特撮ヒーロー出身の俳優・柊太朗、簡秀吉、杢代和人が、テレビ朝日公式Youtubeチャンネル『動画、はじめてみました。』で19日に配信開始となった人気企画『特撮ヒーロー俳優変身旅』とテレビ朝日の新ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(24日スタート毎週水曜深0:15)のスペシャルコラボ特別番組に出演する。昨年11月に始まった『特撮ヒーロー俳優変身旅』で共演し、3月には第2弾も配信された。その3人が、新ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』にそろって出演することとなった。3人そろってのドラマ出演を記念して、スペシャル変身旅が実現。昨年11月に下北沢をめぐるロケの後に、柊太朗が3人でやりたいと言っていたキャンプを体験することになった。柊太朗は「まさかこんなことになるなんて思ってなかった。奇跡みたいでうれしい!去年たまたま3人で番組をやらせてもらって、まさか同じドラマに出られることになるとは!」と大興奮。3人でテントを立ててはしゃいだり、ゲームで対決して変身したり、カレーライスを作ったり。東京・秋葉原のど真ん中でイケメン3人が童心に返って楽しむ。『君とゆきて咲く~新選組青春録~』は、手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化し、2クール連続で放送する一大プロジェクト。歴史上の人物も多数登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)。2人は熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる。2人のたどる過酷な運命を『美しい彼』シリーズで知られる気鋭の脚本家・坪田文氏と、『未来への10カウント』(テレビ朝日)でメガホンを取った河合勇人氏が美しくも鮮烈に描写。また、斬新な殺陣パフォーマンスや従来の時代劇にはない流麗な“剣舞”を織り交ぜ、幕末を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春をいまだかつてない視点とスタイルでエモーショナルにつづっていく。現在、ドラマの撮影中という3人。「撮影が本当に楽しい」と語る簡に、柊太朗も「3人でこれまで以上に仲良くなれているのがうれしい」と賛同。一方、杢代は「仲良いだけじゃなく、バチバチしてる部分もある」と語り、切磋琢磨する同世代の俳優への熱い想いを口にした。ちょっと恥ずかしい姿への変身をかけたモルック対決では、さすがヒーローの3人。初心者とは思えないスーパーショットを連発し、かっこいい姿も見せる。頑張って3人で立てたテントの中では、簡と杢代が恒例のいちゃいちゃタイム。1つの寝袋に2人で入るなど、大はしゃぎ。カメラが止まってもはしゃぎ続ける仲良しな2人の姿に癒されること間違いなし。■コメント【簡秀吉】――3人でキャンプをしてみて。特撮ヒーロー俳優変身旅の特別編ということで、この3人で今回はキャンプをできて、仲がより一層深まりました。駅の高架下でのキャンプは初だったのですごい新鮮な感じもしましたし、遊んで3人でご飯を作ったりすることができとても楽しかったので、いい思い出になりました。――見どころは?モルックという遊びをしたのですが、ルールはとてもシンプルながら頭をすごい使ってやるゲームなので、少し心理戦な雰囲気も漂わせつつ白熱した勝負になっています!ぜひご覧ください!【杢代和人】――3人でキャンプをしてみて。終始笑いが絶えない撮影でした。前回に引き続き、この3人で配信できることがとてもうれしかったです!初めてテントを立てたり、カレーをみんなで作って食べたり、キャンプをもっと好きになれました!またこの3人でキャンプしたいと思います!――見どころは?モルックというゲームを体験しました!雨も降っていたのでとても寒い中だったんですが、白熱したガチの闘いになったので、ぜひ見ていただきたいです!【柊太朗】――3人でキャンプをしてみて。小さいころからしていたキャンプだったので久しぶりにリフレッシュできましたし、前よりさらに仲良くなった分すごく楽しかったです。初挑戦だったモルックは盛り上がりがすごくて、また3人でやりたいねと話しています!別の現場でも3人でいることも多くてこうやってキャンプ企画に同じ3人でいられたことが感慨深いです。――見どころは?最初から最後まで面白いと思います!モルックなんかはすごく劇的な展開を迎えているので見てる方もドキドキハラハラで見れると思いますし、なんと言っても今回は僕の念願のキャンプ企画だったので、いつもより張り切って指揮を執ってます!!テント作りなんかも楽しかったので、ぜひ見てください!
2024年04月19日映画『シサㇺ』が2024年秋に全国公開される。主演は寛⼀郎。アイヌと和人との歴史を描く映画『シサㇺ』映画『シサㇺ』は、“アイヌ”と当時の本州系日本人を指す“和⼈”との歴史を描いた作品。武家に生まれた若者が、異なる⽂化や⾵習に触れ、それらを理解することによって⼰の⼈⽣を⾒つめ直してゆく⼈間ドラマとなっている。物語は、「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれた現在の北海道を領有していた松前藩が、アイヌとの交易をおこなっていた史実を基にした。町全体が「イオル(アイヌの伝統的⽣活空間)」という考えのもと、アイヌと和⼈が共⽣してきた認識をもつ北海道⽩糠町で多くの場⾯を撮影。セット建設から撮影まで、町からの全⾯⽀援・協⼒のもと製作されている。主演は寛⼀郎、蝦夷地に向かう武家の若者役に主演は、2018年の映画『菊とギロチン』でキネマ旬報ベスト・テン新⼈俳優賞に輝き、以降も阪本順治監督の『せかいのおきく』や、北野武監督の『⾸』など、次々と話題作に出演する寛⼀郎が務める。蝦夷地に赴き、文化や風習に触れることでアイヌの持つ精神や理念に共鳴していく武家の若者を演じている。主人公・孝二郎…寛一郎松前藩藩士の息子。兄の敵討ちを誓い、蝦夷地に赴く。アイヌの文化や風習に触れることで、アイヌの精神やリネンに共鳴していくようになる。栄之助…三浦貴大孝二郎の兄。使用人の善助の不審な行動を見つけたことで、善助に殺されてしまう。善助…和田正人孝二郎が復讐を誓う敵。和人に反発心を抱くアイヌの青年…坂東龍汰複雑な事情を抱えたアイヌの女性…サヘル・ローズ孝二郎の幼なじみ…古川琴音孝二郎の母親…富田靖子孝二郎の先輩の松前藩士…緒形直人脚本・尾崎将也、監督・中尾浩之脚本を担当したのは、阿部寛主演のドラマ『結婚できない男』や朝ドラ『梅ちゃん先⽣』などを⼿掛けた尾崎将也。映画『シサㇺ』では⽇本語とアイヌ語の台詞を混在させながら、現代社会における“不寛容”が暴⼒へと繋がってゆくプロセスを丁寧に紡ぎ出している。監督は、歴史エンターテインメント番組『タイムスクープハンター』で監督・脚本を務めるなどした中尾浩之。手掛けたSF⼩説『ブルバスター』がアニメ化されるなど、その活躍は多岐にわたる。映画『シサㇺ』あらすじ江⼾時代前期、北海道南⻄部にある松前藩は、アイヌとの交易品を主な収⼊源としていた。松前藩藩⼠の息⼦・孝⼆郎(寛⼀郎)は、兄の栄之助とともに、交易で得た品を他藩に売る仕事をしていたが、ある夜、使⽤⼈・善助の不審な⾏動を⾒つけた栄之助が善助に殺されてしまう。兄の敵討ちを誓った考⼆郎は善助を追って、蝦夷地へと向かうー。【作品詳細】映画『シサㇺ』公開時期:2024年秋監督:中尾浩之脚本:尾崎将也出演:寛一郎、三浦貴大、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、藤本隆宏、古川琴音、山西惇、佐々木ゆか、要潤、富田靖子、緒形直人
2024年03月29日ダンスボーカルグループのメンバーとして活動する一方、『仮面ライダーギーツ』をはじめ俳優としても存在感が光る杢代和人さんが、グリッターメイクに挑戦。デイリーにきらめく繊細ブロンズもくだい・かずと2004年5月20日生まれ、東京都出身。2018 年にデビューし、「原因は自分にある。」のメンバーとしても活動。ドラマ『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日系)が放送中。メイクの可能性を再確認。表現の幅が広がりそうです。ダンスボーカルグループのメンバーとして活動する一方、『仮面ライダーギーツ』をはじめ俳優としても存在感が光る杢代和人さんが、グリッターメイクに挑戦。「ステージに立つ時はメイクをするけれど、グリッターなどを使うことはないので新鮮!3パターンそれぞれに新しい発見があり、メイクの自由さを実感しました。自分の中の固定観念が外れて幅が広がりましたし、今後の活動にも活かせそうな気がします」所属グループ「原因は自分にある。」のメンバーで、今回のメイクが似合いそうな人は?「アンニュイな表情にハマると思うので、(桜木)雅哉とか(小泉)光咲は似合うんじゃないかな」現在18歳。「年齢とともに、こなせるイメージが少しずつ増えてきた気がします」と語る杢代さん。「今回のメイクも昔の僕では似合わなかったと思うので、成長したなと(笑)。顔つきや表情は印象を決定づける部分なので、今後もいろんな可能性を追求したいです」ニットベスト¥37,400(ルフォン)右手のパールブレスレット¥66,000(シンゴクズノ) 共にシアン PRネックレス(ゴールドチェーン、シルバーチェーン※2本セット)¥19,800ロングネックレス¥15,400(共にフラン)右手人差し指のリング¥35,200(フリカ ジェエリー) 以上ショールーム シャルメール右手のチェーンブレスレット¥27,500左手小指のリング¥27,500(共にプリュイ/プリュイ トウキョウ)リング ルージュ 600「キラキラ感がさりげないので、メンズでも取り入れやすそう。グリッター初心者にもってこいなアイテムです」(杢代さん)。左・唇の立体感が際立つゴールドパール入りのオレンジリップ。¥2,420トゥインクリング アイ グリッター 500ラメとパールをリッチに配合。落ち着いたブロンズカラーで大人っぽい目元に。¥2,750(アナ スイ コスメティックス)Makeup PointADVISER鈴木かれんヘア&メイクアップアーティスト。今の空気を的確に捉えるセンスと繊細かつ緻密なテクニックで、雑誌や広告など幅広く活躍。バランス感覚が絶妙なメンズメイクにも定評がある。少量ずつ指で広げるとムラなくキレイな目元に。アイホールと下まぶたにグリッターをオン。なじみ色なのでリップで血色を加えて。「ブロンズのグリッターは、目元に輝きを加えつつ陰影も出せる点が優秀。チップで塗らず、指先にとって中央から左右に広げるとムラなく仕上がります」(鈴木さん)。「お出かけデートで使ったら、光が当たった時にキラッとして雰囲気が出そう」(杢代さん)写真・柴田フミコスタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・鈴木かれん取材、文・真島絵麻里※『anan』2023年2月22日号より。(by anan編集部)
2023年02月25日木工作家・吉川和人の展示会が、東京・羽根木にある08サーカス(08sircus)のアトリエショップ「08ブック(08book)」にて、2023年2月25日(土)・26日(日)に開催される。吉川和人が08ブックで展示会を開催吉川和人は、1976年福島に生まれ、現在は東京を拠点に活動する木工作家だ。木を単に材料と見なすのではなく、生き物としての質感や匂い、朽ちてゆく可能性に着目し、命の気配や生々しい官能性をうつしこんだ作品を試みている。08ブックでの展示会では、吉川が手がけたスプーンやバターナイフ、プレート、ボウルに加えて、サイズや仕様を選ぶことができるセミオーダーのテーブルとミラーも用意する。詳細吉川和人 展示会日程:2023年2月25日(土)・26日(日)場所:08ブック住所:東京都世田谷区羽根木1-21-12 IGH Forest House Q棟時間:12:00〜18:00※2月25日(土)には吉川和人が在店【問い合わせ先】08ブックTEL:03-5329-0801
2023年02月24日18歳の若さで、自らの内面と紐付けたファッションを楽しむ杢代和人さん。今回はこだわりの私服とショップでのセルフスタイリングを披露!表参道のセレクトショップに入るなり、「テンション上がる~!!」と興奮気味の杢代和人さん。『仮面ライダーギーツ』で撮影所通いが続いていることもあり、ファッションを楽しめたのが久しぶりだそう。「今日はセルフコーディネートをさせてもらった上に、メイクもしてカッコよく撮ってもらって、たっぷりご自愛しちゃいました!」杢代さんにとってファッションは自分を表現できる大切なもの。「世の中には数えきれないほどの服があるじゃないですか。その中から自分の意思で好きなものを選んで、こだわりを詰め込みながらコーデを組むことで、全身で僕自身を表現できる。そこに至福の喜びが感じられるんですよね。ファッションは自己満でもいいと思っていて。今日も、選んだ服を着た自分の写真を見て、『僕ってイケメンだったんだ!』って再確認しました(笑)」ファッションの持つ、自信を授け、モチベーションを上げてくれる力に気づいたのは、中学3年生の時。「〈ヨウジヤマモト〉のコートを、頑張ってお金を貯めて買ったんです。そのコートを着た瞬間、すごく幸せだなって。『ヨウジの服を買えるように、また頑張ろう』とも思えたんです。そのコートは身長が伸びちゃってもう着られないんですけど、一生持ち続けるつもりです。さっき、全額自分のお金で買ったみたいに言っちゃったんですけど、たぶん僕の貯金では足りなくて、母がこっそり少し出してくれてて。僕には『全部、自分が頑張ったお金だよ』って言ってくれたんですけどね。見るたびに、家族の優しさも思い出せるアイテムだから、絶対に手放せません」「アクセサリーには、一つひとつに思い出が詰まっています」と、この日身に着けていたアイテムを愛おしそうに見つめながら、それぞれの思い出を聞かせてくれた。「〈アンチドートバイヤーズクラブ〉のリングは友人からのプレゼント。今、ファッションで問題になっている大量消費を“解毒”するというブランドコンセプトを聞いて、自分も気をつけないとという意味も込めて着け続けています。〈セリーヌ〉のシルバーリングは、『今年一年頑張るぞ!』と気合を入れるために、年始に自分で買いました。ネックレスは、僕がずっと欲しいのを知ってくれていた家族が誕生日に贈ってくれたもの。〈ete〉のイヤリングは、『原因は自分にある。』のメンバーからの誕生日プレゼントですごく大事にしています。どれも絶対に失くしたくないから、衣装の着替えでバタバタする現場には着けて行けないのがさみしくて…。おうちで待っててね(笑)」家にはラックを並べた洋服用の部屋があり、大好きなアイテムに囲まれた空間に身を置くことがとびきりの癒しタイムに。「買った時のことを思い出しながら服を眺めてたり、音楽をかけてあれこれ着てみたり。気づいたら1時間経ってたということもあります」ファッションでご自愛する杢代さんが、メンバーがよりカッコよくなれるファッションを提案するなら?「一番服に興味がない(武藤)潤くんから(笑)。切りっぱなしのタンクトップやブーツでワイルドに攻めたらガタイのよさが際立ちそう。モデル体型の(吉澤)要人はロングコートが映えるんです。明るい色にも挑戦してほしい!古着好きの(小泉)光咲は、インポートのハイブランドを着たところを見てみたい。(大倉)空人にはおすすめのスニーカーを聞かれたことがあったので、スニーカーヘッズを目指してほしい。(桜木)雅哉には〈ジョン ローレンス サリバン〉をおすすめ。コレ読んだら本当に買いそう(笑)。(長野)凌大は何も言うことなし!このまま僕に刺激を与え続けて」Own Styling「〈Maison MIHARA YASUHIRO〉のトップスを立体的なシルエットのパンツと合わせて、カジュアルになりすぎないようにまとめました。パンツはあえて裾を切らず、めくって裏地を見せることで、ダッドスニーカーにも合わせやすくしています」Shop Styling「今日は今季のルックで多かったブラックコーデと決めてて、〈BED j.w. FORD〉のシャツで色をプラス。〈th products〉のワイドパンツは一目惚れ。シャツをタックインして、ショート丈ブルゾンを合わせても脚が長く見えそう!」ご自愛メモご自愛歴:事務所に所属した中2で、先輩を見てファッションに開眼。「『M!LK』の山中柔太朗くんを見て『イケメンがカッコいい服を着ると、イケメン力が上がる!』と感動!〈ユニクロ〉や〈GU〉から始めて、インポートを伊勢丹で買う時代を経て、今はドメスティックが多いです」今までで最高のご自愛:入手困難な〈エルメス〉のブレスレットを予約完了!「1年半くらい待たないといけないんですけど、シェーヌダンクルは本当に夢だったので最高~!!〈エルメス〉のクロワゼットというリングも届くので、その2つが揃ったら、僕のアクセサリー道は完結しそうな予感!」ご自愛夢:敬愛するブランドとコラボして服作りがしたい。「洋服は作ってみたいんですけど、一人だと好きを詰め込んじゃって、誰も喜ばない服ができてしまいそう。なので、おこがましいんですけど、いつか大好きな〈Maison MIHARA YASUHIRO〉とコラボさせていただけたら」もくだい・かずと2004年5月20日生まれ、東京都出身。’18年、「原因は自分にある。」メンバーとしてデビュー。出演作にドラマ『あせとせっけん』『卒業式に、神谷詩子がいない』など。現在『仮面ライダーギーツ』がテレビ朝日系にて毎週日曜9:00~放送中。※『anan』2022年10月12日号より。写真・野田若葉(TRON)ヘア&メイク・SUGA NAKATA(GLEAM)取材、文・小泉咲子撮影協力・STUDIOUS MENS 原宿本店(by anan編集部)
2022年10月07日日本映画史上初のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』が中国で異例の大ヒットを記録していることを受け、滝田洋二郎監督が喜びのコメントを寄せた。第81回アカデミー賞で日本映画史上初の外国語映画賞を受賞、世界67の国と地域で公開され、世界各地の映画祭での総受賞数は103冠を誇る映画『おくりびと』(監督:滝田洋二郎/主演:本木雅弘)。2008年に日本で公開され、観客動員575万人・興行収入64.8億円の大ヒットを記録した本作が、2021年10月29日より中国全土9,400スクリーンでも劇場公開され旧作ながらも初週興行収入ランキングで第3位に輝く異例の大ヒットを記録している。これまでテレビ放送や配信を通じて、すでに中国の多くの人が鑑賞していた本作だが、今回「4K修復版」を新たに製作し、初めての劇場公開に至った。劇場で鑑賞した人々からは「最高傑作だ!」「映画館に行って鑑賞して絶対後悔しない作品」「本当に心の奥まで突き刺さった」「大泣きしました」との賞賛がSNS上で溢れ、11月17日時点の中国内興行収入は6235.7万元(約11.2億円)に達している。中国版ポスタービジュアル中国でヒットした日本映画はこれまで、宮崎駿監督作『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』などのアニメが主流。しかし、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『万引き家族』(18年公開/興収9,600万元)、『祈りの幕が下りる時』(19年公開/興収6,700万元)など、近年は実写映画がヒットするケースも増えてきている。そんな中で、『おくりびと』は旧作の上映で日本映画として久々のヒットとなっている。映画完成から13年を経て中国で再燃した『おくりびと』ブームに、滝田洋二郎監督は「オスカー受賞から10数年を経ての中国公開に驚きつつも大変光栄です。色褪せることなく時や国を越えてこの作品が多くの方に受け入れて頂いたのであるならば、本当に映画冥利監督冥利に尽きます。ありがとうございます」と喜びのコメントを発表している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おくりびと 2008年9月13日より丸の内プラゼ−ルほか全国にて公開© 2008 映画「おくりびと」製作委員会
2021年11月18日『恋とオオカミには騙されないい』は現時点でシーズン9まで配信中の、大人気恋愛番組オオカミシリーズの最新作。ユニット「原因は自分にある。」で活躍中の杢代和人さんは、シーズン9に出演している。また、杢代さんは中学生の時にシーズン7『月とオオカミちゃんには騙されない』を見ていた、オオカミどハマり世代。心の成長を遂げた最年少メンバー“もくだい”。「周りの子たちもすごく盛り上がってました。このシリーズの面白さは、頑張っている人を応援できて、恋が実らなくても感動できるところだと思います。ちなみに僕は、オオカミ予想に夢中になってたタイプ。でも全然当たらないんです(笑)。シーズン9のメンバーは全員、カメラが回っていなくても全然変わらない!個性も豊かでした。共同作業をするアトリエにそれぞれが使うマグカップが置いてあって、飲んでるものが違うんです。そらくん(井上想良)はだいたいコーヒー、みちゅちゃん(長谷川美月)とりょうかちゃん(吉田伶香)はリンゴジュースとか。僕は、レッドブルを飲んでました(笑)」当初、自分自身が恋愛番組に出演することには戸惑いを隠せなかったという杢代さん。「グループのファンのみなさんにもオオカミシリーズの視聴者の方々にもどう受け止められるのか、不安が大きくて、最初はうまく笑えなかったです。でも、他のメンバーは真剣に恋をしているのに、本気じゃない自分がイヤになっちゃって…。年下だからと甘えず、全力で番組に取り組もうと決めてからは、上辺の付き合いじゃなくなって、本当に現場が楽しくなりました。みんな本気だから信頼できる。メンバーはそう思える人たちです。番組に出演させていただき、変にカッコつけず、素直に伝えた言葉が一番響くと学びました。ファンのみなさんには、いろんな気持ちにさせてしまったと思いますが、ずっと見守ってくれてありがとうございますと伝えたいです」「ABEMAプレミアム」限定で配信中の「第三夜:BFFだけに明かした禁断の真実」には、『恋とオオカミには騙されない』シーズン終了後の杢代さんとTakiさんが出演。本編を楽しんだ後は、ぜひその後の二人の姿も見届けて。初回登録時は2週間無料。もくだい・かずと2004年5月20日生まれ、東京都出身。1st写真集『SPROUT』が6月28日発売。7 月2 日より、ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』に出演。兄と姉がいる。「毎週見てた兄からは『キメ顔が気持ち悪い』と言われてました(笑)」。オーバーオール¥55,000(ニート/にしのや TEL:03・6434・0983)Tシャツ¥13,200(スケアー/アンシングス TEL:03・6447・0135)バングル¥19,800(アダワット トゥアレグ TEL:050・5218・3859)靴¥27,500(ヨーク/HEMT PR TEL:03・6721・0882)※『anan』2021年6月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・井田正明取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年05月31日俳優の松山ケンイチが、29歳で夭折した実在の天才棋士・村山聖の生涯を描く映画『聖(さとし)の青春』(今秋公開)で主演を務めることが3日、発表された。原作は大崎善生氏による同名の処女小説。羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた"怪童"の一生を描いたことで、読者から「人生の一冊」「涙なしに読むことができない」などと高い評価を受けてきた作品だ。幼少期より腎臓の難病・腎ネフローゼを患い、入退院を繰り返した聖。入院中のある日、聖は父が何気なく勧めた将棋に心を奪われ、その日から将棋の最高峰・名人位を獲る夢を抱き、将棋の道に突き進む。本作では、自らの命を削りながら将棋を指し、死の床まで将棋のことを口にしていた聖が駆け抜けた壮絶な一生を描く。メガホンを取るのは、森義隆監督。人生を将棋に捧げた天才棋士役を演じるプレッシャーに対し、自ら東京将棋会館に通いつめ、これまでにない役作りで精神面、肉体面の両方から聖にアプローチした松山。「全身全霊をかけても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです」と感慨深げで、原作を読んだ上で、聖を「命を燃やしている方」と感じたという。また、「病を背負われているので内面が一番難しいです」と役作りにも苦労があっただけに、「ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品」「"村山聖"は必ず見る人の心に何かを残します」とアピールにも熱がこもる。一方の森監督も「村山聖の生き様は『人生とは、何なのか』という普遍的な問いをわたしたちに突きつけてきます」とその重みを説明。2月中旬のクランクアップを前に、「30才の松山ケンイチが、映画の中で、29年という村山聖の短い人生を全力で生き抜いた先に、その答えの一端があるのだと信じて、日々、撮影に挑んでいます」と松山の"仕上がり"を報告した。「角川映画になるというのは宿命的なものを感じる」というのは、原作の大崎氏。滝田和人プロデューサーからオファーを受けた森監督は、ドキュメンタリー作品の経験もあったことから誰よりも実写化の難しさを感じ、何度も打ち合わせを重ねた。脚本が決定稿に至るまでには20稿、5年の歳月。提案の段階から数えると約10年が経過していることに触れ、大崎氏は「粘り強く交渉を重ねて、現実まで持っていってくださった制作スタッフの執念には頭が下がる」と称賛しつつ、演じる松山にも脱帽せずにはいられない。役のために聖を真似て右手の爪を伸ばし、体重も増やした松山。大崎氏は、その姿を目の当たりにした時の心境を「村山聖さんに似ているのに驚いた」と伝え、「意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた」と内からにじみ出る類似点を興奮気味に列挙。「村山聖が17年ぶりにこの世に戻ってくる。松山ケンイチに姿を借りて。限定的なカーニバルのようなものだ」と呼びかけている。(C)2016 「聖の青春」製作委員会
2016年02月03日病と闘いながら将棋に全人生を賭け、29歳にして亡くなった実在の天才棋士・村山聖のノンフィクション小説「聖の青春」の映画化が決定。この度、ふっくらとした顔つき、体つきで話題となっていた俳優・松山ケンイチが体を張って村山氏を演じていることが分かった。1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)六段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。聖の上京を広島の両親は強く反対する。その理由は、聖が幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っていたからである。彼は、常に死と隣り合わせで生きていたのだった。東京――。聖が七段に昇段したころ、同じ年齢の羽生善治が前人未到のタイトル五冠を達成し、「名人」のタイトルを獲得する。聖は強烈に羽生を意識、彼に対し、ライバルのような、憧れのような想いを抱いていた。羽生に刺激を受けた聖は更に将棋に没頭し、並居る上段の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。そんな中、聖の身体に癌が見つかる。だが、「このまま将棋を指し続けると死ぬ、手術し、療養すべし」という医者の忠告を聞き入れず、聖は将棋を指し続けると決意する。彼の命の期限は刻一刻と迫ってきていた…。100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、そして羽生氏らいまも将棋界で活躍する仲間たちとの友情を通して描く、号泣必至、感動のノンフィクションを基に描いた本作。人間の知の限界に挑戦し続けた天才将棋指しの人生を、師匠、ライバルほか周囲から愛された記憶と共に描くのは、『ひゃくはち』で監督デビューを果たし、2012年に手掛けた『宇宙兄弟』が大ヒット、第16回プチョン国際ファンタスティック映画祭でグランプリ、観客賞をダブル受賞した森義隆監督。主人公・村山聖を演じるのは、現在公開中の『の・ようなもの のようなもの』や『珍遊記』など多くの主演作を持つ俳優・松山ケンイチだ。今回の役柄について「全身全霊をかけても足りない役」と話す松山さんは、自ら東京将棋会館に通いつめ、これまでにない驚異的な役作りで精神面、肉体面の両方から村山聖を熱演している。ビジュアルでも分かるように増量し容姿も変えて演じた松山さんだが、一番難しかったところは内面だという。自らの命を削りながら将棋を指し、死の床まで将棋のことを口にしていたという村山氏を自分自身で理解し撮影に挑んだようだ。松山さんはファンに向けて「ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品です。“村山聖”は必ず見る人の心に何かを残します。宜しくお願い致します」とコメントを寄せた。<以下、スタッフコメント>■森義隆監督村山聖の生き様は「人生とは、何なのか」という普遍的な問いをわたしたちに突きつけてきます。30才の松山ケンイチが、映画のなかで、29年という村山聖の短い人生を全力で生き抜いた先に、その答えの一端があるのだと信じて、日々、撮影に挑んでいます。■原作者:大崎善生私のデビュー作である「聖の青春」が角川映画になるというのは宿命的なものを感じる。はじめて映画化の話を聞いてからもう10年近くになる。その間も粘り強く交渉を重ねて、現実まで持っていって下さった制作スタッフの執念には頭が下がる。最終的には最高の形となった。この作品を愛し、信じそして丁寧にまとめあげてくれた。はじめて松山ケンイチさんとお会いしたとき(※撮影が始まったころ)、村山聖さんに似ているのに驚いた。体重を増やして役に備えたという。右手の爪は村山を真似て長く伸びていた。森さんがいたら「村山君、こんなに長い間どこにいっとったんや」と手をさすったかもしれない。私も酔っぱらっていれば昔のように頬っぺたを軽くつまんでいただろう。意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた。本作は、天才羽生善治に挑む、西の怪童と恐れられた村山聖の真摯な闘いの物語である。森信雄という類まれな師匠との愛情の物語でもある。幼い日から病気と闘い、そのハンディをものともせず乗り越えていった努力の物語であり挫折の物語でもある。将棋を目指すものたちのストイックな青春がそこにはある。29歳で村山がこの世を去って17年。その歳月をものともせず村山はまだ多くの人に愛され慕われ続けている。その過酷な宿命の故か、彼の持つ特有の純粋さの故か。その村山聖が17年ぶりにこの世に戻ってくる。松山ケンイチに姿を借りて。限定的なカーニバルのようなものだ。もちろん私もはやく村山くんに会いたい。一人でも多くの人にこのお祭りに参加してもらいたい。■プロデューサー:滝田和人以前2本の映画でご一緒した際の印象と、『男たちの大和』の演技が非常に素晴らしく、その頃から松山ケンイチさんに注目していました。そして数年後、事業化が決まりかけた頃、松山さんご本人が原作を読み、村山聖役を熱望しているという情報を耳にしました。「逃してなるものか!」と、本人に監督と一緒にお会いし話してみて、松山さんならば重責を受け止め、必ずや私たちと同じ方向を見つめながら「村山聖」という人間に挑戦することができる、と強く感じました。役作りについて、松山さんとは、広島のご両親への訪問と聖さんのお墓参り、そして師匠森信雄さんの元も訪れ、大阪福島の前田アパート、関西将棋会館、更科食堂と聖縁の大阪の地を巡りながら、聖とのエピソードをじっくりうかがいました。元々、将棋はお好きでたしなまれていたようで、将棋指導の先生からの指導含め、将棋会館の一般道場にふらりと現れては手合いをつけてもらい普通に指されていたりなど、めきめき上達されました。また、聖が罹ってしまったネフローゼという難病を理解するため、実際の患者さんへも取材をして、撮影に臨まれました。実在の人物でも、もう亡くなられているので、当然会うすべはなく、聖を支えた方々の人柄に触れることと、聖が実際身を置いた空間に浸ることで、役作りのヒントしようとされていたのだと感じます。聖の強烈な個性は、内面のみならず、迫力と愛嬌が奇妙に入り混じる見た目も大きいですから、当時の写真、対局のビデオも参考に肉体改造も大変だったと思います。「でも、食べて飲むしかないんですよね」「おいしいものもおいしく感じなくなるんです」と言う松山さんは本当に苦しそうでした。これまでにないほどの役へののめり込み方や周囲が危惧したほどの増量計画。クランクイン前、村山聖を感じるために、松山ケンイチはあえて苦しみや悩みを求め、もがいているように見えました。もう会うことの叶わない生きた村山聖がスクリーンに出現することを、私は確信しています。どうぞご期待ください。『聖の青春』は2016年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日2009年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督が、冲方丁の時代小説を映画化した『天地明察』の製作報告会見が15 日、東京・青海にある日本科学未来館内のプラネタリウム「ドームシアターガイア」で開催され、滝田監督をはじめ、主演を務めるV6の岡田准一、音楽を手がける久石譲らが出席した。その他の写真本作は、江戸時代前期を舞台に、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦“大和暦”を作り上げた安井算哲(後の渋川春海) の青春物語を、滝田監督の視点で再構築していく。原作は第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞に輝いており、滝田監督は「ビッグな“新星” 冲方丁の原作を読んで、すぐに映画化に向けて手を上げた」と思いも格別な様子。オスカー受賞後初の監督作で「未知なるは天体ではなく人間だと描きたかった。渾身の作品に仕上がった」と自信たっぷりにアピールしていた。主人公・算哲を演じる岡田は「周りに支えられながら、いろいろな困難を乗り越え、偉業を成し遂げた人物。僕自身、スタッフや共演者の皆さんに支えられながら、現場に取り組んだ」と自らを算哲に重ね合わせていた。また岡田は、滝田監督とは初のタッグ。「念願だった滝田組に入れる嬉しさを感じた」と語っており、滝田監督も「“いい人ぶり”を演じるのが難しい算哲を、素晴らしい演技と圧倒的な存在感で演じてくれた。仕事に取り組む姿勢も含めて、やっぱりジャニーズはプロだね」と絶賛した。2012年は、来る5月21日の金環日食をはじめ、マニアが固唾を飲む天体イベントが相次ぐ“当たり年”。主人公・算哲は江戸時代に日食の日付を言い当てた実在の人物とあって、岡田も「こんな年に公開できるなんて、ミラクルを感じる」と興奮しきり。会場となったプラネタリウムにはダイナミックな星空や、金環日食の映像が投影され、本作の神秘的な世界観を再現していた。『天地明察』9月15日(土)全国ロードショー
2012年05月15日2010年本屋大賞に輝いた冲方丁のベストセラー小説を監督・滝田洋二郎×音楽・久石譲の“アカデミー賞コンビ”で、岡田准一(V6)を主演に迎えて映画化した『天地明察』がついに完成。5月15日(火)、天体の動きから暦を作り上げるという物語にちなんで「日本科学未来館」(東京・江東区)にあるプラネタリウムで岡田さん、冲方さん、滝田監督、久石さんが出席しての製作報告会見が行われた。江戸時代前期、多大な困難に向き合いながら天文の動きを計算し、日本独自の新たな“暦”を作り上げた実在の人物・安井算哲(岡田さん)の人生を描いた本作。算哲の妻役の宮﨑あおいを始め、佐藤隆太、市川亀治郎、横山裕に中井貴一、松本幸四郎など各世代の実力派俳優を揃えて映画化された。元々、冲方さんの原作小説を読んでおり、対談したこともあった岡田さんは、算哲役のオファーに「まさか自分にお話がいただけると思わず、びっくりしました。責任の重大さを感じ、多くの人の思いを裏切りたくないという気持ちで臨みました」と明かした。5月21日(月)の金環日食を始め、今年は様々な天文現象が目白押しで“天文ゴールデンイヤー”とも言われる。実際、算哲も江戸時代に金環日食を見たとも言われており、今年のタイミングで公開となることについて岡田さんは「ミラクルですね。すごいときに公開できるんだなと思います」とニッコリ。ちなみに岡田さん自身も算哲を演じたことで「空を見上げる機会が多くなった」と語っており、21日の日食も「たぶん見ます」と頷いた。滝田監督は『おくりびと』が第81回アカデミー賞外国語映画賞に輝き一躍、時の人となったが「熱狂と興奮が醒めた後で、自分らしい作品が撮れるかどうかが問われる。いい時期にこの作品と出会えた」と語る。岡田さんとは初めてのタッグとなったが「素晴らしかったです。算哲役は難しい役で、囲碁打ちであり勝負師で、周りに好かれて争いを好まない男。暦作りに巻き込まれながらも荒波にもまれ、夢を成就していく。その“いい人”ぶりが難しい役ですが、(岡田さんの)仕事に対する姿勢も素晴らしく、ジャニーズはプロだなと思いました」と称賛を送った。算哲について冲方さんは「僕が惹かれたのは、挫折を受け入れて幸福を掴むところ。人を恨まず、他人の助けや思いを素直に背負い、幸福に忠実」とその魅力を語る。岡田さんもその言葉に頷き「真っ直ぐでピュア。(算哲のやったことは)ひとりでできることではなく、たくさんの支えや応援があって、挫折したときも支えてもらっている。その人柄にホレています」と語った。久石さんは“江戸時代”と“天文”という要素を持った本作について「時代劇として捉えることは音楽を作る上でも大事でした。でもどちらかというと一つの夢を追いかける人間の青春ということに焦点を当てたかった」と明かした。冲方さんは福島県福島市で暮らしていたが、昨年の東日本大震災に遭遇。一時、携帯電話が不通になったそうだが「(携帯が)復帰して最初に留守電に入っていたのが滝田監督のメッセージでした」と告白。「『我々は粛々と撮影をします』という言葉にものすごい勇気をもらいました。それと同じ勇気をこの映画がもたらしてくれると確信しています」と、原作者として完成した映画に太鼓判を押した。『天地明察』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会■関連記事:岡田准一と宮崎あおいが夫婦に!本屋大賞映画化『天地明察』で2度目の共演
2012年05月15日