スズキは11日、小型スポーツクロスオーバー車「SX4」と、コンパクトセダン「SX4セダン」を一部仕様変更して発売した。価格は、SX4が165万9,000円から186万9,000円、SX4セダンが166万9,500円。今回の一部仕様変更では、SX4のフロントバンパーやアルミホイールの意匠を変更するなど、外装の質感を向上。さらに、SX4とSX4セダンの全機種でシート表皮を変更したほか、リヤシートの中央にヘッドレストと3点式シートベルトを採用している。SX4とSX4セダンともに、エンジンは1.5L DOHC 吸気VVT(水冷4サイクル直列4気筒)を搭載し、トランスミッションは4ATを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意している。乗車定員は5名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日スズキは11日、軽自動車「アルト」を一部仕様変更して発売した。価格は、軽乗用車のアルト(アルト エコを含む)が80万8,500円から110万9,850円、軽商用車のアルト バンが67万7,250円から88万4,100円。今回の一部仕様変更では、燃費効率が良い運転状態になると点灯するエコドライブインジケーター(5MT車を除く)や、ISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカー(アルト バン VPを除く)を全機種に装備。また、「F」グレード4WD車のトランスミッションを4ATからCVTへ変更したことで、JC08モード走行の燃費が21.8km / L(1.8km / Lの向上)となり、「平成27年度燃費基準」を達成。自動車取得税と自動車重量税の減免措置が受けられる「環境対応車普及促進税制」(エコカー減税)の50%減税対象となり、アルト乗用タイプの全機種がエコカー減税の対象となっている。さらに「アルト エコ」シリーズでは、車両重量の軽量化に加えてエンブレム色を変更し、差別化を図ったとのこと。エンジンは0.66L DOHC 吸気VVT(水冷4サイクル直列3気筒)を搭載し、トランスミッションは5MT、4AT、CVTのいずれかを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意している。アルトの乗車定員は4名、アルト バンは2名もしくは4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日1991年に悪人会議プロデュースとして上演され、1998年には日本総合悲劇協会公演として再演、演劇界を超えてカルチャーシーンに衝撃を与えた松尾スズキ(作・演出)の『ふくすけ』。薬剤被害や宗教ビジネス、テロ行為に没入する人々など、世紀の変わり目を経てなお“今の物語”であり続け、生温かいヒューマニズムをも笑いつくす伝説的作品だ。実に14年ぶりの再々演となる今回は、古田新太や多部未華子、大竹しのぶら豪華メンバーに、阿部サダヲ、皆川猿時、平岩紙ら大人計画の劇団員も出演する最強のキャスティング。某日、宣伝写真撮影中の都内のスタジオで松尾の話を訊いた。『ふくすけ』チケット情報スタジオに到着すると、ちょうど古田が撮影中。劇中ではさえない中年男を演じる古田だが、撮影は作品自体のビジュアルイメージということで、ネックレスを胸元にチャラチャラと光らせた服装で不敵に立つ。見ている松尾から思わず「脂が乗ってるよね」という言葉が漏れ、その圧倒的な存在感にスタッフ全員が引き込まれる。次に衣裳を身につけた阿部がフラリと現れ、スタジオの中央へ。指の爪をかじりながらカメラに視線を向ける様子はどこまでが阿部自身で、どこからが阿部が演じるフクスケなのか分からないほど。キュッと細められた阿部の瞳を見ているうちに、本番で見られるであろうフクスケの物語が俄然楽しみになってきた。今回のキャストについて松尾に訊くと、「あえての地味な男の役を見たかった古田さんに、絆と尊敬を感じている大竹さん。毒々しい舞台に透明感を放ってくれるであろう多部さんと、理想のキャスティング。あとは、フクスケの哀しみを出せるのはこいつしかいねぇな、と阿部(笑)」との答えが返ってきた。その最強キャストで迎える14年ぶりの上演については「初演はバブル景気の頃で、世の中の浮かれ気分に対する20代の自分の“怒り”を込めて作っていたんです。でも今は状況が違う。日本全体が不景気だし、発散しきれない怒りや諦めとかで覆われてるでしょう。実は前回、30代後半で再演した時に、初演とは別の手応えを客席から感じたんです。“怒り”って人間の根源的な部分だと思うし、年代によっても感じ方は違ってくる。だから40代最後に演出する今回、『ふくすけ』を通して感じられる怒りを普遍的なものとして受け止めてもらえるかどうか。それを見極めたいという思いがあります」と語った。生の舞台はリアルと地続きだからこそ、そのときどきに形を変える。本作が常に“事件”であり続ける理由を、ぜひ劇場で確かめてほしい。公演は8月1日(水)から9月2日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、9月6日(木)から13日(木)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演される。なお、チケットは東京・大阪とも6月3日(日)10:00より一般発売開始。また、チケットぴあではWEB先行抽選を東京公演は5月24日(木)11:00まで、大阪公演は5月23日(水)11:00まで受付中。取材・文佐藤さくら
2012年05月22日スズキは17日、軽乗用車「MRワゴン」と「アルト ラパン」の2WD・NAエンジン搭載車の燃費を改善して発売した。価格は、MRワゴンが113万1,900円から151万950円、アルト ラパンは110万5,650円から156万4,500円。MRワゴンとアルト ラパンの2WD・NAエンジン搭載車(MRワゴンのECO-L、ECO-Xを除く)は、エンジン制御を見直して燃料カット時間を長くしたほか、低粘度のCVTオイルを採用してCVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減したことで燃費を改善。JC08モード走行での燃費は、MRワゴンは23.2km/L(+0.2km/L)、アルト ラパンは23.2km/L(+0.4km/L)を達成した。これにより「平成27年度燃費基準+10%」を満たし、自動車取得税と自動車重量税の減免措置が受けられる環境対応車普及促進税制(エコカー減税)の軽減率が50%から75%に向上する。また、燃費の向上に合わせて、MRワゴンとアルト ラパン全機種の後席にISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用した。エンジンは、MRワゴンが0.66L DOHC吸排気VVT、もしくは0.66L DOHC VVTターボ、アルト ラパンが0.66L DOHC VVT、もしくは0.66L DOHCターボを搭載。いずれもトランスミッションはCVTを採用し、駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日スズキは14日、軽四輪駆動車「ジムニー」と、小型四輪駆動車「ジムニーシエラ」に 特別仕様車「クロスアドベンチャー」(X-Adventure)を設定して発売した。価格は、ジムニーベースの5MT車が152万4,600円、4AT車が163万2,750円、ジムニーシエラベースの5MT車が166万6.350円、4AT車が177万4,500円。クロスアドベンチャーは、存在感あふれる外観と機能的でスポーティーな印象の内装を採用したという特別仕様車。外観には、専用デザインのアルミホイールに加え、専用フロントメッキグリルやLEDリングイルミネーション付フォグランプなどを採用。車体色は、新色の銅色「ガイアブロンズパールメタリック」を含む全5色を設定している。内装には、黒地に赤色をあしらった前席シートを採用し、前席の背もたれ及び座面に撥水・透湿・消臭機能をあわせ持つシート表皮「カブロンソフト」を使用。さらに、レッドステッチを施した本革巻ステアリングホイールとシフトノブ、色調をあわせた専用フロアマットなどを採用する。エンジンは、ジムニーベース車が0.66L DOHCターボ、ジムニーシエラベース車が1.3L DOHC VVTを搭載。いずれも駆動方式はパートタイム4WDで、乗車定員は4名。なお、「ジムニー」と「ジムニーシエラ」の全車において、衝突時の歩行者頭部への衝撃を緩和するためにフロントフードの高さや構造を変更したほか、後席シートにISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用するなど、一部仕様変更も実施されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日スズキは、中国で23日から5月2日の期間に開催される『北京モーターショー』に同社の合弁企業である「重慶長安鈴木汽車有限責任公司」(以下 : 長安鈴木)と共同で、コンセプトカー2台と長安鈴木で生産する四輪車などの市販車10台を出品すると発表した。出品するコンセプトカーは、軽量化と空力性能の追求により超低燃費を実現するという次世代グローバル・コンパクトカー「G70」と、満充電で約30km(航続距離JC08モード走行)走る生活密着型EV「スイフト・レンジ・エクステンダー」の2台。市販車では、長安鈴木から「アルト」「スイフト」「SX4」「SX4セダン」、昌河鈴木から「ワゴンRワイド」「リアナ」「ランディ」、鈴木中国から「キザシ」「ジムニー」「グランドビターラ」の計10台を出品する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日スズキの二輪車販売子会社であるスズキ二輪は、全国のスズキバイクショップを回りながら試乗会や展示会を開催するイベント「スズキ きずなキャリイキャラバン」を開始した。昨年に続き2回目となる「スズキ キャリイキャラバン」は、同社と顧客、同社とスズキバイクショップのきずなを大切にしたいという思いを込めて、「きずな」の文字を含めた名称に変更。荷台をイベントステージに架装した軽トラック「キャリイ」17台を使用して、全国で1,000回の開催を目標としている。また、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手・宮城・福島・茨城を対象とした「スズキ きずなキャリイキャラバン東日本復興応援」も実施。4台のキャリイで仮設住宅や自治体施設等に出向き、ユーザーの原付スクーターや同社から被災地の自治体へ提供している原付スクーターの出張無料点検等を行う。開催スケジュール等は、同イベントのWebサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日1985年のデビュー以来、映画、ドラマと映像の世界で長く活躍を続けてきた仲村トオルだが、2004年に初舞台を経験。以来、本人曰く「舞台用の筋肉や脳みそを衰えさせないため、また舞台への恐怖心が芽生えないよう」毎年コンスタントに舞台に立つ。5月に開幕を控えた最新舞台『ハンドダウンキッチン』への心境を聞いた。「ハンドダウンキッチン」 チケット情報仲村が演じるのは、巷で話題のカリスマシェフ・七島。だが彼が考案したレシピといったものはほとんどなく、実は包丁もまともに握れない。いわば偽りのカリスマシェフだが、“大事なのは味や食材やシェフの腕ではなく、客をその気にさせること”という信念を持つ男だ。「最初にプロットを読んだとき、ものすごく僕ら俳優の仕事の本質や核心に通じる話だと思いました。本気で嘘をつくというところが、僕らの仕事に似ている」と言う仲村は、「彼を少し感じ良く、人当たり良くすると僕になる、ぐらいな感じの人のような気がしています(笑)」と、役に共感を寄せる。つまり本作の主眼は七島の嘘を追及することにはなく、“人は何によって満足や感動を得るのか?”という深遠なテーマに入り込む。「お客さんがどういう料理をどんなプロセスでどんな後味が残ったときに美味しいと感じるのか。全員が不味いと言う料理はありそうな気がしますけど、美味しい料理というのは人によって違うんじゃないか、違っていいんじゃないかって。僕らの仕事も、いい役者いい芝居って結局は観る人の好き嫌いじゃないだろうかと役者を始めた頃から感じてきたんです。好き嫌いというのは個人的な背景や記憶からできているものだろうし、そこにいい悪いなんてあるのかよ、と。だからシェフも俳優も、お客さんにいい夢を見せてあげられたら詐欺師と言われずに済む、そんな商売じゃないですかね(笑)」。作・演出を手掛けるのは蓬莱竜太(モダンスイマーズ)。人生の機微を知る確かな筆致に定評ある若手劇作家だ。仲村のこれまでの舞台も、松尾スズキ、白井晃、岩松了、前川知大、ケラリーノ・サンドロヴィッチら作家性の高い演劇人との仕事が目立つが、本作でも「蓬莱竜太君という作・演出家の仕事であること」が出演の決め手となった。「そこ絶対触っちゃいけないのに!ってところに触る芝居を書く人だと僕は感じました。神経に障るというよりは、直接脳みそを触れられたような。演じる側として、胸を打つではなく心臓を握る、みたいなところまで行ってみたいなあと思ったんです」。仲村&蓬莱の到達点に、今から期待が高まる。取材・文:武田吏都公演は5月12日(土)から6月3日(日)まで東京・PARCO劇場にて開催。チケットは3月25日(日)から一般発売する。なおチケットぴあでは3月22日(木)18:00までWEBで先行販売を実施。
2012年03月19日スズキは27日、燃費向上を果たした、軽乗用車「パレット」と「パレットSW」の2WD・NAエンジン搭載車と小型乗用車「ソリオ」の2WD車を発売した。パレットとパレットSWの2WD(前輪駆動)・NAエンジン(自然吸気エンジン)搭載車は、エンジン制御を見直して燃料カット時間を長くしたほか、低粘度のCVTオイルを採用してCVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減し、燃料消費量を削減。これにより、JC08モード走行での燃費は従来の20.2km/Lから20.8km/Lに向上している。今回改良されたパレットには、「L」「X」、特別仕様車「リミテッドII」という3つのグレード、パレットSWには「XS」、特別仕様車「リミテッドII」という2つのグレードがあり、いずれもエンジンは0.66L DOHC VVTを搭載し、変速機はCVTを採用。乗車定員は4名。価格は、パレットが120万7,500円~131万2,500円、パレットSWが142万8,000円~149万9,400円。ソリオの2WD車(前輪駆動 / アイドリングストップシステム搭載車を除く)は、全グレードに低粘度のCVTオイルを採用。CVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減したことで燃料消費量を削減し、JC08モード走行での燃費は従来の20.0km/Lから20.6km/Lに向上した。今回改良されたソリオには、「G」「X」「S」と特別仕様車「BLACK&WHITE」という4つのグレードがあり、いずれもエンジンは1.2L DOHC VVTを搭載し、変速機はCVTを採用。乗車定員は5名。価格は、138万2,850円~168万3,150円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月27日スズキは14日、軽乗用車「MRワゴン」をベースに、同社の低燃費化技術を導入した追加機種「MRワゴン エコ」を発売した。「ECO-L」と「ECO-X」というグレードが用意され、価格は112万1,400円から131万400円。同車は、「アルト エコ」にも採用された低燃費化技術を取り入れることで、燃費性能を進化させた追加機種。これまで設定していた「MRワゴン X アイドリングストップ」と比較した場合、JC08モード走行で3.0km/Lの向上を果たし、27.2km/Lの低燃費を実現している。具体的には、新世代R06A型エンジンおよび副変速機構付CVTに、摩擦抵抗(フリクション)を低減するなどの効率を高める改良が施されたほか、エンジンとCVTの協調制御をより細かく行うことで、パワートレイン全体での燃費性能も向上。停車時に加えて、ブレーキを踏んで時速9km以下になるとエンジンが停止する、新アイドリングストップシステムを採用。アイドリングストップ可能な状態になると点灯するアイドリングストップランプや、アイドリングストップ中にハンドルや専用スイッチを操作するとエンジンが再始動する機能も追加されている。フロントハブ一体構造車軸ベアリングの採用や、リヤ車軸ベアリングの構造見直し、転がり抵抗を低減したタイヤの採用など、足回り部品の改良により走行抵抗の低減も行われている。エンジンは0.66L DOHC 吸排気VVTを搭載し、変速機はCVTを採用、駆動方式は2WD(前輪駆動)となっている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月14日松尾スズキ率いる大人計画の約1年半ぶりの本公演が決定した。タイトルは『ウェルカム・ニッポン』。詳細は後日の発表になるが、松尾のほかに、向田邦子賞を受賞し現在脚本を担当するドラマ『11人もいる!』(テレビ朝日系)が放映中の宮藤官九郎、高視聴率をマークし社会現象にもなったドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)に主演した阿部サダヲら、劇団メンバーが勢ぞろいする。2010年の『母を逃がす』以来の本公演とあって、演劇ファンの熱い視線が注がれそうだ。出演は阿部サダヲ、宮藤官九郎、伊勢志摩、顔田顔彦、宍戸美和公、宮崎吐夢、猫背椿、皆川猿時、村杉蝉之介、田村たがめ、荒川良々、近藤公園、平岩紙、松尾スズキほか。公演は、東京が2012年3月16日(金)から4月15日(日)に下北沢 本多劇場、大阪が4月18日(水)から22日(日)にシアター・ドラマシティにて。チケットは1月下旬に一般発売を予定している。
2011年10月28日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!スズキはクセもなくアッサリとした味。消化がよく、栄養価も高い長芋のとろろ汁を添えて。 ・スズキのシンプル塩焼き シンプルな塩焼きとキャベツの酢の物を添えました。カボスをキュッと搾って召し上がれ。 ・ゴーヤとハムの炒め物 水溶き片栗粉でトロミををつけた、やさしい味の一品。塩でゴーヤの苦みを和らげました。 ・まぜまぜショウガご飯 ご飯に甘酢ショウガを混ぜ合わせた、超簡単レシピ。酢飯の代わりにしてもOK! ・冷やしトロロ汁 食欲が無い時でも食べられる、身体に良いトロロ汁。薬味たっぷり! ⇒今週の献立を一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2011年08月27日東京国立近代美術館で3月8日(火)より2か月にわたって開催される「生誕100周年 岡本太郎展」の開会式が3月7日(月)に同所で行われ、現在、NHKで放送中のドラマ「TAROの塔」に出演中の常盤貴子がテープカットのために特別ゲストとして来場した。大阪万博のシンボル「太陽の塔」をはじめとして、数々の傑作と「芸術は爆発だ!」などの名言を残した芸術家・岡本太郎の生誕100年を記念して製作されたドラマでは、松尾スズキを太郎役に迎え、様々な葛藤や出会いを経て、彼が太陽の塔を完成させるまでの軌跡を描く。常盤さんは、公私にわたる太郎のパートナー、敏子を演じている。常盤さんは艶めかしい着物姿で登場。ドラマに出演する以前の太郎の印象を尋ねられると「面白い人と思ってました」と告白。だが、ドラマへの出演を経て「いまでは、日本で一番、太郎さんのことが好きな自信があります」と笑顔で語った。今回の「岡本太郎展」をひと足早く鑑賞したという常盤さんだが、鑑賞を控えた観客を前に「最初からすごいです!」と興奮気味に予告し、「見るだけでなく芸術してください!」と呼びかけた。さらに今回、ドラマに出演してみて、太郎と敏子の関係性について「どちらかが欠けていても、いま私たちが知っている岡本太郎は存在しなかったと思います。ものを作る人にとっては、そばに敏子のような人がいたら毎日頑張れるだろうと思います」と強い愛着を込めて語った。「生誕100周年 岡本太郎展」は3月8日(火)より5月8日(日)まで東京国立近代美術館で開催。ドラマ「TAROの塔」はNHKにて全4回にわたり放送中。
2011年03月07日伝説の芸術家・岡本太郎の生涯を初めて映像化するNHK土曜ドラマ「TAROの塔」の完成試写会が2月17日(木)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主人公・太郎を演じた松尾スズキをはじめ、常盤貴子(平野敏子役)、田辺誠一(岡本一平役)、寺島しのぶ(岡本かの子役)が役柄への思いや撮影の裏話を語った。岡本太郎の生誕100年を記念し企画された本作。18歳で単身パリに留学し、最先端のアートに触れて学んだ後、戦後の焼け野原で創作活動を始めた太郎が、その代表作となる巨大オブジェ「太陽の塔」を完成させるまでの姿を軸に、太郎とその家族、そして秘書にして後に養女となった敏子の生き様をエネルギッシュに描く。多くの関係者への徹底取材、膨大な資料から得た“新しい発見”をドラマとして再構築。稀代のアーティスト・岡本太郎の実像に迫る意欲作だ。松尾さんは「いい意味でポップじゃない、ゴツゴツした手触りで見終わった後にグッとくる。太郎さんも『芸術はきれいであってはいけない、心地よくあってはいけない』と言っていたが、その通りのドラマになった」。自身が演じた太郎については「奇天烈なイメージが強いが、そうすることで周りとの距離を取っていたのでは。とても孤独な人だったと思うし、今回演じたことでその思いはより強いものになった」と語った。それだけに演じる際は、岡本太郎という偉人のイメージと実像のはざまで悩んだのだとか。「岡本さんの“対極主義”って言葉を思い出して、じゃあ2つの岡本太郎をぶつけ合うことでエネルギーを発散させようと。昔テレビでやっていた『芸術は爆発だ!』のCMもめっちゃ鏡の前で真似しましたね(場内笑い)」と役作りをふり返った。常盤さんも「パブリックイメージと素顔…。敏子さんの資料を読めば読むほど、自分で折り合いをつけるのが難しかった。今も正解かどうかはわかりませんし」と実在の人物を演じる難しさを吐露。意識したのは「秘書として養女として、いかに太郎さんの後ろに隠れていられるか」だったといい、女優として新境地となったようだ。撮影現場には岡本太郎が生み出したオブジェの実物が運び込まれ「本物との共演で、エネルギーをもらいました」と語った。一方、田辺さんは太郎の父親・一平を演じ「ご本人に失礼がないよう、いろんなことを考えながら演じました。当時のエネルギーや熱気を感じるドラマで、正直すごいものができたと思います」と自信のコメント。太郎の母親・かの子を演じる寺島さんは「そのまんまを演じることは絶対できないわけで、リスペクトしつつ、自分なりのかの子像を作った」とこちらも実在したご本人への思いを大切にした様子。同時にアドリブを織り込む場面もあったといい「台本には(幼少期の)太郎の顔を赤く塗る予定だったが、急に自分の顔を塗りたくなってしまって(笑)。一発勝負でしたがアーティスティックな仕上がりで…」と自画自賛だった。「TAROの塔」は2月26日(土)より、NHK総合にて毎週土曜日21:00より放送開始(全4回)。
2011年02月17日直木賞を受賞した三浦しをんのベストセラー小説を映画化した『まほろ駅前多田便利軒』のビジュアルが解禁。共にバツイチで三十路という設定の役柄に挑む瑛太と松田龍平の姿がお目見えとなった。原作の同名小説は「別冊文藝春秋」への連載ののち、2006年に単行本として発売され、その後、続編となる「まほろ駅前番外地」も刊行。さらに昨年秋より週刊文春で「まほろ駅前狂騒曲」が連載されている。瑛太さんが演じるのは、まほろ市で便利屋を営む多田啓介。どこか暗い影を感じさせながらも、持ち込まれた依頼は可能な限り引き受けるという方針で淡々と仕事をしている。そんな彼の元に突如、転がり込んでくるのが松田さん扮する行天春彦。多田とは中学時代の同級生なのだが、昔はひと言も口を利かない変わり者だった行天。しかし、いまではよく喋る変な奴になっていた…。2人は共にバツイチ。頑固なほど真面目でしっかり者の多田と、飄々としてつかみどころのない行天の元にはペットの世話、庭の掃除、塾の送り迎え代行などなど様々な依頼が届く。次から次へと訪れる、くせ者たちのワケあり依頼、行き過ぎたアフターケアを通して他人の人生に巻き込まれ、やがて自らの人生と向き合うことに――。監督を務めるのは『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の大森立嗣。「くるり」の岸田繁が自身7年ぶりとなるサウンドトラックを担当する。さらに、共演陣も豪華!高良健吾に鈴木杏、柄本佑、松尾スズキに岸部一徳、そして大森監督の実弟・大森南朋に父親の麿赤兒も出演している。今回、解禁となったメインビジュアルでは、瑛太さん、松田さん共に無精ひげを蓄え、ちょっぴりやさぐれた感も?2人の共演は『青い春』、『ナイン・ソウルズ』、『アヒルと鴨のコインロッカー』に続き4度目だが、共に主演という形での共演は初めて。プライベートでは松田さんが一昨年、そして瑛太さんは昨年入籍し、子供も授かっているが、そんな彼らがバツイチ男をどのように演じているのか?『まほろ駅前多田便利軒』は4月23日(土)より新宿ピカデリー、有楽町スバル座、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。■関連作品:まほろ駅前多田便利軒 2011年4月23日より新宿ピカデリー、有楽町スバル座、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開© 2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会アヒルと鴨のコインロッカー 2007年6月23日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開©2006『アヒルと鴨のコインロッカー』製作委員会 ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会■関連記事:高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!松田翔太現役青学生らとディスカッション「ナメていた、衝撃受けた」松田翔太×高良健吾インタビュー 若き2人がをぶち破った“壁”きっかけは学生からの1通の手紙…松田翔太と高良健吾が学生による試写会に登場高良健吾の凡ミスに松田翔太苦笑い「健吾が忘れちゃった」
2011年01月05日生田斗真、麻生久美子ら豪華キャストが出演する『シーサイドモーテル』の公開を記念して、日本映画専門チャンネルにて「ボクらの映画の作り方」と題して、本作の守屋健太郎監督と松尾スズキの対談が行われた。その模様がシネマカフェに到着!さらに、2人となじみが深い俳優の田辺誠一、三木聡監督からメッセージも。学生時代から松尾さんが主催する劇団「大人計画」のファンだったという守屋監督は、ある番組を通じて大人計画と関わり、その後、TVドラマ「噂の探偵QAZ」を演出した際に、松尾さんが出演。また、松尾さんについてのドキュメンタリー番組を守屋監督が演出したこともあり、取材を通じて監督は“松尾演出”を学んでいったという。守屋監督曰く「打ち合わせに行ったら、大人計画の事務所で車椅子に座らされて驚いた」。さらに2人は2006年に作られた「大人計画社歌」(詞:松尾さん/曲:グループ魂)のPVを共同演出。今回の対談ではこのときの苦労エピソードなども語られる。松尾さんの監督作『恋の門』には守屋監督が演出協力として参加し、逆に守屋作品の『スクールデイズ』に松尾さんが出演するなど2人の関わりは相当深い。今回到着した映像でも、松尾さんが放ったアドリブ演技について、そして、もし『シーサイドモーテル』に松尾さんが出演するならどの役か?といった内容についてユーモアたっぷりに語っている。そして、『スクールデイズ』に出演していた田辺誠一、2人をよく知る三木聡監督からメッセージも到着!こちらの対談は6月4日(金)より日本映画専門チャンネルにて放送される。特別映像冒頭には、麻生久美子さん演じるコールガール、キャンディの決め台詞のシーンが流れるので、こちらも要チェック!『シーサイドモーテル』は6月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シーサイドモーテル 2010年6月5日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010「シーサイドモーテル」製作委員会■関連記事:麻生久美子インタビュー「変な役は好き」だけど今回の登場ポーズは「恥ずかしい…」
2010年06月04日