パサパサ、かたい……なんていう鶏むね肉のイメージを払拭するべく、おいしい鶏むね肉レシピを紹介しているこのシリーズ。今回は、しっとりとした刺身風に仕上げる。レシピ考案は人気ブロガーの筋肉料理人さんだ。材料(2人分)鶏むね肉 1枚(300g)貝割れ大根・大根おろし・大葉・一味唐辛子・梅肉・刻みネギ・醤油・ポン酢 各適量A(市販の濃縮白だし 大さじ1 / 日本酒 大さじ1 / おろし生姜 小さじ1/2 / 片栗粉 大さじ2)つくり方鶏むね肉の皮と余分な脂を切り取り、長手方向に2等分してこれを1cm幅に切る。そのあと、包丁の背で叩いて繊維をつぶす。ある程度叩いたら肉を90度まわして十字の模様がつくように再度叩く。1をボウルに入れ、Aを加えて手でもみこみ、味を鶏むね肉に吸い込ませる。鍋で多めの湯を沸かし、2を広げて入れる。再沸騰しかけたら弱火にして10分加熱する。10分経ったら取り出し、冷水で冷ます。冷めたらザルにあげておく。大根おろしに一味唐辛子を混ぜてつくったもみじおろし風のものをつくり、3や貝割れ大根を盛って刻みネギを散らす。大葉、梅肉、ワサビを添えてできあがり。醤油やポン酢をつけてどうぞ。「加熱するとパサパサの鶏むね肉も、下味して片栗粉を揉み込んで湯がけば、しっとりしていてつるっと喉越しもよくなります。今回、下味に市販の白だしを使ったので、旨味もしっかり入ってます。ワサビ醤油、もみじおろしにポン酢で食べると鶏むね肉とは思えないおいしさです」(筋肉料理人さん)。筋肉料理人1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月11日日本にブランド牛は数あれど、不動のナンバー1に君臨するのは間違いなく松阪牛だと思うのは、東海出身ライターのエゴだろうか?霜降りのサシ入り牛は日本人の大好物で、品質は世界一。つまり松阪牛はワールドチャンプ・オブ・ビーフに違いない。ところで、その松阪牛の聖地、三重県松阪市で開催される、その名も「松阪牛まつり」をご存じだろうか?毎年11月末に、同市にある「松阪農業公園ベルファーム」で開催される「松阪牛まつり」。2012年は11月25日に行われる。これは、平成24年で63回目を数える由緒ある催しで、松阪牛の魅力がぎゅっと詰まったゴキゲン過ぎるイベントなのだ。なんせ、遊んで食べて、まるっと一日楽しめるファミリーフェスティバルなのだから。中でも、多くの来場者がこれ目当てにやってくるという「松阪牛のすき焼き大試食会」がすごい。ななな何と、松阪牛のすき焼きがタダで食べられちゃうのだ!こりゃ大変だ。肝心のすき焼きは1,500食ほど用意される。主催者的にとっては大盤振る舞いなんだろうが、そんな量で肉に飢えた人民の胃袋が満たされるはずがない。プレミアムなひと皿の争奪戦は熾烈(しれつ)を極(きわ)め、朝早くから長~い列ができる。どんなに長時間並んででも食べたいと思わせるオーラが、松阪牛というブランドには確かに存在するのだ。しかし、並んだからといって必ずしも食にありつけるとは限らない。世知辛い世の中なのだ。そんなわけで、勝者がいれば敗者もいるわけで、悲しくも試食にありつけなかった人には、別ブースで展開する「焼肉コーナー」をオススメしたい。こちらは有料ではあるが、一般の店で食べるよりかはリーズナブル。炭火七輪の焼肉をほお張ると、平衡感覚がおかしくなるほどのうまさにクラクラするぞ。その他、松阪牛や生産地域でとれた農林水産物や地元の特産品、工芸品が手ごろな値段に手に入るのも、このまつりの魅力。ちなみに松阪はお茶の産地でもあるので、お茶関連のブースもいっぱい登場するのが最近の傾向だ。イベントの副題にも「松阪牛&松阪茶S級ブランド の共演」という文字が見える。気合が入ってるねぇ。さて、そんな感じで和やか(?)にまつりは進む訳だが、その傍らで、最大のイベント「松阪牛共進会」の準備が粛々と進められている。これは、エントリーされた松阪牛から女王を選ぶもので、いわば「松阪牛クイーン・コンペティション」とでも言うべきか。ちなみに松阪牛の定義は、黒毛和種の未経産「雌」牛で、松阪市はじめ三重県・中勢地方の一部地域で肥育・登録されたものに限る。つまり雄牛は存在しない。必然的に「クイーン」となるのだ。朝9時。予選を勝ち抜いた50頭のエリート牛ちゃんが、ズラリと並んで審査を受ける。審査員は肉の張り具合や体つきのバランスなどを入念にチェックする。まつりの浮かれ気分とは裏腹に、畜産農家のプライドがバチバチとぶつかり合う、ガチンコ勝負のビーフコロシアム。農家はそれぞれ、黒地に白で「松阪牛」と抜かれたはっぴを着用していて、セレモニー感満点だ。晴れて優秀賞1席に選ばれた牛ちゃんが、今年のクイーンになるのだ。午後からは、そのクイーンをはじめ、エントリーされた牛のセリ市が始まる。このセリ市の金額は驚くべきもの。2011年の優秀賞1席にはなんと2,010万円の値が付いたという。一体どんな牛肉なんだ?50頭の総売り上げは1億2,517万円、プレミアぶりが半端ない。なお、50頭の購買リストの中に、なんとダチョウ倶楽部の「寺門ジモン」の名前も。1頭を195万円で落札したそうで、さすが芸能界イチの「肉マニア」だ。まつりのフィナーレは恒例の華やかな餅まき。ああ、名残惜しいなぁ。また来年まで松阪牛とはオサラバか……感慨に浸っていたところでハっと気がついた。今まで「まつざかぎゅう」って呼んでたけど、周りの人はみんな「まつさかうし」って言っていたぞ!どうやらそちらが正式らしい。みなさん、松坂を訪れてステーキやすき焼きを注文する時には、くれぐれも漢字の読み間違いのなきようご注意を!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日日本にブランド牛は数あれど、不動のナンバー1に君臨するのは間違いなく松阪牛だと思うのは、東海出身ライターのエゴだろうか?霜降りのサシ入り牛は日本人の大好物で、品質は世界一。つまり松阪牛はワールドチャンプ・オブ・ビーフに違いない。ところで、その松阪牛の聖地、三重県松阪市で開催される、その名も「松阪牛まつり」をご存じだろうか?○無料で松阪牛のすき焼きが食べられる!毎年11月末に、同市にある「松阪農業公園ベルファーム」で開催される「松阪牛まつり」。2012年は11月25日に行われる。これは、平成24年で63回目を数える由緒ある催しで、松阪牛の魅力がぎゅっと詰まったゴキゲン過ぎるイベントなのだ。なんせ、遊んで食べて、まるっと一日楽しめるファミリーフェスティバルなのだから。中でも、多くの来場者がこれ目当てにやってくるという「松阪牛のすき焼き大試食会」がすごい。ななな何と、松阪牛のすき焼きがタダで食べられちゃうのだ!こりゃ大変だ。肝心のすき焼きは1,500食ほど用意される。主催者的にとっては大盤振る舞いなんだろうが、そんな量で肉に飢えた人民の胃袋が満たされるはずがない。プレミアムなひと皿の争奪戦は熾烈(しれつ)を極(きわ)め、朝早くから長~い列ができる。どんなに長時間並んででも食べたいと思わせるオーラが、松阪牛というブランドには確かに存在するのだ。しかし、並んだからといって必ずしも食にありつけるとは限らない。世知辛い世の中なのだ。そんなわけで、勝者がいれば敗者もいるわけで、悲しくも試食にありつけなかった人には、別ブースで展開する「焼肉コーナー」をオススメしたい。こちらは有料ではあるが、一般の店で食べるよりかはリーズナブル。炭火七輪の焼肉をほお張ると、平衡感覚がおかしくなるほどのうまさにクラクラするぞ。その他、松阪牛や生産地域でとれた農林水産物や地元の特産品、工芸品が手ごろな値段に手に入るのも、このまつりの魅力。ちなみに松阪はお茶の産地でもあるので、お茶関連のブースもいっぱい登場するのが最近の傾向だ。イベントの副題にも「松阪牛&松阪茶S級ブランド の共演」という文字が見える。気合が入ってるねぇ。○クイーン決定戦の後は総額億単位のセリ市開催さて、そんな感じで和やか(?)にまつりは進む訳だが、その傍らで、最大のイベント「松阪牛共進会」の準備が粛々と進められている。これは、エントリーされた松阪牛から女王を選ぶもので、いわば「松阪牛クイーン・コンペティション」とでも言うべきか。ちなみに松阪牛の定義は、黒毛和種の未経産「雌」牛で、松阪市はじめ三重県・中勢地方の一部地域で肥育・登録されたものに限る。つまり雄牛は存在しない。必然的に「クイーン」となるのだ。朝9時。予選を勝ち抜いた50頭のエリート牛ちゃんが、ズラリと並んで審査を受ける。審査員は肉の張り具合や体つきのバランスなどを入念にチェックする。まつりの浮かれ気分とは裏腹に、畜産農家のプライドがバチバチとぶつかり合う、ガチンコ勝負のビーフコロシアム。農家はそれぞれ、黒地に白で「松阪牛」と抜かれたはっぴを着用していて、セレモニー感満点だ。晴れて優秀賞1席に選ばれた牛ちゃんが、今年のクイーンになるのだ。午後からは、そのクイーンをはじめ、エントリーされた牛のセリ市が始まる。このセリ市の金額は驚くべきもの。2011年の優秀賞1席にはなんと2,010万円の値が付いたという。一体どんな牛肉なんだ?50頭の総売り上げは1億2,517万円、プレミアぶりが半端ない。なお、50頭の購買リストの中に、なんとダチョウ倶楽部の「寺門ジモン」の名前も。1頭を195万円で落札したそうで、さすが芸能界イチの「肉マニア」だ。まつりのフィナーレは恒例の華やかな餅まき。ああ、名残惜しいなぁ。また来年まで松阪牛とはオサラバか……感慨に浸っていたところでハっと気がついた。今まで「まつざかぎゅう」って呼んでたけど、周りの人はみんな「まつさかうし」って言っていたぞ!どうやらそちらが正式らしい。みなさん、松阪を訪れてステーキやすき焼きを注文する時には、くれぐれも漢字の読み間違いのなきようご注意を!
2012年11月09日三重県松阪市で日本三大和牛の一つ、松阪牛の魅力を伝える「第63回松阪肉牛共進会松阪牛まつり」が開催される。開催日時は11月25日(日)10:00から。会場は松阪農業公園ベルファーム。イベントは、松阪牛および松阪の特産品の魅力を来場者に楽しんでもらうほか、畜産農家が手塩にかけて育てた松阪牛の品評会を行うもの。内容を紹介すると、「松阪牛と松阪茶のコラボレーション企画」と題して、相可高校食物調理科による「松阪牛」と「松阪茶」を使用したお弁当を販売するほか、市茶業組合による地元産「松阪茶」のおいしい淹(い)れ方を学ぶコーナー、松阪モウモウ体操で体を動かすコーナーもある。さらに「焼肉コーナー、松阪牛生産地域特産品横丁」では七輪を使った焼肉コーナーや松阪牛生産地域の特産品の販売が行われる。注目は10:00からの「松阪肉のすき焼き大試食会」。料金無料。2,000食が用意され、無くなり次第終了となる。「松阪肉牛共進会審査」では、50頭もの松阪牛が勢ぞろいする。体形や毛並みなどを入念に審査して女王(優秀賞)を決定。表彰ののち、せり市が開催される。その後、毎年恒例の「もちまき」で祭りはフィナーレを迎える。ちなみに、松阪牛ブランドは「子を産んでいない雌の黒毛和牛」が条件の一つなので、出品される牛はすべて雌牛となる。そのほか、第65回関西茶業振興大会関連イベントとして、関西茶品評会へ出品された約600点のお茶や茶業関連機資材の展示が行われる。イベント詳細は松阪市ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日トリドールが運営する丸亀製麺は14日、「バラ天うどんフェア」を開催する。開催期間は2013年1月29日まで。バラ天とは、天ぷら本来の形をバラバラに崩して揚げることで、「見た目」「食感」「味」ともに楽しめる同店で人気の天ぷら。今回は、昨年のフェアで好評だったバラ天をさらに改良し、「ちくわ生姜」「小海老」「ごぼう」の3種を用意したという。また、揚げたてのあつあつ・サクサクを楽しみながら食べてもらうため、お客自らがバラ天用スプーンでひとすくいし、釜揚げうどんのつけダシやかけうどんに入れるという趣向にした。こうすることで、温かいダシにバラ天の衣から染み出すうまみが、さらにおいしさを後押しするとのこと。メニューは、「バラ天釜揚げうどん」(並360円、大460円、特大560円)、「バラ天かけうどん」(並360円、大460円)。単品は、「ちくわ生姜バラ天」(ひとすくい80円)、「小海老バラ天」(ひとすくい80円)、「ごぼうバラ天」(ひとすくい80円)。一部、価格が異なる店舗がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月02日激安食材の鶏むね肉。しかし、パサパサして味がしないなどとの声も聞く。ここでは、そんな鶏むね肉を激ウマ料理に変身させるレシピを紹介。レシピ考案は人気ブロガーの筋肉料理人さんだ。今回は、しっとり食感に仕上げた鶏むね肉が主役の鍋料理だ。材料(2人分)鶏むね肉 1枚(300g) / 春菊 1束 / 人参 1/2本 / モヤシ 1袋 / 豆腐 1/2丁 / 固形コンソメ 1個 / 日本酒 少々A(薄口醤油・日本酒 各大さじ1 / おろし生姜 小さじ1/2 / 片栗粉 大さじ2)ポン酢、刻みネギ、柚子胡椒など適量つくり方鶏むね肉は皮をとって縦半分に切る。これを横方向に厚さ1cmに切る。切ったら表裏を包丁の背で叩き、途中90度回転させて十字模様に満遍なく叩く。これをボウルに入れ、Aを加えてもみ込む。春菊は茎を5cm、葉は10cm程度の長さに切る。人参は細い千切り、豆腐は8等分する。土鍋(2人用)に水500mlとコンソメ、日本酒少々を入れて火にかける。沸騰したら1を広げながら入れる。再沸騰したら2とモヤシを入れ、あくをすくったらできあがり。ポン酢や薬味等をお好みで一緒にどうぞ。和風の鍋はだしを取るか、昆布を敷くかですが、今回は固形コンソメで薄味をつけることで簡単に仕上げました。そして、加熱するとぱさついて食感が悪くなる鶏むね肉を叩いて片栗粉をすり込むことで、しっとり、つるっとおいしくいただきます」(筋肉料理人さん)。筋肉料理人1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日和食のファストフード、牛丼。海外にも牛丼専門店が数多くあるが、それは、日本とはちょっと異なる点も多いのだった。今回は1回目、2回目に引き続きタイ・バンコクの牛丼店を紹介する。牛丼界きっての老舗であり、牛丼をファストフードの位置に定着させた立役者といえばこの「吉野家」。1990年代に「吉野家」がバンコクに登場し、数年後には姿を消したことはタイ在住者には周知のことなので、昨年8月に「タイ1号店」をオープンしたとき、「おっ? 」という驚きをもって迎えられた。現在では複数店舗展開しており、昨年12月にオープンした高級ショッピングモール「ターミナル21」4階にも出店している。周囲にはカレーうどんの「古奈屋」など日本の外食チェーンが何軒も並んでおり、タイ人に大人気のフロアとなっているが、「吉野家」の前にももちろんちゃんと行列ができていた。店内にはカウンター席はなく、テーブル席のみで広々。席まで案内があり、メニューを渡される。なんとなくファミレス風である。客層はタイ人、日本人半々といったところか。ここでは牛丼はマストとして、「牛焼肉丼」や「豚天丼」をチョイス。値段は牛丼の並が109バーツ(約275円)、大盛りで139バーツ(約350円)、豚天丼にいたっては99バーツ(約250円)と、日本の牛丼より安い。それでもタイの平均的な一品料理と比べると随分と高いが、先に紹介した「筋肉牛丼」や「牛野家」に比べると価格は抑え目。そこは蓄積されたノウハウの差なのかもしれない。従業員の訓練も行き届いているとみえ、店内は混みあっていたものの注文してから数分で料理が運ばれてきた。以前の吉野家は、味も雰囲気も日本のそれと異なっており、「タイ人には高すぎる」「日本人には日本の味と違い過ぎる」というのが原因で撤退したという話だが、新生タイ吉野家は直営店でもあり、味はばっちり日本のまま。頼みもしないのに激しくつゆだくだったことはサービスだったと思うことにしよう。だが、問題は豚天丼である。店舗の前に掲げられた映像でも牛丼だけでなく豚天丼の作り方をじっくり説明していたりして、相当な自信作だと思って注文したのだが、これがなんだか残念なことになっていた。とにかくかたいのである。天ぷらといえば衣はさっくりしていてほしいものだが、こちらの衣はなにか間違っているのではと思われるほどガリガリとかたく、肉もそれに負けないくらいの強度である。日本の吉野家にないメニューだし、特にタイ料理やタイの食材との関連性もないので、なくてもいいのではないか。豚天丼の衝撃に比べると焼肉丼は可もなく不可もなく、である。しいて言えばちょっとしょっぱいのが気になるが、甘辛い味付けは好きな人も多そうだ。他の牛丼店と違い、コンボやセットメニューが充実しており、またデザートメニューまであるので、女性や家族連れも気軽に訪れることができる、まさにファミレスである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日松阪牛に伊賀牛に飛騨牛など、東海エリアはブランド牛の宝庫である。しかし、ブランド牛はすき焼きやステーキで食べるととにかく高い。庶民には高嶺の花なのだ。……のはずが、ブランド牛グルメは(それとは間逆なはずの)B級グルメの世界で、昔から確固たる地位を築いている。その証拠のひとつが、高速道路のPA(パーキングエリア)で売られているブランド牛コロッケ。確かにコロッケなら、カット余りの端切れ肉でも有効利用できるし、味のうまさは間違いない。消費者は、手ごろな値段で一流のブランド牛を食べられるというわけだ。ならば高速をハシゴして、ご当地ブランド牛のコロッケ巡りをしてみようではないか。そう思い立ち、ノープランでクルマに飛び乗った。ぱっと見は気づかなかったけれど、屋台のようなスナックコーナーで販売していた「松阪牛コロッケ」。長さを測ると、7センチしかない。小ぶりだ~。でも松阪牛だから、これくらいの値段なら妥当な線なのかな。ぱっと割ってみると、ジャガイモの中にほのかに確認できる松阪牛のミンチ(笑)。ひと口目の感想は「しょうゆの味がきいてるなあ」。でもこの味は、もっと違う言い方がある。なんだろう…すき焼き?いや違う。そうだ、肉じゃがの味だ。しっかり味がしみてるから、サイズは小さいけれどなんとも食べごたえがある。続いて向かったのは亀山PA。屋台風の店舗には、「松阪牛コロッケ」(1個200円)と「松阪牛コロッケバーガー」(380円)が販売されていたので、後者を食すことに。看板には「店長のこだわりが生んだ一品」とある。早速注文したところ、気のいい感じのマスター(多分)が作ってくれたそれは、見た目は何ともボリューミー。松阪牛のミンチとジャガイモだけから作ったコロッケをキャベツとレタスで挟み、それをバンズで包み込んでいる。さて、味はどうだろう。食べてみると意外とあっさり風味。もう少しインパクトあってもよいのでは?という感じ。しかし、野菜たっぷりで栄養バランスがいいのはうれしい。ヘルシーで、カロリーが気になる人には特におすすめだ。お次は川島ハイウェイオアシス。ここのパーキングエリアは少々特殊で、水族館やら観覧車やらが一緒になっている複合施設。ちなみに一般道からも入場できる。コロッケはどこにあるんだろうと探してみたら、おしゃれなカフェレストラン「こむぎ」で販売されていた。松阪牛バーガーに比べたら少しだけリーズナブルか。ずらり並んだ自家製ブレッドと同じ棚に並んでいるので、作りたてでないと温かくない。長さは8.5センチほどか。食感はというと、パン粉が粗いためサクサク感が楽しい。味はライトで、「冷めてもおいしい」ことを意識して作られていることが分かる。さて、ダッシュでブランド牛コロッケを食べ比べてみた感想。どうやら、コロッケは全体のバランスで味が決まるようだ。値段うんぬんではない。つまり、好みの味は自分で見つけるのが一番だということ。高速道のPA での食事やおやつは、「旅の思い出」にもなる。ここがお取り寄せグルメとは決定的に違うところ。クルマに同乗してきた人や、そこで出会った人との会話や景色も楽しむことで、よりおいしく感じられることだってあるだろう。さて、以下は番外編。東名阪道の中ではピカイチに豪華な「御在所(ございしょ)サービスエリア」に立ち寄ったところ、何やら変わったご当地コロッケバーガーを発見。それが「トンテキコロッケ」(1個250円)だ。三重県四日市市のご当地グルメ「四日市トンテキ」をコロッケにしたもので、ルール違反だけどインパクト大だったのであえて紹介(何しろ、牛じゃなくて豚だし…)。トンテキばりにソースの味が濃い。見た目、肉の量はそんなに多くはないけれど、食べるとなぜか肉肉しい。どうやらミンチではなくトンテキの肉を細切れにしているようだ。うむむ。これからのご当地コロッケは、ビーフからポークの時代に変化するかも!?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日ウンナナクール×京都精華大学のコラボ商品ワコールの子会社、ウンナナクールは、“ウンナナクール×京都精華大学産学連携プロジェクトコラボ商品”「バラのブラ」を、全国の「ウンナナクール」直営店42店舗、および、ZOZOTOWN、ワコールウェブストアで、11月15日より限定発売する(ワコールウェブストアでは数量限定で先行受注会実施中)。*画像はニュースリリースより「引き出しをあけた途端一面バラの花だったら・・」「バラのブラ」は、京都精華大学の学生が、ウンナナクールのスタッフの助言を受けながら、次世代のインナーウェアをデザインするという企画から生まれた商品。「下着を入れる引き出しが、あけた途端一面バラの花だったら」という、収納の美しさまで考えた、ノンワイヤーのブラジャーとショーツのセット。ショーツをつぼみに見立ててブラのなかにおき、くるくると丸めるとバラの花に見えるように設計され、着用しても花びらをまとったように美しいという。「女性にお花を贈るように、下着のお花をプレゼントしよう」という想いのこめられたブラ。元の記事を読む
2012年09月28日和食のファストフード、牛丼。海外にも牛丼専門店が数多くあるが、それは、日本とはちょっと異なる点も多いのだった。今回は前回に引き続きタイ・バンコクの牛丼店を紹介する。バンコクの歓楽街として知られるタニヤに店を出す「牛野家」。写真を見て、「え? 『吉野家』でしょ!? 」と思った人も多いだろう。店名の字面だって似ている。看板やカウンターの色はオレンジ、従業員の制服もな~んか吉野家とそっくり。本当に吉野家とそっくりなのだ。吉野家は十数年前、一度タイから撤退しているのだが、日本の牛丼店がなくなってしまったバンコクにおいては貴重な存在であったことも事実。ちなみに、店名の読みは「うしのや」ではなく、「ぎゅうのや」である。店舗はタニヤのメイン通りから1本入ったところにある。カウンターのみの10席ほどで、いかにもファストフードといった風情である。入店すると、タイ人の店員から「いらっしゃいませ~」と元気な日本語が。バンコクに数ある牛丼店の中で唯一、午前2時まで営業している同店だから、夜の時間帯でもまだまだ活気がある。しかも、注文は日本語でOK(それ以外の日本語は通じない様子)。牛丼の他にとんトロ丼、ネギトロ丼と丼ものがいろいろ。カレーライスやうどんもあり、あの店とこの店を足したような……といったメニュー構成だ。注文してから提供されるまでもほんの数分と、日本の牛丼店のスピードそのままだ。ただ、ごはんがなぜか生ぬるく、あつあつ感がなかった。ひょっとしたら、猫舌の多いタイ人に合わせてのことかもしれないが、単にその時たまたまだっただけかもしれない。牛丼は、並の価格が140バーツ(約355円)と、本家(?)よりちょっと安いが、日本の他の牛丼チェーン店の平均と比べると高い。客層は日本人、タイ人と半々のようで、1人~2人で立ち寄ってさっと食べてさっと出ていく、いかにも牛丼店らしい利用のされ方である。薄いお茶のようなものも無料でサーブされる他、紅ショウガも盛り放題なところまで日本の牛丼店らしい感じがする。ちょっと違うのは、紅ショウガが赤ではなくてあざやかなピンク色だったことくらいか。色が違うだけで味は普通の紅ショウガであった。牛丼は肉の安さを感じるものの、それでもしっとりとやわらかく煮てあり、味付け自体は甘みのバランスもちょうどよい普通の牛丼だ。玉ネギも入っているし、忠実に本家を再現していると思う。牛鍋丼と網焼きトントロ丼も試してみたが、牛鍋丼はちょっと白滝が多いかな、というところまで本家とそっくり。トントロ丼はタレがかなり甘かったが、炭火焼きの香ばしさがやみつきになりそうな味であった。ところで、この店の原点はやはり同じタニヤにある日本人経営のおにぎり屋で、他に居酒屋やとんかつ店なども経営している。この辺りには「小象寿司(KozoSushi)」や「牛角」もあり、手ごろな金額で気軽に食べられる和食店がたくさんあるため、和食激戦区である。「牛野家」はそんな中で生き残ってきた店であり、たとえどこかの店と似ていても着実に人気を伸ばしているという実は”実力派”なのである。次はあつあつのごはんで願いたい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日ワコールの子会社ウンナナクールは、京都精華大学との間で2011年4月より実施している産学連携プロジェクト”ときめき×未来”から生まれたブラジャー「バラのブラ」を、11月15日から1,000枚限定で発売する。販売は全国の「ウンナナクール」直営店42店舗、および、ZOZOTOWN、同社ウェブストアにて。同プロジェクトでは、同大学プロダクトデザイン学科の学生が、ウンナナクールのスタッフとともに、次世代のインナーウエアをデザイン。今回、デザインされたインナーウエアの中から、最優秀賞を受賞した岩田一真氏の作品を商品化したという。同商品は、バラの花の形になるノンワイヤーのブラジャーとショーツのセット。ショーツをつぼみに見立ててブラジャーの中に置き、くるくると丸めるとバラの花に見えるように設計している。「下着を入れる引き出しがバラ園のような美しさであれば、きっといい気分になれるはず」という発想から、収納美を考えて作られているという。また、着用しても花びらをまとったようになり、女性に花を贈るように、下着の花をプレゼントしようという思いが込められているとのこと。なお、同社ウェブストアでは、9月25日から数量限定で、先行受注会を行っている。希望小売価格は、ブラジャーが2,940円、ショーツが1,050円。カラーは、WH(ホワイト)、RE(レッド)、SP(ピンク)の3種類。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日ワコールと、京都精華大学デザイン学部プロダクトデザイン学科との産学連携プロジェクトから生まれた学生作品、丸めて収納するとバラの花の形になる「バラのブラ」が、2012年11月15日(月)より全国発売が決定した。商品化されるのは、2011年度にプロジェクトに参加したプロダクトデザイン学科4年(制作時は3年)岩田 一真氏がデザインしたインナーウェアで、商品名は「バラのブラ」。全国の「ウンナナクール」直営店42店舗および、ゾゾタウン、ワコールウェブストアで1,000枚の限定発売となる。京都精華大学デザイン学部プロダクトデザイン学科3年生の授業「スペースデザイン」において、2011年度から実施されているプロジェクトのテーマは「ときめき×未来」で、学生たちは未来のライフスタイルについて調査を行った後、ワコールブランド「ウンナナクール」担当者の助言を受けながら次世代のインナーウェアをデザインした。2012年度は「ときめき×未来2」と題し、13名の学生が次世代のインナーウェアのブランディングから商品企画・デザイン、マーケティングまでを考案し、今年度の最優秀賞、優秀賞、特別賞受賞作品は今年7月26日に実施した「ウンナナクール」展示会で展示された。【お問い合わせ先】株式会社ワコールフリーダイヤル0120-307-056元の記事を読む
2012年09月25日安い、早い、うまい牛丼のお供として欠かせない味噌汁。牛丼チェーン店ごとに牛丼の味が違うように、味噌汁のおいしさもまたチェーン店ごとに違いがあるのではないだろうか。ということで、マイナビニュース会員の男女1,000名に、どの牛丼チェーン店の味噌汁がおいしいか聞いてみた。Q.味噌汁がおいしい牛丼チェーン店はどこですか?1位 吉野家 25.9%2位 松屋 25.0%3位 すき屋 12.7%4位 なか卯 5.1%5位 神戸らんぷ亭 2.1%■吉野家・「牛丼の味付けが濃いので、薄味の味噌汁がよく合う」(24歳女性/生保・損保/営業職)・「素朴なところがほっとします」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)・「平均的な味で無難なだけに、何度飲んでも飽きない」(33歳男性/情報・IT/技術職)■松屋・「塩味が濃くて気に入っている」(24歳男性/建設・土木/技術職)・「変わった味付けをしていない、具も味も普通さを感じさせるところ」(24歳女性/情報・IT/技術職)・「サービスで付いてくるのが嬉しい」(32歳男性/小売店/販売職・サービス系)■すき屋・「シンプルだけど飲みやすい」(29歳女性/自動車関連/営業職)・「あっさり味で、ちょっとアクセントのネギがいい」(32歳男性/その他/その他)■なか卯・「具が多くて味噌がおいしい」(27歳男性/不動産/営業職)・「オクラ入りで健康にいい」(24歳女性/医療・福祉/営業職)・「オクラが入ったりして季節で具が変わるところがいい」(45歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)■神戸らんぷ亭・「味がしっかりとしている」(37歳女性/自動車関連/技術職)・「濃い味が好きなので」(30歳女性/生保・損保/販売職・サービス系)■番外編: 味噌汁もいいけど豚汁が最高!・「個人的には松屋の豚汁は神だと思う」 (37歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「すき家の豚汁は具が大きくて、たくさん入っていて本当においしい」 (29歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)■総評1位は「吉野家」で、「薄味がいい」「素朴」「塩加減が丁度いい」という意見が多く、あっさりした味噌汁に人気が集まる結果となった。続いて僅差の2位にランクインしたのは「松屋」。ほぼ全ての丼物や定食などのメニューに味噌汁が付いている点を評価する人が多く、やや濃い目の塩加減が好きという意見が多く寄せられた。3位は「すき屋」。シンプルな塩加減とネギが高評価だった。また、豚汁の具が多くて非常においしいという意見が多く、味噌汁を豚汁に変えるという人も多かった。次に4位は「なか卯」で、「オクラ入りの味噌汁がおいしい」「他の店よりも手の込んだ味噌汁を出してくれる」といった他店との違いをあげる人が多かった。最後に5位は「神戸らんぷ亭」で、こちらは濃い目でしっかりとした味付けに人気が集まった。「吉野家」と「松屋」が抜きん出る結果となった今回のアンケート。薄味か濃い味か、サービスで付いているのか否かなどで好みのチェーン店が分かれる結果となった。味噌汁をワンランク上の豚汁やけんちん汁に変更するという人も多かったのが印象的だ。「どの店も昔と比べておいしくなった」という意見もあって、各チェーン店の努力により味噌汁の味は日々進化しているようだ。調査時期: 2012年8月31日~2012年9月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性457名 女性543名合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日焼き牛丼「東京チカラめし」を展開する三光マーケティングフーズは、新メニュー「和心・山かけ焼き牛丼」を全店で発売した。期間限定、夏の焼き牛丼となる。「和心・山かけ焼き牛丼」は、焼き牛丼の上に、のどごしのよいとろろをかけ、さらにその上に茎わさびを風味のアクセントとして加えた、暑い日本の夏にぴったりの牛丼。とろろに焼いた牛肉を絡ませると、とろっとして、これまでにない味わいを楽しめる。とろろのねばねばが食欲を増進させ、茎わさびが味を締める。とろろは別添えでの提供となる。価格は、並盛390円、大盛540円、特盛640円。いずれも味噌汁付き。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日厳選食材の通販サイト、かわしま屋は、岐阜県飛騨地方で肥育される黒毛和牛の最高峰「飛騨牛」で作った最高級干し肉の販売を開始した。飛騨牛の干し肉を作ったのは、高級料亭やホテルに精肉を提供している老舗、古里精肉店。ビーフジャーキーの常識を覆すという意気込みのもと完成した干し肉は、従来のビーフジャーキーとは一線を画す肉の厚みと柔らかさ、旨みがある逸品だ。材料は、飛騨牛の中でも最高の肉質と歩留まりの等級「A5」に格付けされた高級肉。種付けから出荷まで延べ3年半という長い年月をひとつの牧場で飼育する“地域内一貫生産”にこだわり続ける、山勇畜産の「こだわり飛騨古川産飛騨牛」だ。その肉を厚く切り分けるとともに、余計な添加物は加えず醤油と味醂と塩、胡椒だけでシンプルに味付け。もとの重量の半分以下の重さになるまでじっくり乾燥させている。味わいは一般的なビーフジャーキーとはまったく異なり、柔らかくて肉汁がたっぷり、黒毛和牛らしい旨みがギュッと濃縮されている。ワイン、日本酒、ビールなどあらゆる酒との相性も抜群だ。価格は4,575円(230g)。賞味期間は商品到着予定日より2週間。冷凍すれば3ヶ月間は美味しさを損なわずに保存できる。完全手作り品のため、1日10食の限定販売となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月03日三光マーケティングフーズが展開する焼き牛丼店「東京チカラめし」はこのほど、新メニュー「さっぱりトマトの焼き牛丼」「おろし焼き牛定食」を発売した。いずれも期間限定。さっぱりトマトの焼き牛丼は、焼き牛丼の上にレタスやサルサソース、パルメザンチーズを重ねたタコライスのような丼。辛めのサルサソースで食欲をそそる味わいになっているという。価格は、並盛390円、大盛540円、特盛640円(いずれも味噌汁付)。おろし焼き牛定食は、焼いた肉の上に大根おろしとポン酢がかけられ、さっぱり感があり、暑い夏にもたっぷり食べられるとのこと。おろし焼き牛、ごはん、味噌汁、サラダのセットで、価格は並盛450円、ごはん大盛510円、ごはん特盛570円。東京チカラめしは、2011年6月に東京・池袋に1号店を出店し、約1年で東京、神奈川、千葉、埼玉で計87店舗を展開している。上記メニューはいずれも一部取り扱っていない店舗がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日きれいなサシの入った霜降り肉が長らく人気の主流とされてきた日本でも、牛肉を食べるなら赤身肉!と赤身肉を支持する話をよく耳にするようになった。赤身肉が支持される理由のひとつに、霜降り肉よりも俄然ヘルシーであることが挙げられる。特に「ダイエットや美容に良い」とも言われる栄養価の高さが注目されているが、その赤身肉の中でもずば抜けた栄養価の高さを誇る「ニュージーランド牧草牛」をご存知だろうか?「ニュージーランド牧草牛」は、文字どおりニュージーランドの広大な牧草地で“100%牧草だけで育った牛”。牛は牧草で育つのは当たり前と思いきや、なんと世界では短期間に霜降り肉を生産しようと、穀物や人工飼料を与えて運動を制限する飼育法が主流なのだとか。そんななかで、広大な牧草地を自由に歩き回り牧草だけを食べて育つ「ニュージーランド牧草牛」のレアな存在や栄養価の高さに注目が集まっている。風味の特長は、脂肪が少ないのに肉質がやわらかいこと。「赤身肉って、少し堅いんじゃない?」と思いがちだが、「ニュージーランド牧草牛」は、とにかくその概念をくつがえすやわらかさに驚かされる。その存在は魚のマグロで例えるならば、いまやお鮨屋さんでも珍重されるようになった特上赤身のようなもの。マグロやカツオなどの赤身魚と同様に旨み成分の代表格であるイノシン酸やグルタミン酸がたっぷり含まれているため、牛肉本来の食味の豊かさや旨みがぎゅっと凝縮されているような味わい。脂肪分の少なさゆえに調理もしやすく、醤油ベースなどの和風の味付けにもぴったりだという。その他、緑黄色野菜に豊富なカロテン、細胞の老化を防止するコエンザイムQ10やカルノシン、皮下脂肪がつきにくい身体をつくる共役リノール酸、免疫力を高めるヘム鉄なども豊富に含まれているため、老化防止やダイエットを気にする人にもぜひおすすめしたい食材なのだ。「ニュージーランド牧草牛」のような赤身肉は、霜降り肉とは異なる調理法が必要とのこと。ただし調理の仕方はあくまでもシンプルで、ポイントさえ押さえればレストランでいただくのと同じような味わいが家庭でも楽しめるそうだ。今回はその「ニュージーランド牧草牛」を美味しく調理するためのコツを、ニュージーランドのトップシェフのひとり、ダレン・ライト氏に教えていただいた」【ポイント1】 焼く前に塩をもみこんでおく「まず、大切なポイントは、焼く前に肉の表面に少ししっかり目に塩をもみこんでおくこと。今回はニュージーランド産の粒の粗い岩塩を使用しています」【ポイント2】 フライパンの温度を管理「そして、第二のポイントはフライパンの温度をしっかり管理すること。肉を焼く前にはもちろん、事前にフライパンをしっかり温めていくことが大切です」【ポイント3】 中までしっかり火を通す「温まった段階でフライパンに少したっぷりめのバターを入れ、少し湯気が立ち上がるくらいを目安にお肉を投入。溶けたバターをスプーンなどですくいながらお肉の表面にまんべんなくかけ、中までしっかり火を通します」【ポイント4】 肉を一旦フランパンから取り出す「そして、表面にきれいな焼き目ができたら、肉を一旦フライパンから取り出すこともポイントのひとつ。肉を火からいったんおろして熱を下げることで、熱のストレスから肉を解放するのです。数分間このままの状態で表面の粗熱が少し取れたところで、肉をふたたびフライパンに投入し、最後の仕上げにかかります」【ポイント5】 ハーブ香るバターで仕上げ!「先ほどのバターの中にローズマリーを入れます。使用するのはできれば生のハーブがおすすめ。ハーブの香りがバターの中い溶け込んでしっかり引き出されたら、ここでふたたびお肉を投入。先ほどと同じ要領で溶けたバターを肉全体にかけ、まんべんなく火が全体に行き渡ったら調理は完了です」シェフの説明どおり、プロセスはいたってシンプルだが、目でフライパンから立ち上る湯気を見極め、ジュゥッという心地よい焼き音を耳で聞き分け、香りで肉の焼き具合を感じること、つまり、目と耳と鼻を駆使しながらフライパンと肉の熱をきちんと管理することが大切なポイントなのだそう。焼き上がったお肉は、確かにこれが赤身肉かと驚くほどやわらかくジューシー。噛むほどに肉本来の旨みもしっかりと感じさせながら、赤身肉であるがゆえに後味がさっぱりとしていて、口の中でいつのまにかスーッと溶けていくような感覚が印象的だ。「ダイエットで牛肉を避けていた」なんて人には特に朗報。味わいが豊かな上に、脂肪が少ない分栄養がぎっしりつまったパワフルなビーフ、「ニュージーランド牧草牛」に要注目だ。お問い合わせ:ビーフ アンド ラム ニュージーランド Tel. 03-6277-4611 取材/松浦明
2012年06月22日ゼンショーは6日9時~16日8時まで、「春の牛丼祭」を「すき家」店舗にて実施する。これにより、「牛丼並盛」は通常価格280円が250円になる。その他の牛丼類も30円引き。ただし、「牛丼キング」「牛皿」「牛皿定食」は値引き対象外となる。また、「なか卯」でも6日11時~19日20時まで、「和風牛丼」を並盛250円(通常価格290円)の期間限定価格で販売する。なお、吉野家は4日10時~10日15時まで春恒例のキャンペーン「吉野家 春の牛丼祭」を実施する。これにより、期間中は通常380円の「牛丼」(並盛)が270円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月03日レインズインターナショナルは19日、「牛角」の海外36店舗目となる「牛角 タイムズスクエア店」をオープンした。ニューヨーク・マンハッタン島の有名な観光スポットであるタイムズスクエアやブロードウェイから徒歩5分圏内に位置している。牛角は、2001年7月にアメリカ・ロサンゼルスに海外1号店をオープンして以来、アメリカ、台湾、シンガポール、インドネシア、カナダ、香港、タイの7つの国と地域で、合計36店舗を展開している。今回のタイムズスクエア店はアメリカ国内で17店舗目。全米や世界各地からの観光客が多く行き交う場所で、牛角ブランドの認知拡大を期待しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月21日レインズインターナショナルが展開する焼肉店「牛角」は13日、”牛角一新”をテーマとして50品以上の新メニューを発売する。新メニューは、「焼肉が持つ力で、改めてお客様の、日本の活力に」のコンセプトのもと、基本からすべて見直し、サービス・食材・調理技術の磨き込みを徹底し開発したという。その一部を紹介すると、霜降り部分のカットにこだわりが感じられる「霜降りネギタン塩」(1,029円)、カナダからチルドで空輸した馬肉を使う「桜ユッケ」(830円)、創作メニュー「小エビのアヒージョ バケット添え」(609円)など。サシがきめ細かく入った肩ロースの一部を使った「黒毛和牛ザブトンの焼きしゃぶ」(1,029円)は、焼くのが難しい肉なので、スタッフが最初の1枚を焼いてくれるという。また、人気ラーメン店「せたが屋」「大ふく屋」とのコラボレーションにより完成させた「鶏塩ゆずつけ麺」(788円)は、”焼肉に合うつけ麺”を目指したとのこと。なお、桜ユッケはカナダ空輸した馬肉を長野・飯島の工場で加工し、真空状態で店舗に届けている。「安心してお召し上がりいただくため、厳しい衛生管理の下で調理しています」(同社)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日長ネギに豚バラ肉をクルクルと巻き、塩胡椒で味付けをしたシンプルな一品。長いネギは半分に切っただけで長さをいかして仕上げており、見た目の豪華さもアップしている。マイティ節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。材料(2人分)長ネギ 2本 / 豚バラ肉 4枚 / 塩、胡椒 各少量 / レタス、プチトマト 付け合せ用に適量 / サラダ油 小さじ1つくり方長ネギはよく洗い、根元を切り落としておく。1に豚バラ肉を巻きつけ、半分の長さに切ったら塩、胡椒を振り掛ける。フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、2を並べ入れて転がしながら焼く。焼き上がったら皿に取り出し、レタスとプチトマトを添える。「冬が旬の長ネギ。旬になると甘みも出てきて、火を通すとさらに甘さが増します。中までじっくり火を通してクタクタになったネギは、驚くほど甘く、また豚バラの旨味と絡んで病み付きになる一品です。とろとろの甘~いネギは、この時期ならではですので、ぜひお試しください」(マイティさん)。注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月22日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!トマトの甘酸っぱい風味はオリーブ油と一緒にスパゲティーに。骨付き豚バラ肉には黒コショウを効かせて。 ・キノコのスパゲティー シメジとマイタケがたっぷり入った、シンプルな味付けのパスタ。生のバジルの香りが良いですね。 ・豚骨付きバラ肉のペッパー焼き 豚バラ肉に粗びき黒コショウを振って、ちょっぴりスパイシーに仕上げました。ビールに良く合います。 ・パンプキンのポタージュ サラッとしたポタージュで、とっても飲みやすい。カボチャの甘みを感じる一品です。 ・ミルクかんのキウイソースがけ 牛乳で作った寒天に、さわやかなキウイソースをかけて。おもてなしにも喜ばれますよ。 ⇒今週の献立を一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2011年09月01日女性に人気の牛丼屋は、やはりあの老舗忙しいときに短時間ですばやく食事を済ますことのできる牛丼は、かつては「男の食べ物」というイメージがありましたが、最近ではオフィスワーカーを中心として女性層にも受け入れられつつあるようです。そこで今回は、一番好きな牛丼屋について女性630名に尋ねてみました。すると、男性とは異なる理想の牛丼屋像が……。>>男性編も見るQ:あなたのお気に入りの牛丼屋を教えてください。(単一回答)1位吉野家40.3%2位すき家23.6%3位松屋13.3%4位なか卯10.3%5位神戸らんぷ亭1.3%■吉野家が好きな理由は……・「牛丼といえば吉野家、というイメージだから」(25歳/小売/販売)・「同級生同士、集団で食べに行ったことがあるから」(28歳/IT/SE)・「オレンジ色が落ち着くから」(26歳/紙パルプ/人事)■すき家が好きな理由は……・「トッピングがいっぱいあって楽しめ、飽きがこない」(23歳/公益法人/その他)・「女性向けにミニサイズやセットが充実している」(26歳/福祉/サービス)・「女性でも入りやすい」(27歳/その他/研究開発)■松屋が好きな理由は……・「自動的にお味噌汁がついてくるので」(23歳/IT/SE)・「女性でもテイクアウトくらいなら入りやすい」(28歳/その他/サービス)・「牛丼以外のメニューも美味しいから」(27歳/医療/総務)■なか卯が好きな理由は……・「普通の牛丼屋より、少しおしゃれな感じがするから」(26歳/医療/その他)・「うどんとのセットが良い」(29歳/教育関連/サービス)■牛丼を食べるときのこだわりは?・「大量に口の中に入れる」(26歳/機械/総務)・「つゆだくでお持ち帰りするとつゆがご飯に染み込んで満腹感が違う」(24歳/アパレル/販売)・「必ずサラダも頼む。牛丼だけだと、栄養不足な気がして」(25歳/運輸/総務)・「ダイエット中のため、肉は全部食べるがご飯は半分残す」(24歳/小売/販売)総評20代女性が「うまい、早い、安い」の三拍子以上に牛丼屋に求めているのは、店への入りやすさと野菜を中心としたサイドメニューの充実のようです。女性の利用増によって健康志向のニーズも生まれているよう。女性をターゲットにしたサービスが増え、一人でも気軽に入れるような牛丼屋がますます増えてくるといいですね。牛丼屋の今後に期待しましょう。(文・大谷連太)調査時期:2010年1月29日~2月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性630名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク>>【女性編】やけ食いしたいときに食べたいものランキング>>【女性編】好きなチョコレート菓子ランキング>>【女性編】一番好きな「丼」ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年02月22日牛丼チェーンの吉野家において、最終的に白飯に肉を盛る、いわゆる「肉盛り」はスタッフの花形であるという話を聞いたことがある。たしかにそれは牛丼という食べものにおいて、もっとも重要な工程のようにも思われる。だって牛丼に肉がなければ、ただの飯である。大切なポジションだ。では、この「肉盛り」を担うのは、いったいどのような人なのか。株式会社吉野家の広報である木津さんにお話を聞いた。――やっぱり一番えらい人がやるのでしょうか。「基本的には店長クラスのベテランスタッフか、もしくはそれに相当する実力を有する者が担当しています。そもそも肉の鍋がある場所は、お店の全部を見渡せるところにあります。お客さんのお茶がなくなっている、お会計をしたがっている、そういった細かなところに気配りができ、なおかつスタッフに的確に指示を出せる司令塔が『肉盛り』を担当するのです」――なんだかかっこいいですね。「吉野家は1899年に創業しました。その後、震災の影響もあり、第一号店は築地市場の場内に移転しました。味にうるさく、時間に追われる市場の方々に『うまい、早い』牛丼を提供していく中で、この『肉盛り』の技術も高められていきました。昔の人は、家にどんぶりと調理道具を持ち帰って手首の返し方などを練習したそうです。シャドーボクシングならぬ『シャドー肉盛り』ですね」――思った以上にストイックな世界ですね。「手際良く、美しく盛るというのは基本なのです。今はマニュアルもあり、店長がいないときはアルバイトでも『肉盛り』を行うようになりましたが、それもやはり意識の高い者が担当することが多いようです。必然的にそのまま社員になっていく方も多いんですよ」――肉を盛りながら、社員として自分の人生も盛り上げていくといった感じでしょうか。ありがとうございました。というわけで、吉野家においてはやはり「できる人」「やる気のある人」が「肉盛り」という大切なポジションに就くことができるようだ。これからはちょっと「肉盛り」の人の手つきや振る舞いに目がいってしまいそうである。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】吉野家オフィシャルサイトこれからもおいしい牛丼をおねがいします沖縄の吉野家ではタコライスが食べられるそれはそれで気になりますね
2009年08月11日