花を愛でるということを、人を愛することに置き換えてみれば東信の信念の一端が見えるかもしれない。流行に流されないスタンスで“花の価値”を突き詰めている東信。狂気に近しいほど神経を研ぎすませ、花と真摯に向き合うには理由がある。「『美』とは何か。花は枯れるものだが、咲く時だけが本当に美しいのか?一般の人の目に商品として触れる花は、人の欲望の為に生産されるものの内の2割にしか過ぎない事を、どれだけの人が知っているだろう?人が必要としていない部分も含めて、花の全部が美しい」。世の中に蔓延する盲目的な既成概念を覆し、花の価値を高める挑戦は、創業当初から変わらず続いている。最新プロジェクトの「In Broom」では、宇宙空間に続き、フィリピンの海の真ん中といった本来、植物が生息しない場所に花を生けた。「次もむちゃくちゃやるよ。不毛の土地には理由がある。それを追い求めたい」という言葉通り、彼の活動は常に驚きに満ちている。それは新宿伊勢丹のフラワー オブ ロマンス(FLOWER OF ROMANCE)でも同じ事。「今まで全く花に興味がなかった人に『こんなに花って綺麗だったのか』という気づきや、(フラワー オブ ロマンスの)花をもらった人に『これが花なのか?』という純粋な驚きをもたらしたい」と話すのは、当店の全てを任されている望月マネージャー。東は「花の価値を追求するのも良いけど、広げないか」という望月の言葉に突き動かされ、「お前が言うんだったらやろう」と踏み切った。「花を買いづらい」という声にフォーカスを当てたという今回の出店。「俺たちは一年に何万本という花を切って殺している訳だから、生き物を扱っていく上での責任がある。花の本当の意味を暮らしの中で感じてもらう、それが花を生ける意味。ファッションやシャンパンにはできないことだと思っている」。その切実な想いが形になったのがフラワー オブ ロマンスだ。「花と向き合って行く姿勢を貫き、真摯にコツコツとやっていくまでだ。“花の価値”を突き詰め、それを広げるには、世界一でないと意味がない」と力強く言い切る。事実、世界からの熱い視線が東信に注がれているのは、メディアにひっきりなしに取り上げられている事からも分かるだろう。この1、2年だけを例に挙げても、Thames & Hudson社の書籍『FLORAL CONTEMPORARY: The Renaissance in Flower Design』、仏ル モンド紙の『Mマガジン』、『New York times』、『Huffington Post』などで彼の作品や「In Broom」のプロジェクトが報道・特集されている。「正直、日本のお花のレベルは高い。だが、問題は花をどう解釈し、どう広げていくか。我々は植物に生かされている。それこそが花の価値。世界で勝負する時もそのままの姿勢を変えず、自然体のまま、強く、逞しくやっていくので見ていて欲しい」。世界の舞台での活躍は、前述のファッション界の一流メゾンをはじめ、グローバル企業や他ジャンルのアーティストとの取り組みなど多岐に渡るが、彼が最も注力している“花の価値を広げる”為の活動においても、新宿伊勢丹への出店はまだ彼にとって出発点だ。香港、上海、NYなど世界の重要都市でのポップアップなどが計画されているという。人生に花がある本当の意味を、世界中の多くの人々が彼の店で感じることができる日もそう遠くない。
2015年05月16日「イカ東」という言葉、耳にしたことありますか?「テレ東の仲間・・・?」「イカの種類・・?」困惑の声が聞こえてきそうですが実はこれ、「いかにも東大生」の略なのです。日本一頭の良い東京大学ですが、その中でも「イカ東」ってどんな存在なの?かつて東大のサークルに所属していたこのわたくしが調査&分析をしてみました。■「イカ東」のビジュアル東大生といえば頭がいい、将来性がある、天才などプラスイメージを持つ方が多いことでしょう。しかし「イカ東」はダサい、野暮ったい、カッコ悪いといったファッションセンスに乏しく、見た目に無頓着ながり勉君を指しているのです。具体的にどんな見た目なの・・・?お、おおう。これまで東大や研究者を目指して勉強一筋。お洒落まで勉強する時間はなかったのでしょう。でも案外街でこんな人見かけませんか?いやいや、秋葉原じゃなくて渋谷とか下北とかでも。それもそのはず。東大の1、2年生が生息する駒場キャンパスは渋谷から徒歩15分圏内なので彼らのテリトリーなのです。渋谷でこんな人を見かけたらそれは「イカ東」かも・・・?■「イカ東」スピリット「イカ東」は勉強の鬼です。例えば2年間で200単位習得するため、休暇中まで集中講義を受けたり、挨拶代りに爆裂研究トークをしたり。Facebookで自らの勉強計画を発表している人も。自分独自の世界を持ち、いわゆる「コミュ障」状態に陥っているイカ東も多いです。やはり「普通の大学生」とは一線を画していますね。■「イカ東」とtwitter東大生はtwitter率がとても高いように感じます。いや、そりゃ今の時代大学生のtwitter人口はとても多いのですが、彼らは独特。twitterの中でいかに「ネタクラスタ」(ネタツイートをするtwitterユーザーのこと)として活躍するか、「あるふぁついったらー」(フォロー数の多いtwitterユーザーのこと)になるかなど日々競い合っているイメージがあります。まあ頭がいいからか、確かに面白いツイートが多いのは事実ですけどね。「イカ東」はそんな「東大ネタクラスタ」のかっこうの餌食。というか「イカ東」自身が自らをネタに、「あるふぁついったらー」に上り詰めることもあります。なんだか憎めない愛すべき「イカ東」。日本の未来は君たちが背負っている?!がんばれイカ東、負けるなイカ東。
2015年03月29日●「大沢さんの笑顔に救われて」石原さとみが出演する映画『風に立つライオン』が3月14日から公開される。アフリカ・ケニアで医療活動に従事する日本人医師・島田航一郎を大沢たかおが演じ、彼の活躍と周囲の人々の人間模様が描かれている。その中で石原が演じるのは、ケニアのロキチョキオにある赤十字戦傷病院に赴任した看護師・草野和歌子。これまで出演した作品では小悪魔キャラを演じたこともある石原だが、正義感が強く規律を重んじる和歌子の人柄は、石原と対面した時に重なる部分が多いことに気づく。今回のインタビューでは、本作のアフリカロケにはじまり、芸能活動で縁のある「英語」、そして「大切な言葉」にまつわるエピソードも。「人生観が変わった」とまで語った石原の芯の部分に触れた。――ケニアでのロケが必須の作品です。出演が決まった時の率直な感想は?兄がケニアのナイロビ大学に1年間留学していました。過酷な話も聞いていたので心して行かなきゃなとは思いましたけど、行ったことがない場所に行けることはうれしかったですね。――”草野和歌子”の役作りで、監督とはどのようなやり取りがあったのでしょうか。いろいろと質問しました。どのような女性なのか、このシーンではどのような気持ちなのかとか。英語やスワヒリ語での会話やアフリカの医療の作法もありましたし、準備をして臨みたかったのですが、監督は常に「現場で」と(笑)。大沢さんとの関係性もどういう風に見せたいのか気になっていたんですけど、「現場で」「大沢さんに会ったら分かるから」と言われました。大沢さんとはお会いするのも初めてだったので、行く前はそういう面で、多少不安でした。でも、アフリカに着いたらそんなに悩んでいたことも忘れてしまって(笑)。現地で生きていく女性を演じる中で、自然と私の気持ちも和歌子と同じように進んでいきました。クランクインから必死に撮影して、現地の人ともコミュニケーションを重ねて。大沢さんに頼って、その笑顔に救われて、尊敬して、安心して。大沢さんがいることによって作られる現場での安心感を、誰もが感じていたと思います。そういう気持ちが和歌子と同じで。振り返ってみると、本当にリンクして生きていたんだなと思います。――てっきり「現地の治安の悪さ」の方に「不安」を抱かれているものだと思っていました。もちろん危険な場所ではありました。1歩外に出れば、警察の人と常に一緒でしたし、銃を持っている方とずっと行動を共にしていました。でも、実際はホテルと現場の往復なので何かがあるわけではありません。ただただ「アフリカの地で生きた女性を演じた」時間だったと思います。――「演じる」というよりも、その役で「生きた」という感じでしょうか?そうですね。生きていたところを私が生きたという感じです(笑)。とにかく必死でした。――役者さんにとって、ロケーションはどれだけ重要かが分かるエピソードですね。ものすごく大事です。日本映画なのにアフリカに行って、アフリカの話を、アフリカの人たちとアフリカのご飯を食べながら撮る。とても、ぜいたくですよね。●「無駄な時間を過ごせない」と痛感した理由――英語のセリフもすごく自然でした。さすがイーオンだと思いましたが、昔から英会話をやられていたんですか(※2013年からイーオンのイメージキャラクターを務めている)。いえ、きちんとやりはじめたのはイーオンからです。その前は習うというよりも、海外旅行が好きなので、そこに行ってのコミュニケーション。5年前、1カ月オフを頂いてニューヨークの語学学校に行ったんですけど、年末年始だったのでほとんど授業がなくて。遊んでいることの方が多かったです(笑)。――過去には「英語が苦手な英語教師」を演じたこともありましたね(2008年テレビ朝日系ドラマ『パズル』)。そうですね(笑)。あの作品には英語の練習は必要なかったのですが、『JUNO/ジュノ』(2007年)のエレン・ペイジさんが来日した時に質問をするために英語を覚えたり。あとは、『ターミナル』(2004年)でトム・ハンクスさんが来日した時に英語でインタビューしたり。自ら進んで勉強するというより、仕事に必要なもの。そのような感じで、英語とは度々ご縁がありました。――英語のコミュニケーションの楽しさを知ったのは、5年前のニューヨーク?そうですね。英語を話したいと心から思いました。でも、そこから日本に帰って来たら時間や作品に追われていた時期もあって。イーオンのCMをやらせていただいてから英語を勉強することに意識が向くようになったのですが、今回の『風に立つライオン』を撮り終えてから、さらに英語に対する欲が高まりました。――アフリカの子どもたちとの会話は英語ですしね。大沢さんは本当に英語がお上手で。日本の子どもたちと接するような雰囲気で、すごく楽しそうでした。映画の中そのまま。どこを撮っているのか分からないぐらい、ずっと遊んでいました。そんな大沢さんがいない時に自分の英語力のなさを痛感させられました。それでも拙い英語でしゃべったら、子どもたちが話しかけてくれたり、いじってくれたりして。――今回の作品は、人生観が変わるほど影響を受けたと聞きました。言葉にするとすごく軽く聞こえがちなんですけど…力強く生きて行こう、へこたれないように生きて行こうと。アフリカの方々からは、日本人よりも生命力をすごく感じました。こんなに大自然を感じたり、生きることに懸命なアフリカの方々と知り合えたのは、すごくいい経験になったと思います。その中でも大沢さんはすごくタフなので、大沢さんのようになりたいと思いました。どんな状況でも明るくて、作品に向かっていらっしゃって。そういう部分でも、すごく尊敬しました。――エボラ出血熱の流行で、国境なき医師団や海外で医療に従事する人にスポットが当たりました。そのような方々への見方も変わりましたか?部活の先輩がNGOで働いているのでアフリカに行ったりしているんですが、久しぶりに会ってその先輩の活躍をあらためて知ることができて…やっぱり気になってしまいます。帰って来られない可能性もあるわけで…ちゃんと無事に帰って来てほしいですね。――アフリカの大地で大沢さん演じる航一郎は、自分に向けて「がんばれー!」と必死に叫んでいました。石原さんにもこのような言葉はありますか?昔から、「負けないように」を心がけていました。「勝つ」はあまり言葉で出したことはないんですけど、自分に「負けないように」。その対象は「昨日の自分」だったり。特定の比較対象がいるとずっと続いてしまうので、昨日を生きた自分がもし頑張っていたのであれば、それ以上に。1番大事なことだと思っています。――以前、大切な言葉として「どう見られたいかではなくて、どうありたいか」とおっしゃっていました。今の石原さんはどうありたいですか?よく考えています。今、この役の影響なのかもしれないですけど、人の幸せを祈れる人間になりたいなと思います。そして人を救うには、自分が立たないといけません。だから、精神的にもちゃんと自立しようと。自分に何かを課して生きて行かないと、あっという間に人生が終わっちゃう気がするので(笑)。――ちょっと大げさな感じがしますが(笑)。そうですね(笑)。でも、つい1カ月ぐらい前に知り合いの方が亡くなったんです。そういうこともあって、命に対しての感情を最近すごく感じるようになって。無駄な時間を過ごさないようにしようと思っています。自分らしく、見栄をはらずに生きていきたいです。■プロフィール石原さとみ1986年12月24日生まれ。東京都出身。2002年に第27回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞。翌年、東陽一監督作『わたしのグランパ』でデビューし、同年のNHK連続テレビ小説『わたしのグランパ』でヒロインに抜てき。以後は数々の映画、ドラマ、舞台などで活躍している。映画の主な出演作に『北の零年』(05年)、『包帯クラブ』(07年)、『人間失格』(10年)、『幕末高校生』(14年)、『進撃の巨人』(前後編2部作15年公開)。(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年03月14日戦場カメラマンの渡部陽一が2月13日(金)、『アメリカン・スナイパー』の特別試写会に出席した。イラク戦争で活躍した“米軍史上最強の狙撃手”の自伝を映画化。渡部さんは自身の経験を重ねながら、兵士やジャーナリストが危険な戦地に身を置く理由を語った。クリント・イーストウッド監督がメガホンをとった本作の主人公は、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属し、4度のイラク遠征で多くの仲間を救った狙撃手のクリス・カイル。敵兵からは悪魔と恐れられ、常に命を狙われる彼の胸にあるのは「良き夫であり、良き父でありたい」という願いと葛藤だった…。2003年のイラク戦争で、米軍従軍(EMBED)取材を経験した渡部さんは、「ある兵士は『一度戦場に足を踏み入れた人間は、生還しても必ず戦場に戻ってくる。まるで中毒だ』と言っていた。僕もその言葉に大きく影響されている」と神妙な面持ちでふり返る。そして、「戦地での悲しい現実を目の当たりにし、また戻りたくなる衝動にかられる。それは兵士だけではなく、ジャーナリストも同じ。僕らの間では“戦場カメラマン症候群”という言葉もあり、実際、ベイルート、バグダッド、カンダハール…どこに行っても、現場にいるのは同じメンツですね」と当事者にしか知りえない本音と心境を明かしていた。「戦争の犠牲者はいつも子ども。彼らの声を世界に届けるため、今後も戦場カメラマンとして丁寧に取材を重ねたい」と渡部さん。映画が描く戦場の“リアル”にも太鼓判を押し、「どんなに経験を重ねたプロでも、戦争の狂気から逃れることはできない。ぜひ、この作品を通して、いまこの瞬間、何をすべきか考えてもらえれば。自分の足元を気づかせてくれる作品」と力強くアピールしていた。本作は米興行収入は2億5,000万ドル(300億円)を突破し、クリント・イーストウッド監督最大のヒットを記録中で、第87回アカデミー賞では「作品賞」をはじめ6部門で候補になっている。本作でイーストウッド監督と初タッグを組み、3年連続で「主演男優賞」にノミネートされたブラッドリー・クーパーが、プロデューサーも兼任している。『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・スナイパー 2015年2月21日より全国にて公開(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年02月13日堺東まちなか”逸品バル”実行委員会事務局は、第2回「堺東まちなか”逸品バル”」を開催する。堺東で毎年恒例となっている夏まつりの時期に合わせての開催となる。同イベントは、地元のまちづくり組織である「そや堺ええ街つくり隊」が中心となり、地元の商店組織である「堺東商店街連合会」と連携して、堺東のにぎわいづくりのため取り組んでいるもの。スペイン風居酒屋”バル”をイメージした「飲み物+逸品」のセットを楽しむイベントだ。昭和の面影が残る立ち飲み屋や小粋な日本料理店、おしゃれなバーなど、地元の個性豊かで魅力ある飲食店が、各店自慢の逸品を提供。各店舗はチケット1枚(約500円)で利用できる。今回は51店舗が参加。そのうち19店舗が堺の農産物「堺のめぐみ」を使用したバルメニューを提供するほか、堺産野菜や自家製プリンなどをチケットと交換できる「おみやげバル」3店舗が初登場する。なお、最終日(8月4日)には、堺市役所前市民交流広場で「そや堺ええ街つくり隊」主催の夏まつりが開催されるとのこと。■堺東まちなか”逸品バル”詳細・開催期間:8月2日から4日(開催時間は各店舗で異なる)・参加店舗:51店舗・チケット代:1冊4枚綴り(前売り:2,000円、当日:2,400円)・チケット販売:前売り(各店舗で8月1日・18:00まで、特設売場で7月30日から8月1日・12:00から18:00まで)・チケット販売:当日券(特設売場で8月2日から8月4日・10:00から21:00まで)詳しくは同イベントウェブサイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日アフリカの内戦地を舞台にした映画『マシンガン・プリーチャー』の試写会が31日に都内で行われ、戦場カメラマンの渡部陽一がトークショーに登場した。その他の写真『マシンガン・プリーチャー』は、『チョコレート』のマーク・フォースター監督が『300〈スリーハンドレッド〉』のジェラルド・バトラーを主演に迎えた作品。麻薬と酒におぼれる人生から改心し、スーダンで内戦に巻き込まれている子供たちのために教会や孤児院を建設した実在の人物、サム・チルダースの半生を映画化している。そのスーダンにカメラマンとして何度も足を運んだ経験を持つ渡部氏は、「スーダンでは民族、そして資源をめぐって常に争いがうごめいています。そしていつも犠牲になるのは子供たちです」と内情を吐露。さらに内戦下のルワンダを訪れた際に出会った少年兵の写真を披露し、「この少年兵たちは、自分たちの家族を守るためや、強制的に武装兵にされてしまった子がほとんどです。彼らの声を世界中の人に届けたいと思ったことが、戦場カメラマンになるきっかけでした」と自身の体験を語った。また本作では、子供たちを危険から守るために銃を手に戦うチルダースの姿が描かれるが、それについて渡部氏は、「陸の孤島と呼ばれるスーダンでいったい何が起こっているのか、主人公から見た実体験が胸に刺さりました。この21世紀にアフリカで何が起こり、子供たちがどう過ごしているのかが描かれていますので、皆さんに彼らの声を聞いてほしい」と訴えかけた。『マシンガン・プリーチャー』2月4日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー(C)2011 MGP Productions,LLC.All Rights Reserved.
2012年02月01日タレントの安めぐみとの結婚が報じられる“東MAX”ことお笑い芸人の東貴博が11月8日(火)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた3D超大作『インモータルズ神々の戦い』のプレミア試写会に“縁結びの神”として出席。同作の日本語吹き替え版で“知の女神”アテナの声を演じた優木まおみから「幸せそうで、ご利益ありそう。あやかりたいので、後で触らせてください」とおだてられ、ご満悦だった。優木さんは「演じたのが神様なので、言葉づかいがどっしりしていて、普段と全然違うから大変でしたね」と女神役に悪戦苦闘。それでも「アテナは頭がいいし美しい。それに強くて優しいっていう完璧な女性」とアテナ像にほれぼれした様子だ。頭が良くて美しい…という点は優木さんと共通しているかも!?ギリシア神話の時代を舞台に、神々の戦いをダイナミックな映像美で描いた作品にちなんで、この日のプレミア試写会には優木さん、東さんのほかに“料理の神”川越達也、“ニートの神”杉村太蔵、“戦いの神”魔裟斗、なでしこJAPANのメンバーである“サッカーの女神”近賀ゆかりが出席した。メガホンを取ったのが『ザ・セル』、『落下の王国』といった映像美あふれる世界観でファンを獲得するターセム・シン監督とあって、「圧倒的な映像美。映画館で観るべき映画ですね」(東さん)、「映像がきれいで、料理の盛り付けの参考にしたい」(川越さん)。一方、魔裟斗さんは「アクションはもちろん、神々の体つきがすごい。観終わった後は思わず感化されてしまい、筋トレにも気合いが入りました」とさすがのコメントだ。作品のイメージカラーでもある“ゴールド”にちなみ、近賀選手は女子サッカーW杯で手にした金メダルを持参。来年はロンドン五輪出場も決定しており「また、同じ色のメダルを持ち帰りたい」と抱負を語った。不死の存在である神々(=インモータルズ)の頂点に立つオリンポスの主神・ゼウスによって、真の勇者に鍛え上げられた人間・テセウスが封印された闇の神・タイタン族の復活を目論む邪悪な王に戦いを挑む。主人公・テセウスを演じるのは、“新スーパーマン”映画『Man of Steel』(原題)の主演に抜擢されたヘンリー・カヴィル。ミッキー・ローク、ジョン・ハートら名優が顔を揃える。『インモータルズ神々の戦い』は11月11日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:Man of Steel (原題) 2013年、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All Rights Reservedインモータルズ神々の戦い 2011年11月11日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 War of the Gods, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ロンドンオリンピックに先駆け、この秋の映画は英国男子がアツイ?ヒゲ面に薄汚れたエプロンのスーパーマン画像が到着!アラスカの秘密基地の撮影か?新スーパーマンのビジュアルがお披露目!73年の歴史を変える立体的コスチュームに
2011年11月08日先日までカナダのモントリオールで開催されていた「第35回モントリオール世界映画祭」でイノベーションアワードに輝いた『アントキノイノチ』主演の岡田将生、榮倉奈々と瀬々敬久監督が凱旋。8月30日(火)の夜、松竹本社(東京・東銀座)で開かれた受賞報告会見に出席した。歌手・さだまさしの手による同名小説を原作に、遺品整理という仕事で出会った2人の若者の姿を通じて“生”を描き出す。2004年の『風音』(東陽一監督)以来となる、その年の映画祭で、最もインパクトを与え、革新的で質の高い作品に与えられるイノベーションアワードを受賞した。帰国したばかりの瀬々監督は、「『イノベーション?何だ?』とよく分からずに出ていき、帰ってきました(笑)」と受賞の瞬間をふり返るが、地元の観客に作品の面が伝わったということはひしひしと感じていたよう。「観終わって観客の方が泣きながら『よかった』と言ってくださったのが印象的でした。中には実際に、身内を亡くされて部屋を片付けた経験のある方もいて『思い出した』と言っていただきました」と感慨深げだ。岡田さんは「朝ご飯を食べているときにマネージャーから電話がかかってきて知った」とのこと。「そのときは理解できなかったんですが、(共演の)原田泰造さんから『やったな』とメールをいただき実感しました」と心境を明かした。榮倉さんも「作品全体にいただけたということで嬉しいです」とニッコリ。「モントリオールでは私や岡田くんに対してイメージや先入観を持たずに、各国の方に観ていただけて感想を間近で聞けました。言葉は違っても心で観ていただけたと感じました」とふり返った。実際にトロフィーを持ってみて「金だなー」と感想を漏らす岡田さんに「メッキだろ、メッキ!」と監督が突っ込む一幕も…。トロフィーの重みで改めて受賞を実感したようだ。イノベーションアワードについて榮倉さんは「監督の中の哲学や若い私たちの感覚などいろんなものが合わさって“革新的”と評価されたのでは」と語り、「海外の映画祭は何度でも行きたい」と充実した表情を見せた。映画について「撮影のときから役に強い思い入れがありました」と岡田さん。いじめなどの社会問題も描かれるが「自分も経験したこともあり、心の叫びなど響いてくるものがたくさんありました」と特別な一作となったことを明かしてくれた。榮倉さんも「(岡田さんが演じた)杏平の言葉に助けられたりヒントをもらった」と頷いた。監督は東日本大震災を踏まえ「3月に大変なことが起こり、自分たちが事件の渦中にいるという気持ちが芽生えた。第三者として傍から見ているのではなく、ど真ん中にいるという気持ちで作りました。それがオリエンタリズムではなく、自分たちの身の回りのこととして(世界に)伝わったのだと思う」と思いを吐露。そして岡田さんと榮倉さんに向き直り「これからの未来を背負う若い君たちに観てほしい!」と語りかけた。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:『アントキノイノチ』モントリオールで高評価岡田将生は仏語でスピーチ決めた!ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!冒頭でいきなり全裸…?岡田将生の様々な表情に注目の『アントキノイノチ』予告編榮倉奈々、岡田将生は「小学生」!?「もう22歳なんですけど」と本人苦笑岡田将生×榮倉奈々を絶賛!『アントキノイノチ』がモントリオールへ
2011年08月30日映画『酔いがさめたら、家に帰ろう。』の完成報告会見が10月12日(火)、都内のホテル西洋銀座で行われ、主演の浅野忠信、永作博美、東陽一監督が出席した。人気漫画家、西原理恵子さんの元夫で戦場カメラマンの故・鴨志田穣(ゆたか)さんの同名自伝的小説(スターツ出版刊)の実写化で、アルコール依存症を原因に離婚した戦場カメラマン・塚原安行(浅野さん)が妻・園田由紀(永作さん)と子供たちとの絆を支えに更生する一方、病気と闘う運命を辿る姿を描く物語。元夫婦という微妙とも言える距離感を演じる難しさを司会者から聞かれた永作さんは、「由紀の台詞で『1度好きになった人はなかなか嫌いになれない』とあり、原作にはなく監督が書かれたものですが、本当にそうだなと思いました。夫婦の距離感は変わらない、元夫婦は関係なく、どうしようもないけど嫌いになれない人とだけ考えていました」と脚本の恋愛観に深く共感した様子。浅野さんは、14年連れ添い、2児をもうけた歌手のCHARAと昨年離婚しているだけに「僕はメチャクチャ迷惑かける役。自分もその通りだったし、ちょうどいいかなと思って演じました」と自虐的に語り苦笑い。一方、2人は今回が初共演。互いの印象について、永作さんは「ホントにそのままスルリと役に入られる、感覚的に芝居をする人。私も作るというより感覚でそのとき、思ったままにやりたい方なので、非常に楽しくやらせていただいた」。浅野さんも「ユースケ(・サンタマリア)さんが監督された『弁当夫婦』とかを観させていただいていて不思議な何かを放っている人だと思っていた。夫婦の微妙なニュアンスを永作さんから出してくれるので、僕はそこに乗っかって、広がりをもたせていただいた」とそれぞれ好相性を感じた様子だった。『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は12月4日(土)よりシネスイッチ銀座、テアトル新宿ほか全国にて公開。(photo:佐藤彩美、UEHARA/text:Yoko Saito)■関連作品:酔いがさめたら、うちに帰ろう。 2010年12月4日よりシネスイッチ銀座、テアトル新宿ほか全国にて公開© 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』製作委員会■関連記事:永作博美、自分の中に蛇が「間違いなく潜んでいる」
2010年10月12日映画『東のエデン』の新ビジュアルを使用した新たなポスターが完成!あわせて、11月28日(土)より公開される『東のエデン劇場版IThe King of Eden』の主題歌がTVシリーズ版のエンディングも担当したschool food punishmentの歌う「light prayer」に決定した。TVシリーズで人気を博し、その続編という形で『東のエデン劇場版IThe King of Eden』、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』と2章に分けて公開される本作。これに先駆け、先日よりTVシリーズの再編集版として『東のエデン 総集編Air Communication』が限定上映され、初日には立ち見客が出るほどの異例のヒットを記録している。このたび発表されたポスターには「滝沢朗とは何者なのか?」という文字が躍り、「はちみつとクローバー」などでおなじみの羽海野チカのデザインによる滝沢が微笑みかける。ズバリ、この滝沢の失踪の秘密こそが今度の劇場版の大きなテーマのひとつ。TV版の最終回で再び記憶を消し、姿を消した滝沢はどこへ向かったのか?「俺はずっと、君と一緒に旅した場所にいます」というメッセージの意味は?少女・咲は滝沢を探しにニューヨークへ。そして、日本を救う新たな戦いがいま、幕を開ける――。TV版のエンディングテーマに続いて、神山健治監督直々の指名を受けて『劇場版I』の主題歌を担当することになったschool food punishmentは本作の脚本を読んで、「light prayer」を書き下ろした。ボーカル&ギターの内村友美は「“何が待ち受けていても、目の前で起こることに立ち向かう、その先にしか未来はないし、どんな理不尽な世界でも、それを受け止めた先に、自分にとっての楽園はある”という思いを込めて『light prayer』という曲を作りました。私が感じたイメージが、映画の世界観を少しでも広げることが出来たら嬉しいです」と曲に込めた思いを明かす。「light prayer」は11月25日(水)に発売される。また今後、物語にも登場した“聖地”豊洲の劇場、ユナイテッド・シネマ豊洲では“東のエデン Cafe”が、さらに吉祥寺パルコでは“PARCO CITY×東のエデン プレミアムショップ”がオープン(近日詳細を発表予定)するなど、公開までまだまだ話題を集めそう!『東のエデン劇場版IThe King of Eden』は11月28日(土)より、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』は2010年1月9日(土)よりテアトル新宿テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:東のエデン劇場版IThe King of Eden 2009年11月28日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開東のエデン劇場版IIParadise Lost 2010年1月9日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開
2009年10月14日