人型ロボット「アシモ」のぬめぬめとした動きや、アニメのキャラクターが見せるリアルな動作など…。科学やプログラミングなどの発展にともなって、そうしたあらゆる“動くもの”をコントロールする、“モーション・デザイン”という技術が注目を集めています。東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで行われている『動きのカガク展』では、世界初のガソリン車の仕組みから最新の人工知能まで、モーション・デザインの技術を応用した、想像を超えるほど幅広い“動き”の科学を紹介。最新技術を見るだけでなく、体感できる内容になっています。また、本展のディレクターを務める映像作家・菱ひしかわせいいち川勢一氏率いるクリエイティブカンパニー制作の、出展作品の動きの原理をひもとくアニメーションも上映。きちんと理解したうえで、各作品の魅力をより深く味わうことができるので、これまで「理系はちょっと…」だった人でも安心です。私たちの日常を取り巻いている多様な“動き”たち。その仕組みを知ることで、本展を見終えた後も、周囲に潜む“動き”を見出して、楽しめるようになるはず。◇岸遼「atOms」まるで糸で操っているかのように、白い球が透明のパイプの数cm先に浮かび続ける。その仕組みは、「ベルヌーイの定理」という気流の動きによるもの。驚きに満ちた動きを見せる。◇佐藤雅彦+ユーフラテス「ISSEY MIYAKE A-POC INSIDE」(C)ISSEY MIYAKE Inc.2006年、『ISSEY MIYAKE』の新しい戦略「A-POC INSIDE」をテーマに制作された映像。黒地に白い点や文字だけの構成で、モデルのウォーキングの多様な動きを表現する。◇生永麻衣+安住仁史「Refl ection in the sculpture」まるで海の生物のような、ゆらゆらした動きをする光。その光があちこち反射することにより、神秘的な空間が生まれる。存在するのは光だけなのに、まるで水中にいるような感覚に。◇菅野創+やんツー「SEMI‐SENSELESS DRAWING MODULES #2‐Letters」字を読み取って、それをもとに抽象画を描いてしまうという前代未聞のロボットが登場。人間らしさの象徴と思われていたアートの分野が、ついに機械の手に!?◇information21_21 DESIGN SIGHT東京都港区赤坂9-7-6TEL:03・3475・2121開催中~9月27日(日)10:00~19:00(入場は閉場の30分前まで)火曜休( 9 月22 日は開館)一般1100円※『anan』2015年7月8日号より。文・山田貴美子
2015年07月07日IDC Japanは6月22日、2014年の国内セキュリティ市場規模実績と2019年までの予測を発表した。これによると、2014年の国内情報セキュリティ市場において、セキュリティ製品市場規模は2564億円で、前年比成長率は3.5%。また、コンサルティングやシステム構築、運用管理、教育/トレーニングサービスを含むセキュリティサービスの市場規模は6457億円で、前年比成長率は6.9%だったという。2014年のセキュリティソフトウェア市場は、サーバー統合/システム統合による業務システムのリプレイスに伴い、アイデンティティ/アクセス管理への需要が高まったほか、スマートフォンやタブレットの普及によるモバイルデバイスからのリモートアクセスと認証ソリューションへのニーズも高まった。これに加え、標的型サイバー攻撃への対策需要も高まり、エンドポイントセキュリティとアイデンティティ/アクセス管理が市場をけん引し、前年比成長率は4.1%で、市場規模は2151億円になった。2015年以降は、法規制によってサイバーセキュリティ対策やマイナンバーなどの個人情報保護対策の強化が求められ、同市場への需要が拡大すると予想される。このことから、セキュリティソフトウェア市場の2014年~2019年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は4.2%で、2019年には2638億円に拡大すると予測される。2014年のセキュリティアプライアンス市場は、標的型サイバー攻撃対策としてニーズが高いIDS/IPS(Intrusion Detection System/Intrusion Prevention System)やアプリケーション層まで制御する次世代型ファイアウォールを含むUTM(Unified Threat Management)が堅調。一方、それ以外のアプライアンス製品が軟調であったため、市場規模は前年比0.4%増の414億円で横ばいとなった。2015年以降も、標的型サイバー攻撃への対策需要は継続して高く、多層防御を備えたUTM製品やIDS/IPS製品が市場をけん引すると予測。また、全体の市場規模は、2014年~2019年のCAGR(Compound Annual Growth Rate)4.5%で、2019年には516億円に拡大すると予測されるという。そのほか、2014年のセキュリティサービス市場規模は、前年比6.9%増の6457億円。この市場では、クラウド、モビリティ、ソーシャル技術といった「第3のプラットフォーム」に最適化されたセキュリティシステムが求められ、コンサルティングサービスからシステム構築、運用管理に至るセキュリティサービス全般に対する需要が高まっているという。2015年からはサイバーセキュリティ基本法によって、重要インフラ産業での標的型サイバー攻撃対策強化が求められ、フォレンジックサービスやマネージドセキュリティサービスなど専門知識を有するサービスへのニーズが高まると考えられる。なお、市場全体の2014年~2019年のCAGR(Compound Annual Growth Rate)は4.9%で、2019年には8202億円に拡大すると予測される。特定の企業や団体を狙う標的型サイバー攻撃は、未知の脆弱性を狙った先進的なマルウェアや特定のシステム向けに開発したカスタムマルウェアを利用するなど巧妙化が進んでいる。また、セキュリティ脅威を潜在化させることで、起こりうるセキュリティインシデントは、表面化した時点で企業活動に致命的な影響を及ぼすような重大な事案になっているケースも増えている。その中でIDC Japanのソフトウェア&セキュリティリサーチマネージャーの登坂氏は、「セキュリティベンダーは、従来のシグネチャ型外部脅威対策による既知・先進的マルウェア対策と、外部脅威対策製品とセキュリティインテリジェンスを連携した多層防御ソリューションを訴求すべきだ。これにより、ユーザー企業は継続的にセキュリティ強化を図り、迅速な防御対策と運用管理負荷の軽減を実現できる」とコメントしている。
2015年06月22日理化学研究所(理研)は6月2日、バセドウ病の発症を予測するバイオマーカーを同定したと発表した。同成果は理研統合生命医科学研究センター統計解析研究チームの岡田随象 客員研究員らの共同研究グループによるもので、6月1日付け(現地時間)の米科学誌「Nature Genetics」に掲載された。青年期の女性に多く発症することで知られるバセドウ病は、甲状腺機能の異常をもたらす自己免疫疾患の1つで、動悸や体重減少、疲労、眼球突出などの症状が発生する。移植や免疫反応に関わるHLA遺伝子の配列が発症に関わっていることは以前から知られていたが、具体的どの部分が関与するのかはわかっていなかった。同研究グループは、HLA遺伝子の個人差を高精度かつ網羅的に解析する「HLA imputation法」を日本人に適用するためのデータベースを開発。これにより、HLA遺伝子配列の網羅的な疾患リスク解析が可能となった。HLA遺伝子に「HLA imputation法」を適用した結果、複数のHLA遺伝子のアミノ酸配列の個人差によってバセドウ病の発症リスクが規定されていることが明らかとなった。具体的には、最も強いリスクを示したのはHLA-DPB1遺伝子の35番目のアミノ酸配列で、同部位のアミノ酸にロイシンを有する人が1.4倍程度、バセドウ病を発症しやすくなることがわかった。今回同定されたHLA遺伝子配列はバセドウ病の発症リスクを予測する疾患バイオマーカーとしての活用が期待される。また、作成したデータベースを用いて日本人における他の疾患に対してHLA imputation法を適用することで、さまざまな疾患バイオマーカーの同定や疾患病態の解明、個別化医療の実現に繋がる可能性がある。
2015年06月02日東京都・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTは、「動き」がもたらす表現力に触れ、科学技術の発展とデザインの関係を考える展覧会「動きのカガク展」を開催する。会期は6月19日~9月27日(火曜休館)。開館時間は10:00~19:00。入場料は一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料。同展は、「動き」がもたらす表現力に触れ、観察し、その構造を理解し体験することで、ものづくりの楽しさを感じ、科学技術の発展とデザインの関係を改めて考える展覧会。私たちの快適で便利な日常生活を支えているモーション・デザインの技術は、車両制御システムや地図アプリケーション、通信技術やSNSの普及など、プロダクトをはじめグラフィックや映像における躍動的な描写を可能にし、感性に訴える豊かな表現をつくりだしている。今日のデザイナーは、先端技術を用いたものづくりを展開しており、様々な動くツールやその仕組みは、研究と実験の連続から生まれている。自らのアイデアが形となり、動き出す瞬間の純粋な喜びこそが、ものづくりの楽しさだと同展は訴える。同展では、世界的に知られるメディアアーティストのジモウンやニルズ・フェルカーの日本初公開作品をはじめ、クワクボリョウタが大規模な「LOST」シリーズの新作、ユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司)が脳と体を結びつける新感覚の体験型作品を発表。また、新進気鋭の若手作家や学生、企業との恊働による多彩な「動く」作品は、身近な材料と道具を使い、見る人の創作意欲を刺激する。さらには、各作品の動きの原理をひもとくアニメーションを菱川勢一率いるドローイングアンドマニュアルが制作し、来場者と動きの仕組みをカガクするということだ。展覧会ディレクターには、企業CMや大河ドラマのオープニング映像などで国内外から注目を集める菱川勢一を迎える。菱川氏は同展の開催に際し次のようにコメントを寄せている。「この展覧会の「動き」というテーマの中には、「重力」「慣性」「波長」といった、デジタル社会においてもまだ完全に解明されていない現象への想像力を込めました。情報が溢れている現代だからこそ、自然科学だけではなく文化や経済といった人間の営みまでを「動き」という視点で横断的に捉えなおす機会になればと考えています。その上でこに展覧会は、未来のデザイナーやアーティストである子どもや学生たちに、まるで先輩たちの作品が置いてある図工室に遊びにきたような感覚で観てもらえればと思って企画しました。ただ作品を鑑賞してもらうだけではなくて、制作の流れもオープンにすることで、「自分にもできそう」とか「自分でもやってみよう」という衝動が生まれるように心がけています。つくることは決してブラックボックスではなく、いろんな人がチームとして参加することで流れだす、ひとつの「動き」なんだという認識が広まることを願っています。」また、関連企画として、展覧会ディレクターなどによる「オープニング ギャラリーツアー」が開催される。開催日時は6月20日14:00~15:30。そのほか、トーク「クリエイションとテクノロジー」(7月4日14:00~15:30)、トーク「チームでものづくり」(7月18日14:00~15:30)、「動く!ワークショップ」(8月8日)、「機械の素ワークショップ」(8月9日)などが開催される。詳細は、21_21 DESIGN SIGHTウェブサイトにて見ることができる。
2015年06月01日IDC Japanは5月11日、国内マネージドプリントサービス(MPS:Managed Print Services)市場の2014年売上実績と、2019年までの予測を発表した。これによると2014年の国内MPS市場の売上額は462億6500万円で、前年比17.7%の増加。同社では、国内MPS市場の2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)を16.1%、2019年の市場規模を975億4800万円と予測。MPSは、企業のオフィス出力環境の現状を分析した上で、最適な出力環境を構築、その環境を継続的に維持/運用していくアウトソーシングサービス。MPS導入により、出力環境に関するTCOの把握/削減、出力管理業務プロセスの効率化、環境負荷軽減といった効果が期待できる。MPSは、欧米を中心に市場が拡大しており、最近では新興市場においても大きな成長を遂げている。国内MPS市場は、売上額の90%以上が従業員規模1,000人以上の大規模企業市場であり、この傾向は2010年からほとんど変化していない。産業分野別では、製造分野の比率が高い傾向が続くとともに、流通分野、金融分野の比率が伸びる傾向が見られるとしている。国内MPS市場は2015年以降も大きな成長が期待されている。IDC Japanのイメージング,プリンティング&ドキュメントソリューション グループマネージャーの石田 英次氏は「MPSベンダーは今後、競合に対する差別化策として、自社の運用実績や運用ノウハウを強化する必要があり、そのためには、現場の運用担当者を組織的に支援する体制の確立が重要である」と分析している。
2015年05月12日国立がん研究センター(国がん)は4月28日、2015年に新たにがんと診断される患者の数(罹患数)と死亡数の予測を発表した。この予測値は地域がん登録数による1975~2011年の推計、人口動態統計がん死亡数1975~2013年の実測値、および将来推計人口をベースに算出されたもので、2014年より公開されている。まず、予測がん罹患数は98万2100例(男性:56万300例、女性:42万1800例)で、2014年予測値より10万例増加した。部位別罹患数では、大腸がん、前立腺がんの罹患が増加し、男性では前立腺がんが最多となった。国がんは罹患数の予測値が増加した要因として、高齢化やがん登録精度の向上などを挙げた。一方、死亡数については37万900人(男性:21万9200人、女性:15万1700人)と予測され、2014年の予測値から約4000人増、2013年の実測値からは約5000人増となった。部位別では肺、大腸、胃、膵臓、肝臓の順に死亡数が多いという予測となった。
2015年04月28日3月中旬まで軟調が続いていたブラジル・レアルですが、4月3日までの一週間の対米ドルでの動きを見ると、主要通貨の中で最も高い4%弱の伸びを記録し、週間ベースで2011年12月以降、最大の上昇となりました。この背景には、米早期利上げ観測の後退とブラジルの財政改善への期待の回復という内外要因があります。米国では昨年来、超金融緩和政策の見直しが進められています。こうした中、昨夏以降、米ドルが上昇傾向となる一方、レアルは下落を続けました。そして、今年3月初めに米早期利上げ観測が強まると、米ドル全面高に拍車がかかりました。しかし、その後、米金融当局が金利見通しなどを引き下げたほか、FRB(連邦準備制度理事会)議長が利上げペースは緩やかになるとの見方を示したのに加え、軟調な経済指標が相次いだこともあり、米早期利上げ観測が後退、米ドル高に一旦歯止めがかかり、レアル売り圧力が和らぎました。また、ブラジルでは、厳しい経済状況が続いているところに、汚職疑惑の捜査が国会議員にまで及ぶことになったほか、反政府デモや大統領支持率の著しい低下などもあり、今年3月半ばにかけて政治面でも懸念が強まりました。そして、政府が掲げる財政健全化の先行きが不透明になり、格下げの懸念が強まると、軟調だったレアルが一段と売られることとなりました。しかし、3月23日に、格付会社S&Pが財政健全化に向けたブラジルの取り組みを評価し、格付の据え置きを発表したほか、月末にはルセフ大統領が、いかなる環境下でも財政目標の達成に向けてあらゆる手段を講じるとの決意を示したことなどから、レアルが反発しました。足元では、米国の利上げ開始は9月以降との見方が有力となっており、それまでの間にブラジルに対する過度に悲観的な見方が修正されれば、同国の金利水準が相対的に高いこともあり、レアル反発の持続につながると考えられます。特に注目されるのが財政健全化に向けた取り組みで、ブラジル政府がこれを実際に推し進めていくに連れ、同国への信頼が改善し、レアルの下支えや押し上げに寄与すると期待されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年4月6日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年04月06日地震科学探査機構(以下、JESEA)が運営する公式ニコニコチャンネル「MEGA地震予測チャンネル」にて、地震予測情報を伝える『週刊MEGA地震予測』のブロマガ配信が3月4日よりスタートした。「MEGA地震予測チャンネル」は、測量工学の世界的権威である東大名誉教授・村井俊治氏が顧問を務めるJESEA発行の地震予測情報『週刊MEGA地震予測』を配信する公式チャンネル。同情報は、国土地理院が全国に設置している電子基準点(GPS受信局)のデータを利用し、JESEA独自の解析方法で地震の前兆を捉え、地震予測情報として提供するもので、各メディアの注目も集めている。今回、JESEAは公式ニコニコチャンネル「MEGA地震予測チャンネル」にて、この予測情報を有料ブロマガ『週刊MEGA地震予測』として配信スタート。チャンネルを登録すると、同機関による地震予測情報が毎週水曜日にブロマガ形式で届き、昨今頻発している地震についての情報をいち早く知ることができるという。チャンネル登録料は月額216円。なお、今後は動画コンテンツなどの公開も予定されている。
2015年03月12日IDC Japanは1月14日、国内ファイル/オブジェクトストレージ市場の2014年~2018年の予測を発表した。これによると、同市場の2014年の売上額は781億円、出荷容量は946PBと予測されている。同社によると、非構造化データを管理するストレージインフラとしては、これまではファイルストレージの利用が中心だったが、国内市場でもオブジェクトストレージの導入が増加してきているという。同社は、これらのストレージソリューションを「ファイル/オブジェクトストレージ市場」と定義している。同市場は、スケールアップソリューションとスケールアウトソリューションの2つのセグメントで構成されている。スケールアップソリューションには、汎用OSベースのファイルサーバとスケールアップファイルストレージが含まれ、スケールアウトソリューションには、スケールアウトファイルストレージとスケールアウトオブジェクトストレージが含まれる。同社は、今後、スケールアップソリューションからスケールアウトソリューションへのシフトが進むと見ている。今回の調査結果によると、2018年までの予測期間中、スケールアウトソリューションが市場の成長をけん引し、国内ファイル/オブジェクトストレージ市場の2018年の出荷容量は3751PBになると予測されている。ストレージシステムズマーケットアナリストの宝出幸久氏は「国内ファイル/オブジェクトストレージ市場においては、Software-Defined Storageの普及、オープンソースソフトウェアの影響力の拡大、クラウドサービスプロバイダーへのストレージ支出のシフトなどに留意すべき」と分析している。
2015年01月14日モバイルアイアン・ジャパンは1月7日、2015年における企業内のモバイル関連の動向予測を発表した。今回の予測は、モバイルアイアンの戦略担当バイスプレジデントであるOjas Rege氏(オジャス・リージェ)によるもの。○収益源になっているビジネスプロセスがモバイルに移行銀行、小売業、エンターテイメントなど、多くの業界でモバイルは企業と顧客の主要なインタフェースになっている。2015年はさらに一歩進み、企業が取引、関係管理、営業活動用のプラットフォームとしてモバイルを利用し始める。また。民間企業は決算報告で、市場での優位性とビジネス拡大のための主要因としてモバイル戦略を挙げるようになる。○Windows 10がPC経済の終焉を助長する2015年の製品化が予定されているWindows 10は、最新のサンドボックス型のアーキテクチャを採用している。これにより、PCはモバイル端末と比べたセキュリティ面での遅れを解消できるようになる。そのためには、マイクロソフトがシステムイメージおよびWin32アプリを撤廃する必要がある。これに伴い、アンチウイルス・エージェント、システムイメージ、VDI、VPNソリューションを含む、現在のようなPC経済が終焉を迎える。○ウェアラブルによって「データスナッキング」が実現アップルが2015年に発売が予定されているウェアラブル端末「Apple Watch」は、すでに多くの消費者からの注目を集めている。Apple Watchが普及すると、一般の消費者だけでなく、企業内でもさまざまな利用方法を模索するようになる。例えば、企業内において暗号鍵の通信やワークフロー完了通知などの利用方法が考えられる。これが成功することで、ウェアラブルカテゴリ全体でのハロー効果が生まれるようになる。○iOS端末はプライバシー面での新たな問題が起こるアップルはiOS端末向けに、電子支払いサービスの「Apple Pay」、健康アプリ向けキット「HealthKit」、自宅の鍵や照明を管理する「HomeKit」などの便利なサービスを続々と発表している。こういった便利なサービスがアダになる恐れがある。例えば、社員が企業から支給されたiOS端末で健康アプリを使うこともあるだろう。万一、端末内から情報が流出したときに、さまざまなプライバシー情報が社員や多くの他人に見られてしまう。こういったことが頻繁に起こると、社員にとっても企業にとっても大きな痛手だ。企業から支給された端末の利用には、企業側と社員のどちらも細心の注意を払う必要がある。
2015年01月09日「2015年のトレンド予測」記者発表会が12月17日、リクルートホールディングス本社で開催されました。このイベントは、クライアントやユーザーとのコミュニケーションから来年の動向を捉えたリクルートホールディングスが、住まい、飲料、出産・育児、美容、社会人学習、進学、独立・開業、アルバイト・パートの8つの領域のトレンドを発表するというもの。2015年はどんな流行があるのでしょうか。■昼間に会社の懇親会を開催 「部ランチ」飲食店の情報やクーポンを提供する「ホットペッパー」では、2015年のトレンドを「部ランチ」と予想。これは会社の懇親会などを、夜ではなく昼に設けることを指します。背景には、子育て世代の女性の就業数が上昇するのにともない、夜に開催される会社の宴会に出席できない方が増えているという点が挙げられます。また「昼 忘年会」「昼 新年会」といった検索ワードが、昨年に比べて検索量が1.5倍増えているそうです。既に取り組んでいる企業のアンケートによると、主にレストランで開催し、平均単価は2600円。夜の宴会より安く済むのも魅力かもしれませんね。■託児保育とお稽古を両立させるサービス 「保けいこ」出産・育児の情報を提供する「赤すぐ」では、トレンドを「保けいこ」と予想。フルタイムで共働き世帯は、子どものお稽古の送り迎えが難しい。そこで、その障壁をクリアするサービスが出現するのではないかと言われています。主なスキームは4種類。1つは幼稚園・保育園がお稽古を提供するパターン。未認可保育園の中には、スポーツや英語といったお稽古に特化した園も人気があるそうです。2つ目は、送迎サービス付きのお稽古業者。3つ目は送迎サービスだけを行う事業者。「AsMama(アズママ)」というインターネットサイトでは、SNS上で送迎の依頼をし、500円ほどの低価格でサービスを行ってもらえます。4つ目は、ベビーシッターが自宅でお稽古をしてくれる、おけいこシッター。このようなニーズに着目したサービスがもっと増え、2015年には「保けいこ元年」になるのではないでしょうか。■ママがママのためにちょっとした起業 「ママ喜業」スキルアップや趣味のためのスクール情報を提供している「ケイコとマナブ」では、トレンドを「ママ喜業」と予想。これはママが後輩ママに向けてサービスを行う、小規模な開業のこと。実体験に基づいたサービスであるからこそ後輩ママも喜び、そして提供する方のママも自分の力が役立てるということに喜びを感じられるといいます。今までは、面識のある中で無償のサービスとして行っていたことも、SNSの普及により少額でも対価が発生し、より頼みやすいサービスになるのではないでしょうか。その他の領域では、作るプロセスを友達・家族とパーティ感覚で楽しむ「リノベパーティ」(住まい領域)。職場で生き抜くために美活を行うサラリーマン「サバ美―マン」(美容領域)。仕事も家庭も両立させる「ロンキャリ女子」(進学領域)。仕事にも家族との信頼や協働を求める「親子独立」(独立・開業領域)。慢性的な人手不足を受けて、企業が業務の細分化を進めることで超短時間勤務が生み出される「プチ勤務」(アルバイト・パート領域)と予測。さまざまな分野で、女性に関する新しい動きが見受けられました。女性の社会進出の広がりが、新たなトレンドを生み出す鍵を握っているようです。
2014年12月22日12月18日、ヴァル研究所は、乗り換え案内アプリケーション「駅すぱあと」で、自社用に構築したプライベートDMP(駅すぱあとDMP)と連携させ、移動予測データを用いたネイティブ広告を開発したと発表した。今後、450万DLを超える駅すぱあとアプリユーザーの移動予測データを利用し、ユーザーの「位置」や「行動エリア」にフォーカスしたターゲティング広告を配信する。駅すぱあとDMPは、同社独自のマーケティングデータを集約・管理・分析し、アクションプランを最適化するプラットフォーム。探索駅や曜日、時間、検索回数などの検索データから独自のセグメントを設定し、ターゲットとなるユーザーの行動特性にあわせた広告配信を実現する。例えば、高円寺駅にある「ヴァル研究所マンション」のモデルルームへの来場・店舗への来店促進という目的でネイティブ広告を配信する場合、「職場は山の手線内で職場から20分以内の駅に在住」「週末はよく青山、代官山や銀座などおしゃれな街にお出かけ」といった条件を指定するだけで、駅すぱあとDMPの膨大なデータからユーザーをセグメント分けし、経路検索結果画面と併せて、よりスムーズなターゲティング広告を表示する。
2014年12月19日ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは12月15日、2015年の情報セキュリティ予測を発表した。予測は、ウォッチガードのセキュリティ調査チームにより分析したもの。2015年において重視すべきセキュリティ傾向と、逆に懸念が不要なセキュリティ傾向をそれぞれ5項目ずつ挙げた。1つ目は、国家間の「サイバー冷戦」の激化。現在でも、各国の政府機関はサイバー攻撃と防衛能力を高めており、水面下で諜報活動を進めている。また、企業の知的財産を狙っているケースもあるという。2015年にはサイバー産業スパイ事件が露呈する恐れがある。また、サイバー冷戦において国家が着々とサイバー能力の「誇示」をし始め、国民の不安の声が高まる。2つ目は、モバイル端末を狙ったマルウェア。攻撃者がモバイル攻撃で金銭を得る新しい方法を編み出しており、身代金を要求するランサムウェアがカスタマイズされ、要求に従わない場合はデバイスをまったく使用できなくなる恐れがある。3つ目は、暗号化が飛躍的に増加する。各国の政府が「法を執行するための手段」として、暗号化データの復号に努めている。セキュリティの専門家は、復元が不可能な新たな暗号化の開発に取り組むことになる。4つ目は、サイバー犯罪者がこれまで以上の金銭を盗み取るために、さまざまな組織を縦断的に攻撃するようになる。これまでは大規模な組織が攻撃対象として目立ったが、今後は小規模の組織も狙われる可能性がある。5つ目は、多くのハッカーがサイバー活動家へと転身する。一言にハッカーといっても、いたずら好きな子供じみた行為をするもの、組織的犯罪グループによる膨大な情報資産を盗むもの、国家規模での長期にわたる諜報活動をするものなど、さまざまに分類できるようになる。そのため、組織を守るためにハッカーがどういった目的で活動し、どういった攻撃をしてくるのかを把握する必要がある。一方で懸念が不要な項目としては、「IoE(Internet of Everything)デバイスへの標的はまだ増えない」「クラウドサービスの飛躍的な増加はない」「セキュリティ設計がイノベーションに勝ることはない」「パスワードは今後も不要にならない」「SDNが大きなセキュリティの問題にならない」といった5項目を挙げている。
2014年12月16日カスペルスキーは12月12日、Kaspersky Labのグローバル調査分析チームによる2015年のサイバー犯罪の傾向と予測を発表した。調査によると、2015年は、まず第一に、金融機関を狙ったサイバー犯罪が増加すると予測。これまで金融機関の利用者がセキュリティの弱点として標的になっていたが、今後は、銀行自体を対象とした高リスクの標的型サイバー攻撃が増えると見ている。また、今年に入ってATMに対する攻撃が爆発的に増加したが、大半のATMが脆弱なシステムであるWindows XPで稼働しているため、今後さらに巧妙な攻撃が行われるだろうと予測している。ほかにも、個人情報が盗まれる被害がさらに拡大。Apple端末のセキュリティに対する懸念が高まる可能性もあり、インターネットに接続したさまざまな機器に対する新たな脅威が出現するという。特にネットワークプリンターなどを悪用して企業のネットワークに侵入するといったケースも想定されている。215年に起こりうる脅威のリストは次のとおり。新サービスのApple Payを含む、仮想決済システムへの攻撃ATMを直接狙った攻撃標的型サイバー攻撃を踏襲した手法により、銀行に侵入するマルウェアインターネットプロトコルに関する問題が増加。古いコードに新たな脆弱性が見つかり、インターネット基盤が危険にさらされるネットワークプリンターで顕在化した、インターネット接続機器への攻撃OS X向けの悪意あるソフトウェアが、トレントに代表されるP2Pや海賊版ソフトウェアパッケージによって拡散巨大なサイバー犯罪者集団が小規模な組織に分裂し、個別に活動を開始。攻撃の発信源の増加、攻撃の多様化、攻撃範囲の拡大が発生
2014年12月15日資生堂は12月8日、長年の化粧トレンド研究の成果を活かして予測した、2020年の未来のメーキャップを発表した。まずは、1920年から現在に至るまでの化粧の変遷を1名のモデルで再現。西洋文化・銀幕女優への憧憬が見られた1920年~1950年代、西洋人顔への憧憬と模倣の1960年代~1970年代前期、日本美の再認識・女性の社会進出の1970年代後期~1990年代初期、空前の美容ブーム到来・日本独自のトレンド形成・進化の1990年代後期~現在を表した。資生堂ビューティートレンド研究の中心メンバーであるシニアヘア&メーキャップアーティスト鈴木節子氏によると、「過去の社会・景気動向と化粧の関係を見ると、景気が良くなると明るい色の口紅や太眉が主流となり、凛とした元気なメーキャップが流行する傾向があります。逆に景気が悪くなると、眉が細くなるなど、頼りなげな冷めた表情のメーキャップが流行します」とのこと。「その他、天災や情勢不安があると、メーキャップがナチュラル回帰するなどの傾向がみられます。最近では、口もとに色が戻り、太眉の傾向が続いていることより、景気の上向き傾向や好景気への期待が化粧に表れていると捉えることもできます。これは、女性の化粧が世の中の雰囲気=世相を反映しており、女性の顔が社会背景や経済動向などを含む時代の空気と共に変化しているともいえます」。同社では、東京オリンピックが開催される2020年未来予測として、「ジャパンカラー」と「スポーティーポップ」の 2つのメーキャップを提案している(解説は鈴木氏)。(I)ジャパンカラー「日本古来の化粧の三原色である「赤」「白」「黒」を基調としたメーキャップを提案します。透明感のある肌や目頭の輝きを表現する白、目のフレームを際立てる黒いアイラインと赤い口紅など、和装メークで施す目の縁にさす紅を、黒いアイラインの縁にもさします。和の化粧を現代風にアレンジし、日本女性の凛とした美しさを表現しました」(II)スポーティーポップ「近年アイラインのメークアレンジが多様に表現されるようになったことも受け、明るいカラー、ブルーを使用したダブルラインのポップなメークを提案します。肌はツヤのある健康的な肌に、口もとはオレンジリップで、軽快でスポーティーな印象に仕上げます。全体的に軽やかで颯爽とした美しさを表現しました」
2014年12月08日ヤフーは12月5日、12月14日に投開票が行われる衆院選において、ビッグデータ分析を活用した議席数予測を発表した。議席数予測は、2013年の第23回参院選に続いて2回目。参院選の予測は、投票結果の92%が的中したという。今回の予測方法は、参院選と同じ「Yahoo!検索」のデータを基にした「投影モデル」。投影モデルは、過去の選挙事例をベースとし、公示日前後の検索量の変化を増加率としてスコア化し、公示前の検索数を用いて得票数を推定する。11月20日~12月1日までのデータを用いた。投票率が得票数に大きく影響することを受け、投票率が50%台前半と60%前後の2パターンで予測した。まずは比例区の予測結果だ。比例区の定数は180議席。投票率が50%台前半の場合、自民54、公明39、民主37、共産23、維新18、その他9、60%前後の場合、自民50、公明38、民主40、共産25、維新14、その他13という結果となった。どちらの投票率でも、公明、民主、共産が議席数を増加する一方で、自民と維新は議席を減らした。公明党の躍進により、与党の議席数は解散前よりも増やした。続いて小選挙区の予測結果を見てみよう。小選挙区の議席は全295。投票率が50%前半の場合、自民246、公明9、民主32、維新2、その他6、60%前後の場合、自民261、公明9、民主21、維新0、その他4となった。全国的に自民が圧勝して多くの議席を獲得する。ただし、投票率が下がるにつれ、北海道、北陸、信越、東海などで議席を減らし、民主が議席を伸ばすことがわかった。比例区と小選挙区の合計は、50%台前半の場合は自民300、公明48、民主69、共産23、維新20、その他15、60%の場合は自民311、公明47、民主61、共産25、維新14、その他17となった。自民党は、どちらの結果でも単独で300議席に乗り、公明を含めた与党の合計は少なくても348議席と、解散前より与党の割合が増すようだ。野党では、民主党が議席数を伸ばし、共産党も解散前の2倍以上の議席を獲得した一方で、維新は半分近くまで議席を減らす予測となった。なお、ヤフーは最新データを用いた最終予測を追加で公開するとしている(日時は未定)。
2014年12月06日IDC Japanは12月3日、国内データセンターの電力消費の予測を発表した。これによると2013年から2018年にかけての5年間で年間消費電力量は減少するが、事業者データセンターでは消費電力量が増加する見込み。同社によると、2013年の国内データセンターにおける年間消費電力量は、122億5,000万キロワット時で、2013年に国内大手電力会社10社が販売した年間総電力量の約1.4%に相当するという。2018年の年間消費電力量の予測値は117億キロワット時で、2013年から年間平均変化率マイナス0.9%で減少すると予測されている。減少の要因としては、データセンター内に設置されるサーバ台数が減少すること、サーバ自体の省電力性能が向上することが挙げられている。クラウドサービスやシステムアウトソーシングの拠点となる「事業者データセンター」の年間消費電力量は2013年から2018年にかけて増加する見込みである一方、企業内データセンターでは減少傾向となると、同社では見ている。その理由として、クラウドサービスとアウトソーシングの利用が拡大しており、企業のサーバが企業内データセンターから事業者データセンターへ移設される傾向が強まっていることが指摘されている。なお、国内では電気料金は値上がり傾向にあるため、今回の調査で明らかになった消費電力量の減少率(年平均0.9%)を考慮しても、データセンターで消費する電力のコストは増加する可能性が高いという。ITサービス リサーチマネージャーの伊藤未明氏は、「「IT機器の省電力性能の向上のほか、データセンター内のレイアウトや運用方法を工夫することで、さらなる省電力が可能。今後は、データセンターの省電力コンサルティングや運用管理手法の革新が重要になる」とコメントしている。
2014年12月03日近年、ビジネス業界で「予測分析」というワードが注目を集めている。これは、施策投入のテスト結果から将来を予測し、効果的に意思決定へと結び付けるもの。12月9日(火)に開催されるイベント「マイナビニュース フォーラム 2014 Winter for データ活用」では、予測分析の概要や現状などについて、クラウドベースの予測分析ソフトウェア「Test&Learn」を提供する、アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ シニアバイスプレジデントの及川直彦氏が登壇する。本稿では、このイベントに先立ちTest&Learnの概要や当日講演される内容のポイントを絞って紹介する。○企業の意思決定に幅広く活用できる「予測分析」企業では売上の向上を図るべくさまざまな施策を投入するが、その効果を見極める上で重要な役割を果たすのが「予測分析」だ。この予測分析とは、意思決定時に施策の効果を高い統計的な信頼度で見極めることである。「テスト店舗で売上の向上効果が見られた際、偶然ではなく統計的に確度の高い"統計的有意"な状況を示していれば、他店舗にも投入する意義が出てきます。これはロイヤリティプログラムなどのマーケティング分野だけでなく、店舗における商品の陳列方法から改装サイクルをはじめとした設備投資関連、経験年数によるオペレーションの影響、法人営業のトレーニング効果検証など、企業の意思決定に関わるさまざまな部分で活用できます」と、及川氏は予測分析について語る。予測分析は従来、データサイエンティストなどが分析を行っていたが、複雑に絡み合う要因から人間が施策の効果だけを抽出するのには限界がある。店舗の売上は短期・長期のサイクルで常に変動しているため、施策の投入で売上が向上しても、実は偶然だったというケースは多いものだ。施策の効果とは関係がない外部的要因(ノイズ)の影響により、予測分析の結論が真逆になってしまうことすらある。こうした背景から生まれたのが、施策を実施するテスト店舗と、指標となるコントロール店舗の財務パターンを比較する方法だ。ここで重要なのは、テスト店舗の財務パターンに極めて近いコントロール店舗を選出すること。しかしこの方法でも、人間が地域や売上から似ているコントロール店舗を選んでいたのではノイズの影響が色濃く残ってしまう。さらに及川氏は「人間には見えない要因が多い中で、偶然一致した補正をできたように見えたとしても、それはテストデータに適合できない"モデルの過学習"という現象にすぎないことも多いのです」と語る。○高速かつ高精度なパターンマッチングを実現する「Test&Learn」アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズが提供する「Test&Learn」は、こうしたノイズや過学習の問題を解消しながら、施策投入のテスト結果を効果的に意思決定へと結び付けるもの。世界26ヶ国でのワールドワイドな実績を誇り、米国では小売業界大手100社のうち42社、外食業界大手25社のうち10社が導入している。Test&Learnではまず、テスト店舗と過去52週間分の売上パターンが似ている店舗をパターンマッチングにより高い精度で抽出する。抽出した複数店舗でテスト群とコントロール群を形成すれば、たとえ数店舗にイレギュラーな要素が発生しても平均ではノイズが入らない結果が得られるわけだ。Test&Learnは、こうした仕組みをソフトウェア化することで高精度なパターンマッチングを実現。高速なビッグデータ分析により、従来と比べて一定期間内でのテスト回数を増やしたり、より詳細なテストを実施したりと、企業の意思決定に大きく貢献してくれる。「施策投入の見極めにおいては、条件が異なる回帰分析を行っても信頼性は高まりません。そこで、さまざまなビジネスアイデアを実際に試してみようというのが弊社のソリューションです」と及川氏。近年注目を集めるビッグデータは新しいビジネスアイデアの創出に大きな役割を果たすが、仮説が増えすぎると逆に絞込みが難しくなる。Test&Learnは、これを見極めるためにビッグデータを使うという新たなアプローチを採用したわけだ。予測分析およびTest&Learnの詳細については、及川氏が登壇するイベント「マイナビニュース フォーラム 2014 Winter for データ活用」(開催日: 2014年12月9日(火) / 会場: UDXギャラリーネクスト(秋葉原) / 開場: 9:30)にて語られる予定。さらには、ユーザーに身近な大手ファストフードチェーン店やコンビニエンスストアなど、多数の導入事例も紹介される予定だ。施策投入の効果測定や予測分析に興味がある企業の担当者は、ぜひ会場に足をお運びいただきたい。
2014年11月26日IDC Japanは11月18日、2013年から2020年の世界IoT(Internet of Things)市場予測を発表した。これによると、世界IoT市場は、2013年の1兆3千億ドルから、2020年には3兆400億ドルに拡大し、2013年から2020年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は13%になると予測している。IDCではIoTを「IP接続による通信を、人の介在なしにローカルまたはグローバルに行うことができる識別可能なインテリジェントシステム/エッジデバイスからなる、ネットワークを束ねるネットワーク」と定義。IoT市場のエコシステムの構成要素には、インテリジェントシステム/エッジデバイス、コネクティビティ、プラットフォーム、アナリティクス、アプリケーションがあり、さらに、それらに付随する専門サービス、セキュリティサービスも含まれる。なお、上記の「インテリジェントシステム」についてIDCでは、「高度なオペレーティングシステムを有し、自動的にインターネットに接続され、ネイティブアプリケーション/クラウドアプリケーションを実行し、センサーなどが収集した情報を分析する機能を持つ安全に管理された電子システム」としている。数百億台の接続デバイスを通じて数兆ドルもの収益をもたらすと予測されるIoT市場に対し、さまざまな事業者が取り組みを活発化していることから、IoTは既に単なるバズワードではなくベンダーの将来的な成長を支える上での重要な実ビジネスになりつつあるという。今後も顧客ニーズを満たすべく、この新しい市場機会に焦点を合わせてさまざまな戦略がベンダーによって打ち出されると見込まれる。米IDC バーノン・ターナー氏は「注力するビジネスの規模や種類に関わらず、世界中のあらゆるベンダーがIoTのもたらす市場機会に注目している。成熟度の観点からは未だ初期段階ではあるものの、IoTは政府、消費者、エンタープライズ分野における、またとないビジネスチャンスとなるであろう」と述べている。また、調査から「IoT市場において、一連のベンダー、サービスプロバイダー、システムインテグレーターが成功を収めるには、共存し、製品やソリューションを統合」する必要があることや「IoT向けインテリジェントシステム/エッジデバイスの接続数は2020年に約300億台に達する」こと、「新興ベンダーはIoT市場に攻勢をかけるべく、戦略的に事業を切り出すことで取り組みを加速させており、それによって大手ベンダーのイノベーションが創出される」点が明らかになったとしている。
2014年11月19日情報通信研究機構(NICT)は11月11日、他者の動作を予測することと、自分の動作を行うことには共通した脳内プロセスが関与していると発表した。同成果は、NICTの脳情報通信融合研究センターと、フランス国立科学研究センターの共同研究によるもので、11月11日付け(現地時間)の国際科学誌「Scientific Reports」に掲載された。脳がどのようにして他者の動作を理解し、予測しているかについては、今まで、ほとんど解明されておらず、「他者の動作を予測する場合には、自分が同じ動作を行う場合と同じ共通した脳内プロセスが使われる」とする仮説が有力視されるに留まっていた。同研究グループはこの仮説を検証するために、ダーツのエキスパートに対し、エキスパートが素人のダーツ結果を予測する予測課題とエキスパートがダーツボードの中心を狙ってダーツを投げる運動課題を実施。エキスパートの(素人のダーツ動作に対する)予測能力が変化する場合(実験1)と変化しない場合(実験2)で、エキスパート自身のダーツパフォーマンスにどのような影響が出るかを調べたという。その結果、予測課題では、エキスパートは、最初は、正確に予測することはできなかったが、徐々に、素人の動作を観察するだけで、ダーツの命中場所を予測できるようになった。これは、予測課題の学習を通じて、他者動作の予測に関わるエキスパートの脳内プロセスに変化が生じたことを意味する。もし、この脳内プロセスが、自分が運動を行う場合にも関与していれば、このエキスパートの運動にもその影響が現れると考えられる。実際に、この予測課題の前後にエキスパートに運動課題を行ってもらうと、予測能力向上後は、予測能力向上前に比べて、エキスパートのダーツパフォーマンスが悪化するという結果が得られた。一方、実験2では、エキスパートの予測能力はほとんど向上せず、この予測課題の前後におけるダーツパフォーマンスにも変化は見られなかった。このように、他者動作の予測能力の変化が、因果的に自己の運動能力に対して影響を与えるということは、他者動作の予測と自己動作の生成の基盤となる共通した脳内過程の存在を反映していると考えられる。同研究チームは「今後、他者動作に対する予測能力を改善させることによって自分の運動を改善させる、あるいはその逆の改善的変化を誘導するような、他者動作の予測と自己運動の間の相互作用を生かしたリハビリテーション法や認知・運動トレーニング法の開発を目指してく」とコメントしている。
2014年11月12日Trend Microは11月10日、「潜在する脅威の顕在化-2015年以降の脅威を予測|トレンドマイクロ セキュリティ ブログ (ウイルス解析担当者による Trend Micro Security Blog)」において、2015年以降に登場するであろうセキュリティ脅威の予測について伝えた。同社は2015年以降に登場すると思われる脅威として、以下を列挙している。ダークネットや会員制フォーラムにおける取引の増加ハッキングツールや攻撃の進化や拡大モバイル端末における不正アプリ感染の増加標的型サイバー攻撃の多様化新しいモバイル決済システムに関する新しい脅威の登場OSSのバグ脆弱性への攻撃の増加IoE/IoTにおけるデータの危険性インターネットバンキングなどの脅威の深刻化同社は2015年以降の予測に加え、2014年における動向として日本国内でインターネットバンキングユーザーを対象としたサイバー犯罪が定着したことも指摘。サイバー攻撃や内部犯による脅威がとどまるところを知らないと説明している。2014年はOpenSSLの脆弱性(通称:Heartbleed)やbashの脆弱性(通称:Shellshock)ほか、POS端末を狙った脅威が猛威を振るうなど、多方面にわたって深刻な脆弱性の報告が続いた。こうした脆弱性は現在も悪用されており、今後も継続して情報収集やモニタリング、アップデートなどを実施していくことが推奨される。
2014年11月12日IDC Japanは10日、国内ソーシャルマーケティング関連ソフトウェア市場をについて、2013年の市場の推定と2014年~2018年の市場予測を発表した。それによると、2013年の市場規模推定は320億7,800万円、また同市場は2018年には588億4,500万円になると予測されている。同社では、「データ活用型マーケティング(Data Driven Marketing)」に必要なテクノロジーの中から、ソーシャルマーケティングに関連したテクノロジーを抽出し、「ソーシャルマーケティング関連ソフトウェア市場」として定義。これをさらにフロントエンドアプリケーションソフトウェア」「バックエンドアプリケーションソフトウェア」「バックエンドミドルウェア」「インフラストラクチャソフトウェア」および「分析ソフトウェア」の5市場に再分類して分析を行った。これらのテクノロジーを利用する企業については、今年6月に行われた「マーケティングITに関する企業ユーザー調査」から、企業のマーケティングIT予算額/予算支出元/要求機能などの主要なマーケティングIT市場要素は、ユーザー企業の従業員規模と強く相関していることが分かっている。また一方で、マーケティングITとERM(Enterprise Relationship Management)/SCM(Supply Chain Management)/コンテンツアプリケーションなどの企業バックエンドシステムとの連携が取られている企業は少数であることが判明している。この結果と同社の持つ国内ソフトウェア市場に関するリソースを基に、同社では2013年の国内ソーシャルマーケティング関連ソフトウェア市場規模は、320億7,800万円であったと推定。2014年以降はECの刷新やデジタルマーケティング需要の増加、企業バックエンドシステム連携の増加などが見込まれることから、2018年には588億4,500万円に成長すると予測している。同社ソフトウェア&セキュリティ グループマネージャーの眞鍋敬は、ベンダーおよびシステムインテグレーターに対し「顧客バリューチェーン強化策としてのソーシャルマーケティング訴求を行うべきである」と指摘している。今回の調査については、同社発行のレポート「2014年 国内ソーシャルマーケティング関連ソフトウェア市場展望:第3のプラットフォームが革新するマーケティング/アナリティクス」に詳細が報告されている。
2014年09月11日前回は「渋滞予報士」をご紹介しましたが、では、渋滞ってどのように予測するのでしょうか?渋滞予報士などが予測する渋滞予測は、過去3年程度の渋滞データを図に表し、過去にどのような箇所、時間帯で渋滞が発生しているのかを確認して実施されています。過去3年間の渋滞を時間、距離のグラフに記入3年間の渋滞を重ね合わせる3年間の渋滞を含む領域が、今年の渋滞予測となる過去のデータから導く方法のほかに、新しい高速道路の開通や料金割引制度の変更などがある場合は、想定される交通量を算出します。道路の交通容量(渋滞せずに通れるクルマの台数)と比較し、オーバーした分を渋滞長に換算することで渋滞予測を実施します。また、高速道路周辺に新しくできた幹線道路や大規模な商業施設の状況、イベントの開催予定など、さまざまな情報を加味したうえで、渋滞予測に反映させています。高速道路の渋滞予測は、ドラとらの渋滞予測カレンダーに随時更新されるので、出かける際はチェックしておくと、混雑ピークを避けて快適なドライブが楽しめるはずです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日トルコリラは、欧州債務問題や世界景気に対する懸念などを背景とした投資家のリスク回避の動きに加え、経常赤字の改善を狙ったトルコ中央銀行(以下、中銀)のリラ安容認姿勢などが嫌気され、昨年以降、下落基調を強めていました。しかしながら、今年に入ると、欧州債務問題の落ち着きや米国などでの好調な経済指標の発表など、世界的なマクロ環境の改善を受け、リラは上昇に転じました。さらに、リラ安に伴なう輸入物価の上昇や国内景気の底堅さを受けたインフレ圧力の高まりを背景に、中銀が金融引き締め強化の姿勢を示したこともリラを下支えする要因となったことから、今後のリラの動きを予想する上では、同国の経済状況に加え、中銀の政策や発言が重要な要素になると考えられます。今月21日、中銀総裁が、足元で前年比+10%程度に高止まっているインフレ率を、「中期的なターゲットである5%に抑制するまで金融引き締め策を維持する」と発言したほか、翌日22日には、中銀が、2012年末時点のインフレ見通しを若干上方修正しました。こうしたなか、27日に開催された金融政策決定会合では、政策金利を据え置いたものの、今後の方針について、「影響を慎重に観察しつつ、追加金融引き締めを行なう可能性がある」とし、インフレ抑制に対する強い姿勢を表明しました。市場では中銀の引き締め策の強化が、リラ上昇の要因として注目されていることから、中銀によるこうした姿勢は、リラ相場の下支えとして機能していくと考えられます。なお、中銀では、世界的に景気見通しが好転の兆しをみせるなか、同国経済の弱点といわれる経常収支の赤字は輸出の安定的な増加などにより、徐々に減少していくとみています。輸入額が輸出額を大幅に上回る輸入超過が続くトルコでは、リラが大きく上昇すれば、経常赤字の拡大要因となることには注意が必要ですが、同国政府が輸出の拡大に取り組んでいることなどを踏まえると、中銀が想定している通り、経常赤字は政府の削減目標に沿って緩やかに縮小していくとみられます。(※グラフ・データは過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2012年3月30日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日シンクタンクが今後の10年を予測第一生命は14日、自社のシンクタンクである株式会社第一生命経済研究所がまとめたレポート「日本経済の10年予測~民間主導の着実な成長を目指して~」を公表した。レポートによる今後の経済成長の見通しは下記の通り。2011―2015 年度予測 実質+1.2%(名目+1.6%)2016―2020 年度予測 実質+1.6%(名目+1.9%)(予測値はメインシナリオ)※画像はイメージ成長戦略は奏功するか同研究所はレポートの要旨として複数の点を挙げ、説明する。1つ目は現在の日本経済の停滞に関するもので、デフレや少子化、国の借金をその具体例とし、内需主導ではなく、輸出拡大など外需主導に切り替えようとする政権の姿勢を評価。ただし財政難や円高が足枷となる危険も指摘する。2つ目は政府の成長戦略に関するもので、法人税率の引き下げや成長分野の育成などが効果的に実施されれば、長期的な成長率の押し上げに成功する余地はあるものの、消費税増税をはじめとする財政再建とのタイミングが非常に難しいとした。3つ目は同研究所が予測するメインシナリオでは、成長戦略が目標に達しないことを想定。経済の成長率も目覚ましいものとなることは想定できず、基礎的財政収支の黒字化も2020年度の達成は困難とする。レポートは、全体として厳しい見通しが示されたものとなったが、同研究所は下記の点を強調した。デフレ脱却・財政再建の機運を絶やさず、これを本格的な経済成長につなげていくことが何よりも重要である。
2010年12月17日今回は、直前に迫ったアカデミー賞を待ちきれない思いで、大胆に予測してみることにしました。と言っても、予測するのは賞のゆくえではなく、女優たちのファッション。とはいえ、「なーんだ」と侮ることは出来ません。受賞は逃しても、各ファッション誌、エンタメ関連誌が、授賞式後にこぞって行うファッションレビューページで、ベストドレッサー=女王として君臨することは可能です。誰だって、「スクリーンで観るよりリアルの方が美しい」と思われたいはず。酷評されるなんてもってのほか。今頃、かなり躍起になっているのではないでしょうか。本レースに関しては、既に行ってしまった演技への評価ですからいまから努力することは不可能ですが、授賞式当日にどれほど多くの人々を魅了できるかはこれからの努力にかかっています。きっと、前回のコラムでご紹介した根来先生のいるハーバードに駆け込む人も多いのではないでしょうか。さて、熾烈にして華麗な闘いがすでに始まっている“もうひとつのアカデミー賞レース”。今年は誰がどのように輝き、どのように酷評(!)されてしまうのでしょうか。個人的に注目しているのは、『NINEナイン』で助演女優賞にノミネートされたペネロペ・クルス。いつも、フォーマルな席ではエレガントで、ヨーロッパ女性らしい正統派スタイル。スクリーンとはひと味違った女ヂカラを漂わせていますが、先に開催されたゴールデン・グローブ賞授賞式では、珍しくヘアを下ろし、自慢の小麦色の肌が映えるアルマーニのブラック・ドレス姿。キメすぎずリラクシング、でもとびきりゴージャスというムードが、多くの出席者の中でも彼女をひときわ目立たせる結果となりました。髪をアップにしていた例年よりもぐんとグラマラスで、かなりファムファタールっぽいテイストだったのは、ノミネートされた役柄(=とびぬけてセクシーな誘惑者)のイメージに合わせたから?アカデミー賞でも、その方向性でナチュラルな色香をむんむんに漂わせる気配ありです。また、作品、演技ともにすこぶる評判の高い『17歳の肖像』のキャリー・マリガン(主演女優賞ノミネート)は、オードリー・ヘプバーンの再来と言われている若手の注目株。これまで、24歳という年齢に合った初々しい肩出しドレスを手堅く選んでいる彼女。アカデミー賞では、ショートヘア&コケティッシュな雰囲気を生かし、さらにはオードリーの再来という評判を意識して、ヘプバーン風のファッションで決めてくるのではというのが私の予想。『ローマの休日』のアン王女風か、もしくは『麗しのサブリナ』でサブリナが着ていたジバンシィの白いカクテルドレス風か。どんなドレスを選んでくるか楽しみです。このほか、プライベートのファッションにも定評のあるマギー・ギレンホール(『Crazy Heart』助演女優賞ノミネート)も、業界人から一目置かれるそのセンスをどこまで発揮するかが見もの。誰がどんなドレスを着るにしろ、こちらの楽しみのためにも、あまり無難にまとめてほしくはないものですね。決戦の日は、3月7日(現地時間)です。(text:June Makiguchi)© AP/AFLO© A.M.P.A.S.特集:2010アカデミー賞■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]© Omelette/AMPASNINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.17歳の肖像 2010年4月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開■関連記事:ザックにマイリー、『トワイライト』コンビも!アカデミー賞プレゼンター追加発表本家オスカーを控え激戦、混戦!英国アカデミー賞で『ハート・ロッカー』6冠【ハリウッドより愛をこめて】アカデミー賞の壮大博物館計画が再始動?お味はどれが一番?アカデミー賞ノミネート作品にちなんだメニューの数々を公開早くもブルーレイ&DVD発売決定!『カールじいさん』予告編&特別映像到着
2010年02月24日