2022年3月18日、報道番組『タモリステーション』(テレビ朝日系)に、お笑いタレントのタモリさんが出演しました。同番組では、ウクライナ情勢について特集。ロシアが軍事侵攻に踏み切った背景などを、専門家の意見を交え、両国大統領の人物像や歴史について深く掘り下げました。番組視聴者の間では、同番組の顔である、タモリさんの言動が話題となっています。114分の番組で、ほぼ無言を貫いたタモリが…?114分に渡り、ウクライナ情勢について深堀りした同番組。しかし、タモリさんは、冒頭の挨拶の後、ほぼ無言を貫いたのです。神妙な面持ちで、専門家の話をさえぎることなく真剣に聞いていたタモリさん。番組の最後で、アシスタントとして出演していた、大下容子アナウンサーからコメントを求められると、このように語りました。まぁ、あの、こうしている間も大勢の人がウクライナで亡くなっているわけですね。というより、殺されているわけですから。まぁいろいろありますけども、一日も早く平和な日々がウクライナに戻ることを祈るだけですね。タモリステーションーより引用「亡くなっている」ではなく、「殺されている」と、より強い表現で明確に発言し直した、タモリさん。番組放送中、沈黙を貫いていただけに、タモリさんの言葉は視聴者の印象に強く残ったようです。・ほとんど話さなかったタモリさんの言葉。「殺されている」にハッとした。早く戦争をやめて。・専門家の話をさえぎらずにじっくり聞いて、ただ平和を願う姿が素晴らしい。コメンテーターとして、正しい姿勢じゃないかな。・タモリさんって、もともと政治関連の発言はほとんどしてこなかったと思う。お笑いタレントとして、何か信念があるんじゃないかな。・番組の内容、とても分かりやすくてよかった。タモリさんの沈黙は、逆に平和を願う気持ちを雄弁に語っていたと思います。タモリさんが何を思って、同番組で沈黙を貫いたのか、その真相は本人にしか分かりません。しかし、タモリさんの少ない言葉や沈黙する姿は、多くの人にウクライナ情勢について、再び考えるきっかけを与えたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年03月19日好きな人と、2人きりのデート。そんなときは緊張して、なにを話せばいいのか困ってしまいますよね!そこで今回は、沈黙で困ったときにオススメな「話題」をご紹介します。奥手な女性こそ、覚えておいてくださいね♡■ ありのままの感想を話す知り合ったばかりだと、好きな人とデートができるだけでワクワクしますよね。緊張して会話がぎこちなくて、ちょっと気まずくなる……なんてこともあるはず。そんなときは「緊張してる……」と言葉にするのがオススメ。自分を特別視しているから緊張してるのかもと思うと、男性も恋愛モードになってくれるかも♡素直な気持ちを口にするだけでも、あなたの気持ちは十分彼に伝わり、デートは充実したものになりますよ。■ 共通点について好きな人のことって、なんでも知りたいですよね。たとえば、相手の趣味が気になったとき。「休日はなにをしてるの?」「最近なににハマっていますか?」と聞けば、好きなものが共有できるでしょう。そこで2人の共通点が見つかったら、話を広げるチャンス!些細なポイントでも、その共通点をとっかかりに質問してみましょう。ここでのポイントは、「自分のことを」話してから、相手のことを質問すること。そうすることで、お互いにより深く知り合うことができるはずですよ♡■ 目の前のもの+相手の感想を聞く緊張して頭が真っ白になり、なんて話せばいいだろう……と慌ててしまうときもあるはず。そんなときは、目のまえのものについて話してみましょう。たとえば美味しいパンケーキを食べたとき、「生クリームたっぷり!○○さんは、甘いもの好き?」と聞いてみるなど。たったこれだけでも共感を生めば雰囲気が和みますし、自分のことについて聞かれ嬉しい!とプラスに捉えてもらえるはずです。■ まずは自分が楽しむことから!せっかくのデート、好きな人との時間を満喫できたら、それだけで楽しいですよね。今回ご紹介したのは、どれも自然に取り入れやすいもの。ですから、少しずつ試して会話への不安を減らしていきましょう。そんなふうに、まずは自分が彼との時間を楽しむことで、関係はどんどん深まるはずですよ♡(柚木深つばさ/ライター)(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年11月05日パントマイムの神様と言われたマルセル・マルソーの実体験に基づく物語『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』より、公開に先駆けて今回、子役&往年の名優の熱演を捉えた、本編冒頭映像をシネマカフェが独占入手した。2007年に84歳で亡くなるまで、世界中の俳優やミュージシャン、ダンサーたちに影響を与えたマルセル。本作は、第二次大戦中、ナチと協力関係にあったフランス政権に立ち向かうべく、レジスタンス運動に身を投じていた、これまで語られてこなかった彼の実体験が明らかになる。その後の展開を支える重要なスタートラインとなる物語の導入部分。本作では、静から動へと移行するサスペンスフルなストーリーを見せながら、時間軸をジャンプさせて厳粛なムードへと突入。冒頭映像は、作品全体の完成度を期待させる至極のオープニングシーンだ。ユダヤ人差別が激化するナチ政権下のドイツ・ミュンヘン。ユダヤ人のエルスベート(ベラ・ラムジー)は、「(私たちは)なぜ憎まれてるの?」と父親に尋ねると、「ヒトラーが言っている。“失業が多いのはユダヤ人のせいだ” 皆それを信じている」と語りかける。そして眠りに就こうとしたエルスベートだったが、ナチの突撃隊がやって来て、平穏な家庭の幸せを切り裂いていく…。そんな表情のみでこの切迫感を伝えるエルスベート役のベラ・ラムジーは、「ミルドレッドの魔女学校」や「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演した名子役。エルスベートがどのようにマルセルと出会い、物語を動かしていくのか注目だ。一方、1945年のドイツ・ニュルンベルクにあるナチ党党大会跡地では、エド・ハリス扮するアメリカ陸軍大将ジョージ・S・パットンがジープで颯爽と登場。パットン将軍は、打倒ナチスドイツを成し遂げた連合軍兵士を前に、「勇敢さの定義が恐怖を知らぬことなら、勇敢な人間などいない。物語の主人公はかけがえのない市民の一人だ。諸君のあらゆる犠牲と英雄的行為は彼らのためにあった」などと演説。一体、その“物語の主人公”とは誰を指すのか?その後のストーリー展開がより気になる映像となっている。『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』は8月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~ 2021年8月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2019 Resistance Pictures Limited.
2021年08月08日公の場に一切登場しない、撮影・対面インタビューにも応じない、謎の天才デザイナーが沈黙を破った映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』の予告編が完成した。常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、その全てが謎に包まれていた。本作は、初めてマルジェラ本人が製作に協力したドキュメンタリー映画。今回解禁となる予告編では、キャリアを通して一切公の場に姿を現さなかった謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラがついに沈黙を破り、キャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子ども時代について語り、初めて自身で作った服やドローイングなどを初公開する貴重なものとなっている。なお、8月6日(金)に発売となる全国共通特別鑑賞券の公開劇場窓口&オンライン通販「メイジャー」限定特典は、A5サイズのクリアファイル。デザインは4種。都内上映劇場では、劇場ごとに異なるクリアファイルを1枚、そのほかの劇場、オンライン通販では4種の中からランダムで1枚プレゼントとなっている(※数量限定、先着順)。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』は9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ” 2021年9月17日より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
2021年07月30日デート中に、会話が途切れて気まずい沈黙……そんな少し困った経験はないでしょうか?グイグイ会話をリードしてくれる男性相手には困らないことですが、口数少な目な男性とのデートでは女性側も工夫が必要です。できるだけテンポよく会話を続けて、楽しい時間にしていきたいですよね。そこで今回は、男性との会話が途切れない、とっておきの会話術をご紹介します。■ 6:4の法則を意識この数字は、相手と自分の会話の分量のこと。よく「聞き上手になるべし」なんていわれますよね。でも、ずーっと聞いてるだけでいいのか、というとそれも間違い。聞く側に回りながらでも、ポイントで話をするということが大事です。その分量の目安が相手6の自分が4ぐらいだと思ってください。■ 自分のことをオープンに相手の心を開くには、まず自分のことを先にオープンにさらけ出すよう心がけましょう。生い立ち、家族、趣味、ダメなところ、恋愛経験など、とにかく自分のことを包み隠さず相手より先に話すことが大事。仲良くなってないうちから話すのは勇気がいりますが、自分の弱いところを先に見せることがポイントです。初対面は、誰しも自分のいいところを見せようと、かっこつけるものです。だから日頃と違う自分が空回ってしまって、会話がかみ合わないとか沈黙ができたりしてしまうのです。ただ一点、注意することは「何回も浮気されたことがある」「部屋がきたな過ぎて片づけられない」など笑えないレベルまでさらけ出す必要はないですからね。■ あいづちを上手に「あいづち」無くして会話が成立しないといっても過言ではありません。ただ「あいづち」の中には、言葉を発しない「うなずき」から、「ええ」「そうなんだ」「すごい」など声を発するものまで色々あります。会話のネタが少ない人でも、「あいづち」の部分を意識するだけで、相手が会話に乗ってペラペラと話してくれることもあります。では、「あいづち」で何が一番大事なのでしょう?それは、相手の気持ちに寄り添った「あいづち」をうつこと。「あいづち」に感情がこもってない人や、相手の話が終わってないのに「あいづち」を挟んでくる人っていますよね。そんな相手には話す気をなくしてしまう可能性も高いので、注意しましょう。■ クローズド・クエスチョンを応用して相手の会話を引き出すテクニックである、クローズド・クエスチョンから広げていくワザをご紹介します。Yes・No、もしくはAまたはBの質問をなげかけ、答えがでたら、そこからWHY(なぜ、どうして)と理由を聞きながら話を広げていくやりかたです。例えば、「好きな男性芸能人は?」「〇〇〇さん」「なんで?」という感じ。このパターンで相手について興味あることをどんどん聞いていくと、自然と会話は盛り上がることでしょう。■ オープンマインドを意識してすぐに打ち解けられる人って、知らない間に自己開示ができる人が多いようです。恥ずかしいかもしれませんが、早く仲良くなりたいならまずは自分からオープンマインドで。ご紹介したテクニックをぜひ実践してみて、会話の盛り上がるデートを楽しんでくださいね!(TETUYA/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月28日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、会話のない時間を受け止められる女性、「沈黙を楽しめる女」になりきり。相手が話すタイミングを待てることが大事。私が出演している恋愛リアリティショー『オオカミくんには騙されない』での話なのですが、番組には、リアルだからこその、沈黙が続く場面が少なくありません。普通、“何かしゃべらなきゃ…”と焦りそうなものなのに、とあるカップルが、沈黙の時間さえも楽しんでいる姿を見て衝撃を受けました。自分が投げかけた言葉に対して相手が考えている時間を受け止め、表情を見ながら、言葉を交わさない時間を有意義なものとして共有できている。会話の一つとして沈黙が存在していることが本当にすごい。そしてなにより大人だと思いました。ちなみにこのカップルが登場したのは番組のスピンオフ企画で、以前いろいろあった二人が久しぶりに会うという状況で、相手のことを信頼しているからこそ実践できることなんだろうなとも思いました。他の共演者やスタッフも、「このカップルだから沈黙がいいんだよね」と話していて、本当にそうだなと感じたんです!私は30歳にしてようやく沈黙もいいものなんだと気づくことができました。つい、「で、どうなの?」と急かすばかりの自分には味わえないもの。人それぞれに自分の間というものがあるし、相手の間を読むことは難しいからこそ、それができるような人になりたいと思いました。まずは、話している相手の表情をよく見て、まだ考えている途中なのかどうかを見極めることが大事だと思います。また、会話は、必ずしもすぐに言葉を返さなきゃいけないわけじゃないということを理解しておくことも、焦らないためには大事ですよね。たとえ無言の時間が生まれても、“この人は私の問いかけに対してちゃんと考えてくれているんだな”と理解できれば、きっと沈黙も怖くないはずです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年7月28日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年07月26日2007年に第1シーズンが放送されたテレビドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)。俳優の福山雅治さんが、変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学を演じ、平均視聴率21.9%という異例の高視聴率を獲得しました。二度の映画化や、ドラマ第2シーズンも放送され、長く愛されてきた『ガリレオ』シリーズ。ついに、『ガリレオ』映画化第3弾となる『沈黙のパレード』の製作が決定しました!©2022「沈黙のパレード」製作委員会2008年に公開された映画『容疑者xの献身』。そして、2013年には映画化第2弾となる『真夏の方程式』が公開され、いずれも大ヒットを記録しました。©2008フジテレビジョンアミューズS・D・PFNS27社©2013フジテレビジョンアミューズ文藝春秋FNS27社『沈黙のパレード』の主演は、もちろん福山雅治さん。再び、天才物理学者・湯川学を演じます。また、共演は柴咲コウさんと、北村一輝さん。湯川と柴咲コウさん演じる内海の、性格がまったく違うことで際立つコミカルなやりとりも再び見ることができます。原作は2018年に発刊された東野圭吾さんの『沈黙のパレード』。極上ミステリーでありながら、すべての登場人物に温かな眼差しを向け描かれた繊細な人間模様は、感動的な人間ドラマへと昇華していく作品です。福山雅治さん、柴咲コウさん、北村一輝さんからコメントが届いています。福山雅治(湯川学)福山個人としては、草薙と薫に会えるのをずっと心待ちにしていました。しかし湯川としては…またやっかいな2人と再会したな…、と思っているかと(笑)。小さな街で起こった悲し過ぎる事件。関わった人たちすべてが被害者であり、加害者でもある。「沈黙のパレード」という東野先生が世に送り出した極上のミステリーの実写化。この高いハードルかつ挑みがいのある難問に、我々はどういう最適解を導き出すのか。僕も湯川と共に今作の映画化における極上のエンターテイメントを探究したいと思います。柴咲コウ(内海薫)湯川先生、草薙さん、薫。時は流れ、それぞれの道を歩んでいたであろう登場人物たち。しかしきっと、昔と変わらないそこはかとない安心感と絆を味わえるのだろうと。彼らとまた再会できること、チーム・ガリレオでまた撮影ができることを楽しみにしています。北村一輝(草薙俊平)早いもので、「シーズン1」から14年も経つのですね。今までの集大成となるような今作には懐かしいレギュラー陣に加え、豪華キャストが揃います。湯川と草薙の友情があってこその今回の物語、全力で取り組みたいと思います。監督は、前作に続いて西谷弘さんです。西谷さんは「実に8年ぶりの再会だな。3人とも元気にしているか?」とそれぞれの登場人物にメッセージを送りました。湯川よ、NY帰りと聞いたが奇人変人ぶりは健在か?草薙よ、加熱式タバコに変えたようだが息切れしているのではないだろうな。内海よ、捜査一課復帰おめでとう。強気の眼光に衰えはないか?久しぶりの再会を懐かしんでる暇はないぞ。戦いの火蓋は切られた。『沈黙のパレード』は2022年公開予定です。今から公開待ち遠しいですね!【あらすじ】アメリカ帰りの物理学者・湯川学(福山雅治)のもとに、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)が相談にやってきた。突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見され、容疑者は、湯川と大学時代の同期で内海の先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった男だった。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。その男が娘の住んでいた町に戻り、堂々と遺族たちの前に現れ、彼らを挑発したことで、町全体を憎悪の空気が覆う。そして、秋祭りのパレード当日、その男が死んだ…。男を殺害する動機のある者には全員アリバイがあり、死因も不明。この超難問に、湯川、内海、草薙の三人が挑む…![文・構成/grape編集部]
2021年07月15日マイケル・ジャクソンを始め、世界中の俳優やミュージシャン、ダンサーたちに影響を与えた“パントマイムの神様”マルセル・マルソーの実体験に基づく感動作『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』の予告編が到着した。1938年、親をナチに殺されたユダヤ人孤児たち123人をフランス・ストラスブールで迎えるマルセル。自身もポーランド系ユダヤ人のマルセルは、「戦時中だからこそ子どもたちを笑わせたい」という思いから緊張に包まれた孤児たちをパントマイムで和ませる。しかし、世の中ではますますユダヤ人迫害が激化。“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉が閉ざされた場所でユダヤ人やその協力者たちを拷問し、無慈悲に射殺していた…。“パントマイムの神様”と称されるマルセル・マルソー。マイケル・ジャクソンの“ムーンウォーク”は彼のパフォーマンスからヒントを得たというエピソードがあるなど、世界中の俳優やミュージシャン、ダンサーたちに影響を与えた。本作では、第二次大戦中にナチと協力関係にあったフランス政権に立ち向かうべく、レジスタンス運動に身を投じていたこれまで語られてこなかった彼の実体験を描いている。今回到着した予告編では、ジョージ・S・パットン(エド・ハリス)が、大勢の兵士たちに「驚くべき話」として耳に入れたエピソードを披露するシーンから始まる。“アメリカ軍の英雄”の心を動かしたエピソードの主人公こそがマルセル・マルソー(ジェシー・アイゼンバーグ)だ。映像ではマルセルがユダヤ人孤児たちをパントマイムで笑わせ和ませる姿が映し出される。しかし世の中ではますますユダヤ人迫害が激化し、閉ざされた場所でユダヤ人やその協力者たちが拷問され無慈悲に射殺されていた。マルセルはユダヤ人孤児たちをフランスからスイスへと逃がそうと提案するが、無事にスイスにたどり着くことができるのか…。マルセルを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグ。自身もユダヤ人で母親がプロの道化師だったという生い立ちを活かし、人間味豊かな魅力的な人物に変わっていく姿を生き生きと演じている。『ハリー・ポッター』シリーズのフラー・デラクール役のクレマンス・ポエジーが、マルセルが恋心を抱くエマを演じ、当時、“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉は、『ワルキューレ』のマティアス・シュヴァイクホファーが演じている。また4度アカデミー賞にノミネートされた名優エド・ハリスが、アメリカ陸軍大尉ジョージ・S・パットン役で出演する。監督はポーランド系ユダヤ人で、ベネズエラで最も著名な映画監督であり脚本家、ベストセラー作家でもあるジョナタン・ヤクボウィッツが務める。代表作『ベネズエラ・サバイバル』はベネズエラ史上NO.1のヒットを記録し、ロバート・デ・ニーロ出演の『ハンズ・オブ・ストーン』はカンヌ国際映画祭に出品され喝采を浴びた。その確かな手腕で、負の歴史に隠された人間の命への讃歌を描き出す。『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』は8月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~ 2021年8月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2019 Resistance Pictures Limited.
2021年06月29日エミリー・ブラント&ジョン・クラシンスキー夫妻がそれぞれ主演、監督を務め、世界中で大ヒットした体感型ホラーの最新作『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』。今作でも監督を務めたクラシンスキーから、“家族”と“子どもたち”を想う熱いコメントが到着した。”何か”の襲来を避け、遠くへ行くことができないアボット一家の状況を表現するため、ニューヨークのハドソンバレーや、その近郊にあるいくつかの主要なセットのみで撮影が行われていた前作。一方で、一家が住処を失い、外の世界へと足を踏み入れていく最新作では、家の中から廃墟、列車、船着き場…と撮影エリアが大きく広がり、”音を立てたら、超即死”の展開がさらにスケールアップ。主演であり、プライベートでは自身の妻でもあるエミリー・ブラントとの間に2人の愛娘を持つクラシンスキー監督は、前作の製作時は劇中のアボット家の姿を通して、自分の子どもたちにも強く育ってほしいという父親からのラブレターの意味合いも込めて製作していたという。その熱い想いは最新作でも健在で、今回では様々な場所で撮影が行われたが、なかでもクラシンスキー監督はアボット家の地元周辺を描くにあたり、代々ペンシルベニア州の鉄鋼労働者だった自身の家族を参考にした。「“何か”の出現よりずっと前にも、そのコミュニティに厳しい時代は何度もあったはずだと考えてみるのは面白いと思ったんだ。そういう時期があったのはピッツバーグの製鋼工場で働いていた祖父や父を見ても明らかだった。だから彼らや、彼らのコミュニティについて聞いた話へのちょっとしたオマージュも入っている」と監督。さらに、今回も自身の子どもと重ね合わせて、親にとって何より大きいであろう“成長”に焦点を当てたと語る。「ずっと頭にあったのは、親が子どもにする約束のことだ。自分のそばにいる限り安全だと親は子どもに約束する。でも残念ながら、いつかその約束を破るときが来るのは避けられない。いつか子どもは自力で世の中に出て行かなければならない。成長とはまさにそういうものであり、考えてみたい中心的なテーマだった」と明かした。最新作のアボット家は、前作でエヴリンが産んだ赤ん坊を抱えながら、危険に溢れた外の世界に足を踏み出していく。クラシンスキー監督の言葉にある通り、前作からさらに絶体絶命度がアップした本作で、2人の子どもリーガンとマーカスの成長は大きな鍵となりそうだ。『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は6月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クワイエット・プレイス破られた沈黙 2021年6月18日より全国にて公開©2020 Paramount Pictures. All rights reserved.
2021年05月23日新型コロナウイルスの勢いが収まらない中、『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』がまたもや延期になった。新たな公開日は9月17日。今作の延期はこれが3度め。オリジナルの北米公開日は昨年3月20日で、すでにプレミアも済ませていたが、コロナがアメリカを直撃して、半年後の9月4日に延期。その段階でもニューヨークやL.A.で映画館がクローズしていたことから、再び今年の4月に延期された。しかし、1月も下旬になった今、あと3カ月弱で全米の映画館がオープンし、人々が駆けつける状況になっていることは現実的でないと判断したようだ。2018年のオリジナルは全世界で3億ドルを超える大ヒットになっている。続編の監督、脚本もジョン・クラシンスキが務める。『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』2021年公開文=猿渡由紀
2021年01月25日水難事故で亡くなったナヤ・リヴェラの遺体が見つかり、生前ナヤと親しくしていた友人や俳優らが追悼メッセージをSNSなどに投稿するなか、沈黙を貫いていたビッグ・ショーン。かつて、ナヤとビッグ・ショーンは婚約関係にあったほど距離の近い仲だった。だからこそ、その衝撃は計り知れないものがあったようだ。先週末、ついにインスタグラムで沈黙を破った。「ナヤ、安らかに眠ってね。魂に神のご加護を。きみの才能や存在には本当に感謝している。きみはヒーローだ。息子を救っただけだからじゃない。人々に自信を持たせ、堂々とした振る舞いをさせてくれるような人だった。自分ひとりでは、そうできない人に。きみのおかげでぼくはより賢く、よりよい人間になれた。2人の間の思い出は大切にしているよ。まだ深い悲しみのなかにいて、ショックで…。現実だとは信じられない。きみとご家族のために祈っている。きっと彼らのことを見守っているんだろうね。どうか安らかに、ナヤ」と長文の追悼メッセージを投稿し、白黒写真のナヤの写真と、ナヤが息子のジョージーくんを大切そうに抱きしめている写真を掲載した。「People」誌によると、ナヤとビッグ・ショーンは2013年4月に交際を始め、同年10月に婚約。しかしわずか半年後の2014年4月に破局を迎えた。ナヤはその年の7月にライアン・ドーシーと結婚。2015年9月にジョージーくんを出産した。カリフォルニア州ピルー湖にジョージーくんを連れて遊びに来ていたナヤは、泳いでいたところ、溺れてしまったとみられている。ピルー湖は水深が深く渦を巻く場所があり、ナヤは4歳のジョージーくんを水面からボートの上に乗せるのに必死で、力尽きてしまった可能性がある。(Hiromi Kaku)
2020年07月20日平日の午後に名作の数々をオンエアするテレビ東京「午後のロードショー」では、4月23日(木)本日、スティーヴン・セガール主演のアクション巨編『沈黙の傭兵』を放送する。セガールが湾岸戦争の英雄に扮し、戦友の仇を討つ!幼少期から格闘技に触れ、17歳の時に来日。禅や合気道、剣道、柔道はもちろん太極拳などの日本武道や中国武術を学び、『刑事ニコ/法の死角』で映画デビューすると1992年公開の『沈黙の戦艦』が大ヒット。その後同作は続編『暴走特急』が製作されこちらも大ヒットするが、日本ではその後の主演作に『沈黙の~』という邦題をつけることが増え、昨年公開された『沈黙の終焉』に至るまで多数の“沈黙シリーズ”で知られるように。一方、現実世界でも2012年から保安官を務めるようになり、その姿を追ったドキュメンタリーが製作されるなど、ほかのアクションスターとは一線を画すストイックなキャリアを重ね続けるセガール。本作は2006年に公開された“沈黙シリーズ”の1作となる。南アフリカの小国ガンモラル。この国の国民たちを独裁政府から救おうとシーガー(スティーヴン・セガール)ら傭兵たちは戦いを繰り広げていた。しかしこの戦いはCIAの汚職捜査官ドレシャム(ルーク・ゴス)と、闇のフィクサーであるチャペル(ロジャー・グーンヴァー・スミス)が画策した金がらみのミッションだった。その事実を知らないシーガーたちはフランス軍の介入を受け、絶体絶命の状況に追い込まれる。シーガーの戦友ジョーンズが敵の銃弾に倒れ、妻と息子を守ってくれとシーガーに言い残し息絶えた。ドレシャムらの裏切りを知ったシーガーは、なんとか自力で戦場からの脱出に成功する。1週間後、シーガーはジョーンズの妻エディと息子ションドラの元を訪れ、必ず彼の遺体を国に連れ帰り手厚く葬ると約束するのだった。しかし家から出てきたシーガーをドレシャムの送り込んだ殺し屋が襲う。殺し屋たちを倒すシーガーだが、同じくシーガーを追っていたクルーガーを筆頭とする傭兵たちに拉致され、チャペルの元へと連れて行かれる…というストーリー。セガール扮するシーガーは戦友の妻子を救い、その仇を討てるのか? 『沈黙の傭兵』は4月23日(木)13時35分~テレビ東京「午後のロードショー」枠で放送。(笠緒)
2020年04月23日気になる男性と一緒にいるときに、沈黙の時間が流れると、焦ったり不安な気持ちになったりするはず。しかし、どんな理由で沈黙をしているのか、男性の気持ちがわかれば、きちんと対処することができるでしょう。そこで今回は、一緒にいるときに「沈黙する」男性の心理を紹介します。■ 「何を話せばいいのか」わからない男性は女性と話すときには、やはり多少は緊張をするものです。そのため、何を話したらいいのかわからなくなって、考え込んで沈黙が生じてしまうこともあります。特に、相手が気になっている女性だった場合には、「嫌われたくない」とか「変なことを言ってはいけない」といった思いも強くなるので、余計に気軽に話せなくなりがち。どこか落ち着きがなかったり、ソワソワしていたりするのなら、緊張からの沈黙である可能性は高いので、あなたのほうから色々と話題を振ってあげるといいでしょう。■ 「違うこと」を考えている男性は同時に色んなことを進行させるのが苦手な人が多いです。逆に言うと、ひとつのことをグッと集中してやり遂げたり考え込んだりしやすい傾向にあります。会話中でも、他に何か気になることが浮かんだら、そのことで頭がいっぱいになってしまうなんてことも…。難しい顔をして一点を見つめているようなときには、ふと何か違うことを考えているケースもあるので、「ちゃんと聞いてよね」とやさしく注意をすれば、あなたとの会話に集中してくれるようになるでしょう。■ 「機嫌」を損ねている怒りが湧き起こっていたり、不機嫌になっていたりするときに、黙り込んでしまう男性は少なくありません。怒りを爆発させないように必死に抑え込んでいるので、話す気になどなれずに無口になるのでしょう。ただ黙り込むだけではなく、明らかに機嫌を損ねている雰囲気があるのなら、そうなる原因がどこかにあったはず。それをきちんと探って、あなたが謝るべきであるのならきちんと謝るようにしないと、話し合いすらできずに不穏な時間だけが流れていくことになりますよ。■ 話に「飽きてきている」会話中に男性が沈黙をし始めたときには、話の内容自体に飽きてきている可能性もあります。つまらない話や興味のない話がいつまでも続くと、苦痛に感じるようにもなるので、話す気もなくなっていくもの。会話に全くノッていなくて、話を盛り上げようとする気配も見られないのなら、話題を変えてみることも大事です。自分が話していて楽しいというのは大切なことですが、相手の男性がどう感じているのかも考えないと、「この子と一緒にいても楽しくない」と思われてしまいますよ。■ おわりにまだ関係性がそこまで深くないときには、緊張感もあるので沈黙が生まれてしまいやすくもあります。それは必ずしも悪いことではないので、状況や男性の態度などを見て、きちんと対応をしてあげれば、気まずいことになったりはしないでしょう。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年04月22日テレビ東京で放送されている「午後のロードショー」枠では、4月15日(水)にジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスが出演した名作スリラー『羊たちの沈黙』をオンエアする。トマス・ハリスによる原作小説を映画化、1991年に公開され第64回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞の主要5部門を受賞したほか、第57回ニューヨーク映画批評家協会賞、第41回ベルリン国際映画祭、第49回ゴールデングローブ賞など各賞を総なめにするなど、高く評価された本作。その後も続編となる『ハンニバル』や前日譚『レッド・ドラゴン』『ハンニバル・ライジング』はいずれも大ヒットを記録。美しく頭脳明晰なFBIアカデミーの訓練生・クラリス・スターリング役に『タクシードライバー』で鮮烈なインパクトを与え『告発の行方』『フライトプラン』などの作品で知られるジョディ・フォスター。のちに映画化された『レッド・ドラゴン』で描かれた事件で投獄された元精神科医のハンニバル・レクター役には『M:I-2』『マイティ・ソー』シリーズをはじめ『2人のローマ教皇』でもその演技が話題となったアンソニー・ホプキンス。ある日“バッファロー・ビル事件”と呼ばれる連続殺人事件が発生。世間を震撼させたこの事件の捜査に行き詰ったFBIは、獄中の囚人ハンニバル・レクターに犯人のプロファイルを依頼しようと、行動科学課のジャック(スコット・グレン)はクラリスを呼び出す。クラリスは、連続殺人を犯した犯罪者たちの面談から行動心理を分析し、この先の捜査に役立つデータを収集するよう任務を与えられる。レクターは10年近く監禁病棟の厚いガラスの独居房にいて、非常に知識が高く危険人物とされていた。レクターは礼儀正しいクラリスが気に入る。初めはレクターが時々覗かせる異常者の片鱗に怯えるクラリスだったが、彼の自分への興味を利用し、自分の過去を語ることと引き換えに徐々に事件の手掛かりを引き出すことに成功する。そんな中、上院議員の娘キャサリンが殺人鬼バッファロー・ビルに誘拐されてしまう。そこでクラリスはレクターに取引を持ち掛ける…というストーリー。午後のロードショー『羊たちの沈黙』は4月15日(水)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年04月15日付き合いはじめの頃。この時期のデートでは、なるべくたくさん、ふたりで一緒になって笑顔になるような場所にお出かけすることをおすすめします。付き合い始めは、カップルはうるさくてなんぼ。けれども、なんだかんだ結局、最終的に何年も別れずに付き合っているカップルとかは、デートのときにお互い平気で何時間も無言で、それぞれが全然別のことをしてたりするんですよね。一緒にいるのに、一緒にいないみたいな。時間がたてばたつほど、この静かな関係というのが出来上がってくる傾向があると思います。一見なんだかドライで寂しく見えるこの関係。でも、長続きカップルがみんなここに行き着いているということは、きっとそこには何かがあるはず。■長続きカップルは、みんな「ハイコンテクスト」沈黙を楽しむことができるカップルというのは、逆に言えば、沈黙でも、なにも言葉を発しなくても、お互いに感情がそれなりには伝わる状態です。これはちょっと意識の高い言葉で言うと、”ハイコンテクスト”なコミュニケーションができるということです。みなさんも、現代文とかの授業で聞いたことがあるかもしれませんね。簡単に言うのなら、”以心伝心”とかいうのがこれと同じです(じゃあそう言えよ)。たまに「そんななにも喋らないデートなんてつまんなくない?」と言う人もいるんですけど、実際は逆で、多くの言葉を交わさなくても相手の気持ちがわかる、自分の気持ちが伝わるコミュニケーションって、すごく気持ちがいいんですよね。だからこの関係になることができたカップルは、ずっとそのままいつまでもふたりでいられる。例えばいろんな人が参加してる大人数の飲み会の後とかって、妙に彼氏に会いたくなりません? これは、飲み会という、中には自分とあまり親しくない人もいて、だからこそ、会話を成立させるためには自分の名前から、所属から、趣味から、好きな食べ物から、お酒を飲めるか飲めないかとか、本当に事細かく説明していかないといけません。まさに”ローコンテクスト”で、この作業は、はっきりいってとてもストレスなんです。だから飲み会が終わったら彼氏に会いに行ったり、電話をしたりして、”ツーカー”の会話をして、なんでもすぐに伝わる快感を味わって、そして癒されたくなる。そういう関係を築くことができると、お互いがお互いにとって、家族のような”帰りたくなる場所”になっていく。だから、沈黙を楽しむことができるカップルは、すごく強い。■嫌と言うほど、相手の気持ちをインプットハイコンテクストの関係を築くために必要なものは何か。幸いにも、この答えはもう決まっています。それは、お互いの共通認識です。「この人なら、こういうタイミングではこういう感情になっているはず」もっと具体的には「この人が寝転がってYouTube見てるときにはきっとご機嫌なはず」「家に帰ってきてすぐにトイレに行くのは、機嫌が悪い証拠」「落ち込んでるときは布団にくるまってる」とか、こういうことが一つずつわかってくるようになると、それはハイコンテクストへの階段を一歩一歩登っているということ。そしてそのためには、当然ですが、ふたりの間でたくさん会話をしなくちゃいけません。ポジティブな楽しいコミュニケーションだけじゃなくて、ときにはケンカみたいなネガティブなものも経験して、相手の出方をなるべくたくさん知って、「こういうときはこういう気持ち」のストックを溜めていく。どんなカップルでも、年月が経つと、「好き」という感情が穏やかになってきますよね。はっきり言うと、付き合いたての頃の燃えるような愛情は、鎮火してきます。そうなったときに、その穴を埋める”ハイコンテクストの気持ち良さ”がないと、ただ単に、冷めて、飽きて、別れてしまう。だから、このプロセスを欠いたまま、年月だけを重ねてしまったカップル、例えば、毎回同じような場所で、同じようなことしかしていないカップル、ケンカになってもろくに話し合わないなど、面倒なことから避けてきたカップル、そして、(ギクっとしてしまう人もいるかもしれませんが)ぶっちゃけ、彼と会って寝て、しかしていないカップル。こういうカップルが一緒にいられるのは、ひょっとしたら、相手のことが好きで好きでたまらない今の時期だけかもしれません。「相手のことを知る」「自分のことを知ってもらう」ということはとても重要なのはみなさんご存知でしょうが、これを、こういう角度からわかっておくことも大切だと思って、紹介させていただきました。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年04月14日気になるカレとデートをしていて、途中で会話が途切れちゃったときってありませんか?付き合っている状態での沈黙なら問題ありませんが、その前の段階でデート中に沈黙が訪れてしまうと、お互いに少し気まずいですよね。そこで今回は、デートで沈黙が訪れたときにカレが思わずキュンとしちゃうような「神対応」を紹介致します。皆さんもぜひ、参考にしてみて下さいね!■1.「緊張しちゃう」「デート中に沈黙になっちゃったんだけど、そしたら相手の子が『いつもはもっと話せるんだけどさ、〇〇くん相手だと緊張しちゃって・・・。ごめんね?』って言ってきて、死ぬかと思いました。可愛すぎた」(22歳/美容師)男性の頭の中では「緊張している=アナタのことを意識している」と脳内変換されているはずです。意識した結果緊張して口数が少なくなっていると言われて、嬉しく思わない男性はいません。予期せぬ沈黙が訪れたときは、とりあえず「緊張した」と言ってみましょう。カレはその言葉の意味を深く考えて、勝手にニヤニヤしてくれるはずですよ。■2.「寡黙な人ってカッコ良いよね」「俺は口数が多い方ではないんだけど、沈黙になったときに『寡黙な人って、カッコ良くて好きなんだよね』って言われたことがあって。この子天使なのかなって思ったことがあります」(24歳/公務員)デートを重ねていくと、相手が話し上手なのか聞き上手なのか分かってきますよね。「カレは話すのがあまり得意ではない」と感じたら、このセリフを言ってみましょう。「寡黙な人が好き」とアナタが言ってくれれば、寡黙なカレは安心してくれるはずです。もちろん、寡黙な男性が本当に嫌いな場合は嘘をついても意味がないので、言わないように気を付けて下さいね。■3.「こんなに安心出来る人初めて」「デート中沈黙が訪れて気まずいなぁって思っていたら『こんなに一緒にいて安心出来る人初めてかも~』って笑顔で言われて、ときめいたことがあります。相手が安心してくれているって思った瞬間、俺も居心地が良くなりました」(23歳/食品)男性にはあまり沈黙を気にしないタイプの方が多いです。しかし、「相手の女性が気にしているかもしれない」と思うと、どうしてもプレッシャーを感じてしまうのだとか。カレに「沈黙が安心の証」だと伝えることによって、カレはその沈黙の時間を苦痛に思うのではなく、幸せな時間だと感じてくれるはず。沈黙が訪れた際は、「安心するなぁ」とカレに伝えてみて下さい。■4.男性の趣味について「デート中に会話に困っていたら、その子が俺の趣味についての質問をしてくれたんだよね。すごく興味深そうに聞いてくれるから熱がこもっちゃって、結局たくさん話しちゃったな」(26歳/マスコミ)自分の趣味について相手が深く聞いてくれたら、思わず何でも話したくなってしまいますよね。直接趣味が何なのか聞いてから深堀りしても良いですが、出来れば事前リサーチをしてから質問するのがオススメ。「ピンポイントで俺の趣味の質問をしてくるなんて、運命かな!?」なんて勝手に思ってくれる可能性もあるので、できればあらかじめカレの趣味を調べておきましょう。■おわりに以上の対応をすれば、もうデート中の沈黙も怖くないですね!気になるカレと、楽しいデートの時間を過ごして下さい。(霧島はるか/ライター)(ハウコレ編集部)(あかねぴ@akanepi0426/モデル)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)
2017年10月13日永作博美を主演に迎え、直木賞作家・佐々木譲の初の法廷小説をドラマ化するWOWOW「連続ドラマW 沈黙法廷」。このほど、永作さんを取り囲む追加キャストとして、市原隼人、大倉孝二、臼田あさ美、甲本雅裕、北村総一朗、杉本哲太、田中哲司といった個性豊かな豪華俳優陣が明らかとなった。都内でひとり暮らしをする資産家の老人(北村総一朗)が絞殺体で発見された。所轄の刑事・伊室真治(杉本哲太)と西村敦子(臼田あさ美)は、隣人の証言などから家事代行業の女・山本美紀(永作博美)に行き着く。伊室らは警視庁捜査一課と合流し、美紀宅に急行するが、ひと足違いで彼女の身柄は埼玉県警に拘束される。その現場に居合わせたのは、突然消えた恋人の美紀を忘れられず、行方を捜していた高見沢弘志(市原隼人)。やっと見つけた彼女は、警察に連れて行かれてしまった。美紀を連続殺人犯とするマスコミ報道が過熱する中、弘志は弁護士の矢田部完(田中哲司)と共に、彼女の真実を探るため奔走する。だが、それぞれが抱く美紀の人物像は十人十色。その上、美紀は裁判中に突然黙秘し、事件は迷走していく。彼女は悪女か、淑女かーー。このたび出演が決定したのは、永作さんが演じる連続殺人事件の容疑者・山本美紀を想い、彼女を信じ続ける青年・高見沢弘志に市原さん。うだつのあがらない弁護士だが、世間が注目する美紀の弁護に名乗りを上げる矢田部完に田中さん。また、老人孤独死事件の真相を追求する所轄の赤羽署刑事・伊室真治に杉本さん。伊室とバディーを組む警視庁のエリート・鳥飼達也に大倉さん。伊室の部下であり、刑事課に来たばかりの新米刑事・西村敦子に臼田さん。さらに、高視聴率を狙える大きなネタを探しているテレビ局ディレクター・高井陽介に甲本雅裕。そして、美紀に家事代行業を依頼し、赤羽の自宅で変死体となって発見される資産家の老人・馬場幸太郎に北村さんと、重厚なサスペンスを盛り上げる豪華キャスト陣が集結。このたびの出演に、市原さんは、「主人公の女性(美紀)に恋をし、愛が芽生え、会えなくなり生まれた心の隙間に突き刺さる事実と真実が虚無感と混ざる中、相手を想い続ける弘志を演じさせていただきます。生々しい感情が映像の中で生きることを胸に現場と向き合って行きます」と劇中の想い同様、熱いコメントを寄せる。弁護士・矢田部役の田中さんは、「社会の暗部と希望が上手く表現されており、これをドラマにするのはとても大変なこと」と感じた原作からキャラクターが変更されていることに触れ、「市原さん演じる弘志とのつながりなど、ドラマ版オリジナルで構成された部分も楽しんでいただければ」とコメント。「また、最後の裁判で山本美紀がどういった人物なのかを紐解いていくところも見どころの1つだと思っています」と明かしている。そして「所轄のたたき上げの刑事」を演じる杉本さんも、「過去に経験した苦い想いを背負い、自分の信念を貫き、突き進んでいく典型的な所轄の刑事で、臼田さん演じる後輩の西村にも厳しく、時に優しく接していきます。意外にもこういった実直な役はあまり経験がなく、人間臭い刑事をしっかりとつくっていきたい」とコメント。永作さん演じる山本美紀に対し、「いったい何者なのか。何がそこまで彼女を追い詰めていくのか。というところが見どころの1つであり、伊室自身もその疑問に大きく動かされていきます」と語る。彼らが演じる人々の視点から見えるのは、さまざまな顔を持つ山本美紀の姿。沈黙の法廷から、どのように真相が明かされ、彼女の人生が炙り出されていくのか…。今後の続報にも期待していて。「連続ドラマW 沈黙法廷」は9月24日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月16日「警官の血」「廃墟に乞う」など数々の警察小説を手掛けてきた直木賞作家・佐々木譲の初の法廷小説「沈黙法廷」が、9月よりWOWOWにて連続ドラマ化されることがこのほど決定。WOWOWで佐々木譲作品を映像化するのは今回が初。数々の社会派ドラマやミステリー作品などを手掛けてきた連続ドラマWにとっても新たな挑戦となる。東京都北区の赤羽で一人暮らしの老人が絞殺体で発見された。赤羽署の刑事たちは、警視庁と組み捜査を開始する。付近住民によると、被害者宅には時折、ある女性が出入りしていたという。個人営業の家事代行業者をしているという山本美紀という女だ。彼女の自宅マンションの前には、別の埼玉県警の警察車両も訪れていた。なんと彼女の仕事先では、ほかにも複数の不審死が発生していたのだ――。連続殺人犯としてマスコミの報道は過熱する。彼女は一体、何者なのか?何が真実なのか!?警察、マスコミ、彼女を信じる者…。三者三様の視点から、美紀の人生が徹底的に炙り出されていく。彼女は悪女か、それとも淑女か――。これまで江口洋介、吉岡秀隆、伊藤英明出演の「警官の血」や、内藤剛志主演の「制服捜査」など様々な作品がドラマ・映画化されてきた佐々木譲作品。今回WOWOWがドラマ化するのは、昨年刊行された“刑事・法廷ドラマ”が融合した傑作ミステリー「沈黙法廷」。佐々木氏が「警察小説では書きにくい逮捕後のドラマを描けると思いました」と語るように、裁判員制度導入後の法廷劇は見事なまでに緻密に描かれている。そして法廷劇だけではなく、警視庁と埼玉県警によって繰り広げられる緊迫の逮捕劇も魅力のひとつ。さらに、事件を過熱報道し世論を誘導するマスコミや、貧困が生み出す現代社会の実態など、多くの社会的要素を盛り込んでいる。今回のドラマ化について佐々木氏は「『沈黙法廷』は、わたしにとって最初のリーガル・サスペンスだ。お年寄りの殺人事件から始まる警察捜査小説にプラスして、被疑者が起訴された後の裁判の、その劇的な対立も描いた。被告席に立つ者は、無罪か、それとも有罪か。判決はどう出るのか?この法廷に生まれるドラマは濃密で、何度も何度も攻守は交代する。原作のその読みどころを、ドラマはどのように描いてくれるのだろうか。被告・山本美紀の人生を、どのように照らしてくれるのだろうか。楽しみだ」とコメントしている。本作の脚本は、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の尾崎将也、連続ドラマW「社長室の冬」の三浦駿斗。監督は連続ドラマW「誤断」村上牧人、「水族館ガール」の東田陽介が務める。「連続ドラマW 沈黙法廷」(全5話)は9月24日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWにて放送(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年07月06日『ブレイブハート』でアカデミー賞作品賞・監督賞など5部門に輝き、『アポカリプト』以来10年ぶりに監督を務めたメル・ギブソン。彼のもとで、『沈黙-サイレンス-』でもその演技力を見せつけたアンドリュー・ガーフィールドが主演を務め、アカデミー賞に初ノミネートされた『ハクソー・リッジ』。本作から、銃も持たずにたった1人で75人もの命を救った男デズモンド・ドスと生涯を共にした、ドロシー役のオーストラリア出身の女優テリーサ・パーマーのインタビュー動画が到着。合わせて、ギブソン監督からの絶賛コメントも到着した。第2次世界大戦末期、難攻不落の沖縄・“ハクソー・リッジ”(のこぎり崖)。銃も手榴弾もナイフも、持たない何ひとつ武器を持たないドスは、モルヒネと包帯だけを手に、150mの断崖の上をたった1人で駆け回る。ただ、目の前の命を救うために――。想像を絶する至近戦が繰り広げられた戦場で、彼の行動がいかに勇気のあるものだったのか──。臨場感あふれる“ハクソー・リッジ”の戦闘シーンが、1人の兵士の強い信念と葛藤を浮き彫りにしていく本作。そんな主人公ドス(ガーフィールド)が故郷でひと目惚れするヒロイン、ドロシーを演じたのがテリーサだ。ギブソン監督が彼女に求めていたのは、その雰囲気だった。「美人だし、とても温かみがある。この役は温かくて素直な存在にしたかった。与えたかった印象どおり、救いの天使のような雰囲気で適役だった」と、監督は絶賛を贈る。そのテリーサが本作への出演を決めたのは、ドスの信条と生き方に魅了されたからだ。「デズモンド・ドスが貫いた信条は、愛と思いやりを持ち、人を傷つけないことだった。それが私の心に響いたの。そしてデズモンドと最愛の人 ドロシー・シュッテ、2人の恋の物語を聞いてすぐに出演したいと思ったわ」と微笑むテリーサ。ドロシーを演じたかった理由は、戦争体験者の祖父母の存在も大きかったという。「私の祖父母は2人とも戦争を体験している。祖父は戦時中、消防士、祖母はモールス信号の通信士だった。2人の恋物語や当時の様子を聞かせてもらったものよ。この映画は 幼い頃祖母から聞いたそんな話を思い起こさせた。だからドロシーのような女性を演じてみたいと思ったの」。また、役についてリサーチを重ねたテリーサは、当時の女性の素晴らしさを再発見した。「時代背景を勉強し、当時の女性について話し方や歩き方などを学んだ。そして気づいたのは女性がとても上品だった」と、これまでにない役柄に挑んだことに触れる。さらに「信心深い役だから、信仰も理解しないとね。幸い母が信仰心のあつい人なの。だからこの役を演じる際に母の特徴をいろいろ取り入れた」と語るように、祖父母だけではなく、母の存在も役作りに大きな影響を与えたという。どんな困難に直面しても、葛藤しながらも信念を貫き通したデズモンド・ドス。そんな信念に生きる男だからこそ、彼を愛し、支え、共に生きたヒロインのドロシーは、スクリーンに鮮烈な印象を残している。アンドリューとテリーサが織りなす本作の、もう1つのドラマにも、ぜひ注目してみてほしい。『ハクソー・リッジ』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハクソー・リッジ 2017年6月24日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
2017年06月12日名匠・マーティン・スコセッシ監督最新作『沈黙 -サイレンス-』出演で注目を集める窪塚洋介が、自身のSNSにて妻・PINKYが第一子を妊娠したことを報告。同日、PINKYさんもアメブロにて「愛しさが募るばかりです」と妊娠の喜びをコメントした。窪塚さんは、ドラマ「GTO」「池袋ウエストゲートパーク」など話題作出演で人気を集め、主演を務めた映画『GO』では最年少で日本アカデミー賞で新人俳優賞と最優秀主演男優賞を受賞、その演技力が高く評価されている。その後、一般女性と入籍し第一子となる男児が誕生するも、2012年に離婚。そして2015年12月にPINKYさんとの結婚を発表した。窪塚さんは自身のInstagramにて「We are blessed a baby. We are sooooo Happy(私たちは赤ちゃんに恵まれました。とっても嬉しいです)」と喜びの言葉と共に2ショット写真を公開。本投稿には「おめでとうございます!」と祝福のコメントが相次いでいる。またダンサーのPINKYさんもアメブロで「私達の元に、天から尊い命を授かりました安定期に入ったのでご報告をさせていただきます」と第一子を妊娠していることを告白。「私は妊娠初期から悪阻も全く無くとても元気で、お腹の赤ちゃんも毎日よく動いてすくすくと育ってくれていて、愛しさが募るばかりです」とつづり、「結婚してから一年も経たないうちにやって来てくれた愛しい子最愛の人と自分が融合して、新しい命が芽生えた奇跡とお腹の中に宇宙があるような神秘を感じる毎日」と喜びを表現。「一心同体の今、このかけがえのない幸せな愛の日々を、大事に大事に過ごしています」とマタニティ生活への想いを語り「これからは記録も兼ねてこのblogでマタニティ日記を綴っていきますね いつもsnsやblogを通して応援してくださる皆様へ、愛と感謝を込めて」と結んだ。今後窪塚さんは、「Dragon Ash」降谷建志とダブル主演を務め、市川由衣らが共演する映画『アリーキャット』の公開が7月に控えている。(text:cinemacafe.net)
2017年03月01日窪塚洋介が2月27日、映画『沈黙 -サイレンス-』のヒット御礼舞台挨拶に登壇し、作品への強い思いを熱く語った。遠藤周作が江戸時代初期の隠れキリシタンを題材に描いた小説を名匠マーティン・スコセッシが映画化。窪塚さんは、隠れキリシタンの村人で、心弱き者の象徴とも言えるキチジローを熱演している。公開から約1か月を経て、既に65万人が本作を鑑賞。この日、行われたアカデミー賞授賞式では、カメラマンのロドリゴ・プリエトが撮影賞にノミネートされていた。残念ながら受賞はならなかったが、窪塚さんは「僕は昔から思ってることだけど、賞はおまけみたいなもの。作品がどうなのかが大事なので、何とも思っていません。受賞していたら『おめでとうございます』って言うけど(笑)」と語り、改めてロドリゴについて「センスや閃きもすごいけど、一番印象に残っているのは、誰よりも日本語を早く覚えようとしていたこと。『もうちょっと右』とか『ちょっとすいません』というのをどう言うのか、エキストラや僕ら俳優にも聞いていたし、そういう姿勢が励みになった」と語る。さらに「マーティン・スコセッシは僕らに敬意を持って、俳優に対してもエキストラに対しても分け隔てなく、優しく接してくれたし、それがやる気を奮い立たせてくれたし、“捧げる”という気持ちで参加できた。一流の人との仕事というものをわからせてくれたし、ロドリゴはその一翼を担っていた」と称賛を贈った。世界中で公開されるスコセッシ作品への参加について、改めて「夢を見ているようだった」と述懐。マーティンが来日して、映画が公開されてもまだ『騙されているんじゃないか?』という気持ち。自分にとっては“節目”となった作品」とその経験の大きさを口にする。本作への参加をきっかけに、既にハリウッド進出第2作となる、エリザベス・バンクス主演の『Rita Hayworth with a Hand Grenade(訳:リタ・ヘイワースと手榴弾)』への出演が決定しているが、「いまだスケジュールが出ていない(苦笑)。ドッキリかな?って(笑)。『果報は寝て待て』というので気長に待ちたい」と余裕をうかがわせる。自らの変化、成長について「白髪は増えたけど、心は18歳。大人になってルールや常識に縛られて、心の声が聞こえなくなるのはもったいないし、ただ無邪気に生きてもいられない」として、大人でも子どもでもない“コドナ”を自称。いつまでも若々しいスコセッシを「コドナの大先輩」と自らの理想とも言える年齢の重ね方をした存在として、その心酔ぶりを改めてうかがわせ、作品についても「“沈黙”の中にあるいろんなメッセージを汲み取っていただけたら」と強く訴えていた。『沈黙 -サイレンス-』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年02月28日1月21日より公開中のマーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』。この度、本作の観客動員が60万人を突破、興収も7億円越えを達成しロングラン上映が決定。さらにこれを受けて、本編映像が到着した。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは――?本作は、世界20か国以上で翻訳され、いまも読み継がれる遠藤周作の名作「沈黙」が原作。そんな「沈黙」と出会ってから28年、スコセッシ監督が映画化を願い続け実現に至った本作は、第89回アカデミー賞「撮影賞」(ロドリゴ・プリエト)にノミネートされるなど、世界から高い評価を獲得している。また主演には、アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされたアンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソンらハリウッドで活躍する俳優に加え、窪塚洋介、浅野忠信、塚本晋也、イッセー尾形、小松菜奈、加瀬亮ら日本人キャストも参加。人間の強さ、弱さとは?信じることとは?そして、生きることの意味とは?「人間にとって本当に大切なことは何か?」を問いかけている。このほど公開された映像は、幕府に捕らわれ投獄されたアンドリュー演じる宣教師ロドリゴの前に、浅野さん演じる通辞が現れ、流暢な英語で棄教を迫るシーン。間もなく始まる尋問に備え、誤解が生じないよう通訳を担当すると自己紹介した通辞は、宣教師たちの態度を批判し、「我々には、我々の宗教がある」と文化の相違を説く。そしてこのシーンの後、ロドリゴは究極の選択を迫られ、物語は静かにクライマックスへと突き進んでく。人々を救うために棄教するのか、それとも信念を貫いて殉教するのか――。ぜひ大画面のスクリーンで確認してみて。『沈黙-サイレンス-』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年02月24日『沈黙-サイレンス-』のアンドリュー・ガーフィールドが、俳優でオスカー監督でもあるメル・ギブソンのもと主演を務めた衝撃の実話『ハクソー・リッジ』(原題:Hacksaw Ridge)。その日本公開日が6月24日(土)に決定した。信仰にのっとり、“人を殺めてはいけない”と強く心に決めていたデズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、軍隊でもその意志を貫こうとしていた。上官(サム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン)や同僚(ルーク・ブレイシー)に疎まれながらも、妻(テリーサ・パーマー)や父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の助けを借りて、銃を持たずに戦場に行くことを許可される。やがて、デズモンドは沖縄戦の中でも難攻不落の最終戦地“ハクソー・リッジ”での戦闘に参加することに。アメリカ軍が幾度となくハクソーの崖を登り制圧するも、日本軍のすさまじい攻撃に遭い、その度に撤退を余儀なくされる。負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、武器も持たずたった1人で戦場へ留まるというあり得ない決意をするが…。本作は、俳優としての活躍はもちろん、監督としても『ブレイブハート』(’95)でオスカー5部門を獲得したメル・ギブソンが、10年ぶりに監督を務めた衝撃作。2月26日(現地時間)に授賞式を迎えるアカデミー賞にて、作品賞、監督賞を含む主要6部門にノミネート、英国アカデミー賞では編集賞の栄誉を受けている。主演を務めるのは、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』など幅広い作品で活躍し、本作の演技でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた若手実力派のアンドリュー・ガーフィールド。この2人のタッグによって生み出されたのは、第2次世界大戦下で“武器を持たない兵士”として、アメリカ史上初となる名誉勲章を受けたデズモンド・ドスの実話。銃を持たずに、沖縄の激戦地“ハクソー・リッジ”に赴き、衛生兵として一晩に75人もの日米の負傷兵を救ったデズモンド。彼の行動がいかに勇気のあるものだったのか…?臨場感あふれる激闘シーンを緊迫の映像で再現することで、1人の兵士の強い信念と心の葛藤を浮き彫りにさせていく。世界の映画賞では、すでに30の受賞、72ものノミネートを果たしている本作。アカデミー賞の行方にも注目していて。『ハクソー・リッジ』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月16日監督作『沈黙-サイレンス-』が日本でも大ヒット中のマーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、オスカー女優のブリー・ラーソンはじめ、アーミー・ハマー、キリアン・マーフィら豪華キャストで贈る“最狂”ギャングバトル『フリー・ファイヤー』(原題:FREE FIRE)の日本公開が4月29日(土・祝)に決定。併せて、場面写真が解禁となった。ある場末の倉庫。銃取引で集まった2組のギャング。しかし、ある揉めごとから交渉がこじれ、突如として壮絶な銃撃戦が勃発!全員瀕死の発狂状態の中で、最後まで生き残るヤツは…。2016年、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門にて、最高賞の“観客賞”を受賞した本作。世界中からエッジの効いたクレイジーな映画を集めた同部門の観客賞といえば、過去には北野武監督『座頭市』(’03)や園子温監督『地獄でなぜ悪い』(’13)が受賞するなど、近年では感度の高い日本の映画ファンからも一目置かれる映画賞となっている。しかも、この狂作を世に送り出したのが、先月、渾身作『沈黙-サイレンス-』を引っ提げ来日を果たした巨匠マーティン・ スコセッシ。その真骨頂ともいえるギャング×狂気をテーマにした本作で製作総指揮を務めるスコセッシが、監督に大抜擢したのは、エドガー・ライトとタッグを組んだ『サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド』では独特のブラックユーモアを、トム・ヒドルストン主演『ハイ・ライズ』では階級社会の狂気を見事に描いた注目の気鋭、ベン・ウィートリー。さらに注目なのは、従来のイメージを180度覆して怪演を見せる豪華なキャストたち。主演には、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。同作での優しいママとは一転、劇中では罵詈雑言&拳銃をぶっ放しまくっている。さらに、『コードネーム U.N.C.L.E.』の長身イケメン俳優アーミー・ハマーや、『第9地区』のシャールト・コプリー、『インセプション』のキリアン・マーフィ、『シング・ストリート未来へのうた』のジャック・レイナー、『高慢と偏見とゾンビ』のサム・ライリーなど、映画ファンには堪らない俳優陣が、いままでにないキャラに扮している。およそ90分間、ワンシチュエーションで見せるクレイジー・バトルロワイアルに、引き続き注目していて。『フリー・ファイヤー』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月08日巨匠マーティン・スコセッシによる最新作『沈黙-サイレンス-』の大ヒット御礼舞台挨拶が1月31日(火)、TOHOシネマズ日本橋にて行われ、出演する窪塚洋介、イッセー尾形、塚本晋也が登壇した。公開されて1週間あまり経ち、3人のもとには感想が続々集まっているという。窪塚さんは、「僕が18歳でデビューしたときより反響が大きい気がしています。“一言では言えないんだけど”と言った後に永遠にしゃべってくる人が多かったりして」と、様々な方面からのリアクションを喜んでいた。『沈黙-サイレンス-』は、日本文学の金字塔と称される遠藤周作書「沈黙」を、スコセッシ監督が28年もの間、映画化を希望し温め続けてきた渾身作。幕府による非情なキリシタン弾圧下にある江戸初期の長崎を舞台に、ポルトガル人宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)が拷問に屈して棄教したという真相を確かめるため、日本にやってきたロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)らの葛藤を描く。ハリウッド俳優に加え、窪塚さんや、イッセーさん、塚本さんのほか、浅野忠信、小松菜奈、加瀬亮らが参加していることでも大きな話題になっている本作。中でも、宣教師を取り締まる井上筑後守役のイッセーさんには大きな賛辞が集まっている。サンフランシスコ、LA、NYと渡り歩いたというイッセーさんだが、「映画が終わってロールが出てくるでしょう?全員が拍手をするんですけど、イッセー尾形のときはシーンとして(笑)。でも、日本で見た感想を聞くと“桁が違う”と言われます。100年に残る映画だと。…それは僕が言ったんだけど(笑)」とジョークを織り交ぜつつ充実感を語れば、窪塚さんも「100年、1,000年、万年残りますよ!」と力強く賛同した。本作は第89回アカデミー賞の撮影賞にロドリゴ・プリエトがノミネートされている。迫力のある映像美に圧倒されるが、塚本さんは「ご本人はいたって普通で。芸術家っぽくないというか、あんちゃん」と表現した。窪塚さんは、「“チョット、ミギ”とか“スイマセン”とか、誰よりも先に日本語を覚えてくれました。“こういうときは何て言うんだ?”って聞いてくれて、覚えると早速使って。そういうところも一流なんだなと思いました」と、撮影の様子をふり返っていた。『沈黙-サイレンス-』はTOHOシネマズ スカラ座ほか公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月31日真の侍となることを目指し、旅に出る主人公を青柳翔(劇団EXILE)が演じるほか、『沈黙-サイレンス-』にも出演するAKIRA(EXILE/EXILE THE SECOND)、dTVオリジナルドラマ「医師 問題無ノ介」の小林直己(EXILE/三代目J Soul Brothers)らが共演する映画『たたら侍』。このほど、先日発表になったEXILE ATSUSHIと映画音楽界の巨匠・久石譲の約3年ぶりのタッグによる、主題歌「天音(アマオト)」が彩るティザー映像が解禁となった。300年の時を経て今日まで伝わる、唯一無二の鉄「玉鋼」を生み出す技「たたら吹き」。戦国時代、伝説の地・奥出雲でその伝統を守ることを宿命づけられた男が、侍にあこがれて旅に出た。のちに人はその若者を、「たたら侍」と呼んだ――。本作は、EXILE HIROが映画初プロデュースを手掛けたオリジナルストーリー。戦乱の世を舞台に、ある未熟な青年が過ちを繰り返しながら生きる道を探し続ける物語で、日本伝統の匠の技と気高い精神を継承することの大切さを、美麗で雄大な映像と共に描き出す。今回公開されたティザー映像では、ATSUSHIさんが作詞とボーカルを務め、久石さんが作曲を担当した楽曲「天音(アマオト)」が、葛藤や挫折を通して真の侍へと成長していく1人の若者の模索の旅を彩っている。今作のために曲を書き下ろしたATSUSHIさんは「すごく責任を感じましたが、同時に使命感みたいなものを感じ制作させていただきました」とその心境を明かし、「平和への願いを込めさせていただきました」と歌詞に込めた想いを語っている。また、監督の錦織良成は「ATSUSHIさんの透明感のある歌声と、久石さんの楽曲から繰り出される不思議に落ち着く世界観が映画の世界観を見事に表現しており、究極のコラボレーションによって素晴らしい楽曲が誕生しました」と自信をのぞかせる。映像には、田畑智子、石井杏奈、宮崎美子、早乙女太一、津川雅彦、奈良岡朋子といった脇を固める注目俳優や名優たちがずらり。AKIRAさんと対峙する主人公・青柳さんの姿や鬼気迫る真剣勝負に向かうような様子もとらえられている。昨年9月、カナダ「モントリオール世界映画祭」では「最優秀芸術賞」を受賞し、11月にインドで開催された映画祭「ディレクターズ・フォートナイト・コルカタ」ではグランプリにあたる「金の女神賞」を受賞するなど海外からも高い評価を受けている本作。その全容を目にする日が、ますます楽しみになる映像となっている。『たたら侍』は5月20日(土)より新宿バルト9、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月25日マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の小説を映画化した『沈黙-サイレンス-』が1月21日(土)に公開を迎え、日本人キャストの窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈が舞台挨拶に登壇した。窪塚さんはスコセッシ監督の演出について「(自身が演じた)キチジローの人となりについて、具体的に演出された記憶はない」と明かし、既にオーディションの時点で「冗談で『カメラを回せ』と言い、『お前はもうキチジローだから』と言ってくれるくらい、僕の中のキチジロー像を信頼してくれていた」と語る。実際、現場でも「Amazing!」「Great!」などと称賛されていたそうだが「1月5日のL.A.でのプレミアで作品を観て初めて気づき、ハッとしたんですが、キチジローがピュアにイノセントに見える芝居の部分は一切、使われていなかったし、僕が(ハリウッド映画ということで)アピールしているような部分も一切、カットされていた。ダメでも『Amazing!もう1回』とうまく役者をノセることが骨身に染みついてて、あの人の手のひらで踊らされて、帰ってきたんだなと思いました」と俳優の個性を尊重しつつ、しっかりと撮るべき部分を引き出していく、名匠の演出に感嘆していた。浅野さんは「絶対にこの監督とやらなきゃ!」との思いでオーディションに臨んだそうだが「実は、一度、オーディションに落ちた」という。それでも「あきらめずにいたら、(今回演じた)通詞の役をいただけました」と明かす。塚本さんは「最初のオーディションは8年くらい前。それからずっと関わり、つい最近までアフレコなどをやっていて『まだアフレコがあるよ』と言われる気がして、ソワソワしてます(笑)」とようやく公開にこぎつけたことがいまだ、信じられぬよう。予告編でも登場する、海の中で十字架に磔にされるシーンはどのように撮影されたのかを尋ねられると「引き潮のシーンは本当に海で撮っていて、満ち潮は危ないので、巨大な波のプールで撮った」と明かした。プールとはいえ、何度も水をかぶる過酷な撮影だったそうで「波で付け歯が割れて吹っ飛んで、よく見ると最後は白い歯で叫んでます(笑)」とその凄まじさの一端を明かした。小松さんは撮影時19歳だったが、初めてのハリウッドの現場は「日本と全然違っていて、たくましくなった気がします」とふり返る。「吸収し、得るものが多かったと思います」と力強くうなづいた。イッセーさんは、隠れキリシタンたちを棄教させる奉行の井上を演じ、海外でも高い評価を得ているが、特にリアム・ニーソン演じる宣教師を穴吊りの拷問にするシーンに言及し「人間が“終わっていく”ところを目撃した」と語る。「人間をモノとして扱い、それを見ている自分もモノになった気がしました。だから、井上も決して勝者ではないと思います。この撮影を潜り抜けて、自分は『人間として生きているはずだ』と問い質す時が来ると思います」と語った。窪塚さんは、本作が“弱者”を描いているという点について「これから言うことは明日の新聞には載らないと思いますが…」と前置きした上で「2011年3月11日の震災で、弱者がたくさん生まれました。なのに、この国の政府の連中は、ほかの国に1兆円とかバラまくのに、この国の弱者に目を向けようとしない」と激しい口調で語り、原発再稼働についても「この国を切り売りしてる」と強く批判する。そして、映画の中で苦しむ人々、そして神の沈黙する状況に、こうした日本の現状を重ね「だから、自分の心の中に答えを見つけて、生きていくしかない」と訴える。最後に「重い映画かもしれないけど、いまの時代に必要だと思います」と呼びかけると、会場は拍手に包まれた。『沈黙-サイレンス-』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月21日世界20か国以上で翻訳され、いまも読み継がれる遠藤周作の名作「沈黙」を原作に、巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化する『沈黙-サイレンス-』。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でカイロ・レン役を演じ、一躍注目を集めたアダム・ドライバーが、本作では約23kgも体重を減量し、驚愕の姿を披露していることが分かった。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じたことでわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは――?本作のキャストには、主演のアンドリュー・ガーフィールドを始め、アダム、リーアム・ニーソン、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら各世代の実力派が集結。人間の強さ、弱さとは?信じることとは?そして、生きることの意味とは何かを問いかける、世界が注目する歴史大作だ。本作で、アンドリュー演じる主人公・ロドリゴの同僚であるガルペ役に起用されたアダム。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』やコーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』、海外ドラマ「GIRL/ガールズ」などで知られる彼は、鬼才ジム・ジャームッシュの新作『パターソン』(原題)にも出演し、演技の領域を作品ごとに広げている注目株。本作出演には、「信仰の危機という考えに魅了されたが、これはいつでも普遍的で、今日的な意義をもつ考えだ。2人が不満を抱え、疑いを持っているところが気に入った」と、ロドリゴとガルペ、2人の聖職者の内面的葛藤に魅力を感じたと語り、想像を絶する17世紀の日本にたどり着いた宣教師たちを演じるにあたって、「普通、聖職者というのは冷静で理性があると思う。でも、ここでのイエズス会士は先駆者で、荒っぽくて強気だった。彼らは忍耐力がなければならなかった。当時の状態は過酷で、彼らは荒っぽく、洗練されてはいなかった。いま、僕たちが考える聖職者とは違っていた。僕は彼らのことを探検家だと思っている」と独自の解釈を示している。そして、スコセッシ監督との撮影については、「時間を惜しみなく使ってくれる。どんなシーンでも、どんな質問についても、彼は喜んで話し合ってくれる」と話し、「史上最高のフィルムメイカーの1人と思っている人と協力することは僕にとって気持ちの高揚する、すばらしい経験だ。監督はこの映画を可能な限り最高のバージョンにしたいと思っているから、すでに考え抜いた概念を人に説明するのが上手で、俳優には、役を自分のものにしてほしいと思っている。彼を驚かせ、自分を驚かせるようなことを望んでいる。そういう態度を見せてくれたから、スコセッシほどの評判の高い人と協力する怖さを忘れて演技に集中できた」とふり返った。さらにアダムは、演技自体だけでなく役にリアリティを与えるために過酷なダイエットも行ったそうで、「確かアダムは51ポンド(約23kg)減量し、アンドリューは48ポンド(約22kg)減量した。2人にとってものすごい試練だったはずで、78日間の撮影は身体的にも精神的にも非常に過酷だった」と監督は語っている。それについてアダムは、「ほとんどの時間、お腹をすかせて、疲れていることは(演技も)役に立った」と語り、ガルペが背負った試練は栄養不足だけではなかったことを鋭く指摘。「彼らは海と陸地を何千マイルも旅した。スクリーンには登場しないが、登場人物の姿から感じとらなければならない部分だ。彼らが2年もの間、過酷な状態で旅を続け、故郷を遠く離れて困難に耐えたということを」と語り、映像では表現されない宣教師という名の“探検家”たちの旅にも思いを馳せている。また、製作のアーウィン・ウィンクラーも、「誰もがアダム・ドライバーの外見がどれだけ変わったかに気づいて驚くと思う」と話し、「クレイジーだと思ったんだが、エンディング近くのシーンで彼は海に飛び込んだ。水槽ではなくて、本物の海にね。映像を見ればカメラが引いて、大きくワイドに撮っているのが分かる。海水は凍えるように冷たかったから、彼は何かひどいことになるんじゃないかと心配した。すぐに毛布で体を包んだが、彼は何度でもやる気だった」と彼の役者魂を明かしている。“カイロ・レン”から“ガルペ”へ、精神面だけではなく肉体までも役になりきったアダム。演技者として新たな“覚醒”を遂げた彼の姿を見逃すことなかれ。『沈黙-サイレンス-』は1月21日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月20日“イノセント”――。そんな言葉で窪塚洋介は、自身が映画『沈黙-サイレンス-』において演じたキチジローという男を表現した。「子どものような無邪気さの中にある弱さや強さ、汚さや綺麗さ。マーティンはそこを捉えてくれたみたいだった」。マーティンとは、マーティン・スコセッシ監督。数々の名作を世に送り出してきた世界的巨匠が心を揺り動かされたのは、キチジローという役というより、窪塚さん自身の“イノセント”な部分だったのかもしれない。遠藤周作の名作小説を原作に、江戸初期の長崎で、厳しいキリシタン弾圧の中でも、それでも信仰に命を捧げる者たち、布教を続ける宣教師たちの姿を通して、人間の強さや弱さ、生きる意味を問いかける。窪塚さんが演じたのは、キリシタンだったが、弾圧により家族を失い、自らは棄教したキチジロー。マカオから宣教師のロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)、ガルペ(アダム・ドライバー)を日本へと導きながらも、弱き心のゆえに裏切りを働き、奉行へと彼らを売ってしまう。「無邪気な」「汚れなき」「純潔」から「お人好し」「無知」という意味まで持つ「innocent(イノセント)」。そもそも、窪塚さんがキチジロー役を得ることになった経緯からして、イノセントという言葉がぴったりである。最初にキチジローのオーディションの話があったのは、約7年前。だがこのときは、スコセッシと顔を合わせることすらないまま、1次審査の段階で落とされたという。理由は「ガムを噛んだままオーディションの部屋に入って、その瞬間に女性キャスティングディレクターの『マーティンは、あんたみたいな無礼な若者は大嫌いだから』と超キレられた」から…。決して、とんがっていたわけではなく窪塚さん曰く「控室だと説明されて入った部屋が、オーディションの部屋だった」のだとか。「その時点で終わってました(苦笑)。それでも『やるの?』と言われて、度胸試しじゃないけど『やらない』と言えずに『やる!』となったけど、セリフを覚えてなくて、紙を持っていたら『この期に及んで覚えてないのか?』とさらに空気が悪くなって…。最悪な空気の中で、それに打ち勝てるタフさもなく、呑み込まれて思うようにできなかったんです」。当然のように翌日「もう結構です」という連絡が届き「マーティン・スコセッシの船は出ちゃったんだ。汽笛の音が聞こえる…って夕暮れに泣いてた」と悔やんでも悔やみきれない失敗を嘆いたそうだが、幸運なことに船は出ていなかった! 企画・製作の遅れ、スコセッシが納得する俳優が見つからなかったこともあり、窪塚さんはまたオーディションに足を運ぶチャンスを得た。「行ったら、あの女性キャスティングディレクターがいたんですけど『Nice to meet you.(はじめまして)』と言われて『チャンス、キター!』って。こっちも『Nice to meet you.』と“again”とは言わずに(笑)。それで、やってみたら『面白い! あんた、いいね。もう1回、呼ぶから』って。それでまたすぐに呼ばれたんだけど、その時点で、(前回の演技をビデオで見て)マーティンはすごく評価してくれていたらしいです。あの女性キャスティングディレクターはもう親戚のおばちゃんみたいな感じで(笑)『こんなことやってみたら?』と言ってくれたりして、俺も最初に考えていたキチジロー像をさらに変えて、いろんな引き出しを見せたらすごく気に入ってくれたみたいです」。そして、最後はスコセッシと直接会って、演技を見せることに。「六本木のホテルでノックして部屋に入ったら、振り返ってニコッと笑って『会いたかったよ。(ビデオで見た演技は)最高だったよ。今日は僕が相手役をやるからね』と…。もう『マジか! マーティン・スコセッシを相手に演技できるの? 最悪、これで落ちてもネタになるわ』って思いました(笑)。僕自身、自分の力が出せれば大丈夫だって気がしてたんですが、マーティンは温かいオーラに包んでくれて、こっちを乗せてくれて、俳優をリラックスさせる懐の深さを肌で感じました。満たされた気持ちで力を出し切ったら『(撮影が行われる)台湾で待ってるよ』と言ってくれたんです」。失礼を承知で言うが、今回、スコセッシの『沈黙』に窪塚さんが出演するというニュースを聞いて、熱心なファン以外は「というか窪塚洋介、ここ数年、何してたの?」と感じた人も多かったかもしれない…。10代半ばで俳優デビューし、2001年の『GO』で、最年少で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。映画『ピンポン』にドラマ「池袋ウエストゲートパーク」など、2000年代前半は次々と話題の作品で存在感を放っていたが、その後は、出演作も減っていく。自身「不遇の時代」と認める時期が続いたが、それこそ“イノセント”なまま、己の生き方を変えようとも、周囲が求めるオトナになろうともしなかった。「俺にはそれはできないし、それを求める人が間違ってるって思います。だから、ぶつかることになってもしょうがないし、実際仕事も少なくなった。仕事をしてても、しっくりこないというか…。ひとつひとつの仕事をしっかり本気でやってはいたし、常に『これが最後の仕事だ』という気持ちでやってたのは事実だけど、世の中の温度と自分の温度が合わないジレンマはありました。それが、今回のこの仕事で、一発で報われたなって気持ちはすごくあります」。「そういう運命だったのかな…?」。自分自身は変わったという意識はないが、己の周辺で起こり、身に降りかかる全てをそんな言葉と共に受け止めている。「最近『すごくいい感じだね』と言ってもらえることが多くて、でも自分的にはマイペースなままで、地に足がついている状態ですね。全てをひっくるめて、起こったことは全部、伏線だったんじゃないかって。全てが『いま、いい感じなんですよねー』なんて言ってるこの状況への伏線だったとしたら、報われますね」。もちろん、スコセッシの現場でも、この男は変わらなかった。実力主義で、能力を認められれば、いくらでも上へとたどり着けるハリウッドのやり方は、窪塚さんのスタイルにぴったりだったのだろう。活き活きと、現場で輝きを放った。「最初、現場に観光バスが3台停まってて、『Scorsese』『Garfield』『Driver』ってあって、改造されて、中にソファとかがあるんですよ。俺も含めて他の人は一緒で、完全にすみ分けられてるの。それが、撮影が始まって4~5日経ったら、バスがもう1台増えて『Yosuke Kubozuka』ってあるんです。『お前、使え』って。ありがたいけど、僕は、他の先輩方もいるから気まずいし『いや、俺はいいから』と言ったら『マーティンがお前のために用意したんだから使え』と。俺は普段から舞台の楽屋でもドアは開けっぱなしで、みんな出入り自由で、何を見られてもいいっていうスタンスで、オープンにしてるから、そのときも『コーヒーとかあるんで、みなさん、飲んでください』って感じで開放してました(笑)」。常にドアを開けっぱなしにしているからこそ、入ってくる“運命”もある。「実際、撮影中はいつも現場に顔出して、みんなとくっちゃべってるだけだったりもするし、それも英語を上達させたいってよこしまな気持ちだったりするんだけど(笑)、そこから話がつながって、次の作品のオファーが来たりして」。エリザベス・バンクスと共演する『Rita Hayworth with a Hand Grenade』(原題)のオファーのきっかけも、本作で出会ったプロデューサーがきっかけ。“再ブレイク”などという言葉はそぐわない。この男の無垢なる魂を受け止められる、より広い“世界”がようやく開けたのだ。映画の内容についてもひとつ。本作ではざっと400年以上前の信仰や異文化の衝突が描かれ、それは現代でもなお世界中で続いていることでもある。窪塚さんは、過去には『パラダイス・ナウ』の日本語吹き替えで、自爆テロに向かう青年の役を演じたこともあるが、自身は信仰や、それが引き起こす様々な衝突といったものについて、どんな風な考えを持っているのだろうか?決して論理的でも、体系づけられたものでもないかもしれないが、自分の言葉でこう語ってくれた。「日本で昔から言われる『クリスマスを祝って、正月に神社に行って…』というキャパシティ――ジーザスもブッダもいいじゃん!って言える俺らは世界平和だなと思ってます。世界がカオス(混沌)でメチャクチャになっているいまだからこそ、日本人が担うものがあるのかと。僕自身は、信仰って『あぁ、生きててよかった』とか『ありがたい』って気持ちで、思わず手を合わせてしまうようなものなのかなと感じてます。それは教義というものとは一線を画してあるんじゃないかと。朝日を見たときに自然と手を合わせるようなものが原点だとしたら、誰かに教えられるというよりは、自分の心の中にあるものを信じるものなんだなって。形のあるものはいつか壊れ、なくなるけど、形のないものこそ残っていくのかもしれない。この映画が、そういう自分の心の深いところに入り込み、問いかけるガイダンスのようなものになって、見る人が自分で(答えを)見つけて、腹に落として、それが少しでも良い明日につながったらと思います」。ヘアメイク:KATSUHIKOYUHMI(THYMON Inc.)(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月18日1月21日公開の映画『沈黙-サイレンス-』のジャパンプレミアが17日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、マーティン・スコセッシ監督、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮が出席した。アメリカが世界に代表する巨匠・マーティン・スコセッシ監督が、戦後日本文学の金字塔とも言われる遠藤周作の『沈黙』を長い年月をかけて映画化した本作。公開を間近に控えたこの日、再来日したスコセッシ監督が窪塚洋介ら日本人キャストとともに豪華なジャパンプレミアに登場した。窪塚ら日本人キャストとの再会となったスコセッシ監督は「こうやって東京で一同に再会できるのは感慨深いものがあります。これまで2年間編集してきましたが、ずっと皆さんとお付き合いした感覚なので、私にとっては昨日会ったばかりのようです。お馴染みの顔になっていますね」と笑顔。日本人キャストたちの演技については「本当に皆さん素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。皆さんの頑張りや力、深みを見せてもらいました」と賛辞を惜しまなかった。そのスコセッシ監督との作業を問われた窪塚は「こんな極東のどこの馬の骨とも分からない俺に、毎日どれだけ敬意を払ってくれたことか。毎日夢の中で仕事をしているみたいでした。監督が僕らを本当に乗せてくれるので最高に良い芝居ができたし、改めて偉大な監督だと思いました」と感謝しきり。また、加瀬扮する隠れキリシタン・ジュアンの妻・モニカを演じた小松菜奈に、ジュアンが死ぬシーンを2度求めたというスコセッシ監督は「モニカが激しくリアクションするシーンで、彼女の芝居にびっくりして、もう1回お願いするのが痛々しかったです。でももう1回お願いしたら、激しい演技を見せてくれたので見ものでしたね」と褒めち、夫役の加瀬も「小松さんは普段ダルそうなのに、芝居に入ると200%の力が出ます。そのシーンも倒れちゃうぐらい力を出し切っていましたが、次の日も全く同じぐらいの力でやるので、普段パワーを蓄えているのかなと思いました」と小松の豹変振りに驚嘆していた。映画『沈黙-サイレンス-』は、1月21日より全国公開。
2017年01月18日