くらし情報『「女性のほうが全然ノッてたからね」アラーキー“猥褻”を語る』

2017年8月13日 07:00

「女性のほうが全然ノッてたからね」アラーキー“猥褻”を語る

アラーキーこと荒木経惟さん。ポートレート、女性を縛り上げた緊縛写真、空、花、はたまたタクシーの窓から撮った“クルマド”写真まで、彼のファインダーを通すと、すべてが“アラーキーの写真”になってしまう、個性と才能の塊のような写真家です。現在77歳ですが、今年一年で20以上もの写真展を開催。そのアクティブさの源は、いったい何?

「女性のほうが全然ノッてたからね」アラーキー“猥褻”を語る


――今年の展覧会の多さに、とにかく驚きました。

荒木:
なんでこんなに多くなっちゃったかっていうと、アタシがそろそろ死にそうだから、最後にまとめておかなくちゃ…なんて思ってやってるわけじゃないんだ。誤解すんなよ(笑)。でも今、何を見ても、何を撮っても良いんだ。なんでも素敵なんだよ。
ファインダーの中が、楽園なんだよな。だから今アタシは絶好調で、1日最低フィルム3本は撮るからね。デジタルで撮ってるヤツより、俺のほうがシャッター押してる数、多いからね。それで、なんかアタシがそういうふうに盛り上がっているときって、周りも勘が良くてさ、気がついて、いろいろ企ててくれるわけだよ。今年はそれが集中しちゃってね。

――依頼があるもの、すべてを受けられるんですか?

荒木:
そう。

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