今年も新米の季節がやってきました! 新米の炊き立てごはんは格別ですよね。ごはんをしっかり食べることは、育ち盛りの子どもたちにとって、体の成長や脳の働きを促すのに欠かせない、とても大切なものです。ごはんは離乳食でも最初に食べさせるもの。味覚な繊細な子どもの時期ほど、ごはんのおいしさに敏感です。そこで今回は、新米をさらにおいしく味わうための炊き方や保存のポイントをご紹介します。ポイントは、「計量」「おいしい水」「素早い洗米」まず炊き方について。大切なポイントは、「計量」「おいしい水」「素早い洗米」です。■ごはんをおいしく炊くポイント(1)計量お米は計量カップですくい、軽くすり切りして計ります。さらに、炊く時の水も、きちんと計ります。標準的な水加減は、米を計ったのと同じ計量カップを使い、新米の場合は1.1倍(普通のお米は1.2倍)の量。少しの差でも炊き上がりが変わるので、好みの硬さになるように、水加減は丁寧にしましょう。■ごはんをおいしく炊くポイント(2)水そして、とても大切なのが「水」です。お米は、その倍の水を吸って炊飯されるので、ごはんは「米と水を食べている」ともいえます。ですから、たとえおいしい新米でも、水がおいしくないと台無し…。特に、「洗米の時、はじめに浸ける水」と「最後に炊飯する時の水」は重要です。ごはんを炊くには、日本の軟水が最適です。しっかり浄水器がついているご家庭ならば浄水器を通した水で、もしくは市販のミネラルウォーターで、洗米~炊飯しましょう。浄水していない普通の水道水を使われる場合は、乾いたお米に最初に浸す水と、最後に炊く時に入れる水だけでもミネラルウォーターに変えると、味わいがぐんと違います。■ごはんをおいしく炊くポイント(3)洗米まず、乾いたお米に一気に水を注いで、素早く水を切ります。シャカシャカと軽く20回ほど混ぜる感じでお米を洗ったら、再び水を注いで素早く水切りを2~3回。これでOK。とにかく、リズミカルに素早く手際よく!がポイントです。最後は、きちんと計量したおいしい水を注いで炊きましょう。ちなみに、炊く前に30分以上は水に浸けて吸水させるのが大切です。炊飯器の標準モードはこの吸水時間も込みの時間設定になっているものが多いので、標準モードで炊きましょう。どれも簡単なことですが、これだけで炊き上がりはかなり変わってきますよ!お米の保存は冷蔵庫でさて、ご家族が多かったりすると、お米はスーパーなどでまとめて買ってしまうという方も多いかもしれませんが、実は、お米は生鮮食品です。精米した後は、だんだん風味が落ちてしまいます。保存するときは冷暗所で(わが家は必ず冷蔵庫保存です)、精米してから1ヵ月くらいの間に食べきるのがベストです。そのためにも、なるべくこまめに1ヵ月で食べきれるくらいの量を、その都度、お米屋さんなどで精米してもらって購入するのがオススメです。また最近は、ご近所のお米屋さんだけでなく、ネット通販に力を入れているお米屋さんもあります。少量ずつ鮮度の良い状態で、いろんな銘柄のお米を味わえて楽しいですよ! 子どもと一緒に、お気に入りのお米を見つけるのもいいですね。(あまやゆか)
2015年10月06日秋になり、あたたかい食事がおいしい季節になりましたね。そんな季節にぴったりな「芋炊き」をご存知ですか?先日も、愛媛県大洲市で「日本三大いもたきサミット」が行なわれましたが、全国さまざまな地域で食べられている郷土食なのです。■1:河原で宴会する愛媛の芋炊き愛媛県大洲市が発祥といわれ、現在では愛媛県の各地で行なわれている芋炊き。河原で食べる光景は愛媛の秋の風物詩です。愛媛県のなかでも南予といわれる地域で特によく食べられます。新芋を神様に供え、豊作を感謝したことが起源といわれています。河原だけではなく、秋になると家庭でも芋炊きを食べるそうです。愛媛の芋炊きは里芋とこんにゃく、鶏肉、きのこ、油揚げなどが基本ですが、地域によって川ガニ、タコやじゃこ天が入ったりといろいろ。そして味は甘めの醤油ベースのスープです。■2:直径6mの大鍋でつくる芋煮を食べる祭りがある山形山形県では「芋煮」と呼ばれ、愛媛と同様、秋になると河原で食べます。舟運に関わる商人や船頭が荷揚げや風待ちの間につくって食べたことがはじまりだとか。山形の芋煮発祥の地といわれているのは中山町です。この町の最上川せせらぎ公園には、なんと「いも煮広場」があるというからビックリ。さらに驚きなのは、山形では直径6mの大鍋でつくった約3万食の芋煮が振る舞われる「日本一の芋煮会フェスティバル」が27年間も開催されていること。想像できない大きさですね。山形の芋煮は牛肉が入っていることが特徴です。でもこれは昔からのことではなく、昭和に入ってからの習慣。なお山形でも、地域によって具材などは少しずつ違うそうです。■3:小鯛が入る島根の芋煮島根県西部の津和野町の郷土料理である芋煮は、あぶった小鯛が入ります。四方を山で囲まれた地域ですが魚の行商ルートが発達していて、古くから栄えた土地であったため日常的に海の幸が手に入ったのだとか。芋煮の時期になると地域のお店ではあぶった小鯛が売られ、季節を感じられる光景となります。小鯛ではなく、鯖を使う場合もあるそうです。さらに特徴的なのは、他の2つの地域の芋煮と違って具材がシンプルなこと。里芋とあぶった小鯛だけで、塩とうす口醤油、みりんで味を整えたら柚子を散らして完成です。また津和野の笹山地区の里芋はキメの細かさとコシの強さがバツグン。そんなこともあり、津和野の芋煮は郷土料理になったのですね。メインの里芋が絶品の津和野の芋煮、一度食べてみたいものです。*涼しくなったこの季節、「懐かしい!」と思った方もはじめて聞いた方も、あたたかい芋煮を楽しんでみてはいかがでしょうか。(文/料理家・まつながなお)【参考】※【告知】日本三大いもたきサミットinおおずを開催!(9月26日(土曜日))-大洲市ホームページ
2015年10月03日イチビキは8月20日、特別な鍋メニューを家庭で手軽に食べられる「今夜のごちそう鍋」シリーズとして、「牛炊きしゃぶしゃぶ鍋つゆ」と「うにの豆乳クリーム鍋つゆ」を新発売する。「牛炊きしゃぶしゃぶ鍋つゆ」は、国産牛骨から炊きだした牛骨スープに、焼津産かつお節と日高産昆布の抽出だしを合わせた、あっさりしながらもコクのある和風スープ。千切りキャベツ等の野菜を牛肉で巻いて食べる食べ方を提案している。また「うにの豆乳クリーム鍋つゆ」は、うにの濃厚なコクと風味が溶け込んだなめらかな豆乳クリームスープで、魚介と野菜がおいしく食べられるとのこと 。どちらもストレートタイプで価格は税別400円(750g)。
2015年08月05日キャンプなどアウトドアでお米を炊くとき、もしくは計量カップが見つからないときなどに、軽量カップを使わず炊飯できたら助かりますよね。そこで今日は料理家のまつながなおが、計量カップなしでも適切な水加減でご飯が炊けるテクニックをお伝えしたいと思います。■計量カップのいらない炊飯法まずは普通にお米を研ぎます。次に、研いだお米を平らにならし、「これくらいかな~?」と思ったあたりまで水を入れます。そして、広げた手のひらを水のなかに入れていきます。「手のひらを水平に、腕を垂直に」というイメージ。そのまま沈めていって、手の甲が半分くらい隠れるくらいがベストな水加減です。水を減らしたり足したりして、調整してみてください。小さいころ、飯ごうを使ってご飯を炊いたことがありませんか?おぼえている方もいらっしゃるでしょうが、実はこれ、キャンプでご飯を炊くときに使う方法なのです。忘れがちですが、おぼえておくとなにかと便利なテクニックです。■この炊飯法は防災対策にも!ところで、いつか来る大地震の際にも、カセットコンロと鍋と米と水があれば白いご飯が食べられます(火が起こせれば、さらに心強いですが)方法も簡単。できるだけ厚手が好ましいですが、でも専用の鍋である必要はありません。お米を研いで、水加減を調整したら火にかけます。最初は強火で、沸騰したら弱火にして、水がひくまで加熱してください。できる限りフタは開けない方がいいとはいうもの、たまに開けてみる程度なら大丈夫。沸騰したら湯気が出てきますので、そのタイミングで弱火に。弱火にしてから火を止めるまでの時間は鍋の厚さや合数にもよりますが、7~8分を目安に、一度フタを開けてみて様子を見てみましょう。残った水の量がほんの少しなら、あと2~3分。まだ数センチ残っていれば5~6分、引き続き加熱してください。■白米と少し違う玄米の水加減ただ、玄米の場合は少し多めの水が必要です。上記のように手のひらを入れた際、手首が浸かるあたりまで水を入れてください。ちなみに玄米は、事前に15分から数時間、水に浸しておくとおいしく炊けます。もちろん、鍋で炊く方法も同じです。時間は白米より長くかかりますが、「沸騰するまでは強火に、沸騰してからは弱火にして水がひくまで加熱」というステップです。慣れるととても手軽なので、たまにはご家庭でも鍋でご飯を炊いてみてくださいね。炊飯器より短い時間で炊けるので、我が家もすっかり鍋炊き派です。(文/料理家・まつながなお)
2015年06月25日パナソニックは5月21日、50~60代をメインターゲットとしたブランド「Jコンセプト」から、3合炊きの可変圧力IHジャー炊飯器「SR-JX055」を発表した。発売は9月20日。価格はオープンで、推定市場価格は税別70,000円前後だ。SR-JX055は3合以下の少量炊飯に特化したIH炊飯器。内釜には同社のフラッグシップモデル「SR-SPX5」シリーズと同じ「ダイヤモンド竈釜」を採用している。最大1.2気圧の加圧と1.0気圧の減圧を繰り返すことで、米をおどらせてムラなく加熱する。おどらせることによって、ご飯の甘み成分である還元糖が約20%、粘りが約10%アップ。甘みと粘りを引き出したもちもちの銀シャリを実現する。「銀シャリ(ふつう)」「かため」「やわらか」「もちもち」の4種類で炊き分けが可能だ。薄くても強度のあるアルミに、揺れる稲穂のイメージを意匠化した「豊穣柄」を施した。1枚のアルミ板を62mmまで深絞りしてから穴あけなどを行う「アルミ深絞り工法」によって、継ぎ目のないなめらかなデザインを実現。漆器のような質感と光沢を持つ。操作部にはフルドット液晶を採用しており、視認性に優れる。サイズはW228×D286×H191mm。炊飯容量は0.09L~0.54L(0.5合~3合)。○年齢が上がるにつれ、もちもち食感を好む傾向Jコンセプトのターゲットである「目利き世代」の求める炊飯器を調査するため、パナソニックはアンケートを行った。すると、1日に食べるご飯の量と、1回あたりの炊飯量は3合以下がほとんどだということが判明。少量しかご飯を炊かないながらも、本格的な炊飯機能を求める声も多かった。また、好みの食感を年代別で見ると、年代が上がるにつれて「しゃっきり」よりも「もちもち」を好む傾向にある。これら調査結果をふまえて、このたび少量炊きに特化したSR-JX055を開発し、発表となった。
2015年05月21日パナソニックは3月23日、スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「Wおどり炊き」の新モデルとして、「SR-SPX5」シリーズを発表した。発売は6月1日。価格はオープンで、推定市場価格は炊飯容量1Lの「SR-SPX105」が110,000円前後、炊飯容量1.8Lの「SR-SPX185」が115,000円前後(いずれも税別)。SR-SPX5シリーズは、2014年6月に発売された「SR-SPX4」シリーズの後継モデルで、同社炊飯器のフラッグシップモデルに当たる。Wおどり炊きとは、釜底と側面のIH切り替えによる高速交互対流で米を均一に加熱する「大火力おどり炊き」と、加圧・減圧を繰り返して米をおどらせることで芯まで加熱する「可変圧力おどり炊き」を組み合わせたもの。SR-SPX5シリーズでは、モーター駆動で圧力弁の開閉を行う新圧力方式を採用。SR-SPX4シリーズに比べて減圧穴の面積を約2倍に拡大した。これにより、減圧時間を6秒から3秒に短縮。釜内を一気に減圧することができ、米をおどらせるパワー(減圧時に発生する強力な泡の熱対流)は約2倍に向上した。米をおどらせるパワーが向上したことによって、炊きあがったご飯の甘みの素である"おねば"の溶出がより促進され、ご飯の甘みはSR-SPX4シリーズと比べると約10%アップしている。SR-SPX4シリーズより最高温度が20℃高い「220℃IHスチーム」を搭載。ご飯表面の余分な水分を飛ばしてベタつきを低減するほか、旨みでコーティングされたハリのあるご飯を炊きあげる。炊き分けは「銀シャリ(ふつう)」「かため」「よりかため」「やわらか」「よりやわらか」「もちもち」「よりもちもち」「しゃっきり」「よりしゃっきり」の9パターンを用意。銘柄によって火加減を調整する「銘柄炊き分けコンシェルジュ」では、新たに5銘柄を追加し、合計31銘柄に対応した。サイズと重量はSR-SPX105がW26.6×D33.8×H23.3cm/6.9kg、SR-SPX185がW29.2×D36.5×H26.7cm/8.2kg。炊飯容量はSR-SPX105が0.09Lから1L(0.5合から5.5合)、SR-SPX185が0.18Lから1.8L(1合から10合)。炊飯時の消費電力はSR-SPX105が1,210W、SR-SPX185が1,400W。カラーはルージュブラックとスノークリスタルホワイト。
2015年03月23日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「鯛のアラ炊きゴボウ添え」を含めた全4品。甘辛味のアラ炊きはご飯によく合う! ヘルシーでバランスがいい献立です。 鯛のアラ炊きゴボウ添え 食感がしっかりしているゴボウと水煮タケノコを添えて。 軟骨の唐揚げ コリコリ軟骨はついつい手がのびるおいしさ! ヘルシー白和え ダイエット中の人にもオススメ、ヘルシーな一品です! イチゴパフェ お好みのアイスやお菓子を使ってどうぞ! ⇒今日の献立一覧はこちら
2015年02月05日かまどで炊いたおいしい朝ごはんを親子で食べて、健康的に一日をスタートさせませんか?昔から農家で使われてきた「籾殻竃(もみがらかまど)」でごはんを炊くイベントを開催します!このイベントは、体内時計を改善して睡眠衛生を向上させる「ボディクロック研究会」が主催。毎朝ごはんをきちんと食べて体を目覚めさせることは、質のよい睡眠をとり、毎日を元気に過ごすためにとても大切なことなのです。まずは、日本人の主食であるお米の昔ながらの炊き方を体験し、出来たての朝ごはんを楽しみましょう!味噌汁や、宮城県・くりこまファームの野菜や玉子を使ったおかずも味わえます。また当日は、朝食と睡眠、体内時計について専門家(早稲田大学教授・柴田重信氏)の話を聞けたり、最新の「3次元睡眠診断」で、睡眠パターンを診断してもらえる特典も。とくにお受験を控えた親子にとっては有意義な情報が満載です。ぜひご参加ください!『親子でつくる朝ごはん』プロジェクト日時:2015年1月18日(日) 8:30~10:30(受付/8:15~)調理/8:30~9:30朝食/9:30~10:00体内時計測定/10:00~10:30会場:六本木農園(ウェブサイト/住所/東京都港区六本木 6-6-15TEL/03-3405-0684)対象:親子(先着10家族)参加費(食事代):大人/2,000円(税込)子ども/500円(税込)申込方法:「親子でつくる朝ごはん参加希望」、ご本人およびお子様のお名前、年齢、ご住所、メールアドレス、電話番号を明記の上、メールもしくはFAXにてお申し込みください。申込先:ボディクロック研究会 運営事務局Emai/office@bodyclock.jpFAX/03-5561-2912申込締切:2015年1月15日(木)主催:ボディクロック研究会協力:コミュニティキッチン・イニシアティブPhoto by ButterYum
2015年01月07日象印マホービンは16日、小容量タイプのマイコン炊飯ジャー「極め炊き NL-BS05」を発表した。熱が伝わりやすく炊きムラを抑える内釜「黒厚釜」を採用している。発売は2015年1月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別14,000円前後だ。NL-BS05は、内釜に厚さ5mmの「黒厚釜」を採用したマイコン炊飯ジャー。熱が側面まで伝わりやすいように広く浅めの形状としている。ふた、側面、釜底に搭載したヒーターによって高温をキープし、芯からふっくらしたご飯を炊く。栄養価が白米に比べて高いとされている玄米や雑穀米を、最適な方法で炊く専用メニューを搭載。そのほか、「パン(発酵・焼き)」メニューでは、丸パンやメロンパン、フォカッチャなどのパンを作れる。サイズはW23.5×D32.5×H19.5cm、重量は3kg、炊飯容量は0.5合から3合まで。カラーはブロンズブラック。
2014年12月16日パナソニックは10月上旬、新米の銘柄食べ比べセミナー「Wおどり炊き 新米マイスター・チャレンジ」を開催した。「5つ星お米マイスター」である米のプロ・澁谷梨絵氏が今年イチオシの新米、銘柄ごとの味の違い、新米のおいしい炊き方を伝授してくれた。○2014年の新米トレンドは?まずはじめに、2014年の新米トレンドについて澁谷氏がレクチャーしてくれた。米のおいしさは天候に大きく左右されるのだが、2014年の傾向は「西低東高」。西日本では長雨と日照不足の影響を受けた産地もあったが、東日本では昼夜の寒暖差が激しく、天候も良好だったことから、例年以上の豊作になったそうだ。ちなみに、澁谷氏のオススメは「にこまる」という品種。目隠しをした食べ比べを何度行っても、いちばんおいしかったのが、この「にこまる」だったという。新米というと、気になるのはその炊き方ではないだろうか。「新米は水分が多いから古米より少なめの水で炊く」という方法はよく聞くが、実はこれは正しくないそうだ。米の水分量は1年を通して基本的に14.5~15.5%で安定しており、新米と古米でたいした差がない。そのため、水は普段どおりの量で炊くのが正解だ。また、浸水時間については新米の時期では2時間がベストだそう(冬場は1時間、夏場は30分)。ただし、最近の高機能炊飯器では米への浸水を促して時間を短縮しつつ、おいしく炊く機能も付いている。○自分好みの米を探してみよう!米にはいまや多くの銘柄があり、味や食感、粘りなど、銘柄によって大きく異なる。そこでセミナーでは、実際の食味試験にならった食べ比べが行われた。どんな銘柄がそろっているのかわからない状況で食べ比べをするというものだ。"基準米"となるのは真ん中に位置する新潟県産コシヒカリ。筆者の好みは青いシールの山形県産ミルキークイーンであった。ミルキークイーンはもちもちの食感が特徴の品種だ。そのほかは緑のシールが秋田県産あきたこまち、赤のシールが宮崎県産コシヒカリ、黄色のシールが茨城県産ひとめぼれ。あきたこまちとひとめぼれはさっぱりとした味わいで、歯切れのよさが特徴だ。また、コシヒカリといえば粘りが強いイメージだが、宮崎県産のものは新潟県産に比べてもっちり感が少なく、口ざわりがなめらか。同じコシヒカリなのに、産地によってここまで変わるのかと驚いた。○好きな銘柄に合うおかずは?米の味わいのちがいによって、もちろん合うおかずというのも変わってくる。たとえば、もちもち食感で甘みの強いミルキークイーンにはあっさりとした味付けのもの、しゃっきり食感でさっぱりしたひとめぼれには濃い味のものが合う。会場で用意された組み合わせは、「新潟県産コシヒカリ+鮭のほぐし身」「秋田県産あきたこまち+明太子」「宮崎県産コシヒカリ+岩のり」「茨城県産ひとめぼれ+牛ときのこのしぐれ煮」「山形県産ミルキークイーン+秋なすのさっぱり漬け」。ご飯はすべて「SR-SPX104」の「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能を使用して炊いたものだ。同じ米といえど、銘柄によって水分量や粘りなどが異なり、産地によってもその味にかなり個性が出るということがわかった。それらをボタン1つで炊き分けられる炊飯器が1台あれば、多様な銘柄の米を試す際にも便利だ。銘柄炊き分けコンシェルジュだけでなく、「もちもち」「しゃっきり」などの食感によって炊き分ける機能ももちろんある。同じ米でもその日のおかずによって炊き分けられる楽しみがあるというのは「SR-SPX104」の大きな魅力だろう。
2014年10月06日話題のイタリアンレストランももちろんいいけれど、やっぱり炊きたての白いごはんはおいしく、気分もほっこりします。せっかくなら家で食べるごはんを、少しでもおいしく炊く方法を知りたいですね。三菱電機株式会社は、“お米”と“炊飯”について学べる情報サイト 「お米塾」 の活動の一環として、11月29日に新米の試食イベントを開催。「お米塾」講師による、お米や炊飯に関する特別講座や今年収穫されたばかりの新米の炊き分け、食べ比べ試食会を実施し、11名の一般の参加者も加わりました。「お米塾」の講師である三菱電機ホーム機器株式会社の松村眞介さんが行ったのは、おいしい新米をよりおいしく食べるための「おいしい炊飯講座」。お米の正しい計量や研ぎ方を解説するとともに、最新の三菱IHジャー炊飯器「蒸気レスIH 本炭釜」を使った炊き分けなども紹介。「自宅でも実践したい」、「今後は、お米だけでなく、炊飯にもこだわりたい」など、参加者も興味津々だったとか。宮城県唯一の五ツ星お米マイスターで「お米塾」の講師でもある佐藤貴之さんは、本年度の新米の出来映えや、試食会で用意した「三菱電機オリジナルブレンド米」など10品種の特徴などについて解説する「銘柄の楽しみ方講座」を開講。参加者の方々はお米のプロの話に熱心に耳を傾け、改めて知るお米の奥深さに感嘆と納得の表情。佐藤さんによると、自宅で美味しいお米を炊くポイントはよりお米とお水の計量を正確にすることだそうなので、覚えておきたいですね。さらに、東北、山形の郷土料理である“だし”のレシピを紹介する「ごはんが進むおかず。3分クッキング!」で、参加者もクッキングに挑戦。そして、「新米炊き分け試食会」 では、参加者が、「蒸気レスIH 本炭釜」の「銘柄芳潤炊き」機能によって炊き分けられた新米10品種を食べ比べ。それぞれの品種に合わせた細かい火力調整などによって際立ったお米そのものの持ち味や微妙な味、食感の違いに驚きの声をあげる人も多く、この日一番の盛り上がりを見せたそう。また、イベントを通じて、「10品種ものお米を同時に食べて、品種による歯ごたえ、味の違いを実感できて大変勉強になった」「“銘柄芳潤炊き”は、それぞれのお米の長所が生かされているように感じた」といった感想も。お米の銘柄はもちろん、それぞれに合った炊き方をすることで、よりおいしくはんが食べられるのですね。おいしいお米の炊き方気になった人は、ぜひ「お米塾」をチェックして。こちらでは、三菱電機オリジナルブレンド米(10kg)が100名様に当たるクイズキャンペーンを実施中。 お米塾内キャンペーンページ のクイズに答えてぜひ応募を。(キャンペーン開催期間は来年1月8日まで)さらに、お米塾では、話題の予備校講師である林修先生による三菱IHジャー炊飯器の本炭釜に関する スペシャル集中講義 も開講中。「お米を活かす、おいしい内釜は何か? 炭でしょ!」をキーワードに、本炭釜で炊くごはんのおいしさの秘密を、林先生がわかりやすく講義しているのでぜひチェックして。ごはんぐらい誰でも炊けると思いがちだからこそ、さらにもう一工夫ほしいですよね。銘柄に合わせた炊き方まで工夫していると聞けば、家庭的なイメージはきっとアップ。そして毎日おいしいごはんが食べられるのだから、こだわる価値はありそうです。・お米塾 公式サイト
2013年12月02日秋といえば松茸!コスパ抜群の松茸ごはんをおいしく炊こう秋の味覚の代表格とも言える、松茸。手軽に買えるものではないけれど、たまには奮発して、この季節だけの恵みを味わいたいですよね。松茸ごはんなら、少な目の松茸でも豪華な気分でおいしく食べられます!●日本人の心をくすぐるきのこの王様深みのある香りと噛み応えのある歯触りが特徴の松茸は、アカマツの木の根に生えるきのこの一種です。主な産地は、岩手、長野、京都、兵庫、広島など。ブランドとしては、京都、兵庫にまたがる丹波地方の『丹波の松茸』が有名ですが、生産量日本一は長野県だそう。今のところ人工栽培が難しく限られた量しか採れないため、価格が高く、国産ブランドものになると1本で数万円するものもあるとか。桐の箱に入った姿は、芸術品のようですね。●昔は椎茸より安かった!?このように、高級食材の代名詞と言える国産松茸ですが、昔(戦前)は今よりも格段に生産量が多く、なんと椎茸よりも安い頃があったそう。里山が人々の生活に欠かせないものとして手入れされていた頃は、そこでたくさんの松茸が採れ、庶民の秋の味覚として親しまれていたのだとか。今、比較的手ごろなお値段で手に入るのは、中国、韓国、カナダなどからの輸入松茸。国産に比べて質が劣っていると思われがちな外国産ですが、質が悪いわけではなく、香りがいわゆる劣るよう。輸送に長い時間がかかるため、香りが飛んでしまうのだそうです。ただ、今、国内で流通している松茸の大部分は輸入品ですし、お値段も国産の1/2~1/3。国産を選ぶか輸入品を選ぶか、お財布と相談して決めてみてはどうでしょうか。●なるべく「ずんぐり体型」を選ぶべしもちろん、国産でも輸入品でも、高級食材であることに変わりはありません。せっかく買うなら良いものを選びたいですよね。では、買う際のチェックポイントをお教えしましょう。ポイントは、なるべく黒ずみがなく、ずんぐりした形のものを選ぶこと。傘があまり開いておらず、軸が太くて弾力があるものが、香りが良くおいしい松茸です。ただ、焼き松茸や土瓶蒸しにする場合と比べ、松茸ごはんなら少々傘が開いていても大丈夫。傘が開き気味の松茸は、値引きされていることが多いですから、上手に選んでください。良いものが買えたら、香りが飛ばないうちに、なるべく早く調理していただきましょう。●水で洗うのはNG!~失敗しない美味しい松茸ごはんの作り方松茸ごはんの作り方は以下の通り。■松茸ごはん(4人分)・米3合・松茸100~150g(大きさによって変わりますが、1~3本程度)・だし汁3カップ※・しょうゆ大さじ2※・酒大さじ2※1米を研いでざるに上げておく(約1時間)2松茸の石づき部分を薄くそぎ落とし、濡れふきんなどで軽くよごれを取る。長さを半分に切り、傘の方は少し包丁を入れて手で割く。軸はそのまま手で割く。3炊飯器に、米と※印の調味料を混ぜたものを入れ、松茸を上にのせて炊く。手順はとっても簡単!大切なのは、松茸を水で洗わないことです。流水でごしごし洗ってしまっては香りが台無しに。濡れふきんやペーパータオルで優しくふき取ってくださいね。また、松茸を手で割くことで、より香りが際立ちます。日本人の憧れの秋の味覚、今年は我が家で味わいましょう!<文/市川裕子>
2013年10月07日