ビジネスかプライベートか、相手の年齢は…。“TPOに合わせる”をテーマに、話題の品からおすすめの5つを選んでくれた、ギフトコンシェルジュの真野知子さん。「このところ増えているのが、名店同士のコラボレーション。こうした品はおいしいのはもちろん、パッケージに重厚感のあるものが多く、目上の方やお世話になった方にも安心してお渡しできます」一方、友達同士の集まりには、可愛らしいクッキーや缶に入ったお菓子など、見た目にもインパクトあるものを。「とくに缶入りのスイーツは、ますます女性に人気。小さなお菓子をみんなでつまめるうえに缶もおみやげになる、そんなアイテムを知っておくと役に立ちますよ」ひとつずつ丁寧に選びたい、カメオのような可愛らしさ。cotito(コチト)ハナサブレ&お花のアイシングクッキー1枚¥250~エディブルフラワーを、直接のせて焼いたサブレや、てんさい糖で作ったアイシングとともにあしらったクッキーは、「愛らしいだけでなく、卵や乳製品を使わずに作られた生地も素朴でおいしいです」。小さな店で手作りされていて、特別感満点。東京都杉並区西荻北5-26-18TEL:03・6753・2395土・日・祝日11:00~19:00(イートイン18:00LO)、月~金曜11:00~18:00(イートイン17:30LO)。営業時間、定休日はHPで確認を。甘さを抑えた大人のお菓子。パッケージも最高にシック。クラフタルオペラサンド12個入り¥5,400(税込み)寒くなってくると活躍するのが、チョコレートの手みやげ。このオペラサンドは、「濃厚なガナッシュを甘さ控えめのサブレで挟んだ、中目黒の人気フレンチ店のオリジナルスイーツ。箱もスタイリッシュで、男性にも喜ばれるはず」。購入はオンラインで。冷凍で発送、賞味期限は解凍後3日。東京都目黒区青葉台1-16-11-2FTEL:03・6277・581311:30~15:00、18:00~23:00火・水曜休ヴィンテージ風の缶に、カリカリナッツがぎっしり。グランドフードホールコーヒーローストナッツ1缶¥2,000今年、東京・六本木ヒルズに登場した、芦屋発の食材とデリの店。ハーブなどのフレーバーをなじませたローストナッツが人気で、なかでもおすすめはコーヒー風味のバターシロップを絡めたこちら。「誰にでも好まれる味で、缶のデザインも華やか。フレーバー違いで持っていっても」。パッケージ写真は2缶入りのもの。東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ ヒルサイドB2TEL:03・6455・547011:00~21:00(食品物販)無休濃厚な抹茶の香りが溢れる、極上トリュフ。祇園辻利×帝塚山ポアール御抹茶トリュフ建都の昔5個入り¥5,000濃厚な抹茶の香りが舌に溶ける滑らかなトリュフは、宇治茶の専門店と洋菓子の名店のコラボレーションで誕生。「そうしたストーリーも特別ですし、自分ではなかなか買わない高級スイーツこそ手みやげでもらうとうれしいもの。パッケージの木箱にも、重厚感と和の美しさが漂います」。取り寄せ可。ポアール 帝塚山本店大阪府大阪市阿倍野区帝塚山1-6-16TEL:06・6623・11019:00~22:00無休(1月1日を除く)きめの細かい高級カステラ。外国の方へのおみやげにも。ザ・ブティック by シャングリ・ラシャングリ・ラ特製カステラby 文明堂¥5,000(税込み)「シャングリ・ラ・ホテル 東京のオリジナルギフトの中でも気になったのが、カステラの老舗・文明堂とコラボレートしたこちら。奈良県産の濃厚な卵を使った、リッチな味わいが魅力です」。木箱の内側には英文の説明もあり、フォーリナーにも人気。「すみずみまで行き届いたデザインはさすがです」。東京都千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館シャングリ・ラ ホテル 東京 1FTEL:03・6739・788811:00~20:00無休真野知子さんギフトコンシェルジュ。手みやげなど日常的なものからハレの日の贈りものまで、多彩なシーンに合わせたギフトをセレクト。※『anan』2018年11月7日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・佐々木カナコ取材、文・新田草子(by anan編集部)
2018年11月01日絶妙な半熟具合のゆで卵に、縁が香ばしい目玉焼き、ふわとろオムレツ…。プロの手ほどきで、いつもの定番卵料理が憧れの仕上がりに!プロのコツを身につけて、卵料理マスターに。みんなが大好きな定番の卵料理。手軽に作れるのも魅力だけれど、「簡単な料理だからこそ、小さなコツで格段においしくなる。実はどれも、奥が深い料理なんです」と、坂田阿希子さん。プロならではの手順を教えてもらった。「目玉焼きは、多めの油をしっかり熱して焼くことで縁がちりちりと焦げ、見た目もおいしそうな仕上がりに。ゆで卵は時間を正確に計ることがマスト。オムレツは溶かしバターが焦げる前にフライパンに卵液を入れ、美しく焼き上げて。スクランブルエッグは、フライパンではなくステンレスのボウルを使い、底を湯気に当てながらゆっくり火を通すと、もったりと濃厚な味わいになりますよ」目玉焼き多めの油で白身の縁を縮らせ、カリッと焼き上げて。<材料/1人分>卵…2個オリーブオイル…小さじ2粗塩、黒こしょう…各適量<作り方>小さめのボウルなどに卵を割り入れる。フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかける。薄く煙が立つくらいにフライパンが熱くなったら、ボウルから卵をそっと流し入れる。 白身が膨らむようならヘラなどで潰し、白身の縁がこんがりと色づくまで焼く。 火を弱めて、さらに白身が固まるまで焼き、皿に盛って粗塩、黒こしょうをふる。 スクランブルエッグ低温でじっくり加熱することで、とろっと濃厚に。<材料/1人分>卵…2個生クリーム…小さじ2バター…10g塩…軽くひとつまみ食パン(12枚切り)…適量<作り方>卵をボウルに割り入れてフォーク、または菜箸でよく溶きほぐし、塩、生クリーム、バターを加える。 1のボウルよりやや小さめの径の鍋にお湯を沸かす。ボウルの底に湯が当たらないように湯量を調整して、ボウルを重ねる。卵液をゴムベラでゆっくりと混ぜながら、湯気で加熱していく。 ボウルを鍋からはずしたり戻したりしながら時々混ぜ、好みの柔らかさのスクランブルエッグに仕上げる。 食パンは耳を落として食べやすい大きさに切り、こんがりとトーストする。3のスクランブルエッグとともに、皿に盛る。 ゆでたまご黄身の中心がとろ~りの半熟卵は、きっかり6分。<材料/1~2人分>卵…3個アスパラガス…4~5本塩…適量赤ワインビネガー…小さじ1オリーブオイル…大さじ1<作り方>卵は冷蔵庫から出しておき、常温に戻す。 鍋に湯を沸かし、卵を網じゃくしなどにのせて1個ずつそっと入れる。ふつふつとするくらいの火加減で6 分ゆでる。 ゆで上がったらすぐに冷水に取る。殻に軽くひびを入れてから再び水につけ、しばらくおく。 フライパンか鍋にお湯を沸かし塩を加え、根元をピーラーでむいたアスパラガスを色よくゆでる。器に盛り、塩少々、ビネガー、オリーブオイルをかける。3のゆで卵の殻をむき、手でざっくりと割って添える。 オムレツ生クリームを加えて柔らかく。強火で手早く、が肝。<材料/1人分>卵…3個生クリーム…大さじ1塩…ひとつまみバター…大さじ1<作り方>卵をボウルに割り入れ、フォーク、または菜箸で空気が入らないようによく溶きほぐす。塩、生クリームを加えてさらに混ぜる。 冷たいフライパンにバターを入れて中火にかける。バターが溶けてきたら1を一気に加え、火を強める。 耐熱性のゴムベラで中心を一気にぐるぐるとかき回したら、外から大きく混ぜる。これを2〜3回繰り返し、スクランブル状になったら10秒ほどおく。 フライパンを奥側に傾け、手前から折り畳む。フライパンの柄を持った手を軽く叩いてオムレツを回転させ、裏面も軽く焼く。何度か手早く返して形を整え、皿に盛る。さかた・あきこ料理人。目玉焼きは実は“両面焼き”派。著書に『SPOON 坂田阿希子の料理教室』(グラフィック社)ほか多数。※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・荻野玲子文・新田草子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2018年06月18日夏の定番といえばそうめん。そうめんにはめんつゆ。夏の冷蔵庫の常備品は、そうめんにしか使えない?いえいえ、実は万能選手!少しのアレンジで味に変化をもたせながら様々なレシピに活用できます!料理研究家の瀬尾幸子さんにめんつゆレシピを聞きました。料理のレパートリーが広がると、ついつい増えていってしまう調味料。使い切る前に賞味期限が…、という経験も少なくないはず。そんな読者に今回、瀬尾幸子さんが提案してくれたのは“めんつゆ”の活用法。夏の定番、そうめんに欠かせないめんつゆをベースに、味や風味を足すことであらゆる料理に活用できる“たれ”が作れる。「めんつゆの主な原料は、醤油とかつおやさば、昆布などのだし。そこに多少の甘味や旨味成分が加わり、すでに調味料として出来上がっている。そこにレモン汁の酸味を足せばぽん酢に。ほら、買わなくても作れる!」と、瀬尾さん。ベースとなるめんつゆのポイントは、なるべく添加物が入っていないものを選ぶこと。その分素材の旨味を引き出しやすくなり、味を加えていってもくどくならない。きのこきんぴらしんなり透明感が出るまでじっくり炒めて。シコシコツルツル食感がクセになる。<材料/2人分>エリンギ…2本(120g)しいたけ…3個(60g)ベーコン…2枚にんにく…1かけオリーブオイル…大さじ1めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1七味唐辛子…適宜<作り方>1.エリンギは半分の長さに切ってから、薄切りに。太いときは幅も半分に切る。しいたけは石突きを取り薄切りにする。ベーコンは短冊に切る。2.フライパンにオリーブオイルと薄切りにしたにんにくを入れて弱火で炒める。3.香りが出たらベーコン、きのこを入れて十分柔らかくなるまで炒める。4.強火にし、めんつゆを入れて水気がなくなるまで炒める。5.器に盛り、好みで七味唐辛子を振る。【variation】きのこの種類を変えると食感にも変化が。ベーコンの代わりに豚肉の細切れを使っても。長芋おじや冷えは大敵、夏こそお腹を温めよう。とろとろ食感の優しいおじや。<材料/2人分>ご飯…1杯(150g)水…300mlめんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2長芋…8cm(100g)卵…1個万能ねぎ(小口切り)…適量<作り方>1.鍋に水、めんつゆ、ご飯を入れ、好みの柔らかさに煮る。2.長芋をすりおろし、のせる。3.全卵または卵黄を中央にのせる。4.卵が好みの煮え具合になったら出来上がり。仕上げに万能ねぎをちらす。【variation】長芋の代わりに旨味成分を豊富に含んだトマトを使っても。わかめを加えれば栄養たっぷりに。せお・ゆきこ料理研究家。誰もが作れて簡単、かつおいしいをモットーに、一人でも多くの人に台所に立ってほしいと願っている。※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・野崎未菜美文・つるや ももこ撮影協力・UTUWA
2018年06月17日麺だけでなくおかずにまで活用できる、優秀たれ&マリネをご紹介。消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で保存すれば、手軽に使えます。教えてくれたのは料理家のワタナベマキさん。にら黒酢だれ麺を和えるだけで冷やし中華が完成。冷蔵保存5日間。<材料/作りやすい分量>にら…1束【A】にんにく(みじん切り)…1/2かけ分しょうが(みじん切り)…1/2かけ分粗挽き赤唐辛子…小さじ1~2黒酢…大さじ3しょうゆ…大さじ3ごま油…大さじ1<作り方>1.にらは洗って水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き、7~8mm幅に切って保存容器に入れる。2.Aを小鍋に入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせたらそのまま30秒ほど煮る。熱いうちに1に注ぎ、にらがしんなりしたらひと混ぜする。にらの中華和えそば2人分/中華麺(2玉)を袋の表示通りに茹でて水気を切り、器に盛る。にら黒酢だれ(3分の2カップ)をかけ、白炒りごま(適量)をふる。混ぜながら食べる。ツナと玉ねぎパセリマリネパスタとの相性抜群。冷蔵庫の常連に。冷蔵保存1週間。ひとさじ加えたナンプラーが隠し味。きゅうりと和えてもいいし、トーストサンドの具にもおすすめ。<材料/作りやすい分量>ツナ缶(大)…2缶玉ねぎ…1/2 個パセリ(みじん切り)…大さじ2白ワインビネガー(米酢でも可)…大さじ2ナンプラー…大さじ1(塩小さじ2)<作り方>1.ツナ缶は油をよく切る。玉ねぎはみじん切りにして水に5分さらし、水気を切ってから、キッチンペーパーで包んでさらに水気を除く。2.1に白ワインビネガー、パセリ、ナンプラーを加えて混ぜ、こしょうとオリーブオイルを加えてさっと混ぜる。ツナと玉ねぎの冷製パスタ2人分/カッペリーニ(80g)は袋の表示通りに茹でて水にさらし、水気をよく切る。キッチンペーパーで包んで水気をさらに除き、ボウルに入れる。 ツナと玉ねぎパセリマリネ(大さじ6)、オリーブオイル、塩、粗挽き黒こしょう(各少々)を加えて和える。ワタナベマキ料理家。身近な食材でできる、目先の変わった家庭料理に定評が。タイやベトナムなど、アジアなひと皿も得意。※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・曲田有子文・新田草子(by anan編集部)
2018年06月16日「夏の麺は、作りおきのたれやマリネがあるとさらに手軽。麺を茹で、和えるだけで完成です」と、ワタナベマキさん。おすすめの作りおきをご紹介。いずれも主な材料は1~2種類で、それらを刻んでオイルや調味液に漬け込むだけ、というシンプルなもの。「あまり作り込まないほうが応用がききます。麺だけでなく、食材と合わせれば小さなおかずに」相性のいい麺とのアレンジ技を教わります。塩トマトマリネ夏の間のお役立ち度No.1のマリネ。冷蔵保存1週間。カッペリーニにもよく合う。チキンソテーに添えたり、バジルとモッツァレラチーズでカプレーゼにしても。<材料/作りやすい分量>トマト(大)…3個塩…小さじ4分の1オリーブオイル…大さじ1<作り方>(1)トマトはヘタを取り2cm角に切る。(2)1に塩を加えてなじませ、オリーブオイルを加えてさっと混ぜる。塩トマトと大葉のそうめん2人分/そうめん(3把)を袋の表示通りに茹でて水にさらし、水気を切って器に盛る。 塩トマトマリネ(3分の2カップ)をのせて、オリーブオイル(少々)をまわしかけ、手でちぎった大葉(5枚)を添える。長ねぎぽん酢だれ熱した調味液でねぎに軽く火を通して。冷蔵保存1週間。そうめんはもちろん、ごはんにのせたり、チャーハンに混ぜてもおいしい。蒸した肉や魚とも相性よし。<材料/作りやすい分量>長ねぎ…2本【A】ぽん酢…100ml酒…50mlみりん…大さじ2ごま油…大さじ2<作り方>(1)長ねぎは小口切りにし、保存容器に入れる。(2)Aをすべて小鍋に入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせる。熱いうちに1に注ぎ、さっと混ぜる。ピリ辛ねぎ焼きそば2人分/フライパンを中火で熱し、ごま油(小さじ2)を入れて焼きそば麺(2玉)を加え、ほぐしながら炒める。油がなじんだら、 長ねぎぽん酢だれ(3分の2カップ)を入れて汁気がなくなるまで炒め合わせる。器に盛り、鰹削り節と輪切り唐辛子(各適量)をかける。ワタナベマキ料理家。身近な食材でできる、目先の変わった家庭料理に定評が。タイやベトナムなど、アジアなひと皿も得意。※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・曲田有子文・新田草子(by anan編集部)
2018年06月16日つるりとしたのど越しが恋しくなる夏。この時季にぴったりの麺レシピを、ワタナベマキさんに教わります。食欲のない日にも箸が進む「あっさり夏麺」レシピ。夏ばて気味で、料理もおっくう。そんな時は、のど越しも快い、軽やかな麺料理を。優しい味付けにして、香味野菜やレモンをプラス。爽やかな香りで、自然と食が進みます。焼きなすとクミンのレモンパスタ焼いてうまみを凝縮させたなすが、とろりとパスタに絡んで。<材料/2人分>パスタ(カッペリーニ)…80gなす(中)…2本アンチョビフィレ…4枚にんにく(みじん切り)…1/2かけ分レモンスライス…4枚レモン汁…大さじ2クミンシード…大さじ1オリーブオイル…大さじ2粗挽き黒こしょう…少々<作り方>(1)なすは魚焼きグリルか焼き網で皮が黒くなるまでしっかりと焼いて冷水に取る。皮をむき、キッチンペーパーで水気を拭いて食べやすい大きさに切る。(2)フライパンを中火で熱してクミンシードを入れ、香りが出るまでから炒りする。(3)アンチョビをみじん切りにし、1と2、にんにく、レモンスライス、レモン汁とともにボウルに合わせて全体をなじませる。(4)パスタは袋の表示通りに茹でてざるにあげ、水にさっとさらして水気をよく切る。キッチンペーパーでさらに水気を押さえる。(5)3に4を加えて和え、オリーブオイルを加えてさっと和える。器に盛り、こしょうをふる。ワタナベマキ料理家。身近な食材でできる、目先の変わった家庭料理に定評が。タイやベトナムなど、アジアなひと皿も得意。※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・曲田有子文・新田草子(by anan編集部)
2018年06月16日簡単で食が進む上、ひと皿で満足できるのが麺料理のいいところ。あまり火のそばに立ちたくない夏こそ、ちゃちゃっと作れる麺メニューが大活躍です。ワタナベマキさんに教わるとっておきのレシピ、まずはしっかり食べて元気になりたい時の「スタミナ麺」を教えていただきました。「香辛料や香味野菜を上手に使って、食欲をそそる一品に。麺の太さや種類を変えると味わいも変わるので、好みの組み合わせを見つけてみてください」肉を使ったり、コクのあるたれやつゆを合わせたこってり麺は、スパイスやナンプラーでちょっぴりアジア風の味わいに。バジルと牛肉の炒め焼きそば牛肉ととうもろこしの甘みが好相性。オイスターソースで香ばしく。<材料/ 2 人分>焼きそば麺…2玉牛カルビ肉…150g玉ねぎ…1/2個とうもろこし…1本バジル…14~15枚しょうが(千切り)…1かけ分酒…大さじ2オイスターソース…大さじ2ごま油…大さじ1<作り方>(1)牛肉は7~8mm幅の棒状に切る。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。とうもろこしは包丁でそぎ切りにして実をこそげ落とす。(2)フライパンを中火で熱してごま油を入れ、しょうがを加えて香りが出るまで炒める。1を加えて肉の色が変わるまで炒め、焼きそば麺を加えてほぐしながら炒める。(3)酒とオイスター ソースを加えて炒め、全体がなじんだら火を止め、手でちぎったバジルを加えさっと混ぜる。ワタナベマキ料理家。身近な食材でできる、目先の変わった家庭料理に定評が。タイやベトナムなど、アジアなひと皿も得意。※『anan』2018年6月20日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・曲田有子文・新田草子(by anan編集部)
2018年06月16日日本初上演から約3年の時を経て2019年に再演されることが決定したブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』<日本版>。初演に続き主演を務める小池徹平と三浦春馬のビジュアル撮影現場に潜入した。本作は、経営不振に陥った老舗靴工場の跡取り息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーンのローラ(三浦)と出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生させるまでを描いたブロードウェイミュージカル。トニー賞では6部門を受賞したヒット作で、日本版上演時にはブロードウェイのオリジナルスタッフが集結。シンディ・ローパーが全曲作詞作曲したキャッチーな音楽、演出、振付はそのままに、演出協力・上演台本を岸谷五朗、訳詞を森雪之丞が手掛け、大好評を博した。ビジュアル撮影はそんな人気作の再始動という待望の瞬間。日本初演のライブ録音盤音源が流れ活気に満ちるスタジオに、チャーリーとローラの姿になったふたりが揃って登場すると、現場のテンションは一気に上昇した。チャーリーはスーツ&トランクス、ローラはド派手で真っ赤な衣装で、共に初演から引き継がれたあのブーツ姿!ふたりとも初演を観た人ならピンとくるスタイルだ。カメラの前に並ぶと、三浦のドラァグクイーン姿はやはりインパクト抜群。ローラこだわりの7&ハーフインチ(10㎝超)のヒールも三浦が履くとさらに迫力が増し、ローラという存在を際立たせる。それに対してチャーリーは、トランクスにピンヒールのブーツというアンバランスな組み合わせで、ローラとは真逆とも言える姿。そうやって全く違う色を持ちながら絶妙なバランスで馴染むふたりに、この作品のストーリーを思わされる。音楽にノッて、時折一緒に歌いながら、時折舞台での振り付けを再現しながら、次々とポーズをつけていくふたり。カメラマンからの「もっとハジけて!」「もっといけるはず!」という熱いリクエストにもどんどん応え、現場の温度を上げていく。「キャー!」と言って笑い合ったり、一緒に片足を上げてみたり、息ピッタリでカメラに向かう様は、再演ならではのコンビネーション。そうやって撮られた写真をモニターで見た三浦は「すげえ!」とカメラマンに拍手。その後もふたりで楽しそうに写真を見る姿から出来栄えが伝わってきた。撮影後、小池は「再演が決まって嬉しかった」と話し、「(この撮影のような)役どころに近づく作業はいつも楽しい」と笑顔。三浦も「久しぶりのブーツは気分を上げてくれた。みんなが本気になってつくり込んでいく感じが楽しかった」とコメントした。これから徐々に公開されていくビジュアルにぜひ期待してほしい!公演は2019年4月から5月まで東京・東急シアターオーブで上演。チケットぴあでは、今後発表されるチケット発売情報をメールで受け取れるお気に入り登録を受付中。取材・文:中川實穗★★以下のリンクより「キンキーブーツ」をお気に入り登録して、情報をゲットしよう!
2018年04月27日ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』の初日前会見が8日、東京・帝国劇場で行われ、小池徹平、加藤和樹、神田沙也加、夢咲ねね、龍真咲、凰稀かなめが登場した。同作は2012年にフランスで製作され、2016年に東宝版初演が行われヒットしたフレンチ・ロック・ミュージカル。18世紀末のフランスを舞台に、革命に身を投じる農夫・ロナンと宮廷に仕える侍女・オランプの恋愛や宮廷劇が描かれる。2年ぶりの再演に、「各々2年前にやったものよりもブラッシュアップしている」(小池)、「熱をすごく感じています」(加藤)と、期待をあおる2人。一方で小池は「2年前よりは、体の節々はちょっと痛いかな」と苦笑する。「本当にあるんです。より体のケアを意識して、終わったら冷やしたり、いろいろしないとダメ」と明かし、「肺がね、重いです」と語った。加藤も「初めてダンスナンバーを稽古であたった時に、以外と体が覚えてると思ったけど、結構翌日に来まして……」と稽古を振り返る。「2年という時間を自分の中でしっかり感じながら、徹平ちゃんも言いましたけど、体のケアを気をつけないといけないなと思います」と意気込んだ。女性陣の豪華な衣装も魅力で、夢咲は「こんなに豪華な衣装たちが並んでいるものを見るだけでもテンションが上がります」と喜ぶ。凰稀が「一番豪華なのがマリー・アントワネット。最初にゴンドラで登場する時の衣装が一番重くて、2年ぶりに来ても腰にくる」という一方で、初出演となる龍は「いつも着ておりますので、苦労点などはございません」と澄まして答え、周囲を笑わせていた。帝国劇場と同じく日比谷エリアにある日生劇場では、ウエンツ瑛士が出演するミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』が初日を迎えるが、小池は「僕らも明日初日なんで、構ってられる余裕があまりないんですけど……」と笑顔を見せる。「近いですし、(Wキャストの)和樹が頑張ってる間に観に行こうかと思っています。頑張ってほしいな」とエールを送った。また、4日に第43回菊田一夫演劇賞の受賞が発表された神田は、「本当に恐縮です。個人的に長年一つの目標としていた賞だったので、知らせを聞いた時は泣きましたし嬉しかったです」と心境を吐露。しかし「舞い上がらずに地に足をつけて、自信や誇り、みんなと調和していくパワーに変えて、『1789』に貢献していけたらと思います」と真摯に語った。公演は東京・帝国劇場にて4月9日〜5月12日。
2018年04月08日俳優の小池徹平と三浦春馬が主演を務める舞台『キンキーブーツ』が2019年に再演されることが、3日、明らかになった。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーン・ローラ(三浦)のアドバイスを受け、工場を立て直していく。日本では、2016年に小池・三浦による初演を迎えたが、全日即日完売の上、小池はチャーリー・プライス役で第42回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞。また、三浦はドラァグクイーンのローラ役で第24回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞するなど、高い評価を得た。2019年の再演では、小池・三浦タッグもそのままに、靴工場で働く従業員のローレン役のソニン、 チャーリーのフィアンセのニコラ役の玉置成実、靴工場の現場主任ドン役の勝矢、工場長ジョージ役のひのあらたも続投。また今回公開となったヴィジュアルでは、実際に舞台のクライマックスでの衣裳を着用し、小池&三浦がピンヒールのブーツで決めた姿を、写真家の下村一喜&クリエイティブ・コンサルタントのカワダイソンのタッグで届けた。東京公演は東急シアターオーブにて2019年4〜5月、大阪公演はオリックス劇場にて2019年5月。○小池徹平コメント・初演時の感想は?初演時はとにかく必死でした。チャーリーもローラも別のパワーではありますが、とてもエネルギッシュな役なので。大変な役でしたが、楽しく、そしてやりがいもありました。初演時は、お客様の盛り上がりが素晴らしくて、ラストでは一緒に立って踊ったりしてくださって、今回の再演も同じ景色が見えるのかなと楽しみです。初演が終わってしまう頃から、もし再演があるなら絶対やりたいと思っていましたので、再演をやると聞いたときは嬉しかったです。ヴィジュアル撮影で、久しぶりに春馬くんのローラに会って、ついに帰ってきたなと。 今でも、『キンキーブーツ』のナンバーを聞くと、ひとりでに歌ってしまうし、勝手に体が動いてしまいます(笑)・『キンキーブーツ』の作品としての魅力は?まずは見た目。『キンキーブーツ』は映像で見るのと生で観るのでは、全然違うと思います。 実際にローラがブーツを履いた時のインパクトは、会場でしか味わえないこと。そんなローラの姿は皆、目に焼き付けてほしいので、ぜひ劇場まで観に来てください!○三浦春馬コメント・ヴィジュアル撮影でローラに再び扮した感想は?一言につきます。めちゃくちゃ嬉しい!!・初演時の感想は?ローラは、台風の目にならなきゃいけないと稽古中教えていただき、チャーリーは、この作品の完全なる屋台骨だから、いつでもみんなの中心になり、皆を支え続けなければならない。そういうキャラクターなので、ストーリー上だけでなく、楽屋裏でもそういう関係性は、お互い自然とやろうやろうとしていました。当時、 (小池さんに)たくさん助けられました。・『キンキーブーツ』の作品としての魅力は?『キンキーブーツ』の音楽は、まだ観たことがない方も聞いたことがない方も、絶対刺さるナンバーだし、ストーリーも老若男女絶対に好きになってくれると思います。作品のテーマは、皆、馴染みのあることで、「受け入れることの大切さ」。その奥深さを、すごくストレートに教えてくれる作品です。劇場に来て、観て頂くのが一番伝わると思いますので、ぜひ観て頂きたいですね。
2018年04月03日小池徹平と加藤和樹がWキャストで主演をつとめるミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』の製作発表会見が2月7日、都内ライブハウスで開催された。18世紀のパリを舞台に、フランス革命が勃発する時代を描く作品。演出はヒットメイカー小池修一郎が手がける。ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』チケット情報2012年にフランスで初演された作品で、打ち込みなども多用した現代的なロックサウンドと激しいダンス、ファッションショーのような華やかなコスチューム等で世界的な大ヒットとなったフレンチ・ロック・ミュージカル。日本では2015年に宝塚歌劇団月組が初演し、翌2016年には男女混合出演の新たな演出で帝国劇場で上演された。今回はその帝国劇場版の再演だ。会見は、劇中ナンバーの披露からスタート。マリー・アントワネット役の凰稀かなめと龍真咲が『全てを賭けて』をコケティッシュに歌い、主人公のロナンに扮する小池徹平と加藤和樹、その恋人オランプをWキャストで演じる神田沙也加と夢咲ねねがバラードナンバー『この愛の先に』をドラマチックに熱唱。さらに小池、加藤に加え実在した革命家たちを演じる三浦涼介、上原理生、渡辺大輔が人気ナンバー『自由と平等』『サ・イラ・モナムール』をエネルギッシュかつカッコ良く歌い上げた。事前応募総数4000通の中から抽選で選ばれた200名の一般オーディエンスも熱い眼差しをステージに注ぎ、手拍子で会場を盛り上げた。キャストはほぼ前回からの続投になる。小池徹平は「2年ぶりに歌いましたが、改めてパワーのある楽曲だなと感じました。とても仲の良いカンパニーなんです。仲が良いということはみんなが同じ方向を見て作品を作れるということ。この空気感をより一層深め、最高の革命を起こしたい」と意気込みを。加藤も「初演のときに凄まじいエネルギーを持ってみなで作り上げた作品です。再演ではさらにそのエネルギー量を超えていかなければいけないという覚悟が必要。さらにパワーアップした『1789』を劇場で体感していただきたい」と熱く語った。マリー・アントワネット役の龍とロベスピエール役の三浦は初参加となるが、龍は2015年の宝塚版で主人公のロナンを演じており、作品自体には縁が深い。「先ほども皆さんが歌う『自由と平等』を聴いていて(ロナンとして)ノってしまいそうになりました(笑)。でも今回はマリー・アントワネットにちゃんと集中して頑張りたい」と笑顔で話す。三浦は「子どもの頃から母に『帝国劇場に立ってほしい』とずっと言われていた」とあかし、「(初めてその舞台に立つが)しっかり立って、しっかり芝居と歌とダンスを頑張りたい」と気を引き締めていた。公演は4月9日(月)から5月12日(土)まで東京・帝国劇場にて。チケットは発売中。その後6月に大阪・新歌舞伎座、7月に福岡・博多座でも上演。
2018年02月08日独自の世界観で国内外から高く評価を受ける画家、桑久保徹による4年ぶりの個展「A Calendar for Painters Without Time Sense 1. 3. 4. 5. 7. 8」が、1月20日から2月17日まで東京・六本木の小山登美夫ギャラリーにて開催される。Vincent Willem van Gogh’s Studio2015oil on canvas181.8 × 227.3 cm©Toru Kuwakubo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery桑久保徹は"絵を描く"という方法で、現代美術に立ち向かうためのやり方として、自分の中に架空の画家を見いだすという演劇的アプローチで制作活動をスタートした。あえて今や古典的ともいえるゴッホのような油絵具の厚塗り技法を用い、現代的心象風景を物語性豊かに描く世界観で、人を惹きつける作品を生み出し続けている。今回取り組んだのは、尊敬する画家の生涯をひとつのキャンバスに込めて描いた「カレンダーシリーズ」。美術史の中にいる多くの作家から、ピカソ、フェルメール、アンソール、セザンヌ、スーラ、ゴッホの6人を選び、彼らのスタジオを桑久保徹の解釈を交えた空想的、壮大な異次元空間として表現。描く作品を選びながら、何を画家が考えていたのかを追体験する、究極のオマージュだ。Johannes Vermeer’s Studio2016oil on canvas181.8 × 227.3 cm©Toru Kuwakubo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery本シリーズは2014年から制作をスタート。1月はピカソ、桜の季節を連想させる4月をアンソール、空に風を感じさせる5月はセザンヌ、爽やかな初夏の7月はスーラ、夏の夜の海を感じさせる8月はゴッホと、自身が好きな描きたい作家と月を合わせていった。12作品で完成するこのシリーズ、ほぼ4年の歳月をかけても、本展ではまだ月もばらばらな6ヶ月分。このカレンダーシリーズ自体が「不規則な時間速度」となっている。本展では、「カレンダーシリーズ」作品ペインティング6点とドローイング6点を展示。ドローイング作品の上部にはレコードが共に額装されており、そのレコードには桑久保徹が友人の音楽家・日高理樹に制作を依頼し、その作家を題材とした音楽を録音した。「レコード」という旧来の記録媒体を使用する彼らしい方法で、美術史の作家をテーマに絵画と音楽で挑むという複合的なアプローチにも挑戦している。桑久保徹の新たな展開が花開いた意欲作を通して、アートの真髄を体験してみては。【展覧会情報】桑久保徹展「A Calendar for Painters Without Time Sense 1. 3. 4. 5. 7. 8」会期:1月20日〜2月17日会場:小山登美夫ギャラリー住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665ビル2F時間:11:00〜19:00休廊日:日曜、月曜、祝日入場無料
2018年01月14日いつものたまご料理に飽きたら、ちょっとひと手間を加えてみるのも手。素材の組み合わせ、旨味の足し方、材料を加える手順…。知っていると役立つ“おいしい”技を料理研究家の瀬尾幸子さんに教わります。皮なしキッシュパイ生地なしの簡単キッシュ。ケーキ型はグラタン皿でもOK、トースターでも焼ける手軽さ。クロワッサンと一緒に。材料/作りやすい分量卵…4個、ピザチーズ…80g、生クリーム…100cc、長ねぎ(小口切り)…2本分、ハム…40g、塩、こしょう…各少々、バター…大さじ1と1/2、クロワッサン…適宜作り方(1)ハムは1cm角に切る。(2)フライパンを中火で熱しバターを入れ、長ねぎをしんなりするまで炒める。(3)ボウルに卵を溶き、2と、チーズ、ハム、塩、こしょう、生クリームを入れて混ぜる(4)直径18cmの底の抜けないケーキ型(アルミ箔で作った四角い型でもOK)にオーブンペーパーを敷き、(3)を流し入れる。(5)200℃のオーブンで25分焼く。中華風“豆乳”茶碗蒸し漉す必要も、蒸し器もいらない、お得で簡単な茶碗蒸し。いつもと趣向を変えて、豆乳を入れればコクのある味わいに。材料/2人分卵…1個、熱湯…100cc、顆粒鶏スープの素…小さじ1/4、無調整豆乳…100cc、塩…小さじ1/4、こしょう…少々、鶏もも肉…20g、エビ…2尾、ごま油…少々、万能ねぎ(小口切り)…少々作り方(1)鶏もも肉は2cm角に切る。エビは背ワタを取り、殻をむいてぶつ切りに。(2)熱湯に顆粒鶏スープの素を加えて溶かし、豆乳を加える。(3)ボウルに卵を割り入れ、塩、こしょうを加えて混ぜる。(2)を加えてさらに混ぜる。(4)器に鶏もも肉、エビを入れ(3)を注ぎ入れ蓋をする。(5)器がすっぽり入る深さの鍋に底から5cmくらい湯を沸かし、器を入れて、鍋に蓋をする。(6)弱火で8分加熱、火が通ったら、万能ねぎ、ごま油をかける。たまご納豆そばひきわり納豆と生卵を混ぜると、ふわふわな食感に。万能ねぎもたっぷりと。おそばに絡めて一緒に食べるのがおいしい。材料/1人分卵…1個、ひき割り納豆…小1パック、冷凍そばまたはゆでそば…1人分、そばつゆ(ストレートタイプ…100cc、水…50cc、万能ねぎ(小口切り)…3本分作り方(1)ひきわり納豆と卵をふわふわに泡立つまで混ぜ合わせる。(2)鍋にそばつゆと水を入れ煮立てる。(3)そばはさっとゆで、ゆで汁を切る。(4)温めた器にそば、そばつゆを入れ、(1)をかけ、万能ねぎをのせる。(5)全体を混ぜていただく。せお・ゆきこ料理研究家。作る人も食べる人も疲れず、飽きないことが家庭料理の良さと、素材をシンプルにして、毎日作れる、楽しく作れる料理を提案する。近著に『うれしい副菜』(新星出版社)。※『anan』2017年12月13日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・荻野玲子文・つるや ももこ撮影協力・UTUWA
2017年12月12日家にいつもある材料で簡単にできるのがゆでたまご。そんなゆでたまごも、ちょっとしたひと手間でごちそうに。料理研究家の瀬尾幸子さんにゆでたまごを使ったレシピを教えてもらいました。ラーメン屋風半熟煮たまごチャーシューを煮た汁に漬けてコクのある仕上がりに。材料/作りやすい分量半熟卵…4~6個、市販のチャーシュー…50g煮汁:水…..600cc、顆粒鶏スープの素…小さじ1、にんにく…1かけ(半分に切る)、生姜薄切り…4枚、しょうゆ…大さじ3、砂糖…小さじ2作り方(1)煮汁にチャーシューを入れて煮立てる。(2)半熟卵の殻をむき、火を止めた煮汁に入れてそのまま冷ます。和風の煮たまごだしをしっかり染み込ませた、おでん屋台風の固ゆで煮たまご。材料/作りやすい分量固ゆで卵…4~6個煮汁:だし汁…600cc、薄口しょうゆ…大さじ2、しょうゆ…小さじ1作り方(1)鍋に殻をむいたゆで卵と、煮汁を入れて弱火にかける。(2)静かに煮立つくらいの火加減で40分煮る。途中、煮汁が減って卵が煮汁から出るようなら随時水を足す。ゆでたまごのカレーピクルスじっくりじわじわ保存食。おいしくなるのを待つ楽しみ。材料/作りやすい分量固ゆで卵…6個。玉ねぎ…1個ピクルス液:酢…1カップ、水…1/2カップ、砂糖…大さじ4、塩…小さじ1、カレー粉…小さじ2、ローリエ…2枚、黒こしょう…少々、サラダ油…小さじ2作り方(1)固ゆで卵は殻をむき、玉ねぎは1×3 cmくらいに切る。(2)保存容器にピクルス液の材料を混ぜ合わせる。(3)冷蔵庫で3日間漬ける。食べごろは、1週間後くらい。1か月ほどもつ。せお・ゆきこ料理研究家。作る人も食べる人も疲れず、飽きないことが家庭料理の良さと、素材をシンプルにして、毎日作れる、楽しく作れる料理を提案する。近著に『うれしい副菜』(新星出版社)。※『anan』2017年12月13日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・荻野玲子文・つるや ももこ撮影協力・UTUWA【人気記事】※白石麻衣のカラダの悩み昔からアレが悪くて…※【参加者全員HAPPY♡】ポッキーまみれの「幸せ結婚式」を覗き見!
2017年12月11日冷蔵庫の中に常備してある食材の定番「卵」。ごはんにかけたり、ゆでたり、焼くだけでもおいしいけれど、いつもの調理にひと工夫で、ぐっとごちそう感がアップします。「シンプルな料理ほど難しいんです。その筆頭に挙げられるのが“ゆでたまご”。誰でもできるけれど、満足のいくゆで加減をいつも安定して作れる人はきっと少ないのでは?」。素材も調理法も定番中の定番である卵を、よりおいしく、そしてシンプルでありながらも、ちょっと目先が変わって楽しくなるレシピを、瀬尾幸子さんに教わります。ゆでたまごづくりのポイントとゆで時間の目安、のせるだけの簡単アレンジをご紹介。ゆで時間の目安とろとろ5分半熟7分固め半熟8分固ゆで11分※ゆで時間は、卵の大きさがLサイズ(65gくらい)を目安に設定しています。ゆで方のポイント・室温は季節によって変わるので、冷蔵庫から出したばかりの卵を使う。・空気の逃げ道を作ってひび割れ防止。殻の丸いほうに画鋲で穴をあける。・ゆで始めの温度も一定に。沸騰した湯に、お玉にのせた卵をそっと沈める。・最初の2分は殻が割れないように縦横に転がす。・余熱で火が通りすぎないように、ゆで上がりはすぐに水に取る。・殻にヒビを入れ、水を流しながらむくとむきやすい。ゆでたまごにのせるだけ好みの固さのゆでたまごに、和洋いろいろな具をのせて。アンチョビ+粉チーズアンチョビを刻み、粉チーズと一緒にのせて、好みで黒こしょうをふりかける。ザーサイ味付けザーサイをみじん切りにしてのせ、好みでごま油少々をかける。塩うに+黒ごま塩うにを少量のせ、そのあとに黒いりごまをふりかける。味噌マヨネーズ味噌とマヨネーズを同量混ぜてのせる。好みで七味唐辛子をふりかける。せお・ゆきこ料理研究家。作る人も食べる人も疲れず、飽きないことが家庭料理の良さと、素材をシンプルにして、毎日作れる、楽しく作れる料理を提案する。近著に『うれしい副菜』(新星出版社)。※『anan』2017年12月13日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・荻野玲子文・つるや ももこ撮影協力・UTUWA
2017年12月10日冷めてもおいしく、温かなひと皿の下ごしらえのパーツにもなる作りおきは、日常の食卓だけでなく、おもてなしのシーンでも心強い味方。ストックレシピを駆使した冬のごちそうを料理家のワタナベマキさんに教わりました。「我が家で食事会をするときの料理で、まず意識するのはお客さまの食の好み。和洋中、お酒を飲むかどうか……それを踏まえて、その時期の旬の食材をふんだんに使ったメニューを作るようにしています」というワタナベマキさん。今回のイタリアンが中心の洋風メニューにも、さつまいもやれんこん、マッシュルーム、柿にりんごなど、冬の恵みがずらり。「さらに、少し特別感のある食材をきかせることも欠かせません。今回ならば紫キャベツとかムール貝とか。おもてなしの席だからこそ作り慣れた料理をきちんと出すようにしているのですが、食材を替えることで、一気にごちそうムードになります」そんなホームパーティのメニューで大活躍するのは作りおき。「作りおきの味つけは、アレンジしやすいように極力シンプルにするのが基本。前菜やデザートは何かを加えるだけでサッと出せるメニューにして、メインや揚げ物など温かい料理は当日にアレンジして、冷菜と温菜のメリハリをつけます。何より、作りおきがあれば、料理につきっきりにならず、余裕を持ってもてなすことができます」ワタナベさんの作りおきレシピをご紹介します。豚肉のリエットと柿のバゲットのせセロリをきかせたポークリエットは、今が旬の甘い柿とも相性抜群。薄切りのバゲットにのせたら、ワインによく合うスターターに。材料/4人分<作りおき>豚バラ薄切り肉…300g、セロリ…1/2 本、玉ねぎ…1/2 個、にんにく…1かけ、生クリーム…100ml、塩…小さじ1、タイム…4枝、ローリエ…1枚、セロリの葉…3枚、白ワイン…300ml、オリーブオイル…適量<仕上げ>柿、バゲット…各適量あらびき黒こしょう…少々作り方(1)豚肉は1cm角に切り、玉ねぎ、セロリはみじん切りにする。(2)鍋にオリーブオイル小さじ1とにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら(1)を入れ玉ねぎが透き通るまで炒める。(3)タイム、ローリエ、セロリの葉、白ワインを加えてひと煮立ちさせ、アクを取り、弱めの中火にして約10分煮る。(4)ローリエとタイムを取り出し、生クリームと塩を加えてさっとなじませ、フードプロセッサーなどでなめらかになるまで攪拌する。(5)器に入れ、上にオリーブオイルを注ぎ、冷ましてから蓋をする。【作りおき完了】(6)【当日仕上げ】薄切りにして軽く焼いたバゲットに、リエットと、皮をむいて5㎜の厚さに切った柿をのせ、あらびき黒こしょうをふり、タイム(分量外)を添える。マッシュルームのショートパスタマッシュルームの香り高いペーストはパスタソースにアレンジ。シェルタイプのショートパスタだと、味が絡みやすい。材料/4人分<作りおき>マッシュルーム…20個、玉ねぎ…1/2個、セロリ…1/2本、にんにく(つぶす)…1かけ分、白ワイン…100ml、ローリエ…1枚、タイム…5枝、ナンプラー…大さじ1、オリーブオイル…大さじ1、塩…少々、あらびき黒こしょう…少々<仕上げ>ショートパスタ…200g、塩…少々、パルメザンチーズ…適量作り方(1)マッシュルームは石づきを除き4分割に。玉ねぎ、セロリはみじん切りにする。(2)フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、中火にかける。(3)香りが立ったら(1)とローリエを入れ、玉ねぎが透き通るまで炒める。白ワインを加えてひと煮立ちさせ、アクを取り、蓋をして約8分蒸し煮にする。(4)(3) にタイム、ナンプラーを加えてひと煮立ちさせる。ローリエとタイムを取り出してフードプロセッサーなどでなめらかになるまで攪拌し、塩、あらびき黒こしょうをふる。【作りおき完了】(5)【当日仕上げ】ショートパスタを茹でる。フライパンに(4)を1カップと茹で汁大さじ4を加え、中火で全体をなじませる。湯を切ったパスタを加えて絡め、塩を加えて味を調える。皿に盛り、パルメザンチーズをふる。ワタナベマキさん料理家。書籍、雑誌などで活躍。著書『アレンジで2倍楽しむ わたしの好きな煮込み料理』(家の光協会)などが好評発売中。※『anan』2017年12月13日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・曲田有子文・野尻和代
2017年12月10日おいしさの極意は、途中で裏返さないこと。フライパンで作る理想のチキンソテーのレシピを料理人・坂田阿希子さんが伝授!鶏もも肉で作るチキンソテー。皮から焼いて裏返し、蓋をして蒸し焼きに…というよくある焼き方だと、「身の水分の蒸気で焼いた皮が柔らかくなってしまいます」と、坂田さん。おいしく焼くコツは、「皮目だけをじっくりと焼くこと。身にはフライパンの中の油をかけて火を通し、最後に裏返して表面をさっと焼く程度に」。さらに押しつけて焼くことで、皮はパリパリ、身はしっとりの、理想のチキンソテーが完成。チキンソテー材料/2人分鶏もも肉(約250g)…2枚、塩、こしょう…各適量、オリーブオイル…大さじ2作り方(1)鶏肉は、ペティナイフなどを使って余分な脂と筋を取り除く。厚いところは切れ目を入れて広げ、全体に塩、こしょうをしっかりめに振る。(2)フライパンにオリーブオイルを熱し、(1)を皮を下にして入れて中火でゆっくりと焼く。フライパンを傾けて油を集め、スプーンなどですくって表面に絶えずかける。へらなどで時々フライパンに押しつけながら、皮目をパリッと焼く。(3)10分焼き、皮目がパリッとして肉にもほぼ火が通ったら裏返し、表面を20~30秒さっと焼く。(4)(3)を取り出し、2等分して皿に盛りつけ、レタスとレモンのサラダ(下記)を添える。付け合わせ:レタスとレモンのサラダ材料/2人分レタス…4枚、レモン(無農薬のもの)…1個、オリーブオイル…小さじ2、塩・酢…各少々作り方(1)レタスは千切りにして水にさらし、ざるにあげてしっかりと水気を切る。レモンは皮のみを千切りに。(2)(1)をボウルに入れ、オリーブオイル、塩、酢を順に加えて、その都度さっと和える。焼き方のコツ(1)余分な脂は丁寧に取り除く身の間の脂肪は、臭みのもとに。小さめの包丁で、筋とともに丁寧に取り除く。(2)皮を押しつけてパリッと焼くヘラなどで肉をフライパンに押しつけ、皮を焼く。身に火が通ってくるまで何度か繰り返す。(3)蓋をしない、裏返さない皮を下にし、油をかけながら中火でじっくり焼く。蓋はせずに、10分ほどかけて火を通す。さかた・あきこ料理人。ジャンルを問わずに発想する独自のレシピで人気。白いごはんに合う肉料理も大得意。近著に『CAKES』(NHK出版)。※『anan』2017年12月13日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・荻野玲子文・新田草子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年12月09日フライパンひとつで作れるプロの味。料理人・坂田阿希子さんが牛肉の美味しい焼き方を教えてくれました!ごちそう肉の王様、牛肉。ここでは、赤身肉を使ってビストロの定番、ステーキ&フリットに挑戦!「牛肉は硬くなりやすいので、焼きすぎに注意。短い焼き時間で中までしっかり温まるように、十分に室温に戻してから焼くのが最大のコツです」。とくに冬場は、早めに冷蔵庫から出しておくことが大切だそう。付け合わせのポムフリット(ポテトフライ)は、「揚げ油にラードを加えるとカリッと揚がります」ステーキ材料/2人分牛肉(ランプ、ステーキ用150~200g)…2枚、塩・黒こしょう…各適量、オリーブオイル…大さじ2作り方(1)牛肉は焼く3時間以上前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておく。焼く直前まで塩は振らない。(2)(1)の牛肉の両面に塩と黒こしょうを振る。フライパンにオリーブオイルを熱して牛肉を入れ、両面を強火でしっかりと焼く。(3)トングなどで2枚をまとめて挟んで立て、側面にもしっかり焼き色をつける。再び表面を焼きながら、フライパンを傾け、出てきた油を時々全体にかける。好みの焼き加減に仕上げたら火を止め、フライパンの縁に立てかけるようにして、5分ほどおいてなじませる。(4)皿(オーブンなどに入れて温めておくとよい)に切り分けて盛り、ポムフリット(下記)を添える。付け合わせ:ポムフリット材料/2人分じゃがいも…3~4個、揚げ油(サラダ油、あれば半量をラードに)、塩…各適量作り方(1)じゃがいもは皮をむいて1cm角の棒状に切る。(2)フライパンに(1)を入れ、揚げ油を冷たいままひたひたになるまで注いで火にかける。途中数回ゆっくりと混ぜて鍋底にくっつかないようにしながら、170°Cくらいの油温でゆっくりと揚げる。(3)じゃがいもの水分が抜けてこんがりと色づいたら、最後に火を強めてかりっとするまで揚げる。油を切って塩を振る。焼き方のコツ(1)焼く3時間以上前に室温に出しておく肉は必ず、室温に戻しておくこと。塩こしょうは焼く直前に。これが上手に焼く鉄則!(2)肉を押して焼き具合をチェックミディアムレアは、トングで肉を押すと柔らかな弾力が。これを目安に好みの焼き具合に。(3)肉が焼けたら5分休ませる焼いた肉はフライパンの縁に5分立てかける。肉汁がなじみ、きれいなピンク色に仕上がる。さかた・あきこ料理人。ジャンルを問わずに発想する独自のレシピで人気。白いごはんに合う肉料理も大得意。近著に『CAKES』(NHK出版)。※『anan』2017年12月13日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・荻野玲子文・新田草子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年12月08日いつもの豚肉をとびきりのごちそうに変える秘密を、プロが直伝!料理人・坂田阿希子さんに伺いました。ほんのりと甘みがあって、みんなが大好きな豚肉。ソテーには、適度に脂身があるロースの厚切り肉がおすすめ。「脂身と赤身の間にある筋をところどころ切っておくと肉が反り返らず、表面がカリッと焼けます」。このときサラダ油にバターを加え、コクと香りをプラスするのが坂田流。焼き具合は、「中心にピンク色が残るくらいがベスト。肉を押してしっかりと弾力が感じられたら、焼き上がったサインです」ポークソテー材料/2人分豚ロース肉(ソテー用厚切り約200g)…2枚、塩・こしょう…各適量、サラダ油、バター…各大さじ1作り方(1)豚肉は30分ほど前に冷蔵庫から出しておく。筋切りをして、両面に塩、こしょうをしっかりめに振る。(2)フライパンを熱してサラダ油を入れ、続いてバターを加えてなじませる。豚肉を入れ、まず片面を強火でしっかりと焼く。裏返したら火を少しだけ弱め、フライパンを傾けてスプーンで油をすくってかけながら焼いていく。スプーンで押してみて強い弾力を感じるようになってきたら、トングなどを使って肉を立て、側面を焼く。肉を取り出す。焼き方のコツ!(1)筋切りをして反り返りを防ぐ脂身と赤身の間にある筋を断つように数か所に包丁を入れ、外側の脂身にも切り込みを入れる。(2)サラダ油とバターで焼くバターでコクをプラス。サラダ油を十分に熱してからバターを加えると、香ばしく仕上がる。(3)スプーンで押して焼き具合を確かめるスプーンを押し返すような、強めの弾力が感じられたらOK。焼きすぎると弾力はなくなる。さかた・あきこ料理人。ジャンルを問わずに発想する独自のレシピで人気。白いごはんに合う肉料理も大得意。近著に『CAKES』(NHK出版)。※『anan』2017年12月13日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・荻野玲子文・新田草子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年12月08日一年の終わりには、頑張った自分にご褒美をあげてみては?ご褒美として自分に贈りたい喜びのひとつが、五感を刺激するアイテム。例えばその香りを感じるだけでいい気分になれる、極上フードが幸せを呼び込む予感。MUCCINI ITALIAのトリュフバターイタリア産の高品質なトリュフを使用した製品が揃う専門店の、トリュフバター。最も希少価値が高い白トリュフの芳醇な香りが食欲を刺激する。パンに塗るのはもちろん、卵かけご飯やうどんとも好相性。50g¥2,400(ムッチーニ イタリアTEL:03・3542・1086)ポルトガルの酒精強化ワイン華やかで凝縮感のあるマスカットの香りが特徴のポルトガルワイン。酒精強化ワインは開けてから数か月はおいしく味わえるので、頑張った日のご褒美に1杯、なんていう楽しみ方が長くできるのがうれしい。¥2,100(木下インターナショナルTEL:075・681・0721)Avranches Guesnayのギモーヴフランボワーズ&オレンジ、ライム&パセリ、タイベリー&バラの花びら…など、フレーバーの組み合わせが豊かなギモーヴ。口に入れたらその香りにうっとり、疲れも一気に吹き飛んでいきそう!1個¥88~(アヴランシュ・ゲネーTEL:03・6883・6619)TWG Teaのオリジナルブレンドティーシンガポール発、ラグジュアリーティーブランドのお茶は日頃のご褒美。左の上質なベルガモットが香るGolden Earl Greyはさわやかなブレンド、右のJoy of Christmasはスパイス香るフルーツとほのかなチョコレート風味のクリスマスティー。100g缶、同デザインBOX付き。各¥3,700(東急グルメフロントTEL:03・3793・4525)※『anan』2017年11月22日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・栖原七重文・中村朝紗子
2017年11月21日年の瀬には自分へのご褒美を買ってみるのもいいかも。そこでおススメなのが「キッチンを豊かにするもの」。食事のひとときをランクアップしてくれたり、目に入るだけでも満たされたり。毎日のごはん時間が豊かになれば、暮らし全体の質もぐっと底上げされるはず!TENDER Co.のチョコマグ寒い日のリラックスタイムを共に過ごしたい陶器マグ。こだわりのチョコレートカラーは、イギリスの赤土とコーストからの白土を合わせて表現。両脇の持ち手と、ころんとしたフォルムが愛らしい。¥9,000(The Tastemakers & Co.TEL:03・5466・6656)David Mellorのカトラリー真ちゅうのリベットがアクセントの、人気のカトラリーシリーズ。おもてなしシーンにも活躍しそう。左から、テーブルナイフ¥3,400バターナイフ¥3,200チーズナイフ¥3,500デザートフォーク¥3,200デザートスプーン¥3,000(シボネ青山TEL:03・3475・8017)BLACKCREEKMERCANTILE & TRADING CO.のカッティングボード「木材は生き物である」という考えのもと、シュガーメープルの木本来の美しさを引き出したカッティングボード。洗練されたフォルムでありながらも、手作りならではの温かみを宿した一枚。¥16,000(The Tastemakers & Co.)エシリーナ ハーベストのエプロンお菓子研究家・福田里香さんプロデュース。胸もとのリボンを裾のボタンホールに通して結ぶと大きなポケットのようになる。首紐は2 重で、軽やかな着け心地。フィンランディア ソイルグレー、スカンジナビアン フォグブルー各¥11,000(coccaTEL:03・3463・7681)※『anan』2017年11月22日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・栖原七重文・中村朝紗子
2017年11月21日インスタント食品=添加物いっぱいなんてイメージは、もはや昔の話。手軽なおいしさと質はキープしつつ有機や無添加など素材にこだわり、カラダを思いやりながら進化中!ヨーグルトに加えるだけ!疲労回復や美肌に嬉しい栄養がたっぷり「雑穀グラノーラ」120g ¥880アントシアニンをたっぷり含む黒米、良質なタンパク質も食物繊維も豊富なもち麦など、6種類の自然栽培の雑穀をブレンド。そのまま素焼きしているので、噛むほどに素材本来の味わいが楽しめる。ヨーグルトに加えるだけで、栄養満点の朝ごはんに。(かわしま屋TEL:042・510・2593)温めるだけ!体に染みわたるほっくりまろやかな味わい「濃厚じゃがいもと玄米のスープ」150g¥380信州産の農薬不使用のじゃがいもと玄米を使った、クリーミーなレトルトパックのスープ。化学調味料、保存料、着色料も一切不使用。じゃがいもや玄米の自然な甘みがほんのり感じられるやさしい味わい。(のらくら農場TEL:0267・88・2952)温めるだけ!手軽で腹持ちもいいので朝ごはんにぴったり「オーサワの発芽玄米豆乳きのこリゾット」¥260有機活性発芽玄米と3種類の国内産きのこ、豆乳で作ったクリーミーなリゾット。ほどよく残った玄米のつぶつぶ感のおかげで、食べ応えがあって腹持ちもいい。味は旨味を凝縮した「オーサワの野菜ブイヨン」がベース。あっさりとしているのにコクがあり、飽きがこない。(オーサワジャパンTEL:03・6701・5900)洗うだけ!甘党ダイエッターの頼もしい味方「豆乳白玉こんにゃく」¥200ダイエット中に大敵の甘いものが食べたくなったらぜひこちらを!国産大豆100%の豆乳を使った白玉こんにゃくは、まるでわらび餅のような食感。ささっと水洗いしたら、付属のきな粉、黒蜜をたっぷりかけてめしあがれ。カロリーは1食98kcal。(高章食品TEL:0561・33・3059)※『anan』2017年11月22日号より。写真・津留崎徹花料理作製・田村つぼみ文・野尻和代
2017年11月20日おいしいものラバーの、密かな常備品教えます。あれば重宝、ストック手みやげリスト。手みやげ上手な3人に話をうかがいました。手みやげ上手さんが常備、おいしいストック品。「急な集まりや来客があっても、間に合わせ感のある手みやげを渡すのは不本意。そんなときに、お気に入りのストックがあると安心できます」(『GOOD NEIGHBORS’ FINE FOODS』ディレクター・清水彩さん)おいしいものアンテナが強い3人は、常にお気に入りの味を自宅や会社に備えているそう。しかも、今回おすすめしてもらった品は、すべて長期保存がOK。「賞味期限を気にせずに楽しんでもらえます。そのまま飾っていても絵になるようなパッケージのものだとなおよし。少し小さめを選んで、“ほんの気持ち”を伝えています」(『nest Robe』プレス・滝口和代さん)「オーガニックや無添加のストックフードも増えています。特にお子さんがいるおうちでは、喜ばれますよ」(PR&プランナー・源内礼さん)桃の意外な食感に驚き!前菜やおつまみにどうぞ。【桃のピクルス(右)】BOUTIQUE chihiro ONLINE(ブティック チヒロ オンライン)山梨の桃農家『宝桃園』と栃木の人気レストラン『chihiro』のコラボ商品。早摘みのピクルス専用の桃を使うことで、今まで食べたことのないカリッとした歯ごたえを実現。「毎年収穫分しか作れない貴重な味。まとめ買いしています」と源内さん。肉厚な桃のジュースも加わった柔らかな酸味のピクルス液は、ドレッシングにしても美味。賞味期限約3か月。オンラインのみの限定販売。配送料有料。ギフトボックス有料。250ml¥800。●栃木県宇都宮市吉野1-7-10TEL:028・633・592912:00~15:00、18:00~23:00火・水曜休花ごとに違う香りや風味。選ぶ楽しさもまた格別。【純粋天然はちみつ(左)】大沼養蜂菜の花、さくらんぼ、りんご、栃、栗、そば、黒花エンジュ…時折々の花の蜜を小さな瓶にぎゅっと閉じ込めた天然はちみつ。蓋を開けると個性豊かな香りがふわりと広がり、色や味わいの違いを食べ比べるのも楽しい。温もりのあるパッケージも秀逸。「小瓶のサイズ感が気軽な手みやげにぴったり」で滝口さんの定番なのだそう。賞味期限は約3年。HPから取り寄せ可。配送料有料。容量は他に、50g、300g、セット販売あり。100g¥1,000(税込み)。●山形県最上郡真室川町大字大沢5599-2TEL:090・9030・7166(昼)、0233・63・2708(夜)不定休自社農園で育てた果物をフレッシュに閉じ込めて。【コンフィチュール(右上)】SAYS FARM(セイズ ファーム)栽培から醸造までを一貫して行うワインが人気の『SAYS FARM』。滝口さんのおすすめは、農園で採れた果実を贅沢に使ったコンフィチュール。いちじくに自社の赤ワインを加えて香り高く仕上げた「フィグ」(写真上)や、甘みの強い洋梨を使った「ルレクチェ」(写真下)など、果物本来の味を楽しめる。保存容器WECKに入れられた見た目もキュート。賞味期限6か月。HPから取り寄せ可(160gは店舗販売のみ)。配送料有料。ギフトボックス有料。80g¥830160g¥1,050(共に税込み)。●富山県氷見市余川字北山238TEL:0766・72・828810:00~17:00無休100%ナチュラル素材!世界各国の味を贈ろう。【瓶詰めスープ(中央上)】SMALLEST SOUP FACTORY(スモーレスト スープ ファクトリー)世界中を旅したシェフが考案したレシピは、イタリア、フランス、インド、パレスチナなど、世界各地で愛されているスープ。「水を加えて温めるだけの手軽さもいいし、ボリュームもたっぷり。子どもがいる家庭にも安心して贈れます」と源内さん。使われる材料は、全てがナチュラル&オーガニック。全15種。賞味期限4年。HPから取り寄せ可。配送料有料。ギフトボックス無料。横浜の『COMMUNITY MILL』で取り扱いあり。400ml¥1,380。●TEL:0120・8・4182810:00~12:00、13:30~18:00土・日・祝日休寒い季節に贈りたくなるドリンク専用チョコレート。【チョコレートフレークナッティ(左上)】Minimal(ミニマル)富ヶ谷本店ビーントゥバーが人気のチョコレート専門店。カカオと砂糖のみで作られるこだわりのチョコレートを、飲料用のパウダーに。「濃厚で香り高いチョコレートの味に感動。冬場の手みやげに活躍します」と、源内さんもお気に入り。ナッツのような風味が特徴で、ホットミルクやお湯に溶かすだけで、簡単にショコラショーの完成。賞味期限1年。HPから取り寄せ可。配送料有料。ギフトボックス有料。富ヶ谷本店の他に、銀座、池袋、白金高輪にも店舗あり。100g¥1,200。●東京都渋谷区富ヶ谷2-1-9TEL:03・6322・999811:30~19:00無休お酒がどんどん進む!奈良生まれの郷土保存食。【十津川ゆべし(右下)】ときのもり LIVRER(リヴレ)「藁の包みは素朴なかわいさです。お酒のアテにぴったりなので、お酒好きの方にぜひどうぞ」と清水さん。「十津川ゆべし」とは、奈良の十津川村で受け継がれ、“和風チーズ”との異名を持つ保存食のこと。中身をくりぬいた柚子の中に、そば粉やもち米を加えた練り味噌を入れて蒸し、乾燥させて完成。豊かな柚子の香りと練り味噌の甘じょっぱさは、まさに酒の友。賞味期限6か月。電話で取り寄せ可。配送料有料。ギフトボックス有料。1個¥1,000。●東京都港区白金台5-17-10TEL:03・6277・260611:00~18:00月曜休カフェインを気にするあの人に。ギフトならティーバッグで。【デカフェ紅茶(中央下)】TEAPOND(ティーポンド)ローカフェインの紅茶やノンカフェインのフルーツティーの充実度は、紅茶専門店ならでは。通常の紅茶の80~90%のカフェインを抑えたデカフェ紅茶は4種。特にフレーバーティーの「オランジェリー」は、瑞々しいオレンジとバニラの香りが評判。滝口さんは「茶葉も選べますが、簡単に淹れられるティーバッグを選んでいます」。プラス¥140で、保存缶のデザインも変更可。賞味期限約1年。HPから取り寄せ可。配送料有料。ギフトボックス有料。オランジェリー 缶入り。ティーバッグ10個¥1,260。●東京都江東区白河1-1-11TEL:03・3642・333711:00~19:00月曜休健康志向の相手に喜ばれる天草生まれの自然派万能ダレ。【梅生姜醤油(左下)】麻(ま)こころ茶屋天草諸島の入り口の島の小さな港町にある食堂カフェ。併設の加工所で作られるストックフードの中でも、オーガニックの梅と生姜を醤油で漬け込んだ「梅生姜醤油」が清水さんのとっておき。「番茶に入れると、手軽に梅醤番茶の出来上がり。もちろん調味料としても使えるので何かと便利です」。体を温めてくれる優しい万能ダレは、これからの季節に喜ばれるはず。賞味期限6か月。HPから取り寄せ可。配送料有料。ギフトボックス有料。250g¥1,200。●熊本県上天草市大矢野町上6586-312:00~17:00不定休(HPで要確認)清水 彩さん食のブランド『GOODNEIGHBORS’ FINE FOODS』のディレクター、セレクトショップ『Pili』のマネージメントを担当中。源内 礼さんPR&プランナー。飲食やライフスタイル関連の商品PR、イベントの企画プロデュースを行う。茶懐石料理を習いたいこの頃。滝口和代さん厳選した天然素材や着心地にこだわる『nest Robe』のプレス。ライフスタイルにも注目が集まり、インスタグラムも人気。※『anan』2017年11月8日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・中根美和子文・野村紀沙枝撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年11月04日本誌でも活躍中のギフトコンシェルジュ・真野知子さんが今年手にしたなかで最も心に残った手みやげをセレクト!男性にも喜ばれる最適手みやげをご紹介。大人目線の逸品手みやげ。ギフトコンシェルジュの真野知子さんが手みやげ選びで大切にしているのは、「四季を感じられるもので見た目もよく、先方に気を遣わせない価格帯であること」。さらにひとり暮らしの相手には、「賞味期限の長いものや、パーティを開くきっかけになるような一品を持参することも。日々の暮らしにちょっとした幸福感を添えられるものを心がけています」。また、手みやげというと筆頭に挙がるのがお菓子だけれど、「甘いものが苦手な方もいますし、数人で集まるとスイーツばかりになってしまうことも多いですよね。あえてそこを外すのも一案です」今回も、お酒に合う和菓子やごはんのお供など、辛党にも喜ばれそうな逸品がそろった。【ラムドラ】梅月堂ラムの香りにうっとり…。大人のためのどら焼き。手焼きの薄皮に挟まれているのは、マイヤーズラムを使った自家製のラムレーズンとほどよい甘さの自家製粒あん。「ラム酒の風味が効いた、大人にこそ食べてほしいどら焼きです。個装になっているので、ビジネスシーンにも」。皮と中身がしっとりと一体化し、洋菓子のようなおいしさ。レトロな包み紙もかわいい。電話またはFAX(099・274・2422)注文で取り寄せ可(3個から)。6個入り¥2,000。●鹿児島県日置市東市来町湯田3320 TEL:0120・262・4219:00~18:00不定休【ドライベジタブル、自家製スモークナッツ】ウェスティンホテル東京ウェスティン デリシーンを選ばずに贈れる、気のきいたドライフード。フリーズドライでサクサクと軽い歯ごたえに仕上げた野菜と、燻製の香りが効いたナッツ。「スナック感覚で食べられ、幅広い方に楽しんでもらえます。ホテルメイドの品格があり、ルックスもスタイリッシュなので、目上の方や男性にも渡しやすいです」。ほかにドライフルーツも。詰め合わせもあり、上のパッケージは4本用のボックス。各¥1,400。●東京都目黒区三田1-4-1ウェスティンホテル東京 1Fザ・テラス前TEL:03・5423・77788:30~21:00無休【プレミアムギフト雅(みやび)】二方蒲鉾おうち飲みの差し入れに、多彩な練り物を少しずつ。山陰の海の幸を贅沢に使い、ひとつひとつ工夫を凝らした練り物の詰め合わせ。写真のコーン天、小エビと枝豆、いかとねぎの寄せ揚げのほか、げそ串など9種20個のボリューミーな内容。「いろいろな味を楽しめて、これからのパーティシーズンにぴったり。個装になっているので冷蔵庫で保管しやすく、小腹がすいたときのスナックとしても重宝してもらえるはず」。オンラインショップで購入可能。¥3,000(税込み)。●兵庫県豊岡市瀬戸757 TEL:0796・28・31219:00~17:00土曜休真野知子さんギフトコンシェルジュ。日常的な贈り物からハレの日まで、多彩なシーンに合わせたギフトをセレクトする。本誌連載「Food news」を月に1回担当。※『anan』2017年11月8日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・中根美和子文・新田草子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年11月02日文学座80周年記念文学座公演『鼻』が10月21日(土)から上演される。公演について、出演者で文学座代表の江守徹、渡辺徹、演出を務める鵜山仁、そして脚本の別役実に話を聞いた。文学座公演『鼻』チケット情報本作は、1994年に文学座の俳優・三津田健のために書き下ろされた別役の戯曲。文学座の記念碑的作品でもあるフランスの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』(以下、『シラノ』)で主人公・シラノを演じ続け“シラノ俳優”とも言われた三津田の作品への深い愛がベースになっている。今回が2度目の上演となり、シラノを暗示する“男四”は、1983年と2006年にシラノを演じた江守が務める。久しぶりの『鼻』上演について別役は「嬉しかった。やっぱり文学座には『シラノ』とか『女の一生』とか、文学座にしかできないよというようなニュアンスを持った作品があって。自分たちの主流も自覚していらっしゃいますから。そういう意味で、ほかとはちょっと違った感動があるんです」。そんな本作への出演に江守は「『AとB』(1965年)を観てから、別役さんの作品に出たいなとずっと思ってたんだけど、機会がなくて。それが今回80周年ということで『鼻』をやらないかと話がきて、僕は『シラノ』が芝居の中で一番好きな作品のひとつですし、それはいいや!と今日(稽古初日)を迎えました。別役さんの目の前で読み合わせをしたのは、僕にとっても非常にありがたいことで。今日は記念すべき日ですよ」と特別な想いを語る。渡辺が「別役さんの作品には、“人間は一生懸命でみっともないほど愛らしい”というようなものがいつもどこかにあって。俳優としてそういう芝居をやっていけたらという指針にもなっています。それに笑えるし、面白い。若いときに友達を別役作品に誘うと、深く落ち込んで帰るやつもいれば面白いって笑って帰るやつもいて。そのくらい懐が深いんですよね」と話すと別役も「別役の芝居はね、教訓がないんです(笑)。ただ僕は“笑う”っていうのは演劇鑑賞においてものすごく重要なことだと思う。笑うことによって感性が解放されますからね。芝居で笑わせなくちゃいけないということについては割と使命感を感じております」と明かした。鵜山は、今この座組で『鼻』を上演することについて「僕も文学座には40年いるので、徹くんとも徹さんとも10年、20年というスパンで重なっていて。どこか一緒の船に乗っている感じがあるんですよ。『鼻』は、そういうことが書いてある本のようにも思える。同じ病院(物語の舞台)にずっといるというか、追い出されそこなっているっていう。別役さんはいじわるだからそういうことを書いてらっしゃる気がするんですけど(笑)。ぴったりした関係でぴったりした本でやらせていただける気がします」。『鼻』は10月21日(土)から30日(月)まで 東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演後、大阪を巡演。
2017年10月20日俳優の小池徹平が24日、東京・渋谷MODIのHMV&BOOKS TOKYOで行われた「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」BEST30お披露目イベントに出席した。若手俳優の登竜門的なコンテストとして1988年にスタートした「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」。過去には武田真治や菅田将暉など数々のスターを世に送り出し、ファンはもちろん芸能関係者からも注目を集めている。11月26日に最終選考が開催される今年は、30回目という節目の大会で、過去最高となる17,293人が応募。段階的に審査を行い、勝ち残った10人のファイナリストが最終選考に駒を進め、グランプリを始め各賞が決定する。この日は2001年に行われた第14回の同コンテストでグランプリに輝いた小池徹平が登壇し、今大会のベスト30と敗者復活となる蘇生組の6人がお披露目。小池は「目がみんな輝いているし、夢を見ている感じですよね。眩しすぎますよ」とフレッシュさに目を丸くしながら、「自分をさらけ出す場はなかなかないので、緊張してもいいから悔いが残らないように頑張ってください」とエールを送った。同コンテストでグランプリを獲得し、その後は芸能界で大活躍の小池。応募のきっかけを「その頃から芸能界に興味があり、親に薦められて自分から応募しました」と明かしつつ、グランプリを獲得した同コンテストは「ほとんど覚えてないぐらい緊張していました。とにかく他の受けているメンバーが格好良く見えて、その場にいるのが信じられないぐらいの気持ちでした」と回顧。今回お披露目された36人の中で、1番若いのが中学1年生の男の子だったが、「親子役はありえますね。そういうお仕事がきたらやりたいですよ。子どもはめちゃ可愛いし、友だちの子どもも抱いていますから、慣れていると思いますよ」とその気だったが、自身の結婚について問われると「今はないですね。(時期については)その時が来たらタイミングだと思うので、細かくは決めてないです」と言葉少なに回答していた。
2017年08月24日「原作は愛読していて、登場人物の中でL(エル)がいちばん好きですね。出てくるとたちまちヒーローに思えて」(小池徹平・以下同) ’15年にブロードウエーのスタッフとタッグを組んでミュージカル化され、日本・韓国で人気を博した『デスノート THE MUSICAL』が、再演されている。原作コミックは世界中にファンをもち、映画版も大ヒットした。死神と契約を結び、犯罪者のいない理想の世界を目指す高校生・夜神月(やがみライト)と名探偵Lの対決を描く。月と対峙するLを演じるのは、チャーミングなルックスの小池徹平(31)だ。 「ふだんの僕の明るいイメージとはかけ離れていて、面白いと思ったんです。暗くて内面に入り込まなきゃいけない分、演じがいがありそうで」 2年前の出演の動機をこう語った小池。Lの特徴は猫背と鋭い眼光から醸し出される、暗い中にも情熱を秘めた独特な雰囲気。小池は窮屈な姿勢のまま、フランク・ワイルドホーンが書き下ろした楽曲を歌いあげる。 「ストレートプレーだと独白が多いんだろうなと思っていたら、ミュージカル!?と、びっくり。発想が面白いし、楽曲も『ジキル&ハイド』などの名曲を生んだ作曲家の作品で、カッコいい。むしろミュージカルでよかったんです。月との心理戦を言葉をぶつけ合うだけじゃなくて、感情や思考を歌にのせて表現できるから。ゾクゾクする展開や世界観は見事ですよ」 作品が投げかけるのは“正義とは何か”という難しいテーマだがーー。 「国や人、それぞれに定義は違っても、誰もが自分の基準はもっているでしょうね。人間関係でも、ある人にとっては命の恩人でも、別の人にとっては自分を傷つける敵だったりして、複雑になる。人間って感情があるから、同じ価値判断の基準って……ないと思う。だからこそ面白いんじゃないのかな。ん〜、語りきれないよ、深すぎて」 初演時はプレッシャーでげっそり痩せてしまったとか。 「映像と違って舞台って、自分がセンターにいないシーンでもどう見られているかわからない。(Lは)ちょっとした所作がすごく大事な役なんで、頭から爪先までつねに意識しましたから。今回もとても気をつけていますよ」
2017年08月14日アラーキーこと荒木経惟さん。ポートレート、女性を縛り上げた緊縛写真、空、花、はたまたタクシーの窓から撮った“クルマド”写真まで、彼のファインダーを通すと、すべてが“アラーキーの写真”になってしまう、個性と才能の塊のような写真家です。現在77歳ですが、今年一年で20以上もの写真展を開催。そのアクティブさの源は、いったい何?――今年の展覧会の多さに、とにかく驚きました。荒木:なんでこんなに多くなっちゃったかっていうと、アタシがそろそろ死にそうだから、最後にまとめておかなくちゃ…なんて思ってやってるわけじゃないんだ。誤解すんなよ(笑)。でも今、何を見ても、何を撮っても良いんだ。なんでも素敵なんだよ。ファインダーの中が、楽園なんだよな。だから今アタシは絶好調で、1日最低フィルム3本は撮るからね。デジタルで撮ってるヤツより、俺のほうがシャッター押してる数、多いからね。それで、なんかアタシがそういうふうに盛り上がっているときって、周りも勘が良くてさ、気がついて、いろいろ企ててくれるわけだよ。今年はそれが集中しちゃってね。――依頼があるもの、すべてを受けられるんですか?荒木:そう。すべてを受けてたらこんなことになっちゃった。でもさ、アタシは興味あるものはなんでも撮るわけ。例えば女だったら、美人じゃなくたって、その人の個性ってものがある。だから俺は、全部受けて立つ。もうずっと、そういうふうにしてやってきたからね。生きるっていうのは、周りの人が決めてくれるものなんだよ。まあ俺の場合は神だけどね。写真の神と、あとは女神ね(笑)。俺は本当に女の人に人生助けられてる。――最近それを実感したことは、何かありますか?荒木:今年、伊勢丹新宿店で、<後期高齢書>ってタイトルで、書の展覧会をやったわけ。そこでさ、“かきわけても かきわけても陰毛”っていう書を飾ってくれたんだけど、伊勢丹側の人たち、女性のほうが全然ノッてたからね。あと去年、パリにあるフランス国立ギメ東洋美術館でやった展覧会も、キュレーターが5年も美術館に“やりたい”ってかけあってたらしいんだけど、館長が女性に代わった途端、急にOKが出たんだって。それから前にイタリアで写真展やったときに、バチカンがすごい物言いをつけてきて、新聞に載ったりしたわけ、猥褻だとかって。でもそのときのイタリアの外務大臣が女性でさ。見に来てくれて、「猥褻?何言ってんのよ!」って一喝して、セーフ(笑)。女のほうが絶対物事をわかってるんだよ。だから男は女に従ってればいいんだ。だから俺はずっと、女の言うとおりに生きてるんだよ。――荒木さんを応援する女性がそれだけいるということは、荒木さんにも女性に好かれる要素が多分にあるということなのでは…。つまり、モテますよね?荒木:モテるかどうかは知らないけどさ、女ってすごくストレートじゃない?回りくどくない。本能のままに生きてる。だから俺みたいな、真実だとか、あるいは嘘の真実だとか、そういうのを直撃する、みたいな感じが、女性にとっていいんじゃないの?女はわかってるんだよね、人生は切実じゃない、すべては“当たり前”でできてるってことが。そこは敵わないよ。あらき・のぶよし1940年生まれ、東京都出身。千葉大学卒業後、電通に入社。’64年に写真集『さっちん』で第1回太陽賞を受賞。妻・陽子との新婚旅行を撮影した限定写真集『センチメンタルな旅』が話題になり、その後フリーに。人物、空、花、風景、緊縛まで、何を撮っても“アラーキーの写真”になるその才能は、世界中から愛されている。膨大な作品群から、妻の“陽子”というテーマに焦点をあてた展覧会「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-」が、9月24日まで東京都写真美術館で開催中。結婚前に撮影した100点のポジ原板は、一部を除き世界初公開。死によって彼女を失うまでを記録した〈センチメンタルな旅・冬の旅〉に加え、その後の、陽子を強く感じさせる作品を展示。また9月3日まで、東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「写狂老人A」展では、電通時代に自ら制作したスクラップブックを初公開している。※『anan』2017年8月16・23日号より。写真・津留崎徹花(by anan編集部)
2017年08月13日シンプルで、何度でも作りたくなる料理研究家・牧田敬子さんのとっておきレシピから、夏野菜を使ったマリネの作り方を教わりました。マリネとは、酢や柑橘果汁、オイルを食材になじませる調理法。「野菜の食感や香りに酸味とオイルのコクが加わり、食べ応えのあるおかずに。肉料理などの付け合わせにするのもいいですよ」(牧田さん)赤玉ねぎと赤キャベツ材料を刻んだら、あとは調味料を加えて混ぜるだけ。目にも鮮やかな、簡単コールスローのできあがり。【材料/作りやすい分量】赤キャベツ小1/4個、赤玉ねぎ1/2個、レモン汁1個分、エキストラバージンオリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/4、黒こしょう(粒)少々【作り方】1.赤キャベツは千切り、赤玉ねぎは薄切りにして合わせ、バットに入れる。2.レモン汁、塩、オリーブオイルを回しかけ、こしょうを粗めに挽きながらかける。全体にからめて、冷蔵庫で味をなじませる。【保存目安】冷蔵庫で2~3日なすと香菜焼いたなすを生姜と香ばしいごま油でマリネした、ごはんが進む中華味。焼きなすはフライパンを使えば簡単!【材料/2人分】なす3本、ごま油大さじ1、米酢大さじ1、しょうゆ小さじ1、生姜のすりおろし小さじ1、香菜の葉適量【作り方】1.なすはへたを落とし、縦に1cm厚さに切る。2.フライパンにごま油少々(分量外)をひき、なすを並べて蓋をして5分ほど焼く。こんがりと焼き目がついたら裏返して同様に焼いて火を通す。取り出して、粗熱が取れるまでおく。3.バットにごま油、米酢、しょうゆ、生姜を混ぜ合わせる。4.なすの皮をむいて2~3つに割き、3のバットに入れて調味料をからめ、味をなじませる。冷蔵庫で冷やす。5.器に盛り、香菜の葉を散らす。【保存目安】冷蔵庫で2~3日まきた・いつこ料理研究家。素材を見極め、その持ち味を最大限に引き出す料理が得意。著書に『ひとつの素材があれば』など。※『anan』2017年7月19日号より。写真・津留崎徹花料理、スタイリング・牧田敬子文・新田草子(by anan編集部)
2017年07月16日毎年、暑い季節には大活躍の麺料理。料理家の瀬尾幸子さんによれば、手軽さこそが麺の命だそう。「ご飯を炊くのが面倒な時や、酔っぱらって帰った時。いつでも手っ取り早く食べられるのが麺の魅力。だからこそ手間がかからず素早く作れることが大事なんです」(瀬尾さん)とはいえ、いくら簡単といっても、毎日同じめんつゆと薬味では、どうしてもマンネリ気味に。「そんな時は、味を変えてあげればいいだけ。ちょっとしたアレンジの仕方を覚えていけば、ひと夏そうめんだけでも過ごせますよ」ゆで時間が短くて、さまざまな味つけと相性がよいのが何よりうれしい魅力。そうめんは、夏の麺の主役です。そんな瀬尾さんオススメのそうめん料理レシピがこちら!猫飯そうめん困ったらこれ。猫の手不要の簡単夏麺。【材料/1人分】そうめん2束、万能ねぎ4本、削り節2g、しょうゆ小さじ1~2、マヨネーズ小さじ2、オリーブオイル小さじ1、好みで七味唐辛子少々【作り方】1.そうめんを好みの硬さにゆで、冷水にとって洗う。2.水気をよく切ってオリーブオイル、しょうゆ小さじ1をまぶす。3.器に盛り、削り節、小口切りにした万能ねぎ、マヨネーズをのせる。4.好みで七味唐辛子を振り、全体を混ぜて食べる。※万能ねぎと削り節はたっぷりと。味が薄い場合はしょうゆを加えて。アジア風しらす入り汁麺しらすのだしが、やさしく沁みる。【材料/1人分】そうめん2束、しらす大さじ4、ししとう斜め薄切り2本分、香菜ざく切り1株分、レモン輪切り1枚<汁>水500cc、顆粒鶏ガラスープの素小さじ1、塩小さじ1/2、しょうゆ小さじ1【作り方】1.そうめんは硬めにゆで、ゆで汁を切る。2.鍋に汁の材料を入れて煮立てる。3.そうめんを入れて一煮し、器に盛って具をのせる。※香菜は、根っこの部分を汁と一緒に煮立てると、さらに香り高く。せお・ゆきこ料理家。料理を作ることの大切さと楽しさをレシピを通して発信。近著は『瀬尾幸子の料理の教科書』(KADOKAWA)。※『anan』2017年7月19日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・矢口紀子(by anan編集部)
2017年07月15日