マツダ新型「ロードスター」(海外名「MX-5」)が、ワールド・カー・アワーズ主催「2016年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。特別賞のひとつ「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」も同時に受賞し、史上初のダブル受賞となった。「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」は2004年、世界各国の自動車ジャーナリストによって創設された自動車賞。ワールド・カー・アワーズ(WCA)が主催し、世界各国で1年間に発売された新型モデルの中から、世界23カ国・73名の自動車ジャーナリストの投票で選出される。マツダは2008年の「デミオ」(海外名「Mazda2」)以来、2度目の受賞となる。新型「ロードスター」はWCAが主催する特別賞のひとつ「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」も受賞。この賞を日本車が受賞するのは初めて。1車種によるダブル受賞も、同賞創設以来、初めてとなる。マツダ「ロードスター」は、アウディ「A4 セダン / アバント」、メルセデス・ベンツ「GLC」とともに「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」の最終候補の3車種に選ばれ、現地時間3月24日、ニューヨーク国際自動車ショーにて最終結果が発表された。なお、「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」においては、ジャガー「XE」、マツダ「CX-3」とともにファイナリスト3車種に選ばれていた。「ロードスター」はこれまでに「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」「2016年UKカー・オブ・ザ・イヤー」など、30を超える賞を受賞している。米国で開催中のニューヨーク国際自動車ショーでは、リトラクタブルハードトップモデルの新型「ロードスター RF」が世界初公開されている。
2016年03月25日山形県・鶴岡市の鶴岡アートフォーラムは、エネルギー産業などを担うようになった「次世代農業」を体験する「Agricultural Revolution 3.0(邦訳:農業革命3.0) 展覧会」を実施している。会期は3月29日まで(3月28日は休館)。開館時間は10:00~18:30。入場無料。同展は、食料生産産業であった農業が、スマートアグリとバイオテクノロジー産業の導入によって、エネルギー産業や製造産業といった多様な産業分野も担うようになる「次世代農業」を体験する試み。同展のタイトルにある「Agricultural Revolution 3.0(邦訳:農業革命3.0) 」とは、人類が古来から持つ"食料生産産業としての農業"という考え方が、"食料生産産業のみならず、エネルギー産業や製造産業なども担う農業"という考え方に変化することを示しているという。会場となっている山形県・鶴岡市は、古くから農業を基幹産業にし、2014年12月にユネスコから日本で唯一「食文化創造都市」の認定を受けており、最先端のスマートアグリとバイオテクノロジーの技術を集めて再現した「次世代型農業」が体験できるということだ。また、同市では、地方都市の衰退を改善する都市モデルの先駆けとなるべく、次世代農業の先端的な開発や事業を展開しているバイオテクノロジー産業を中心とした企業を同市に招聘しているという。近年では、同市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所から、世界で初めて構造タンパク質素材の量産化を成功させたSpiber株式会社が誕生している。会場は、アーティストと様々な協力者とのリサーチに基づいて構成された、まるで映画の舞台のような空間になっており、スマートアグリカルチャーとバイオテクノロジーが生活の中で繋がり循環する未来の情景が広がるインスタレーションとなっている。また、同展のグラフィックデザインはKIGIの植原亮輔氏が担当しており、同展ポスターなどを手がけている。また、関連企画として、インスタレーション会場内にてカンファレンスが実施される。開催日時は3月27日11:00~16:00。農業、建築、バイオテクノロジーなど多種多様な分野のゲストを招き、それぞれの分野の視点から考える理想の農業の未来について、プレゼンテーションや対談型のトークショーが行われる。カンファレンスゲストの中には、鶴岡市で実際に専業農家を営む農家の方も含まれているということだ。カンファレンスの詳細は、同展Webサイトにて。
2016年03月23日アジレント・テクノロジー(アジレント)はこのほど、米Lasergenに対し8000万ドルの投資を行うと発表した。Lasergenは次世代シーケンシング技術を有する新興バイオテクノロジー企業で、テキサス州ヒューストンンに本社を置く。アジレントは今回の投資により、Lasergenの株式のうち48%を取得することになる。また、2018年3月2日までに、追加で1億5000万ドルを投資し、残りの株式を取得するオプションも有している。両社は今後Lasergenのシーケンシングケミストリーである「Lightning Terminators」をベースに、臨床アプリケーション向けの次世代シーケンシングソリューションワークフローを開発していく。Lighting Terminatorsは、現在商用化されているほかの技術と比較して、ゲノムシーケンシングを高速化、高精度化、低価格化できる可能性があると考えられている。
2016年03月14日富士重工業(スバル)は3月7日、開発中の次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」の概要を公開した。同プラットフォームは同社が中期経営ビジョンで掲げている"スバルブランドを磨く6つの取組み"の一環として開発されているもので、「水平対向エンジン」「シンメトリカルAWD」「アイサイト」と並び同社の次世代車を構成する基盤技術とされる。同社は、「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を2025年までを見据えた次世代プラットフォームとして位置づけており、直進安定性や快適性、乗り心地、安全性能を追求することで"スバル史上最高レベルの総合性能進化"を実現していくとしている。また、全車種を1つの設計構想で開発していくことで、商品力の向上や開発・生産の効率化を図る。さらに、ハイブリッドや電気自動車などさまざまなパワーユニットにも同プラットフォームで対応する。「SUBARU GLOBAL PLATFORM」は2016年に投入する次期インプレッサを皮切りに、同社が今後独自開発する全ての車種に採用される予定だ。
2016年03月07日シスコシステムズは2月26日、脅威からの防御に重点を置いた次世代ファイアウォール「Cisco Firepower Next Generation」を発表した。同製品は、同社として初めての統合型次世代ファイアウォールとなる。同社によると、従来の次世代ファイアウォールは、アプリケーションの有効化と制御に重点を置いているが、この場合、広範な脅威から保護する能力が制限されるという。そのため、同社は、アプリケーションの先に進んで既知と未知両方の脅威を特定して停止することで、エンドポイントからネットワーク、さらにはクラウドまでの保護をユーザーが簡単に管理し、動的に更新できるようにする。具体的には、新製品では、ユーザーによるアプリケーションへの接続方法に関するコンテキスト情報を脅威のインテリジェンスとポリシー適用に関連付け、脅威の検出と対応を迅速化し、保護を強化する。また、新製品では、同社のステートフルなファイアウォールテクノロジーと脅威サービスを単一ソリューションに統合。脅威サービスには、次世代侵入防止システム、高度なマルウェア保護、レピュテーションベースのURLフィルタリングが含まれるあわせて、中規模から大規模向け企業/組織の高パフォーマンス アプリケーションを対象としたCisco Firepower 4100シリーズ アプライアンス、セキュリティ ソリューションを単一の中枢部に統合するFirepower Management Centerも発表された。4100シリーズは、1ラックユニット スペースで40GbEのネットワーク接続に対応した最初の製品となる。4100シリーズは、4110、40Gbpsの4120、4140の3つのモデルが用意されており、それぞれファイアウォール、ファイアウォールとアンチウイルス、ファイアウォールとアンチウイルスとNGIPSの最大スループットが異なる。Cisco Firepower Management Centerは、Firepower NGFWの中枢部として機能し、他社のセキュリティやネットワーク ソリューションとのインテリジェンスの共有、コンテキスト認識の共有、一貫的なポリシー適用を実現する。加えて、Cisco Firepower Management Centerには、補完的なサードパーティ製ソリューションも統合される。最初に統合されるのは¥、DDoS(分散サービス拒否)向けのRadwareだ。Management Centerは多機能で総合的な管理を提供し、情報とインサイトを単一コンソールに配信する。
2016年02月29日スウェーデンのEricssonは2月18日(現地時間)、NTTと次世代のクラウドサーバに関する技術協力を開始したと発表した。この合意において、EricssonはNTTとハードウェア分離技術と管理・制御技術によるシステム運用やアプリケーションソフトウェア開発の効率の改善、特に新サービスの市場投入期間削減への効果について検討し、ハードウェア利用率や効率性、運用ならびにアプリケーションソフトウェア開発の簡易性などの向上を目指す。今回の技術協力を通じて、Intel Rack Scale Architectureに基づいたEricssonのHyperscale Datacenter System 8000の能力と機能の検証ならびにデモンストレーションを実施。また、Ericsson Cloud ManagerおよびEricsson Cloud Execution Environmentソリューションもその上に配備する。ハードウェア分離に関する検討の一部は2015年に開始しており、2016年にはHyperscale Datacenter System 8000を用いたコンセプト実証について検討を進める予定だ。今後、ユースケースや要件、ソリューションのコンセプトおよび将来に向けたより先進的なハードウェア分離のための発展的技術の検討へと対象を拡大していく方針だ。
2016年02月23日米Qualcommは11日(現地時間)、次世代ウェアラブルデバイス用SoC「Snapdragon Wear 2100」を発表した。次世代ウェアラブルデバイスでの利用を想定した新しいSoC(System-on-Chip)。次世代ウェアラブルデバイスにおける、常時接続や低消費電力での長時間使用といった重要な特徴をサポートするという。主にスマートフォンで採用されている現行SoC「Snapdragon 400」シリーズから約30%小型化しており、より自由な製品デザインが可能。また、消費電力もSnapdragon 400シリーズから25%低減し、バッテリ駆動時間も長くなるとする。通信はBluetoothとWi-Fiの両方を搭載するほか、4G/LTEと3Gにも対応。NFCもサポートする。主な仕様は、下記の通り。CPU:ARM Cortex A7GPU:Qualcomm Adreno 304(OpenGL ES 3.0)ディスプレイ出力:最大640×480ドット(60fps)モデム:Snapdragon X5 LTEWi-Fi:IEEE802.11n(2.4GHz)ストレージ:eMMC 4.5対応メモリ:LPDDR3 400MHz対応Bluetooth:Bluetooth 4.1充電:Quick Charge 2.0対応同社は、次世代ウェアラブルデバイス用プラットフォーム「Snapdragon Wear」も同時発表した。Snapdragon Wear 2100搭載デバイスは現在開発が進められており、一般販売は2016年後半が見込まれている。
2016年02月12日NECは、JALグループのIT中核会社であるJALインフォテックから、SDNを活用した次世代オフィスLANを受注したと発表した。受注したネットワークは、JALインフォテックの本社ビルや外部データセンターに導入されるもので、5月の稼働を予定しているという。JALインフォテックは、既存のネットワーク機器を活かしつつNECのSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」やSDN Ready製品「UNIVERGE QXシリーズ」を部分的に導入することで、コストの最適化を図ると共に、SDNの特長を活かし、仮想ネットワークによるセキュリティや通信品質の確保、GUI画面による容易なネットワークの設計・設定、テレビ会議などの利用拡大によるデータ量の増大に応じた迅速かつ柔軟なネットワークの拡張などを実現するという。具体的には、ネットワークを仮想化し、一つの物理ネットワーク上に基幹業務用途やシステム開発用途など複数のネットワークを論理的に構成することで、相互に影響を与えず、セキュリティや通信品質の確保を実現することや、ネットワーク全体の集中制御により通信経路の柔軟な変更を実現するという。また、GUI画面を活用し、高度な専門知識なしに直観的な操作でネットワークの設計・設定を行うことや、ネットワーク機器の増設の際、各機器に対する設定変更を一元的に実施することを可能にする。
2016年02月08日AMDは、2016年半ばに市場投入を計画中の次世代アーキテクチャGPU"Polaris"(ポラリス:北極星)で巻き返しを図る。同アーキテクチャは、FinFET(3D構造の半導体プロセス)に最適化するとともに、シングルスレッド性能を高めるなどして、大幅に消費電力あたりのパフォーマンスを向上させるべく開発された。AMDは、2015年9月9日に、より独立性を持った企業内グループとして、GPU部門を「Radeon Technologies Group」(RTG)として立ち上げたが、その製品戦略などを、さる12月3日に米カリフォルニア州ソノマ市において記者向けに説明した。Polarisこと北極星は、太古から航行などの道標としても知られるとおり、AMDにとって次世代アーキテクチャ"Polaris"は、その名が示す通り、同社製GPUの方向性を示す画期的な進化を目指す。その最大の特徴は、省電力性能の向上だ。RTGを率いるRaja Koudri氏(Senior Vice President and Chief Architect, Radeon Technologies Group)は、Global Foundriesの14nm FinFETプロセスで製造された最初のPolarisアーキテクチャチップを披露し、競合製品とのパフォーマンス比較を公開した。その様子は、YouTubeでも公開されているが、Intel Core i7-4790Kをベースとしたシステムにおいて、STAR WARS BATTLE FRONTを動作させるPolaris GPUと、GeForce GTX 950の比較デモを実施。Polarisベースのシステムが90W弱のシステム消費電力で1080p/60fpsのミディアムセッティングを動作させられるのに対し、GeForce GTX 950では150W前後を必要とするとして、Polarisの省電力性をアピールした。このデモに使用したPolarisのベータチップは、12月3日の記者説明会で公開されたが、撮影は許されなかった。ただし、Kudori氏が「最初のPolarisチップは、モバイル向けに設計されたものであり、デスクトップ向けにもメインストリーム製品として展開することを計画している」と説明するとおり、かなり小さなチップに仕上がっていた。その一方で、メモリについては「メインストリーム製品は、GDDR5を継続して利用していく」というとおり、HBM(High Bandwidth Memory)は採用されていない。その一方で、「今後、複数のGPUを展開していく」(Kudori氏)として、HBMを採用するPolarisアーキテクチャGPUの存在についても開発を進めていることを示唆した。Polarisのベースとなるのは、大幅にアーキテクチャを刷新した第4世代のGCN(Graphics Core Next)だ。AMDでGPUのアーキテクチャ開発を指揮するMike Mantor氏(Corporate Fellow、Graphics Architecture)は、この第4世代GCNアーキテクチャにおいて「命令キャッシュサイズを増やすことで、シングルスレッドパフォーマンスを向上させた。また、コントロールフローなどにも手を入れ、省電力でもすぐれたパフォーマンスを発揮できるようにしてた」と説明する。Kudori氏は、現時点ではアーキテクチャの詳細は明かせないとしながらも、第4世代GCN CU(Compute Unit:グラフィックスコアそのもの)コマンド・プロセッサジオメトリ・プロセッサマルチメディアコアL2キャッシュメモリコントローラディスプレイエンジンに手を加えたことを明らかにしており、VR世代の3Dコンテンツで必要とされるジオメトリ演算性能の向上や、メモリコントローラの刷新による新しいメモリ圧縮技術の採用、次世代コンテンツ対応のマルチメディアエンジンやディスプレイエンジンを統合していると言う。このうち、マルチメディアエンジンについては、4K解像度のH.265エンコード/デコード機能を統合しているほか、2016年から本格的に普及が進むとされるHDR(High Dynamic Range)コンテンツのサポートなどが盛り込まれる。また、ディスプレイエンジンについても、4KやHDRコンテンツのサポートを強化すべく、HDMI 2.0aやDisplayPort 1.3への対応が図られる。○HDR対応は次世代ビデオコンテンツからRadeonのHDR(High Dynamic Range)対応については、すでに現地時間の12月8日に明らかにされているが、AMDがHDR対応と呼ぶのは、2016年前半に市場投入されることが期待されている次世代Blu-rayの「Ultra HD Blu-ray」や、AmazonやNETFLIXが年内に開始する予定のHDRビデオのストリーミング配信のことだ。すなわち、HDR対応ビデオエンジンがマルチメディアコアに統合されるとみるのが自然だろう。AMDでHDR機能の開発を担当するKim Meinerth氏(Senior Fellow and System Architect、Radeon Technologies Group)は、「映画館では見えていた暗いシーンが、家庭用ビデオコンテンツでは見えない。これは、映画やビデオコンテンツそのものは、より幅広い階調で撮影されているにもかかわらず、テレビ向けのコンテンツでは、十分なダイナミックレンジを与えられていないのが最大の要因だ」と説明する。そこで、米国のコンテンツ業界では、家庭用コンテンツもRGB各色10bitでエンコードすることで、より自然な映像表現を実現すべく動いているのだという。また、テレビやディスプレイなどの映像機器についても、2016年はHDR対応が加速するものとみられ、年末にはより高輝度なLCDや有機EL製品が登場する見込みだと言う。とはいえ、高価なHDR対応テレビを待つ必要はない。すでにPC用ディスプレイでは、RGB各色10bit出力に対応した製品も数多く存在する。Meinerth氏は、「HDR対応は、1ピクセルあたりの輝度や色情報が豊富になるため、1080pでHDRコンテンツを見ると、4KをRGB各8bitのSDR出力でコンテンツを見たときよりも、よい映像に映るはずだ」と説明する。もともと、現行GPUの多くは、RGB各10bit出力などをサポートしているが、WindowsやMacOSといったOS側がRGB各8bit出力にしか対応していない。Adobe Photoshopなど、一部のアプリケーションでHDR表示を可能とするプラグインが供給されるにとどまっているが、Meinerth氏は「ビデオコンテンツのHDR化が進めば、いずれOS側でも対応せざるをえなくなるはず」とし、2016年はゲームタイトルのHDR対応や、映像関連ソフトのHDR対応も進むとみている。そこでAMDは、Polarisにとどまらず、現行のRadeon 300シリーズGPUについても、トーンマッピングアルゴリズムの改良や、ファームウエアの改良によるHDMI 1.4bへの対応を果たすことで、HDRコンテンツ対応を実現する考えを示す。○ソフトウェアのオープンソース化によりエコシステムの強化を狙うさらに、AMDはドライバを含むGPU関連ソフトウェアのオープンソース化を推進し、ゲームやマルチメディアコンテンツなどが、よりGPUに近い階層で実行できるようにする「OpenGPU」を打ち出した。このGPUOpenのコンセプトは、Mantleによって、DirectX 12や次期OpenCLの“Vulkan”など、GPUをよりダイレクトにコントロールできるAPIが整備されたことを受け、よりGPUを効率的かつ高性能に使えるソフトウェアを、AMDのみならず、ゲームデベロッパやソフトウェアデベロッパの協力を得て、オープンソースコミュニティーで幅広く開発できる体制を作りたいという考えのようだ。AMDは、OpenGPUの第1段階として、TressFXなどのAMD独自技術やライブラリなどを、GitHubを介してオープンソースコミュニティーに提供していく。現時点では、ゲームデベロッパのOpenGPUサポートなどについては明らかにされていないが、将来的には、ゲームエンジン独自の機能の一部がオープンソースとして提供されるようになれば、ゲーム性能や描画品質の向上に繋がるというのが、同社の目論見だ。さらに、OpenGPUでは、Linuxコミュニティに対し、カーネルドライバのオープンソース提供を開始し、GPUコンピューティングや組み込み機器向けに最適化したドライバ開発ができるようにもする。悪く言えば、AMDのソフトウェア開発リソースでは手が届かない部分にも、オープンソースコミュニティを利用して、新たな実装やパフォーマンス向上(最適化)、バグフィックスなどを加速する試みとも見えなくはない。また、GPUアーキテクチャを丸裸にしてしまうかもしれないリスクもある。しかし、Radeon Technologies Groupとして、再出発を図ろうとするAMDのグラフィックスビジネスにかける意気込みが感じられる試みであることは確かだ。
2016年01月06日オリックスは12月21日、米国の次世代大型蓄電池の研究開発・製造を手掛けるベンチャー・UniEnergy Technologies(UET)に対する出資を行ったと発表した。具体的な出資額が明らかにされていないが、UETは今回総額2500万ドルを調達しており、オリックスによる出資はその過半を占めるという。UETは米国エネルギー省パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)で次世代バナジウム電解液を発明した研究者2名が2012年に設立したベンチャー企業。PNNLが保有する次世代バナジウム電解液の特許使用権を長期契約で供与されており、UETが開発した次世代バナジウム電池は、長時間放電が可能、大容量化が容易、寿命が長いという特徴がある。また、電解液のエネルギー密度を大幅に高めることでこれまでの技術では弱点とされていたバナジウム電池の省スペース化に成功している。今後、米国での拡販を図るとともに、将来的には中国や日本での事業展開も視野に入れている。オリックスは、国内での再生可能エネルギーによる発電や電力小売事業などに加えて、海外においても、フィリピンのエネルギー事業会社への出資やアジア開発銀行およびロベコとの投資ファンドの設立など、エネルギー事業の拡大を図っており、今後もエネルギー市場において、投資を促進していくとしている。
2015年12月22日映像コンテンツメーカーや映像機器メーカーが一体となり、次世代のデジタルエンターテイメント市場のさらなる成長を目的に活動を行う業界団体DEGジャパンが12月8日に、東京・スペースFS汐留で『映像コンテンツデジタル配信セミナー2015』を開催した。その他の写真本セミナーは“映像デジタル配信サービス”の普及促進を行うことを目的に開催された。三宅洋一郎氏(株式会社 野村総合研究所 コンサルティング事業本部)は国内の現状について、「モバイルの視聴環境が整備されたことにより、若年層による有料VOD(ビデオオンデマンド)利用者は増加、市場が拡大している」との調査結果を報告。一方で、テレビのネット接続については、環境は整っているものの接続率が未だ1割強と普及率が低いことを挙げ、「サービス以上に利便性が高いという点が広まっていないのではないか」と普及活動を課題に挙げた。土屋隆司氏(ワーナーエンターテイメントジャパン株式会社)は、「米国をみてもEST(ダウンロード動画販売)、VOD(都度課金型動画配信)、SVOD(定額制動画配信)の伸長が推進力となるだろう」とホームエンターテイメント市場の伸びを期待した。パネルディスカッションでは、モデレーターにジャーナリストの西田宗千佳氏を迎え、パネリストには、小西貴明氏(バンダイビジュアル株式会社 執行役員 事業本部 営業部 部長)、吉川広太郎氏(20世紀フォックス ホームエンターテイメント Head of Digital Sales.Japan)、吉村文雄氏(東映株式会社 コンテンツ事業部長代理 企画開発室長)らが参加。dTV(Dビデオ)、hulu、UULA、ビデオパスなどのSVODによる影響について、「映像配信入門として良いが価格については今後の課題」(小西)と挙げた。よく観られている作品について「シリーズが展開されている名作」(小西)、「連続性のあるドラマ」(吉川)、「30分程度の作品や、アクション系」(吉村)と特徴を挙げた。今後のデジタル配信活性化策について、「劇場に行く前にも活用してもらいたい。スピード感を活かし、初の試みとして『機動戦士ガンダムサンダーボルト』を12月25日正午よりEST配信する」(小西)、「啓蒙活動をしていきたい」(吉川)、「パッケージ化されていない作品や、廃盤になってしまった作品をデジタルなら提供できる。オリジナル作品を提供していくことにもチャレンジしたい」(吉村)とそれぞれ語った。取材・文・写真:小杉由布子
2015年12月08日Imagination Technologies(IMG)とPEZY Computingは11月16日、次世代高効率HPCシステムの開発に向けて戦略的な提携を行ったと発表した。今回の提携により、日本を拠点とするプロセッサ開発法人であるPEZYは、IMGの64-bit MIPSプロセッサコア、Warrior CPUを次世代大規模メニーコアプロセッサPEZY-SC2に搭載。スーパーコンピュータ用途だけでなく、高性能を要求する広範囲な応用分野へ適用していくとしている。IMG CEOのHossein Yassaie氏は、「イマジネーションとPEZYは、『超高性能でありながら省電力な製品』開発という強い共通のビジョンを持っています。この目的を達成するためには、シリコンとシステムレベル双方において、革新的な新設計を要求しますが、PEZYの省電力設計における開発力はすでに客観的な形でこれを証明しています。我々は、PEZYと『性能/消費電力/半導体面積』ベストの設計思想を共有し、世界最高の省電力性能を有する次世代スーパーコンピュータ開発を支援してゆくことを約束いたします」とコメントしている。
2015年11月17日Analog Devices(ADI)は、独自のデジタル・アイソレーション技術「iCoupler」をさらに進化させた次世代シリーズを発表した。これにより、iCoupler技術は、16kVpkベーシックで10kVのサージ定格保護、最大5kVrmsの定格電圧に対する耐久性、600Vrmsの動作電圧への対応、そして150Mbpsのスループット、13ns maxの伝搬遅延、100kV/μs CMTIといった伝送性能も併せて提供できるようになった。こうした技術は、高速CMOSモノリシック空芯変圧器技術とオン・オフ変調(OOK:オン・オフ・キーイング)アーキテクチャの組み合せにより実現したとしており、今後も、さまざまなパッケージおよびチャンネル数の製品を追加していく予定としている。
2015年10月30日トヨタ自動車は10月26日、2017年度内に発売を予定している「次世代タクシー」の概要を公表した。同社は、次世代タクシーにより、国内の利用に向けた安心・快適性能を持たせることで、環境負荷低減、超高齢化などの社会変化に対応した、新たな「日本のタクシー」確立を目指す。次世代タクシーには、日本の街の風景を変えることを念頭に、"おもてなしの心"を反映した内外装デザインが採用されている。具体的には、低床化・大開口スライドドアによる優れた乗降性と、車いす乗車を考慮した広い室内空間、さらに街中での取り回しの良さも兼ね備えており、2013年東京モーターショーに出展されたJPN TAXI Conceptと同様の、一目でタクシーとわかる独創的で親しみのあるデザインとなっている。同社は、国土交通省「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定要領」への適合を目指して、次世代タクシーを開発しており、乗客からドライバーまで「みんなにやさしい」タクシー車両を目指すとしている。パワートレーンには、タクシーの走行パターンに適した環境性能と高い経済性を持つLPGハイブリッドシステムを新開発したうえで搭載。さらに、タクシーとしての使用環境を考慮し、長距離の使用に耐える高い耐久性能を目指し、現在開発に取り組んでいる。
2015年10月27日トヨタ自動車は26日、2017年度内に発売を予定している次世代タクシーの概要を公表した。同次世代タクシーは、日本の街の風景を変えることを念頭に、"おもてなしの心"を反映した内外装デザインを採用。日本での使用に向けた安心・快適性能を持たせることで、環境負荷低減や超高齢化などの社会変化に対応した、新たな「日本のタクシー」確立を目指す。具体的には、2013年東京モーターショーに出展した「JPN TAXI Concept」と同様の、一目でタクシーとわかる独創的で親しみのあるデザインを採用。低床化・大開口スライドドアによる優れた乗降性と、車椅子乗車を考慮した広い室内空間、さらに街中での取り回しの良さも兼ね備えた、乗客からドライバーまで「みんなにやさしい」タクシー車両を目指すとしている。またパワートレーンには、タクシーの走行パターンに適した環境性能と高い経済性を持つLPGハイブリッドシステムを新開発し搭載。さらにタクシーとしての使用環境を考慮し、長距離の使用に耐える高い耐久性能を目指し、現在開発に取り組んでいる。販売については、全国のトヨタ店、トヨペット店を通じて販売する予定。また「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)では、同車を映像で紹介する。
2015年10月26日スウェーデンVolvo Cars(ボルボ)は、同社の小型車向けプラットフォーム「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ(CMA)」をベースに、コンパクトカーのラインアップを拡大し、新たなセグメントに参入すると発表した。CMAは2017年に導入される予定で、これにより同社のすべての車種はCMAならびにSUVなどに採用しているプラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ(SPA)」の2種類のモジュラープラットフォームをベースに開発されることとなる。2つのプラットフォームには、通常エンジンとプラグインハイブリッドのパワートレイン、インフォテインメント、空調、データネットワーク、そして2020年までに新車の乗車中の死者/重傷者ゼロを目指す安全システムが共用技術として採用される。また、CMAは当初から電動化が想定されて設計されており、新アーキテクチャのために専用設計された新しいツインエンジン・プラグインハイブリッド車(PHEV)が設定されているという。なお同社では、今回の商品リニューアルは成長戦略の一環であり、戦略の中には今後4年以内のすべてのラインアップの刷新と、年間販売台数を80万台へ引き上げる目標が含まれているとしている。
2015年10月20日モデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)がおしゃれ魔女に変身した『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』12月号が、10月20日に発売される。4月号で一糸纏わぬアッパーボディを披露したミランダ・カー。今回も4月号同様、現代を代表するファッションフォトグラファーのひとり、テリー・リチャードソンが撮影を担当した。ミランダ・カーは、“ハロウィン物語”をテーマに完璧なボディと愛らしいフェイスで魔女に変身。いち早く春を先取りしたクルーズコレクションを身に纏い、ミイラ男やヴァンパイア、フランケンシュタインと共演している。また、それぞれの年代に合わせた“おしゃれ”を提案するレギュラーページ「Fabulous at every age ~年代別おしゃれ研究~」では、様々なフィールドでファビュラスに輝く日本人女性5人にフォーカス。女優の黒木華、大竹しのぶ、夏木マリ、デザイナーのYOON、吉田泰子が、自分の生き方や考え方、スタイルについて語ったインタビューとともに、伝説的な写真家・リチャード・アヴェドンの孫でもある、世界で活躍する写真家、マイケル・アヴェドンによって撮影された5人の写真が掲載される。
2015年10月20日ヴィクシー・エンジェル卒業後はハイエンドなブランドのランウェイに進出し、いまや世界的人気を獲得した、モデルのミランダ・カー。ガーリーな顔立ちからは想像できない、セクシーなメリハリボディは、同性が見てもうっとりするほどス・テ・キ!日々のエクササイズと健康的な食生活で作られた魅惑的ボディだけど、体型維持には相当な努力が必要。ミランダの努力の証拠は、ネットにズラリ。“ミランダ・カー”で検索したら、さまざまなダイエットやスーパーフードに彼女が次々にトライしているのが一目瞭然。ミランダのダイエット史から浮かび上がる“美人フード”のトレンドとその効果とは?■オーガニック幼少期を過ごした農場で自然と共存するライフスタイルを体得。モデルとなった後も地球と体に優しいオーガニック食品&製品を愛用、「最高に健康的」と納得できるコスメラインまでローンチさせた。■スムージーブームになる前からスムージーを愛飲。「これが美容にいい」と、スーパーフードなどが話題になるたびに、毎朝ヴァイタミックスで手作りする“ミランダ・ミックス”に、次々と追加されている。■血液型ダイエットジョン・ダダーモ医師の著作を読み、実行。妊娠をきっかけに血液型を知ったこともトライする気持ちにはずみをつけたもよう。効果の真偽がわからず中止したが、彼女の真似をする人は後を絶たない。■低GIダイエット血液型ダイエットと並行して行っていた方法。脂肪合成するインシュリン分泌を抑制するためにGI値(血糖値上昇率)が低い食物を摂る方法で、食べていいものと悪いものを賢くチョイスする必要あり。■グルテンフリーグルテンを食べないことで食欲増進するグリアジンや血糖値を上昇させるアミロペクチンを抑制。妊娠中も続けたヨガ&筋トレとの相乗効果で産後ダイエット3か月というセレブの常識を1か月縮めた。■ジュースクレンズ自宅のあるNYと故郷シドニーにそれぞれお気に入りのプレス・ジュース・デリバリーあり。ランウェイ前や体調を整えたい時は、3日間ジュースだけで過ごすクレンズで体内をきれいにデトックス!■アルカリ性ダイエット。妊娠中に肝臓や腎臓に負担をかけないようにと始めた、アルカリ性食品を多く摂る食生活を今年から本格化。新鮮な野菜やフルーツ、豆類をメインにした食生活はオーガニック食に慣れた身には楽チン。■80/20ダイエットライフコーチの資格を持つミランダも推奨する食事ルール。80%ヘルシーな食生活を心がけつつ、20%はチョコレートやピザなどで自分を甘やかすのもOK!ストレスが減り、ダイエットも続く。※『anan』2015年10月14日号より。写真・中島慶子(物)文・山縣みどり
2015年10月12日スワロフスキーでは、ブランド・ミューズを務めるミランダ・カーがスワロフスキーとコラボレーションした新作ジュエリー・コレクションをホリデーシーズン向けに発売する。シーズンにわたってキャンペーンのパートナーシップを組んできたミランダ・カーとスワロフスキー・ジュエリー。この冬に展開するクリスマスキャンペーンにも登場するミランダ・カーは、モダンでファッショナブル。まさに現代女性を体現するアイコン。そんな彼女がデザインに参加したジュエリー・コレクションには、輝き、愛、喜び、生命力、力強さ、優美さ、といった彼女が大切にしている価値観がデザインに取り込まれている。つららをイメージしたデザインの「Diapason」のシリーズは、クリスマスらしい華やかさを醸し出すメイン製品。パーティシーンやドレスアップした装いに気品のある輝きをプラス。ピアスとネックレスのセットは、リーズナブルな価格で毎年ギフトアイテムとしても人気がある。また様々なラッキーモチーフが揃う「Duo」シリーズは、輝き、気品、愛、強さなど、ミランダからのメッセージを表す繊細なモチーフが、カラークリスタルと組み合わされたキュートなデザイン。重ね付けしてデイリー使いにもぴったり。一年の中でもっとも女性たちが華やかな輝きを放つホリデーシーズンに、ミランダの想いがつまったジュエリーを身にまとってワンランク上の自分を演出してみては?(text:Miwa Ogata)
2015年09月28日ホリプロとポニーキャニオンは、「ホリプロ×ポニーキャニオン 次世代アニソンシンガーオーディション」を、共同で開催することを発表した。May’nをはじめとするアニメ主題歌を歌唱するアーティストや田所あずさ、大橋彩香をはじめとする声優マネージメントに力を入れ、国内のみならず海外事業も積極的に仕掛けてきたホリプロ。『けいおん!』『進撃の巨人』をはじめとする数多くのアニメ製作やテーマソングの楽曲制作、声優のCDリリースを手掛けてきたポニーキャニオン。その両者がタッグを組んで行われる本オーディションでは、日本国内のみならず世界を視野に展開を広げる可能性をもつアニソンシンガーの発掘を目的としている。本オーディションでは、2015年10月1日~11月30日の期間、「JOYSOUND うたスキ動画」や郵送、メールにて応募を受け付け、12月に予選、来年1月に最終審査を行う予定。応募資格は、2015年11月30日時点で満15歳~満25歳までのアニソンシンガーとしての活動に興味のある女性で、グランプリを獲得すると、ホリプロと専属契約のうえ、ポニーキャニオンよりアニソンシンガーとして2016年度のメジャーデビューが予定されている。応募方法、応募資格など、本オーディションに関する詳細は公式サイトにて発表される。
2015年09月18日ペンタセキュリティシステムズは9月4日、スマートカーのセキュリティブランド「AutoCrypt(アウトクリプト)」をリリースした。今回リリースしたAutoCryptは、スマートカーが搭載するコンピューターを外部からの攻撃から守るなどのさまざまなセキュリティ機能を搭載する。スマートカーは、カーエレクトロニクスの最先端技術が盛り込まれており、GPS、NFC、ブルートゥース、Wi-Fi、LTEなどの通信機能を搭載する車両も増加している。一方で、セキュリティ面での不安は拭い切れない。万一、スマートカーが攻撃者からハッキングされた場合、最悪搭乗者の人命に関わる恐れがある。既存のICTセキュリティよりその重要性は格段に高いといえる。ペンタセキュリティは、2014年に韓国で車両通信セキュリティ向け国際標準規格技術を開発。自動車のセキュリティ技術のラインナップを充実させ、スマートカーのセキュリティブランド「AutoCrypt」をリリースした。同社のIoTセキュリティR&Dセンターの「ピックル(PICL; Penta IoT Convergence Lab)」が約7年前から研究・開発を進めている。主要機能であるファイアーウォールはスマートカーに特化し、車両の外部から内部に侵入する攻撃トラフィックをアプリケーションのL7で検知できる。また、車両内部で使用されるさまざまな暗号キーや証明書、車両外部のセキュリティ通信に使用されるキーのライフサイクルを管理する機能を搭載する。車両と外部の安全な通信を保障するセキュリティ通信ソリューションを提供することで、自動車用のPKIを構成するCA(Certificate Authority:認証機関)、RA(Registration Authority:登録機関)、LA(Linkage Authority:匿名化機関)および、自動車に使用される暗号化キーと証明書の使用記録を管理・監査できるシステム「SCM(Secure Credential Management)」を採用している。
2015年09月10日英国版「GQ」でミランダ・カーがヌードになった!? と話題になりましたが、その写真を実際にご覧になりましたか? ほどよく引き締まった美しいボディラインを披露する彼女は、女性が見ても惚れ惚れするほど。ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルとして活躍していたミランダは、日本ではサマンサタバサを始めとしたブランドの広告塔モデルに多く起用されています。その親しみやすいベビーフェイスとスタイルで幅広い層から支持されています。すこしでもミランダ・カーに近づきたい! というわけで、ミランダが実行している美の秘訣を集めてみました。ミランダは毎朝、ホットレモン(白湯)とノニジュースを飲んでいるそうです。白湯を習慣的に飲む美容法は知られていますが、そこにレモンの果汁を加えるのがミランダ流のよう。もちろん砂糖は入れません。食事だけでは補えない栄養素は、サプリメントで補完しているそうです。バランスのとれた食事とともに、サプリメントを上手に取りいれることが大切なのだとか。また、美肌と美髪のために、未精製のココナッツオイルを毎日大さじ4杯分とっているそうです。世界一の朝食で知られる「bills」が生まれたオーストラリア出身なだけあって、ミランダはかなりのオーガニック派でヘルシー志向です。オーガニックな野菜や果物などを、自分や家族のために選んで購入しているそう。おやつにはオーガニック野菜のスティックを食べるほどのこだわりようです。またデトックスにも積極的で、コールドプレスジュースだけで過ごす短期集中のデトックスプログラムを取りいれたり、年に2回は本格的なデトックスに取り組んだりと、食事による体内のメンテナンスにも気を配っています。 「Kora Organics skincare」というオーガニックコスメブランドを立ち上げているミランダは、使用する化粧品にもオーガニックなものをすすめています。ローズヒップオイル、スプレーミスト、アイジェルにクリームなど、スキンケアには良質なオーガニック製品を選ぶことが大切なのだとか。ただし、天然素材が全ての人にあうわけではないので、実際に使う場合は自分の肌に合ったものを選びましょう。またミランダが取り入れていることから、爆発的人気となった美容法があります。それはシャワーを浴びる前に必ず、ブラシで乾いた状態の肌をブラッシングするというもの。この「ドライブラッシング」をすると、古い角質を落として皮膚を滑らかにする上、血行が良くなるのでリンパの流れもスムーズになるそうです。ダイエットやデトックス効果も期待できるかも!? また、体型維持のために続けているのが、ヨガやピラティス、スクワットなどのエクササイズだそうです。出産後も変わらぬスタイルをキープしているミランダの方法、ぜひまねしたいですよね。美容にとっては心の持ち方も重要です。シリアスに考えこむことは精神的にも肌にとってもよくありません。自分の肌に自信を持ちいつも笑顔でいることが、印象が良く美しい女性に見られる秘訣だと語るミランダ。たしかに、ミランダの素敵な笑顔には魅了されますよね。美のメソッドはたくさんありますが、すこしずつできそうなところから取り入れて、ミランダ・カーの美貌にあやかりたいですね。・Instagram Miranda Kerr(mirandakerr) ・ beauty heaven
2015年08月16日リアルタイムCDNを提供するFastlyは7月31日、ソフトバンクとパートナー契約を締結し、Fastlyの次世代CDNサービスを日本で販売するとSoftBank World 2015で発表した。パートナー契約に基づき、日本の顧客向けのFastly CDNサービス運営はFastlyが提供する。ソフトバンクは、国内における主要販売会社として、導入サービスやサポートを提供する。Fastlyは、企業にコンテンツ配信の完全なコントロール、リアルタイムアクセス解析、頻繁に更新されるコンテンツをエッジでキャッシュする機能を提供するCDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)。米Fastlyは100%子会社であるファストリーを設立し、日本国内でのプレゼンス強化を行っており、ファストリーのチームはマーケティング、セールスサポート、カスタマーサポートなどを行う。また、大阪にもPOP(Point of Presence:配信拠点)を開設し、日本におけるインフラストラクチャも拡張している。
2015年08月05日フランクフルトで開催されたISC 15のワークショップにおいてIntelの次世代Xeon Phiである「Knights Landing」のチーフアーキテクトのAvinash Sodani氏が、Knights Landingのアーキテクチャについて発表を行った。なお、Knights Landingの発売は2016年の予定である。「Knights Corner(KNC)」はCPUから駆動されるコプロセサであったが、「Knights Landing(KNL)」は、Xeon CPUと命令互換となり、OSをブートして実行を開始できるCPUとなっている。そして、コアが更新され、性能が大幅に向上している。また、3D積層メモリをCPUと同じパッケージに搭載し、メモリバンド幅を大幅に改善している。さらに、KNLノード間を接続するOmni-Pathファブリックのインタフェースを内蔵している。そして、KNLでは3種の形態の製品が作られるという。1つは、PCIe経由でCPUに接続するアクセラレータであり、これはKNCと同じ形態である。その他の2つの製品はSelf-Bootと呼ばれるもので、これらはOSを走らせるXeon CPUを必要とせず、KNLのコアでOSをブートして実行を開始することができる形態である。2種類のSelf-Boot製品の内の1種はベースラインと呼ばれるKNLチップ1個にDRAM、I/Oを接続するシングルソケット製品、もう1種はOmni-Pathのファブリックインタフェースを内蔵し、多数のKNLボードを相互接続する機能を持つ製品である。○KNLはチップあたり3TFlops超の倍精度浮動小数点演算性能KNLではSelf-Bootができるようになっているので、KNCや他社のGPUカードのように、CPUメモリのデータをPCIe経由でアクセラレータのメモリに転送したり、その逆の転送を行なったりする必要がなく、PCIeの性能がボトルネックになることがない。また、KNLコアはXeon CPUと命令互換であり、Xeon CPUのプログラムはリコンパイルなしに動作するようになる。ただし、これは動作はするが、必ずしも最適な性能が得られるということではない。KNLのSilvermontベースのコアは、KNCのコアと比べると3倍程度のシングルスレッド性能を持っている。そして、演算性能も大幅に強化されており、512bit幅のAVX512 SIMD命令をサポートし、チップあたり、3TFlopsを超える倍精度浮動小数点(DP:Double Precision)演算性能を持っている。AVX512命令では、8個のDP演算を並列に実行できるが、この8個のデータがメモリ上の連続したアドレスにある場合は1つの命令で512bit幅のAVXレジスタにロード、ストアができるが、飛び飛びのメモリアドレスの場合は、最大8回のロード、ストア動作を必要とする。このように、あちこちのアドレスからデータを集めてくる機能を「Gather」、あちこちのアドレスにばらまいて格納する機能を「Scatter」という。KNCにも、Scatter/Gather命令があるが、これらはマイクロコードで実現されており、あまり、速くはなかったという。これに対してKNLではハードウェアのScatter/Gatherエンジンを持ち、短時間で飛び飛びのアドレスをアクセスしてメモリの読み書きができるようになっている。KNLでは、MCDRAMと呼ぶ3D積層のDRAMをKNLチップのパッケージに搭載し、メモリバンド幅を大幅に向上している。AMDのFury X GPUはHBM(High Bandwidth Memory)を搭載しており、NVIDIAのPascal GPUもHBMをサポートする計画であり、2016年には高メモリバンド幅の3D積層DRAMの採用は一般的になると見られる。そして、KNCではチップ内のコアは多重のリングバスで接続されていたが、KNLではメッシュインタコネクトに変更される。これにより、バンド幅が増加し、ホップ数も減少し、高速、高バンド幅になると見られる。
2015年07月21日日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは6日、SUV「エクストレイル」をベースとした新たなカスタムカー「モード・プレミア」を設定し、同日に発売すると発表した。「モード・プレミア」は、エクストレイルの持つタフな性能はそのままに、エクステリア・インテリアの高級感を高めたモデル。エクステリアは、専用デザインのフロントバンパーの採用や、車体下部やホイールアーチをボディカラーと同色化することにより、都会的で優美な印象に仕上げている。また、18インチに大径化した専用デザインのアルミホイールや左右2本出しタイプのマフラーなどを装備し、クラスを超えた車格感を演出した。インテリアでは、エクストレイル唯一となる本革シートを採用。「ストーンホワイト」と「ブラック」を組み合わせたハイコントラストなコーディネーションとしたほか、インストルメントパネルやドアトリムに専用アルミ調フィニッシャーを施し、上質と洗練を極めたモダンな空間とした。また、「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」を全車に標準装着。これは、日産自動車が4月7日に発表した主要量販車種への自動ブレーキ標準装備を2015年秋までに完了する計画の一環となっている。エクストレイル「モード・プレミア」の価格は、ガソリン車が285万7,680円~315万7,920円、ハイブリッド車が325万2,960円~345万9,240円(いずれも税込)。なお、「環境対応車普及促進税制」の減税措置により、ガソリン車は自動車取得税40%と自動車重量税25%の減税、ハイブリッド車は自動車取得税と自動車重量税ともに免税となる。
2015年07月06日セールスフォース・ドットコムは5月28日、米国セールスフォース・ドットコムが次世代の「Community Cloud」を発表したと報告。Community Cloudにより、企業はビジネスデータとプロセスをプラットフォームと統合し、モバイル利用が可能なパーソナライズされた安全な環境を短時間で構築できるようになるという。また、Salesforce CRMはもとよりConnect APIを通じてサードパーティのシステムやデータソースと直接統合できるため、企業は顧客、パートナー、従業員がそれぞれの成功に必要なツールおよび情報とつなぐことを可能としている。Community Cloudの主な特徴として、Targeted Recommendations機能が挙げられている。これは、強力なアルゴリズムによって構造化データと非構造化データの両方を分析し、ポストやリソース、ファイル、グループなど最適なコンテンツをメンバーに提供するという。ユーザーの貢献度合いに基づいてエキスパートを判別し、個々の分野についてのエキスパートとしてほかのコミュニティメンバーに推薦。コミュニティマネージャーが具体的な情報とともにコンテンツを提案したり、指定のグループやメンバータイプ、個人をターゲットにフィードの発表をポストしたりすることもできる。この機能により、コミュニティマネージャーは新入社員にパーソナライズしたメモを送信して研修コースに誘導するようなことができるという。スピードについては、Lightning Community Builder、コミュニティテンプレートにより、開発者やITスタッフだけではなく、すべてのビジネスユーザが、カスタマイズ、ブランディング、モバイル用に最適化したコミュニティを簡単迅速に展開できるとしている。企業はLightning Community Builderを使用することによって、自社独自のコミュニティを構築できるだけでなく、Lightning Componentsによって独自のカスタムアプリを開発し、コミュニティに埋め込むことも可能だという。さらに、Salesforce Files Connect for Googleドライブによって、コミュニティメンバーは作成したファイルやGoogleドライブに格納しているファイルを共有することで、エンゲージメントを促進させる。マーケティングチームであれば、キャンペーンプランニンググループとGoogleファイルを共有することで、このファイルへ簡単にアクセス・コラボレーションを推進でき、Googleドライブ内のファイルは、販売やサービスに関するレコードに添付することができるため、ユーザーは一元化したユニバーサルなファイル共有ソリューションを利用できるという点がメリットとされている。
2015年05月29日ドイツのInfineon Technologiesがハイブリッドカー(HEV)/電気自動車(EV)用のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)モジュールの高効率化を進めている。IGBTはシリコンで最も電流容量のとれるトランジスタである。IGBTチップとダイオードを2個ずつ集積したモジュールをハーフブリッジICとして、新型パッケージ(Infineonは第3世代のパッケージと位置付ける)を開発中だ。2016年には量産用パッケージとして登場する。同社は、これまでIGBTやSiCなどパワー半導体モジュールのパッケージとして、HEV/EV向けにHybridPACK 1、HybridPACK 2を開発してきた。開発中のHybridPACK Drive(図1)は、現世代のHybridPACK 2と比べて、同じ性能を得るなら30%小型にできる。寄生インダクタンスは従来の14nHよりも4割以上低い10nH未満を得ている。しかもこれまでのHybridPACKと同様、PressFITピンと呼ばれるドライブ回路用のピンをプリント回路基板に簡単に数秒で差し込めるように使い勝手も良い。加えて、リード端子は従来のネジ式に替えて、高速のウェルディングで圧着できるように平たい銅板端子に代えた。これにより、ユーザーのシステムコストを抑えることができるとしている。こういった特徴を備えているのは、HEV/EV市場が2020年までに年率平均(CAGR)20%で成長していくと見ているからだ。その成長のためには、3つのテクノロジーが必要とする。1つは標準化された安全技術を確立すること、2つ目はコストを下げること、そして最後は、環境対策としてCO2を削減すること、である(図2)。特に、インバータやDC-DCコンバータ、モータ駆動などにはIGBTをモジュール化することでコストダウンを推進する。クルマのパワートレイン用のモータ駆動には、直流で300V程度まで昇圧したバッテリを使うため、モジュールを用意していると使いやすい。もちろん、ユーザーによっては高耐圧半導体になれたエンジニアもいるだろうから、ベアチップでも個別トランジスタでも販売するが、モジュールはエレクトロニクスになじみの薄いユーザーにはクルマのドライブに集中し、パワー半導体を気にする必要がない。Infineonの強みは、IGBTやSiCなどパワー半導体を使った「システムノウハウを持っていることで、自動車品質を十分理解していることだ」と同社自動車部門ハイパワー事業、製開発部門のヘッドであるMarkus Thoben氏(図3)は自信を見せる。だからこそ、システムに応じて、パッケージ封止の個別トランジスタからベアチップ、モジュールなどを提案できる。実は、これまでのHybridPACK 2は、BMWのEVであるi3(図4)とスポーツタイプのプラグインハイブリッドのi8(図5)に使われている。いずれも昨年秋に、欧州で販売され、人気を博したクルマだ。筆者が昨年10月に見たミュンヘン空港のロビーに展示していたi3の周りは黒山の人だかりだった。図4と5のクルマはミュンヘン市内のBMW博物館で展示されていた製品だが、人気があり常に人が居るため撮影も難しかった。特にi3には、75種類のInfineonの半導体チップが使われているという。マイコンのAUDO Futureから、このHybridPACK 2、Cool MOS、高耐圧MOSFET、EiceDRIVERなどの半導体が搭載されている。他にもエアバッグ制御やLEDランプモジュール、ステアリングロック、フロントガラスのワイパー、シートベルトリトラクター(座席ベルト巻き取り装置)などにもパワー半導体が使われている。HybridPACKシリーズはこれまでの2世代品の累計で複数の顧客に100万モジュールを納入したという。名前を出すことを許可した顧客企業のクルマにはBMWの他に現代自動車のソナタハイブリッドや起亜自動車のオプティマなどがある。これほど多くの実績を活かし、顧客からの要求を聞いて工場へフィードバックすることで新製品開発に生かしてきた。ハイブリッドカーはもちろん、回生ブレーキを利用する「アイドリングストップ」機能にも使われている。自動車産業では、アイドリングストップ車もハイブリッドカーの一種と認められている。総じて、HybridPACKシリーズはこれまで20万kmも走行してきた実績があり、HybridPACKの性能劣化は見られなかったとしている。IGBTモジュールが使われるところは、モータ駆動のインバータだけではない。高電圧DC-DCコンバータやバッテリチャージャーなどにも使われる(図6)。加えて、ハイブリッドカーもEVも300V以上のリチウムイオンバッテリだけではなく、従来の鉛蓄電池からの電源供給も行う。高電圧まで昇圧するのは電線を細くしたいためだ。中学生でも知っているが、電力は、電圧×電流で表される。電流はケーブルの太さに比例して多く流せるが、重くなってしまう。このためケーブルを細く、そのために電流を小さくして電圧を上げることになる。鉛蓄電池を使って、マイコンを搭載したECU(電子制御ユニット)などの信号系を動かし、IGBTなどの大電力用半導体を高電圧で動作させ、動力を得る。このため、高電圧と低電圧のDC-DCコンバータが必要となる。充電器(チャージャー)も回生ブレーキなどで発電した電気を貯める機能も必要となる。開発中のIGBTモジュールHybridPACK Driveは、放熱効果のある(熱伝導率の高い)銅板をベースにする(図7)。セラミックの両面に銅板を付着させ、表面を回路配線用のパターニングをしておく。裏面は放熱として利用する。IGBTチップのボンディングパッドと銅配線セラミック基板とはワイヤーボンディングで端子を接続するが、銅基板と外部端子との接続はウェルディング圧着で接続する。低電圧の制御回路用のプリント回路基板に、パッケージから突き出たピンを差し込むだけで済む。ワイヤー状ではなく、できるだけ平らな配線にすることでインダクタンス成分を減らしている。寄生インダクタンスが大きいと、スイッチングオンからオフ、または過渡電圧を発生するためノイズの元となる。従来のHybridPACk 2だと14nHもある寄生インダクタンスはHybridPACK Driveでは、10nH未満になるとしてノイズを削減できる。このモジュールの試作品はすでに出来ているが、その製品の発売は2016年を予定している。このモジュールパッケージに搭載するパワー半導体はもちろんIGBTだが、SiCやGaNでもかまわない。すでにSiCのJFETをHybridPACKに搭載して出荷した実績もある。
2015年05月20日米国は、次世代のフラグシップスパコンである「Summit」の導入に向けた準備を加速しており、その状況についてGTC 2015で発表が行われた。Oak Ridge National Laboratoryが導入するSummitは、現在Top500 2位のTitanの後継となるマシンである。このマシンはIBMが主契約者となり、NVIDIAとMellanoxが協力するという体制で開発される。その性能は、実アプリで、Titanの5倍以上の性能が要求されており、IBMのPOWER9 CPUとNVIDIAのVolt GPUからなる計算ノード約3400ノードからなるスパコンとなる。VoltaはHBM(High Bandwidth Memory)を使い、GDDR5を超えるメモリバンド幅を実現する。そして各ノードにはHBMとCPU側のDDR4メモリの合計で512GBを超えるメモリを搭載する。NVLINKの採用で、両方のメモリはCPUからもGPUからもアクセスできるコヒーレントな共通メモリになる。さらに、各ノードは800GBのNVRAMを搭載する。このNVRAMは、ストレージアクセスのバンド幅を改善するBurst Buffer、あるいは拡張メモリとして使われる。ファイルシステムとしてはIBMのGPFSが使われ、ストレージ全体としては1TB/sのIOバンド幅で120PBの容量を持つ。ノード間のインタコネクトは100Gb/sのEDR InfiniBand ×4を使い、ノンブロッキングのFat Treeを構成する。この部分はMellanoxが担当すると考えられる。各ノードは40TFlopsを超える演算性能を持つと書かれており、3400ノードでは136PFlopsを超えるピーク演算性能となる。Volta GPUの演算性能については情報が無いが、仮に5TFlopsとすると1ノードに8個程度搭載されるのではないかと思われる。Summitは現有のTitanと比較すると5~10倍のアプリ性能をもつ。ノードのピーク演算性能は、Titanの1.4TFから40TF以上と大型のノードとなる。このため、ノード数は約3400とTitanの1/5以下に減る。TitanのインタコネクトはCrayのGemini LSIを使う3Dトーラスであるが、SummitではEDR InfiniBandのFat Treeに変わる。消費電力は10MWであり、Titanの9MWからは微増である。ORNLはCenter for Application Readiness (CAAR)という組織を作って、アプリケーションの準備を進めている。Titanの前のシステムであるJaguarからTitanへの性能向上は、原子レベルで物性をシミュレートするWL-LSMSでは3.8倍の性能向上、燃焼シミュレーションのS3Dは2.2倍、分子シミュレーションのLAMMPSは7.4倍、中性子の移送シミュレーションのDenovoは3.8倍であったが、TitanからSummitでは5倍~10倍の性能向上がターゲットであり、これを実現するアプリケーションの開発がCAARのミッションである。Summitでは並列に実行されるスレッド数がTitanに比べてずっと多くなるので、並列実行可能なスレッドを増やすようにプログラムを書き換える必要がある。また、HBMを使うなどのハードウェア的なメモリバンド幅の改善もあるが、ソフトウェア側でも、データアクセスの局所性を増して、メモリバンド幅をより有効に利用できるようにプログラムを書きなおすなどの努力が必要となる。また、ArgonneやNERSCのシステムは同一のアーキテクチャではないので、CAARの開発するソフトウェアは、それらのシステムでも高い性能が得られる作りになっていなければならない。このため、Summmitだけに最適化するのではなく、MPI+X(OpenMP、OpenACC)、PGAS+X、DSL(Domain Specific Language)などのプログラミングパラダイムを使い、他のシステムにも移植が容易となるような適当な抽象化を行っておくことが必要になる。将来の大規模スパコンとしては、同じアーキテクチャのコアを数百万個使うメニーコア方式と、CPUとGPUのハイブリッド方式が考えられる。NERSCのColiスパコンはIntelのKnights Landingを使うノードを9300個持つメニーコアシステムで、ノード間接続にはCrayのAriesインタコネクトを使う。Summitは前述の通り、ハイブリッド方式のスパコンである。ポータビリティを確保する作戦としては、データアクセスの局所性とスレッド並列性を増すことが第1である。これはメニーコアにもハイブリッドにも効果がある。そして、第2は、ポータブルなライブラリを使うことである。マシンアーキテクチャの違いを吸収するライブラリを開発し、異なるアーキテクチャのスパコンでも同じソースコードのアプリで高い性能が得られるようにする。MPI+OpenMP 4.0が共通のプログラミングモデルとして確立する可能性もある。しかし、これを実現するには、多くの仕事が残っているという。そして、NVIDIAのCUDAなどの特定のアーキテクチャ向けの言語は使わず、ポータブルな開発を推奨する。Oak Ridge、NERSC、Argonneの開発スケジュールは次のようになっている。時期的にはNERSCのColiが一番早く、2016年のF4Q(米国政府の会計年度は前年の10月1日から始まるので、2016年のF4Qは2016年の7月~9月)から運転が始まる。Summitは2018年のF3Qからの運用を予定しており、Argonneも同時期となっている。アプリケーションを準備するCAARの活動は今年のF3Qから第1期の開発が始まり、2016年のFQ4から第2期の開発が始まるという計画となっている。
2015年04月14日こころ弾む季節、春がやってきました。ボディラインが気になり出し、夏に向けて今度こそ運動を続けよう! と決意を新たにしている方も多いのでは。筋力が低下してくるアラフォー女子が、若さと美と健康を保つためには、週に1~2回、“心拍が上がって息が弾みはじめる、汗ばむ中等度の運動を30分以上行う”ことが必要です。(アラフォー総研「大人女子のスポ活指南」より)紫外線ケアをしっかり行って、まずは気軽に始められる「ウォーキング」や「軽いラン」から始めてみましょう。それぞれの足にフィットする! 次世代型シューズの秘密とは運動を始める際に気になるのは、やっぱりウェアやシューズのこと。モチベーションをあげるためにも新しいシューズが欲しい! と思っていた矢先に、待ち望んていた画期的なシューズが発売されました。その名も「ジーポンプ フュージョン (ZPump Fusion)」です。リーボック(Reebok)の代名詞とも言える空気を注入してフィット感を調整するという「The Pumpテクノロジー」を搭載した、次世代型のランニングシューズとのこと。さっそくキレイスタイル編集部でも試してみました。わたしの足は左右で形が異なるため、ブランドによってはどちらかの足がシューズにあたって痛くなることもしばしば。片方ずつサイズを変えて購入できたらいいのに! と常日頃から思っていました。長年の悩みをこのシューズが解決してくれるかも? と期待を抱かせてくれます。本来、足の形や特徴とはひとそれぞれ異なるものですが、いままでのランニングシューズは、同じひとつの型を使って約40ものパーツで作られているそうです。リーボックの「ジーポンプフュージョン」は3つのパーツで作られたシンプルな構造。それぞれが機能しあうことで、ランナーの足の形に対応するしくみです。空気を注入してフィット感を調整できる「The Pumpテクノロジー」が、さらなるフィット感と走行時の満足度を高めてくれるそう。【これが3つのパーツ】伸縮性と軽量性に優れたメッシュ素材が、履いていて気持ちよい!▼フュージョンスリープ3つのパーツをひとつにまとめるアッパーメッシュ素材のフュージョンスリープは、シューズの柔軟性を高めるとともに、ランナーそれぞれの足とシューズのフィット感を高めてくれます。走行時の足へのストレスもこれで軽減してくれるとか。柔らかなメッシュ素材ゆえ、こんなふうに上から押してもぜんぜん平気。形崩れを気にせずにシューズバッグに入れて持ち歩ける点も気に入りました。履くときもグイッと足を入れるだけ。紐はついていますが、フィット感と安定感は「Pump(ポンプ)」ボタンで調整するので、軽く結んでおくだけでOK。紐の締めつけすぎを気にすることもありませんね。空気が足を包んで密着! 足まわりの安定感はバッチリ▼ザ・ポンプテクノロジーシューズの外側についているポンプボタンを数回プッシュ! アッパーに内蔵されたエアチェンバーに空気を注入することで足回りを固定し、安定感が生まれます。足の形状と曲線にあわせてぴったりと包み込み、走行時のパフォーマンスを向上してくれるのです。先日、ヨガスタジオまでウォーキング&ランで行った際は、左足が14ポンプ、右足が11ポンプでフィットしました。回数を覚えておくと「今日はいつもと違う回数だな、足がむくんでいるのかな」などと、体のコンディションを把握することができ、楽しく運動を継続できると思います。クッション性・屈曲性に優れたソールで、瞬発力もUP!▼ジーレイティッド アウトソール 時速240kmを超えるスポーツカーに装備されるZ規格(ハイグリップ)タイヤにインスパイアされたソールです。クッション性と屈曲性に優れているため、路面との接地感もUP。急なストップ・スタート・ターンでも、しっかりと走りをコントロールしてくれます。アラフォー女子にもおすすめの運動「ガーッと走ってちょっと休憩する、少し激しめの“インターバルトレーニング”」にもひと役かってくれそうです。(アラフォー総研「大人女子のスポ活指南」より)また、スタイリッシュなデザイン、シルエットも見逃せないポイントです。リーボックのアイコンカラーである爽やかなシトロンを中心に、メンズ、ウィメンズともにそれぞれ3カラー展開。普段のファッションスタイルにも合わせやすいバリエーションが揃っていました。「ZPump Fusion(ジーポンプフュージョン)」を履いて、長時間のウォーキングもしてみましたが、自分の足の一部になったかのようなここちよい密着感と軽やかさを感じました。通気性もあるため、夏に向けても活躍しそうです。自分の足にフィットするシューズに出会えるかどうかは、運動を継続できるかどうかを左右する大きな要素でもあります。納得のいくシューズに出会えていなかった方は、ぜひ一度ご自身の「ポンプ」回数をチェックして、今までにないフィット感を体感してみてはいかがでしょう。
2015年04月03日ミランダ・カーと言えば、その美しさと抜群のプロポーションで女性の憧れの的。そんな彼女に会えるイベントに招待されちゃうかも。リーボックの女性用ウォーキングシューズ「Skyscape(スカイスケープ)」の2015年春夏コレクションの発売を記念した 「リーボックスカイスケープを買うとミランダ・カーに会える!」キャンペーン は、3月31日(火)まで! 期間中に「スカイスケープ」を購入した人から抽選で100組200名が、ミランダ・カーが登場するシークレットイベントに招待されます。イベントが開催されるのは4月15日(水)。どんなイベントか気になりますね。なお、シークレットイベントには、ティーン世代を中心に大人気のモデル玉城ティナさんの出演も決定! また、イベントに招待される特賞以外にも、「フットスパ」や「フットマッサージ機」「ギフト券」などのプレゼントが用意されています。ぜひこの機会に「スカイスケープ」を購入し、応募しましょう。「スカイスケープ」2015年春夏コレクションでは、全モデルにリーボック独自の技術である「メモリーテック 365」と呼ばれる弾力のある素材を使用したソックライナー(インソール)を新しく採用し、これまで以上に柔らかく、ふわふわな履き心地を実現しているそうです。「Skyscape ランアラウンド 2.0」は、スカイスケープの従来の特徴はそのままに、アウトソールに「ウォーキングガイド」と呼ばれるウォーキングをサポートする新機能も搭載。歩きやすさにこだわり、これまで以上に快適なウォーキングを実現しました。豊富なカラーやグラフィック展開はファッションアイテムとしてもオススメ。「Skyscape フューズ」は、スポーツシルエットが特徴の2015年春夏の最新モデル。新たに前足部のアッパーにより伸縮性のある素材を使用することで、前足部に開放感をあたえ、さらなる履き心地を実現したスポーティなモデルです。カジュアルなスタイリングにオススメ。ほかにも、着脱が楽なスリッポンタイプの「Skyscape ブリーズ」「Skyscape ハーモニー」も新たに登場。軽量かつ、弾力のあるフォームを使ったソックライナーで、さらに柔らかな履き心地を実現しています。前足部には伸縮性のある素材を使用し、一日中履いていても足へのストレスのない快適な履き心地です。スカイスケープのグローバルアンバサダーであるミランダ・カー。「私にとってスカイスケープは、発売されて以来ずっと愛用している大切なワードローブです。今シーズン発売される新しい4モデルにもとってもワクワクしています! スカイスケープはカラーバリエーションも豊富で、フォーマル、カジュアル、フィットネススタイル、普段のジーンズやショートパンツなど、さまざまなファッションシーンにマッチします。とってもお洒落でステキで、履き心地もいいですよ!」と、彼女もスカイスケープを絶賛しています。「4月に、日本でスカイスケープを履いた皆さんに会えることを楽しみにしています」というコメントも。ミランダにぜひ会ってみたいですね。キャンペーンの応募は3月31日(火)まで。急いで!! ・リーボック 公式サイト キャンペーンサイトは こちら から
2015年03月24日