グザヴィエ・ドランの最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』から、「Hello」のPV以来のタッグとなったアデルの名曲「Rolling in the Deep」が使用されたオープニング映像が到着した。アデルとドラン、2人の天才による最高のコラボレーション実現今回新たに公開されたのは、アデルの名曲「Rolling in the Deep」が冒頭からサビまで贅沢に使われた圧巻のオープニングシーン。ニューヨークの摩天楼をバックに、キット・ハリントン演じる人気俳優ジョンの煌びやかな表舞台を映し出している。ジョンが大勢のスタッフやモデルに囲まれながら撮影をするという、美しきスターの“光”の部分を華やかに描きつつも、アップで映し出されるジョンの物憂げで虚ろな表情がこの後に待ち受けるスターの“影”を予感させる。短い時間でスターの光と影を凝縮させた映像だ。このような贅沢なシーンが実現したのは、アデルがもともとドランの大ファンだったから。過去にドランはアデルからのラブコールで大ヒット曲「Hello」のPVを監督し、その際ドランはアデルからのオファーに関して「アデルから連絡が来た時にはすごく驚いたけど、アデルは僕のデビュー作『マイ・マザー』にすごくインスパイアされていたみたいなんだ」と明かし、「特に主人公ユベールが自身にカメラを向けて語っているモノクロの独白シーンが好きだと言ってくれた。僕もそのシーンが一番好きだったから嬉しかったよ」と語っている。また、アデルも後に「ドランと一緒に仕事をして、いつかドランの映画にも出てみたいと思った!」と本作に強く関心を示しており、自身も出演を熱望していたほど。それを聞いたドランが重要なオープニングシーンにおいて彼女の曲をフルで使用することを決め、2人の再タッグが本作で叶う形となった。「Hello」から約5年の時を経て、再びタッグを組んだドランとアデル。アデルの名曲と、ドランのセンスが光る煌びやかな壮大な映像が織りなす3分40秒は、2人の天才の出会いによって生まれた圧巻のオープニングシーンとなっている。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は3月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
2020年03月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害関連死」です。直接死を上回る死。明日の我が身の自衛を心がけよう。3月11日で東日本大震災から丸9年経ちます。震災を機に注目されるようになったのが「災害関連死」でした。地震や津波で命を落とすのは「直接死」ですが、その後の長引く避難生活や生活環境の変化により、持病を悪化させたり、孤独死してしまったケースを「災害関連死」「震災関連死」と呼びます。これには自殺も含まれます。自宅で安定した生活をしていれば、たとえば、血圧もコントロールできますが、避難生活を強いられ、おにぎりとお菓子しかない食事が続けば、たちまちコントロールがきかなくなります。避難所から復興住宅や仮設住宅に移り、地域の仲間もバラバラ、家族もなく、隣近所も知らない人ばかりのプレハブ小屋の生活が長引けば、寂しさが募り、お菓子を食べ続けてしまうなどして症状を悪くさせることもあるでしょう。福島で原発作業に携わっていた人のなかには、過酷な労働環境のなか、限られた食生活で長期の作業を強いられ、体調を悪化させた人が大勢いました。震災後、東京大学から志願して相馬中央病院に出向した坪倉正治医師は、「原発事故以降の健康被害といえば、放射線の影響ばかりクローズアップされるが、実際に亡くなった方の原因の多くは、持病の生活習慣病の悪化である」と語っています。令和元年9月現在、福島県では直接死の1613人に対して、災害関連死は2286人と、大きく上回りました。災害関連死で亡くなった方は、地域のコミュニティをまるごと移管して街づくりをするとか、お年寄りを孤立させないよう積極的に声がけをするなど、きめ細かな支援をすれば救えたかもしれません。災害に遭い、幸い生き延びたとしてもその後の環境により死者が生まれていることはぜひ覚えておいてください。災害が起きれば、普段当たり前にできていることがすべて崩れます。水が手に入らず、毎日炭酸飲料を飲むことになるかもしれません。いつもの化粧品や薬、嗜好品が手に入らなくなるかもしれません。家族が孤立をしてしまうかもしれません。普段から近隣の方と挨拶しておくなど、日常を維持できなくなったときのことをイメージして自衛しておくことをお勧めします。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年3月18日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月11日「冬でも家の中には、湿気の多い、カビの好む場所があります。免疫力の落ちた人がカビを大量に吸い込むと、アレルギーや、ひどいと肺炎を引き起こし、死に至ることもある。ただの汚れと放置しては危険です」こう話すのは、千葉大学真菌医学研究センターで、生活環境や病気を引き起こすカビについて研究する矢口貴志准教授だ。そこで、矢口先生のお話をもとに、冬にも気をつけたいカビが潜む場所や人体へのリスクを解説してもらった。寒い毎日に欠かせないエアコンには、家の中でもっとも危険なカビが潜む。「エアコンのフィルターには、ホコリを好むアスペルギルスという黒カビがよく生えています。大量に吸い込むと、アレルギーはもちろん、免疫力が落ちている人は重篤な肺炎を発症することもあります」このカビの胞子は血液に入って全身に広がることも。脳に回れば、頭痛や意識障害を、肝臓では、肝硬変を起こすこともあり、最悪の場合は死に至るという。「夏から一度も掃除をせずにエアコンを使えば、秋のあいだに繁殖したこのカビを、部屋中にまき散らすことになってしまう。高齢者やがんで自宅療養中の人などが暮らす家庭では、エアコンのフィルターをこまめに掃除して、できるだけカビが広がらないようにしてください」ほかにも、季節は関係ないが、気づかぬうちにカビが繁殖してしまう場所があるという。「石けんカスが飛び散る水道の蛇口や、冷蔵庫にある自動製氷機の給水タンクとフィルターは、こまめに洗わないと、エクソフィアラやオーレオバヂウムなどの黒カビが発生。水や氷とともに、こうしたカビを体内に取り込み続けると、おなかを壊す人がいます。また、ペットの犬や猫に脱毛が見られたら、ミクロスポルムというカビが発生している可能性も。人に感染すると、強いかゆみを伴う湿疹ができてしまいます」最後に、矢口先生はカビから身を守るには、やはり掃除が大事だと教えてくれた。「ホコリや結露を放置しないことです。天井の掃除も忘れないでください。カビの胞子が天井に付着していると、いくら掃除しても、胞子が落ちて、またカビが繁殖してしまいます」健康のためにも、今年の大掃除はカビ退治を忘れずに。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月26日元気に見える人を襲う「急性心臓死」。手遅れになる前に、予兆に気づけば一命をとりとめることができる。そうなる前の、日ごろからの予防も大事になるが……。「現代は飽食の時代ですから、昭和のころに比べて、肥満や高血圧、糖尿病の女性は増えています。とくに女性ホルモンの分泌が低下する50代以上は動脈硬化が進みやすいので、心不全による突然死、『急性心臓死』に注意が必要です」そう話すのは、心臓血管研究所所長で医学博士の山下武志さん。急性心臓死とはどんなものなのか。山下医師はこう語る。「症状が出てから24時間以内に亡くなることを突然死と言いますが、病院に着いたときには、だいたい亡くなっています。診たところ、くも膜下出血などの脳の病気ではないので、原因は心臓にあると判断することが多いのです。そんな急性心臓死につながる不全の原因は、不整脈や弁膜症、狭心症などいろいろ。なかでも、50代以上で多いのは心筋梗塞です」心筋梗塞は、初期の段階で心臓の冠動脈が詰まったり硬くなったりして、心臓のポンプ機能が低下する。そうすると必要な酸素や血液が心臓の筋肉に送られにくくなり、心筋の一部が壊死して発症する。「水道管が少しずつ錆びついていくように、動脈硬化も加齢とともに20~30年かけて徐々に進行していきます。しかし、目立った症状がないことも多く、気づきにくいのです」怖いのは心筋梗塞のリスクが高まっていても、自覚しにくいことだ。そのなかでもわかりやすい予兆を、山下医師が教えてくれた。「心筋梗塞を起こす直前の心臓は、だんだんパワーが落ちてくるんです。そうすると息切れしやすい、歩くスピードが落ちてきた、などの症状が出てきます。これは、心臓の冠動脈が詰まって、十分に酸素や血液が送り込まれなくなっているからですが、『年をとったからだろう』と気に留めない人が多い」さらに心臓の動脈硬化が進むと、血流が悪くなることでむくみを生じたりして、横になるだけで息苦しさを感じたりするようになったりする。尿が出にくくなることもあるという。50代以上で、次のチェックリストにあげたような症状が1つでも当てはまる人は病院で検査を。【1】今まで平気だった階段や坂などを上るときに胸が苦しくなる【2】風邪でもないのに、歩く速度が遅くなった【3】アルコールを飲むと胸が苦しくなることがある【4】足のむくみがある【5】尿がでにくくなった【6】横になると息苦しい【7】これまで感じたことのないような肩の痛みがある【8】押されるような胸の痛み【9】虫歯でもないのに歯に(浮くような)激痛がある【7】~【9】は心筋梗塞の初期症状の可能性もあるので、とくに要注意。「もし、これまで感じたことがないような激しい肩の痛みや、歯や顎が浮くような強い痛みなどがある場合は、すでに心筋梗塞になっている可能性が高い。すぐに病院へ」心筋梗塞を予防する方法はないのだろうか。「心筋梗塞になるリスクが高い人は、心臓の動脈硬化を促進する肥満、高血圧、糖尿病、高コレステロールなどがある人です。こうした要因が1つでも当てはまれば、動脈硬化は進行していきます」このほか、遺伝的な要素も関係しているという。「両親のいずれかが心疾患だったり、それが原因でなくなったりしている人は注意が必要です」大事に至らないためには、日々の暮らしで次のようなことを心がけるとよいそう。「太っている人は体重を減らす。ちょっと息が切れるくらいの運動を週に3回はして、しっかり睡眠をとる。食事は塩分を控えて、お酒は適量に」山下医師は、予防として必ず実践してほしいのが、体重と血圧の管理だという。「毎日測っていれば変化がわかります。ちょっと体重が増えたとしても、次の日に食べる量を減らせば、すぐに元に戻せます。血圧が高めの人は、血圧計を手に入れて1日1回でも、時間帯を決めて自宅で血圧を測定して記録すること。『最近、血圧や脈拍が上がってきたな』と思ったら、その記録を持って医師に相談しましょう」これくらいならいいかと、放置しておかないことが大事だ。「毎年、せっかく健康診断を受けても〈血圧が高めだけど、まだ大丈夫だろう〉〈ちょっと太ったけど、まあいいか〉などと言って、生活習慣を変えようとしない人が多い。これが積み重なると、動脈硬化で心臓が弱っていき、突然死を招きかねません」いつ襲ってくるかわからない心疾患による突然死。手遅れになる前に、ライフスタイルを見直すことから始めよう。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月16日タイ人男性が充電中のスマホで遊んでいる最中に感電死したと12月2日に報じられた。デイでは充電中のスマホがキッカケで感電死するケースが、この半年で少なくとも4件は発生している。DAILY STARによると今回亡くなったのは、チョンブリー県の28歳男性。57歳の母親が部屋をのぞくと、男性は充電中のスマホを右手で握りしめたまま倒れていた。男性には右手と両前腕に焼け跡があった。母は息子を起こそうと名前を呼び、棒で突いたりしたが反応がなかった。警察に連絡したが、男性は死亡。スマホに感電し、ショック死したと推測されているという。これまでにもタイでは感電死の事件が数多く報告されている。Daily mailによると7月、チョンブリー県の男性(21)が充電中のスマホのそばで眠っていたところ感電死した。股間に血が飛び散り、顔や腕には焼け跡があったと報告されている。また11月には充電しながらスマホにイヤホンを差しサッカーを見ていたサムットプラーカーン県の男性(40)が、さらにチャイヤプーム県では充電中のスマホで遊んでいた女性(17)がそれぞれ感電して亡くなったという。「10月にもチョンブリー県で眠っていた男性(25)が、そばにあった充電中のスマホに感電して亡くなったというケースがあります。タイには安全性の十分でない充電器や電源が少なくありません。またボロボロの充電ケーブルを使い続ける危ない人もいます。ですから、こういった痛ましいことが起こりやすいのです」(現地に詳しい人物)半年で5件も報告されることとなった、タイでの感電死。ネットでは《電話が凶器になるなんて……》《誰の身にも起こりうることだ》と警鐘を鳴らす声が上がっている。
2019年12月05日「誕生死」という言葉があるのをご存知ですか? 流産、死産、新生児死亡などを指す言葉なのだそうです。私も長女出産後、二度の誕生死を経験しました。今回は、「子どもを授かり、産む」ということが当たり前ではないと思い知らされた経験をお伝えしようと思います。 2人目妊娠を決意するまでわが家の長女は順調に授かり生まれてきてくれたので、妊娠できることは当たり前だと思っていました。添加物を避け、有機栽培されたものを選ぶなど、体にやさしい食生活を心がけていたことも自信を持つ大きな要因でした。 しかし、長女の育児でヘトヘトに疲れ切っていた私は、2人目のことなど考えられず、「ひとりっ子をじっくり育てよう」と心に決めていました。そんななか、突然夫の転勤が決まり、引っ越した先は3人きょうだいもざらにいるような家庭が多い地域でした。楽しそうにきょうだいで遊ぶ、ほかの家庭の姿を見て、長女はさびしそうな顔をすることが多くなりました。 まさか自分も!? 2人目不妊親戚に子どもがおらず、大人に囲まれて育ったせいか、おませな発言が多い長女のためにも、「子どもは子どもの世界でのびのびと遊ぶべきだ」という思いが強くなりました。そして、長女のためにきょうだいを産むことを決意したのです。 けれど、それまでの考え方に罰が当たったのではないかと思えてしまうほど、赤ちゃんはやってきてくれませんでした。待つこと一年、ようやく授かった命でした。 妊娠という「奇跡」長女のときには気付かなかったけれど、赤ちゃんの心臓の動きがモニターに映し出されるとき、そこには光が見えます。「まさに命の輝きそのものだ」と思いました。 ところが、その輝きは9週間後には消えていました。ついこの前まであって、いきなり消えてしまった、生きたくても生きられなかった小さな命。 「いつ終わるかわらないけれど、せっかくいただいた命なのだから自分が周りにできることを探して一生懸命生きていきなさい」。小さな命にそう教えられた気がしました。 その後、私はもう一度誕生死を経験し、妊娠の奇跡を痛感しました。命について学ぶ機会を与えてくれた2つの小さな命に、改めて「ありがとう」と伝えたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:楠田りら三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はピアノ。
2019年11月12日「はじめて『女性自身』の取材を受けた2年前に比べて、孤独死を『他人事じゃない』と思ってくれるフォロワーの方が増えてきた気がします。『家族が孤独死をした』という経験を持つ方もいらっしゃいました。『自分も気をつけよう』と思ってくれる方がすこしでも増えるように、ミニチュア制作をはじめ、いろんな表現方法で『孤独死の現場』を伝え続けていきたいです」こう話すのは、「遺品整理クリーンサービス」所属の遺品整理人・小島美羽さん(27)。遺品整理とは、自宅やマンション、アパートなどで亡くなった人の遺品のうち、金品や重要書類などを保全し、不要物を撤去する業務。特殊清掃とは、死後、発見が遅れた遺体によって汚れた室内の清掃・原状回復を行う業務のこと。毎年開催されている葬儀業界の展示会「エンディング産業展」に、2016年からミニチュアを展示し始めたところ、彼女が丹念に細部を表現した「孤独死の凄絶な現場」は大きな反響を呼び、入場者が撮影写真をアップしたツイートには1万5千ものリツイートがされるなど、大きな話題となった。小島さんが作成したミニチュアの数々そんな小島さんが、郵便局員の職を辞して遺品整理人になることを決心したのは、実の父親の死がきっかけだったと振り返る。「高校2年生の冬、母や私と別居して昼間から飲んだくれていた父が、孤独死寸前の意識不明の状態で発見されました。知らせを受けて病院にかけつけた私は、幼いころの父との記憶が頭を駆け巡った。そして思ったのは、『死の直前になってその人の大切さがわかっても、遅いんだ』ということでした」54歳での父の臨終を看取った彼女は、自身の経験を活かして「孤独死した方のご遺族に寄り添いたい」と願い、反対する母を押し切って15年に特殊清掃の職に就いたのだった。年間でおよそ3万人が孤独死するといわれる日本で、彼女は年間150件ほど孤独死現場の特殊清掃に出動している。その経験則から、私たち自身が、そして家族が「孤独死しないため」の対策を教えてくれた。現在では現場で得た教訓を伝えるためにイベント活動にも参加しているという【1】風呂場と温度差がある脱衣所や、トイレは暖める「ヒートショック(=心筋梗塞や脳卒中などを起こす要因となる急激な温度差による影響)は、寒い脱衣所と熱い湯船の温度差が引き金になることが多いといわれます。同じくトイレもこれからの冬場は危険。トイレでの孤独死の現場では、暖房便座のコンセントが入っていなかったり、便座カバーがなかったりというケースもみました」【2】近所の人にあいさつする「和室での孤独死のミニチュアは、晩年は独居生活だった父が好きだったワンカップをテーブルに置きました。近隣の方と会話がないと、いざというとき助け合えません。せめてすれ違うときに、あいさつくらいはかわしてほしいんです」【3】銭湯やデイサービスなどを利用する「毎日、必ず顔を合わせるような人がいれば、1日でも顔を見なければ『あの人どうした?』と心配してくれるものです。まったく予期できないのが孤独死ですが、他人事ではないということを繰り返しお伝えしたいです」そう話す小島さんが「5カ月間、仕事終わりに毎晩すこしずつ書き溜めた」という初の著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』(原書房)は、現在、全国の書店で発売中だ。
2019年11月04日「日本では、年間で3万人もの方が“孤独死”しているといわれています。誰にも看取られず自宅で亡くなり、死後、発見されるまでに日数が経過してしまった状況が孤独死。でも、メディアで取り上げられる場合、現場の写真はモザイク処理をされ、大事な『現実』が隠されてしまいます。年間でおよそ150件の孤独死の特殊清掃に出動している私は、『孤独死は誰にも起こりうるものだ』ということを伝えたくて、現場のミニチュアづくりを始めたんです」こう話すのは、「遺品整理クリーンサービス」所属の遺品整理人・小島美羽さん(27)。遺品整理とは、自宅やマンション、アパートなどで亡くなった人の遺品のうち、金品や重要書類などを保全し、不要物を撤去する業務。特殊清掃とは、死後、発見が遅れた遺体によって汚れた室内の清掃・原状回復を行う業務のこと。毎年開催されている葬儀業界の展示会「エンディング産業展」に、2016年からミニチュアを展示し始めたところ、彼女が丹念に細部を表現した「孤独死の凄絶な現場」は大きな反響を呼び、入場者が撮影写真をアップしたツイートには1万5千ものリツイートがされるなど、大きな話題となった。そのミニチュアは、よく見るとゴミ屋敷のように床面をビニル袋が占拠して虫が這っていたり、布団が赤黒く染まっていたり、湯船からはどす黒い液体がこぼれていたり……かなり衝撃的な描写なのだ。17年に初めて本誌がインタビューした際、小島さんは次のように語っていた。《孤独死の発見が遅れれば、夏場なら死後1週間もすれば腐敗して、畳や床が人の形のシミになってしまいます。そんな状況をリアルにお伝えしようと制作したミニチュアについて、「ディテールがすごい!」と投稿してくれたツイートには、「お気に入り」もたくさんつきました》そして、今日現在、彼女が手掛けた作品は9点にのぼる。代表的ないくつかを彼女自身が解説する。まずは、風呂場のミニチュアから。「冬場に浴槽の中で亡くなった方の現場を再現しました。発見されるまでの2カ月間、追い焚き機能で温かいままでしたので、腐敗がすごく進んでしまっていました。皮膚や内臓は骨から分離してしまって、お湯に溶け込んでしまうため、湯が『血の色が濃くなったような』色になっているんです」次は、大量のゴミ袋で山のように埋め尽くされた“ゴミ屋敷”。「ゴミ屋敷の主は、失恋やリストラなど、大きなショックで生きる気力を失ってしまったり、脱力してしまった方が多いんです。そして、こんな現場につきものなのが、巨大なゴキブリ。ある現場では1千匹ものクロゴキブリに囲まれてしまい、さすがにトラウマになってしまいました……」ゴミ屋敷は、職業などの理由で、時間的に余裕がないことも関係しているのではないかと小島さんはみている。「ゴミ屋敷の現場は、孤独死だけでなく、住人ご自身がゴミ処分を依頼されるケースも多い。弁護士、接客業、看護師、タレントの方などさまざまですが、共通項は『激務に追われてエネルギーを使い果たしている』こと。『今日は疲れているから明日掃除しよう』『休日に一気にやろう』が積み重なり、徐々に追いつかなくなってしまう人がいれば、勤務シフト上、朝の早い時間のゴミ出しができずに、ため込んでしまう人もいます。誰の家でも、ゴミ屋敷になりえるんです」この8月には初の著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』(原書房)を出版した小島さんが、最後にこう言う。「フォロワーの方の反応をみていると、2年前に比べて、『孤独死は他人事じゃない』と思ってくれる方が増えてきた気がします。テレビなどではカットせざるを得ない内容も、本では表現できましたので、一人でも多くの方に『自分も気をつけなきゃ』と思っていただけたら嬉しいですね」
2019年10月31日彼氏をたまにはドキドキさせたいなとか、もっと愛されたいな・・・と考えている女性もたくさんいるはずです。そんな時は、言葉の力を借りて彼の心を動かしてみましょう。あなたが彼の言う言葉にドキドキするように、彼もあなたの言葉に救われたり癒されたり、愛しさを感じる瞬間があります。ところどころで彼にステキな言葉をかけてあげれば、彼にもっと愛されるようになると思いますよ!彼があなたを愛おしくて仕方がなくなるような言葉を今回は幾つかご紹介します。「○○君って本当に格好良いよね」女性は、男性に「可愛いね」と言われても「またまたぁ」と言葉の裏を読み取ろうとしたり、素直に受け取れない事も多いと思います。でも、男性はこのようなストレートな表現が大好き。しかも、自分の大好きな彼女からこのような言葉を言われると嬉しくてたまらない気持ちになるようですよ!言うタイミングとしては、彼とデートをしている最中に不意に伝えるのがベスト。全く違う話をしている時でも構いません。彼の顔をジーッと見つめた後「○○君て本当格好いい」と最高の笑顔を見せましょう。「何を急に」ときょとんとされても、気にせずにその後手を握ったり、彼にスキンシップを求めたりすると愛しさが伝わるので、より効果的です。「○○君・・・本当にお仕事頑張っているよね」彼が仕事でぐったりしている時にはこのような言葉をかけてあげると、救われたような癒しを感じ、彼は貴女をより愛おしく感じます。男性の社会って縦社会で上司からの圧力があったり、部下の面倒をみなければならなかったりと結構キツイものなんです。そんな時に「頑張っているよね」という言葉をかけられると、「俺のこと解ってくれるのはお前だけだよ」と涙が出るほど嬉しい気持ちに。もっと、彼をキュンキュンさせたいのなら、「私、あんまり普段人の事を褒めないけど」と付け加えた上で、「今日は素直に頑張ってるなって感じたから褒めてあげたい」と彼の頭を撫でながら言ってみましょう。普段、あまり褒めない人が褒めてくれたという特別感が加わるので、彼の気持ちをより癒すことが出来ます。「いい?」疑問系で気持ちを伝えられる言葉男性は、女性に疑問系で会話をされるとキュンキュンしてしまうといわれています。例えば、「○○して欲しいんだど・・・だめ?」「もっと一緒にいたい・・・いいかなあ?」「キスしたい・・・いい?」というような言葉を上目遣いで言われるのがたまらなく好きなのです。彼にお願いをする時には、このように最後を疑問系にして伝えるとお願いを聞いてもらいやすくなります。甘えベタな女性も、この疑問文形式を取り入れれば、自然に男性に甘える事もできますし、可愛い自分を演出することも可能になりますよね。彼が簡単に叶えられそうなお願いごとをする時に使うのがポイントです。「おはよう、おやすみ、こんにちは、ありがとう、ごめんなさい」この5つの言葉をしっかり言える女性は、男性の心を動かす事が出来ます。小さい頃から当たり前のように使っている言葉なのですが、大人になるとちゃんと言える人が少なくなってしまうのはナゼなのでしょうか。付き合いが長くなっている彼に対して「おはよう」と笑顔で挨拶したり、「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと口にして伝えると、いつもよりしっかりとした大人な雰囲気を感じさせ、マンネリ打破にも繋がるようですよ。男性は、このような当たり前の言葉を女性がちゃんと言えるかどうかをお付き合いの基準にしている事もあるので、今までちゃんといえなかった女性も、今日から伝えてみると二人の関係がよりよくなるかもしれませんね。「最高においしい!」彼と一緒に食事に言った時、ちゃんとおいしさを伝えられる女性は愛されます。「おいしい」と言葉にするのは簡単かもしれませんが、それを相手にどれだけ伝えられるかは女性の腕にかかっていると言えるでしょう。伝え上手な女性は、「おいしい」というだけじゃなく、口に入れた瞬間目を閉じて体を震わせながら「ん〜〜〜〜」と叫んだり、彼氏の手を握って「本当においしいよね」と同意を求めながら喜んだりするみたい。人間は動物の本能を少なからず持っています。男性も、好きな女性に対して食事で喜ばせて気を引きたいという本能が残っているので、食事をおいしそうに食べている姿にキュンキュンしてしまうんですね。おいしそうに食事をした後にレストランを出た後にもダメ押しのひと言。「こんなおいしいお店を知っているなんて○○君すごいね」と褒めちぎりましょう。今回の言葉はどれもコレも男性がキュンキュンしてしまうものばかり。このような言葉を状況に合わせて使っているうちに、彼の中に「気持ちを上手に伝えてくれる素直な子」という印象も残るので、より愛されるようになります。男性は、無邪気な子供のように心を見せてくれる女性が大好き!恥ずかしがらずに、彼に言葉で沢山のキュンをプレゼントしてあげてくださいね。written by 亀ぱんだ
2018年12月31日「Laline」よりクリスマス限定セット登場イスラエル発の死海コスメブランド「Laline(ラリン)」では、2018年のクリスマス限定コレクションとして「グリッタードリームセット」(税抜8,000円)を発売。2018年11月16日(金)より販売を開始する。気になる中身は?「グリッタードリームセット」にはボディソープ、ボディローション、さらにオリジナルのグリッターシャワーバッグがセットになっている。「シマリングシャワージェル」はキラキラのグリッターが入ったジェルタイプのボディ用洗浄料。アロエベラなどの天然由来成分で、肌に潤いをチャージしてくれる。また「ボディローション」は、みずみずしい使用感で肌にスッと馴染むアイテム。ボラージオイル、ホホバオイル、アロエベラ・カレンデュラエキスといった数種の植物由来成分で、しっとりツルツルの仕上がりだ。いずれの商品も香りは「バニラピンクペッパー」。甘いバニラの中にピリッとスパイシーなピンクペッパーを利かせた洗練された香りだ。心地よい香りに包まれて、ボディケアの時間を格上げしてくれるだろう。同セットはクリスマス限定、この時期にしか手に入らない限定商品。大切な人へのギフトとしてはもちろん、日頃忙しい毎日に追われる自分へのご褒美としていかがだろうか。無くなり次第販売終了となるので、気になる方はお早めに。【参考】※Laline JAPAN株式会社のプレスリリース
2018年11月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「尊厳死と安楽死」です。超高齢化社会の日本の今後の課題。徹底した議論を。今年の1月、評論家の西部邁さんが入水自殺をした際、知人の2人が自殺の手助けをしたとされ、自殺ほう助の罪に問われ、逮捕されました。西部さんは生前、老齢で病気になり家族に迷惑をかけたくないと思う人間が、自分の裁量で死ぬという選択があってもよいのではないかとおっしゃっていました。橋田壽賀子さんも昨年、『安楽死で死なせてください』という著書を出され、物議を醸しました。尊厳死とは、回復の見込みがなく苦痛を伴う状態にある場合、延命措置を断り最後は自然死を迎えるというもの。安楽死には、薬物を投与したり、延命治療を途中でやめる「積極的安楽死」と、延命治療を行わない「消極的安楽死」がありますが、線引きは曖昧です。現在、日本では安楽死は認められていませんが、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、カナダ、アメリカの一部では認められています。オランダでは2002年に安楽死を法制化し、通常の医療行為として、保険が適用されているそうです。認められる条件は、本人の自発的な要求のほか、改善の見通しがない、安楽死以外の解決策がない、安楽死の担当医以外の医師の診断などです。2016年には6091人の人が安楽死を選択。7割が末期ガン。あとは高齢者や認知症患者などが占めていました。超高齢者がますます増える日本にとって、終末期医療・ケアは大きな課題です。厚生労働省は3月に「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を改訂しました。本人の意思を尊重するのは大前提ですが、本人が意思決定できなくなる前に、家族や医療・介護従事者が連携をとって方針を繰り返し話し合い、文書にしておくことを勧めています。尊厳死、安楽死は難しい問題です。治る見込みがなく、毎日苦痛を伴いながら家族を犠牲にして生き続けるのは確かに辛い。しかし、生きることを前提に作られている社会で、死を自ら選択できることになれば社会不安を起こします。また、弱者は切り捨ててよいという発想にもなりかねません。人生100年時代、社会でも家族間でも徹底して議論する必要があるでしょう。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年6月13日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年06月09日「Laline」より夏の限定セット発売イスラエル発、死海のミネラルを使ったアロマグッズでお馴染みの「Laline(ラリン)」より、これからの季節にぴったりのスペシャルコスメセット2種類が、2018年6月18日に発売されます。毛穴を徹底ケア!気温が上がるこれからの季節、毛穴の開きや詰まり、黒ずみなど、毛穴に関する様々なトラブルが起こりやすくなります。トラブル防ぐためには、主な原因である古い角質や皮脂をきちんとケアすることが大切です。そこで今回「Laline」から登場するのが、毛穴トラブルを徹底ケアする限定セット。「フェイスパワーチャージセット」と「集中毛穴セット」は、トラブルフリーの理想的な素肌を叶えてくれるアイテムです。限定セットの内容「フェイスパワーチャージセット」(4,800円)は、フェイスマスクと引き締め化粧水がセットに。化粧水で肌に水分をチャージすると同時に毛穴をキュッと引き締め、美肌成分がギュッと濃縮されたマスクで集中保湿を。「集中毛穴セット」(8,000円)は、クレンジングムース、フェイシャルピーリング、ディープクレンジングマスクがセットになった充実の内容。肌の汚れや角質を優しく落とし、死海の塩・泥のパワーで毛穴の黒ずみを集中ケアします。「Laline」の限定フェイシャルケアセットで、毛穴レスのツルツル美肌を目指してみませんか。(画像はプレスリリースより)【参考】※Laline JAPAN株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
2018年05月27日「過労死」で数が減少し続けている蜂のための“エナジードリンク”がポーランドで開発された。蜂たちが労働を続けてくれなければ死んでいくのは人間なのだから、これは他人事ではない。Photo by Massimiliano Latella約20兆円相当の自然界の巨大ビジネスと、過労死する蜂たち食料を作るのには虫や動物がいなくなちゃならない。スーパーの棚に並ぶ食料を買っていると忘れがちだが、他の生物なしに私たち人間は生きてはいけない。特に蜂は地球上の90%の自然植物の存続に関わっているといわれている。受粉を「ビジネス」として考えれば、送粉者として約20兆円の利益を生み出しているのが蜂である。しかしその数は年々減少。もちろん、現実問題「蜂が行なっているビジネス」がなくなれば経済的な大損害だけでなく、それは食料確保の問題で、人類の存続に関わってくるだろう。(参照元:Bee Saving Paper)この問題に目をつけたポーランドの広告やメディアの代理店 Saatchi & Saatchiは、都心の蜂を救う活動をしているCity Beeとタッグを組み、昆虫学のエキスパートと職人の力を借りて「Bee Saving Paper(ビーセイビングペーパー):蜂を救う紙」を開発した。この生分解性紙にはベタつかないように加工された蜂にエネルギーを与えるブドウ糖が含まれている。このブドウ糖は蜂の大好物の植物ハゼリソウから取り出されたものだ。また、この紙には水からできたUV塗料に覆われた蜂だけが見える円上の模様が施されており、それが蜂の休憩所の目印となる。▶︎オススメ記事・もう食品ラップはいらない。ハチの力を借りて作られる「1年間、何度も使えるラップ」。・19店目:日本初上陸。増粘剤や安定剤など“余計なもの”を一切入れない、超オーガニックアイスクリーム Three Twins Ice Cream| フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』All photos via Bee Saving Paper unless otherwise stated. Text by Noemi MinamiーBe inspired!
2018年04月10日《人にはそれ抜きにして自分を語れない決定的な「時」があるのだと思う。私の場合、夫の死だった。悲しかった。絶望しかなかった。それでも、私は喜んでいる私の心も見つけてしまった。悲しみは悲しみだけじゃない、そこに豊穣がある、と気づいた。このことを書かずに私は死ねないと思ったーー》(『文藝春秋』3月号より) 第158回芥川賞を受賞した若竹千佐子さん(63)は“受賞のことば”として、こう綴っている。子どもを育てあげ、夫も看取った74歳の主婦「桃子さん」が、老いや孤独を抱えながら、新しい世界を歩んでいくさまを描いた受賞作『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)は、50万部を超えるベストセラーになっている。 若竹さんがデビュー作となる同作品を書くことになったきっかけは、8年前に自営業を営む夫を突然亡くしたから。絶望のどん底にいたときに、彼女の長男が勧めてくれたのが「小説講座」だったという。 「若竹さんにとっては、小説講座に通い、文章を書くことで、死別による絶望感や孤独感から一歩踏む出すことができたのでしょう」 そう語るのは、埼玉医科大学国際医療センターで、遺族の悲しみに耳を傾ける「遺族外来」を開設している大西秀樹教授(57・精神腫瘍科)。 「核家族化と少子高齢化が進み、以前より人間関係が狭く濃くなっています。それだけに配偶者や家族、親しい人との死別は悲しみが深く、心身にストレスがかかります。その心の傷が消えることはありません。しかし、大切なことは、悲しみと折り合いをつけて、愛する人のいない世界に適応しながら人生を送ることなのです」(大西教授・以下同) 大切な人を失って、悲嘆が深刻化し、無力感で先に進めない人は少なくない。死別後には、うつ病の発症率と自殺率が高まり、心臓病の発症率が上昇するという。 「夫婦仲がいい人ほど、死別のつらさが大きいと考えられていますが、夫婦仲がいい方はもちろん、特段仲がよくなくても、配偶者の死別による悲しみに打ちひしがれて、立ち上がれない人は多いのです」 大西教授は“配偶者の死別による空虚感”について、こうアドバイスする。 「死別の悲しみが消えることはありませんが、人は必ず『成長』をします。どんなにつらい目に遭っても、それを乗り越えて、自分で解決していく力があるのです。ただ、愛する人がいない人生に適応できるまでの時間は、人によって異なるので、決して焦らないでいただきたい」
2018年03月28日映画『ルイ14世の死』が、2018年5月26日(土)にシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。『ルイ14世の死』の題材は、フランスの王・ルイ14世。“太陽王”と呼ばれ、豪奢を尽くしてヴェルサイユ宮殿を作った、ルイ14世の最期の数週間を辿る。ゴージャスなヴェルサイユの王の寝室で、衰弱し食欲も失せた王がビスケットを口にしただけで「ブラヴォー!」と叫ぶ、貴族たちの陳腐な空気感を絶妙に描き出している。宮廷の生活を細かく記録したサン=シモン公の『回想録』と廷臣ダンジョーの『覚え書、別名ルイ14世宮廷日誌』をもとに、死にゆく王と、その周りの医師や側近、貴族達を、ドラマチックなクライマックスを排除し、仔細かつ大胆に表現した作品だ。監督は、カタルーニャ出身の異才アルベルト・セラ。風車の出てこないドン・ホーテ物語『騎士の名誉』やカサノバとドラキュラが出会う『私の死の物語』など、古典や歴史上の人物を革新的に描き出し、世界で高く評価されている。また、映画作品以外にも、戯曲の執、舞台の演出、映像によるインスタレーション、パフォーマンスなど幅広い活躍を見せ、「21世紀の前衛」と称されている。18世紀に死を遂げたルイ14世を演じるのは、ヌーヴェルヴァーグの申し子とも呼ばれるジャン=ピエール・レオ。左脚の壊疽から死に向かう王の姿をほぼベッドの上で演じている。【詳細】映画『ルイ14世の死』公開日:2018年5月26日(土)監督:アルベルト・セラ出演:ジャン=ピエール・レオ、パトリック・ダスマサオ、マルク・スジーニ、イレーヌ・シルヴァーニ配給:ムヴィオラ原題:La Mort de Louis XIV©CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016
2018年03月19日歌手のmisono(33)が4日に更新したブログで、自身が死に至る可能性もある大病を患っていたことを明かした。 misonoは「海外inバリ島(2/1〜2/5)」と題したブログを投稿。2月初めにインドネシアのバリ島へ旅行してきたことを報告した。現地での出来事や感じたこと帰国後、自身の考え方に変化があったことが綴られていた。 その中で、「2018年1月の時点で、病気は完治してたんだけど…人生において初めて!『もし悪化したら死に至るから、出来るなら今すぐ入院して下さい』と言われる程の病になりまして…」と大病を患っていたことを告白。 misonoはレギュラー番組が全てなくなったタイミングでもあったとし、「昔なら『どうなるんだろう』って不安になったり『どうすればいいんだろう』って落ち込んだりして、家に1人で引きこもってただろうけど」と不安な気持ちを明かした。 しかし、「『人生で初めて』海外に旅行しまくっていて!“丸々1ヶ月間のオフ”も“体調不良”も、必ず『意味&理由があった』んじゃないかな?」「『もういいんだよ』『休みなさい』って言われてる気がして!だから“今後”が、楽しみでしかなくて(笑)」と、現在は前向きな気持ちであることを伝えた。 最後にファンに対し「2018/1/6.7で「ミモラ(※編集部注:misonoファンの総称)は解散」という形をとってしまったけど。どうか『幸せであって〜好きにして〜自由でいて〜気にしないで〜』下さい」と呼びかけた。
2018年03月06日満島ひかりが『夏の終り』以来、4年ぶりに単独主演を務める『海辺の生と死』。作家・島尾敏雄の私小説「死の棘」のモデルにもなった若き日の妻・ミホとの愛を、満島さんと永山絢斗の共演で描く本作から、待望の予告編が解禁となった。傑作「死の棘」を世に放った小説家・島尾敏雄と、その妻、島尾ミホ。時は、太平洋戦争末期、2人が出会ったのは自然と神と人とが共存し、圧倒的な生命力をたたえる奄美群島・加計呂麻島。男はじりじりと特攻艇の出撃命令を待ち、女はただどこまでも一緒にいたいと願った。たとえ、それが死を意味するとしても――。後年、互いに小説家である2人がそれぞれ執筆した鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、実際に加計呂麻島でのオールロケを敢行し、完全映画化を果たした本作。ミホをモデルにしたヒロイン・大平トエを演じるのは、映画『愚行録』やドラマ「カルテット」での好演も記憶に新しい満島さん。また、敏雄をモデルにしたトエの恋人の朔(さく)中尉を演じるのは、先のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインの夫役を演じた永山さん。今回の予告編では、この2人の出会いとともに、戦時下ではありながらもお互いに惹かれあう恋の切なさ、特攻命令による“別れ”の予感を感じさせている。奄美の深い緑の森で初めて言葉を交わす2人、愛を伝えあう波音が激しく響く浜辺など、思わず引き込まれる映像に加え、豊かな音で抑揚を聞かせる満島さんの奄美言葉は、懐かしさや温かさにあふれた不思議な感覚をもたらしている。さらに注目すべきは、映画本編でも特に印象的な満島さんが歌う奄美島唄。島の娘であるトエと、本州(内地)からやってきた若い将校・朔との恋は、奄美に古くから伝わる、“内地の男との恋は必ず女に涙をもたらす”という悲しい島唄の世界そのもの。2人を待ち受けるはかなくも美しい運命を、満島さん演じるトエが歌う島唄が切なく彩っている。戦争という非常時のもと、どうしようもなく惹かれあう2人の恋の始まりの日々を綴じ込めた本作。奄美の海辺で想いを寄せ合う2人の恋を、ここから確かめてみて。『海辺の生と死』は7月29日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海辺の生と死 2017年7月、テアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
2017年05月09日長編小説「死の棘」で知られる島尾敏雄と、自身も作家である妻・島尾ミホ、戦後文学史に残る伝説的夫婦を題材にした映画『海辺の生と死』で、満島ひかりが主演を務めることが分かった。時は1945年、太平洋戦争末期――。奄美群島、加計呂麻島(かけろまじま)。岬に囲まれた小さな集落は戦争の影に覆われていた。ある日、海軍特攻艇の部隊を率いる朔(さく)隊長が、新たに駐屯してくる。島の子どもたちに慕われ、隊員たちと酒を飲むより島唄を習いたがる…そんな彼を眩しそうに見つめる、国民学校教師のトエ。ある日、トエは朔からの手紙を受け取る。「今夜九時ごろ浜辺に来て下さい」。トエは、胸の高鳴りを抑えられなかった。体の中に宿った狂おしいほどの愛に戸惑う女。いつまでも下されない特攻の出撃命令を待ち、無為に日々を過ごす男。敵からも見離されたような静かな島は、ゆっくりと終戦を迎えようとしていた――。「私小説の極北」と評され、戦後文学の傑作として現在も多くの読者を惹きつけている「死の棘」の作家・島尾敏雄と妻・ミホ(いずれも故人)が、それぞれに出会いのエピソードを綴った小説「島の果て」と随筆集「海辺の生と死」を原作にした本作。2人が出会い、永遠に解くことのできない赤い糸で結ばれるまでの時間を描いた「死の棘」へと続く愛の物語となる。映画の舞台となるのは、透き通った青い海に囲まれ、緑濃い葉が生い茂り、圧倒的な生命力に満ちあふれる奄美群島内の加計呂間島。その美しさから“神の住む島”とも呼ばれる場所を舞台に、ミホの分身にあたる主人公トエを演じるのは、ドラマ「カルテット」が現在放送中、まもなく妻夫木聡と兄妹役を演じた『愚行録』の公開も控える満島さん。日本随一の演技力と圧倒的な存在感を併せ持つ彼女が、『夏の終り』以来、4年ぶりに単独主演を務める渾身作となる。主人公トエを演じるにあたり、満島さんは「この脚本と共に、私自身の本性を自らあばいてやろうと思いました。なんにせよ、一生抱えていかなきゃいけない作品になったと思います」と語り、並々なる気概を覗かせている。「私のルーツは奄美大島にあります」という満島さんは、沖縄育ちだが、祖母が奄美の生まれ。本作では島唄(奄美民謡)の歌唱にも挑戦し、「撮影中、楽しめたことも、できなくて悔しかったこともいっぱいあったけど、奄美のすごさを感じる日々でした」とふり返っている。劇中、満島さんが披露する島唄は、UAとの共作でも知られる奄美島唄の第一人者、朝崎郁恵が歌唱指導に当たった。満島さんのDNAに組み込まれた繊細な歌声は、奄美の美しい自然と共鳴し、観る者の心を揺さぶるに違いない。今年2017年は、島尾ミホの没後10年、島尾敏雄の生誕100年にあたる。関連書物から浮き彫りになる島尾夫婦がたどった生涯は、評論家や作家により「究極の夫婦愛」を描いたものと評され、とりわけ苛烈で劇的な人生を歩んだミホは「純粋無垢ゆえに狂気に至った聖女」と位置づけられている存在。ちなみに、傑作ノンフィクション「狂うひと―『死の棘』の妻・島尾ミホ―」を記した梯久美子が、本作の脚本の監修を務めている。この戦後文学史に残る伝説的夫婦の愛の物語でメガホンを取ったのは、安藤サクラ主演、ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』など数多くの作品のプロデューサーとして知られる越川道夫。2015年の『アレノ』に続き、本作が監督2作目となる。越川監督は、「満島さんは、島尾ミホさんをモデルにしたトエを演じ、彼女の戦時中の恋とその時代を、激しく狂おしいまでに駆け抜けていきました。ぼくたちは、島の人々を、島にしげる木々を、島の歌を、海を、満島さんが歌えばその歌声と呼び交すように鳴き始める鳥たちを愛し、彼らとともにこの映画を作りました」と語り、奄美の島で実現した本作に万感のコメントを寄せている。『海辺の生と死』は7月、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日女優のキャリー・フィッシャーの死を受けて、ディズニーが巨額の保険金を受け取ることになるようだ。『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られるキャリーは、ディズニーと3本の映画契約を結んでいたものの、昨年12月27日にこの世を去ったため、その契約が果たすことができなくなり、保険会社よりディズニーに個人の生命保険金として史上最高額となる5,000万ドル(約59億円)が支払われることになるという。ある関係者はウェブサイトのザ・インシュアランス・インサイダーに、成功を収めている人物たちの複雑な資本リスクを保証する専門家であるアメリカを拠点としたエクセプショナル・リスク・アドバイザーズによって、多額の保険金がロイズ・オブ・ロンドンからディズニーに「契約保護の保証金」として支払われることになると話している。キャリーは亡くなる前に2017年12月公開予定の『スター・ウォーズ:エピソード8』の撮影を完了させていたものの、2019年に公開予定の『スター・ウォーズ:エピソード9』でも大きなパートを務める予定となっていた。そのため、キャリーの死を受けて同作品の脚本は大幅な変更を余儀なくされるとみられている。キャリーはロンドンからロサンゼルスに向かう飛行機の中で心臓発作に襲われ、その後帰らぬ人となってしまった。さらに、キャリーの死の翌日には母デビー・レイノルズも脳卒中と思われる症状により息を引き取っている。(C)BANG Media International
2017年01月04日ダイエットをするときは辛いこともありますが、過度にしてしまうと危険なこともあります。その危険は時には、死につながることがあります。ダイエット法を選ぶときは身体に合ったものを選び医師に相談することも1つです。5つの危険なダイエットを見てみましょう。1.「ゼロカロリー」ダイエット少ないカロリーのものだけを食べる事は、必ずしも体重を落とせるとは限りません。それより体にとても悪いです。身体を健康に保つためには1日約2,000カロリーは必須です。あまりにも少ないカロリー摂取は心臓が止まるリスクがあります。実際にイギリスで1日500カロリーしか摂っていなかった女性は、これが理由で心臓が止まりました。2.良く知らないダイエットサプリを買う何も知らずに、薬やサプリを取る事は危険です。インターネットだけで売られているものの中には避けた方が良いものもあります。理由は、薬の成分に危険なものが含まれている場合があるから。海外でもこれによって死亡した例が数件あります。3.断食体が健康になりきれいになると言われる「断食健康法」。オーストラリアの女性が、この少しの食べ物だけを食べる方法を行っていましたが、この女性も空腹を我慢し過ぎた結果、亡くなってしまいました。4.脂肪除去術脂肪除去術は確かに皮膚の下にある脂肪を取り除くので、一時的に痩せます。ただ、常に難しい手術であり、血栓などのリスクがあることを忘れてはいけません。5.運動のしすぎあまりにも過度な運動は、体にリスクをもたらします。体は運動に適した状態でないといけません。ジムに行ったりランニングをするには、健康であることが大切です。綺麗な体でいることは、女性として重要なことですが、何事も過度は良くありません。ダイエット法を選ぶときは、必要に応じて医師に相談するなどして、自分の身体に合ったものを選んで実践しましょう。
2016年09月30日「SKE48」松井珠理奈が連続ドラマ初主演、手にした人間が次々と不可解な死を遂げる“呪われた1万円札=死幣”をめぐるホラーサスペンス「死幣」が9月14日(水)今夜最終回を迎え、ついに“死幣”の謎が解き明かされる。経済学部に通う大学1年生・南由夏(松井さん)は妹から“死幣”の怪談を聞く。怪談の内容はお金が欲しくてたまらない人に突然届く呪いのお金“死幣”を使ってしまうと1万円札の福沢諭吉の肖像に黒い染みが浮かび上がり、使ってしまった人は残酷な死を遂げるというもの。そして由夏の友人がある日突然、福沢諭吉の両目に黒いシミのついた大量の1万円札とともに怪死。その後由夏の周りの人間に続々と“死幣”の呪いが襲いかかることに。由夏はかつて妹を亡くした刑事の若本(戸次重幸)とともに“死幣”の謎を追う…というストーリー。松井さんの妹・小夢役で清原果耶が出演したほか、西田麻衣や元「AKB48」の川栄李奈、吉岡里帆、葉山奨之、山田裕貴などフレッシュなメンバーが集結。筧利夫や柚希礼音など豪華なキャスティングも話題となった。今夜の最終回ではいよいよ由夏にも“死幣”の呪いが迫ることに。妹を助けられなかった悔しさから由夏をどうしても助けたいと思う若本は、財津(筧さん)殺害の真犯人・高山(菅原大吉)と対峙。どうして死幣の呪いから逃れられたのかを問う若本。高山は死幣の呪いを解くたった一つの方法を知っていた。その頃、小夢の病気治療のために1千万円が必要だと知った由夏のもとに死幣が届く。追い詰められ新薬購入のため死幣を使ってしまう由夏だが、小夢は新薬に拒絶反応を起こし容態が急変してしまう。処置室へ向かう由夏だが死幣の呪いはすでに始まっていた。由夏は処置室ではなく違う部屋に迷い込んでしまう…。由夏たちは“死幣”の呪いを解けるのか。その運命を見届けて。「死幣」最終回は9月14日(水)今夜24時10分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年09月14日息子にとって「近寄りがたい存在」だった祖父が天国へ。こんにちは。『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子です。3年前から膵臓がんを患っていた私の父が、6月17日天国へ旅立ちました。享年82歳でした。昭和1ケタ生まれ。終戦の時は中学1年生だった頑固な父。子どもの授業参観日や運動会などの行事には一切顔を出すことなく、仕事一筋だった父。私の息子が自閉症とわかっても、障害に対する理解もあまりなく、息子がパニックを起こしたり、ひと時もじっとしていられずに歩き回ったりする様子を見て、よく怒鳴り散らしていました。Upload By 立石美津子そんな父に対して、孫である息子は「近寄りがたい人」、「怖い存在」と思っていたようです。今回は、父の死に際して息子がどのように反応したかをお話しながら、自閉症児が人の“死”をどう受け止めているのかを考えたいと思います。葬儀への参列は、息子にとって初めての経験。出典 : 父の入院先である緩和病棟に何度も見舞いに行き、葬儀、告別式に参列したこの一週間。自閉症児の息子の脳にとっては、予期せぬこと、初めての人、場所の連続でストレス満載だったと思います。そもそも、子どもが「人の死の場に立ち会う」経験をすることは、あまりありません。私も50歳を過ぎてからは、結婚式に呼ばれるよりもお葬式にいく回数の方が増えましたが、子ども時代に葬儀に参列することはありませんでした。このように葬儀はただでさえ子どもにとって馴染みのない場面なのですから、初めての事が苦手な自閉症の息子が落ち着いて葬儀に参列など出来ないことは容易に想像できました。実際、息子が葬儀や告別式に参列することに対して、私の母も「走り回ってみんなに迷惑をかけるから、来させないでほしい」と反対していました。けれども私は、ヘルパーを付けて息子を葬儀に参列させました。焼き場で焼かれて骨になって、それを箸で拾うところまで全ての過程を含め、この一連の人の死の場に立ち会うという、またとない機会を息子に体験させたかったのです。涙する家族。ウロウロと歩きまわる息子。Upload By 立石美津子私たち家族は、父の死に目には会えず、病院に駆け付けたとき身体は冷たくなっていました。みんな号泣していました。そんな状況なのにも関わらず、息子は病室内をウロウロと歩き回り、ファンタジーの世界に没頭しているのか、場にそぐわない笑みまで浮かべていました。看護士が「どういうお祖父様でしたか?」と尋ねても、「怒る人、怖いおじいちゃま」と言葉を飾ることなくそのまま答えていました。病院の近くにある実家に寄った時も、玄関に付いている「立石信義(=祖父の名)」の表札をいつ変更するのかということばかりを気にしていて、一切涙をすることはありませんでした。こういう態度を見て「やっぱり自閉症なんだなあ」とつくづく思いました。「お祖父ちゃまが死んで悲しくない?悲しい?」息子に問うてみるUpload By 立石美津子周りが泣いているのにも関わらず自分の世界に没入する息子。「自閉症児がする典型的な態度だが、だからといって、息子が人の死に対して何も感じていないはずはない。」そう考えた私は、葬儀までの一週間の間、息子に何度か質問してみました。はじめに、「おじいちゃまが死んで悲しい?」と聞くと、息子はオウム返しに「悲しい」と答えました。続けて「おじいちゃまが死んで悲しくない?」と聞くと、これまたオウム返しに「悲しくない」と答えます。いつもこのパターンで、相手の言ったことをリピートするのです。聞き方を変えて、選択肢を与えながら「お祖父ちゃまが死んで悲しい?悲しくない?」と問えば、本心が聞き出せるかというとそうでもないのです。この質問の仕方ですと、印象に残りやすい後者のフレーズ「悲しくない」を機械的にリピートすることが予想されました。そこで順番を入れ替えて「お祖父ちゃまが死んで悲しくない?悲しい?」と、淡々と聞いてみました。こういう風に、意図的に文中の言葉を選ばなくてならない状況にさせて意思確認をすると本心が言えることを、自閉症の息子を15年間育ててきた経験上、私はわかっています。すると息子は、「悲しくない」と答えました。はっきりとした意思を持って前者のフレーズを選んだのです。息子は何かと自閉症を理解できない父からよく怒鳴られていたので、それは正直な気持ちだったのかもしれません。いつまでも裏表のない子どもなのです。でも、いつも通っているプールでコーチから「お祖父様、亡くなったんだね」とお悔やみを言われたときには、「大変なことが起こった」と答えていたらしいです。彼にとっての「祖父の死」というのは、そんな感じ方だったのです。私たちから見たらそっけない態度ですが、心の中ではきっと色んなことを感じていたのだろうと思います。私の葬儀のとき、息子はどんな態度をするのでしょうか?順番的には私が先に死ぬのですから、いつかその時はやってきます。その後、一体誰が息子を支え育ててくれるのだろうか。そんなことを思うと、とても暗い気持ちになってしまいます。生きている間にこうして息子にできるだけ多くの体験をさせ、社会との関わりを増やしていく。母である私ができることは、それぐらいしかないのかもしれません。出典 :
2016年08月22日SABON(サボン)から「デッドシー」シリーズが2016年7月8日(金)から発売される。新シリーズは、“死海”の恵みにこだわってきたSABONが死海の魅力を極限までつき詰めて誕生したもの。死海で採取できる塩・水・泥・植物をアイテムに配合し、美容効果を余すところなく肌へ届けてくれる。死海の塩は、肌や健康に働きかけるミネラルを多く含んでいるのが特徴。人気のボディスクラブは、死海の小さな塩の粒が体の隅々の角質までやさしくオフするアイテム。さらさらとした植物性オイルが肌に密着し、死海の塩のミネラル効果を高めてくれる。また、保湿に優れるオイルベースのシャワーオイルは、死海沿岸植物の成分が肌をクレンジングし、トリートメント効果をもたらす。そして珍しいボディマッドは、ボディスクラブのあと、肌の水分を拭いてから使うボディ用パック。ミネラル豊富な死海の泥をベースに水・塩・植物全てが配合され、肌の水分バランスを整える。全身で死海を感じられるスペシャルケアアイテムとなっている。死海の塩の結晶からインスピレーションを受けた、神秘的なパッケージにも注目したい。 シンメトリーになっている不透明な塩の結晶のようなデザインは、自然の豊かさを表現。香りはまるでスパを想わせるシダーウッドをベースとしており、癒し効果が抜群。【商品詳細】SABON「デッドシー」シリーズ発売日:2016年7月8日(金)アイテム例:・デッドシー ボディスクラブ 600g 7,500円・デッドシー シャワーオイル 350ml 4,200円・デッドシー ナチュラルデッドシーボディマッド 400ml 4,000円・デッドシー ミネラルボディローション 200ml 4,800円・デッドシー ミネラルハンドクリーム 50ml 2,400円※価格は全て税込【問い合わせ先】SABON JapanTEL:03-5785-4568
2016年06月30日米歌手プリンスさんが死の前日に医師の診察を受け、さまざまな薬を処方されていたようだ。今月5日の捜査で4月7日と20日にプリンスを診察したことが明らかになった家庭医のマイケル・トッド・シューレンバーグ医師は現在警察の捜査対象となっており、ロサンゼルス・タイムズ紙が入手した警察からの報告書によると、シューレンバーグ氏はその2日間に謎の症状に対する薬をプリンスに処方していたようだ。とはいえ、プレイズリー・パークの自宅で4月21日に急逝したプリンスがその処方された薬を飲んでいたかについては明らかになっていない状況だ。警察当局はプリンスの自宅の再調査を実施し、またシューレンバーグ氏が勤務していた病院の記録を入手したという。ノース・メモリアル病院の広報担当者は、プリンスが自宅のエレベーター内で死亡しているところを発見された当日、シューレンバーグ氏が同系列のミネトンカ・クリニックに勤務していたが、現在は在籍していないとしている。警察は検視によりアセトアミノフェンとオキシコドンを含有するパーコセットがプリンスの体内にあると結果が出たことを受け、どれだけ鎮痛薬がプリンスの死に影響を与えたかを現在調査しているところだ。また、死亡した日の翌日には、プリンスは鎮痛薬への依存症において医者に相談に行く予定だったともみられている。プリンスの代理人たちは、死の前日4月20日にオピオイド系鎮痛薬依存症の専門医ハワード・コーンフェルド氏に緊急事態のためプリンスの自宅を訪問するよう連絡を取っていたようだ。自殺の可能性がなくなった時点でプリンスの死後検査が行われたが、その結果はまだ数週間かかるとみられている。(C)BANG Media International
2016年05月12日米人気歌手プリンスさんの死において、薬物過剰摂取の可能性を探る調査が進められているようだ。先週ミネアポリスのペイズリー・パークの自宅で急逝したプリンスさんの死を巡る調査において、薬物の関連性と、死の6日前にプライベートジェットで移動中にプリンスの体調が急変して緊急着陸した際に1人の医師がいたかどうかが焦点となっているようだと新たな情報が入ってきている。この緊急着陸の1件があった当時、プリンスさんはインフルエンザの治療を病院で受けたとプリンスの代理人たちは主張していたが、通常アヘン剤の解毒のため使われる「セーブショット」を投与されたともみられている。警察の1人はE!ニュースに「プリンスの死をめぐる状況について我々は引き続き調査を進めています。臨床工学技師が毒物検査の結果を出してくれる予定で、おそらくそれまでに数週間かかるでしょう」と説明する。また、プリンスさんは臀部に問題を抱えていたために取っていた鎮痛剤パーコセットに長年中毒になっていたともいわれており、さらには、半年前にエイズが発症していたことを医師から告げられていたものの宗教上の理由により治療を拒否していたとも報じられている。(C)BANG Media International
2016年04月30日俳優のウィル・スミスは、人気歌手プリンスさんの死の前夜に話をしていたばかりだったという。21日午前にプリンスさんがペイズリー・パーク自宅内のエレベーターで遺体で発見されたことを受け、前日に話をしたばかりだったというウィルがフェイスブックに「とにかく驚いているし、悲しみに打ちひしがれているよ」「昨晩に彼とは話をしたばかりだったんだ。今日ジェイダと僕は、美しい詩人であり、真のインスピレーションであり、この地球上に存在した最も素晴らしいアーティストの1人を失った喪に服しているよ」と心境を明かした。また、ウィルの妻ジェイダ・ピンケット=スミスも自身のフェイスブックで、追悼メッセージを投稿。「プリンスはこの業界に私を入れてくれた最初のアーティストの1人だった」「彼は天才的アーティストというだけでなく、親切で面白く、美しい意味で奇抜で、探求心が強く、創造力に富み、魅惑的で、スピリチュアルで反抗的、そしてとても知的な人だった。そして他人のルールではなく、自分なりのルールで自分の人生を生きるという力を私に早くから教えてくれた人だった」「今日私たちが失った存在を言葉で表すことなんて本当にできない」「私の友人パレスの言葉を借りれば『音楽はその心音を亡くしてしまった』。美しいあなた、安らかにお眠り下さい」とつづった。(C)BANG Media International
2016年04月25日57歳で急死した米人気歌手プリンスさんは、死の数日前に薬物過剰摂取に対する治療を受けていたようだ。21日にペイズリー・パークの自宅兼スタジオのエレベーター内で死亡しているところを発見される前の今月15日、プリンスさんはプライベートジェットでの飛行中にインフルエンザが悪化したことにより病院へと搬送されたと複数の関係者がTMZに伝えたと報じられていたが、その真相は全く違うものだったようだ。アトランタ公演からミネソタ州の自宅まで帰る途中、到着まであと48分という距離で、緊急着陸となり病院搬送されていたが、その際、医師団からアヘン剤の効果を抑える「セーブショット」が投与されたという。プリンスさんは医師たちより病院で24時間安静にするようにと言われていたが、個室の確保ができなかったために、その後また自宅へとプライベートジェットで向かったと前述の関係者たちはTMZに話していた。他の情報筋は、病院を去ったときのプリンスの体調は思わしくなかったと語っている。プリンスさんの正式な死因についてはまだ明らかになっていないが、ミネソタ警察当局は、調査を進めるにあたってその病院での記録を参考にしたいと考えているようだ。プリンスさんの代理人はこれらの主張に対してまだ正式コメントを出していない。(C)BANG Media International
2016年04月23日エマーソン・レイク・アンド・パーマーの結成メンバーでキーボードのキース・エマーソンの死が、自殺によるものだとロサンゼルスの検死機関が判断した。10日にサンタモニカの自宅で亡くなっているところを発見されていたが、38口径の銃で頭部を撃って自らの命を絶ったと検案書が出された。さらに、同市の福祉保険局の広報担当は、死亡時にキースは心臓病やお酒による気分の落ち込みも患っていたと明かした。長年のパートナーであるカワグチ・マリは以前インタビューの中で、キースは右手の神経にダメージを受けたことでキーボードの演奏に影響が出ており、予定されていたツアーを前に精神的に苦しめられ続けていると話していた。「キースは悪い部分の筋肉を摘出する手術を数年前に受けました。ですが、右手の痛みと神経の問題は悪くなる一方でした。彼はファンをがっかりさせたくなかったのです。完璧主義者でしたし、その完璧に演奏しようとする考えが、彼の気分を落ち込ませ、ナーバスにさせ、不安にさせたのです」カワグチがサンタモニカの自宅マンションに帰宅した際に、キースが死亡しているところを発見。バンドで長きに渡り時を共に過ごしたカール・パーマーがキースの死を公にし、友のために追悼コンサートを開催するつもりだとも発表していた。「キースは今後も唯一無二の存在として君臨するキーボードプレイヤーとして音楽への愛、パフォーマンスへの情熱をもった優しい魂の持ち主です。パイオニアであり革新者であった彼の音楽はロック、クラシック、ジャズの世界で全ての人の心をつかみました」とカールのウェブサイトに声明が出されていた。1970年に結成されたエマーソン・レイク・アンド・パーマーは『カルカス』『恐怖の頭脳改革』などを含むアルバム9枚、ライブアルバム17枚を世に送り出している。2010年にハイ・ボルテージ・フェスティバルでバンド結成40周年を記念してバンドとして最後となるライブを行った。バンド活動をしつつも、キースはソロでも音楽を発表しており、ソロアルバムを出したり、1980年ダリオ・アルジェント監督作『インフェルノ』や1981年シルヴェスター・スタローン主演作『ナイトホークス』で映画音楽も手掛けたりしていた。生涯の伴侶となったカワグチとは、2人の息子をもうけている。(C)BANG Media International
2016年03月17日今月10日にがんのため69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんが死の間際までニューアルバムに取り掛かっていたと、元交際相手のクラウディア・リニアが明かした。死の数日前にクラウディアがデヴィッドさんから受け取った携帯メールは、「いくつか歌詞を送ってくれよ。忘れるなよ」と催促する内容だったという。クラウディアはデヴィッドさんが病気を患っていることさえ知らなかったため、友人の連絡でデヴィッドさんの訃報を聞いた際にはショックを隠しきれなかったとデイリー・メール・オンラインに話した。「デヴィッドが健康上のタイムリミットと闘っていたなんて知りもしなかったわ。もし知っていたのなら、一緒にことをすすめようと完全に急いでいたでしょうね」「デヴィッドはただ年を取っていっただけで、病気だって感じはしなかったわ。彼の声はいつも私が聞いてきたデヴィッドそのものだったしね」さらに、自身にガンのことを打ち明けてくれなかったことに心を痛めるというクラウディアだが、デヴィッドさんが曲、自身が歌詞担当で作り始めた作品を完成させ、デヴィッドさんにささげるアルバムを作りたいそうだ。「デヴィッドは何かをしようといったんきめたら、初めから終わりまでを見る人だったわ。そのプロジェクトをやってのける人なの」「思い出してみると、私が何かを完成したときは、デヴィッドは『いい子だね』っていつも言っていたわ」「私は彼を見て、『デヴィッド、私のことを調教している動物か何かのように感じさせるわ』って言うの」「それで、2人とも笑うのだけど、それって単に肯定の表現なのよね」「だからこそ、このプロジェクトを手掛けようと思うわ。彼にささげるためにね」と考えを明かした。クラウディアはデヴィッドさんと交際していた当時、彼がアンジー・ボウイと結婚していたことは知っていたものの、気にもしていなかったといい、またデヴィッドさんのロンドンの自宅で行われたとされる一連のワイルドなパーティーが存在したとしてもたいしたことではないことを分かっていたという。「彼に他に付き合っている人たちがいたのなら、私を避けていたでしょうね。そうでなければ、私は彼を受け入れなかったと思うしね」「私にも寛容できる範囲がいくぶんあるわ。デヴィッドがロンドンでワイルドな時間を過ごしていたとしても、それがなんともないことだって知っていたわ」と語っている。(C)BANG Media International
2016年01月28日誰にでもいつか訪れる“死”、そして最も生きることを謳歌する瞬間である“エロス(性愛)”。一見相対するものに見えるこの2つは、実はつながりが深い概念のようです。「小さいころから、死も性愛も、私にとっては日常の中でタブー視されるものでした。例えば親しい誰かが死ぬと、お祝いの席は辞退するものと教えられました。一方で男の子たちは、少年マンガの奥に、エッチな本を置く。どちらも“隠す必要があるもの”という意味で、どこか似ていますよね。必要なものなのに、なぜ隠すのかな、どうして見えにくくなっているのかな、ということは、常々疑問に思ってました」と語るのは、このたびメキシコで、“死とエロスの関係”に触れてきたという壇蜜さん。「昨年、同じ番組でネパールに行きまして。最初にお話を頂いたとき、“私脱ぐの?!ネパールは仏教国よ?!”って焦ったんですが(笑)、脱ぐことなく終わりました。今回はメキシコ。ラテン系だし、“今年こそ脱ぐかな…”と一応水着は持っていったんですが、今回も大丈夫でした。番組は、家族で見ても大丈夫な内容に仕上がっていると思います(笑)」実際に足を踏み入れたメキシコは、壇蜜さんが想像していたより遥かに“貞淑な国”だったらしい。「実は奔放なところはあまりなく、意外と保守的。愛を語ったり、情熱を交わしたりする行為は、日本と同じように秘め事として捉えているんじゃないでしょうか。死に関しては、キリスト教を信じている人が多い国民なので、“生も死も、神から与えられたもの”という意識が強く、命は、自分一人でどうこうできるものではない、という気持ちが強いと思いました」神への強い信仰を持ちながら、精霊を司るシャーマンや、呪術を操る魔女、また、同性愛者である“ムシェ”という存在も懐に抱く不思議な国、メキシコ。そんな文化に触れた旅を終え、相当なカルチャーショックを受けたのでは?「それが、良い意味で全然なくて…。誰もが自分の死や性愛を受け入れて、ひたむきに人生を送っている国でした。でもそれは、外国からの侵略があったり、太陽や神のために自分の心臓を生け贄に捧げたという、想像もできないほどの激しい歴史を持つ人々だからなんだと思います。番組を通じ、そんなメキシコの一面を知っていただけたら嬉しいです」◇だん・みつタレント。『テレビで中国語』(NHK Eテレ)などにレギュラー出演中。2016 年のカレンダー(ハゴロモ)も好評発売中。ブログもやってます。ameblo.jp/sizuka-ryu/◇『壇蜜 死とエロスの旅マヤ・アステカ』太陽の国と呼ばれるメキシコは、マヤ・アステカ文明の遺跡など、数多くの謎深い文化を持つ国。メキシコにある“死と再生の文化”の神髄に触れるべく、壇蜜さんが旅をする。12/29、21:00~ NHK BSプレミアムで放送。※『anan』2015年12月30日‐2016年1月6日合併号より。写真・小笠原真紀
2015年12月25日