4月からの就学先、親子の願い通り特別支援級に決定!でも周りの反応は…出典 : 我が家の娘は来年から小学生になります。就学先を決める就学相談の結果、「特別支援学級固定制が望ましい」との判定を受け取りました。娘はもともと、「人が少ないクラスがいい」と強く希望していました。私は娘の兄が過ごしていた通常学級を例に出しながら、・支援学級は、通常学級とは違った形の少人数のクラスだということ・支援学級でも、通常学級で一緒に過ごす機会などもあることなどを何度も聞かせ、意思の確認を行っていました。希望通りの結果になり、娘もホッとした様子でした。しかし私たちが喜んでいる一方で、特別支援学級へ就学になったことを周囲の人に伝えると、中には「え?!そうなの…(お気の毒に)」といった感じの反応をもらうことが何度かありました。どうも「特別支援学級に行く」ということは、「みんなと一緒では勉強についていけないかわいそうな子」というイメージでとらえられているようです。特に娘の場合は、「そんな風には見えないのにそれまた何で?」「やっていけそうなのに、どうしてわざわざそんな所に入れるの?」と疑問に思われているようでした。確かに一見すると問題なさそうに見える娘。でも本人に希望を聞いてみると出典 : 確かに娘は一見何の問題も「無さそうに見える」タイプかもしれません。発達検査の数字を見ると、大きな凸凹がありますが総合値は107と知的能力は平均的です。生活面も自分のことは自分でそれなりにできていますし、問題がないというよりむしろしっかりしているように見えます。たぶん、就学相談で私が特に何も言わなければ、通常学級への就学が決まっていたことでしょう。でも、そんな娘に、どんな学校に行きたいか聞いたときのことです。私「どんな学校がいい?」娘「人が少なくて、静かな学校がいい。」私「どうして人が少ないほうがいいの?」娘「だって、うるさいと疲れるでしょ?それに、お友達がいっぱいだったら困っても先生に言えない。」私「そうなんだねー。あと、先生が『〇〇してください。』って言ったときはどうかな?言われたとおりにできそう?」娘「んー。私は言われたことと違うことをしたり、何を言われたか分からなかったりするでしょ?いっぱい人がいたら教えてもらえなくて嫌だ。…ねえママ、いっぱいって何人くらい?幼稚園のクラスより多いの?」私「30人とか、35人とかかな?今のクラスより多いねぇ。」娘「人が少ないクラスは?」私「多くても多分8人くらいかな。」娘「8人!?そんなら絶対少ないクラスの方がいい!」迷いがなかったわけではない。それでも「娘を支援級に」と考えた理由出典 : 娘は、自分が大勢の中にいるとき、時には一対一でも指示が受け取りにくいことやうるさいのが苦手なことなど、自分がどんなことに困っているのかを幼いながらも自覚していたのです。私はそんな娘を頼もしく思いましたし、こうして一緒に確認することができたのは、私が支援級を希望する大きな動機にもなりました。私はそんな彼女が出来るだけ楽しく、心を壊すことなく通学できるということを最優先に考えました。そして娘が個性を持ったまま伸び伸びと成長するためには、通常級は厳しい環境になるというのが私の結論でした。娘は独特な感性を持っていると同時に、とても繊細な一面があります。ちょっとユニークな彼女が周りに溶け込めなかったとき、その自覚と感情などが言葉に繋がって、私に伝えられるようになったときはもう傷は相当深いものになることや、ちょっとしたことが二次障害に直結するだろうということは、私も主治医も予想するに難くありません。もちろん私も決して迷いがなかったわけではありません。「考えすぎかも」「過保護で心配性すぎかしら」と思ったこともありました。支援級だと送り迎えが必要だったり、自立活動などの時間が入るため勉強が遅れがちになるであろうことや、中学でも支援級だと内申がつかない可能性なども耳にします。それでも私が「娘を支援級に入れたい」と思ったのは、そこが娘にとって一番居心地のいい環境だと考えたからです。大切なのは、「子どもにとって」一番過ごしやすく、能力を最大限発揮できる環境を選択するということだと思います。子どもにとって過ごしやすい環境であれば、それだけトラブルや問題を回避することができ、親のストレスもそのぶん減らせるのではないでしょうか。支援級や支援学校に入ることは、本当に「かわいそうなこと」なのだろうか?出典 : おそらく私と同じように色々な心配をし、さまざまな葛藤や思いの中をグルグルと彷徨いながら、たくさんの考えを経て就学や進路を決めている保護者の方はたくさんいると思います。これだけの思いを経て出した選択なのに、「支援級」や「通級」「支援学校」などに通うことは本当に「かわいそうなこと」なのでしょうか?残念ながら、周囲の方々の中には「支援級」「通級」というものをご存じない方や、正しく理解していない方もまだまだ多数いらっしゃるかと思います。私も、私の親世代の方にはなかなかどういうものかを伝えることができず、最終的に「昔でいう障害児学級みたいなものだよ。」と説明したことがあります。でもそうすると「この子たちは『障害児』ではないでしょう?昔はこんな子いっぱいクラスにいたのに…」などとまた一から堂々巡りの説明に疲れてしまいました。他にも、その必要性を感じていながら我が子を支援学級や支援学校にへ入れることをためらい、家族の理解も得られず、ひとり我が子や学校と向き合い続けてる方もいらっしゃるでしょう。私のように周りの反応にモヤモヤしてしまったり、凹むこともあるかもしれません。ですが、それぞれに考え抜いて出した結論に、自信を持って良いと思うのです。私たちの結論や期待に十分沿えることができる教育環境であって欲しいのはもちろん、通級・支援級・支援学校に対する正しい理解や認識が広まり、子どもたちが、そしてその親たちが何の引っかかりもなく当たり前の選択としてそれらを選べる社会であってほしいと思います。
2016年11月06日成長を実感する幸せも束の間、子どもの将来と向き合う時期となり…出典 : 子どもの就学先を決めるとき、みなさんはすぐに「ここだ!」と思える学校選び(学級選び)ができましたか?いいえ、と答える方が多いのではないでしょうか?溢れる情報の中、いっそのこと誰かに決めて欲しい!とすら、私は思っていました。私の息子は、幼稚園入園直前に発達障害の診断が下りました。年少から年中にかけては、とにかく幼稚園生活をスムーズに送らせることに、全神経を集中させていました。段々と成長していく姿は何よりも嬉しく、疲れやすい息子を必死にサポートしながら、日々を過ごしました。そういう意味で、年少から年中にかけては、「今現在の息子」の姿だけを見ることのできる、1番幸せな時期だったのかもしれません。誰かが4歳~5歳は、「発達障害のゴールデンエイジ」と呼んでいましたが、それほどまでに、子どもの成長が実感できる時期でもあったのです。そして年長になって、いつもの発達外来に行ったときに、担当医にこう言われました。「来年度は就学ですから、ゴールデンウィークあけに市の就学相談に行ってください。息子くんの就学についてどうするか、そろそろご両親で話し合いをしてくださいね。」私はこの言葉でハッとしました。これまでは「今現在の息子」の姿を見ていれば楽しかった毎日。しかし、年長になった途端「未来を考えて行動する」よう求められるのです。決断の重さを自覚するほど、決められないジレンマ出典 : 就学相談では、本人同伴で市役所の相談員と話をします。子どもは臨床心理士の先生と一緒に遊びながら、行動観察をされます。しかし、「この子はこういう特性がありそうだから、特別支援がいいですよね」「普通級で大丈夫だと思いますよ」などといった助言は一切されることはありません。決断は全面的に親に委ねられます。発達検査での数値もある程度は参考にされますが、数値だけではわからないような、本人の困り感というのがあります。私たち親にとって発達検査の数値は、就学の決定の参考に、あまりなりませんでした。発達外来の担当医も、療育の先生も、幼稚園の先生さえも、この件についてはあまりはっきりとしたアドバイスを下さいませんでした。「あくまでも決めるのは親御さんですから、私たちからはこうしたらいいとかは言えないんですよ…」というお答えがほとんど。おまけに、小学校の特別支援級を批判する声が、耳に入ってきました。私は、考えれば考えるほど頭がこんがらがってきました。息子にとっての人生の大きな決断を、自分だけに委ねられている状況。客観的な資料は無いに等しく、私の感覚と経験値だけで選ばなければならない辛さ。今まであんなにいろいろな人が助けてくれたのに、どうしてこの決断だけは自分ひとりに委ねられてしまうのか…。「いっそ、誰かが決めてくれたらいいのに…」私は、ついに就学について考えることが嫌になり、逃避状態になっていました。やっと行動する気になり、見学へ。そこで見た特別支援学級は…出典 : 特別支援級への通級になるかどうかは、うちの自治体では8月から審査が開始されます。ですから秋までには、親の希望を市のほうに提出して欲しいと言われます。ところが私は考えることを放棄し、9月になっても答えを出しませんでした。しまいには「このまま放置して、普通級でいいか」と思い始めていました。しかし私は、発達ナビに以前掲載された記事(下記、関連記事参照)をふっと思い出したのです。私は重い腰をあげ、入学予定の小学校に電話をかけ、特別支援級の見学を申し込みました。(残念ながら息子同伴は不可でした)これで納得がいかなければ、答えが出るだろうと思ったのです。授業見学当日は、教頭先生がわざわざ同伴してくださり、1クラスずつ支援の内容を説明しながら、案内してくださいました。授業後は、教頭先生と特別支援コーディネータの先生が面談の時間を取ってくださいました。見通しをたてた授業、刺激を一切排除したシンプルで静かな教室、教室の奥には囲いに囲われたクールダウンスペース、そして何よりも、子どもたちの楽しそうな様子に目が留まりました。教頭先生が教室にフラッと立ち寄るたび、子どもたち「先生今日ね、テスト頑張ったんだよ」「先生、明日のテストはここで受けてもいい?」と声をかけてくる様子が印象的でした。教頭先生は支援級にいる全ての生徒の名前を覚えていて、みんなが「教頭先生!教頭先生!」と慕っています。私はそのときに、自分の中に湧き上がってきた感想を忘れることができません。「自分も小学生の頃、この教室に通いたかった…!」決めるのは怖い。でも、親が「失敗を恐れない」ことで子どもの可能性につながることも出典 : 自分の中に湧き上がってきた感想が私の答えの全てでした。「まずは特別支援級の通級から始めてみよう」、私は授業見学から帰宅してすぐに、2回目の就学相談の予約を取りました。みなさんがもし、お子さんの就学先で特別支援級か普通級か?決定を委ねられて悩んだときには、まずは入学予定の小学校の特別支援級へ、見学に行ってみることをお勧めします。そしてもう1つ、私からお伝えしたいこと。特別支援級か普通級か選ぶことを、「子どもの人生を決めてしまう」という風に、プレッシャーに感じないで欲しいのです。子どもが普通級が良かったと言うのであれば、(息子の小学校に関しては)学期途中で普通級に転籍することは可能です。普通級が合わないと思うのであれば、次の学年から特別支援級を検討することもできます。子育てをしていると、節目節目で大きな決断を迫られることが沢山あります。けれども、それを選んだら、子どもの人生はもう後戻りできないわけではありません。大切なのは、上手くいかなかったとしても、次の一手を冷静に考える力を残しておくことです。だからどうか、自分が全ての手綱を握っているかのように悩まないでください。そのときの状況に応じて考え、決断を変えていく自由も、私たちにはあるのですから。
2016年10月20日付き添い登校でなんとか通っていた普通級。コーディネーターとの面談をする機会があり…出典 : 長男は小学2年生から特別支援学級に通っていますが、1年生のときは普通級でした。今回は、特別支援学級へ入級することになった経緯について、ご紹介したいと思います。入学式早々「学校、行かれへん!」となった長男。これでは不登校になってしまう!と、私が付き添いながら、ゆっくりと学校に慣れていきました。少し落ち着いてきた頃に、コーディネーターの先生から「1度面談しましょう」と声をかけてもらい、面談を実施。そこで言われたのは、「支援学級を受けてみてもいいのでは」というアドバイスでした。小学校入学を期に、長男の変化は家庭にも現れていました。まず、1人で祖父母宅に行きたがらなくなったのです。学校に行きにくいことと、祖父母の家へ行きたがらないことを、夫の両親に打ち明けると、それはショックだったようで、「母親が甘やかしているのがよくない」「いっそのこと引き取ろうか」という話まで出ました。不安になった私は、改めてコーディネーターの先生にもう1度面談をお願いしました。やはり「今は母親から引き離さないほうがいい」というアドバイスと、専門家から話をしてもらえばと、児童精神科の紹介を受けました。児童精神科で発達検査を受けることになった長男。そして…戸惑いを隠せなかった検査結果出典 : 私自身、子どもの心にいったい何が起こったのか知りたい、という気持ちもあり、児童精神科を受診することにしました。そこでは発達検査(WISC)を受けることに。しかし当時、何を言っても「いや!」と反抗的になっていた長男は、なかなか検査の質問に回答できません。全ての項目を終えるまでずいぶん時間がかかりました。後日、結果を聞きに行くと、「FIQなどの数値を正確に出すのは難しいが、おそらく60位だろう、発達障害であることは間違いない」と言われました。植物が大好きで、庭でいろいろ栽培の実験をするなど、探究心旺盛な毎日を過ごしていた長男。幼稚園でも特に指摘がなかったため、この結果をどのように捉えるか、正直ショックで戸惑いました。出典 : 先生に不安を打ち明け、今後のことについて相談しました。私「学校は1人で通えるようになりますか」先生「実年齢より数年遅れてると考えてください。幼稚園の子が1人で学校に通えますか。まずは特別支援学級に在籍することをお勧めします」私「以前はおとなしい子だったんですが、今は別人のように攻撃的になって、困惑しています」先生「他害などの問題行動は衝動性の現れです。カウンセリングを受けて治るというものではありません。療育で対応していくことになりますが、小学校低学年で受けられる施設はこの地域ではほとんどありません」希望するならば衝動性を抑える薬を出すことはきるが、まずは服薬無しでしばらく様子を見てはどうか?というのが医師の勧めでした。どう接していけばいいのでしょうかと尋ねると、教育大学の相談機関を紹介されました。診断書に書かれていた診断名は、自閉症スペクトラムおよび軽度知的障害でした。長男のために決断した「特別支援学級」への入級。準備に追われ、慌ただしく過ごす中…出典 : その後、特別支援学級への入級手続きを進めることにしました。検査結果には戸惑いましたが、コーディネーターの先生からのアドバイスや診断結果を受け、長男のためにはその方がいい、と判断したからです。手続きのためには、市のセンターで発達検査(K式)を受ける必要がありました。予約すると2ケ月待ち、その頃はちょうど夏休みでした。長男は嫌がりましたが、「検査が嫌な気持ちはわかるけど、学校生活を考える上でとても重要だから…」と丁寧に説明し、なんとか連れていきました。その結果、療育手帳を取得することに。長男の状況を夫の両親に伝える時は、できるだけ夫から説明してもらい、また、顔を見せる機会を増やすなど、できるだけギクシャク感を減らしていきました。子どもに診断が出ていることをどう伝えるかは、今も手探りです。ひとまず、より長男に合った教育を受けるため、という方向で説明しました。希望は捨てなくていい。診断名に惑わされず、子どもの資質を活かす方法を探して出典 : こうして私は、夏休みの間に心身を休ませ、頭を整理することができました。その後は腹を据え、書字、体育、そうじ、給食など、長男のつまづきに1つひとつ対応していきました。この頃から、発達障害関係の本やサイトを少しずつ見るようになりました。家では長男と本気で遊びました。身体づくりと関係づくりの両方を狙ってでしたが、ボール投げなど体を動かして遊ぶことは、私自身の心を落ち着ける上でも良かったと思います。遊んでいる間は、子どものことでガミガミ言うことを忘れます。長男も、登校の覚悟を決めるまで時間はかかるものの、布団から出られない、ということはなくなりました。それと同時に、長男のココロとカラダの個性もくっきり見えてきました。一見「退行」に見える現象も、長男自身の生き伸びる力の発露だったのかもしれません。悩みつつ、面白がりつつ。2年生からは支援級の先生も巻き込んで、社会の中で、長男の資質を生かし、いきいきと過ごす方法を一緒に探求しています。
2016年09月27日特別支援学校とは出典 : 特別支援学校とは、心身に障害のある児童・生徒が通う学校で、幼稚部・小学部・中学部・高等部があります。基本的には幼稚園、小学校、中学校又は高等学校に準じた教育を行っていますが、それに加えて障害のある児童・生徒の自立を促すために必要な教育を受けることができるのが大きな特徴です。学校教育法第72条では、特別支援学校の目的は以下のように定められています。視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者(身体虚弱者を含む。)に対して、幼稚園、小学校、中学校又は高等学校に準ずる教育を施すとともに、障害による学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けること特別支援学校は、2007年までは「ろう学校」「盲学校」「養護学校」と区分されていました。ですが、2007年の法改正により、これらすべてが「特別支援学校」へと一本化されました。こうした経緯もあり、学校名の末尾が「ろう学校」「盲学校」「養護学校」となっている学校も多くありますが、これらは現在すべて特別支援学校に含まれます。この法改正は、特別支援学校が複数の障害がある子どもの教育ニーズに応えること、近隣の小・中学校に在籍する子どもの指導・支援にも積極的にかかわるセンター的機能を担うことを目的としてなされました。また、2015年の文部科学省の調査によると、特別支援学校の数は全国で1096校、在籍している幼児・児童・生徒の数は135,617人(幼児・児童・生徒全体に対する割合は0.9%)で、その数は増加傾向にあります。文部科学省特別支援教育資料(平成26年度)【第1部集計編】特別支援学校の対象出典 : 特別支援学校の支援対象となる障害の程度は以下の通りです。これは就学基準と呼ばれ、学校教育法によって定められているものです。以前までは子どもの障害の程度がこの就学基準に該当していれば、原則は特別支援学校に入学することとされていました。ですが現在は、就学基準に該当していても就学先が特別支援学校に限られることはなく、その他の進学先も検討することができます(後述する、「特別支援学校への入り方・相談方法」も参照してください。障害の程度が就学基準に達しない子どもについては、特別支援学級・通級による指導を受けるか、通常の学級に在籍して支援を受けることになります。両眼の視力がおおむね0.3未満の方、または視力以外の視機能障害が高度の方のうち、拡大鏡等の使用によっても通常の文字、図形等の視覚による認識が不可能又は著しく困難な程度の方両耳の聴力レベルがおおむね60デシベル以上の方のうち、補聴器等の使用によっても通常の話声を解することが不可能、または著しく困難な程度の方①知的発達の遅滞があり、他人との意思疎通が困難で日常生活を営むのに頻繁に援助を必要とする程度の方②知的発達の遅滞の程度が、①に掲げる程度に達しない方のうち、社会生活への適応が著しく困難な方①肢体不自由の状態が、補装具の使用によっても歩行、筆記などの日常生活における基本的な動作が不可能または困難な程度の方②肢体不自由の状態が、①に掲げる程度に達しない方のうち、常時の医的観察指導を必要とする程度の方①慢性の呼吸器疾患、腎臓疾患および神経疾患、悪性新生物その他の疾患の状態が、継続して医療または生活規制を必要とする程度の方②身体虚弱の状態が、継続して生活規制を必要とする程度の方文部科学省障害のある児童生徒の就学先決定について特別支援学校の教育環境出典 : 特別支援学校では、障害のある子どもたちが学習しやすいような環境やシステムが整えられています。また、通常学級の子どもたちと触れ合える機会が設けられるような配慮もされています。1クラス当たりの人数は平均で3人であり、少人数教育が行われています。特別支援学校の教員は、通常の教員免許に加えて特別支援学校の教員免許を持っています。様々な障害について基礎的な理解があり、また特定の障害について専門性を持った教員が子どもの指導にあたります。交流及び共同学習とは、障害のある人と障害のない人が互いに理解を深め、尊重し合える社会をつくるために、障害のある子どもたちと障害のない子どもたち、地域社会の人たちとがふれ合い、共に活動する機会を設ける活動をいいます。小・中学校、高等学校や特別支援学校の学習指導要領などにはこの交流及び共同学習を積極的に推進するよう示されています。例えば、小学校と特別支援学校の間での交流会が行われたり、特別支援学校の生徒が小学校の音楽・図画工作の授業や給食、昼休みや遠足などの学校行事に参加したりするなどの取り組みが行われています。また、地域社会の人たちとの間では、文化祭などの学校行事に地域の人たちを招いたり、地域での行事やボランティア活動に特別支援学校の子どもたちが参加したりするなど、地域や学校ごとに様々な工夫がされています。文部科学省交流及び共同学習ガイド障害の状態が重度であったり、もしくは重複していて特別支援学校に通学して教育を受けることが困難な子どもに対しては、特別支援学校の教員が家庭、児童福祉施設、医療機関等を訪問して教育を行っています。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(4)訪問教育における指導特別支援学校には、日常的に医療的ケアを必要としている子どもが多く在籍しています。医療的ケアは看護師などが行うことが原則ではありますが、保護者の同意や医療関係者による適切な管理など、一定の条件が満たされていれば、特別支援学校において教員がたんの吸引、経管栄養(胃ろう・腸ろう)、自己導尿の補助を実施することができるようになりました。これによって、医療的ケアの必要性から特別支援学校に通うことができなかった子どもも、特別支援学校への通学が可能になりました。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(3)医療的なケアを必要とする子どもへの対応具体的な教育内容出典 : 以上のような特別支援学校の特徴を踏まえて、具体的にどのような内容の教育が受けられるのかを詳しく見ていきましょう。特別支援学校では独自の学習指導要領が定められており、それに従った指導が行われます。特別支援学校の大きな魅力のひとつに、子どもの障害や発達の度合いに合わせたきめ細やかな指導がうけられることがあります。具体的な例として、「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」の立案・実行、自立活動、教科書についての配慮をご紹介します。■「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」の立案・実行「個別の指導計画」とは、障害のある子どもに指導を行うためのきめ細かい計画です。子どもの一人ひとりの教育的ニーズに対応して、指導目標や指導内容・方法を盛り込んであります。単元や学期、学年等ごとに作成され、それに基づいた指導が行われます。特に、後述する「自立活動」の指導は、この計画に基づいた内容になっています。「個別の教育支援計画」とは、他機関との連携を図るための計画をいいます。乳幼児期から学校卒業後までの一貫した長期的な計画である点が「個別の指導計画」との違いです。学校が中心となって作成しますが、教育・福祉・医療・労働などの関係機関と連携し、保護者の意見を聴くことなども求められています。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(4)個別の指導計画と個別の教育支援計画■自立活動自立活動とは、障害による学習上または生活上の困難を改善・克服するための指導を行うための時間です。「個別の指導計画」に基づいて子ども一人ひとりにあった指導目標が設定され、その目標を達成するような指導が行われます。例えば、身体の動きに困難のある子どもに対してはそれを改善するための指導が、コミュニケーションに不安のある子どもに対してはそれを支援するための指導が自立活動の時間に行われます。具体的な内容は子ども一人ひとりに合わせたものになっています。文部科学省特別支援学校学習指導要領解説自立活動編■教科書についての配慮特別支援学校では、小学校、中学校、高等学校と同じ教科書のほか、子どもの障害の状態に合わせて作成された教科書などが使われています。文部科学省が作成している教科書には、視覚障害者用の点字教科書、聴覚障害者用の言語指導や音楽の教科書、知的障害者用の国語、算数、音楽の教科書があります。また、これらの教科書以外でも、必要であれば他の教科書で学習することができます。例えば、知的障害のある子どもが、下学年の教科書を使って学習することも可能です。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(5)教科書子どもの障害や年齢によって、特別支援学校で行われる教育の内容は異なります。例えば、高等部では就職に向けての支援として、様々な職業訓練が行われているのが特徴的です。■視覚障害小・中学部では、小・中学校と同じ教科などを視覚障害に配慮しながら指導がされます。目が見えない子どもたちへは、よく触って物の形や大きさなどを理解したり、音やにおいなども手がかりとして周りの様子を予測したり確かめたりする学習や、点字の読み書きなどの学習をします。また、白杖を使って歩く力やコンピュータなどで様々な情報を得る力を身に付けるための学習も行っています。弱視の子どもたちには、ものの見える状態や程度に合わせて対象を拡大したり、白黒反転したりした教材を用意して学習します。高等部では、普通科での教育に加えて、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、理学療法士などの国家資格の取得を目指した職業教育を行っています。■聴覚障害小・中学部では、小・中学校に準じた教科学習を行うとともに、書き言葉の習得や抽象的な言葉の理解を目指します。さらに、発達段階に応じて指文字や手話を活用するなど、自立活動の指導にも力が注がれています。高等部では、普通科のほかに産業工芸や機械、印刷、被服、情報デザイン等の多様な職業学科が設置されています。最近では、聴覚障害者・視覚障害者の方を対象とした国立大学である筑波技術大学などへの進学を目指す生徒や、理容師、歯科技工士、調理師などの資格を取得して職業の自立を達成する生徒もいます。■知的障害一人ひとりの言語面、運動面、知識面などの発達の状態や社会性などを十分把握した上で、生活に役立つ内容を実際の体験を重視しながら、少人数の集団での学習を行います。小学部では、基本的な生活習慣や日常生活に必要な言葉の指導などが行われます。中学部ではそれらを発展させ、集団生活や円滑な対人関係、職業生活についての基礎的な事柄の指導などが行われています。高等部においては、家庭生活、職業生活、社会生活に必要な知識、技能、態度などについての学習が中心になります。それに加えて、木工、農園芸、食品加工、ビルクリーニングなどの作業学習を実施し、特に職業教育の充実が図られています。■肢体不自由子ども一人ひとりの障害の状態や、発達段階を十分に把握した上で、小学校、中学校、高等学校に準じた学習を行っています。それに加えて自立活動に力を入れており、身体の動きの改善を図ることやコミュニケーションの力を育てる指導などを行っています。また、病院で機能訓練を行う子どもやたんの吸引などの医療的ケアを必要とする子どもが多いことから、医療との連携を大切にした教育が進めてられています。高等部では、進路指導が重視しされています。企業や社会福祉施設と連携し、卒業後の生活を具体的に体験できるような実習が積極的に取り入れられています。最近は福祉施設への入所が多くなっていますが、企業に就職したり大学に進学したりする生徒もいます。■病弱小学校、中学校、高等学校とほぼ同じ教科学習が行われます。また、必要に応じて入院前の学校の教科書を使用して指導しています。また、自立活動の時間では、身体面の健康維持だけでなく、病気への不安感や自信の喪失などに対するメンタル面での健康維持のための学習を行っています。治療等で学習に空白がある場合は、グループ学習や個別指導による授業が行われます。病気との関係で長時間の学習が困難な子どもについては、学習時間を短くするなどして柔軟に学習できるような配慮がされています。文部科学省特別支援教育について(4)それぞれの障害に配慮した教育発達障害のある子は特別支援学校に入学できるの?出典 : 発達障害のある子どもに関してですが、知的障害の診断がなくても、就学相談の結果によっては特別支援学校への入学は可能です。秋田大学によるアンケート調査によると、回答のあった313校の特別支援学校のうち45.0%である141校に発達障害のある子どもが在籍していました。同研究によると、特別支援学校における発達障害のある子どもへの支援として、個別の対応による丁寧な対応や、ソーシャル・スキル・トレーニングを活用した支援などが行われています。一方で、特別支援学校での発達障害のある子どもに対する教育については、子どもの障害の特性に合わせた教育内容の編成の必要性や、教員の人員不足などが課題となっています。熊地需・佐藤圭吾・斎藤孝・武田篤「特別支援学校に在籍する知的発達に遅れのない発達障害児の現状と課題―全国知的障害特別支援学校のアンケート調査から―」特別支援学校と、特別支援学級・通級との違いは?出典 : 義務教育が始まる小学校入学の前に、お子さんをどの教育環境で育てるか迷う保護者の方は多いと思います。障害のある子どもの教育環境として、通常学級・通級・特別支援学級・特別支援学校の4つがあります。それぞれの対象となる障害の程度に明確な基準はありませんが、一般的に通級・特別支援学級・特別支援学校の順に障害への支援量は大きくなります。そのため、障害が軽度の場合は通級、より専門性の高い支援が必要な場合、特別支援学級や特別支援学校を検討する場合が多いと言えます。Upload By 発達障害のキホン通級とは、通常学級の学校に籍を置いて、通級指導の時間のみ通級指導教室に通って支援を受けるという制度です。子どもが在籍する学校に通級指導教室が無い場合は、通級指導教室がある他の学校に通って通級始動を受ける場合もあります。また、担任は通常学級の先生が受け持ちます。Upload By 発達障害のキホン特別支援学級に通う場合は、特別支援学級が設置されている学校に籍を置きます。基本的に特別支援学級で授業を受けますが、体育や図画工作、給食の時間は通常学級の子どもたちと過ごすこともあります。担任は特別支援学級の先生が受け持ちます。Upload By 発達障害のキホン特別支援学校に通う場合は、通学する特別支援学校に籍をおきます。また、通級・特別支援学級は通常の教員免許のみでも受け持つことができますが、特別支援学校の教員は通常の教員免許に加え、特別支援学校の教員免許を取得しています。通級・特別支援学級・特別支援学校のメリット・デメリット教育システムの違いから、通級・特別支援学級・特別支援学校それぞれにメリット・デメリットがあります。お子さんの学校選びの参考にしてみてください。■通級・通常学級での子どもとコミュニケーションをとる機会が比較的多い・学習面で通常学級の授業が受けられる・必要なフォローを受けられる・通常学級から離れる時間が気分転換になることもある■特別支援学級・給食の時間や昼休みなどは通常学級での子どもとのコミュニケーションなどの経験ができる・発達の程度に準じたカリキュラムで指導を受けられる・学校と相談しながら通常学級との行き来ができるようにもなる■特別支援学校・個々人の障害の程度に合わせたカリキュラムで、専門性を持った先生からきめ細かい指導が受けられる・高等部では職業教育が受けられる■通級・特別支援学級・在籍基準があいまい・すべての学校に通級指導教室や特別支援学級があるわけではない・高校では通級制度はまだ整えられておらず、特別支援学級も設置されていないのが現状(ただし、2018年度から高校でも通級指導を始めるよう文部科学省が準備を進めている)・学級数や受け入れ可能人数などに地域差が大きい・通常学級との行き来がお子さんのストレスになることもある■特別支援学校・通常学級の子ども、同世代の子どもと触れあう機会が少ない・転学・転校は可能だが手続きが必要・障害の程度によっては入学できない可能性がある・特別支援学校高等部を卒業しても、通常の高卒資格は得られない(ただし大学入学資格を得ることはできる)・地域差、学校差がある特別支援学校への入り方・相談方法出典 : 小学校へ入学するまでの流れは以下のようになっています(あくまで一例ですので、詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください)。■年中期~6月ごろ:情報収集お住まいの市区町村の教育委員会に問い合わせたり、ホームページを参照して、地域にある特別支援学校や、小学校の特別支援学級の有無などについて情報を集めましょう。また4月から6月ごろにかけて、教育委員会が幼稚園や保育園、発達支援センターや療育センターに「個人調査票」「就学に関する調査票」の作成を依頼します。通常の学級・学校に就学することに不安があると思われるお子さんについて、園やセンターは保護者の了承を得て調査票を作成します。そして該当のお子さんをもつ保護者向けに、教育委員会が就学についての説明会を行います。説明会では小学校全体および各種学級、特別支援学校ではどのような支援が行われているのか、就学指導・就学相談の流れ、手続きの方法などがアナウンスされます。ただし、私立や認可を受けていない保育園や幼稚園は教育委員会の管轄外なのでこういった情報が回ってこない可能性があります。その場合はご自身で市区町村の教育委員会に問い合わせをして、就学相談を受けることをおすすめします。■7~9月ごろ:就学相談園やセンターの調査票がなくても、市区町村の教育委員会へ連絡すれば就学相談を受けることができます。就学相談では、専門の就学相談員と保護者との面談(複数回のこともあります)を通して子どもにとって最適な就学先を決めます。子どもの状態を把握するための検査が行われたり、相談員がお子さんの在籍園・在籍校に赴いてお子さんの様子を確認することがあります。障害の状態、障害に基づく教育的ニーズ、保護者・専門家の意見、学校や地域の状況などを考慮して、就学指導委員会がお子さんにとって良いと思われる就学先を決定します。この決定に保護者の方が同意をすれば就学先が決定します。もし同意できない場合はその旨を教育委員会に申し立て、再度就学相談を受けることもできます。最終的には保護者の方の意向が尊重されます。就学相談では、子どもの状態を正確にしっかりと伝えることが大切です。医療機関で受けた診断書や療育手帳などがあれば持参することをおすすめします。臨床心理士による子育てのヒント|発達の気になるお子さんに発達障害就学指導・就学相談について■10~11月:就学時健康診断と小学校の選択就学時健康診断とは、小学校に入学する前に行われる健康診断のことであり、身体検査に加えて発達検査、知能検査等があります。お子さんの障害や発達の遅れについて、この健康診断によって初めて気づく場合があります。特別支援学校の対象で示した就学基準にお子さんが当てはまると思われる場合、就学相談・就学指導を受けることを教育委員会からすすめられます。就学基準に当てはまると必ず特別支援学校に入学しなければいけないわけではありません。就学基準に該当していても、学校教育法に定められている認定就学者(就学基準に該当する児童生徒で市町村の教育委員会が小・中学校において適切な教育を受けることができる特別の事情があると認める者)として小・中学校に入学、通級や特別支援学級に在籍するという選択肢もあります。出典 : 小学校は通常の学校に通っていたお子さんのなかには、実際にはもっと専門性の高い支援が必要であった場合などもあり、中学校や高校からは特別支援学校に通うということもあります。小学校から特別支援学校や特別支援学級で教育を受けていたお子さんが、特別支援学校の中学部に進学する場合、同じ学区域内であれば、小学校と中学校の先生、特別支援教育コーディネーターを通して教育内容が引き継がれます(特別支援教育コーディネーターとは、保護者からの相談の対応や福祉機関などの関係機関との連携・調査を行う教職員のことです)。お子さんが不安なく充実した学校生活を送れるように、お子さん本人の意思も尊重しながらよく話し合うことが大切です。進路に迷った時は、スクールカウンセラーや学校の先生、特別支援教育コーディネーターやかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。まとめ出典 : お子さんの教育環境に悩まれている保護者の方はたくさんいらっしゃいます。大切なのは、お子さんが不安なく、のびのびと学校生活を送ることです。お子さんの性格や障害・発達の度合いにもよりますが、特別支援学校の良い点・悪い点を把握したうえでひとつの選択肢として考えることは、十分価値のあることでしょう。学校によっては見学会や説明会を行っているところもあります。また、文化祭などのイベントに行くことでも雰囲気や様子をつかむことができます。うちは中学から支援学校でお世話になりました。学校見学会には何度も行きましたし、文化祭にも行きました。夫と見学会に参加した時、うちの息子と似たようなタイプのお子さんがいて、その子がニコニコ顔で作業をしているのを見ました。そのまま息子が重なり、息子が笑顔でいる姿がすぐに想像できました。カンでしかないですが、そのカンを信じて、我が子を入学を決めました。今でもそのことは良かった、と思います。中高6年間で伸ばしていただきました。特別支援学校か、地域の学校か、ではなく「我が子が笑顔でいられる場所はどこか」で考えてみてください。ひとりで悩まずに、お子さんと学校へ見学に行ったり、周りの学校の先生やお医者さんなどに相談しながら、お子さんにとって最善の教育環境を考えてみると良いのではないでしょうか。文部科学省特別支援教育について文部科学省特別支援教育の推進のための学校教育法等の一部改正について(通知)
2016年07月20日健全な凸凹男子の長男。「やって」と言われたことを素直にやってくれるのなら、こんなに苦労はしません。そんな好奇心旺盛で集中力に偏りがあり、興味のあることにはエネルギーを全力投入する彼には、・本人の興味、関心に合わせる・できるだけ楽しく、負担の少ない方法にする・合理的にメリットを説明するなどで、受け容れやすいアイデアをあの手この手で提案しています。それでも息子のほうが一枚上手で、一瞬で母の努力が水の泡になり上手くいかなかったことは数知れず。でも、そんな試行錯誤の過程も、結構楽しいと思えるようになりました。今回は、そんな大失敗のアイデアの一部と、どうしたらめげずに支援ツール作りを続けていけるかのコツをお伝えします。「漢字が覚えられない」長男、あの手この手でやってみるも…出典 : 漢字を「書いて覚える」が苦手な長男は、漢字書き取りでどれだけノートに書いても、頭に入りません。こういったお子さんには、書く以外の方法でアプローチを試してみるといいようです。例えば・・・・モールやブロック、粘土などで、立体的に作ってみる・パーツに分解した漢字カルタや、漢字の足し算など、パズル的にやってみる・漢字の成り立ち(象形文字)や部首の意味などを、絵や動画で理解するなどなど、いろんな方法が考えられます。あるとき漢字の再テストが続き、うんざり気味で意気消沈している長男を見て、なんとかしてあげたい親心。そこで早速、100円shopでカラー粘土を買って来て「これで、漢字作ってみたらいいかもよ?」と、そっと置いておきました。すると、長男が楽しそうに粘土をこねて文字を作りはじめ、「しめしめ。食いついたな」とほくそ笑み、離れたキッチンから見守る母。「かあちゃん!見て!超うまくできた!」自信に溢れて、得意そうな長男。やった!どれどれ?と、見に行くと…Upload By 楽々かあさんコレですよ、コレ。親の心子知らず。元気に小学生男子の王道を歩んでいます。参考「新版あわせ漢字ビンゴゲーム 1」(太郎次郎社エディタス)参考「読み書きが苦手な子どもへの〈漢字〉支援ワーク 1~3年編 」著・村井 敏宏(明治図書出版)参考・もりの学校HP「漢字の成り立ち」動画移動教室の困りに「行動表」を作成!ところが…出典 : 支援級に移ってから、支援級→交流級→実技系の教室など、移動教室がとても多くなった長男。あるとき教室を間違えてしまい、他のクラスの子達に笑われて悔しかったのだそう。よっしゃ!かあちゃんがひと肌脱いであげよう!先の見通しをつけて行動するのが苦手な子や、予定変更が苦手な子には「行動表」を作ってあげるといいようです。作るポイントは・・・・始まりから終わりまでの流れを、簡潔に順番に書く・ゴール(終了時刻や、何をしたら終わりか)を教える・もし、予定どおりに行かない場合は、どうすればいいかを書くなどの工夫で、落ち着いて行動できると思います。うちでは過去、運動会の「本人用プログラム」や、家族旅行の「しおり」などでも同様の「行動表」を作って、うまくいっていました。そこで、今回も学校用の「行動表」で落ち着いて行動できるように、サポートしようと思い立った母。・小学生は係活動、図書館で本の返却などもあるため、時間割だけでなく、朝/昼/放課後の予定も書ける・天気の変化に弱いので、その日の天気予報と最高気温/最低気温も書いて心の準備ができるように・「(前日水筒を持ち帰り忘れた時)古いお茶は飲まないでね」など、母からの伝言メモ欄も…と、工夫を凝らしたフォーマットを作り、連絡帳を元に母が書いたものを朝、担任の先生にチェックして頂くという連携体制もバッチリ整えています。無くさないよう行動表には携帯ストラップの紐もつけ、首から下げられるようにしました。ところが、導入数日後から「行動表」を持ち帰らない長男。理由を聴くと、衝撃の一言。「な・く・し・た」…んだそうです。はあ〜。おそらく、首にかけるのが煩わしかったのでしょう。良いアイデアでも、「本人の使い勝手が良くないと、定着しない」という教訓です。Upload By 楽々かあさん苦肉の策。あのひみつ道具を実際にやってみた!4年生の通常学級の時。長男のクラスでは、1年間百人一首の暗唱に取り組んでいました。ところが、3学期になっても一首も暗記できていないのは長男だけ。先生からは「せめて一首だけでもいいので、がんばって下さい」とのお願いが。そんなこと言われてもね。私もこれまで、できることは全部やってみたんですよ。CD付きの百人一首一式を買って一緒にやってみたり、学習マンガで楽しく内容を理解させてみたり。身近な例で面白おかしく例えてみても、それでも1年間できなかったんですから…。良いアイデアが、なんッッッ!!にも思いつかないときは、片っ端から参考になりそうなものをとりあえず丸パクりでもいいので、実際にやってみることも大事です。そうやっているうちに、うちの子に合った支援のコツを掴んでくるので「アタリ」が増えていきます。そんな訳で、万策尽きて心折れそうな母はついに、苦肉の策に手を出してしまいました。暗唱テストのある日の朝食。もう、私にできるのはこれくらいしか思いつかないのです…ジャーン!「暗記パン!!」Upload By 楽々かあさん母「どう?」長男「うん、フツーにうまいよ。もぐもぐ」母「覚えた?」長男「別に」…で・す・よ・ね~(笑)時には「ムリなものはムリ!」とスッパリ諦めることも必要です。そして、支援がなかなかうまくいかない時には、本人の話をじっくり聴いてみることが解決への糸口になります。そこで、長男本人に「どんなことなら覚えられそう?」と聞いたところ、明解な答えが。「おれが覚えられるのは、興味のあることと、サバイバルに必要なことと、うまいもの情報。それから、母ちゃんがイヤがりそうなコトだけ!脳みそのメモリ容量は限られているんだから、百人一首は入る場所がないよ」…とのこと(笑)がんばっても興味の持てないことは入力自体ができないように、長男の脳はとても合理的にできているのかもしれません。そして、健全な凸凹男子は母のイヤがりそうなことだけは、本当によく覚えていて、毎日有言実行できるのです。参考「ドラえもんの国語おもしろ攻略 百人一首で楽しもう (ドラえもんの学習シリーズ)」著・藤子F不二雄、監修・浜学園(小学館)それでもめげずに「支援ツール」を作り続けられるコツは…?出典 : こんな調子で、毎日試行錯誤し、失敗も多い私の「アイデア支援ツール」ですが、「長男という巨大な壁」を前に、それでもめげずに作り続けられるコツは…・努力や失敗の過程を、子どもと一緒に楽しむ・子どもの小さな進歩に目を向けるということです。物事を部分で見てしまうと結果に左右されて、期待どおりに動かない子どもに腹が立ってしまいます。今までの経過や、その子の人生経験の一部として、全体的に見ながら子どもの小さな進歩に気が付くようになると、「失敗か成功か」は些細なことになって、支援する過程自体を楽しめるようになっていきます。私は、1つひとつの支援アイデアが有効だったかよりも、子どもが困っている時に親が気持ちに寄り添い、一緒に考え応援している姿を見せ続けていくことのほうが、大事だと考えています。例えば、うちの子達も大好きなマンガ「ドラえもん」を思い出してみると…「ドラえもん」の道具は、できないことの多いのび太君の問題を、必ずしも全て解決してくれる訳ではなく、時に調子に乗って悪用され、時に甘やかし、時に大失敗して、一緒に痛い目に遭うこともありますよね。それでも、「ドラえもん」が側にいてくれる、困った時にはいつでも助けてくれる、という安心感がのび太君の心の安定と、困難さに挑戦し立ち向かう意欲、楽天的に物事を捉えられる大らかさなど、「生きる力」そのものを伸ばしているように思えます。私もそんな、いつも子どものそばで一緒に歩んでいける、「ドラえもん」ならぬ、「ママえもん」であり続けたいな、と思っています。Upload By 楽々かあさん参考書籍・著書「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」
2016年07月18日3月13日、Apple Store銀座にて、「Teacher’s Night:iPadが変える学び『コラボレーションと問題解決』」と題されたイベントが開催された。本イベントでは、筑波大学附属桐が丘特別支援学校の生徒向けに、筑波大学情報科学類の学生が開発したiPadアプリを紹介しつつ、学生、児童生徒と先生が共同開発をはじめた想いや歩み、今後の取り組みについてなどが語られた。イベントにはまず、筑波大学附属桐が丘特別支援学校の白石利夫教諭が登壇。桐が丘特別支援学校でどのようにiPadが利用されているかの説明があった。肢体不自由のある生徒にとっては、教科書のページを捲る、文字を書く、荷物を運ぶといったがことが困難であることが多いのだが、iPadを使うことで、そういった局面での問題を解決できるのである。生徒達の学習や生活の幅を広げるのに一役買っているというわけだ。白石教諭がiPadの導入について、持ち運びのしやすさ、すぐに起動して使えるという手軽さ、ユーザーインターフェースのデザインが統一されているので、シンプルで直感的に操作できる点、セキュリティ面での信頼性、そして、さまざまな障碍に対応するアクセシビリティが豊富に備わっているという5つのメリットを指摘したのち、特別支援学校の生徒が登壇。iPad使用前の困難な点と使用後の変化を解説してくれた。生徒は教科書とプリントを同時に使う授業では、教科書を押さえながらプリントに書き込むという作業が難しいことを最初に挙げた。これがiPadに教科書を取り込むことで、簡単にページ送りが可能になったという。続いて、Apple TVを使ってAirPlay経由で液晶ディスプレイにiPadのノートを見せられるようになったので、積極的な発言ができるようになったと打ち明けた。学習意欲の向上にもiPadは貢献しているようだ。また、プレゼンしてくれた生徒の場合、疲労を軽減するために、一日のうちに、何度か横になる必要があるとのことだったが、これもiPadのおかげで、横臥した状態でも教科書を読んだり、板書したりといったことができるようになったと報告してくれた。しかしながら、アプリを利用する上で問題が二点あったと訴える。一つは、一般的なアプリでは、ボタンやキーが小さかったり近付きあいすぎたりして、押し間違えることが多くなるという点。二つ目は、文字の拡大に際して、長押しでルーペを表示させるの操作が難しいという点だ。こういった問題を解決するために、筑波大学情報科学類の学生との協同作業がスタートしたのである。ここで、筑波大学情報科学類の櫻井鉄也教授が登壇。大学についての簡単な説明のち、今回の共同開発がスタートした経緯を述べた。80年代にMacintosh Plusを購入し、アルゴリズムの記述や計算ができる「MathGUIde」というアプリを開発した経験もあるとのことだったが、ここ数年はiPadアプリの開発にも携わっており、そんな中で、白石教諭からコンタクトがあったと、その時の状況を櫻井教授は振り返る。これを受け、白石教諭は、桐が丘の生徒はiPadで文字を入力することはできるが、分数などの数式を書くのが厳しいということがあるので、入力しやすくルールが複雑でないツールはないかとリサーチを続けていたと、述懐した。そこで筑波大学の学生が公開している動画を見つけたのがコラボレーションのきっかけになった、と白石教諭。共同開発の展開に関しては、筑波大学情報科学類の学生が案内。「COINS-Project」という計画を立て、肢体不自由者向けのアプリ開発を行う「COINS-Project AID」、筑波大学の公式アプリ「iTsukuba」の開発、学内向けのプログラミングの勉強会などの実施など、活動を詳説した。COINS-Project AIDにおいては、桐が丘の生徒のアイディアや筑波大学の学生の閃きからアプリを開発、その後、実際に桐が丘の生徒にアプリを使用してもらい、彼らからのフィードバックを得、機能を改善というサイクルを経て、適当なタイミングでApp Storeに公開するというプロセスを踏んでいるそうだ。その中で生まれた「iPolyFactor」という因数分解を解くためのアプリを紹介。最初のバージョンでは、ボタンのミスタッチが多い、操作部と表示部が左右に分かれているので、利き腕によっては上手く使えないといった問題が出てきたのだが、ボタンの大きさを可変に、操作部と表示部を入れ替えられるようにするという機能が追加された。このように相互の対話があった上で、作業は進められていく。続けて「Planner」と命名されたスケジュール管理アプリを紹介。スケジュールの管理と書字が苦手という桐が丘の生徒は、このアプリを使うようになってからの劇的な変化について触れた。生徒は、書字に時間がかかるので、これまで予定表を作るのは母親に作成を依頼し、学習が終わったら、その表のマスを塗りつぶしてもらうという作業を繰り返していたと話す。苦手な科目はやらない、など、勉強する教科は偏ってしまいがちだが、予定表を作ることで、やらなければならないことの整理がしやすくなると生徒は省察する。「Planner」では、現在の進捗状況を一瞥しただけで分かるようにでき、簡単な操作のみで計画表を作成、入力できるようになっているが、これも生徒が使用していたものに似せてUIをデザインし、マスの数とタイトルを決めるだけで表が構成できるようにしたと、フィードバックから仕様が決まっていったことを強調した。生徒は、これまで出来なかったことが出来るようになったと喜びをあらわし、さらに、今まで自分で出来ることも他者に頼んでいたところがあったと反省しつつ、自分で出来ることは自分でやるようになったと、前向きな気持ちを伝えた。iPadとアプリを使うことで、勉強が捗るようになっただけではなく、人間的な成長にも繋がっているということには感銘を禁じえない。イベントの締めくくりに、この三年間の取り組みに関して、感じたもの得られたもののヒアリングが。コラボレーションの効果として、学習上の課題を克服することで、生徒全体の学習能力がアップしたことが挙げられ、適切なコンテンツにより、さまざまな問題を解決できるiPadの素晴らしさを感じ取ることができたこと、ICTと人材が組み合わさることで、障碍を克服する新しい手段を獲得できるようになるといったことが指摘された。しかしながら、全ての問題が片付いたというわけではない。桐が丘の生徒からは、文字入力や音声認機能への要望が寄せられた。ソフトウェアキーボードでは、画面の半分が隠れ、作業スペースが狭くなってしまうという現象が起こる。外部キーボードを使うにも、そもそも彼らにとっては、運ぶのが一苦労で、導入にも躊躇いを覚えるのだ。作業スペースへの不満は実感として非常によく分かる。自分が書いたものを一瞬で全て把握できないのはかなりのストレスであるのに違いない。これに対して、iPhoneをiPadのキーボードとして使えないかというアイディアが提出された。着想として面白いだけでなく、実用性も高そうなので、アクセシビリティの機能向上として、iOS側で是非取り入れていただきたいところだ。また、構音障碍のある生徒からは、Siriの認識率を上げてほしいというリクエストが寄せられた。生徒は、「Siriは、本当は私たちにこそ必要な機能」と力説したが、これも間違いなくその通りである。肢体不自由がある場合、体の可動域に大きな制約があり、たとえそれがiPadのような使いやすいデバイスだったとしても、支援ツールなくしては道具として利用できないこともあるからだ。最後に、印象に残った筑波大学の学生のコメントを紹介しよう。学生は「今回のコラボレーションを通じて、大学で学んだことが実際に人の役に立っていると実感を得ることができ、それらがプログラミングを続けるモチベーションになったし、ただ意見を貰ってアプリの開発にあたるのではなく、そこから本当に必要な技術とは何かを考えるようになった」と述告したが、これは、障碍者支援のあるべき形を端的に言い表しているように感じられた。続けて「一般の企業には出来ないような局所的なニーズに応えていきたい」と意気込んだが、この発言は高く評価してしかるべきである。マーケットの論理が支配的な世界においては、金にならなければやらないし、コストが高くつきすぎれば研究の支援はできない、となるのが当たり前だが、彼らは学術機関としての大学の責務をきっちり果たそうとしているからだ。最高学府としてあるべき姿とは何かということを筑波大学と学生達はしっかりと理解している。障碍者向けの支援ツールは、往々にして世代が変わるとボタンなどの配置が変更されてしまい、一から使い方を覚え直さなければならないが、iPadならそれはない。開発に携わった学生が卒業してプロジェクトを離れてしまったとしても、コラボレーションは問題なく継続可能だろう。また、プロジェクトの関係者や教員、家族だけでなく、たまたま通りかかった人でも、iPadなら皆が使っているものであるから簡単にサポートできる。障碍者と健常者の間に橋を渡すという役割を彼らは担ってくれた。また、障碍者支援ツールとしてのiPadの可能性を、彼らは大きく切り拓いたのである。
2016年03月18日日本マイクロソフトは11月27日、ICT活用を推進する学校への支援プログラム「Microsoft Associate Showcase School 2016 エビデンス・チャレンジ」の募集を12月1日より開始すると発表した。より広くタブレットPCの活用や校務の情報化などの実践を支援することを目的としている。このプログラムは、マイクロソフト本社が認定する教育ICT先進校プログラムで、世界中から約150校が選出される。「ICTで教育を変えたい」という強いビジョン持ち、ICTを日常的に授業に活用し、実践を広めていくことできる意思のある学校が認定されるもので、1年の任期で活動を行い、実践内容のレポートを提出する。同時に、日本市場として「エビデンス・チャレンジ」の展開も行う。この試みは、自治体における教育のICT化を進めるために、ICT導入による効果などについて、科学的根拠(エビデンス)を取る目的で行われる。マイクロソフトが持つ海外での知見を、日本で実証するプログラムとして、学校を選定する。募集期間は、12月1日~2016年1月31日。認定期間は、認定より1年間で、実践支援費10万円やエビデンス取得ノウハウ・導入サポート、教員研修や授業公開などに利用する機材の短期(数週間)貸し出しなどが行なわれる。同時に、1年間の実践を終えたMicrosoft Showcase Schoolのベストプラクティスをまとめた研修コース「タブレットPCとOffice 365を活用した教材作成と運用実践」の無償提供プログラムも用意する。
2015年12月01日カドカワはこのほど、同社が2016年4月に開校を予定している「N高等学校」学校説明会・個別相談会の臨時開催を発表した。○KADOKAWA 中経出版のオリジナル教材を使用以前にマイナビニュースでも紹介した「N高等学校」は、現在のネット社会に対応した新しい高校。授業やレポート提出をネットで行うため、生徒は時間を問わず自身のペースで授業を受けたり、ネットを通じて講師に質問することができる。同校では、大学進学を目指すためのオリジナルカリキュラム授業をネットを通して行う。学習参考書の出版社として約30年の歴史を持つ KADOKAWA 中経出版の全面協力によるオリジナル教材を用いて、大学受験に必要な実力を養う。また、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で坪田塾塾長の坪田信貴氏がスペシャルサポーターを務める講師陣の指導も実施。これまでのネット授業にはなかった双方向性のある授業のため、同級生と一緒に教室で授業を受けている感覚で受講できるのも特徴だという。通常科目だけでなく、業界のプロフェッショナルから、多種多様な「課外授業」をネットで受講することも可能。ドワンゴのトップエンジニア陣から学ぶ「プログラミング授業」や、KADOKAWAから作品を出版する作家が教える「文芸小説創作授業」のほか、ゲーム、アニメなど、希望に沿ったカリキュラムを選択できる。○ネットオープンキャンパスも実施開校に先立ち、同社は11月1日にフクラシア東京ステーション、11月3日に梅田阪急ビルオフィスタワー26階で学校説明会を行うと発表していたが、東京開催の相談会が早期に定員に達したため、東京での臨時追加開催が決まった。追加開催日は11月7日、10時半~11時半に学校説明会、12時以降は個別相談会を行う。場所は1日と同じフクラシア東京ステーションを予定している。また、会場に来られない人のためにネットオープンキャンパスを開催。11月より月1回のペースでニコニコ生放送で配信する。初回となる11月9日21時配信分の講師は、Ruby開発者 まつもとゆきひろ氏。自身の高校生活、Ruby開発の発端、現在の取組み、開発中の新言語Streemについての課外授業を放送予定となっている。
2015年10月22日アライドアーキテクツは9月2日、SNSプロモーション総合支援プラットフォーム「モニプラ」において、企業が運営する公式YouTubeチャンネルのファン獲得を支援するサービスの提供を開始した。導入第一弾として、森永製菓の「キョロちゃんのムービーを見てチョコボールを当てよう! キャンペーン」を同日よりスタートしている。「モニプラ」は、SNSを活用したキャンペーンを基点に、Webプロモーションの成果向上をワンストップで支援するASPサービス。FacebookやTwitter、Instagramなど国内主要SNSのユーザーを対象に、写真コンテストやユーザー投票、アンケート調査などのWebキャンペーンを安価かつ容易に開催することができる。新サービスは、Webキャンペーンという間口の広いプロモーション施策と企業の「公式チャンネル」を掛け合わせることで、幅広いターゲットに向けて効率良く動画コンテンツを訴求することが可能となる。また、不特定多数のWebユーザーではなく、キャンペーンの応募ユーザー(=もとよりサービスに興味・関心を持つ消費者)を公式チャンネルへ呼び込むため、より高いプロモーション効果が期待できるという。さらに、応募ユーザーの情報はモニプラのデータベースに蓄積されるため、動画視聴後の商品・サービスに対する好意度の変化の計測など、動画を基点とした長期的なマーケティング施策に繋げることも可能だ。
2015年09月03日ソフトバンクとベネッセホールディングスの合弁会社であるClassi(クラッシー)は8月27日、同社が提供する学習支援クラウドサービスに1万本以上の動画コンテンツを提供すると発表した。この新しい「教材動画」コンテンツは9月上旬より提供を開始する。授業の冒頭に動画を使用することで、生徒の興味を引き出したり、内容の理解を深めたりすることができる。コンテンツは5分前後の動画を中心に構成されており、生徒にとって見やすい長さで、授業の中でも自宅学習でも、さまざまな場面で活用できる内容となっている。Classiは、今夏よりすでに教育系大手出版社とのパートナーシップにより多数の優良な問題集の配信を開始。今回も、優良な教育用動画を持つパートナーとの協業により、中学・高校向けに幅広い単元と難易度をカバーすると同時に、生徒の興味を引けるような多様な動画コンテンツを用意している。「教材動画」のコンテンツは、ベネッセコーポレーションとeboard、科学技術振興機構、学びエイドなどから提供を受ける。
2015年08月28日KDDIと増進会出版社、KDDI研究所は8月18日、ICTを活用した学校教育サービスを2015年度中に開始すると発表した。3社は「学校における先生の指導と生徒の学びを支援する」として、ICTを活用した学校教育サービスの提供に関する業務提携契約を締結。文教市場にむけて教育サービスの提案・販売を行う。KDDIはグループのLTEやWiMAXといった移動系ネットワークとFTTH、CATVなどの固定系ネットワーク、Wi-Fiを活用したネットワーク構築、デジタル端末のサポートを行う。グループ会社のKDDI研究所については、一人ひとりの学習習熟度やレベルに応じた効果的な学習を実現する「アダプティブラーニング」に適用できる「理解度推定技術」を開発しており、苦手な学習単元の原因を推定できるという。一方の増進会出版社は、グループ会社にZ会を持ち、通信教育から学校市場での模試、教材販売事業など、幅広い教育サービスを提供している。ほかにもグループ会社に栄光ホールディングスなども抱えている。同社はコンテンツ提供やすでに持つ販売チャネルを活用して私立中学・高校にサービス提案を行う。具体的な事業運営としては、8月下旬より営業の共同提案を開始。年度内に、学校向けの学習コンテンツ、授業支援サービスとICT活用のための学習環境の提供を行う。私立校では、ICT活用が加速すると見込まれていることから、中高一貫校向けの英語検定外教科書で定評のあるZ会の販売チャネルを活用する。また、Z会は2016年春より学校向け学習プラットフォーム「StudyLinkZ(スタディリンクス)」を提供予定で、デジタル教材などをプラットフォームを活用して展開する。また、今後は学習履歴をはじめとする「教育ビッグデータ」を活用した新たな学習環境の提案も検討するとしている。一方のKDDI側では、タブレットを中心としたデバイスの提供と教育の通信環境整備を開始。2016年以降、塾や予備校に通う学生も対象に、家庭利用も含めたライフスタイルに応じたスマートデバイスの提供、通信サービスの開発を目指す。アダプティブラーニングに関しては、「共同研究」として、KDDI研究所の技術を応用して、Z会の多様な教材について最適な学習方法を提示する機能の開発を進め、2016年度以降に提供する。携帯キャリアと文教市場の取り組みでは、ソフトバンクがベネッセとの合弁会社を設立した「Classi」が先行。すでに120を超える学校が導入しており、アダプティブラーニングに関する取り組みも行っている。
2015年08月18日アライドテレシスは4月2日、教育現場のIT環境整備を支援するためとして、レイヤー3/2スイッチや無線LAN、ルーター製品などの製品を、小学校・中学校・高等学校・大学・中等教育学校・特別支援学校といった文教ユーザーを対象に、有償サポートサービス5年付バンドル製品を「アカデミック製品」としてリリースし2018年3月30日出荷分まで特別価格で提供すると発表した。今回、アカデミック製品に802.11ac対応無線LANアクセス・ポイントである「TQ4000シリーズ」を追加、タブレット端末などを使用する授業に最適な無線LAN環境の構築を支援するという。また、AMF(Allied Telesis Management Framework)マスター機能に対応するスイッチである「SBx8100シリーズ」を追加。既にアカデミック製品として販売中のAMF対応製品と組み合わせることで、ネットワークの仮想化による教育委員会などからのネットワークの集中管理や、導入・障害時にも教師やICT支援員が容易に対応できるAMF環境の構築が、可能となるとしている。新規に追加した59製品(一部、予定を含む)を合わせ、同社のアカデミック製品は111製品になるとのことだ。
2015年04月03日NTTソフトウェアは、聴覚障がいのある児童生徒の授業を支援する「こえみる」を4月1日から販売すると発表した。特別支援学校では、聴覚障がいのある児童生徒に対する授業を先生が口話や手話などの多様なコミュニケーション手段を利用して行っており、特に、生活や学習につながる言葉や文章を児童生徒に理解してもらうには、繰り返し教えることが必要となっている。そのため、口話や手話などと同時に先生の発話を文字で表示することで、児童生徒が正しい言葉や新しい言葉をすばやく身につけ理解を深めることを目的に、NTTサービスエボリューション研究所がこえみるを開発。その後、NTTソフトウェアにおいて製品化に向けた実証研究を実施している。こえみるは、聴覚障がいのある児童生徒のコミュニケーションにおける情報保障を目的に、先生が話した言葉を高度な音声認識技術を用いてテキストに変換し、電子黒板やタブレット端末にリアルタイムに表示する。従来、手話で伝えにくかった言葉を伝えやすくできるだけでなく、先生が話す言葉の電子化・保存により、パソコン・スマートフォンなどから授業の振り返りを簡単に行うことができる。これにより、特別支援学校の授業で実証研究を行い、実用化に向けて先生方からの要望を反映し、こえみるを改良。今後、全国の聴覚障がいのある児童生徒に対する授業を行っている特別支援学校への導入を推進していく。システムには「手話では伝えにくい言葉を伝えやすく」「授業の準備作業を軽減し、円滑な授業進行を支援」「簡易に授業内容の振り返りが可能」等といった特長がある。サービス提供価格は月額1万2500円(1教室)。クラウド環境を使わず自社にサーバを設置するSI型も提供するが、その際は「音声認識サーバ」と「管理・閲覧サーバ」が必要となる。
2015年03月25日日本テレビホールディングスが修復を支援して開催する特別展『サモトラケのニケ・傑作の再発見』が3月5日、パリのルーヴル美術館で始まった。この特別展は、1863年にエーゲ海北東のサモトラキ島で断片の状態で発掘された彫刻「サモトラケのニケ」を日テレHDが中心となって修復を支援したことを受けて開催されているもの。修復された「サモトラケのニケ」に加え、この彫像が19世紀後半にルーヴル美術館で再構成されて以降、今回の最新の修復完了に至るまでの様々な歴史的資料も併せて展示されている。なお、日テレHD当社とルーヴル美術館は、今後20年間にわたり定期的に美術展を開催するパートナーシップを結んでおり、現在も『ルーヴル美術館展日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』を東京・六本木の国立新美術館で開催中(6月1日まで。その後6月16日(火)から9月27日(日)まで京都市美術館で開催)。
2015年03月05日ヘアメイク:JunJun 人気ヘアメイクアーティストの「JunJun」さんが、学校で男女共に評判なっちゃうキュートメイクを教えてくれました! 学校にピッタリのメイクやつけま選びって? コスメはもちろん、JunJunテクに注目です!!小梛準子メイク前メイク後メイクのコツ・ポイント眉はナチュラルに仕上がるため、毛のない部分をパウダーで埋める程度でピンクシャドウををアイホール全体と下まぶたに入れるピンクは目元のくすみを飛ばしてくれるので、明るい印象にペンシルアイライナーで粘膜部分のに埋め、表面にラインが見えないようにすることで、後からつけるつけまつげとのバランスをとるこのビューラーは、1プッシュで3段階カールができてまつ毛に優しいのでオススメです黒色のグルーは白浮きしないので、つけま初心者さんも使いやすいです目尻の長いタイプのつけまつげを平行に少し目尻をオーバーめにした状態でつけるつけたら、目を開けて、目尻の毛を少しタレ気味になるように調整するまつ毛をつけたら、隙間をリキッドアイライナーで埋めるチークはコーラルピンクをこのメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年01月27日日産自動車は4日、軽自動車「デイズ」と「デイズ ルークス」に衝突回避を支援する「エマージェンシーブレーキ」を搭載した特別仕様車「Vセレクション+Safety II(プラスセーフティツー)」を設定して発売した。Vセレクション+Safety IIは、10月に設定された「Vセレクション+Safety」シリーズの第二弾で、デイズだけでなくデイズ ルークスにも設定を広げた特別仕様車。デイズとデイズ ルークスの量販グレード「X」と「ハイウェイスターX」をベースに、「アラウンドビューモニター」「エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」等を特別装備して、購入しやすい価格設定としている。また、デイズとデイズ ルークスの「X」と「ハイウェイスターX」を除く全グレードに、「エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「VDC」等をセットにした、パッケージオプションの設定も行われた。価格は、デイズ Vセレクション+Safety IIが128万880円~152万7,120円、デイズ ルークス Vセレクション+Safety IIが140万7,240円~171万5,040円(いずれも税込)。なお、同社関連会社のオーテックジャパンも、デイズとデイズ ルークスのカスタムカー「ライダー」シリーズや、福祉車両のライフケアビークル「アンシャンテ」に、特別仕様車「Vセレクション+Safety II」を新たに設定して4日に発売した。
2014年12月04日ソフトバンクとベネッセホールディングスは合弁会社「Classi(クラッシー)」を設立し、学校教育におけるICT活用をソフト・ハードの両面から総合的に支援するサービスの提供を2015年度から開始すると発表した。両社によると、「学習状況などの記録・共有で、生徒一人ひとりの学習の見える化」「量と質を備えたコンテンツの活用により、生徒の学習を充実化」「安心安全なICT環境の構築」を実現するという。Classiは、小テストや宿題で活用できる問題などのコンテンツと、教師が生徒の学習状況などを記録し、面談などで活用できる各種指導用アプリケーションを提供。これらのアプリケーションは、教師がタブレットなどに簡単に記録・閲覧できるようなユーザーインタフェースを採用しており、自動集計や情報共有の促進により世界一勤務時間が長いと言われる日本の教師の校務の効率化を可能にする。ソフトバンクグループは、各学校の必要に応じて、安心安全なセキュリティシステムを備えたタブレットやクラウドサービスなどを提供。一方でベネッセは、全国各地区の学校担当者によるコンサルテーションを通じて、各学校に最適な提案を行うなど、それぞれの強みを生かして、ICT教育を推進するための総合的なサービスを提案する。Classiは4月4日に設立しており、今年度は全国100校がモニターとして利用。学校現場の課題や先生の活用実態についての検証を重ねた上で、2015年4月より、高校および中学校向けに正式サービスを開始する。今後、小学校や大学などにも順次拡大していく予定だという。また、教科書や問題集、動画などの教材を持つパートナー各社と連携することで良質なコンテンツを拡充し、生徒の状況に応じた教師の個別指導や生徒自身の個別学習を支援していく。3社は、教育におけるICT活用の重要性と今後の一層の高まりを見据え、学校教育、家庭学習の両方の領域で、最新のテクノロジーも活用しながら、未来を生きる子供たちによりよい学びを提供できるよう新たな教材・サービスの開発に取り組んでいく。
2014年11月12日アメリカンホームでは、地域貢献活動の一環として、毎年富山県に所在する学校へ樹木の寄贈を実施しており、今年度は7校目となる富山県立ふるさと支援学校に、『紅梅』を寄贈した。同社は、地域貢献活動の一環として、樹木を育て花を咲かせることで子ども達に笑顔になって欲しいという願いをこめて、2006年に富山リレーションシップセンターを開設して以来、富山での地域貢献活動を積極的に行っている。今年度は7校目となる富山県立ふるさと支援学校に、『紅梅』を寄贈。同校で行われた目録贈呈式には、同社会長の後藤久雄氏が出席し、生徒代表に目録を贈呈した。生徒代表は「ずっと花を見られるように、大切に育てていきたい」とお礼の言葉を述べたという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月25日学費支援プラットフォーム「studygift(スタディギフト)」では28日、同サイトで学費支援の呼びかけを行っていた坂口綾優さんについて、坂口さん自身から返金を希望する申し出があり、今回の支援金を一旦返金する方向で、支援者と話をすすめることが最善であるという結論に達したことが発表された。「studygift(スタディギフト)」は、奨学金の利息が払えず学校に通えなくなってしまうといったような学生が、「大学で学びたい事」や「将来の大きな夢」を語り、学費を支援してくれるサポーターを探す事ができるプラットフォームとして開設。サポーターが支援できるのは、目標金額の75%までで、残りの25%はアルバイトや他の活動によって自力で集めることをルールとしていた。坂口綾優さんは、大学に行きたくても学費が払えなくて学校に行けないという状況だったといい、studygiftからの援助を受け、学費を支援するサポーターを募集していた。だが28日、「studygift」サイト上では、坂口綾優さんへの支援について、「ご支援を頂いた方々はもとより、studygiftに関心を持って頂いた多くの方々に対して、多大な混乱を招いてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「坂口さんの現状説明において、スタッフによる確認不足や、誤解を招く様な表現がございました」「またそれらに対し、ユーザー様へのご説明に不足する部分が多々ありましたことも、紛れも無い事実」とし、「今回の事態を厳粛に受け止め、至らない点を改善していく所存」としている。その上で、坂口さん自身から返金を希望する申し出があり、今回の支援金を一旦返金する方向で、支援者と話をすすめることが最善であるという結論に達したことを明らかにした。今後の動きに関しては、弁護士などの専門家らと相談しながら協議し、決定次第サイトで告知するとしている。また、studygiftの活動再開時期は未定としながら、「私たちの学生を救いたいという気持ちは変わっておりません」とも記載している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日東北銀行は12日、震災復興支援の一環として、住宅再建を支援する復興支援住宅ローン「未来飛行」を発売した。販売期間は31日まで。同商品の対象は罹災証明書保有者で、被災後も残っている住宅ローンをまとめることも可能。融資利率は、変動金利方式と固定金利方式の2種類から選択でき、各種公共料金、東北JCBカード、給与振込、年金振込の中から3件以上契約した場合はキャンペーン金利から年0.1%引き下げる。保証料はない。利用するには、借入時年齢が満20歳以上満71歳未満で、81歳まで(満82歳)に完済できること、前年度の税込年収が150万円以上、勤続年数6カ月以上または営業年数3年以上であること、同行が指定する団体信用生命保険への加入、そのほか同行所定の条件を満たすことが条件となる。なお、三大疾病保障特約付団体信用生命保険の利用者は、借入年齢が満20歳以上51歳未満で、75歳まで(満76歳未満)に完済できることが求められる。融資金額は、50万円以上5,000万円以内(10万円単位)、融資期間は、1年以上35年以内(1年単位、据置期間1年以内を含む)。返済方法は、毎月元利均等分割返済で、融資金額の50%を上限として6カ月ごとの増額返済ができる。保証人は法定相続人1名以上、ただし、連帯債務者の場合は原則不要。取扱手数料は、融資額1,000万円未満では5万2,500円、同1,000万円以上では10万5,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日男女別学校。学校にいけば異性がいたという共学校の出身者がいる一方で、あえて異性との関係を断ち切り、同性のみの学校へ通っていたという方もいると思います。共学校出身者からは謎のベールに包まれたあの塀の中では、いったいどんな日常が繰り広げられていたのでしょうか。マイナビニュース読者の男女別学校出身者にアンケートで、在学中のエピソードをお聞きしました。調査期間:2011/12/28~2012/1/5アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■女子高エピソード編「学校でエロ本を回し読み。いいところのページになぜかハローキティの付せんが……」(25歳/女性)ハローキティの付せんというところに女子力を感じます。でも、もっと根底の部分から女子を磨いた方がいいような……。「夏に使った水着が冬になってもロッカーに放置されたまま。女子だけだと、いろいろと気を抜きすぎる」(24歳/女性)使用済み水着というワードにドキドキ。でも半年前に使った水着って……。「卒業記念品が口紅を塗るためのブラシだった」(26歳/女性)女性らしい身だしなみまで教えるというのは、なかなか女子校らしいエピソード。■男子校エピソード編「女人禁制の寺に泊まる行事があった」(22歳/男性)そこまでして何を鍛えていたのでしょうか。「ジャージを持ち帰らず、ロッカーに放置していたら悪臭騒ぎが……」(25歳/男性)このほかにも「洗い立てのジャージを着ているやつを見ると、『今日何かあるの?』と声をかけてしまう」(28歳/男性)という方も。ジャージを洗っている人の方がマイノリティー……?「異性に飢え、出会いを求め、塾に通う」(23歳/男性)さぞかし勉強が身に入らなかったことと思います。「妹や姉のいるクラスメイトの家に行くことが流行る。かわいい姉妹がいるやつはヒーロー扱い」(27歳/男性)家に友達を招き入れていた当人はどんな気持ちだったんでしょうか……。異性と隔離された数年間を過ごした皆さん。一見寂しい学生生活だったのかと思いきや、学校生活は、「派閥もいじめもなく快適な3年間」(30歳/男性)、「女子だけのあの楽しさは二度とないと思う」(28歳/女性)と、その状況を楽しんでいた方も多く見受けられました。社会に出てから同姓だけで数年を過ごす経験なんてなかなかできないもの。思春期を特別な環境で過ごすということは、人生に二度とない貴重な経験だったのかもしれません。(山本莉会/プレスラボ)
2012年02月26日ナイキジャパンは2月20日、ランニングを支援する同社のセンサー製品「Nike+」とソーシャルメディアを活用した被災地支援のための取り組み「RUN TOGETHER」を3月11日(日)午前0時より実施すると発表した。「Nike+」は、iPhoneやiPodなどと連携させることでランニング時の距離や走行時間、消費カロリーなどを測定できるもの。この製品のユーザーは誰でも同イベントに無料で参加できる。「Nike+」のユーザーが「RUN TOGETHER」の専用サイト(runtogether.jp)にエントリーすると、収集されたランニングの距離データ1kmにつき500円が災害支援のために寄付される。また、同施策はFacebookなどのSNSとも連携し、「いいね!」をクリックするだけでも寄付が行える(「いいね!」のクリック1回につき1円)仕組みとなっている。なお、同社のこの施策は同社の被災地支援活動「ALL for Japan」の一環として実施されるもので、日本国土の外周に相当する3万2000kmがイベント参加者の合計距離の達成目標とされている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月21日東北支援ボランティアを積極展開山野愛子美容専門学校の校長で、タレント品川祐の従兄弟としても知られる、山野愛子ジェーン氏が、自身のブログで、東日本大震災の被災地となった東北地方に入り、ボランティアイベントに参加したことを報告している。以前から美容福祉の実践に力を入れている同氏は、今回、福島県いわき市の「ハワイアンリゾート」で開催されたKONISHIKI主催の子供向けボランティアイベントに参加したのだとか。そこで、彼女が理事を務める山野学苑として「七五三の着付けフォトブース」を特別展開したそうだ。美容界からも希望をスタッフ一同でボランティア活動に臨み、この着付けフォトブースでは、19日に2時間で42人、20日には53人の子供たちに753のヘアメイクや着付けを施したそうだ。ホテルの宴会場を利用して行われたこのイベント、綺麗に着付けをした姿での子どもたちの記念写真撮影も行い、それぞれの思い出に残るものとしたようだ。まだまだ基本的な生活にも不便を感じることの多いであろう地だが、美容界からも、少しでも希望の光となるようなアクションの輪が広がり、継続されることを願いたい。元の記事を読む
2011年11月27日ブルターニュの伝統料理“ガレット”を中心に、前菜からデザートまでフルコースで楽しめる店として人気の『カフェ クレープリー ル ブルターニュ』、『ブレッツカフェ クレープリー』(株式会社ル ブルターニュ)では、 9月9日(金)~11日(日)の3日間、 震災で被災した子供たちを支える国際NGO「プラン・ジャパン」の活動に協力するための特別メニュー <ムニュー ド ブルターニュ>を提供。売上げの一部をプラン・ジャパンに寄付し、被災地の子どもたちを応援するプロジェクトに役立てるためのチャリティーキャンペーンを実施する。プラン・ジャパンを14年間支援しつづけている 株式会社ル ブルターニュは、本店のあるフランス・カンカルが、被災地と同様に漁業や海運で栄えた地域であることから、カキ養殖用のロープの提供や、気仙沼向洋高校への支援、また南相馬市給食センターへの食糧支援や各地炊出しなど、既に数々の支援活動を続けている。今回のチャリティーメニューは、プラン・ジャパンが震災後、緊急支援活動の一環として写真や映像を通じて子どもたちの声を発信することを目的に被災地で実施した「子ども・メディアプロジェクト」の 写真展/報告会 を都内で開催する時期(9月11日に開催)に合わせて実施されるもの。<ムニュー ド ブルターニュ>は、メイン「マグレ鴨とブルターニュ産アーティチョークのガレット」、デザート「自家製りんごのコンポートとそば風味のキャラメルブールサレのクレープ アイスクリーム添え」、ドリンクにコクがあるのにすっきりした味わいで人気のシードル・オーガニックをコース価格2,480円で提供。同メニューを注文すると、宮城県の子どもたちが撮影した写真を使用したプラン・ジャパンのオリジナルポストカードもプレゼントされる。日時:2011年9月9日(金)~11日(日)場所:ル ブルターニュ神楽坂店・表参道店、ブレッツカフェクレープリー新宿タカシマヤ店・銀座店・赤坂店・川崎店・名古屋店 計7店お問い合わせ:株式会社ル ブルターニュ Tel 03-3235-6457取材/松浦明
2011年09月07日「ハイアット リージェンシー 京都」では、親子で楽しめる夏休みスペシャル企画として、野外クッキングクラス「自然学校 in 大原」を開催する。今年で2回目の開催となるこの野外クッキングクラスは、まずホテルから参加者全員で大原大見町へ足をのばし、手付かずの自然が残る山の中にある藤井康裕さんの農地での有機野菜の収穫体験をした後に、同ホテル総料理長ショーン・キーナンさんの野外クッキングクラスで一緒にBBQを楽しむ、というスペシャルな企画。大原大見町は、京都市内から車でわずか1時間の場所にありながら、都会の喧噪や蒸し暑さを忘れるような悠久のふるさと。木陰に自然の涼しさを感じながら蝉の声に耳を傾けたり、清流の流れにオニヤンマを見つけたり…。普段の生活ではなかなか体験できないネイチャーエコを取り入れたこの特別なプログラムは、夏休みの家族の想い出づくりはもちろん、自由研究のテーマ探しにもぴったり。開催日程は8月8日(月)と差し迫っているので、まずは 下記までお問い合わせを。●クッキングクラス 特別講座「自然学校 in 大原」開催日:2011年8月8日(月)参加費:大人9,000円 子供(12歳以下)4,500円ご予約・お問い合せ:mail cookingclass.kyoto@hyatt.com (メールまたはFAXにて受付)fax. 075-541-3256取材/松浦明
2011年07月27日