7月より東京・大阪・愛知・広島で上演される、iaku『流れんな』の新ビジュアルと主宰の横山拓也よりコメントが到着した。2013年から2014年にかけて4都市で上演された本作。初演では上田一軒が演出を担当したが、10年ぶりに再演される今回の公演では横山自身が演出。iakuの初期話題作『流れんな』を全編広島弁に改稿してお届けする。■横山拓也 コメント2013年から2014年にかけて4都市で上演した『流れんな』を10年ぶりに再演します。初演では上田一軒さんが演出を担いましたが、今回は横山自身の演出です。再演では、貝漁で栄える港町の食堂に集う人物たちの濃度を上げようと、主に広島出身の俳優陣で固め、全編広島弁に改稿しました。『流れんな』は、海洋汚染や企業の隠蔽体質といった社会的な問題、また、出生前診断や生体肝移植における倫理的な問題など、現在においても解決をみない諸問題が多数描かれています。再演にあたり、作品に散りばめられた多岐に渡る要素を、現在の認識・感覚でとらえ直し、新たな視点で取り組みたいと思っています。iakuの作風を決定づけたとも言える本作を、今の自分がどう立ち上げるのか。稽古場で俳優たちと一緒に考察し、楽しみながら創作したい思います。ご来場、心よりお待ちしています。<公演情報>iaku『流れんな』作・演出:横山拓也出演:異儀田夏葉、今村裕次郎(小松台東)、近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ)、松尾敢太郎(劇団あはひ)、宮地綾<東京公演>7月11日(木)~21日(日)会場:下北沢 ザ・スズナリ【チケット】(全席指定)一般発売:5月25日(土) 10:00~前売:5,500円当日:6,000円U-25(25歳以下):2,200円高校生以下:1,100円※「U-25」及び「高校生以下」は、当日年齢を確認できるものを提示※未就学児入場不可<大阪公演>7月25日(木)~29日(月)会場:インディペンデントシアター2nd【チケット】(全席指定)一般発売:5月25日(土) 10:00~前売:4,500円当日:5,000円U-25(25歳以下):2,200円高校生以下:1,100円※「U-25」及び「高校生以下」は、当日年齢を確認できるものを提示※未就学児入場不可<愛知公演>8月3日(土)~4日(日)会場:メニコン シアターAoi【チケット】(日時指定・整理番号付自由席)一般発売:5月25日(土) 10:00~前売・当日共:4,500円U-25(25歳以下)前売・当日共:1,000円障がい者割引 前売・当日共:2,000円※「U-25」は、当日年齢を確認できるものを提示※未就学児入場不可※障がい者割引は、障害者手帳をお持ちの方がご購入いただけます。当日会場にて手帳などをご提示ください。介助が必要な場合、介助の方は1名様のみ無料です。(電話・窓口受付のみ対応)<広島公演>「凪の演劇祭〜HIROSHIMA シアターフェスティバル 2024〜」参加9月6日(金)~8日(日)会場:JMSアステールプラザ 多目的スタジオ【チケット】(日時指定・整理番号付自由席)一般発売:7月7日(日)10:00~前売:3,500円当日:4,000円U-25(25歳以下):2,200円高校生以下:1,100円※「U-25」及び「高校生以下」は、当日年齢を確認できるものを提示※未就学児入場不可
2024年05月10日2024年の大河ドラマ「光る君へ」の16話が4月21日放送。疫病に倒れたまひろを夜通し看病した道長。翌朝帰宅した道長を見た倫子の言葉に多くの視聴者から「名探偵倫子さま!」「倫子さま、勘が鋭い」などの声が上がっている。主演を吉高由里子、脚本を大石静が手がけ、世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く本作。出演はさわとともに近江の石山寺にお参りの旅へ出た紫式部/まひろに吉高さん。幼少期にまひろと出会いお互い想い合っていたが今は倫子、明子と結ばれた藤原道長に柄本佑。関白となり身内を重鎮に起用し独裁体制を築く藤原道隆に井浦新。一家の汚れ仕事を担ってきた道隆の弟、道長の兄・藤原道兼に玉置玲央。道長の姉だが道隆と対立関係の藤原詮子に吉田羊。父・道隆の引き立てでスピード出世した藤原伊周に三浦翔平。道長の甥で伊周、定子の弟・藤原隆家に竜星涼。困窮するまひろを心配する源倫子に黒木華。道長のもう1人の妻・源明子に瀧内公美。まひろとさわを間違った藤原道綱に上地雄輔。道綱にまひろと間違われ傷ついたさわに野村麻純。ききょうを清少納言と名付けた藤原定子に高畑充希。自らのもとに若い貴族たちを集わせるようになった一条天皇に塩野瑛久。定子のもとで働くようになったききょう/清少納言にファーストサマーウイカといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。都で疫病が蔓延。道長は道隆に対策を打つよう進言するが、疫病よりも宮中で相次ぐ放火のほうが一大事だと話す道隆を前に、話しても無駄だと考えた道長は直に悲田院(病人を収容する施設)の様子を見に行こうと考える。そんな道長に道兼は「都の様子なら俺が見てくる。汚れ仕事は、俺の役目だ」と、自分が危険な役目を引き受けると語る…。今までと違う道兼の姿に「道兼くんが覚醒してる…」「道兼どしたん?惚れるわ」「道兼が生まれ変わっていてどうしたんだ」などの声が上がる一方、「これで道兼疫病に感染する流れか」と今後の彼の運命を憂うコメントも。そんな道兼の後を追って道長も悲田院に駆けつけるのだが、そこで自分が文字を教えていた少女・たねの看病をしていて疫病に感染したまひろと再会。道長は倒れかけたまひろを抱きかかえ、彼女の家に運ぶと、一晩まひろを看病する。看病のかいあってまひろの容体は快方に向かうのだが、翌朝帰宅した道長を見た倫子は「殿の心には私でもない、高松殿(明子)でもない、もう1人の誰かがいるわ…」とつぶやく。「名探偵倫子さま!」「倫子さま、勘が鋭い」「倫子さま…恐ろしや」「勘がよくてこわいよ~」など、そんな倫子の様子にも多くの反応が集まっている。【第17話あらすじ】一命をとりとめたまひろは道長が夜通し看病してくれたことを知らされる。道長は疫病患者を収容する小屋を建てようとしていた。一方、道隆は体調を崩し衰弱し始め、定子は兄・伊周が関白に準ずる職につけるよう一条天皇に働きかける。対する詮子は…。そんななか意外な人物がまひろを訪ねてくる。「光る君へ」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2024年04月22日亀梨和也が10代将軍・家治、小芝風花が家治の正室・倫子を演じる「大奥」の最終話が3月28日に放送。家治の遺志を継いだ倫子を中心とする大奥の女中達の団結に「救われた」「最高だった」などの声が上がっている。江戸中期・徳川家治の治世を舞台にした本作は、愛をテーマにした大奥史上最も切ないラブストーリー。御台所の倫子を小芝風花、第10代将軍・徳川家治を亀梨和也、倫子の元付き人で側室になるも大奥を出たお品を西野七瀬、世継ぎの家基を失ったお知保を森川葵、大奥総取締・松島を栗山千明、老中筆頭の座を追われた田沼意次を安田顕、家治の血を絶やそうと策謀してきた松平定信を宮舘涼太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。倫子(小芝風花)は、松島の局(栗山千明)から家治(亀梨和也)が血を吐いて倒れたことを聞かされる。そんな折、浅間山が噴火し、江戸にも火山灰が舞い降りる。黒い雪のような火山灰に、お知保(森川葵)らは思わず驚き、倫子も不吉な予兆を感じずにはいられなかった。この事態を何とかせねばと考えた家治は、自ら蟄居閉門を命じた田沼意次(安田顕)を呼び寄せ、政を任せる。しかし、家治の崩御によって事態は急変。松平武元(橋本じゅん)から子細を聞いた定信(宮舘涼太)は、田沼を失脚させ、自ら老中として政を執り行うのだった――というのが最終話の展開。老中筆頭となった定信は8代将軍吉宗公のように質素倹約を目指すが、貧しくなっていく暮らしに庶民からは不満の声が上がり、家治が作った学問所で学んだ学生たちを中心に大きな声が上がり始める。そして、大御台となった倫子が大奥の声を取りまとめ、徳川御三家・御三卿の同意を得て定信を罷免するのだった。倫子を中心にまとまった大奥と家治の遺志を継いで強くなった倫子の姿にSNSでは「女同士のドロドロのイメージだったけど最後は強い女達が手を組んで勝って最高だった」や「最後にお品が戻ってきてくれて泣いたし大奥の女性陣が団結するようになって救われた気がした」、「倫子様に絆されて皆が穏やかに、それでいてしっかりと纏まったのが良い。そして倫子様が大御台様となって今までよりも強くなったのも良い。今までのような優しい強さだけでなく、大御台様としての強さと将軍家の者としての強さが加わったのが最強で、定信に罷免を伝え大奥の女達を侮るなと言っているシーンは今までの倫子様と違う、本当に強くなったんだなと感じた」などの声が。また、家治の計らいで、実はお品の子供・貞次郎が生きていることが判明。物語のラストでは、豊千代に改名して御三卿の一つである一橋家で育ってきた貞次郎が11代将軍家斉として登場する様子が描かれている。一瞬の登場ではあったものの、家斉を鈴木福が演じていたことに「妖怪人間ベム」を観ていたファンからは「妖怪人間ベムで亀梨くんの息子役やった鈴木福くんが、大奥で亀梨くんの息子役やってるのアツすぎるし、マジであのワンカットだけなの贅沢すぎる」や「大奥最終回に、福くん出ていて感慨深いわ」などの声が上がっている。(シネマカフェ編集部)
2024年03月29日教育エンターテインメント番組『おかあさんといっしょ』(NHK・Eテレ)11代目うたのお兄さんを務めた“だいすけお兄さん”ことタレント・横山だいすけが25日に自身のアメブロを更新。突然の体調不良でミュージカルを休演したことを明かした。この日、横山は3月21日~25日まで大阪・新歌舞伎座で上演されたミュージカル『魔女の宅急便』について「本日大千穐楽を迎えました」と報告。一方で、自身については「公式から発表がありましたが」「突然の体調不良により一昨日から出演することができなくなってしまいました」と明かし「楽しみにしてくださっていたみなさん、本当にすみません」と謝罪した。続けて「どうしてもこの大千穐楽に一言添えたくブログを作らせていただきました」と述べ「本当に今回も素晴らしいメンバーが集まった魔女の宅急便カンパニー」とコメント。「みんながバトンを繋いでキキの成長だけでなく出演しているキャラクター一人一人が成長した姿で終われるこの作品が大好きでした」と自身の思いをつづった。また「僕は最後まで出演することが叶いませんでしたが、代役を務めてくださった中野太一さんはじめ」「急遽変更を余儀なくされても対応してくださったキャスト・スタッフのみなさんのおかげで最後まで公演を止めることなく走り切れたこと、感謝しかありません」とコメント。「美しい涙の光る初々しいそして温かい空間の中幕が閉じたと聞きました」と明かし「改めてこの作品に関われたこと幸せなひとときでした」とつづった。最後に「ミュージカル魔女の宅急便がいつか再演する時に1人でも多くの皆様に足を運んでいただけることを願いつつ。関わってくださった皆様ありがとうございました」と感謝のコメント。自身について「快方に向かってはいるものの、もう少し時間がかかりそう」だといい「いつも通りのブログはもう少々お待ちください」と呼びかけ、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「少しでも回復したなら良かったです」「ゆっくり休んでくださいね」「待ってます」「お大事にしてください」などのコメントが寄せられている。
2024年03月26日3月29日(金) から31日(日) にかけて、横山拓也の代表作『エダニク』の中国語版が中国・上海戯劇学院の学生たちにより上演され、横山と本作品演出の李旻原(リ・ミンユェン)による対談イベントが行われる。国際交流基金(JF)では、海外での活躍が期待される5名の劇作家(市原佐都子、桑原裕子、前川知大、前田司郎、横山拓也)による戯曲を複数言語(英語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語)で翻訳して海外の出版社と共同出版。今回の公演では、この枠組みで翻訳出版された『エダニク』に上海の演劇専攻の学生たちが挑戦する。『エダニク』中国公演ビジュアル<公演情報>『エダニク』(中国公演)3月29日(金)~31日(日) ジャスミン・シアター(中国・上海)※30日は公演前に対談イベント実施作 :横山拓也翻訳:郑世凤演出:李旻原出演:上海戯劇学院学生
2024年03月25日亀梨和也が10代将軍・家治、小芝風花が家治の正室・倫子を演じる「大奥」の9話が3月14日に放送。家治が倫子に自身の出生の秘密を打ち明けるシーンに「涙が止まらなかった」や「切なかった」などの声が上がっている。江戸中期・徳川家治の治世を舞台にした本作は、愛をテーマにした大奥史上最も切ないラブストーリー。御台所の倫子を小芝風花、第10代将軍・徳川家治を亀梨和也、倫子の元付き人で側室になったお品を西野七瀬、世継ぎを産んだお知保を森川葵、大奥総取締役・松島の局を栗山千明、家治の秘密を握る田沼意次を安田顕、松島のライバル・高岳を田中道子、松平定信を宮舘涼太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。増上寺代参の日、倫子(小芝風花)は家治(亀梨和也)に挨拶をして出かけるが、まだどこかよそよそしい。そんな倫子が門を出て行く様子を、実は松平定信(宮舘涼太)と内通している猿吉(本多力)が物陰から見送っていた。約束通り、定信と浜御殿で会った倫子は、落ち込んでいた自分を文や贈り物で励ましてくれた礼を述べる。その頃、田沼意次(安田顕)は高岳(田中道子)から、お品(西野七瀬)の子・貞次郎が世継ぎに指名されなかったことを責められていたが、田沼はお知保の子・家基を消そうと考えていた。定信のおかげで楽しいひとときを過ごしていた倫子だが、帰り際、定信に自分ならつらい思いをさせないと抱きしめられてしまう。そして、倫子たちが大奥に戻ると、女中たちが何やら騒いでいて――というのが9話の展開。実は、お世継ぎとなった家基が、少し目を離した隙に猿吉によって池で溺れさせられ亡くなってしまったのだ。家基を失ったお知保は、以来床に伏せったまま、何も口にしなくなる。そんなお知保を心配した倫子は、足繁くお知保の元へと通うが、ある日お知保が消えてしまう。お知保は、家基と同じように池で命を絶とうとしていた。そんなお知保を必死で止め、自分が辛かった時に家基が人を思う心を思い出させてくれた、今もお知保の中に家基のことを感じると言って抱きしめ「どうか生きてください」と言うのだった。そんなふたりの姿にSNSでは、「倫子様とお知保のシーンは大泣きしてしまった」や「倫子様とお知保は本当の友愛を感じて泣けるわ」、「お知保の悲しみを一番わかってあげられるのは御台様。御台様の心の大きさと寄り添いがもう……御台様とお知保はずっと一緒に支え合って生きていってほしい」などの声が。また、家基の死を自分のせいだと心痛める家治は、「どれが本当のお姿なのかわからなくなって…でも私は今目の前にいる上様のことを信じます。子を愛し、私を愛してくださったあなた様を信じます」と言う倫子に、「わしは将軍家の子ではないのだ」と自身の出生の秘密と田沼に脅されていたことを打ち明け、「そなたをたくさん傷つけた」と涙ながらに倫子に謝るのだった。そんな家治の姿に、「家治さまが秘密を打ち明けるシーンは号泣です」や「家治さまの涙、切なかった。。」、「倫子様へ打ち明けた家治様もまた、たくさんたくさん傷ついて来た。泣き崩れる家治様を、優しく抱きしめる倫子様…本当に想い合い、正真正銘のご夫婦であられるお二人の姿に涙が止まらなかった」などの声が上がっている。【第10話あらすじ】倫子(小芝風花)は、家治(亀梨和也)から自身の秘密を打ち明けられ、田沼(安田顕)の言いなりになるほかなかった理由を知る。困惑する倫子だったが、そんな中、家治は体調を崩してしまう。田沼はお品(西野七瀬)の子、貞次郎を世継ぎに指名することを迫るが、家治は将軍家の血を引かない自分の子でよいものかと苦悩する。さらに、田沼は松島の局(栗山千明)を大奥総取締から追い落とし、自分の意のままになる高岳(田中道子)を据えようとする。家治の見舞いに行った松島は、倫子との会話を聞いてしまったことを話す。動揺する家治は、その話は聞かなかったことにしてくれと松島に頼み込むのだった。一方、倫子のもとに松平定信(宮舘涼太)から贈り物が届く。中にはいつものように文が隠されていたが、そこには驚くべき内容が記されていて――。「大奥」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月15日亀梨和也が10代将軍・家治、小芝風花が家治の正室・倫子を演じる「大奥」の8話が3月7日に放送。すれ違いが生じていた倫子に家治が娘への想いを伝えるシーンに「感動のシーン」や「号泣」などの声が上がっている。江戸中期・徳川家治の治世を舞台にした本作は、愛をテーマにした大奥史上最も切ないラブストーリー。御台所の倫子を小芝風花、第10代将軍・徳川家治を亀梨和也、倫子の元付き人で想い人を助けるため側室になったお品を西野七瀬、家治の側室・お知保を森川葵、大奥総取締役・松島の局を栗山千明、家治の秘密を握る田沼意次を安田顕、松島のライバル・高岳を田中道子、松平定信を宮舘涼太(Snow Man)、お品と想いを通じる貞之助を小関裕太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。急に産気づいた倫子(小芝風花)を心配し、家治(亀梨和也)が駆けつけるが、自分に何も言わずお品を側室にし御渡りまでした一件で心が揺らいでいた倫子は家治の手を拒む。さらに、倫子の出産は悲しい結果になってしまう。その頃、倫子の子が流れるよう仕向けた真犯人である松平定信(宮舘涼太)は隠密を相手に将棋を指し、「最初にあらゆるものを奪ったのは、あの男だ」と漏らしていた。そんな折、なんとお品の懐妊が発覚。お品の子を将軍世継ぎにしようとする田沼(安田顕)と高岳(田中道子)の意気は上がる。一方、竹千代を愛でるお知保は、傷心の倫子を気にしていた。家治も倫子に会いに行くが、倫子はひとりにしておいてほしいと、心を閉ざす。そんな倫子に定信から贈り物が届くが、定信は新たな企てを仕掛けようとしていて――というのが8話の展開。定信から頻繁に贈り物が届くようになり、一部の奥女中たちはふたりの仲を噂し始める。また、贈り物には毎回文が隠されており、次の増上寺代参の日に浜御殿で会おうと書かれていた。家治から全てを奪うため、倫子の子を流しておきながら優しく接近する定信にSNSでは「松平定信が1番怖い」や「御台様の心に優しく寄り添う手紙を送るも、その裏では上様の血筋を絶やし全てを奪おうと画策しているお人なんですよね」などの声が。その後、倫子が枯れてしまったリンドウの花を見ているところへ家治が現れる。家治は倫子に新しく植えた松の木を見せ、松は一年中枯れることなく千年生きると言われているという話をする。そして「わしはこの松に娘を思っている。わしは生涯忘れぬ。そなたが長い間身体の中で大事に育て、わしらの元に生まれてきてくれた娘のことを、決して忘れはせぬ」と言うのだった。娘が皆の心から消え忘れられてしまったと思っていた倫子は、家治の想いに触れ、涙を流す。さらに木の下にはあの世へと旅立っていった娘の墓石が置かれており、そこには「千代」と彫られていた。そんな家治が娘への想いを伝えるシーンに「千年生きる松と千代姫、感動のシーンでした」や「大奥でこんなに号泣するとは思わなかった。千代姫を想っているのは御台様だけじゃないってわかって本当によかった」などの声が上がっている。【第9話あらすじ】増上寺代参の日、倫子(小芝風花)は家治(亀梨和也)に挨拶をして出かけるが、どこかよそよそしい。そんな倫子が門を出て行く様子を猿吉(本多力)が物陰から見送っていた。約束通り、松平定信(宮舘涼太)と浜御殿で会った倫子は、落ち込んでいた自分を文や贈り物で励ましてくれた礼を述べる。その頃、田沼意次(安田顕)は高岳(田中道子)から、お品(西野七瀬)の子・貞次郎が世継ぎに指名されなかったことを責められていたが、田沼は家基を消そうと考えていた。定信のおかげで楽しいひとときを過ごしていた倫子だが、帰り際、定信に自分ならつらい思いをさせないと抱きしめられてしまう。そして、倫子たちが大奥に戻ると、女中たちが何やら騒いでいて――。「大奥」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月08日亀梨和也が10代将軍・家治、小芝風花が家治の正室・倫子を演じる「大奥」の6話が2月22日に放送。倫子になかなか子供ができない理由が明らかとなったが、それを指示した犯人の正体に「静かな恐ろしさ」や「人間不信」などの声が上がっている。江戸中期・徳川家治の治世を舞台にした本作は、愛をテーマにした大奥史上最も切ないラブストーリー。御台所の倫子を小芝風花、第10代将軍・徳川家治を亀梨和也、倫子の付き人・お品を西野七瀬、家治の側室・お知保を森川葵、大奥総取締役・松島の局を栗山千明、家治の秘密を握る田沼意次を安田顕、松島のライバル・高岳を田中道子、松平定信を宮舘涼太、お品の想い人で倫子の食事を担当する・貞之助を小関裕太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。倫子(小芝風花)は、高岳(田中道子)一派の朝霧(華耀きらり)に打ち掛けの裾を踏まれて転んだお知保に慌てて駆け寄り女中たちを糾すが、逆に家治(亀梨和也)の子を宿せぬことを揶揄されてしまう。騒ぎの中やってきた家治は、次第を聞き、松島の局(栗山千明)にしかるべき処分をするよう命じる。倫子は家治の御渡りはあるものの、一向に妊娠の気配がなく焦っており、そのことばかりが心を占めるようになっていた。家治と家族を作り、愛する人の子を自分の手で育てたいと言う倫子。そんな倫子のために、お品はいつもの蔵で倫子の食事について葉山貞之助(小関裕太)に相談していたが、朝霧に目撃されてしまう。ほどなくして、お知保は家治の子どもを出産。しかし、家治は子に会いに行かずにいた。子を産んだお知保に会いに行かず、倫子のところへ御渡りする家治。倫子はそんな家治に、「今すぐに会いに行って差し上げてください。お知保殿は命懸けであなた様のお子を産んだのですよ」と言ってお知保のところへ送り出すのだった。その頃、療養中の田安宗武(陣内孝則)のそばには、心配そうに控える松平定信(宮舘涼太)がおり――というのが6話の展開。子ができずに悩んでいた倫子を心配した家治は、「子を産む必要はない。いつ叶うかもわからぬものを求め続ければ、そなたも辛かろう」「子がおらねば、わしとは幸せな家族を築けぬのか」と問う。そして、悩み抜き答えを見つけた倫子は、後日家治に「私はいつの間にか、自分の子を持つことに意固地になって、お知保殿を妬んで、そんな自分が嫌でますます焦って。1人の女子としては、今も変わらずお子がほしいです。母になりたいです。それが正直な気持ちです。ですが、私はただの女子ではございません。上様の妻にございます。あなた様が天下人としてこの国の子供たちの幸せを願うように、私もその妻として同じ想いでありたいと存じます」「子供は皆、誰の子であろうとこの国の宝です」「子をなすことを目的とするこの大奥で、心から愛する方に出会えた私は、この上ない果報者にございます」と答えるのだった。そんな倫子の姿にSNSでは、「自分の思いをちゃんと上様に伝えに行き、上様の言葉を受け入れて納得して改めて覚悟を決めたことをはっきり伝える倫子様、格好良い」や「倫子は素敵で強い女性だね。あの状況で前向きになれたのは上様のおかげもあるよね。泣ける」などの声が。その後、倫子の不妊の原因が部屋で焚かれていたお香にあると発覚。そして、それを命じた黒幕が松平定信であることも判明したが、自分が原因を作っておきながら倫子の心に寄り添う文を送っていたことや回想シーンで幼少期にトンボの羽をちぎっていたのが定信だったことなどから、「定信様、サイコパス~!!!」や「倫子様は今のままでも素敵な女性だよ言っていた定信様でほんわかしていたのに倫子様のお子ができづらい理由ともなったお香を定信様が…?人間不信」、「いやー、昨日の定信様が頭から離れない…定信様の心がどうなっているのか、あれは?これは?と考えはじめても、今の段階では読み解けないー。まさかここまで静かな恐ろしさがあるとはー!」などの声が上がっている。【第7話あらすじ】倫子(小芝風花)に長らく子ができなかったのは、お梅(小南満佑子)がすり替えていたお香が原因だった。しかし、黒幕を探ろうにもお梅は失踪。実は、お梅に命令していたのは、定信(宮舘涼太)だった。また、倫子が倒れた件について、田沼(安田顕)は松島の局(栗山千明)ではないかと家治(亀梨和也)に注進する。しかし、田沼と松島の仲に疑念を持つ家治は、自らこの件を調べると言い放つ。家治の子である竹千代の教育係となり力を増す松島に裏切られた田沼は、高岳(田中道子)一派に接近。田沼の新たな企みは、倫子やお品を巻き込み、予期せぬ方向に進もうとしていた。そんなある日、倫子は料理の味が変わったのではないかと口にする。すると、お品は倫子の料理を全てこしらえていた葉山貞之助(小関裕太)が長らくお休みを取られているようだと返す。お品は、真面目な貞之助が倫子に与えられた役目を投げ出すわけがないと心配し――。「大奥」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月23日亀梨和也が10代将軍・家治、小芝風花が家治の正室・倫子を演じる「大奥」の5話が2月15日に放送。これまで様々な嫌がらせを受けながらも、想いを育んできた家治と倫子がようやく結ばれ「最高の夫婦」や「嬉し過ぎる」などの声が上がっている。江戸中期・徳川家治の治世を舞台にした本作は、愛をテーマにした大奥史上最も切ないラブストーリー。御台所の倫子を小芝風花、第10代将軍・徳川家治を亀梨和也、倫子の付き人で京から一緒に来たお品を西野七瀬、家治の側室・お知保を森川葵、大奥総取締役・松島の局を栗山千明、家治の秘密を握る田沼意次を安田顕、松平定信を宮舘涼太、お品の想い人・貞之助を小関裕太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。倫子(小芝風花)は家治(亀梨和也)が側室のお知保(森川葵)へ御渡りしたことに、つらい思いを募らせる。幸せそうなお知保に倫子はうつむくことしかできない。そんな中、家治はオランダ商館長を江戸城に招く折、もてなしに琴を披露したいと告げる。多くの者が名乗り出る中、倫子は家治に「御台はどうだ」と促されるもうつむいたままで、結局お知保が琴の演奏を任されることになる。一方、お品(西野七瀬)が猿吉に倫子が優しすぎると愚痴をこぼしていると、貞之助(小関裕太)が通りかかり、お品にもっとゆっくり話がしたいと蔵の鍵を渡す。倫子を家治から遠ざけようとする松島と暗い過去を持つ家治を脅して政治の実権を握ろうとする田沼のたくらみは続き、田沼は倫子のかつての想い人・久我信道(鈴木仁)を武家伝奏に就任させる。家治は信道が倫子の手紙の相手だと気付くが、知り合いならこの後ふたりで話すが良いと口にする。そして倫子と話す機会を得た信道は、倫子に彼女の母親が病に伏せっていることを告げ、一緒に京に帰らないかと言い――というのが5話の展開。話がある、と言う倫子に、オランダ商館長が持ってきたカステラを差し出す家治。そして家治は今回の訪問が成功に終わったことを倫子に報告し、「あの夜背中を押してくれたそなたのお陰だ」と言うのだった。その後、倫子は信道にキッパリと別れを告げ、家治との人生を選ぶ。そして、家治が自分以外の女性と過ごすのがどんな嫌がらせよりも辛いという自分の気持ちを伝え、ようやくふたりは結ばれる。ついに思いが通じ合った倫子と家治に、SNSでは「最高の夫婦だよぉ」や「無事夫婦になった家治と倫子、良かったね~」、「やっと、上様と御台様が結ばれて、うれし過ぎる」など祝福の声が。一方、付き人のお品も倫子の食事を担当する貞之助と密かに愛を育んでおり、「貞之助とお品めちゃくちゃ良い」や「お品さんどうなっちゃうのかな」などの声が上がるとともに、史実ではお品が家治の側室になっていることから、「お品まわりもさ、どこまで史実出すんだろうね」や「史実通りだとお品も家治の側室になるんだけど、この作品ではそれは無いのかな」など考察の声が多く上がっている。お知保の妊娠も発覚し、波乱が待ち受ける今後の展開からも目が離せない。【第6話あらすじ】倫子は、打ち掛けの裾を踏まれて倒れてしまったお知保に慌てて駆け寄り女中たちを糾すが、逆に徳川家治の子を宿せぬことを揶揄されてしまう。騒ぎの中やってきた家治は、次第を聞き、松島の局(栗山千明)にしかるべき処分をするよう命じる。倫子は家治の御渡りはあるものの、一向に妊娠の気配がなく焦っていた。「そんなにお子が欲しいのですか」と問いかけるお品に、家治と家族を作り、愛する人の子を自分の手で育てたいと返す倫子。そんな倫子のために、お品はいつもの蔵で倫子の食事について葉山貞之助(小関裕太)に相談していたが、朝霧(華耀きらり)に目撃されてしまう。ほどなくしてお知保は家治の子どもを出産。祝いを述べる倫子に、家治は子に会っていないと言う。そんな中でも、倫子はなぜ自分には子どもができないのかと悩んでいた。その頃、療養中の田安宗武(陣内孝則)のそばには、心配そうに控える松平定信(宮舘涼太)がおり――。「大奥」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月16日亀梨和也が10代将軍・家治、小芝風花が家治の正室・倫子を演じる「大奥」の3話が2月1日に放送。家治と倫子が星空を見上げながらお互いの胸の内をさらけ出し、夢を語る様子に「素敵でした」や「キュンキュンした」などの声が上がっている。江戸中期・徳川家治の治世を舞台にした本作は、愛をテーマにした大奥史上最も切ないと言われるラブストーリー。御台所となった倫子を小芝風花、第10代将軍・徳川家治を亀梨和也、倫子の付き人で京から一緒に来たお品を西野七瀬、倫子の監視役でもうひとりの付き人・お知保を森川葵、大奥総取締役・松島の局を栗山千明、松島と結託している田沼意次を安田顕、松平定信を宮舘涼太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。倫子(小芝風花)の身だしなみを整えるお品(西野七瀬)は、昨晩の御渡りについて問いかける。しかし、家治(亀梨和也)は方位磁針を贈っただけで倫子を抱かず、添い寝をしただけだった。そして倫子は、そんな家治のことがよく分からず気になり始めていた。一方、倫子のもうひとりの付き人、お知保(森川葵)は宿下がりで里帰り中。お知保の母は病で倒れており、お知保の妹が母の看病に弟たちの世話を担っていた。家族に楽な暮らしをさせるために偉くなりたいと考えているお知保だが、妹に帰ってきてほしいと言われる。しかし彼女が偉くなりたいと願う理由には、家治への想いもあった。そんな折、倫子が家治と仏間で手を合わせていると、松島(栗山千明)が倫子の目の前で家治に側室をもうけるよう迫る。そんな松島に家治は「側室は必要ない」と返すが、松島は諦めず将軍家の血筋を絶やすことになると食い下がる。倫子から次第を聞いたお品は、女中たちのうわさとして家治の父・徳川家重(高橋克典)と母・お幸の方(紺野まひる)に関する悲しい過去を話す。そしてそれを聞いた倫子は、家治のつらい身の上に思いを馳せるのだった――というのが3話の展開。高岳(田中道子)派による嫌がらせで、寝床に蛇を仕込まれた倫子。それを知った家治は、明日は一緒に寝るようにと倫子に言いにくる。そして夜、倫子を外に誘い出した家治は、倫子を励まそうと話し始める。これからどんなことがしたいか、それぞれに心の内を晒し、少しずつ心の距離を縮めていくふたり。そんなふたりの様子にSNSでは「夜空の下の2人めちゃくちゃキュンキュンしたーー!!」や「星空の下の束の間のデート素敵でしたね」、「家治が倫子に本心を曝け出し、2人の心が通った一瞬だった」などの声が。その後、家治は皆にオランダ商館長を招き入れることにしたと告げる。外国と交流を持つべきという家治の考えを聞いていた倫子はその決断を喜ばしい表情で見守るが、その空気を壊すかのように、松島がお知保が側室になったことを皆に報告。田沼(安田顕)による強要ではあるものの、幸せな空気からの急展開に「しんどすぎるよ…」や「絆も生まれたのに側室を…田沼がとてつもなく悪い奴」といった声が上がっている。3話ではお知保の背景や心情、家治への想いも描かれており、今後3人の関係がどのように進展していくのか、気になるストーリーになっている。【第4話あらすじ】倫子は、お知保が家治の側室になったことを知り、動揺する。家治が田沼意次に強要されて側室を持つに至ったことを知らない倫子は心中穏やかではない上、早速御渡りがあると聞かされ、ショックを隠しきれない。そんな折、増上寺代参が行われることに。松島の局は「忙しい上様、御台様に代わって、奥女中たちが代参を務める」と切り出すが、倫子は御台所の大事な公務であるとし、自分も共に参ると発する。松島は御台様が出向くなど前例がないことだと反論するが、家治は倫子に「頼んだ」と言い、代参を認めるのだった。倫子がお品を伴って無事に参拝を終えると、猿吉(本多力)が倫子の好物である白みそ煎餅を持って現れる。それは、お品が葉山貞之助(小関裕太)に頼み、特別に作ってもらったものだった。倫子が茶屋で休んでいると、松平定信(宮舘涼太)に声を掛けられる。実は定信は、倫子の幼なじみで――。「大奥」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月02日亀梨和也が10代将軍・家治、小芝風花が家治の正室・倫子を演じる「大奥」の2話が1月25日に放送。大奥総取締役・松島の局を筆頭に繰り広げられる嫌がらせにも凛と立ち向かう倫子の姿に、「かっこいい」「すごくスッキリ」といった声が上がっている。江戸中期・徳川家治の治世を舞台にした本作は、愛をテーマにした大奥史上最も切ないと言われるラブストーリー。公家の娘・倫子を小芝風花、第10代将軍・徳川家治を亀梨和也、倫子の付き人で京から一緒に来たお品を西野七瀬、倫子の監視役・お知保を森川葵、大奥総取締役・松島の局を栗山千明、松島と手を組んでいる田沼意次を安田顕、松平定信を宮舘涼太が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。倫子(小芝風花)とお品(西野七瀬)は、大奥総取締の松島の局(栗山千明)やお知保(森川葵)たちから“大奥のしきたり”と、さまざまな嫌がらせを受ける。一方、徳川家治(亀梨和也)は田沼意次(安田顕)を老中首座に任命。裏で田沼とつながる松島は、倫子が世継ぎを身籠る前に、家治に自分たちの息のかかった側室をあてがうべく田沼と密談していた。そんな折、倫子たちは高岳(田中道子)たちが“御台様に上様の御渡りがない”とうわさ話に興じているのを耳にする。倫子は「そのようなことでしか人の価値を測れないなど、哀れな方たち」と高岳たちに告げるが、大奥は将軍家の子孫繁栄のための場所であるため、勤めを果たせず妻と言えるのかと反論されてしまう。ある日、お品はお知保から松島に届けて欲しいと箱を預かる。しかし、松島に渡すと箱に入っていた焼き物が割れていることが発覚。焼き物を売って女中たちに懐紙入れを用意しようとしていた松島は、予算がなくなったからその分お品を辞めさせて経費を賄うと言い出す。元々それが狙いだと察した倫子は、自分たちが懐紙入れを作ると返すが――というのが2話の展開。懐紙入れを2人だけで300人分作ることになった倫子たち。さらには途中で作ったものを裂かれてしまう。それでも諦めずに作り続けた倫子たちは、翌朝、無事に300人分の懐紙入れを完成させる。しかし、朝の総ぶれに出席していなかったことで、松島から家治への謝罪を要求される。倫子は素直に従おうとするが、家治はそれを遮り、自ら倫子の作った懐紙入れを手に取り自分も一つもらうのだった。家治が手にしたトンボ柄の懐紙入れは、倫子にとってとりわけ思い入れがあったもの。後ろ向きに飛べないため、前に前に飛んでいくトンボ。だから見ていると元気が出るという倫子の話を、家治は聞いていたのだ。そしてその懐紙入れは、昨日お知保の差金で女中に裂かれてしまったものを倫子が刺繍で直したものだった。そんな倫子の作った懐紙入れを選んだ家治にSNSでは「トンボ柄の懐紙入れをほしいと手に取り倫子様の苦労を汲み取ってくれる優しい家治様。側にいるのにこんなにも家治様の想いが切ない。もっともっと距離が縮まりますように」や「300ある中から、、そのトンボを選ぶとは、、キュン」といった声が。また、女中たちに意地悪をされても決してめげず、彼女たちの境遇にまで思いを馳せる倫子に「見てるこっちまで辛くなるぐらいのドロドロだけど、倫子の負けずに言い返す芯の強さがすごくスッキリした!」や「倫子さまかっこいい!」、「倫子様、どれだけひどいことをされても、全ての人の心に寄り添う気持ちがある素敵で綺麗で強いお姫様」など絶賛の声が上がっている。ラストでは、倫子と床を共にするも懐紙入れのお返しを贈るだけで、「そなたには他に好きな男がおるのであろう。好きでもない相手と交わる意味がどこにある」と言って背を向けて眠る家治の様子も描かれており、倫子の気持ちを尊重する家治と倫子の今後の関係にも注目だ。【第3話あらすじ】倫子の身だしなみを整えるお品は、昨晩の御渡りについて問いかける。しかし、家治は方位磁針を贈っただけで倫子を抱かず、添い寝で終わったため、倫子は家治のことがよく分からないと話す。早速、家治に抱かれなかったことで高岳ら女中の間で“添い寝姫”とあざ笑われる倫子。お品は怒ろうとするが、倫子はお品が2度と酷い目に遭わぬよう言い返すことを禁じており、彼女を止めるのだった。一方、倫子のもう一人の付き人、お知保は宿下がりで里帰り中。そんな折、倫子が家治と仏間で手を合わせていると、松島が倫子の目の前で家治に側室を設けるよう迫る。そんな松島に家治は「側室は必要ない」と返すが、松島は諦めず将軍家の血筋を絶やすことになると食い下がる。倫子から次第を聞いたお品は、女中たちのうわさとして家治の父・徳川家重(高橋克典)と母・お幸の方(紺野まひる)に関する悲しい過去を話す。そしてそれを聞いた倫子は、家治のつらい身の上に思いを馳せるのだった。また、家治が世継ぎを望まないという話は松平定信(宮舘涼太)も知ることとなり、父の田安宗武(陣内孝則)に報告。また、家治が田沼意次(安田顕)の言いなりになっていると定信から報告を受けた宗武は、いいことを思いついたと不敵な笑みを漏らし――。「大奥」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年01月26日11月24日シアタートラムにて、iakuの新作公演『モモンバのくくり罠』が開幕し、舞台写真と主宰の横山拓也からコメントが到着した。2年ぶりの新作公演となる本作は、親が形成した「家族価値」とそこに縛られた子の生き方を見つめる作品。枝元萌、祷キララ、緒方晋(The Stone Age)、橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎が出演する。■横山拓也(主宰)コメント新作を発表するときはいつも不安ばかりがチラつくものですが、今回、久しぶりに稽古場の段階で自分が心から愛せる作品になりました。そして初日を迎え、自分が「観たい!」と思える演劇作品に仕上がりました。自給自足の山暮らしという、ときどきテレビのドキュメンタリーなどで見かける家族の未来を想像して書きました。「くくり罠」という狩猟、命をいただくこと、家族の価値観、大人になるとは、普通の暮らしとは……様々な要素がいろんな角度から語られます。自分自身が育ってきた環境に抗ってみても、それはどうしようもなく人生につきまとい、逃げても逃げても追いかけてきて、包み込んできたり、しがみついてきたり、もうどうしたらいいかわからなくなるときがあると思います。家族によって培われた価値観について葛藤する登場人物たちの議論に、客席から一緒に参加するような体験をしてもらえたらと思います。<公演情報>iaku『モモンバのくくり罠』『モモンバのくくり罠』ビジュアル東京公演:11月24日(金) ~12月3日(日) シアタートラム大阪公演:12月8日(金) ~10日(日) ABCホール作・演出:横山拓也出演:枝元萌、祷キララ、緒方晋(The Stone Age)、橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎iaku 公式サイト:
2023年11月27日10月4日、元うたのおにいさん・横山だいすけ(40)が、TikTok動画の内容について自身のブログで謝罪した。横山は’08年から’17年まで、『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)の11代目うたのおにいさんとして活動しており、現在はファミリー向けのミュージカルやコンサートなどに出演している。横山については、自身のTikTokに『粛聖!! ロリ神レクイエム☆ / しぐれうい(9さい)』の楽曲のダンス動画をアップしていた。この曲は多くのTikTokerによってダンスが真似される人気楽曲だったが、歌詞に“触ったら逮捕”、“粛聖ロリ神レクイエム”などの言葉が含まれるなど、小児性愛やロリータ・コンプレックスをテーマにしたものだった。そのため、”子どもに関わる仕事なのに”と、SNS上では横山への批判が殺到することに。これらの反応を受け、10月4日の深夜1時、横山は自身のブログを更新。《この度TikTokの使用楽曲につきまして皆様から多数のご意見をいただきました。今回、曲の歌詞、及び背景を把握せず、流行りという理由だけでダンスを真似て投稿してしまいました。応援して下さってる方を深く傷つけてしまったこと、また、多くの方を不快な気持ちにさせてしまったこと、大変申し訳ございませんでした》と、謝罪した。今回は曲の内容や背景を確認せずに動画を投稿してしまったという横山。今後についても、《全ては僕の不徳の致すところです。皆様からの声を真摯に受け止め、この様なことが決してないよう努めます。また今後はコンテンツに関しましてきちんと精査、内容把握をした上で責任を持って発信してまいります》と再発防止に取り組んでいくことを記した。問題になった動画は、ブログ投稿までに削除されている。同楽曲については、10月2日に学校教材や知育商品を製造・販売する株式会社アーテックが、MV内に出てくる防犯ブザーを自社製品がモデルであると公認するようなSNS投稿を行い炎上、“著しく配慮と自覚を欠く極めて不適切な行為”だったと謝罪したばかりだった。
2023年10月04日Hi-STANDARDが、非公開でドラムオーディションを行う事を発表し、併せてギター・ボーカルの横山健よりコメントが到着した。■Hi-STANDARD 横山健 コメントこんにちわ、Hi-STANDARD の横山です。ナンちゃんといろいろ考えた末に……我々Hi-STANDARDはドラマーを公募いたします!「オーディション」を開催します!なんと「ハイスタがメンバー募集」です!!このオーディションで次のHi-STANDARDのドラマーが見つかるのかどうかはわかりません。でもチャレンジさせてください!ボク達の周りに、実は立候補してくれている人もいるんですが……ナンちゃんが「どうしてもやってみたい、こんなことはこのタイミングでしかできない」って言うんですよ。「まだ見ぬ猛者に出会いたい」って!wwwそれはボクも同意します!!当然ボク達と新曲も作っていくわけですから、ドラムのコピーだけ上手でも困ります。一緒に楽曲制作できる方、ドラムアレンジができる方に限らせていただきます。「自分が入って次のハイスタを作ってやる!」という高い志を持った方!!プロ/アマ、有名/無名問わず、日本全国にいらっしゃる「我こそが次のハイスタのドラムだ!」という方、是非ご参加ください!!他薦は受け付けません、あくまでも自薦でお願いいたします。「Hi-STANDARDの楽曲を2曲フル尺で叩いている映像」を送ってください。2ビートの速い曲、8ビートのミッドテンポ、それぞれ1曲ずつあるといいですね!詳細を下部に条件等も含め「募集要項」としてまとめておきますので、参考にしてください。最下部に「応募フォーム」を用意いたしましたので、必須事項を埋めた上で、そちらから映像をメール送信してください。まず一次審査があります!送られてきた映像は、なんとナンちゃんが全てチェックいたします!!だってこのオーディションをどうしてもやりたいって言ったのナンちゃんですからね……wwwそして「お、この人は一緒に音を出してみたい!」という人には、ナンちゃんから直接連絡が行きます!!これを一次審査とさせていただきます。連絡があったら一次審査通過、ということになります。……果たして通過者は何人出るんでしょうか!!そして二次審査は、横山を合わせて3人でスタジオに入ります!!そこで音を出してみて、二人で「あの人はどこが良かったけど、あの人はここがいい……」とか話すんでしょうね。そしてドラマーが決定するのかどうか!!全ての途中経過や結果は……当然ドラマーが見つかった際には結果は発表いたしますが、基本的に途中経過発表や結果発表はありませんので悪しからず。我々の本気度は伝わったことと思います。当然「ただ見て欲しいだけの人」や「思い出に参加」などはご遠慮くださいね。「このチャンスで人生変えてやる」くらいの意気込みを持った方のみ、是非ご参加ください!!お待ち申し上げております。<Hi-STANDARD ドラムオーディション情報>応募方法1. Hi-STANDARDの楽曲を「2曲フル尺で叩いている映像」2. 音楽履歴書(形式はJPG、PDF、エクセル、ワードファイル ※フォームに直接ご記入頂いても構いません)をご用意の上、ページ下部の応募フォームよりご応募ください。■ 応募映像について・「Hi-STANDARDの楽曲を2曲(2ビート、8ビート、それぞれ1曲ずつ)フル尺で叩いている映像」を送ってください。・全身が映るような画角でお願いします。・一発録りで、音、映像ともにエディットはしないでください。・ドラムの音のみで収録してください。・電子ドラム不可。・YouTube / Vimeoに限定公開し、視聴リンクを応募フォームにご記入ください。もしくは、ギガファイル便・Dropbox等で、映像をお送り頂くことも可能です。ダウンロード用リンクをご記入ください。応募締切2023年8月31日(必着)応募条件・バンドの掛け持ちは結構ですがHi-STANDARDの練習/活動を最優先できる方。・年齢/性別/国籍不問。・Hi-STANDARDの発表済みの楽曲を全て叩ける人。・一緒に楽曲制作できる方、ドラムアレンジができる方。・他薦は受け付けません。<追記>・メール/電話等でのご質問には対応いたしません。・特定のマネージメント会社に在籍している方(個人、バンド、団体問わず)の応募はご遠慮ください。・当オーディションの途中経過発表や結果発表はありません。・送っていただいた映像の権利は株式会社HSに帰属いたします。返却/消去の要請にはお応えしかねます。応募フォームはこちら:
2023年07月07日1990年ショパン国際コンクールに歴代日本人として最年少で入賞。以来、クラシック界のトップアーティストとして常に注目を浴び続けるピアニスト・横山幸雄。彼が「自分にとってショパンと並ぶ、演奏活動の柱の一つ」と語るのがベートーヴェンだ。5月21日(日)、福岡シンフォニーホールで行なわれる「ベートーヴェン 5大ピアノ・ソナタ」は、2017年に同ホールで行なわれ大絶賛された公演の再演。今回は、スペシャルゲストにヴァイオリニストの千住真理子を迎え、 夢の共演による『クロイツェル』が実現する。「ベートーヴェンは子どもの頃から好きでした。彼が作品番号を付けて発表した全楽曲を約10か月にわたるシリーズで演奏した20代後半が、演奏家として彼の作品に集中的に取り組んだ最初。以降、2020年の生誕250年に向け、2013年から年1回のベートーヴェン・シリーズを始め、通常のリサイタルでも度々演奏してきました。コロナ禍と重なった2020年の年末にベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲を2日間にわたり連続演奏した事で、より深く凝縮してベートーヴェンと向かい合うことができたように感じます。彼は耳が聞こえなくなった音楽家として超人的なエピソードも多い人物。20代の頃は同じ人間とは思えない存在でしたが、公演の準備期間約3カ月を経て、『ベートーヴェンもやはり人間。彼がもつあらゆる人間的な側面が、様々な楽曲の端々に全て現れている』と捉えられるようになったのは大きかったです。今は、ベートーヴェンの人生と彼が創った芸術作品を、いかに磨いて、伝えていけるかを考えながら演奏しています」。千住と共演する『クロイツェル』の披露も今回のコンサートの見どころだ。「ピアノとヴァイオリンが対等に対峙するこの楽曲は、彼の金字塔のひとつ。その後“ヴァイオリン・ソナタ”と呼ばれる形式を確立した歴史的な曲でもあります。今回のプログラムは3部構成で、第1部最初の『悲愴』から第3部最後の『熱情』まで全て、28歳から34・5歳までの約7年間に書かれたもの。聴力を失いながら作曲家として生きる決意をし、私たちもよく知る名曲を次々と生み出していった時期で、『クロイツェル』は作曲順でもちょうど真ん中にあたるため、千住さんに登場頂く第2部で演奏するにもぴったりだと考えました」。プログラムには、耳の病を乗り越えていったベートーヴェンと、コロナ禍を乗り越えていかなければならない私たちという現代のテーマも重ね合わせたという。「演奏会にもようやく心置きなく足を運べるようになり始めたこの時期に、人間が持っている潜在的な能力やエネルギーをひしひしと感じさせてくれるベートーヴェンの作品群から何かを感じ取って頂き、明日への活力につなげていただけたら」と力強く締めくくった。公演は5月21日(日)福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)にて。チケットは発売中。
2023年04月26日“だいすけお兄さん”こと横山だいすけがライフワークにしている、『世界迷作劇場』が3年ぶりに復活。5月の大阪公演を皮切りに、全国約50か所で上演される。今回は、横山と同じ『おかあさんといっしょ』出身で、今年番組を卒業したばかりの第12代体操お兄さん・福尾誠も参加。そこで横山と福尾に話を訊いた。『世界迷作劇場 2023~24』チケット情報3年ぶりの上演決定について横山は、「もう嬉しくて、嬉しくてしょうがないです!」と満面の笑みを浮かべ、「やっぱり特別な存在ですよね。僕にとって子どもたちに音楽を届けられる『迷作劇場』は、ずっと自分の真ん中に置いておきたいことであり、それがついに再び動き出すわけですから。しかも“まことお兄さん”と一緒に!誠くんもコロナ禍で番組内ではなかなか子どもたちと関わることが出来なかったと思うので、その溜まっていたエネルギーをぜひ爆発させてもらいたいです!」と語る。当初、少し緊張気味の福尾だったが、今回の出演について訊ねると、「とにかく嬉しいです!」と一気ににこやかな表情に。「やっとみんなに会えるので…」と続ける口調には、コロナ禍での葛藤と子どもたちへの愛が滲む。横山との共演については、「番組では被っている期間がなく、やってきたことも違うので、お互いの良さを生かしつつ、ふたりでどんなことが出来るのか。今から楽しみです。とにかく僕は、だいすけさんよりたくさん動きます!(笑)」と意気込む。横山も「僕がこれまで“音楽”というものの楽しさとともに届けてきたものを、誠くんはきっと“体”というものを使って表現してくれるはず。そこにはまた全然違う楽しさがあると思うので、僕も楽しみです」と期待を寄せる。一方の福尾は…。「僕にとっては初のミュージカルで、人前で歌うのももちろん初めて」と少し緊張した表情を見せるも、「ただ新しいことにチャレンジし続けることは、自分の中でずっと大切にしてきた部分でもありますし、歌とともに物語も楽しんでもらえたらと思います」とアピールした。その物語だが、今回のテーマは『アラビアンナイト』とのことで、「みんなが知っているお話を、ちょっと面白おかしくするのが本シリーズの特徴。そこで今回は『シンドバッドの冒険』と『アラジン』をくっつけちゃいました。いいとこどりです!」と横山。これまで通り“本物”の歌やダンスにこだわるのはもちろん、ふたりの“お兄さん”でよりパワーアップした新生『世界迷作劇場』。その幕開けはもう間もなくだ。取材・文:野上瑠美子
2023年04月20日チノ(CINOH)から、アーティスト・横⼭奈美とコラボレーションしたTシャツが登場。2023年4月19日(水)よりチノ 表参道ヒルズ店ほかにて発売される。アーティスト・横⼭奈美とのコラボTシャツチノは、「LOVE」をテーマにネオン管を絵画化した作品で注目を集めるアーティスト・横⼭奈美とタッグ。彼女の作品を大胆にプリントしたコラボレーションTシャツを展開する。横⼭奈美の作品をプリントTシャツには、横⼭奈美の代表作である「ネオン」シリーズより、今回特別に描き下ろした作品をプリント。ハリと光沢感のあるチノ定番素材の高密度天竺を使用して、クリーンでシックな雰囲気に。さらに、後身頃にはチノオリジナルのロゴ入りリベットを配して、アクセントをプラスした。型はベーシックとビッグを用意し、ブラックとホワイトの2カラーで展開する。【詳細】チノ×横⼭奈美 コラボレーションTシャツ発売日:2023年4月19日(水)取扱店舗:チノ 表参道ヒルズ店、チノ公式オンラインストアアイテム:・「COTTON JERSEY BASIC T-SHIRT」26,400円・「COTTON JERSEY BIG T-SHIRT」28,600円
2023年04月06日金髪のイケメンは憔悴し、雨がたたきつける地面に倒れ込むーー。関ジャニ∞・横山裕(41)の朝ドラらしからぬ凄絶な演技が大反響を呼んでいる。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で横山が演じるヒロインの兄・悠人。インサイダー取引の疑惑が持ち上がり一時は自暴自棄に陥ったものの、家族に支えられ立ち直ることができた。「これまでインパクトの強いシーンはあまりなかった『舞いあがれ!』だけに、第19週は終盤に向けたいいアクセントになりました。バラエティの印象が強い横山さんですが、俳優としても著名な監督や脚本家の作品に数多く出演しています。事務所の先輩の二宮和也さんから学んだこともあります。横山さんだから悠人はここまで深みのある人物になったと、局内でも好評です」(NHK関係者)横山本人も手ごたえを感じたようで、2月9日の会員制ブログでは共演者への感謝とともに、個人的な感傷を綴ったという。「父の仏壇の前に座ったシーンでは、実母と重ねて涙が止まらなかったそうです。“オカンが見守ってくれた”といった思いが明かされていました」(スポーツ紙記者)朝ドラでは悠人の父が心筋梗塞で亡くなったが、横山の実母も’10年に虚血性心疾患で急逝している。実人生での思いが、熱演に生かされたようだ。「横山さんは3歳のときに両親が離婚しました。その2年後に母親と再婚した相手の姓が“横山”でした」(芸能関係者)義父と母の間には弟が2人生まれたが、新生活は怒号や泣き声が絶えないものだったという。横山は中学卒業後に建設会社に就職。肉体労働に従事した。前出の芸能関係者が語る。「ジャニーズ事務所には母親が履歴書を送り、中学3年生から所属しています。横山さんはデビュー時からハングリー精神が強く、関ジャニ∞として売れてからも、周囲に“もっと仕事が欲しい!”と訴えるほどでした」しかし、母は横山の全国ツアー中に50歳の若さで亡くなってしまう。さらに、母の死でショックを受けた弟が、記憶喪失になってしまった。「横山さんの母親と義理の父はすでに離婚していたため、弟2人の面倒を横山さんがみることになりました。異父兄弟ですが、強い絆で結ばれているようですね。その後、上の弟さんは徐々に記憶も戻り結婚、下の弟さんは勉強して税理士になられたそうです」韓流ドラマも顔負けの壮絶半生。それでも横山は“家族の絆”を信じ続けたという。’19年に放送されたNHKスペシャルではこのように語った。「やっぱり家族ってきれいごとだけじゃ絶対ないし。本当に大変なことたくさんあったし。でもなんか、それを超える幸せがあるんでしょうね」横山と朝ドラの悠人、それぞれが“新しい幸せ”と出合うことを願ってやまない。
2023年02月16日滋賀県立美術館(所在地 滋賀県大津市: )では、企画展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」を、2023年1月21日(土)から3月26日(日)まで開催いたします。川内倫子《無題》(シリーズ〈4%〉より) 2011◆本展について川内倫子は1972年に滋賀県で生まれ、4歳までは滋賀で、その後は大阪で育ちました。川内の写真は柔らかい光をはらんだ独特の淡い色調を特徴とし、初期から一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けています。川内のまなざしは、身の回りの家族や植物、動物といった存在から、火山や氷河といった壮大な自然に対してまで等しく注がれています。日常にある儚くささやかな対象と、長い時を経て形成される大地の営みとが、独自の感覚でつながり、同じ生命の輝きを放っているところに、川内の作品世界の大きな魅力があるといえます。タイトルでもある〈M/E〉は、本展のメインとなる2019年以降に撮影された新作のシリーズです。〈M/E〉とは、「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」でもあります。アイスランドや北海道で撮影した火山や流氷と、コロナ禍で撮影された日常の風景とは、一見するとかけ離れた無関係のものに思えますが、どちらもわたしたちの住む地球の上でおこっており、川内の写真はそこにある繋がりを意識させます。本展は、人間の命の営みや自然との関係についてあらためて問い直す機会となることでしょう。川内は写真集『うたたね』、『花火』(リトルモア、2001)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞し、今日まで精力的に写真集の刊行や個展の開催を行ってきました。2022年11月には、国際的な写真賞であるSony World Photography Award 2023特別功労賞を日本人としてはじめて受賞しています。本展は、国内では6年ぶり、そして故郷である滋賀でははじめての大規模個展です。この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。◆見どころ1:故郷の滋賀でははじめての大規模個展国内では6年ぶり、そして故郷である滋賀でははじめてとなる大規模個展です。この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。2:国内外で活躍する注目の作家川内倫子は、デビュー作で写真界の芥川賞とも称される木村伊兵衛写真賞を受賞。2022年11月には、国際的な写真賞であるSony World Photography Award 2023特別功労賞を日本人ではじめて受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。3:写真にとどまらない表現川内は、写真にとどまらず、これまでも映像作品の発表や文章の執筆を行ってきました。本展でも、写真に加え、映像作品やインスタレーションなど多彩な表現を展示します。4:建築家 中山英之による会場デザイン本展は、中山英之建築設計事務所が会場デザインを手がけます。川内の「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において観賞者と共有したい」という想いに応えた空間が作り上げられます。5:西日本では当館が唯一の開催本展は、東京オペラシティアートギャラリー(2022年12月18日(日)までの開催)と当館の2館を巡回します。西日本では、当館が唯一の開催となります。6:常設展でも特集展示「川内倫子と滋賀」を開催本展の開催に合わせ、川内の作品の中でも特に滋賀との関わりの深いものを特集展示する「川内倫子と滋賀」を開催します。この特集展示では、川内が撮り続けた甲賀市の福祉施設「やまなみ工房」の作家たちの作品を川内の作品と同じ空間で展示します。◆開催概要会期 :2023年1月21日(土)~3月26日(日)開場時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日 :月曜日会場 :滋賀県立美術館 展示室3料金 :一般1,300円(1,100円)、高大生900円(700円)、小中生700円(500円)※( )内は20名以上の団体料金※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料※同時開催中の常設展もご覧いただけます※年額2,400円(一般)で何度でも観覧いただけるお得な年間パス(滋賀県美メンバーズ)入会受付中◆関連イベント[学芸員によるギャラリートーク]2023年1月29日(日)、3月5日(日)※当日先着順[講演会 光と闇の連なりをめぐって]2023年2月12日(日)※事前申込制講師:篠原雅武(哲学者、京都大学特定准教授)[たいけんびじゅつかん(子ども向けワークショップ)]2023年2月26日(日)※事前申込制[写真とピアノによるセッションライブ]2023年3月18日(土)※事前申込制出演:川内倫子、haruka nakamura(音楽家)[滋賀県美メンバーズ限定イベント「川内倫子 スペシャル・ギャラリートーク」]2023年1月21日(土)※事前申込制解説者:川内倫子、当館担当学芸員※それぞれのイベントは都合により、内容・日時等が変更になる場合があります。イベントの詳細や最新情報は当館HP等で御確認ください。◆ご来館のみなさまへのお願い滋賀県立美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行っています。・発熱や咳などの症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。・入館にあたり、マスクの持参、着用、こまめな手洗い、消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。展覧会については、感染症拡大防止対策のため、やむを得ず延期・中止する場合がございます。実施スケジュールや、詳細に関しましては、滋賀県立美術館のウェブサイト( )をご確認ください。◆問い合わせ先滋賀県立美術館〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1TEL : 077-543-2111(電話受付時間 8:30~17:15)HP : アクセス: JR瀬田駅から帝産バスに乗り換え「県立図書館・美術館前」または「文化ゾーン前」で下車、徒歩約5分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月22日淡く、やわらかな光を帯びたワンシーンを切り取り、世界がかけがえのない一瞬の連なりであることを見せてくれる写真家・川内倫子さん。美術館では6年ぶりに開催される写真展『川内倫子:M/E球体の上 無限の連なり』は、この10年ほどの間に制作した作品シリーズから、新作を中心に編んだ構成になる。展覧会のタイトル「M/E」の元となった「Mother Earth」という言葉は、撮影のために訪れたアイスランドで、ある特別な体験の最中に浮かんだもの。「休火山の中に入るというツアーに参加したのですが、火口から100m以上ゴンドラで降りていき、底から上を見上げたら、火口が女性器の形のようだった。まるで地球の胎内に入ったような感覚で、そのとき『Mother Earth』という言葉が自然に浮かびました」文字に書き出してみると、もう一つ、気づきがあった。「頭文字をつなげたら、“ME”。小さな“個人”という意味になるんだなと」“Mother Earth”の中に小さな“ME”がある。そのとき、「大きなものに包まれて、その一部になったような」、火山の中で感じた思いとつながり、しっくりきたのと同時に、小さな“個”である自分を一層強く感じることができたという。今回の展示は、この体験を見る人とシェアしたいという川内さんの思いが一つの出発点となっている。〈M/E〉では、アイスランドの氷山や風景、厳寒期の北海道の冬景色、パンデミック下で過ごした自宅やその周辺で撮影した写真を1つのシリーズにまとめた。一見、関連のない被写体を並べて、連なりで見せる手法は、第一作『うたたね』以来、ずっと用いているものだ。〈M/E〉シリーズの中でも、壮大な景色の中に身を置いて撮影した写真と、身近なできごとを丁寧にすくいとった写真が隣り合う。フォーカスの異なる2つの視点は、川内さんの中でどのように同居しているのだろう?「極小のものから広大なものへつながっていく視点には、すごくダイナミックな宇宙観があると思います。自分がそういうものの間で生かされているのだと思うと、広大な宇宙の中にいるんだという実感がわいてくる。ミクロからマクロへの振り幅が大きければ大きいほど、この世の中の不思議というか、謎みたいなところに迫れる気がするんですよね」宇宙から俯瞰すれば、人間もアリ同様、小さな存在。そうした存在がお互いに影響し合って生きている。「作品を作ることを通して、自分がそれを実感したいんだと思います。自分が生かされていて、いろんなものとつながりがあるということを」こうした眼差しを持つ川内さんにとって、地球環境や社会情勢に対する不安は大きい。「今、自分なりに危機感を覚えているのかもしれません。ついこの間も豪雨でパキスタンに大きな洪水が起こったというニュースを見ました。温暖化やCO2問題は1つの国だけの問題ではないし、今もどこかの国の工場から排出されているものが影響し合っている。そういう『つながり』の意識がなおざりになると、戦争になってしまったりもする」そうした気持ちが、無意識のうちに大自然の中へと川内さんを向かわせたのかもしれない。アイスランドの大自然や、北海道のハードな寒さの中に身を置いて、圧倒的な景色の中で、自分の小ささをひしひしと感じながらシャッターを切る。ある種の極限状態の中で、体が反応するまま、反射神経で撮っていったものを1つの作品として並べたとき、初めて自分が無意識の部分で何を考え、何を求めているのかがわかるという。「結局、そこで何に反応したかということが、作品をまとめるときに見えてくるんです。答え合わせみたいに、ああやっぱりそうだったんだという最後のピースは、展示にしたときにわかるんだろうな」会場では発表のたびに映像を追加していくことをコンセプトとした映像作品〈Illuminance〉、2018年に出版した写真絵本『はじまりのひ』を朗読したサウンドが流れるなど、写真にとどまらない表現も。会場デザインは建築家の中山英之さんが手がけ、展示空間が1つのインスタレーションのように体験できる点も注目。白色の柔らかな布地で空間をつくり、川内さんがアイスランドの休火山の中で感じた「包み込まれるような感覚」の再現を試みている。私たちもきっと、この星とのつながりを、展示の連なりとともに体験できるはず。M/E本展のタイトルにもなった新作シリーズ。アイスランドと厳寒期の北海道で撮影した氷河や冬景色、パンデミック下に撮影された身の回りの日常風景をまとめている。「母なる大地(Mother Earth)」から小さな「私(Me)」へと行き来する、写真家の視点に注目を。《無題》2020(シリーズ〈M/E〉より)《無題》2019(シリーズ〈M/E〉より)4%日本初公開のシリーズ。アーティスト・イン・レジデンス(アーティストが現地に一定期間滞在し、創作活動等を行う制度)により、2011年にサンフランシスコ、’12年にロサンゼルスにて制作。球体や水平線など、地球・宇宙への広がりをイメージさせるモチーフが登場。《無題》2013(シリーズ〈4%〉より)《無題》2013(シリーズ〈4%〉より)かわうち・りんこ1972年、滋賀県生まれ。2002年、写真集『うたたね』『花火』(共にリトルモア)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。近刊に『やまなみ』(信陽堂編集室)などがある。『川内倫子:M/E球体の上 無限の連なり』東京オペラシティ アートギャラリー東京都新宿区西新宿3‐20‐2‐3F開催中~12月18日(日)11時~19時(11/3~11/6は10時~。入場は18時半まで)月曜休一般1200円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2022年10月19日号より。写真・土佐麻理子取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2022年10月16日東京オペラシティアートギャラリーでは、10月8日(土)より『川内倫子:M/E球体の上無限の連なり』が開催される。2002年に『うたたね』『花火』(リトルモア刊)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞して以来、第一線で活躍する写真家・川内倫子(1972-)の、国内の美術館では約6年ぶりの大規模な個展である。柔らかい光をはらんだ淡い色調の作品が特徴的な川内倫子の写真は、一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けてきた。そんな彼女のここ10年の活動を紹介にする同展では、まず、展覧会タイトルにある〈M/E〉にスポットを当てる。「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、「母なる大地(MotherEarth)」「私(Me)」とも解釈できる〈M/E〉は、川内が2019年にアイスランドで撮影した写真に、コロナ禍での身近な風景などを加えた新作シリーズで、今回初めてその全貌が明らかになる。北国の雪景色とコロナ禍の日常風景。一見無関係のように見える両者は、まぎれもなく地球で起こっている事象であり、お互いに繋がっていることが意識されることだろう。そのほか、球体や水平線など、宇宙をイメージさせる被写体が登場する〈4%〉や、川内の写真を象徴する6×6の正方形フォーマットで、日常にあるイメージや小さな命を捉えた〈Aninterlinking〉など、代表的なシリーズを未発表作品も織り交ぜ紹介。川内が2018年に出版した写真絵本『はじまりのひ』を朗読したサウンドや、映像作品など、写真以外の表現も公開される。ちなみに、これらが発表されるのは、建築家・中山英之のデザインによる展示空間。白を基調とした幻想的な会場は、「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において鑑賞者と共有したい」という川内の想いに応えている。11月3日(木・祝)と11月4日(金)には、川内倫子と映像作品を制作したことがある兄妹音楽ユニットbaobabのミニライブも開催される。《無題》(シリーズ「4%」より)2012《無題》(シリーズ〈An interlinking〉より) 2012《無題》(シリーズ「光と影」より)2011《無題》(シリーズ〈あめつち〉より)2013【開催概要】『川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり』会期:2022年10月8日(土)~12月18日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで) ※11月3日(木)~6日(日)は「アートウィーク東京」の開催にあわせ10:00開館休館日:月曜(祝日の場合翌日休)料金:一般1,200円、大高生800円※『収蔵品展074 連作版画の魅力』『project N 88 䑓原蓉子』同時開催公式サイト:
2022年10月06日ピアニスト横山幸雄が2013年にスタートした「ベートーヴェン・プラス」のシリーズ8回目[9月18日(日)東京オペラシティコンサートホール]。ベートーヴェンを軸に、他の作曲家とのさまざまな接点を探る旅だ。午前中から夕方まで続くボリュームたっぷりのコンサート。今回は「変奏曲」をテーマに弾く。「ベートーヴェンのソナタをおおむね時系列に並べて弾いてきました。前回で全32曲を弾き終えて、でもまだ《ディアベリ変奏曲》が残っている。それで今回は変奏曲がテーマというわけです」《ディアベリ変奏曲》とJ.S.バッハの《ゴルトベルク変奏曲》を軸に、ベートーヴェンからは《エロイカ変奏曲》や、ソナタの中に変奏の楽章を持つ第23番《熱情》と第32番、さらにハイドンとモーツァルトの変奏曲を一挙に弾く。「《ディアベリ》と《ゴルトベルク》を組み合わせるのは、プログラムとしてはとてもきれいなのですが、とてつもなく大変で、発表するのをためらったぐらいです」《ディアベリ》と《ゴルトベルク》は変奏曲の歴史の金字塔。そこに《エロイカ変奏曲》も加えて変遷を語る。「《ゴルトベルク》は、バロックの時代にバッハが一人でやり遂げてしまった、芸術的な変奏曲の完成品なんですね。彼の前後にそういう作品はなく、ハイドンやモーツァルトの時代には、即興演奏の一つとして変奏が存在していた。若い頃のベートーヴェンもそういう変奏曲をたくさん作っていますが、ソナタのような真剣勝負の芸術作品としては捉えていなかった。それが《エロイカ変奏曲》で芸術作品としての変奏曲の可能性を切り開いたんです。ベートーヴェンのエネルギーが変奏曲の世界を大きく広げた。そしてあまりにも巨大な《ディアベリ》に到達する。そんな歴史がわかる、非常に良いプログラムだとは思うのですが、弾くのがめちゃくちゃ大変(笑)。これまでのシリーズの中で、間違いなく最も過酷なプログラムです」当初は作曲家生誕250年の2020年で完結予定だったシリーズ。ソナタもディアベリも弾き終え、もしかしてこれで終了?「そういうつもりではないです。終わりにしなくちゃいけない理由もない。ベートーヴェンと何かを関係づける形を見いだしながら、しばらく続けていきたいと思っています」となればゴールは没後200年の2027年か。ともあれ、横山幸雄とともに辿る「ベートーヴェン+音楽史」の旅はまだまだ続く。ご安心を。(宮本明)
2022年08月24日横山だいすけが主演するリーディング舞台『おばけのアッチ リーディングミュージカル~本の世界に飛び込んでアッチと遊ぼう!アッチと歌おう!~』が開かれる。子どものころから原作の絵本を読み、今回は語り部となって舞台を引っ張る横山に話を聞いた。「おばけのアッチ リーディングミュージカル」チケット情報『魔女の宅急便』で知られる角野栄子が文を、佐々木洋子が絵を手掛ける『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ』シリーズが原作。絵本は1979年に第1作『スパゲッティがたべたいよう』が始まって以来、43年続くロングセラー作品で、世代を超えて多くの人に親しまれてきた。舞台では、第1作のほか、『フルーツポンチ はいできあがり』『おばけのアッチとドララちゃん』を上演。レストランに住んでいる食いしん坊のコックのおばけのアッチと、その友人のおばけやネズミ、人間などを取り巻く物語だ。「小さいころは、アッチのいたずらにただ胸をワクワクさせていたんですが、大人になり、改めて読み返すと新たな視点が見つかるんです」と横山。「例えば『フルーツポンチ はいできあがり』では、アッチは兄弟がいないことに孤独を感じ、自分はどこから来たんだろう、どこで生まれたんだろうと原点を探す旅に出る。こんなに深い物語だったんだと。そして、物語の随所に愛がこもっていて温かい気持ちになれる。絵本が長い間、愛されてきた理由が分かります」。同作では、生演奏のクラシック曲やオリジナル曲に乗せ、出演者が演じたり歌ったりする。横山は歌も歌うが、終始語り部に徹する。「2年前も上演したんですが、読み手の僕がキャラクターみたいに話し、自分の色を出しすぎると、出演者のキャラクターが立たなくなるんです。もっと自分の色をなくしたほうがいいのか、正解はない。今回はそのバランスや、お客さんが物語に入りやすいテンポ感、間を皆と一緒に探っていきたいです」と意欲を燃やす。2017年にNHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の11代目歌のお兄さんを卒業後、出演したミュージカルが『魔女の宅急便』だった。「その時から角野先生には『いつかアッチも舞台でやってね』と言われていました。初演では、子どもたちが目をキラキラ輝かせているのを見て、すごく喜んでくださいました」。角野のライフワークとして、アッチのシリーズは毎年新刊が発表されている。「本当にすごいですよね。先生はいつも生命力にあふれ輝いている。僕も先生のように常にフレッシュな気持ちで物事にチャレンジしたい。今回も角野先生から作品をお預かりし、いい舞台を届けるという責任があります。だいすけお兄さんがアッチを読むとどうなるのか。さらに、音楽に乗せると絵本の世界観がどう変わるかを劇場でぜひ、体感してほしいです」。公演は9月23日(金・祝)大阪・松下IMPホール、9月25日(日)東京・ニッショーホール、10月30日(日)兵庫・西神中央ホールにて。チケット発売中。取材・文:米満ゆう子
2022年08月18日ライブ配信アプリ「17LIVE」アプリ内イベント「関西コレクションステージ出演権争奪戦」で選ばれた15名のライバーが4日、モデルの村田倫子、前田希美とともに、京セラドーム大阪で行われたファッションエンターテイメント「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 AUTUMN & WINTER」内の「17LIVE スペシャルステージ」に出演した。17LIVEでは、17LIVE×KANSAI COLLECTIONコラボレーション企画第3弾として、「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 AUTUMN & WINTER」への出場権をかけたアプリ内イベント「関西コレクションステージ出演権争奪戦」を、6月1日から2週間にわたって実施。そして、約500名の参加ライバーの中からアプリ内のレベル別に開催されたイベントを勝ち抜いた 10名と、オーディションによって選ばれた5名を合わせた計15名のライバーが「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 AUTUMN & WINTER」の「17LIVE スペシャルステージに出演した。当日は、ライバー15名と、モデルやタレントとして活動をする村田倫子、前田希美を加えた計17 名が、約10分間にわたってステージ上で華麗にウォーキングを披露。今回実施した「17LIVE スペシャルステージ」はディズニーウェディングドレスとのコラボステージとなっており、それぞれ、村田がシンデレラ、前田が白雪姫をモチーフにしたドレスを着用して登場した。また、ライバーの15名もアリエル、ベル、ジャスミン、ラプンツェル、プー、マリー、ミニー、ミッキー、デイジー、ドナルド、チップ、デールなど、ディズニーの人気キャラクターをモチーフにしたドレスを着用しステージを華やかに演出した。
2022年08月14日タレントの村田倫子、前田希美が4日、京セラドーム大阪で開催された「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 AUTUMN & WINTER」に出演した。村田と前田はディズニープリンセスをイメージしたウエディングドレス姿に身を包み、華やかなショーを展開。約500人以上が参加した「17LIVEライバーオーディション」を勝ち抜いた人気ライバーたちと共にランウェイを飾った。村田はシンデレラ風のウエディングドレスで頭にはティアラを思わせるキラキラの髪飾り。前田は腕の部分の膨らみが特徴的な白雪姫風ウエディングドレスを着用。色はリンゴのように真っ赤で、リンゴのような丸いイヤリングも添えていた。「KANSAI COLLECTION」(関西コレクション)は、2011年2月に大阪で誕生したファッションとエンターテインメントのイベント。23回目となる今回は、「meet new japan culture」をテーマとし、変わりゆく文化や美しき良き伝統などを発信する。撮影:蔦野裕
2022年08月04日元AKB48の横山由依が、26日にABEMAで配信されたバラエティ番組『チャンスの時間』(毎週日曜23:00~)にゲスト出演し、千鳥・大悟に恋愛の悩みを打ち明けた。喫煙所で相談を受けた大悟がどのようなアドバイスをして、その間に何本のタバコを吸うのかを検証するコーナー「大悟の人間性検証ドッキリ!」に登場した横山。大悟に「大恋愛がしてみたい」と切り出し、「考えすぎちゃってご飯に誘うとかもできない」「誘われない。たぶん、グループのときのイメージもあって、総監督とかもやっていたので」「いい人に出会えるのかな」と不安を吐露した。これに大悟は「(いい人は)いるよ」と断言し、「だって今その相談をしてる時点で誰かいるやろ。いるからそういう思いになるわけじゃない?」と指摘。このシーンのVTRをスタジオで改めて見た横山は「これすごいですよね!」と興奮し、相方・ノブを「そういう発想なんや。もう見透かされてるんだ」とうならせた。また、「付き合ったとしても(相手に)気を使いすぎて、自分のペースがめちゃくちゃ崩れるんじゃないかって不安なんです」とも明かした横山に、大悟は「大変やな。12年、表立って恋愛できなかった癖みたいなものがついちゃってるんやな。怖がってるわけやろ? 恋することに。『私のペースじゃなくなるし、好きな男のペースも乱しちゃうかも』みたいな」と寄り添いながらも、「でも、ほんまに好きになったらそんなの考えないよ。仕事なんか全部捨てたってもええわ、全てをなくしてもこいつと、っていう人に会えるらしいよ」と激励。大悟の「頭で考えちゃってる時点で、恋愛しようとしてるだけで恋愛を実はしてない」という分析を、スタジオの横山は「名言ですね」と称える。さらに、「めっちゃくちゃ大きい声で『大悟さん大好きって言って』と言ったらすごい恥ずかしいやろ? でも、言っちゃえばいいのよ。思ったより大きい声が出る。思ってる人に1回、めっちゃ大きい声で言ってしまったら、鍵が外れる。『私ってこんな大きい声が出ちゃうんだ』が最初の気づきというか」と続け、「まぁ、そんなことしたことないけどな」と照れ笑いを浮かべる大悟。「そういう人に出会ってみたい」という横山に「出会えるよ」と優しく返し、「由依ちゃんは失敗とかそっちを気にしすぎてしまってるのかもしれんね。よく言うやん、失敗した方が傷ついた方が意外と楽しいのよ。泣いたり、今日仕事行きたくなくなるくらい、失恋じゃないけど(恋愛を)した方が女の子はきれいになるのよ」「まぁ、でもしてるんでしょう。由依ちゃんがそれだけきれいということはいろいろ恋愛をしたってことよ」とその場を立ち去ると、スタジオからは「かっこいい!」と絶賛の声が上がっていた。
2022年06月28日演劇ユニットiakuを率いる横山拓也の代表作『エダニク』。2009年に発表し、同年に日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞、高い評価を得て再演を重ねている作品だ。食肉加工センターの一室を舞台に、取引先の新入社員と加工センターの職人ふたりが何気ない会話の中で食肉解体の仕事や企業間の駆け引きなど、さまざまな価値観をぶつけ合う三人芝居。今回は、心の機微の丁寧な表現に定評がある演劇集団円の内藤裕子が演出を手掛け、横山と初タッグ。主演は多彩な活躍をみせる、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大、そして加藤虎ノ介、小日向星一という組み合わせで。大好きな横山作品に初挑戦が叶った辰巳が、その熱い思いを語った。「エダニク」チケット情報「ついに横山さんの本の世界に飛び込めると、お話をいただいた時は心が躍りました。そして、また役者人生の中でたくさんの挑戦ができる作品に巡り合えたと、うれしく思っています」と喜ぶ辰巳。横山作品の魅力を「登場人物の生活感まで感じる脚本に特に魅力を感じています。僕が一番大切にしているのは、その役としてその場所で生きること。その人の人生や生活感を背負って芝居をやりたいと思っているので」。今回演じるのは食肉加工センターの職員で33歳の沢村。妻子がいる役に初挑戦だ。「仕事に誇りを持ち、人付き合いもこなす。こだわりを強く出さず、軸は家族の生活。妻子がある方の空気感を持ってそこにいることができれば」と、信頼する演出の内藤と役の深化を目指す。役づくりへの準備に観た映画で、ナイフの持ち方や働く人たちの体にも注目し「肩や腕の筋肉の付き方が独特だなと思ったので、ジムに行こうかと。できることはすべてやりたいタイプなので、体も説得力を持ってステージに立ちたい。お客様には演劇というよりドキュメンタリーのような作品に映ったらいいなと思うので、しっかり準備したいです」。共演者の小日向を「柔らかい空気の持ち主」、加藤は「存在感やたたずまいにオーラがある」と言い、「3人で信頼感を持って舞台上で生きていきたい」と話す。作品の魅力は「お客様にも3人の部屋の中で一緒に観ていただいているような臨場感が魅力のひとつかと思います。観終わって食へのありがたみや『いただきます』『ごちそうさまでした』という言葉の意味を、皆さんそれぞれの価値観で改めて考える時間になれば素敵ですね」。今回「役者として確実にステップアップしたという作品にしたい」、ふぉ~ゆ~のメンバーにも「いつもの辰巳じゃない芝居をせたい」と強い思いで臨む。コロナ禍で数本の大阪公演の中止を経験し「大阪で上演できる喜びと責任感を改めて感じています。今回、東京で成熟させて、しっかり作品の魅力を届けに行きます!」。公演は6月4日(土)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2022年05月24日2022年4月26日、音曲漫才の兄弟トリオ『横山ホットブラザーズ』の次男、横山マコトさんが、亡くなっていたことが分かりました。87歳でした。産経ニュースによると、マコトさんは同月22日、虚血性心疾患により逝去。葬儀と告別式は近親者で行ったとのことです。1952年に結成した『横山ホットブラザーズ』は、創作楽器を駆使した音楽と歌を織り交ぜた芸風で知られ、マコトさんはアコーディオンを担当。「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」のリズムに合わせて、ノコギリをバイオリンのように鳴らすギャグなどで一世を風靡しました。マコトさんの訃報に、ネットからは悲しみの声が上がっています。・昔、よくテレビで見ていました。当時小学生の私にも、分かりやすくて面白かったです。楽しい時間をありがとうございました。・ノコギリバイオリンは名人芸でした。『横山ホットブラザーズ』大好きだったなぁ。・お笑いだからあまり注目されていなかったけど、アコーディオンの演奏技術はすごかった。ご冥福をお祈りします。子供にも分かりやすい芸風で、幅広い世代に愛されたマコトさん。これまでの活躍は、多くの人の心に残り続けるでしょう。マコトさんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年04月26日2022年度のNHK、後期連続テレビ小説『舞い上がれ!』に、アイドルグループ『関ジャニ∞』の横山裕さんの出演が決定し話題を呼んでいます。NHK朝ドラ『舞い上がれ!』主演は福原遥長崎県の五島列島を舞台に、ヒロイン・岩倉舞が、飛行機作りに情熱を燃やす仲間たちとともに、電動小型飛行機を飛ばす夢に向かっていく姿を描いた『舞い上がれ!』。ヒロインの舞を、女優の福原遥さんが演じます。今回、横山さんが演じるのは、舞の3歳年上の兄でプライドが高い野心家という役どころ。NHKの朝ドラ初出演となる横山さんは、「まさか自分がと思いました」と今回の抜擢に驚いたといい、また、意気込みも語っています。僕の周りに連続テレビ小説を見ている人が多く、その話をすることが多かったので、まさか自分がと思いました。本当に嬉(うれ)しいですし、大変光栄です。悠人という人物は自分をしっかり持っていて合理的で、どう演じようか僕自身もワクワクしています。ドラマを通して、悠人と一緒に成長できればと思います。ぜひ皆さん見ていただけると幸いです。NHKドラマーより引用ほかに、舞の父親役に高橋克典さん、母親役には永作博美さん、祖母役に高畑淳子さんと、舞の家族のキャストがそろって発表に。横山さんは、2022年で41歳という年齢ながら、一回り以上も年齢が離れた福原さんと劇中で兄妹役ということもあり、ネット上で話題を呼んでいます。・兄妹役でも違和感がない!・初めてのNHK朝ドラ出演に、期待しかありません。・とても3歳差には見えない。奇跡の40代。アイドルとしてはもちろん、これまでにも俳優として数々のテレビドラマに出演してきた横山さん。NHKの朝ドラという大舞台で、どのような演技を見せてくれるのか、期待がかかります。[文・構成/grape編集部]
2022年02月07日アイドルグループ・AKB48の横山由依が9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、12年のアイドル人生に幕を閉じた。2009年にAKB48の9期生として加入。2代目AKB48グループ総監督を務め、AKB48を牽引し続けてきた横山。昨日12月8日に29歳の誕生日を迎え、「AKB48劇場 16周年特別記念公演」で組閣による新チームの誕生と第17期生オーディションの開催発表を見守り、9日の卒業公演をもってAKB48を卒業した。「目撃者」「RESET」「シアターの女神」と、横山が劇場で汗を流した思い出の詰まった公演曲でスタート。横山は「横山由依卒業公演 始まりました~! 卒業を発表して、時間ってあっという間に過ぎるんだなと思いました。まだぜんぜん実感が湧かなくて…」と笑顔で挨拶し、岡部麟は「(横山の卒業コンサートの)アンコール曲で横山さんがソロ曲を歌っていた時に裏でモニターを観ていて、みんな お互いの顔を合わせられないくらいボロボロに泣いていました」と、横山の人柄でメンバーのみんなに愛されていたというエピソードを披露した。続いて、派生ユニット「Not yet」の楽曲へ。昨日の組閣発表で新チームKのキャプテンに任命された田口愛佳と小栗有以、下尾みうの3人と「週末Not yet」を、加藤玲奈、宮崎美穂、大家志津香と「波乗りかき氷」を、向井地美音、谷口めぐ、村山彩希とは「ペラペラペラオ」を披露した。もともと部屋にポスターを飾るほど「Not yet」のファンだったと話す谷口は「本当は客席でこのパフォーマンスを見たかったくらいです! 本当に派生ユニットの中でも一番好きなのでこうして一緒にできて嬉しかったです!」とコメントした。自身のソロ曲「月と水鏡」を歌い上げ、共にAKB48を支えてきた柏木由紀とは「友達でいられるなら」をパフォーマンス。「純愛のクレッシェンド」では、岡田奈々とCGM48伊豆田莉奈が登場。横山が「いずりな、本当にありがとう! 卒業コンサートで『卒業公演も出たいです!』って直談判されて…センターを務めてもらいました(笑)」と話すと、伊豆田は「(この曲の)センターは新ポジでした! 私もびっくりです!」とコメント。柏木からは「卒業公演、直談判する人いないから! 今日の思い出をタイに持ち帰って!」と突っ込まれ、笑顔が溢れる一幕となった。終盤は「大声ダイヤモンド」「ポニーテールとシュシュ」「重力シンパシー」などを次々と披露。「光と影の日々」で本編を締めくくった。アンコールでは軌跡映像で、正規メンバーへの昇格からNMB48との兼任・チームキャプテンの就任・AKB48グループ総監督の就任など、激動の日々を過ごした12年間のAKB48人生を振り返り、卒業ドレスに身を包んだ横山がステージに登場。自身の卒業曲「君がいなくなる12月」をこれまでの出来事を思い浮かべるように、優しく澄んだ瞳で歌い上げ、柏木・向井地・小栗らメンバー7人と「GIVE ME FIVE」を満面の笑みでパフォーマンス。ひとりひとりのメンバーと見つめ合いながら涙を流すシーンもありました。また、エンディングでは初代AKB48グループ総監督で1期生の高橋みなみ(たかみな)がスペシャルゲストとして登場。「ゆいちゃん、卒業おめでとう~。きれいだねぇ~」と横山に花束を渡すと、感極まって涙し「ご卒業おめでとうございます。本当にすごく綺麗になって、卒業するメンバーの顔になってるなって思いました。AKB48グループ総監督は、ゆいちゃんだからお願いできたな、と思っています。こうしてたくさんの方々に見送られて、先輩後輩問わず愛されている姿を見たら、きっとこれまでの経験を糧に活躍していくんだろうなって思いましたし、卒業して本人はもちろんですけど、グループにとっても変わるタイミングになると思うので、AKB48のこれからと、由依ちゃんのこれからをすごく楽しみにしています。心から卒業おめでとう!」とお祝いの言葉を贈った。横山は「たかみなさんの姿を傍で見てきて支えになりたいなと思って総監督になりました。たかみなさんが言ってくれたように、私もみーおん(向井地)がいたから卒業できましたし、みーおんに繋げられて良かったなと思います」とコメント。続けてファンに「今この景色を目に焼き付けておきたいなと思います。私にもいろんな時期があって、本当にみなさんがいないと乗り越えられなかったと思います。私を見つけてくれて背中を押してくれたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいですし、最後にこうやって楽しかったと思えて、メンバーに見送ってもらえてよかったなと思います。AKB48がなかったらどうしてたんだろうと思うし、大切な場所だなと思います。これからは、ひとりの横山由依としてお芝居とか歌とかにしっかり向き合って、みなさんに夢とか希望とか与えて『頑張ろう』って思われる人間になりたいと思うので、元AKB48メンバーとして恥ずかしくない活動をしていきたいと思います」と挨拶。しんみりしたムードで次の曲に行くのかと思いきや「たかみなさんは卒業する実感がありました?」と、突然たかみなに質問。「いきなりきたね! 振り返ると私もそうだったけど、実感はなかなか湧かない。時間をかけて実感すると思うので、最後までAKB48でいてください」と返し、終始マイペースな横山に笑いが起こった。緊張が解けたような温かなムードの中、満面の笑みで「桜の花びらたち」を歌唱。メンバーに向けて「昨日も17期のオーディションが発表になったり、これからどんどん前に進んでいくAKB48が楽しみだし、嫌なことがあったらみんないつでも連絡してください。でも本当に実感がなさすぎて…こんな感じなんやなって思う」と明るくコメントするも、次の瞬間は声を震わせて涙しながら「でもそれくらい私、毎日24時間365日AKB48でいられてたんだなって思うし、私、本当にメンバーのことが好きすぎて… 今日も楽屋で普通にわちゃわちゃしてたけど、それができなくなるのが寂しい。でも前向きな卒業だし、みんなのことも何も心配してないからプライベートで遊んでください!」と声をかけた。向井地が「寂しいな…という気持ちなんですけど、つらいことがたくさんあっても、今日この最後の瞬間に楽しかったと言えることが素敵だな~と横山さんのことを見ていて思ったので、みんなそれぞれ頑張っていきます!」と力強く語ると、横山は「応援しています!」と返し、最後は「本当に12年間ありがとうございました」と挨拶。温かい拍手で包まれる中、AKB48横山由依の卒業公演は幕を下ろした。(C)AKB48
2021年12月10日