日「ゴッホとゴーギャン展」が10月8日により東京都美術館にて開催されている。本美術展はファン・ゴッホとゴーギャンという19世紀末に活躍した2人の偉大な画家をその交流からアルルでの共同生活を中心に、作風の変遷を初期から晩年まで辿ることができる、アジアで初めての美術展だ。展示は第1章「近代絵画のパイオニア」、第2章「新しい絵画、新たな刺激と仲間との出会い」では2人が影響を受けた画家の作品や、同時代に刺激しあった画家とのエピソードにまつわる作品があるが、一転して第3章以降の共同生活後はすべて2人の作品のみで構成。10月23日にアルルに到着し、12月25日にゴーギャンが去るまでの2ヶ月に与えあった影響の大きさを感じることができる。時代ごとに展示室の壁面の色が変えられているが、アルルの黄色い家で過ごした当時の作品が並ぶ展示室の壁は鮮やかな黄色だ。また、作品の近くには画商として活躍していたファン・ゴッホの弟テオや画家のピサロやベルナールなどへの書簡から引用したその当時の2人の感情を配し、当時の絵画に対する思いや、お互いへの印象などが来場者にもわかるようになっている。ファン・ゴッホが使用した絵具のなかには耐久性の低いものもあり、近年の研究によって年月の経過や光の影響で変色したり、色が薄れてしまうものがあることも判明。そのため、ファン・ゴッホ美術館では1885年後半以降のファン・ゴッホの絵画に当てる照明を75ルクスに制限している。これは国際博物館協会が油彩画に推奨する照度の150ルクスから180ルクスよりの半分以下だ。そのため、所蔵がファン・ゴッホ美術館以外の作品も含め、本展覧会では低い照度を設定している。会期は12月18日まで。東京都美術館での展示終了後は、2017年1月3日より愛知県立美術館にて巡回展示される。【展覧会情報】「ゴッホとゴーギャン展」■東京会場会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:2016年10月8日~12月18日時間:9:30~17:30金曜日、11月2日、11月3日、11月5日は20:00まで※入室は閉室30分前まで料金:一般1,600円、大学生・専門学校生1,300円、高校生800円 、65歳以上1,000円休室日:月曜日、10月11日 ※ただし、10月10日は開室■愛知会場会場:愛知県美術館住所:名古屋市東区東桜1-13-2会期:2017年1月3日~3月20日時間:10:00~18:00金曜日は20:00まで※入館は閉館30分前まで休館日:毎週月曜日(ただし1月9日、3月20日は開館)、1月10日
2016年10月12日第11回「すみだ川ものコト市」が10月22日、東京・墨田区の牛嶋神社境内と隅田公園内にて開催される。「すみだ川ものコト市」は、手づくり作家や職人、地元の人気飲食店などが集結する東東京最大規模の手作り市。墨田区内外の有志からなる実行委員会と30名を超える運営サポーターを中心に11年から実施されている。11回目の開催となる今回は、106の作り手と飲食店が集結し、過去最大の規模で実施。下町すみだの人気飲食店の特別メニュー、手作り作家や職人による手作り品の販売の他、作家とのワークショップや音楽ライブ、リラクゼーションコーナーなど幅広い企画が用意された。物販では、手作りのアクセサリーや木工雑貨、ガラス細工、子ども服などを展開。音楽ライブには、タカチャやメヲコラソン、うたイロトリオ、内田勘太郎、achordionなどが出演する。また、ワークショップでは、子どもに人気の友禅染めの他、手作り缶バッジ、オリジナルノート、カードケース、スイーツデコ、似顔絵などに挑戦することができる。その他、足ツボやハンドマッサージなどのリラクゼーションも体験できるなど盛りだくさんの内容となっている。【イベント情報】「第11回 すみだ川ものコト市」会場:牛嶋神社と隅田公園住所: 東京都墨田区向島1-4-5会期:10月22日(雨天時は10月23日に順延)時間:10:00~16:00入場無料
2016年10月09日ノスプロダクターが展開するフードブランド・ハレノヒは8月11日、「(ココ)ハレノヒ(読み: マエココハレノヒ)」を東京都・池袋パルコ本店8階にオープンする。同ブランドはこれまで、コラーゲンたっぷりの「ビューティー鍋」を提供するレストラン「(汁)ハレノヒ」や、「ムシケン(蒸し野菜)」などビューティー&ヘルシーをコンセプトとした「(畑)ハレノヒ」を展開してきた。今回オープンするのは、ビューティーポタージュ"COCACONO(コカコーノ)"の専門店。ビューティーポタージュ"COCACONO"とは、「現代人の抱える"健康"の悩みを解決したい」という思いのもと開発されたポタージュ。「たくさん食べたいがカロリーや栄養も気になる」「忙しくて栄養のことを考えている時間がないが、気分や体調に合わせて栄養価の高いものをさっと食べたい」といった悩みに応えることをコンセプトとしている。ポタージュは、野菜本来の味を楽しむことができるよう、野菜以外には少量の調味料だけを加えて煮込んだ。トロトロになるまで煮込んでいるため、一度にたくさん野菜を食べることができるのが特徴とのこと。消化吸収もされやすいため、栄養も多く摂取できるという。とろみには小麦粉を使用せず、グルテンフリーで仕上げた。さらに好みのトッピング野菜と組み合わせると、より多くの野菜を食べることができるという。トッピングはサラダと煮込みのちょうど間ぐらいの食感に保っているため、歯ごたえのある食感も楽しめるとのこと。噛(か)みごたえがあるため、野菜だけでも満腹感が感じられるという。オープン時には、第一弾メニューとして「野菜で野菜を食べる」シリーズを提供。「にんじん」「ほうれん草」「ごぼう」「トマト」「とうもろこし」「かぼちゃ」の6種のポタージュを用意する。価格は「COCACONO」(1,280円・税込)、「プレートディッシュ」(980円~・税込)。
2016年08月09日秋の始まりを彩るイベント「もみじ市2016」が、9月17日、18日に東京都調布市の多摩川河川敷にて開催される。「もみじ市2016」は、陶芸家、布作家、イラストレーター、エッセイスト、カフェなど個性豊かな“ものづくりびと”たちが力を合わせて作り上げる“大人の文化祭”。06年に第1回を開催して以来、毎年異なるテーマのもとに実施されており、一昨年は“100人の個展”、昨年は“紅白”をテーマに開催された。10周年となる今年のテーマは“FLOWER”。109組の作り手と14名の事務局スタッフが一丸となり来場者をワクワクさせるような表現にチャレンジする。会場では、クラフト作家による陶芸や木工、ガラス、布作品や焼き菓子、パン屋による飲食を販売する他、手芸ワークショップや子供のための絵本の読み聞かせも実施。テント映画館やアーティストによるライブも行われる予定だ。また、10周年に相応しく10種類のDMが毎週月曜日に週替わりで、手紙舎を始めとする各地のショップで配布される。(10枚目は全9種類を集め人へ当日会場にてプレゼント)DMのイラストはイイダ傘店が担当した。「もみじ市2016」の出店者は、甲斐みのり、ニシワキタダシ、ivory+安藤由紀、西本良太といった作家やイラストレーターからイイダ傘店、仁平古家具店、エジプト塩の家族ユニット「エジポや」、日光珈琲、パンと器 yukkaya、カオリーヌ菓子店のショップなど。【イベント情報】「もみじ市2016」会場:多摩川河川敷住所:東京都調布市会期:9月17日、18日時間:17日は10:30~16:30、18日は10:00~16:00入場無料
2016年08月01日「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展が、9月3日から11月13日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。1948年に東京に生まれた杉本博司は、アメリカ・カリフォルニア州のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学び、「ジオラマ」「劇場」「海景」シリーズなどの大型カメラで撮影された精緻な写真作品を制作して、国際的に高い評価を確立した写真家で現代美術家。その作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのテート・ギャラリーなど世界中の美術館に所蔵されている。また、近年は活動の範囲を広げ、執筆や設計も手掛けている杉本は、2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を建築家の榊田倫之と設立。これまでに静岡のIZU PHOTO MUSEUMや東京・六本木のLondon Galleryの内装を担当している。来年の2月には、展示室の改装を手掛ける静岡のMOA美術館がリニューアル・オープンするほか、同年秋には、ランドスケープ全体を設計した神奈川の小田原文化財団 江之浦測候所の開館が予定されている。杉本の世界観や歴史観に迫る本展では、2014年にパリの美術館、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で開催された「Lost Human Genetic Archive」展のインスタレーションを東京ヴァージョンとして新たに展開。人類の死滅を想定し、遺物となった歴史や文明について、「比較宗教学者」「宇宙物理学者」といった33の視点から考察する。会場では、「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」「廃墟劇場」「仏の海」の3シリーズを展示。今回、世界で初めて公開される「廃墟劇場」は、1970年代から制作しているシリーズ「劇場」が発展したもので、実際に廃墟と化した劇場で杉本が自らスクリーンを貼り直して映画を投影し、作品1本分の光量で露光した作品だ。また、「仏の海」は、10年以上にわたって杉本が取り組んできた、京都の蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を撮影したシリーズで、今回は同シリーズの大判作品による新たなインスタレーションが展示される。なお、本展は、大規模改修事業を経て9月3日にリニューアル・オープンする東京都写真美術館の総合開館20周年を記念して行われるもの。同館では、「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展の開催を皮切りに、総合開館20周年を記念した展覧会やワークショップ、イベント、国際シンポジウムが行われる予定だ。また、同館では、総合開館20周年にあわせて新しいシンボルマークとロゴタイプを制作。シンボルマークは、アーティストデュオ・ネルホル(Nerhol)として活動中の田中義久が手掛け、ロゴタイプは、文字に関わるデザインの企画や制作を手掛ける字游工房が担当した。さらに、新たに同館の愛称が、英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字から「トップミュージアム」に決定した。東京都写真美術館 シンボルマーク【イベント情報】リニューアル・オープン 総合開館20周年記念「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展会場:東京都写真美術館2階・3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:9月3日~11月13日時間:10:00~18:00※木、金曜日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,000円、学生800円、中高生・65歳以上700円休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館し、9月20日、10月11日は休館)
2016年06月29日ブラウンシュガーファーストは6月9日、オーガニックスイーツを提供する路面第1号店を東京都渋谷区神宮前にオープンした。同店は、「ジャンク」×「オーガニック」を掛け合わせたスイーツショップ。店頭では、人工香料・人工甘味料・着色料・乳製品・卵・グルテン・SOYは使わないカラフルなソーダやアイスクリームなどを販売する。「コンセプトには、かわいくてワクワクする、だけどちゃんとオーガニックという、『ジャンク』×『オーガニック』という一見相反する価値観を掛け合わせました。人工香料・人工甘味料・着色料・動物性食品は不使用だけど、心からおいしいと思える『ガマンしないオーガニックおやつ』を、東京・神宮前から世界に発信していきます」と同店。ココナッツアイスクリーム(345~432円)は、タイ産のココナッツミルクをベースに仕上げた。乳・卵を使用していないとは思えないほど濃厚な味わいが楽しめるとのこと。チョコナッツ、レモン、ラムレーズン、コーヒー、チョコミント、バニラのフレーバーを用意する。ソーダも天然フレーバーだけを使用。カフェインフリーのティーソーダ(561円)やスーパーベリーソーダ(723円)、コーディアルソーダ(486円)、ビネガーソーダ(723円)など。プラス162円で、ソーダにアイスをプラスしたクリームソーダも提供する。※価格はすべて税込
2016年06月10日特別展「没後150年 坂本龍馬」が、2017年4月29日(土)から6月18日(日)まで東京都江戸東京博物館で開催。その後、7月1日(土)から8月27日(日)まで静岡に巡回する。日本の歴史上の人物の中で、現在最も人気のある人物の一人である坂本龍馬。彼の没後150年を迎えようとする今、龍馬が現代の日本人を惹きつける理由は何かという観点で、本展は構成されている。彼の自由な発想や先見性、行動力、交友の広さ、家族への愛情、楽しげな文章表現などは、それを知った作家の創作意欲を掻き立てることもしばしば。それによって生まれた作品たちが、様々な媒体を通じて現代の日本人を魅了し続けている。現在の龍馬のイメージを形作ったのは、昭和30年代後半に書かれた司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』。しかしながら、明治時代に生きた龍馬を知っていた人々は彼の功績をすでに理解しており、明治39年の没後40年祭には、すでに主要な手紙や遺品が集められ、展示公開されていたという事実がある。本展では、薩長同盟や大政奉還などの歴史的評価はさておき、龍馬直筆の手紙に焦点を当て、彼の心根の真実に迫る。特に、坂本龍馬が「新国家」という言葉を用いて、新政府樹立に専心していたことを示す手紙は高知県以外での一般公開が初となる貴重品。本展では6月6日(火)から18日まで期間限定で公開されることとなった。暗殺5日前、中根雪江あてに書かれたその手紙で龍馬は、福井藩の財政を立て直した三岡八郎(後の由利公正)を新政府の財政担当にするよう、同藩重臣の中根に懇願している。新たな国づくりに情熱を傾けた彼の様子が窺える。また、京都国立博物館に収蔵されている遺品の公開や、近年発見され、解明が進む書状、剣術免状など、彼の資料が幅広く集結。さらに書物だけでなく、龍馬の愛用した刀も展示。彼が近江屋で暗殺された時に所持していたであろう刀や、坂本家に戻されたものがお披露目される。また、北辰一刀流の目録が複数あったことや、刀の最新の研究成果も同時に閲覧することができる。龍馬のファンもそうでない人も、彼の人となりや現代に与えている影響を、展覧会で実感してみてはいかがだろう。【概要】特別展覧会 没後150年 坂本龍馬■東京都江戸東京博物館期間:2017年4月29日(土・祝)〜6月18日(日)休館日:毎週月曜日(5月1日と5月15日は開館)開館時間:9:30〜17:30(土曜日は9:30〜19:30)※入館は閉館の30分前まで。住所:東京都墨田区横網1-4-1料金:・一般 特別展専用券1,350円(1,080円) / 特別展・常設展共通券 1,560円(1,240円) / 特別展前売り券 1,140円・大学・専門学生 特別展専用券 1,080円(860円) / 特別展・常設展共通券1,240円(990円) / 特別展前売り券 870円・中学生(都外)・高校生・65歳以上 特別展専用券 680円(540円) / 特別展・常設展共通券 780円(620円) / 特別展前売り券 470円・小学生・中学生(都内) 特別展専用券 680円(540円) / 特別展・常設展共通券 なし / 特別展前売り券 470円※( )内は20名以上の団体料金。※前売券は3月1日(水)~4月28日(金)まで販売予定。※特別展・常設展共通券の前売はなし。※会期中は当日料金で販売。※未就学児童、および身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の携帯者と、その付き添い(2名まで)は、入場無料。※高・大学・専門学校生は学生証を、65歳以上は年齢を証明するもの(健康保険証、運転免許証など)を要提示。※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は観覧料が無料。■静岡市美術館期間:2017年7月1日(土)〜8月27日(日)休館日:月曜日(7/17、8/14は開館、7/18は休館)開館時間:10:00〜19:00※入館は閉館の30分前まで。住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F
2016年05月16日200組以上の古道具・古家具店、古書店、古着屋が一堂に集結するフリーマーケット「第9回東京蚤の市」が、2016年5月14日(土)・15日(日)の2日間、東京・調布の京王閣競輪場で開催される。新緑萌ゆる会場に、感性豊かな店主によって選ばれた食器やカトラリー、古い暮らしの道具・家具などが所狭しと並ぶ「東京蚤の市」。関西での開催を合わせると、年間約6万人を動員する人気イベントだ。9回目となる今回は、メインの蚤の市以外に、北欧の国々からやって来る美しい品々が並ぶ「東京北欧市」と、手のひらサイズの美しい豆皿が並ぶ「東京豆皿市」も同時開催。よりテーマを絞ったこの2つの特別エリアも、是非合わせてチェックしてほしい。その他にも、場内を盛大に盛り上げてくれるパレードやライブ、“アナログ”をテーマにした新たな特集イベントと、過去一番に充実した内容となっている。古き良きものを愛でる人々が集うヴィンテージアイテムの祭典。お気に入りの逸品との出会いを求めて、是非会場に足を運んでみてはいかがだろう。【開催概要】「第9回東京蚤の市」※「東京北欧市」と「東京豆皿市」も同時開催。開催日:2016年5月14日(土)・15日(日) ※雨天決行時間:14日(土)10:00〜18:00/15日(日)9:00〜17:00(予定)会場:京王閣競輪場住所:東京都調布市多摩川 4-31-1出店者数:古道具/古家具、古書店、飲食店など200組以上を予定入場料:500円
2016年05月13日Yoginiフェス実行委員会は6月11日、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ(東京都世田谷区)にて、ヨガイベント「YFY ~Yogi for Yogini~」を開催する。同企画は、ヨガをする女性のためのライフスタイル誌『Yogini』が主催するヨガイベント。講師は、中村尚人氏や更科有哉氏といった人気男性講師が務める。ヨガだけでなく「乳井式哲学・ヤマニヤマな暮らし方」「ヨガと医療の融合と可能性」などの座学や瞑想といったコンテンツも用意している。会場では、ヨガウェアなどヨガに関するグッズを販売するほか、サンプリングを行うブースも展開する。開催時間は10時~19時30分。参加費はヨガ1セッション2,500円、座学1レッスン1,500円、瞑想3,000円。定員はヨガ各回60名、座学各回20名、瞑想各回12名。チケットはEventRegistで販売している。このほか東京都内で行われるヨガイベントには、アンダーザライトが4月29日~5月1日に開催する「オーガニックライフTOKYO」がある。※価格はすべて税込
2016年04月22日虎ノ門ヒルズ(東京都港区)は4月10日~6月12日、オーバル広場にて青空ヨガスタジオ「OUR PARKS "TORANOMON HILLS YOGA"」を開催する。同施設でのヨガ開催は、これまで期間中の日曜朝のみ実施していたが、今春から平日の早朝・夜にも初開催する。仕事前の朝活の一環として、また仕事終わりに疲れた体をほぐすリラックスタイムとして、オフィスワーカーにも、新しいライフスタイルを提案していくという。ヨガインストラクターは、雑誌やテレビでも活躍する ReebokONE アンバサダー陣らが日替わりで担当する。毎回、各インストラクターが趣向を凝らしたヨガメニューを展開するため、毎回参加しても飽きずに楽しめるとのこと。初心者から上級者まで楽しめる豊富なラインアップで、全14回開催する。開催時間は、期間中毎週日曜10~11時(受付開始9時半)。平日夜ヨガは5月9日、16日の19~20時(受付開始18時半)。平日朝ヨガは、5月18日、25日の7時半~8時半(受付開始7時)。料金はマット持参の場合は無料。貸し出しマットは別料金(先着150名)。参加者には虎ノ門ヒルズで利用できるクーポンを配布する。なお同イベント期間中、「虎ノ門アルボール」では、「鎌倉野菜のガーデングリーンサラダ」(900円)、「グッドモーニングカフェ&グリル」では「スーパーフルーツ アサイーボール」(780円)、「メゾンカイザーカフェ」では「3種のフルーツスムージー」(各397円)といった、美容にも健康にも効果的なヘルシーメニューを展開する。同じく東京都で行われるヨガイベントとして、アンダーザライトは4月29日~5月1日の期間で「オーガニックライフTOKYO」を東京都千代田区の3331Arts Chiyodaで開催する。※価格はすべて税込
2016年04月06日○企業実証特例制度を活用したセグウェイ公道走行実証実験二子玉川地区交通環境浄化推進協議会、東京急行株式会社とセグウェイジャパン株式会社は、東京都世田谷区二子玉川周辺地区において、交通マナー啓蒙を目的とした「セグウェイツアーin二子玉川」を実施すると発表した。ツアーはレクチャーに加えて、公道(歩道部分)、区立二子玉川公園、多摩川河川敷を含む往復5.8kmのコースを走行する(実施は週三回、一日二回、一回当たり最大8名を予定)。予約や詳しい情報提供は専用サイトで行う。まずは世田谷区民や関係者を対象とした試験運用で安全性を実証し、今年(2016年)の夏を目途に有料で一般開放するが、料金は現時点で未定となっている。報道陣向けの説明会では、上記の3団体、経産省 製造産業局長、世田谷区長が簡単にあいさつを述べたのち、経産省の橋本氏が今回のプロジェクトを可能とした産業競争力強化法による企業実証特例制度について説明した。企業実証特例制度は、規制によって企業のビジネスアイディアを実現できない場合、企業の所轄省庁が窓口となって規制所轄省庁と協議することで、速やかに実現するための規制改革制度だ。規制の範囲が明確でない「グレーゾーン解消制度」と合わせて、すでに82件の申請があったという。今回のプロジェクト概要は、東急電鉄の東浦氏が説明。二子玉川エリアは、住みたい街(世田谷区)や商業施設という魅力を持っていたが、二子玉川ライズが昨年(2015年)竣工し、「働くまち」という魅力が加わったとした。また、自然環境が豊かで、市民が行政に参画する住民力があり、先進の都市環境とも相まって東京の次世代を見据えるクリエイティブシティとなったとも。次世代のまちづくりを考えると、車が中心で大型化・エネルギー浪費型の都市部から、高密度化されてエネルギー効率の良いコンパクトシティが望まれている一面がある。そのためには、(セグウェイのような)小型化された安全なモビリティロボットが必要とされると述べた。今回の実証実験は、茨城県つくば市の「つくばモビリティロボット実験特区」の成果を受けて、2016年3月23日付けで企業実証特例制度が適用され、民間主体の運営が可能になった。○料金は9,000円がたたき台、要・運転免許がネックか?質疑応答では、一般参加の料金について質問が。「現時点では未定だが、セグウェイツアーの9,000円が基準となる」と回答。ちなみに、「シティガイドツアーつくば」の費用が2時間で9,000円となっており、国内で実施されている他のセグウェイツアーも、おおむね9,000円前後だ(中部国際空港のガイドツアーは60分と短いが3,500円)。価格的にセグウェイとしては妥当なのだろうが、9,000円は安くない。払う価値をどのようにアピールするのかが気になる。また、公道を走るセグウェイは小型特殊自動車の扱いとなるので、運転免許証が必要なので、これもネックとなりそうだ(小型特殊自動車に乗れない原付免許はNGだが、普通免許や自動二輪免許で問題ない)。「ナンバープレートを付けたものが歩道を走行するのはいいのか?」という気もするが、セグウェイの速度が遅くされており(国内では10km/h、今回の二子玉川エリアでは6km/hに制限)、海外でもセグウェイが走行可能なのは歩道のみという国や地域が多い。日本においても、歩道等移動用自動車として規制が緩和されているので、「セグウェイは歩道を走るもの」と思ってよいようだ。
2016年04月05日